JP2004040449A - 高周波デジタル変換通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで明瞭な通話を可能にする。
【解決手段】デジタル変換部6を有する基地局2と、互いに一体化されているアクティブアンテナ9とデジタル変換部8とを有するユーザー側中継装置3と、基地局2とユーザー側中継装置3とを接続する光ファイバーであるデジタル伝送路4を備え、基地局2ではデジタル変換部で高周波信号を必要帯域に変換し、かつアナログ信号をデジタル帯域の信号に処理し、光信号に変換してデジタル伝送路を通じてユーザー側中継装置3に伝送し、ユーザー側中継装置のデジタル変換部で電気信号に変換すると共にアップコンバートとし、元のアナログ信号に変換し、高周波信号にしてアクティブアンテナから携帯電話の端末10へ送信するものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局と、ユーザー局例えば携帯電話の端末、無線ルータの端末、有線ルータの端末などの移動局や固定局との相互通信を可能にする高周波デジタル変換通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば移動通信システムでは、サービスエリア内に多数の中継基地局を設置して、これらの中継基地局を中心とする半径数km程度のゾーン(セル)で通信をカバーすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来例によると、地下街、トンネル、高層ビルの上層階などのような受信レベルの低い又は通信が困難である不感地帯でなくても、サービスエリア内に位置している住宅内での携帯電話が基地局から遠い場合には電池の寿命の消耗が激しい不都合があり、明瞭な通話を可能にするために基地局を増設したり、基地局における送信出力を高めたりするために設備コストがかかっていた。
本発明の目的は、低コストで明瞭な通話を可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基地局で高周波帯域におけるアナログ信号をデジタル処理により希望する帯域のデジタル信号に変換し、電気信号から光信号にしてデジタル伝送路を通じてユーザー側中継装置へ伝送し、ユーザー側中継装置では受信したデジタル信号に関しては電気信号に変換すると共に、アナログ信号に変換してさらに信号が高周波に変換してアクティブアンテナから移動局などのユーザー局へ発信し、アクティブアンテナから受信した高周波信号に関しては所定の周波帯域におけるアナログ信号をデジタル処理により希望する帯域のデジタル信号に変換しデジタル伝送路を通じて基地局で伝送可能にする通信装置を提供するものである。
本発明は、基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備している。上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であると共に、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えている。上記ユーザー側中継装置は、高周波を移動局などのユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能であるアクティブアンテナと、このアクティブアンテナと一体であって、受信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えている。
本発明は、基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備している。上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えている。上記ユーザー側中継装置は、デジタル変換部と、このデジタル変換部に通じている複数の配線のそれぞれに接続されている場所を異にして設置されているアクティブアンテナとからなり、上記デジタル変換部は上記移動局から各アクティブアンテナを介して受信した高周波を所定の周波に変換可能であって、かつ所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であり、上記各アクティブアンテナは高周波を移動局などのユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能である。
本発明は基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備している。上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えている。上記ユーザー側中継装置は、高周波を移動局などのユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能である複数のアクティブアンテナと、高周波と所定の周波との相互変換可能である高周波変換部と、光信号と電気信号とを相互変換可能である光・電気変換部と、デジタル変換部とを備えている。上記光・電気変換部、高周波変換部及び複数のアクティブアンテナは、上記デジタル変換部に接続されている基幹配線から分岐した複数の分岐配線にそれぞれ接続されている。上記周波数変換部は、上記アクティブアンテナを通じて受信された高周波信号を所定の周波数に変換して上記光・電気変換部へ送信可能であり、この光・電気変換部から受信した信号を高周波信号に変換して上記アクティブアンテナへ送信可能である。上記デジタル変換部は、デジタル信号とアナログ信号とを相互変換可能であるアナログ・デジタル信号変換部と、このアナログ・デジタル信号変換部を制御するデジタル処理部とを有しており、上記デジタル処理部により上記光・電気変換部から受信した所定の帯域の信号を希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に示す高周波デジタル変換通信装置1は、基地局2と、この基地局とデジタル伝送路4によって結合している単一又は複数のユーザー側中継装置3とを具備している。
