JP2004037546A - 写真印画紙用支持体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体において、該原紙が木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した原紙であって、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|が10度以内、かつ、地合指数が25以上にすることにより得られる。その製造方法として、パルプスラリーをヘッドボックスよりワイヤー上に吐出し、幅方向の坪量プロファイルをパルプスラリーの濃度によってコントーロールするとともに、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を調節し、望ましくは、ヘッドボックスの駆動側および操作側のエッジフロー流量を全スライス流量に対して、それぞれ0.3%以上0.6%以下の範囲内で調節し、且つ、シェーキング強度を45以上に調節して達成できる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は地合、カール性に優れた原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体およびその製造方法に関する。更に詳しくは、原紙の地合指数を上げ、表裏配向角度差の絶対値|θ|を小さくすることにより、樹脂被覆後の面質がよく、ねじれカールのない、写真印画紙用支持体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂被覆写真印画紙用の原紙を抄紙機にて、抄造した場合にワイヤーパート上での分散不良に起因する面質不良、ねじれカールは長年の課題であり、更なる品質が要求されている。地合不良に起因する面質不良は、写真用印画紙の写像性不良に影響し、また、ねじれカールは写真印画紙の現像プロセッサー中の搬送性に影響を及ぼす。現像がより高速処理されるので、わずかなねじれでも改良が必要となって来た。また写真プリントとなった時、ねじれカールがあると、商品価値の低下にもなる。
【0003】
従来は地合、面質の改良には、ワイヤー速度とパルプスラリーのジェット流速度の比やワイヤー上での脱水パターンを調整したり、又抄紙機ワイヤーパートにシェーキング装置を設ける方法で行って来た。シェーキングに関しては、TAPPI(1966)Vol.49No.10に長網抄紙機の地合形成とシェーキング強度の関係が開示されている。シェーキング強度が30以上の場合に、1つの関係式に集約出来、30〜60で顕著な地合改善が得られ、60〜90では、地合改善が少なくなり、90を超えると殆ど地合改善が見られなくなり、30未満では、シェーキング強度と地合形成の関係は説明出来ないとの開示がなされている。同文献によるシェーキング強度とは、下記一般式で定義されるものである。
N=F2×A/S
N:SHAKE NUMBER〔回2/min〕
F:振動数〔回/min〕
A:振幅〔インチ〕
S:抄紙機スピード〔フィート/min〕
なおインチ、フィートで用いられているが、メートル法にするためには、1/122 倍すれば良いが、当業界の慣例に従って、インチ、フィートで表わす。
しかしながら、これらの技術を使っても、面質とねじれカールを両立させた、より良い満足すべき写真印画紙用支持体は得られていない。
【0004】
そのような中で、本発明者らは、本発明の面質が良く、ねじれカールのない写真印画紙用支持体及びその製造方法を見い出した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体およびその製造方法において、長年の課題である面質が良く、ねじれカールのない写真印画紙用支持体及びその製造方法を提供して、写像性の良好な、現像がより高速処理されても、現像プロセッサー中の搬送性に影響を及ぼさない、プロセッサーにおけるねじれカールがなく、プリントの揃いに関して良好な写真用印画紙を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討した結果、以下の発明を見い出した。即ち、請求項1の発明は、原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体において、該原紙が木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した原紙であって、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|が10度以内、かつ、地合指数が25以上であることを特徴とする写真印画紙用支持体である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体の製造方法において、木材繊維を主成分とするパルプスラリーをヘッドボックスよりワイヤー上に吐出し、幅方向の坪量プロファイルをパルプスラリーの濃度によってコントロールするとともに、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し調整し、且つ、シェーキング強度を45以上に調節して原紙を抄造することを特徴とする写真印画紙用支持体の製造方法である。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、望ましくは、ヘッドボックスの駆動側、操作側のそのそれぞれのエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.3%以上0.6%以下の範囲で調節することを特徴とする写真印画紙用支持体の製造方法である。
