JP2004043432A - Prophylactic agent for hiv infection - Google Patents

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JP2004043432A
JP2004043432A JP2003113347A JP2003113347A JP2004043432A JP 2004043432 A JP2004043432 A JP 2004043432A JP 2003113347 A JP2003113347 A JP 2003113347A JP 2003113347 A JP2003113347 A JP 2003113347A JP 2004043432 A JP2004043432 A JP 2004043432A
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Japan
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phenyl
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amino
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JP2003113347A
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Japanese (ja)
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Katsunori Takashima
高 島 勝 典
Yuji Iizawa
飯 澤 祐 史
Mitsuru Shiraishi
白 石   充
Yoshihiro Sugihara
杉 原 芳 博
Masanori Baba
馬 場 昌 範
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a new medicine exhibiting excellent effect on prophylaxis of HIV infection in blood transfusion and the use of blood products. <P>SOLUTION: The prophylactic agent for HIV infection in blood transfusion and the use of blood products comprises a compound having CC kemokine receptor antagonism (preferably CCR5 and/or CCR2 antagonism). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCケモカイン受容体(本明細書中、CCRと略称する場合がある)拮抗作用を有する化合物を含有してなる輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
HIV−1はCD4陽性T細胞に感染する際にG蛋白結合型受容体(G−protein coupled receptor: GPCR)の一種であるCCR5および/またはCXCR4をコレセプターとして利用する(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5および非特許文献6参照。)。CCR5およびCXCR4以外にもCCR2(例えば、非特許文献7参照。)、CCR3(例えば、非特許文献5参照。)、APJ(例えば、非特許文献8参照。)、Chem R23(例えば、非特許文献9参照。)、GPR1、GPR15/BOB(例えば、非特許文献10参照。)、STRL33/BONZO(例えば、非特許文献11参照。)などのGPCRもコレセプターとして利用され得ることが見出されているが、CCR5およびCXCR4以外のコレセプターについては実際のHIV感染発症との関連性は不明である。HIV−1はコレセプターの利用能によりCCR5をコレセプターとして利用するものはR5 HIV−1、CXCR4をコレセプターとして利用するものはX4 HIV−1、その両方をコレセプターとして利用しているものはR5X4 HIV−1と呼ばれる(例えば、非特許文献12参照。)。
【0003】
HIV−1のコレセプター利用能とHIV感染症の病態には密接な関係があることが知られている。すなわち、初感染はR5 HIV−1によって引き起こされ、AIDS発症までの無症候性期にはR5 HIV−1が主に分離され、AIDS期に近づくにつれて次第にR5X4 HIV−1やX4 HIV−1が有意に分離されるようになる(例えば、非特許文献13、非特許文献14および非特許文献15参照。)。
【0004】
日本における献血者のHIVスクリーニング検査におけるHIV検査陽性例は平成12年には献血者数約590万例に対して67例であることが報告されている。このうち3例については抗体検査陰性で遺伝子検査陽性の感染初期例であり、これらはいわゆるwindow 期(HIVに感染してから抗体が陽性と検出されるまでの期間)に献血されたものと考えられる(例えば、非特許文献16参照。)。また、抗体スクリーニング検査開始以降現在までに輸血による感染が否定できない感染例も報告されており、これらはwindow 期に献血された血液の輸血が原因ではないかと考えられている(例えば、非特許文献17参照。)。抗体検査では22日間であったwindow 期が遺伝子検査の導入により11日間に短縮されるものの、なお11日間のwindow 期が残るために検査のみでは献血血液による輸血感染を完全には防止することが出来ず、今後もwindow 期の献血血液による輸血感染例が増大する可能性が危惧される。また、多人数の血漿や血清をプールして製造されている輸入品の標準管理血清や免疫グロブリン製剤などの血液製剤についても同様の理由で今後も感染源としての可能性を否定できない。
【0005】
輸血および血液製剤使用時におけるHIV感染ではウイルスが血中に直接侵入してCD4陽性リンパ球に感染するが、その際にウイルスはCCR5のようなCCRをコレセプターとして利用する。したがって、コレセプターへのウイルスの結合を阻害し、宿主細胞へのウイルスの侵入を阻止できるような化合物、たとえばCCR拮抗作用を有する化合物は輸血および血液製剤使用時におけるHIV感染症を予防できると考えられる。一方、既存の抗HIV薬である逆転写酵素阻害薬やプロテアーゼ阻害薬はウイルスが宿主細胞に侵入した後の過程で作用することから感染予防という意味での効果はあまり期待できない。本発明者らは、これまでにCCR5拮抗作用を有するTAK−779がR5 HIV−1によって引き起こされるHIV−1感染に対して感染阻止効果を示すことを報告している(例えば、非特許文献18参照。)。また、日本人の血友病患者における長期未発症者およびHIV抗体陰性者のケモカインレセプターの遺伝子多型が調べられており、このようなハイリスクファクターグループにおけるCCR2−64I/CCR5−59653Tの遺伝子多型がAIDS発症阻止ばかりでなく、HIV感染の阻止にも関与していることが報告された(例えば、非特許文献19参照。)。CCR5および/またはCCR2がHIV感染成立に重要な役割を果たしていることが示唆される。
【0006】
一方、CCR拮抗作用を有する化合物としては、種々知られている(例えば、特許文献1〜9を参照)。しかしながら、CCR拮抗作用を有する化合物が、輸血および血液製剤使用時におけるHIV感染症を予防するという報告はなされていない。
【0007】
【非特許文献1】
Science 272, 872−877(1996)
【非特許文献2】
Nature 381, 661−666(1996)
【非特許文献3】
Nature 381, 667−673(1996)
【非特許文献4】
Science 272, 1955−1958(1996)
【非特許文献5】
Cell 85, 1135−1148(1996)
【非特許文献6】
Cell 85, 1149−1158(1996)
【非特許文献7】
Cell 87, 437−446(1996)
【非特許文献8】
J.Virol. 72, 6113−6118(1998)
【非特許文献9】
Eur.J.Immunol. 28, 1689−1700(1998)
【非特許文献10】
J.Exp.Med. 186, 405−411(1997)
【非特許文献11】
J.Exp.Med. 185, 2015−2023(1997)
【非特許文献12】
Nature 391, 240(1998)
【非特許文献13】
J.Virol. 66, 1354−1360(1992)
【非特許文献14】
J.Infect.Dis. 169, 968−974(1994)
【非特許文献15】
J.Exp.Med. 185, 621−628(1997)
【非特許文献16】
総合臨床 50, 2698−2703(2001)
【非特許文献17】
Mebio 15, 6−11(1999)
【非特許文献18】
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 96, 5698−5703(1999)
【非特許文献19】
第15回日本エイズ学会(2001年12月)
【特許文献1】
国際公開第99/32468号パンフレット
【特許文献2】
国際公開第99/32100号パンフレット
【特許文献3】
国際公開第00/10965号パンフレット
【特許文献4】
国際公開第00/37455号パンフレット
【特許文献5】
国際公開第00/68203号パンフレット
【特許文献6】
国際公開第00/76993号パンフレット
【特許文献7】
国際公開第00/66551号パンフレット
【特許文献8】
国際公開第01/25200号パンフレット
【特許文献9】
国際公開第01/25199号パンフレット
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防において、格別に顕著な効果を発揮する新規薬剤を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ウインドウ期(window period)に献血あるいは供血された血液中に混入しているHIVはスクリーニング検査によっても検出されない可能性があり、その結果として輸血時および血液製剤使用時にそのレシピエントにおいてHIV感染が引き起こされる可能性が考えられるため、本発明者らは、CCR拮抗作用を有する薬物がHIV感染予防薬として働き得る可能性があることに着目し、種々検討した結果、CCR5拮抗薬が輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防に有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち本発明は、
(1)CCR拮抗作用を有する化合物を含有することを特徴とする輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防剤、
(2)CCRがCCR5および/またはCCR2であるである上記(1)記載の予防剤、
(3)CCR拮抗作用を有する化合物がN−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−{3−[4−({4−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}スルホニル)−1−ピペリジニル]プロピル}−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、1−アセチル−N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(エチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(エチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−N’−(4−クロロフェニル)−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−{3−[4−(4−フルオロベンジル)−1−ピペリジニル]プロピル}−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(4−モルホリニルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(4−メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−フェニルウレア、4−{[1−(3−{[(4−クロロアニリノ)カルボニル]アニリノ}プロピル)−4−ピペリジニル]メチル}ベンズアミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−メチル−5−オキソ−3−ピロリジンカルボキサミド、1−ベンジル−N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−5−オキソ−N−フェニル−3−ピロリジンカルボキサミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−1−(2−クロロベンジル)−5−オキソ−N−フェニル−3−ピロリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−{3−[4−(4−フルオロベンジル)−1−ピペリジニル]プロピル}−1−メチル−5−オキソ−3−ピロリジンカルボキサミドおよびN−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−5−オキソ−N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−2−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジニル]アセトアミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−2−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジニル]アセトアミド、3−(1−アセチル−4−ピペリジニル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)プロパンアミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヒドロキシ−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミドまたはその塩である上記(1)記載の予防剤、
(4)CCR拮抗作用を有する化合物がヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、ヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−モルホリノフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、7−(4−エトキシフェニル)−N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、ヨウ化 N,N−ジメチル−N−[4−[[[2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アンモニウム、ヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−2−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、塩化 N,N−ジメチル−N−(4−(((2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウム、塩化 N,N−ジメチル−N−(((7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N−(4−オキソシクロヘキシル)アンモニウム、塩化 N−(4−(((7−(4−エトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N,N−ジメチル−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウム、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−プロポキシフェニル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(4−ブトキシフェニル)−N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−[N−メチル−N−(2−プロポキシエチル)アミノ]フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[2−クロロ−4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(3−メチル−4−プロポキシフェニル)−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(3,4−ジプロポキシフェニル)−N−(4−((N−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)フェニル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−1−エチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−エチル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−エチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−ホルミル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−ベンジル−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−シクロプロピルメチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(3,4−メチレンジオキシ)フェニル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(2−メチルオキサゾール−5−イル)−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−アリル−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(3−チエニル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(チアゾール−2−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(1−メチルピラゾール−4−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(1−エチルピラゾール−4−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−イソブチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]− 7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(チアゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、もしくは7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(2−メチルテトラゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミドまたはその塩である上記(1)記載の予防剤、
(5)CCR拮抗作用を有する化合物を含有してなる輸血用血液または血液製剤、
(6)CCR拮抗作用を有する化合物を含有してなる輸血用血液または血液製剤を投与することを特徴とするHIV感染を予防する方法、
(7)輸血時または血液製剤使用時に有効量のCCR拮抗作用を有する化合物を投与することを特徴とするHIV感染を予防する方法、
(8)輸血時または血液製剤使用時が輸血または血液製剤使用の1時間前ないし同時である上記(7)記載の方法、
などに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において用いられるCCR拮抗作用を有する化合物は、特にCCR5および/またはCCR2拮抗作用、なかでもCCR5拮抗作用を有する化合物が好ましい。すなわち、CCR5およびCCR2のうちの一つの受容体の拮抗作用を有する化合物、またはこれらの二つの受容体の拮抗作用を併せ持つ化合物が好ましい。
【0012】
CCR2拮抗作用を有する化合物としては、例えば、国際公開第99/32468号パンフレット、国際公開第99/32100号パンフレット、国際公開第00/68203号パンフレットに記載のアニリド系化合物が、CCR5拮抗作用を有する化合物としては、例えば、上記アニリド系化合物の他、例えば、ピペリジン誘導体(国際公開第00/66551号パンフレット、国際公開第01/25199号パンフレット、国際公開第01/25200号パンフレット、特願2000−328851)、4級アンモニウム部を有するアニリド誘導体(例えば、上記非特許文献18およびJ. Med. Chem. 2000, 43, 2049−2063に記載の化合物)等が挙げられる。
【0013】
より具体的にはつぎの化合物群が挙げられる。
(1)CCR5拮抗作用を有する式:
【化1】

Figure 2004043432
(式中、R は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい非芳香族複素環基を、R は置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい非芳香族複素環基を示すか、またはR とR が結合してAと共に置換基を有していてもよい複素環基を形成してもよく、AはNまたはN−R ・Y (R は炭化水素基を、Y はカウンターアニオンを示す)を、R は置換基を有していてもよい環状炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、naは0または1を、R は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有していてもよいアミノ基Eはオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基を、G は結合手、COまたはSOを、G はCO,SO,NHCO,CONHまたはOCOを、Jはメチンまたは窒素原子を、QおよびRはそれぞれ結合手または置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素をそれぞれ示す。ただし、G がOCOのときJはメチンであり、QおよびRの双方が結合手ではなく、またG が結合手のときQおよびRはいずれもオキソ基で置換されない。)で表される化合物またはその塩、
(2)式:
【化2】
Figure 2004043432
(式中、Rb1は置換基を有していてもよい炭化水素基を、Rb2は置換基を有していてもよい環状炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、Rb3はハロゲン原子、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、スルホン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいC1−4アルキル基、置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、置換基を有していてもよいアミノ基、ニトロ基またはシアノ基を、Rb4は水素原子または水酸基を、nbは0または1を、pbは0または1ないし4の整数を示す。)で表される化合物またはその塩、
(3)式:
【化3】
Figure 2004043432
(式中、Rc1は炭化水素基を、Rc2は炭素数2以上の炭化水素基を示し、またRc1とRc2が結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環を形成してもよく、Rc3は置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、Rc4は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、Eはオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基を、GはCOまたはSOを、Jは窒素原子または置換基を有していてもよいメチン基を、QおよびRはそれぞれ結合手または置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素基を示す。)で表される化合物またはその塩、
(4)式:
【化4】
Figure 2004043432
[式中、A
【化5】
Figure 2004043432
{式中、Rd3は(1)置換基を有していてもよい炭化水素基、(2)置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基または(3)置換基を有していてもよいアミノ基を、Xは結合手、−SO−または−CO−を、ndは1ないし3の整数を、mdは0または1ないし3の整数を、Rd4およびRd5はそれぞれ同一または異なって水素原子またはC1− アルキル基を、Rd6はヒドロキシ基、C1− アルキル基またはC2−6アルケニル基をそれぞれ示す}で表される基を、rdは2ないし4の整数を、Bは結合手、−CH−、−SO−、−SO−、−S−、−O−、−CO−、−NRda−SO−または−NRda−CO−(ただし、Rdaは水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基またはC3−8シクロアルキル基を示す)を、pdおよびqdはそれぞれ0または1ないし4の整数を、Rd1はハロゲン原子、C1−6アルキル基、C2−4アルケニル基、C1−4アルカノイル基、C1−4アルコキシ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、ヒドロキシ基、アミノ基、アミジノ基を、Rd2は1)ハロゲン、2)置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、3)置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−4アルコキシ、4)ニトロ、5)シアノ、6)ヒドロキシ、7)C1−4アルカノイルアミノ、8)SONRdbdc、9)SOdd、10)CONRdbdc、11)NRdbdcまたは12)NRda−SOdd{ただし、Rdaは前記と同意義であり、RdbおよびRdcは同一または異なって(1)水素原子、
(2)置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル基または(3)置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル基を示すか、またはRdbとRdcが結合して窒素原子と共に環状アミノ基を形成していてもよく、RddはC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を示す}をそれぞれ示し、pdが複数のとき個々のRd1は互いに同一または異なっていてもよく、qdが複数のとき個々のRd2は互いに同一または異なっていてもよい]で表される化合物またはその塩、
(5)式:
【化6】
Figure 2004043432
[式中、Re1は置換されていてもよい5〜6員環基を示し、Xe1は結合手または直鎖部分を構成する原子数が1ないし4個である2価の基を示し、Wは式:
【化7】
Figure 2004043432
(式中、環Aおよび環Bはそれぞれ置換されていてもよい5〜7員環を示し、Ee1およびEe4はそれぞれ置換されていてもよい炭素原子または置換されていてもよい窒素原子を示し、Ee2およびE は置換されていてもよい炭素原子、置換されていてもよい窒素原子、酸化されていてもよい硫黄原子または酸素原子を示し、aおよびbはそれぞれ単結合または二重結合であることを示す)で表される2価の基を示し、Xe2は直鎖部分を構成する原子数が1ないし4個である2価の基を示し、Ze1は結合手または2価の環状基を示し、Ze2は結合手または直鎖部分を構成する炭素原子数が1ないし4個である2価の基を示し、Re2は(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよいアミノ基、(2)置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよい含窒素複素環基、(3)硫黄原子を介して結合する基、(4)式:
【化8】
Figure 2004043432
(式中、ekは0または1を示し、ekが0の時、燐原子はホスホニウム塩を形成していてもよく、Re5’およびRe6’はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい水酸基または置換されていてもよいアミノ基を示し、Re5’およびRe6’は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成していてもよい)で表される基、(5)置換されていてもよいアミジノ基または(6)置換されていてもよいグアニジノ基を示す]で表される化合物またはその塩が挙げられる。
【0014】
上記式(e1)で表される化合物またはその塩としては、より具体的にはつぎの化合物群が挙げられる。
1)式:
【化9】
Figure 2004043432
[式中、Re1は置換されていてもよい5〜6員環を示し、Weaは式:
【化10】
Figure 2004043432
(式中、環Aeaは置換されていてもよい5〜6員芳香環を示し、Xeaは置換されていてもよい炭素原子、置換されていてもよい窒素原子、硫黄原子または酸素原子を示し、環Bは置換されていてもよい5〜7員環を示す)で表される二価の基を示し、Ze2は結合手または直鎖部分を構成する炭素原子数が1ないし4である二価の基を示し、Re2aは(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基、(2)置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよい含窒素複素環基、(3)硫黄原子を介して結合する基または(4)式:
【化11】
Figure 2004043432
(式中、ekは0または1を示し、ekが0の時、燐原子はホスホニウム塩を形成していてもよく、Re5およびRe6はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよいアミノ基を示し、Re5およびRe6は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成していてもよい)で表される基を示す]で表される化合物またはその塩、
2)式:
【化12】
Figure 2004043432
[式中、Re1bは置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいチエニル基を示し、Yebは−CH−,−O−または−S−を示し、Re2b,Re3bおよびRe4bはそれぞれ置換されていてもよい脂肪族炭化水素基または置換されていてもよい脂環式複素環基を示す]で表される化合物またはその塩、
3)式:
【化13】
Figure 2004043432
[式中、Re1は置換されていてもよい5〜6員環を示し、環Aecは置換されていてもよい6〜7員環を示し、環Becは置換されていてもよいベンゼン環を示し、necは1または2を示し、Ze2は結合手または直鎖部分を構成する炭素原子数が1ないし4である二価の基を示し、Re2cは(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基、(2)置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよい含窒素複素環基、(3)硫黄原子を介して結合する基または(4)式:
【化14】
Figure 2004043432
(式中、ekは0または1を示し、ekが0の時、燐原子はホスホニウム塩を形成していてもよく、Re5’およびRe6’はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい水酸基または置換されていてもよいアミノ基を示し、Re5’およびRe6’は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成していてもよい)で表される基を示す]で表される化合物またはその塩、4)式:
【化15】
Figure 2004043432
[式中、R は式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、Redは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Xedは置換されていてもよいアルキレン鎖を示し、Ze1dおよびZe2dはそれぞれヘテロ原子を示す。)で表される置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜6員芳香環を示し、Redで示される基は5〜6員芳香環と結合して環を形成していてもよく、Yedは置換されていてもよいイミノ基を示し、Re2dおよびRe3dはそれぞれ置換されていてもよい脂肪族炭化水素基または置換されていてもよい脂環式複素環基を示す]で表される化合物またはその塩。
【0015】
式(I)中、Ra1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基等が挙げられる。好ましくは脂肪族鎖式炭化水素基または脂環式炭化水素基である。
【0016】
該脂肪族鎖式炭化水素基としては、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基等の直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族炭化水素基が挙げられる。好ましくはアルキル基である。該アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等のC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル等)等が挙げられる。該アルケニル基としては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6アルケニル基等が挙げられる。該アルキニル基としては、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アルキニル基が挙げられる。
【0017】
該脂環式炭化水素基としては、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられる。好ましくはシクロアルキル基である。該シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル等のC3−9シクロアルキル(好ましくはC3−8シクロアルキル等)等、また1−インダニル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。該シクロアルケニル基としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。該シクロアルカンジエニル基としては、例えば2,4−シクロペンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イル等のC4−6シクロアルカンジエニル基等が挙げられる。
【0018】
該アリール基としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC6−14アリール基等が好ましく、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が特に好ましい。
【0019】
a1で示される「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」における「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0020】
a1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」および「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」における「置換基」としては、例えば置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいイミドイル基、置換されていてもよいアミジノ基、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいチオカルバモイル基、置換されていてもよいスルファモイル基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましくは塩素、臭素等)、シアノ基、ニトロ基、スルホン酸由来のアシル基、カルボン酸由来のアシル基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアリールスルフィニル基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)置換していてもよい。
【0021】
置換基としての「置換されていてもよいアリール基」におけるアリール基としては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC6−14アリール基等が挙げられる。ここで、アリール基の置換基としては、ハロゲンで置換されていてもよい低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基、例えばフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、1,1−ジフルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、3,3−ジフルオロプロポキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシなどのハロゲン置換C1−4アルコキシ基等)、置換基を有していてもよいアリールオキシ(例えば、フェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−カルバモイルフェノキシ等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、置換基を有していてもよい低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等無置換のC1−6アルキル基、例えばフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、3,3−ジフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルなどのハロゲン置換C1−4アルキル基、等)、C3−8シクロアルキル(例えば、シクロプロピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘプチルなど)、アミノ基、モノ置換アミノ(例えばカルバモイルアミノ、メチルスルホニルアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノなど)、ジ置換アミノ(例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−メチルスルホニルアミノ、ジ(メチルスルホニル)アミノなど)、C1−6アルキルで置換されていてもよいカルバモイル基(例えば、ブチルカルバモイルなど)、ホルミル、C2−6アルカノイル基(例えば、アセチル,プロピオニル,ブチリルなどのC2−6アルカノイルなど)、C6−14アリール基(例えば、フェニル,ナフチルなど)、C6−14アリールカルボニル(例えば、ベンゾイル,ナフトイルなど)、C7−13アラルキルカルボニル(例えば、ベンジルカルボニル,ナフチルメチルカルボニルなど)、水酸基、アルカノイルオキシ(例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシなどのC2−5アルカノイルオキシ)、C7−13アラルキルカルボニルオキシ(例、ベンジルカルボニルオキシなど)、ニトロ基、置換されていてもよいスルファモイル基(無置換のスルファモイル基の他例えばN−メチルスルファモイル等)、置換されていてもよいアリールチオ基(例えばフェニルチオ、4−メチルフェニルチオ等)、−N=N−フェニル、シアノ基、アミジノ基、エステル化されていてもよいカルボキシル基(遊離のカルボキシル基の他、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル等のC1−4アルコキシカルボニル等)、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールチオ、C6−14アリールスルフィニル、C6−14アリールスルホニル、置換基を有していてもよい複素環基(例えばピリジル、チエニル、テトラゾリル、モルホリニル、オキサゾリルなどの他、下記Ra3で示される置換基を有していてもよい複素環基として述べたもの)等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は2個置換していてもよい。
【0022】
置換基としての「置換されていてもよいシクロアルキル基」におけるシクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等のC3−7シクロアルキル基等が挙げられる。ここで、シクロアルキル基の置換基としては、前記した「置換されていてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0023】
置換基としての「置換されていてもよいシクロアルケニル基」におけるシクロアルケニル基としては、例えばシクロプロぺニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。ここで、置換されていてもよいシクロアルケニル基の置換基としては、前記した「置換されていてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0024】
置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」におけるアルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル等のC1−6アルキル等が挙げられる。ここで、アルキル基の置換基としては、前記した「置換されていてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0025】
置換基としての「置換されていてもよいアルケニル基」におけるアルケニル基としては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6アルケニル基等が挙げられる。ここで、アルケニル基の置換基としては、前記した「置換されていてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0026】
置換基としての「置換されていてもよいアルキニル基」におけるアルキニル基としては、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アルキニル基が挙げられる。ここで、アルキニル基の置換基としては、前記した「置換されていてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0027】
置換基としての「置換されていてもよい複素環基」における複素環基としては、環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。
【0028】
「芳香族複素環基」としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル等の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環基または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環基)]などが挙げられる。
【0029】
「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0030】
置換基としての「置換されていてもよい複素環基」が有していてもよい置換基としては、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル、例えばアミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル等の置換スルホニル等)、ハロゲン化低級アルキル(例えばトリフルオロメチル、1,1−ジフルオロエチル等)等が挙げられる。
【0031】
置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」、「置換されていてもよいイミドイル基」、「置換されていてもよいアミジノ基」、「置換されていてもよい水酸基」及び「置換されていてもよいチオール基」における置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アリール基(例えば、フェニル、4−メチルフェニル等)、アシル基(C1−6アルカノイル(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等)のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、アルキルスルホニル(例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル、例えばパラトルエンスルホニル等)のC6−14アリールスルホニル、例えばアミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル等の置換スルホニル等)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル(例えばトリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル等)等が挙げられるが、置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換されていてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基としては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ1−ピペリジニル、モルホリノ4−モルホリニル、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノなどが挙げられる。
【0032】
「置換されていてもよいカルバモイル基」としては、無置換のカルバモイルの他、N−モノ置換カルバモイル基及びN,N−ジ置換カルバモイル基が挙げられる。
【0033】
「N−モノ置換カルバモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)、複素環基(例えば前記したRa1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における置換基としての「複素環基」と同様のもの等)等が挙げられる。該低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0034】
「N,N−ジ置換カルバモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基の一方の例としては上記した「N−モノ置換カルバモイル基」における置換基と同様のものが挙げられ、他方の例としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、C3−6シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、C7−10アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)等が挙げられる。また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノカルバモイル基としては、例えば1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、4−モルホリニルカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニルカルボニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ−カルボニルなどが挙げられる。
【0035】
「置換されていてもよいチオカルバモイル基」の置換基としては、前記した「置換されていてもよいカルバモイル基」の置換基と同様のものが挙げられる。
【0036】
「置換基を有していてもよいスルファモイル基」としては、無置換のスルファモイルの他、N−モノ置換スルファモイル基及びN,N−ジ置換スルファモイル基が挙げられる。
【0037】
「N−モノ置換スルファモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N−モノ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0038】
「N,N−ジ置換スルファモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N,N−ジ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0039】
エステル化されていてもよいカルボキシル基としては遊離のカルボキシル基の他、例えば低級アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。
【0040】
「低級アルコキシカルボニル基」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル等のC1−6アルコキシ−カルボニル基等が挙げられ、中でもメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等のC1−3アルコキシ−カルボニル基等が好ましい。
【0041】
「アリールオキシカルボニル基」としては、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカルボニル、2−ナフトキシカルボニル等のC7−12アリールオキシ−カルボニル基等が好ましい。
【0042】
「アラルキルオキシカルボニル基」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等のC7−10アラルキルオキシ−カルボニル基等(好ましくは、C6−10アリール−C1−4アルコキシ−カルボニルなど)が好ましい。
【0043】
該「アリールオキシカルボニル基」、「アラルキルオキシカルボニル基」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記したN−モノ置換カルバモイル基の置換基の例としてのアリール基、アラルキル基の置換基として挙げたものと同様のものが同様な数用いられる。
【0044】
置換基としての「スルホン酸由来のアシル基」としては、炭化水素基とスルホニルとが結合したものなどが挙げられるが、好ましくはC1− 10アルキルスルホニル、C2−6アルケニルスルホニル、C2−6アルキニルスルホニル、C シクロアルキルスルホニル、C シクロアルケニルスルホニル、C 14アリールスルホニル、C7− アラルキルスルホニル等のアシルが挙げられる。具体的にはここでのC1− 10アルキルとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル等が挙げられる。C2−6アルケニルとしては、例えばビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニル等が挙げられる。C2−6アルキニルとしては、例えばエチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、5−ヘキシニル等が挙げられる。C シクロアルキルとしては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル等が挙げられる。C シクロアルケニルとしては、例えば1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロオクテン−1−イル等が挙げられる。C 14アリールとしてはフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。C7− アラルキルスルホニルとしては、例えばベンジル、フェネチル等が挙げられる。スルホニルと結合したこれらの炭化水素基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0045】
置換基としての「カルボン酸由来のアシル基」としては、水素原子又は前記した「N−モノ置換カルバモイル基」が窒素原子上に1個有する置換基とカルボニルとが結合したものなどが挙げられるが、好ましくは、ホルミル、アセチル、トリフルオロアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等のアリールカルボニル等のアシルが挙げられる。
【0046】
置換基としての「置換基を有していてもよいアルキルスルフィニル基」におけるアルキルとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等の低級アルキル基が挙げられる。
【0047】
置換基としての「置換基を有していてもよいアリールスルフィニル基」におけるアリールとしては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC6−14アリール基等が挙げられる。
【0048】
これらのアルキル、アリールの置換基としては、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アミノ基、水酸基、シアノ基、アミジノ基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は2個置換していてもよい。
【0049】
a2で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」および「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」としては、Ra1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」および「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」と同様のものが挙げられ、好ましくはRa1で述べたもののうち置換基を有していてもよいC2−6アルキルおよび置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルである。
【0050】
a1とRa2が結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい複素環基を形成する場合、このような環としては、1個の窒素原子の他にさらに窒素原子、酸素原子、イオウ原子を含む環であってもよく、その例としてはたとえば、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ホモピペリジニル、ヘプタメチレンイミノ、1−ピペラジニル、1−ホモピペラジニル、4−モルホリニル、4−チオモルホリニルなどの単環、2−イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリル、1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イルなどの縮合環、インデン−1−スピロ−4’−ピペリジン−1’−イルなどのスピロ環などの環状アミノ基が挙げられる。該環状アミノ基は該環上の化学的に可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基を有していてもよい。
【0051】
該置換基としては、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、オキソ基、ハロゲン原子、および一般式:−Y (式中、R は置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、Yは結合手(単結合)、−CR −、−COO−、−CO−、−CR (OH)−、−CO−NR −、−CS−NR −、−CO−S−、−CS−S−、−CO−NR −CO−NR −、−C(=NH)−NR −、−NR −、−NR −CO−、−NR −CS−、−NR −CO−NR −、−NR −CS−NR −、−NR −CO−O−、−NR −CS−O−、−NR −CO−S−、−NR −CS−S−、−NR −C(=NH)−NR −、−NR −SO−、−NR −NR −、−O−、−O−CO−、−O−CS−、−O−CO−O、−O−CO−NR −、−O−C(=NH)−NR −、−S−、−SO−、−SO−、−CR −S−、CR −SO−、−SO−NR −、−S−CO−、−S−CS−、−S−CO−NR −、−S−CS−NR −、−S−C(=NH)−NR −、などを示し、R 、 R は水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換されていてもよい複素環基、スルホン酸由来のアシル基、カルボン酸由来のアシル基等を示す)で表される基などが挙げられる。
前記R で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基等が挙げられる。これらの肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基としては前記Ra1で示される肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基として述べたものがそれぞれ挙げられる。また該炭化水素基の置換基としては前記Ra1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における置換基として述べたものが挙げられる。
前記R で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」としては、後述のRa3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」と同様なものが挙げられる。該「置換基を有していてもよい複素環基」における「置換基」としては、前記Ra1で示される「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」における「置換基」として述べたものが挙げられる。
【0052】
前記R および R で示される置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換されていてもよい複素環基、スルホン酸由来のアシル基、カルボン酸由来のアシル基としては前記R で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における置換基として述べたものが挙げられる。
【0053】
a1およびRa2としては、両者が結合して窒素原子と共に置換基を有していてもよい複素環を形成しているのが好ましい。
【0054】
さらに好ましくは、NRa1a2が式:
【化16】
Figure 2004043432
(式中、YおよびRaaは前記と同意義である)で示される基のときである。ここで、YとR は前記と同意義を示すが、R は特に置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環基が好ましい。
【0055】
a3で示される「置換基を有していてもよい環状炭化水素基」における「環状炭化水素基」としては、脂環式炭化水素基、アリール基などが挙げられる。
【0056】
該脂環式炭化水素基としては、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられる。好ましくはシクロアルキル基である。該シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル等のC3−9シクロアルキル(好ましくはC3−8シクロアルキル等)等、また1−インダニル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。該シクロアルケニル基としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。該シクロアルカンジエニル基としては、例えば2,4−シクロペンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イル等のC4−6シクロアルカンジエニル基等が挙げられる。
【0057】
該アリール基としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC6−14アリール基等が好ましく、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が特に好ましい。
【0058】
a3で示される置換基を有していてもよい環状炭化水素基における置換基としては、前記Ra1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基として述べたものが挙げられる。該環状炭化水素基が脂環式炭化水素基であるときは、たとえばフェニル基、トリル基などのC1−6アルキルで置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。該環状炭化水素基がアリール基であるときは、たとえばハロゲン原子(例えば塩素原子、フッ素原子等)、C1−6アルキル基(メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C1−6アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ等)、C3−6シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、ハロゲン化C1−6アルキル基(トリフルオロメチル等)、ハロゲン化C1−6アルコキシ基(トリフルオロメチルオキシ等)、C1−6アルキルチオ基(メチルチオ、エチルチオ等)、C1−6アルキルスルホニル基(メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられる。
【0059】
a3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における複素環基としては、例えば、環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。
【0060】
該芳香族複素環基としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,1−ベンズオキサジアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル等の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環)]などが挙げられる。
【0061】
該非芳香族複素環基としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0062】
a3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における置換基としては、前記Ra1で示される「置換基を有していてもよい非芳香族複素環基」における「置換基」として述べたものが挙げられる。
【0063】
a3としては置換基を有していてもよいフェニル基が好ましい。
【0064】
a4で示される置換基を有していてもよい炭化水素基はRa1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様なものが挙げられ、またRa4で示される置換基を有していてもよい複素環基はRa3で示される置換基を有していてもよい複素環基と同様なものが挙げられる。
【0065】
a4で示される「置換基を有していてもよいアルコキシ基」における「アルコキシ基」としては、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどC1−6アルコキシが好ましく、該「置換基」としては、例えばシクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)、複素環基(例えば前記したRa1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における置換基としての「複素環基」と同様のもの等)等が挙げられる。該低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル等)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0066】
a4で示される「置換されていてもよいアリールオキシ基」における「アリール基;としては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC6−14アリール基等が挙げられ、該「置換基」としては、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アミノ基、水酸基、シアノ基、アミジノ基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は2個置換していてもよい。
【0067】
a4で示される「置換基を有していてもよいアミノ基」における「置換基」としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(C1−6アルカノイル(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等)、ベンゾイル等)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル(例えばトリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル等)等が挙げられるが、置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換されていてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基としては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノなどが挙げられる。
【0068】
a4としてはC1−3アルキル、置換基を有していてもよいフェニル、3−ピリジル、4−ピリジル等が好ましい。
【0069】
a5で示される炭化水素基としては、Ra1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として述べたものが挙げられるが、好ましくはたとえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルなど炭素数1ないし4の低級アルキルが好ましい。
【0070】
a−で示されるカウンターアニオンとしては、たとえばCl、Br、I、NO 、SO 、PO 、CHSO などが挙げられる。
【0071】
で示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における2価の鎖状炭化水素基としては例えば、メチレン、エチレン等のC1−6アルキレン、エテニレン等のC2−6アルケニレン、エチニレン等のC2−6アルキニレン等が挙げられる。好ましいものはC2−5アルキレンであり、もっとも好ましいものはトリメチレンである。
【0072】
該2価の炭化水素基の置換基は、オキソ基以外のものであればよく、その具体例としては、たとえば、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよいカルバモイル基もしくはチオカルバモイル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール(メルカプト)基、カルボン酸由来のアシル基、スルホン酸由来のアシル基、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素など)、ニトロ、シアノなどが挙げられる。置換基の数が1〜3であってもよい。これらの置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよいカルバモイル基もしくはチオカルバモイル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール(メルカプト)基、カルボン酸由来のアシル基、スルホン酸由来のアシル基は、前記Ra3で示される置換基を有していてもよい複素環基における置換基として述べたものと同様なものが挙げられる。
【0073】
およびRで示される置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素基におけるC1−3鎖状炭化水素基としては、Eで示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における2価の鎖状炭化水素基のうち、炭素数1〜3のものが挙げられる。
【0074】
およびRで示される置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素基における置換基としては、Eで示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における置換基と同様なものが挙げられる。
【0075】
はメチンまたは窒素原子を示すがメチンであるのが好ましい。
【0076】
a1は結合手、COまたはSOを示すが、COまたはSOが好ましい。
【0077】
a2はCO,SO,NHCO,CONHまたはOCOを示すが、なかでもCO,NHCOまたはOCOが好ましい。
【0078】
尚、一般式(I)で表わされる化合物またはその塩は水和物であってもよい。
【0079】
(I−1)Ra1が水素原子、下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a2群から選ばれた炭化水素基、下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基であり、Ra2が下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a2群から選ばれた炭化水素基または下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基を示すか、またはRa1とRa2が結合してAと共に下記第a3群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a4群から選ばれた複素環基を形成してもよく、AがNまたはN−Ra5・Ya−(Ya−がC1、Br、I、NO 、SO 2−、PO 3−またはCHSO であり、Ra5は下記第a2群から選ばれた炭化水素基を示す)、Ra3が下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a5群から選ばれた環状炭化水素基または下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a6群から選ばれた複素環基、Ra4が水素原子、下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a2群から選ばれた炭化水素基、下記第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a6群から選ばれた複素環基、下記第a7群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ基、下記第a8群から選ばれた置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ基、下記第a9群から選ばれた置換基を有していてもよいアミノ基または下記第a10群から選ばれた環状アミノ基であり、Eが下記第a11群から選ばれたオキソ基以外の置換基を有していてもよい下記第a12群から選ばれた2価の鎖状炭化水素基であり、QおよびRがそれぞれ結合手または下記第a11群から選ばれた置換基を有していてもよい下記第a13群から選ばれた2価のC1−3鎖状炭化水素である化合物、
第a1群
(1)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、(2)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、(3)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、(4)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−14アリール基、(5)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−7シクロアルキル基、(6)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルケニル基、(7)第a15群から選ばれた基で置換されていてもよい第a16群から選ばれた複素環基、(8)置換基としてC1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノまたは第a17群から選ばれた基を有していてもよいアミノ基、(9)第a10群から選ばれた環状アミノ基、(10)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよいイミドイル基、(11)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよいアミジノ基、(12)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよい水酸基、(13)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよいチオール基、(14)カルボキシル基、(15)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基、(16)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−12アリールオキシ−カルボニル基、(17)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−10アラルキルオキシ−カルボニル基、(18)カルバモイル基、(19)第a19群から選ばれた基で置換されたモノ置換カルバモイル基、(20)第a19群から選ばれた1個と第a20群から選ばれた1個で置換されたジ置換カルバモイル基、(21)第a21群から選ばれた環状アミノカルバモイル基、(22)チオカルバモイル基、(23)第a19群から選ばれた基で置換されたモノ置換チオカルバモイル基、(24)第a19群から選ばれた1個と第a20群から選ばれた1個で置換されたジ置換チオカルバモイル基、(25)第a21群から選ばれた環状アミノチオカルバモイル基、スルファモイル基、(26)第a19群から選ばれた基で置換されたN−モノ置換スルファモイル基、(27)第a19群から選ばれた1個と第a20群から選ばれた1個で置換されたN,N−ジ置換スルファモイル基、(28)第a22群から選ばれた環状アミノスルホニル基、(29)ハロゲン原子、(30)シアノ基、(31)ニトロ基、(32)第a22群から選ばれたスルホン酸由来のアシル基、(33)ホルミル基、(34)C2−6アルカノイル、(35)C7−12アリールカルボニル、(36)第a23群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルフィニル基および(37)第a23群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−14アリールスルフィニル基
第a2群
(1)C1−10アルキル基、(2)C2−6アルケニル基、(3)C2−6アルキニル基、(4)ベンゼン環が縮合していてもよいC3−9シクロアルキル基、(5)C3−6シクロアルケニル基、(6)C4−6シクロアルカンジエニル基および(7)C6−14アリール基
第a3群
(1)水酸基、(2)シアノ基、(3)ニトロ基、(4)アミノ基、(5)オキソ基、(6)ハロゲン原子および(7)一般式:−B [式中、R は第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a2群から選ばれた炭化水素基、または第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a6群から選ばれた複素環基を、Bは結合手(単結合)、−CR aC−、−COO−、−CO−、−CRab(OH)−、−CRabac−S−、−CRabac−SO−、−CO−NR −、−CS−NR −、−CO−S−、−CS−S−、−CO−NR −CO−NRaC−、−C(=NH)−NR −、−NR −、−NR −CO−、−NR −CS−、−NR −CO−NRaC−、−NR −CS−NRaC−、−NR −CO−O−、−NR −CS−O−、−NR −CO−S−、−NR −CS−S−、−NR −C(=NH)−NRaC−、−NR −SO−、−NR −NRaC−、−O−、−O−CO−、−O−CS−、−O−CO−O、−O−CO−NR −、−O−C(=NH)−NR −、−S−、−SO−、−SO−、−SO−NR −、−S−CO−、−S−CS−、−S−CO−NR −、−S−CS−NR −および−S−C(=NH)−NR − (ただし、R 、 RaCは水素原子、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−14アリール基、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−7シクロアルキル基、第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルケニル基、第a1群から選ばれた基で置換されていてもよい第a6群から選ばれた複素環基、第a22群から選ばれたスルホン酸由来のアシル基、C1−6アルカノイル、C7−12アリールカルボニル基を示す)]で表される基
第a4群
1個の窒素原子の他にさらに窒素原子、酸素原子、イオウ原子を含んでいてもよい環である(1)単環式複素環基、(2)ベンゼンが縮合した縮合環式複素環および(3)スピロ環式複素環
第a5群
(1)ベンゼン環が縮合していてもよいC3−9シクロアルキル、(2)C3−6シクロアルケニル基、(3)C4−6シクロアルカンジエニル基および(4)C6−14アリール基
第a6群
環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種を少なくとも1個含む(1)第a24群から選ばれた5ないし6員の芳香族単環式複素環基、(2)第a26群から選ばれた8〜12員の芳香族縮合複素環基および(3)第a25群から選ばれた3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)
第a7群
第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−10アリール基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−10アラルキル基および第a18群から選ばれた基で置換されていてもよい第a16群から選ばれた複素環基
第a8群
1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、アミノ基、水酸基、シアノ基およびアミジノ基
第a9群
(1)C1−6アルキル基、(2)C1−6アルカノイル、(3)ベンゾイル、(4)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル、(5)C1−6アルキルイミドイル、(6)ホルミルイミドイルおよび(7)アミジノ
第a10群
(1)1−アゼチジニル、(2)1−ピロリジニル、(3)1−ピペリジニル、(4)4−モルホリニルおよび(5)第a27群から選ばれた置換基を有していてもよい1−ピペラジニル
第a11群
(1)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、(2)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−14アリール基、(3)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−7シクロアルキル基、(4)第a14群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルケニル基、(5)カルボキシル基、(6)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基、(7)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−12アリールオキシ−カルボニル基、(8)第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−10アラルキルオキシ−カルボニル基、(9)カルバモイル基、(10)第a19群から選ばれた基で置換されたモノ置換カルバモイル基、(11)第a19群から選ばれた1個と第a20群から選ばれた1個で置換されたジ置換カルバモイル基、(12)第a21群から選ばれた環状アミノカルバモイル基、(13)チオカルバモイル基、(14)第a19群から選ばれた基で置換されたモノ置換チオカルバモイル基、(15)第a19群から選ばれた1個と第a20群から選ばれた1個で置換されたジ置換チオカルバモイル基、(16)第a21群から選ばれた環状アミノチオカルバモイル基、(17)置換基としてC1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ、第a17群から選ばれた基を有していてもよいアミノ基、(18)第a10群から選ばれた環状アミノ基、(19)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよい水酸基、(20)第a17群から選ばれた基で置換されていてもよいチオール基、(21)C1−6アルカノイル、(22)C7−12アリールカルボニル、(23)第a22群から選ばれたスルホン酸由来のアシル基、(24)ハロゲン、(25)ニトロおよび(26)シアノ
第a12群
1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレン
第a13群
1−3アルキレン、C2−3アルケニレンおよびC2−3アルキニレン
第a14群
(1)ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、(2)置換基としてハロゲンまたはカルバモイルを有していてもよいフェノキシ、(3)ハロゲン原子、(4)C1−6アルキル基、(5)ハロゲン置換C1−4アルキル基、(6)C3−8シクロアルキル、(7)アミノ基、(8)置換基としてカルバモイル、C1−4アルキルおよびC1−4アルキルスルホニルの1個または2個を有するアミノ基、(9)C1−6アルキルで置換されていてもよいカルバモイル基、(10)ホルミル、(11)C2−6アルカノイル基、(12)C6−14アリール基、(13)C6−14アリールカルボニル、(14)C7−13アラルキルカルボニル、(15)水酸基、(16)C2−5アルカノイルオキシ、(17)C7−13アラルキルカルボニルオキシ、(18)ニトロ基、(19)スルファモイル基、(20)N−C1−4アルキルスルファモイル、(21)フェニルチオ、(22)C1−4アルキルフェニルチオ、(23)−N=N−フェニル、(24)シアノ基、(25)オキソ基、(26)アミジノ基、(27)カルボキシル基、(28)C1−4アルコキシ−カルボニル、(29)C1−6アルキルチオ、(30)C1−6アルキルスルフィニル、(31)C1−6アルキルスルホニル、(32)C6−14アリールチオ、(33)C6−14アリールスルフィニル、(34)C6−14アリールスルホニルおよび(35)第a6群から選ばれた複素環基
第a15群
1−6アルキル基、C1−6アルカノイル、C7−13アリールカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アミノスルホニル、モノ−C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ−C1−6アルキルアミノスルホニルおよびハロゲン化C1−4アルキル
第a16群
環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種を少なくとも1個含む(1)第a24群および第a26群から選ばれた芳香族複素環基および(2)第a25群から選ばれた飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基
第a17群
(1)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC −6アルキル基、(2)C6−12アリール基、(3)C1−4アルキル置換C6−12アリール基、(4)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル基、(5)C1−6アルコキシ基、(6)C1−6アルカノイル、(7)C7−13アリールカルボニル、(8)C1−4アルキル置換C7−13アリールカルボニル、(9)C1−6アルキルスルホニル、(10)C6−14アリールスルホニル、(11)アミノスルホニル、(12)C1−4アルキルでモノまたはジ置換された置換アミノスルホニルおよび(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル
第a18群
(1)水酸基、(2)アミノ基、(3)第a28群から選ばれた基でモノまたはジ置換されたアミノ基、(4)ハロゲン原子、(5)ニトロ基、(6)シアノ基、(7)ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基および(8)ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
第a19群
第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−10アリール基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−10アラルキル基、第a18群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基および第a18群から選ばれた基で置換されていてもよい第a16群から選ばれた複素環基
第a20群
1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基およびC7−10アラルキル基第a21群
1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、4−モルホリニルカルボニルおよび第a27群から選ばれた基で置換されていてもよい1−ピペラジニルカルボニル
第a22群
第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC1− 10アルキルスルホニル、第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルケニルスルホニル、第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルキニルスルホニル、第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルキルスルホニル、第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルケニルスルホニル、第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC 14アリールスルホニルおよび第a18群から選ばれた置換基を有していてもよいC7− アラルキルスルホニル
第a23群
1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、アミノ基、水酸基、シアノ基およびアミジノ基
第a24群
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルおよびトリアジニル
第a25群
オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびピペラジニル
第a26群
ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,1−ベンズオキサジアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジルおよび1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル
第a27群
1−6アルキル基、C7−10アラルキル基およびC6−10アリール基
第a28群
1−6アルキル基、C1−6アルカノイル、C7−13アリールカルボニルおよびC1−6アルキルスルホニル
(I−2)Ra1およびRa2で示される第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基が第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a25群から選ばれた3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基であり、Ra1とRa2が結合してAと共に形成される第a3群から選ばれた置換基を有していてもよい第a4群から選ばれた複素環基が第a3群から選ばれた置換基を有していてもよい第a29群から選ばれた環状アミノ基である上記(I−1)記載の化合物、
第a29群
1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ホモピペリジニル、ヘプタメチレンイミノ、1−ピペラジニル、1−ホモピペラジニル、4−モルホリニル、4−チオモルホリニル、2−イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリル、1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イルおよびインデン−1−スピロ−4’−ピペリジン−1’−イル
(I−3)Ra1とRa2が結合してAと共に第a3群から選ばれた置換基を有していてもよい第a4群から選ばれた3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基を形成している上記(I−1)記載の化合物、
(I−4)Ra1とRa2が結合してAと共に、第a3群から選ばれた置換基を有していてもよく、窒素原子1または2個を含む3〜8員の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基を形成している上記(I−1)記載の化合物、
(I−5)−Aa1a2で表される基が第a3群から選ばれた置換基を有していてもよい(1)ピペリジニルまたは(2)ピペラジニルである上記(I−3)記載の化合物、
(I−6)−Aa1a2で示される基が式:
【化17】
Figure 2004043432
[式中、Lはメチンまたは窒素原子を、Ba2は結合手、−CH−、−SO−、−SO−、−S−、−O−、−CO−、−NRab1−SO− (ただし、Rab1は水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルまたはC3−6シクロアルキル基を示す)、−CH(OH)−、−NRab2− (ただしRab2は水素原子またはC2−4アルカノイル基を示す)、−NRab1−CO− (ただしRab1は前記と同意義である)、−NRab1−CO−O−  (ただしRab1は前記と同意義である)、−CHSO−または−CHS−を、Raaは第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a2群から選ばれた炭化水素基または第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a6群から選ばれた複素環基を示す]で表される基である上記(I−3)記載の化合物、
(I−7)−Aa1a2で示される基が式:
【化18】
Figure 2004043432
(式中、Ba3は−CH−、−SO−、−SO−、−S−、−O−、−CO−、−NRab1−SO− (ただし、Rab1は水素原子、C1−4アルキル基、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルまたはC3−6シクロアルキル基を示す)、−NRab1−CO−、−NRab1−CO−O−(ただし、Rab1は前記と同意義である)を、Zはハロゲン、SONRab3ab4(ただし、Rab3およびRab4は同一または異なって、(1)置換基としてハロゲン、水酸基またはC1−6アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、(2)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル、(3)C1−6アルコキシまたは(4)水素原子を示すかまたは、Rab3とRab4が窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよい)、SOab5、(ただし、Rab5は(1)置換基としてハロゲン、水酸基またはC1−6アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、(2)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキルを示す)、CONRab3ab4(ただし、Rab3およびRab4は前記と同意義である)または−NRab7−SOab6(ただし、Rab6は(1)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、(2)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキルを、Rab7は(1)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、(2)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキルまたは(3)水素原子を示す)、C1−6アルコキシ、C2−4アルカノイルで置換されていてよいアミノ、ニトロ、シアノ、テトラゾリルまたはモルホリニルを示す)で表される基である上記(I−3)記載の化合物、
(I−8)Ra3が第a1群から選ばれた置換基を有していてもよいC6−14アリール基である上記(I−1)記載の化合物、
(I−9)Ra3が第a1群から選ばれた置換基を有していてもよいフェニル基である上記(I−1)記載の化合物、
(I−10)Eが、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCHCHCH−または−CHCHCHCHCH−である化合物、
(I−11)Eが−CHCHCH−である化合物、
(I−12)Ga2がCO,SO,CONHまたはOCOである化合物、
(I−13)Ga2がCOまたはNHCOである化合物、
(I−14)Ga2がCOである化合物、
(I−15)Jがメチンである化合物、
(I−16)Ga1がCOまたはSOである化合物、
(I−17)Ra4が第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a2群から選ばれた炭化水素基、第a1群から選ばれた置換基を有していてもよい第a6群から選ばれた複素環基、第a7群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ基、または第a9群から選ばれた置換基を有していてもよいアミノ基である上記(I−1)記載の化合物、
(I−18)Ra4がC1−3アルキルである化合物、
(I−19)Ra4がメチルである化合物、
(I−20)QおよびRがそれぞれ−CHCH−である化合物、
(I−21)naが0である化合物、
(I−22)式:
【化19】
Figure 2004043432
[式中、Ra4aは、(1)置換基としてハロゲン、C1−6アルコキシ、オキソ、アミノ、フェニル、ピリジルまたはテトラゾリルを有していてもよいC1−6アルキル基、(2)C1−6アルケニル基、(3)置換基としてハロゲン、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル基、(4)置換基としてハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ニトロ、シアノ、水酸基、C1−4アルカノイルアミノ、カルバモイルまたはスルファモイルを有していてもよいフェニル基、(5)C1−6アルキルで置換されていてもよいアミノ基、(6)フェニルで置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、(7)C3−8シクロアルキルオキシ基、(8)置換基としてハロゲン、C1−6アルキルまたは水酸基を有していてもよい複素環基を、Ga1aはCOまたはSOを、Ra3aは置換基として(1)ハロゲン、(2)ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルキル、(3)ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(4)C1−6アルキルチオ、(5)C1−6アルキルスルホニルを有していてもよいC6−10アリール基を、Lはメチンまたは窒素原子を、Ba2は結合手、−CH−、−SO−、−SO−、−S−、−O−、−CO−、−NRab1−SO− (ただし、Rab1は前記と同意義である)、−CH(OH)−、−NRab2− (ただしRab2は水素原子またはC2−4アルカノイル基を示す)、−NRab1−CO− (ただしRab1は前記と同意義である)、−NRab1−CO−O−  (ただしRab1は前記と同意義である)、−CHSO−または−CHS−を、Raa’は▲1▼置換基としてハロゲン、SONRab3ab4(ただし、Rab3およびRab4は前記と同意義である)、SOab5、(ただし、Rab5は(1)置換基としてハロゲン、水酸基またはC1−6アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル、(2)置換基としてハロゲンまたはC1−6アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキルを示す)、CONRab3ab4(ただし、Rab3およびRab4は前記と同意義である)または−NRab7−SOab6(ただし、Rab6は前記と同意義である)、C1−6アルコキシ、C2−4アルカノイルで置換されていてよいアミノ、ニトロ、シアノ、テトラゾリルまたはモルホリニルを有していてもよい芳香族炭化水素基または▲2▼同置換基で置換されていてもよい芳香族複素環基をそれぞれ示す]で表される化合物またはその塩、