基地局2は、変復調部(MDE:modulator demodulator equipment)5と、デジタル変換部6とを有している。変復調部5は、ダウンリンク側信号を周波数変調する変調器(図示せず。)と、アップリンク側信号を復調する復調器(図示せず。)とからなる。
図1に示すデジタル変換部6は、高周波変換部61、アナログ・デジタル信号変換部62、デジタル処理部63及びデジタル伝送路4に接続されている光・電気変換部64を備えている。デジタル変換部6は、高周波変換部61でダウンリンク側信号を高周波から中間周波に変換し、そしてデジタル処理部63によりアナログ・デジタル信号変換部62を制御してアナログ信号からデジタル信号に変換すると共に、任意の帯域のデジタル信号に設定し、その後、光・電気変換部64により電気信号から光信号へ変換してからデジタル伝送路4へ出力させる機能を有する。
またデジタル変換部6は、デジタル伝送路4から光・電気変換部64へ入力したアップリンク側信号(光信号)をデジタル電気信号に変換し、変換したデジタル信号をデジタル処理部63の制御によりアナログ・デジタル信号変換部62を介してアナログ信号に変換し、高周波変換部61でこのアナログ信号の周波数を増幅し、周波数変換してフィルタ(図示せず。)により所定周波数を選択してから増幅して変復調部5の復調器へ出力させる機能を有する。
デジタル変換部6の主要部の構成について図2を参照して説明する。
高周波変換部61における高周波増幅器(RF:radio frequency amplifier)61aは、ダウンリンク側(図上側)の高周波信号を低雑音増幅する。ミキサー61bは、低雑音増幅された高周波信号を中間周波信号に変換可能のものである。中間周波増幅器(IF:intermediate frequency amplifier)61cは中間周波を増幅するものであり、アナログ・デジタル信号変換部62のA/D変換器62aに通じている。
また中間周波増幅器61c1は、アナログ・デジタル信号変換部62のD/A変換器62bから入力されるアップリンク側(図下側)の中継電波を増幅するものである。ミキサー61b1は中間周波増幅器61c1によって増幅された中継電波の周波数変換を行うものである。増幅器61a1は、電力増幅器(PA:power amplifier)であって、下流側(図右側)でフィルタ(図示せず。)によって選択された所定の周波数の信号を増幅する。
アナログ・デジタル信号変換部62は、高周波変換部61から出力されるダウンリンク側のアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器62aと、光・電気変換部64から出力されるアップリンク側のデジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換器62bとからなる。
デジタル処理部(DSP:digital signal processor)63は、デジタル処理によって高周波帯域から希望する周波数帯域を設定可能である。デジタル処理部63は、A/D変換器62aを制御してアナログ信号をデジタル処理により任意の帯域のデジタル信号に変換して光・電気変換部64へ出力可能である。またデジタル処理部63は、D/A変換器62bを制御して光・電気変換部64から出力したデジタル信号をアナログ信号に変換可能である。
図3において、デジタル処理部63は制御回路63aを通じて、自由な帯域を選択することができる。換言すれば、デジタル処理部63は、帯域を広くしたり、又は狭くしたりすることが可能である。制御回路63aのマイクロプロセッサ63a1は、ダウンコンバータ(DDC:digital down converter)63a2及びアップコンバータ(DUC:digital up converter)63a3を制御している。帯域選択の際、自動的な帯域の設定は、読み出し専用のEPROM63a4に記録されているデータがマイクロプロセッサ63a1によって行われる。またマイクロプロセッサ63a1は管理者の電子計算機のインタフェースMに接続されている。このために、管理者は、メモリーであるダイナミックRAM63a5に希望する帯域を書き込むことができる。この結果、管理者は、マイクロプロセッサ63a1を介して任意に希望する帯域を選択することができる。
さらに、デジタル変換部6により受信した高周波(RF:radio frequency)の周波数帯域のデジタル処理について説明する。
