【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、標柱や電波の送受信を行うアンテナなどとして自動車その他の車両などに装置される電動ポール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジオ等の受信機ほか各種通信機のアンテナ、又は車幅標示用などとして、多段状のポールを遠隔操作により伸縮させ得るようにした電動ポール装置が知られ、一般に広く賞用されている。その種の装置は、伸縮自在と成した多段状のポールを駆動部に接続し、その駆動部により駆動されるドライブコードを介してポールの伸縮が行われる構成とされる。その構造は多様であるが、ドライブコードの駆動方式によりドラム式とダイレクト駆動式とに大別される。前者のドラム式はポールを伸縮させる駆動部として、その外胴内に駆動源としてのモータ(電動機)ほか、そのモータにより回転駆動されるドラムを内蔵し、その回転駆動によりドライブコードの繰り出し/巻き取りが行われる構成としてある。
【0003】
しかし、上記のようなドラム式は、駆動部にドライコードの巻取ドラムを内蔵することから、駆動部の小型化が難しく設置に際して場所を取るのみならず、ドライブコードを円滑に巻き取るためのトルクを得難く、ドラムに所要トルクを与えるためにモータとの間に遊星ギヤなど複雑な動力伝達機構を介在させたり、大型のモータを使用しなければならないなどの難点があった。
【0004】
これに対し、ダイレクト駆動式はドライブコードを歯付きのラック状にして、これに噛み合うピニオンによりドライブコードを駆動させる構成であり、この種のものは簡易構造の小型な駆動部にしてドライブコードを円滑かつ確実に駆動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、ダイレクト駆動式の従来型電動ポール装置は、ポールの縮小時に駆動部で引き寄せたドライブコードを収納するべく、所定の長さを有するパイプを駆動部に接続していたため、そのパイプが設置時の障害になることがあった。
【0006】
特に、長尺なポールでは、ドライブコードやその収納パイプの長さが増し、駆動部からドライブコードの収納パイプが一方向に大きく張り出してしまうという不都合があった。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は長尺なポールに対応するドライブコードでも駆動部を大型化せずしてコンパクトに収納できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、伸縮自在な多段状のポールと、一端が前記ポールの上段内部に係止されるドライブコードと、このドライブコードを駆動して前記ポールの伸縮を実行する駆動部とを具備して成る電動ポール装置において、前記駆動部の外胴に連結して該駆動部によりポール側から引き寄せられたドライブコードを巻き取る円環状のコードリールを備えることを特徴とする電動ポール装置を提供する。
【0009】
又、本発明は、伸縮自在な多段状のポールと、一端が前記ポールの上段内部に係止されるドライブコードと、このドライブコードを駆動して前記ポールの伸縮を実行する駆動部とを具備して成る電動ポール装置に用いる円環状のコードリールであって、前記ドライブコードを収容するための環状溝を形成する回転輪と、この回転輪を回転自在にして保持する固定輪とから成り、その固定輪は前記ポールの下段部を支持するためのブラケットと、前記環状溝に前記ドライブコードを誘導するための案内路とを形成し、その案内路の一端が前記駆動部の外胴に連結する接続口として前記環状溝の接線方向で外部に開通されて成ることを特徴とする電動ポール装置用コードリールを提供する。
【0010】
更に、本発明は、上段部にライト部を備える伸縮自在な多段状のポールと、一端に前記ライト部を点灯させるための電力を受ける端子を有して他の一端が前記ポールの上段内部に係止されるドライブコードと、このドライブコードを駆動して前記ポールの伸縮を実行する駆動部とを備え、その駆動部によるドライブコードの駆動によって前記ポールが伸長したとき、前記端子が駆動部内の電極に接触して前記ライト部が点灯するようにして成る電動ポール装置に用いる円環状のコードリールであって、前記ドライブコードを収容するための環状溝を形成する回転輪と、この回転輪を回転自在にして保持する固定輪とから成り、その固定輪は前記環状溝に前記ドライブコードを誘導するための案内路を形成し、その案内路の一端が前記駆動部の外胴に連結する接続口として前記環状溝の接線方向で外部に開通されると共に、前記回転輪に前記接続口より導入されたドライブコードの端子を接触せしめるための可動電極が設けられる一方、前記固定輪には外部電源に接続する固定電極が設けられ、その固定電極と可動電極の部位とが前記ライト部を点滅させ得るようドライブコードの駆動による回転輪の回転により断続的に摺接するようにしたことを特徴とする。
【0011】
尚、上記コードリールにおいて、環状溝の内壁にはドライブコードの摺動を防ぐ滑り止めを設けることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電動ポール装置の好適な態様を示した正面概略図である。図1において、1は口径の異なる複数の金属パイプを順に嵌合して伸縮自在と成した多段状のポール、2はそのポールを伸縮させる駆動部であり、駆動部2には半円弧状のガイドパイプ3を介してポール1が直立状に接続される。
【0013】
ポール1は、ガイドパイプ3に接続する最下段の金属パイプが最も口径の大きい鞘管1Aとされ、この鞘管1Aの内部にそれよりも上段側の各金属パイプが嵌合状態で収納される構成としてある。特に、ポール1の最上段を成す金属パイプには図示せぬ発光体を内蔵して成るライト部4が設けられ、そのライト部4がポール1の伸長時に点灯するようにしてある。
【0014】
一方、駆動部2は、外胴5内に駆動源としてのモータ6(電動機)をはじめ、その動力を後述のドライブコードに伝達する伝動機構などを内蔵して構成され、外胴5にはガイドパイプ3を接続する筒状の通路7が形成される。尚、ドライブコードはポール1の内部を通してその上段内部(ライト部4の部位)に一端が係止され、ドライブコードの他端側はガイドパイプ3内を経て駆動部の通路7内に通される。
