JP2004038527A - Printer driver, printing control method, computer-readable storage medium, and program - Google Patents

Printer driver, printing control method, computer-readable storage medium, and program Download PDF

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JP2004038527A JP2002194230A JP2002194230A JP2004038527A JP 2004038527 A JP2004038527 A JP 2004038527A JP 2002194230 A JP2002194230 A JP 2002194230A JP 2002194230 A JP2002194230 A JP 2002194230A JP 2004038527 A JP2004038527 A JP 2004038527A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To significantly shorten the printing processing time to the end of printing of a bit map image developed by enhancing the efficiency of intermediate data forming processing without imposing a load on a controller for performing drawing processing. <P>SOLUTION: The forming state of a plurality of intermediate data formed by an intermediate data forming function 414 is managed by a management table 405, and the rendering state for developing them to bit map images by a bit map forming function 415 is also managed by the management table 405 on the basis of the managed intermediate data. A control is performed on the basis of the state change of the management table 405 so that objects capable of starting bit map image development for which the formation of intermediate data is completed are successively developed to bit map images. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、情報処理装置はインストールされる印刷制御プログラム、いわゆるプリンタドライバを介して、アプリケーションからの印刷指示に従い、描画コマンドを印刷装置が解析可能な印刷データに変換して送信可能に構成されている。
【０００３】
この場合において、アプリケーションの出力に応じてオペレーティングシステム（以下、ＯＳ）がＧｒａｐｈｉｃｓ　Ｄｅｖｉｃｅ　Ｉｎｔｅｆａｃｅ（ＧＤＩ）と呼ばれる命令をプリンタドライバに対して出力し、プリンタドライバはそれに応じて処理を行い、処理が完了した時点でその通知をＯＳに行い、次の命令を待つように動作していた。
【０００４】
プリンタドライバがこのような動作を行っている場合には、プリンタドライバ内で同時に処理できるＧＤＩ命令は１個である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一度に１つのＧＤＩ命令しか扱わない処理形態では、通常ＣＰＵの能力には余裕があり、その能力を十分に使い切っているとはいえない状況であった。
【０００６】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、オペレーティングシステムからの描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能とし、該作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する際に、該作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理するとともに、該管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理し、該第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから順次ビットマップイメージに展開させるように制御することにより、描画処理を行うコントローラの負担を強いることなく、中間データ作成処理の効率化を図り、展開されるビットマップイメージを印刷し終えるまでの印刷処理時間を大幅に短縮できるプリンタドライバおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第１の発明は、アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバであって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能な中間データ作成手段（図６に示す中間データ作成機能４１４に相当）と、前記中間データ作成手段により作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開手段（図６に示すページビットマップ４１０に相当）と、前記中間データ作成手段により並行して作成される複数の中間データの作成状況を管理する第１の管理テーブル（図６に示す管理テーブル４０５に相当）と、前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を管理する第２の管理テーブル（図６に示す管理テーブル４０５に相当）と、前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開手段により順次ビットマップイメージに展開させる第１の制御手段（図６に示すレンダリング処理４０９に相当）とを有することを特徴とする。
【０００８】
本発明に係る第２の発明は、アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバであって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを同時に複数作成可能な中間データ作成手段（図６に示す中間データ作成機能４１４に相当）と、前記中間データ作成手段により作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開手段（図６に示すページビットマップ４１０に相当）と、前記中間データ作成手段により並行して作成される複数の中間データの作成状況を管理する第１の管理テーブル（図６に示す管理テーブル４０５に相当）と、前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を管理する第２の管理テーブル（図６に示す管理テーブル４０５に相当）と、前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開手段により順次ビットマップイメージに展開させる第２の制御手段（図６に示すレンダリング処理４０９に相当）とを有することを特徴とする。
【０００９】
本発明に係る第３の発明は、前記描画情報は、オペレーティングシステムから発行されるＧＤＩ命令群で構成されることを特徴とする。
【００１０】
本発明に係る第４の発明は、アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバにおける印刷制御方法であって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能な中間データ作成ステップ（図５に示す中間データ作成６２９に相当）と、前記中間データ作成ステップにより作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開ステップ（図５に示すレンダリング６３１に相当）と、前記中間データ作成ステップにより並行して作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理する第１の管理ステップ（図７参照）と、前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開ステップによりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理する第２の管理ステップ（図７参照）と、前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開ステップにより順次ビットマップイメージに展開させる第１の制御ステップ（図５に示す処理６１５〜処理６１８）とを有することを特徴とする。
【００１１】
本発明に係る第５の発明は、アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバにおける印刷制御方法であって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを同時に複数作成可能な中間データ作成ステップ（図８に示す中間データ作成８２３に相当）と、前記中間データ作成ステップにより作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開ステップ（図８に示すレンダリング８２４に相当）と、前記中間データ作成ステップにより並行して作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理する第１の管理ステップ（図９参照）と、前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開ステップによりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理する第２の管理ステップ（図９参照）と、前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開ステップにより順次ビットマップイメージに展開させる第２の制御ステップ（図８に示す処理８１５〜８１８に相当）とを有することを特徴とする。
【００１２】
本発明に係る第６の発明は、前記描画情報は、オペレーティングシステムから発行されるＧＤＩ命令群で構成されることを特徴とする。
【００１３】
本発明に係る第７の発明は、第４〜第６の発明のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とする。
【００１４】
本発明に係る第８の発明は、第４〜第６の発明のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明に係る情報処理装置と通信可能な印刷装置の構成を説明する概略断面図であり、例えばレーザビームプリンタの例に対応する。なお、プリンタエンジンは、インクジェットプリント方式や、他のプリント方式であっても本発明を適用可能である。
【００１６】
さらに、本発明は、プリンタ制御システムに限らず、ディスプレイ制御システムにも適用可能なものである。
【００１７】
図１において、１５００はＬＢＰ本体（以下、プリンタという）で、インタフェースを介して外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報（文字コード等）やフォーム情報を入力して記憶すると共に、印刷情報やフォーム情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記憶媒体である記録紙等に像を形成する。
【００１８】
１５０１は操作パネルで、プリンタに関する操作のためのスイッチおよびＬＥＤ等の表示器が配されている。１５１２はプリンタ制御ユニットで、プリンタ１５００の制御およびコンピュータから供給される文字情報やグラフィックスやイメージを解析処理する。
【００１９】
プリンタ制御ユニット１５１２は、文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ１５０２に出力する。レーザドライバ１５０２は半導体レーザ１５０３を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ１５０３から発射されるレーザ光１５０４をオン・オフ切り替えする。
【００２０】
そして、レーザ光１５０４は回転多面体鏡（ポリゴンミラー）１５０５で左右方向に振られて静電ドラム１５０６上を走査露光する。これにより、静電ドラム１５０６上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。この静電潜像は、静電ドラム１５０６周囲に配設されたユニット１５０７により現像された後、記録紙に転写される。
【００２１】
この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙は、プリンタ１５００に装備されている紙ガイド１５０８に収納され、給紙ローラ１５０９および搬送ローラ１５１０と搬送ローラ１５１１とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム１５０６に供給される。
【００２２】
また、プリンタ１５００には、図示しないカードスロットを少なくとも１個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるカード（いわゆるエミュレーションカード）を接続できるように構成されている。
【００２３】
〔第１実施形態〕
図２は、本発明の第１実施形態を示す情報処理装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であり、図１と同一のものには同一の符号を付してある。
【００２４】
なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、ＬＡＮ等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
【００２５】
図２において、３０００はホストコンピュータで、ＲＯＭ３のプリンタ用ＲＯＭに記憶された文章処理プログラム等に基づいて、図形（グラフィックス），イメージ，文字，表（表計算等を含む）等が混在した文章処理を実行するＣＰＵ１を備え、システムバス４に接続される各デバイスをＣＰＵ１が総括的に制御する。
【００２６】
また、このＲＯＭ３のプログラム用ＲＯＭには、ＣＰＵ１の制御プログラム等を記憶し、ＲＯＭ３のフォント用ＲＯＭには、上記文章処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ＲＯＭ３のデータ用ＲＯＭは上記文章処理を行う際に使用する各種データを記憶する。
【００２７】
２はＲＡＭで、ＣＰＵ１の主メモリ，ワークエリアとして機能する。５はキーボードコントローラ（ＫＢＣ）で、キーボード（ＫＢ）９や図示しないポインティングデバイスからのキー入力を制御する。６はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）で、ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）１０の表示を制御する。
【００２８】
７はディスクコントローラ（ＤＫＣ）で、ブートプログラム，種々のアプリケーション，フォントデータ，ユーザファイル，編集ファイル等を記憶するハードディスク（ＨＤ），フレキシブルディスク（ＦＤ）等の外部メモリ１１とのアクセスを制御する。
【００２９】
８はプリンタコントローラ（ＰＲＴＣ）で、所定の双方向インタフェース（インタフェース）２１を介してプリンタ１５００に接続されて、プリンタ１５００との通信制御処理を実行する。
【００３０】
なお、ＣＰＵ１は、例えばＲＡＭ２上に設定された表示情報ＲＡＭへのアウトラインフォントの展開（ラスタライズ）処理を実行し、ＣＲＴ１０上でのＷＹＳＩＷＹＧを可能としている。
【００３１】
また、ＣＰＵ１は、ＣＲＴ１０上の図示しないマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【００３２】
プリンタ１５００において、１２はプリンタＣＰＵ（ＣＰＵ）で、ＲＯＭ１３のプログラム用ＲＯＭに記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ１４に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス１５に接続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、印刷部インタフェース１６を介して接続される印刷部（プリンタエンジン）１７に出力情報として画像信号を出力する。
【００３３】
また、このＲＯＭ１３のプログラム用ＲＯＭには、ＣＰＵ１２の制御プログラムを記憶している。
【００３４】
ＲＯＭ１３のフォント用ＲＯＭには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ＲＯＭ１３のデータ用ＲＯＭには、ハードディスク等の外部メモリ１４が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。
【００３５】
ＣＰＵ１２は入力部１８を介してホストコンピュータ３０００との通知が可能となっており、プリンタ１５００内の情報等をホストコンピュータ３０００に通知可能に構成されている。
【００３６】
１９はＲＡＭで、ＣＰＵ１２の主メモリ，ワークメモリとして機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、ＲＡＭ１９は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、ＮＶＲＡＭ等に用いられる。
【００３７】
また、前述したハードディスク（ＨＤ），ＩＣカード等の外部メモリ１４は、ディスクコントローラ（ＤＫＣ）２０によりアクセス制御される。
【００３８】
外部メモリ１４は、オプションとして接続され、フォントデータ，エミュレーションプログラム，フォームデータ等を記憶する。
【００３９】
さらに、外部メモリ１４は、１個に限らず、少なくとも１個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないＮＶＲＡＭを備え、操作パネル１５０１からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【００４０】
このように構成されたプリンタ制御システムにおいて、本発明は、ホストコンピュータ３０００の外部メモリ１１に常駐し、システムが立ち上がった際に、ＯＳの管理下で、プリンタドライバの一部として組み込まれてＲＡＭ２上のシステムエリアに常駐し、印刷処理と同時に起動されて実行されるものとする。
【００４１】
図３は、図２に示したホストコンピュータ３０００上のプリンタドライバの機能を説明する図である。
【００４２】
図３において、アプリケーション３０１は、図２に示したＲＡＭ２上に展開され実行されている図示しないアプリケーションプログラムであり、このアプリケーション３０１で何らかの適当なデータを作成して印刷指示が行われる。
【００４３】
通常の印刷データは、ドキュメントの始まり、ページの始まり、線や文字を表すデータ群、ページの終わり、ドキュメントの終わりといったデータで構成され、順次アプリケーションプログラムから図示しないオペレーティングシステム（ＯＳ）に対して出力される。
【００４４】
ＧＤＩ出力３０２は、アプリケーション３０１が行った出力をＯＳがＧＤＩと呼ばれる描画命令形式でＲＡＭ２上に展開され実行されている図示しないプリンタドライバに対して印刷指示を行うことを示している。
【００４５】
また、更に、プリンタドライバ３１０において、中間データ作成処理３０４による中間データの作成が完了した通知を受けると、その情報をアプリケーション３０１に通知し、アプリケーション３０１が次の印刷動作に移れるようにすることも示している。
【００４６】
そして、プリンタドライバ３１０におけるページ終了３０３は、ＧＤＩがページの終わりというデータを送ってきたかどうかの判断を行うことを示している。ここで、ページの終わりというデータの場合には、レンダリング処理３０６に制御を移し、ページの終わりというデータでない場合には、中間データ作成処理３０４に制御を移す。
【００４７】
そして、中間データ作成処理３０４はＧＤＩ形式の出力データをレンダリング処理が行い易い形式の中間データ形式に変換することを示している。ここで、変換された中間データ形式の情報は、中間データ３０５としてＲＡＭ２上に格納され、格納が完了すると、その中間データ作成処理が完了したことをＧＤＩ出力３０２に通知する。
【００４８】
そして、ＧＤＩ出力３０２は、アプリケーション３０１に中間データ作成処理が完了したことを通知する。
【００４９】
また、プリンタドライバ３１０におけるレンダリング処理３０６では、中間データ作成処理３０４が作成した中間データ３０５を使って、用紙１ページに印刷する内容そのものを示すページビットマップ３０７を作成することを示している。