図2及び図3に示すように、高周波は、ミキサー61bで中間周波に変換され、この中間周波はA/D変換器(ADC:analog to digitalconverter)62aによってベースバンドの周波数となってダウンコンバートされる。ダウンコンバートする際、希望する帯域をデジタル処理部63によって自動的に又は管理者の電子計算機によって任意に選択する。通信方式は、多数のチャンネル(図3では1チャンネルから15チャンネル)を時間的に並べて信号を伝送する時分割多重方式(time division multiplex system)が使用される。そして分割されたそれぞれの周波数帯域ごとに直交振幅変調(Quad:quadrature amplitudemodulation)を実行して、1ビット/秒あたりの伝送周波数帯域を狭くして、必要な伝送容量を確保している。
デジタル変換部6で選択されたデジタル帯域の信号は、基底帯域(base band)伝送されてユーザー側中継装置3へ到る。
上記構成のデジタル処理部63によって、図示の例では移動局である端末10の利用者の数を管理できる。
また図2に示すように、光・電気変換部64は、A/D変換器62aにより変換されたデジタル電気信号を光信号に変換してデジタル伝送路4へ出力するためのE/O変換器64aと、デジタル伝送路から送信された光信号を電気信号に変換してデジタル処理部63へ出力するためのO/E変換器64bとからなるものである。
【0006】
デジタル伝送路4は光ファイバーケーブルで構成されている。デジタル伝送路4は、既設の光ファイバーケーブルを利用しても、新設する光ファイバーケーブルを利用してもいずれでも良い。
図1に示すように、デジタル伝送路4には光カプラー7を介してユーザー側中継装置3が接続されており、そして図示していないが、同様のユーザー側中継装置がデジタル伝送路の下流側にも間隔を置いて光カプラーを介して接続されている。
【0007】
図1に示すユーザー側中継装置3は、本体を構成しているデジタル変換部8と、このデジタル変換部に一体に組み込んであるアクティブアンテナ9とを有している。
デジタル変換部8は前記デジタル変換部6と実質的に同一構成であり、高周波変換部81、アナログ・デジタル信号変換部82、デジタル処理部83及び光・電気変換部84は、前記高周波変換部61、アナログ・デジタル信号変換部62、デジタル処理部63及びデジタル伝送路4に接続されている光・電気変換部64にそれぞれ対応している。
アクティブアンテナ9は、デジタル変換部8の高周波変換部81に接続されている。アクティブアンテナ9は、高周波帯域のアナログ信号である中継電波を携帯電話の端末などの移動局(図1では携帯電話の端末10)に送信可能である。
アクティブアンテナ9は、図4に示すような回路一体型である。すなわち、図示するアクティブアンテナ9は、移動局10(図1)に向けて高周波帯域の中継電波を送信することができる送信部91と、移動局からの高周波帯域の中継電波を受信することができる受信部92とからなる。
送信部91は、第1アイソレータ(ISO)91a、第1増幅器(AMP)91b、帯域フィルタ(BPF:band pass filter)91c、第2増幅器(AMP)91d及び第2アイソレータ(ISO)91eを有する本体と、この本体に分配器91fを介して接続されている複数のアンテナエレメント91gとからなるものである。
デジタル変換部8でデジタル帯域の信号に処理された後、アップコンバートされて、アナログ帯域の高周波信号に戻されて送信部91に出力された信号は、第1増幅器(AMP)91bで増幅され、帯域フィルタ(BPF)91cによって希望する帯域の信号として取り出されて、分配器91fを介してアンテナエレメント91gから移動局10に向けて送信される。
受信部92は、第1アイソレータ(ISO)92a、第1、第2増幅器92b,92cを有する低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)92d及び第2アイソレータ(ISO)92eを備えている本体と、この本体に結合器92fを介して接続されている複数のアンテナエレメント92gとからなるものである。受信部92側では、移動局10からエレメント92gを通じて受信した中継電波を低雑音増幅器92dによって低雑音化してデジタル変換部8側に送信することができる。
アクティブアンテナ9はデジタル変換部8と一体化することによって、換言すればアクティブアンテナ9はデジタル変換部8と同軸ケーブルを使用しないために、伝送ロスを少なくすることが可能となり、出力を低く抑えることができると同時に、効率の良い{雑音指数(noise figure)が良い}受信が可能となる。また上記一体化と相俟って、受信部92に低雑音増幅器92dを設けることにより、移動局10から受信した中継電波の雑音指数を良くすることができる。
【0008】
高周波デジタル変換通信装置1の作用について説明する。
ダウンリンク側信号の処理に関して、図1〜図3に示すように、基地局2におけるデジタル変換部6の高周波変換部61に入力された高周波は低雑音増幅され、中間周波に変換され、自動利得制御回路(AGC)により出力が一定に保持された状態でアナログ・デジタル信号変換部62のA/D変換器(ADC:analog to digital converter)62aでアナログ信号からデジタル信号に変換され、ダウンコンバートされる。デジタル処理部63で選択されたデジタル帯域の信号は、光・電気変換部64のE/O変換器64aで電気信号から光信号に変換され、基底帯域伝送されてユーザー側中継装置3に到る。伝送されたデジタル信号は、ユーザー側中継装置3のインタフェースを経て光・電気変換部84のO/E変換器で光信号から電気信号に変換され、アナログ・デジタル信号変換部82のD/A変換器(DAC:digital to analog converter)でアナログ信号に変換され、アップコンバートされて、自動利得制御回路(AGC)により一定の出力に保持された状態で中間周波数に変換され、電力増幅器で増幅されてアクティブアンテナ9の送信部91へ出力され、アクティブアンテナの帯域フィルタ91cによって希望する帯域の信号として取り出されて、アンテナエレメント91gから移動局10へ高周波信号が送信される。