【0008】
請求項4の発明は、オントップワイヤーを用いることを特徴とする請求項2記載の写真印画紙用支持体の製造方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の写真印画紙用支持体およびその製造方法について詳細に説明する。
【0010】
本発明者らは、まず、原紙の紙層構造と写真印画紙用支持体のカールとの関係について検討した。
【0011】
一般に、抄紙機上においてパルプ繊維のスラリーを均一にヘッドボックスからワイヤーパート上に着地させることは重要なことであるが、近年、抄紙機の高速化、広幅化の傾向の中で、スラリーを完全に均一に噴出させることは非常に難しい。結果、抄紙機を使って抄造された写真印画紙用支持体の原紙には、どうしても、原紙の幅手方向にわたって、表裏での繊維配向角の異なる原紙が抄造されるのが現実である。
原紙の繊維配向性に表裏差があると、原紙自身がねじれた状態でカールしようとする。たとえ、原紙の表裏を樹脂で被覆したとしても、原紙を構成する繊維に寸法変化が生じ、結果、原紙の表裏で繊維配向性が異なった場合には、写真印画紙が現像処理機を通過した際に、急激な加熱処理を受け、ねじれカールが生じることを見出した。そして、原紙の表裏の繊維配向角度差と写真印画紙の現像処理後に発生するねじれカールの関係について鋭意検討した結果、原紙の両面を樹脂被覆してなる本発明の写真印画紙用支持体において、木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した該原紙について、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|を10度以内にすることによって、かかる写真印画紙用支持体に乳剤を塗布し、写真印画紙となし、この写真印画紙を現像プロセッサーに通した際、プロセッサー内で長尺の印画紙がジャムったり、又、プリントとなした際にプリント一枚一枚のねじれカールに起因するところの、きれいに重ならならずそろわないといったトラブルを回避することを見出した。
【0012】
本発明における表面配向角度(以下、θ1とも記す)とは、用いた抄紙機のリーラー上に巻き取られた原紙を表裏に2分割した際に、原紙の表面(ボトムワイヤー面と反対の面)の平均的な繊維の並び方向、すなわち、繊維が最も多く並んでいる方向を意味していて、ワイヤー側を下にしてマシン方向を零度として時計方向への回転角度をプラスの角度で、反時計方向への回転角度をマイナスの角度で表す。裏面配向角度(以下、θ2とも記す)とは、同様に、原紙の裏面(ワイヤー面)の繊維の平均的な繊維の並び方向、すなわち、繊維が最も多く並んでいる方向を意味していて、ワイヤー側を下にしてマシン方向を零度として時計方向をプラスの角度で、反時計方向をマイナスの角度で、表側から見た角度を表す。
【0013】
本発明における配向角度は、原紙の面方向での超音波の伝達速度の異方性を利用して測定することができる。本測定法は、超音波が繊維中を通過する速度より繊維間を通過する速度の方が、速度が遅くなり、その差より繊維の配向角度を測定することを基本原理とする。
【0014】
次に、本発明者らは、本発明の写真印画紙用支持体の面質と原紙の地合の関係について検討した。地合の良し悪しについては、地合の良い原紙を使用した場合には、質量変動が少なく、樹脂を原紙表面に被覆した後の表面の平滑性も良好なものが得られる。一般に、地合の定量化については、光の透過光量、軟X線の線量を利用した方法があるが、写真印画紙用支持体の地合を正確に定量化し、迅速に測定する為に、本発明者らは、原紙の質量変動の均一性の指標として、M/KSystems社のMK地合計が有用であり、且つ、光学ドラム部分を改良した地合計で測定した地合指数が、原紙に樹脂被覆した後の写真印画紙用支持体の面質、特に、目視による面質と良好な相関関係にあることを見いだした。改良前のM/K Systems社のMK地合計でも、ある程度の地合の定量化が可能と考えられるが、写真印画紙用支持体のような良好な地合を正確に定量化する為には、本測定装置の光学ドラムの微妙な厚みの歪みも影響することがわかった。本発明者らは、鋭意検討した結果、地合指数としては、特定の仕様のガラス製光学ドラム(厚さ2.29mm、厚さムラ0.14mm以下)を使ったM/K Systems社のMK地合計で測定した計器でより正確な地合ムラを測定ができ、本測定装置で測定した地合指数が25以上の原紙に、樹脂加工することで良好な面質をした写真印画紙用支持体を得ることができることを見いだした。
【0015】
