JP2004033292A - Cooker - Google Patents

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JP2004033292A
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Takuya Watanabe
渡邊 卓也
Kazuyoshi Sekiya
関谷 一芳
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Toshiba Home Technology Corp
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Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cooker of which the hinge part is enhanced in strength and commercial value and of which the body can be designed in a small size. <P>SOLUTION: A lid stopper 87 of a lid 5 is provided with a stopper member 91 and a gap 92 is provided between the lid stopper 87 and the stopper member 91. When the lid 5 is opened, the stopper member 91 is made to contact with a body stopper 82 prior to the lid stopper 87. In this way, the force of the lid 5 which is opened by a coil spring 31 is absorbed by the stopper member 91 to prevent the lid stopper 87 from being applied with a force. Consequently, the durability and the strength of the hinge H can be improved. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理器のヒンジ部強度と商品価値を向上させ、本体のコンパクト設計を可能とした調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、蓋をワンタッチオープンで開ける調理器が主流となっており、ワンタッチオープンで開けるために、ヒンジ部にねじりコイルバネのような弾性体を配置し、その弾性を利用して蓋を開けている。
【0003】
そして、外観品位の向上と、デザイン性向上のため、外観となる合成樹脂で製造する外蓋に、外観部品となるステンレスなどで作成された金属部品を設けたり、使い勝手をよくするため、操作部あるいは表示部を蓋に設けたりしている。いずれの場合も、蓋が重くなり、この重たい蓋をワンタッチオープンで開けるために弾性力の大きいバネが必要となる。このような弾性力の大きなバネを設計する際、バネ線径を太くし、巻数を増やし、バネ外径を大きくする。商品として最低限保証すべき蓋開き回数を確保するためにバネ寿命を多く取ることが狙いである。
【0004】
また、蓋を開けた際に、ある角度で蓋の開きを規制する必要がある。この規制を行わないと蓋はどこまでも開き続け、最終的に転倒し、商品価値がない物となってしまう。蓋の開きを規制するために、本体側のヒンジ部と蓋側のヒンジ部にそれぞれストッパー部を設けておく。蓋が開いた状態で調理鍋などが取り出せる角度でストッパーが働くように設計しておくことが主流である。
【0005】
デザイン性の向上もあり、蓋の外観形状は複雑な3次元形状になっており、外観部分には合成樹脂を用いる場合が多く、内部部品も補強などを行い易い様に、合成樹脂を用いる場合が多い。前述のストッパー部も合成樹脂で作られている場合が多い。
【0006】
蓋を開くと弾性体の弾性により、蓋はエネルギーを持ち、常に本体ストッパー部と蓋体ストッパー部が接触する際に、両ストッパー部に力が加わり、弾性体の力が大きいと、蓋の慣性力により本体の前側が浮き上がる場合もある。そして、蓋が重い場合は弾性力も大きいため、より大きな力が両ストッパー部にかかり、合成樹脂で作られた両ストッパー部材に無理な力が加わり、損傷する恐れがある。また、調理直後のように、製品が温められた状態で蓋を開き、本体と蓋の両ストッパーが係合している状態で更に蓋を開こうとすると、蓋体ストッパー部が本体ストッパー部を乗り越えてしまい、本体内部が部分的に露出する恐れがある。
【0007】
このように蓋を開く際にストッパー部が損傷したり、蓋体ストッパー部が本体ストッパー部を乗り越えたりしないようにするため、従来は両ストッパー部の肉厚を上げたり、両ストッパー部のかかり代を増やしたりして損傷や本体内部露出を防止していた。しかし、両ストッパー部の肉厚を十分に上げたり、両ストッパ部のかかり代を十分に増やすことを考慮に入れると、本体のサイズが大きくなるため、コンパクト化設計をするにあたり、大きな障害になっていた。
【0008】
そこで、本発明は上記問題点を解決しようとするものであり、調理器のヒンジ部強度と商品価値の向上を図り、本体のコンパクト設計を可能とする調理器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の調理容器によれば、ストッパー部材を配置し、隙間を設け、蓋体を開いた時、本体ストッパー部には、ストッパー部材が接触することで、開き手段で開かれた蓋体の力をストッパー部材で吸収し、ストッパー部へ力が加わることを防止でき、ヒンジ部の耐久性強度を向上させることが可能となる。
【0010】
本発明の請求項2の調理容器によれば、蓋体を開いた時に、妨げるように力を付勢させるブレーキ手段を設け、ブレーキ手段が効く角度は、本体ストッパー部とストッパー部材が接触する角度よりも小さくすることで、蓋開き時に本体ストッパー部へ加わる力を低下させることができ、更にヒンジ部の耐久性強度を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施形態】
以下、本発明における調理器の第1実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、本実施例における調理器は保温釜である。
【0012】
図1において、1は保温釜の外郭となる保温釜本体で、この保温釜本体1は、胴部を形成するほぼ筒状の外枠2と、この外枠2の下面開口部を覆って設けられた底板3とにより形成されている。保温釜本体1の上部には、その後部に位置するヒンジ軸4を中心に回転して開閉可能な蓋すなわち蓋体5が配設される。また、外枠2の上部内周部から一体に垂下させて形成されるほぼ筒状の内枠上部6と、内枠上部6の下面開口に連なるほぼ筒状の内枠カバー7と、内枠カバー7の下面開口を覆って設けられた内枠8とにより、保温釜本体1内に有底筒状の鍋収容部9が形成される。なお、鍋収容部9の側部をなす内枠上部6は、外枠2と一体化したPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂からなる。また、鍋収容部9の底部をなす内枠8は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂で形成されている。
【0013】
なお、保温釜本体1の外観は、その上部と側部を一体化した外側枠すなわち外枠2と底部を覆う底板3とにより構成しているが、上部を覆う上枠と、側部および底部を一体化した底側枠とにより保温釜本体1の外観を構成してもよい。また、上部を覆う上枠と、側部を覆う側枠と、底部を覆う底板で構成してもよい。その際、外側枠,底板,上枠,底側枠は、いずれもPPなどの合成樹脂で形成される。側枠については、同じPPなどの合成樹脂や、さもなければステンレスなどの金属板で形成してもよい。
【0014】
前記鍋収容部9内には、米や水などの被調理物を収容する有底筒状の容器すなわち鍋11が着脱自在に収容される。この鍋11は、熱伝導性のよいアルミニウムを主材料とした鍋本体12と、この鍋本体12の外面の側面下部から底面部にかけて接合されたフェライト系ステンレスなどの磁性金属板からなる発熱体13とにより構成される。鍋11の側面中央から上部に発熱体13を設けないのは、鍋11の軽量化を図るためである。また、鍋11の上部すなわち上端周囲には、その外周側に延出する円環状のフランジ部14が形成されている。