またアップリンク側の信号の処理に関して、ユーザー側中継装置3において、移動局10からのアクティブアンテナ9の受信部92のアンテナエレメント92gで受信された高周波帯域の中継電波は、アクティブアンテナの低雑音増幅器92d(図4)で低雑音増幅されて、デジタル変換部8においてデジタル処理によって高周波帯域から希望する周波数帯域を設定され、デジタル信号としてデジタル伝送路4へ出力される。デジタル変換部8では、入力された高周波は高周波変換部81の作用により増幅されミキサーにより中間周波に変換され、デジタル処理部83でアナログ・デジタル信号変換部82のA/D変換器を制御してアナログ信号をデジタル処理により任意の帯域のデジタル信号に変換して光・電気変換部84へ出力する。光・電気変換部84のE/O変換器ではデジタル処理部83でデジタル処理された電気信号を光信号に変換しデジタル伝送路4へ出力する。基地局2では、デジタル伝送路4からインタフェースを介して入力された光信号を光・電気変換部64のO/E変換器64bで電気信号に変換し、そしてD/A変換器62bでデジタル信号からアナログ信号に変換して、高周波変換部61で周波数変換され増幅されて変復調部5の復調器に送信される。
【0009】
ダウンリンク側信号を基地局2におけるデジタル処理部63で、そしてアップリンク側信号をユーザー側中継装置3のデジタル処理部83でそれぞれデジタル処理して、任意の帯域設定が可能であるので、デジタルフィルタ方式による鋭いシェーピングフィルタ特性を有し、また隣接するチャンネルの漏洩電力を少なくすることができる。
ユーザー側中継装置3におけるデジタル変換部8にSTC回路(sensitive timing control)(図示せず。)を組み込んでデジタル処理部83で制御することによって、図5に示すように、アクティブアンテナ9の送信部91又は受信部92(図4)と、移動局である携帯電話の端末10との距離d1,d2の変化に応じて利得を調整することができるから、良好な中継ができる。換言すれば、アクティブアンテナ9の近傍(距離d1の範囲内の位置)にユーザーの携帯電話の端末10が集中した場合であっても、デジタル処理部83のゲインコントロール(gain control)により、アクティブアンテナ9から遠い距離d2の範囲内に位置している携帯電話の端末10のユーザーも、同一の通話環境での通話が可能となる。このように、ユーザーにとって、STC回路の作用により、通話ゾーンS(図5)内ではどこでも同一通話環境での通話が可能となる。
デジタル伝送路4として、既存の光ファイバーケーブルを利用すれば、本通信装置の設置工事を簡素化することができる他に、未利用の光ファイバーケーブルを利用すれば、既存設備の有効活用が実現できる。
【0010】
高周波デジタル変換通信装置の他の例を図6に示している。
図示する高周波デジタル変換通信装置11は前記高周波デジタル変換通信装置1と実質的に同一構成であるので、以下、各相違点について説明する。
なお、高周波デジタル変換通信装置1及び高周波デジタル変換通信装置11の双方に共通する部分についての詳細な説明を省略し、また高周波デジタル変換通信装置11は、高周波デジタル変換通信装置1と共通する部分について符号を一致させている。
デジタル伝送路4は、下流側(図右側)が光カプラー17を介して多数分岐されており、各分岐伝送路4a,4b,4c,4d,4eにユーザー側中継装置3が接続されている。デジタル伝送路4の上流側には基地局2が接続されている。
接続されるユーザー側中継装置3の数は変復調部5の収容規模の範囲に依存される。
この例では、多分岐・多合成が可能となるので、基地局の設置数を抑制できるので、設置コストの低減に寄与する。
【0011】
デジタル変換通信装置のさらに他の例を図7に示す。
図示するデジタル変換通信装置21は前記デジタル変換通信装置1と実質的に同一構成であるので、以下、各相違点について説明する。
なお、デジタル変換通信装置1及びデジタル変換通信装置21の双方に共通する部分についての詳細な説明を省略し、またデジタル変換通信装置21は、デジタル変換通信装置1と共通する部分について符号を一致させている。
デジタル変換通信装置21における基地局22は、変復調部5と、これに接続されている複数のデジタル変換部6とで構成されている。各デジタル変換部6には、それぞれに対応している単一又は複数のユーザー側中継装置3が配置されている。各デジタル変換部6にはそれぞれ伝送路24a,24b,24cを通じてユーザー側中継装置3が接続されている。
【0012】
図8に示す高周波デジタル変換通信装置31はネットワーク通信装置であり、図1に示す高周波デジタル変換通信装置1の応用例である。
高周波デジタル変換通信装置31に関して、高周波デジタル変換通信装置1と共通する部分についての詳細な説明を省略し、共通する部分について符号を一致させている。
