JP2004033282A - 清掃具 - Google Patents
清掃具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004033282A JP2004033282A JP2002190850A JP2002190850A JP2004033282A JP 2004033282 A JP2004033282 A JP 2004033282A JP 2002190850 A JP2002190850 A JP 2002190850A JP 2002190850 A JP2002190850 A JP 2002190850A JP 2004033282 A JP2004033282 A JP 2004033282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding
- cleaning
- groove
- cleaning tool
- holding groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Brushes (AREA)
Abstract
【課題】清掃機能が異なる清掃材が保持された保持体と容易に取り替えることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上することができる清掃具を提供する点にある。
【解決手段】清掃材1を保持した保持体2が挿入される保持溝31を有し、前記保持体2を柄5に支持する支持体3と、前記保持体2を支持体3に係止する係止孔32及び凸部24とを備え、係止孔32及び凸部24による係止を解除することにより保持体2を、清掃機能が異なる清掃材1を保持した保持体と取り替えることができるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】清掃材1を保持した保持体2が挿入される保持溝31を有し、前記保持体2を柄5に支持する支持体3と、前記保持体2を支持体3に係止する係止孔32及び凸部24とを備え、係止孔32及び凸部24による係止を解除することにより保持体2を、清掃機能が異なる清掃材1を保持した保持体と取り替えることができるようにした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物のガラス等を清掃するのに便利な清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物のガラスを清掃する場合、ガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等を落すためのブラシを有する清掃具と、ガラスに付着した水滴を吸収するためのスポンジを有する清掃具と、前記スポンジによって吸収されない水分を掻き取るスクレーパを有する清掃具とが使用されている。このような清掃具は、ブラシ,スポンジ,スクレーパ等の清掃材を個別に保持する保持体と、該保持体に結合された柄とからなり、柄を把持して清掃作業が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上のように構成された従来の清掃具は、各清掃材と保持体と柄とが一体になっており、異なる清掃機能を有するものが独立しているため、ガラスを清掃する際に機能が異なる複数の独立した清掃具を用いる必要があり、独立した清掃具の個数が多く、清掃具が嵩張るし、また、窓間を移動しつつガラスの清掃を行うような場合の清掃作業能率が悪く、改善策が要望されていた。
【0004】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、清掃材を保持する保持体が挿入される保持溝を有し、保持体を柄に支持する支持体と、保持体を支持体に係止する係止手段とを備えることにより、柄及び支持体を取り替えることなく、清掃材が保持された保持体を取り替えることによって清掃機能が異なる清掃材で清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0005】
また、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部と係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とからなる係止手段とすることにより、この係止手段を保持体、支持体と一体に成形することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0006】
また、保持溝の一端部から保持体を挿入することが可能な保持溝及び保持体とし、前記凹部は保持溝の一端部で保持溝の側面を貫通する係止孔であり、前記凸部は前記保持体に突設されている構成とすることにより、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、保持溝の側面及び保持体の一方はその長手方向が保持溝の長手方向となる凹条を有し、保持溝の側面及び保持体の他方は前記凹条との係合が可能な凸条を有する構成とすることにより、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0008】
また、係止孔を保持溝の両側面に設け、凸部を各係止孔に係合する二つとすることにより、凸部を二つの指の摘む部とすることができる清掃具を提供することを目的とする。
【0009】
また、ヒンジを介して連結された二枚の挟み板と、各挟み板の内側に突設され、清掃材に食い込む複数の食込片とを有する保持体とすることにより、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0010】
また、清掃材を保持する保持体が挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、保持体を柄に支持する支持体と、保持体の保持溝内での動きを規制する凸部及び凹部とを備えることにより、柄及び該柄に支持され、スクレーパを有する支持体を取り替えることなく、清掃材を保持した保持体を取り替えることによって清掃機能が異なる清掃材で清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0011】
また、清掃材を保持する保持体が、ブラシからなる清掃材を保持した第1の保持体及びスポンジからなる清掃材を保持した第2の保持体であり、第1又は第2の保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、第1又は第2の保持体を柄に支持する支持体と、保持体の保持溝内での動きを規制する凸部及び凹部とを備えることにより、柄及び該柄に支持され、スクレーパを有する支持体を取り替えることなく、第1又は第2の保持体を取り替えることによってブラシ、スポンジで清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体が挿入される保持溝を有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、前記保持体を支持体に係止する係止手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】
第7発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする。
【0014】