【0015】
前記内枠7は、鍋11の発熱体13に対向して位置しているが、この内枠7の外面の発熱体13に対向する側面下部および底面部には、鍋11の特に底部を電磁誘導加熱する鍋加熱手段としての加熱コイル16が設けられている。そして、この加熱コイル16に高周波電流を供給すると、加熱コイル16から発生する交番磁界によって鍋11の発熱体13が発熱し、鍋11ひいては鍋11内の水や米などの被調理物が加熱されるようになっている。さらに、前記加熱コイル16を下側から覆ってフェライトコア17が設けられている。
【0016】
また、内枠7の底部中央には、前記鍋11の底部外面に弾発的に当接して鍋11の底部の温度を検出する検出手段としてのサーミスタ式の鍋温度センサ21がセンサホルダ22により支持されて設けられている。
【0017】
前記保温釜本体1の鍋収容部9の上端には、鍋11の側面上部、特にフランジ部14を加熱するための鍋側面加熱手段としてのコードヒータ26が、鍋11のフランジ部14の下側に位置して円環状に配置されている。このコードヒータ26は電熱式ヒータで、鍋収容部9の上端に載置するようにして取り付けられた熱放散抑止部材としてのスペーサ27上に保持される。そして、このコードヒータ26を上から覆うようにしてスペーサ27に取り付けられるとともに、熱伝導性に優れた例えばアルミ板からなる固定金具と放熱部とを兼用する金属板29がさらに設けられる。この金属板29は、保温釜本体1と蓋体5との隙間30に対向して位置している。そして、前記金属板29の上面に鍋11のフランジ部14の下面が載置し、これにより、鍋11が吊られた状態で鍋収容部9内に収容されるようになっている。したがって、鍋11とこの鍋11が収容された鍋収容部9の上端との間における隙間がほとんどない構成になる。しかも、鍋11のフランジ部14は、外形がコードヒータ26と同等以上の大きさに形成されており、これにより、コードヒータ26が鍋11のフランジ部14で上から覆われるようになっている。ただし、図示していないが、例えば鍋収容部9の左右両側部においてコードヒータ26を下方へ屈曲させることにより、フランジ部14とコードヒータ26とを非接触としてこれらフランジ部14とコードヒータ26との間に部分的に隙間が形成されるようにしてあり、この隙間において、鍋11を着脱する際の持ち手部としてフランジ部14を使用できるようにしてある。また、前記隙間は、鍋11の外面に水が付着した状態で炊飯したときに蒸気を排出させる作用も有する。
【0018】
前記蓋体5は、その回転軸である前記ヒンジ軸4に巻装されたヒンジばね31の力により開く方向へ付勢されている。また、蓋体5の前部に設けられた蓋体係止手段たるクランプ32に、外枠2の前部上側に設けられた本体係止手段たるフック33が係脱自在に係止することにより、蓋体5が閉じた状態に保持されるようになっており、前記フック33に設けた係止解除手段たる操作ボタン34により前記係止を解除可能となっている。また、クランプ32は、内蓋41が組み込まれないとフック33と係止しないように、図示しないクランプばねにより付勢されている。そして、蓋体5は、その上面外殻を形成する外蓋36と、蓋体5の内面である下面を形成する蓋下面材としての放熱板37と、これら外蓋36と放熱板37とを結合させて蓋体5の骨格を形成する蓋ベース材としての外蓋カバー38とを主たる構成要素としている。また、蓋体5の内面である下面には、この下面との間に所定の隙間を形成して、前記鍋11の上部開口部を直接覆う内蓋41が着脱自在に装着される。前記放熱板37および内蓋41はともに金属製であり、例えば、ステンレスやアルミニウムをアルマイトした材料からなっている。また、前記内蓋41の外周部にはパッキンベース42が固定されており、このパッキンベース42と内蓋41とにより挟まれて蓋パッキン43が固定されている。この蓋パッキン43は、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの弾性部材により環状に形成され、前記鍋11のフランジ部14の上面に当接してこの鍋11と内蓋41との間の隙間を塞ぎ、鍋11から発生する蒸気を密閉するものである。そして、蓋パッキン43における鍋11への当接部は、フランジ部14を挟んで前記コードヒータ26に対向している。
【0019】
また、前記蓋体5の内部にあって、放熱板37の上面には、蓋加熱手段としての蓋ヒータ46が設けられている。この蓋ヒータ46は、コードヒータなどの電熱式ヒータや、電磁誘導加熱式による加熱コイルでもよい。さらに前記放熱板37には、蓋体5、特に内蓋41の温度を検知する蓋温度検知手段としてのサーミスタ式の蓋温度センサ47が設けられている。さらに、前記蓋体5の上面後部には、鍋11内で発生した蒸気を外部へ放出するための蒸気口48が着脱可能に取り付けられている。
【0020】
保温器本体1の内部には、鍋収容部9の後部に位置して加熱制御基板51が設けられる。この加熱制御基板51は、鍋温度センサ21や蓋温度センサ47からの信号を受信し、加熱手段である加熱コイル16や、コードヒータ26および蓋ヒータ46を加熱調節するもので、加熱コイル16を駆動させる素子(図示せず)などを実装している。加熱コイル16を駆動させる素子は、加熱コイル16の発振と共に加熱されるが、この素子は使用温度条件を有するので、素子を正常に動作させるために、一定温度以下で駆動させる必要がある。そのため、加熱コイル16を駆動させる素子は、例えばアルミニウムのような熱伝導性の良好な材料で形成されたフィン状の放熱器52が取付けられると共に、冷却ファン53から発する風により放熱器52から熱を奪って、素子を使用温度条件以下に冷却する構成を採用している。
【0021】
冷却手段である冷却ファン53は、加熱制御手段51に取付けられた放熱器52の下方若しくは側方に配置される。また、保温釜本体1の底部または側部には、冷却ファン53から発し、加熱制御手段51に取付けられた放熱器52から熱を奪って温かくなった風を、外部に排出するための風排出用孔54が設けられる。加熱制御手段51は、保温釜本体1内において鍋11の周囲のどの位置に配置してもよく、またそれに伴ない、風排出用孔54もどの位置に配置してもよい。しかし、近年は製品の小型化設計が求められているという背景もあり、加熱制御手段51や冷却ファン53と風排出用孔54は、鍋11をはさんで略反対位置に配置するのが好ましい。
【0022】
前記外蓋36の前部には、操作部としての操作パネル61が設けられている。この操作パネル61の下方に位置して、蓋体5内に形成された基板収納室62には、制御基板63が配設される。制御基板63には、時間や選択したメニューを表示するためのLCD64や、現在の工程を表示するLED65や、炊飯を開始させたりメニューを選択させるためのスイッチ66などが、その上面に配置される。制御基板63の上方にある操作パネル61は、ボタン名を表示したりするために設けられていて、また基板収納室62を密閉保持することで、制御基板63上の各種電子部品にほこりや水が付着することを防止している。
【0023】
本調理器の制御系統について、図2を参照しながら説明する。同図において、71はマイクロコンピュータなどからなる制御手段で、これは前記鍋温度センサ21および蓋温度センサ47からの各温度情報に基づいて、炊飯時および保温時に鍋11の底部を加熱する加熱コイル16と、鍋11の側部を加熱するコードヒータ26と、蓋体5を加熱する蓋ヒータ46とを各々制御するものである。特に本実施例の制御手段81は、鍋温度センサ21の検出温度に基づいて主に加熱コイル16が制御されて鍋11の底部を温度管理し、蓋温度センサ47の検出温度に基づいて主に蓋ヒータ46を制御して放熱板37ひいては内蓋41を温度管理するようになっている。制御手段71は、自身の記憶手段(図示せず)に記憶されたプログラムの制御シーケンス上の機能として、被調理物の調理加熱を制御する調理制御手段を備えており、ここでは炊飯時に前記鍋11内の被調理物を炊飯加熱する炊飯制御手段72と、保温時に鍋11内のご飯を所定の保温温度に保温加熱する保温制御手段73とをそれぞれ備えている。
【0024】