高周波デジタル変換通信装置31におけるデジタル変換部38、高周波変換部381、アナログ・デジタル信号変換部382、デジタル処理部383及び光・電気変換部384は、デジタル変換通信装置1におけるデジタル変換部8、高周波変換部81、アナログ・デジタル信号変換部82、デジタル処理部83及び光・電気変換部84にそれぞれ対応している。
基地局2には、デジタル伝送路4(ダウン側デジタル伝送路41、アップ側デジタル伝送路42)を通じて、建物B1,B2,B3に設置されているユーザー側中継装置33A,33B,3が、また地下街B4に設置されているユーザー側中継装置33Dがそれぞれ接続されている。37は光カプラーである。
建物B1はテナントビル、事務所ビル、ホテルなどに用いられている。ユーザー側中継装置33Aにおいて、アクティブアンテナ9が建物B1の各階層又は部屋毎に取付けられており、各アクティブアンテナ9がデジタル変換部8に対して配線33aによってそれぞれ接続されている。
この例では、デジタル変換部8に対して複数のアクティブアンテナ9を対応させて通信装置の構成を単純化している。
建物B2は高層集合住宅として用いられている。ユーザー側中継装置33Bにおいて、デジタル変換部38に接続されている基幹配線33b1から分岐配線33b2が各階層に対応する本数だけ分岐されている。アクティブアンテナ9は分岐配線33b2に接続されており、各住戸に取付けられている。
この例のユーザー側中継装置33Bでは、デジタル処理部383とアナログ・デジタル信号変換部382を有するデジタル変換部38から光・電気変換部384及び高周波変換部381を分離させている。デジタル変換部38から伸びている基幹配線33b1には各階に対応する分岐配線33b2が光カプラー37aを介して分岐されている。建物B2における各階毎に光・電気変換部384が配置されており、各光・電気変換部と、各住戸に配置され対となっている高周波変換部381及びアクティブアンテナ9とが増幅器(AMP)を介して分岐配線33b2によって結合されている。
このため、各住戸内の移動局10から基地局2への中継電波は、アクティブアンテナ9によって受信され受信部で低雑音増幅されてから高周波変換部381で中間周波に変換され、光・電気変換部384で電気信号から光信号に変換されて、基幹配線33b1を介してデジタル変換部38に送信され、デジタル処理部383でアナログ信号から希望する帯域のデジタル信号に処理された後、各デジタル信号は混合されて基地局2へ送信される。基地局2のデジタル変換部6において、アナログ帯域の信号に戻されて、アップコンバータされて変復調部5へ送信される。
建物B3の外壁にユーザー側中継装置3を取付けて、極めて限られた範囲内の明瞭な通話を可能にするものである。これにより、基地局からの電波が到達しない又は受信し難い不感地帯、例えば高層ビルの間の不感地帯Zにおいても通話が可能となり、不感地帯の問題が解消される。この例では、ユーザー側中継装置3によって、携帯電話に対するピコセル(光対応局)を容易に作り出すことができる。
地下街B4に設置されているユーザー側中継装置33Dにおいて、デジタル変換部8に複数のアクティブアンテナ9が配線33dによって接続されている。
基地局からの電波が到達しない又は受信し難い不感地帯である地下街にあっても高周波(RF)の通話は、アクティブアンテナ9の存在によって可能となる。この例でも、極めて限られた範囲内の明瞭な通話を可能にするピコセルを多数自在に設置することができる。
ユーザー側中継装置33Dは不感地帯であるトンネル内などにも適用することができることは当然である。
図8の例では、高層建物の特に上層階、高層建物間の隣接空間、地下街やトンネル内などの不感地帯にユーザー側中継装置33A, 33B,3, 33Dに通じているアクティブアンテナ9を配置することにより、小電力の通話ゾーンを多数形成することができ、基地局の設置数を大幅に減らしかつその消費電力を抑制することができ、ユーザーにとっても携帯端末である移動局や固定局の明瞭な通話が可能となり通話範囲が拡大されると共に、その分電池の消耗が少なく、また集合住宅に適用すれば、家庭内のLAN(local area network)の利用が簡単に実現できる。
【0013】
デジタル変換通信装置31において、アクティブアンテナ9における中継電波の送受信は、すべて基地局2を基本として行われる。
中継電波の送受信の対象範囲すなわち通信網を広げる工夫として、建物B2におけるユーザー側中継装置の一部を図9及び図10に示すものに改良している。
図9及び図10に示す例では、基幹配線33b1から分岐している分岐配線333b2には、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)に通じている分岐配線43b3が接続されている。分岐配線33b2に接続されかつ各住戸に配置されている高周波変換部481及びアクティブアンテナ49(図9参照)は、前記高周波変換部381及びアクティブアンテナ9にそれぞれ対応しているが、下記の点で相違している。
図10に示すように、アクティブアンテナ49は送信部491と受信部492とからなる。送信部491及び受信部492は、異なる周波数を中継可能にするために複数(図では3)の送信回路491T1,491T2,491T3及び受信回路492R1,492R2,492R3を備えている。各送信回路491T1,491T2,491T3及び各受信回路492R1,492R2,492R3のそれぞれにおける各回路の構成は、前記図4に示す送信部91及び受信部92の各回路構成と実質的に同一である。