(I−23)Ra3aが置換基としてハロゲン、トリフルオロメチルまたはC1− アルキルを有していてもよいフェニル基である上記(I−22)記載の化合物、
(I−24)Lがメチンである上記(I−22)記載の化合物、
(I−25)Ba2が−CH−、−SO−、−SO−、−S−、−O−、−CO−、−NRab1−SO−、−NRab1−CO−、−NRab1−CO−O−、 (ただし、Rab1は前記と同意義である)である上記(I−22)記載の化合物、
(I−26)Raa’が置換基として(1)ハロゲン、(2)SO (ただしRaeはC1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルを示す)、(3)N(Rad)SOae(ただし、Radは水素原子またはC1−4アルキルを示し、R は前記と同意義である)、(4)SONRafag(ただしRafおよびRagはそれぞれ同一または異なって水素原子またはC1−6アルキルを示すかまたは、RafとRagが窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよい)または(5)CONRafag(ただしRafおよびRagはそれぞれ同一または異なって水素原子またはC1−6アルキルを示すかまたは、RafとRagが窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよい)を有していてもよいフェニルである上記(I−22)記載の化合物、
(I−27)Ba2がSO、CHまたはN(Rad)−SO(ただし、Radは水素原子またはC1−4アルキルを示す)であり、Raa’が置換基として(1)ハロゲン、(2)SO (ただしRaeはC1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルを示す)、(3)N(Rad)SOae(ただし、Radは水素原子またはC1−4アルキルを示し、R は前記と同意義である)、(4)SONRafag(ただしRafおよびRagはそれぞれ同一または異なって水素原子またはC1−6アルキルを示すかまたは、RafとRagが窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよい)または(5)CONRafag(ただしRafおよびRagはそれぞれ同一または異なって水素原子またはC1−6アルキルを示すかまたは、RafとRagが窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよい)を有していてもよいフェニルであり、Ra3aが置換基としてハロゲン原子またはC1−4アルキルから選ばれた1または2個を有するフェニル基である上記(I−22)記載の化合物、
(I−28)Ga1aがSOまたはCOであり、Lがメチンであり、Ba2がSOまたはCHを、Raa’が式:
【化20】
Figure 2004043432
(式中、ZはC1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルで置換されていてもよいスルファモイルまたはカルバモイル基を示す)で表される基であり、Ra3aが置換基としてハロゲン原子またはC1−4アルキルから選ばれた1または2個を有するフェニル基であり、Ra4aがメチルである上記(I−22)記載の化合物、が好ましい。
【0080】
b1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基等が挙げられる。該脂肪族鎖式炭化水素基としては例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシルなどのC1−6アルキル基などが、該脂環式炭化水素基としては例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどのC シクロアルキル基などが、該アリール基としては例えばフェニル、ナフチル(1−ナフチル、2−ナフチル)などのC6−14アリール基等が好ましい。
【0081】
b1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」としては、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい複素環基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基、置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよいC1−6アルカノイル基、置換基を有していてもよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、スルホン酸由来のアシル基などが挙げられる。
【0082】
該「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、Rb1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」と同様なものが挙げられ、なかでもC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、C6−14アリール基が好ましい。これらの例もRb1で述べたものが挙げられる。該「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」としては、たとえば低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、低級アルキニル基(例えば、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニルなどのC1−4アルキニル基)、アミノ基、水酸基、シアノ基、アミジノ基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は3個置換していてもよい。
【0083】
該「置換基を有していてもよい複素環基」(Rb1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基)における「複素環基」としては、例えば、環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。
【0084】
該芳香族複素環基としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニル等の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環)]などが挙げられる。
【0085】
該非芳香族複素環基としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0086】
該「置換されていてもよい複素環基」(Rb1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基)における「置換基」としてはRb1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における「置換基」である「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」と同様なものが挙げられる。
【0087】
該「置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基」における「C1−4アルコキシ基」としてはたとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシなどが、
該「置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基」における「C1−4アルキルチオ基」としては、たとえばメチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、tert−ブチルチオなどが、該「置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基」における「C2−6アルコキシカルボニル基」としては、たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニルなどが挙げられる。
【0088】
該「置換基を有していてもよいC1−6アルカノイル基」における「C1−6アルカノイル基」としては例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイルなどが挙げられる。該「置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基」、該「置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基」および該「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシカルボニル基」、「置換基を有していてもよいC1−6アルカノイル基」における置換基としてはRb1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基である「置換基を有していてもよい炭化水素基」における置換基と同様なものが挙げられる。
【0089】
該「置換基を有していてもよいアミノ基」における置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、カルボン酸由来のアシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル)、例えば、ベンゾイル等のC7−15のアリールカルボニル等)、スルホン酸由来のアシル基(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)、ハロゲン化されていてもよいC2−6アルコキシカルボニル(例えばトリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル等)等が挙げられるが、「置換基を有していてもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換されていてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基としては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ基などが挙げられる。
【0090】
該「置換基を有していてもよいカルバモイル基」としては、無置換のカルバモイルの他、N−モノ置換カルバモイル基及びN,N−ジ置換カルバモイル基が挙げられる。
【0091】
「N−モノ置換カルバモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)、複素環基(例えば前記したRb1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における置換基としての「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」と同様のもの等)等が挙げられる。該低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0092】
「N,N−ジ置換カルバモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基の一方の例としては上記した「N−モノ置換カルバモイル基」における置換基と同様のものが挙げられ、他方の例としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、C3−6シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、C7−10アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)等が挙げられる。また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノカルボニル基としては、例えば1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、4−モルホリニルカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニルカルボニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ−カルボニルなどが挙げられる。
【0093】
該「置換基を有していてもよいスルファモイル基」としては、無置換のスルファモイルの他、N−モノ置換スルファモイル基及びN,N−ジ置換スルファモイル基が挙げられる。
【0094】
「N−モノ置換スルファモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N−モノ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0095】
「N,N−ジ置換スルファモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N,N−ジ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0096】
該「スルホン酸由来のアシル基」としては、炭化水素基とスルホニルとが結合したものなどが挙げられるが、好ましくはC1− 10アルキルスルホニル、C2−6アルケニルスルホニル、C2−6アルキニルスルホニル、C シクロアルキルスルホニル、C シクロアルケニルスルホニル、C 14アリールスルホニル、C7− アラルキルスルホニル等のアシルが挙げられる。具体的にはここでのC1− 10アルキルとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル等が挙げられる。C2−6アルケニルとしては、例えばビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニル等が挙げられる。C2−6アルキニルとしては、例えばエチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、5−ヘキシニル等が挙げられる。C シクロアルキルとしては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル等が挙げられる。C シクロアルケニルとしては、例えば1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロオクテン−1−イル等が挙げられる。C 14アリールとしてはフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。C7− アラルキルスルホニルとしては、例えばベンジル、フェネチル等が挙げられる。スルホニルと結合したこれらの炭化水素基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換されていてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、例えばベンゾイル等のアリールカルボニル、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0097】
b2で示される「置換基を有していてもよい環状炭化水素基」における「環状炭化水素基」としては脂環式炭化水素基およびアリール基が挙げられる。
【0098】
該脂環式炭化水素基としては、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられる。該シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル等のC3−9シクロアルキル(好ましくはC3−8シクロアルキル等)等、また1−インダニル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。該シクロアルケニル基としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。該シクロアルカンジエニル基としては、例えば2,4−シクロペンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イル等のC4−6シクロアルカンジエニル基等が挙げられる。中でもシクロヘキシル等のC3−8シルロアルキル基が好ましい。
【0099】
該アリール基としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC6−14アリール基等が好ましく、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が特に好ましい。
【0100】
b2で示される「置換基を有していてもよい環状炭化水素基」における「置換基」としてはRb1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」として述べた「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」と同様なものが挙げられる。
【0101】
b2で示される「置換基を有していてもよい複素環基」としてはRb1で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」として述べた「置換基を有していてもよい複素環基」と同様なものが挙げられる。
【0102】
b3で示されるハロゲン原子としては、たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられる。
【0103】
b3で示される「置換基を有していてもよいカルバモイル基」、「置換基を有していてもよいフルファモイル基」および「スルホン酸由来のアシル基」はRb1で示される「置換基を有していてもよいカルバモイル基」、「置換基を有していてもよいフルファモイル基」および「スルホン酸由来のアシル基」と同様なものがそれぞれ挙げられる。
【0104】
b3で示される「置換基を有していてもよいC1−4アルキル基」における「C1−4アルキル基」としてはたとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルなどが挙げられる。
【0105】
b3で示される「置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基」における「C1−4アルコキシ基」としては、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシなどが挙げられる。
【0106】
b3で示される「置換基を有していてもよいC1−4アルキル基」、「置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基」における「置換基」としてはRb1で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における「置換基」である「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」と同様なものが挙げられる。
【0107】
b3で示される「置換基を有していてもよいアミノ基」における置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、カルボン酸由来のアシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル)、例えばベンゾイル等のC7−15アリールカルボニル等)、スルホン酸由来のアシル基(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル(例えばトリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル等)等が挙げられるが、「置換基を有していてもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換されていてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基としては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ基などが挙げられる。
【0108】
Xで示される脱離基としては、たとえばハロゲン原子(例、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など)、アルキルまたはアリールスルホニルオキシ基(例、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなど)などが挙げられる。
【0109】
本発明の式(II)で表わされる化合物の塩としては酸付加塩、例えば無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩など)、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、蓚酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩など)等のほか、塩基との塩(たとえば、カリウム塩、ナトリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、tert−ブチルジメチルアミン塩、ジベンジルメチルアミン塩、ベンジルジメチルアミン塩、N,N−ジメチルアニリン塩、ピリジン塩、キノリン塩などの有機塩基との塩)を形成していてもよい。
【0110】
尚、一般式(II)で表わされる化合物またはその塩は水和物であってもよく、以下、塩、水和物も含め化合物(II)と称する。
【0111】
上記式(II)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(II)という)のなかでもつぎの化合物が好ましい。
(II−1)Rb3がハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−4アルキル基、置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、置換基を有していてもよいアミノ基、ニトロ基またはシアノ基である化合物、
(II−2)Rb1が置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基または置換基を有していてもよいアリール基である化合物、
(II−3)Rb1が1)置換基を有していてもよい炭化水素基、2)置換基を有していてもよい複素環基、3)置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、4)置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基、5)置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基、6)置換基を有していてもよいC1−6アルカノイル基、7)置換基を有していてもよいアミノ基、8)環状アミノ基、9)ハロゲン原子、10)ニトロ基、11)シアノ基、12)置換基を有していてもよいカルバモイル基、13)置換基を有していてもよいスルファモイル基および14)スルホン酸由来のアシル基から選ばれた1〜4個の置換基を有していてもよい炭化水素基である化合物、
(II−4)Rb1が1)置換基を有していてもよい炭化水素基、2)置換基を有していてもよい複素環基、3)置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、4)置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基、5)置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基、6)置換基を有していてもよいアミノ基、7)ハロゲン原子、8)ニトロ基および9)シアノ基から選ばれた1〜4個の置換基を有していてもよい炭化水素基である化合物、
(II−5)Rb1が1)置換基を有していてもよい炭化水素基、2)置換基を有していてもよい複素環基、3)置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基、4)置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基、5)置換基を有していてもよいアミノ基、6)ハロゲン原子および7)ニトロ基から選ばれた1〜4個の置換基を有していてもよい炭化水素基である化合物、
(II−6)Rb2が置換基を有していてもよい環状炭化水素基である化合物、
(II−7)Rb3がハロゲン、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいスルファモイル基またはスルホン酸由来のアシル基である化合物、
(II−8)Rb3がハロゲンである化合物、
(II−9)Rb4が水素原子である化合物、
(II−10)nbが0である化合物、
(II−11)Rb1は第1群から選ばれた置換基を有していてもよい第3群から選ばれた炭化水素基を、Rb2は第2群から選ばれた置換基を有していてもよい第10群から選ばれた環状炭化水素基または第2群から選ばれた置換基を有していてもよい第4群から選ばれた複素環基を、Rb3はハロゲン原子、カルバモイル基、第11群から選ばれた1個を有していてもよいN−モノ置換カルバモイル基、第11群から選ばれた1個と第14群から選ばれた1個を有していたもよいN,N−ジ置換カルバモイル基、第17群から選ばれた環状アミノカルボニル基、スルファモイル基、第11群から選ばれた1個を有していてもよいN−モノ置換スルファモイル基、第11群から選ばれた1個と第14群から選ばれた1個を有していたもよいN,N−ジ置換スルファモイル基、第20群から選ばれた環状アミノスルホニル基、第15群から選ばれたスルホン酸由来のアシル基、第2群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−4アルキル基、第2群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、第8群から選ばれた置換基を有していてもよいアミノ基、第9群から選ばれた環状アミノ基、ニトロ基またはシアノ基である化合物
(上記において、
第1群は
1)第2群から選ばれた置換基を有していてもよい第3群から選ばれた炭化水素基、2)第2群から選ばれた置換基を有していてもよい第4群から選ばれた複素環基、3)第2群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基、4)第2群から選ばれた置換基を有していてもよいC1−4アルキルチオ基、5)第2群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルコキシカルボニル基、6)C1−6アルカノイル基、7)第8群から選ばれた置換基を有していてもよいアミノ基、8)第9群から選ばれた環状アミノ基、9)ハロゲン原子、10)ニトロ基、11)シアノ基、12)カルバモイル基、13)第11群から選ばれた基で置換されたモノ置換カルバモイル基、14)第11群から選ばれた1個と第14群から選ばれた1個で置換されたジ置換カルバモイル基、15)第17群から選ばれた環状アミノカルバモイル基、16)スルファモイル基、17)第11群から選ばれた基で置換されたN−モノ置換スルファモイル基、18)第11群から選ばれた1個と第14群から選ばれた1個で置換されたN,N−ジ置換スルファモイル基、19)第19群から選ばれたスルホン酸由来のアシル基、第2群は
1)C1−6アルコキシ基、2)ハロゲン原子、3)C1−6アルキル基、4)C1−4アルキニル基、5)アミノ基、6)水酸基、7)シアノ基および8)アミジノ基、
第3群は
1)C1−6アルキル基、2)C シクロアルキル基および3)C6−14アリール基、
第4群は
1)第5群から選ばれた芳香族単環式複素環基、2)第6群から選ばれた芳香族縮合複素環基および3)第7群から選ばれた飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基、
第5群は
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルおよびトリアジニル、
第6群は
ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジルおよび1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル、
第7群は
オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびピペラジニル、
第8群は
1)C1−6アルキル、2)C1−6アルカノイル、3)C7−13アリールカルボニル、4)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルコキシカルボニル、5)C1−6アルキルイミドイル、6)ホルミルイミドイルおよび7)アミジノ、第9群は
1)1−アゼチジニル、2)1−ピロリジニル、3)1−ピペリジニル、4)4−モルホリニル、5)1−ピペラジニルおよび6)4位にC1−6アルキル、C7−10アラルキルまたはC6−10アリールを有していてもよい1−ピペラジニル、
第10群は
3−9シクロアルキル、1−インダニル、2−インダニル、C3−6シクロアルケニル、C4−6シクロアルカンジエニルおよびC6−14アリール、
第11群は
1)第12群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、2)第12群から選ばれた基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル基、3)第12群から選ばれた基で置換されていてもよいC6−10アリール基、4)第12群から選ばれた基で置換されていてもよいC7−10アラルキル基、5)第12群から選ばれた基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基および6)第12群から選ばれた基で置換されていてもよい第13群から選ばれた複素環基、
第12群は
1)水酸基、2)アミノ基、3)第16群から選ばれた基でモノまたはジ置換されたアミノ基、4)ハロゲン原子、5)ニトロ基、6)シアノ基、7)ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基および8)ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、
第13群は
環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種を少なくとも1個含む1)第5群および第6群から選ばれた芳香族複素環基および2)第7群から選ばれた飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基、
第14群は
1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基およびC7−10アラルキル基、
第15群は
1)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC1− 10アルキルスルホニル、2)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルケニルスルホニル、3)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルキニルスルホニル、4)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルキルスルホニル、5)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルケニルスルホニル、6)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC 14アリールスルホニルおよび7)第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC7− アラルキルスルホニル、
第16群は
1−6アルキル基、C1−6アルカノイル、C7−13アリールカルボニルおよびC1−6アルキルスルホニル、
第17群は
1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、4−モルホリニルカルボニルおよび第18群から選ばれた基で置換されていてもよい1−ピペラジニルカルボニル、
第18群は
1−6アルキル基、C7−10アラルキル基およびC6−10アリール基、
第19群は
第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC1− 10アルキルスルホニル、第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルケニルスルホニル、第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC2−6アルキニルスルホニル、第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルキルスルホニル、第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC シクロアルケニルスルホニル、第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC 14アリールスルホニルおよび第12群から選ばれた置換基を有していてもよいC7− アラルキルスルホニル、
第20群は
1−アゼチジニルスルホニル、1−ピロリジニルスルホニル、1−ピペリジニルスルホニル、4−モルホリニルスルホニルおよび第18群から選ばれた基で置換されていてもよい1−ピペラジニルスルホニル、
をそれぞれ示す。)、
(II−12)Rb1が第1群から選ばれた置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル基または第1群から選ばれた置換基を有していてもよいC6−14アリール基である化合物、
(II−13)Rb1が1)置換基としてハロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルキル、C1−4アルキルチオ、ニトロ、カルバモイル、スルファモイルまたはC1−6アルキルスルホニルを有していてもよいC6−14アリール基、2)置換基として▲1▼C2−6アルコキシカルボニル基または▲2▼置換基としてC1−6アルキルを有していてもよいフェニルを有していてもよいC1−6アルキル基または3)置換基として▲1▼ハロゲン原子、▲2▼ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルキルまたは▲3▼ハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を有していてもよいC3−8シクロアルキル基、Rb2が置換基としてハロゲン原子、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、またはシアノを有していてもよいフェニル基、C3−8シクロアルキル基またはピリジル基、Rb3が▲1▼ハロゲン原子、▲2▼カルバモイル基、▲3▼N原子上にC1−6アルキルおよびC3−6シクロアルキルの1または2個を有していてもよいスルファモイル基、第20群から選ばれた環状アミノスルホニル基、C1−6アルキルスルホニル基またはC3−6シクロアルキルスルホニル基、Rb4が水素原子、nbが0または1、pbが0または1である上記(II−12)記載の化合物、
(II−14)Rb1が1)置換基としてハロゲン原子、C1−3アルキル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオまたはニトロを有していてもよいフェニル、2)ナフチル、3)置換基として▲1▼C2−3アルコキシカルボニル、▲2▼フェニルまたは▲3▼3−イロプロペニルフェニルを有していてもよいC1−6アルキル基または4)シクロヘキシル基、Rb2が置換基としてハロゲン原子、メチル、メトキシまたはシアノを有していてもよいフェニル基、シクロヘキシル基または3−ピリジル基、Rb3が▲1▼ハロゲン原子、▲2▼カルバモイル基、▲3▼4−モルホリニルスルホニル基または▲4▼メチルスルホニル基、Rb4が水素原子、nbが0または1、pbが0または1である上記(II−12)記載の化合物、
(II−15)Rb1が置換基としてハロゲン原子またはC1−3アルキルを有していてもよいフェニル基、Rb2が置換基としてハロゲン原子またはメチルを有していてもよいフェニル基、Rb3が▲1▼ハロゲン原子、▲2▼カルバモイル基、▲3▼N原子上にC1−6アルキルおよびC3−6シクロアルキルの1または2個を有していてもよいスルファモイル基、第20群から選ばれた環状アミノスルホニル基、C1−6アルキルスルホニル基またはC3−6シクロアルキルスルホニル基、Rb4が水素原子、nbが0、pbが0または1である上記(II−12)記載の化合物、
が好ましい。
【0112】
c1で示される炭化水素基としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基等が挙げられる。好ましくは脂肪族鎖式炭化水素基または脂環式炭化水素基である。
【0113】
該脂肪族鎖式炭化水素基としては、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基等の直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族炭化水素基が挙げられる。好ましくはアルキル基である。該アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等のC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル等)等が挙げられる。該アルケニル基としては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6アルケニル基等が挙げられる。該アルキニル基としては、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アルキニル基が挙げられる。
【0114】
該脂環式炭化水素基としては、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられる。好ましくはシクロアルキル基である。該シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル等のC3−9シクロアルキル(好ましくはC3−8シクロアルキル等)等、また1−インダニル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。該シクロアルケニル基としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。該シクロアルカンジエニル基としては、例えば2,4−シクロペンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イル等のC4−6シクロアルカンジエニル基等が挙げられる。
【0115】
該アリール基としては、単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC6−14アリール基等が好ましく、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が特に好ましい。
【0116】
c2で示される炭素数2以上の炭化水素基としては、Rc1で示される炭化水素基のうち炭素数2以上のものが挙げられる。好ましくはRc1で述べたもののうち、C2−6アルキルおよびC3−8シクロアルキルである。
【0117】
c1とRc2が結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環を形成する場合、このような環としては、1個の窒素原子の他にさらに窒素原子、酸素原子、イオウ原子を含む環であってもよく、その例としてはたとえば、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ホモピペリジニル、ヘプタメチレンイミノ、1−ピペラジニル、1−ホモピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノなどの単環、2−イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリル、1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イルなどの縮合環、インデン−1−スピロ−4’−ピペリジン−1’−イルなどのスピロ環などの環状アミノ基が挙げられ、該環状アミノ基は該環上の化学的に可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基を有していてもよい。
【0118】
該置換基としては、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、オキソ基、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、および一般式:−Y (式中、R は置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、Yは結合手(単結合)、−CR −、−COO−、−CO−、−CO−NR −、−CS−NR −、−CO−S−、−CS−S−、−CO−NR −CO−NR −、−C(=NH)−NR −、−NR −、−NR −CO−、−NR −CS−、−NR −CO−NR −、−NR −CS−NR −、−NR −CO−O−、−NR −CS−O−、−NR −CO−S−、−NR −CS−S−、−NR −C(=NH)−NR −、−NR −SO−、−NR −NR −、−O−、−O−CO−、−O−CS−、−O−CO−O、−O−CO−NR −、−O−C(=NH)−NR −、−S−、−SO−、−SO−、−SO−NR −、−S−CO−、−S−CS−、−S−CO−NR −、−S−CS−NR −、−S−C(=NH)−NR −などを示し、R 、 R は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環基、カルボン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスルホニル基等を示す)で表される基などが挙げられる。Rcaで示される置換基を有していてもよい炭化水素基の「炭化水素基」としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基等が挙げられる。これらの脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基としてはRc1で示される脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基及びアリール基として述べたものがそれぞれ挙げられる。また該炭化水素基の置換基としては、後述のRc3で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における置換基として述べたものが挙げられる。
【0119】
前記Rcaで示される「置換基を有していてもよい複素環基」としては、後述のRc3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」と同様なものが挙げられる。
【0120】
前記RcbおよびRccで示される置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環基、カルボン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスルホニル基としては後述のRc3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基としてのべたものが挙げられる。
【0121】
c1およびRc2としては、両者が結合して窒素原子と共に置換基を有していてもよい複素環を形成しているのが好ましい。
【0122】
さらに好ましくは、NRc1c2が式:
【化21】
Figure 2004043432
(式中、YおよびRcaは前記と同意義である)で示される基のときである。ここで、YとR は前記と同意義を示すが、R は特に置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環基が好ましい。
caとしては置換基を有していてもよいベンジル基が特に好ましい。
またNRc1c2としては置換基を有していてもよい4−ベンジル−1−ピペリジニル基が特に好ましい。
【0123】
c3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における炭化水素基としてはRc1で示される炭化水素基と同様なものが挙げられ、なかでもC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基が好ましい。これらの例もRc1で述べたものが挙げられる。
【0124】
c3で示される置換基を有していてもよい複素環基における複素環基としては、例えば、環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。
【0125】
該芳香族複素環基としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニル等の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環)]などが挙げられる。
【0126】
該非芳香族複素環基としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0127】
c3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における置換基およびRc3で示される置換基を有していてもよい複素環基における置換基としては、例えば置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいイミドイル基、置換基を有していてもよいアミジノ基、置換基を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよいチオール基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいチオカルバモイル基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましくは塩素、臭素等)、シアノ基、ニトロ基、カルボン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいアルキルスルフィニル基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスルフィニル基、置換基を有していてもよいアリールスルホニル基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)置換していてもよい。
【0128】
置換基としての「置換基を有していてもよいアリール基」におけるアリール基としては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC6−14アリール基等が挙げられる。ここで、アリール基の置換基としては、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アミノ基、水酸基、シアノ基、アミジノ基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は2個置換していてもよい。
【0129】
置換基としての「置換基を有していてもよいシクロアルキル基」におけるシクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等のC3−7シクロアルキル基等が挙げられる。ここで、シクロアルキル基の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0130】
置換基としての「置換基を有していてもよいシクロアルケニル基」におけるシクロアルケニル基としては、例えばシクロプロぺニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル等のC3−6シクロアルケニル基等が挙げられる。ここで、置換基を有していてもよいシクロアルケニル基の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0131】
置換基としての「置換基を有していてもよいアルキル基」におけるアルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル等のC1−6アルキル等が挙げられる。ここで、アルキル基の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0132】
置換基としての「置換基を有していてもよいアルケニル基」におけるアルケニル基としては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6アルケニル基等が挙げられる。ここで、アルケニル基の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0133】
置換基としての「置換基を有していてもよいアルキニル基」におけるアルキニル基としては、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アルキニル基が挙げられる。ここで、アルキニル基の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいアリール基」における置換基と同様な数の同様なものが挙げられる。
【0134】
置換基としての「置換基を有していてもよい複素環基」における複素環基としては、環系を構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。
【0135】
「芳香族複素環基」としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニル等の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合した複素環)]などが挙げられる。
【0136】
「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられる。
【0137】
置換基としての「置換基を有していてもよい複素環基」が有していてもよい置換基としては、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等)等が挙げられる。
【0138】
置換基としての「置換基を有していてもよいアミノ基」、「置換基を有していてもよいイミドイル基」、「置換基を有していてもよいアミジノ基」、「置換基を有していてもよい水酸基」及び「置換基を有していてもよいチオール基」における置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばC1−6アルカノイル(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等)、ベンゾイル等)、C1−6アルキルスルホニル(例えばメタンスルホニル、エタンスルホニル等)、C3−14、アリールスルホニル(例えばベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル等)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル(例えばトリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル等)等が挙げられるが、置換基としての「置換基を有していてもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換基を有していてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキルイミドイル、ホルミルイミドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基としては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、モルホリノ、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノなどが挙げられる。
【0139】
「置換基を有していてもよいカルバモイル基」としては、無置換のカルバモイルの他、N−モノ置換カルバモイル基及びN,N−ジ置換カルバモイル基が挙げられる。
【0140】
「N−モノ置換カルバモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)、複素環基(例えば前記したRc3で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における置換基としての「複素環基」と同様のもの等)等が挙げられる。該低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基は置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば水酸基、置換基を有していてもよいアミノ基[該アミノ基は、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等)等の1又は2個を置換基として有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換基を有していてもよい低級アルキル基、1ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換基を有していてもよい低級アルコキシ基等が挙げられる。該低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等が挙げられ、特にメチル、エチル等が好ましい。該低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ基等が挙げられ、特にメトキシ、エトキシ等が好ましい。また、これらの置換基は、同一又は異なって1又は2ないし3個(好ましくは1又は2個)置換しているのが好ましい。
【0141】
「N,N−ジ置換カルバモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該置換基の一方の例としては上記した「N−モノ置換カルバモイル基」における置換基と同様のものが挙げられ、他方の例としては、例えば低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、C3−6シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、C7−10アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等、好ましくはフェニル−C1−4アルキル基等)等が挙げられる。また、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノカルバモイル基としては、例えば1−アゼチジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、モルホリノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル基等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール基等)等を有していてもよい1−ピペラジニルカルボニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ−カルボニルなどが挙げられる。
【0142】
「置換基を有していてもよいチオカルバモイル基」の置換基としては、前記した「置換基を有していてもよいカルバモイル基」の置換基と同様のものが挙げられる。
【0143】
「置換基を有していてもよいスルファモイル基」としては、無置換のスルファモイルの他、N−モノ置換スルファモイル基及びN,N−ジ置換スルファモイル基が挙げられる。
【0144】
「N−モノ置換スルファモイル基」は窒素原子上に1個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N−モノ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0145】
「N,N−ジ置換スルファモイル基」は、窒素原子上に2個の置換基を有するスルファモイル基を意味し、該置換基としては、N,N−ジ置換カルバモイル基の置換基と同様のものが挙げられる。
【0146】
「エステル化されていてもよいカルボキシル基」としては遊離のカルボキシル基の他、例えば低級アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。
【0147】
「低級アルコキシカルボニル基」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル等のC1−6アルコキシ−カルボニル基等が挙げられ、中でもメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等のC1−3アルコキシ−カルボニル基等が好ましい。
【0148】
「アリールオキシカルボニル基」としては、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカルボニル、2−ナフトキシカルボニル等のC7−12アリールオキシ−カルボニル基等が好ましい。
【0149】
「アラルキルオキシカルボニル基」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等のC7−10アラルキルオキシ−カルボニル基等(好ましくは、C6−10アリール−C1−4アルコキシ−カルボニルなど)が好ましい。
【0150】
該「アリールオキシカルボニル基」、「アラルキルオキシカルボニル基」は置換基を有していてもよく、その置換基としては、前記したN−モノ置換カルバモイル基の置換基の例としてのアリール基、アラルキル基の置換基として挙げたものと同様のものが同様な数用いられる。
【0151】
置換基としての「カルボン酸由来のアシル基」としては、水素原子又は前記した「N−モノ置換カルバモイル基」が窒素原子上に1個有する置換基とカルボニルとが結合したものなどが挙げられるが、好ましくは、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等のアシルが挙げられる。
【0152】
置換基としての「置換基を有していてもよいアルキルスルフィニル基」及び「置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基」におけるアルキルとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基等の低級アルキル基が挙げられる。
【0153】
置換基としての「置換基を有していてもよいアリールスルフィニル基」及び「置換基を有していてもよいアリールスルホニル基」におけるアリールとしては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC6−14アリール基等が挙げられる。
【0154】
これらのアルキル、アリールの置換基としては、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6アルコキシ基等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1−6アルキル基等)、アミノ基、水酸基、シアノ基、アミジノ基等が挙げられ、これらの任意の置換基は置換可能な位置に1又は2個置換していてもよい。
【0155】
c4で示される置換基を有していてもよい炭化水素基はRc3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様なものが挙げられ、またRc4で示される置換基を有していてもよい複素環基はRc3で示される置換基を有していてもよい複素環基と同様なものが挙げられる。
【0156】
で示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における2価の鎖状炭化水素基としては例えば、メチレン、エチレン等のC1−6アルキレン、エテニレン等のC2−6アルケニレン、エチニレン等のC2−6アルキニレン等が挙げられる。好ましいものはC1−5アルキレンであり、もっとも好ましいものはトリメチレンである。
【0157】
該2価の炭化水素基の置換基は、オキソ基以外のものであればよく、その具体例としては、たとえば、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基もしくはチオカルバモイル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよいチオール(メルカプト)基、カルボン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスルホニル基、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素など)、ニトロ、シアノなどが挙げられる。置換基の数が1〜3であってもよい。これらの置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、エステル化基を有していてもよいカルボキシル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基もしくはチオカルバモイル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよいチオール(メルカプト)基、カルボン酸由来のアシル基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスルホニル基は、前記Rc3で示される置換基を有していてもよい複素環基における置換基として述べたものと同様なものが挙げられる。
【0158】
で示される置換基を有していてもよいメチン基における置換基としては前記Rc3で示される置換基を有していてもよい複素環基における置換基として述べたものと同様なものが挙げられる。
【0159】
およびRで示される置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素基における2価のC1−3鎖状炭化水素基としては、Eで示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における2価の鎖状炭化水素基のうち、炭素数1〜3のものが挙げられる。
【0160】
およびRで示される置換基を有していてもよい2価のC1−3鎖状炭化水素基における置換基としては、Eで示されるオキソ基以外の置換基を有していてもよい2価の鎖状炭化水素基における置換基と同様なものが挙げられる。
【0161】
c5で示されるカルボキシ基またはスルホン酸基の塩としては、たとえばナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカリ金属との塩、たとえばカルシウム、マグネシウム、ストロンチウムなどのアルカリ土類金属との塩の他、アンモニウム塩などが挙げられる。
【0162】
式(III)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(III)という)のなかでも次の化合物が好ましい。
(III−1)Rc1がC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基でRc2がC2−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基であるか、またはRc1とRc2が結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環を形成しており、Rc3が置換基を有していてもよいC1−6アルキル基、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環基で、Rc4が水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環基で、Eがオキソ基以外の置換基を有していてもよいC2−5アルキレン基で、GがCOまたはSOで、Jが窒素原子または置換基を有していてもよいメチン基で、QおよびRがそれぞれ結合手または置換基を有していてもよいC1−3アルキレン基である化合物、
(III−2)Rc1とRc2が結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環を形成している化合物、
(III−3)置換基を有していてもよい環がそれぞれ置換基を有していてもよい1−ピペリジニル基または1−ピペラジニル基である上記(III−2)記載の化合物、
(III−4)1−ピペリジニル基または1−ピペラジニル基の置換基が(1)ベンゼン環にハロゲンを有していてもよいフェニル−C1−4アルキル、(2)ヒドロキシを有していてもよいジフェニルメチル、(3)ベンゼン環にハロゲンを有していてもよいベンゾイル、(4)2−フェニルエテン−1−イル、(5)ハロゲンを有していてもよいフェニル、(6)ヒドロキシ、(7)フェノキシまたは(8)ベンジルオキシである上記(III−3)記載の化合物、
(III−5)置換基を有していてもよい環が置換基を有していてもよい1−ピペリジニル基である上記(III−2)記載の化合物、
(III−6)1−ピペリジニル基の置換基がベンゼン環にハロゲンを有していてもよいベンジル基である上記(III−5)記載の化合物、
(III−7)Rc3が(1)C1−6アルキル基、(2)C3−8シクロアルキル基、(3)ヒドロキシ基を有していてもよいベンジル基、(4)ナフチルメチル基、(5)置換基として▲1▼ハロゲンを有していてもよいC1−4アルキル、▲2▼ハロゲンを有していてもよいC1−4アルコキシ、▲3▼フェニル、▲4▼シアノ、▲5▼ベンジルオキシまたは▲6▼ハロゲン原子を有していてもよいフェニル基、(6)ナフチル基、(7)インダニル基または(8)テトラヒドロナフチル基である化合物、
(III−8)Rc3が置換基としてC1−4アルキルもしくはハロゲンを有していてもよいフェニル基である化合物、
(III−9)Eがヒドロキシを有していてもよいC2−6ポリメチレンである化合物、
(III−10)Rc4が(1)水素原子、(2)▲1▼ハロゲン、▲2▼ピリジル、▲3▼モルホリノ、▲4▼フリル、▲5▼エチニルまたは▲6▼C3−8シクロアルキルを有していてもよいC1−6アルキル、(3)ベンゼン環に▲1▼ハロゲン、▲2▼C1−4アルキル、▲3▼ハロゲノ−C1−4アルキルまたは▲4▼C1−4アルコキシを有していてもよいフェニル−C1−4アルキルまたは(4)C3−8シクロアルキルである化合物、
(III−11)Rc4が▲1▼置換基としてハロゲンまたはフリルを有していてもよいC1−4アルキル基または▲2▼ベンゼン環にハロゲンを有していてもよいベンジル基である化合物、
(III−12)−N(Rc1)Rc2が置換基を有していてもよい1−ピペリジニル基、Eがトリメチレン基、Rc3が置換基を有していてもよいフェニル基、GがCO、JがCHで、かつQおよびRがそれぞれメチレン基である化合物、
が好ましい。
【0163】
上記式中、Bで表される−NRda−SO−および−NRda−CO−中、Rdaで示されるC1−6アルキル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが、C2−6アルケニル基としてはビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニルなどが、C3−8シクロアルキル基としては、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどが挙げられる。
【0164】
d1で示されるハロゲン原子としてはたとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが、C1−6アルキル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが、C2−4アルケニル基としては、たとえばビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニルなどが、C1−4アルカノイル基としては、たとえばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリルなどが、C1−4アルコキシ基としては、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシなどが挙げられる。
【0165】
d2で示されるハロゲンとしてはたとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられる。
【0166】
d2で示される「置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル」におけるC1−6アルキルとしては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、置換基としてのハロゲンとしては、たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが、また置換基としてのC1−4アルコキシとしては、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどが挙られる。
【0167】
d2で示される「置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−4アルコキシ」におけるC1−4アルコキシとしては、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどが挙げられ、置換基としてのハロゲンとしては、たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが、また置換基としてのC1−4アルコキシとしては、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどが挙られる。
【0168】
d2で示されるC1−4アルカノイルアミノとしては、たとえばホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノなどが挙げられる。
【0169】
d2で表されるSONRdbdc、CONRdbdcおよびNRdbdc中、RdbおよびRdcで示される「置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル基」としては、Rd2で示される「置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC1−6アルキル」と同様のものが挙げられ、「置換基としてハロゲンまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル基」としては、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどが挙げられ、置換基としてのハロゲンとしては、たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが、また置換基としてのC1−4アルコキシとしては、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどが挙られる。
【0170】
d2で表されるSONRdbdc、CONRdbdcおよびNRdbdc中、RdbとRdcが結合して窒素原子と共に環状アミノ基を形成する場合、該環状アミノ基としては、たとえば1)1−アゼチジニル、2)1−ピロリジニル、3)1−ピペリジニル、4)4−モルホリニル、5)1−ピペラジニルおよび6)4位にC1−6アルキル(たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、C7−10アラルキル(たとえばベンジル、フェネチルなど)またはC6−10アリール(たとえばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなど)を有していてもよい1−ピペラジニルなどが挙げられる。
【0171】
d2で表されるNRda−SOdd中、RdaはBで表される−NRda−SO−および−NRda−CO−におけるRdaの定義と同じである。
【0172】
d2で表されるSOddおよびNRda−SOdd中、Rddで示されるC1−6アルキル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが、C3−8シクロアルキル基としては、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどがそれぞれ挙げられる。
【0173】
式(IV)、(IIId)および(IVd)において、Aで表される式(d1)、(d2)、(d3)、(d4)、(d5)および(d6)中、Rd3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基における炭化水素基としては、たとえばC1−6アルキル(たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、C2−6アルケニル(たとえばビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニルなど)、C2−6アルキニル(ととえばエチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、5−ヘキシニルなど)、C3−8シクロアルキル(たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなど)、C6−10アリール(たとえばフェニル、ナフチルなど)などが挙げられる。
【0174】
該炭化水素基の置換基としては、たとえばハロゲン(たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−4アルコキシ(たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなど)、フェニル、C1−6アルキル(たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−4アルカノイルアミノ(たとえばホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノなど)、カルバモイル、スルファモイルなどが挙げられる。上記の中でも、該炭化水素基がC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル、であるとき、その置換基としてはハロゲン、C1−4アルコキシおよびフェニルが好ましく、該炭化水素基がC3−8シクロアルキルであるとき、その置換基としてはハロゲン、C1−6アルキルおよびC1−4アルコキシが好ましく、該炭化水素基がC6−10アリールであるとき、その置換基としてはハロゲン、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−4アルカノイルアミノ、カルバモイルおよびスルファモイルが好ましい。
【0175】
d3で示される置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基におけるC1−4アルコキシとしては、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシなどが挙げられ、Rd3で示される置換基を有していてもよいC1−4アルコキシ基における置換基としてはたとえばハロゲン(たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、フェニルなどが挙げられる。
【0176】
d3で示される置換基を有していてもよいアミノ基としては、無置換のアミノ基の他、たとえばC1−6アルキルアミノ(たとえばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノなど)、ジ(C1−6アルキル)アミノ(たとえばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノなど)、C1−4アルコキシアミノ(たとえばメトキシアミノ、エトキシアミノ、n−プロポキシアミノ、イソプロポキシアミノ、n−ブトキシアミノ、イソブトキシアミノ、sec−ブトキシアミノ、tert−ブトキシアミノなど)などが挙げられる。
d4およびRd5で示されるC1− アルキル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。
d6で示されるC1− アルキル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、C2−6アルケニル基としては、たとえばビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニルなどが挙げられる。
【0177】
式(IV)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(IV)という)のなかでも次の化合物が好ましい。
(IV−1)Rd3が1)置換基としてハロゲン、C1−4アルコキシまたはフェニルを有していてもよいC1−6アルキル基、2)C2−6アルケニル基、3)C2−6アルキニル基、4)置換基としてハロゲン、C1−6アルキルまたはC1−4アルコキシを有していてもよいC3−8シクロアルキル基、5)置換基としてハロゲン、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−4アルカノイルアミノ、カルバモイルまたはスルファモイルを有していてもよいC6−10アリール基、基6)置換基としてハロゲンまたはフェニルを有していてもよいC1−4アルコキシ基または7)置換基として1または2個のC1−6アルキルまたはC1−4アルコキシを有していてもよいアミノ基である化合物、
(IV−2)Rd3が1)C1−6アルキル基、2)C2−6アルケニル基、3)C3−8シクロアルキル基、4)C1−4アルコキシ基または5)置換基としてC1−6アルキルまたはC1−4アルコキシを有していてもよいアミノ基、Xが−SO−または−CO−、ndが1または2、mdが0、1、または2、Rd4およびRd5がそれぞれ同一または異なって水素原子またはメチル基、Rd6がヒドロキシ基、メチル基またはC2−6アルケニル基およびrdが3である化合物、
(IV−3)A
【化22】
Figure 2004043432
(ただし、Rd3aはC1−6アルキル基を、Xd1は−SO−または−CO−を、nd1は1または2を、Rd6aはヒドロキシ基またはメチル基をそれぞれ示す)で表される基、rdが3、Bが−CH−、pdおよびqdがそれぞれ0、1または2、Rd1がハロゲン原子、メチル基、Rd2がハロゲン、C1−4アルコキシ、ニトロ、C1−4アルカノイルアミノ、SONRdbdc、SOdd、CONRdbdc、NRdbdcまたはNRda−SOdd(ただし、Rdaは水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基またはC3−8シクロアルキル基、RdbおよびRdcは同一または異なって水素原子、C1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を示すか、またはRdbとRdcが結合して窒素原子と共に環状アミノ基を形成していてもよく、RddはC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を示す)である化合物、などが好ましい。
【0178】
上記式(eI)中、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」としては、ベンゼンなどの6員の芳香族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタンジエン、シクロヘキサンジエンなどの5〜6員の脂肪族炭化水素、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環などから水素原子1個を除いて形成される基などが挙げられるが、なかでも、「5〜6員環」としては、ベンゼン、フラン、チオフェン、ピリジン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、テトラヒドロピラン(好ましくは、6員環)などが好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。
e1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されていてもよく、置換されていてもよいスルフィニル基または置換されていてもよいスルホニル基を形成していてもよい)、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル、エステル化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよい芳香族基などが用いられる。
【0179】
e1の置換基としてのハロゲンの例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、とりわけフッ素および塩素が好ましい。
【0180】
e1の置換基としての置換されていてもよいアルキルにおけるアルキルとしては、直鎖状または分枝状の炭素数1〜10のアルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルが挙げられる。該置換されていてもよいアルキルにおける置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0181】
e1の置換基としての置換されていてもよいシクロアルキルにおけるシクロアルキルとしては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる。該置換されていてもよいシクロアルキルにおける置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0182】
e1の置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基としては、(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよく、ヘテロ原子を含有していてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキル;テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニルなどの1〜2個のヘテロ原子を含有する飽和の5〜6員複素環基など(好ましくはテトラヒドロピラニルなど);などが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などの置換基が挙げられ、
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、および(7)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど;好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、置換されていてもよい5〜6員の芳香族複素環〔例、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環など;該複素環が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。〕などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0183】
e1の置換基としての置換されていてもよいチオール基における置換基としては、上記した「Re1の置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基」と同様なものが挙げられるが、なかでも
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなど)が挙げられる)などが好ましく、
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアラルキル、および(4)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0184】
e1の置換基としての置換されていてもよいアミノ基の置換基としては、上記した「Re1の置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基」と同様な置換基を1〜2個有していてもよいアミノ基などが挙げられるが、なかでも(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などが好ましく、
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアシル、および(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0185】
また、Re1の置換基としての置換されていてもよいアミノ基は、アミノ基の置換基同士が結合して、環状アミノ基(例えば、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員環の環構成窒素原子から水素原子1個を除いて形成され、窒素原子上に結合手を有する環状アミノ基など)を形成していてもよい。該環状アミノ基は、置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0186】
e1の置換基としての置換されていてもよいアシルとしては、
(1)水素;
(2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基(例えば、フェニル、ピリジルなどが挙げられる)などがカルボニル基またはスルホニル基と結合したもの(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカルボニル、クロトニル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイル、メタンスルホニル、エタンスルホニル等)が挙げられ、上記した(2)置換されていてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシクロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、および(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0187】
e1の置換基としてのエステル化されていてもよいカルボキシル基としては、
(1)水素;
(2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなど)などがカルボニルオキシ基と結合したもの、好ましくはカルボキシル、低級(C1− )アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニルなど)などが挙げられ、上記した(2)置換されていてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシクロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、および(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0188】
e1の置換基としての置換されていてもよい芳香族基における芳香族基としては、フェニル、ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル等の5〜6員の同素または複素環芳香族基、ベンゾフラン、インドール、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、キナゾリン、シンノリンなどの縮環複素環芳香族基などが挙げられる。これらの芳香族基の置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0189】
かかるRe1の置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよい。また、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環」の「5〜6員環」が2個以上の置換基を有する場合、これらのうち、2個の置換基が互いに結合して、例えば、低級(C1−6)アルキレン(例、トリメチレン、テトラメチレンなど)、低級(C1−6)アルキレンオキシ(例、−CH−O−CH−、−O−CH−CH−、−O−CH−CH−CH−、−O−CH−CH−CH−CH−、−O−C(CH)(CH)−CH−CH−など)、低級(C1−6)アルキレンチオ(例、−CH−S−CH−、−S−CH−CH−、−S−CH−CH−CH−、−S−CH−CH−CH−CH−、−S−C(CH)(CH)−CH−CH−など)、低級(C1−6)アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−CH−CH−CH−O−など)、低級(C1−6)アルキレンジチオ(例、−S−CH−S−、−S−CH−CH−S−、−S−CH−CH−CH−S−など)、オキシ低級(C1−6)アルキレンアミノ(例、−O−CH−NH−、−O−CH−CH−NH−など)、オキシ低級(C1−6)アルキレンチオ(例、−O−CH−S−、−O−CH−CH−S−など)、低級(C1−6)アルキレンアミノ(例、−NH−CH−CH−、−NH−CH−CH−CH−など)、低級(C1−6)アルキレンジアミノ(例、−NH−CH−NH−、−NH−CH−CH−NH−など)、チア低級(C1−6)アルキレンアミノ(例、−S−CH−NH−、−S−CH−CH−NH−など)、低級(C2−6)アルケニレン(例、−CH−CH=CH−、−CH−CH−CH=CH−、−CH−CH=CH−CH−など)、低級(C4−6)アルカジエニレン(例、−CH=CH−CH=CH−など)などを形成していてもよい。
さらに、Re1の置換基2個が互いに結合して形成する2価の基は、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様な置換基(ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されていてもよく、置換されていてもよいスルフィニル基または置換されていてもよいスルホニル基を形成していてもよい)、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよい芳香族基など)を1〜3個有していてもよい。
e1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」としては、とりわけ、ハロゲン化または低級(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級(C1−4)アルキル(例、メチル、エチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチルなど)、ハロゲン化または低級(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、ブトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、プロポキシエトキシ、ブトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキシ、プロポキシプロポキシ、ブトキシプロポキシなど)、ハロゲン(例、フッ素、塩素など)、ニトロ、シアノ、1〜2個の低級(C1−4)アルキル、ホルミルまたは低級(C2−4)アルカノイルで置換されていてもよいアミノ(例、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノなど)、5〜6員の環状アミノ基(例、1−ピロリジニル、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリノ、4−チオモルホリノ、1−イミダゾリル、4−テトラヒドロピラニルなど)などが挙げられる。
e1およびXe2で示される「直鎖部分を構成する原子数が1ないし4個である2価の基」としては、例えば、−(CHea −[ea’は1〜4の整数(好ましくは1〜2の整数)を示す]、−(CHeb −Xe3−[eb’は0〜3の整数(好ましくは0〜1の整数)を示し、Xe3は置換されていてもよいイミノ基(例、低級(C1−6)低級アルキル、低級(C3−7)シクロアルキル、ホルミル、低級(C2−7)低級アルカノイル、低級(C1−6)低級アルコキシ−カルボニルなどで置換されていてもよいイミノ基など)、カルボニル基、酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子(例、−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)など)を示す]、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−NH−、−SO−NH−などが挙げられる。これらの基がWと結合するのは、左右何れの結合手であってもよいが、Xe1の場合、右側の結合手を介してWと結合するのが好ましく、Xe2の場合、左側の結合手を介してWと結合するのが好ましい。
e1としては、結合手、−(CHeb −O−[eb’は0,1または2の整数(好ましくは0〜1の整数)を示す]、−C≡C−などが好ましく、結合手がさらに好ましい。
e2としては、−(CHea −[ea’’は1〜2の整数を示す]、−(CHeb −Xe3−[eb’’は0〜1の整数を示し、Xe3は置換されていてもよいイミノ基、カルボニル基、酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を示す]、−CH=CH−、−CO−NH−、−SO−NH−などが好ましく、−CO−NH−がさらに好ましい。
上記式(eI)中、Wで示される式:
【化23】
Figure 2004043432
(式中、環Aおよび環Bはそれぞれ置換されていてもよい5〜7員環を示し、Ee1およびEe4はそれぞれ置換されていてもよい炭素原子または置換されていてもよい窒素原子を示し、Ee2およびEe3はそれぞれ置換されていてもよい炭素原子、置換されていてもよい窒素原子、酸化されていてもよい硫黄原子(例、−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)など)または酸素原子を示し、eaおよびebはそれぞれ単結合または二重結合であることを示す)で表される2価の基は、それぞれ
【化24】
Figure 2004043432
(式中の各記号は前記と同意義)のような様式で隣接するXe1およびXe2と結合していることを示す。
上記式(eI)中、Aで示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」としては、C5−7シクロアルカン(例、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等)、C5−7シクロアルケン(例、1−シクロペンテン、2−シクロペンテン、3−シクロペンテン、2−シクロヘキセン、3−シクロヘキセン等)、C5−6シクロアルカジエン(例、2,4−シクロペンタジエン、2,4−シクロヘキサジエン、2,5−シクロヘキサジエン等)などの5〜7員(好ましくは5〜6員)の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素;ベンゼンなどの6員の芳香族炭化水素;酸素原子、硫黄原子、窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含む5〜7員の芳香族複素環、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環(脂肪族複素環)等;などが挙げられる。
ここで「芳香族複素環」としては、5〜6員の芳香族単環式複素環(例えばフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、フラザン、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジン等)などが挙げられ、「非芳香族複素環」としては、例えばピロリジン、テトラヒドロフラン、チオラン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピラン、オキセピン、チエピン、アゼピン等の5〜7員(好ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環(脂肪族複素環)など、あるいは前記した芳香族単環式複素環の一部又は全部の二重結合が飽和した5〜6員の非芳香族複素環などが挙げられる。
で示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」としては、5〜6員の芳香環が好ましく、さらにベンゼン、フラン、チオフェン、ピロール、ピリジン(好ましくは、6員環)などが好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。
で示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」が有していてもよい「置換基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものが挙げられる。また、かかるAの置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよく、Ee1およびEe2で示される位置あるいはその他の位置の何れであっても、置換可能な位置であればいずれの位置に置換基を有していてもよい。
上記式(eI)中、Bで示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」としては、例えば
式:
【化25】
Figure 2004043432
で表される、置換可能な任意の位置に置換基を有していてもよい5〜7員環などが挙げられる。
【0190】
上記式中、Yで示される2価の基は、環Bが置換されていてもよい5〜7員環を形成する2価の基を示し、例えば、
(1)−(CHea1−O−(CHea2−(ea1およびea2は同一または異なって0,1または2を示す。但し、ea1およびea2との和は2以下である)、
−O−(CH=CH)−、−(CH=CH)−O−、
(2)−(CHeb1−S(O)em−(CHeb2−(emは0〜2の整数を示し、eb1およびeb2は同一または異なって0,1または2を示す。但し、eb1およびeb2との和は2以下である)、
−S(O)em−(CH=CH)−、−(CH=CH)−S(O)em−、
(3)−(CHed1−(ed1は1,2または3を示す)、−CH−(CH=CH)−、−(CH=CH)−CH−、−CH=CH−、−CH=、
(4)−(CHe1−NH−(CHe2−(e1およびe2は同一または異なって0,1または2を示す。但し、e1およびe2との和は2以下である)、−NH−(CH=CH)−、−(CH=CH)−NH−、−(CHe6−(N=CH)−(CHe7−、−(CHe7−(CH=N)−(CHe6−(e6およびe7はいずれかが0を示し、他方は0または1を示す)、−(CHe8−(N=N)−(CHe9−(e8およびe9はいずれかが0を示し、他方は0または1を示す)などが挙げられる。具体的には、例えば、−O−、−O−CH−、−O−CH−CH−、−O−CH=CH−、−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−S(O)em−CH−(emは0〜2の整数を示す)、−S(O)em−CH−CH−(emは0〜2の整数を示す)、−S(O)em−CH=CH−(emは0〜2の整数を示す)、−CH−、−(CH−、−(CH−、−CH=、−CH=CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=CH−、−NH−、−N=CH−、−CH=N−、−N=N−(それぞれ、環Aを起点とした結合を示す)などの2価の基が挙げられる。