75は、制御手段71からの制御信号を受けて、加熱コイル16に所定の高周波電流を供給する高周波インバータ回路などを内蔵した加熱コイル駆動手段である。またこれとは別に、制御手段71の出力側には、制御手段71からの制御信号を受けて、放熱板37や内蓋41を加熱するように蓋ヒータ46を駆動させる蓋ヒータ駆動手段76と、制御手段71からの制御信号を受けてコードヒータ26をオンにするコードヒータ駆動手段77が各々設けられる。前記炊飯制御手段72による炊飯時、および保温制御手段73による保温時には、鍋温度センサ21と、蓋温度センサ57からの各温度検出により、加熱コイル16による鍋11の底部への加熱と、コードヒータ26による鍋11の側面への加熱と、蓋ヒータ46による蓋体5への加熱が行なわれるように構成する。また、前記炊飯制御手段72による炊飯が終了し、鍋11内の被調理物がご飯として炊き上がった後は、保温制御手段73による保温に自動的に移行し、鍋温度センサ21の検知温度に基づき、加熱コイル16やコードヒータ26による鍋11への加熱を調節することで、ご飯を所定の保温温度(約70℃〜76℃)に保温するように構成している。
【0025】
特に前記コードヒータ26による加熱について補足説明すると、炊飯後にご飯の温度が約100℃から約73℃の保温温度に低下するまでと、約73℃の保温安定時に、コードヒータ26を発熱させて、蓋体5と保温釜本体1との隙間30の空間に金属板29から熱放射して、この隙間30からの外気の侵入による冷えを抑制すると共に、鍋11のフランジ部14を加熱する。また、保温時にご飯を再加熱する期間にもコードヒータ26により鍋11のフランジ部14を加熱し、ご飯の加熱により発生する水分が鍋11の内面上部に結露することを防止するように構成している。
【0026】
次に、上記構成についてその作用を説明する。鍋11内に被調理物である米および水を入れて、炊飯制御手段72による炊飯を開始すると、鍋温度センサ21による鍋11の底部の温度検知に基づいて、加熱コイル16とコードヒータ26で鍋11の底部と側面部をそれぞれ加熱し、鍋11内の水温を45〜60℃に15〜20分間保持するひたし炊きが行なわれる。その後、加熱コイル16により鍋11を強加熱し、被調理物への沸騰加熱を行なう。この沸騰加熱時に鍋11の底部の温度が90℃以上になり、蓋体5の温度が90℃以上で安定したら、鍋11内が沸騰状態になったものとして、それまでよりも加熱量を低減した沸騰継続加熱に移行する。なお、蓋体5の温度が90℃以上で安定したことは、蓋温度センサ47からの検出温度の温度上昇率により検知される。また、この沸騰検知において、鍋温度センサ21と蓋温度センサ47とにより、鍋11の底部および蓋体5がいずれも90℃以上になったことを確認でき、完全に鍋11内が沸騰したことを精度よく検知できる。
【0027】
また、前記鍋11の底部または蓋体5のいずれかが120℃以上の通常ではあり得ない検知温度になったら、制御手段71は何らかの異常があると判断して炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を停止する切状態にするか、後述するむらしに移行するか、保温を行ない、異常加熱を防止する。逆に、前記鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃以上になって所定時間(例えば5分)経過しているのに、それ以外の鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃未満の低い状態の場合、この温度の低い状態の鍋温度センサ21または蓋温度センサ47が、何らかの理由(汚れや傾きや接触不良など)で温度検知精度が悪化していると判断し、同様に炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を停止する切状態にするか、むらしに移行するか、保温を行ない、これに対処する。
【0028】
沸騰継続に移行すると、炊飯制御手段72は蓋ヒータ46による蓋加熱を開始させる。ここでの蓋加熱は、内蓋41の温度が100〜110℃になるように、蓋温度センサ47の検知温度により管理される。そして、鍋11の底部が所定の温度上昇を生じたら、炊き上げを検知して、むらしに移行する。むらし中は蓋温度センサ47の検出温度による温度管理によって蓋ヒータ46を通断電し、内蓋41への露付きを防止すると共に、ご飯が焦げない程度に高温(98〜100℃)が保持されるように、鍋11の底部または鍋11の側面部の温度を管理する。むらしは所定時間(15〜20分)続けられ、むらしが終了したら保温制御手段73による保温に移行する。
【0029】
保温になると、加熱コイル16にて鍋11の底部と側面下部を加熱すると共に、鍋11内に収容するご飯の温度よりも僅かに高く、蓋ヒータ46により蓋体5の下面を加熱し、さらに鍋11の側面をコードヒータ26でご飯が乾燥せず、かつ露が多量に付着しないように温度管理する。ご飯は70〜76℃に温度保持する。この保温時も、鍋温度センサ21または蓋温度センサ47が相互に異常に高かったり、逆に低かったりした場合は異常を検知して、この異常加熱を防止する。
【0030】
次に、ヒンジ部Hの周りの構成について、図1及び図3を参照して説明する。ヒンジ部Hは前記外枠2の後方に設けられ、そのヒンジ部Hには前記ヒンジ軸4が設けられ、このヒンジ軸4には弾性体となるヒンジばね31が巻装され、このヒンジばね31にはねじりコイルばねが用いられている。前記外枠2にはヒンジばね31のコイル部を収納する壁体81が立設され、この壁体81の前壁部により本体ストッパー部82を構成している。
【0031】
前記外枠2と外蓋カバー38にはヒンジ軸4が挿通されて回動可能に連結され、前記壁体81の左右壁部83,83に前記ヒンジ軸4を挿着する挿着孔83Aを設け、この挿着孔83Aに挿着したヒンジ軸4を、前記外蓋カバー38の軸受部84の孔84Aに挿着している。これにより、蓋体5を開閉する際、ヒンジ軸4を中心として蓋体5が保温釜本体1に回動可能に設けられている。
【0032】
ヒンジばね31は、その一端が外枠2の係合部85に係合すると共に、他端が外蓋カバー38の係合部86に係合する。そして、前記フック33の操作ボタン34を押してフック33とクランプ32の係止を解除すると、ヒンジばね31が外蓋カバー38を開き方向に付勢し、蓋体5が開く。この蓋体5が開いた際に、外蓋カバー38には前記本体ストッパー部82と接触する位置に蓋体ストッパー87を設け、この蓋体ストッパー87は外蓋カバー38の後縁により構成されている。そして、この蓋体ストッパー87が本体ストッパー部82に当接する位置が通常の蓋体5の最大開き位置となる。
【0033】
また、蓋体5が開き、一定角度に達すると、ヒンジばね31の付勢力、すなわち蓋体5を開く力を妨げる方向に力を付勢させる蓋体ブレーキ手段たる蓋体ブレーキ88を設ける。この蓋体ブレーキ88は、ばねのような弾性体であってもよいし、ゴムのような弾性体であってもよく、この例では、蓋体ブレーキ88として板ばねを使用し、この板ばねを外蓋カバー38に組み込み、蓋体ストッパー87が本体ストッパー部82に当接する前に、前記板ばねに外枠2が係合してブレーキ効果を得るようにしている。尚、この例では、後述するストッパー部材91が本体ストッパー部82に当接する前に蓋体ブレーキ88が外枠2に係合してブレーキ効果が得られるようにしている。
【0034】
前記本体ストッパー部82の上端は自由端をなし、これに対応する前記蓋体ストッパー部87の後端は自由端をなすため、従来技術で述べたように、蓋体ストッパー部87が本体ストッパー部82を乗り越える虞がある。そこで、蓋体5に、本体ストッパー部82と別個にストッパー部材91を設ける。このストッパー部材91は前記本体ストッパー部82に係止する係止部91Aを有し、この係止部91Aと前記蓋体ストッパー部87との間には隙間92を設ける。そのストッパー部材91は外蓋カバー38に設けられ、外蓋カバー38に爪嵌合により結合して設けてもよく、前記ヒンジ軸4を貫通させ外蓋カバー38に組み込んでもよい。
【0035】
前記ストッパー部材91にはステンレス製の板材が用いられ、ステンレス製とすることにより、耐久性と所定の強度が得られ、また、鍋11内の蒸気が漏れてストッパー部材91に当たることがあっても錆びるの発生を防止できる。また、ストッパー部材91はステンレス板をL字に曲げて形成され、その一端が前記係止部91Aとなり、この係止部91Aは前記蓋体ストッパー部97と前記隙間92を介して並行に設けられる。そして、蓋体5が開いた時、まず、ストッパー部材91の係止部91Aが外枠2の本体ストッパー部82に接触する。この場合、係止部91Aは自由端となっており、そのばね性により蓋体5の開く力の一部が吸収される。その後、更に力を加えて蓋体5を開こうとすると、ストッパー部材91のL字に曲げた係止部91Aは本体ストッパー部82を乗り越え、本体ストッパー部82に外蓋カバー38の蓋体ストッパー部87が接触する。このようにして、外蓋カバー38の蓋体ストッパー部87が外枠2の本体ストッパー部82を乗り越えるためには、隙間92により分かれた係止部91Aと本体ストッパー部82の2つの部材が介在するため、乗り越え難くなり、外枠2のヒンジ部Hが露出することが防止できる。