第1発明及び第7発明にあっては、保持体を保持溝に挿入することにより保持体を係止することができるため、清掃材を脱落させることなく清掃作業を行うことができ、また、保持体を挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体を保持溝から抜き出すことができ、清掃機能が異なる清掃材が保持された保持体と容易に取り替えることができる。従って、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収するような場合、一つの清掃具と、清掃材を保持した保持体とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。また、第7発明にあっては、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、柄を中心として支持体を回すことにより、スクレーパによって清掃することができ、清掃作業能率をより一層向上できる。
【0015】
第2発明に係る清掃具は、前記係止手段は前記保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部と係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とからなることを特徴とする。
【0016】
第2発明にあっては、保持体、支持体が成形される際に、凸部及び凹部を保持体、支持体と一体に成形することができるため、係止手段の組付け工数をなくすることができる。
【0017】
第3発明に係る清掃具は、前記保持溝及び保持体は保持溝の一端部から保持体を挿入可能としてあり、前記凹部は保持溝の一端部で保持溝の側面を貫通する係止孔であり、前記凸部は前記保持体に突設されていることを特徴とする。
【0018】
第3発明にあっては、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができ、また、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に抜き出すことができ、清掃材の取り替えを簡易にできる。
【0019】
第4発明に係る清掃具は、前記保持溝の側面及び保持体の一方はその長手方向が保持溝の長手方向となる凹条を有し、保持溝の側面及び保持体の他方は前記凹条との係合が可能な凸条を有することを特徴とする。
【0020】
第4発明にあっては、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができ、しかも、挿入した後では凸条及び凹条によって保持体の挿入方向と交差する方向への動きを規制することができ、保持体の係止力を増加できる。
【0021】
第5発明に係る清掃具は、前記係止孔は前記保持溝の両側面に有しており、前記凸部は各係止孔に係合する二つであることを特徴とする。
【0022】
第5発明にあっては、凸部を二つの指で摘むことができるため、凸部を二つの指で摘んだ状態で保持体を保持溝に対して挿入/抜き出しが行える。
【0023】
第6発明に係る清掃具は、前記保持体はヒンジを介して連結された二枚の挟み板と、各挟み板の内側に突設され、清掃材に食い込む複数の食込片とを有することを特徴とする。
【0024】
第6発明にあっては、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができ、清掃材の洗浄回数を減らすことができる。
【0025】
第8発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体はブラシからなる清掃材を保持した第1の保持体及びスポンジからなる清掃材を保持した第2の保持体であり、第1又は第2の保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、第1又は第2の保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする。
【0026】
第8発明にあっては、第1又は第2の保持体を保持溝に挿入することにより保持体を係止することができるため、ブラシ又はスポンジを脱落させることなく清掃作業を行うことができ、また、保持体を挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体を保持溝から抜き出すことができ、ブラシを保持した第1の保持体とスポンジを保持した第2の保持体とに容易に取り替えることができる。従って、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収し、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、第1及び第2の保持体の一方を保持した一つの清掃具と、第1及び第2の保持体の他方とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は清掃具の全体構成を示す斜視図、図2はブラシを装着した状態の斜視図、図3はスポンジを装着した状態の斜視図である。
この清掃具は、清掃材1を保持する合成樹脂製の保持体2と、該保持体2を支持する合成樹脂製の支持体3と、該支持体3を連結軸4を介して相対回転可能に支持し、比較的長い寸法の棒形の柄5とを備えてなる。
【0028】
保持体2は、ブラシ,スポンジ等の清掃材1の一つを保持してなり、また、支持体3は保持体2が摺動しつつ挿入される保持溝31を有する。保持溝31及び保持体2は保持溝31の一端から保持体2を挿入可能としてある。
【0029】
図4は支持体の構成を示す斜視図、図5は支持体の構成を示す正面図、図6は支持体の構成を示す平面図、図7はスポンジを省略した図3のVII −VII 線の拡大断面図、図8はスポンジを省略した図3のVIII−VIII線の拡大断面図である。
【0030】
支持体3はその長手方向両端に亘って保持溝31を有する略角柱形の支持部3aと、保持溝31の一側面側で長手方向中央部に突設され、貫通孔を有する連結片3bと、支持部3aの保持溝31と反対側に保持溝31に対して傾斜するように連なり、その長手方向両端に亘って嵌合溝30を有する略矩形板形の支持片3cとを有しており、一体に成形されている。
【0031】
支持部3aは保持溝31の長手方向一端部で保持溝31の両側面を貫通する凹形の係止孔32,32と、保持溝31の両側面に突設され、その長手方向が保持溝31の長手方向となる凸条33,33とを有する。
係止孔32,32の対向する二つの面にはその長手方向が保持溝31の長手方向となる矩形の凸片34,34が突設されており、保持溝31の一側面を貫通する一方の係止孔32に突設された凸片34,34の長手方向途中に抜け止め凸部35,35が設けられている。
【0032】
保持溝31は長手方向一端側の溝幅、換言すれは保持体2が挿入される側の溝幅H1を他端側の溝幅H2よりも広くして、保持体2の挿入初期では挿入抵抗を小さくし、挿入後期では挿入抵抗が増加し、保持体2が保持溝31の一端側へ抜け出し難いようにしてある。
支持片3cの嵌合溝30にはゴム板からなる矩形のスクレーパ1aが嵌合保持されている。
【0033】
柄5の端部には離間して向き合う二つの連結片51,51と、該連結片51,51に穿設された貫通孔とを有しており、連結片51,51の間に支持体3の連結片3bを挿入し、各連結片51,51,3bの貫通孔に連結軸4を挿入し、該連結軸4の端部にナット部材6を螺着することにより、各連結片51,51,3bの間に摩擦抵抗を加え、支持体3と柄5とを相対回転可能としてある。また、一方の連結片51と連結片3bとの間の3箇所には位置決め凸部及び位置決め凹部が設けられている。尚、柄5は長手方向の途中から支持体3側へ水等の液を噴射するように構成してもよく、柄5の構成は特に制限されない。
【0034】
図9はブラシ用の保持体の構成を示す斜視図、図10はブラシ用の保持体の構成を示す正面図、図11はブラシ用の保持体の構成を示す平面図、図12はスポンジ用の保持体の構成を示す斜視図、図13はスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持していない状態の正面図、図14はスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持した状態の斜視図である。