【００５０】
ページビットマップ３０７は、プリンタ３１１内にある受信バッファ３０８に送られて処理されて、最終的な印刷結果である印刷結果３０９が出力される。
【００５１】
図４は、図３に示したプリンタドライバ３１０によるページ処理状態を説明する図である。以下、図３に示したＧＤＩ出力３０２，中間データ３０５，ページビットマップ３０７の一例について説明する。
【００５２】
図４において、５０１，５０２はＧＤＩ出力であり、ＧＤＩ出力５０１，５０２は、図示の如く、ＧＤＩがプリンタドライバ３１０に対して行う出力はＯＳにとって扱いやすい形式になっているが、その情報量は多く、そのままでは、単純にビットマップに展開できない形式となっている。なお、ＧＤＩ出力５０１は、ＯＳがＧＤＩをプリンタドライバに対して出力する指示を示す。
【００５３】
ＧＤＩ５０２を例とすれば、５つの内容が１つのＧＤＩ命令で表現されている。
【００５４】
ＧＤＩ５０２は、ＧＤＩ命令におけるＬＩＮＥ命令であり、座標（０，１０）−（１００，１０）の間に線を引く、そして、次のＧＤＩ命令は、座標（１００，１０）−（１００，１００）の間に線を引く、そして、次のＧＤＩ命令は、座標（５０，０）−（２０００，２０００）の領域内に収まる部分にだけ線を引く、そして、次のＧＤＩ命令は、その線が５０％濃度のグレー色とし、次のＧＤＩ命令は、その幅が１ｄｏｔとすることを示している。
【００５５】
５０３，５０４は中間データであり、中間データ５０３は、そのまますぐにビットマップに展開できる形式の中間データに対応し、中間データ５０４は、ＧＤＩの出力を解釈し、１つずつ順番に処理して行くと、ページビットマップに展開できる形式に変換される中間データに対応する。
【００５６】
例えば中間データ５０４は、３つの内容に変換されていることを示している。すなわち、最初に、５０％濃度のグレー色ブラシを登録し、登録されているブラシを使って座標（５０，１０）−（１００，１０）の間に１ｄｏｔ幅の線を引く、登録されているブラシを使って座標（１００，１０）−（１００，１００）の間に１ｄｏｔ幅の線を引く。
【００５７】
また、５０５〜５０７はページビットマップを示し、ページビットマップ５０５は、そのままビットマップイメージで表現されているページビットマップである。
【００５８】
一方、ページビットマップ５０６，５０７は、Ａ５用紙（１４．８ｃｍ２１．０ｃｍ）を６００ＤＰＩの解像度のページビットマップ（３４９６ｄｏｔ×４９６０ｄｏｔ）として表現したものである。
【００５９】
なお、ｃｍをｄｏｔに変換する式は下記の通りである。１Ｉｎｃｈ＝２．５４ｃｍ、１Ｉｎｃｈ＝６００ｄｏｔであるから、
１４．８ｃｍ／２．５４ｃｍ＊６００ＤＰＩ＝３４９６．０６２９９２ｄｏｔ２１．０ｃｍ／２．５４ｃｍ＊６００ＤＰＩ＝４９６０．６９２９９２１ｄｏｔ
ゆえに、１４．８ｃｍ×２１．０ｃｍのＡ５用紙は、３４９６ｄｏｔ×４９６０ｄｏｔのページビットマップとして表すことができる。
【００６０】
特に、図４に示したページビットマップ５０６は、ＧＤＩ出力５０２を、（５０，０）−（２０００，２０００）の領域内に収まるようにしないでページビットマップを作成した例を示している。なお、（５０，０）−（２０００，２０００）の四角は、領域を示す枠であり、ページビットマップのデータではない。
【００６１】
ページビットマップ５０７は、ＧＤＩ出力５０４を、（５０，０）−（２０００，２０００）の領域は、中間データ作成処理の段階で考慮され、中間データ５０４に反映されるので、中間データをそのまま順番に解釈して処理することで、ページビットマップ５０７を作成することができる。なお、（５０，０）−（２０００，２０００）の四角は、領域を示す枠であり、ページビットマップのデータではない。
【００６２】
図５は、本発明に係る情報処理装置におけるページ処理状態を説明する図であり、従来のページ処理状態との差違を明確にするため、左側に従来のページ処理状態を示す。なお、ｔ０〜ｔ９は従来の時間経過を示し、ｔ１０〜ｔ２１は本発明の時間経過を示す。
【００６３】
本例では、１ページの印刷データが線２本（図中の線Ｌ１，Ｌ２）、ビットマップ１つ（図中のビットマップＢ１）、テキスト１つ（図中のテキストＴ１）で構成されるものとしている。
【００６４】
図５に示す処理６０１において、すなわち、時間ｔ０〜ｔ１の間で、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理を示している。そして、処理６０２において、時間ｔ１〜ｔ２の間で、２本目の中間データ作成処理を示している。
【００６５】
処理６０３において、時間ｔ２〜ｔ３の間で、ビットマップＢ１の中間データ作成処理を示している。
【００６６】
処理６０４において、時間ｔ３〜ｔ４の間で、テキストＴ１のデータ作成処理を示している。
【００６７】
以上線Ｌ１，Ｌ２およびビットマップＢ１、テキストＴ１の中間データ作成処理を順番に処理する時間（ｔ０〜ｔ４）が中間データ作成処理に要する時間６２１となる。そして、ここまでの処理が完了すると、アプリケーション３０１は、印刷に関する処理を全て終えたことになり、印刷処理以外の他の操作に移れることになる。このような理由により、時間ｔ４のタイミングをアプリケーション開放６２２と呼ぶ。
【００６８】
つまり、印刷開始指示６２０を行ってから、アプリケーション開放６２２までの時間は、プリンタ製品を評価する上での指標の１つであり、より短い方がアプリケーション３０１を操作する上で、印刷のためにアプリケーションの操作を止めて待っている時間が短くて済むこととなり、好ましいと評価される。
【００６９】
そして、処理６０５は、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理を示し、時間ｔ４〜ｔ５で線Ｌ１のレンダリング処理が実行されることを示している。また、処理６０６は、２本目の線Ｌ２のレンダリング処理を示し、時間ｔ５〜ｔ６で線Ｌ２のレンダリング処理が実行されることを示している。
【００７０】
そして、処理６０７は、ビットマップＢ１のレンダリング処理を示し、時間ｔ６〜ｔ７でビットマップＢ１のレンダリング処理が実行されることを示している。処理６０８は、テキストＴ１のレンダリング処理を示し、時間ｔ７〜ｔ８でテキストＴ１のレンダリング処理が実行されることを示している。
【００７１】
以上、線Ｌ１，Ｌ２およびビットマップＢ１，テキストＴ１のレンダリング処理を順番に処理する時間ｔ４〜ｔ８がレンダリング６２３に要する時間となる。
【００７２】
そして、ここまでの処理が完了すると、プリンタドライバ３１０は処理を完了したこととなり、後はページビットマップ３０７をプリンタ３１１に送り印刷するだけとなる。
【００７３】
処理６０９は、時間ｔ８〜ｔ９でページビットマップ３０７をプリンタ３１１に送り印刷を行う印刷処理を示している。印刷６２５に要する時間の最後（ｔ９）の時点が、プリンタから用紙の出力が完了するタイミングである。
【００７４】
なお、印刷開始指示６２０を行ってから印刷終了６２６までの時間もプリンタ製品を評価する上での指標の１つであり、より短い方が印刷指示を行ってから、実際に印刷物を手にするまでの時間が短いことになり、良いとされている。
【００７５】
以上が従来のプログラムドライバによるプリント処理手順であるが、図５に示すように、従来によるプリント処理においては、中間データ作成処理６２１、レンダリング６２３、印刷６２５までの全ての処理が順番に行われて行く。
【００７６】
しかし、例えば中間データ作成処理６０１の間にも実際のＣＰＵの処理能力には余裕があり、同時に並行して他の処理を行うことが可能となっている。
【００７７】
このように、従来は、ＣＰＵの能力を十分に活用して、処理時間を短くするようなアプローチが十分になされていない場合がある。
【００７８】
図６は、本発明に係る情報処理装置におけるプリンタドライバによるデータ処理状態を説明する図である。
【００７９】
アプリケーション４０１は、図３に示したアプリケーションと同様に、ＲＡＭ２上に展開されて実行される図示しないアプリケーションプログラムを示しており、このアプリケーション４０１で何らかの適当なデータを作成し、印刷の指示を行うことを示している。
【００８０】
通常の印刷データは、ドキュメントの始まり、ページの始まり、線や文字を表すデータ群、ページの終わり、ドキュメントの終わりといったデータで構成され、順次アプリケーションプログラムから図示しないＯＳに対して出力される。
【００８１】
ＧＤＩ出力４０２は、アプリケーション４０１が行った出力をＯＳがＧＤＩと呼ばれる命令形式でＲＡＭ２上に展開され実行されている図示しないプリンタドライバに対して印刷指示を行うことを示している。
【００８２】
また、さらに、中間データ作成処理（１）４０６、中間データ作成処理（ｎ）４０７や、管理テーブル初期化が終了したという通知を受けた後、その情報をアプリケーション４０１に通知して、アプリケーション４０１が次の処理動作に移れるようにすることも示している。
【００８３】
ページ４０３は、ＧＤＩがページの始まり、線や文字を表すデータ、またはページの終わりというデータを送ってきたかどうかの判断を行うことを示している。
【００８４】
ページの始まりというデータの場合には、管理テーブル初期化４０４に制御を移す。また、線や文字を表す場合には、中間データ作成機能４１４を起動して、中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７を動的に作成しそれを実行する。そして、ページの終わりというデータの場合には、レンダリング処理４０９に制御を移す。
【００８５】
管理テーブル初期化４０４は、図７に示すスレッド管理テーブルと、レンダリング管理テーブルという２種類のテーブルをＲＡＭ２上に作成し、内容をクリアしてそれぞれのテーブルへの書き込みに備えることを示している。管理テーブル４０５は、図７に示すようにスレッド管理テーブルとレンダリング管理テーブルとから構成され、該各テーブルの初期化が完了すると、その旨をＧＤＩ出力４０２に通知する。
【００８６】
また、更に、管理テーブル４０５を参照して動作するレンダリング処理４０９を作成して起動する。
【００８７】
中間データ作成機能４１４は、ＧＤＩ出力４０２が線や文字を表すデータを出力してきた場合に起動され、中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７を動的に作成してそれを実行する。そして、処理の作成完了と同時に、その処理の終了を待たずに、ＧＤＩ出力４０２に実際には処理が完了していないにも関わらず処理が完了したという通知を行う。
【００８８】
本発明に係る情報処理装置のプリンタドライバにおける中間データ作成処理は、複数同時に幾つでも並行して動作することができるように構成されている。従って、幾つかの中間データ作成処理が同時に並行して動作するかは、印刷するデータ次第で変化するものであり特定できない。そのため、図６に示す例では、複数同時に並行して動作しているであろう中間データ作成処理を中間データ作成処理（１）４０６と中間データ作成処理（ｎ）４０７という形式で表現している。
【００８９】
中間データ作成処理（１）４０６と中間データ作成処理（ｎ）４０７は、作成されると、自分自身の状況を管理テーブル４０５に書き込む。
【００９０】
また、中間データ作成処理（１）４０６と中間データ作成処理（ｎ）４０７が作成した中間データはＲＡＭ２上に存在する中間データ４０８に格納される。中間データ４０８は、複数ある中間データ作成処理から共通に書き込みが行われる。
【００９１】
レンダリング処理４０９は、管理テーブル初期化４０４により作成されて動作している。そして、中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７が管理テーブル４０５を更新して行き、ページビットマップ４１０を作成しても良い状態になった時点で自発的に処理を開始して、その時点で処理することが可能な分ページビットマップ４１０の作成を行う。レンダリング処理４０９も中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７と同時に並行して動作可能である。
【００９２】
ページ判定４０３で、ページの終わりがきた場合にも、レンダリング処理４０９に制御が移るが、この時点では、同時並行で動作しているはずの中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７の終了を待つだけとなっている。
【００９３】
そして、全ての中間データ作成処理（１）４０６や中間データ作成処理（ｎ）４０７が完了し、管理テーブル４０５が更新されると、レンダリング処理４０９はその状況を検出して自発的に処理を開始して、残りのページビットマップ４１０の作成を行う。
【００９４】
ページビットマップ４１０は、プリンタ４１７内にある受信バッファ４１１に送られて処理されて、最終的な印刷結果である印刷結果４１２が出力される。
【００９５】
本発明における情報処理装置内のプログラムドライバ内における処理は、図５に示すように処理される。この例では、１ページの印刷データが線２本（図中の線Ｌ１，Ｌ２）、ビットマップＢ１、テキストＴ１で構成されるものとして時間の流れを説明する。
【００９６】
図５において、線Ｌ１は、１本目の線の中間データ作成処理を示している。図５に示した例は、時間が上方から下方に向かって進み、中間データ作成処理６１０は、時間ｔ１０〜ｔ１４の間で処理される。６１１は中間データ作成処理自身を作成するのに要する時間を示しており、時間ｔ１０〜ｔ１１で、ＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知が可能なことを示している。
【００９７】
実際に、中間データ作成処理６１０が完了するのは、時間ｔ１４なので、時間ｔ１１〜ｔ１４の差分時間分早く、ＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知が行えることになる。このことは、その分早くアプリケーション４０１が次のデータ出力を行えるようなる。したがって、２本目の線の中間データ作成処理６１２は、時間ｔ１１から行うことが可能となる。
【００９８】
図７に示すスレッド管理テーブル７０１は、時間ｔ１０の時点、つまり、１本目の線Ｌ１に対する中間データ作成処理６１０の開始時点での管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。
【００９９】
スレッド管理テーブルは、複数並行に実行される中間データ作成処理を管理する目的で利用され、レンダリング処理４０９はこれを監視して動作する。
【０１００】
スレッド管理テーブルには、命令ＩＤ、命令、スレッド、状態という４つの項目がある。
【０１０１】
命令ＩＤはＧＤＩ出力４０２から出力されるＧＤＩ命令の一連の順番を示すＩＤであり、レンダリング処理４０９がＧＤＩ出力４０２から出力される順番に行われるように、この値を使って制御する。なお、命令はＧＤＩ命令の種類を示す。スレッドはスレッド番号と呼ばれるＯＳが自動的に割り振る番号を示す。状態は、その中間データ作成処理が現在どのような状態にあるかを表す。図７に示す例では、「１」が中間データ作成中を示し、「２」が中間データ作成完了を表す。この時間ｔ１０の時点のスレッド管理テーブルは、スレッド管理テーブル７０１で示される、命令Ｌ１が１件処理中となっている。
【０１０２】
レンダリング管理テーブル７０２は、時間ｔ１０の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。
【０１０３】
レンダリング管理テーブルは、複数並行に実行される中間データ作成処理と、並行に実行されるレンダリング処理４０９を管理する目的で使用される。
【０１０４】
レンダリング管理テーブルには、レンダリング可能ＩＤ、レンダリング中ＩＤ、レンダリング済みＩＤという３つの項目がある。
【０１０５】
レンダリング可能ＩＤは、スレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、レンダリング処理を開始することが可能な命令ＩＤを示している。時間ｔ１０のタイミングでは、中間データ作成処理が１つも完了していないので、何もできないことを示す「０」」となっている。
【０１０６】
レンダリング中ＩＤは、スレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、現在レンダリング処理を行っている最中の命令ＩＤを示している。時間ｔ１０のタイミングでは、中間データ作成処理が１つも完了していないことを示す「０」となっている。
【０１０７】
レンダリング済みＩＤはスレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、レンダリング処理が完了した命令ＩＤを示している。時間ｔ１０のタイミングでは、中間データ作成処理が１つも完了していないので、何もしていないことを示す「０」となっている。
【０１０８】
また、図５に示す処理６１２は、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理を示しており、中間データ作成処理は、時間ｔ１１〜ｔ１５の間で処理される。
【０１０９】
この線Ｌ２も時間ｔ１１〜ｔ１２の間で中間データ作成処理６１２自身を作成するので、時間ｔ１２の時点でＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１１０】
スレッド管理テーブル７０３は、時間ｔ１１の時点、つまり、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２の開始時点での管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。
【０１１１】
また、レンダリング管理テーブル７０４は、時間ｔ１１の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１１の時点では、中間データ作成処理が１つも完了していないので、レンダリング可能ＩＤ、レンダリング中ＩＤ、レンダリング済みＩＤのそれぞれが「０」となっている。
【０１１２】
図５に示す処理６１３は、時間ｔ１２と時間ｔ１７との間で、ビットマップＢ１の中間データ作成処理を示している。なお、ビットマップＢ１も時間ｔ１２と時間ｔ１７との間で、ビットマップＢ１の中間データ作成処理自身を作成するので、時間ｔ１３でＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１１３】
また、図７に示すスレッド管理テーブル７０５は、時間ｔ１２の時点、つまり、ビットマップＢ１の中間データ作成処理の開始時点での管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１２の時点では、線Ｌ１，Ｌ２，ビットマップＢ１の３件が共に並行処理中となる。
【０１１４】
また、図７に示すレンダリング管理テーブル７０６は、時間ｔ１２の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１２の時点では、中間データ作成処理が１つも完了していないので、レンダリング可能ＩＤ，レンダリング中ＩＤ，レンダリング済みＩＤのそれぞれが「０」となっている。
【０１１５】
そして、図５に示す処理６１４は、時間ｔ１３と時間ｔ１６との間で、テキストＴ１の中間データ作成処理を示している。なお、テキストＴ１も時間ｔ１３と時間ｔ１６との間で、テキストＴ１の中間データ作成処理自身を作成するので、時間ｔ１４でＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１１６】
図７に示すスレッド管理テーブル７０７は、時間ｔ１３の時点、つまり、テキストＴ１の中間データ作成処理の開始時点での管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１３の時点では、線Ｌ１，Ｌ２，ビットマップＢ１，テキストＴ１の４件が共に並行処理中となる。
【０１１７】
また、図７に示すレンダリング管理テーブル７０８は、時間ｔ１３の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１３の時点では、中間データ作成処理が１つも完了していないので、レンダリング可能ＩＤ，レンダリング中ＩＤ，レンダリング済みＩＤのそれぞれが「０」となっている。
【０１１８】
以上、Ｌ１、Ｌ２、Ｂ１、Ｔ１の中間データ作成処理のうちで、最も早い時間（時間ｔ１０）から、最も遅い時間（ｔ１７）が中間データ作成処理６２９に要する時間となる。ただし、それぞれの中間データ作成処理はそれ自身が作成された時点で処理が完了したという通知をＧＤＩ出力４０２に対して行うので、アプリケーション４０１にとっては時間ｔ１４の時点で印刷に関する処理を全て終えたことになり、印刷処理以外の他の操作に移れることになる。
【０１１９】
従って、本発明におけるプリンタドライバによるアプリケーション開放６２８は、時間ｔ１４のタイミングで発生する。
【０１２０】
これを従来のアプリケーション開放タイミングと対比すると、アプリケーション開放６２２と本発明のアプリケーション開放タイミングであるアプリケーション開放６２８との差は、改善時間Ａとなり、この改善時間Ａが短縮されることとなる。
【０１２１】
また、図５において、処理６１５は、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理を示している。レンダリング処理４０９は、管理テーブル４０５の状態を監視し、最初にレンダリング処理に着手できる状態となる。そして、中間データ作成処理６１０が終了する時間ｔ１４のタイミングでレンダリング処理６１５を開始する。このレンダリング処理６１５は、時間ｔ１４〜ｔ１６の間で処理される。
【０１２２】