【0036】
このように本実施形態では、鍋11と、この鍋11を加熱する加熱手段を収納する本体たる保温釜本体1と、鍋11の上方を覆う蓋体5と、保温釜本体1と蓋体5を結合するヒンジ軸4と、このヒンジ軸4を中心として回転する蓋体5を、保温釜本体1に対し開く方向に付勢する蓋開き手段たるコイルばね31と、蓋体5と係止する本体係止手段たるフック33と、このフック33と係止する蓋体係止手段たるクランプ32と、フック33とクランプ32の係止を解除する係止解除手段たる操作ボタン34とを有し、コイルばね31により蓋体5が開いた時、蓋体5の開きを規制するストッパー部を保温釜本体1と蓋体5にそれぞれ設け、蓋体5の蓋体ストッパー部87にストッパー部材91を配置した調理器において、蓋体ストッパー部87とストッパー部材91との間に隙間92を設け、蓋体5を開いた時、保温釜本体1の本体ストッパー部82には、蓋体ストッパー部87よりも先にストッパ部材91が接触し、コイルばね31による蓋体5の開きは、本体ストッパー部82とストッパー部材91により規制され、更にコイルばね31以外の力で蓋体5を開いた時には、本体ストッパー部82と蓋体ストッパー部87で蓋体5の開きを規制するから、コイルばね31により開かれた蓋体5の力をストッパー部材91で吸収し、蓋体ストッパー部87へ力が加わることを防止でき、ヒンジ部Hの耐久性強度を向上させることができる。そして、ヒンジ部Hの空間容積が狭く、本体1と蓋体5のストッパー部82,87に十分な補強を施さなくても、ストッパー部材91で力を吸収できるので、ヒンジ部Hの耐久性強度の低下を防止でき、省スペース化を実現でき、コンパクト設計が可能となる。また、蓋体5を開いた状態で、更にコイルばね31以外の力で蓋体5を開く力が加わっても、本体ストッパー82と蓋体ストッパー部87とで蓋体5の開きを規制するので、本体ストッパー部82と蓋体ストッパー部87の乗り越えを防止でき、内部が露出することを抑制でき、消費品価値の高い商品を提供することができる。
【0037】
また、このように本実施形態では、蓋体5を開いた時に、蓋開き手段たるコイルばね31の付勢する力を妨げる方向に力を付勢させる蓋ブレーキ手段たる蓋体ブレーキ88を設け、蓋体ブレーキ88が効きはじめる蓋開き角度は、本体ストッパー部82とストッパー部材91が接触する蓋開き角度よりも小さいから、蓋体5が開くとき、本体ストッパー部82へ加わる力を低下させることができ、一層ヒンジ部Hの耐久性強度を向上させることができる。尚、図3に示す角度が、本体ストッパー部82とストッパー部材91が接触する蓋開き角度である。
【0038】
図4及び図5は本発明の第2実施形態を示し、上記各実施形態と同一部分に同一符号をその詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第1実施形態と同様に、外蓋カバー38の蓋体ストッパー部87にストッパ部材91を設け、このストッパ部材91に、蓋体ブレーキ手段を一体に設ける。ストッパー部材91は前記軸受部84に設けられ、前記係止部91Aと蓋体開閉方向の弾性摺動部93とを有し、この弾性摺動部93は前記軸受部84の側面84Mから離れて形成された斜辺部94を有し、蓋体5が開く際、前記本体ストッパー部82の左右に位置する壁部83が、前記斜辺部94に当接して該斜辺部94を前記側面84Mに沿わせるように弾性変形されながら摺動することにより、ブレーキ効果を得るものであり、弾性摺動部93の先端には前記係止部91Aが設けられている。これにより、ストッパー部材91は、蓋体5の開きを規制すると共に、蓋ブレーキ機能も備えることができる。
【0039】
このように本実施形態では、ストッパー部材91に蓋体ブレーキたる弾性摺動部93を一体の設けたから、ストッパー部品91と蓋体ブレーキ手段を同一部品とすることで、部品点数が減り、組立性を向上させ、コストを低下させ、安価な設計が可能となる。
【0040】
図6は本発明の第3実施形態を示し、上記各実施形態と同一部分に同一符号をその詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、外枠2の本体ストッパー部82に、断面略逆U字形状のストッパー部材101を設ける。このストッパー部材101の係止部101Aは、本体ストッパー部82よりも蓋体ストッパー部87側に近い状態で配置しておく。すなわち、蓋体5が開く軌跡上において、前記係止部101Aは本体ストッパー部82より、蓋体5の閉まった状態に近い位置にある。また、前記係止部101Aと本体ストッパー部82との間には隙間102を設けてもよい。そのストッパー部材101は外枠2に設けられ、外枠2に爪嵌合により結合して設けてもよく、前記ヒンジ軸4を貫通させ外枠2に組み込んでもよい。
【0041】
前記ストッパー部材101にはステンレス製の板材が用いられ、ステンレス製とすることにより、耐久性と所定の強度が得られる。また、鍋11内の蒸気が漏れてストッパー部材101に当たることがあっても錆びるの発生を防止できる。また、ストッパ部材101を金属部品とし、前記の構造としてもよいし、ゴムのような弾性のある材料としてもよい。
【0042】
このように本実施形態においは、保温鍋本体1に設けた本体ストッパー部82にストッパー部材101を配置し、蓋体5を開いた時、蓋体ストッパー部87には、本体ストッパー部82よりも先にストッパー部材101が接触するので、コイルばね31で開かれた蓋体5の力をストッパー部材101で吸収し、本体ストッパー部82へ力が加わることを防止でき、ヒンジ部Hの耐久性強度を向上させることが可能となる。証拠
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、ストッパー部材の形状及び数などは適宜選定可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1の調理容器によれば、調理器のヒンジ部強度と商品価値の向上を図り、本体のコンパクト設計を可能とする調理器を提供することができる。
【0044】
本発明の請求項2の調理容器によれば、調理器のヒンジ部強度と商品価値の向上を図り、本体のコンパクト設計を可能とする調理器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す調理器の断面図である。
【図2】同上、制御系統の機能構成をあらわしたブロック図である。
【図3】同上、ヒンジ部回りの断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示すヒンジ部回りの断面図である。
【図5】同上、ストッパー部材周りの側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示すヒンジ部回りの断面図である。
【符号の説明】
1 保温釜本体
5 蓋体
11 鍋
31 ヒンジばね(蓋開き手段)
32 クランプ(蓋体係止手段)
33 フック(本体係止手段)
34 操作ボタン(係止解除手段)
82 本体ストッパー部
87 蓋体ストッパー部
88 蓋体ブレーキ
91 ストッパー部材
92 隙間
93 弾性摺動部(蓋体ブレーキ)
101  ストッパー部材
H ヒンジ部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cooker that has improved hinge strength and commercial value of the cooker, and has a compact design of the main body.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, cookers that open the lid with one-touch opening have become mainstream, and in order to open with one-touch opening, an elastic body such as a torsion coil spring is arranged at a hinge portion, and the lid is opened using the elasticity.