以上述べたように、本発明の写真印画紙用支持体において、原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体において、該原紙が木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した原紙であって、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|が10度以内、かつ、地合指数が25以上である場合に、地合、面質が良く、ねじれカールの抑制された、写真印画紙用支持体が得られ、写真用印画紙の写像性の良好な、写真印画紙の現像プロセッサー中の搬送性の良好な写真用印画紙となる。
【0016】
発明者らは、請求項1記載の写真印画紙用支持体の製造方法について、詳細に検討した。本発明の原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体の原紙の製造には長網抄紙機をはじめとする公知の抄紙機を用いる。従来、抄紙機のヘッドボックスにおいてリップ開度の調節による、巾方向の坪量プロファイル制御を実施していた。しかしながら、リップ開度の調整による坪量プロファイル制御では、巾方向の坪量の均一性と繊維配向性の均一性を同時に満足させることは容易でない。坪量を減らすためにリップ開度を部分的に閉めた場合、リップ出口の流量が減少することから坪量は減少する。しかし、繊維配向性に関しては、リップ開度を閉めた部分の圧力が部分的に他より高くなり、リップ開度を閉めた部分から閉めない部分へ向かって流れる横流れが生じるため、繊維配向性がこの部分のみ不均一となる。すなわち巾方向で均一な坪量プロファイルを得るため、各所でリップ開度を調節すると各所で繊維配向が不均一となり、巾方向で均一な繊維配向性を得ることが難しくなる。
【0017】
これに対し、本発明におけるパルプスラリーの濃度による巾方向の坪量プロファイル制御ではリップ開度の調節の代わりに部分的にパルプスラリーの濃度を調整する。坪量を減らすには、高濃度のスラリーに低濃度のスラリーを混合してパルプスラリーの濃度を下げて坪量を減らす。坪量を増やす場合は低濃度スラリーの混合比を下げてパルプスラリーの濃度を上げる。高濃度のパルプスラリーと低濃度のパルプスラリーの合計流量は一定になるよう調整されていることから、リップ開度の調節で発生していた部分的な圧力変動による横流れが発生しないため、巾方向で均一な繊維配向性が得られる。従って、パルプスラリーの濃度による巾方向の坪量プロファイル制御によると巾方向で均一な坪量と均一な繊維配向性の両方を満足させることができる。
【0018】
リップ両端部では、ヘッドボックスサイド壁面とスライス流との摩擦およびサイドデッケル(ワイヤー上の紙料の広がりを抑えるためにヘッドボックス出口の両サイドに設けたボード)からの反射波の影響を軽減させる必要がある。両端部のスライス流量が多いと反射波の影響が中央まで及ぶことになり、紙端での配向性が不均一となる。リップ開度による調節の場合、スライス流量を減らすために両端部のリップ開度を下げるが、この方法では前述のように部分的に不均一な横流れを更に発生させることになる。また、上記でも述べたような濃度調整による坪量プロファイル調整方法を用いても、十分ではない。しかし、リップ開度調節でなく、ヘッドボックスの駆動側あるいは操作側の両サイド部分のスラリー流速補正機構としてヘッドボックスの両サイドの部分の流量による調節、すなわちエッジの流量調節(本発明においては、エッジフローと呼ぶ)を用いれば両端部の流量反射波が軽減できるまで自在に調節可能であり、パルプスラリーの濃度による巾方向の坪量プロファイル制御と組み合わせることにより巾方向で均一な配向性を確保し、特に端部の配向性も維持出来る。エッジフロー流量は全スライス流量に対する割合で表され、全スライス流量に対してヘッドボックスの駆動側、操作側のそのそれぞれのエッジフロー流量を0.3%以上0.6%以下の範囲内で調節すると、|θ1−θ2|が10度以内に収まり、好ましい。本発明におけるエッジとは、この効果の影響がある範囲を指し、抄紙機の種類により多少異なるが、端から30cm位までのことを言う。
【0019】
次に、地合を良化させる為の手段として、本発明者らは、シェーキングが有効であり、シェーキングを使用する場合のシェーキング強度について検討した。従来技術で述べた如く、TAPPI(1966)Vol.49No.10に長網抄紙機の地合形成とシェーキング強度の関係が開示されている。本発明者らは、本発明の写真印画紙用支持体の原紙を製造する場合に、シェーキング強度が45以上で地合改善が見られることを見い出した。本理由としては、写真印画紙用支持体を製造する場合に、原紙の地合をより良化させる為に、原料のパルプ繊維を濾水度で250〜400mlCSFに叩解する。結果、叩解を進めた原料に対し充分な繊維再分散のエネルギーを与える為には、少なくともシェーキング強度で45以上、より好ましいくは80位が良い。あまり大きくすると、機械のエネルギーが多大となり、効率的でない。45以上であると、地合指数が25以上になり、樹脂被覆した写真印画紙用支持体として、写真印画紙となした際の写像性が著しく向上する。
【0020】