【0015】
又、通路7の一端開口部7Aには、ガイドパイプ3に対向して着脱自在な円環状のコードリール8が連結される。コードリール8はポールの鞘管1Aを支持するブラケット9と該コードリール内にドライブコードを誘導するための案内路10とを形成し、案内路10の一端は接続口10Aとして通路の一端開口部7Aに連結可能とされる。
【0016】
そして、係る電動ポール装置によれば、駆動部2でドライブコードを駆動せしめることにより、そのドライブコードを介してポール1の伸縮が行われ、ポール1の縮小時には駆動部2によりポール1側から引き寄せられたドライブコードがコードリール8内に巻き取られるようになっている。
【0017】
図2はコードリールを取り外した状態を示す。図2において、11はドライブコードであり、このドライブコード11はその外側縁に沿って連続するラック状の歯部12を形成する。又、ドライブコード11の内部にはその長手方向に沿って通電用の芯線13が内蔵され、長手方向一端には芯線13に接続する端子14が設けられる。一方、駆動部の外胴5に形成した通路7内には、外部電源に接続する電極15が設けられる。そして、ドライブコード11の繰り出しによりポール1が伸長状態に達したとき端子14と電極15が接触し、これにより芯線13を通じてポール1の先端部に設けたライト部4に電力供給が行われて該ライト部4が点灯し、ポール1を縮小させるべくドライブコード11をポール1側から引き寄せたときには端子14が電極15から離れてライト部4が消灯するようにしてある。尚、図1、図2において、16はポール1と導電板17とを介してライト部4と電気的に接続するアース線である。
【0018】
次に、駆動部の内部構造を図3に示す。この図で明らかなように、外胴5内にはモータ6の動力をドライブコード11に伝達する伝動機構として、モータ6の駆動軸に固定されるウォーム18、これに噛み合うウォームホイール19、並びにドライブコードの歯部12に噛み合うピニオン20、及びウォームホイール19の動力をピニオン20に断続して伝達するためのクラッチホイール21が設けられる。クラッチホイール21は、ウォームホイール19に摺接するゴム質の摩擦板21Aと、これを固定する支持板21Bとで成り、ウォームホイール19とピニオン20は、クラッチホイール21を介して同軸22上に回転自在に設けられる。
【0019】
又、外胴5内にはモータ6の停止制御を行う内蔵スイッチ23が設けられる。内蔵スイッチ23は、ウォームホイール19により間欠回転される回転子24を有し、これが一定量回転されたときにモータ6への電力供給を停止するような制御回路を構成する。そして、この内蔵スイッチ23によれば、駆動部2により駆動されるドライブコード11を介してポール1の伸縮が行われた直後にモータ6を停止させることができる。又、ポール1にその伸縮を阻害するような外圧が作用した場合でも、ウォームホイール19を通じて回転子24が回転され続けるので、一定時間後にモータ6を確実に停止せしめてモータ6に掛かる負荷を軽減することができる。
【0020】
次に、コードリールの構造を説明する。図4はコードリールを示した斜視図、図5はその平面図であり、図6及び図7にはそれぞれ図5におけるX−X断面、Y−Y断面を拡大して示す。図6、図7において、25は回転輪であり、この回転輪25はドライブコードを収容するための環状溝25Aを形成すると共に、その外部内周面には円形を成す凸条25Bが形成される。一方、26は回転輪を回転自在に保持する固定輪であり、この固定輪26は本例において回転輪25を収容するための環状の溝部27Aを形成する外枠27と、その溝部27Aを覆う環状蓋28とで構成される。
【0021】
図7のように、外枠27と環状蓋28とは連結軸29を介して結合され、その連結軸29には回転輪の凸条25Bを保持するガイドローラ30が取り付けられる。又、環状蓋28には上記のようにポール1の下段部を支持するブラケット9と、コードリール内にドライブコードを誘導するための案内路10とが形成される。特に、環状蓋28はその外周側が回転輪の環状溝25Aに沿って部分的に隆起されおり、その隆起部の内側が環状溝25Aに通じる案内路10として穿孔され、その一端接続口10Aは図4、図5のように環状溝の接線方向で外部に開通される。
【0022】
又、ブラケット9は、ポールの鞘管1Aを挟んで結合する半円筒状の台座9Aとクランプ板9Bとで成る。図4のように、クランプ板9Bはその両側縁に固定用のフック31と突片32を有し、台座9Aにはフック31を差し込むスリット33と突片32をネジ留めするためのネジ穴34とが形成される。
【0023】
そして、以上のようなコードリール8によれば、図1のように案内路の一端接続口10Aを通路の一端開口部7Aに嵌合して駆動部の外胴5に一体的に連結され、駆動部2によりポール1側からドライブコード11が引き寄せられたとき、その押込力により回転輪25が回転しながら図8のように環状溝25A内にドライブコード11を巻き取るよう作用する。
【0024】
ここで、以上のようなコードリール付き電動ポール装置の作用を詳しく説明する。先ず、ポール1の縮小時において、ドライブコード11は図8のようにコードリール8内で回転輪の環状溝25A内に巻き取られている。この状態で図示せぬスイッチを操作してモータ6を正転させると、その動力が伝動機構を通じてドライブコード11に与えられ、これがポール1に向けて駆動される。このとき、ドライブコード11を通じて回転輪25が回転されつつ、コードリール8内からドライブコード11の繰り出しが行われ、このドライブコード11によりポール1が先方へ押圧されつつ伸長する。
【0025】
一方、ポール1の伸長後、モータ6を逆転駆動させると、ドライブコード11がポール1側から駆動部2側に引き寄せられ、ポール1がドライブコード11の引込力により縮小するようになる。このとき、駆動部2により引き寄せられたドライブコード11は、通路7から案内路10を通じてコードリール8内に押し込められ、その押込力により回転輪25が回転しながら環状溝25A内にドライブコード11を順次巻き取るよう作用する。