[0003]
In order to improve the appearance quality and design, the outer cover made of synthetic resin as the appearance is provided with metal parts made of stainless steel or the like as the appearance parts. Alternatively, a display unit is provided on the lid. In either case, the lid becomes heavy, and a spring having a large elastic force is required to open the heavy lid with one touch. When designing a spring having such a large elastic force, the spring wire diameter is increased, the number of turns is increased, and the spring outer diameter is increased. The aim is to extend the life of the spring in order to secure the minimum number of times the lid must be opened as a product.
[0004]
Further, when the lid is opened, it is necessary to regulate the opening of the lid at a certain angle. If this regulation is not implemented, the lid will continue to open forever and eventually fall, resulting in no commercial value. In order to restrict the opening of the lid, stopper portions are provided on the hinge portion on the main body side and the hinge portion on the lid side, respectively. The mainstream design is to make the stopper work at an angle where the cooking pot can be taken out with the lid open.
[0005]
There is also an improvement in design, and the external shape of the lid is a complicated three-dimensional shape. In many cases, synthetic resin is used for the external part. There are many. The above-mentioned stopper portion is also often made of synthetic resin.
[0006]
When the lid is opened, the elasticity of the elastic body causes the lid to have energy.When the main body stopper and the lid stopper come into contact with each other, force is applied to both stoppers.If the elastic body has a large force, the inertia of the lid In some cases, the front side of the main body is lifted by force. When the lid is heavy, since the elastic force is large, a greater force is applied to both stopper portions, and an excessive force is applied to both stopper members made of synthetic resin, which may cause damage. If the lid is opened while the product is warm, such as immediately after cooking, and the lid is opened further with both stoppers of the main body and lid engaged, the lid stopper will move the main body stopper. There is a danger of getting over and partially exposing the inside of the main unit.
[0007]
In order to prevent the stopper part from being damaged when the lid is opened and the lid body stopper part from climbing over the main body stopper part, the thickness of both stopper parts has conventionally been increased, To prevent damage and exposure inside the body. However, considering that the thickness of both stoppers is sufficiently increased and that the amount of engagement between both stoppers is sufficiently increased, the size of the main body increases, which is a major obstacle in designing a compact system. I was
[0008]
Then, this invention aims at solving the said problem, and aims at improvement of the hinge part strength and commercial value of a cooker, and aims at providing the cooker which enables compact design of a main body.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the cooking container of the first aspect of the present invention, the stopper member is arranged, a gap is provided, and when the lid is opened, the stopper member comes into contact with the main body stopper portion, so that the opening member is opened by the opening means. The force of the lid can be absorbed by the stopper member, preventing the force from being applied to the stopper portion, and the durability of the hinge portion can be improved.
[0010]
According to the cooking container of the second aspect of the present invention, when the lid is opened, the brake means for urging the force so as to prevent the lid from being provided is provided. By making it smaller, the force applied to the main body stopper portion when the lid is opened can be reduced, and the durability of the hinge portion can be further improved.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of a cooker according to the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the cooker in the present embodiment is a warming pot.
[0012]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes an insulated pot main body which is an outer shell of the insulated pot. The insulated pot main body 1 is provided so as to cover a substantially cylindrical outer frame 2 forming a body portion and a lower surface opening of the outer frame 2. And the bottom plate 3 provided. A lid, that is, a lid body 5 that is rotatable around a hinge shaft 4 located at the rear thereof and that can be opened and closed is disposed on the upper part of the heat retaining pot main body 1. A substantially cylindrical inner frame upper portion 6 formed integrally with an upper inner peripheral portion of the outer frame 2 and a substantially cylindrical inner frame cover 7 connected to the lower surface opening of the inner frame upper portion 6; The inner frame 8 provided so as to cover the lower surface opening of the cover 7 forms a bottomed tubular pot housing 9 in the insulated pot main body 1. In addition, the upper part 6 of the inner frame which forms the side part of the pot housing part 9 is made of a synthetic resin such as PP (polypropylene) integrated with the outer frame 2. The inner frame 8 forming the bottom of the pot housing 9 is made of a synthetic resin such as PET (polyethylene terephthalate).
[0013]
The outer appearance of the insulated pot main body 1 is constituted by an outer frame in which the upper part and the side part are integrated, that is, an outer frame 2 and a bottom plate 3 that covers the bottom part. The outer appearance of the heat retaining pot main body 1 may be constituted by the bottom frame in which the above is integrated. Further, it may be constituted by an upper frame covering the upper part, a side frame covering the side part, and a bottom plate covering the bottom part. At this time, the outer frame, the bottom plate, the upper frame, and the bottom frame are all formed of a synthetic resin such as PP. The side frames may be formed of the same synthetic resin such as PP or other metal plates such as stainless steel.
[0014]
In the pot housing portion 9, a bottomed cylindrical container, that is, a pot 11, which accommodates an object to be cooked such as rice or water, is detachably accommodated. The pot 11 is composed of a pot body 12 mainly made of aluminum having good heat conductivity, and a heating element 13 made of a magnetic metal plate such as ferritic stainless steel joined from the lower side to the bottom of the outer surface of the pot body 12. It consists of. The reason why the heating element 13 is not provided from the center of the side surface of the pan 11 to the top is to reduce the weight of the pan 11. Further, an annular flange portion 14 extending to the outer peripheral side is formed at the upper portion, that is, around the upper end of the pan 11.
[0015]
The inner frame 7 is positioned so as to face the heating element 13 of the pot 11, and a lower portion and a bottom portion of the outer surface of the inner frame 7 facing the heating element 13 are provided with an electromagnetic wave, particularly the bottom of the pot 11. A heating coil 16 is provided as a pot heating means for induction heating. When a high-frequency current is supplied to the heating coil 16, the heating element 13 of the pan 11 generates heat due to the alternating magnetic field generated from the heating coil 16, and the cooking object such as water and rice in the pan 11 is heated. It has become so. Further, a ferrite core 17 is provided so as to cover the heating coil 16 from below.
[0016]
At the center of the bottom of the inner frame 7, a thermistor-type pot temperature sensor 21 as a detecting means for detecting the temperature of the bottom of the pot 11 by resiliently contacting the outer surface of the bottom of the pot 11 is provided by a sensor holder 22. It is supported and provided.
[0017]
At the upper end of the pot accommodating portion 9 of the insulated pot main body 1, a cord heater 26 as a pot side heating means for heating the upper side portion of the pot 11, particularly the flange portion 14, is provided below the flange portion 14 of the pot 11. And are arranged in an annular shape. The cord heater 26 is an electric heater and is held on a spacer 27 serving as a heat dissipation suppressing member mounted on the upper end of the pan housing 9. Further, a metal plate 29 which is attached to the spacer 27 so as to cover the code heater 26 from above and which is excellent in thermal conductivity and is also used as a fixing member made of, for example, an aluminum plate and serving as a heat radiating portion is further provided. The metal plate 29 is located to face the gap 30 between the heat retaining pot main body 1 and the lid 5. Then, the lower surface of the flange portion 14 of the pan 11 is placed on the upper surface of the metal plate 29, whereby the pan 11 is accommodated in the pan accommodating portion 9 in a suspended state. Therefore, there is almost no gap between the pan 11 and the upper end of the pan storage section 9 in which the pan 11 is stored. Moreover, the outer shape of the flange portion 14 of the pot 11 is formed to be equal to or larger than the size of the cord heater 26, whereby the cord heater 26 is covered by the flange portion 14 of the pot 11 from above. . However, although not shown, for example, by bending the cord heater 26 downward on both left and right sides of the pan housing portion 9, the flange portion 14 and the cord heater 26 are brought into non-contact, so that the flange portion 14 and the cord heater 26 A gap is formed partially between them, and in this gap, the flange portion 14 can be used as a handle portion when the pan 11 is attached and detached. The gap also has the function of discharging steam when cooking rice with water attached to the outer surface of the pot 11.