スレッド管理テーブル７０９は、時間ｔ１４の時点、つまり１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理の終了時点の管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１４の時点では、線Ｌ１のレンダリングが完了で、線Ｌ２，ビットマップＢ１，テキストＴ１の３件が中間データ作成処理中となっている。
【０１２３】
レンダリング管理テーブル７１０は、時間ｔ１４での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１４の時点で１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０が完了しており、それに関するレンダリング処理４０９が開始される。そのため、レンダリング可能ＩＤ＝「１」、レンダリング中ＩＤ＝「１」、レンダリング済みＩＤ＝「０」となり、ＩＤ１の命令に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０１２４】
図７に示すスレッド管理テーブル７１１は時間ｔ１５の時点、つまり２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２の終了時点での管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１５の時点では、線Ｌ１，Ｌ２の命令が完了し、ビットマップＢ１，テキストＴ１の２件が中間データ作成処理中となっている。
【０１２５】
図７に示したレンダリング管理テーブル７１２は時間ｔ１５の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブルの状況を示している。この時間ｔ１５の時点では、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０および２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２が完了している。１本目の線Ｌ１に関するレンダリングテーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「２」、レンダリング中ＩＤ＝「１」、レンダリング済みＩＤ＝「０」となり、ＩＤ１の命令に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示し、ＩＤ２の命令に対するレンダリング処理４０９が実行待ちであることを示している。
【０１２６】
図５に示す処理６１６は、線Ｌ１のレンダリング処理と同様に、２本目の線Ｌ２のレンダリング処理を示している。２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２は、時間ｔ１５のタイミングで終了するが、並行に動作しているレンダリング処理４０９は、時間ｔ１５の時点では、線Ｌ１のレンダリング処理６１５を行っている最中であるため、線Ｌ１のレンダリング処理が終了する時間ｔ１６まで待って２本目の線Ｌ２のレンダリング処理６１６が時間ｔ１６から時間ｔ１８の間で処理される。
【０１２７】
この際、図７に示すように、スレッド管理テーブル７１３は、時間ｔ１６の時点、つまり、テキストＴ１の中間データ作成処理６１４の終了時点で、かつ、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理６１５の終了時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルの状況を示している。
【０１２８】
この時間ｔ１６の時点では、命令は、線Ｌ２とテキストＴ１が完了し、ビットマップＢ１の１件が中間データ作成中となっている。
【０１２９】
また、時間ｔ１６の時点での管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７１４の状況は、時間ｔ１６の時点では、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０と、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２及びテキストＴ１の中間データ作成処理６１４が完了している。
【０１３０】
１本目の線Ｌ１に関するレンダリング処理４０９が時間ｔ１４から開始され、時間ｔ１６のタイミングで終了している。したがって、線Ｌ１に関しては、中間データ作成処理及びレンダリング処理共に完了したことになり、この時点で管理の必要がなくなるため、線Ｌ１に関する情報は、スレッド管理テーブル７１３から削除している。
【０１３１】
この時間ｔ１６の時点では、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が開始された段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝２、レンダリング中ＩＤ＝２、レンダリング済みＩＤ＝１となり、命令ＩＤ２に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０１３２】
なお、ここで、レンダリング可能ＩＤが「４」とならないのは、スレッド管理テーブル７１３上でビットマップＢ１に関する中間データ作成処理６１３の状態が処理中を示す「１」となっているためである。
【０１３３】
このように、中間データ作成処理を並列で処理すると、処理するデータによっては、後から処理を開始したものの方が先に処理を終えてしまうことが起こり得るが、本実施形態においては、管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブルを使って中間データ作成処理を管理することで、レンダリング処理がアプリケーションの出力した順番で処理できるよう制御することが可能となっている。
【０１３４】
また、図７に示す時間ｔ１７の時点のスレッド管理テーブル７１５は、ビットマップＢ１の中間データ作成処理６１３の終了時点における管理テーブル４０５のスレッド管理テーブルの状況を示している。なお、時間ｔ１７の時点では、線Ｌ２とビットマップＢ１とテキストＴ１に対する命令の全てが処理を完了している。
【０１３５】
そして、図７に示す時間ｔ１７の管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７１６は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２、テキストＴ１の中間データ作成処理が完了していることを示している。
【０１３６】
この時間ｔ１７の時点では、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９がまだ処理中の段階なのでレンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝４、レンダリング中ＩＤ＝２、レンダリング済みＩＤ＝１となり、命令ＩＤ２に対するレンダリング処理が実行中で、かつ、命令ＩＤ３，ＩＤ４の命令に対するレンダリング処理４０９が実行待ちであることを示している。
【０１３７】
なお、時間ｔ１６〜時間ｔ１７に移った時点で、レンダリング可能ＩＤが「２」から「４」に移ったのは、スレッド管理テーブル７１５上で全ての命令に対する状態が「２」となり、全ての中間データ作成処理を順番に処理できる状態になったためである。
【０１３８】
図５に示すレンダリング処理６１７は、ビットマップＢ１のレンダリング処理を示している。時間ｔ１８の時点では、ビットマップの中間データ作成処理６１３もテキストの中間データ作成処理も終了しており、どちらの処理も可能であるが、レンダリング処理はアプリケーション４０１が出力した順番に行わないと、アプリケーション４０１が意図した結果にならないため、先に出力されているビットマップに関するレンダリング処理を行う。このレンダリング処理（ビットマップＢ１に対する）は、時間ｔ１８から時間ｔ１９の間で処理される。
【０１３９】
また、図７に示す時間ｔ１８の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル７１７は、２本目の線Ｌ２のレンダリング処理６１６が終了し、ビットマップＢ１のレンダリング処理６１７が開始された時点の状態を示している。なお、時間ｔ１８の時点では、ビットマップＢ１とテキストＴ１に対する命令の全てが完了となっている。
【０１４０】
また、時間ｔ１８の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７１８は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２、ビットマップＢ１の中間データ作成処理６１３、テキストＴ１の中間データ作成処理６１４が完了していることを示している。
【０１４１】
この時間ｔ１８の時点では、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が終了し、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が開始された段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝４、レンダリング中ＩＤ３、レンダリング済みＩＤ＝２となり、命令ＩＤ３に対するレンダリング処理が実行中で、かつ、命令ＩＤ４の命令に対するレンダリング処理４０９が実行待ちであることを示している。
【０１４２】
なお、時間ｔ１８の時点では、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が終了し、線Ｌ２に関しては中間データ作成処理及びレンダリング処理共に完了したことになり、この時点で管理の必要がなくなっている。そのため、線Ｌ２に関する情報は、スレッド管理テーブル７１７から削除している。
【０１４３】
さらに、図５に示すレンダリング処理６１８はテキストＴ１に対するレンダリング処理を示しており、時間ｔ１９の時点で処理可能なのは、中間データ作成処理６１４で作成したテキストについてのみなので、それに関する処理を行う。このレンダリング処理（テキストＴ１に対する）は、時間ｔ１９〜ｔ２０の間で処理される。
【０１４４】
また、時間ｔ１９の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７１９は、ビットマップＢ１のレンダリング処理６１７、テキストＴ１の中間データ作成処理６１８が開始されたことを示している。なお、時間ｔ１９の時点では、テキストＴ１に対する命令が完了している。
【０１４５】
さらに、時間ｔ１９の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７２０は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２、ビットマップＢ１の中間データ作成処理６１３、テキストＴ１の中間データ作成処理６１４が完了していることを示している。
【０１４６】
この時間ｔ１９の時点では、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が終了し、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が開始された段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝４、レンダリング中ＩＤ＝「４」、レンダリング済みＩＤ＝３となり、命令ＩＤ３に対するレンダリング処理が実行中で、かつ、命令ＩＤ４の命令に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０１４７】
なお、時間ｔ１９の時点では、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が終了し、このビットマップＢ１に関しては中間データ作成処理およびレンダリング処理共に完了したことになり、この時点で管理の必要がなくなっている。そのため、ビットマップＢ１に関する情報は、スレッド管理テーブル７１９から削除している。
【０１４８】
以上、線Ｌ１，Ｌ２，ビットマップＢ１，テキストＴ１のレンダリング処理を順番に処理する時間（時間ｔ１４〜ｔ２０）がレンダリング処理６３１に要する時間となる。そして、ここまでの処理が完了すると、プリンタドライバ４１６は処理を完了したこととなり、後は、ページビットマップ４１０をプリンタ４１７に送り印刷するだけの状態となる。
【０１４９】
図５に示す印刷処理６１９は、時間ｔ２０〜ｔ２１の間において、ページビットマップ４１０をプリンタ４１７に送って印刷処理を行うことを示している。
【０１５０】
さらに、時間ｔ２０の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７２１は、テキストＴ１にレンダリング処理６１８が終了した状態を示している。なお、時間ｔ１９の時点では、未処理の中間データ作成処理が存在しないため、テーブルは空きとなっている。
【０１５１】
時間ｔ２０の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル７２２は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理６１０、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理６１２、ビットマップＢ１の中間データ作成処理６１３、テキストＴ１の中間データ作成処理６１４が完了していることを示している。
【０１５２】
この時間ｔ２０の時点では、テキストＴ１に関するレンダリング処理４０９が終了した段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝４、レンダリング中ＩＤ＝「４」、レンダリング済みＩＤ＝「４」となり、全ての命令に対するレンダリング処理４０９が完了していることを示している。
【０１５３】
図５に示す最後の時間ｔ２１の時点では、印刷処理６３３に従いプリンタからの用紙出力が完了するタイミングを示している。
【０１５４】
そして、従来と本実施形態による印刷処理時間の向上度合いを比較すると、印刷終了６２６と印刷終了６３４との差である改善時間６３５が発生する。この差分によりトータルの印刷所用時間が従来に比べて短縮できる時間である。
【０１５５】
〔第２実施形態〕
図８は、本発明の第２実施形態を示す情報処理装置におけるプリンタドライバによるデータ処理状態を説明する図であり、図５と同一（第１実施形態と同一）のものには同一の符号を付してある。
【０１５６】
図９は、本発明の第２実施形態を示す情報処理装置におけるプリンタドライバが管理する管理テーブルの一例を説明する図であり、管理テーブルの構造は、図７に示した第１実施形態と同様である。
【０１５７】
以下、第１実施形態と同様のオブジェクト、例えば線Ｌ１，Ｌ２，ビットマップＢ１，テキストＴ１が１ページの印刷データを構成している場合を例としてデータ処理を説明する。
【０１５８】
なお、第１実施形態と第２実施形態との相違は、第１実施形態では、動的に幾つでも作成していた中間データ作成処理４０６，４０７が第２実施形態では、レンダリング処理４０９の作成と同時に一定数作成しておき、その中間データ作成処理を起動するといった処理に変更されている点である。
【０１５９】
特に、図８に示す例では、２つの中間データ作成処理が用意されている。なお、本実施形態では、あらじかめ作成しておく中間データ作成処理の数を２つに限定するものではなく、プログラムの規模やＣＰＵのデータ処理能力（負荷状況変化），メモリ容量等のその他の条件により、２以外の数で作成してもよい。
【０１６０】
また、外部メモリ１１上に作成する数を設定しておいて、それを参照して中間データ作成処理の数を決定するように構成してもよい。また、ＲＡＭ２の空き状況やＣＰＵ１の負荷状況に応じて動的にその数を設定し、レンダリング処理４０９の作成と同時にその数だけ作成する構成としてもよい。
【０１６１】
図８において、中間データ作成処理８１０は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理に対応し、時間ｔ８０〜ｔ８２の間で処理される。タイミング８１１は、中間データ作成処理８１０に必要な情報が渡され、ＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知ができるタイミングを示している。
【０１６２】
そして、実際に中間データ作成処理８１０が完了するのは、時間ｔ８２のタイミングなので、時間ｔ８１とｔ８２の差の分だけ早くＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知が行えることとなる。
【０１６３】
このことは、その分だけアプリケーション４０１が次のデータ出力を行えることとなる。したがって、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２は、時間ｔ８１から行うことが可能となる。
【０１６４】
さらに、第１実施形態における時間ｔ１０から時間ｔ１１と、第２実施形態における時間ｔ８０と時間ｔ８１とを比較すると、第２実施形態における時間ｔ８０から時間ｔ８１の時間の方が短時間であることが示されている。
【０１６５】
つまり、第１実施形態では、中間データ作成処理が開始されるまでに、まず、中間データ作成処理自身を動的に作成しており、その作成時間として時間ｔ１０から時間ｔ１１が必要とされている。
【０１６６】
一方、第２実施形態では、中間データ作成処理は、レンダリング処理４０９の作成と同時にあらかじめ２つ作成してあり、２つの中間データ作成処理に必要なデータを引き渡すため、時間ｔ８０から時間ｔ８１の時間が必要とされている。
【０１６７】
一般的に、新しい処理をＯＳ上で作成するのに比べて、作成済みの処理にデータを引き渡すだけの方がその処理時間はずっと短いもので済むこととなり、ここが第２実施形態の構成により発生する効果である。
【０１６８】
図９に示す時間ｔ８０の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９０１は、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理８１０の開始時点の状態を示している。
【０１６９】
なお、スレッド管理テーブルは、複数並行に実行される中間データ作成処理を管理する目的で利用され、レンダリング処理４０９はこれを監視して動作する。スレッド管理テーブルには、命令ＩＤ，命令，スレッド，状態という４つの項目がある。命令ＩＤは、ＧＤＩ出力４０２から出力されるＧＤＩ命令の一連の順番を示すＩＤであり、レンダリング処理４０９がＧＤＩ出力４０２から出力される順番で行われるように、この値を使って制御する。
【０１７０】
命令は、ＧＤＩ命令の種類を示す。スレッドはスレッド番号と呼ばれるＯＳが自動的に割り振る番号を示す。状態は、その中間データ作成処理が現在どのような状態にあるのかを表し、図９に示す例では、「１」が中間データ作成中を示し、「２」が中間データ作成処理完了を表す。この時間ｔ８０の時点におけるスレッド管理テーブル９０１では、線Ｌ１に対する命令で中間データ作成処理中となっている状態を示している。
【０１７１】
ここで、レンダリング管理テーブルの構成と機能について説明する。
【０１７２】
レンダリング管理テーブルは、複数並行に実行される中間データ作成処理と並行するレンダリング処理４０９を管理する目的で利用されており、レンダリング管理テーブルには、レンダリング可能ＩＤ、レンダリング中ＩＤ、レンダリング済みＩＤという３つの項目がある。
【０１７３】
このうち、レンダリング可能ＩＤは、スレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、レンダリング処理を開始することが可能な命令ＩＤを示しており、時間ｔ８０のタイミングでは、中間データ作成処理が１つも完了していないので何もできないことを示す「０」となっている。
【０１７４】
レンダリング中ＩＤはスレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、現在レンダリング処理を行っている最中の命令ＩＤを示している。時間ｔ８０のタイミングでは、中間データ作成処理が１つも完了していないので、何もしていないことを示す「０」となっている。
【０１７５】
また、レンダリング済みＩＤはスレッド管理テーブルに登録されているデータのうち、レンダリング処理が完了した命令ＩＤを示している。時間ｔ８０のタイミングで、中間データ作成処理が１つも完了していないので何もしていないことを示す「０」となっている。
【０１７６】
図８に示す処理８１２は、時間ｔ８１〜時間ｔ８３において、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理を示している。そして、時間ｔ８０と時間ｔ８１の間の時間と同じ分だけ時間ｔ８１から通過した時点でＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１７７】
そして、図９に示すスレッド管理テーブル９０３は、時間ｔ８１の時点、つまり、２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２の開示時点での管理テーブル４０５における状況を示していて、時間ｔ８１の時点では、線Ｌ１，Ｌ２の２件が共に中間データ作成処理中となっている。
【０１７８】
また、図９に示すレンダリング管理テーブル９０４は、時間ｔ８１におけるレンダリング状況を示しており、この時間ｔ８１の時点では、中間データ作成処理が１つも完了していないので、レンダリング可能ＩＤ、レンダリング中ＩＤ、レンダリング済みＩＤのそれぞれが「０」となっている。