【0026】
このように、係るコードリール8によれば、ポール1の縮小時にドライブコード11をコンパクトに収納でき、しかもポール1の下段部を支持するブラケット9を有するのでポール1が軸振れせず、ポール1の長さ変更をする場合でも駆動部2をそのままにしてコードリール8を交換するだけで対応できる。又、環状溝25Aに通じる案内路の一端接続口10Aが環状溝25Aの接線方向で外部に開通されるので、小型な駆動部2でもドライブコード11の巻き取りや繰り出しを円滑に行うことができる。
【0027】
尚、本装置は例えば物品搬送用の自走車、又は車椅子などの障害者用車両などに装備され、ポール1はその居場所を明示するための標柱として機能する。特に、コードリール8の内側にスピーカを装置して付近の歩行者などに危険を知らせることができる。
【0028】
以上、本発明の一例を説明したが、駆動部の内部構造は上記例に限らず、種々の態様とすることができる。例えば、ドライブコードの駆動方法として、ラックピニオン構造に代えて、一対のフリクションローラでドライブコードを挟みながら駆動させるなどの方式を採用することもできる。
【0029】
又、コードリールは回転輪が固定輪に内蔵される構造に限らず、固定輪の外枠を排除した構成としても良い。その一例を図9、図10に示す。尚、以下の説明において、上記例と共通する部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】
図9、図10において、40は円環状のコードリールであり、このコードリール40は上記例と同じくドライブコードを収容するための環状溝25Aを形成する回転輪41と、その環状溝を覆う固定輪42(上記例の環状蓋28に相当)とで構成される。特に、本例では回転輪41の外周面にその回転案内を成す凸条25Bが形成される。一方、固定輪42は上記例のようにポール1の下段部を支持するブラケット9と、回転輪41の環状溝25Aにドライブコードを誘導するための案内路10とを形成するほか、その外周部数カ所に凸条25Bを挟むガイドローラ30を有して回転輪42を回転自在に保持する。そして、本例においても、ドライブコードの駆動時に回転輪42を円滑に回転せしめてドライブコードの繰り出し、繰り込みを良好に行うことができる。
【0031】
次に、図11及び図12は回転輪の他の支持形態を示す。これらの図において、50はボールベアリング形としたコードリールであり、このコードリール50はドライブコードを収容するための環状溝25Aを形成する回転輪51と、その環状溝を覆う固定輪52(上記例の環状蓋28に相当)とで構成され、固定輪52にはその外周部数カ所に上記例のようなガイドローラに代えて、ボール53(鋼球)を支持するL形のフック54が形成される。一方、回転輪51はその外周面にボール53で支持される段部51Aを形成する。そして、本例によれば、固定輪52が回転輪51との間に挟まれるボール53を介して回転輪51を回転自在に保持する構成とされる。
【0032】
尚、固定輪52は上記例のようにブラケット9と案内路10とを形成するが、本例では図12のようにブラケット9が固定輪52の内周側に張り出さぬ位置に形成される。これによれば、コードリール50の内側に大きなスペースを確保して当該部分にスピーカなどを適切に配置することができる。但し、ブラケット9を形成せず、エルボ状のガイドパイプを用いてポール1を駆動部2に直交状態で接続するようにしてもよい。
【0033】
又、図13及び図14から明らかなように、固定輪52にはフック54の形成部分に穴55が穿設され、フック54の内面には円弧状の断面をもつガイド溝54Aが形成される。そして、フック54と回転輪51との間に穴55からガイド溝54Aを通じてボール53が押し込まれ、そのボール53がガイド溝54Aの最深部で回転輪の段部51Aとフック54との間に転動自在に嵌まり込むようにしてある。一方、図14から明らかなように、回転輪51には導電板56Aとリード線56Bとで成る可動電極56が設けられる。導電板56Aはリング状にして環状溝25Aの外周側の内壁を形成し、リード線56Bはその一部が環状溝25Aの外周縁より固定輪52側に突出される。
【0034】
特に、図15から明らかなように、リード線56Bは、環状溝25Aの周長の1/4程度の長さを有し、その二つが環状溝25Aの外周縁に形成する凹部57内に間隔をあけて対向状態に設けられる。尚、リード線56Bは2つに限らず、複数を所定の間隔で設けるようにしてもよい。一方、図11及び図12に示すように、固定輪52には可動電極のリード線56Bに接触する固定電極58が設けられる。この固定電極58はリード線56Bの軌道上で固定輪52に固定され、その一端が通電線59を介して図示せぬ外部電源に接続される。尚、通電線59は二系統に分岐され、その一方は駆動部2内の電極15(図2参照)に接続される。
【0035】
ここで、案内路の一端接続口10Aより環状溝25A内に導入されたドライブコードの端子14は、図15のように可動電極の導電板56Aに接触し、そのドライブコード11がポールを伸縮させるべく駆動部により駆動されたときには、その駆動力により端子14が導電板56Aに接触したまま回転輪51が回転をする。これにより、可動電極のリード線56Bと固定電極58とが断続的に摺接し、その接触時には外部電源から端子14に電流が流れ、これがドライブコード11内の芯線を通じてライト部4に供給される一方、リード線56Bが固定電極58から離間したときにはライト部4への給電が停止する。よって、ポール1の伸縮中にはライト部4が点滅し、ポール1が伸び切るとドライブコードの端子14が駆動部内の電極15に接触してライト部4が常時点灯する。
【0036】