送信回路491T1,491T2,491T3における第1アイソレータ(ISO)491a1,491a2,491a3、第1増幅器(AMP)491b1,491b2,491b3、帯域フィルタ(BPF: band pass filter)491c1,491c2,491c3、第2増幅器(AMP)491d1,491d2,491d3、第2アイソレータ(ISO)491e1,491e2,491e3、分配器491f1,491f2,491f3及びアンテナエレメント491g1,491g2,491g3は、送信部91における第1アイソレータ(ISO)91a、第1増幅器(AMP)91b、帯域フィルタ91c、第2増幅器(AMP)91d、第2アイソレータ(ISO)91e、分配器91f及びアンテナエレメント91gにそれぞれ対応している。
また受信回路492R1,492R2,492R3における第1アイソレータ(ISO)492a1,492a2,492a3、第1、第2増幅器492b1,492b2,492b3,492c1,492c2,492c3を有する低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)492d1,492d2,492d3、第2アイソレータ(ISO)492e1,492e2,492e3、結合器492f1,492f2,492f3及びアンテナエレメント492g1,492g2,492g3は、前記受信部92における第1アイソレータ92a、第1、第2増幅器92b,92cを有する低雑音増幅器92d、第2アイソレータ92e、結合器92f及びアンテナエレメント92gにそれぞれ対応している。
各住戸内のユーザー局(移動局又は固定局)からの周波数の異なる中継電波は、受信部492の受信回路492R1,492R2,492R3のそれぞれのアンテナエレメント492g1,492g2,492g3で受信され、例えばアンテナエレメント492g1で受信された一つの中継電波は高周波変換部481で中間周波に変換され、光・電気変換部384で電気信号から光信号に変換されて、基幹配線33b1を介して最終的には基地局へ送信される。また他のアンテナエレメント492g2,492g3で受信された残りの二つの中継電波は高周波変換部481で中間周波に変換され、分岐配線43b3の帯域フィルタ411にて希望する帯域の信号だけ取り出されて変復調部412を通じて公衆交換電話網に出力される。
公衆交換電話網から各住戸内のユーザー局への中継電波は、分岐配線43b3を通じて高周波変換部481に送信されアクティブアンテナ49の送信部491における送信回路491T2,491T3のアンテナエレメント491g2,491g3から各住戸内のユーザー局に送信される。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、デジタル伝送路に光ファイバーを使用し、ユーザー側中継装置におけるアクティブアンテナをデジタル変換部と一体としているために、伝送効率を高めると共に、送信電力を少なくすることができ、受信側において雑音指数を低くすることができ、そしてアナログ帯域の信号をデジタル帯域の信号に変換するデジタル処理により基地局とユーザー側中継装置との間をデジタル伝送可能としているので、電波中継の制御や管理が容易であり、またユーザー側中継装置を不感地帯に配置すれば不感地帯においても明瞭な通信が可能となり、さらに省電力のピコセルを設置することができる。
本発明によれば、ユーザー側中継装置におけるデジタル変換部に対して複数の配線を通じて複数のアクティブアンテナを配置してあるので、明瞭な通話が可能となり、基地局の設置コストを低減することができる。
本発明によれば、ユーザー側中継装置におけるデジタル変換部に対して複数の分岐配線を通じて複数のアクティブアンテナを配置しているので、明瞭な通話が可能となり、例えば携帯端末における消費電力を少なくすることができ、LANの利用が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル変換通信装置の構成図である。
【図2】本発明のデジタル変換通信装置のデジタル変換部を示すブロック図である。
【図3】本発明のデジタル変換部におけるデジタル処理部の制御回路を示すブロック図である。
【図4】本発明のデジタル変換通信装置のアクティブアンテナを示す回路図である。
【図5】本発明のデジタル変換通信装置のユーザー側中継装置と携帯電話の端末との関係を示す図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す概略構成図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例を示す概略構成図である。
【図8】本発明の別の実施例を示す概略構成図である。
【図9】本発明の別の実施例の主要部を示す概略構成図である。
【図10】図9に示すアクティブアンテナを示す回路図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41      高周波デジタル変換通信装置
2,22               基地局
3,33A,33B,33D      ユーザー側中継装置
33a                配線
33b1               基幹配線
33b2               分岐配線
33d                配線