【０１７９】
図８に示す処理８１３は、時間ｔ８２〜時間ｔ８７において、ビットマップＢ１の中間データ作成処理を示している。１つ前の処理８１２の２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理が時間ｔ８０と時間ｔ８１の間の時間と同じ分だけ、時間ｔ８１から経過した時点で終了したという通知をＧＤＩ出力４０２に対して出しているが、処理８１２の２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理に入った時点で２つ用意されている中間データ作成処理はどちらも処理中の状態になってしまっている。そのため、この処理８１３で、ビットマップＢ１の中間データ作成処理は、処理中である２つ用意された中間データ作成処理のどちらかが終了するまで待たされることとなり、処理８１０で１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理が終了する時間ｔ８２の時点で、それと入れ替わりで処理が開始される。
【０１８０】
そして、処理８１３において、時間ｔ８３の時点でＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１８１】
図９に示す時間ｔ８２の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９０５は、処理８１３（ビットマップＢ１に対する）の開始で、かつ、処理８１５（線Ｌ１）のレンダリング処理開始時点での状況を示しており、時間ｔ８２の時点では、線Ｌ２とビットマップＢ１の２件が共に中間データ作成処理中となっている。
【０１８２】
時間ｔ８２の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９０６は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理が完了して、該線Ｌ１に対するレンダリング処理が開始されているので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「１」、レンダリング中ＩＤ＝「１」、レンダリング済みＩＤ＝「０」となっている。
【０１８３】
第１実施形態では、レンダリング処理４０９が完了した時点でスレッド管理テーブルから該当する命令ＩＤの情報を削除しているが、第２実施形態では、レンダリング処理４０９に入った時点でスレッド管理テーブルから該当する命令ＩＤの情報を削除する。従って、時間ｔ８２の時点で線Ｌ１に関する情報は、スレッド管理テーブル９０５から削除してある。
【０１８４】
図８に示す処理８１４は、時間ｔ８３〜時間ｔ８６におけるテキストＴ１の中間データ作成処理を示している。なお、テキストＴ１も時間ｔ８４の時点で、ＧＤＩ出力４０２に対して中間データ作成処理が完了したという通知を行う。
【０１８５】
図９に示す時間ｔ８３の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９０７は、テキストＴ１の中間データ作成処理８１４の開始時点での状況を示している。この時間ｔ８３の時点では、線Ｌ２に対する命令が完了して、レンダリング待ちとなっており、ビットマップＢ１とテキストＴ１の２件が共に中間データ作成処理中となっている。
【０１８６】
時間ｔ８３の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９０８は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１１が完了して、該線Ｌ１に対するレンダリング処理の途中なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「２」、レンダリング中ＩＤ＝「１」、レンダリング済みＩＤ＝「０」となっている。
【０１８７】
図９に示す時間ｔ８４の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９０９は、テキストＴ１の中間データ作成処理８１４が完了したという通知をＧＤＩ出力４０２に対して行う状況を示している。この時間ｔ８４の時点では、線Ｌ２に対する命令が完了して、レンダリング待ちとなっており、ビットマップＢ１とテキストＴ１の２件が共に中間データ作成処理中となっている。
【０１８８】
時間ｔ８４の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９１０は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１１が完了して、該線Ｌ１に対するレンダリング処理の途中なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「２」、レンダリング中ＩＤ＝「１」、レンダリング済みＩＤ＝「０」となっている。
【０１８９】
以上、線Ｌ１，Ｌ２，ビットマップＢ１，テキストＴ１の中間データ作成処理のうちで、最も早い時間（時間ｔ８０）、最も遅い時間（時間ｔ８７）との差が中間データ作成に要する時間８２３となる。ただし、それぞれの中間データ作成処理はそれ自身に必要なデータが引き渡された時点で処理が完了したという通知をＧＤＩ出力４０２に対して行うので、アプリケーション４０１にとっては時間ｔ８４の時点で印刷に関する処理を全て終えたことになり、印刷処理以外の他の操作に移れることになる。
【０１９０】
そして、第１実施形態でのアプリケーション開放６２８と本実施形態におけるアプリケーション開放８２２との差が改善時間８２１となり、この差の分が第１実施形態に比べて、第２実施形態により更に短縮することができるアプリケーション開放時間となる。
【０１９１】
図８に示す処理８１５は、時間ｔ８２〜時間ｔ８５における１本目の線Ｌ１のレンダリング処理を示している。図６に示したレンダリング処理４０９は、管理テーブル４０５の状態を監視し、中間データ作成処理８１０が終了する時間ｔ８２のタイミングでレンダリング処理８１５を開始する。
【０１９２】
図８に示す処理８１６は、時間ｔ８５〜時間ｔ８７における１本目の線Ｌ２のレンダリング処理を示している。２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２は、時間ｔ８３のタイミングで終了するが、並行に動作しているレンダリング処理４０９は、時間ｔ８３の時点では、まだ、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理８１５を行っている最中であるため、線Ｌ１のレンダリング処理が終了する時間ｔ８５まで待って、２本目の線Ｌ２のレンダリング処理８１６が開始される。
【０１９３】
図９に示す時間ｔ８５の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９１１は、１本目の線Ｌ１のレンダリング処理８１５の終了時点での状況を示しており、時間ｔ８５の時点では、ビットマップＢ１およびテキストＴ１の中間データ作成処理中となっている。
【０１９４】
時間ｔ８５の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９１２は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２が完了して、該線Ｌ１に対するレンダリング処理が時間ｔ８２から開始され終了しており、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が開始されている。従って、時間ｔ８５の時点でのレンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「２」、レンダリング中ＩＤ＝「２」、レンダリング済みＩＤ＝「１」となり、命令ＩＤ２に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０１９５】
図９に示す時間ｔ８６の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９１３は、テキストＴ１のレンダリング処理８１４の終了時点での状況を示しており、時間ｔ８６の時点では、ビットマップＢ１の１件が処理中であり、テキストＴ１の中間データ作成処理を完了して、レンダリング処理４０９の待ち状態となっている。
【０１９６】
時間ｔ８６の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９１４は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２およびテキストＴ１の中間データ作成処理８１４が完了して、該線Ｌ１に対するレンダリング処理が時間ｔ８２から開始され終了しており、２本目の線Ｌ２に関するレンダリング処理４０９が開始されている。従って、時間ｔ８６の時点でのレンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「２」、レンダリング中ＩＤ＝「２」、レンダリング済みＩＤ＝「１」となり、命令ＩＤ２に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０１９７】
図８に示す処理８１７は、時間ｔ８７〜時間ｔ８８におけるビットマップＢ１のレンダリング処理を示している。時間ｔ８７の時点では、ビットマップＢ１の中間データ作成処理８１３もテキストＴ１の中間データ作成処理８１４も終了しており、どちらの処理も可能であるが、レンダリング処理はアプリケーション４０１が出力した順番に行わないと、アプリケーション４０１が意図した結果とならないため、先に出力されているビットマップに関するレンダリング処理を行う。
【０１９８】
図９に示す時間ｔ８７の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９１５は、２本目の線Ｌ２のレンダリング処理８１７が終了し、ビットマップＢ１のレンダリング処理が開始された状況を示している。時間ｔ８７の時点では、テキストＴ１の１件が完了となり、レンダリング処理４０９の待ち状態となっている。
【０１９９】
時間ｔ８７の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９１６は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２およびテキストＴ１の中間データ作成処理８１４が完了して、該線Ｌ２に対するレンダリング処理が完了し、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が開始されている。従って、時間ｔ８７の時点でのレンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「４」、レンダリング中ＩＤ＝「３」、レンダリング済みＩＤ＝「２」となり、命令ＩＤ３に対するレンダリング処理４０９が実行中であり、かつ命令ＩＤ４に対するレンダリング処理４０９の実行待ちであることを示している。
【０２００】
なお、時間ｔ８７の時点では、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が開始されているので、スレッド管理テーブル９１５から削除されている。
【０２０１】
図８に示す処理８１８は、時間ｔ８８の時点で処理可能なのは、中間データ作成処理８１４で作成したテキストのみなので、時間ｔ８８〜時間ｔ８９におけるテキストＴ１のレンダリング処理を示している。
【０２０２】
図９に示す時間ｔ８８の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９１７は、ビットマップＢ１のレンダリング処理８１７が終了し、テキストＴ１のレンダリング処理８１８が開始された状況を示している。時間ｔ８８の時点ではレンダリング処理４０９の待ちの命令はないので、スレッド管理テーブル９１７は空きの状態となっている。
【０２０３】
時間ｔ８８の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９１８は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２およびビットマップＢ１の中間データ作成処理８１３およびテキストＴ１の中間データ作成処理８１４が完了している。従って、時間ｔ８８の時点では、ビットマップＢ１に関するレンダリング処理４０９が終了し、テキストＴ１に関するレンダリング処理４０９が開始された段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「４」、レンダリング中ＩＤ＝「４」、レンダリング済みＩＤ＝「３」となり、命令ＩＤ４に対するレンダリング処理４０９が実行中であることを示している。
【０２０４】
なお、時間ｔ８８の時点では、テキストＴ１に関するレンダリング処理４０９が開始されているので、スレッド管理テーブル９１５から削除されている。
【０２０５】
以上、線Ｌ１，Ｌ２およびビットマップＢ１さらにはテキストＴ１のレンダリング処理を順番に処理する時間（時間ｔ８２〜ｔ８９）がレンダリング８２４に要する時間となる。
【０２０６】
そして、ここまでの処理が完了すると、プリンタドライバ４１６は処理を完了したこととなり、ページビットマップ４１０をプリンタ４１７に送り印刷するだけとなる。
【０２０７】
図８に示す処理８１９は、ページビットマップ４１０をプリンタ４１７に送り、印刷を行う印刷処理を示している。印刷処理８１９は、時間ｔ８９〜ｔ９０の間で処理される。
【０２０８】
図９に示す時間ｔ８９の時点における管理テーブル４０５におけるスレッド管理テーブル９１７は、テキストＴ１のレンダリング処理８１７が終了した状況を示している。時間ｔ８９の時点では、レンダリング処理４０９の待ちの命令は無くなっているので、スレッド管理テーブル９１９は空きの状態となっている。
【０２０９】
時間ｔ８９の時点における管理テーブル４０５におけるレンダリング管理テーブル９２０は、１本目の線Ｌ１の中間データ作成処理８１０の作成処理と２本目の線Ｌ２の中間データ作成処理８１２およびビットマップＢ１の中間データ作成処理８１４およびテキストＴ１の中間データ作成処理８１４が完了している。
【０２１０】
従って、時間ｔ８９の時点では、テキストＴ１に関するレンダリング処理４０９が終了した段階なので、レンダリング管理テーブルは、レンダリング可能ＩＤ＝「４」、レンダリング中ＩＤ＝「４」、レンダリング済みＩＤ＝「４」となり、全ての命令に対するレンダリング処理４０９が完了したことを示している。
【０２１１】
なお、時間ｔ８９の時点では、時間ｔ８８の時点と同様にスレッド管理テーブル９１９は空きの状態となっている。
【０２１２】
図８に示す処理８１９に要する時間の最後の時間ｔ９０の時点は、プリンタから用紙の出力が完了するタイミングを示している。
【０２１３】
そして、第１実施形態による処理での印刷終了６３４と、第２実施形態による処理での印刷終了８２７との差分が、改善時間８２８となり、この差分が、第１実施形態に比べて、第２実施形態による構成に基づく、トータル印刷所要時間の短縮時間に相当するものである。
【０２１４】
このように第２実施形態によれば、プリンタドライバ内で同時に動作する処理の数に上限ができるので、ＣＰＵの能力を適度に他の処理に振り分けながら、バランスよく拡張してより高速な印刷処理が可能となる。
【０２１５】
以下、図１０に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【０２１６】
図１０は、本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【０２１７】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【０２１８】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【０２１９】
本実施形態における図５，図８に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【０２２０】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【０２２１】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【０２２２】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができる。
【０２２３】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペレーティングシステム）等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２４】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る第１〜第８の発明によれば、オペレーティングシステムからの描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能とし、該作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する際に、該作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理するとともに、該管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理し、該１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから順次ビットマップイメージに展開させるように制御するので、描画処理を行うコントローラの負担を強いることなく、中間データ作成処理の効率化を図り、展開されるビットマップイメージを印刷し終えるまでの印刷処理時間を大幅に短縮できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る情報処理装置と通信可能な印刷装置の構成を説明する概略断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態を示す情報処理装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図３】図２に示したホストコンピュータ上のプリンタドライバの機能を説明する図である。
【図４】図３に示したプリンタドライバによるページ処理状態を説明する図である。
【図５】本発明の第１実施形態を示す情報処理装置におけるページ処理状態を説明する図である。
【図６】本発明に係る情報処理装置におけるプリンタドライバによるデータ処理状態を説明する図である。
【図７】本発明の第１実施形態を示す情報処理装置におけるプリンタドライバが管理するテーブルの一例を示す図である。
【図８】本発明の第２実施形態を示す情報処理装置におけるプリンタドライバによるデータ処理状態を説明する図である。
【図９】本発明の第２実施形態を示す情報処理装置におけるプリンタドライバが管理する管理テーブルの一例を説明する図である。
【図１０】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
１　ＣＰＵ
２　ＲＡＭ
３　ＲＯＭ
８　ＰＲＴＣ
１１　外部メモリ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a printer driver, a print control method, a computer-readable storage medium, and a program for analyzing drawing information output from an application to generate information interpretable by a printing device and transferring the information to the printing device. is there.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an information processing apparatus is configured to be able to convert a drawing command into print data that can be analyzed by a printing apparatus and transmit the print command in accordance with a print instruction from an application via a print control program to be installed, a so-called printer driver.
[0003]
In this case, the operating system (hereinafter referred to as OS) outputs an instruction called Graphics Device Interface (GDI) to the printer driver in response to the output of the application, and the printer driver performs processing in accordance with the instruction and the processing is completed. At that time, the OS was notified of the notification and waited for the next instruction.