[0018]
The lid 5 is urged in the opening direction by the force of a hinge spring 31 wound around the hinge shaft 4 that is a rotation axis thereof. Further, a hook 33 serving as a main body locking means provided on a front upper side of the outer frame 2 is detachably locked to a clamp 32 serving as a lid locking means provided at a front portion of the lid 5. The lid 5 is held in a closed state, and the lock can be released by an operation button 34 which is a lock release means provided on the hook 33. The clamp 32 is urged by a clamp spring (not shown) so that the clamp 32 does not lock with the hook 33 unless the inner lid 41 is incorporated. The lid 5 includes an outer lid 36 forming an upper surface outer shell, a heat radiation plate 37 as a lid lower surface material forming a lower surface which is an inner surface of the lid 5, and the outer lid 36 and the heat radiation plate 37. An outer lid cover 38 as a lid base material that forms a skeleton of the lid body 5 by being combined is a main component. In addition, an inner cover 41 that directly covers the upper opening of the pot 11 is detachably attached to the lower surface, which is the inner surface of the lid 5, with a predetermined gap formed between the inner surface and the lower surface. The heat radiating plate 37 and the inner lid 41 are both made of metal, and are made of, for example, anodized stainless steel or aluminum. Further, a packing base 42 is fixed to an outer peripheral portion of the inner lid 41, and a lid packing 43 is fixed between the packing base 42 and the inner lid 41. The lid packing 43 is formed in an annular shape by an elastic member such as silicone rubber or fluoro rubber, and is in contact with the upper surface of the flange portion 14 of the pan 11 to close a gap between the pan 11 and the inner lid 41, This seals the steam generated from 11. A contact portion of the lid packing 43 with the pot 11 faces the cord heater 26 with the flange portion 14 interposed therebetween.
[0019]
Further, a lid heater 46 as a lid heating means is provided on the upper surface of the heat radiating plate 37 inside the lid 5. The lid heater 46 may be an electric heater such as a cord heater or a heating coil of an electromagnetic induction heating type. Further, the radiator plate 37 is provided with a thermistor-type lid temperature sensor 47 as a lid temperature detecting means for detecting the temperature of the lid 5, particularly the temperature of the inner lid 41. Further, a steam port 48 for discharging steam generated in the pot 11 to the outside is detachably attached to a rear portion of the upper surface of the lid 5.
[0020]
A heating control board 51 is provided inside the warmer main body 1 at a position behind the pot housing 9. The heating control board 51 receives signals from the pot temperature sensor 21 and the lid temperature sensor 47, and controls the heating of the heating coil 16, the code heater 26, and the lid heater 46 as heating means. An element (not shown) to be driven is mounted. The element for driving the heating coil 16 is heated together with the oscillation of the heating coil 16, but since this element has a use temperature condition, it must be driven at a certain temperature or lower to operate the element normally. Therefore, a fin-shaped radiator 52 made of a material having good thermal conductivity, such as aluminum, is attached to an element for driving the heating coil 16, and heat generated from the radiator 52 is generated by a wind generated from a cooling fan 53. To cool the element below the operating temperature condition.
[0021]
A cooling fan 53 serving as a cooling unit is arranged below or beside a radiator 52 attached to the heating control unit 51. In addition, the bottom or side of the insulated pot main body 1 is provided with a wind fan for discharging the warm wind emanating from the cooling fan 53 and taking the heat from the radiator 52 attached to the heating control means 51 to the outside. A hole 54 is provided. The heating control means 51 may be arranged at any position around the pot 11 in the insulated pot main body 1, and accordingly, the air discharge hole 54 may be arranged at any position. However, in recent years, there has been a demand for a miniaturized design of the product. Therefore, it is preferable that the heating control means 51, the cooling fan 53, and the air discharging hole 54 be disposed at substantially opposite positions with the pan 11 therebetween. .
[0022]
At the front of the outer lid 36, an operation panel 61 as an operation unit is provided. A control board 63 is provided in a board storage chamber 62 formed in the lid 5 below the operation panel 61. On the control board 63, an LCD 64 for displaying time and a selected menu, an LED 65 for displaying the current process, a switch 66 for starting rice cooking and selecting a menu, and the like are arranged on the upper surface thereof. . An operation panel 61 above the control board 63 is provided for displaying button names, and also keeps the board storage chamber 62 hermetically closed so that various electronic components on the control board 63 can be exposed to dust and water. Is prevented from adhering.
[0023]
The control system of the cooking device will be described with reference to FIG. In the figure, reference numeral 71 denotes a control means comprising a microcomputer or the like, which is a heating coil for heating the bottom of the pan 11 during rice cooking and keeping the temperature based on the respective temperature information from the pan temperature sensor 21 and the lid temperature sensor 47. 16, a cord heater 26 for heating the side of the pot 11, and a lid heater 46 for heating the lid 5. In particular, the control means 81 of this embodiment mainly controls the heating coil 16 based on the temperature detected by the pan temperature sensor 21 to manage the temperature of the bottom of the pan 11, and mainly controls the temperature detected by the lid temperature sensor 47. The lid heater 46 is controlled to control the temperature of the radiator plate 37 and thus the inner lid 41. The control means 71 includes, as a function in a control sequence of a program stored in its own storage means (not shown), a cooking control means for controlling cooking and heating of the object to be cooked. The rice cooking control unit 72 includes a rice cooker control unit 72 that cooks and heats an object to be cooked in the cooker 11, and a heat retention controller 73 that keeps and heats the rice in the pan 11 to a predetermined heat retention temperature during the heat retention.
[0024]
Reference numeral 75 denotes a heating coil driving unit including a high-frequency inverter circuit that receives a control signal from the control unit 71 and supplies a predetermined high-frequency current to the heating coil 16. Separately from this, on the output side of the control means 71, a lid heater driving means 76 for receiving the control signal from the control means 71 and driving the lid heater 46 so as to heat the radiator plate 37 and the inner lid 41 is provided. And a code heater driving means 77 which receives a control signal from the control means 71 and turns on the code heater 26. At the time of rice cooking by the rice cooking control means 72 and at the time of thermal insulation by the thermal insulation control means 73, the temperature of the pan 11 is detected by the pan temperature sensor 21 and the lid temperature sensor 57, so that the heating coil 16 heats the bottom of the pan 11; The heating of the side of the pan 11 by the heating unit 26 and the heating of the lid 5 by the lid heater 46 are performed. After the rice cooked by the rice cooker control means 72 is completed and the food in the pot 11 is cooked as rice, the process automatically shifts to the heat retention by the heat retention controller 73 and the temperature detected by the pot temperature sensor 21 is reduced to the temperature. The rice is kept at a predetermined temperature (about 70 ° C. to 76 ° C.) by adjusting the heating of the pot 11 by the heating coil 16 and the code heater 26 based on the temperature.
[0025]
In particular, the supplementary description of the heating by the code heater 26 is as follows: after the rice is cooked, the temperature of the rice drops from about 100 ° C. to about 73 ° C .; Heat is radiated from the metal plate 29 to the space of the gap 30 between the lid 5 and the insulated pot main body 1 to suppress cooling due to invasion of outside air from the gap 30 and to heat the flange portion 14 of the pot 11. Further, even during the period of reheating the rice at the time of keeping the temperature, the flange portion 14 of the pan 11 is heated by the code heater 26 so as to prevent moisture generated by heating the rice from condensing on the upper inner surface of the pan 11. ing.