4                  デジタル伝送路
4a,4b,4c,4d,4e     分岐伝送路
24a,24b,24c        伝送路
43b3               分岐配線
5                  変復調部
6                  デジタル変換部
61                 高周波変換部
62                 アナログ・デジタル信号変換部
62a                A/D変換器
62b                D/A変換器
63                 デジタル処理部
63a                制御回路
64                 光・電気変換部
8,38               デジタル変換部
81,381,481         高周波変換部
82,382             アナログ・デジタル信号変換部
83,383             デジタル処理部
84,384             光・電気変換部
9,49               アクティブアンテナ
91,491             送信部
491T1,491T2,491T3  送信回路
91b                第1増幅器
491b1,491b2,491b3  第1増幅器
91c                帯域フィルタ
491c1,491c2,491c3  帯域フィルタ
91d                第2増幅器
491d1,491d2,491d3  第2増幅器
91f                分配器
491f1,491f2,491f3  分配器
91g                アンテナエレメント
491g1,491g2,491g3  アンテナエレメント
92,492             受信部
492R1,492R2,492R3  受信回路
92b                第1増幅器
492b1,492b2,492b3  第1増幅器
92c                第2増幅器
492c1,492c2,492c3  第2増幅器
92d                低雑音増幅器
492d1,492d2,492d3  低雑音増幅器
92f                結合器
492f1,492f2,492f3  結合器
92g                アンテナエレメント
492g1,492g2,492g3  アンテナエレメント
10                 移動局である携帯電話の端末(ユーザー局)
B1,B2,B3           建物
B4                 地下街
S                  通話ゾーン
Z                  不感地帯

Claims (13)

  1. 基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備しており、
    上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であると共に、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えており、
    上記ユーザー側中継装置は、高周波をユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能であるアクティブアンテナと、このアクティブアンテナと一体であって、受信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えている
    ことを特徴とする高周波デジタル変換通信装置。
  2. 基地局のデジタル変換部は、高周波と所定の周波との相互変換可能である高周波変換部、デジタル信号とアナログ信号との相互変換が可能であるアナログ・デジタル信号変換部と、このアナログ・デジタル信号変換部を制御するデジタル処理部と、一方でこのデジタル処理部に接続され他方でデジタル伝送路に接続され光信号と電気信号との相互変換が可能である光・電気変換部とを備えており、上記デジタル処理部は、デジタル処理によって所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を設定可能であり、
    ユーザー側中継装置のデジタル変換部は、上記デジタル伝送路に接続され光信号と電気信号との相互変換が可能である光・電気変換部と、この光・電気変換部に接続されているデジタル処理部と、このデジタル処理部に接続されデジタル信号とアナログ信号との相互変換が可能であるアナログ・デジタル信号変換部と、一方でこのアナログ・デジタル信号変換部に接続され他方で上記アクティブアンテナに接続され高周波と所定の周波との相互変換可能である高周波変換部とを備えており、上記デジタル処理部はデジタル処理によって所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を設定可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波デジタル変換通信装置。
  3. 不感地帯に設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の高周波デジタル変換通信装置。