請求項4の製造方法について説明する。本発明で用いる抄紙機として、長網の上にワイヤーを設けたものが好ましい。原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体の原紙の製造方法を図1に基づいて説明する。ヘッドボックス1からパルプスラリー原料がワイヤー2上に供給される。その時、パルプスラリーの濃度による巾方向の坪量プロファイルの濃度調整の制御を希釈スラリー12により行う。幅方向において数カ所にわけて調節用スラリー注入弁により坪量をコントロールする。ワイヤー2を抱いているブレストロール4は、樹脂板6により支えられており、ワイヤー2が走行する方向に対し、直角にシェーキングされている。ボトムワイヤー2のフォイル類8、サクションボックス類9を通過する間にスラリー原料が脱水されて行く。そしてオントップワイヤー3とボトムワイヤー2にスラリー原料が挟まれる。その時点(オントップワイヤー3の入口)のスラリー原料の濃度は質量%で1.2〜4.2%が好ましく、1.4〜3.6質量%がより好ましい。そしてオントップワイヤー3のサクションボックス10とボトムワイヤー2のサクションボックス11により厚み方向を均一に、且つ表面が平滑になるように脱水する。そしてオントップワイヤー3とボトムワイヤー2に挟まれていた原料がボトムワイヤー2とオントップワイヤー3の離れるところ(オントップワイヤー3の出口)の原料濃度は9〜22質量%が好ましく、11〜17質量%がより好ましい。抄紙の坪量は50〜300g/m2 が好ましく、密度は0.8〜1.20g/cm3 が好ましい。このように製造することにより、表裏差のない、更に地合が改良された、原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体の原紙が得られる。USP5108545号公報には、長網の上にワイヤーを設けた抄紙機を使用して写真用紙支持体を製造する方法が開示され、トップワイヤーの位置と上面脱水率をコントロールして、長網抄紙機のワイヤーをシェーキングすることにより、面シボが少なく、乳剤の均一塗布性に優れた写真用紙支持体の製造方法が開示されている。しかし、シェーキング強度に基づいては開示されていない。また、振動数、振幅、抄紙機のスピードから計算すると、シェーキング強度は0.5〜360までと極めて広範囲となる。かかる技術には、本発明外の不可の地合を含んでおり、しかも実施例では、計算してみると、シェーキング強度は3.6〜44の範囲であり、本発明ではシェーキング強度は45以上であることから本発明外の技術であり、本発明の技術思想は同公報に開示されていない。本発明は、長網の上にワイヤーを設けた抄紙機で抄紙すると、地合が良好で、且つ、ねじれカールのない状態を維持したまま、更に高速で抄紙することができ、良好な原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体を得ることができる。本発明は、抄紙速度上げても上記の効果が安定して維持されるので、高速になるほど本願発明のメリツトは出てくる。
【0021】
本発明の原紙の両面を樹脂被覆する写真印画紙用支持体の原紙を製造するには、配合したパルプを250〜400mlCSFに叩解するのが好ましい。400mlCSFを超えると、スラリー中の長繊維の割合が多く、ワイヤーパート上での脱水が過剰となり、地合の不良、サイズ性の低下となり品質上好ましくない。250mlCSF未満の場合には、スラリー中の長繊維の割合が少なく、ワイヤーパート上で形成される紙匹の引裂、引張、剛度等の諸強度の低下となり、操業上及び品質上好ましくない。本発明の写真印画紙用支持体は天然パルプを主成分とするものであるが、必要に応じて天然パルプ以外の合成パルプ、合成繊維を混抄しても良い。
【0022】
パルプスラリー調整時に各種の添加剤を含有せしめることが出来る。サイズ剤として、脂肪酸金属塩又は脂肪酸、特公昭62−7534号公報記載もしくは例示のアルキルケテンダイマー乳化物あるいはエポキシ化高級脂肪酸アミド、アルケニルまたはアルキルコハク酸無水物乳化物、ロジン誘導体等など、乾燥紙力剤としてアニオンまたはカチオンまたは両性のポリアクリルアミド・ポリビニールアルコール・カチオン化澱粉・植物性ガラクトマンナンなど、湿潤紙力剤としてポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂等、填料としてクレー・カオリン・炭酸カルシウム・酸化チタン等、定着剤として塩化アルミニウム・硫酸バンド等の水溶性アルミニウム塩等、pH調節剤として水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム・硫酸・塩酸等、その他着色顔料・染料・蛍光増白剤などを適宜組み合わせて含有すると有利である。
【0023】
本発明において、原紙を樹脂被覆する際に用いられる樹脂は押出し塗布、溶剤塗布等の一般的な方法で塗工され、樹脂によっては電子線硬化等の処理を行ってもよい。また、樹脂は予めフィルムにしてからドライラミネーションやウエットラミネーション法で貼り合わせても良い。型付加工は塗工、又は貼り合わされた樹脂層を型付加工されたロール表面に圧着して行うが、押出し塗布は、通常クーリングロールに型付ロールを用いて、塗布と同時に型付けする。電子硬化法では樹脂層を型付ロールに圧着しつつ、電子線を照射して硬化させる方法をとる。被覆用樹脂は、ポリエチレンが最も一般的であるが、その他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂等耐水性があり、写真乳剤に障害を及ぼさないものは何であっても使用できる。樹脂被覆写真用支持体は一般的にコロナ処理が施され、更に目的に応じてバックコートや下引等がほどこされても良い。