【0035】
保持体2はブラシ用の第1の保持体2aと、スポンジ用の第2の保持体2bとがある。第1の保持体2aは一面にブラシ1bを有し、保持溝31に対応する大きさの略角柱形に成形されており、また、第2の保持体2bはヒンジ21を介して連結された二枚の挟み板22,23からなり、換言すればその幅方向中央部にヒンジ21を有する一枚の合成樹脂製の矩形板を保持溝31に対応する大きさとなるようにヒンジ21部分から折り曲げてなり、略三角柱形のスポンジ1cの二面を挟み板22,23の間で挾むことにより保持してある。
【0036】
第1の保持体2aの一端部で一面に連なる両側面には係止孔32,32に挿入されることにより該係止孔32,32に係合する凸部24,24が突設されており、この凸部24,24の係止孔32,32との係合によって保持体2aの保持孔31内での動き、即ち、保持溝31の長手方向及び深さ方向への動きを規制している。また、保持体2aの長手方向途中には複数の貫通孔25が穿設されている。凸部24,24には前記凸片34,34に係合する凹部26と、前記抜け止め凸部35に係合する抜け止め凸部27とが設けられている。この抜け止め凸部27は抜け止め凸部35を保持体2aの挿入方向へ越えた位置で係合し、保持体2aが確実に抜け出ないようにしてある。尚、係止孔32,32と凸部24,24とが係止手段を構成している。
【0037】
凸部24,24は二つの指で摘むことができる大きさに形成されている。また、保持体2aの両側面で長手方向中央部及び一端部には前記凸条33,33との係合が可能な凹条28,28を有しており、さらに、両側面で長手方向中央部及び他端部には前記凸条33,33の幅方向一側との係合が可能な抜け止め凸部29,29が突設されている。また、保持体2aは長手方向中央部の幅寸法を両端部の幅寸法よりも若干大きくし、保持体2aの保持溝31への挿入初期では挿入抵抗を小さくし、挿入途中で挿入抵抗が増加し、保持体2aが保持溝31の一端側へ抜け出し難いようにしてある。また、保持体2aの両側面で、ブラシ1b側にはリブ20,20が突設されており、このリブ20,20によって前記幅寸法を変えている。
【0038】
第2の保持体2bは挟み板22,23の一端部で外側面には係止孔32,32に挿入されることにより該係止孔32,32に係合する凸部24,24が突設されており、この凸部24,24の係止孔32,32との係合によって保持体2aの保持孔31内での動き、即ち、保持溝31の長手方向及び深さ方向への動きを規制している。また、保持体2bには凸部24,24の近傍から他端部に亘って前記凸条33,33との係合が可能な凹条28,28が設けられている。凸部24,24には前記凸片34,34に係合する凹部26,26と、前記抜け止め凸部35,35に係合する抜け止め凸部27,27とが設けられている。この抜け止め凸部27は抜け止め凸部35を保持体2bの挿入方向へ越えた位置で係合し、保持体2bが抜け出ないようにしてある。凸部24,24は二つの指で摘むことができる大きさに形成されている。
【0039】
挟み板22,23の内側に、千鳥配置となる複数の食込片22a,23aが突設されている。一枚の挟み板22の内側には複数のピン22bが突設されており、他方の挟み板23の内側には前記ピン22bが嵌合する嵌合孔23bを有する筒部が突設されており、挟み板22,23の間隔を小さくすることにより、食込片22a,23aがスポンジ1cに食い込み、スポンジ1cを保持するとともにピン22bが嵌合孔23bに挿入され、挟み板22,23間の広がりを防ぎ、スポンジ1cの保持状態を維持することができるようにしてある。
【0040】
以上のように構成された清掃具は、ブラシ1bで清掃する場合、支持体3の保持溝31に第1の保持体2aが保持溝31の長手方向一端部から挿入され、また、スポンジ1cで清掃する場合、前記保持溝31に第2の保持体2bが保持溝31の長手方向一端部から挿入される。
【0041】
第1の保持体2aを用いる場合、保持体2aの長手方向他端部を保持溝31の一端部に挿入し、摺動させつつ押し込むことにより保持体2aの凸部24,24が係止孔32,32に係合し、さらに、凹部26,26が凸片34,34と係合し、保持溝31の深さ方向への動きが規制されるとともに、抜け止め凸部27,27が抜け止め凸部35,35と係合し、抜け出し方向への動きが規制され、保持体2aの抜け出しを確実に防ぐことができる。また、保持体2aを挿入する際、抜け止め凸部29が凸条33,33の幅方向一側に係合するとともに、凹条28,28が凸条33,33に係合するため、凸条33,33に沿って保持体2aを正確に挿入することができる。尚、実施の形態では複数の貫通孔25を有することによって前記凹条28が分断され、凹条28と凸条33との係合領域が少なくなるため、前記抜け止め凸部29が設けられているが、その他、前記貫通孔25をなくし、凹条28,28と凸条33,33との係合領域を長くした場合には前記抜け止め凸部29をなくしてもよい。
【0042】
また、第1の保持体2aを取外す場合、保持体2aの凸部24,24を二つの指で摘み、挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体2aを抜き出すことができる。
【0043】
第1の保持体2aに代えて第2の保持体2bを用いる場合、保持体2bの長手方向他端部を保持溝31の一端部に挿入し、摺動させつつ押し込むことにより保持体2bの凸部24,24が係止孔32,32に係合し、さらに、凹部26,26が凸片34,34と係合し、保持溝31の深さ方向への動きが規制されるとともに、抜け止め凸部27,27が抜け止め凸部35,35と係合し、抜け出し方向への動きが規制され、保持体2bの抜け出しを確実に防ぐことができる。また、保持体2bを挿入する際、凹条28,28が凸条33,33に係合するため、凸条33,33に沿って正確に挿入することができる。
【0044】
また、第2の保持体2bを取外す場合、保持体2bの凸部24,24を二つの指で摘み、挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体2bを抜き出すことができる。
また、略三角柱形に形成されたスポンジ1cの一面が汚れた際には、保持体2bを保持溝31から抜き出した状態で、挟み板22,23間の間隔を広げてピン22bの嵌合孔23bとの嵌合を離脱し、スポンジ1cを取外し、該スポンジ1cの挟み位置を変えた後、挟み板22,23の間隔を小さくし、ピン22bを嵌合孔23bに挿入することにより、他の清掃面を使用することが可能になる。
【0045】
以上のように本発明に係る清掃具は、支持体3がスクレーパ1aを有しており、しかも、ブラシ用の保持体2aとスポンジ用の保持体2bとを取り替えることができるため、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収し、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、第1及び第2の保持体2a,2bの一方を保持した一つの清掃具と、第1及び第2の保持体2a,2bの他方とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【0046】
尚、以上説明した実施の形態では、保持体2a,2bを保持溝31の長手方向一端部から挿入するように構成したが、その他、保持体2a,2bを保持溝31の深さ方向に挿入し、凸部及び該凸部に係合する凹部からなる係止手段によって保持体2a,2bを支持体3に係止するように構成してもよい。
【0047】