  4. ユーザー側中継装置は、デジタル伝送路から分岐された分岐伝送路にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の高周波デジタル変換通信装置。
  5. 基地局は複数のデジタル変換部を備えており、上記各デジタル変換部にはそれぞれに対応するユーザー側中継装置がデジタル伝送路によって接続されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の高周波デジタル変換通信装置。
  6. アクティブアンテナは送信部と受信部とからなり、上記送信部はアンテナエレメント、増幅器及び帯域フィルタを有している回路を備えており、上記受信部はアンテナエレメント及び低雑音増幅器を有している回路を備えていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の高周波デジタル変換通信装置。
  7. ユーザー側中継装置は、高層建物の外壁に配置されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載の高周波デジタル変換通信装置。
  8. ユーザー局は、携帯端末などの移動局であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の高周波デジタル変換通信装置。
  9. 基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備しており、
    上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えており、
    上記ユーザー側中継装置は、デジタル変換部と、このデジタル変換部に通じている複数の配線のそれぞれに接続されている場所を異にして設置されているアクティブアンテナとからなり、上記デジタル変換部は上記ユーザー局から各アクティブアンテナを介して受信した高周波を所定の周波に変換可能であって、かつ所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であり、上記各アクティブアンテナは高周波を上記ユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能である
    ことを特徴とする高周波デジタル変換通信装置。
  10. アクティブアンテナは送信部と受信部とからなり、上記送信部はアンテナエレメント、増幅器及び帯域フィルタを有している回路を備えており、上記受信部はアンテナエレメント及び低雑音増幅器を有している回路を備えていることを特徴とする請求項9記載の高周波デジタル変換通信装置。
  11. 基地局と、この基地局と光ファイバーからなるデジタル伝送路によって結合しているユーザー側中継装置とを具備しており、
    上記基地局は、送信された高周波を所定の周波に変換可能であり、所定の周波数帯域から希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して上記デジタル伝送路へ出力可能であって、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能であるデジタル変換部を備えており、
    上記ユーザー側中継装置は、高周波をユーザー局から受信可能、かつユーザー局に向けて送信可能である複数のアクティブアンテナと、高周波と所定の周波との相互変換可能である高周波変換部と、光信号と電気信号とを相互変換可能である光・電気変換部と、デジタル変換部とを備えており、
    上記光・電気変換部、高周波変換部及び複数のアクティブアンテナは、上記デジタル変換部に接続されている基幹配線から分岐した複数の分岐配線にそれぞれ接続されており、
    上記高周波変換部は、上記アクティブアンテナを通じて受信された高周波信号を所定の周波数に変換して上記光・電気変換部へ送信可能であり、この光・電気変換部から受信した信号を高周波信号に変換して上記アクティブアンテナへ送信可能であり、
    上記デジタル変換部は、デジタル信号とアナログ信号とを相互変換可能であるアナログ・デジタル信号変換部と、このアナログ・デジタル信号変換部を制御するデジタル処理部とを有しており、上記デジタル処理部により上記光・電気変換部から受信した所定の帯域の信号を希望する周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理して、上記デジタル伝送路へ出力可能であり、上記デジタル伝送路から送信されたデジタル信号を元のアナログ信号に変換可能である
    ことを特徴とする高周波デジタル変換通信装置。
  12. アクティブアンテナは送信部と受信部とからなり、上記送信部はアンテナエレメント、増幅器及び帯域フィルタを有している回路を備えており、上記受信部はアンテナエレメント及び低雑音増幅器を有している回路を備えていることを特徴とする請求項11記載の高周波デジタル変換通信装置。
  13. 各分岐配線には配線を介して公衆交換電話網が接続されており、アクティブアンテナは異なる周波数を送受信可能である送信部及び受信部を備えており、異なる周波数の一方は基幹配線を通じて基地局との送受信が可能であり、他方は上記公衆交換電話網との送受信が可能であることを特徴とする請求項12記載の高周波デジタル変換通信装置。
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