本発明の写真印画紙用支持体においては、ポリオレフィン樹脂、特に好ましくは、ポリエチレン樹脂を溶融押出塗工して得られる写真印画紙用支持体の場合、ポリエチレン樹脂の特性により、本発明の効果は特に顕著に奏せられる。本発明において、原紙の表面に好ましく用いられる溶融押出被覆されるポリオレフィン樹脂層は単層であっても共押出塗工による重層であっても、逐次押出塗工による重層塗工であつてもよい。共押出塗工の上に更に逐次に押出塗工する重層塗工であってもよく、逐次に押出塗工するとその分、原紙の凹凸に起因する地合の影響が緩和され、乳剤塗布面としての平滑性が高まり好ましい。
本発明では、樹脂被覆した後、原紙に起因する凹凸の影響を最小にすることから逐次押出塗工による重層塗工が好ましく、共押出塗工の上に逐次に押出塗工する重層塗工が更に好ましい。
【0024】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の内容は実施例に限られるものではない。
【0025】
製造実施例1〜実施例9及び比較例1〜比較例6について説明する。
【0026】
実施例1
LBKP100質量部を配合したパルプを叩解し、300mlCSFにした。得られたパルプスラリーに、サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを対パルプに0.3質量%、強度剤として、ポリアクリルアミドを対パルプに0.6質量%ポリアミドエピクロルヒドリンを対パルプ0.2質量%添加し、パルプスラリーとした。
【0027】
300m/minで走行している長網抄紙機のヘッドボックスより、ワイヤー上にパルプスラリーを吐出し、ワイヤー幅の幅手で数カ所に分割して配置した希釈原料調節用スラリー注入弁を調節することによりスラリー濃度をコントロールし、ヘッドボックスの駆動側、操作のそれぞれのエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.45%に調節して、シェーキングの振動数300回/min、振幅13mm(シェーキング強度47)で紙匹を形成し、乾燥した。その後、乾燥の途中で、変性ポバールの塗液をサイズプレスで塗布し、乾燥して、最終的に得られる原紙が、水分8.5%、坪量170g/m2 、密度1.02g/cm3になるように乾燥及びカレンダーで調節し、写真印画紙用支持体の原紙を得た。
【0028】
得られた写真印画紙用支持体の原紙にコロナ放電処理した後、接着層樹脂として、高密度ポリエチレン(密度0.96g/cm3 、MFR=7g/10min)100%を320℃で溶融し、21μmの厚さに、走行速度200m/minでコーテイングした。
【0029】
次にその反対側の面にコロナ放電処理した後アナターゼ型酸化チタン13%含有する低密度ポリエチレン(アナターゼ型酸化チタンを含まない低密度ポリエチレンの密度は0.92g/cm3、MFR=2g/10min)コンパウンド樹脂を樹脂温度320℃で厚さが28μmとなるように走行速度200m/minで押出コーテイングして樹脂被覆写真印画紙支持体を得た。該樹脂被覆写真印画紙用支持体の樹脂層の表面は鏡面に裏面の樹脂層の面質は粗面に加工した。
【0030】
樹脂被覆した写真印画紙用支持体の表面に、各層を構成する全層を同時に乳剤塗布した。
【0031】
実施例2
抄紙工程で、シェーキングの振動数300回/min、振幅14.5mm(シェーキング強度52)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0032】
実施例3
抄紙工程で、シェーキングの振動数350回/min、振幅13.0mm(シェーキング強度64)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0033】
実施例4
抄紙工程で、シェーキングの振動数350回/min、振幅14.5mm(シェーキング強度71)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0034】
実施例5
抄紙工程で、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.3%に調節して紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0035】
実施例6
抄紙工程で、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.5%に調節して紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0036】
実施例7