[0004]
When the printer driver is performing such an operation, only one GDI instruction can be processed simultaneously in the printer driver.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a processing mode in which only one GDI instruction is handled at a time, the capacity of the CPU usually has a margin, and it cannot be said that the capacity is fully used up.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to analyze an object in drawing information from an operating system and to provide a plurality of intermediate data for developing a bitmap image. When each intermediate data to be created is developed into a bitmap image that can be printed by a printing unit, the creation status of the plurality of created intermediate data is managed in a first management table, Based on the intermediate data to be managed, a rendering state developed into a bitmap image by the developing means is managed in a second management table, and based on a state change of the first and second management tables, the intermediate data is After the creation of the image is completed, control is performed so that the bitmap image This makes it possible to improve the efficiency of the intermediate data creation processing without imposing a burden on the controller that performs the drawing processing, and to significantly reduce the printing processing time until printing of the expanded bitmap image is completed. A method and a computer readable storage medium and program are provided.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A first invention according to the present invention is a printer driver that analyzes drawing information output from an application, generates information that can be interpreted by a printing device, and transfers the information to a printing device. Intermediate data creation means (corresponding to the intermediate data creation function 414 shown in FIG. 6) capable of analyzing and creating a plurality of intermediate data for developing into a bitmap image, and each intermediate data created by the intermediate data creation means (A page bitmap 410 shown in FIG. 6) that develops the intermediate data into a bitmap image that can be printed by the printing unit, and manages the creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation unit A first management table (corresponding to the management table 405 shown in FIG. 6) for storing the intermediate data managed by the first management table. A second management table (corresponding to the management table 405 shown in FIG. 6) for managing a rendering state developed into a bitmap image by the development means, and a state change of the first and second management tables. A first control unit (corresponding to the rendering process 409 shown in FIG. 6) for sequentially developing a bitmap image from the object from which the creation of the intermediate data is completed and the bitmap image development can be started based on the intermediate data. It is characterized by having.
[0008]
A second invention according to the present invention is a printer driver that analyzes drawing information output from an application to generate information that can be interpreted by a printing apparatus and transfers the information to a printing apparatus. Intermediate data creating means (corresponding to the intermediate data creating function 414 shown in FIG. 6) capable of simultaneously creating a plurality of intermediate data for analyzing and developing into a bitmap image, and each intermediate created by the intermediate data creating means A developing unit (corresponding to the page bitmap 410 shown in FIG. 6) for developing the data into a bitmap image printable by the printing unit, and a creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation unit are shown. A first management table to be managed (corresponding to the management table 405 shown in FIG. 6), and a first management table managed by the first management table. A second management table (corresponding to the management table 405 shown in FIG. 6) for managing a rendering state to be expanded into a bitmap image by the expansion unit based on data; and a state change of the first and second management tables. A second control unit (corresponding to the rendering process 409 shown in FIG. 6) for sequentially developing the bitmap image from the object for which the creation of the intermediate data is completed based on the It is characterized by having.
[0009]
A third invention according to the present invention is characterized in that the drawing information is constituted by a group of GDI instructions issued from an operating system.
[0010]
A fourth invention according to the present invention is a print control method in a printer driver for analyzing drawing information output from an application to generate information interpretable by a printing apparatus and transferring the generated information to the printing apparatus, An intermediate data creation step (corresponding to the intermediate data creation 629 shown in FIG. 5) capable of creating a plurality of intermediate data for analyzing the object in the image and developing the intermediate data into a bitmap image, and the intermediate data creation step A development step (corresponding to the rendering 631 shown in FIG. 5) of developing each intermediate data into a bitmap image that can be printed by the printing unit, and a creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation step are described. A first management step (refer to FIG. 7) managed by a first management table; A second management step (see FIG. 7) for managing a rendering state developed into a bitmap image by the development step in a second management table based on the managed intermediate data, and the first and second managements; A first control step (steps 615 to 615 shown in FIG. 5) in which, based on a change in the state of the table, the intermediate data has been completely created and bitmap image development can be started. Processing 618).
[0011]
A fifth invention according to the present invention is a print control method in a printer driver for analyzing drawing information output from an application to generate information that can be interpreted by a printing device and transferring the information to a printing device. An intermediate data creation step (corresponding to the intermediate data creation 823 shown in FIG. 8) capable of simultaneously creating a plurality of intermediate data for analyzing the objects in the image and developing the intermediate data into a bitmap image, and the intermediate data creation step A developing step (corresponding to the rendering 824 shown in FIG. 8) of developing each piece of intermediate data into a bitmap image that can be printed by the printing unit, and the creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creating step A first management step (see FIG. 9) of managing the first management table in the first management table; A second management table (see FIG. 9) that manages a rendering state developed into a bitmap image by the development step based on the intermediate data managed by the first management table and the second management table; A second control step (step 815 shown in FIG. 8) in which, based on the change in the state of the management table, the intermediate data has been completely created and bitmap image development can be started in order from the object that can be developed. To 818).
[0012]
A sixth invention according to the present invention is characterized in that the drawing information is constituted by a group of GDI instructions issued from an operating system.
[0013]
A seventh invention according to the present invention is a computer-readable storage medium storing a program for realizing the print control method according to any one of the fourth to sixth inventions.
[0014]
An eighth invention according to the present invention is a program for realizing the print control method according to any one of the fourth to sixth inventions.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view illustrating a configuration of a printing apparatus capable of communicating with an information processing apparatus according to the present invention, and corresponds to, for example, an example of a laser beam printer. It should be noted that the present invention is applicable to a printer engine using an inkjet printing method or another printing method.
[0016]
Further, the present invention is applicable not only to a printer control system but also to a display control system.
[0017]
In FIG. 1, reference numeral 1500 denotes an LBP body (hereinafter, referred to as a printer), which inputs and stores print information (character codes and the like) and form information supplied from a host computer externally connected via an interface; A corresponding character pattern, form pattern, or the like is created according to print information or form information, and an image is formed on a recording medium, such as recording paper.
[0018]
Reference numeral 1501 denotes an operation panel on which switches for operations related to the printer and indicators such as LEDs are arranged. Reference numeral 1512 denotes a printer control unit which controls the printer 1500 and analyzes character information, graphics, and images supplied from a computer.
[0019]
The printer control unit 1512 converts the character information into a video signal of a corresponding character pattern and outputs the video signal to the laser driver 1502. The laser driver 1502 is a circuit for driving the semiconductor laser 1503, and switches on / off a laser beam 1504 emitted from the semiconductor laser 1503 according to an input video signal.
[0020]
The laser beam 1504 is swung in the left and right direction by a rotating polygon mirror (polygon mirror) 1505 to scan and expose the electrostatic drum 1506. As a result, an electrostatic latent image of a character pattern is formed on the electrostatic drum 1506. This electrostatic latent image is developed by a unit 1507 disposed around the electrostatic drum 1506, and then transferred to a recording sheet.
[0021]
A cut sheet is used as the recording paper. The cut sheet recording paper is stored in a paper guide 1508 provided in the printer 1500, and is taken into the apparatus by a paper feed roller 1509, a conveyance roller 1510, and a conveyance roller 1511. And supplied to the electrostatic drum 1506.
[0022]
The printer 1500 is provided with at least one or more card slots (not shown) so that an optional font card and a card of a different language (so-called emulation card) can be connected in addition to the built-in fonts.
[0023]
[First Embodiment]
FIG. 2 is a block diagram illustrating the configuration of a printing system to which the information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention can be applied, and the same components as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals.
[0024]
If the functions of the present invention are executed, the present invention is applicable to a single device, a system including a plurality of devices, and a system in which processing is performed via a network such as a LAN. The invention is applicable.
[0025]
In FIG. 2, reference numeral 3000 denotes a host computer, which is a sentence in which graphics (graphics), images, characters, tables (including spreadsheets, etc.) are mixed based on a sentence processing program and the like stored in a printer ROM of the ROM 3. The system includes a CPU 1 that executes processing, and the CPU 1 controls all devices connected to the system bus 4.
[0026]
The program ROM of the ROM 3 stores a control program of the CPU 1 and the like, the font ROM of the ROM 3 stores font data and the like used in the text processing, and the data ROM of the ROM 3 stores the above-described ROM. Various data used when performing text processing are stored.
[0027]
Reference numeral 2 denotes a RAM, which functions as a main memory and a work area of the CPU 1. A keyboard controller (KBC) 5 controls a key input from a keyboard (KB) 9 or a pointing device (not shown). Reference numeral 6 denotes a CRT controller (CRTC), which controls display on a CRT display (CRT) 10.
[0028]
Reference numeral 7 denotes a disk controller (DKC) for controlling access to an external memory 11 such as a hard disk (HD) for storing a boot program, various applications, font data, user files, edit files, and the like, and a flexible disk (FD).
[0029]
Reference numeral 8 denotes a printer controller (PRTC) which is connected to the printer 1500 via a predetermined bidirectional interface (interface) 21 and executes communication control processing with the printer 1500.
[0030]
The CPU 1 executes, for example, a process of developing (rasterizing) the outline font on the display information RAM set on the RAM 2 to enable WYSIWYG on the CRT 10.
[0031]
Further, the CPU 1 opens various registered windows based on a command instructed by a mouse cursor or the like (not shown) on the CRT 10 and executes various data processing.
[0032]
In the printer 1500, a printer CPU (CPU) 12 communicates with various devices connected to a system bus 15 based on a control program or the like stored in a program ROM of a ROM 13 or a control program stored in an external memory 14. It controls access in a centralized manner and outputs an image signal as output information to a printing unit (printer engine) 17 connected via a printing unit interface 16.
[0033]
The program ROM of the ROM 13 stores a control program of the CPU 12.
[0034]
The font ROM of the ROM 13 stores font data and the like used when generating the output information, and the data ROM of the ROM 13 stores the data on the host computer when the printer does not have the external memory 14 such as a hard disk. The information used is stored.
[0035]
The CPU 12 can notify the host computer 3000 via the input unit 18 and can notify the host computer 3000 of information in the printer 1500 and the like.
[0036]
Reference numeral 19 denotes a RAM, which functions as a main memory and a work memory of the CPU 12, and is configured so that the memory capacity can be expanded by an optional RAM connected to an expansion port (not shown). The RAM 19 is used for an output information development area, an environment data storage area, an NVRAM, and the like.
[0037]
In addition, access to the external memory 14 such as the hard disk (HD) and the IC card is controlled by a disk controller (DKC) 20.
[0038]
The external memory 14 is connected as an option and stores font data, emulation programs, form data, and the like.
[0039]
Further, the external memory 14 is not limited to one, and may include at least one or more, and may be configured to store an optional font card and a program for interpreting a printer control language having a different language system in addition to the built-in fonts. . Further, an NVRAM (not shown) may be provided to store the printer mode setting information from the operation panel 1501.
[0040]
In the printer control system configured as described above, the present invention resides in the external memory 11 of the host computer 3000, and is incorporated as a part of a printer driver under the control of the OS when the system is started up. And is started and executed simultaneously with the printing process.
[0041]
FIG. 3 is a diagram for explaining the function of the printer driver on the host computer 3000 shown in FIG.
[0042]
3, an application 301 is an application program (not shown) developed and executed on the RAM 2 shown in FIG. 2. The application 301 creates some appropriate data and issues a print instruction.
[0043]
Normal print data is composed of data such as the beginning of a document, the beginning of a page, a group of data representing lines and characters, the end of a page, and the end of a document, which are sequentially output from an application program to an operating system (OS) (not shown). Is done.
[0044]
The GDI output 302 indicates that the OS issues a print instruction to a printer driver (not shown) that is developed and executed on the RAM 2 in the rendering command format called GDI based on the output performed by the application 301.
[0045]
Further, when the printer driver 310 receives a notification that the creation of the intermediate data by the intermediate data creation processing 304 is completed, the printer driver 310 notifies the application 301 of the information, so that the application 301 can proceed to the next printing operation. Is shown.
[0046]
The page end 303 in the printer driver 310 indicates that the GDI determines whether or not the GDI has sent data indicating the end of the page. Here, in the case of the data indicating the end of the page, the control is transferred to the rendering processing 306, and in the case of the data not being the end of the page, the control is transferred to the intermediate data creation processing 304.
[0047]
The intermediate data creation process 304 converts the output data in the GDI format into an intermediate data format in a format that can be easily rendered. Here, the converted information in the intermediate data format is stored in the RAM 2 as the intermediate data 305, and when the storage is completed, the GDI output 302 is notified that the intermediate data creation processing is completed.
[0048]
Then, the GDI output 302 notifies the application 301 that the intermediate data creation processing has been completed.
[0049]
The rendering process 306 in the printer driver 310 indicates that a page bitmap 307 indicating the content itself to be printed on one page of paper is created using the intermediate data 305 created by the intermediate data creation process 304.
[0050]
The page bitmap 307 is sent to a reception buffer 308 in the printer 311 and processed, and a print result 309 as a final print result is output.
[0051]
FIG. 4 is a view for explaining a page processing state by the printer driver 310 shown in FIG. Hereinafter, an example of the GDI output 302, the intermediate data 305, and the page bitmap 307 shown in FIG. 3 will be described.
[0052]
In FIG. 4, reference numerals 501 and 502 denote GDI outputs. As shown, the GDI outputs 501 and 502 are output to the printer driver 310 in a format that can be easily handled by the OS. Many are in a format that cannot be simply expanded into a bitmap as it is. The GDI output 501 indicates an instruction for the OS to output GDI to the printer driver.
[0053]
Taking GDI 502 as an example, five contents are expressed by one GDI instruction.
[0054]
The GDI 502 is a LINE instruction in the GDI instruction and draws a line between coordinates (0, 10) and (100, 10), and the next GDI instruction is coordinates (100, 10)-(100, 100). , And the next GDI instruction draws only the portion that falls within the area of coordinates (50,0)-(2000,2000), and the next GDI instruction draws the line The color is gray with 50% density, and the next GDI instruction indicates that the width is 1 dot.
[0055]
Reference numerals 503 and 504 denote intermediate data. The intermediate data 503 corresponds to intermediate data in a format that can be immediately developed into a bitmap, and the intermediate data 504 interprets the output of the GDI and processes the data one by one in order. As it goes, it corresponds to intermediate data that is converted to a format that can be expanded into a page bitmap.
[0056]
For example, the intermediate data 504 indicates that it has been converted into three contents. That is, first, a gray color brush having a 50% density is registered, and a line of 1 dot width is drawn between coordinates (50, 10)-(100, 10) using the registered brush. Draw a line of 1 dot width between the coordinates (100, 10)-(100, 100) using a brush.
[0057]
Reference numerals 505 to 507 denote page bitmaps, and the page bitmap 505 is a page bitmap directly represented by a bitmap image.
[0058]
On the other hand, the page bitmaps 506 and 507 represent A5 paper (14.8 cm 21.0 cm) as a page bitmap (3496 dots × 4960 dots) having a resolution of 600 DPI.
[0059]
The equation for converting cm to dot is as follows. Since 1 Inch = 2.54 cm and 1 Inch = 600 dots,
14.8 cm / 2.54 cm * 600 DPI = 3496.062992 dots 21.0 cm / 2.54 cm * 600 DPI = 496.6929921 dots
Therefore, an A5 sheet of 14.8 cm × 21.0 cm can be represented as a page bitmap of 3496 dots × 4960 dots.
[0060]
In particular, the page bitmap 506 shown in FIG. 4 shows an example in which the GDI output 502 is created so as not to be within the area of (50, 0)-(2000, 2000). Note that a square of (50, 0)-(2000, 2000) is a frame indicating an area and is not page bitmap data.
[0061]
In the page bitmap 507, the GDI output 504 is determined. The region of (50, 0)-(2000, 2000) is considered at the stage of the intermediate data creation processing and is reflected in the intermediate data 504. The page bitmap 507 can be created by interpreting and processing. Note that a square of (50, 0)-(2000, 2000) is a frame indicating an area and is not page bitmap data.