このように、本例によればポール1の伸縮中にライト部4を点滅させてポール1を引き立たせることができるが、ドライブコード11の繰り出し、繰り込みに際し、これが環状溝25A内で摺動(スリップ)を引き起こすと、回転輪51の回転が一様でなくなり、駆動部2に過負荷が生じたり、ライト部4の点滅が不規則になる。そこで、その摺動を防止するため、環状溝25Aの内周側の内壁に図15のような滑り止め60が設けられる。本例において、その滑り止め60は、リブ状の突起を環状溝25Aの周方向に等間隔に形成し、これにドライブコードの歯部12が噛み合うようにしてあるが、これに代えてゴム帯など摩擦係数の大きい部材を環状溝25Aの内周側内壁に張り付けるようにしてもよい。
【0037】
そして、その種の滑り止め60によれば、ドライブコード11を摺動させず、その駆動力を回転輪51に無駄なく伝達して回転輪51を円滑に回転させることができる。
【0038】
尚、上記例では可動電極として固定電極に接触するリード線を用いたが、リード線に代え、導電板56Aを固定電極58との対向位置で部分的に露出させるなどしてもよい。又、ポールを点滅させるための可動電極や固定電極ほか、ドライブコードの滑り止めなどは図1などに示したコードリール8,40にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によればドライブコードを介してポールの伸縮を実行する駆動部の外胴に、駆動部によってポール側から引き寄せられたドライブコードを巻き取る円環状のコードリールが連結されることから、ポールの縮小時にドライブコードをコンパクトに収納でき、ポールの長さ変更をする場合でも駆動部をそのままにしてコードリールを交換するだけで対応できる。
【0040】
又、係るコードリールによれば、ドライブコードを収容するための環状溝を形成する回転輪と、この回転輪を回転自在にして保持する固定輪とから成り、固定輪はポールの下段部を支持するためのブラケットと、環状溝にドライブコードを誘導するための案内路とを形成し、その案内路の一端が駆動部の外胴に連結する接続口として環状溝の接線方向で外部に開通されて成ることから、小型な駆動部でもドライブコードの巻き取りや繰り出しを円滑に行うことができ、しかもポールの下段部を支持するブラケットを有するのでポールが軸振れせず、これを直立状態に保つことができる。
【0041】
更に、請求項3の発明に係るコードリールでは、ポールの伸縮中にその上段ライト部を点滅せしめてポールを引き立たせることができ、請求項4の発明ではドライブコードの駆動力が回転輪に効率よく伝達されるために、その回転が円滑となり、駆動部に掛かる負荷が軽減したりライト部の点滅が良好に行われるようになるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコードリール付きの電動ポール装置を示した正面概略図
【図2】コードリールを取り外した状態を示す正面概略図
【図3】駆動部の内部構造を示した部分拡大断面図
【図4】コードリールの斜視図
【図5】コードリールの平面図
【図6】図5におけるX−X拡大断面図
【図7】図5におけるY−Y拡大断面図
【図8】コードリールを取り付けた電動ポール装置の断面概略図
【図9】コードリールを取り付けた電動ポール装置の他の実施形態を示す側面図
【図10】図9に示した電動ポール装置の平面図
【図11】本発明に係るコードリールの他の実施形態を示す側面図
【図12】図11に示したコードリールの平面図
【図13】固定輪を部分的に破断して示した斜視図
【図14】図12のX−X拡大断面図
【図15】回転輪の平面図
【符号の説明】
1 ポール
2 駆動部
3 ガイドパイプ
5 駆動部の外胴
6 モータ(電動機)
7 通路
8,40,50 コードリール
9 ブラケット
10 案内路
10A 接続口
11 ドライブコード
25,41,51 回転輪
25A 環状溝
26,42,52 固定輪
27 外枠
28 環状蓋
30 ガイドローラ
56 可動電極
58 固定電極
60 滑り止め[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric pole device installed in an automobile or other vehicle as a post or an antenna for transmitting and receiving radio waves.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an electric pole device capable of extending and retracting a multi-stage pole by remote control as a receiver of a radio or the like, an antenna of various communication devices, or for indicating a vehicle width, and has been widely used in general. . This type of device is configured such that a multi-stage pole that can be extended and contracted is connected to a drive unit, and the pole is extended and contracted via a drive cord driven by the drive unit. Although the structure is various, it is roughly classified into a drum type and a direct drive type according to a drive cord driving method. The former drum type has a motor (electric motor) as a drive source in its outer body as a drive unit for expanding and contracting the pole, and a drum driven by the motor. There is a configuration in which picking is performed.