【0191】
また、該2価の基は、置換基を有していてもよく、該置換基としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものおよびオキソなどが挙げられるが、なかでも、低級(C1−3)アルキル(例、メチル、エチル、プロピルなど)、フェニル、オキソ、水酸基などが好ましい。さらに、該2価の基としては、−O−C(O)−(環Aを起点とした結合を示す)などのようなものでもよい。かかる2価の基の置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって置換していてもよい。置換位置は、該2価の基に結合可能であればいずれでもよい。
で示される2価の基としては、環Aを起点として−Y’−(CH)em’−(Y’は−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−O−、−NH−または−CH−を示し、em’は0〜2の整数を示す)、−CH=、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH)em’−Y’−(Y’は−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−O−、−NH−または−CH−を示し、em’は0〜2の整数を示す)、−CH=N−などの基が好ましく、なかでも環Aを起点として−Y’−(CH)em’−(Y’は−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−O−、−NH−または−CH−を示し、em’は0〜2の整数を示す)、−CH=、−CH=CH−、−N=CH−などの基が好ましく、とりわけ環Aを起点として−Y’−(CH−(Y’は−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−O−、−NH−または−CH−)などの基(環Bは置換されていてもよい5〜7員環を示す)が好ましい。
で示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」が有していてもよい「置換基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものおよびオキソなどが挙げられる。また、かかるBの置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよいが、Ee3の位置は無置換であることが好ましい。
【0192】
上記式(eI)中、Ee3およびEe4がそれぞれ置換されていてもよい炭素原子(好ましくは無置換の炭素原子)であり、ebが二重結合である化合物が好ましい。
【0193】
上記式(eI)中、Ze1で示される「2価の環状基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」と同様なものから水素原子2個を除いて形成される基などが挙げられ、なかでもベンゼン、フラン、チオフェン、ピリジン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、テトラヒドロピランなどから水素原子2個を除いて形成される2価の環状基が好ましく、とりわけベンゼン、シクロヘキサン、ピペリジン(好ましくはベンゼン)から水素原子2個を除いて形成される2価の環状基が好ましく用いられる。
e1で示される「2価の環状基」は、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様な置換基を有していてもよいが、Xe2およびZe2以外の置換基を有していないことが好ましく、また、Ze1が6員の2価の環状基(好ましくはフェニレン)であるとき、Ze2の置換位置はXe2のパラ位であることが好ましい。
【0194】
上記式(eI)中、Ze2で示される「直鎖部分を構成する炭素原子数が1ないし4個である2価の基」は、置換基を有していてもよい炭素数1ないし4の炭化水素鎖を有する2価の基(例、C1−4アルキレン、C2−4アルケニレンなど、好ましくは、C1−3アルキレン、さらに好ましくはメチレン)などが挙げられる。
【0195】
e2で示される2価の基としては、直鎖部分を構成する炭素原子数が1ないし4個である2価の鎖であればいずれでもよく、例えば−(CHek1−(ek1は1〜4の整数)で表されるアルキレン鎖、−(CHek2−(CH=CH)−(CHek3−(ek2およびek3は同一または異なって0,1または2を示す。但し、ek2とek3との和は2以下である)で表されるアルケニレン鎖などが挙げられる。
【0196】
e1,Xe2およびZe2で示される2価の基は、任意の位置(好ましくは炭素原子上)に置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、直鎖部分を構成する2価の鎖に結合可能なものであればいずれでもよいが、例えば、低級(C1−6)アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなど)、低級(C3−7)シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど)、ホルミル、低級(C2−7)アルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、エステル化されていてもよいホスホノ基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、水酸基、オキソなどが挙げられ、好ましくは、炭素数1〜6の低級アルキル(好ましくは、C1−3アルキル)、水酸基、オキソなどが挙げられる。
【0197】
該エステル化されていてもよいホスホノ基としては、−P(O)(ORe7)(ORe8) [式中、Re7およびRe8はそれぞれ水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を示し、Re7およびRe8は互いに結合して5〜7員環を形成していてもよい]で表されるものが挙げられる。
【0198】
上記式中、Re7およびRe8で表される炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、炭素数3〜7のシクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられるが、好ましくは、鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル、さらに好ましくは炭素数1〜3の低級アルキルが挙げられる。Re7およびRe8としては、同一であっても異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。また、Re7およびRe8は互いに結合して5〜7員環を形成する場合、Re7とRe8とが互いに結合して、−(CH−、−(CH−、−(CH−で表される直鎖状のC2−4アルキレン側鎖を形成する。該側鎖は置換基を有していてもよく、例えばかかる置換基としては、水酸基、ハロゲンなどが挙げられる。
【0199】
該エステル化されていてもよいカルボキシル基のエステル化されたカルボキシル基としては、カルボキシル基と炭素数1〜6のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基とが結合したもの、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル等が挙げられる。
e2で示される2価の基としては、置換されていてもよいC1−3アルキレン、なかでもC1−3アルキル、水酸基またはオキソで置換されていてもよいC1−3アルキレンが好ましい。
さらに、Ze2で示される2価の基としては、ベンゼン環を起点として−Z’−(CH)en−または−(CH)en−Z’−(Z’は−CH(OH)−、−C(O)−または−CH−を示し、enは0〜2の整数を示し、各メチレン基は1〜2個の同一または異なった置換基を有していてもよい)で表される基、なかでも、ベンゼン環を起点として−Z’−(CH)en−(Z’は−CH(OH)−、−C(O)−または−CH−を示し、enは0〜2の整数(好ましくは、enは0を示す)を示し、各メチレン基は1〜2個の同一または異なった置換基を有していてもよい)で表される基、とりわけ、メチレンが好ましい。
上記式(eI)中、Re2で示される「置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよいアミノ基」の「アミノ基」としては、1〜2個の置換基を有していてもよいアミノ基、3個の置換基を有し、窒素原子が4級アンモニウム化されているアミノ基などが挙げられる。窒素原子上の置換基が2個以上である場合、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよく、窒素原子上の置換基が3個である場合、−N(R、−N(R’および−N’R’’(R、R’およびR’’はそれぞれ異なって、水素または置換基を示す)のいずれのタイプのアミノ基であってもよい。また、窒素原子が4級アンモニウム化されているアミノ基のカウンター・アニオンとしては、ハロゲン原子の陰イオン(例、Cl、Br、Iなど)などの他に、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などの無機酸から誘導される陰イオン、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸から誘導される陰イオン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸から誘導される陰イオンなどが挙げられるが、なかでも、Cl、Br、Iなどが好ましい。
【0200】
該アミノ基の置換基としては、
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シアノオクチルなどのC3−8シクロアルキルなどが挙げられる);
(2−1)該シクロアルキルは、硫黄原子、酸素原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1個含有し、オキシラン、チオラン、アジリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ピロリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン 1−オキシド、ピペリジンなど(好ましくは、6員環のテトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、ピペリジンなど)を形成していてもよく、アミノ基との結合位置は3位または4位(好ましくは、4位)が好ましい;
(2−2)また、該シクロアルキルは、ベンゼン環と縮合し、インダン(例、インダン−1−イル、インダン−2−イルなど)、テトラヒドロナフタレン(例、テトラヒドロナフタレン−5−イル、テトラヒドロナフタレン−6−イルなど)など(好ましくは、インダンなど)を形成していてもよく;
(2−3)さらに、該シクロアルキルは、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.2.2]ノニルなど(好ましくは、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介した架橋を有するシクロヘキシルなど、さらに好ましくは、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルなど)の架橋環式炭化水素残基を形成していてもよい;
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、炭素数7〜10のアラルキルオキシカルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなど);
(8)置換されていてもよい複素環基(例えば、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基など;好ましくは、5〜6員の非芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基など;さらに好ましくは、テトラヒドロフラン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピランなどの1個のヘテロ原子を含有する5〜6員の非芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基など)などの置換基が挙げられる。また、該アミノ基の置換基同士が結合して、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリンなどの5〜7員の環状アミノを形成していてもよい。
【0201】
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、(7)置換されていてもよいアリール、および(8)置換されていてもよい複素環基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、ニトロ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、低級(C1−4)アルコキシ−カルボニル、低級(C7−10)アラルキルオキシ−カルボニル、オキソ基(好ましくは、ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、水酸基など)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
上記式(eI)中、Re2で示される「置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよいアミノ基」は、好ましくは(1)ハロゲン、シアノ、水酸基またはC3−7シクロアルキルを1〜3個有していてもよい直鎖または分枝状の低級(C1−6)アルキル;
(2)ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキルまたはフェニル−低級(C1−4)アルキルを1〜3個有していてもよく、硫黄原子、酸素原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1個含有していてもよく、ベンゼン環と縮合していてもよく、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋していてもよいC5−8シクロアルキル(例、それぞれ置換されていてもよいシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチアピラニル、ピペリジニル、インダニル、テトラヒドロナフタレニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルなど);
(3)ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキルまたはハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシを1〜3個有していてもよいフェニル−低級(C1−4)アルキル;
(4)ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキルまたはハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシを1〜3個有していてもよいフェニル;および
(5)ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ−低級(C1−4)アルコキシ、フェニル−低級(C1−4)アルキル、シアノまたは水酸基を1〜3個有していてもよい5〜6員の芳香族複素環基(例、フラン、チオフェン、ピロール、ピリジンなどから水素原子1個を除いて形成される基)から選ばれる置換基を1〜3個有していてもよいアミノ基である。
【0202】
上記式(eI)中、「置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよい含窒素複素環基」の「含窒素複素環」としては、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの1個の窒素原子の他に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜3個を含有していてもよい5〜6員の芳香族複素環、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、アザシクロヘプタン、アザシクロオクタン(アゾカン)などの1個の窒素原子の他に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜3個を含有していてもよい5〜8員の非芳香族複素環などが挙げられ、これらの含窒素複素環は、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アザビシクロ[2.2.2]オクタン(キヌクリジン)など(好ましくは、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介した架橋を有するピペリジンなど)の架橋環式含窒素複素環を形成していてもよい。
【0203】
上記した含窒素複素環の具体例のなかでも、ピリジン、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、アザビシクロ[2.2.2]オクタン(好ましくは、6員環)が好ましい。
【0204】
該「含窒素複素環」の窒素原子は、4級アンモニウム化されていてもよく、あるいは酸化されていてもよい。該「含窒素複素環」の窒素原子が4級アンモニウム化されている場合、「窒素原子が4級アンモニウム化されている含窒素複素環基」のカウンター・アニオンとしては、ハロゲン原子の陰イオン(例、Cl、Br、Iなど)などの他に、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などの無機酸から誘導される陰イオン、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸から誘導される陰イオン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸から誘導される陰イオンなどが挙げられるが、なかでも、Cl、Br、Iなどが好ましい。
【0205】
該「含窒素複素環基」は、炭素原子または窒素原子のいずれを介してZe2で示される二価の基に結合していてもよく、2−ピリジル、3−ピリジル、2−ピペリジニルなどのように環構成炭素原子上で結合していてもよいが、
【化26】
Figure 2004043432
などのように環構成窒素原子上で結合するのが好ましい。
【0206】
該「含窒素複素環」が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、置換されていてもよい低級(C1−4)アルキル、置換されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよいモノまたはジフェニル−低級(C1−4)アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、シアノ、ニトロ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、低級(C1−4)アルコキシ−カルボニル、ホルミル、低級(C2−4)アルカノイル、低級(C1−4)アルキルスルホニル、置換されていてもよい複素環基(例えば、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。また、該「含窒素複素環」の窒素原子は酸化されていてもよい。
【0207】
該「含窒素複素環」が有していてもよい置換基としての「置換されていてもよい低級(C1−4)アルキル」、「置換されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ」、「置換されていてもよいフェニル」、「置換されていてもよいモノまたはジフェニル−低級(C1−4)アルキル」、「置換されていてもよいC3−7シクロアルキル」および「置換されていてもよい複素環基」がそれぞれ有していてもよい置換基としては、例えば、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、低級(C3−10)シクロアルキル、低級(C3−10)シクロアルケニル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、シアノ、ニトロ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、低級(C1−4)アルコキシ−カルボニルなどが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0208】
上記式(eI)中、「置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよい含窒素複素環基」の「含窒素複素環」が有していてもよい置換基としては、(1)ハロゲン、(2)シアノ、(3)水酸基、(4)カルボキシル基、(5)低級(C1−4)アルコキシ−カルボニル、(6)ハロゲン、水酸基または低級(C1−4)アルコキシで置換されていてもよい低級(C1−4)アルキル、(7)ハロゲン、水酸基または低級(C1−4)アルコキシで置換されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、(8)ハロゲン、低級(C1−4)アルキル、水酸基、低級(C1−4)アルコキシまたはC1−3アルキレンジオキシで置換されていてもよいフェニル、(9)ハロゲン、低級(C1−4)アルキル、水酸基、低級(C1−4)アルコキシまたはC1−3アルキレンジオキシで置換されていてもよいモノまたはジフェニル−低級(C1−4)アルキル、(10)フラン、チオフェン、ピロール、ピリジンなどの5〜6員の芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基などが好ましい。
上記式(eI)中、Re2で示される「硫黄原子を介して結合する基」としては、式−S(O)em−ReS(式中、emは0〜2の整数を示し、ReSは置換基を示す)で表される基が挙げられる。上記式中、ReSで示される置換基としては、例えば
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などが好ましく、上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアラルキル、および(4)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
上記式(eI)中、Re2で示される「式:
【化27】
Figure 2004043432
(式中、ekは0または1を示し、ekが0の時、燐原子はホスホニウム塩を形成していてもよく、Re5’およびRe6’はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい水酸基または置換されていてもよいアミノ基(好ましくは、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよいアミノ基;さらに好ましくは、置換されていてもよい炭化水素基)を示し、Re5’およびRe6’は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成していてもよい)で表される基」において、Re5’およびRe6’で示される置換されていてもよい炭化水素基における「炭化水素基」としては、
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなどの炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいアルキニル(例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ペンチニル、3−ヘキシニルなどの炭素数2〜10のアルキニル、好ましくは低級(C2−6)アルキニルなどが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などが挙げられ、上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアルキニル、(6)置換されていてもよいアラルキル、および(7)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0209】
e5’およびRe6’で示される「置換されていてもよい水酸基」としては、例えば、(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などを有していてもよい水酸基などが挙げられる。
【0210】
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、および(7)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0211】
また、上記式中、Re5’およびRe6’は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基(好ましくは、5〜7員環)を形成していてもよい。かかる環状基は、置換基を有していてもよく、当該置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0212】
上記式(eI)中、燐原子がホスホニウム塩を形成する場合のカウンター・アニオンとしては、ハロゲン原子の陰イオン(例、Cl、Br、Iなど)などの他に、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などの無機酸から誘導される陰イオン、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸から誘導される陰イオン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸から誘導される陰イオンなどが挙げられるが、なかでも、Cl、Br、Iなどが好ましい。
【0213】
e5’およびRe6’で示される置換されていてもよいアミノ基としては、
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などを1〜2個有していてもよいアミノ基などが挙げられる。
【0214】
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアシル、および(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e2で示される「置換されていてもよいアミジノ基」および「置換されていてもよいグアニジノ基」における置換基としては、上記したRe2で示される「置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよいアミノ基」における置換基と同様なものが挙げられる
e2としては、(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよいアミノ基、(2)置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化またはオキシド化されていてもよい含窒素複素環基、(3)置換されていてもよいアミジノ基または(4)置換されていてもよいグアニジノ基であることが好ましく、Re2としては、置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基などがさらに好ましい。また、Re2は置換されていてもよいアミジノ基または置換されていてもよいグアニジノ基であってもよい。
e2としては、式−NR”または−N’R”で表される基(式中、R,R’およびR”はそれぞれ置換されていてもよい脂肪族炭化水素基(脂肪族鎖式炭化水素基および脂肪族環式炭化水素基)または置換されていてもよい脂環式(非芳香族)複素環基を示す)がさらに好ましい。
上記式中、R,R’およびR”で示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」および「置換されていてもよい脂環式複素環基」としては、置換基Re2で示される「置換されていてもよいアミノ基」が有していてもよい置換基として例示された「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基(例、それぞれ置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニルなど)」および「置換されていてもよい脂環式複素環基(例、置換されていてもよい5〜6員の非芳香族複素環など)」と同様なものが挙げられる。
なかでも、RおよびR’としては、置換されていてもよい鎖状炭化水素基(例、それぞれ置換されていてもよいアルキル、アルケニルなど)が好ましく、置換されていてもよいC1−6アルキル基がさらに好ましく、置換されていてもよいメチル基がとりわけ好ましい。
”としては、置換されていてもよい脂環式炭化水素基(好ましくは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基;さらに好ましくは置換されていてもよいシクロヘキシル)または置換されていてもよい脂環式複素環基(好ましくは、置換されていてもよい飽和の脂環式複素環基(好ましくは6員環基);さらに好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル、置換されていてもよいテトラヒドロチオピラニルまたは置換されていてもよいピペリジル;とりわけ好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル)が好ましい。
上記式(eIa)中、Re1、Ze2は前記と同意義である。
上記式(eIa)中、Weaで示される
【化28】
Figure 2004043432
で表される基および
【化29】
Figure 2004043432
で表される基は、それぞれ
【化30】
Figure 2004043432
および
【化31】
Figure 2004043432
のような様式で隣接する基と結合していることを示す。
上記式中、Aeaで示される「置換されていてもよい5〜6員芳香環」の「5〜6員芳香環」としては、ベンゼンなどの6員の芳香族炭化水素、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜3個を含有する5〜6員の芳香族複素環などが挙げられるが、なかでもベンゼン、フラン、チオフェン、ピリジン(好ましくは、6員環)などが好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。
eaで示される「置換されていてもよい5〜6員芳香環」の「5〜6員芳香環」が有していてもよい「置換基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものが挙げられる。また、かかるAeaの置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよく、Xeaで示される位置あるいはその他の位置の何れであっても、置換可能な位置であればいずれの位置に置換基を有していてもよい。
上記式中、Bで示される「置換されていてもよい5〜7員環」の「5〜7員環」としては、例えば
式:
【化32】
Figure 2004043432
で表される骨格を有し、置換可能な任意の位置に置換基を有していてもよい5〜7員環などが挙げられる。
【0215】
上記式中、Yは前記と同意義である。
また、かかるAeaの置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよいが、Weaで示される
【化33】
Figure 2004043432
で表される基において、eaの位置の炭素原子は無置換であることが好ましい。
上記式(eIa)中、Re2aで示される「置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基」としてはRe2で示される「置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基」と同様なものが挙げられる。
上記式(eIa)中、Re2aで示される「式:
【化34】
Figure 2004043432
(式中、ekは0または1を示し、ekが0の時、燐原子はホスホニウム塩を形成していてもよく、Re5およびRe6はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよいアミノ基を示し、Re5およびRe6は互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成していてもよい)で表される基」において、Re5およびRe6で示される「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよいアミノ基」およびRe5およびRe6が互いに結合して隣接する燐原子とともに環状基を形成する場合の環状基としては、前記Re5’およびRe6’で示されるそれらの例示と同様なものがあげられる。
【0216】
上記式中、燐原子がホスホニウム塩を形成する場合のカウンター・アニオンとしては、ハロゲン原子の陰イオン(例、Cl、Br、Iなど)などの他に、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などの無機酸から誘導される陰イオン、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸から誘導される陰イオン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸から誘導される陰イオンなどが挙げられるが、なかでも、Cl、Br、Iなどが好ましい。
e2aとしては、(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基が好ましく、式−N’R”で表される基(式中、R,R’およびR”はそれぞれ置換されていてもよい脂肪族炭化水素基または置換されていてもよい脂環式複素環基を示す)がさらに好ましい。
式(eIa)で表される化合物としては、式:
【化35】
Figure 2004043432
[式中、Re1aは置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいチエニル基を示し、Y”は−CH−,−O−または−S−を示し、R,R’およびR”はそれぞれ置換されていてもよい脂肪族炭化水素基または置換されていてもよい脂環式複素環基を示す]で表される化合物が好ましい。
上記式中、Re1aで示される「置換されていてもよいフェニル基」および「置換されていてもよいチエニル基」の「フェニル基」および「チエニル基」がそれぞれ有していてもよい「置換基」としては、前記Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」における置換基と同様なものが挙げられる。
上記式中、R,R’およびR”で示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」および「置換されていてもよい脂環式複素環基」としては、置換基Re2aで示される「置換されていてもよいアミノ基」が有していてもよい置換基として例示された「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」および「置換されていてもよい脂環式複素環基」と同様なものが挙げられる。
なかでも、RおよびR’としては、置換されていてもよい鎖状炭化水素基が好ましく、置換されていてもよいC1−6アルキル基がさらに好ましく、置換されていてもよいメチル基がとりわけ好ましい。
”としては、置換されていてもよい脂環式炭化水素基(好ましくは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基;さらに好ましくは置換されていてもよいシクロヘキシル)または置換されていてもよい脂環式複素環基(好ましくは、置換されていてもよい飽和の脂環式複素環基(好ましくは6員環基);さらに好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル、置換されていてもよいテトラヒドロチオピラニルまたは置換されていてもよいピペリジル;とりわけ好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル)および式:
【化36】
Figure 2004043432
(式中、Xea−はアニオンを示す)で表される化合物が好ましい。
上記式中、Xea−で示されるアニオンとしては、例えば、ハロゲン原子の陰イオン;塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などの無機酸から誘導される陰イオン、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸から誘導される陰イオン;アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸から誘導される陰イオン;などが挙げられるが、なかでも、ハロゲン原子の陰イオンが好ましい。
上記式(eIb)中、Re1bで示される「置換されていてもよいフェニル基」および「置換されていてもよいチエニル基」の「フェニル基」および「チエニル基」がそれぞれ有していてもよい「置換基」としては、前記Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環基」における置換基と同様なものが挙げられる。
【0217】
上記式(eIb)中、Yebは−CH−,−O−または−S−を示し、Yebとしては−CH−または−O−が好ましい。
上記式(eIb)中、Re2b,Re3bおよびRe4bはそれぞれ「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」または「置換されていてもよい脂環式複素環基」を示し、Re2b,Re3bおよびRe4bで示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」の「脂肪族炭化水素基」としては、
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくはC1−6アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどのC3−8シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくはC2−6アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
などが挙げられる。
e2b,Re3bおよびRe4bで示される「置換されていてもよい脂環式複素環基」の「脂環式複素環基」としては、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環から水素原子1個を除いて形成される基など;好ましくは、テトラヒドロフラン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピランなどの1個のヘテロ原子を含有する飽和の5〜6員複素環から水素原子1個を除いて形成される基などが挙げられる。
【0218】
e2b,Re3bおよびRe4bで示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」および「置換されていてもよい脂環式複素環基」の「脂肪族炭化水素基」および「脂環式複素環基」がそれぞれ有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、フェニル、フェニル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシル、C1−4アルコキシ−カルボニル(好ましくは、ハロゲン、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ、フェニル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、オキソ、ヒドロキシなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
上記式(eIb)中、Re2bおよびRe3bとしては、同一または異なって置換されていてもよい鎖状炭化水素基が好ましく、なかでも置換されていてもよいアルキル基が好ましく、とりわけRe2bおよびRe3bが同一であることが好ましく、Re2bおよびRe3bが共にメチル基であることが最も好ましい。
上記式(eIb)中、Re4bとしては、置換されていてもよい脂環式炭化水素基または置換されていてもよい脂環式複素環基が好ましく、なかでも置換されていてもよいシクロアルキル基または置換されていてもよい飽和の脂環式複素環基が好ましく、とりわけ置換されていてもよいシクロヘキシル基または置換されていてもよい6員の飽和の脂環式複素環基が好ましく、それぞれ置換されていてもよいシクロアルキル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニルおよびピペリジルが最も好ましく用いられる。
上記式(eIc)中、Re1は前記と同意義である。
上記式(eIc)中、Aecで示される「置換されていてもよい6〜7員環」の「6〜7員環」が有していてもよい「置換基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものが挙げられる。また、かかるAecの置換基は、1〜3個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよいが、式:
【化37】
Figure 2004043432
で表される基において、eaの位置の炭素原子は無置換であることが好ましい。
ecで示される「置換されていてもよい6〜7員環」としては、例えば
式:
【化38】
Figure 2004043432
で表される骨格を有し、置換可能な任意の位置に置換基を有していてもよい6〜7員環などが挙げられる。
上記式中、Yは前記と同意義である。
ecで示される「置換されていてもベンゼン環」の「ベンゼン環」が有していてもよい「置換基」としては、Re1で示される「置換されていてもよい5〜6員環」の「5〜6員環」が有していてもよい「置換基」と同様なものなどが挙げられるが、なかでもハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが好ましく、とりわけハロゲン、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシが好ましく、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
上記式(eIc)中、enは1または2(好ましくは2)を示す。
上記式(eIc)中、Ze2で示される2価の基は前記と同意義である。
上記式(eIc)中、R で示される(1)置換されていてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよいアミノ基、(2)置換されていてもよく、環構成原子として硫黄原子または酸素原子を含有していてもよく、窒素原子が4級アンモニウム化されていてもよい含窒素複素環基、(3)硫黄原子を介して結合する基または(4)式:
【化39】
Figure 2004043432
(式中、各記号は前記と同意義である)で表される基は前記Re2で示されるそれらの例と同様である。
上記式(eId)中、Re1dで示される「式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、Redは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Xedは置換されていてもよいアルキレン鎖を示し、Ze1dおよびZe2dはそれぞれヘテロ原子を示す。)で表される置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜6員芳香環」の「5〜6員芳香環」としては、ベンゼンなどの6員の芳香族炭化水素、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環、などが挙げられるが、なかでもベンゼン、フラン、チオフェン、ピリジンなどが好ましく、ベンゼン、フランまたはチオフェンがより好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。
edで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、
(1)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキル、さらに好ましくは低級(C1−4)アルキルなどが挙げられる);
(2)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)アルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなどの炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)シクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)アルキニル(例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ペンチニル、3−ヘキシニルなどの炭素数2〜10のアルキニル、好ましくは低級(C2−6)アルキニルなどが挙げられる);
(6)アラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(7)アリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる);
(8)シクロアルキル−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチルなどのC3−7シクロアルキル−C1−4アルキルなどが挙げられる);
などが挙げられ、上記した(1)アルキル、(2)シクロアルキル、(3)アルケニル、(4)シクロアルケニル、(5)アルキニル、(6)アラルキル、(7)アリールおよび(8)シクロアルキル−アルキルが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、置換されていてもよいスルホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)が−SO−に結合して形成される基など〕、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、置換されていてもよい複素環基などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
ここで、Redで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基としての「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」としては、芳香族複素環または非芳香族複素環から1個の水素原子を取り除いて形成される基などが挙げられる。該芳香族複素環としては、例えば、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾール、オキサジアゾール、チアジアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環などが挙げられ、該非芳香族複素環としては、例えば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジオキソラン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環および前記芳香族複素環の一部または全部の結合が飽和の結合である非芳香族複素環など(好ましくは、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、テトラゾールなどの芳香族複素環)が挙げられる。
edで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基としての「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」は、置換可能な任意の位置に1〜3個の置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、例えば、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、置換されていてもよいスルホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)が−SO−に結合して形成される基など〕、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)など(好ましくは、C1−4アルキルなど)が挙げられる。
また、式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される基が1価の基である(5〜6員芳香環と結合して環を形成しない)場合、Redとしては、置換されていてもよいアルキル基が好ましく、ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基がより好ましく、とりわけ、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル基が好ましい。
上記式(eId)中、Xedで示される「置換されていてもよいアルキレン鎖」としては、例えば、置換基を有していてもよく、直鎖状または分枝状であってもよいC1−6アルキレンなどが挙げられるが、該アルキレン鎖における直鎖部分の炭素原子数は1ないし4個であることが好ましく、とりわけ、Xedとしては、置換されていてもよい直鎖状のC1−4アルキレン(好ましくはエチレンまたはプロピレン)が好ましい。
edで示される「置換されていてもよいアルキレン鎖」における「アルキレン鎖」 が有していてもよい置換基としては、直鎖部分を構成する2価の鎖に結合可能なものであればいずれでもよいが、例えば、炭素数1〜6の低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなど)、低級(C3−7)シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど)、ホルミル、低級(C2−7)アルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、エステル化されていてもよいホスホノ基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、水酸基、オキソなどが挙げられ、好ましくは、炭素数1〜6の低級アルキル(好ましくは、C1−3アルキル)、水酸基、オキソなどが挙げられる。
該エステル化されていてもよいホスホノ基としては、P(O)(ORe7d)(ORe8d) [式中、Re7dおよびRe8dはそれぞれ水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を示し、Re7dおよびRe8dは互いに結合して5〜7員環を形成していてもよい]で表されるものが挙げられる。
上記式中、Re7dおよびRe8dで表される炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、炭素数3〜7のシクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられるが、好ましくは、鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル、さらに好ましくは炭素数1〜3の低級アルキルが挙げられる。Re7dおよびRe8dとしては、同一であっても異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。また、Re7dおよびRe8dは互いに結合して5〜7員環を形成する場合、Re7dとRe8dとが互いに結合して、−(CH−、−(CH−、−(CH−で表される直鎖状のC2−4アルキレン側鎖を形成する。該側鎖は置換基を有していてもよく、例えばかかる置換基としては、水酸基、ハロゲンなどが挙げられる。
該エステル化されていてもよいカルボキシル基のエステル体としては、カルボキシル基と炭素数1〜6のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基とが結合したもの、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル等が挙げられる。
edとしては、置換されていてもよいC1−4アルキレン、なかでもC1−3アルキル、水酸基またはオキソで置換されていてもよいC1−4アルキレンが好ましく、とりわけ、式−(CHen−(enは1〜4の整数を示す)で表される基が好ましい。
e1dおよびZe2dで示されるヘテロ原子としては、例えば、−O−、−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)、−N(Re4d)−(Re4dは水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を示す)などが挙げられるが、Ze1dとしては−O−または−S(O)em−(emは0〜2の整数を示す)が好ましく、−O−がより好ましい。また、Ze2dとしては、−O−または−N(Re4d)−(Re4dは水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を示す)が好ましく、−O−がより好ましい。
e4dで示される置換されていてもよい低級アルキル基としては、Redで示される「置換されていてもよい炭化水素基」として例示された「置換されていてもよい低級アルキル基」と同様なものが挙げられる。
e1dで示される「式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜6員芳香環」の「5〜6員環」が、式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−で表される基以外に有していてもよい「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されていてもよく、置換されていてもよいスルフィニル基または置換されていてもよいスルホニル基を形成していてもよい)、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル基、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよい芳香族基などが用いられる。
e1dの置換基としてのハロゲンの例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、とりわけフッ素および塩素が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよいアルキルにおけるアルキルとしては、直鎖状または分枝状の炭素数1〜10のアルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルが挙げられる。該置換されていてもよいアルキルにおける置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよいシクロアルキルにおけるシクロアルキルとしては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる。該置換されていてもよいシクロアルキルにおける置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基としては、(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよく、ヘテロ原子を含有していてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキル;テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニルなどの1〜2個のヘテロ原子を含有する飽和の5〜6員複素環基など(好ましくはテトラヒドロピラニルなど);などが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などの置換基が挙げられ、上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、および(7)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど;好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、置換されていてもよい5〜6員の芳香族複素環〔例、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環など;該複素環が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。〕などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよいチオール基における置換基としては、上記した「Re1dの置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基」と同様なものが挙げられるが、なかでも
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなど)などが好ましく、
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアラルキル、および(4)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよいアミノ基の置換基としては、上記した「Re1dの置換基としての置換されていてもよい水酸基における置換基」と同様な置換基を1〜2個有していてもよいアミノ基などが挙げられるが、なかでも(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(5)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる)などが好ましく、
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよいアシル、および(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
また、Re1dの置換基としての置換されていてもよいアミノ基は、アミノ基の置換基同士が結合して、環状のアミノ基(例えば、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)を形成していてもよい。該環状アミノ基は、置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としての置換されていてもよいアシル基としては、
(1)水素、;
(2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基(例えば、フェニル、5〜6員の芳香族複素環基(例えば、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリルなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環基など;好ましくは、ピリジル、チエニルなど)などが挙げられる);
(7)置換されていてもよい5〜6員の単環の非芳香族複素環基(例えば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジオキソラン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の単環の非芳香族複素環から1個の水素原子を取り除いて形成される基など;好ましくは、ジオキソラニルなどが挙げられる。)などがカルボニル基またはスルホニル基と結合したもの(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカルボニル、クロトニル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイル、メタンスルホニル、エタンスルホニル等)が挙げられ、上記した(2)置換されていてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシクロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基および(7)置換されていてもよい5〜6員の単環の非芳香族複素環基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、置換されていてもよいスルホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)が−SO−に結合して形成される基など〕、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e1dの置換基としてのエステル化されていてもよいカルボキシル基としては、(1)水素、
(2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);
(6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニル、ナフチルなど)などがカルボニルオキシ基と結合したもの、好ましくはカルボキシル、低級(C1−6)アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニルなど)などが挙げられ、上記した(2)置換されていてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシクロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、および(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
また、Re1dの置換基としてのアミド化されていてもよいカルボキシル基としては、上記した「Re1dの置換基としての置換されていてもよいアミノ基」と同様な「置換されていてもよいアミノ基」などがカルボニル基と結合したもの、好ましくはカルバモイル、モノC1−6アルキルカルバモイル、ジC1−6アルキルカルバモイルなどが挙げられる。
e1dの置換基としての置換されていてもよい芳香族基における芳香族基としては、フェニル、ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル等の5〜6員の同素または複素環芳香族基、ベンゾフラン、インドール、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、キナゾリン、シンノリンなどの縮環複素環芳香族基などが挙げられる。これらの芳香族基の置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
かかるRe1dの置換基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよい。
また、Redで示される基が5〜6員芳香環と結合して環を形成する場合、式Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、各記号は前記と同意義;Redとしては水素原子が好ましい)で表される基は、例えば、低級(C1−6)アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−CH−CH−CH−O−など)、オキシ低級(C1−6)アルキレンアミノ(例、−O−CH−NH−、−O−CH−CH−NH−など)、オキシ低級(C1−6)アルキレンチオ(例、−O−CH−S−、−O−CH−CH−S−など)、低級(C1−6)アルキレンジアミノ(例、−NH−CH−NH−、−NH−CH−CH−NH−など)、チア低級(C1−6)アルキレンアミノ(例、−S−CH−NH−、−S−CH−CH−NH−など)、などの2価の基を形成する。
e1dで示される「式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−(式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜6員芳香環」の「5〜6員環」が、式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−で表される基以外に有していてもよい「置換基」としては、とりわけ、ハロゲン化または低級(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級(C1−4)アルキル(例、メチル、エチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチルなど)、ハロゲン化または低級(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、ブトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、プロポキシエトキシ、ブトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキシ、プロポキシプロポキシ、ブトキシプロポキシなど)、ハロゲン(例、フッ素、塩素など)、ニトロ、シアノ、1〜2個の低級(C1−4)アルキル、ホルミルまたは低級(C2−4)アルカノイルで置換されていてもよいアミノ(例、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノなど)、5〜6員の環状アミノ(例、1−ピロリジニル、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリノ、4−チオモルホリノ、1−イミダゾリル、4−テトラヒドロピラニルなど)などが挙げられる。
また、Re1dがベンゼンである場合、式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−で表される基の置換位置としては、パラ位が好ましく、式 Red−Ze1d−Xed−Ze2d−で表される基以外に「5〜6員芳香環」が有していてもよい「置換基」の置換位置としては、メタ位が好ましい。
上記式中、Yedで示される「置換されていてもよいイミノ基」としては、例えば、式−N(Re5d)−〔式中、Re5dは水素原子または置換基を示す。〕で表される2価の基などが挙げられる。
e5dとしては、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されていてもよく、置換されていてもよいスルフィニル基または置換されていてもよいスルホニル基を形成していてもよい)、置換されていてもよいアミノ基、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよいアシル基などが好ましく、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいアシル基などがさらに好ましい。
e5dの好ましい態様としては、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいアシル基などが挙げられ、C1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニル、ホルミル、C2−5アルカノイルなどがより好ましく、C1−4アルキル、ホルミル、C2−5アルカノイルなどがさらに好ましく、とりわけ、ホルミルまたはエチルが好ましい。  Re5dの他の好ましい態様としては、式 −(CHek−Re6d 〔式中、ekは0または1を示し、Re6dは置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基(例えば、Re1dの置換基としての置換されていてもよいアシル基の項において例示された「(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基」と同様なものなど;好ましくはハロゲン、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシなどでそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、テトラゾリルなど)を示す。〕で表される基などが挙げられる。
また、Re5dとしての「置換されていてもよい炭化水素基」の具体的な例としては、Redとしての「置換されていてもよい炭化水素基」と同様なものが挙げられ、Re5dとしての「置換されていてもよい複素環基」の具体的な例としては、Redで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基としての「置換されていてもよい複素環基」と同様なものが挙げられ、Re5dとしての「置換されていてもよい水酸基」、「置換されていてもよいチオール基」、「置換されていてもよいアミノ基」、「エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基」および「置換されていてもよいアシル基」の具体的な例としては、Re1dの置換基としての「置換されていてもよい水酸基」、「置換されていてもよいチオール基」、「置換されていてもよいアミノ基」、「エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基」および「置換されていてもよいアシル基」と同様なものが挙げられる。
上記式(eId)中、Re2dおよびRe3dで示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基(脂肪族鎖式炭化水素基および脂肪族環式炭化水素基)」としては、例えば、
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる);
(2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどのC3−8シクロアルキルなどが挙げられる);
(2−1)該シクロアルキルは、硫黄原子、酸素原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1個含有し、オキシラン、チオラン、アジリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ピロリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン  1−オキシド、ピペリジンなど(好ましくは、6員環のテトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、ピペリジンなど)を形成していてもよく;
(2−2)また、該シクロアルキルは、ベンゼン環と縮合し、インダン、テトラヒドロナフタレンなど(好ましくは、インダンなど)を形成していてもよく;
(2−3)さらに、該シクロアルキルは、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.2.2]ノニルなど(好ましくは、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介した架橋を有するシクロヘキシルなど、さらに好ましくは、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルなど)の架橋環式炭化水素残基を形成していてもよい;
(3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケニルなどが挙げられる);
(4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられる);などが挙げられる。
上記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアルケニル、および(4)置換されていてもよいシクロアルケニルが有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、ニトロ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、低級(C1−4)アルコキシ−カルボニル、オキソ基(好ましくは、ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、水酸基など)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
e2dおよびRe3dで示される「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」としては、
(1)ハロゲン、シアノ、水酸基またはC3−7シクロアルキルを1〜3個有していてもよい直鎖または分枝状の低級(C1−6)アルキル;
(2)ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキルまたはフェニル−低級(C1−4)アルキルを1〜3個有していてもよく、硫黄原子、酸素原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1個含有していてもよく、ベンゼン環と縮合していてもよく、炭素数1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋していてもよいC5−8シクロアルキル(例、それぞれ置換されていてもよいシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチアピラニル、ピペリジニル、インダニル、テトラヒドロナフタレニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルなど);などが好ましい。
上記式(eId)中、Re2dおよびRe3dで示される「置換されていてもよい脂環式(非芳香族)複素環基」としては、例えば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジオキソラン、ジチオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環;などが挙げられるが、テトラヒドロフラン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピランなどの1個のヘテロ原子を含有する5〜6員の非芳香族複素環などが好ましい。
e2dおよびRe3dで示される「置換されていてもよい脂環式複素環基」における「脂環式複素環基」が有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−など)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、ニトロ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、低級(C1−4)アルコキシ−カルボニル、オキソ基(好ましくは、ハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキル、ハロゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルコキシ、フェニル−低級(C1−4)アルキル、C3−7シクロアルキル、シアノ、水酸基など)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
なかでも、Re2dとしては、置換されていてもよい鎖状炭化水素基(例、それぞれ置換されていてもよいアルキル、アルケニルなど)が好ましく、置換されていてもよい低級C1−6アルキル基がさらに好ましく、とりわけ置換されていてもよいメチル基が好ましい。
e3dとしては、置換されていてもよい脂環式炭化水素基(例、それぞれ置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルケニルなど;好ましくは、置換されていてもよい低級C3−8シクロアルキル基;さらに好ましくは置換されていてもよいシクロヘキシル)または置換されていてもよい脂環式複素環基(好ましくは、置換されていてもよい飽和の脂環式複素環基(好ましくは6員環基);さらに好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル、置換されていてもよいテトラヒドロチオピラニルまたは置換されていてもよいピペリジル;とりわけ好ましくは、置換されていてもよいテトラヒドロピラニル)が好ましい。
【0219】
尚、一般式(IV)で表わされる化合物またはその塩は水和物であってもよく、以下、塩、水和物も含め化合物(IV)と称する。
【0220】
化合物(IV)は、例えば以下に示される方法等によって製造される。
製造法1
下式で示すとおり、式(IId)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(IId)という)と式(IIId)で表される化合物もしくはその塩またはそのカルボキシル基における反応性誘導体(以下単に化合物(IIId)という)とを反応させることにより化合物(IV)を製造することができる。
【化40】
Figure 2004043432
(式中、各記号は前記と同意義である。)
式(IIId)で表される化合物のカルボキシル基における反応性誘導体としてはたとえば酸ハライド、酸アジド、酸無水物、混合酸無水物、活性アミド、活性エステル、活性チオエステルなどの反応性誘導体がアシル化反応に供される。酸ハライドとしてはたとえば酸クロライド、酸ブロマイドなどが、混合酸無水物としてはモノC1−6アルキル炭酸混合酸無水物(たとえば遊離酸とモノメチル炭酸、モノエチル炭酸、モノイソプロピル炭酸、モノイソブチル炭酸、モノtert−ブチル炭酸、モノベンジル炭酸、モノ(p−ニトロベンジル)炭酸、モノアリル炭酸などとの混合酸無水物)、C1−6脂肪族カルボン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸と酢酸、トリクロロ酢酸、シアノ酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、アセト酢酸などとの混合酸無水物)、C7−12芳香族カルボン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸と安息香酸、p−トルイル酸、p−クロロ安息香酸などとの混合酸無水物)、有機スルホン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸とメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの混合酸無水物)などが、活性アミドとしては含窒素複素環化合物とのアミド〔たとえば遊離酸とピラゾール、イミダゾール、ベンゾトリアゾールなどとの酸アミドで、これらの含窒素複素環化合物はC1−6アルキル基(例、メチル、エチル等)、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素等)、オキソ基、チオキソ基、C1−6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ等)などで置換されていてもよい。〕などがあげられる。
【0221】
活性エステルとしてはβ−ラクタムおよびペプチド合成の分野でこの目的に用いられるものはすべて利用でき、たとえば有機リン酸エステル(たとえばジエトキシリン酸エステル、ジフェノキシリン酸エステルなど)のほかp−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、シアノメチルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、N−ヒドロキシサクシンイミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、6−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、1−ヒドロキシ−1H−2−ピリドンエステルなどがあげられる。活性チオエステルとしては芳香族複素環チオール化合物とのエステル〔たとえば2−ピリジルチオールエステル、2−ベンゾチアゾリルチオールエステルなどで、これらの複素環はC1−6 アルキル基(例、メチル、エチル等)、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素等)、C1−6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ等)などで置換されていてもよい。〕が挙げられる。
【0222】
Lで示される脱離基としては、たとえばハロゲン原子(例、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など)、アルキルまたはアリールスルホニルオキシ基(例、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなど)などが挙げられる。
【0223】
この反応は、通常反応に不活性な溶媒中で行われる。該溶媒としては、たとえばエーテル系溶媒(例、エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ハロゲン系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベンゼン、キシレンなど)、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、水などを単独あるいはそれらを混合して用いることができる。中でもアセトニトリル、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好ましい。この反応は通常化合物(IId)に対し、化合物(IIId)1ないし5当量、好ましくは1ないし3当量反応させることにより行われる。反応温度は−20℃から50℃、好ましくは0℃ないし室温であり、反応時間は通常5分間から100時間である。またこの反応においては塩基を共存させることにより、反応がより円滑に進行する場合もある。該塩基としては、無機塩基、有機塩基ともに有効である。無機塩基の例としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、水素化物、炭酸塩、炭酸水素塩などがあげられ、中でも炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが好ましい。有機塩基としてはトリエチルアミンなどの3級アミン類が好ましい。式(IIId)で表される化合物のカルボキシル基における反応性誘導体は前記のとおりであるが、中でも酸ハライドが好ましい。該塩基の使用量は、化合物(IId)に対し、通常1ないし10当量、好ましくは1ないし3当量である。
カルボン酸からアシル化する場合には、不活性溶媒中(例えば、ハロゲン系溶媒、アセトニトリル)、化合物(IId)とこれ1当量に対し1ないし1.5当量のカルボン酸(A−COH)とを1ないし1.5当量のジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などの脱水縮合剤存在下反応させることにより行われる。この反応は通常室温下に行われ、反応時間は0.5ないし24時間である。
【0224】
この反応において原料として用いられる化合物(IIId)はたとえばHeterocycles, 43(10) 2131−2138 (1996)などに記載の化合物を原料にして公知の一般的方法により合成することができる。
この方法において用いられる化合物(IId)はたとえばChem. Pharm. Bull.47(1) 28−36 (1999)、特開昭56−53654などに記載の方法またはそれらに準じた方法により製造することができる。
【0225】
また、化合物(IId)のうちrdが3のものは、たとえば、Synthetic Comm., 1991,20,3167−3180.に記載の方法によって製造することができる。すなわち、アミン類やアミド類の不飽和結合に対する付加反応を利用して、つぎの方法によって製造することができる。
【化41】
Figure 2004043432
(式中、各記号は前記と同意義である。)
アクロレイン(VId)と化合物(Vd)を反応させ、ついでその生成物(VIId)に還元条件下化合物(VIIId)を反応させることにより得ることができる。化合物(VId)と化合物(Vd)の反応は通常反応に不活性な溶媒中塩基の存在下に行われる。該塩基としては1)強塩基例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム t−ブトキシドなど)など、2)無機塩基例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)など、3)有機塩基等例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類あるいはピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩基性複素環化合物などが挙げられる。該溶媒としては、前記化合物(IId)と化合物(IIId)との反応において述べた溶媒が挙げられ、これらを単独または混合して用いることができる。この反応において化合物(VIId)が得られる。
【0226】
化合物(VIId)と化合物(VIIId)との反応における還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム,水素化ホウ素リチウム,シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなどが挙げられる。これらの還元剤の使用量は化合物(VIId)に対し通常1〜10当量、好ましくは1〜4当量である。反応温度は−20〜50℃、好ましくは0℃〜室温であり、反応時間は0.5〜24時間である。
【0227】
また該反応は接触還元法によっても行なうことができる。たとえば、触媒量のラネーニッケル、酸化白金、金属パラジウム、パラジウム−炭素などの金属触媒と不活性溶媒中(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール等のアルコール性溶媒)、室温ないし100℃、水素圧が1気圧から100気圧において、1ないし48時間反応させることにより化合物(IIda)が得られる。
製造法2
下式で示すとおり、式(IVd)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(IVd)という)と式(Vd)で表される化合物またはその塩(以下単に化合物(Vd)という)とを反応させることにより化合物(IV)を製造することができる。
【化42】
Figure 2004043432
(式中、Lは脱離基を示し、他の記号は前記と同意義である。)
で示される脱離基としては、たとえばハロゲン原子(例、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など)、アルキルまたはアリールスルホニルオキシ基(例、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなど)などが挙げられる。
【0228】
この反応は例えば、オーガニックファンクショナルグループプレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS) 第2版、アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS,INC.)記載の方法に準じて行うことができる。
この反応は通常反応に不活性な溶媒中で行われる。該性溶媒としてアルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン系溶媒、芳香族系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド(DMSO)などを単独あるいはそれらを混合して用いることができる。中でもアセトニトリル、ジメチルホルムアミド、アセトン、エタノールなどが好ましい。反応温度は通常室温ないし100℃、好ましくは室温ないし50℃であり反応時間は通常0.5ないし1日である。この反応は通常は化合物(IVd)に対し1ないし3当量の塩基を加えるが、必ずしも必須ではない。該塩基としては、上記化合物(IId)と化合物(IIId)との反応に用いた塩基を用いることができる。
この反応において原料として用いられる化合物(IVd)は化合物(IIId)を原料にして公知の一般的方法により合成することができる。
【0229】
上記式(I)、(II)、(III)、(IV)および(eI)で表わされる化合物の塩としては酸付加塩、例えば無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩など)、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、蓚酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩など)等のほか、塩基との塩(たとえば、カリウム塩、ナトリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、tert−ブチルジメチルアミン塩、ジベンジルメチルアミン塩、ベンジルジメチルアミン塩、N,N−ジメチルアニリン塩、ピリジン塩、キノリン塩などの有機塩基との塩)を形成していてもよい。
【0230】
本発明において用いられる、CCR拮抗作用を有する化合物としては、上記式(I)、(II)、(III)、(IV)、(eI)で表される化合物またはその塩のほか、たとえばWO00/38680、WO00/39125、EP1013276、WO00/66558、WO00/66559、WO02/074770に記載の化合物なども挙げられる。
【0231】
本発明の予防剤は、動物、とりわけ哺乳動物(例えば、ヒト、サル、ブタ、イヌ、ネコ、ウサギ、モルモット、ラット、マウス等)に対して、優れたHIV感染症予防作用を示し、輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染の予防に有用である。
【0232】
本発明の予防剤は毒性が低く、医薬として用いる場合、それ自体あるいは適宜、薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤と、常法に従って、適宜、適量混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤等の剤型に製剤化でき、経口的または非経口的に安全に投与することができる。また、それ自体を輸血用血液または血液製剤に直接添加することもできる。
【0233】
本明細書において、非経口とは、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射あるいは点滴法等を含むものである。注射用調剤、例えば、無菌注射用水性懸濁物あるいは油性懸濁物は、適当な分散化剤または湿化剤および懸濁化剤を用いて当該分野で知られた方法で調製されうる。その無菌注射用調剤は、また、例えば水溶液等の非毒性の非経口投与することのできる希釈剤あるいは溶剤中の無菌の注射のできる溶液または懸濁液であってもよい。使用することのできる担体あるいは溶剤として許されるものとしては、水、リンゲル液、等張食塩液等が挙げられる。さらに、通常溶剤または懸濁化溶媒として無菌の不揮発性油も用いられうる。このためには、いかなる不揮発性油も脂肪酸も使用でき、天然あるいは合成あるいは半合成の脂肪性油または脂肪酸、そして天然あるいは合成あるいは半合成のモノあるいはジあるいはトリグリセリド類も含められる。
【0234】
直腸投与用の坐剤は、その薬物と適当な非刺激性の補形剤、例えば、ココアバターやポリエチレングリコール類といった常温では固体であるが腸管の温度では液体で、直腸内で融解し、薬物を放出するもの等と混合して製造されることができる。
【0235】
経口投与用の固形投与剤型としては、粉剤、顆粒剤、錠剤、ピル剤、カプセル剤等が挙げられる。そのような剤型において、活性成分化合物は、少なくとも一つの添加物、例えば、ショ糖、乳糖、セルロース糖、マンニトール、マルチトール、デキストラン、デンプン類、寒天、アルギネート類、キチン類、キトサン類、ペクチン類、トラガントガム類、アラビアゴム類、ゼラチン類、コラーゲン類、カゼイン、アルブミン、合成または半合成のポリマー類またはグリセリド類と混合することができる。そのような剤型物はまた、通常の如く、さらなる添加物を含むことができ、例えば不活性希釈剤、マグネシウムステアレート等の滑沢剤、パラベン類、ソルビン酸等の保存剤、アスコルビン酸、α−トコフェロール、システイン等の抗酸化剤、崩壊剤、結合化剤、増粘剤、緩衝化剤、甘味付与剤、フレーバー付与剤、パーフューム剤等が挙げられる。錠剤およびピル剤はさらにエンテリックコーティングされて製造されることもできる。経口投与用の液剤は、医薬として許容されるエマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤、懸濁剤、溶液剤等が挙げられ、それらは当該分野で普通用いられる不活性希釈剤、例えば水を含んでいてよい。
【0236】
本発明の剤の投与量は、投与対象、投与対象の年齢および体重、症状、投与時間、投与方法、剤型などにより、適宜選択することができる。
【0237】
ある特定の患者の投与量は、年令、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、患者のその時に治療を行っている病状の程度に応じ、それらあるいはその他の要因を考慮して決められる。例えば、輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症の予防として成人(体重約60kg)に経口投与する場合、通常1回量として、CCR拮抗薬として約0.02ないし50mg/kg、好ましくは0.05ないし30mg/kg、さらに好ましくは、0.1ないし10mg/kg程度であり、これらの服用量を1日約1ないし約3回程度投与するのが望ましい。当然ながら、これらの用量範囲は一日投与量を分割するために必要な単位ベースで調節できるが、前記のように用量は疾患の性質および程度、患者の年令、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、それらあるいはその他の要因を考慮して決められる。
本発明の剤の投与方法は適宜選択することができ、輸血前または血液製剤使用前に輸血する血液または血液製剤に本発明のHIV感染症予防剤を直接加えてもよい。その際には直前ないし24時間前、好ましくは直前ないし12時間前、さらに好ましくは直前ないし6時間前に混合するのが望ましい。
輸血時または血液製剤使用時に輸血する血液または血液製剤とは別に本発明のHIV感染症予防剤を投与する場合には輸血または血液製剤使用1時間前ないし同時に投与するのが望ましく、さらに好ましくは1日1ないし3回4週間投与を続けるのが望ましい。
【0238】
【実施例】
以下に、実験例および製剤例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0239】
実験例
CCR5に対する選択的拮抗薬である、式:
【化43】
Figure 2004043432
で表されるN,N−ジメチル−N−(4−(((2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウムクロライド(化合物A)、式:
【化44】
Figure 2004043432
【表1】
Figure 2004043432
で表される化合物 B〜Gを用いて、HIV感染に対する増殖抑制効果について検討した。
[方法]
細胞
MOLT―4/CCR5細胞 (AIDS Res.Hum.Retrovir. 16, 935−941(2000))を用いた。
薬物
化合物はDMSOに溶解し、10% FBS、1mg/mL G418(GIBCO)を含むRPMI 1640培地で適宜希釈した。
ウイルス
R5 HIV−1の実験室株であるBa−L株を用いた。
感染
感染は細胞(4×10cells/1mL)に1000CCID50のウイルスを添加し、6時間インキュベートして行った。細胞に未吸着のウイルスを洗浄除去後、感染細胞を2mLの培地に懸濁し、96ウェルプレートに感染細胞を100μL、化合物を100μL分注し、5%CO存在下37℃で3日間培養した。感染3日後に同濃度の化合物を含む培地で5倍希釈し、さらに2日間培養した。培養後、上清中のp24量を市販のELISAキット(ZeptoMetrix)を用いて測定した。感染阻害率は対照群のp24量に対する薬物投与群のp24量として計算した。
[結果]
HIV−1を感染させた細胞に化合物を添加し、5日間培養したところ、いずれの化合物も1000nmol/Lの濃度で強い感染阻害効果を示した(図1)。
【0240】
製剤例1 カプセル剤(1)N,N−ジメチル−N−(4−(((2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)カルボニル)アミノ)−ベンジル)−N−(4−テトラヒドロピラニ
Figure 2004043432
(1)、(2)、(3)および(4)の1/2を混和した後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体をゼラチンカプセルに封入する。
【0241】
Figure 2004043432
(1)、(2)、(3)、(4)の2/3および(5)の1/2を混和後、顆粒化する。これに残りの(4)および(5)をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成型する。
【0242】
製剤例3 注射剤
日局注射用蒸留水10mlにN,N−ジメチル−N−(4−(((2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)カルボニル)アミノ)−ベンジル)−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウムクロライド(500mg)、マンニトール(1000mg)、ポリソルベート80(100mg)を溶解した後、日局注射用蒸留水を加えて20mlとする。この溶液を滅菌条件下でろ過し、次にこの溶液0.2mlずつを取り、滅菌条件下、注射用バイアルに充填し密閉する。
【0243】
【発明の効果】
CCR拮抗作用を有する化合物を含有してなる本発明の予防剤は、輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防に有利に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例における化合物のHIV−1感染阻害率を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a preventive agent for HIV infection at the time of blood transfusion and blood product use, comprising a compound having an antagonistic action on CC chemokine receptor (sometimes abbreviated as CCR in the present specification).