抄紙工程で、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.6%に調節して紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0037】
実施例8
抄紙工程で、抄紙機のスピードが270m/min、シェーキングの振動数350回/min、振幅15mm(シェーキング強度82)以外は実施例1と同じように製造した。
【0038】
実施例9
抄紙工程で、長網抄紙機のワイヤーパートの上にオントップワイヤーを設けたツインワイヤー方式の抄紙機とした以外は、実施例1と同じように製造した。
【0039】
比較例1
抄紙工程で、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリー濃度によってコントロールしないで、従来のリップ開度の上下による、巾方向の坪量プロファイル制御で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0040】
比較例2
抄紙工程で、シェーキングの振動数265回/min、振幅7.5mm(シェーキング強度21)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0041】
比較例3
抄紙工程で、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し0.0%にして紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0042】
比較例4
抄紙工程で、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリーによってコントロールしないで、従来のリップ開度の上下による、巾方向の坪量プロファイル制御でシェーキングの振動数265回/min、振幅13mm(シェーキング強度37)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0043】
比較例5
抄紙工程で、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリーによってコントロールしないで、従来のリップ開度の上下による、巾方向の坪量プロファイル制御でヘッドボックスの両方のエッジフロー流量をスライス流量に対し0.0%に調節して紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0044】
比較例6
抄紙工程で、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリー濃度によってコントロールしないで、従来のリップ開度の上下による、巾方向の坪量プロファイル制御でヘッドボックスの両方のエッジフロー流量をスライス流量に対し0.0%に調節して、且つ、シェーキングの振動数265回/min、振幅13mm(シェーキング強度37)で紙匹を形成した以外は実施例1と同じように製造した。
【0045】
評価結果について説明する。
実施例1〜9、比較例1〜6における抄紙工程で、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリー濃度によってコントロール、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量の調節割合、シェーキング強度と表裏配向角度差、地合指数、ねじれカールに関しての評価結果を表1に示す。また、乳剤塗布後のプロセッサー処理時の蛇行性、プリントとしてのサバキ性及び写像性に関する写真印画紙としての評価結果を表2に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
表裏配向角度差の測定
紙の流れ方向に対して続けてA4サイズ2枚の紙を用意し、一枚は、表面配向角測定用、別の一枚を裏面配向角測定用とする。表面配向角測定用サンプルに対しては、紙の裏面(ワイヤー面)全面にテープ(日東電工社製:日東ダンプロンテープ No.3305)を均一に貼り、充分に紙表面に接着させた後に、テープを紙から剥がし、テープが剥離された後に残った紙面を「表面配向角測定用サンプル」とした。
裏面配向角測定用サンプルに対しては、紙の表面(フェルト面)全面にテープ(日東電工社製:日東ダンプロンテープ No.3305)を均一に貼り、充分に紙表面に接着させた後に、テープを紙から剥がし、テープが剥離された後に残った紙面を「裏面配向角測定用サンプル」とした。「表面配向角測定用サンプル」および「裏面配向角測定用サンプル」の配向角は、野村商事K.K.製のSST−3000(Sonic Sheet Tester)で測定し、原紙紙面の表裏の配向角度から|θ1−θ2|を求め、表1に示した。
【0049】
地合指数の測定
M/K Systems社製の 3D Sheet Analyzer Model M/K 950地合計(ガラス製光学ドラム(厚さ2.29mm、厚さムラ0.14mm以下)を用いている)にて、原紙の地合指数を測定した。測定する時のスポット面積は0.44m2(スポット径は0.75mm位)、測定面積は10cm×10cmである。地合指数は数値の大きい方が地合が良い。地合指数40以上は地合が非常に良好、◎で表わす。地合指数40未満25以上は地合が良好、○であらわす。地合指数25未満は地合不良、×で表わし、表1に示した。