[0003]
However, since the above-mentioned drum type incorporates a dry cord winding drum in the drive unit, it is difficult to reduce the size of the drive unit and not only takes up space for installation, but also allows the drive cord to be wound smoothly. It is difficult to obtain torque, and a complicated power transmission mechanism such as a planetary gear is interposed between the motor and the motor in order to apply a required torque to the drum, and a large motor must be used.
[0004]
On the other hand, the direct drive type is a configuration in which the drive cord is formed in a toothed rack shape and the drive cord is driven by a pinion that meshes with the drive cord. It can be driven smoothly and reliably.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional electric pole apparatus of the direct drive type, a pipe having a predetermined length is connected to the drive section in order to store the drive cord drawn by the drive section when the pole is reduced. Could be an obstacle.
[0006]
In particular, in the case of a long pole, the length of the drive cord and its storage pipe is increased, and there is a disadvantage that the storage pipe of the drive cord protrudes largely in one direction from the drive unit.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to enable a drive cord corresponding to a long pole to be compactly stored without increasing the size of a drive unit. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a multistage telescopic pole, a drive cord having one end locked inside the upper stage of the pole, and a drive for driving the drive cord to extend and retract the pole. An electric pole device comprising an annular cord reel connected to an outer body of the drive unit and winding a drive cord drawn from the pole side by the drive unit. Provide a pole device.
[0009]
The present invention also includes a multi-stage telescopic pole, a drive cord whose one end is locked inside the upper stage of the pole, and a driving unit that drives the drive code to extend and retract the pole. An annular code reel used in an electric pole device comprising: a rotating wheel forming an annular groove for accommodating the drive cord; and a fixed wheel rotatably holding the rotating wheel, The fixed wheel forms a bracket for supporting the lower part of the pawl, and a guideway for guiding the drive cord in the annular groove, and one end of the guideway is connected to the outer body of the drive unit. A cord reel for an electric pawl device, characterized in that the connection port is opened to the outside in a tangential direction of the annular groove.
[0010]
Furthermore, the present invention provides a telescopic multi-stage pole having a light portion in the upper portion, a terminal for receiving power for turning on the light portion at one end, and another end inside the upper portion of the pole. A drive cord that is locked, and a drive unit that drives the drive code to extend and retract the pawl, and when the pawl is extended by driving the drive cord by the drive unit, the terminal is connected to the drive unit. An annular code reel used for an electric pole device configured to turn on the light portion in contact with an electrode, comprising: a rotating wheel forming an annular groove for accommodating the drive cord; and And a fixed wheel for rotatably holding the fixed wheel. The fixed wheel forms a guide path for guiding the drive cord in the annular groove, and one end of the guide path is provided for the drive unit. A movable electrode for contacting a terminal of a drive cord introduced from the connection port to the rotating wheel is provided, and the fixed electrode is opened to the outside in a tangential direction of the annular groove as a connection port connected to the body. The wheel is provided with a fixed electrode connected to an external power supply, and the fixed electrode and the portion of the movable electrode are intermittently brought into sliding contact with each other by the rotation of the rotating wheel driven by the drive cord so as to blink the light portion. It is characterized by the following.
[0011]
In the above-mentioned cord reel, it is preferable to provide a slip stopper for preventing the drive cord from sliding on the inner wall of the annular groove.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, application examples of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic front view showing a preferred embodiment of the electric pole device according to the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a multi-stage pole which is formed by sequentially fitting a plurality of metal pipes having different diameters so as to be expandable and contractible, 2 denotes a driving unit which expands and contracts the pole, and a driving unit 2 which has a semicircular arc shape. The pole 1 is connected upright via the guide pipe 3.
[0013]
In the pole 1, the lowermost metal pipe connected to the guide pipe 3 is a sheath pipe 1A having the largest diameter, and the upper metal pipes are housed inside the sheath pipe 1A in a fitted state. There is as a configuration. In particular, a light portion 4 including a light emitting body (not shown) is provided in a metal pipe forming the uppermost stage of the pole 1, and the light portion 4 is turned on when the pole 1 is extended.
[0014]
On the other hand, the drive unit 2 is configured such that a motor 6 (electric motor) as a drive source and a transmission mechanism for transmitting the power to a drive cord described later are built in the outer shell 5. A cylindrical passage 7 connecting the pipes 3 is formed. One end of the drive cord is locked through the inside of the pole 1 inside the upper stage (the portion of the light portion 4), and the other end of the drive cord is passed through the guide pipe 3 and into the passage 7 of the drive portion. .
[0015]
A detachable annular code reel 8 is connected to the one end opening 7A of the passage 7 so as to face the guide pipe 3. The code reel 8 forms a bracket 9 for supporting the sheath tube 1A of the pole and a guide path 10 for guiding a drive cord in the code reel. One end of the guide path 10 serves as a connection port 10A and an opening at one end of the passage. 7A.
[0016]
According to the electric pole device, the drive cord is driven by the drive unit 2 so that the pole 1 expands and contracts through the drive cord. When the pole 1 is reduced, the drive unit 2 draws the pole 1 from the pole 1 side. The drive code is wound around the code reel 8.