[0002]
[Prior art]
HIV-1 uses CCR5 and / or CXCR4, which is a kind of G-protein coupled receptor (GPCR), as a co-receptor when infecting CD4-positive T cells (for example, Non-Patent Document 1). Non-patent document 2, Non-patent document 3, Non-patent document 4, Non-patent document 5 and Non-patent document 6). In addition to CCR5 and CXCR4, CCR2 (for example, see Non-patent Document 7), CCR3 (for example, see Non-Patent Document 5), APJ (for example, see Non-Patent Document 8), Chem R23 (for example, Non-Patent Document 7) 9)), GPR1, GPR15 / BOB (for example, see Non-Patent Document 10), STRL33 / BONZO (for example, see Non-Patent Document 11), etc. However, the relevance of actual co-receptors other than CCR5 and CXCR4 with the onset of HIV infection is unknown. HIV-1 uses CCR5 as a co-receptor due to the availability of co-receptors. R5 HIV-1 uses CCR4 as a co-receptor, X4 HIV-1 uses both as a co-receptor, and both uses both as co-receptors. It is called R5X4 HIV-1 (for example, refer nonpatent literature 12).
[0003]
It is known that there is a close relationship between HIV-1 co-receptor availability and the pathology of HIV infection. That is, the initial infection is caused by R5 HIV-1, R5 HIV-1 is mainly separated in the asymptomatic period until AIDS onset, and R5X4 HIV-1 and X4 HIV-1 gradually become more significant as it approaches AIDS stage. (See, for example, Non-Patent Document 13, Non-Patent Document 14, and Non-Patent Document 15.)
[0004]
In 2000, it was reported that the number of positive HIV tests in the HIV screening test for blood donors in Japan was 67 cases compared to about 5.9 million blood donors. Three of these cases were early infection cases with negative antibody tests and positive genetic tests. These were considered to have been donated during the so-called window period (the period from HIV infection until the antibody was detected as positive). (See, for example, Non-Patent Document 16). Infection cases in which infection by blood transfusion cannot be ruled out since the start of antibody screening tests have been reported, and these are thought to be caused by blood transfusion of blood donated during the window period (for example, non-patent literature). 17). Although the window period of 22 days in antibody testing has been shortened to 11 days by the introduction of genetic testing, the 11-day window period still remains, so testing alone can completely prevent blood transfusion infections from donated blood. In the future, there are concerns that there may be an increase in the number of cases of blood transfusion infection due to blood donated during the window period. In addition, it is impossible to deny the possibility that blood products such as standard control serum and immunoglobulin products of imported products manufactured by pooling plasma and serum of a large number of people will continue to be a source of infection for the same reason.
[0005]
In HIV infection during blood transfusion and blood product use, the virus directly enters the blood and infects CD4 positive lymphocytes. At that time, the virus uses CCR such as CCR5 as a co-receptor. Therefore, it is considered that a compound capable of inhibiting the binding of the virus to the co-receptor and preventing the entry of the virus into the host cell, for example, a compound having a CCR antagonistic action, can prevent HIV infection during blood transfusion and blood product use. It is done. On the other hand, since the reverse transcriptase inhibitors and protease inhibitors, which are existing anti-HIV drugs, act in the process after the virus enters the host cell, an effect in terms of preventing infection cannot be expected. The present inventors have reported that TAK-779 having CCR5 antagonism has an infection inhibitory effect against HIV-1 infection caused by R5 HIV-1 (for example, Non-Patent Document 18). reference.). In addition, chemokine receptor gene polymorphisms in long-term non-developed and HIV antibody-negative individuals in Japanese hemophilia patients have been investigated, and CCR2-64I / CCR5-59653T gene polymorphism in such a high risk factor group has been investigated. It was reported that the type is involved not only in the prevention of AIDS onset but also in the prevention of HIV infection (see, for example, Non-Patent Document 19). It is suggested that CCR5 and / or CCR2 play an important role in the establishment of HIV infection.
[0006]
On the other hand, various compounds having a CCR antagonistic action are known (see, for example, Patent Documents 1 to 9). However, there is no report that a compound having a CCR antagonistic action prevents HIV infection during blood transfusion and blood product use.
[0007]
[Non-Patent Document 1]
Science 272, 872-877 (1996)
[Non-Patent Document 2]
Nature 381, 661-666 (1996)
[Non-Patent Document 3]
Nature 381, 667-673 (1996)
[Non-Patent Document 4]
Science 272, 1955-1958 (1996)
[Non-Patent Document 5]
Cell 85, 1135-1148 (1996)
[Non-Patent Document 6]
Cell 85, 1149-1158 (1996)
[Non-Patent Document 7]
Cell 87, 437-446 (1996)
[Non-Patent Document 8]
J. et al. Virol. 72, 6113-6118 (1998)
[Non-patent document 9]
Eur. J. et al. Immunol. 28, 1689-1700 (1998)
[Non-Patent Document 10]
J. et al. Exp. Med. 186, 405-411 (1997)
[Non-Patent Document 11]
J. et al. Exp. Med. 185, 2015-2023 (1997)
[Non-Patent Document 12]
Nature 391, 240 (1998)
[Non-Patent Document 13]
J. et al. Virol. 66, 1354-1360 (1992)
[Non-Patent Document 14]
J. et al. Infect. Dis. 169, 968-974 (1994)
[Non-Patent Document 15]
J. et al. Exp. Med. 185, 621-628 (1997)
[Non-Patent Document 16]
General Clinical 50, 2698-2703 (2001)
[Non-Patent Document 17]
Mebio 15, 6-11 (1999)
[Non-Patent Document 18]
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 96, 5698-5703 (1999)
[Non-Patent Document 19]
15th AIDS Society of Japan (December 2001)
[Patent Document 1]
WO99 / 32468 pamphlet
[Patent Document 2]
WO99 / 32100 pamphlet
[Patent Document 3]
International Publication No. 00/10965 Pamphlet
[Patent Document 4]
International Publication No. 00/37455 Pamphlet
[Patent Document 5]
International Publication No. 00/68203 Pamphlet
[Patent Document 6]
International Publication No. 00/76993 Pamphlet
[Patent Document 7]
International Publication No. 00/66551 Pamphlet
[Patent Document 8]
International Publication No. 01/25200 Pamphlet
[Patent Document 9]
WO01 / 25199 pamphlet
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a novel drug that exerts a particularly remarkable effect in preventing HIV infection during blood transfusion and blood product use.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
HIV mixed in blood donated or donated during the window period may not be detected by screening tests, resulting in HIV infection in the recipient during blood transfusion and blood product use. Therefore, the present inventors have focused on the possibility that a drug having a CCR antagonistic action can act as an HIV infection preventive agent, and as a result of various studies, the CCR5 antagonist was used at the time of blood transfusion and blood. It was found useful for preventing HIV infection during use of the preparation, and the present invention was completed.
[0010]
That is, the present invention
(1) A preventive agent for HIV infection during blood transfusion and blood product use, comprising a compound having CCR antagonistic action,
(2) The prophylactic agent according to the above (1), wherein the CCR is CCR5 and / or CCR2,
(3) The compound having CCR antagonistic activity is N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- {3- [4-({4-[(methylsulfonyl) amino] phenyl} sulfonyl) -1-piperidinyl] propyl} -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} Propyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl)- 4-piperidinecarboxamide, 1-acetyl-N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidinyl} pro ) -N- (3-chloro-4-methylphenyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (ethylsulfonyl) benzyl] -1 -Piperidinyl} propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} Propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -1- (Methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (ethyls Phonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [ 4- (Methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N- (3 -Chloro-4-methylphenyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -N '-(4-chlorophenyl) -N-phenyl Urea, N ′-(4-chlorophenyl) -N- {3- [4- (4-fluorobenzyl) -1-piperidinyl] propyl} -N-phenylurea, N '-(4-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (4-morpholinylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N-phenylurea, N '-(4-Chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (4-methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N-phenylurea, 4-{[1- (3- { [(4-Chloroanilino) carbonyl] anilino} propyl) -4-piperidinyl] methyl} benzamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -N- (3,4-dichlorophenyl) -1- Methyl-5-oxo-3-pyrrolidinecarboxamide, 1-benzyl-N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -5-oxo-N-phenyl-3- Loridinecarboxamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -1- (2-chlorobenzyl) -5-oxo-N-phenyl-3-pyrrolidinecarboxamide, N- (3,4- Dichlorophenyl) -N- {3- [4- (4-fluorobenzyl) -1-piperidinyl] propyl} -1-methyl-5-oxo-3-pyrrolidinecarboxamide and N- [3- (4-benzyl-1- Piperidinyl) propyl] -5-oxo-N-phenyl-1- (2,2,2-trifluoroethyl) -3-pyrrolidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -2- [1- (methylsulfonyl) -4-piperidinyl] acetamide, N (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -2- [1- (methylsulfonyl) -4-piperidinyl] acetamide, 3 -(1-acetyl-4-piperidinyl) -N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) propanamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -4-hydroxy-1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -4-piperidinecarboxamide or its The prophylactic agent according to the above (1), which is a salt,
(4) Compound having CCR antagonistic action is iodinated N-methyl-N- [4-[[[2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl] Carbonyl] amino] benzyl] piperidinium, iodide N-methyl-N- [4-[[[7- (4-methylphenyl) -2,3-dihydro-1-benzooxepin-4-yl] carbonyl] amino] benzyl ] Piperidinium, N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-methylphenyl) -2,3-dihydro-1-benzoxepin-4- Carboxamide, N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-morpholinophenyl) -2,3-dihy B-1-Benzoxepin-4-carboxamide, 7- (4-ethoxyphenyl) -N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -2,3-dihydro -1-Benzoxepin-4-carboxamide, iodinated N, N-dimethyl-N- [4-[[[2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl ] Carbonyl] amino] benzyl] -N- (tetrahydropyran-4-yl) ammonium iodide, N-methyl-N- [4-[[[7- (4-methylphenyl) -3,4-dihydronaphthalene- 2-yl] carbonyl] amino] benzyl] piperidinium, chloride N, N-dimethyl-N- (4-(((2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro- H-benzocyclohepten-8-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium chloride, N, N-dimethyl-N-(((7- (4-methylphenyl)- 2,3-dihydro-1-benzooxepin-4-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N- (4-oxocyclohexyl) ammonium chloride, N- (4-(((7- (4-ethoxyphenyl) -2 , 3-Dihydro-1-benzooxepin-4-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N, N-dimethyl-N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium, N- [4- [N-methyl-N- ( Tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-propoxyphenyl) -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzo Thiepin-4-carboxamide, 7- (4-butoxyphenyl) -N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3 -Dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- [N-methyl-N- (2-propoxyethyl) amino] phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran) -4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) phenyl] -N- [4 -[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxa N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -1,1-dioxo- 2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino ] Methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [4 -[[N-methyl-N- (tetrahydro-2H-pyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxami 7- [2-Chloro-4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1 -Dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- (3-methyl-4-propoxyphenyl) -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) ) Amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- (3,4-dipropoxyphenyl) -N- (4-((N-methyl -N- (tetrahydro-2H-pyran-4-yl) amino) methyl) phenyl) -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxamide, 7- [4- (2- Ethoxyethoxy) phenyl] -1-ethyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4 Carboxylic acid amide, 1-ethyl-7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-ethyl-N- [4-[[N-methyl-N- ( Tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) phenyl] -1-formi -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-formyl- 7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1- Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-formyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] Methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- ( Tetrahydro Lan-5-yl) amino] methyl] phenyl] -1-propyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran) -5-yl) amino] methyl] phenyl] -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -1-propyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-benzyl -7- [4- (2-Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1 -Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-cyclopropylmethyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4 -Yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N- Methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1-phenyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) ) Phenyl] -1- (3,4-methylenedioxy) phenyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro -1-Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (2-methyloxazol-5-yl) -N- [4-[[N-methyl- N- (Te Lahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-allyl-7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2 -Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (3-thienyl) methyl-2,3-dihydro- 1-Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] me [Lu] phenyl] -1- (thiazol-2-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- ( 1-methylpyrazol-4-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine- 4-Carboxamide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (3-methylisothiazol-5-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydro Pyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (1-ethylpyra Zol-4-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carvone Acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-isobutyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-5-yl) amino] methyl] phenyl] -2 , 3-Dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-isobutyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-5-yl) amino] methyl] phenyl] -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[ N Methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (thiazol-5-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [ 4- (2-Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (1-methyltetrazol-5-yl ) Methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, or 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydro Pyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (2-methyltetrazol-5-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide The preventive agent according above (1) a salt thereof,
(5) Blood for blood transfusion or blood product comprising a compound having CCR antagonistic action,
(6) A method for preventing HIV infection, comprising administering blood for transfusion or a blood product comprising a compound having CCR antagonistic activity,
(7) A method for preventing HIV infection, comprising administering an effective amount of a compound having a CCR antagonistic action during blood transfusion or blood product use,
(8) The method according to (7) above, wherein the time of blood transfusion or blood product use is one hour before or simultaneously with the blood transfusion or blood product use,
And so on.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The compound having a CCR antagonistic action used in the present invention is particularly preferably a compound having a CCR5 and / or CCR2 antagonistic action, particularly a CCR5 antagonistic action. That is, a compound having an antagonistic action of one of CCR5 and CCR2 or a compound having an antagonistic action of these two receptors is preferable.
[0012]
As the compound having CCR2 antagonistic activity, for example, the anilide compounds described in WO99 / 32468, WO99 / 32100, and WO00 / 68203 have CCR5 antagonistic activity. As the compound, for example, in addition to the above anilide compounds, for example, piperidine derivatives (WO00 / 66551 pamphlet, WO01 / 25199 pamphlet, WO01 / 25200 pamphlet, Japanese Patent Application No. 2000-328851). ) And anilide derivatives having a quaternary ammonium moiety (for example, compounds described in Non-Patent Document 18 and J. Med. Chem. 2000, 43, 2049-2063).
[0013]
More specifically, the following compound groups are mentioned.
(1) Formula having CCR5 antagonistic action:
[Chemical 1]
Figure 2004043432
(Wherein Ra 1Is a hydrogen atom, a hydrocarbon group which may have a substituent, a non-aromatic heterocyclic group which may have a substituent, Ra 2Represents a hydrocarbon group which may have a substituent, a non-aromatic heterocyclic group which may have a substituent, or Ra 1And Ra 2Is combined with AaA heterocyclic group which may have a substituent may be formed together with AaIs N or N+-Ra 5・ Ya (Ra 5Is a hydrocarbon group, Ya Represents a counter anion), Ra 3Represents a cyclic hydrocarbon group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent, na represents 0 or 1, Ra 4May have a hydrogen atom, a hydrocarbon group which may have a substituent, a heterocyclic group which may have a substituent, an alkoxy group which may have a substituent, or a substituent. Good aryloxy group, optionally substituted amino group EaIs a divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than an oxo group,a 1Is a bond, CO or SO2, Ga 2Is CO, SO2, NHCO, CONH or OCO, JaIs a methine or nitrogen atom, QaAnd RaAre each a divalent C which may have a bond or a substituent.1-3Each chain hydrocarbon is shown. However, Ga 2When J is OCOaIs methine, QaAnd RaBoth are not bonds and Ga 1Q when is a jointaAnd RaAre not substituted with an oxo group. Or a salt thereof,
(2) Formula:
[Chemical 2]
Figure 2004043432
(Wherein Rb1Represents a hydrocarbon group which may have a substituent, Rb2Represents a cyclic hydrocarbon group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent, Rb3Is a halogen atom, an optionally substituted carbamoyl group, an optionally substituted sulfamoyl group, an acyl group derived from a sulfonic acid, an optionally substituted C1-4C which may have an alkyl group or a substituent1-4An alkoxy group, an optionally substituted amino group, nitro group or cyano group is Rb4Represents a hydrogen atom or a hydroxyl group, nb represents 0 or 1, and pb represents 0 or an integer of 1 to 4. Or a salt thereof,
(3) Formula:
[Chemical 3]
Figure 2004043432
(Wherein Rc1Is a hydrocarbon group, Rc2Represents a hydrocarbon group having 2 or more carbon atoms, and Rc1And Rc2May combine with each other to form a ring that may have a substituent with the adjacent nitrogen atom, and Rc3Represents a hydrocarbon group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent, Rc4Is a hydrogen atom, an optionally substituted hydrocarbon group or an optionally substituted heterocyclic group,cIs a divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than an oxo group,cIs CO or SO2, JcRepresents a nitrogen atom or an optionally substituted methine group, QcAnd RcAre each a divalent C which may have a bond or a substituent.1-3A chain hydrocarbon group is shown. Or a salt thereof,
(4) Formula:
[Formula 4]
Figure 2004043432
[Where AdIs
[Chemical formula 5]
Figure 2004043432
{Where R isd3(1) A hydrocarbon group which may have a substituent, (2) C which may have a substituent1-4An alkoxy group or an amino group (3) optionally having substituent (s),dIs a bond, -SO2-Or -CO-, nd represents an integer of 1 to 3, md represents 0 or an integer of 1 to 3, Rd4And Rd5Are the same or different and each represents a hydrogen atom or C1- 6An alkyl group Rd6Is a hydroxy group, C1- 6An alkyl group or C2-6Alk represents an alkenyl group}, rd represents an integer of 2 to 4,dIs a bond, -CH2-, -SO2-, -SO-, -S-, -O-, -CO-, -NRda-SO2-Or -NRda-CO- (however, RdaIs a hydrogen atom, C1-6Alkyl group, C2-6Alkenyl group or C3-8A cycloalkyl group), pd and qd are each 0 or an integer of 1 to 4;d1Is a halogen atom, C1-6Alkyl group, C2-4Alkenyl group, C1-4Alkanoyl group, C1-4An alkoxy group, a cyano group, a trifluoromethyl group, a nitro group, a hydroxy group, an amino group, an amidino group,d21) halogen, 2) halogen or C as substituent1-4C which may have alkoxy1-6Alkyl, 3) halogen or C as substituent1-4C which may have alkoxy1-4Alkoxy, 4) nitro, 5) cyano, 6) hydroxy, 7) C1-4Alkanoylamino, 8) SO2NRdbRdc9) SO2Rdd10) CONRdbRdc11) NRdbRdcOr 12) NRda-SO2Rdd{However, RdaIs as defined above and RdbAnd RdcAre the same or different (1) a hydrogen atom,
(2) Halogen or C as a substituent1-4C which may have alkoxy1-6Alkyl group or (3) halogen or C as substituent1-4C which may have alkoxy3-8Represents a cycloalkyl group or RdbAnd RdcMay combine with each other to form a cyclic amino group together with the nitrogen atom, and RddIs C1-6An alkyl group or C3-8Each represents a cycloalkyl group, and when pd is plural, each Rd1May be the same or different from each other, and when qd is plural, each Rd2May be the same or different from each other], or a salt thereof,
(5) Formula:
[Chemical 6]
Figure 2004043432
[Wherein Re1Represents a 5- to 6-membered cyclic group which may be substituted, and Xe1Represents a divalent group having 1 to 4 atoms constituting a bond or a straight chain part, and WeIs the formula:
[Chemical 7]
Figure 2004043432
(Wherein ring AeAnd ring BeEach represents an optionally substituted 5- to 7-membered ring, and Ee1And Ee4Each represents an optionally substituted carbon atom or an optionally substituted nitrogen atom;e2And Ee 3Represents an optionally substituted carbon atom, an optionally substituted nitrogen atom, an optionally oxidized sulfur atom or an oxygen atom;eAnd beEach represents a single bond or a double bond), and Xe2Represents a divalent group having 1 to 4 atoms constituting the straight chain portion, and Ze1Represents a bond or a divalent cyclic group, and Ze2Represents a divalent group having 1 to 4 carbon atoms constituting a bond or a straight chain part, and Re2Is (1) an amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized, and (2) may be substituted and contains a sulfur atom or an oxygen atom as a ring constituent atom A nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized, (3) a group bonded via a sulfur atom, (4) formula:
[Chemical 8]
Figure 2004043432
(In the formula, ek represents 0 or 1, and when ek is 0, the phosphorus atom may form a phosphonium salt;e5 'And Re6 'Each represents an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted hydroxyl group or an optionally substituted amino group, and Re5 'And Re6 'May be bonded to each other to form a cyclic group with the adjacent phosphorus atom), (5) an optionally substituted amidino group or (6) an optionally substituted guanidino group. Or a salt thereof.
[0014]
More specific examples of the compound represented by the above formula (e1) or a salt thereof include the following compound groups.
1) Formula:
[Chemical 9]
Figure 2004043432
[Wherein Re1Represents an optionally substituted 5- to 6-membered ring, and WeaIs the formula:
[Chemical Formula 10]
Figure 2004043432
(Wherein ring AeaRepresents an optionally substituted 5- to 6-membered aromatic ring, and XeaRepresents an optionally substituted carbon atom, an optionally substituted nitrogen atom, sulfur atom or oxygen atom, and ring BeRepresents a 5- to 7-membered ring which may be substituted), Ze2Represents a divalent group having 1 to 4 carbon atoms constituting a bond or a straight chain part, and Re2aIs (1) an amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium, (2) may be substituted and contains a sulfur atom or an oxygen atom as a ring constituent atom. Or a nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium, (3) a group bonded via a sulfur atom, or (4) formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, ek represents 0 or 1, and when ek is 0, the phosphorus atom may form a phosphonium salt;e5And Re6Each represents a hydrocarbon group which may be substituted or an amino group which may be substituted;e5And Re6Or a salt thereof, which may be bonded to each other to form a cyclic group together with an adjacent phosphorus atom], or a salt thereof,
2) Formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Wherein Re1bRepresents an optionally substituted phenyl group or an optionally substituted thienyl group; YebIs -CH2-, -O- or -S- and Re2b, Re3bAnd Re4bEach represents an optionally substituted aliphatic hydrocarbon group or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group], or a salt thereof,
3) Formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Wherein Re1Represents an optionally substituted 5- to 6-membered ring, and ring AecRepresents a 6- to 7-membered ring which may be substituted, and ring BecRepresents an optionally substituted benzene ring, and necRepresents 1 or 2, Ze2Represents a divalent group having 1 to 4 carbon atoms constituting a bond or a straight chain part, and Re2cIs (1) an amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium, (2) may be substituted and contains a sulfur atom or an oxygen atom as a ring constituent atom. Or a nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium, (3) a group bonded via a sulfur atom, or (4) formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, ek represents 0 or 1, and when ek is 0, the phosphorus atom may form a phosphonium salt;e5 'And Re6 'Each represents an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted hydroxyl group or an optionally substituted amino group, and Re5 'And Re6 'Or a salt thereof, which may be bonded to each other to form a cyclic group with an adjacent phosphorus atom, or a salt thereof, and 4) a formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Wherein Re 1 dIs the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2d-(Wherein RedRepresents a hydrogen atom or an optionally substituted hydrocarbon group, XedRepresents an optionally substituted alkylene chain, Ze1dAnd Ze2dEach represents a heteroatom. And a 5- to 6-membered aromatic ring optionally having a substituent, RedThe group represented by may be bonded to a 5- to 6-membered aromatic ring to form a ring,edRepresents an optionally substituted imino group, Re2dAnd Re3dEach represents an optionally substituted aliphatic hydrocarbon group or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group, or a salt thereof.
[0015]
In formula (I), Ra1Examples of the “hydrocarbon group” in the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” include an aliphatic chain hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aryl group. An aliphatic chain hydrocarbon group or an alicyclic hydrocarbon group is preferred.
[0016]
Examples of the aliphatic chain hydrocarbon group include linear or branched aliphatic hydrocarbon groups such as an alkyl group, an alkenyl group, and an alkynyl group. An alkyl group is preferred. Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, isopentyl, neopentyl, 1-methylpropyl, n-hexyl, isohexyl, 1,1-dimethylbutyl, 2,2-dimethylbutyl, 3,3-dimethylbutyl, 3,3-dimethylpropyl, 2-ethylbutyl, n-heptyl, 1-methylheptyl, 1-ethylhexyl, n-octyl, 1 -C such as methylheptyl, nonyl, etc.1-10An alkyl group (preferably C1-6Alkyl) and the like. Examples of the alkenyl group include vinyl, allyl, isopropenyl, 2-methylallyl, 1-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, 1-butenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-ethyl-1-butenyl, 2-methyl-2-butenyl, 3-methyl-2-butenyl, 1-pentenyl, 2-pentenyl, 3-pentenyl, 4-pentenyl, 4-methyl-3-pentenyl, 1-hexenyl, 2-hexenyl, 3- C such as hexenyl, 4-hexenyl, 5-hexenyl, etc.2-6An alkenyl group etc. are mentioned. Examples of the alkynyl group include ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-butynyl, 3-butynyl, 1-pentynyl, 2-pentynyl, 3-pentynyl, 4-pentynyl, 1-hexynyl, 2 -C such as hexynyl, 3-hexynyl, 4-hexynyl, 5-hexynyl, etc.2-6An alkynyl group is mentioned.
[0017]
Examples of the alicyclic hydrocarbon group include saturated or unsaturated alicyclic hydrocarbon groups such as a cycloalkyl group, a cycloalkenyl group, and a cycloalkanedienyl group. A cycloalkyl group is preferred. Examples of the cycloalkyl group include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, and cyclononyl.3-9Cycloalkyl (preferably C3-8Cycloalkyl and the like) and condensed rings such as 1-indanyl and 2-indanyl. Examples of the cycloalkenyl group include 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 2-cyclohexen-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 1-cyclobuten-1-yl, 1- C such as cyclopenten-1-yl3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Examples of the cycloalkanedienyl group include C such as 2,4-cyclopentanedien-1-yl, 2,4-cyclohexanedien-1-yl, and 2,5-cyclohexanedien-1-yl.4-6And cycloalkanedienyl group.
[0018]
Examples of the aryl group include monocyclic or condensed polycyclic aromatic hydrocarbon groups, such as C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, 4-indanyl, and 5-indanyl.6-14An aryl group and the like are preferable, and among them, phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like are particularly preferable.
[0019]
Ra1As the “non-aromatic heterocyclic group” in the “non-aromatic heterocyclic group optionally having substituent (s)”, for example, oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, And 3-8 membered (preferably 5-6 membered) saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group) such as tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl, etc. It is done.
[0020]
Ra1As the “substituent” in the “hydrocarbon group optionally having substituents” and the “non-aromatic heterocyclic group optionally having substituents” represented by the above, for example, they may be substituted An alkyl group, an optionally substituted alkenyl group, an optionally substituted alkynyl group, an optionally substituted aryl group, an optionally substituted cycloalkyl group or a cycloalkenyl group, and optionally substituted. Heterocyclic group, optionally substituted amino group, optionally substituted imidoyl group, optionally substituted amidino group, optionally substituted hydroxyl group, optionally substituted thiol group, esterification Optionally substituted carboxyl group, optionally substituted carbamoyl group, optionally substituted thiocarbamoyl group, optionally substituted sulfamoyl A halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc., preferably chlorine, bromine, etc.), a cyano group, a nitro group, an acyl group derived from a sulfonic acid, an acyl group derived from a carboxylic acid, an optionally substituted alkylsulfinyl Group, an arylsulfinyl group which may be substituted, and the like, and these optional substituents may be substituted by 1 to 5 (preferably 1 to 3) at substitutable positions.
[0021]
Examples of the aryl group in the “optionally substituted aryl group” as the substituent include C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl and the like.6-14An aryl group etc. are mentioned. Here, as the substituent of the aryl group, a lower alkoxy group which may be substituted with a halogen (for example, C such as methoxy, ethoxy, propoxy, etc.)1-6Alkoxy groups such as fluoromethoxy, difluoromethoxy, trifluoromethoxy, 1,1-difluoroethoxy, 2,2-difluoroethoxy, 3,3-difluoropropoxy, 2,2,3,3,3-pentafluoropropoxy, etc. A halogen-substituted C1-4 alkoxy group), an aryloxy optionally having a substituent (for example, phenoxy, 4-fluorophenoxy, 2-carbamoylphenoxy, etc.), a halogen atom (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.) ), An optionally substituted lower alkyl group (eg, unsubstituted C, such as methyl, ethyl, propyl)1-6Alkyl groups such as fluoromethyl, difluoromethyl, trifluoromethyl, 1,1-difluoroethyl, 2,2-difluoroethyl, 3,3-difluoropropyl, 2,2,3,3,3-pentafluoropropyl, etc. Halogen substitution C1-4Alkyl group, etc.), C3-8Cycloalkyl (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.), amino group, monosubstituted amino (eg, carbamoylamino, methylsulfonylamino, methylamino, ethylamino, propylamino, etc.), disubstituted amino (eg, Dimethylamino, diethylamino, N-methyl-N-methylsulfonylamino, di (methylsulfonyl) amino, etc.), C1-6A carbamoyl group optionally substituted with alkyl (eg, butylcarbamoyl), formyl, C2-6Alkanoyl groups (for example, C such as acetyl, propionyl, butyryl)2-6Alkanoyl), C6-14An aryl group (eg, phenyl, naphthyl, etc.), C6-14Arylcarbonyl (eg, benzoyl, naphthoyl, etc.), C7-13Aralkylcarbonyl (eg benzylcarbonyl, naphthylmethylcarbonyl etc.), hydroxyl group, alkanoyloxy (eg acetyloxy, propionyloxy, butyryloxy etc. C)2-5Alkanoyloxy), C7-13Aralkylcarbonyloxy (eg, benzylcarbonyloxy, etc.), nitro group, optionally substituted sulfamoyl group (unsubstituted sulfamoyl group, for example, N-methylsulfamoyl etc.), optionally substituted arylthio group ( For example, phenylthio, 4-methylphenylthio, etc., -N = N-phenyl, cyano group, amidino group, optionally esterified carboxyl group (in addition to free carboxyl group, for example, methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, t- C such as butoxycarbonyl1-4Alkoxycarbonyl, etc.), C1-6Alkylthio, C1-6Alkylsulfinyl, C1-6Alkylsulfonyl, C6-14Arylthio, C6-14Arylsulfinyl, C6-14Arylsulfonyl, an optionally substituted heterocyclic group (for example, pyridyl, thienyl, tetrazolyl, morpholinyl, oxazolyl and the following Ra3Etc.), and these optional substituents may be substituted at one or two substitutable positions.
[0022]
Examples of the cycloalkyl group in the “optionally substituted cycloalkyl group” as a substituent include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, and the like.3-7A cycloalkyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the cycloalkyl group include the same number of the same substituents as those in the above-mentioned “optionally substituted aryl group”.
[0023]
Examples of the cycloalkenyl group in the “optionally substituted cycloalkenyl group” as a substituent include C, such as cyclopropenyl, cyclobutenyl, cyclopentenyl, cyclohexenyl and the like.3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the optionally substituted cycloalkenyl group include the same number of the same substituents as those in the aforementioned “optionally substituted aryl group”.
[0024]
Examples of the alkyl group in the “optionally substituted alkyl group” as the substituent include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, and isopentyl. , Neopentyl, 1-methylpropyl, n-hexyl, isohexyl, 1,1-dimethylbutyl, 2,2-dimethylbutyl, 3,3-dimethylbutyl, 3,3-dimethylpropyl, etc.1-6Alkyl etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the alkyl group include the same number of the same substituents as those in the above-mentioned “optionally substituted aryl group”.
[0025]
Examples of the alkenyl group in the “optionally substituted alkenyl group” as a substituent include vinyl, allyl, isopropenyl, 2-methylallyl, 1-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, 1-butenyl, 2- Butenyl, 3-butenyl, 2-ethyl-1-butenyl, 2-methyl-2-butenyl, 3-methyl-2-butenyl, 1-pentenyl, 2-pentenyl, 3-pentenyl, 4-pentenyl, 4-methyl- C such as 3-pentenyl, 1-hexenyl, 2-hexenyl, 3-hexenyl, 4-hexenyl, 5-hexenyl2-6An alkenyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the alkenyl group include the same number of substituents as the substituents in the above-mentioned “optionally substituted aryl group”.
[0026]
Examples of the alkynyl group in the “optionally substituted alkynyl group” as the substituent include ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-butynyl, 3-butynyl, 1-pentynyl and 2-pentynyl. , 3-pentynyl, 4-pentynyl, 1-hexynyl, 2-hexynyl, 3-hexynyl, 4-hexynyl, 5-hexynyl, etc.2-6An alkynyl group is mentioned. Here, examples of the substituent of the alkynyl group include the same number of substituents as the substituents in the above-mentioned “optionally substituted aryl group”.
[0027]
The heterocyclic group in the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent is a hetero atom 1 selected from an oxygen atom, a sulfur atom, a nitrogen atom and the like as an atom (ring atom) constituting the ring system. Or an aromatic heterocyclic group containing at least one (preferably 1 to 4, more preferably 1 to 2) of 3 (preferably 1 to 2), a saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group ( Aliphatic heterocyclic group) and the like.
[0028]
The “aromatic heterocyclic group” includes an aromatic monocyclic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2, 4-oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2, 4-triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl and the like 5- or 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group) and aromatic condensed heterocyclic groups [for example, benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, Indolyl, isoindolyl, 1H-indazolyl, benzinder Ril, benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, 1,2-benzisothiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl , Buteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenoxathinyl, thianthenyl, phenatridinyl, phenatrolinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] pyridazinyl, pyrazolonyl [1,5-a] pyridyl, imidazo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] pyridyl, imidazo [1,2-b] pyridazinyl, imidazo [1,2-a] pyrid 8- to 12-membered aromatic condensed heterocyclic groups such as dinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-a] pyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] pyridazinyl (preferably A heterocyclic group in which the 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group is condensed with a benzene ring, or two identical or different heterocyclic rings in the 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group described above Condensed heterocyclic group)] and the like.
[0029]
Examples of the “non-aromatic heterocyclic group” include 3 to 8 members (preferably 5 to 6) such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. Member) saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group) and the like.
[0030]
Examples of the substituent that the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent may have include lower alkyl groups (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.).1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, for example arylcarbonyl such as benzoyl, for example C, such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl1-6Alkylsulfonyl, for example, substituted sulfonyl such as aminosulfonyl, methylaminosulfonyl, dimethylaminosulfonyl, etc.), halogenated lower alkyl (for example, trifluoromethyl, 1,1-difluoroethyl, etc.) and the like.
[0031]
As the substituent, “optionally substituted amino group”, “optionally substituted imidoyl group”, “optionally substituted amidino group”, “optionally substituted hydroxyl group” and “substituted” Examples of the substituent in the “optional thiol group” include a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like).1-6Alkyl group etc.), aryl group (eg phenyl, 4-methylphenyl etc.), acyl group (C1-6C of alkanoyl (eg formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl, etc.)1-6Alkanoyl, for example, arylcarbonyl such as benzoyl, alkylsulfonyl (for example, C such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl, etc.)1-6C of alkylsulfonyl, such as paratoluenesulfonyl6-14Arylsulfonyl, for example, substituted sulfonyl such as aminosulfonyl, methylaminosulfonyl, dimethylaminosulfonyl, etc.), optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl (for example, trifluoromethoxycarbonyl, 2,2,2-trifluoroethoxycarbonyl, trichloromethoxycarbonyl, 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl, etc.) and the like. The “amino group” in “optional amino group” is an imidoyl group (for example, C1-6May be substituted with alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, etc.), and two substituents may form a cyclic amino group together with a nitrogen atom. Examples of the cyclic amino group include 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, piperidino 1-piperidinyl, morpholino 4-morpholinyl, 1-piperazinyl and a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl). , C such as pentyl, hexyl1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino etc., such as 1-piperazinyl etc. which may have are mentioned.
[0032]
Examples of the “optionally substituted carbamoyl group” include an unsubstituted carbamoyl, an N-monosubstituted carbamoyl group, and an N, N-disubstituted carbamoyl group.
[0033]
“N-monosubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having one substituent on a nitrogen atom, and examples of the substituent include a lower alkyl group (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, C such as t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), cycloalkyl groups (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.)3-6A cycloalkyl group), an aryl group (for example, C such as phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, preferably phenyl-C1-4Alkyl group, etc.), heterocyclic group (for example, R described above)a1And the like as the “heterocyclic group” as a substituent in the “optionally substituted hydrocarbon group” represented by The lower alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, aralkyl group, and heterocyclic group may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an optionally substituted amino group [the amino group Is, for example, a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, for example arylcarbonyl such as benzoyl, for example C, such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl1-61 or 2 such as alkylsulfonyl) may be substituted. ], A lower alkyl group optionally substituted by a halogen atom (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.), a nitro group, a cyano group, 1 to 5 halogen atoms (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.) And lower alkoxy groups which may be substituted with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0034]
“N, N-disubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having two substituents on a nitrogen atom, and one example of the substituent is the substitution in the above-mentioned “N-monosubstituted carbamoyl group” Examples of the other groups include lower alkyl groups (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.).1-6Alkyl group, etc.), C3-6A cycloalkyl group (eg cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.), C7-10Aralkyl groups (eg benzyl, phenethyl etc., preferably phenyl-C1-4Alkyl group etc.). In some cases, two substituents may be combined with a nitrogen atom to form a cyclic amino group. In such a case, examples of the cyclic aminocarbamoyl group include 1-azetidinylcarbonyl and 1-pyrrolidinyl. Carbonyl, 1-piperidinylcarbonyl, 4-morpholinylcarbonyl, 1-piperazinylcarbonyl and lower alkyl groups at the 4-position (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc. C1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. which may have 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino-carbonyl, such as 1-piperazinylcarbonyl etc. which may have.
[0035]
Examples of the substituent of the “optionally substituted thiocarbamoyl group” include the same substituents as those of the “optionally substituted carbamoyl group” described above.
[0036]
Examples of the “sulfamoyl group optionally having a substituent” include an unsubstituted sulfamoyl group, an N-monosubstituted sulfamoyl group, and an N, N-disubstituted sulfamoyl group.
[0037]
The “N-monosubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having one substituent on the nitrogen atom, and examples of the substituent include the same substituents as those of the N-monosubstituted carbamoyl group.
[0038]
The “N, N-disubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having two substituents on the nitrogen atom, and the substituent is the same as the substituent of the N, N-disubstituted carbamoyl group. Is mentioned.
[0039]
Examples of the carboxyl group that may be esterified include a free carboxyl group, a lower alkoxycarbonyl group, an aryloxycarbonyl group, an aralkyloxycarbonyl group, and the like.
[0040]
Examples of the “lower alkoxycarbonyl group” include methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, butoxycarbonyl, isobutoxycarbonyl, sec-butoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, pentyloxycarbonyl, isopentyloxycarbonyl, neo C such as pentyloxycarbonyl1-6Alkoxy-carbonyl group, etc., among others, C such as methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, etc.1-3An alkoxy-carbonyl group and the like are preferable.
[0041]
Examples of the “aryloxycarbonyl group” include C such as phenoxycarbonyl, 1-naphthoxycarbonyl, 2-naphthoxycarbonyl and the like.7-12An aryloxy-carbonyl group and the like are preferable.
[0042]
Examples of the “aralkyloxycarbonyl group” include C such as benzyloxycarbonyl and phenethyloxycarbonyl.7-10Aralkyloxy-carbonyl group etc. (preferably C6-10Aryl-C1-4Alkoxy-carbonyl etc.) are preferred.
[0043]
The “aryloxycarbonyl group” and “aralkyloxycarbonyl group” may have a substituent, and examples of the substituent include an aryl group and aralkyl as examples of the substituent of the N-monosubstituted carbamoyl group described above. The same number as that mentioned as the substituent of the group is used.
[0044]
Examples of the “acyl group derived from sulfonic acid” as a substituent include those in which a hydrocarbon group and sulfonyl are bonded, and preferably C1- 10Alkylsulfonyl, C2-6Alkenylsulfonyl, C2-6Alkynylsulfonyl, C3 9Cycloalkylsulfonyl, C3 9Cycloalkenylsulfonyl, C6 14Arylsulfonyl, C7- 1 0And acyl such as aralkylsulfonyl. Specifically here C1- 10Examples of alkyl include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, heptyl, octyl and the like. C2-6Examples of alkenyl include vinyl, allyl, 1-propenyl, isopropenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl and the like. C2-6Examples of alkynyl include ethynyl, 2-propynyl, 2-butynyl, 5-hexynyl and the like. C3 9Examples of cycloalkyl include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl and the like. C3 9Examples of cycloalkenyl include 1-cyclopenten-1-yl, 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 3-cycloocten-1-yl and the like. . C6 14Aryl includes phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like. C7- 1 0Examples of aralkylsulfonyl include benzyl and phenethyl. These hydrocarbon groups bonded to sulfonyl may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an optionally substituted amino group [the amino group is, for example, a lower alkyl group (for example, methyl , Ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, for example arylcarbonyl such as benzoyl, for example C, such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl1-61 or 2 such as alkylsulfonyl) may be substituted. ], A lower alkyl group optionally substituted by a halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro group, cyano group, 1 to 5 halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.) And lower alkoxy groups which may be substituted with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0045]
Examples of the “acyl group derived from carboxylic acid” as a substituent include those in which a hydrogen atom or the above-mentioned “N-monosubstituted carbamoyl group” has one substituent on the nitrogen atom and carbonyl. C, preferably formyl, acetyl, trifluoroacetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, pivaloyl, etc.1-6Examples include acyl such as arylcarbonyl such as alkanoyl and benzoyl.
[0046]
Examples of the alkyl in the “optionally substituted alkylsulfinyl group” as a substituent include C, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6Examples include lower alkyl groups such as alkyl groups.