【0050】
ねじれカールの測定
原紙の両面を樹脂被覆した後の写真印画紙用支持体のサンプル(10cm×10cm)を50℃dry2時間後にねじれカール度を測定。サンプルを平面上に置き、四隅の高さを測定した状態を図2に示す。(a+c−b−d)/2の絶対値でカール度をあらわす。a、b、c、dは図2の矢印であらわしているがそれぞれA、B、C、D四隅を平面上に垂線を下したとき各隅の平面までの距離を示す。その計算結果から下記の基準に基づき評価し、表1に◎:ねじれカールが非常に良好。○:ねじれカールが良好。×:ねじれカールが不良であることを示した。
◎: カール度 5mm未満
○: カール度 5mm以上13mm未満
×: カール度 13mm以上
【0051】
写像性
乳剤塗布後のサンプルを目視にて評価した。評価結果から表2に◎:写像性が非常に良好。 ○:写像性が良好。×:写像性が不良であることを示した。
【0052】
搬送性
プロセッサー現像機を通過中の長尺サンプルを目視にて評価した。評価結果から表2に◎:搬送性が非常に良好。 ○:搬送性が良好。×:搬送性が不良であることを示した。
【0053】
サバキ性
写真プリントを重ね合わせた時のサバキ具合を評価した。評価結果から表2に◎:サバキ性が非常に良好。 ○:サバキ性が良好。×:サバキ性が不良であることを示した。
【0054】
表1により明らかな如く、ヘッドボックスより、ワイヤー上にパルプスラリーを吐出し、巾方向の坪量プロファイルをパルプスラリーによってコントロールし、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し調整し、望ましくは、ヘッドボックスの駆動側および操作側のエッジフロー流量を全スライス流量に対して、それぞれ0.3%以上0.6%以下の範囲内で調節し、シェーキング強度が45以上で紙匹を形成した場合に地合の良好な、そして、ねじれカールの良好な原紙の両面を樹脂被覆した写真印画紙用支持体が得られることがわかる。更に、抄紙機のワイヤーパートにオントップワイヤーを設けたツインワイヤー方式にすることで、地合が改良され面質が良くなることがわかる。また、表2により明らかな如く、写真印画紙として蛇行性、プリントサバキ性、写像性が良好なことがわかる。
【0055】
【発明の効果】
本発明により、地合、カール性に優れた樹脂被覆写真用支持体用原紙およびその製造において、原紙の地合指数を上げ、表裏配向角度差の絶対値|θ|を小さくすることにより、面質がよく、ねじれカールのない写真印画紙用支持体及びその製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた長網抄紙機のワイヤーとその上にオントップワイヤーが設けられた、ツインワイヤー抄紙機の図。
【図2】ねじれカールの測定に用いる立体図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス
2 長網抄紙機のワイヤー(ボトムワイヤー)
3 オントップワイヤー
4 ブレストロール
5 紙料供給ヘッダーパイプ
6 樹脂製の板(ブレストロールを受けている)
7 サクションクーチロール
8 フォイル類
9 ボトムワイヤーのサクションボックス類
10 オントップワイヤーのサクションボックス
11 ボトムワイヤーのサクションボックス
12 濃度調節用スラリーヘッダーパイプ
Claims (4)
- 原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体において、該原紙が木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した原紙であって、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|が10度以内、かつ、地合指数が25以上であることを特徴とする写真印画紙用支持体。
- 原紙の両面を樹脂被覆してなる写真印画紙用支持体において、該原紙が木材繊維を主成分とするパルプスラリーを用いて抄造した原紙であって、表面配向角度θ1と裏面配向角度θ2の表裏配向角度差の絶対値|θ|が10度以内、かつ、地合指数が25以上であることを特徴とする写真印画紙用支持体の製造方法において、木材繊維を主成分とするパルプスラリーをヘッドボックスよりワイヤー上に吐出し、幅方向の坪量プロファイルをパルプスラリーの濃度によってコントロールするとともに、ヘッドボックスの両方のエッジフロー流量を全スライス流量に対し調節し、且つ、シェーキング強度を45以上に調節して原紙を抄造することを特徴とする写真印画紙用支持体の製造方法。
- ヘッドボックスの駆動側および操作側のエッジフロー流量を全スライス流量に対して、それぞれ0.3%以上0.6%以下で調節することを特徴とする請求項2に記載の写真印画紙用支持体の製造方法。
- オントップワイヤーを用いることを特徴とする請求項2に記載の写真印画紙用支持体の製造方法。
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