[0026]
Next, the operation of the above configuration will be described. When rice and water to be cooked are put in the pan 11 and the rice cooking by the rice cooking control means 72 is started, the heating coil 16 and the code heater 26 turn on based on the temperature detection of the bottom of the pan 11 by the pan temperature sensor 21. The bottom part and the side part of the pan 11 are heated, and the water temperature in the pan 11 is maintained at 45 to 60 ° C. for 15 to 20 minutes. After that, the pot 11 is strongly heated by the heating coil 16 to boil the food to be cooked. When the temperature of the bottom of the pan 11 becomes 90 ° C. or higher during the boiling heating, and the temperature of the lid 5 is stabilized at 90 ° C. or higher, it is assumed that the inside of the pan 11 is in a boiling state, and the amount of heating is reduced as compared to before. It moves to the continued boiling heating. The fact that the temperature of the lid 5 is stabilized at 90 ° C. or higher is detected by the rate of temperature rise of the temperature detected by the lid temperature sensor 47. In this boiling detection, it can be confirmed from the pot temperature sensor 21 and the lid temperature sensor 47 that both the bottom of the pan 11 and the lid 5 have reached 90 ° C. or higher, and that the inside of the pan 11 has completely boiled. Can be accurately detected.
[0027]
When either the bottom of the pot 11 or the lid 5 has an unusually detected temperature of 120 ° C. or higher, the control unit 71 determines that there is some abnormality and reduces the heating amount in the rice heating. To stop all operations, or to shift to a spot to be described later, or to keep the temperature, thereby preventing abnormal heating. Conversely, while either the bottom of the pot 11 or the lid 5 has reached 90 ° C. or higher and a predetermined time (eg, 5 minutes) has elapsed, the bottom of the pot 11 or any of the lids 5 Is lower than 90 ° C., the pot temperature sensor 21 or the lid temperature sensor 47 in this low temperature determines that the temperature detection accuracy has deteriorated for some reason (dirt, inclination, poor contact, etc.). In the same manner, the amount of heating in rice cooking heating is reduced, and all operations are stopped.
[0028]
When the process shifts to the continuation of boiling, the rice cooking control means 72 starts the lid heating by the lid heater 46. The lid heating here is managed by the temperature detected by the lid temperature sensor 47 so that the temperature of the inner lid 41 becomes 100 to 110 ° C. Then, when a predetermined temperature rise occurs in the bottom of the pot 11, the cooking is detected and the process shifts to spots. During murara, the lid heater 46 is turned off by temperature control based on the temperature detected by the lid temperature sensor 47 to prevent dew on the inner lid 41 and to maintain a high temperature (98 to 100 ° C.) so that rice does not burn. The temperature of the bottom of the pan 11 or the side of the pan 11 is controlled so as to be maintained. The moth is continued for a predetermined time (15 to 20 minutes).
[0029]
When the temperature is maintained, the bottom and the lower side of the pot 11 are heated by the heating coil 16, and the temperature of the rice stored in the pot 11 is slightly higher than that of the rice stored in the pot 11. The temperature of the side of the pot 11 is controlled by the cord heater 26 so that the rice does not dry and a large amount of dew does not adhere. Rice is kept at 70-76 ° C. Even when the temperature is kept warm, if the pot temperature sensor 21 or the lid temperature sensor 47 is abnormally high or low on the contrary, the abnormality is detected and this abnormal heating is prevented.
[0030]
Next, a configuration around the hinge portion H will be described with reference to FIGS. The hinge portion H is provided behind the outer frame 2, and the hinge portion H is provided with the hinge shaft 4, and the hinge shaft 4 is wound with a hinge spring 31 serving as an elastic body. Uses a torsion coil spring. A wall body 81 for housing the coil portion of the hinge spring 31 is erected on the outer frame 2, and a front wall portion of the wall body 81 forms a main body stopper portion 82.
[0031]
A hinge shaft 4 is inserted through the outer frame 2 and the outer cover 38 so as to be rotatable, and an insertion hole 83A for inserting the hinge shaft 4 into the left and right wall portions 83, 83 of the wall body 81 is formed. The hinge shaft 4 inserted and inserted into the insertion hole 83A is inserted into a hole 84A of a bearing portion 84 of the outer cover 38. Thus, when the lid 5 is opened and closed, the lid 5 is provided rotatably around the hinge shaft 4 on the insulated pot main body 1.
[0032]
One end of the hinge spring 31 is engaged with the engaging portion 85 of the outer frame 2, and the other end is engaged with the engaging portion 86 of the outer cover 38. When the operation button 34 of the hook 33 is pressed to release the engagement between the hook 33 and the clamp 32, the hinge spring 31 urges the outer cover 38 in the opening direction, and the cover 5 is opened. When the lid 5 is opened, the outer lid cover 38 is provided with a lid stopper 87 at a position in contact with the main body stopper portion 82, and the lid stopper 87 is constituted by a rear edge of the outer lid cover 38. I have. The position where the lid stopper 87 abuts on the main body stopper portion 82 is the normal maximum opening position of the lid 5.
[0033]
Further, when the lid 5 is opened and reaches a certain angle, a lid brake 88 is provided as lid braking means for urging the hinge spring 31 in a direction that hinders the urging force of the hinge spring 31, that is, the force for opening the lid 5. The lid brake 88 may be an elastic body such as a spring, or may be an elastic body such as rubber. In this example, a leaf spring is used as the lid brake 88 and this leaf spring is used. Is incorporated in the outer lid cover 38, and the outer frame 2 is engaged with the leaf spring before the lid stopper 87 comes into contact with the main body stopper portion 82 to obtain a braking effect. In this example, the lid brake 88 is engaged with the outer frame 2 before a stopper member 91 to be described later comes into contact with the main body stopper portion 82 so that a braking effect can be obtained.
[0034]
The upper end of the main body stopper portion 82 forms a free end, and the corresponding rear end of the lid stopper portion 87 forms a free end. Therefore, as described in the related art, the lid stopper portion 87 is 82. Therefore, a stopper member 91 is provided on the lid 5 separately from the main body stopper portion 82. The stopper member 91 has a locking portion 91A that locks to the main body stopper portion 82, and a gap 92 is provided between the locking portion 91A and the lid stopper portion 87. The stopper member 91 is provided on the outer cover 38 and may be connected to the outer cover 38 by a claw fitting. Alternatively, the stopper member 91 may be inserted into the outer cover 38 through the hinge shaft 4.
[0035]
A stainless plate material is used for the stopper member 91. By using stainless steel, durability and a predetermined strength are obtained, and even if steam in the pot 11 leaks and hits the stopper member 91, Rust can be prevented from occurring. The stopper member 91 is formed by bending a stainless steel plate into an L shape, and one end of the stopper member 91 serves as the locking portion 91A. The locking portion 91A is provided in parallel with the lid stopper portion 97 via the gap 92. . When the lid 5 is opened, first, the locking portion 91A of the stopper member 91 comes into contact with the main body stopper portion 82 of the outer frame 2. In this case, the locking portion 91A is a free end, and a part of the opening force of the lid 5 is absorbed by its spring property. Thereafter, when the lid 5 is to be opened by further applying force, the L-shaped engaging portion 91A of the stopper member 91 rides over the main body stopper 82, and the main body stopper 82 is provided with the lid stopper of the outer lid cover 38. The part 87 contacts. In this way, in order for the lid stopper portion 87 of the outer lid cover 38 to climb over the main body stopper portion 82 of the outer frame 2, the two members of the locking portion 91 </ b> A separated by the gap 92 and the main body stopper portion 82 intervene. As a result, it is difficult to get over and the hinge portion H of the outer frame 2 can be prevented from being exposed.