[0047]
As the aryl in the “arylsulfinyl group optionally having substituent (s)” as the substituent, for example, C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, etc.6-14An aryl group etc. are mentioned.
[0048]
These alkyl and aryl substituents include lower alkoxy groups (for example, Cmethoxy such as methoxy, ethoxy, propoxy, etc.).1-6Alkoxy groups, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), lower alkyl groups (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.)1-6Alkyl group, etc.), amino group, hydroxyl group, cyano group, amidino group and the like. These optional substituents may be substituted at one or two substitutable positions.
[0049]
Ra2The “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” and “non-aromatic heterocyclic group optionally having substituent (s)” represented by Ra1And the same as the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” and “non-aromatic heterocyclic group optionally having substituent (s)”, preferably Ra1C which may have a substituent among those described in2-6Alkyl and optionally substituted C3-8Cycloalkyl.
[0050]
Ra1And Ra2Are bonded to form a heterocyclic group which may have a substituent together with the adjacent nitrogen atom, such ring includes nitrogen atom, oxygen atom, sulfur atom in addition to one nitrogen atom. Examples thereof include, for example, 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 1-homopiperidinyl, heptamethyleneimino, 1-piperazinyl, 1-homopiperazinyl, 4-morpholinyl, 4-thiomorpholinyl. Monocyclic rings such as 2-isoindolinyl, 1,2,3,4-tetrahydro-2-isoquinolyl, 1,2,4,5-tetrahydro-3H-3-benzazepin-3-yl, etc., indene- Examples thereof include cyclic amino groups such as spiro ring such as 1-spiro-4′-piperidin-1′-yl. The cyclic amino group may have 1 to 5, preferably 1 to 3 substituents at chemically possible positions on the ring.
[0051]
Examples of the substituent include a hydroxy group, a cyano group, a nitro group, an amino group, an oxo group, a halogen atom, and a general formula: -YaRa a(Wherein Ra aRepresents a hydrocarbon group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent, YaIs a bond (single bond), -CRa bRa c-, -COO-, -CO-, -CRa b(OH)-, -CO-NRa b-, -CS-NRa b-, -CO-S-, -CS-S-, -CO-NRa b-CO-NRa c-, -C (= NH) -NRa b-, -NRa b-, -NRa b-CO-, -NRa b-CS-, -NRa b-CO-NRa c-, -NRa b-CS-NRa c-, -NRa b-CO-O-, -NRa b-CS-O-, -NRa b-CO-S-, -NRa b-CS-S-, -NRa b-C (= NH) -NRa c-, -NRa b-SO2-, -NRa b-NRa c-, -O-, -O-CO-, -O-CS-, -O-CO-O, -O-CO-NR.a b-, -OC (= NH) -NRa b-, -S-, -SO-, -SO2-, -CRa bRa c-S-, CRa bRa c-SO2-, -SO2-NRa b-, -S-CO-, -S-CS-, -S-CO-NRa b-, -S-CS-NRa b-, -S-C (= NH) -NRa b-, Etc., and Ra b, Ra cIs a hydrogen atom, an optionally substituted alkyl group, an optionally substituted alkenyl group, an optionally substituted alkynyl group, an optionally substituted aryl group, an optionally substituted cycloalkyl group or And a group represented by a cycloalkenyl group, an optionally substituted heterocyclic group, an acyl group derived from a sulfonic acid, an acyl group derived from a carboxylic acid, and the like.
Ra aExamples of the “hydrocarbon group” of the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” include an aliphatic chain hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aryl group. These aliphatic chain hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group and aryl group are the above Ra1And those described as the aliphatic chain hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group and aryl group represented by In addition, as the substituent of the hydrocarbon group, Ra1What was mentioned as a substituent in "the hydrocarbon group which may have a substituent" shown by these is mentioned.
Ra aThe “heterocyclic group” in the “heterocyclic group which may have a substituent” represented bya3The same thing as the "heterocyclic group" in "the heterocyclic group which may have a substituent" shown by these is mentioned. As the “substituent” in the “heterocyclic group optionally having substituent (s)”, the above Ra1And those described as the “substituent” in the “non-aromatic heterocyclic group which may have a substituent”.
[0052]
Ra bAnd Ra cAn optionally substituted alkyl group, an optionally substituted alkenyl group, an optionally substituted alkynyl group, an optionally substituted aryl group, an optionally substituted cycloalkyl group or cyclo Examples of the alkenyl group, optionally substituted heterocyclic group, acyl group derived from sulfonic acid, and acyl group derived from carboxylic acid include Ra 1What was mentioned as a substituent in "the hydrocarbon group which may have a substituent" shown by these is mentioned.
[0053]
Ra1And Ra2As for it, it is preferable that both combine and form the heterocyclic ring which may have a substituent with a nitrogen atom.
[0054]
More preferably, NRa1Ra2Is the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(Where YaAnd RaaIs the same as defined above). Where YaAnd Ra aIs as defined above, but Ra aIs particularly preferably an aryl group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent.
[0055]
Ra3Examples of the “cyclic hydrocarbon group” in the “cyclic hydrocarbon group optionally having substituent (s)” include an alicyclic hydrocarbon group and an aryl group.
[0056]
Examples of the alicyclic hydrocarbon group include saturated or unsaturated alicyclic hydrocarbon groups such as a cycloalkyl group, a cycloalkenyl group, and a cycloalkanedienyl group. A cycloalkyl group is preferred. Examples of the cycloalkyl group include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, and cyclononyl.3-9Cycloalkyl (preferably C3-8Cycloalkyl and the like) and condensed rings such as 1-indanyl and 2-indanyl. Examples of the cycloalkenyl group include 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 2-cyclohexen-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 1-cyclobuten-1-yl, 1- C such as cyclopenten-1-yl3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Examples of the cycloalkanedienyl group include C such as 2,4-cyclopentanedien-1-yl, 2,4-cyclohexanedien-1-yl, and 2,5-cyclohexanedien-1-yl.4-6And cycloalkanedienyl group.
[0057]
Examples of the aryl group include monocyclic or condensed polycyclic aromatic hydrocarbon groups, such as C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, 4-indanyl, and 5-indanyl.6-14An aryl group and the like are preferable, and among them, phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like are particularly preferable.
[0058]
Ra3As the substituent in the cyclic hydrocarbon group which may have a substituent represented by R,a1What was mentioned as a substituent in the hydrocarbon group which may have the substituent shown by these is mentioned. When the cyclic hydrocarbon group is an alicyclic hydrocarbon group, for example, C such as phenyl group, tolyl group, etc.1-6Examples thereof include a phenyl group and a naphthyl group which may be substituted with alkyl. When the cyclic hydrocarbon group is an aryl group, for example, a halogen atom (such as a chlorine atom or a fluorine atom), C1-6Alkyl group (methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.), C1-6An alkoxy group (for example, methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, etc.), C3-6A cycloalkyl group (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.), halogenated C1-6Alkyl group (trifluoromethyl, etc.), halogenated C1-6Alkoxy group (trifluoromethyloxy, etc.), C1-6Alkylthio group (methylthio, ethylthio, etc.), C1-6Examples include alkylsulfonyl groups (methylsulfonyl, ethylsulfonyl, etc.), cyano groups, nitro groups, and the like.
[0059]
Ra3The heterocyclic group in the “heterocyclic group optionally having substituent (s)” is, for example, selected from an oxygen atom, a sulfur atom, a nitrogen atom, etc. as an atom (ring atom) constituting the ring system. An aromatic heterocyclic group containing at least one (preferably 1 to 4, more preferably 1 to 2) heteroatoms of 1 to 3 heteroatoms (preferably 1 to 2), saturated or unsaturated non-aromatic A heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group) etc. are mentioned.
[0060]
The aromatic heterocyclic group includes an aromatic monocyclic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4 -Oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4 -5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic groups such as triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl, etc.) and aromatic condensed heterocyclic groups [eg benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, indolyl , Isoindolyl, 1H-indazolyl, benzindazo , Benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, benzopyranyl, 1,2-benzisothiazolyl, benzodioxolyl, benzimidazolyl, 2,1,1-benzoxadiazolyl, 1H- Benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl, buteridinyl, carbazolyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothazinyl, phenazinyl, phenazinyl , Thiantenyl, phenatridinyl, phenatrolinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] pyridazinyl, pyrazolo [1,5-a] pyridyl, pyrazolo [3,4-b] pyridyl, imi Zo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] pyridyl, imidazo [1,2-b] pyridazinyl, imidazo [1,2-a] pyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4 8-a 12-membered aromatic condensed heterocyclic group such as 3-a] pyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] pyridazinyl (preferably 5- to 6-membered aromatic monocyclic as described above A heterocyclic ring in which a heterocyclic group is condensed with a benzene ring, or a heterocyclic ring in which two identical or different heterocyclic rings of the 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group are condensed)].
[0061]
Examples of the non-aromatic heterocyclic group include 3 to 8 members (preferably 5 to 6 members) such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. And a saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group).
[0062]
Ra3As the substituent in the “heterocyclic group optionally having substituent (s)” represented by the above,a1And those described as the “substituent” in the “non-aromatic heterocyclic group which may have a substituent”.
[0063]
Ra3Is preferably a phenyl group which may have a substituent.
[0064]
Ra4The hydrocarbon group optionally having a substituent represented by R is Ra1And the same hydrocarbon groups which may have a substituent represented bya4The heterocyclic group which may have a substituent represented by R is Ra3The same thing as the heterocyclic group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0065]
Ra4The “alkoxy group” in the “alkoxy group optionally having substituent (s)” is, for example, methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy, etc. C1-6Alkoxy is preferable, and the “substituent” includes, for example, a cycloalkyl group (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl and the like).3-6A cycloalkyl group), an aryl group (for example, C such as phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, preferably phenyl-C1-4Alkyl group, etc.), heterocyclic group (for example, R described above)a1And the like as the “heterocyclic group” as a substituent in the “optionally substituted hydrocarbon group” represented by The lower alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, aralkyl group, and heterocyclic group may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an optionally substituted amino group [the amino group Is, for example, a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Arylcarbonyl such as alkanoyl and benzoyl, for example, C such as methylsulfonyl and ethylsulfonyl1-61 or 2 such as alkylsulfonyl) may be substituted. ], A lower alkyl group optionally substituted by a halogen atom (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.), a nitro group, a cyano group, 1 to 5 halogen atoms (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.) And lower alkoxy groups which may be substituted with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0066]
Ra4As the “aryl group” in the “optionally substituted aryloxy group” represented by the above, for example, phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, etc.6-14An aryl group and the like, and the “substituent” includes a lower alkoxy group (for example, a methoxy, ethoxy, propoxy, etc. C1-6Alkoxy groups, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), lower alkyl groups (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.)1-6Alkyl group, etc.), amino group, hydroxyl group, cyano group, amidino group and the like. These optional substituents may be substituted at one or two substitutable positions.
[0067]
Ra4The “substituent” in the “amino group optionally having substituent (s)” is, for example, a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.) C1-6Alkyl group), acyl group (C1-6Alkanoyl (eg, formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl, etc.), benzoyl, etc.), optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl (for example, trifluoromethoxycarbonyl, 2,2,2-trifluoroethoxycarbonyl, trichloromethoxycarbonyl, 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl, etc.) and the like. The “amino group” in “optional amino group” is an imidoyl group (for example, C1-6May be substituted with alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, etc.), and two substituents may form a cyclic amino group together with a nitrogen atom. Examples of the cyclic amino group include 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 4-morpholinyl, 1-piperazinyl and a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl) at the 4-position. C such as hexyl1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino etc., such as 1-piperazinyl etc. which may have are mentioned.
[0068]
Ra4As C1-3Alkyl, optionally substituted phenyl, 3-pyridyl, 4-pyridyl and the like are preferable.
[0069]
Ra5As the hydrocarbon group represented bya1In the “hydrocarbon group which may have a substituent” represented by formula (1), those described as the “hydrocarbon group” are preferable. For example, methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, butyl, n- Lower alkyl having 1 to 4 carbon atoms such as butyl, isobutyl, tert-butyl and the like is preferable.
[0070]
Ya-As the counter anion represented by, for example, Cl, Br, I, NO3 , SO4 2 , PO4 3 , CH3SO3 Etc.
[0071]
EaExamples of the divalent chain hydrocarbon group in the divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than the oxo group represented by formula (C) such as methylene, ethylene, etc.1-6C such as alkylene and ethenylene2-6C such as alkenylene and ethynylene2-6Examples include alkynylene. Preferred is C2-5Alkylene, most preferred is trimethylene.
[0072]
The substituent of the divalent hydrocarbon group may be other than an oxo group, and specific examples thereof include, for example, an optionally substituted alkyl group, an optionally substituted aryl group, and a substituted group. Optionally substituted cycloalkyl group or cycloalkenyl group, optionally esterified carboxyl group, optionally substituted carbamoyl group or thiocarbamoyl group, optionally substituted amino group, optionally substituted Examples thereof include a hydroxyl group, an optionally substituted thiol (mercapto) group, an acyl group derived from carboxylic acid, an acyl group derived from sulfonic acid, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, etc.), nitro, cyano and the like. The number of substituents may be 1 to 3. These optionally substituted alkyl groups, optionally substituted aryl groups, optionally substituted cycloalkyl groups or cycloalkenyl groups, optionally esterified carboxyl groups, optionally substituted Carbamoyl group or thiocarbamoyl group, optionally substituted amino group, optionally substituted hydroxyl group, optionally substituted thiol (mercapto) group, carboxylic acid-derived acyl group, sulfonic acid-derived acyl group , Ra3The thing similar to what was described as a substituent in the heterocyclic group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0073]
QaAnd RaDivalent C which may have a substituent represented by1-3C in chain hydrocarbon groups1-3As the chain hydrocarbon group, EaAmong the divalent chain hydrocarbon groups in the divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than the oxo group represented by the above, those having 1 to 3 carbon atoms are exemplified.
[0074]
QaAnd RaDivalent C which may have a substituent represented by1-3As the substituent in the chain hydrocarbon group, EaThe same thing as the substituent in the bivalent chain hydrocarbon group which may have substituents other than the oxo group shown by these is mentioned.
[0075]
JaRepresents methine or a nitrogen atom, but is preferably methine.
[0076]
Ga1Is a bond, CO or SO2Indicates CO or SO2Is preferred.
[0077]
Ga2Is CO, SO2, NHCO, CONH or OCO are preferred, with CO, NHCO or OCO being preferred.
[0078]
The compound represented by the general formula (I) or a salt thereof may be a hydrate.
[0079]
(I-1) Ra1May have a hydrogen atom, a substituent selected from the following a1 group, a hydrocarbon group selected from the following a2 group, and a substituent selected from the following a1 group. A 3- to 8-membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group, Ra2May have a substituent selected from the following group a1 and may have a hydrocarbon group selected from the following group a2 or a substituent selected from the following group a1: 3-8 Represents a membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group, or Ra1And Ra2Is combined with AaAnd a heterocyclic group selected from the following group a4 which may have a substituent selected from the following group a3,aIs N or N+-Ra5・ Ya-(Ya-Is C1, Br, I, NO3 , SO4 2-, PO4 3-Or CH3SO3 And Ra5Represents a hydrocarbon group selected from the following group a2), Ra3May have a substituent selected from the following a1 group and may have a cyclic hydrocarbon group selected from the following a5 group or a substituent selected from the following a1 group: a heterocyclic group selected from the group a6, Ra4May have a hydrogen atom, a substituent selected from the following a1 group, a hydrocarbon group selected from the following a2 group, and a substituent selected from the following a1 group. A heterocyclic group selected from the following group a6, and optionally having a substituent selected from the following group a71-6An alkoxy group, C optionally having a substituent selected from the following group a8:6-14An aryloxy group, an amino group optionally having a substituent selected from the following group a9 or a cyclic amino group selected from the following group a10;aIs a divalent chain hydrocarbon group selected from the following group a12 which may have a substituent other than an oxo group selected from the following group a11:aAnd RaEach may have a bond or a substituent selected from the following group a11 and a divalent C selected from the following group a13:1-3A compound that is a chain hydrocarbon,
A1 group
(1) C optionally substituted with a group selected from Group a141-6An alkyl group, (2) C optionally substituted with a group selected from group a142-6An alkenyl group, (3) C optionally substituted with a group selected from group a142-6An alkynyl group, (4) C optionally substituted with a group selected from group a146-14An aryl group, (5) C optionally substituted with a group selected from group a143-7A cycloalkyl group, (6) C optionally substituted with a group selected from group a143-6A cycloalkenyl group, (7) a heterocyclic group selected from the a16 group optionally substituted with a group selected from the a15 group, and (8) C as a substituent.1-6An amino group optionally having a group selected from alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino or group a17, (9) a cyclic amino group selected from group a10, (10) selected from group a17 An imidoyl group optionally substituted with a selected group, (11) an amidino group optionally substituted with a group selected from the a17 group, and (12) substituted with a group selected from the a17 group. Or (13) a thiol group optionally substituted with a group selected from group a17, (14) a carboxyl group, and (15) a C optionally substituted with a group selected from group a18.1-6An alkoxy-carbonyl group, (16) C optionally substituted with a group selected from group a187-12Aryloxy-carbonyl group (17) C optionally substituted with a group selected from group a187-10An aralkyloxy-carbonyl group, (18) a carbamoyl group, (19) a mono-substituted carbamoyl group substituted with a group selected from group a19, (20) one selected from group a19 and a group selected from group a20 1-substituted disubstituted carbamoyl group, (21) a cyclic aminocarbamoyl group selected from group a21, (22) thiocarbamoyl group, (23) substituted with a group selected from group a19 A mono-substituted thiocarbamoyl group, (24) a di-substituted thiocarbamoyl group substituted with one selected from group a19 and one selected from group a20, and (25) a cyclic amino selected from group a21 A thiocarbamoyl group, a sulfamoyl group, (26) an N-monosubstituted sulfamoyl group substituted with a group selected from group a19, and (27) one selected from group a19 and N, N-disubstituted sulfamoyl group substituted with one selected from group 20, (28) cyclic aminosulfonyl group selected from group a22, (29) halogen atom, (30) cyano group, (31 ) A nitro group, (32) an acyl group derived from a sulfonic acid selected from group a22, (33) formyl group, (34) C2-6Alkanoyl, (35) C7-12Arylcarbonyl, (36) C optionally substituted with a group selected from group a231-6An optionally substituted alkylsulfinyl group and a group selected from (37) group a23:6-14Arylsulfinyl group
A2 group
(1) C1-10Alkyl group, (2) C2-6An alkenyl group, (3) C2-6Alkynyl group, (4) C optionally condensed with benzene ring3-9A cycloalkyl group, (5) C3-6Cycloalkenyl group, (6) C4-6Cycloalkanedienyl group and (7) C6-14Aryl group
A3 group
(1) hydroxyl group, (2) cyano group, (3) nitro group, (4) amino group, (5) oxo group, (6) halogen atom and (7) general formula: -B1Ra a[Wherein Ra aIs selected from the hydrocarbon group selected from the a2 group which may have a substituent selected from the a1 group, or the a6 group which may have a substituent selected from the a1 group The heterocyclic group1Is a bond (single bond), -CRa bRaC-, -COO-, -CO-, -CRab(OH)-, -CRabRac-S-, -CRabRac-SO2-, -CO-NRa b-, -CS-NRa b-, -CO-S-, -CS-S-, -CO-NRa b-CO-NRaC-, -C (= NH) -NRa b-, -NRa b-, -NRa b-CO-, -NRa b-CS-, -NRa b-CO-NRaC-, -NRa b-CS-NRaC-, -NRa b-CO-O-, -NRa b-CS-O-, -NRa b-CO-S-, -NRa b-CS-S-, -NRa b-C (= NH) -NRaC-, -NRa b-SO2-, -NRa b-NRaC-, -O-, -O-CO-, -O-CS-, -O-CO-O, -O-CO-NR.a b-, -OC (= NH) -NRa b-, -S-, -SO-, -SO2-, -SO2-NRa b-, -S-CO-, -S-CS-, -S-CO-NRa b-, -S-CS-NRa b-And -S-C (= NH) -NRa b-(However, Ra b, RaCIs a hydrogen atom, C optionally substituted by a group selected from group a141-6Alkyl group, C which may be substituted with a group selected from group a142-6An alkenyl group, C optionally substituted by a group selected from group a142-6An alkynyl group, optionally substituted with a group selected from group a146-14Aryl group, C which may be substituted with a group selected from group a143-7A cycloalkyl group, C optionally substituted by a group selected from group a143-6A cycloalkenyl group, a heterocyclic group selected from the a6 group optionally substituted with a group selected from the a1 group, an acyl group derived from a sulfonic acid selected from the a22 group, C1-6Alkanoyl, C7-12Represents an arylcarbonyl group)]
A4 group
(1) a monocyclic heterocyclic group which is a ring which may further contain a nitrogen atom, an oxygen atom or a sulfur atom in addition to one nitrogen atom, (2) a condensed cyclic heterocyclic ring condensed with benzene and ( 3) Spirocyclic heterocycle
A5 group
(1) C in which the benzene ring may be condensed3-9Cycloalkyl, (2) C3-6Cycloalkenyl group, (3) C4-6Cycloalkanedienyl group and (4) C6-14Aryl group
Group a6
As an atom (ring atom) constituting the ring system, it contains at least one hetero atom selected from oxygen atom, sulfur atom, nitrogen atom, etc. (2) an 8-12 membered aromatic fused heterocyclic group selected from group a26 and (3) a 3-8 membered saturated or unsaturated group selected from group a25. Saturated non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group)
Group a7
C which may be substituted with a group selected from Group a183-6A cycloalkyl group, C optionally substituted by a group selected from group a186-10Aryl group, C which may be substituted with a group selected from group a187-10A heterocyclic group selected from group a16 which may be substituted with an aralkyl group and a group selected from group a18
A8 group
C1-6Alkoxy group, halogen atom, C1-6Alkyl group, amino group, hydroxyl group, cyano group and amidino group
Group a9
(1) C1-6Alkyl group, (2) C1-6Alkanoyl, (3) benzoyl, (4) optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl, (5) C1-6Alkylimidoyl, (6) formylimidoyl and (7) amidino
A10 group
(1) 1-azetidinyl, (2) 1-pyrrolidinyl, (3) 1-piperidinyl, (4) 4-morpholinyl and (5) 1-piperazinyl optionally having a substituent selected from Group a27
A11th group
(1) C optionally substituted with a group selected from Group a141-6An alkyl group, (2) C optionally substituted with a group selected from group a146-14An aryl group, (3) C optionally substituted with a group selected from group a143-7A cycloalkyl group, (4) C optionally substituted with a group selected from group a143-6A cycloalkenyl group, (5) a carboxyl group, and (6) a C optionally substituted with a group selected from the group a181-6An alkoxy-carbonyl group, (7) C optionally substituted with a group selected from Group a187-12An aryloxy-carbonyl group, (8) C optionally substituted with a group selected from group a187-10An aralkyloxy-carbonyl group, (9) a carbamoyl group, (10) a mono-substituted carbamoyl group substituted with a group selected from group a19, (11) one selected from group a19 and a group selected from group a20 1-substituted disubstituted carbamoyl group, (12) a cyclic aminocarbamoyl group selected from group a21, (13) thiocarbamoyl group, (14) substituted with a group selected from group a19 A mono-substituted thiocarbamoyl group, (15) a di-substituted thiocarbamoyl group substituted with one selected from group a19 and one selected from group a20, and (16) a cyclic amino selected from group a21 Thiocarbamoyl group, (17) C as substituent1-6Alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, an amino group optionally having a group selected from group a17, (18) a cyclic amino group selected from group a10, (19) selected from group a17 A hydroxyl group optionally substituted with a selected group, (20) a thiol group optionally substituted with a group selected from the group a17, (21) C1-6Alkanoyl, (22) C7-12Arylcarbonyl, (23) acyl group derived from sulfonic acid selected from group a22, (24) halogen, (25) nitro and (26) cyano
A12th group
C1-6Alkylene, C2-6Alkenylene and C2-6Alkynylene
A13th group
C1-3Alkylene, C2-3Alkenylene and C2-3Alkynylene
A14th group
(1) C optionally substituted with halogen1-6An alkoxy group, (2) phenoxy optionally having halogen or carbamoyl as a substituent, (3) a halogen atom, (4) C1-6Alkyl group, (5) halogen-substituted C1-4Alkyl group, (6) C3-8Cycloalkyl, (7) amino group, (8) carbamoyl as substituent, C1-4Alkyl and C1-4An amino group having one or two alkylsulfonyl, (9) C1-6A carbamoyl group optionally substituted with alkyl, (10) formyl, (11) C2-6Alkanoyl group (12) C6-14An aryl group, (13) C6-14Arylcarbonyl, (14) C7-13Aralkylcarbonyl, (15) hydroxyl group, (16) C2-5Alkanoyloxy, (17) C7-13Aralkylcarbonyloxy, (18) nitro group, (19) sulfamoyl group, (20) N—C1-4Alkylsulfamoyl, (21) phenylthio, (22) C1-4Alkylphenylthio, (23) -N = N-phenyl, (24) cyano group, (25) oxo group, (26) amidino group, (27) carboxyl group, (28) C1-4Alkoxy-carbonyl, (29) C1-6Alkylthio, (30) C1-6Alkylsulfinyl, (31) C1-6Alkylsulfonyl, (32) C6-14Arylthio, (33) C6-14Arylsulfinyl, (34) C6-14Arylsulfonyl and (35) a heterocyclic group selected from group a6
Group a15
C1-6Alkyl group, C1-6Alkanoyl, C7-13Arylcarbonyl, C1-6Alkylsulfonyl, aminosulfonyl, mono-C1-6Alkylaminosulfonyl, di-C1-6Alkylaminosulfonyl and halogenated C1-4Alkyl
A16th group
As the atoms (ring atoms) constituting the ring system, at least one hetero atom selected from oxygen atom, sulfur atom, nitrogen atom and the like is included (1) selected from group a24 and a26 Aromatic heterocyclic groups and (2) saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic groups selected from group a25
Group a17
(1) Halogen or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1 -6Alkyl group, (2) C6-12An aryl group, (3) C1-4Alkyl substituted C6-12Aryl group, (4) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8A cycloalkyl group, (5) C1-6An alkoxy group, (6) C1-6Alkanoyl, (7) C7-13Arylcarbonyl, (8) C1-4Alkyl substituted C7-13Arylcarbonyl, (9) C1-6Alkylsulfonyl, (10) C6-14Arylsulfonyl, (11) aminosulfonyl, (12) C1-4Substituted aminosulfonyl mono- or di-substituted with alkyl and (13) optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl
Group a18
(1) hydroxyl group, (2) amino group, (3) amino group mono- or disubstituted with a group selected from group a28, (4) halogen atom, (5) nitro group, (6) cyano group, (7) C optionally substituted with a halogen atom1-6C which may be substituted with an alkyl group and (8) a halogen atom1-6Alkoxy group
Group a19
C which may be substituted with a group selected from Group a181-6Alkyl group, C which may be substituted with a group selected from group a183-6A cycloalkyl group, C optionally substituted by a group selected from group a186-10Aryl group, C which may be substituted with a group selected from group a187-10Aralkyl group, C which may be substituted with a group selected from Group a181-6A heterocyclic group selected from the a16 group optionally substituted with an alkoxy group and a group selected from the a18 group
Group a20
C1-6Alkyl group, C3-6Cycloalkyl groups and C7-10Aralkyl group a21 group
1-azetidinylcarbonyl, 1-pyrrolidinylcarbonyl, 1-piperidinylcarbonyl, 4-morpholinylcarbonyl and 1-piperazinylcarbonyl optionally substituted with a group selected from Group a27
Group a22
C which may have a substituent selected from Group a181- 10Alkylsulfonyl, C which may have a substituent selected from Group a182-6Alkenylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group a182-6Alkynylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group a183 9Cycloalkylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group a183 9Cycloalkenylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group a186 14Arylsulfonyl and C which may have a substituent selected from Group a187- 1 0Aralkylsulfonyl
Group a23
C1-6Alkoxy group, halogen atom, C1-6Alkyl group, amino group, hydroxyl group, cyano group and amidino group
Group a24
Furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4-oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3- Thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4-triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl and triazinyl
A25th group
Oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl and piperazinyl
A26th group
Benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, indolyl, isoindolyl, 1H-indazolyl, benzindazolyl, benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, benzopyranyl, 1,2-benzoisothiazolyl , Benzodioxolyl, benzimidazolyl, 2,1,1-benzoxadiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl, buteridinyl, carbazolyl, α-carbolynyl, β-Carborinyl, γ-Carborinyl, Acridinyl, Phenoxazinyl, Phenothiazinyl, Phenazinyl, Phenoxathinyl, Thianthrenyl, Phenatoridinyl, Phenatolinyl Lydinyl, pyrrolo [1,2-b] pyridazinyl, pyrazolo [1,5-a] pyridyl, pyrazolo [3,4-b] pyridyl, imidazo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] Pyridyl, imidazo [1,2-b] pyridazinyl, imidazo [1,2-a] pyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-a] pyridyl and 1,2,4-triazolo [4,3- b] pyridazinyl
A27th group
C1-6Alkyl group, C7-10Aralkyl groups and C6-10Aryl group
Group a28
C1-6Alkyl group, C1-6Alkanoyl, C7-13Arylcarbonyl and C1-6Alkylsulfonyl
(I-2) Ra1And Ra2A 3- to 8-membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group which may have a substituent selected from the group a1 represented by formula (a) has a substituent selected from the group a1 Or a 3- to 8-membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group selected from Group a25,a1And Ra2Is combined with AaA heterocyclic group selected from the a4 group optionally having a substituent selected from the a3 group formed together with a substituent selected from the a3 group The compound according to (I-1) above, which is a cyclic amino group selected from:
Group a29
1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 1-homopiperidinyl, heptamethyleneimino, 1-piperazinyl, 1-homopiperazinyl, 4-morpholinyl, 4-thiomorpholinyl, 2-isoindolinyl, 1,2,3,4-tetrahydro- 2-Isoquinolyl, 1,2,4,5-tetrahydro-3H-3-benzazepin-3-yl and inden-1-spiro-4′-piperidin-1′-yl
(I-3) Ra1And Ra2Is combined with AaAnd a 3- to 8-membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group selected from Group a4 which may have a substituent selected from Group a3 (I-1 ) Described compounds,
(I-4) Ra1And Ra2Is combined with AaAnd a substituent selected from Group a3, which forms a 3- to 8-membered saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group containing 1 or 2 nitrogen atoms ( I-1) compounds as described above,
(I-5) -AaRa1Ra2The compound represented by (I-3) above, wherein the group represented by (1) may have a substituent selected from Group a3 (1) piperidinyl or (2) piperazinyl,
(I-6) -AaRa1Ra2A group represented by the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Where LaIs a methine or nitrogen atom, Ba2Is a bond, -CH2-, -SO2-, -SO-, -S-, -O-, -CO-, -NRab1-SO2-(However, Rab1Is a hydrogen atom, C1-6Alkyl group, C2-6Alkenyl, C2-6Alkynyl or C3-6A cycloalkyl group), —CH (OH) —, —NRab2-(However, Rab2Is a hydrogen atom or C2-4Represents an alkanoyl group), -NRab1-CO- (however, Rab1Is as defined above), -NRab1-CO-O- (However Rab1Is as defined above), -CH2SO2-Or -CH2S-, RaaIs selected from the hydrocarbon group selected from the a2 group which may have a substituent selected from the a1 group or the a6 group which may have a substituent selected from the a1 group A compound represented by (I-3) above, which is a group represented by:
(I-7) -AaRa1Ra2A group represented by the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(Where Ba3Is -CH2-, -SO2-, -SO-, -S-, -O-, -CO-, -NRab1-SO2-(However, Rab1Is a hydrogen atom, C1-4Alkyl group, C2-6Alkenyl, C2-6Alkynyl or C3-6A cycloalkyl group), -NRab1-CO-, -NRab1-CO-O- (however, Rab1Is as defined above), ZaIs halogen, SO2NRab3Rab4(However, Rab3And Rab4Are the same or different and (1) halogen, hydroxyl group or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1-6Alkyl, (2) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl, (3) C1-6Represents alkoxy or (4) a hydrogen atom or Rab3And Rab4May form a cyclic amino group together with the nitrogen atom), SO2Rab5(However, Rab5(1) Halogen, hydroxyl group or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1-6Alkyl, (2) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl), CONRab3Rab4(However, Rab3And Rab4Is as defined above) or -NRab7-SO2Rab6(However, Rab6(1) Halogen or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1-6Alkyl, (2) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl is Rab7(1) Halogen or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1-6Alkyl, (2) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl or (3) represents a hydrogen atom), C1-6Alkoxy, C2-4A compound represented by the above (I-3), which is a group represented by (which represents amino, nitro, cyano, tetrazolyl or morpholinyl optionally substituted with alkanoyl),
(I-8) Ra3May have a substituent selected from the a1 group6-14The compound according to (I-1) above, which is an aryl group,
(I-9) Ra3Is a phenyl group which may have a substituent selected from the group a1, the compound according to the above (I-1),
(I-10) EaIs -CH2CH2-, -CH2CH2CH2-, -CH2CH2CH2CH2-Or -CH2CH2CH2CH2CH2A compound that is-
(I-11) EaIs -CH2CH2CH2A compound that is-
(I-12) Ga2Is CO, SO2, CONH or OCO,
(I-13) Ga2A compound wherein is CO or NHCO;
(I-14) Ga2A compound wherein is CO,
(I-15) JaA compound wherein is methine,
(I-16) Ga1Is CO or SO2A compound that is
(I-17) Ra4Are selected from the hydrocarbon group selected from the a2 group which may have a substituent selected from the a1 group, the a6 group which may have a substituent selected from the a1 group A heterocyclic group which may have a substituent selected from Group a71-6The compound according to (I-1) above, which is an alkoxy group or an amino group optionally having a substituent selected from Group a9;
(I-18) Ra4Is C1-3A compound that is alkyl,
(I-19) Ra4A compound wherein is methyl,
(I-20) QaAnd RaAre each -CH2CH2A compound that is-
(I-21) a compound wherein na is 0,
(I-22) Formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Wherein Ra4a(1) halogen as a substituent, C1-6C optionally having alkoxy, oxo, amino, phenyl, pyridyl or tetrazolyl1-6Alkyl group, (2) C1-6Alkenyl group, (3) halogen as substituent, C1-6Alkyl or C1-6C which may have alkoxy3-8A cycloalkyl group, (4) halogen as a substituent, C1-6Alkyl, C1-6Alkoxy, nitro, cyano, hydroxyl, C1-4Phenyl group optionally having alkanoylamino, carbamoyl or sulfamoyl, (5) C1-6An amino group optionally substituted with alkyl, (6) C optionally substituted with phenyl1-6An alkoxy group, (7) C3-8A cycloalkyloxy group, (8) halogen as a substituent, C1-6A heterocyclic group which may have an alkyl group or a hydroxyl group,a1aIs CO or SO2Ra3aIs substituted with (1) halogen, (2) C optionally substituted with halogen1-6Alkyl, (3) C optionally substituted with halogen1-6Alkoxy, (4) C1-6Alkylthio, (5) C1-6C optionally having alkylsulfonyl6-10The aryl group is LaIs a methine or nitrogen atom, Ba2Is a bond, -CH2-, -SO2-, -SO-, -S-, -O-, -CO-, -NRab1-SO2-(However, Rab1Is the same as defined above), —CH (OH) —, —NRab2-(However, Rab2Is a hydrogen atom or C2-4Represents an alkanoyl group), -NRab1-CO- (however, Rab1Is as defined above), -NRab1-CO-O- (However Rab1Is as defined above), -CH2SO2-Or -CH2S-, Raa'Is (1) halogen as a substituent, SO2NRab3Rab4(However, Rab3And Rab4Is as defined above), SO2Rab5(However, Rab5(1) Halogen, hydroxyl group or C as a substituent1-6C which may have alkoxy1-6Alkyl, (2) halogen or C as substituent1-6C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl), CONRab3Rab4(However, Rab3And Rab4Is as defined above) or -NRab7-SO2Rab6(However, Rab6Is as defined above), C1-6Alkoxy, C2-4An aromatic hydrocarbon group which may have amino, nitro, cyano, tetrazolyl or morpholinyl which may be substituted with alkanoyl or (2) an aromatic heterocyclic group which may be substituted with the same substituent, respectively Or a salt thereof,
(I-23) Ra3aIs substituted with halogen, trifluoromethyl or C1- 6The compound according to the above (I-22), which is a phenyl group optionally having alkyl,
(I-24) LaThe compound according to (I-22) above, wherein is methine,
(I-25) Ba2Is -CH2-, -SO2-, -SO-, -S-, -O-, -CO-, -NRab1-SO2-, -NRab1-CO-, -NRab1-CO-O-, (however, Rab1Is the same as defined above, and the compound according to (I-22) above,
(I-26) Raa′ Is a substituent (1) halogen, (2) SO2Ra e(However, RaeIs C1-6Alkyl or C3-8Cycloalkyl), (3) N (Rad) SO2Rae(However, RadIs a hydrogen atom or C1-4R represents alkyl and Ra eIs as defined above), (4) SO2NRafRag(However, RafAnd RagAre the same or different and each represents a hydrogen atom or C1-6Represents alkyl or RafAnd RagMay form a cyclic amino group together with the nitrogen atom) or (5) CONRafRag(However, RafAnd RagAre the same or different and each represents a hydrogen atom or C1-6Represents alkyl or RafAnd RagWhich may form a cyclic amino group together with the nitrogen atom), a compound according to the above (I-22),
(I-27) Ba2Is SO2, CH2Or N (Rad-SO2(However, RadIs a hydrogen atom or C1-4R represents alkyl) and Raa 'Are substituted with (1) halogen, (2) SO2Ra e(However, RaeIs C1-6Alkyl or C3-8Cycloalkyl), (3) N (Rad) SO2Rae(However, RadIs a hydrogen atom or C1-4R represents alkyl and Ra eIs as defined above), (4) SO2NRafRag(However, RafAnd RagAre the same or different and each represents a hydrogen atom or C1-6Represents alkyl or RafAnd RagMay form a cyclic amino group together with the nitrogen atom) or (5) CONRafRag(However, RafAnd RagAre the same or different and each represents a hydrogen atom or C1-6Represents alkyl or RafAnd RagWhich may have a cyclic amino group together with the nitrogen atom)a3aIs a halogen atom or C as a substituent1-4The compound according to (I-22) above, which is a phenyl group having 1 or 2 selected from alkyl,
(I-28) Ga1aIs SO2Or CO and LaIs methine, Ba2Is SO2Or CH2Raa'Is the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(Where ZaIs C1-4Alkylsulfonyl, C1-4R represents a sulfamoyl or carbamoyl group optionally substituted with alkyl), and Ra3aIs a halogen atom or C as a substituent1-4A phenyl group having one or two selected from alkyl, Ra4aThe compound according to (I-22) above, wherein is methyl.
[0080]
Rb1Examples of the “hydrocarbon group” in the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” include an aliphatic chain hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aryl group. Examples of the aliphatic chain hydrocarbon group include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, isopentyl, neopentyl, 1-methylpropyl, n- C such as hexyl and isohexyl1-6Examples of the alicyclic hydrocarbon group include alkyl groups such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl and the like.3 8Examples of the aryl group include cycloalkyl groups such as phenyl and naphthyl (1-naphthyl, 2-naphthyl).6-14An aryl group and the like are preferable.
[0081]
Rb1The “substituent” in the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” is a hydrocarbon group optionally having substituent (s) or a heterocyclic group optionally having substituent (s) , Halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine), C which may have a substituent1-4Alkoxy group, optionally substituted C1-4Alkylthio group, C which may have a substituent2-6Alkoxycarbonyl group, optionally substituted C1-6Alkanoyl group, optionally substituted amino group, nitro group, cyano group, optionally substituted carbamoyl group, optionally substituted sulfamoyl group, acyl derived from sulfonic acid Groups and the like.
[0082]
As the “hydrocarbon group” of the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)”, Rb1And the same as the “hydrocarbon group” in the “hydrocarbon group optionally having substituents” represented by1-6Alkyl group, C3-8A cycloalkyl group, C6-14Aryl groups are preferred. These examples are also Rb1As mentioned in the above. The “substituent” in the “hydrocarbon group optionally having substituent (s)” is, for example, a lower alkoxy group (for example, C such as methoxy, ethoxy, propoxy, etc.).1-6Alkoxy groups, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), lower alkyl groups (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.)1-6Alkyl groups, etc.), lower alkynyl groups (eg, vinyl, 1-propenyl, 2-propenyl, isopropenyl, butenyl, isobutenyl, etc.)1-4Alkynyl group), amino group, hydroxyl group, cyano group, amidino group, etc., and these optional substituents may be substituted at one or three substitutable positions.
[0083]
The “heterocyclic group optionally having substituent (s)” (Rb1As the “heterocyclic group” in the substituent in the hydrocarbon group which may have a substituent represented by, for example, an oxygen atom, a sulfur atom and a nitrogen atom as an atom (ring atom) constituting the ring system An aromatic heterocyclic group containing at least one (preferably 1 to 4, more preferably 1 to 2) heteroatoms selected from the above-mentioned 1 to 3 heteroatoms (preferably 1 to 2 heteroatoms), saturated or unsaturated Non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group) and the like.
[0084]
The aromatic heterocyclic group includes an aromatic monocyclic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4 -Oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4 -5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic groups such as triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl, etc.) and aromatic condensed heterocyclic groups [eg benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, indolyl , Isoindolyl, 1H-indazolyl, benzindazo Benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, benzopyranyl, 1,2-benzisothiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl , Prynyl, buteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenoxathiinyl, thiantenyl, phenatoridinyl, phenatholinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] Pyridazinyl, pyrazolo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-a] Pyridyl, imidazo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-bPyridazinyl, imidazo [1,2-aPyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-aPyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] 8- to 12-membered aromatic condensed heterocyclic group such as pyridazinyl (preferably a heterocyclic ring in which a 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group is condensed with a benzene ring or a 5- to 6-membered aromatic group described above And a heterocycle obtained by condensing two identical or different heterocycles of an aromatic monocyclic heterocycle group)].
[0085]
Examples of the non-aromatic heterocyclic group include 3 to 8 members (preferably 5 to 6 members) such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. And a saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group).
[0086]
The “optionally substituted heterocyclic group” (Rb1The “substituent” in the hydrocarbon group optionally having a substituent represented by R) is Rb1The same thing as the "substituent" in the "hydrocarbon group which may have a substituent" which is the "substituent" in the hydrocarbon group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0087]
The “optionally substituted C1-4“C” in the “alkoxy group”1-4Examples of the “alkoxy group” include methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, tert-butoxy and the like.
The “optionally substituted C1-4“C” in the alkylthio group1-4Examples of the “alkylthio group” include methylthio, ethylthio, n-propylthio, isopropylthio, n-butylthio, isobutylthio, tert-butylthio and the like.2-6“C” in the “alkoxycarbonyl group”2-6Examples of the “alkoxycarbonyl group” include methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, n-propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, n-butoxycarbonyl, isobutoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, n-pentyloxycarbonyl and the like.
[0088]
The “optionally substituted C1-6“C” in the “alkanoyl group”1-6Examples of the “alkanoyl group” include formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl and the like. The “optionally substituted C1-4An alkoxy group ", the" optionally substituted C "1-4Alkylthio group ”and“ optionally substituted C ”1-6"Alkoxycarbonyl group", "C which may have a substituent.1-6The substituent in the “alkanoyl group” is Rb1And the same substituents as those in the “optionally substituted hydrocarbon group” which is a substituent in the optionally substituted hydrocarbon group.
[0089]
Examples of the substituent in the “optionally substituted amino group” include a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like).1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups derived from carboxylic acids (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl), for example, C such as benzoyl7-15Arylcarbonyl, etc.), acyl groups derived from sulfonic acid (for example, C such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl, etc.)1-6Alkylsulfonyl), optionally halogenated C2-6Alkoxycarbonyl (for example, trifluoromethoxycarbonyl, 2,2,2-trifluoroethoxycarbonyl, trichloromethoxycarbonyl, 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl, etc.) and the like may be mentioned. The “amino group” in the “good amino group” is an imidoyl group (for example, C1-6May be substituted with alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, etc.), and two substituents may form a cyclic amino group together with a nitrogen atom. Examples of the cyclic amino group include 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 4-morpholinyl, 1-piperazinyl and a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl) at the 4-position. C such as hexyl1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10An aryl group and the like, and a 3- to 8-membered (preferably 5 to 6-membered) cyclic amino group such as 1-piperazinyl.
[0090]
Examples of the “optionally substituted carbamoyl group” include an unsubstituted carbamoyl, an N-monosubstituted carbamoyl group and an N, N-disubstituted carbamoyl group.
[0091]
“N-monosubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having one substituent on a nitrogen atom, and examples of the substituent include a lower alkyl group (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, C such as t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), cycloalkyl groups (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.)3-6A cycloalkyl group), an aryl group (for example, C such as phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, preferably phenyl-C1-4Alkyl group, etc.), heterocyclic group (for example, R described above)b1And the like as the “heterocyclic group” of the “optionally substituted heterocyclic group” as a substituent in the “optionally substituted hydrocarbon group” represented by The lower alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, aralkyl group, and heterocyclic group may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an optionally substituted amino group [the amino group Is, for example, a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, for example arylcarbonyl such as benzoyl, for example C, such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl1-61 or 2 such as alkylsulfonyl) may be substituted. ], A lower alkyl group optionally substituted by a halogen atom (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.), a nitro group, a cyano group, 1 to 5 halogen atoms (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.) And lower alkoxy groups which may be substituted with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0092]
“N, N-disubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having two substituents on a nitrogen atom, and one example of the substituent is the substitution in the above-mentioned “N-monosubstituted carbamoyl group” Examples of the other groups include lower alkyl groups (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.).1-6Alkyl group, etc.), C3-6A cycloalkyl group (eg cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.), C7-10Aralkyl groups (eg benzyl, phenethyl etc., preferably phenyl-C1-4Alkyl group etc.). In some cases, two substituents may be combined with a nitrogen atom to form a cyclic amino group. In such a case, examples of the cyclic aminocarbonyl group include 1-azetidinylcarbonyl and 1-pyrrolidinyl. Carbonyl, 1-piperidinylcarbonyl, 4-morpholinylcarbonyl, 1-piperazinylcarbonyl and lower alkyl groups at the 4-position (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc. C1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. which may have 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino-carbonyl, such as 1-piperazinylcarbonyl etc. which may have.
[0093]
Examples of the “optionally substituted sulfamoyl group” include unsubstituted sulfamoyl, N-monosubstituted sulfamoyl groups and N, N-disubstituted sulfamoyl groups.
[0094]
The “N-monosubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having one substituent on the nitrogen atom, and examples of the substituent include the same substituents as those of the N-monosubstituted carbamoyl group.
[0095]
The “N, N-disubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having two substituents on the nitrogen atom, and the substituent is the same as the substituent of the N, N-disubstituted carbamoyl group. Is mentioned.
[0096]
Examples of the “sulfonic acid-derived acyl group” include those in which a hydrocarbon group and sulfonyl are bonded, and preferably C1- 10Alkylsulfonyl, C2-6Alkenylsulfonyl, C2-6Alkynylsulfonyl, C3 9Cycloalkylsulfonyl, C3 9Cycloalkenylsulfonyl, C6 14Arylsulfonyl, C7- 1 0And acyl such as aralkylsulfonyl. Specifically here C1- 10Examples of alkyl include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, heptyl, octyl and the like. C2-6Examples of alkenyl include vinyl, allyl, 1-propenyl, isopropenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl and the like. C2-6Examples of alkynyl include ethynyl, 2-propynyl, 2-butynyl, 5-hexynyl and the like. C3 9Examples of cycloalkyl include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl and the like. C3 9Examples of cycloalkenyl include 1-cyclopenten-1-yl, 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 3-cycloocten-1-yl and the like. . C6 14Aryl includes phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like. C7- 1 0Examples of aralkylsulfonyl include benzyl and phenethyl. These hydrocarbon groups bonded to sulfonyl may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an optionally substituted amino group [the amino group is, for example, a lower alkyl group (for example, methyl , Ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, for example arylcarbonyl such as benzoyl, for example C, such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl1-61 or 2 such as alkylsulfonyl) may be substituted. ], A lower alkyl group optionally substituted by a halogen atom (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.), a nitro group, a cyano group, 1 to 5 halogen atoms (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.) And lower alkoxy groups which may be substituted with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0097]
Rb2Examples of the “cyclic hydrocarbon group” in the “cyclic hydrocarbon group optionally having substituent (s)” include an alicyclic hydrocarbon group and an aryl group.
[0098]
Examples of the alicyclic hydrocarbon group include saturated or unsaturated alicyclic hydrocarbon groups such as a cycloalkyl group, a cycloalkenyl group, and a cycloalkanedienyl group. Examples of the cycloalkyl group include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, and cyclononyl.3-9Cycloalkyl (preferably C3-8Cycloalkyl and the like) and condensed rings such as 1-indanyl and 2-indanyl. Examples of the cycloalkenyl group include 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 2-cyclohexen-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 1-cyclobuten-1-yl, 1- C such as cyclopenten-1-yl3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Examples of the cycloalkanedienyl group include C such as 2,4-cyclopentanedien-1-yl, 2,4-cyclohexanedien-1-yl, and 2,5-cyclohexanedien-1-yl.4-6And cycloalkanedienyl group. Among them, C such as cyclohexyl3-8A siloalkyl group is preferred.
[0099]
Examples of the aryl group include monocyclic or condensed polycyclic aromatic hydrocarbon groups, such as C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, 4-indanyl, and 5-indanyl.6-14An aryl group and the like are preferable, and among them, phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like are particularly preferable.
[0100]
Rb2As the “substituent” in the “cyclic hydrocarbon group which may have a substituent” represented byb1And the same as the “substituent” in the “hydrocarbon group optionally having substituent” described as the “substituent” in the “hydrocarbon group optionally having substituent” represented by It is done.
[0101]
Rb2As the “heterocyclic group optionally having substituent (s)” represented byb1The same thing as the "heterocyclic group which may have a substituent" described as the "substituent" in the "hydrocarbon group which may have a substituent" shown by these is mentioned.
[0102]
Rb3Examples of the halogen atom represented by are fluorine, chlorine, bromine and iodine.
[0103]
Rb3The “optionally substituted carbamoyl group”, the “optionally substituted fulfamoyl group” and the “sulfonic acid-derived acyl group” are represented by Rb1And the same as the “carbamoyl group which may have a substituent”, “furfamoyl group which may have a substituent” and “acyl group derived from sulfonic acid”.
[0104]
Rb3Represented by "C which may have a substituent1-4“C” in the “alkyl group”1-4Examples of the “alkyl group” include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, tert-butyl and the like.
[0105]
Rb3Represented by "C which may have a substituent1-4“C” in the “alkoxy group”1-4Examples of the “alkoxy group” include methoxy, ethoxy, propoxy, n-butoxy, isobutoxy, tert-butoxy and the like.