また、以上説明した実施の形態では、支持体3に係止孔32,凸片34及び抜け止め凸部35を設け、保持体2a,2bに凸部24,凹部26及び抜け止め凸部27を設けたが、その他、保持体2a,2bに係止孔32,凸片34及び抜け止め凸部35を設け、支持体3に凸部24,凹部26及び抜け止め凸部27を設けてもよい。
【0048】
また、以上説明した実施の形態では、係止孔32,32からなる凹部及び凸部24,24を係止手段としたが、その他、この係止手段は凸部及び該凸部に係合する凹部によって保持体2a,2bの保持孔31内での動きを規制する構造であればよく、その構成は特に制限されない。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように第1発明及び第7発明によれば、清掃材が保持された保持体を、柄に支持される支持体の保持溝に対して挿入/抜き出し操作を行うことにより、清掃機能が異なる清掃材が保持された保持体と容易に取り替えることができるため、一つの清掃具と、清掃材を保持した保持体とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
しかも、第7発明によれば、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、柄を中心として支持体を回すことにより、スクレーパによって清掃することができ、清掃作業能率をより一層向上できる。
【0050】
第2発明によれば、保持体、支持体が成形される際に、凸部及び凹部を保持体、支持体と一体に成形することができるため、係止手段の組付け工数をなくすることができる。
【0051】
第3発明によれば、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができ、また、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に抜き出すことができ、清掃材の取り替えを簡易にできる。
【0052】
第4発明によれば、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができ、しかも、挿入した後では凸条及び凹条によって保持体の挿入方向と交差する方向への動きを規制することができ、保持体の係止力を増加できる。
【0053】
第5発明によれば、凸部を二つの指で摘むことができるため、凸部を二つの指で摘んだ状態で保持体を保持溝に対して挿入/抜き出しが行える。
【0054】
第6発明によれば、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができ、清掃材の洗浄回数を減らすことができる。
【0055】
第8発明によれば、ブラシを保持した第1の保持体又はスポンジを保持した第2の保持体を、柄に支持される支持体の保持溝に対して挿入/抜き出し操作を行うことにより、第1の保持体と第2の保持体とに容易に取り替えることができるため、ブラシ、スポンジ、スクレーパによってガラスを清掃する際の清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃具の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る清掃具のブラシを装着した状態の斜視図である。
【図3】本発明に係る清掃具のスポンジを装着した状態の斜視図である。
【図4】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す正面図である。
【図6】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す平面図である。
【図7】スポンジを省略した図3のVII −VII 線の拡大断面図である。
【図8】スポンジを省略した図3のVIII−VIII線の拡大断面図である。
【図9】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す正面図である。
【図11】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す平面図である。
【図12】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持していない状態の正面図である。
【図14】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 清掃材
1a スクレーパ
1b ブラシ
1c スポンジ
2 保持体
2a ブラシ用の保持体
2b スポンジ用の保持体
21 ヒンジ
22,23 挟み板
24 凸部
28 凹条
3 支持体
31 保持溝
32 係止孔
33 凸条
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物のガラス等を清掃するのに便利な清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物のガラスを清掃する場合、ガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等を落すためのブラシを有する清掃具と、ガラスに付着した水滴を吸収するためのスポンジを有する清掃具と、前記スポンジによって吸収されない水分を掻き取るスクレーパを有する清掃具とが使用されている。このような清掃具は、ブラシ,スポンジ,スクレーパ等の清掃材を個別に保持する保持体と、該保持体に結合された柄とからなり、柄を把持して清掃作業が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上のように構成された従来の清掃具は、各清掃材と保持体と柄とが一体になっており、異なる清掃機能を有するものが独立しているため、ガラスを清掃する際に機能が異なる複数の独立した清掃具を用いる必要があり、独立した清掃具の個数が多く、清掃具が嵩張るし、また、窓間を移動しつつガラスの清掃を行うような場合の清掃作業能率が悪く、改善策が要望されていた。
【0004】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、清掃材を保持する保持体が挿入される保持溝を有し、保持体を柄に支持する支持体と、保持体を支持体に係止する係止手段とを備えることにより、柄及び支持体を取り替えることなく、清掃材が保持された保持体を取り替えることによって清掃機能が異なる清掃材で清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0005】
また、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部と係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とからなる係止手段とすることにより、この係止手段を保持体、支持体と一体に成形することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0006】
また、保持溝の一端部から保持体を挿入することが可能な保持溝及び保持体とし、前記凹部は保持溝の一端部で保持溝の側面を貫通する係止孔であり、前記凸部は前記保持体に突設されている構成とすることにより、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、保持溝の側面及び保持体の一方はその長手方向が保持溝の長手方向となる凹条を有し、保持溝の側面及び保持体の他方は前記凹条との係合が可能な凸条を有する構成とすることにより、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0008】
また、係止孔を保持溝の両側面に設け、凸部を各係止孔に係合する二つとすることにより、凸部を二つの指の摘む部とすることができる清掃具を提供することを目的とする。