[0062]
FIG. 5 is a diagram for explaining a page processing state in the information processing apparatus according to the present invention. In order to clarify a difference from the conventional page processing state, the conventional page processing state is shown on the left side. It should be noted that t0 to t9 indicate the conventional elapse of time, and t10 to t21 indicate the elapse of the present invention.
[0063]
In this example, one page of print data is composed of two lines (lines L1 and L2 in the figure), one bitmap (bitmap B1 in the figure), and one text (text T1 in the figure). It is assumed.
[0064]
The process 601 shown in FIG. 5, that is, the process of creating intermediate data of the first line L1 between times t0 and t1 is shown. Then, in the process 602, the second intermediate data creation process is shown between times t1 and t2.
[0065]
In the process 603, the intermediate data creation process of the bitmap B1 is shown between time t2 and t3.
[0066]
In the process 604, the data creation process of the text T1 is shown between time t3 and t4.
[0067]
The time (t0 to t4) for sequentially processing the intermediate data creation processing of the lines L1 and L2, the bitmap B1, and the text T1 is the time 621 required for the intermediate data creation processing. When the processes up to this point are completed, the application 301 has completed all the processes related to printing, and can shift to other operations other than the printing process. For this reason, the timing at time t4 is referred to as application release 622.
[0068]
That is, the time from when the print start instruction 620 is issued to when the application is released 622 is one of the indices for evaluating the printer product, and a shorter time is required for operating the application 301 and for printing. The waiting time after stopping the operation of the application can be shortened, which is evaluated as preferable.
[0069]
A process 605 indicates a rendering process of the first line L1, and indicates that the rendering process of the line L1 is executed from time t4 to t5. The processing 606 indicates the rendering processing of the second line L2, and indicates that the rendering processing of the line L2 is executed at times t5 to t6.
[0070]
A process 607 indicates a rendering process of the bitmap B1, and indicates that the rendering process of the bitmap B1 is executed from time t6 to t7. The process 608 indicates the rendering process of the text T1, and indicates that the rendering process of the text T1 is executed from time t7 to t8.
[0071]
As described above, the times t4 to t8 in which the rendering processes of the lines L1 and L2, the bitmap B1, and the text T1 are sequentially performed are the times required for the rendering 623.
[0072]
Then, when the processing up to this point is completed, the printer driver 310 has completed the processing, and only the page bitmap 307 is sent to the printer 311 and printed.
[0073]
Process 609 indicates a printing process in which the page bitmap 307 is sent to the printer 311 for printing at time t8 to t9. The end of the time required for printing 625 (t9) is the timing when the output of the sheet from the printer is completed.
[0074]
The time from when the print start instruction 620 is issued to when the print end 626 is performed is also one of the indices for evaluating the printer product. The shorter the time, the longer the print instruction is issued and the user actually obtains the printed matter. The time until it is short is good.
[0075]
The above is the print processing procedure by the conventional program driver. As shown in FIG. 5, in the conventional print processing, all the processing up to the intermediate data creation processing 621, the rendering 623, and the printing 625 are performed in order. go.
[0076]
However, for example, during the intermediate data creation processing 601, there is a margin in the actual processing capacity of the CPU, and other processing can be performed in parallel at the same time.
[0077]
As described above, in the related art, there is a case where an approach for shortening the processing time by making full use of the capacity of the CPU is not sufficiently performed.
[0078]
FIG. 6 is a diagram illustrating a data processing state by the printer driver in the information processing apparatus according to the present invention.
[0079]
An application 401 is an application program (not shown) that is developed and executed on the RAM 2 in the same manner as the application shown in FIG. 3. The application 401 creates some appropriate data and instructs printing. Is shown.
[0080]
The normal print data is composed of data such as the beginning of a document, the beginning of a page, a group of data representing lines and characters, the end of a page, and the end of a document, and is sequentially output from an application program to an OS (not shown).
[0081]
A GDI output 402 indicates that the OS issues a print instruction to a printer driver (not shown) that is developed and executed on the RAM 2 in the form of an instruction output by the application 401 on the RAM 2 in an instruction format called GDI.
[0082]
Further, after receiving the notification that the intermediate data creation processing (1) 406, the intermediate data creation processing (n) 407, and the management table initialization have been completed, the application 401 notifies the application 401 of the information. It also shows that the processing can move to the next processing operation.
[0083]
A page 403 indicates that the GDI determines whether data indicating the beginning of a page, a line or a character, or data indicating the end of a page has been sent.
[0084]
If the data is the beginning of a page, the control is transferred to the management table initialization 404. In the case of representing a line or a character, the intermediate data creation function 414 is activated to dynamically create and execute the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing (n) 407. Then, in the case of the data indicating the end of the page, the control is transferred to the rendering processing 409.
[0085]
The management table initialization 404 indicates that two types of tables, a thread management table and a rendering management table, shown in FIG. 7 are created on the RAM 2 and the contents are cleared to prepare for writing to each table. The management table 405 is composed of a thread management table and a rendering management table as shown in FIG. 7, and when the initialization of each table is completed, the GDI output 402 is notified of the completion.
[0086]
Further, a rendering process 409 that operates with reference to the management table 405 is created and activated.
[0087]
The intermediate data creation function 414 is activated when the GDI output 402 outputs data representing a line or a character, and dynamically creates an intermediate data creation process (1) 406 and an intermediate data creation process (n) 407. Do it. At the same time as the completion of the process, the GDI output 402 notifies the GDI output 402 that the process is completed even though the process is not actually completed.
[0088]
The intermediate data creation processing in the printer driver of the information processing apparatus according to the present invention is configured such that a plurality of intermediate data creation operations can be performed simultaneously in parallel. Therefore, it is not possible to specify whether some intermediate data creation processes operate in parallel at the same time, depending on the data to be printed. Therefore, in the example shown in FIG. 6, a plurality of intermediate data creation processes that may be operating simultaneously in parallel are represented in the form of an intermediate data creation process (1) 406 and an intermediate data creation process (n) 407. .
[0089]
When created, the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing (n) 407 write their own status in the management table 405.
[0090]
The intermediate data created by the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing (n) 407 are stored in the intermediate data 408 existing on the RAM 2. The intermediate data 408 is written in common from a plurality of intermediate data creation processes.
[0091]
The rendering process 409 is created and operated by the management table initialization 404. Then, when the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing (n) 407 update the management table 405 and become ready to create the page bitmap 410, the processing is spontaneously performed. Upon starting, a minute page bitmap 410 that can be processed at that time is created. The rendering process 409 can also operate in parallel with the intermediate data creation process (1) 406 and the intermediate data creation process (n) 407.
[0092]
Even when the end of the page is determined in the page determination 403, the control is transferred to the rendering processing 409. At this point, the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing ( n) Only wait for the end of 407.
[0093]
When all the intermediate data creation processing (1) 406 and the intermediate data creation processing (n) 407 are completed and the management table 405 is updated, the rendering processing 409 detects the situation and starts processing spontaneously. Then, the remaining page bitmap 410 is created.
[0094]
The page bitmap 410 is sent to a reception buffer 411 in the printer 417 and processed, and a print result 412 as a final print result is output.
[0095]
The processing in the program driver in the information processing apparatus according to the present invention is performed as shown in FIG. In this example, the flow of time will be described assuming that one page of print data includes two lines (lines L1 and L2 in the figure), a bitmap B1, and a text T1.
[0096]
In FIG. 5, a line L1 indicates the intermediate data creation processing of the first line. In the example illustrated in FIG. 5, the time advances from the top to the bottom, and the intermediate data creation processing 610 is performed between times t10 and t14. Reference numeral 611 denotes the time required to create the intermediate data creation processing itself, and indicates that it is possible to notify the GDI output 402 that the intermediate data creation processing has been completed at times t10 to t11.
[0097]
Actually, the intermediate data creation processing 610 is completed at time t14, so that the GDI output 402 can be notified that the intermediate data creation processing has been completed earlier by the difference time from time t11 to t14. This allows the application 401 to output the next data earlier. Therefore, the intermediate data creation processing 612 for the second line can be performed from time t11.
[0098]
The thread management table 701 shown in FIG. 7 shows the state of the thread management table in the management table 405 at the time t10, that is, at the start of the intermediate data creation processing 610 for the first line L1.
[0099]
The thread management table is used for managing a plurality of intermediate data creation processes executed in parallel, and the rendering process 409 operates by monitoring this.
[0100]
The thread management table has four items: an instruction ID, an instruction, a thread, and a state.
[0101]
The command ID is an ID indicating a series of orders of GDI commands output from the GDI output 402, and is controlled using this value so that the rendering processing 409 is performed in the order output from the GDI output 402. The instruction indicates the type of the GDI instruction. The thread indicates a number called a thread number, which is automatically assigned by the OS. The state indicates what state the intermediate data creation process is currently in. In the example shown in FIG. 7, “1” indicates that intermediate data is being created, and “2” indicates that intermediate data has been created. In the thread management table at the time t10, one instruction L1 indicated by the thread management table 701 is being processed.
[0102]
The rendering management table 702 indicates the status of the rendering management table in the management table 405 at the time t10.
[0103]
The rendering management table is used for managing a plurality of intermediate data creation processes executed in parallel and a rendering process 409 executed in parallel.
[0104]
The rendering management table has three items: a renderable ID, a rendering ID, and a rendered ID.
[0105]
The renderable ID indicates an instruction ID that can start a rendering process among data registered in the thread management table. At the timing of time t10, since no intermediate data creation process has been completed, the value is "0" indicating that nothing can be performed.
[0106]
The rendering-in-progress ID indicates the instruction ID of the data currently registered in the thread management table and currently undergoing the rendering process. At the timing of time t10, it is "0" indicating that no intermediate data creation processing has been completed.
[0107]
The rendered ID indicates an instruction ID for which rendering processing has been completed, among data registered in the thread management table. At the timing of the time t10, since no intermediate data creation processing has been completed, the value is "0" indicating that nothing is performed.
[0108]
A process 612 illustrated in FIG. 5 indicates an intermediate data creation process of the second line L2, and the intermediate data creation process is performed between times t11 and t15.
[0109]
Since the line L2 also creates the intermediate data creation processing 612 itself between times t11 and t12, the GDI output 402 is notified at the time t12 that the intermediate data creation processing has been completed.
[0110]
The thread management table 703 indicates the status of the thread management table in the management table 405 at the time t11, that is, at the start of the intermediate data creation processing 612 of the second line L2.
[0111]
The rendering management table 704 shows the status of the rendering management table in the management table 405 at the time t11. At time t11, since no intermediate data creation processing has been completed, each of the renderable ID, the rendering ID, and the rendered ID is “0”.
[0112]
A process 613 illustrated in FIG. 5 indicates a process of creating intermediate data of the bitmap B1 between time t12 and time t17. Since the bitmap B1 also creates the intermediate data creation processing itself of the bitmap B1 between time t12 and time t17, the GDI output 402 is notified at time t13 that the intermediate data creation processing has been completed. .
[0113]
Further, the thread management table 705 shown in FIG. 7 shows the state of the thread management table in the management table 405 at the time t12, that is, at the start of the intermediate data creation processing of the bitmap B1. At the time t12, all three lines L1, L2 and bitmap B1 are being processed in parallel.
[0114]
Further, the rendering management table 706 shown in FIG. 7 shows the status of the rendering management table in the management table 405 at the time t12. At time t12, since no intermediate data creation processing has been completed, each of the renderable ID, the rendering ID, and the rendered ID is “0”.
[0115]
A process 614 illustrated in FIG. 5 indicates an intermediate data creation process of the text T1 between the time t13 and the time t16. Since the text T1 also creates the intermediate data creation processing itself of the text T1 between the time t13 and the time t16, the GDI output 402 is notified that the intermediate data creation processing is completed at the time t14.
[0116]
The thread management table 707 shown in FIG. 7 shows the state of the thread management table in the management table 405 at the time t13, that is, at the start of the intermediate data creation processing of the text T1. At the time t13, all four lines L1, L2, bitmap B1, and text T1 are being processed in parallel.
[0117]
Further, a rendering management table 708 illustrated in FIG. 7 illustrates a state of the rendering management table in the management table 405 at the time t13. At time t13, since no intermediate data creation processing has been completed, each of the renderable ID, the rendering ID, and the rendered ID is “0”.
[0118]
As described above, in the intermediate data creation processing of L1, L2, B1, and T1, the time required for the intermediate data creation processing 629 is from the earliest time (time t10) to the latest time (t17). However, since each intermediate data creation process notifies the GDI output 402 that the process has been completed when the intermediate data creation process itself has been created, the application 401 has completed all the processes related to printing at the time t14. , And the operation can be shifted to another operation other than the printing process.
[0119]
Therefore, application release 628 by the printer driver according to the present invention occurs at the timing of time t14.
[0120]
When this is compared with the conventional application release timing, the difference between the application release 622 and the application release 628 which is the application release timing of the present invention is the improvement time A, and the improvement time A is reduced.
[0121]
In FIG. 5, a process 615 indicates a rendering process of the first line L1. The rendering process 409 monitors the state of the management table 405, and enters a state in which the rendering process can be started first. Then, the rendering process 615 is started at the time t14 when the intermediate data creation process 610 ends. This rendering processing 615 is performed between times t14 and t16.
[0122]
The thread management table 709 indicates the status of the thread management table in the management table 405 at the time t14, that is, at the end of the intermediate data creation processing of the first line L1. At the time t14, rendering of the line L1 has been completed, and three lines L2, bitmap B1, and text T1 are in the process of creating intermediate data.
[0123]
The rendering management table 710 indicates the status of the rendering management table in the management table 405 at time t14. At the time t14, the intermediate data creation processing 610 of the first line L1 has been completed, and the rendering processing 409 relating to the processing has been started. Therefore, the renderable ID = “1”, the rendering ID = “1”, and the rendered ID = “0”, indicating that the rendering process 409 for the instruction of ID1 is being executed.
[0124]
The thread management table 711 shown in FIG. 7 shows the status of the thread management table in the management table 405 at time t15, that is, at the end of the intermediate data creation processing 612 of the second line L2. At the time t15, the instructions of the lines L1 and L2 have been completed, and the two items of the bitmap B1 and the text T1 are in the process of creating intermediate data.
[0125]
The rendering management table 712 shown in FIG. 7 shows the status of the rendering management table in the management table 405 at the time t15. At the time t15, the intermediate data creation processing 610 for the first line L1 and the intermediate data creation processing 612 for the second line L2 have been completed. The rendering table for the first line L1 has a renderable ID = “2”, a rendering ID = “1”, and a rendered ID = “0”, indicating that the rendering process 409 for the instruction of ID1 is being executed. , ID2 are waiting to be executed.
[0126]
A process 616 illustrated in FIG. 5 indicates a rendering process of the second line L2, similarly to the rendering process of the line L1. The intermediate data creation processing 612 of the second line L2 ends at the timing of time t15. However, the rendering processing 409 operating in parallel is performing the rendering processing 615 of the line L1 at the time t15. Since the rendering process is in progress, the rendering process 616 of the second line L2 is processed from time t16 to time t18 until the rendering process of the line L1 ends at time t16.
[0127]
At this time, as shown in FIG. 7, the thread management table 713 stores the time point of time t16, that is, the end point of the intermediate data creation processing 614 of the text T1, and the end point of the rendering processing 615 of the first line L1. 3 shows the status of the thread management table in the management table 405.
[0128]
At the time t16, the command is that the line L2 and the text T1 have been completed, and one bitmap B1 is in the process of creating intermediate data.
[0129]
The state of the rendering management table 714 in the management table 405 at the time t16 is that the intermediate data creation processing 610 of the first line L1 and the intermediate data creation processing 612 of the second line L2 at the time t16. And the intermediate data creation processing 614 of the text T1 has been completed.