[0106]
Rb3Represented by "C which may have a substituent1-4Alkyl group "and" C which may have a substituent. "1-4The “substituent” in the “alkoxy group” is Rb1The same thing as the "substituent" in the "hydrocarbon group which may have a substituent" which is the "substituent" in the hydrocarbon group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0107]
Rb3As the substituent in the “amino group optionally having substituent (s)” represented by the above, for example, a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.)1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups derived from carboxylic acids (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl), for example C such as benzoyl7-15Arylcarbonyl, etc.), acyl groups derived from sulfonic acids (for example, C such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl, etc.)1-6Alkylsulfonyl), optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl (for example, trifluoromethoxycarbonyl, 2,2,2-trifluoroethoxycarbonyl, trichloromethoxycarbonyl, 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl, etc.) and the like. The “amino group” in “may be an amino group” is an imidoyl group (for example, C1-6May be substituted with alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, etc.), and two substituents may form a cyclic amino group together with a nitrogen atom. Examples of the cyclic amino group include 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 4-morpholinyl, 1-piperazinyl and a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl) at the 4-position. C such as hexyl1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10An aryl group and the like, and a 3- to 8-membered (preferably 5 to 6-membered) cyclic amino group such as 1-piperazinyl.
[0108]
Examples of the leaving group represented by X include a halogen atom (eg, chlorine atom, bromine atom, iodine atom), alkyl or arylsulfonyloxy group (eg, methanesulfonyloxy, trifluoromethanesulfonyloxy, ethanesulfonyloxy, benzene) Sulfonyloxy, p-toluenesulfonyloxy, etc.).
[0109]
Examples of the salt of the compound represented by the formula (II) of the present invention include acid addition salts such as inorganic acid salts (for example, hydrochloride, sulfate, hydrobromide, phosphate, etc.), organic acid salts (for example, Acetate, trifluoroacetate, succinate, maleate, fumarate, propionate, citrate, tartrate, lactate, oxalate, methanesulfonate, p-toluenesulfonate, etc.) In addition to salts with bases (for example, alkali metal salts such as potassium salt, sodium salt and lithium salt, alkaline earth metal salts such as calcium salt and magnesium salt, ammonium salt, trimethylamine salt, triethylamine salt, tert-butyl With organic bases such as dimethylamine salt, dibenzylmethylamine salt, benzyldimethylamine salt, N, N-dimethylaniline salt, pyridine salt, quinoline salt ) May be in the form.
[0110]
In addition, the compound represented by the general formula (II) or a salt thereof may be a hydrate, and hereinafter referred to as a compound (II) including a salt and a hydrate.
[0111]
Among the compounds represented by the above formula (II) or salts thereof (hereinafter simply referred to as compound (II)), the following compounds are preferred.
(II-1) Rb3May have a halogen atom or a substituent1-4C which may have an alkyl group or a substituent1-4An alkoxy group, an optionally substituted amino group, a nitro group or a cyano group,
(II-2) Rb1Is an alicyclic hydrocarbon group which may have a substituent or an aryl group which may have a substituent,
(II-3) Rb11) A hydrocarbon group which may have a substituent, 2) a heterocyclic group which may have a substituent, and 3) a C which may have a substituent.1-4Alkoxy group, 4) C optionally having substituent (s)1-4Alkylthio group, 5) C optionally having substituent (s)2-6An alkoxycarbonyl group, 6) an optionally substituted C1-6Alkanoyl group, 7) amino group optionally having substituent, 8) cyclic amino group, 9) halogen atom, 10) nitro group, 11) cyano group, 12) carbamoyl optionally having substituent A compound, 13) a sulfamoyl group optionally having substituent (s), and 14) a hydrocarbon group optionally having 1 to 4 substituents selected from acyl groups derived from sulfonic acid,
(II-4) Rb11) A hydrocarbon group which may have a substituent, 2) a heterocyclic group which may have a substituent, and 3) a C which may have a substituent.1-4Alkoxy group, 4) C optionally having substituent (s)1-4Alkylthio group, 5) C optionally having substituent (s)2-6An alkoxycarbonyl group, 6) an optionally substituted amino group, 7) a halogen atom, 8) a nitro group, and 9) 1 to 4 substituents selected from a cyano group. A compound that is a hydrocarbon group,
(II-5) Rb11) A hydrocarbon group which may have a substituent, 2) a heterocyclic group which may have a substituent, and 3) a C which may have a substituent.1-4Alkylthio group, 4) C optionally having substituent (s)2-6An alkoxycarbonyl group, 5) an optionally substituted amino group, 6) a halogen atom and 7) a hydrocarbon group optionally having 1 to 4 substituents selected from a nitro group. Compound,
(II-6) Rb2Is a cyclic hydrocarbon group which may have a substituent,
(II-7) Rb3Is a halogen, an optionally substituted carbamoyl group, an optionally substituted sulfamoyl group or a sulfonic acid-derived acyl group,
(II-8) Rb3A compound wherein is a halogen,
(II-9) Rb4A compound in which is a hydrogen atom,
(II-10) a compound in which nb is 0,
(II-11) Rb1Represents a hydrocarbon group selected from the third group which may have a substituent selected from the first group, Rb2Is a cyclic hydrocarbon group selected from the 10th group which may have a substituent selected from the second group or a fourth group which may have a substituent selected from the second group The heterocyclic group represented by Rb3Is a halogen atom, a carbamoyl group, an N-monosubstituted carbamoyl group optionally having one selected from the eleventh group, one selected from the eleventh group and one selected from the fourteenth group N, N-disubstituted carbamoyl group which may have, cyclic aminocarbonyl group selected from the 17th group, sulfamoyl group, N-monosubstituted which may have one selected from the 11th group A sulfamoyl group, an N, N-disubstituted sulfamoyl group optionally having one selected from Group 11 and one selected from Group 14, a cyclic aminosulfonyl group selected from Group 20; An acyl group derived from a sulfonic acid selected from the fifteenth group, and optionally having a substituent selected from the second group;1-4An alkyl group, optionally having a substituent selected from the second group;1-4A compound which is an alkoxy group, an amino group which may have a substituent selected from the eighth group, a cyclic amino group selected from the ninth group, a nitro group or a cyano group
(In the above,
The first group
1) A hydrocarbon group selected from the third group which may have a substituent selected from the second group, 2) A fourth group which may have a substituent selected from the second group A heterocyclic group selected from 3) and optionally having a substituent selected from the second group1-4An alkoxy group, 4) C optionally having a substituent selected from the second group1-4Alkylthio group, 5) C optionally having substituent selected from second group2-6Alkoxycarbonyl group, 6) C1-6An alkanoyl group, 7) an amino group optionally having a substituent selected from Group 8, 8) a cyclic amino group selected from Group 9, 9) a halogen atom, 10) a nitro group, 11) cyano A group, 12) a carbamoyl group, 13) a mono-substituted carbamoyl group substituted with a group selected from the eleventh group, 14) substituted with one selected from the eleventh group and one selected from the fourteenth group 15) a cyclic aminocarbamoyl group selected from the 17th group, 16) a sulfamoyl group, 17) an N-monosubstituted sulfamoyl group substituted with a group selected from the 11th group, 18) the 11th N, N-disubstituted sulfamoyl group substituted with one selected from the group and one selected from the 14th group, 19) an acyl group derived from a sulfonic acid selected from the 19th group, the second group is
1) C1-6Alkoxy group, 2) halogen atom, 3) C1-6Alkyl group, 4) C1-4Alkynyl group, 5) amino group, 6) hydroxyl group, 7) cyano group and 8) amidino group,
The third group
1) C1-6Alkyl group, 2) C3 8Cycloalkyl groups and 3) C6-14An aryl group,
The fourth group is
1) an aromatic monocyclic heterocyclic group selected from Group 5; 2) an aromatic fused heterocyclic group selected from Group 6; and 3) a saturated or unsaturated non-aromatic group selected from Group 7. Group heterocyclic group,
The fifth group is
Furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4-oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3- Thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4-triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl and triazinyl,
The sixth group
Benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, indolyl, isoindolyl, 1H-indazolyl, benzindazolyl, benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, benzopyranyl, 1,2-benzoisothiazolyl 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl, buteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenazinyl Sachiinyl, thiantenyl, phenatridinyl, phenatrolinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] pyridazinyl, pyrazolo [1,5-a] pyridyl Imidazo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] pyridyl, imidazo [1,2-b] pyridazinyl, imidazo [1,2-a] pyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4 3-a] pyridyl and 1,2,4-triazolo [4,3-b] pyridazinyl,
The seventh group
Oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl and piperazinyl,
The eighth group
1) C1-6Alkyl, 2) C1-6Alkanoyl, 3) C7-13Arylcarbonyl, 4) optionally halogenated C2-6Alkoxycarbonyl, 5) C1-6Alkylimidoyl, 6) formylimidoyl and 7) amidino, the ninth group is
1) 1-azetidinyl, 2) 1-pyrrolidinyl, 3) 1-piperidinyl, 4) 4-morpholinyl, 5) 1-piperazinyl and 6) C in position 41-6Alkyl, C7-10Aralkyl or C6-101-piperazinyl optionally having aryl,
Group 10 is
C3-9Cycloalkyl, 1-indanyl, 2-indanyl, C3-6Cycloalkenyl, C4-6Cycloalkanedienyl and C6-14Aryl,
The eleventh group
1) C optionally substituted with a group selected from Group 121-6An alkyl group, 2) C optionally substituted with a group selected from the twelfth group3-6A cycloalkyl group, 3) C optionally substituted by a group selected from the 12th group6-10Aryl group, 4) C optionally substituted by a group selected from the 12th group7-10Aralkyl group, 5) C optionally substituted with a group selected from the 12th group1-6An alkoxy group and 6) a heterocyclic group selected from the thirteenth group optionally substituted with a group selected from the twelfth group,
The 12th group
1) hydroxyl group, 2) amino group, 3) amino group mono- or di-substituted with a group selected from the 16th group, 4) halogen atom, 5) nitro group, 6) cyano group, 7) substituted with halogen atom C which may be done1-6An alkyl group and 8) C optionally substituted by a halogen atom1-6An alkoxy group,
Group 13 is
As an atom (ring atom) constituting the ring system, at least one hetero atom selected from oxygen atom, sulfur atom, nitrogen atom and the like is included. 1) Fragrance selected from the fifth group and the sixth group An aromatic heterocyclic group and 2) a saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic group selected from the seventh group,
The 14th group
C1-6Alkyl group, C3-6Cycloalkyl groups and C7-10Aralkyl group,
The fifteenth group
1) C optionally having substituents selected from Group 121- 10Alkylsulfonyl, 2) C optionally having substituents selected from Group 122-6Alkenylsulfonyl, 3) C optionally having substituent (s) selected from group 122-6Alkynylsulfonyl, 4) C optionally having substituent (s) selected from group 123 9Cycloalkylsulfonyl, 5) C optionally having substituent (s) selected from group 123 9Cycloalkenylsulfonyl, 6) C optionally having substituent (s) selected from group 126 14Arylsulfonyl and C) optionally having a substituent selected from Group 127- 1 0Aralkylsulfonyl,
The 16th group
C1-6Alkyl group, C1-6Alkanoyl, C7-13Arylcarbonyl and C1-6Alkylsulfonyl,
The 17th group
1-azetidinylcarbonyl, 1-pyrrolidinylcarbonyl, 1-piperidinylcarbonyl, 4-morpholinylcarbonyl and 1-piperazinylcarbonyl optionally substituted with a group selected from Group 18;
Group 18 is
C1-6Alkyl group, C7-10Aralkyl groups and C6-10An aryl group,
The 19th group
C optionally having a substituent selected from the twelfth group1- 10Alkylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group 122-6Alkenylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group 122-6Alkynylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group 123 9Cycloalkylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from Group 123 9Cycloalkenylsulfonyl, C optionally having substituent (s) selected from group 126 14Arylsulfonyl and optionally substituted substituent selected from Group 127- 1 0Aralkylsulfonyl,
The 20th group
1-azetidinylsulfonyl, 1-pyrrolidinylsulfonyl, 1-piperidinylsulfonyl, 4-morpholinylsulfonyl and 1-piperazinylsulfonyl optionally substituted with a group selected from Group 18;
Respectively. ),
(II-12) Rb1May have a substituent selected from the first group3-8A cycloalkyl group or C optionally having a substituent selected from the first group6-14A compound that is an aryl group,
(II-13) Rb11) As a substituent, a halogen atom or C optionally substituted with halogen1-6Alkyl, C1-4Alkylthio, nitro, carbamoyl, sulfamoyl or C1-6C optionally having alkylsulfonyl6-14Aryl group, 2) (1) C as a substituent2-6C as an alkoxycarbonyl group or (2) substituent1-6C which may have phenyl which may have alkyl1-6An alkyl group or 3) a substituent (1) halogen atom, (2) C optionally substituted with halogen1-6C which may be substituted with alkyl or (3) halogen1-6C optionally having an alkoxy group3-8A cycloalkyl group, Rb2Is a halogen atom as a substituent, C1-6Alkyl, C1-4A phenyl group optionally having alkoxy or cyano, C3-8A cycloalkyl group or a pyridyl group, Rb3Are (1) halogen atom, (2) carbamoyl group, (3) C on N atom1-6Alkyl and C3-6A sulfamoyl group optionally having one or two cycloalkyl groups, a cyclic aminosulfonyl group selected from Group 20, C1-6Alkylsulfonyl group or C3-6A cycloalkylsulfonyl group, Rb4Is a hydrogen atom, nb is 0 or 1, and pb is 0 or 1, the compound according to the above (II-12),
(II-14) Rb11) a halogen atom as a substituent, C1-3Phenyl optionally having alkyl, trifluoromethyl, methoxy, trifluoromethoxy, methylthio or nitro, 2) naphthyl, 3) (1) C as substituent2-3C optionally having alkoxycarbonyl, (2) phenyl, or (3) 3-lopropenylphenyl1-6An alkyl group or 4) a cyclohexyl group, Rb2May have a halogen atom, methyl, methoxy or cyano as a substituent, a phenyl group, a cyclohexyl group or a 3-pyridyl group, Rb3Are (1) halogen atom, (2) carbamoyl group, (3) 4-morpholinylsulfonyl group, or (4) methylsulfonyl group, Rb4Is a hydrogen atom, nb is 0 or 1, and pb is 0 or 1, the compound according to the above (II-12),
(II-15) Rb1Is a halogen atom or C as a substituent1-3An optionally substituted phenyl group, Rb2May have a halogen atom or methyl as a substituent, Rb3Are (1) halogen atom, (2) carbamoyl group, (3) C on N atom1-6Alkyl and C3-6A sulfamoyl group optionally having one or two cycloalkyl groups, a cyclic aminosulfonyl group selected from Group 20, C1-6Alkylsulfonyl group or C3-6A cycloalkylsulfonyl group, Rb4Is a hydrogen atom, nb is 0, pb is 0 or 1, the compound according to the above (II-12),
Is preferred.
[0112]
Rc1Examples of the hydrocarbon group represented by the formula include an aliphatic chain hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aryl group. An aliphatic chain hydrocarbon group or an alicyclic hydrocarbon group is preferred.
[0113]
Examples of the aliphatic chain hydrocarbon group include linear or branched aliphatic hydrocarbon groups such as an alkyl group, an alkenyl group, and an alkynyl group. An alkyl group is preferred. Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, isopentyl, neopentyl, 1-methylpropyl, n-hexyl, isohexyl, 1,1-dimethylbutyl, 2,2-dimethylbutyl, 3,3-dimethylbutyl, 3,3-dimethylpropyl, 2-ethylbutyl, n-heptyl, 1-methylheptyl, 1-ethylhexyl, n-octyl, 1 -C such as methylheptyl, nonyl, etc.1-10An alkyl group (preferably C1-6Alkyl) and the like. Examples of the alkenyl group include vinyl, allyl, isopropenyl, 2-methylallyl, 1-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, 1-butenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-ethyl-1-butenyl, 2-methyl-2-butenyl, 3-methyl-2-butenyl, 1-pentenyl, 2-pentenyl, 3-pentenyl, 4-pentenyl, 4-methyl-3-pentenyl, 1-hexenyl, 2-hexenyl, 3- C such as hexenyl, 4-hexenyl, 5-hexenyl, etc.2-6An alkenyl group etc. are mentioned. Examples of the alkynyl group include ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-butynyl, 3-butynyl, 1-pentynyl, 2-pentynyl, 3-pentynyl, 4-pentynyl, 1-hexynyl, 2 -C such as hexynyl, 3-hexynyl, 4-hexynyl, 5-hexynyl, etc.2-6An alkynyl group is mentioned.
[0114]
Examples of the alicyclic hydrocarbon group include saturated or unsaturated alicyclic hydrocarbon groups such as a cycloalkyl group, a cycloalkenyl group, and a cycloalkanedienyl group. A cycloalkyl group is preferred. Examples of the cycloalkyl group include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, and cyclononyl.3-9Cycloalkyl (preferably C3-8Cycloalkyl and the like) and condensed rings such as 1-indanyl and 2-indanyl. Examples of the cycloalkenyl group include 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 2-cyclohexen-1-yl, 3-cyclohexen-1-yl, 1-cyclobuten-1-yl, 1- C such as cyclopenten-1-yl3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Examples of the cycloalkanedienyl group include C such as 2,4-cyclopentanedien-1-yl, 2,4-cyclohexanedien-1-yl, and 2,5-cyclohexanedien-1-yl.4-6And cycloalkanedienyl group.
[0115]
Examples of the aryl group include monocyclic or condensed polycyclic aromatic hydrocarbon groups, such as C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, 4-indanyl, and 5-indanyl.6-14An aryl group and the like are preferable, and among them, phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like are particularly preferable.
[0116]
Rc2The hydrocarbon group having 2 or more carbon atoms represented byc1Among them, those having 2 or more carbon atoms can be mentioned. Preferably Rc1Of those mentioned in C2-6Alkyl and C3-8Cycloalkyl.
[0117]
Rc1And Rc2Are bonded to form a ring which may have a substituent with the adjacent nitrogen atom, such a ring includes a nitrogen atom, an oxygen atom and a sulfur atom in addition to one nitrogen atom. Examples thereof include, for example, 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, 1-homopiperidinyl, heptamethyleneimino, 1-piperazinyl, 1-homopiperazinyl, morpholino, thiomorpholino and the like, Condensed rings such as 2-isoindolinyl, 1,2,3,4-tetrahydro-2-isoquinolyl, 1,2,4,5-tetrahydro-3H-3-benzazepin-3-yl, indene-1-spiro-4 A cyclic amino group such as a spiro ring such as' -piperidin-1'-yl, and the cyclic amino group has a 1-position at a chemically possible position on the ring. Pieces, preferably have 1 to 3 substituents.
[0118]
Examples of the substituent include a hydroxy group, a cyano group, a nitro group, an oxo group, a halogen atom (eg, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, an iodine atom), and a general formula: -YcRc a(Wherein Rc aRepresents a hydrocarbon group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent, YcIs a bond (single bond), -CRc bRc c-, -COO-, -CO-, -CO-NRc b-, -CS-NRc b-, -CO-S-, -CS-S-, -CO-NRc b-CO-NRc c-, -C (= NH) -NRc b-, -NRc b-, -NRc b-CO-, -NRc b-CS-, -NRc b-CO-NRc c-, -NRc b-CS-NRc c-, -NRc b-CO-O-, -NRc b-CS-O-, -NRc b-CO-S-, -NRc b-CS-S-, -NRc b-C (= NH) -NRc c-, -NRc b-SO2-, -NRc b-NRc c-, -O-, -O-CO-, -O-CS-, -O-CO-O, -O-CO-NR.c b-, -OC (= NH) -NRc b-, -S-, -SO-, -SO2-, -SO2-NRc b-, -S-CO-, -S-CS-, -S-CO-NRc b-, -S-CS-NRc b-, -S-C (= NH) -NRc b-Etc., Rc b, Rc cIs a hydrogen atom, an optionally substituted alkyl group, an optionally substituted alkenyl group, an optionally substituted alkynyl group, an optionally substituted aryl Group, cycloalkyl group or cycloalkenyl group optionally having substituent, heterocyclic group optionally having substituent, acyl group derived from carboxylic acid, alkylsulfonyl optionally having substituent Group, an arylsulfonyl group which may have a substituent, and the like). RcaExamples of the “hydrocarbon group” of the hydrocarbon group optionally having a substituent include an aliphatic chain hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aryl group. These aliphatic chain hydrocarbon groups, alicyclic hydrocarbon groups and aryl groups are Rc1And those described as the aliphatic chain hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group and aryl group represented by In addition, examples of the substituent of the hydrocarbon group include R described later.c3What was mentioned as a substituent in "the hydrocarbon group which may have a substituent" shown by these is mentioned.
[0119]
RcaThe “heterocyclic group which may have a substituent” represented byc3The same thing as "the heterocyclic group which may have a substituent" shown by these is mentioned.
[0120]
RcbAnd RccAn alkyl group which may have a substituent, an alkenyl group which may have a substituent, an alkynyl group which may have a substituent, an aryl group which may have a substituent , A cycloalkyl group or a cycloalkenyl group which may have a substituent, a heterocyclic group which may have a substituent, an acyl group derived from a carboxylic acid, an alkylsulfonyl group which may have a substituent As the arylsulfonyl group which may have a substituent, R described laterc3The thing as a substituent in the hydrocarbon group which may have the substituent shown by is mentioned.
[0121]
Rc1And Rc2As for it, it is preferable that both combine and form the heterocyclic ring which may have a substituent with a nitrogen atom.
[0122]
More preferably, NRc1Rc2Is the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(Where YcAnd RcaIs the same as defined above). Where YcAnd Rc aIs as defined above, but Rc aIs particularly preferably an aryl group which may have a substituent or a heterocyclic group which may have a substituent.
YcRcaIs particularly preferably a benzyl group which may have a substituent.
Also NRc1Rc2Is particularly preferably an optionally substituted 4-benzyl-1-piperidinyl group.
[0123]
Rc3As the hydrocarbon group in the hydrocarbon group which may have a substituent represented by R,c1The same hydrocarbon groups as those shown in FIG.1-6Alkyl group, C3-8A cycloalkyl group and an aryl group are preferred. These examples are also Rc1As mentioned in the above.
[0124]
Rc3As the heterocyclic group in the heterocyclic group which may have a substituent represented by, for example, a hetero ring selected from an oxygen atom, a sulfur atom, a nitrogen atom and the like as an atom (ring atom) constituting the ring system An aromatic heterocyclic group containing at least one atom (preferably 1 to 2, more preferably 1 to 2 atoms) of 1 to 3 atoms (preferably 1 to 2 atoms), a saturated or unsaturated non-aromatic heterocyclic ring Group (aliphatic heterocyclic group) and the like.
[0125]
The aromatic heterocyclic group includes an aromatic monocyclic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4 -Oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4 -5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic groups such as triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl, etc.) and aromatic condensed heterocyclic groups [eg benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, indolyl , Isoindolyl, 1H-indazolyl, benzindazo Benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, benzopyranyl, 1,2-benzisothiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl , Prynyl, buteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenoxathiinyl, thiantenyl, phenatoridinyl, phenatholinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] Pyridazinyl, pyrazolo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-a] Pyridyl, imidazo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-bPyridazinyl, imidazo [1,2-aPyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-aPyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] 8- to 12-membered aromatic condensed heterocyclic group such as pyridazinyl (preferably a heterocyclic ring in which a 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group is condensed with a benzene ring or a 5- to 6-membered aromatic group described above And a heterocycle obtained by condensing two identical or different heterocycles of an aromatic monocyclic heterocycle group)].
[0126]
Examples of the non-aromatic heterocyclic group include 3 to 8 members (preferably 5 to 6 members) such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. And a saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group).
[0127]
Rc3A substituent in the hydrocarbon group which may have a substituent represented by R and Rc3Examples of the substituent in the heterocyclic group that may have a substituent represented by the above include an alkyl group that may have a substituent, an alkenyl group that may have a substituent, and a substituent. An alkynyl group which may have a substituent, an aryl group which may have a substituent, a cycloalkyl group or a cycloalkenyl group which may have a substituent, a heterocyclic group which may have a substituent, An amino group which may have a substituent, an imidoyl group which may have a substituent, an amidino group which may have a substituent, a hydroxyl group which may have a substituent, a substituent It may have a thiol group that may have, a carboxyl group that may be esterified, a carbamoyl group that may have a substituent, a thiocarbamoyl group that may have a substituent, or a substituent. An optional sulfamoyl group, Rogen atom (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc., preferably chlorine, bromine, etc.), cyano group, nitro group, acyl group derived from carboxylic acid, alkylsulfinyl group optionally having substituent, substituent And an alkylsulfonyl group which may have, an arylsulfinyl group which may have a substituent, an arylsulfonyl group which may have a substituent, and the like. These arbitrary substituents can be substituted. 1 to 5 (preferably 1 to 3) may be substituted at the position.
[0128]
Examples of the aryl group in the “aryl group optionally having substituent (s)” as the substituent include C, such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl and the like.6-14An aryl group etc. are mentioned. Here, as a substituent of the aryl group, a lower alkoxy group (for example, a methoxy, ethoxy, propoxy, or other C1-6Alkoxy groups, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), lower alkyl groups (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.)1-6Alkyl group, etc.), amino group, hydroxyl group, cyano group, amidino group and the like. These optional substituents may be substituted at one or two substitutable positions.
[0129]
Examples of the cycloalkyl group in the “optionally substituted cycloalkyl group” as a substituent include C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, and the like.3-7A cycloalkyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the cycloalkyl group include the same number of substituents as the substituents in the above-mentioned “aryl group optionally having substituents”.
[0130]
Examples of the cycloalkenyl group in the “optionally substituted cycloalkenyl group” as a substituent include C, such as cyclopropenyl, cyclobutenyl, cyclopentenyl, and cyclohexenyl.3-6A cycloalkenyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the cycloalkenyl group which may have a substituent include the same number of the same substituents as those in the above-mentioned “aryl group which may have a substituent”. .
[0131]
Examples of the alkyl group in the “optionally substituted alkyl group” as the substituent include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, n- C such as pentyl, isopentyl, neopentyl, 1-methylpropyl, n-hexyl, isohexyl, 1,1-dimethylbutyl, 2,2-dimethylbutyl, 3,3-dimethylbutyl, 3,3-dimethylpropyl1-6Alkyl etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the alkyl group include the same number of the same substituents as those in the above-mentioned “aryl group optionally having substituent (s)”.
[0132]
Examples of the alkenyl group in the “optionally substituted alkenyl group” as a substituent include vinyl, allyl, isopropenyl, 2-methylallyl, 1-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, and 1-butenyl. 2-butenyl, 3-butenyl, 2-ethyl-1-butenyl, 2-methyl-2-butenyl, 3-methyl-2-butenyl, 1-pentenyl, 2-pentenyl, 3-pentenyl, 4-pentenyl, 4 C such as -methyl-3-pentenyl, 1-hexenyl, 2-hexenyl, 3-hexenyl, 4-hexenyl, 5-hexenyl2-6An alkenyl group etc. are mentioned. Here, examples of the substituent of the alkenyl group include the same number of substituents as the substituents in the above-mentioned “aryl group optionally having substituents”.
[0133]
Examples of the alkynyl group in the “optionally substituted alkynyl group” as a substituent include ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-butynyl, 3-butynyl, 1-pentynyl, C such as 2-pentynyl, 3-pentynyl, 4-pentynyl, 1-hexynyl, 2-hexynyl, 3-hexynyl, 4-hexynyl, 5-hexynyl, etc.2-6An alkynyl group is mentioned. Here, examples of the substituent of the alkynyl group include the same number of the same substituents as those in the above-mentioned “aryl group optionally having substituent (s)”.
[0134]
The heterocyclic group in the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent was selected from an oxygen atom, a sulfur atom, a nitrogen atom, etc. as an atom (ring atom) constituting the ring system An aromatic heterocyclic group containing at least one (preferably 1 to 4, more preferably 1 to 2) heteroatoms of 1 to 3 (preferably 1 to 2) heteroatoms, saturated or unsaturated non-aromatic heterocycle And a cyclic group (aliphatic heterocyclic group).
[0135]
The “aromatic heterocyclic group” includes an aromatic monocyclic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2, 4-oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2, 4-triazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl and the like 5- or 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group) and aromatic condensed heterocyclic groups [for example, benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzothienyl, Indolyl, isoindolyl, 1H-indazolyl, benzinder Ril, benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, 1,2-benzisothiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl , Buteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenoxathinyl, thianthenyl, phenathidinyl, phenatrolinyl, indolizinyl, pyrrolo [1,2-b] Pyridazinyl, pyrazolo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-a] Pyridyl, imidazo [1,5-aPyridyl, imidazo [1,2-bPyridazinyl, imidazo [1,2-aPyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-aPyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] 8- to 12-membered aromatic condensed heterocyclic group such as pyridazinyl (preferably a heterocyclic ring in which a 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group is condensed with a benzene ring or a 5- to 6-membered aromatic group described above And a heterocycle obtained by condensing two identical or different heterocycles of an aromatic monocyclic heterocycle group)].
[0136]
Examples of the “non-aromatic heterocyclic group” include 3 to 8 members (preferably 5 to 6) such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidinyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. Member) saturated or unsaturated (preferably saturated) non-aromatic heterocyclic group (aliphatic heterocyclic group) and the like.
[0137]
Examples of the substituent that the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent may have include a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.).1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-6Alkanoyl, benzoyl, etc.).
[0138]
As the substituent, “amino group optionally having substituent”, “imidoyl group optionally having substituent”, “amidino group optionally having substituent”, “substituent” Examples of the substituent in the “hydroxyl group optionally having” and the “thiol group optionally having substituent” include, for example, lower alkyl groups (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, C such as pentyl and hexyl1-6Alkyl group), acyl group (for example, C1-6Alkanoyl (eg formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl, etc.), benzoyl, etc.), C1-6Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), C3-14,Arylsulfonyl (eg, benzenesulfonyl, p-toluenesulfonyl, etc.), optionally halogenated C1-6Alkoxy-carbonyl (for example, trifluoromethoxycarbonyl, 2,2,2-trifluoroethoxycarbonyl, trichloromethoxycarbonyl, 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl, etc.) and the like. The “amino group” in the “amino group optionally having” may be an imidoyl group (for example, C1-6May be substituted with alkylimidoyl, formylimidoyl, amidino, etc.), and two substituents may form a cyclic amino group together with a nitrogen atom. Examples of the cyclic amino group include 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, 1-piperidinyl, morpholino, 1-piperazinyl and a lower alkyl group (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl). Etc. C1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino etc., such as 1-piperazinyl etc. which may have are mentioned.
[0139]
Examples of the “optionally substituted carbamoyl group” include an unsubstituted carbamoyl, an N-monosubstituted carbamoyl group and an N, N-disubstituted carbamoyl group.
[0140]
“N-monosubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having one substituent on a nitrogen atom, and examples of the substituent include a lower alkyl group (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, C such as t-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Alkyl groups, etc.), cycloalkyl groups (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.)3-6A cycloalkyl group), an aryl group (for example, C such as phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, preferably phenyl-C1-4Alkyl group, etc.), heterocyclic group (for example, R described above)c3And the like as the “heterocyclic group” as a substituent in the “hydrocarbon group which may have a substituent”. The lower alkyl group, cycloalkyl group, aryl group, aralkyl group, and heterocyclic group may have a substituent. Examples of the substituent include a hydroxyl group and an amino group that may have a substituent [ The amino group is, for example, a lower alkyl group (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like).1-6Alkyl groups, etc.), acyl groups (eg C, such as formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl)1-61 or 2 such as alkanoyl, benzoyl and the like may be substituted. ], A halogen atom (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), a nitro group, a cyano group, 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.) may have a substituent. Examples include a lower alkyl group, a lower alkoxy group optionally having a substituent with 1 to 5 halogen atoms (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like). Examples of the lower alkyl group include C such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl and the like.1-6An alkyl group etc. are mentioned, Especially methyl, ethyl, etc. are preferable. Examples of the lower alkoxy group include C such as methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy and tert-butoxy.1-6An alkoxy group etc. are mentioned, Especially methoxy, ethoxy, etc. are preferable. Further, these substituents are preferably the same or different and are substituted by 1 or 2 to 3 (preferably 1 or 2).
[0141]
“N, N-disubstituted carbamoyl group” means a carbamoyl group having two substituents on a nitrogen atom, and one example of the substituent is the substitution in the above-mentioned “N-monosubstituted carbamoyl group” Examples of the other groups include lower alkyl groups (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.).1-6Alkyl group, etc.), C3-6A cycloalkyl group (eg cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.), C7-10Aralkyl groups (eg benzyl, phenethyl etc., preferably phenyl-C1-4Alkyl group etc.). In some cases, two substituents may be combined with a nitrogen atom to form a cyclic amino group. In such a case, examples of the cyclic aminocarbamoyl group include 1-azetidinylcarbonyl and 1-pyrrolidinyl. Carbonyl, 1-piperidinylcarbonyl, morpholinocarbonyl, 1-piperazinylcarbonyl and lower alkyl groups at the 4-position (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.)1-6Alkyl groups, etc.), aralkyl groups (eg C such as benzyl, phenethyl, etc.)7-10Aralkyl groups, etc.), aryl groups (eg phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl, etc.)6-10Aryl group etc.) etc. which may have 3-8 membered (preferably 5-6 membered) cyclic amino-carbonyl, such as 1-piperazinylcarbonyl etc. which may have.
[0142]
Examples of the substituent of the “optionally substituted thiocarbamoyl group” include the same substituents as those of the “optionally substituted carbamoyl group”.
[0143]
Examples of the “sulfamoyl group optionally having a substituent” include an unsubstituted sulfamoyl group, an N-monosubstituted sulfamoyl group, and an N, N-disubstituted sulfamoyl group.
[0144]
The “N-monosubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having one substituent on the nitrogen atom, and examples of the substituent include the same substituents as those of the N-monosubstituted carbamoyl group.
[0145]
The “N, N-disubstituted sulfamoyl group” means a sulfamoyl group having two substituents on the nitrogen atom, and the substituent is the same as the substituent of the N, N-disubstituted carbamoyl group. Is mentioned.
[0146]
Examples of the “optionally esterified carboxyl group” include, in addition to a free carboxyl group, for example, a lower alkoxycarbonyl group, an aryloxycarbonyl group, an aralkyloxycarbonyl group, and the like.
[0147]
Examples of the “lower alkoxycarbonyl group” include methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, butoxycarbonyl, isobutoxycarbonyl, sec-butoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, pentyloxycarbonyl, isopentyloxycarbonyl, neo C such as pentyloxycarbonyl1-6Alkoxy-carbonyl group, etc., among others, C such as methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, etc.1-3An alkoxy-carbonyl group and the like are preferable.
[0148]
Examples of the “aryloxycarbonyl group” include C such as phenoxycarbonyl, 1-naphthoxycarbonyl, 2-naphthoxycarbonyl and the like.7-12An aryloxy-carbonyl group and the like are preferable.
[0149]
Examples of the “aralkyloxycarbonyl group” include C such as benzyloxycarbonyl and phenethyloxycarbonyl.7-10Aralkyloxy-carbonyl group etc. (preferably C6-10Aryl-C1-4Alkoxy-carbonyl etc.) are preferred.
[0150]
The “aryloxycarbonyl group” and “aralkyloxycarbonyl group” may have a substituent, and examples of the substituent include an aryl group and aralkyl as examples of the substituent of the N-monosubstituted carbamoyl group described above. The same number as that mentioned as the substituent of the group is used.
[0151]
Examples of the “acyl group derived from carboxylic acid” as a substituent include those in which a hydrogen atom or the above-mentioned “N-monosubstituted carbamoyl group” has one substituent on the nitrogen atom and carbonyl. C, preferably formyl, acetyl, propionyl, pivaloyl, etc.1-6Examples include acyl such as alkanoyl and benzoyl.
[0152]
Examples of the alkyl in the “optionally substituted alkylsulfinyl group” and the “optionally substituted alkylsulfonyl group” as the substituent include, for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl , T-butyl, pentyl, hexyl, etc.1-6Examples include lower alkyl groups such as alkyl groups.
[0153]
As the aryl in the “arylsulfinyl group which may have a substituent” and the “arylsulfonyl group which may have a substituent” as a substituent, for example, phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl and the like C6-14An aryl group etc. are mentioned.
[0154]
These alkyl and aryl substituents include lower alkoxy groups (for example, Cmethoxy such as methoxy, ethoxy, propoxy, etc.).1-6Alkoxy groups, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), lower alkyl groups (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, etc.)1-6Alkyl group, etc.), amino group, hydroxyl group, cyano group, amidino group and the like. These optional substituents may be substituted at one or two substitutable positions.
[0155]
Rc4The hydrocarbon group optionally having a substituent represented by R is Rc3And the same hydrocarbon groups which may have a substituent represented byc4The heterocyclic group which may have a substituent represented by R is Rc3The same thing as the heterocyclic group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0156]
EcExamples of the divalent chain hydrocarbon group in the divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than the oxo group represented by formula (C) such as methylene, ethylene, etc.1-6C such as alkylene and ethenylene2-6C such as alkenylene and ethynylene2-6Examples include alkynylene. Preferred is C1-5Alkylene, most preferred is trimethylene.
[0157]
The substituent of the divalent hydrocarbon group only needs to be other than an oxo group, and specific examples thereof include, for example, an alkyl group which may have a substituent and a substituent. A good aryl group, an optionally substituted cycloalkyl or cycloalkenyl group, an optionally esterified carboxyl group, an optionally substituted carbamoyl or thiocarbamoyl group, a substituent It may have an amino group that may have, a hydroxyl group that may have a substituent, a thiol (mercapto) group that may have a substituent, an acyl group derived from a carboxylic acid, or a substituent. Examples thereof include a good alkylsulfonyl group, an optionally substituted arylsulfonyl group, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine and the like), nitro, cyano and the like. The number of substituents may be 1 to 3. These have an alkyl group which may have a substituent, an aryl group which may have a substituent, a cycloalkyl group or a cycloalkenyl group which may have a substituent, and an esterification group. An optionally substituted carboxyl group, an optionally substituted carbamoyl group or thiocarbamoyl group, an optionally substituted amino group, an optionally substituted hydroxyl group, and a substituted group A thiol (mercapto) group which may be substituted, an acyl group derived from a carboxylic acid, an alkylsulfonyl group which may have a substituent, and an arylsulfonyl group which may have a substituent are the above Rc3The thing similar to what was described as a substituent in the heterocyclic group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0158]
JcAs the substituent in the methine group optionally having a substituent represented by R,c3The thing similar to what was described as a substituent in the heterocyclic group which may have a substituent shown by these is mentioned.
[0159]
QcAnd RcDivalent C which may have a substituent represented by1-3Divalent C in a chain hydrocarbon group1-3As the chain hydrocarbon group, EcAmong the divalent chain hydrocarbon groups in the divalent chain hydrocarbon group which may have a substituent other than the oxo group represented by the above, those having 1 to 3 carbon atoms are exemplified.
[0160]
QcAnd RcDivalent C which may have a substituent represented by1-3As the substituent in the chain hydrocarbon group, EcThe same thing as the substituent in the bivalent chain hydrocarbon group which may have substituents other than the oxo group shown by these is mentioned.
[0161]
Rc5Examples of the salt of a carboxy group or a sulfonic acid group represented by the formula include salts with alkali metals such as sodium, potassium and lithium, for example, salts with alkaline earth metals such as calcium, magnesium and strontium, and ammonium salts. Can be mentioned.
[0162]
Among the compounds represented by formula (III) or salts thereof (hereinafter simply referred to as compound (III)), the following compounds are preferred.
(III-1) Rc1Is C1-6An alkyl group or C3-8R is a cycloalkyl groupc2Is C2-6An alkyl group or C3-8A cycloalkyl group or Rc1And Rc2Are bonded to form a ring which may have a substituent together with the adjacent nitrogen atom, and Rc3C may have a substituent1-6C which may have an alkyl group or a substituent3-8A cycloalkyl group, an optionally substituted aryl group or an optionally substituted heterocyclic group, Rc4Is a hydrogen atom, an optionally substituted alkyl group, an optionally substituted C3-8A cycloalkyl group, an aryl group which may have a substituent, or a heterocyclic group which may have a substituent;cC may have a substituent other than an oxo group2-5An alkylene group, GcIs CO or SO2So, JcIs a nitrogen atom or an optionally substituted methine group, QcAnd RcEach may have a bond or a substituent.1-3A compound that is an alkylene group,
(III-2) Rc1And Rc2Are bonded to form a ring which may have a substituent together with the adjacent nitrogen atom,
(III-3) The compound according to the above (III-2), wherein the ring optionally having a substituent is a 1-piperidinyl group or a 1-piperazinyl group optionally having a substituent,
(III-4) Substituent of 1-piperidinyl group or 1-piperazinyl group (1) Phenyl-C optionally having halogen in benzene ring1-4Alkyl, (2) diphenylmethyl optionally having hydroxy, (3) benzoyl optionally having halogen in the benzene ring, (4) 2-phenylethen-1-yl, (5) having halogen An optionally substituted phenyl, (6) hydroxy, (7) phenoxy or (8) benzyloxy, the compound according to (III-3) above,
(III-5) The compound according to (III-2) above, wherein the ring optionally having a substituent is a 1-piperidinyl group optionally having a substituent,
(III-6) The compound according to (III-5) above, wherein the substituent of the 1-piperidinyl group is a benzyl group optionally having a halogen on the benzene ring,
(III-7) Rc3(1) C1-6Alkyl group, (2) C3-8A cycloalkyl group, (3) a benzyl group optionally having a hydroxy group, (4) a naphthylmethyl group, and (5) (1) an optionally halogenated C1-4Alkyl, (2) C optionally having halogen1-4Alkoxy, (3) phenyl, (4) cyano, (5) benzyloxy or (6) phenyl group optionally having halogen atom, (6) naphthyl group, (7) indanyl group or (8) tetrahydronaphthyl A compound that is a group,
(III-8) Rc3Is substituted as C1-4A compound which is a phenyl group optionally having alkyl or halogen,
(III-9) EcC which may have hydroxy2-6A compound that is polymethylene,
(III-10) Rc4Are (1) hydrogen atom, (2) (1) halogen, (2) pyridyl, (3) morpholino, (4) furyl, (5) ethynyl, or (6) C3-8C optionally having cycloalkyl1-6Alkyl, (3) (1) halogen on the benzene ring, (2) C1-4Alkyl, (3) Halogeno-C1-4Alkyl or (4) C1-4Phenyl-C optionally having alkoxy1-4Alkyl or (4) C3-8A compound that is cycloalkyl,
(III-11) Rc4(1) may have halogen or furyl as a substituent1-4A compound which is an alkyl group or (2) a benzyl group optionally having a halogen on the benzene ring,
(III-12) -N (Rc1) Rc21-piperidinyl group which may have a substituent, EcIs a trimethylene group, Rc3Phenyl group which may have a substituent, GcIs CO, JcIs CH and QcAnd RcWherein each is a methylene group,
Is preferred.
[0163]
In the above formula, Bd-NR represented byda-SO2-And -NRda-CO-, RdaC indicated by1-6Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, and the like.2-6Examples of alkenyl groups include vinyl, allyl, 1-propenyl, isopropenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl, and the like.3-8Examples of the cycloalkyl group include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl and the like.
[0164]
Rd1As the halogen atom represented by, for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc., C1-6Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, and the like.2-4Examples of the alkenyl group include vinyl, 1-propenyl, 2-propenyl, isopropenyl, butenyl, isobutenyl, and the like.1-4Examples of the alkanoyl group include formyl, acetyl, propionyl, butyryl, and the like.1-4Examples of the alkoxy group include methoxy, ethoxy, propoxy and the like.
[0165]
Rd2Examples of the halogen represented by are fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like.
[0166]
Rd2Represented by “halogen or C as a substituent1-4C which may have alkoxy1-6C in "Alkyl"1-6Examples of alkyl include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like. Examples of halogen as a substituent include fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like. C as the base1-4Examples of alkoxy include methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy and the like.
[0167]
Rd2Represented by “halogen or C as a substituent1-4C which may have alkoxy1-4In "Alkoxy"1-4Alkoxy includes, for example, methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy, and the halogen as a substituent includes, for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine And C as a substituent1-4Examples of alkoxy include methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy and the like.
[0168]
Rd2C indicated by1-4Examples of alkanoylamino include formylamino, acetylamino, propionylamino, butyrylamino and the like.
[0169]
Rd2SO represented by2NRdbRdc, CONRdbRdcAnd NRdbRdcMedium, RdbAnd RdcRepresented by “halogen or C as a substituent1-4C which may have alkoxy1-6As the “alkyl group”, Rd2Represented by “halogen or C as a substituent1-4C which may have alkoxy1-6The same as “alkyl” and “halogen or C as a substituent”1-4C which may have alkoxy3-8Examples of the “cycloalkyl group” include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl and the like. Examples of the halogen as the substituent include fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like, and C as the substituent.1-4Examples of alkoxy include methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy and the like.
[0170]
Rd2SO represented by2NRdbRdc, CONRdbRdcAnd NRdbRdcMedium, RdbAnd RdcAre bonded to form a cyclic amino group together with the nitrogen atom, examples of the cyclic amino group include 1) 1-azetidinyl, 2) 1-pyrrolidinyl, 3) 1-piperidinyl, 4) 4-morpholinyl, and 5) 1. -Piperazinyl and 6) C in position 41-6Alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.), C7-10Aralkyl (eg benzyl, phenethyl, etc.) or C6-10Examples include 1-piperazinyl which may have aryl (for example, phenyl, 1-naphthyl, 2-naphthyl and the like).
[0171]
Rd2NR represented byda-SO2RddMedium, RdaIs Bd-NR represented byda-SO2-And -NRdaR in -CO-daThe definition is the same as
[0172]
Rd2SO represented by2RddAnd NRda-SO2RddMedium, RddC indicated by1-6Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, and the like.3-8Examples of the cycloalkyl group include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl, and the like.
[0173]
In formulas (IV), (IIId) and (IVd), AdIn the formulas (d1), (d2), (d3), (d4), (d5) and (d6) represented byd3As the hydrocarbon group in the hydrocarbon group which may have a substituent represented by, for example, C1-6Alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, etc.), C2-6Alkenyl (eg, vinyl, allyl, 1-propenyl, isopropenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl, etc.), C2-6Alkynyl (eg ethynyl, 2-propynyl, 2-butynyl, 5-hexynyl, etc.), C3-8Cycloalkyl (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl, etc.), C6-10Aryl (for example, phenyl, naphthyl, etc.) and the like can be mentioned.
[0174]
Examples of the substituent of the hydrocarbon group include halogen (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, n-propoxy, isopropoxy, n-butoxy, isobutoxy, sec-butoxy, tert-butoxy, etc.), phenyl, C1-6Alkyl (eg, methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, hexyl, etc.), nitro, cyano, hydroxy, C1-4Alkanoylamino (for example, formylamino, acetylamino, propionylamino, etc.), carbamoyl, sulfamoyl and the like can be mentioned. Among the above, the hydrocarbon group is C1-6Alkyl, C2-6Alkenyl or C2-6Alkynyl, the substituent is halogen, C1-4Alkoxy and phenyl are preferred, and the hydrocarbon group is C3-8When it is cycloalkyl, the substituent is halogen, C1-6Alkyl and C1-4Alkoxy is preferred, and the hydrocarbon group is C6-10When aryl, the substituents are halogen, C1-6Alkyl, C1-4Alkoxy, nitro, cyano, hydroxy, C1-4Alkanoylamino, carbamoyl and sulfamoyl are preferred.
[0175]
Rd3C which may have a substituent represented by1-4C in alkoxy group1-4Examples of alkoxy include methoxy, ethoxy, propoxy and the like, and Rd3C which may have a substituent represented by1-4Examples of the substituent in the alkoxy group include halogen (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like), phenyl and the like.
[0176]
Rd3Examples of the amino group which may have a substituent represented by: In addition to an unsubstituted amino group, for example, C1-6Alkylamino (eg, methylamino, ethylamino, propylamino, isopropylamino, butylamino, isobutylamino, t-butylamino, pentylamino, hexylamino, etc.), di (C1-6Alkyl) amino (eg dimethylamino, diethylamino, dipropylamino, dibutylamino, etc.), C1-4Alkoxyamino (for example, methoxyamino, ethoxyamino, n-propoxyamino, isopropoxyamino, n-butoxyamino, isobutoxyamino, sec-butoxyamino, tert-butoxyamino, etc.) can be mentioned.
Rd4And Rd5C indicated by1- 6Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl and the like.
Rd6C indicated by1- 6Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, pentyl, hexyl, and the like.2-6Examples of the alkenyl group include vinyl, allyl, 1-propenyl, isopropenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl and the like.
[0177]
Among the compounds represented by formula (IV) or salts thereof (hereinafter simply referred to as compound (IV)), the following compounds are preferred.
(IV-1) Rd31) Halogen as a substituent, C1-4C optionally having alkoxy or phenyl1-6Alkyl group, 2) C2-6Alkenyl group, 3) C2-6Alkynyl group, 4) halogen as substituent, C1-6Alkyl or C1-4C which may have alkoxy3-8Cycloalkyl group, 5) halogen as substituent, C1-6Alkyl, C1-4Alkoxy, nitro, cyano, hydroxy, C1-4C optionally having alkanoylamino, carbamoyl or sulfamoyl6-10Aryl group, group 6) C optionally having halogen or phenyl as substituent1-4An alkoxy group or 7) 1 or 2 C as substituents1-6Alkyl or C1-4A compound which is an amino group optionally having alkoxy,
(IV-2) Rd31) C1-6Alkyl group, 2) C2-6Alkenyl group, 3) C3-8Cycloalkyl group, 4) C1-4An alkoxy group or 5) C as a substituent1-6Alkyl or C1-4An amino group optionally having alkoxy, Xd-SO2-Or -CO-, nd is 1 or 2, md is 0, 1, or 2, Rd4And Rd5Are the same or different and each represents a hydrogen atom or a methyl group, Rd6Is a hydroxy group, a methyl group or C2-6An alkenyl group and a compound wherein rd is 3;
(IV-3) AdBut
Embedded image
Figure 2004043432
(However, Rd3aIs C1-6An alkyl groupd1Is -SO2-Or -CO-, nd1 is 1 or 2, Rd6aIs a hydroxy group or a methyl group), rd is 3,dIs -CH2-, Pd and qd are 0, 1 or 2, respectively, Rd1Is a halogen atom, methyl group, Rd2Is halogen, C1-4Alkoxy, nitro, C1-4Alkanoylamino, SO2NRdbRdc, SO2Rdd, CONRdbRdc, NRdbRdcOr NRda-SO2Rdd(However, RdaIs a hydrogen atom, C1-6Alkyl group, C2-6Alkenyl group or C3-8A cycloalkyl group, RdbAnd RdcAre the same or different and are hydrogen atoms, C1-6An alkyl group or C3-8Represents a cycloalkyl group or RdbAnd RdcMay combine with each other to form a cyclic amino group together with the nitrogen atom, and RddIs C1-6An alkyl group or C3-8A compound which represents a cycloalkyl group) and the like.
[0178]
In the above formula (eI), Re1As the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring group” represented by the formula, a 6-membered aromatic hydrocarbon such as benzene, cyclopentane, cyclohexane, cyclopentene, cyclohexene, cyclopentane 5- or 6-membered aliphatic hydrocarbon such as diene or cyclohexanediene, nitrogen atom such as furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, triazole 5- to 6-membered aromatic heterocycles containing 1 to 2 heteroatoms selected from sulfur and oxygen atoms, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, Imidazoline, 1-2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms such as lazolidine, pyrazoline, piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran Examples include a group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered non-aromatic heterocyclic ring containing 1 to 4, and among them, a “5- to 6-membered ring” includes benzene. , Furan, thiophene, pyridine, cyclopentane, cyclohexane, pyrrolidine, piperidine, piperazine, morpholine, thiomorpholine, tetrahydropyran (preferably a 6-membered ring) and the like are preferable, and benzene is particularly preferable.