[0017]
FIG. 2 shows a state where the code reel is removed. In FIG. 2, reference numeral 11 denotes a drive cord, and the drive cord 11 forms a rack-shaped tooth portion 12 which is continuous along an outer edge thereof. The drive cord 11 has a built-in core wire 13 for energization along its longitudinal direction, and a terminal 14 connected to the core wire 13 at one end in the longitudinal direction. On the other hand, an electrode 15 connected to an external power supply is provided in a passage 7 formed in the outer body 5 of the driving unit. When the pole 1 reaches the extended state due to the extension of the drive cord 11, the terminal 14 and the electrode 15 come into contact with each other, whereby power is supplied to the light section 4 provided at the tip of the pole 1 through the core wire 13, and the power is supplied. When the light portion 4 is turned on and the drive cord 11 is pulled from the pole 1 side to reduce the size of the pole 1, the terminal 14 is separated from the electrode 15 and the light portion 4 is turned off. In FIGS. 1 and 2, reference numeral 16 denotes a ground wire that is electrically connected to the light unit 4 via the pole 1 and the conductive plate 17.
[0018]
Next, FIG. 3 shows the internal structure of the driving unit. As is apparent from this figure, a worm 18 fixed to the drive shaft of the motor 6, a worm wheel 19 meshing with the worm, and a drive mechanism are provided in the outer shell 5 as a transmission mechanism for transmitting the power of the motor 6 to the drive cord 11. A pinion 20 meshing with the tooth portion 12 of the cord and a clutch wheel 21 for intermittently transmitting the power of the worm wheel 19 to the pinion 20 are provided. The clutch wheel 21 is composed of a rubber friction plate 21A slidingly contacting the worm wheel 19 and a support plate 21B for fixing the friction plate. The worm wheel 19 and the pinion 20 are rotatable on the coaxial 22 via the clutch wheel 21. Is provided.
[0019]
A built-in switch 23 for controlling the stop of the motor 6 is provided in the outer body 5. The built-in switch 23 has a rotor 24 that is intermittently rotated by the worm wheel 19, and constitutes a control circuit that stops the power supply to the motor 6 when the rotor 24 is rotated by a certain amount. According to the built-in switch 23, the motor 6 can be stopped immediately after the pole 1 is expanded and contracted via the drive cord 11 driven by the drive unit 2. Further, even when an external pressure is exerted on the pole 1 so as to inhibit its expansion and contraction, the rotor 24 continues to be rotated through the worm wheel 19, so that the motor 6 is surely stopped after a certain time to reduce the load applied to the motor 6. can do.
[0020]
Next, the structure of the code reel will be described. FIG. 4 is a perspective view showing the code reel, and FIG. 5 is a plan view thereof. FIGS. 6 and 7 show enlarged cross sections XX and YY in FIG. 5, respectively. 6 and 7, reference numeral 25 denotes a rotating wheel. The rotating wheel 25 forms an annular groove 25A for accommodating a drive cord, and has a circular ridge 25B formed on an outer inner peripheral surface thereof. You. On the other hand, reference numeral 26 denotes a fixed wheel for rotatably holding the rotating wheel. The fixed wheel 26 covers an outer frame 27 forming an annular groove 27A for accommodating the rotating wheel 25 in this example, and covers the groove 27A. An annular lid 28 is provided.
[0021]
As shown in FIG. 7, the outer frame 27 and the annular lid 28 are connected via a connecting shaft 29, and the connecting shaft 29 is provided with a guide roller 30 for holding the ridge 25B of the rotating wheel. Further, the bracket 9 for supporting the lower portion of the pawl 1 and the guide path 10 for guiding the drive cord in the cord reel are formed in the annular lid 28 as described above. In particular, the annular lid 28 is partially raised on the outer peripheral side along the annular groove 25A of the rotating wheel, and the inside of the raised portion is perforated as a guide path 10 leading to the annular groove 25A. 4. As shown in FIG. 5, the groove is opened to the outside in the tangential direction of the annular groove.
[0022]
The bracket 9 includes a semi-cylindrical pedestal 9A and a clamp plate 9B which are connected to each other with the pole sheath tube 1A interposed therebetween. As shown in FIG. 4, the clamp plate 9B has fixing hooks 31 and protruding pieces 32 on both side edges thereof, and a slit 33 for inserting the hook 31 and a screw hole 34 for screwing the protruding piece 32 on the pedestal 9A. Is formed.
[0023]
According to the above-described cord reel 8, one end connection port 10A of the guide path is fitted into one end opening 7A of the passage as shown in FIG. When the drive unit 2 pulls the drive cord 11 from the pole 1 side, the pushing force causes the rotating wheel 25 to rotate and acts to wind the drive cord 11 into the annular groove 25A as shown in FIG.
[0024]
Here, the operation of the above-described electric pole device with a cord reel will be described in detail. First, when the pole 1 is reduced, the drive cord 11 is wound up in the annular groove 25A of the rotating wheel in the code reel 8 as shown in FIG. In this state, when a switch (not shown) is operated to rotate the motor 6 forward, the power is supplied to the drive cord 11 through the transmission mechanism, and the drive cord 11 is driven toward the pole 1. At this time, the drive cord 11 is fed out from the inside of the code reel 8 while the rotating wheel 25 is rotated through the drive cord 11, and the pawl 1 is extended while being pressed forward by the drive cord 11.