[0130]
The rendering process 409 for the first line L1 starts at time t14 and ends at time t16. Therefore, regarding the line L1, both the intermediate data creation processing and the rendering processing have been completed, and at this point, there is no need for management. Therefore, the information regarding the line L1 is deleted from the thread management table 713.
[0131]
At the time t16, since the rendering process 409 for the second line L2 has started, the rendering management table indicates that the renderable ID = 2, the rendering ID = 2, the rendered ID = 1, and the instruction ID2 This indicates that the rendering process 409 is being executed.
[0132]
Here, the reason why the renderable ID is not “4” is because the state of the intermediate data creation processing 613 for the bitmap B1 on the thread management table 713 is “1” indicating that the processing is in progress.
[0133]
As described above, if the intermediate data creation processing is performed in parallel, depending on the data to be processed, the processing that has been started later may be completed earlier, but in the present embodiment, the management table By managing the intermediate data creation processing using the thread management table in 405, it is possible to control the rendering processing to be performed in the order output by the application.
[0134]
Further, the thread management table 715 at the time t17 shown in FIG. 7 shows the status of the thread management table of the management table 405 at the end of the intermediate data creation processing 613 of the bitmap B1. At time t17, all the instructions for the line L2, bitmap B1, and text T1 have been processed.
[0135]
The rendering management table 716 in the management table 405 at the time t17 shown in FIG. 7 includes an intermediate data creation process 610 for the first line L1, an intermediate data creation process 612 for the second line L2, and an intermediate data creation process for the text T1. Has been completed.
[0136]
At the time t17, since the rendering process 409 for the second line L2 is still being processed, the rendering management table indicates that the renderable ID = 4, the rendering ID = 2, the rendered ID = 1, and This indicates that the rendering process is being executed, and that the rendering process 409 for the instruction with the instruction ID3 or ID4 is waiting to be executed.
[0137]
The reason why the renderable ID has changed from “2” to “4” at the time from time t16 to time t17 is that the state for all instructions on the thread management table 715 is “2” and all intermediate This is because the data creation processing can be processed in order.
[0138]
A rendering process 617 illustrated in FIG. 5 illustrates a rendering process of the bitmap B1. At time t18, both the bitmap intermediate data creation processing 613 and the text intermediate data creation processing have been completed, and either processing is possible. However, if the rendering processing is not performed in the order output by the application 401, Since the intended result is not obtained by the application 401, the rendering process is performed on the bitmap output earlier. This rendering processing (for the bitmap B1) is performed between time t18 and time t19.
[0139]
Further, the thread management table 717 in the management table 405 at the time t18 shown in FIG. 7 shows a state at the time when the rendering processing 616 for the second line L2 is completed and the rendering processing 617 for the bitmap B1 is started. ing. At time t18, all the instructions for the bitmap B1 and the text T1 have been completed.
[0140]
The rendering management table 718 in the management table 405 at the time t18 includes intermediate data creation processing 610 for the first line L1, intermediate data creation processing 612 for the second line L2, and intermediate data creation processing 613 for the bitmap B1. , The intermediate data creation processing 614 of the text T1 has been completed.
[0141]
At the time t18, the rendering process 409 for the second line L2 has been completed and the rendering process 409 for the bitmap B1 has been started. Completed ID = 2, indicating that the rendering process for the instruction ID3 is being executed and the rendering process 409 for the instruction with the instruction ID4 is waiting to be executed.
[0142]
At the time t18, the rendering process 409 for the second line L2 has been completed, and the intermediate data creation process and the rendering process for the line L2 have been completed. At this point, there is no need for management. Therefore, the information on the line L2 is deleted from the thread management table 717.
[0143]
Further, the rendering process 618 shown in FIG. 5 shows a rendering process for the text T1. Since only the text created in the intermediate data creation process 614 can be processed at the time t19, a process related thereto is performed. This rendering process (for the text T1) is performed between times t19 and t20.
[0144]
The rendering management table 719 in the management table 405 at the time t19 indicates that the rendering processing 617 of the bitmap B1 and the intermediate data creation processing 618 of the text T1 have been started. At time t19, the instruction for the text T1 has been completed.
[0145]
Further, the rendering management table 720 in the management table 405 at the time t19 includes an intermediate data creation process 610 for the first line L1, an intermediate data creation process 612 for the second line L2, and an intermediate data creation process 613 for the bitmap B1. , The intermediate data creation processing 614 of the text T1 has been completed.
[0146]
At the time t19, the rendering process 409 for the second line L2 has been completed and the rendering process 409 for the bitmap B1 has started, so the rendering management table indicates that the renderable ID = 4 and the rendering ID = “ 4 ", rendered ID = 3, indicating that rendering processing for the instruction ID3 is being executed and rendering processing 409 for the instruction with the instruction ID4 is being executed.
[0147]
At the time t19, the rendering process 409 for the bitmap B1 has been completed, and the intermediate data creation process and the rendering process for the bitmap B1 have been completed. At this point, there is no need for management. Therefore, information on the bitmap B1 is deleted from the thread management table 719.
[0148]
As described above, the time (time t14 to t20) for sequentially processing the rendering processing of the lines L1, L2, the bitmap B1, and the text T1 is the time required for the rendering processing 631. When the processing up to this point is completed, the printer driver 416 has completed the processing. Thereafter, the page bitmap 410 is sent to the printer 417 and only printed.
[0149]
A print process 619 illustrated in FIG. 5 indicates that the page bitmap 410 is sent to the printer 417 to perform a print process between times t20 and t21.
[0150]
Further, the rendering management table 721 in the management table 405 at the time t20 shows a state in which the rendering process 618 has been completed for the text T1. At time t19, the table is empty because there is no unprocessed intermediate data creation process.
[0151]
The rendering management table 722 in the management table 405 at the time t20 includes an intermediate data creation process 610 for the first line L1, an intermediate data creation process 612 for the second line L2, an intermediate data creation process 613 for the bitmap B1, and a text. This indicates that the intermediate data creation processing 614 of T1 has been completed.
[0152]
At the time t20, the rendering process 409 for the text T1 has been completed, so the rendering management table has the renderable ID = 4, the rendering ID = “4”, the rendered ID = “4”, and all the commands Has been completed.
[0153]
At the last time t21 shown in FIG. 5, the timing at which the paper output from the printer is completed according to the print processing 633 is shown.
[0154]
Then, comparing the improvement degree of the print processing time according to the present embodiment and the print processing time according to the present embodiment, an improvement time 635 which is a difference between the print end 626 and the print end 634 occurs. This difference is the time for which the total printing time can be reduced as compared with the related art.
[0155]
[Second embodiment]
FIG. 8 is a diagram for explaining a data processing state by a printer driver in an information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. The same reference numerals as in FIG. 5 (the same as in the first embodiment) denote the same parts. It is attached.
[0156]
FIG. 9 is a view for explaining an example of a management table managed by a printer driver in the information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. The structure of the management table is the same as that of the first embodiment shown in FIG. It is.
[0157]
Hereinafter, data processing will be described by taking as an example a case where objects similar to those in the first embodiment, for example, lines L1, L2, bitmap B1, and text T1 constitute one page of print data.
[0158]
The difference between the first embodiment and the second embodiment is that the intermediate data creation processes 406 and 407 which are dynamically created in the first embodiment are different from the rendering process 409 which is created in the second embodiment. At the same time, the process is changed to a process in which a certain number is created and the intermediate data creation process is started.
[0159]
In particular, in the example shown in FIG. 8, two intermediate data creation processes are prepared. In the present embodiment, the number of intermediate data creation processes to be created in advance is not limited to two, and other information such as the scale of a program, data processing capability of a CPU (change in load condition), memory capacity, and the like. Depending on the condition, a number other than 2 may be created.
[0160]
Alternatively, the number to be created on the external memory 11 may be set, and the number of intermediate data creation processes may be determined with reference to the number. Alternatively, the number may be dynamically set in accordance with the availability of the RAM 2 or the load of the CPU 1, and the number may be created at the same time when the rendering process 409 is created.
[0161]
In FIG. 8, an intermediate data creation process 810 corresponds to the intermediate data creation process for the first line L1, and is performed between times t80 and t82. A timing 811 indicates a timing at which necessary information is passed to the intermediate data creation processing 810, and a notification that the intermediate data creation processing has been completed can be given to the GDI output 402.
[0162]
Since the intermediate data creation processing 810 is actually completed at the time t82, it is possible to notify the GDI output 402 that the intermediate data creation processing has been completed earlier by the difference between the times t81 and t82. Become.
[0163]
This means that the application 401 can output the next data accordingly. Therefore, the intermediate data creation processing 812 for the second line L2 can be performed from time t81.
[0164]
Furthermore, comparing time t10 to time t11 in the first embodiment and time t80 and time t81 in the second embodiment, the time from time t80 to time t81 in the second embodiment is shorter. It is shown.
[0165]
That is, in the first embodiment, the intermediate data creation processing itself is first dynamically created before the intermediate data creation processing is started, and the time from time t10 to time t11 is required as the creation time. .
[0166]
On the other hand, in the second embodiment, two intermediate data creation processes are created in advance simultaneously with the creation of the rendering process 409, and data necessary for the two intermediate data creation processes is delivered. Is needed.
[0167]
Generally, as compared with the case where a new process is created on the OS, the time required for transferring data to the created process is much shorter than that of the process that has already been created. The effect that occurs.
[0168]
The thread management table 901 in the management table 405 at the time t80 shown in FIG. 9 shows the state at the start of the rendering processing 810 for the first line L1.
[0169]
Note that the thread management table is used for managing a plurality of parallelly executed intermediate data creation processes, and the rendering process 409 operates by monitoring this. The thread management table has four items: an instruction ID, an instruction, a thread, and a state. The instruction ID is an ID indicating a series of orders of GDI instructions output from the GDI output 402, and is controlled using this value so that the rendering processing 409 is performed in the order output from the GDI output 402.
[0170]
The instruction indicates the type of the GDI instruction. The thread indicates a number called a thread number, which is automatically assigned by the OS. The state indicates what state the intermediate data creation process is currently in. In the example shown in FIG. 9, “1” indicates that intermediate data creation is in progress, and “2” indicates completion of the intermediate data creation process. The thread management table 901 at the time t80 indicates a state in which intermediate data creation processing is being performed by an instruction for the line L1.
[0171]
Here, the configuration and function of the rendering management table will be described.
[0172]
The rendering management table is used for the purpose of managing the rendering process 409 that is performed in parallel with the intermediate data creation process that is performed in parallel, and the rendering management table includes a rendering-possible ID, a rendering ID, and a rendered ID. There are two items.
[0173]
Among these, the renderable ID indicates an instruction ID that can start the rendering process among the data registered in the thread management table, and at the time t80, no intermediate data creation process is completed. Since it has not been done, it is "0" indicating that nothing can be done.
[0174]
The rendering-in-progress ID indicates an instruction ID of the data currently registered in the thread management table, which is currently performing the rendering process. At the timing of time t80, since no intermediate data creation process has been completed, the value is "0" indicating that nothing is being performed.
[0175]
The rendered ID indicates an instruction ID for which rendering processing has been completed among data registered in the thread management table. At the timing of time t80, since no intermediate data creation process has been completed, the value is "0" indicating that nothing is being performed.
[0176]
A process 812 illustrated in FIG. 8 illustrates the intermediate data creation process of the second line L2 at time t81 to time t83. Then, at the time when the time has passed from time t81 by the same amount as the time between time t80 and time t81, the GDI output 402 is notified that the intermediate data creation processing has been completed.
[0177]
The thread management table 903 shown in FIG. 9 shows the situation in the management table 405 at the time t81, that is, at the time of disclosure of the intermediate data creation processing 812 of the second line L2, and at the time t81 , Lines L1 and L2 are both in the process of creating intermediate data.
[0178]
Further, the rendering management table 904 shown in FIG. 9 shows the rendering status at time t81. At this time t81, no intermediate data creation processing has been completed. Each of the rendered IDs is “0”.
[0179]
A process 813 illustrated in FIG. 8 indicates a process of creating intermediate data of the bitmap B1 from time t82 to time t87. A notification to the GDI output 402 that the intermediate data creation processing of the second line L2 of the immediately preceding processing 812 has been completed at the time when the time t81 has elapsed by the same amount as the time between the time t80 and the time t81. However, at the time when the process 812 enters the intermediate data creation process of the second line L2, both of the two intermediate data creation processes are being processed. Therefore, in this process 813, the intermediate data creation process of the bitmap B1 is waited until one of the two prepared intermediate data creation processes being completed is completed, and in the process 810, the first line L1 At the time t82 when the intermediate data creation processing ends, the processing is started in place of the time t82.
[0180]
Then, in a process 813, at the time t83, the GDI output 402 is notified that the intermediate data creation process has been completed.
[0181]
The thread management table 905 in the management table 405 at the time t82 shown in FIG. 9 indicates the situation at the start of the processing 813 (for the bitmap B1) and at the time of starting the rendering processing of the processing 815 (line L1). At the time t82, both the line L2 and the bitmap B1 are in the process of creating intermediate data.
[0182]
The rendering management table 906 in the management table 405 at the time t82 indicates that the rendering processing for the line L1 has been started since the creation processing of the intermediate data creation processing 810 for the first line L1 has been completed. Renderable ID = “1”, Rendering ID = “1”, Rendered ID = “0”.
[0183]
In the first embodiment, when the rendering process 409 is completed, the information of the corresponding instruction ID is deleted from the thread management table. In the second embodiment, when the rendering process 409 is entered, the corresponding instruction ID is deleted from the thread management table. The instruction ID information to be deleted is deleted. Therefore, the information about the line L1 has been deleted from the thread management table 905 at the time t82.
[0184]
A process 814 illustrated in FIG. 8 illustrates an intermediate data creation process of the text T1 from time t83 to time t86. Note that the text T1 also notifies the GDI output 402 that the intermediate data creation processing has been completed at the time t84.
[0185]
The thread management table 907 in the management table 405 at the time t83 shown in FIG. 9 shows the situation at the start of the intermediate data creation processing 814 of the text T1. At the time t83, the command for the line L2 has been completed, rendering is awaiting, and both the bitmap B1 and the text T1 are in the process of creating intermediate data.
[0186]
The rendering management table 908 in the management table 405 at the time t83 indicates that the intermediate data creation processing 810 for the first line L1 and the intermediate data creation processing 811 for the second line L2 have been completed. Since the rendering process is in progress, the rendering management table has the renderable ID = “2”, the rendering ID = “1”, and the rendered ID = “0”.
[0187]
The thread management table 909 in the management table 405 at the time t84 shown in FIG. 9 shows a situation in which the GDI output 402 is notified that the intermediate data creation processing 814 of the text T1 has been completed. At the time t84, the command for the line L2 has been completed, rendering is awaiting, and both the bitmap B1 and the text T1 are in the process of creating intermediate data.
[0188]
The rendering management table 910 in the management table 405 at the time t84 is such that the creation processing of the intermediate data creation processing 810 of the first line L1 and the intermediate data creation processing 811 of the second line L2 are completed, and Since the rendering process is in progress, the rendering management table has the renderable ID = “2”, the rendering ID = “1”, and the rendered ID = “0”.
[0189]
As described above, the difference between the earliest time (time t80) and the latest time (time t87) in the intermediate data generation processing of the lines L1, L2, the bitmap B1, and the text T1 is the time 823 required for the intermediate data generation. . However, since each intermediate data creation process notifies the GDI output 402 that the process is completed when the data necessary for itself is delivered, the application 401 performs the process related to printing at the time t84. Now that all the operations have been completed, the user can proceed to operations other than the printing process.