Re1Examples of the “substituent” that the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring group” represented by the above can include a halogen atom, nitro, cyano, Alkyl which may be substituted, cycloalkyl which may be substituted, hydroxyl group which may be substituted, thiol group which may be substituted (sulfur atom may be oxidized, sulfinyl group which may be substituted) Or a sulfonyl group which may be substituted), an amino group which may be substituted, an acyl which may be substituted, a carboxyl group which may be esterified, or a substituent which may be substituted. Good aromatic groups are used.
[0179]
Re1Examples of the halogen as the substituent of are fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like, and fluorine and chlorine are particularly preferable.
[0180]
Re1As the alkyl in the alkyl which may be substituted as a substituent of, for example, linear or branched alkyl having 1 to 10 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, C such as tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl. Examples of the substituent in the optionally substituted alkyl include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0181]
Re1Examples of the cycloalkyl in the optionally substituted cycloalkyl as the substituent of C include, for example, C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl and the like.3-7And cycloalkyl. Examples of the substituent in the optionally substituted cycloalkyl include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0182]
Re1As the substituent in the optionally substituted hydroxyl group of (1), (1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl) , Pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) Cycloalkyl which may be substituted and may contain a hetero atom (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl; saturated 5- to 6-membered heterocyclic groups containing 1 to 2 heteroatoms such as tetrahydrofuranyl, tetrahydrothienyl, pyrrolidinyl, pyrazolidinyl, piperidyl, piperazinyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, tetrahydropyranyl, tetrahydrothiopyranyl Etc. (preferably tetrahydropyranyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) optionally substituted aralkyl (eg, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(6) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(7) Substituents such as optionally substituted aryl (for example, phenyl, naphthyl and the like) are mentioned,
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 The substituents that the optionally substituted aralkyl, (6) the optionally substituted acyl, and (7) the optionally substituted aryl may have are halogen (eg, fluorine, chlorine) , Bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-6Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc .; preferably C optionally halogenated)1-4Alkoxy), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), optionally substituted 5-6 membered aromatic heterocycle (eg, furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, 5- to 6-membered aromatic heterocycles containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen such as tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine and triazole; Examples of the substituent that the heterocyclic ring may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, thiol group, amino group, carboxyl group, and halogenated group. Good C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3. The number of substituents is preferably 1 to 3.
[0183]
Re1Examples of the substituent in the optionally substituted thiol group as the substituent ofe1As the substituents of the optionally substituted hydroxyl group ”, among others,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) Aralkyl which may be substituted (for example, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(4) aryl which may be substituted (for example, phenyl, naphthyl and the like) is preferable,
(1) optionally substituted alkyl, (2) optionally substituted cycloalkyl, (3) optionally substituted aralkyl, and (4) optionally substituted aryl Examples of the substituent which may be substituted include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0184]
Re1As the substituent of the amino group which may be substituted as the substituent of the above-mentioned “R”e1An amino group which may have 1 to 2 substituents similar to the “substituent in the hydroxyl group which may be substituted as a substituent of the above”, and the like (1) may be substituted. Good alkyl (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(6) An optionally substituted aryl (for example, phenyl, naphthyl and the like) is preferable,
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 Examples of the substituent that the optionally substituted aryl and the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, Hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0185]
Re1The amino group which may be substituted as a substituent of the amino group is bonded to the amino group substituents to form a cyclic amino group (for example, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, imidazole, etc. It may be formed by removing one hydrogen atom from a ring member nitrogen atom of a 6-membered ring, and may form a cyclic amino group having a bond on the nitrogen atom. The cyclic amino group may have a substituent, such as halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, an optionally substituted thiol group. (Eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0186]
Re1As the optionally substituted acyl as the substituent of
(1) hydrogen;
(2) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(3) an optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(4) alkenyl which may be substituted (for example, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(5) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(6) An optionally substituted 5- to 6-membered monocyclic aromatic group (for example, phenyl, pyridyl and the like) and the like bonded to a carbonyl group or a sulfonyl group (eg, acetyl, propionyl, butyryl) , Isobutyryl, valeryl, isovaleryl, pivaloyl, hexanoyl, heptanoyl, octanoyl, cyclobutanecarbonyl, cyclopentanecarbonyl, cyclohexanecarbonyl, cycloheptanecarbonyl, crotonyl, 2-cyclohexenecarbonyl, benzoyl, nicotinoyl, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.) (2) optionally substituted alkyl, (3) optionally substituted cycloalkyl, (4) optionally substituted alkenyl, (5) optionally substituted cycloalkenyl, And (6) optionally substituted 5-6 membered monocyclic aromatic group may have a halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano , Hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0187]
Re1As a carboxyl group which may be esterified as a substituent of
(1) hydrogen;
(2) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(3) an optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(4) alkenyl which may be substituted (for example, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(5) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(6) A group in which optionally substituted aryl (for example, phenyl, naphthyl, etc.) is bonded to a carbonyloxy group, preferably carboxyl, lower (C1- 6) Alkoxycarbonyl, aryloxycarbonyl (eg, methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, phenoxycarbonyl, naphthoxycarbonyl, etc.), etc., and (2) optionally substituted alkyl, (3) substituted An optionally substituted cycloalkyl, (4) an optionally substituted alkenyl, (5) an optionally substituted cycloalkenyl, and (6) an optionally substituted aryl. As halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0188]
Re1Examples of the aromatic group in the optionally substituted aromatic group include phenyl, pyridyl, furyl, thienyl, pyrrolyl, imidazolyl, pyrazolyl, thiazolyl, oxazolyl, isothiazolyl, isoxazolyl, tetrazolyl, pyrazinyl, pyrimidinyl, pyridazinyl 5- or 6-membered homo- or heterocyclic aromatic groups such as triazolyl, benzofuran, indole, benzothiophene, benzoxazole, benzthiazole, indazole, benzimidazole, quinoline, isoquinoline, quinoxaline, phthalazine, quinazoline, cinnoline, etc. And ring heteroaromatic groups. Examples of the substituent of these aromatic groups include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0189]
Re11 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position on the ring. Re1When the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring” having two or more substituents is bonded to each other, For example, lower (C1-6) Alkylene (eg, trimethylene, tetramethylene, etc.), lower (C1-6) Alkyleneoxy (e.g., -CH2-O-CH2-, -O-CH2-CH2-, -O-CH2-CH2-CH2-, -O-CH2-CH2-CH2-CH2-, -O-C (CH3) (CH3) -CH2-CH2-Etc.), Lower (C1-6) Alkylenethio (eg, —CH2-S-CH2-, -S-CH2-CH2-, -S-CH2-CH2-CH2-, -S-CH2-CH2-CH2-CH2-, -S-C (CH3) (CH3) -CH2-CH2-Etc.), Lower (C1-6) Alkylenedioxy (eg, —O—CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-, -O-CH2-CH2-CH2-O-, etc.), lower (C1-6) Alkylenedithio (eg, —S—CH)2-S-, -S-CH2-CH2-S-, -S-CH2-CH2-CH2-S-, etc.), oxy-lower (C1-6) Alkyleneamino (eg, —O—CH)2-NH-, -O-CH2-CH2-NH-, etc.), oxy-lower (C1-6) Alkylenethio (eg, —O—CH)2-S-, -O-CH2-CH2-S-, etc.), lower (C1-6) Alkyleneamino (eg, -NH-CH2-CH2-, -NH-CH2-CH2-CH2-Etc.), Lower (C1-6) Alkylenediamino (e.g., -NH-CH2-NH-, -NH-CH2-CH2-NH- etc.), thia lower (C1-6) Alkyleneamino (eg, -S-CH)2-NH-, -S-CH2-CH2-NH-, etc.), lower (C2-6) Alkenylene (eg, -CH2-CH = CH-, -CH2-CH2-CH = CH-, -CH2-CH = CH-CH2-Etc.), Lower (C4-6) Alkadienylene (eg, —CH═CH—CH═CH— etc.) may be formed.
In addition, Re1The divalent group formed by combining two substituents ofe1The same substituent as the “substituent” which the “5-6 membered ring” of the “optionally substituted 5-6 membered ring” represented by (halogen atom, nitro, cyano, substituted Alkyl which may be substituted, cycloalkyl which may be substituted, hydroxyl group which may be substituted, thiol group which may be substituted (sulfur atom may be oxidized, sulfinyl group which may be substituted) Or an optionally substituted sulfonyl group), an optionally substituted amino group, an optionally substituted acyl, an esterified or amidated carboxyl group, a substituted 1 to 3 aromatic groups that may be present.
Re1As the “substituent” which the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring group” represented by1-4) Lower optionally substituted (C1-4) Alkyl (eg, methyl, ethyl, t-butyl, trifluoromethyl, methoxymethyl, ethoxymethyl, propoxymethyl, butoxymethyl, methoxyethyl, ethoxyethyl, propoxyethyl, butoxyethyl, etc.), halogenated or lower (C1-4) Lower optionally substituted (C1-4) Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, t-butoxy, trifluoromethoxy, methoxymethoxy, ethoxymethoxy, propoxymethoxy, butoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, propoxyethoxy, butoxyethoxy, methoxypropoxy, ethoxypropoxy) , Propoxypropoxy, butoxypropoxy, etc.), halogen (eg, fluorine, chlorine, etc.), nitro, cyano, 1-2 lower (C1-4) Alkyl, formyl or lower (C2-4) Amino optionally substituted with alkanoyl (eg, amino, methylamino, dimethylamino, formylamino, acetylamino, etc.), a 5- to 6-membered cyclic amino group (eg, 1-pyrrolidinyl, 1-piperazinyl, 1- Piperidinyl, 4-morpholino, 4-thiomorpholino, 1-imidazolyl, 4-tetrahydropyranyl, etc.).
Xe1And Xe2As the “divalent group having 1 to 4 atoms constituting the straight chain portion”, for example, — (CH2)ea '-[Ea 'represents an integer of 1 to 4 (preferably an integer of 1 to 2)],-(CH2)eb '-Xe3-[Eb 'represents an integer of 0 to 3 (preferably an integer of 0 to 1);e3Is an optionally substituted imino group (eg, lower (C1-6) Lower alkyl, lower (C3-7) Cycloalkyl, formyl, lower (C2-7) Lower alkanoyl, lower (C1-6) An imino group which may be substituted with lower alkoxy-carbonyl, etc.), a carbonyl group, an oxygen atom or an optionally oxidized sulfur atom (eg, —S (O))em-(Em represents an integer of 0-2), etc.)], -CH = CH-, -C≡C-, -CO-NH-, -SO2-NH- etc. are mentioned. These groups are WeCan be combined with either the left or right bond, but Xe1In the case of W via the right handeIs preferably bonded to Xe2In the case of W through the left handeIt is preferable to combine with.
Xe1As a bond,-(CH2)eb '-O- [eb 'represents an integer of 0, 1 or 2 (preferably an integer of 0 to 1)], -C≡C-, etc. are preferable, and a bond is more preferable.
Xe2As-(CH2)ea ' '-[Ea "represents an integer of 1 to 2],-(CH2)eb ' '-Xe3-[Eb "represents an integer of 0 to 1 and Xe3Represents an optionally substituted imino group, a carbonyl group, an oxygen atom or an optionally oxidized sulfur atom], —CH═CH—, —CO—NH—, —SO2—NH— and the like are preferable, and —CO—NH— is more preferable.
In the above formula (eI), WeThe formula shown by:
Embedded image
Figure 2004043432
(Wherein ring AeAnd ring BeEach represents an optionally substituted 5- to 7-membered ring, and Ee1And Ee4Each represents an optionally substituted carbon atom or an optionally substituted nitrogen atom;e2And Ee3Are each a carbon atom which may be substituted, a nitrogen atom which may be substituted, a sulfur atom which may be oxidized (eg, —S (O))em-(Em represents an integer of 0 to 2) or the like) or an oxygen atom, and ea and eb are each a single bond or a double bond)
Embedded image
Figure 2004043432
(Where each symbol is as defined above) adjacent Xe1And Xe2Indicates that it is bound to.
In the above formula (eI), AeAs the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented by5-7Cycloalkane (eg, cyclopentane, cyclohexane, cycloheptane, etc.), C5-7Cycloalkene (eg, 1-cyclopentene, 2-cyclopentene, 3-cyclopentene, 2-cyclohexene, 3-cyclohexene, etc.), C5-65-7 membered (preferably 5-6 membered) saturated or unsaturated alicyclic ring such as cycloalkadiene (eg, 2,4-cyclopentadiene, 2,4-cyclohexadiene, 2,5-cyclohexadiene, etc.) Formula hydrocarbon; 6-membered aromatic hydrocarbon such as benzene; 1 to 3 (preferably 1 to 2) heteroatoms selected from oxygen atom, sulfur atom, nitrogen atom and the like (preferably 1) To 4 and more preferably 1 to 2) 5- to 7-membered aromatic heterocycles, saturated or unsaturated non-aromatic heterocycles (aliphatic heterocycles), and the like.
Here, as the “aromatic heterocycle”, a 5- to 6-membered aromatic monocyclic heterocycle (for example, furan, thiophene, pyrrole, oxazole, isoxazole, thiazole, isothiazole, imidazole, pyrazole, 1,2,3 -Oxadiazole, 1,2,4-oxadiazole, 1,3,4-oxadiazole, furazane, 1,2,3-thiadiazole, 1,2,4-thiadiazole, 1,3,4-thiadiazole , 1,2,3-triazole, 1,2,4-triazole, tetrazole, pyridine, pyridazine, pyrimidine, pyrazine, triazine, etc.). Examples of the “non-aromatic heterocycle” include pyrrolidine, tetrahydrofuran, Thiolane, piperidine, tetrahydropyran, morpholine, thiomorpholine, piperazine, pyran, o 5-7-membered (preferably 5-6-membered) saturated or unsaturated non-aromatic heterocycle (aliphatic heterocycle) such as sepin, thiepine, azepine, etc., or one of the aromatic monocyclic heterocycles described above 5-6 membered non-aromatic heterocycles in which some or all double bonds are saturated.
AeAs the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented by the formula, a 5- to 6-membered aromatic ring is preferable, and benzene, furan, thiophene, pyrrole, pyridine (preferably , 6-membered ring) is preferred, and benzene is particularly preferred.
AeAs the “substituent” which the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented bye1The same thing as the "substituent" which "5-6 membered ring" of "5-6 membered ring group which may be substituted" shown by may have may be mentioned. Also, Ae1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position of the ring, and Ee1And Ee2The position may be substituted at any position as long as the position can be substituted at any of the positions shown in FIG.
In the above formula (eI), BeAs the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented by
formula:
Embedded image
Figure 2004043432
And a 5- to 7-membered ring which may have a substituent at any substitutable position represented by
[0190]
In the above formula, YeThe divalent group represented byeRepresents a divalent group that forms an optionally substituted 5- to 7-membered ring, for example,
(1)-(CH2)ea1-O- (CH2)ea2-(Ea1 and ea2 are the same or different and represent 0, 1 or 2, provided that the sum of ea1 and ea2 is 2 or less),
-O- (CH = CH)-,-(CH = CH) -O-,
(2)-(CH2)eb1-S (O)em-(CH2)eb2-(Em represents an integer of 0 to 2, eb1 and eb2 are the same or different and represent 0, 1 or 2, provided that the sum of eb1 and eb2 is 2 or less),
-S (O)em-(CH = CH)-,-(CH = CH) -S (O)em−,
(3)-(CH2)ed1-(Ed1 represents 1, 2 or 3), -CH2-(CH = CH)-,-(CH = CH) -CH2-, -CH = CH-, -CH =,
(4)-(CH2)e1-NH- (CH2)e2-(E1 and e2 are the same or different and each represents 0, 1 or 2, provided that the sum of e1 and e2 is 2 or less), -NH- (CH = CH)-,-(CH = CH)- NH-,-(CH2)e6-(N = CH)-(CH2)e7-,-(CH2)e7-(CH = N)-(CH2)e6-(One of e6 and e7 represents 0, the other represents 0 or 1),-(CH2)e8-(N = N)-(CH2)e9-(One of e8 and e9 represents 0, and the other represents 0 or 1). Specifically, for example, -O-, -O-CH2-, -O-CH2-CH2-, -O-CH = CH-, -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -S (O)em-CH2-(Em represents an integer of 0 to 2), -S (O)em-CH2-CH2-(Em represents an integer of 0 to 2), -S (O)em-CH = CH- (em represents an integer of 0 to 2), -CH2-,-(CH2)2-,-(CH2)3-, -CH =, -CH = CH-, -CH = CH-CH2-, -CH2-CH = CH-, -NH-, -N = CH-, -CH = N-, -N = N- (respectively ring AeA divalent group such as a bond originating from
[0191]
The divalent group may have a substituent, and examples of the substituent include Re1Examples of the “substituent” that the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring” represented by the above-mentioned may include oxo, etc. , Lower (C1-3) Alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, etc.), phenyl, oxo, hydroxyl group and the like are preferred. Further, the divalent group includes —O—C (O) — (ring AeOr the like). 1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents of the divalent group may be the same or different and may be substituted. The substitution position may be any as long as it can be bonded to the divalent group.
YeAs the divalent group represented byeStarting from -Ye'-(CH2) Em '-(Ye'Is -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -O-, -NH- or -CH2-, Em 'represents an integer of 0-2), -CH =, -CH = CH-, -N = CH-,-(CH2) Em'-Ye'-(Ye'Is -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -O-, -NH- or -CH2-, Em 'represents an integer of 0 to 2), and a group such as -CH = N- is preferable.eStarting from -Ye'-(CH2) Em '-(Ye'Is -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -O-, -NH- or -CH2-, Em 'represents an integer of 0 to 2), a group such as -CH =, -CH = CH-, -N = CH-, etc. are preferred, especially ring AeStarting from -Ye'-(CH2)2-(Ye'Is -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -O-, -NH- or -CH2-) And other groups (ring BeRepresents an optionally substituted 5- to 7-membered ring).
BeAs the “substituent” which the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented bye1And the same as the “substituent” which the “5 to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5 to 6-membered ring group” represented by Also Be1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position of the ring.e3The position of is preferably unsubstituted.
[0192]
In the above formula (eI), Ee3And Ee4Are each a carbon atom (preferably an unsubstituted carbon atom) that may be substituted, and a compound in which eb is a double bond.
[0193]
In the above formula (eI), Ze1As the “divalent cyclic group” represented by R,e1A group formed by removing two hydrogen atoms from the same thing as the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring group” represented by: benzene, Divalent cyclic groups formed by removing two hydrogen atoms from furan, thiophene, pyridine, cyclopentane, cyclohexane, pyrrolidine, piperidine, piperazine, morpholine, thiomorpholine, tetrahydropyran, etc. are preferred, especially benzene, cyclohexane, piperidine A divalent cyclic group formed by removing two hydrogen atoms from (preferably benzene) is preferably used.
Ze1The “divalent cyclic group” represented by R is Re1It may have the same substituent as the “substituent” which the “5-6 membered ring” of the “optionally substituted 5-6 membered ring group” represented by Xe2And Ze2It preferably has no substituents other than Z, and Ze1Is a 6-membered divalent cyclic group (preferably phenylene), Ze2Is replaced by Xe2It is preferable that it is para position.
[0194]
In the above formula (eI), Ze2The “divalent group having 1 to 4 carbon atoms constituting the straight chain portion” is a divalent group having a hydrocarbon chain having 1 to 4 carbon atoms which may have a substituent. Group (eg C1-4Alkylene, C2-4Alkenylene, etc., preferably C1-3Alkylene, more preferably methylene).
[0195]
Ze2The divalent group represented by may be any bivalent chain having 1 to 4 carbon atoms constituting the straight chain portion, such as — (CH2)ek1An alkylene chain represented by-(ek1 is an integer of 1 to 4),-(CH2)ek2-(CH = CH)-(CH2)ek3An alkenylene chain represented by-(ek2 and ek3 are the same or different and each represents 0, 1 or 2, provided that the sum of ek2 and ek3 is 2 or less).
[0196]
Xe1, Xe2And Ze2The divalent group represented by may have a substituent at any position (preferably on a carbon atom), and as such a substituent, the divalent group can be bonded to the divalent chain constituting the linear portion. Any can be used, but for example, lower (C1-6) Alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, etc.), lower (C3-7) Cycloalkyl (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.), formyl, lower (C2-7) Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, butyryl, etc.), phosphono group that may be esterified, carboxyl group that may be esterified, hydroxyl group, oxo, etc., preferably 1 to 6 carbon atoms Lower alkyl (preferably C1-3Alkyl), hydroxyl group, oxo and the like.
[0197]
The phosphono group which may be esterified includes -P (O) (ORe7) (ORe8) [Where R ise7And Re8Each represents hydrogen, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms or a cycloalkyl group having 3 to 7 carbon atoms;e7And Re8May be bonded to each other to form a 5- to 7-membered ring].
[0198]
In the above formula, Re7And Re8Examples of the alkyl group having 1 to 6 carbon atoms represented by: methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, etc. Examples of the cycloalkyl having -7 include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc., preferably a chain-like lower alkyl having 1 to 6 carbon atoms, more preferably a lower alkyl having 1 to 3 carbon atoms. Alkyl is mentioned. Re7And Re8May be the same or different, but are preferably the same. Re7And Re8Are bonded to each other to form a 5- to 7-membered ring, Re7And Re8Are bonded to each other, and-(CH2)2-,-(CH2)3-,-(CH2)4Linear C represented by-2-4An alkylene side chain is formed. The side chain may have a substituent, and examples of the substituent include a hydroxyl group and halogen.
[0199]
Examples of the esterified carboxyl group of the optionally esterified carboxyl group include those in which a carboxyl group and an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms or a cycloalkyl group having 3 to 7 carbon atoms are bonded, such as methoxycarbonyl Ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, butoxycarbonyl, isobutoxycarbonyl, sec-butoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, pentyloxycarbonyl, hexyloxycarbonyl and the like.
Ze2As the divalent group represented by the above, optionally substituted C1-3Alkylene, especially C1-3C optionally substituted with alkyl, hydroxyl or oxo1-3Alkylene is preferred.
In addition, Ze2As the divalent group represented by -Z, a benzene ring is the starting point.e'-(CH2) En- or-(CH2) En-Ze'-(Ze'Represents -CH (OH)-, -C (O)-or -CH.2-Represents an integer of 0 to 2, and each methylene group may have 1 to 2 identical or different substituents), particularly a benzene ring -Ze'-(CH2) En- (Ze'Represents -CH (OH)-, -C (O)-or -CH.2-Represents an integer of 0 to 2 (preferably en represents 0, and each methylene group may have 1 to 2 identical or different substituents). Of these, methylene is preferred.
In the above formula (eI), Re2The “amino group” of the “amino group optionally substituted and the nitrogen atom in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized” is represented by 1 to 2 substituents Examples thereof include a good amino group, an amino group having three substituents, and a nitrogen atom being quaternized ammonium. When there are two or more substituents on the nitrogen atom, these substituents may be the same or different, and when there are three substituents on the nitrogen atom, —N+(Re)3, -N+(Re)2Re'And -N+ReRe’Re‘’ (Re, Re'And ReEach ″ is different and represents hydrogen or a substituent), and may be any type of amino group. In addition, as a counter anion of an amino group in which the nitrogen atom is quaternary ammonium, an anion of a halogen atom (eg, Cl, Br, IEtc.), anions derived from inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, Examples include anions derived from organic acids such as citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, and p-toluenesulfonic acid, and anions derived from acidic amino acids such as aspartic acid and glutamic acid. In particular, Cl, Br, IEtc. are preferable.
[0200]
As a substituent of the amino group,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyanooctyl, etc.)3-8Cycloalkyl etc.);
(2-1) The cycloalkyl contains one heteroatom selected from a sulfur atom, an oxygen atom and a nitrogen atom, and is an oxirane, thiolane, aziridine, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, pyrrolidine, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, tetrahydro. Thiopyran 1-oxide, piperidine and the like (preferably 6-membered tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, piperidine, etc.) may be formed, and the bonding position with the amino group is the 3-position or 4-position (preferably, 4th) is preferred;
(2-2) The cycloalkyl is condensed with a benzene ring to form indan (eg, indan-1-yl, indan-2-yl, etc.), tetrahydronaphthalene (eg, tetrahydronaphthalen-5-yl, tetrahydronaphthalene). -6-yl etc.) (preferably indan etc.) may be formed;
(2-3) Further, the cycloalkyl is bridged via a linear atomic chain having 1 to 2 carbon atoms, and bicyclo [2.2.1] heptyl, bicyclo [2.2.2] octyl, Bicyclo [3.2.1] octyl, bicyclo [3.2.2] nonyl, etc. (preferably, cyclohexyl having a bridge through a straight chain of atoms having 1 to 2 carbon atoms, more preferably bicyclo [2.2.1] heptyl and the like) may form a bridged cyclic hydrocarbon residue;
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) optionally substituted aralkyl (eg, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(6) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl, etc.), C1-C4 alkoxycarbonyl (eg, methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, etc.), C7-10 aralkyloxycarbonyl (eg, benzyloxycarbonyl, etc.), etc.) ;
(7) optionally substituted aryl (eg, phenyl, naphthyl, etc.);
(8) An optionally substituted heterocyclic group (for example, a nitrogen atom such as furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, triazole, A group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered aromatic heterocycle containing 1 to 2 heteroatoms selected from sulfur and oxygen atoms, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, Nitrogen such as dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline, piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran, tetrahydropyran A group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered non-aromatic heterocyclic ring containing 1 to 2 heteroatoms selected from a child, a sulfur atom and an oxygen atom; Includes a group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered non-aromatic heterocyclic ring; and more preferably contains one heteroatom such as tetrahydrofuran, piperidine, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, etc. And a substituent such as a group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered non-aromatic heterocyclic ring. Moreover, the substituents of the amino group may be bonded to each other to form a 5- to 7-membered cyclic amino such as piperidine, piperazine, morpholine, thiomorpholine.
[0201]
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 ) An optionally substituted aralkyl, (6) an optionally substituted acyl, (7) an optionally substituted aryl, and (8) an optionally substituted heterocyclic group. Suitable substituents include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, nitro, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl, lower (C7-10) Aralkyloxy-carbonyl, oxo group (preferably halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated lower (C1-4) Alkoxy, phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, hydroxyl group, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
In the above formula (eI), Re2The “amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized” is preferably (1) halogen, cyano, hydroxyl group or C3-7Linear or branched lower (C1) optionally having 1 to 3 cycloalkyl1-6) Alkyl;
(2) Halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl or phenyl-lower (C1-4) It may have 1 to 3 alkyls, may contain 1 heteroatom selected from a sulfur atom, an oxygen atom and a nitrogen atom, may be condensed with a benzene ring, and has 1 carbon atom. C which may be bridged via a linear atomic chain of ~ 25-8Cycloalkyl (eg, optionally substituted cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, tetrahydropyranyl, tetrahydrothiapyranyl, piperidinyl, indanyl, tetrahydronaphthalenyl, bicyclo [2.2.1] heptyl, etc. );
(3) Halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl or lower halogenated (C1-4) Phenyl-lower (C) which may have 1 to 3 alkoxy1-4) Alkyl;
(4) Halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl or lower halogenated (C1-4) Phenyl optionally having 1 to 3 alkoxy; and
(5) Halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated lower (C1-4) Alkoxy, optionally halogenated lower (C1-4) Alkoxy-lower (C1-4) Alkoxy, phenyl-lower (C1-4) A 5- to 6-membered aromatic heterocyclic group optionally having 1 to 3 alkyl, cyano or hydroxyl groups (eg, a group formed by removing one hydrogen atom from furan, thiophene, pyrrole, pyridine, etc.) ) Is an amino group which may have 1 to 3 substituents selected from:
[0202]
In the above formula (eI), “a nitrogen-containing heterocycle that may be substituted, may contain a sulfur atom or an oxygen atom as a ring-constituting atom, and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized. The “nitrogen-containing heterocycle” of the “ring group” includes nitrogen other than one nitrogen atom such as pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, and triazole. 5- to 6-membered aromatic heterocycle optionally containing 1 to 2 heteroatoms selected from an atom, a sulfur atom and an oxygen atom, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, Pyrazoline, piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, Contains 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms in addition to one nitrogen atom such as ruphorin, thiomorpholine, azacycloheptane, azacyclooctane (azocan) And a 5- to 8-membered non-aromatic heterocyclic ring that may be optionally bonded. These nitrogen-containing heterocyclic rings are bridged via a linear chain of 1 to 2 carbon atoms, and azabicyclo [2. 2.1] Bridged cyclic nitrogen-containing nitrogen such as heptane, azabicyclo [2.2.2] octane (quinuclidine) (preferably piperidine having a bridge through a linear chain of 1 to 2 carbon atoms) A heterocycle may be formed.
[0203]
Among the specific examples of the nitrogen-containing heterocycle described above, pyridine, imidazole, pyrrolidine, piperidine, piperazine, morpholine, thiomorpholine, and azabicyclo [2.2.2] octane (preferably a 6-membered ring) are preferable.
[0204]
The nitrogen atom of the “nitrogen-containing heterocycle” may be quaternized ammonium or oxidized. When the nitrogen atom of the “nitrogen-containing heterocycle” is quaternized ammonium, the counter anion of the “nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom is quaternary ammonium” is an anion of a halogen atom ( Example, Cl, Br, IEtc.), anions derived from inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, Examples include anions derived from organic acids such as citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, and p-toluenesulfonic acid, and anions derived from acidic amino acids such as aspartic acid and glutamic acid. In particular, Cl, Br, IEtc. are preferable.
[0205]
The “nitrogen-containing heterocyclic group” is bonded to Z through either a carbon atom or a nitrogen atom.e2Or may be bonded on a ring carbon atom such as 2-pyridyl, 3-pyridyl, 2-piperidinyl,
Embedded image
Figure 2004043432
It is preferable to bond on a ring-constituting nitrogen atom as in the above.
[0206]
Examples of the substituent that the “nitrogen-containing heterocycle” may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), optionally substituted lower (C1-4) Alkyl, optionally substituted lower (C1-4) Alkoxy, optionally substituted phenyl, optionally substituted mono or diphenyl-lower (C1-4) Alkyl, optionally substituted C3-7Cycloalkyl, cyano, nitro, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl, formyl, lower (C2-4) Alkanoyl, lower (C1-4) Alkylsulfonyl, optionally substituted heterocyclic group (eg, nitrogen atom such as furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, triazole, etc.) , A group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered aromatic heterocycle containing 1 to 2 heteroatoms selected from a sulfur atom and an oxygen atom, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene , Dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline, piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran, tetrahydro One hydrogen atom is removed from a 5-6 membered non-aromatic heterocycle containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms such as lan, tetrahydrothiopyran, etc. The number of substituents is preferably 1 to 3. The nitrogen atom of the “nitrogen-containing heterocycle” may be oxidized.
[0207]
As the substituent that the “nitrogen-containing heterocycle” may have, “optionally substituted lower (C1-4) Alkyl ”,“ optionally substituted lower (C1-4) Alkoxy "," optionally substituted phenyl "," optionally substituted mono or diphenyl-lower (C1-4) Alkyl ”,“ optionally substituted C ”3-7Examples of the substituent that each of “cycloalkyl” and “optionally substituted heterocyclic group” may have include, for example, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), halogenated Good low (C1-4) Alkyl, lower (C3-10) Cycloalkyl, lower (C3-10) Cycloalkenyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), C1-3Alkylenedioxy (eg, methylenedioxy, ethylenedioxy, etc.), cyano, nitro, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl and the like, and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0208]
In the above formula (eI), “a nitrogen-containing complex which may be substituted, may contain a sulfur atom or an oxygen atom as a ring-constituting atom, and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized. Examples of the substituent that the “nitrogen-containing heterocycle” of the “ring group” may have include (1) halogen, (2) cyano, (3) hydroxyl group, (4) carboxyl group, (5) lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl, (6) halogen, hydroxyl or lower (C1-4) Lower (C) optionally substituted with alkoxy1-4) Alkyl, (7) halogen, hydroxyl or lower (C1-4) Lower (C) optionally substituted with alkoxy1-4) Alkoxy, (8) halogen, lower (C1-4) Alkyl, hydroxyl, lower (C1-4) Alkoxy or C1-3Phenyl optionally substituted with alkylenedioxy, (9) halogen, lower (C1-4) Alkyl, hydroxyl, lower (C1-4) Alkoxy or C1-3Mono or diphenyl-lower (C) optionally substituted with alkylenedioxy1-4And a group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered aromatic heterocyclic ring such as alkyl, (10) furan, thiophene, pyrrole, and pyridine.
In the above formula (eI), Re2The “group bonded through a sulfur atom” represented by the formula: —S (O) em-ReS(In the formula, em represents an integer of 0 to 2, ReSRepresents a substituent). In the above formula, ReSExamples of the substituent represented by
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) Aralkyl which may be substituted (for example, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(4) aryl which may be substituted (for example, phenyl, naphthyl and the like) is preferable, and (1) alkyl which may be substituted as described above, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) Aralkyl which may be substituted, and (4) Substituent which the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine etc.), nitro, Cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
In the above formula (eI), Re2"Formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, ek represents 0 or 1, and when ek is 0, the phosphorus atom may form a phosphonium salt;e5'And Re6'Is an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted hydroxyl group or an optionally substituted amino group (preferably an optionally substituted hydrocarbon group or an optionally substituted amino group). Group; more preferably, an optionally substituted hydrocarbon group), Re5'And Re6R 'may be bonded to each other to form a cyclic group with an adjacent phosphorus atom).e5'And Re6As the “hydrocarbon group” in the optionally substituted hydrocarbon group represented by ′,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) alkenyl which may be substituted (for example, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) Alkynyl which may be substituted (for example, alkynyl having 2 to 10 carbon atoms such as ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-pentynyl, 3-hexynyl, preferably lower (C2-6) Alkynyl etc.);
(6) Aralkyl which may be substituted (for example, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(7) aryl which may be substituted (for example, phenyl, naphthyl and the like) and the like, (1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted (3) optionally substituted alkenyl, (4) optionally substituted cycloalkenyl, (5) optionally substituted alkynyl, (6) optionally substituted aralkyl, and (7) Examples of the substituent that the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, Thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0209]
Re5'And Re6Examples of the “optionally substituted hydroxyl group” represented by 'include, for example, (1) optionally substituted alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl) , Pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) optionally substituted aralkyl (eg, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(6) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(7) The hydroxyl group etc. which may have the aryl (for example, phenyl, a naphthyl etc.) which may be substituted etc. are mentioned.
[0210]
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 The substituents that the optionally substituted aralkyl, (6) the optionally substituted acyl, and (7) the optionally substituted aryl may have are halogen (eg, fluorine, chlorine) , Bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0211]
In the above formula, Re5'And Re6′ May be bonded to each other to form a cyclic group (preferably a 5- to 7-membered ring) with an adjacent phosphorus atom. Such a cyclic group may have a substituent. Examples of the substituent include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group ( Example, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
[0212]
In the above formula (eI), when the phosphorus atom forms a phosphonium salt, the counter anion is an anion of a halogen atom (eg, Cl, Br, IEtc.), anions derived from inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, Examples include anions derived from organic acids such as citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, and p-toluenesulfonic acid, and anions derived from acidic amino acids such as aspartic acid and glutamic acid. In particular, Cl, Br, IEtc. are preferable.
[0213]
Re5'And Re6As an optionally substituted amino group represented by ′,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(6) An amino group which may have 1 to 2 aryl groups (for example, phenyl, naphthyl and the like) which may be substituted may be mentioned.
[0214]
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 Examples of the substituent that the optionally substituted aryl and the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, Hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re2As the substituent in the “optionally substituted amidino group” and the “optionally substituted guanidino group” represented by the above,e2And the same substituents as those in the “amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized” represented by
Re2As (1) an amino group that may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized, and (2) a sulfur atom or oxygen atom that may be substituted as a ring-constituting atom. A nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium or oxidized, (3) an amidino group that may be substituted, or (4) that may be substituted Preferably it is a guanidino group, Re2As an amino group, an amino group which may be substituted and in which the nitrogen atom may be quaternary ammoniumated is more preferable. Re2May be an optionally substituted amidino group or an optionally substituted guanidino group.
Re2As the formula -NReRe"Or -N+ReRe’ReA group represented by the formula:e, Re'And Re"Is an optionally substituted aliphatic hydrocarbon group (aliphatic chain hydrocarbon group and aliphatic cyclic hydrocarbon group) or an optionally substituted alicyclic (non-aromatic) heterocyclic group. More preferred).
In the above formula, Re, Re'And ReThe “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” and the “optionally substituted alicyclic heterocyclic group” represented by “e2The “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” (for example, each optionally substituted alkyl, each exemplified as the substituent that the “optionally substituted amino group” represented by Cycloalkyl, alkenyl, cycloalkenyl, etc.) "and" optionally substituted alicyclic heterocyclic group (eg, optionally substituted 5-6 membered non-aromatic heterocyclic ring) " Is mentioned.
Above all, ReAnd ReAs ′, an optionally substituted chain hydrocarbon group (eg, optionally substituted alkyl, alkenyl, etc.) is preferable, and optionally substituted C1-6An alkyl group is more preferred, and an optionally substituted methyl group is particularly preferred.
Re"Is an optionally substituted alicyclic hydrocarbon group (preferably an optionally substituted C3-8A cycloalkyl group; more preferably an optionally substituted cyclohexyl) or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group (preferably an optionally substituted saturated alicyclic heterocyclic group (preferably 6). More preferably, an optionally substituted tetrahydropyranyl, an optionally substituted tetrahydrothiopyranyl or an optionally substituted piperidyl; particularly preferably an optionally substituted tetrahydropyranyl; Is preferred.
In the above formula (eIa), Re1, Ze2Is as defined above.
In the above formula (eIa), WeaIndicated by
Embedded image
Figure 2004043432
A group represented by
Embedded image
Figure 2004043432
Each group represented by
Embedded image
Figure 2004043432
and
Embedded image
Figure 2004043432
It shows that it is combined with an adjacent group in the manner as described above.
In the above formula, AeaAs the “5- to 6-membered aromatic ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered aromatic ring”, a 6-membered aromatic hydrocarbon such as benzene, furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, 5- to 6-membered containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen such as thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine and triazole Aromatic heterocycles, and the like. Among them, benzene, furan, thiophene, pyridine (preferably 6-membered ring) and the like are preferable, and benzene is particularly preferable.
AeaAs the “substituent” that the “5- to 6-membered aromatic ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered aromatic ring” represented bye1The same thing as the "substituent" which "5-6 membered ring" of "5-6 membered ring optionally substituted" shown by may have may be mentioned. Also, Aea1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position of the ring,eaThe position may be substituted at any position as long as the position can be substituted at any of the positions shown in FIG.
In the above formula, BeAs the “5- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 7-membered ring” represented by
formula:
Embedded image
Figure 2004043432
And a 5- to 7-membered ring which may have a substituent at any substitutable position.
[0215]
In the above formula, YeIs as defined above.
Also, Aea1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position of the ring.eaIndicated by
Embedded image
Figure 2004043432
In the group represented by the above, it is preferable that the carbon atom at the ea position is unsubstituted.
In the above formula (eIa), Re2aAs the “amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium-substituted” is represented by Re2The same thing as "the amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium-ized" shown by these is mentioned.
In the above formula (eIa), Re2a"Formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, ek represents 0 or 1, and when ek is 0, the phosphorus atom may form a phosphonium salt;e5And Re6Each represents a hydrocarbon group which may be substituted or an amino group which may be substituted;e5And Re6May be bonded to each other to form a cyclic group together with the adjacent phosphorus atom).e5And Re6Represented by the "optionally substituted hydrocarbon group", "optionally substituted amino group" and Re5And Re6As the cyclic group in the case where R is bonded to each other to form a cyclic group with the adjacent phosphorus atom,e5 'And Re6 'The thing similar to those illustrated by these is mention | raise | lifted.
[0216]
In the above formula, as a counter anion when a phosphorus atom forms a phosphonium salt, an anion of a halogen atom (eg, Cl, Br, IEtc.), anions derived from inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, Examples include anions derived from organic acids such as citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, and p-toluenesulfonic acid, and anions derived from acidic amino acids such as aspartic acid and glutamic acid. In particular, Cl, Br, IEtc. are preferable.
Re2aAs (1), an amino group which may be substituted and the nitrogen atom may be quaternary ammonium is preferred,+ReRe’ReA group represented by the formula:e, Re'And Re"" Represents an optionally substituted aliphatic hydrocarbon group or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group).
Examples of the compound represented by the formula (eIa) include a compound represented by the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Wherein Re1aRepresents an optionally substituted phenyl group or an optionally substituted thienyl group; Ye"-CH2-, -O- or -S- and Re, Re'And ReAnd "" represents an optionally substituted aliphatic hydrocarbon group or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group].
In the above formula, Re1aThe “phenyl group” and the “thienyl group” of the “optionally substituted phenyl group” and the “optionally substituted thienyl group” represented by Re1The same thing as the substituent in "5-6 membered cyclic group which may be substituted" shown by these is mentioned.
In the above formula, Re, Re'And ReThe “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” and the “optionally substituted alicyclic heterocyclic group” represented by “e2aThe “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” and the “optionally substituted alicyclic group” exemplified as the substituents that the “optionally substituted amino group” represented by The same thing as "heterocyclic group" is mentioned.
Above all, ReAnd Re'Is preferably an optionally substituted chain hydrocarbon group, and optionally substituted C1-6An alkyl group is more preferred, and an optionally substituted methyl group is particularly preferred.
Re"Is an optionally substituted alicyclic hydrocarbon group (preferably an optionally substituted C3-8A cycloalkyl group; more preferably an optionally substituted cyclohexyl) or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group (preferably an optionally substituted saturated alicyclic heterocyclic group (preferably 6). More preferably, an optionally substituted tetrahydropyranyl, an optionally substituted tetrahydrothiopyranyl or an optionally substituted piperidyl; particularly preferably an optionally substituted tetrahydropyranyl; Le) and formula:
Embedded image
Figure 2004043432
(Where Xea-Represents an anion).
In the above formula, Xea-Examples of the anion represented by: an anion of a halogen atom; an anion derived from an inorganic acid such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, Anions derived from organic acids such as oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid and p-toluenesulfonic acid; from acidic amino acids such as aspartic acid and glutamic acid Induced anions; and the like. Among them, anions of halogen atoms are preferable.
In the above formula (eIb), Re1bThe “phenyl group” and the “thienyl group” of the “optionally substituted phenyl group” and the “optionally substituted thienyl group” represented by Re1The same thing as the substituent in "5-6 membered cyclic group which may be substituted" shown by these is mentioned.
[0217]
In the above formula (eIb), YebIs -CH2-, -O- or -S-ebAs -CH2-Or -O- is preferred.
In the above formula (eIb), Re2b, Re3bAnd Re4bEach represents an “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” or “an optionally substituted alicyclic heterocyclic group”, and Re2b, Re3bAnd Re4bAs the “aliphatic hydrocarbon group” of the “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” represented by
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably C1-6Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, etc.)3-8Cycloalkyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably C2-6Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
Etc.
Re2b, Re3bAnd Re4bAs the “alicyclic heterocyclic group” of the “optionally substituted alicyclic heterocyclic group”, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen atom, sulfur atom and oxygen atom such as piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran, tetrahydropyran A group formed by removing one hydrogen atom from a 5- to 6-membered non-aromatic heterocyclic ring; preferably a saturated 5 containing one heteroatom such as tetrahydrofuran, piperidine, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, etc. 1 hydrogen atom from a 6-membered heterocycle And a group formed by eliminating the like.
[0218]
Re2b, Re3bAnd Re4b“Aliphatic hydrocarbon group” and “alicyclic heterocyclic group” of “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” and “optionally substituted alicyclic heterocyclic group” represented by Examples of the substituent that may be present include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), optionally halogenated C1-4Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), phenyl, phenyl-C1-4Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, nitro, oxo, hydroxy, mercapto, amino, carboxyl, C1-4Alkoxy-carbonyl (preferably halogen, optionally halogenated C1-4Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy, phenyl-C1-4Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, oxo, hydroxy and the like), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
In the above formula (eIb), Re2bAnd Re3bIs preferably a chain hydrocarbon group which may be the same or different and is preferably an alkyl group which may be substituted, especially Re2bAnd Re3bAre preferably the same, Re2bAnd Re3bIs most preferably a methyl group.
In the above formula (eIb), Re4bIs preferably an alicyclic hydrocarbon group which may be substituted or an alicyclic heterocyclic group which may be substituted, among which a cycloalkyl group which may be substituted or a saturated which may be substituted Are particularly preferred cycloalkyl groups which may be substituted or cycloalkyl groups which may be substituted or 6-membered saturated alicyclic heterocyclic groups which may be substituted, each optionally substituted cycloalkyl, Tetrahydropyranyl, tetrahydrothiopyranyl and piperidyl are most preferably used.
In the above formula (eIc), Re1Is as defined above.
In the above formula (eIc), AecAs the “substituent” which the “6- to 7-membered ring” of the “optionally substituted 6- to 7-membered ring” represented bye1The same thing as the "substituent" which "5-6 membered ring" of "5-6 membered ring optionally substituted" shown by may have may be mentioned. Also, Aec1 to 3 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position of the ring.
Embedded image
Figure 2004043432
In the group represented by the above, it is preferable that the carbon atom at the ea position is unsubstituted.
AecAs the “optionally substituted 6 to 7-membered ring” represented by
formula:
Embedded image
Figure 2004043432
And a 6 to 7-membered ring which may have a substituent at any substitutable position.
In the above formula, YeIs as defined above.
BecAs the “substituent” that the “benzene ring” of the “substituted or benzene ring” represented bye1The same as the “substituent” that the “5- to 6-membered ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered ring” represented by , Fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.) and the like are preferable, especially halogen, C which may be halogenated.1-4Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy is preferable, and the number of substituents is preferably 1 to 3.
In the above formula (eIc), en represents 1 or 2 (preferably 2).
In the above formula (eIc), Ze2The divalent group represented by is as defined above.
In the above formula (eIc), Re 2 c(1) may be substituted, and the nitrogen atom may be a quaternary ammonium group, and (2) may be substituted and contains a sulfur atom or an oxygen atom as a ring constituent atom. A nitrogen-containing heterocyclic group in which the nitrogen atom may be quaternary ammonium, (3) a group bonded via a sulfur atom, or (4) formula:
Embedded image
Figure 2004043432
Wherein each symbol is as defined above, and the group represented by Re2It is the same as those examples shown by.
In the above formula (eId), Re1d"Formula R"ed-Ze1d-Xed-Ze2d-(Wherein RedRepresents a hydrogen atom or an optionally substituted hydrocarbon group, XedRepresents an optionally substituted alkylene chain, Ze1dAnd Ze2dEach represents a heteroatom. The “5- to 6-membered aromatic ring” of the “optionally substituted 5- to 6-membered aromatic ring” is a 6-membered aromatic hydrocarbon such as benzene. , Furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, triazole, etc. A 5- to 6-membered aromatic heterocycle containing 1 to 4 heteroatoms, and the like, among which benzene, furan, thiophene, pyridine and the like are preferable, benzene, furan or thiophene is more preferable, and benzene is particularly preferable. preferable.
RedAs the “hydrocarbon group” of the “hydrocarbon group which may be substituted” represented by, for example,
(1) Alkyl (for example, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl, more preferably lower (C1-4) Alkyl etc.);
(2) Cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) Alkenyl (eg, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) Alkynyl (for example, alkynyl having 2 to 10 carbon atoms such as ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-pentynyl, 3-hexynyl, preferably lower (C2-6) Alkynyl etc.);
(6) Aralkyl (eg, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(7) aryl (for example, phenyl, naphthyl and the like);
(8) Cycloalkyl-alkyl (for example, C such as cyclopropylmethyl, cyclobutylmethyl, cyclopentylmethyl, cyclohexylmethyl, cycloheptylmethyl, etc.3-7Cycloalkyl-C1-4Alkyl etc.);
(1) alkyl, (2) cycloalkyl, (3) alkenyl, (4) cycloalkenyl, (5) alkynyl, (6) aralkyl, (7) aryl and (8) cycloalkyl- Examples of the substituent that alkyl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-, etc.), optionally substituted sulfonamides [eg, optionally substituted amino groups (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-45-6 membered cyclic amino such as alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, imidazole, etc.) is -SO2Group formed by bonding to-, etc.], formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), an optionally substituted heterocyclic group, and the like. The number of substituents is preferably 1 to 3.
Where RedAs the “heterocyclic group” in the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent of the “optionally substituted hydrocarbon group” represented by the above, from an aromatic heterocyclic ring or a non-aromatic heterocyclic ring And a group formed by removing one hydrogen atom. Examples of the aromatic heterocycle include nitrogen atoms such as furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine, triazole, oxadiazole, thiadiazole and the like. , A 5- or 6-membered aromatic heterocycle containing 1 to 2 heteroatoms selected from sulfur and oxygen atoms, and the non-aromatic heterocycle includes, for example, tetrahydrofuran, Tetrahydrothiophene, dioxolane, dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline, piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiol 5- to 6-membered non-aromatic heterocycle containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms such as ruphorin, pyran and tetrahydropyran, and the aromatic heterocycle And non-aromatic heterocycles in which some or all of the bonds are saturated bonds (preferably aromatic heterocycles such as pyrazole, thiazole, oxazole, tetrazole, etc.).
RedThe “heterocyclic group” in the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent of the “optionally substituted hydrocarbon group” represented by The substituent may have a substituent, and examples of such a substituent include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol). , C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-, etc.), optionally substituted sulfonamides [eg, optionally substituted amino groups (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-45-6 membered cyclic amino such as alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, imidazole, etc.) is -SO2Group formed by bonding to-, etc.], formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.) and the like (preferably C1-4Alkyl) and the like.
Also, the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2d-(Wherein each symbol is as defined above) is a monovalent group (does not bind to a 5- to 6-membered aromatic ring to form a ring), RedIs preferably an alkyl group which may be substituted, more preferably a lower alkyl group which may be halogenated, and in particular, C which may be halogenated.1-4Alkyl groups are preferred.
In the above formula (eId), XedAs the “optionally substituted alkylene chain” represented by the above formula, for example, it may have a substituent and may be linear or branched.1-6Although alkylene etc. are mentioned, it is preferable that the carbon number of the linear part in this alkylene chain | strand is 1-4, Especially, it is XedAs, linear C which may be substituted1-4Alkylene (preferably ethylene or propylene) is preferred.
XedAs the substituent that the “alkylene chain” in the “optionally substituted alkylene chain” represented by the above can be bonded to the divalent chain constituting the straight chain portion, any substituent can be used. For example, lower alkyl having 1 to 6 carbon atoms (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, etc.), lower (C3-7) Cycloalkyl (eg, cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.), formyl, lower (C2-7) Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, butyryl, etc.), phosphono group that may be esterified, carboxyl group that may be esterified, hydroxyl group, oxo, etc., preferably 1 to 6 carbon atoms Lower alkyl (preferably C1-3Alkyl), hydroxyl group, oxo and the like.
The phosphono group which may be esterified includes P (O) (ORe7d) (ORe8d) [Where R ise7dAnd Re8dEach represents hydrogen, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms or a cycloalkyl group having 3 to 7 carbon atoms;e7dAnd Re8dMay be bonded to each other to form a 5- to 7-membered ring].