【0009】
また、ヒンジを介して連結された二枚の挟み板と、各挟み板の内側に突設され、清掃材に食い込む複数の食込片とを有する保持体とすることにより、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0010】
また、清掃材を保持する保持体が挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、保持体を柄に支持する支持体と、保持体の保持溝内での動きを規制する凸部及び凹部とを備えることにより、柄及び該柄に支持され、スクレーパを有する支持体を取り替えることなく、清掃材を保持した保持体を取り替えることによって清掃機能が異なる清掃材で清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0011】
また、清掃材を保持する保持体が、ブラシからなる清掃材を保持した第1の保持体及びスポンジからなる清掃材を保持した第2の保持体であり、第1又は第2の保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、第1又は第2の保持体を柄に支持する支持体と、保持体の保持溝内での動きを規制する凸部及び凹部とを備えることにより、柄及び該柄に支持され、スクレーパを有する支持体を取り替えることなく、第1又は第2の保持体を取り替えることによってブラシ、スポンジで清掃することができる清掃具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体が挿入される保持溝を有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、前記保持体を支持体に係止する係止手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】
第7発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする。
【0014】
第1発明及び第7発明にあっては、保持体を保持溝に挿入することにより保持体を係止することができるため、清掃材を脱落させることなく清掃作業を行うことができ、また、保持体を挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体を保持溝から抜き出すことができ、清掃機能が異なる清掃材が保持された保持体と容易に取り替えることができる。従って、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収するような場合、一つの清掃具と、清掃材を保持した保持体とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。また、第7発明にあっては、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、柄を中心として支持体を回すことにより、スクレーパによって清掃することができ、清掃作業能率をより一層向上できる。
【0015】
第2発明に係る清掃具は、前記係止手段は前記保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部と係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とからなることを特徴とする。
【0016】
第2発明にあっては、保持体、支持体が成形される際に、凸部及び凹部を保持体、支持体と一体に成形することができるため、係止手段の組付け工数をなくすることができる。
【0017】
第3発明に係る清掃具は、前記保持溝及び保持体は保持溝の一端部から保持体を挿入可能としてあり、前記凹部は保持溝の一端部で保持溝の側面を貫通する係止孔であり、前記凸部は前記保持体に突設されていることを特徴とする。
【0018】
第3発明にあっては、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができ、また、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に抜き出すことができ、清掃材の取り替えを簡易にできる。
【0019】
第4発明に係る清掃具は、前記保持溝の側面及び保持体の一方はその長手方向が保持溝の長手方向となる凹条を有し、保持溝の側面及び保持体の他方は前記凹条との係合が可能な凸条を有することを特徴とする。
【0020】
第4発明にあっては、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができ、しかも、挿入した後では凸条及び凹条によって保持体の挿入方向と交差する方向への動きを規制することができ、保持体の係止力を増加できる。
【0021】
第5発明に係る清掃具は、前記係止孔は前記保持溝の両側面に有しており、前記凸部は各係止孔に係合する二つであることを特徴とする。
【0022】
第5発明にあっては、凸部を二つの指で摘むことができるため、凸部を二つの指で摘んだ状態で保持体を保持溝に対して挿入/抜き出しが行える。
【0023】
第6発明に係る清掃具は、前記保持体はヒンジを介して連結された二枚の挟み板と、各挟み板の内側に突設され、清掃材に食い込む複数の食込片とを有することを特徴とする。
【0024】
第6発明にあっては、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができ、清掃材の洗浄回数を減らすことができる。
【0025】
第8発明に係る清掃具は、柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体はブラシからなる清掃材を保持した第1の保持体及びスポンジからなる清掃材を保持した第2の保持体であり、第1又は第2の保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、第1又は第2の保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする。
【0026】
第8発明にあっては、第1又は第2の保持体を保持溝に挿入することにより保持体を係止することができるため、ブラシ又はスポンジを脱落させることなく清掃作業を行うことができ、また、保持体を挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体を保持溝から抜き出すことができ、ブラシを保持した第1の保持体とスポンジを保持した第2の保持体とに容易に取り替えることができる。従って、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収し、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、第1及び第2の保持体の一方を保持した一つの清掃具と、第1及び第2の保持体の他方とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は清掃具の全体構成を示す斜視図、図2はブラシを装着した状態の斜視図、図3はスポンジを装着した状態の斜視図である。
この清掃具は、清掃材1を保持する合成樹脂製の保持体2と、該保持体2を支持する合成樹脂製の支持体3と、該支持体3を連結軸4を介して相対回転可能に支持し、比較的長い寸法の棒形の柄5とを備えてなる。
【0028】
保持体2は、ブラシ,スポンジ等の清掃材1の一つを保持してなり、また、支持体3は保持体2が摺動しつつ挿入される保持溝31を有する。保持溝31及び保持体2は保持溝31の一端から保持体2を挿入可能としてある。
【0029】