[0025]
On the other hand, when the motor 6 is driven to rotate in the reverse direction after the extension of the pawl 1, the drive cord 11 is drawn from the pawl 1 side to the drive unit 2 side, and the pawl 1 is contracted by the retraction force of the drive cord 11. At this time, the drive cord 11 attracted by the drive unit 2 is pushed into the cord reel 8 from the passage 7 through the guide path 10 and the pushing force rotates the rotating wheel 25 so that the drive cord 11 is inserted into the annular groove 25A. It works to wind up sequentially.
[0026]
As described above, according to the code reel 8, the drive cord 11 can be stored compactly when the pole 1 is reduced, and the bracket 1 supporting the lower portion of the pole 1 prevents the pole 1 from swinging. Can be changed simply by exchanging the code reel 8 while keeping the drive unit 2 as it is. Further, since the one end connection port 10A of the guide path communicating with the annular groove 25A is opened to the outside in the tangential direction of the annular groove 25A, the winding and unwinding of the drive cord 11 can be performed smoothly even with the small drive unit 2. .
[0027]
Note that the present apparatus is mounted on, for example, a self-propelled vehicle for transporting articles or a vehicle for a disabled person such as a wheelchair, and the pole 1 functions as a post for specifying the location of the pole. In particular, a speaker can be provided inside the cord reel 8 to notify a nearby pedestrian or the like of danger.
[0028]
As described above, an example of the present invention has been described. However, the internal structure of the driving unit is not limited to the above example, and may have various aspects. For example, as a driving method of the drive cord, instead of the rack and pinion structure, a method of driving the drive cord while sandwiching the drive cord between a pair of friction rollers can be adopted.
[0029]
Further, the code reel is not limited to the structure in which the rotating wheel is built in the fixed wheel, and may have a configuration in which the outer frame of the fixed wheel is eliminated. One example is shown in FIGS. In the following description, the same parts as those in the above example are denoted by the same reference numerals, and detailed description will be omitted.
[0030]
In FIGS. 9 and 10, reference numeral 40 denotes an annular code reel. The code reel 40 has a rotating wheel 41 forming an annular groove 25A for accommodating a drive cord, as in the above-described example, and a fixing cover for covering the annular groove. And a ring 42 (corresponding to the annular lid 28 in the above example). In particular, in the present example, a ridge 25B is formed on the outer peripheral surface of the rotating wheel 41 to form a rotation guide. On the other hand, the fixed wheel 42 forms the bracket 9 for supporting the lower portion of the pole 1 and the guide path 10 for guiding the drive cord to the annular groove 25A of the rotating wheel 41 as in the above-described example. The rotating wheel 42 is rotatably held by a plurality of guide rollers 30 sandwiching the ridge 25B. Also in this example, the drive cord can be smoothly extended and retracted by rotating the rotary wheel 42 smoothly when the drive cord is driven.
[0031]
Next, FIGS. 11 and 12 show another supporting form of the rotating wheel. In these figures, reference numeral 50 denotes a ball reel type code reel. The code reel 50 includes a rotating wheel 51 forming an annular groove 25A for accommodating a drive cord, and a fixed wheel 52 covering the annular groove (described above). An L-shaped hook 54 for supporting a ball 53 (steel ball) is formed in the fixed wheel 52 at several places on the outer peripheral portion thereof instead of the guide roller as in the above example. Is done. On the other hand, the rotating wheel 51 forms a step portion 51A supported by the ball 53 on its outer peripheral surface. According to this example, the fixed wheel 52 is configured to rotatably hold the rotating wheel 51 via the ball 53 sandwiched between the fixed wheel 52 and the rotating wheel 51.
[0032]
The fixed wheel 52 forms the bracket 9 and the guide path 10 as in the above-described example, but in this example, the bracket 9 is formed at a position not protruding toward the inner peripheral side of the fixed wheel 52 as shown in FIG. . According to this, a large space can be secured inside the code reel 50, and a speaker or the like can be appropriately arranged in the portion. However, the pole 1 may be connected to the drive unit 2 in an orthogonal state using an elbow-shaped guide pipe without forming the bracket 9.
[0033]
As is clear from FIGS. 13 and 14, a hole 55 is formed in the fixed ring 52 at a portion where the hook 54 is formed, and a guide groove 54A having an arc-shaped cross section is formed on the inner surface of the hook 54. . Then, the ball 53 is pushed through the guide groove 54A from the hole 55 between the hook 54 and the rotating wheel 51, and the ball 53 is rolled between the step portion 51A of the rotating wheel and the hook 54 at the deepest portion of the guide groove 54A. It is designed to fit freely. On the other hand, as is apparent from FIG. 14, the rotating wheel 51 is provided with a movable electrode 56 including a conductive plate 56A and a lead wire 56B. The conductive plate 56A is formed in a ring shape to form an inner wall on the outer peripheral side of the annular groove 25A, and a part of the lead wire 56B is protruded from the outer peripheral edge of the annular groove 25A toward the fixed ring 52.
[0034]
In particular, as is apparent from FIG. 15, the lead wire 56B has a length of about 1 / of the circumferential length of the annular groove 25A, and two of the lead wires 56B are provided in the recess 57 formed on the outer peripheral edge of the annular groove 25A. Are provided facing each other. Note that the number of lead wires 56B is not limited to two, and a plurality of lead wires 56B may be provided at predetermined intervals. On the other hand, as shown in FIGS. 11 and 12, the fixed wheel 52 is provided with a fixed electrode 58 that contacts the lead wire 56B of the movable electrode. The fixed electrode 58 is fixed to the fixed wheel 52 on the track of the lead wire 56 </ b> B, and one end of the fixed electrode 58 is connected to an external power supply (not shown) via the conducting wire 59. Note that the conducting wire 59 is branched into two systems, one of which is connected to the electrode 15 (see FIG. 2) in the drive unit 2.