In the above formula, Re7dAnd Re8dExamples of the alkyl group having 1 to 6 carbon atoms represented by: methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, etc. Examples of the cycloalkyl having -7 include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc., preferably a chain-like lower alkyl having 1 to 6 carbon atoms, more preferably a lower alkyl having 1 to 3 carbon atoms. Alkyl is mentioned. Re7dAnd Re8dMay be the same or different, but are preferably the same. Re7dAnd Re8dAre bonded to each other to form a 5- to 7-membered ring, Re7dAnd Re8dAre bonded to each other, and-(CH2)2-,-(CH2)3-,-(CH2)4Linear C represented by-2-4An alkylene side chain is formed. The side chain may have a substituent, and examples of the substituent include a hydroxyl group and halogen.
Examples of the ester group of the carboxyl group which may be esterified include those in which a carboxyl group and an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms or a cycloalkyl group having 3 to 7 carbon atoms are bonded, such as methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, Examples include propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, butoxycarbonyl, isobutoxycarbonyl, sec-butoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, pentyloxycarbonyl, hexyloxycarbonyl and the like.
XedAs optionally substituted C1-4Alkylene, especially C1-3C optionally substituted with alkyl, hydroxyl or oxo1-4Alkylene is preferred, especially the formula — (CH2)enA group represented by — (en represents an integer of 1 to 4) is preferable.
Ze1dAnd Ze2dExamples of the hetero atom represented by -O-, -S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2), -N (Re4d)-(Re4dRepresents a hydrogen atom or an optionally substituted lower alkyl group).e1dAs —O— or —S (O)em-(Em represents an integer of 0 to 2) is preferred, and -O- is more preferred. Ze2dAs —O— or —N (Re4d)-(Re4dRepresents a hydrogen atom or an optionally substituted lower alkyl group), and —O— is more preferable.
Re4dExamples of the optionally substituted lower alkyl group represented by R include RedThe same thing as the "lower alkyl group which may be substituted" illustrated as "the hydrocarbon group which may be substituted" shown by these is mentioned.
Re1d"Formula R"ed-Ze1d-Xed-Ze2d-(Wherein each symbol has the same meaning as described above) "5-6 membered ring" of "5-6 membered aromatic ring optionally having substituent (s)" Is the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2dExamples of the “substituent” that may be present in addition to the group represented by — include, for example, a halogen atom, nitro, cyano, optionally substituted alkyl, optionally substituted cycloalkyl, and substituted A hydroxyl group which may be substituted, a thiol group which may be substituted (the sulfur atom may be oxidized, and may form a sulfinyl group which may be substituted or a sulfonyl group which may be substituted), An amino group which may be substituted, an acyl group which may be substituted, a carboxyl group which may be esterified or amidated, an aromatic group which may be substituted, and the like are used.
Re1dExamples of the halogen as the substituent of are fluorine, chlorine, bromine, iodine and the like, and fluorine and chlorine are particularly preferable.
Re1dAs the alkyl in the alkyl which may be substituted as a substituent of, for example, linear or branched alkyl having 1 to 10 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, C such as tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl. Examples of the substituent in the optionally substituted alkyl include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy-C1-4Alkoxy (eg, methoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, trifluoromethoxyethoxy, trifluoroethoxyethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dExamples of the cycloalkyl in the optionally substituted cycloalkyl as the substituent of C include, for example, C, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl and the like.3-7And cycloalkyl. Examples of the substituent in the optionally substituted cycloalkyl include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dAs the substituent in the optionally substituted hydroxyl group of (1), (1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl) , Pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) Cycloalkyl which may be substituted and may contain a hetero atom (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl; saturated 5- to 6-membered heterocyclic groups containing 1 to 2 heteroatoms such as tetrahydrofuranyl, tetrahydrothienyl, pyrrolidinyl, pyrazolidinyl, piperidyl, piperazinyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, tetrahydropyranyl, tetrahydrothiopyranyl Etc. (preferably tetrahydropyranyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) optionally substituted aralkyl (eg, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(6) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(7) Substituents such as aryl which may be substituted (for example, phenyl, naphthyl and the like) are mentioned, and (1) alkyl which may be substituted as described above, and (2) which may be substituted A good cycloalkyl, (3) an optionally substituted alkenyl, (4) an optionally substituted cycloalkenyl, (5) an optionally substituted aralkyl, (6) an optionally substituted acyl, and (7) Examples of the substituent that the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group. (Eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-6Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc .; preferably C optionally halogenated)1-4Alkoxy), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), optionally substituted 5-6 membered aromatic heterocycle (eg, furan, thiophene, pyrrole, imidazole, pyrazole, thiazole, oxazole, isothiazole, isoxazole, 5- to 6-membered aromatic heterocycles containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen such as tetrazole, pyridine, pyrazine, pyrimidine, pyridazine and triazole; Examples of the substituent that the heterocyclic ring may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, thiol group, amino group, carboxyl group, and halogenated group. Good C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3. The number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dExamples of the substituent in the optionally substituted thiol group as the substituent ofe1dAs the substituents of the optionally substituted hydroxyl group ”, among others,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) Aralkyl which may be substituted (for example, phenyl-C1-4Alkyl (eg, benzyl, phenethyl, etc.));
(4) aryl which may be substituted (for example, phenyl, naphthyl, etc.) is preferable,
(1) optionally substituted alkyl, (2) optionally substituted cycloalkyl, (3) optionally substituted aralkyl, and (4) optionally substituted aryl Examples of the substituent which may be substituted include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dAs the substituent of the amino group which may be substituted as the substituent of the above-mentioned “R”e1dAn amino group which may have 1 to 2 substituents similar to the “substituent in the hydroxyl group which may be substituted as a substituent of the above”, and the like (1) may be substituted. Good alkyl (eg, C such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc.1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(5) Formyl or optionally substituted acyl (eg, alkanoyl having 2 to 4 carbon atoms (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, etc.), alkylsulfonyl having 1 to 4 carbon atoms (eg, methanesulfonyl, ethane) Sulfonyl etc.));
(6) An optionally substituted aryl (for example, phenyl, naphthyl and the like) is preferable,
(1) alkyl which may be substituted, (2) cycloalkyl which may be substituted, (3) alkenyl which may be substituted, (4) cycloalkenyl which may be substituted, (5 Examples of the substituent that the optionally substituted aryl and the optionally substituted aryl may have include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, Hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dThe amino group which may be substituted as a substituent of the amino group is bonded to each other, and a cyclic amino group (for example, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, imidazole, etc.) 5-6 membered cyclic amino, etc.) may be formed. The cyclic amino group may have a substituent, such as halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, an optionally substituted thiol group. (Eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dAs the optionally substituted acyl group as the substituent of
(1) hydrogen;
(2) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(3) an optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(4) alkenyl which may be substituted (for example, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(5) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(6) An optionally substituted 5- to 6-membered monocyclic aromatic group (for example, phenyl, 5- to 6-membered aromatic heterocyclic group (for example, furyl, thienyl, pyrrolyl, imidazolyl, pyrazolyl, thiazolyl, 5- to 6-membered containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms such as oxazolyl, isothiazolyl, isoxazolyl, tetrazolyl, pyridyl, pyrazyl, pyrimidinyl, pyridazinyl and triazolyl Aromatic heterocyclic groups; preferably, pyridyl, thienyl, etc.)
(7) optionally substituted 5-6 membered monocyclic non-aromatic heterocyclic group (for example, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, dioxolane, dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline, 5 containing 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen, sulfur and oxygen atoms such as piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran and tetrahydropyran A group formed by removing one hydrogen atom from a 6-membered monocyclic non-aromatic heterocyclic ring; preferably, dioxolanyl, etc.) and the like bonded to a carbonyl group or a sulfonyl group (example: , Acetyl, propionyl, butyryl, Butyryl, valeryl, isovaleryl, pivaloyl, hexanoyl, heptanoyl, octanoyl, cyclobutanecarbonyl, cyclopentanecarbonyl, cyclohexanecarbonyl, cycloheptanecarbonyl, crotonyl, 2-cyclohexenecarbonyl, benzoyl, nicotinoyl, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.) (2) optionally substituted alkyl, (3) optionally substituted cycloalkyl, (4) optionally substituted alkenyl, (5) optionally substituted cycloalkenyl, (6 5) a 6- to 6-membered monocyclic aromatic group that may be substituted, and (7) a substitution that an optionally substituted 5- to 6-membered monocyclic non-aromatic heterocyclic group may have. As the group, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine) Etc.), nitro, cyano, hydroxyl, thiol group that may be substituted (e.g., thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-, etc.), optionally substituted sulfonamides [eg, optionally substituted amino groups (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-45-6 membered cyclic amino such as alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, imidazole, etc.) is -SO2Group formed by bonding to-, etc.], formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dExamples of the optionally esterified carboxyl group as the substituent of (1) include (1) hydrogen,
(2) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(3) an optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, etc.)3-7Cycloalkyl etc.);
(4) alkenyl which may be substituted (for example, alkenyl having 2 to 10 carbon atoms such as allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(5) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.);
(6) A group in which optionally substituted aryl (for example, phenyl, naphthyl, etc.) is bonded to a carbonyloxy group, preferably carboxyl, lower (C1-6) Alkoxycarbonyl, aryloxycarbonyl (eg, methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, phenoxycarbonyl, naphthoxycarbonyl, etc.), etc., and (2) optionally substituted alkyl, (3) substituted An optionally substituted cycloalkyl, (4) an optionally substituted alkenyl, (5) an optionally substituted cycloalkenyl, and (6) an optionally substituted aryl. As halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1dExamples of the carboxyl group which may be amidated as a substituent of the above-mentioned “R”e1dThe same as the “optionally substituted amino group” as a substituent of the above, and the like, wherein the “optionally substituted amino group” and the like are bonded to the carbonyl group, preferably carbamoyl, mono-C1-6Alkylcarbamoyl, di-C1-6Examples include alkylcarbamoyl.
Re1dExamples of the aromatic group in the optionally substituted aromatic group include phenyl, pyridyl, furyl, thienyl, pyrrolyl, imidazolyl, pyrazolyl, thiazolyl, oxazolyl, isothiazolyl, isoxazolyl, tetrazolyl, pyrazinyl, pyrimidinyl, pyridazinyl , Triazolyl, oxadiazolyl, thiadiazolyl and the like 5- or 6-membered allocyclic or heterocyclic aromatic group, benzofuran, indole, benzothiophene, benzoxazole, benzthiazole, indazole, benzimidazole, quinoline, isoquinoline, quinoxaline, phthalazine, quinazoline, Examples thereof include condensed heterocyclic aromatic groups such as cinnoline. Examples of the substituent of these aromatic groups include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), nitro, cyano, hydroxyl group, and optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), optionally halogenated C1-4Alkyl (eg, trifluoromethyl, methyl, ethyl, etc.), optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Examples thereof include alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re1d1 to 4 (preferably 1 to 2) substituents may be the same or different and may be substituted at any position on the ring.
RedIn the case where the group represented by is bonded to a 5- to 6-membered aromatic ring to form a ring,ed-Ze1d-Xed-Ze2d-Wherein each symbol is as defined above; RedIs preferably a lower atom (C1-6) Alkylenedioxy (eg, —O—CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-, -O-CH2-CH2-CH2-O-), oxy-lower (C1-6) Alkyleneamino (eg, —O—CH)2-NH-, -O-CH2-CH2-NH-, etc.), oxy-lower (C1-6) Alkylenethio (eg, —O—CH)2-S-, -O-CH2-CH2-S-, etc.), lower (C1-6) Alkylenediamino (e.g., -NH-CH2-NH-, -NH-CH2-CH2-NH- etc.), thia lower (C1-6) Alkyleneamino (eg, -S-CH)2-NH-, -S-CH2-CH2Divalent groups such as —NH— and the like.
Re1d"Formula R"ed-Ze1d-Xed-Ze2d-(Wherein each symbol has the same meaning as described above) "5-6 membered ring" of "5-6 membered aromatic ring optionally having substituent (s)" Is the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2dAs the “substituent” which may be present other than the group represented by —, in particular, halogenated or lower (C1-4) Lower optionally substituted (C1-4) Alkyl (eg, methyl, ethyl, t-butyl, trifluoromethyl, methoxymethyl, ethoxymethyl, propoxymethyl, butoxymethyl, methoxyethyl, ethoxyethyl, propoxyethyl, butoxyethyl, etc.), halogenated or lower (C1-4) Lower optionally substituted (C1-4) Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, t-butoxy, trifluoromethoxy, methoxymethoxy, ethoxymethoxy, propoxymethoxy, butoxymethoxy, methoxyethoxy, ethoxyethoxy, propoxyethoxy, butoxyethoxy, methoxypropoxy, ethoxypropoxy) , Propoxypropoxy, butoxypropoxy, etc.), halogen (eg, fluorine, chlorine, etc.), nitro, cyano, 1-2 lower (C1-4) Alkyl, formyl or lower (C2-4) Amino optionally substituted with alkanoyl (eg, amino, methylamino, dimethylamino, formylamino, acetylamino, etc.), 5-6 membered cyclic amino (eg, 1-pyrrolidinyl, 1-piperazinyl, 1-piperidinyl) 4-morpholino, 4-thiomorpholino, 1-imidazolyl, 4-tetrahydropyranyl and the like.
Re1dWhere R is benzene, the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2dAs the substitution position of the group represented by-, the para position is preferred, and the formula Red-Ze1d-Xed-Ze2dAs the substitution position of the “substituent” that the “5- to 6-membered aromatic ring” may have other than the group represented by —, the meta position is preferable.
In the above formula, YedAs the “optionally substituted imino group” represented by the formula, for example, the formula —N (Re5d)-[Where R ise5dRepresents a hydrogen atom or a substituent. And the like.
Re5dAs a hydrogen atom, an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted heterocyclic group, an optionally substituted hydroxyl group, an optionally substituted thiol group (the sulfur atom is oxidized) And may form an optionally substituted sulfinyl group or an optionally substituted sulfonyl group), an optionally substituted amino group, an esterified or amidated carboxyl group An acyl group which may be substituted is preferred, and a hydrogen atom, an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted heterocyclic group, an optionally substituted acyl group and the like are more preferred.
Re5dPreferable embodiments include a hydrogen atom, an optionally substituted hydrocarbon group, an optionally substituted acyl group, and the like.1-4Alkyl, C1-4Alkylsulfonyl, formyl, C2-5Alkanoyl and the like are more preferable, and C1-4Alkyl, formyl, C2-5Alkanoyl and the like are more preferable, especially formyl or ethyl. Re5dAs another preferred embodiment, the formula — (CH2)ek-Re6d[Where ek represents 0 or 1 and Re6dIs an optionally substituted 5-6 membered monocyclic aromatic group (eg, Re1dThe same as “(6) optionally substituted 5-6 membered monocyclic aromatic group” exemplified in the section of the optionally substituted acyl group as the substituent of , C which may be halogenated1-4Alkyl, optionally halogenated C1-4Phenyl, pyrazolyl, thiazolyl, oxazolyl, tetrazolyl, etc., each optionally substituted with alkoxy or the like. The group etc. which are represented by these are mentioned.
Re5dSpecific examples of the “optionally substituted hydrocarbon group” asedAnd the same as the "optionally substituted hydrocarbon group" ase5dSpecific examples of the “optionally substituted heterocyclic group” as RedAnd the same as the “optionally substituted heterocyclic group” as the substituent of the “optionally substituted hydrocarbon group” represented bye5dAs "optionally substituted hydroxyl group", "optionally substituted thiol group", "optionally substituted amino group", "optionally esterified or amidated carboxyl group" and " Specific examples of the “optionally substituted acyl group” include Re1dAs the substituents of “optionally substituted hydroxyl group”, “optionally substituted thiol group”, “optionally substituted amino group”, “esterified or amidated carboxyl group” And the “optionally substituted acyl group”.
In the above formula (eId), Re2dAnd Re3dAs the “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group (aliphatic chain hydrocarbon group and aliphatic cyclic hydrocarbon group)” represented by, for example,
(1) optionally substituted alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, etc. C1-10Alkyl, preferably lower (C1-6) Alkyl etc.);
(2) optionally substituted cycloalkyl (for example, C such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, etc.)3-8Cycloalkyl etc.);
(2-1) The cycloalkyl contains one heteroatom selected from a sulfur atom, an oxygen atom and a nitrogen atom, and is an oxirane, thiolane, aziridine, tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, pyrrolidine, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, tetrahydro. Thiopyran 1-oxide, piperidine, etc. (preferably 6-membered tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran, piperidine, etc.) may be formed;
(2-2) The cycloalkyl may be condensed with a benzene ring to form indane, tetrahydronaphthalene or the like (preferably indane or the like);
(2-3) Further, the cycloalkyl is bridged via a linear atomic chain having 1 to 2 carbon atoms, and bicyclo [2.2.1] heptyl, bicyclo [2.2.2] octyl, Bicyclo [3.2.1] octyl, bicyclo [3.2.2] nonyl, etc. (preferably, cyclohexyl having a bridge through a straight chain of atoms having 1 to 2 carbon atoms, more preferably bicyclo [2.2.1] heptyl and the like) may form a bridged cyclic hydrocarbon residue;
(3) optionally substituted alkenyl (for example, allyl, crotyl, 2-pentenyl, 3-hexenyl, etc., alkenyl having 2 to 10 carbon atoms, preferably lower (C2-6) Alkenyl etc.);
(4) optionally substituted cycloalkenyl (for example, cycloalkenyl having 3 to 7 carbon atoms such as 2-cyclopentenyl, 2-cyclohexenyl, 2-cyclopentenylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, etc.); Etc.
There are (1) optionally substituted alkyl, (2) optionally substituted cycloalkyl, (3) optionally substituted alkenyl, and (4) optionally substituted cycloalkenyl. Substituents that may be used include halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, nitro, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl, oxo group (preferably halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated lower (C1-4) Alkoxy, phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, hydroxyl group, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Re2dAnd Re3dAs the “optionally substituted aliphatic hydrocarbon group” represented by
(1) Halogen, cyano, hydroxyl group or C3-7Linear or branched lower (C1) optionally having 1 to 3 cycloalkyl1-6) Alkyl;
(2) Halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl or phenyl-lower (C1-4) It may have 1 to 3 alkyls, may contain 1 heteroatom selected from a sulfur atom, an oxygen atom and a nitrogen atom, may be condensed with a benzene ring, and has 1 carbon atom. C which may be bridged via a linear atomic chain of ~ 25-8Cycloalkyl (eg, optionally substituted cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, tetrahydropyranyl, tetrahydrothiapyranyl, piperidinyl, indanyl, tetrahydronaphthalenyl, bicyclo [2.2.1] heptyl, etc. ); Etc. are preferred.
In the above formula (eId), Re2dAnd Re3dExamples of the “optionally substituted alicyclic (non-aromatic) heterocyclic group” represented by the following include tetrahydrofuran, tetrahydrothiophene, dioxolane, dithiolane, oxathiolane, pyrrolidine, pyrroline, imidazolidine, imidazoline, pyrazolidine, pyrazoline 1 to 2 heteroatoms selected from nitrogen atom, sulfur atom and oxygen atom such as piperidine, piperazine, oxazine, oxadiazine, thiazine, thiadiazine, morpholine, thiomorpholine, pyran, tetrahydropyran 5- to 6-membered non-aromatic heterocycles; and the like, but 5- to 6-membered non-aromatic heterocycles containing one heteroatom such as tetrahydrofuran, piperidine, tetrahydropyran, tetrahydrothiopyran and the like are preferable. .
Re2dAnd Re3dAs the substituent that the “alicyclic heterocyclic group” in the “optionally substituted alicyclic heterocyclic group” represented by the formula (1), halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.) ), Optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated C1-4Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, butoxy, trifluoromethoxy, trifluoroethoxy, etc.), C1-4Alkylenedioxy (eg, -O-CH)2-O-, -O-CH2-CH2-O-), formyl, C2-4Alkanoyl (eg, acetyl, propionyl, etc.), C1-4Alkylsulfonyl (eg, methanesulfonyl, ethanesulfonyl, etc.), phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, nitro, hydroxyl group, optionally substituted thiol group (eg, thiol, C1-4Alkylthio), an optionally substituted amino group (eg, amino, mono-C)1-4Alkylamino, di-C1-4Alkylamino, tetrahydropyrrole, piperazine, piperidine, morpholine, thiomorpholine, pyrrole, 5-6 membered cyclic amino such as imidazole, etc.), carboxyl groups that may be esterified or amidated (eg, carboxyl, C1-4Alkoxycarbonyl, carbamoyl, mono-C1-4Alkylcarbamoyl, di-C1-4Alkylcarbamoyl), lower (C1-4) Alkoxy-carbonyl, oxo group (preferably halogen, optionally halogenated lower (C1-4) Alkyl, optionally halogenated lower (C1-4) Alkoxy, phenyl-lower (C1-4) Alkyl, C3-7Cycloalkyl, cyano, hydroxyl group, etc.), and the number of substituents is preferably 1 to 3.
Above all, Re2dIs preferably an optionally substituted chain hydrocarbon group (eg, optionally substituted alkyl, alkenyl, etc.), and optionally substituted lower C1-6An alkyl group is more preferable, and an optionally substituted methyl group is particularly preferable.
Re3dAs an optionally substituted alicyclic hydrocarbon group (eg, optionally substituted cycloalkyl, cycloalkenyl, etc .; preferably, optionally substituted lower C3-8A cycloalkyl group; more preferably an optionally substituted cyclohexyl) or an optionally substituted alicyclic heterocyclic group (preferably an optionally substituted saturated alicyclic heterocyclic group (preferably 6). More preferably, an optionally substituted tetrahydropyranyl, an optionally substituted tetrahydrothiopyranyl or an optionally substituted piperidyl; particularly preferably an optionally substituted tetrahydropyranyl; Is preferred.
[0219]
In addition, the compound represented by the general formula (IV) or a salt thereof may be a hydrate, and hereinafter referred to as a compound (IV) including a salt and a hydrate.
[0220]
Compound (IV) is produced, for example, by the method shown below.
Manufacturing method 1
As shown in the following formula, a compound represented by the formula (IId) or a salt thereof (hereinafter simply referred to as a compound (IId)) and a compound represented by the formula (IIId) or a salt thereof or a reactive derivative (hereinafter referred to as a carboxyl group) Compound (IV) can be produced by simply reacting with compound (IIId).
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, each symbol is as defined above.)
Examples of the reactive derivative in the carboxyl group of the compound represented by the formula (IIId) include acylated reactive derivatives such as acid halide, acid azide, acid anhydride, mixed acid anhydride, active amide, active ester, and active thioester. Subject to reaction. Examples of the acid halide include acid chloride and acid bromide, and examples of the mixed acid anhydride include mono-C1-6Alkyl carbonate mixed acid anhydride (for example, free acid mixed with monomethyl carbonate, monoethyl carbonate, monoisopropyl carbonate, monoisobutyl carbonate, mono tert-butyl carbonate, monobenzyl carbonate, mono (p-nitrobenzyl) carbonate, monoallyl carbonate, etc. Acid anhydride), C1-6Aliphatic carboxylic acid mixed acid anhydrides (eg free acid and acetic acid, trichloroacetic acid, cyanoacetic acid, propionic acid, butyric acid, isobutyric acid, valeric acid, isovaleric acid, pivalic acid, trifluoroacetic acid, trichloroacetic acid, acetoacetic acid, etc. Mixed acid anhydride), C7-12Aromatic carboxylic acid mixed acid anhydrides (for example, mixed acid anhydrides of free acid and benzoic acid, p-toluic acid, p-chlorobenzoic acid, etc.), organic sulfonic acid mixed acid anhydrides (for example, free acid and methanesulfonic acid) , Ethanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, mixed acid anhydride with p-toluenesulfonic acid, etc.), and the active amide as an amide with a nitrogen-containing heterocyclic compound [for example, free acid and pyrazole, imidazole, benzotriazole, etc. These nitrogen-containing heterocyclic compounds are C1-6Alkyl group (eg, methyl, ethyl, etc.), C1-6Alkoxy groups (eg, methoxy, ethoxy, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, etc.), oxo groups, thioxo groups, C1-6It may be substituted with an alkylthio group (eg, methylthio, ethylthio, etc.). ].
[0221]
As the active ester, all β-lactams and those used for this purpose in the field of peptide synthesis can be used. For example, organic phosphates (eg, diethoxyphosphate, diphenoxyphosphate, etc.), p-nitrophenyl ester, 2,4-dinitrophenyl ester, cyanomethyl ester, pentachlorophenyl ester, N-hydroxysuccinimide ester, N-hydroxyphthalimide ester, 1-hydroxybenzotriazole ester, 6-chloro-1-hydroxybenzotriazole ester, 1-hydroxy -1H-2-pyridone ester and the like. The active thioester is an ester with an aromatic heterocyclic thiol compound [for example, 2-pyridylthiol ester, 2-benzothiazolylthiol ester, etc., and these heterocyclic rings are C1-6Alkyl group (eg, methyl, ethyl, etc.), C1-6Alkoxy groups (eg, methoxy, ethoxy, etc.), halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, etc.), C1-6It may be substituted with an alkylthio group (eg, methylthio, ethylthio, etc.). ].
[0222]
Examples of the leaving group represented by L include a halogen atom (eg, chlorine atom, bromine atom, iodine atom, etc.), alkyl or arylsulfonyloxy group (eg, methanesulfonyloxy, trifluoromethanesulfonyloxy, ethanesulfonyloxy, benzene). Sulfonyloxy, p-toluenesulfonyloxy, etc.).
[0223]
This reaction is usually performed in a solvent inert to the reaction. Examples of the solvent include ether solvents (eg, ethyl ether, diisopropyl ether, dimethoxyethane, tetrahydrofuran, dioxane, etc.), halogen solvents (eg, dichloromethane, dichloroethane, chloroform, etc.), aromatic solvents (eg, toluene, Chlorobenzene, xylene, etc.), acetonitrile, N, N-dimethylformamide (DMF), acetone, methyl ethyl ketone, dimethyl sulfoxide (DMSO), water and the like can be used alone or in combination. Of these, acetonitrile, dichloromethane, chloroform and the like are preferable. This reaction is usually carried out by reacting compound (IIId) with 1 to 5 equivalents, preferably 1 to 3 equivalents, with compound (IId). The reaction temperature is -20 ° C to 50 ° C, preferably 0 ° C to room temperature, and the reaction time is usually 5 minutes to 100 hours. In this reaction, the reaction may proceed more smoothly by the coexistence of a base. As the base, both inorganic bases and organic bases are effective. Examples of inorganic bases include alkali metal and alkaline earth metal hydroxides, hydrides, carbonates, bicarbonates, among others, potassium carbonate, sodium carbonate, sodium hydroxide, potassium hydroxide, hydrogen carbonate. Sodium and potassium bicarbonate are preferred. As the organic base, tertiary amines such as triethylamine are preferable. Although the reactive derivative in the carboxyl group of the compound represented by the formula (IIId) is as described above, acid halide is particularly preferable. The amount of the base to be used is generally 1 to 10 equivalents, preferably 1 to 3 equivalents, relative to compound (IId).
When acylating from a carboxylic acid, 1 to 1.5 equivalents of a carboxylic acid (A) in an inert solvent (for example, a halogenated solvent, acetonitrile) and the compound (IId) and 1 equivalent thereof.d-CO2H) is reacted with 1 to 1.5 equivalents of a dehydrating condensing agent such as dicyclohexylcarbodiimide (DCC). This reaction is usually performed at room temperature, and the reaction time is 0.5 to 24 hours.
[0224]
Compound (IIId) used as a raw material in this reaction can be synthesized by a known general method using, for example, the compounds described in Heterocycles, 43 (10), 2131-2138 (1996) as a raw material.
Compound (IId) used in this method is described in, for example, Chem. Pharm. Bull. 47 (1) 28-36 (1999), Japanese Patent Application Laid-Open No. 56-53654, etc., or a method analogous thereto.
[0225]
In addition, compounds having an rd of 3 among the compounds (IId) are described in, for example, Synthetic Comm. 1991, 20, 3167-3180. It can be produced by the method described in 1. That is, it can be produced by the following method using an addition reaction to an unsaturated bond of amines or amides.
Embedded image
Figure 2004043432
(In the formula, each symbol is as defined above.)
It can be obtained by reacting acrolein (VId) with compound (Vd) and then reacting the product (VIId) with compound (VIIId) under reducing conditions. The reaction of compound (VId) and compound (Vd) is usually performed in the presence of a base in a solvent inert to the reaction. Examples of the base include 1) strong bases such as alkali metal or alkaline earth metal hydrides (eg, lithium hydride, sodium hydride, potassium hydride, calcium hydride, etc.), alkali metal or alkaline earth metal amides. (Eg, lithium amide, sodium amide, lithium diisopropylamide, lithium dicyclohexylamide, lithium hexamethyldisilazide, sodium hexamethyldisilazide, potassium hexamethyldisilazide, etc.), lower level of alkali metal or alkaline earth metal Alkoxides (eg, sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium, t-butoxide, etc.) 2) Inorganic bases, for example, alkali metal or alkaline earth metal hydroxides (eg, sodium hydroxide, potassium hydroxide, hydroxide) Lithium, water Barium phosphide), alkali metal or alkaline earth metal carbonates (eg, sodium carbonate, potassium carbonate, cesium carbonate, etc.), alkali metal or alkaline earth metal hydrogen carbonates (eg, sodium bicarbonate, potassium bicarbonate) 3) Organic base and the like, for example, triethylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, dimethylaminopyridine, DBU (1,8-diazabicyclo [5.4.0] -7-undecene), DBN (1,5 Examples include amines such as -diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene) or basic heterocyclic compounds such as pyridine, imidazole, and 2,6-lutidine. Examples of the solvent include the solvents described in the reaction of the compound (IId) and the compound (IIId), and these can be used alone or in combination. In this reaction, compound (VIId) is obtained.
[0226]
Examples of the reducing agent in the reaction between compound (VIId) and compound (VIIId) include sodium borohydride, lithium borohydride, sodium cyanoborohydride, sodium triacetoxyborohydride and the like. The amount of these reducing agents to be used is generally 1-10 equivalents, preferably 1-4 equivalents, relative to compound (VIId). The reaction temperature is -20 to 50 ° C, preferably 0 ° C to room temperature, and the reaction time is 0.5 to 24 hours.
[0227]
The reaction can also be performed by a catalytic reduction method. For example, in a catalytic amount of a metal catalyst such as Raney nickel, platinum oxide, metal palladium, palladium-carbon and an inert solvent (eg, alcoholic solvent such as methanol, ethanol, isopropanol, t-butanol), room temperature to 100 ° C., hydrogen Compound (IIda) is obtained by reacting at a pressure of 1 to 100 atm for 1 to 48 hours.
Manufacturing method 2
As shown by the following formula, a compound represented by formula (IVd) or a salt thereof (hereinafter simply referred to as compound (IVd)) and a compound represented by formula (Vd) or a salt thereof (hereinafter simply referred to as compound (Vd)) To make compound (IV).
Embedded image
Figure 2004043432
(Where LdRepresents a leaving group, and other symbols are as defined above. )
LdAs the leaving group represented by, for example, a halogen atom (eg, chlorine atom, bromine atom, iodine atom, etc.), alkyl or arylsulfonyloxy group (eg, methanesulfonyloxy, trifluoromethanesulfonyloxy, ethanesulfonyloxy, benzenesulfonyl) Oxy, p-toluenesulfonyloxy, etc.).
[0228]
This reaction can be performed, for example, according to the method described in Organic Functional Group Preparations (ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS) 2nd edition, Academic Press, Inc. (ACADEMIC PRESS, INC.).
This reaction is usually performed in a solvent inert to the reaction. As the solvent, alcohol solvents, ether solvents, halogen solvents, aromatic solvents, acetonitrile, N, N-dimethylformamide (DMF), acetone, methyl ethyl ketone, dimethyl sulfoxide (DMSO), etc. may be used alone or in combination. Can be used. Of these, acetonitrile, dimethylformamide, acetone, ethanol and the like are preferable. The reaction temperature is usually room temperature to 100 ° C., preferably room temperature to 50 ° C., and the reaction time is usually 0.5 to 1 day. In this reaction, 1 to 3 equivalents of a base is usually added to compound (IVd), but this is not essential. As the base, the base used in the reaction of the compound (IId) with the compound (IIId) can be used.
Compound (IVd) used as a raw material in this reaction can be synthesized by a known general method using compound (IIId) as a raw material.
[0229]
As salts of the compounds represented by the above formulas (I), (II), (III), (IV) and (eI), acid addition salts such as inorganic acid salts (for example, hydrochloride, sulfate, hydrobromic acid) Salts, phosphates, etc.), organic acid salts (eg acetate, trifluoroacetate, succinate, maleate, fumarate, propionate, citrate, tartrate, lactate, oxalate , Methanesulfonate, p-toluenesulfonate, etc., as well as salts with bases (for example, alkali metal salts such as potassium, sodium and lithium salts, alkaline earth metals such as calcium and magnesium salts) Salt, ammonium salt, trimethylamine salt, triethylamine salt, tert-butyldimethylamine salt, dibenzylmethylamine salt, benzyldimethylamine salt, N, N-dimethylaniline salt, Lysine salt, may form a salt) of an organic base such as quinoline salt.
[0230]
Examples of the compound having a CCR antagonistic activity used in the present invention include compounds represented by the above formulas (I), (II), (III), (IV), (eI) or salts thereof, for example, WO00 / Examples include compounds described in 38680, WO00 / 39125, EP101276, WO00 / 66558, WO00 / 66559, WO02 / 074770.
[0231]
The prophylactic agent of the present invention exhibits an excellent HIV infection-preventing action against animals, particularly mammals (eg, humans, monkeys, pigs, dogs, cats, rabbits, guinea pigs, rats, mice, etc.). It is useful for preventing HIV infection when using blood products.
[0232]
The prophylactic agent of the present invention has low toxicity, and when used as a medicine, the prophylactic agent itself or appropriately mixed with a pharmacologically acceptable carrier, excipient and diluent according to a conventional method, in an appropriate amount, and mixed into a powder, granule , Tablets, capsules (including soft capsules and microcapsules), liquids, injections, suppositories and the like, and can be safely administered orally or parenterally. It can also be added directly to blood for transfusion or blood products.
[0233]
In the present specification, parenteral includes subcutaneous injection, intravenous injection, intramuscular injection, intraperitoneal injection, infusion method and the like. Injectable preparations, for example, sterile injectable aqueous or oleaginous suspensions may be prepared according to methods known in the art using suitable dispersing or wetting agents and suspending agents. The sterile injectable preparation may also be a sterile injectable solution or suspension in a non-toxic parenterally administrable diluent or solvent, for example, an aqueous solution. Examples of acceptable carriers or solvents that can be used include water, Ringer's solution, and isotonic saline. In addition, sterile, fixed oils can usually be used as a solvent or suspending solvent. For this purpose, any non-volatile oil or fatty acid can be used, including natural or synthetic or semi-synthetic fatty oils or fatty acids and natural or synthetic or semi-synthetic mono-, di- or triglycerides.
[0234]
Suppositories for rectal administration are solid at room temperature such as cocoa butter and polyethylene glycols, such as cocoa butter and polyethylene glycol, and appropriate nonirritating excipients. It can be manufactured by mixing with those that release sucrose.
[0235]
Solid dosage forms for oral administration include powders, granules, tablets, pills, capsules and the like. In such dosage forms, the active ingredient compound comprises at least one additive such as sucrose, lactose, cellulose sugar, mannitol, maltitol, dextran, starches, agar, alginates, chitins, chitosans, pectin , Gum tragacanth, gum arabic, gelatin, collagens, casein, albumin, synthetic or semi-synthetic polymers or glycerides. Such dosage forms can also contain further additives as usual, for example inert diluents, lubricants such as magnesium stearate, parabens, preservatives such as sorbic acid, ascorbic acid, Examples thereof include antioxidants such as α-tocopherol and cysteine, disintegrating agents, binders, thickeners, buffering agents, sweetening agents, flavoring agents, and perfume agents. Tablets and pills can also be manufactured with an enteric coating. Liquid preparations for oral administration include pharmaceutically acceptable emulsions, syrups, elixirs, suspensions, solutions and the like, which include inert diluents commonly used in the art, such as water. May be.
[0236]
The dosage of the agent of the present invention can be appropriately selected depending on the administration subject, the age and weight of the administration subject, symptoms, administration time, administration method, dosage form, and the like.
[0237]
Depending on the age, weight, general health, sex, diet, time of administration, method of administration, excretion rate, and the condition of the patient being treated at any given time, It is decided in consideration of the factors. For example, in the case of oral administration to an adult (body weight of about 60 kg) as a prevention of HIV infection during blood transfusion and blood product use, it is usually about 0.02 to 50 mg / kg as a CCR antagonist as a single dose, preferably 0 0.05 to 30 mg / kg, more preferably about 0.1 to 10 mg / kg, and it is desirable to administer these doses about 1 to about 3 times a day. Of course, these dose ranges can be adjusted on a unit basis necessary to divide the daily dose, but as noted above, the dose depends on the nature and extent of the disease, the age of the patient, weight, general health, It is determined in consideration of gender, diet, administration time, administration method, excretion rate, and other factors.
The administration method of the agent of the present invention can be appropriately selected, and the agent for preventing HIV infection of the present invention may be directly added to blood or blood product to be transfused before blood transfusion or blood product use. In this case, it is desirable that the mixing be performed immediately before to 24 hours, preferably immediately before to 12 hours, more preferably immediately before to 6 hours.
When administering the HIV infection preventive agent of the present invention separately from blood or blood products to be transfused at the time of blood transfusion or blood product use, it is desirable to administer 1 hour before or at the same time as blood transfusion or blood product use, more preferably 1 It is desirable to continue administration 1 to 3 times a day for 4 weeks.
[0238]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to experimental examples and formulation examples, but the present invention is not limited thereto.
[0239]
Experimental example
A selective antagonist for CCR5, the formula:
Embedded image
Figure 2004043432
N, N-dimethyl-N- (4-(((2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium chloride (compound A), formula:
Embedded image
Figure 2004043432
[Table 1]
Figure 2004043432
The growth inhibitory effect with respect to HIV infection was examined using the compounds BG represented by these.
[Method]
cell
MOLT-4 / CCR5 cells (AIDS Res. Hum. Retrovir. 16, 935-941 (2000)) were used.
Drug
The compound was dissolved in DMSO and appropriately diluted with RPMI 1640 medium containing 10% FBS, 1 mg / mL G418 (GIBCO).
Virus
The Ba-L strain, which is a laboratory strain of R5 HIV-1, was used.
infection
Infections are cells (4x106cells / 1mL) to 1000 CCID50Was added and incubated for 6 hours. After washing away the unadsorbed virus on the cells, the infected cells are suspended in 2 mL of medium, and 100 μL of the infected cells and 100 μL of the compound are dispensed into a 96-well plate.2The cells were cultured in the presence at 37 ° C. for 3 days. Three days after the infection, it was diluted 5-fold with a medium containing the same concentration of the compound and further cultured for 2 days. After culturing, the amount of p24 in the supernatant was measured using a commercially available ELISA kit (ZeptoMetrix). The infection inhibition rate was calculated as the amount of p24 in the drug administration group relative to the amount of p24 in the control group.
[result]
When compounds were added to cells infected with HIV-1 and cultured for 5 days, all compounds showed a strong infection inhibitory effect at a concentration of 1000 nmol / L (FIG. 1).
[0240]
Formulation Example 1 Capsule (1) N, N-dimethyl-N- (4-(((2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl) carbonyl) Amino) -benzyl) -N- (4-tetrahydropyrani
Figure 2004043432
After mixing 1/2 of (1), (2), (3) and (4), granulate. The remaining (4) is added to this and the whole is enclosed in a gelatin capsule.
[0241]
Figure 2004043432
After mixing 2/3 of (1), (2), (3), (4) and 1/2 of (5), granulate. To this, the remaining (4) and (5) are added to the granules and pressed into tablets.
[0242]
Formulation Example 3 Injection
N, N-dimethyl-N- (4-(((2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl) carbonyl) in 10 ml of distilled water for injection in Japan Amino) -benzyl) -N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium chloride (500 mg), mannitol (1000 mg) and polysorbate 80 (100 mg) are dissolved, and distilled water for injection into Japan is added to make 20 ml. The solution is filtered under sterile conditions, and then 0.2 ml of this solution is taken and filled into an injection vial and sealed under sterile conditions.
[0243]
【The invention's effect】
The preventive agent of the present invention comprising a compound having a CCR antagonistic action is advantageously used for prevention of HIV infection during blood transfusion and blood product use.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the HIV-1 infection inhibition rate of compounds in experimental examples.

Claims (8)

CCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物を含有することを特徴とする輸血時および血液製剤使用時におけるHIV感染症予防剤。An agent for preventing HIV infection during blood transfusion and blood product use, comprising a compound having a CC chemokine receptor antagonistic action. CCケモカイン受容体がCCR5および/またはCCR2である請求項1記載の予防剤。The prophylactic agent according to claim 1, wherein the CC chemokine receptor is CCR5 and / or CCR2. CCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物が N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−{3−[4−({4−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}スルホニル)−1−ピペリジニル]プロピル}−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、1−アセチル−N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(エチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(エチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−(3−{4−[4−(アミノカルボニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジンカルボキサミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−N’−(4−クロロフェニル)−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−{3−[4−(4−フルオロベンジル)−1−ピペリジニル]プロピル}−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(4−モルホリニルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−フェニルウレア、N’−(4−クロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(4−メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−N−フェニルウレア、4−{[1−(3−{[(4−クロロアニリノ)カルボニル]アニリノ}プロピル)−4−ピペリジニル]メチル}ベンズアミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−N−(3,4−ジクロロフェニル)−1−メチル−5−オキソ−3−ピロリジンカルボキサミド、1−ベンジル−N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−5−オキソ−N−フェニル−3−ピロリジンカルボキサミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−1−(2−クロロベンジル)−5−オキソ−N−フェニル−3−ピロリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−{3−[4−(4−フルオロベンジル)−1−ピペリジニル]プロピル}−1−メチル−5−オキソ−3−ピロリジンカルボキサミド、N−[3−(4−ベンジル−1−ピペリジニル)プロピル]−5−オキソ−N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジンカルボキサミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−2−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジニル]アセトアミド、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(イソプロピルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−2−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジニル]アセトアミド、3−(1−アセチル−4−ピペリジニル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)プロパンアミドもしくはN−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヒドロキシ−1−(メチルスルホニル)−N−(3−{4−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]−1−ピペリジニル}プロピル)−4−ピペリジンカルボキサミドまたはその塩である請求項1記載の予防剤。A compound having CC chemokine receptor antagonistic activity is N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- {3- [4-({4-[(methylsulfonyl) amino] phenyl} sulfonyl) -1-piperidinyl] propyl} -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} Propyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl)- 4-piperidinecarboxamide, 1-acetyl-N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidi L} propyl) -N- (3-chloro-4-methylphenyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (ethylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1- Piperidinyl} propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl)- 1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- Ethylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [4- (Methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -4-piperidinecarboxamide, N- (3- {4- [4- (aminocarbonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N- ( 3-chloro-4-methylphenyl) -1- (methylsulfonyl) -4-piperidinecarboxamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -N ′-(4-chlorophenyl) -N— Phenylurea, N ′-(4-chlorophenyl) -N- {3- [4- (4-fluorobenzyl) -1-piperidinyl] Propyl} -N-phenylurea, N ′-(4-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (4-morpholinylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N-phenylurea N ′-(4-chlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (4-methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -N-phenylurea, 4-{[1- (3 -{[(4-Chloroanilino) carbonyl] anilino} propyl) -4-piperidinyl] methyl} benzamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -N- (3,4-dichlorophenyl)- 1-methyl-5-oxo-3-pyrrolidinecarboxamide, 1-benzyl-N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -5-oxo-N-fe Ru-3-pyrrolidinecarboxamide, N- [3- (4-benzyl-1-piperidinyl) propyl] -1- (2-chlorobenzyl) -5-oxo-N-phenyl-3-pyrrolidinecarboxamide, N- (3 , 4-dichlorophenyl) -N- {3- [4- (4-fluorobenzyl) -1-piperidinyl] propyl} -1-methyl-5-oxo-3-pyrrolidinecarboxamide, N- [3- (4-benzyl -1-piperidinyl) propyl] -5-oxo-N-phenyl-1- (2,2,2-trifluoroethyl) -3-pyrrolidinecarboxamide, N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (Methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -2- [1- (methylsulfonyl) -4-piperidinyl] acetami , N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (isopropylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -2- [1- (methylsulfonyl) -4-piperidinyl] Acetamide, 3- (1-acetyl-4-piperidinyl) -N- (3,4-dichlorophenyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) propanamide Or N- (3,4-dichlorophenyl) -4-hydroxy-1- (methylsulfonyl) -N- (3- {4- [4- (methylsulfonyl) benzyl] -1-piperidinyl} propyl) -4-piperidine The prophylactic agent according to claim 1, which is carboxamide or a salt thereof. CCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物がヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、ヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−モルホリノフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、7−(4−エトキシフェニル)−N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボキサミド、ヨウ化 N,N−ジメチル−N−[4−[[[2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アンモニウム、ヨウ化 N−メチル−N−[4−[[[7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−2−イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]ピペリジニウム、塩化 N,N−ジメチル−N−(4−(((2−(4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウム、塩化 N,N−ジメチル−N−(((7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N−(4−オキソシクロヘキシル)アンモニウム、塩化 N−(4−(((7−(4−エトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−イル)カルボニル)アミノ)ベンジル)−N,N−ジメチル−N−(4−テトラヒドロピラニル)アンモニウム、N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−7−(4−プロポキシフェニル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(4−ブトキシフェニル)−N−[4−[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノメチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−[N−メチル−N−(2−プロポキシエチル)アミノ]フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[2−クロロ−4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(3−メチル−4−プロポキシフェニル)−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−(3,4−ジプロポキシフェニル)−N−(4−((N−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)フェニル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−1−エチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−エチル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−エチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−エトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−ホルミル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−ベンジル−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−シクロプロピルメチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(3,4−メチレンジオキシ)フェニル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(2−メチルオキサゾール−5−イル)−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−アリル−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(3−チエニル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(チアゾール−2−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(1−メチルピラゾール−4−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−(1−エチルピラゾール−4−イル)メチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、1−イソブチル−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−5−イル)アミノ]メチル]フェニル]− 7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(チアゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミド、もしくは7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[N−メチル−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ]メチル]フェニル]−1−(2−メチルテトラゾール−5−イル)メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸アミドまたはその塩である請求項1記載の予防剤。A compound having CC chemokine receptor antagonistic activity is iodinated N-methyl-N- [4-[[[2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocyclohepten-8-yl] Carbonyl] amino] benzyl] piperidinium, iodide N-methyl-N- [4-[[[7- (4-methylphenyl) -2,3-dihydro-1-benzooxepin-4-yl] carbonyl] amino] benzyl ] Piperidinium, N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-methylphenyl) -2,3-dihydro-1-benzoxepin-4- Carboxamide, N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-morpholinophenyl) -2, -Dihydro-1-benzoxepin-4-carboxamide, 7- (4-Ethoxyphenyl) -N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -2,3- Dihydro-1-benzooxepin-4-carboxamide, iodinated N, N-dimethyl-N- [4-[[[2- (4-methylphenyl) -6,7-dihydro-5H-benzocycloheptene-8- Yl] carbonyl] amino] benzyl] -N- (tetrahydropyran-4-yl) ammonium iodide, N-methyl-N- [4-[[[7- (4-methylphenyl) -3,4-dihydronaphthalene] -2-yl] carbonyl] amino] benzyl] piperidinium chloride, N, N-dimethyl-N- (4-(((2- (4-methylphenyl) -6,7-di Dro-5H-benzocyclohepten-8-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium chloride, N, N-dimethyl-N-(((7- (4-methylphenyl) ) -2,3-dihydro-1-benzooxepin-4-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N- (4-oxocyclohexyl) ammonium chloride, N- (4-(((7- (4-ethoxyphenyl)) -2,3-dihydro-1-benzooxepin-4-yl) carbonyl) amino) benzyl) -N, N-dimethyl-N- (4-tetrahydropyranyl) ammonium, N- [4- [N-methyl-N -(Tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -7- (4-propoxyphenyl) -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1 -Benzothiepin-4-carboxamide, 7- (4-butoxyphenyl) -N- [4- [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) aminomethyl] phenyl] -1,1-dioxo-2, 3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxamide, 7- [4- [N-methyl-N- (2-propoxyethyl) amino] phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydro Pyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) phenyl] -N- [ 4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-ca Boxamide, N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -1,1-dioxo- 2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino ] Methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [4 -[[N-methyl-N- (tetrahydro-2H-pyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-cal Xamide, 7- [2-chloro-4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1, 1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxamide, 7- (3-methyl-4-propoxyphenyl) -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4- Yl) amino] methyl] phenyl] -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepin-4-carboxamide, 7- (3,4-dipropoxyphenyl) -N- (4-((N- Methyl-N- (tetrahydro-2H-pyran-4-yl) amino) methyl) phenyl) -1,1-dioxo-2,3-dihydro-1-benzothiepine-4-carboxamide, 7- [4 -(2-Ethoxyethoxy) phenyl] -1-ethyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1- Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-ethyl-7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] Methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-ethyl-N- [4-[[N-methyl] -N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-ethoxyethoxy) phenyl] -1 Formyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-formyl -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1 -Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-formyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino ] Methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (Tet Hydropyran-5-yl) amino] methyl] phenyl] -1-propyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran) -5-yl) amino] methyl] phenyl] -7- [4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -1-propyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-benzyl -7- [4- (2-Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1 -Benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-cyclopropylmethyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropi Lan-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4- [ [N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1-phenyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2 -Butoxyethoxy) phenyl] -1- (3,4-methylenedioxy) phenyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2, 3-Dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (2-methyloxazol-5-yl) -N- [4-[[N -Methyl- -(Tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-allyl-7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4 -(2-Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (3-thienyl) methyl-2,3 -Dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) a No] methyl] phenyl] -1- (thiazol-2-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1 -(1-Methylpyrazol-4-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzo Azepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (3-methylisothiazol-5-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (Tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1- (1 -D Tylpyrazol-4-yl) methyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4- Carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -1-isobutyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-5-yl) amino] methyl] phenyl]- 2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 1-isobutyl-N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-5-yl) amino] methyl] phenyl] -7 -[4- (2-propoxyethoxy) phenyl] -2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4 [[N-Methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (thiazol-5-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide 7- [4- (2-Butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl-N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (1-methyltetrazole -5-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid amide, or 7- [4- (2-butoxyethoxy) phenyl] -N- [4-[[N-methyl- N- (tetrahydropyran-4-yl) amino] methyl] phenyl] -1- (2-methyltetrazol-5-yl) methyl-2,3-dihydro-1-benzazepine-4-carboxylic acid Bromide or prophylactic agent according to claim 1 a salt thereof. CCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物を含有してなる輸血用血液または血液製剤。A blood or blood product for blood transfusion comprising a compound having a CC chemokine receptor antagonistic action. CCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物を含有してなる輸血用血液または血液製剤を投与することを特徴とするHIV感染を予防する方法。A method for preventing HIV infection, comprising administering blood for transfusion or a blood product comprising a compound having a CC chemokine receptor antagonistic action. 輸血時または血液製剤使用時に有効量のCCケモカイン受容体拮抗作用を有する化合物を投与することを特徴とするHIV感染を予防する方法。A method for preventing HIV infection, comprising administering an effective amount of a compound having a CC chemokine receptor antagonistic action at the time of blood transfusion or blood product use. 輸血時または血液製剤使用時が輸血または血液製剤使用の1時間前ないし同時である請求項7に記載の方法。The method according to claim 7, wherein the blood transfusion or blood product is used one hour before or simultaneously with the blood transfusion or blood product.
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