[0036]
As described above, in the present embodiment, the pot 11, the insulated pot main body 1 serving as a main body for storing the heating means for heating the pot 11, the lid 5 covering the upper portion of the pot 11, the insulated pot main body 1 and the lid 5 , A lid spring 5 serving as a lid opening means for urging the lid 5 rotating about the hinge axis 4 in the opening direction with respect to the insulated pot main body 1, and locking the lid 5. A hook 33 serving as a main body locking means, a clamp 32 serving as a lid body locking means for locking the hook 33, and an operation button 34 serving as an unlocking means for unlocking the hook 33 and the clamp 32; When the lid 5 is opened by the coil spring 31, stopper portions for restricting the opening of the lid 5 are provided on the warming pot main body 1 and the lid 5, respectively, and a stopper member 91 is disposed on the lid stopper portion 87 of the lid 5. In the cooker, the lid stopper 8 When the lid 5 is opened by providing a gap 92 between the stopper member 91 and the stopper member 91, the stopper member 91 contacts the main body stopper portion 82 of the insulated pot main body 1 before the lid stopper portion 87, and The opening of the lid 5 by the spring 31 is regulated by the main body stopper 82 and the stopper member 91. When the lid 5 is opened by a force other than the coil spring 31, the lid is opened by the main body stopper 82 and the lid stopper 87. Since the opening of the body 5 is regulated, the force of the lid 5 opened by the coil spring 31 is absorbed by the stopper member 91, and the force can be prevented from being applied to the lid stopper portion 87, and the durability of the hinge portion H is improved. Can be improved. Further, since the space volume of the hinge portion H is small and the stopper member 91 can absorb the force without sufficiently reinforcing the stopper portions 82 and 87 of the main body 1 and the lid 5, the durability of the hinge portion H is improved. Can be prevented, space can be saved, and a compact design can be achieved. Further, even if a force other than the coil spring 31 is applied to open the lid 5 with the lid 5 opened, the opening of the lid 5 is regulated by the main body stopper 82 and the lid stopper 87. In addition, it is possible to prevent the main body stopper portion 82 and the lid stopper portion 87 from getting over, to suppress the inside from being exposed, and to provide a product with high consumer value.
[0037]
As described above, in the present embodiment, when the lid 5 is opened, the lid brake 88 is provided as lid brake means for urging a force in a direction which obstructs the urging force of the coil spring 31 as the lid opening means. Since the lid opening angle at which the lid brake 88 starts to be effective is smaller than the lid opening angle at which the main body stopper portion 82 and the stopper member 91 come into contact with each other, it is possible to reduce the force applied to the main body stopper portion 82 when the lid 5 is opened. As a result, the durability of the hinge portion H can be further improved. The angle shown in FIG. 3 is the lid opening angle at which the main body stopper portion 82 and the stopper member 91 contact.
[0038]
FIGS. 4 and 5 show a second embodiment of the present invention. The same reference numerals are used for the same parts as those in the above-described embodiments without detailed description. In this example, as in the first embodiment, A stopper member 91 is provided on the lid stopper portion 87 of the outer lid cover 38, and the stopper member 91 is integrally provided with a lid brake means. The stopper member 91 is provided on the bearing portion 84 and has the locking portion 91A and an elastic sliding portion 93 in the lid opening / closing direction. The elastic sliding portion 93 is separated from a side surface 84M of the bearing portion 84. When the lid 5 is opened, the wall portions 83 located on the left and right sides of the main body stopper portion 82 come into contact with the oblique portion 94 so that the oblique portion 94 follows the side surface 84M when the lid 5 is opened. Sliding while being elastically deformed so as to cause a braking effect, the elastic sliding portion 93 is provided at the tip thereof with the locking portion 91A. Thereby, the stopper member 91 can not only restrict the opening of the lid 5 but also have a lid braking function.
[0039]
As described above, in this embodiment, the stopper member 91 is provided with the elastic sliding portion 93 serving as a lid brake, so that the stopper part 91 and the lid brake means are the same, thereby reducing the number of parts and improving the assemblability. , Cost is reduced, and an inexpensive design is possible.
[0040]
FIG. 6 shows a third embodiment of the present invention, in which the same reference numerals are used for the same parts as those in the above-described embodiments without detailed description thereof. In this example, the main body stopper 82 of the outer frame 2 A stopper member 101 having a substantially inverted U-shaped cross section is provided. The locking portion 101A of the stopper member 101 is disposed closer to the lid stopper portion 87 than the main body stopper portion 82 is. That is, the locking portion 101A is located at a position closer to the closed state of the lid 5 than the main body stopper 82 on the locus where the lid 5 opens. A gap 102 may be provided between the locking portion 101A and the main body stopper portion 82. The stopper member 101 is provided on the outer frame 2 and may be provided by being connected to the outer frame 2 by a claw fitting, or may be incorporated into the outer frame 2 through the hinge shaft 4.
[0041]
A stainless plate material is used for the stopper member 101, and durability and a predetermined strength are obtained by using stainless steel. Further, even if the steam in the pan 11 leaks and hits the stopper member 101, the occurrence of rust can be prevented. Further, the stopper member 101 may be formed of a metal component and may have the above-described structure, or may be formed of an elastic material such as rubber.
[0042]
As described above, in the present embodiment, when the stopper member 101 is disposed on the main body stopper portion 82 provided on the warming pot main body 1, and when the lid 5 is opened, the lid stopper portion 87 has a higher position than the main body stopper portion 82. Since the stopper member 101 comes into contact first, the force of the lid 5 opened by the coil spring 31 is absorbed by the stopper member 101, and the force can be prevented from being applied to the main body stopper portion 82. Can be improved. evidence
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, the shape and number of the stopper members can be appropriately selected.
[0043]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the cooking container of Claim 1 of this invention, the improvement of the hinge part strength and commercial value of a cooking appliance can be aimed at, and the cooking appliance which enables the compact design of a main body can be provided.
[0044]
According to the cooking container of the second aspect of the present invention, it is possible to provide a cooking device that improves the hinge strength and the commercial value of the cooking device and enables a compact design of the main body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a cooker according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a functional configuration of a control system according to the first embodiment;
FIG. 3 is a cross-sectional view around a hinge part according to the first embodiment;
FIG. 4 is a sectional view around a hinge portion showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view around the stopper member according to the first embodiment;
FIG. 6 is a sectional view around a hinge portion showing a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Main unit
5 Lid
11 hot pot
31 Hinge spring (cover opening means)
32 Clamp (lid locking means)
33 hook (main body locking means)
34 operation buttons (lock release means)
82 Main body stopper
87 Lid stopper
88 Lid brake
91 Stopper member
92 gap
93 Elastic sliding part (lid brake)
101 Stopper member
H hinge part

Claims (2)

容器と、加熱する加熱手段を収納する本体と、前記容器を覆う蓋体と、前記本体と蓋体を結合するヒンジと、回転する前記蓋体を、付勢する蓋開き手段と、前記蓋体と係止する本体係止手段と、この本体係止手段と係止する蓋体係止手段と、解除手段とを有し、前記蓋体が開いた時、開きを規制するストッパー部を設けた調理器において、ストッパー部材を配置すると共に、隙間を設け、前記蓋体を開いた時、前記本体のストッパー部には、前記ストッパー部材が接触するように構成したことを特徴とする調理器。A container, a main body for storing heating means for heating, a lid for covering the container, a hinge connecting the main body and the lid, a lid opening means for urging the rotating lid, and the lid A locking means for locking the main body locking means, a lid locking means for locking the main body locking means, and a releasing means, and a stopper for restricting the opening when the lid is opened is provided. In the cooker, the stopper member is arranged, a gap is provided, and the stopper member of the main body contacts the stopper portion when the lid is opened, wherein the stopper member is in contact with the stopper member. 前記蓋体を開いた時に、妨げるように力を付勢させるブレーキ手段を設け、このブレーキ手段が効く角度は、前記本体ストッパー部と前記ストッパー部材が接触する角度よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の調理器。When the lid is opened, a brake means is provided for urging a force so as to prevent the lid body from opening, and an angle at which the brake means works is smaller than an angle at which the main body stopper portion contacts the stopper member. Item 2. The cooker according to Item 1.
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JP2010088555A (en) * 2008-10-06 2010-04-22 Mitsubishi Electric Corp Rice cooker

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