[0035]
Here, the terminal 14 of the drive cord introduced into the annular groove 25A from the one end connection port 10A of the guide path contacts the conductive plate 56A of the movable electrode as shown in FIG. 15, and the drive cord 11 expands and contracts the pole. When driven by the drive unit, the rotating wheel 51 rotates while the terminal 14 is in contact with the conductive plate 56A due to the driving force. As a result, the lead wire 56B of the movable electrode and the fixed electrode 58 intermittently come into sliding contact with each other. At the time of contact, a current flows from the external power supply to the terminal 14, and this current is supplied to the write section 4 through the core wire in the drive cord 11. When the lead wire 56B is separated from the fixed electrode 58, the power supply to the write unit 4 is stopped. Therefore, the light portion 4 blinks while the pole 1 expands and contracts, and when the pole 1 is fully extended, the terminal 14 of the drive cord comes into contact with the electrode 15 in the drive portion, and the light portion 4 is always turned on.
[0036]
As described above, according to the present embodiment, the pole portion 1 can be complemented by blinking the light portion 4 while the pole 1 is expanding and contracting. However, when the drive cord 11 is extended and retracted, it slides in the annular groove 25A ( When the slip occurs, the rotation of the rotating wheel 51 becomes uneven, and an overload occurs in the drive unit 2 and the blinking of the light unit 4 becomes irregular. Therefore, in order to prevent the sliding, a non-slip 60 as shown in FIG. 15 is provided on the inner wall on the inner peripheral side of the annular groove 25A. In the present embodiment, the anti-slip 60 has rib-shaped projections formed at equal intervals in the circumferential direction of the annular groove 25A so that the teeth 12 of the drive cord mesh with the ribs. For example, a member having a large friction coefficient may be attached to the inner peripheral side inner wall of the annular groove 25A.
[0037]
According to this kind of non-slip 60, the drive power can be transmitted to the rotating wheel 51 without waste without the drive cord 11 sliding, and the rotating wheel 51 can be rotated smoothly.
[0038]
In the above example, a lead wire that contacts the fixed electrode is used as the movable electrode. However, instead of the lead wire, the conductive plate 56A may be partially exposed at a position facing the fixed electrode 58. In addition to a movable electrode and a fixed electrode for blinking a pole, a non-slip drive cord can be applied to the code reels 8 and 40 shown in FIG.
[0039]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, an annular cord that winds the drive cord drawn from the pole side by the drive unit to the outer body of the drive unit that performs expansion and contraction of the pole via the drive cord. Since the reels are connected, the drive cord can be stored compactly when the pole is reduced, and even if the length of the pole is changed, it can be handled simply by exchanging the code reel while keeping the drive unit.
[0040]
According to such a code reel, a rotating wheel forming an annular groove for accommodating a drive code and a fixed wheel for rotatably holding the rotating wheel are supported, and the fixed wheel supports a lower portion of the pole. And a guide path for guiding the drive cord to the annular groove, and one end of the guide path is opened to the outside in a tangential direction of the annular groove as a connection port connected to the outer body of the drive unit. As a result, the drive cord can be wound up and out smoothly even with a small drive unit, and the bracket has a bracket that supports the lower part of the pole, so that the pole does not swing and keeps it upright. be able to.
[0041]
Further, in the cord reel according to the third aspect of the present invention, the upper light portion can be made to blink during the extension and contraction of the pole to make the pole stand out. Since the power is transmitted well, the rotation is smooth, and the load on the drive unit is reduced, and the effect of blinking the light unit is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view showing an electric pole device with a cord reel according to the present invention; FIG. 2 is a schematic front view showing a state where a cord reel is removed; FIG. 3 is a partially enlarged view showing an internal structure of a drive unit; FIG. 4 is a perspective view of the code reel. FIG. 5 is a plan view of the code reel. FIG. 6 is an enlarged sectional view taken along line XX in FIG. 5. FIG. 7 is an enlarged sectional view taken along line YY in FIG. FIG. 9 is a schematic cross-sectional view of an electric pole device with a cord reel attached. FIG. 9 is a side view showing another embodiment of the electric pole device with a cord reel attached. FIG. 10 is a plan view of the electric pole device shown in FIG. 11 is a side view showing another embodiment of the code reel according to the present invention. FIG. 12 is a plan view of the code reel shown in FIG. 11. FIG. 13 is a perspective view showing a fixed ring partially cut away. 14 is an enlarged sectional view taken along line XX of FIG. 12 [FIG. 15] Plan view of the wheel [DESCRIPTION OF SYMBOLS]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pole 2 Drive part 3 Guide pipe 5 Outer body 6 of drive part Motor (motor)
7 Passage 8, 40, 50 Code reel 9 Bracket 10 Guide path 10A Connection port 11 Drive cord 25, 41, 51 Rotating wheel 25A Ring groove 26, 42, 52 Fixed ring 27 Outer frame 28 Ring lid 30 Guide roller 56 Movable electrode 58 Fixed electrode 60 Non-slip