[0190]
The difference between the application release 628 in the first embodiment and the application release 822 in the present embodiment is the improvement time 821, and the difference is further reduced by the second embodiment as compared with the first embodiment. It is the application release time that can be done.
[0191]
A process 815 illustrated in FIG. 8 illustrates a rendering process of the first line L1 from time t82 to time t85. The rendering process 409 shown in FIG. 6 monitors the state of the management table 405, and starts the rendering process 815 at the time t82 when the intermediate data creation process 810 ends.
[0192]
A process 816 illustrated in FIG. 8 illustrates a rendering process of the first line L2 at the time t85 to the time t87. The intermediate data creation processing 812 for the second line L2 ends at the timing of time t83, but the rendering processing 409 operating in parallel still renders the rendering processing 815 for the first line L1 at the time t83. Is performed, the rendering process 816 for the second line L2 is started after waiting until time t85 when the rendering process for the line L1 ends.
[0193]
The thread management table 911 in the management table 405 at the time t85 shown in FIG. 9 shows the situation at the end of the rendering processing 815 of the first line L1, and at the time t85, the bitmap B1 and the text The intermediate data creation process of T1 is in progress.
[0194]
The rendering management table 912 in the management table 405 at the time t85 indicates that the creation processing of the intermediate data creation processing 810 for the first line L1 and the creation processing 812 of the intermediate data for the second line L2 are completed, and The rendering processing is started and ended at time t82, and the rendering processing 409 for the second line L2 is started. Therefore, in the rendering management table at the time t85, the renderable ID = “2”, the rendering ID = “2”, the rendered ID = “1”, and the rendering process 409 for the instruction ID2 is being executed. Is shown.
[0195]
The thread management table 913 in the management table 405 at the time t86 shown in FIG. 9 shows the situation at the end of the rendering processing 814 of the text T1, and at the time t86, one bitmap B1 is processed. The intermediate data creation processing for the text T1 is completed, and the rendering processing 409 is awaited.
[0196]
The rendering management table 914 in the management table 405 at the time t86 includes the creation processing of the intermediate data creation processing 810 of the first line L1, the creation processing 812 of the intermediate data of the second line L2, and the creation processing 814 of the intermediate data of the text T1. Are completed, the rendering processing for the line L1 is started and ended at time t82, and the rendering processing 409 for the second line L2 is started. Therefore, in the rendering management table at the time t86, the renderable ID = “2”, the rendering ID = “2”, the rendered ID = “1”, and the rendering process 409 for the instruction ID2 is being executed. Is shown.
[0197]
A process 817 illustrated in FIG. 8 illustrates a rendering process of the bitmap B1 from time t87 to time t88. At time t87, both the intermediate data creation processing 813 for the bitmap B1 and the intermediate data creation processing 814 for the text T1 have been completed, and either processing is possible. However, the rendering processing is performed in the order output by the application 401. If not, the intended result is not obtained by the application 401, so that the rendering process for the previously output bitmap is performed.
[0198]
The thread management table 915 in the management table 405 at the time t87 shown in FIG. 9 shows a state where the rendering processing 817 for the second line L2 has been completed and the rendering processing for the bitmap B1 has started. At time t87, one case of the text T1 has been completed, and the rendering process 409 is waiting.
[0199]
The rendering management table 916 in the management table 405 at the time t87 includes the creation processing of the intermediate data creation processing 810 of the first line L1, the creation processing 812 of the intermediate data of the second line L2, and the creation processing 814 of the intermediate data of the text T1. Are completed, rendering processing for the line L2 is completed, and rendering processing 409 for the bitmap B1 has been started. Therefore, in the rendering management table at the time t87, the renderable ID = “4”, the rendering ID = “3”, the rendered ID = “2”, and the rendering process 409 for the instruction ID3 is being executed. Further, it indicates that the rendering process 409 for the instruction ID 4 is waiting to be executed.
[0200]
At the time t87, the rendering process 409 for the bitmap B1 has been started, and is therefore deleted from the thread management table 915.
[0201]
The processing 818 shown in FIG. 8 shows the rendering processing of the text T1 from time t88 to time t89 because only the text created in the intermediate data creation processing 814 can be processed at the time t88.
[0202]
The thread management table 917 in the management table 405 at the time t88 shown in FIG. 9 shows a state in which the rendering process 817 for the bitmap B1 has been completed and the rendering process 818 for the text T1 has started. At the time t88, there is no instruction waiting for the rendering process 409, so the thread management table 917 is empty.
[0203]
The rendering management table 918 in the management table 405 at the time t88 includes the creation processing of the intermediate data creation processing 810 of the first line L1, the creation processing 812 of the intermediate data of the second line L2, and the creation processing of the intermediate data of the bitmap B1. 813 and the intermediate data creation processing 814 of the text T1 have been completed. Therefore, at the time t88, the rendering process 409 for the bitmap B1 has ended and the rendering process 409 for the text T1 has started, so the rendering management table shows that the renderable ID = “4” and the rendering ID = “ 4 ”, rendered ID =“ 3 ”, indicating that the rendering process 409 for the instruction ID 4 is being executed.
[0204]
At the time t88, the rendering process 409 for the text T1 has been started, and is thus deleted from the thread management table 915.
[0205]
As described above, the time (time t82 to t89) for sequentially rendering the lines L1 and L2, the bitmap B1, and the text T1 is the time required for rendering 824.
[0206]
When the processing up to this point is completed, the printer driver 416 has completed the processing, and only sends the page bitmap 410 to the printer 417 and prints it.
[0207]
A process 819 illustrated in FIG. 8 indicates a print process of sending the page bitmap 410 to the printer 417 and performing printing. The print process 819 is performed between times t89 and t90.
[0208]
The thread management table 917 in the management table 405 at the time t89 shown in FIG. 9 shows a state where the rendering process 817 of the text T1 has been completed. At the time t89, there is no instruction waiting for the rendering process 409, so the thread management table 919 is empty.
[0209]
The rendering management table 920 in the management table 405 at the time t89 includes the creation processing of the intermediate data creation processing 810 of the first line L1, the creation processing 812 of the intermediate data of the second line L2, and the creation processing of the intermediate data of the bitmap B1. 814 and the intermediate data creation processing 814 of the text T1 have been completed.
[0210]
Therefore, at the time t89, the rendering process 409 for the text T1 has ended, and the rendering management table indicates that the renderable ID = “4”, the rendering ID = “4”, and the rendered ID = “4”. This indicates that the rendering processing 409 for all instructions has been completed.
[0211]
At the time t89, the thread management table 919 is empty, as in the time t88.
[0212]
The time point t90 at the end of the time required for the process 819 shown in FIG. 8 indicates the timing when the output of the sheet from the printer is completed.
[0213]
The difference between the print end 634 in the process according to the first embodiment and the print end 827 in the process according to the second embodiment is an improvement time 828, and this difference is the second time compared to the first embodiment. This corresponds to a reduction in the total printing time required based on the configuration according to the embodiment.
[0214]
As described above, according to the second embodiment, the upper limit can be set to the number of processes that operate simultaneously in the printer driver. Becomes possible.
[0215]
Hereinafter, the configuration of a data processing program readable by the information processing apparatus according to the present invention will be described with reference to a memory map shown in FIG.
[0216]
FIG. 10 is a diagram illustrating a memory map of a storage medium that stores various data processing programs that can be read by the information processing device according to the present invention.
[0219]
Although not shown, information for managing a group of programs stored in the storage medium, for example, version information, a creator, and the like are also stored, and information dependent on the OS or the like on the program reading side, for example, a program is identified and displayed. Icons and the like may also be stored.
[0218]
Further, data dependent on various programs is also managed in the directory. In addition, a program for installing various programs on a computer or a program for decompressing a program to be installed when the program to be installed is compressed may be stored.
[0219]
The functions shown in FIGS. 5 and 8 in the present embodiment may be executed by a host computer by a program installed from the outside. In this case, the present invention is applied even when a group of information including a program is supplied to the output device from a storage medium such as a CD-ROM, a flash memory, or an FD, or from an external storage medium via a network. Things.
[0220]
As described above, the storage medium storing the program codes of the software for realizing the functions of the above-described embodiments is supplied to the system or the apparatus, and the computer (or CPU or MPU) of the system or the apparatus stores the storage medium in the storage medium. It goes without saying that the object of the present invention is also achieved by reading and executing the program code thus obtained.
[0221]
In this case, the program code itself read from the storage medium implements the novel function of the present invention, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
[0222]
As a storage medium for supplying the program code, for example, a flexible disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM, EEPROM, or the like may be used. it can.
[0223]
When the computer executes the readout program code, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an OS (Operating System) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a part or all of the actual processing is performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0224]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided on a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. It goes without saying that a CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the processing realizes the functions of the above-described embodiments.
[0225]
【The invention's effect】
As described above, according to the first to eighth aspects of the present invention, it is possible to analyze an object in drawing information from an operating system and create a plurality of intermediate data for developing a bitmap image. When developing each of the created intermediate data into a bitmap image that can be printed by a printing unit, the first management table manages the creation status of the created plurality of intermediate data, and the managed Based on the intermediate data, a rendering state to be developed into a bitmap image by the developing means is managed in a second management table. Control is performed so as to sequentially develop the bitmap image from the objects that can start developing the bitmap image. Without forcing the controller burden of performing, improve efficiency of the intermediate data generation process, an effect that can greatly reduce the printing time until you print the bitmap image to be developed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view illustrating a configuration of a printing apparatus capable of communicating with an information processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of a printing system to which the information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention can be applied.
FIG. 3 is a diagram illustrating functions of a printer driver on a host computer shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram illustrating a page processing state by the printer driver shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a diagram illustrating a page processing state in the information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating a data processing state by a printer driver in the information processing apparatus according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a table managed by a printer driver in the information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram illustrating a data processing state by a printer driver in the information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a management table managed by a printer driver in the information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a memory map of a storage medium that stores various data processing programs that can be read by the information processing apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 CPU
2 RAM
3 ROM
8 PRTC
11 External memory

Claims (8)

アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバであって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能な中間データ作成手段と、
前記中間データ作成手段により作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開手段と、
前記中間データ作成手段により並行して作成される複数の中間データの作成状況を管理する第１の管理テーブルと、
前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を管理する第２の管理テーブルと、
前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開手段により順次ビットマップイメージに展開させる第１の制御手段と、
を有することを特徴とするプリンタドライバ。A printer driver that analyzes drawing information output from an application to generate information that can be interpreted by a printing apparatus and transfers the information to the printing apparatus. The printer driver analyzes an object in the drawing information and develops it into a bitmap image. Intermediate data creation means capable of creating a plurality of intermediate data for
Expanding means for expanding each intermediate data created by the intermediate data creating means into a bitmap image printable by a printing unit;
A first management table for managing the creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation means;
A second management table that manages a rendering state to be expanded into a bitmap image by the expansion unit based on the intermediate data managed by the first management table;
First control means for, based on a change in the state of the first and second management tables, sequentially developing the intermediate data into a bitmap image from the object capable of starting bitmap image development by means of the development means; When,
A printer driver comprising: アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバであって、前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを同時に複数作成可能な中間データ作成手段と、
前記中間データ作成手段により作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開手段と、
前記中間データ作成手段により並行して作成される複数の中間データの作成状況を管理する第１の管理テーブルと、
前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開手段によりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を管理する第２の管理テーブルと、
前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開手段により順次ビットマップイメージに展開させる第２の制御手段と、
を有することを特徴とするプリンタドライバ。A printer driver that analyzes drawing information output from an application to generate information that can be interpreted by a printing device and transfers the information to the printing device, and analyzes an object in the drawing information to develop a bitmap image. Intermediate data creation means capable of simultaneously creating a plurality of intermediate data for
Expanding means for expanding each intermediate data created by the intermediate data creating means into a bitmap image printable by a printing unit;
A first management table for managing the creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation means;
A second management table that manages a rendering state to be expanded into a bitmap image by the expansion unit based on the intermediate data managed by the first management table;
A second control unit that, based on a change in the state of the first and second management tables, sequentially develops the bitmap image from an object for which the creation of the intermediate data is completed and a bitmap image can be developed into the bitmap image by the development unit; When,
A printer driver comprising: 前記描画情報は、オペレーティングシステムから発行されるＧＤＩ命令群で構成されることを特徴とする請求項１または２記載のプリンタドライバ。3. The printer driver according to claim 1, wherein the drawing information includes a group of GDI instructions issued from an operating system. アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバにおける印刷制御方法であって、
前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを複数作成可能な中間データ作成ステップと、
前記中間データ作成ステップにより作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開ステップと、
前記中間データ作成ステップにより並行して作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理する第１の管理ステップと、
前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開ステップによりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理する第２の管理ステップと、
前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開ステップにより順次ビットマップイメージに展開させる第１の制御ステップと、
を有することを特徴とする印刷制御方法。A print control method in a printer driver that analyzes drawing information output from an application to generate information interpretable by the printing device and transfers the information to the printing device,
Analyzing the object in the drawing information, an intermediate data creating step capable of creating a plurality of intermediate data for developing into a bitmap image,
A developing step of developing each intermediate data created by the intermediate data creating step into a bitmap image that can be printed by a printing unit;
A first management step of managing a creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation step in a first management table;
A second management step of managing, in a second management table, a rendering situation developed into a bitmap image by the development step based on the intermediate data managed by the first management table;
A first control step of, based on a change in the state of the first and second management tables, sequentially developing the intermediate data into a bitmap image from the object at which bitmap image development can be started and the development step being performed; When,
A print control method comprising: アプリケーションから出力される描画情報を解析して印刷装置が解釈可能な情報を生成して印刷装置に転送するプリンタドライバにおける印刷制御方法であって、
前記描画情報中のオブジェクトを解析して、ビットマップイメージに展開させるための中間データを同時に複数作成可能な中間データ作成ステップと、
前記中間データ作成ステップにより作成される各中間データを印刷部が印刷可能なビットマップイメージに展開する展開ステップと、
前記中間データ作成ステップにより並行して作成される複数の中間データの作成状況を第１の管理テーブルで管理する第１の管理ステップと、
前記第１の管理テーブルにより管理される中間データに基づいて、前記展開ステップによりビットマップイメージに展開するレンダリング状況を第２の管理テーブルで管理する第２の管理ステップと、
前記第１，第２の管理テーブルの状態変化に基づいて、前記中間データの作成が完了してビットマップイメージ展開開始可能なオブジェクトから前記展開ステップにより順次ビットマップイメージに展開させる第２の制御ステップと、
を有することを特徴とする印刷制御方法。A print control method in a printer driver that analyzes drawing information output from an application to generate information interpretable by the printing device and transfers the information to the printing device,
Analyzing the object in the drawing information, an intermediate data creating step capable of simultaneously creating a plurality of intermediate data for developing into a bitmap image,
A developing step of developing each intermediate data created by the intermediate data creating step into a bitmap image that can be printed by a printing unit;
A first management step of managing a creation status of a plurality of intermediate data created in parallel by the intermediate data creation step in a first management table;
A second management step of managing, in a second management table, a rendering situation developed into a bitmap image by the development step based on the intermediate data managed by the first management table;
A second control step of sequentially developing the bitmap image from an object for which the creation of the intermediate data is completed and a bitmap image can be started based on the state change of the first and second management tables into the bitmap image by the developing step When,
A print control method comprising: 前記描画情報は、オペレーティングシステムから発行されるＧＤＩ命令群で構成されることを特徴とする請求項３または４記載の印刷制御方法。The print control method according to claim 3, wherein the drawing information includes a group of GDI instructions issued from an operating system. 請求項４〜６のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。A computer-readable storage medium storing a program for realizing the print control method according to claim 4. 請求項４〜６のいずれかに記載の印刷制御方法を実現することを特徴とするプログラム。A program for realizing the print control method according to any one of claims 4 to 6.
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