図4は支持体の構成を示す斜視図、図5は支持体の構成を示す正面図、図6は支持体の構成を示す平面図、図7はスポンジを省略した図3のVII −VII 線の拡大断面図、図8はスポンジを省略した図3のVIII−VIII線の拡大断面図である。
【0030】
支持体3はその長手方向両端に亘って保持溝31を有する略角柱形の支持部3aと、保持溝31の一側面側で長手方向中央部に突設され、貫通孔を有する連結片3bと、支持部3aの保持溝31と反対側に保持溝31に対して傾斜するように連なり、その長手方向両端に亘って嵌合溝30を有する略矩形板形の支持片3cとを有しており、一体に成形されている。
【0031】
支持部3aは保持溝31の長手方向一端部で保持溝31の両側面を貫通する凹形の係止孔32,32と、保持溝31の両側面に突設され、その長手方向が保持溝31の長手方向となる凸条33,33とを有する。
係止孔32,32の対向する二つの面にはその長手方向が保持溝31の長手方向となる矩形の凸片34,34が突設されており、保持溝31の一側面を貫通する一方の係止孔32に突設された凸片34,34の長手方向途中に抜け止め凸部35,35が設けられている。
【0032】
保持溝31は長手方向一端側の溝幅、換言すれは保持体2が挿入される側の溝幅H1を他端側の溝幅H2よりも広くして、保持体2の挿入初期では挿入抵抗を小さくし、挿入後期では挿入抵抗が増加し、保持体2が保持溝31の一端側へ抜け出し難いようにしてある。
支持片3cの嵌合溝30にはゴム板からなる矩形のスクレーパ1aが嵌合保持されている。
【0033】
柄5の端部には離間して向き合う二つの連結片51,51と、該連結片51,51に穿設された貫通孔とを有しており、連結片51,51の間に支持体3の連結片3bを挿入し、各連結片51,51,3bの貫通孔に連結軸4を挿入し、該連結軸4の端部にナット部材6を螺着することにより、各連結片51,51,3bの間に摩擦抵抗を加え、支持体3と柄5とを相対回転可能としてある。また、一方の連結片51と連結片3bとの間の3箇所には位置決め凸部及び位置決め凹部が設けられている。尚、柄5は長手方向の途中から支持体3側へ水等の液を噴射するように構成してもよく、柄5の構成は特に制限されない。
【0034】
図9はブラシ用の保持体の構成を示す斜視図、図10はブラシ用の保持体の構成を示す正面図、図11はブラシ用の保持体の構成を示す平面図、図12はスポンジ用の保持体の構成を示す斜視図、図13はスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持していない状態の正面図、図14はスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持した状態の斜視図である。
【0035】
保持体2はブラシ用の第1の保持体2aと、スポンジ用の第2の保持体2bとがある。第1の保持体2aは一面にブラシ1bを有し、保持溝31に対応する大きさの略角柱形に成形されており、また、第2の保持体2bはヒンジ21を介して連結された二枚の挟み板22,23からなり、換言すればその幅方向中央部にヒンジ21を有する一枚の合成樹脂製の矩形板を保持溝31に対応する大きさとなるようにヒンジ21部分から折り曲げてなり、略三角柱形のスポンジ1cの二面を挟み板22,23の間で挾むことにより保持してある。
【0036】
第1の保持体2aの一端部で一面に連なる両側面には係止孔32,32に挿入されることにより該係止孔32,32に係合する凸部24,24が突設されており、この凸部24,24の係止孔32,32との係合によって保持体2aの保持孔31内での動き、即ち、保持溝31の長手方向及び深さ方向への動きを規制している。また、保持体2aの長手方向途中には複数の貫通孔25が穿設されている。凸部24,24には前記凸片34,34に係合する凹部26と、前記抜け止め凸部35に係合する抜け止め凸部27とが設けられている。この抜け止め凸部27は抜け止め凸部35を保持体2aの挿入方向へ越えた位置で係合し、保持体2aが確実に抜け出ないようにしてある。尚、係止孔32,32と凸部24,24とが係止手段を構成している。
【0037】
凸部24,24は二つの指で摘むことができる大きさに形成されている。また、保持体2aの両側面で長手方向中央部及び一端部には前記凸条33,33との係合が可能な凹条28,28を有しており、さらに、両側面で長手方向中央部及び他端部には前記凸条33,33の幅方向一側との係合が可能な抜け止め凸部29,29が突設されている。また、保持体2aは長手方向中央部の幅寸法を両端部の幅寸法よりも若干大きくし、保持体2aの保持溝31への挿入初期では挿入抵抗を小さくし、挿入途中で挿入抵抗が増加し、保持体2aが保持溝31の一端側へ抜け出し難いようにしてある。また、保持体2aの両側面で、ブラシ1b側にはリブ20,20が突設されており、このリブ20,20によって前記幅寸法を変えている。
【0038】
第2の保持体2bは挟み板22,23の一端部で外側面には係止孔32,32に挿入されることにより該係止孔32,32に係合する凸部24,24が突設されており、この凸部24,24の係止孔32,32との係合によって保持体2aの保持孔31内での動き、即ち、保持溝31の長手方向及び深さ方向への動きを規制している。また、保持体2bには凸部24,24の近傍から他端部に亘って前記凸条33,33との係合が可能な凹条28,28が設けられている。凸部24,24には前記凸片34,34に係合する凹部26,26と、前記抜け止め凸部35,35に係合する抜け止め凸部27,27とが設けられている。この抜け止め凸部27は抜け止め凸部35を保持体2bの挿入方向へ越えた位置で係合し、保持体2bが抜け出ないようにしてある。凸部24,24は二つの指で摘むことができる大きさに形成されている。
【0039】
挟み板22,23の内側に、千鳥配置となる複数の食込片22a,23aが突設されている。一枚の挟み板22の内側には複数のピン22bが突設されており、他方の挟み板23の内側には前記ピン22bが嵌合する嵌合孔23bを有する筒部が突設されており、挟み板22,23の間隔を小さくすることにより、食込片22a,23aがスポンジ1cに食い込み、スポンジ1cを保持するとともにピン22bが嵌合孔23bに挿入され、挟み板22,23間の広がりを防ぎ、スポンジ1cの保持状態を維持することができるようにしてある。
【0040】
以上のように構成された清掃具は、ブラシ1bで清掃する場合、支持体3の保持溝31に第1の保持体2aが保持溝31の長手方向一端部から挿入され、また、スポンジ1cで清掃する場合、前記保持溝31に第2の保持体2bが保持溝31の長手方向一端部から挿入される。
【0041】
第1の保持体2aを用いる場合、保持体2aの長手方向他端部を保持溝31の一端部に挿入し、摺動させつつ押し込むことにより保持体2aの凸部24,24が係止孔32,32に係合し、さらに、凹部26,26が凸片34,34と係合し、保持溝31の深さ方向への動きが規制されるとともに、抜け止め凸部27,27が抜け止め凸部35,35と係合し、抜け出し方向への動きが規制され、保持体2aの抜け出しを確実に防ぐことができる。また、保持体2aを挿入する際、抜け止め凸部29が凸条33,33の幅方向一側に係合するとともに、凹条28,28が凸条33,33に係合するため、凸条33,33に沿って保持体2aを正確に挿入することができる。尚、実施の形態では複数の貫通孔25を有することによって前記凹条28が分断され、凹条28と凸条33との係合領域が少なくなるため、前記抜け止め凸部29が設けられているが、その他、前記貫通孔25をなくし、凹条28,28と凸条33,33との係合領域を長くした場合には前記抜け止め凸部29をなくしてもよい。
【0042】
また、第1の保持体2aを取外す場合、保持体2aの凸部24,24を二つの指で摘み、挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体2aを抜き出すことができる。
【0043】
第1の保持体2aに代えて第2の保持体2bを用いる場合、保持体2bの長手方向他端部を保持溝31の一端部に挿入し、摺動させつつ押し込むことにより保持体2bの凸部24,24が係止孔32,32に係合し、さらに、凹部26,26が凸片34,34と係合し、保持溝31の深さ方向への動きが規制されるとともに、抜け止め凸部27,27が抜け止め凸部35,35と係合し、抜け出し方向への動きが規制され、保持体2bの抜け出しを確実に防ぐことができる。また、保持体2bを挿入する際、凹条28,28が凸条33,33に係合するため、凸条33,33に沿って正確に挿入することができる。
【0044】
また、第2の保持体2bを取外す場合、保持体2bの凸部24,24を二つの指で摘み、挿入方向と反対方向へ引張ることにより、保持体2bを抜き出すことができる。
また、略三角柱形に形成されたスポンジ1cの一面が汚れた際には、保持体2bを保持溝31から抜き出した状態で、挟み板22,23間の間隔を広げてピン22bの嵌合孔23bとの嵌合を離脱し、スポンジ1cを取外し、該スポンジ1cの挟み位置を変えた後、挟み板22,23の間隔を小さくし、ピン22bを嵌合孔23bに挿入することにより、他の清掃面を使用することが可能になる。
【0045】
以上のように本発明に係る清掃具は、支持体3がスクレーパ1aを有しており、しかも、ブラシ用の保持体2aとスポンジ用の保持体2bとを取り替えることができるため、建築物のガラスを水で濡らし、ガラスに付着している埃等をブラシで落し、ガラスに付着した水滴をスポンジで吸収し、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、第1及び第2の保持体2a,2bの一方を保持した一つの清掃具と、第1及び第2の保持体2a,2bの他方とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【0046】
尚、以上説明した実施の形態では、保持体2a,2bを保持溝31の長手方向一端部から挿入するように構成したが、その他、保持体2a,2bを保持溝31の深さ方向に挿入し、凸部及び該凸部に係合する凹部からなる係止手段によって保持体2a,2bを支持体3に係止するように構成してもよい。
【0047】
また、以上説明した実施の形態では、支持体3に係止孔32,凸片34及び抜け止め凸部35を設け、保持体2a,2bに凸部24,凹部26及び抜け止め凸部27を設けたが、その他、保持体2a,2bに係止孔32,凸片34及び抜け止め凸部35を設け、支持体3に凸部24,凹部26及び抜け止め凸部27を設けてもよい。
【0048】
また、以上説明した実施の形態では、係止孔32,32からなる凹部及び凸部24,24を係止手段としたが、その他、この係止手段は凸部及び該凸部に係合する凹部によって保持体2a,2bの保持孔31内での動きを規制する構造であればよく、その構成は特に制限されない。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように第1発明及び第7発明によれば、清掃材が保持された保持体を、柄に支持される支持体の保持溝に対して挿入/抜き出し操作を行うことにより、清掃機能が異なる清掃材が保持された保持体と容易に取り替えることができるため、一つの清掃具と、清掃材を保持した保持体とによってガラスを清掃することができ、清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
しかも、第7発明によれば、スポンジによって吸収されない水分をスクレーパによって掻き取るような場合、柄を中心として支持体を回すことにより、スクレーパによって清掃することができ、清掃作業能率をより一層向上できる。
【0050】
第2発明によれば、保持体、支持体が成形される際に、凸部及び凹部を保持体、支持体と一体に成形することができるため、係止手段の組付け工数をなくすることができる。
【0051】
第3発明によれば、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に挿入することができ、また、保持体を保持溝の一端部から摺動させつつ容易に抜き出すことができ、清掃材の取り替えを簡易にできる。
【0052】
第4発明によれば、保持体を保持溝に挿入する際に凸条を凹条に係合させることによって保持体を正確に挿入することができ、しかも、挿入した後では凸条及び凹条によって保持体の挿入方向と交差する方向への動きを規制することができ、保持体の係止力を増加できる。
【0053】
第5発明によれば、凸部を二つの指で摘むことができるため、凸部を二つの指で摘んだ状態で保持体を保持溝に対して挿入/抜き出しが行える。
【0054】
第6発明によれば、複数の清掃面を有する清掃材の清掃面が汚れた際に、挟み板間の間隔を広げて清掃材の挟み位置を変えることにより他の清掃面を使用することができ、清掃材の洗浄回数を減らすことができる。
【0055】
第8発明によれば、ブラシを保持した第1の保持体又はスポンジを保持した第2の保持体を、柄に支持される支持体の保持溝に対して挿入/抜き出し操作を行うことにより、第1の保持体と第2の保持体とに容易に取り替えることができるため、ブラシ、スポンジ、スクレーパによってガラスを清掃する際の清掃具の取替え回数を少なくすることができ、独立した複数の清掃具を用いる場合に比べて清掃作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃具の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る清掃具のブラシを装着した状態の斜視図である。
【図3】本発明に係る清掃具のスポンジを装着した状態の斜視図である。
【図4】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す正面図である。
【図6】本発明に係る清掃具の支持体の構成を示す平面図である。
【図7】スポンジを省略した図3のVII −VII 線の拡大断面図である。
【図8】スポンジを省略した図3のVIII−VIII線の拡大断面図である。
【図9】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す正面図である。
【図11】本発明に係る清掃具のブラシ用の保持体の構成を示す平面図である。
【図12】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持していない状態の正面図である。
【図14】本発明に係る清掃具のスポンジ用の保持体の構成を示すもので、スポンジを保持した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 清掃材
1a スクレーパ
1b ブラシ
1c スポンジ
2 保持体
2a ブラシ用の保持体
2b スポンジ用の保持体
21 ヒンジ
22,23 挟み板
24 凸部
28 凹条
3 支持体
31 保持溝
32 係止孔
33 凸条
Claims (8)
- 柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体が挿入される保持溝を有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、前記保持体を支持体に係止する係止手段とを備えていることを特徴とする清掃具。
- 前記係止手段は前記保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部と係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とからなる請求項1記載の清掃具。
- 前記保持溝及び保持体は保持溝の一端部から保持体を挿入可能としてあり、前記凹部は保持溝の一端部で保持溝の側面を貫通する係止孔であり、前記凸部は前記保持体に突設されている請求項2記載の清掃具。
- 前記保持溝の側面及び保持体の一方はその長手方向が保持溝の長手方向となる凹条を有し、保持溝の側面及び保持体の他方は前記凹条との係合が可能な凸条を有する請求項1乃至3の何れかに記載の清掃具。
- 前記係止孔は前記保持溝の両側面に有しており、前記凸部は各係止孔に係合する二つである請求項3又は4記載の清掃具。
- 前記保持体はヒンジを介して連結された二枚の挟み板と、各挟み板の内側に突設され、清掃材に食い込む複数の食込片とを有する請求項1記載の清掃具。
- 柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、前記保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする清掃具。
- 柄に支持され、清掃材を保持する保持体を有する清掃具において、前記保持体はブラシからなる清掃材を保持した第1の保持体及びスポンジからなる清掃材を保持した第2の保持体であり、第1又は第2の保持体がその長手方向一端部から挿入される保持溝及び該保持溝と離間した位置に嵌合保持されたスクレーパを有し、第1又は第2の保持体を柄に支持する支持体と、保持溝及び保持体の一方が有する凸部と、保持溝及び保持体の他方が有し、前記凸部に係合して保持体の保持溝内での動きを規制する凹部とを有することを特徴とする清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190850A JP2004033282A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190850A JP2004033282A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 清掃具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033282A true JP2004033282A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31700656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002190850A Pending JP2004033282A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004033282A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009055329A1 (en) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | 3M Innovative Properties Company | Floor cleaning tool |
JPWO2016039246A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-06-29 | 政宏 ▲高▼木 | 着脱式ウォッシャー |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002190850A patent/JP2004033282A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009055329A1 (en) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | 3M Innovative Properties Company | Floor cleaning tool |
JPWO2016039246A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-06-29 | 政宏 ▲高▼木 | 着脱式ウォッシャー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2426676C (en) | Handy mop | |
US6769153B1 (en) | Vehicle window cleaning apparatus and system | |
US6523213B1 (en) | Vehicle window cleaning apparatus and system | |
US7146676B2 (en) | Cleaning device with disposable pad | |
CA2677042A1 (en) | Disposable liquid absorbing cleaning pad for a hand held cleaning implement having an elongated handle | |
US6490749B1 (en) | Sponge mop head assembly having a universal adapter for adapting to a wide variety of handles | |
CA2560929A1 (en) | Cleaning tool and holding member used for the same | |
JP2004033282A (ja) | 清掃具 | |
US7260864B1 (en) | Attachment mechanism to removably and securely retain a cleaning implement attachment on a wringer mop | |
US7636979B1 (en) | Attachment mechanism to a metal mop head to securely retain a cleaning implement attachment on a butterfly mop | |
JP3216580U (ja) | 清掃具 | |
US7334285B1 (en) | Attachment mechanism with an adapter to a metal mop head to removably and securely retain a cleaning implement attachment on a wringer mop | |
US20200268228A1 (en) | Toilet cleaners | |
US6141813A (en) | Self-wringing mop and wringer assembly, cleaning element assembly and cleaning element for use with same | |
KR102249045B1 (ko) | 이물질 제거가 용이한 빗자루 | |
KR100732570B1 (ko) | 유리창 닦는 장치 | |
CN212118068U (zh) | 清洁工具 | |
KR200229728Y1 (ko) | 세척부재 교환이 가능한 유리창 청소기 | |
CN211130902U (zh) | 清洁具 | |
JP4335365B2 (ja) | トイレ用清掃具 | |
CN210520914U (zh) | 一种使用方便的胶棉拖把 | |
KR200428061Y1 (ko) | 빗자루 겸용 물걸레 청소구 | |
JP2005103246A (ja) | 柄付き清掃具 | |
KR20170126077A (ko) | 유리창 닦이 | |
KR200203669Y1 (ko) | 손톱깎이 |