JP2004029290A - 情報表示柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観の美観を損なわずに、情報表示柱が局部的に高温度になるのを抑制し、寿命の増大、電子装置の保守・点検を容易に行えるようにすること。
【解決手段】電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段1と、可変情報表示手段1が装着可能な中空状の外皮柱本体10と、可変情報表示手段1と電気的に接続する発熱性を有する電子装置2と、電子装置2を収容する内部筐体20とを具備する情報表示柱において、内部筐体20は、少なくとも外側面に放熱用フィン21を突設すると共に、外皮柱本体10の中空部11内に隙間13をおいて配設される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報表示柱に関するもので、更に詳細には、少なくとも視覚により変化する各種の情報を周囲に表示するための情報表示柱に関し、例えば歩道、道路、あるいは公園や競技場等の屋外に立設して、交通、気象、地震,津波,又はダム放水情報等の防災情報等を表示する情報表示柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報を効率良く伝達する方法として、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段を用いた情報伝達方法が知られている。この情報伝達方法を具現化するために出願人は鋭意研究した結果、例えばアルミニウム合金製の中空状の柱本体の側面に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段例えばLEDインフォメーションディスプレイを装着し、外部からの無線信号又は優先信号を受信しかつ可変情報表示手段に受信情報を視覚的に表示させるために柱本体の中空部内に電子装置を収容した情報表示柱を開発した(特開平11−65493号公報参照)。この情報表示柱においては、電子装置を構成する例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池を制御ボックス内に収容した状態で、制御ボックスを柱本体の中空部内に収容している。
【0003】
上記のように構成される情報表示柱によれば、自在に変化する視覚表示を少ない可変情報表示手段により広い範囲に効率良く伝達させることができると共に、迅速かつ広域地に確実に伝達することができる。また、柱本体の中空部内に電子装置を収容するので、外観の美観の向上が図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の情報表示柱においては、制御ボックス内に収容される電子機器や蓄電池等は使用時に大量の熱を発生するので、電子装置を収容する制御ボックス自体が高温度になり、制御ボックスからの熱によって柱本体の制御ボックス付近の部分が局部的に高温度になるという問題があった。また、柱本体が局部的に高温度になると、熱的影響を受けて柱本体の寿命が低下するばかりか、直に手を触れることができず電子装置の保守・点検等に支障をきたす虞もある。
【0005】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、外観の美観を損なわずに、情報表示柱が局部的に高温度になるのを抑制し、寿命の増大、電子装置の保守・点検を容易に行えるようにした情報表示柱を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の第1の情報表示柱は、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、上記電子装置を収容する内部筐体とを具備する情報表示柱を前提とし、上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設すると共に、上記外皮柱本体の中空部内に隙間をおいて配設される、ことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
この発明の第2の情報表示柱は、第1の情報表示柱と同様に、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、上記電子装置を収容する内部筐体とを具備する情報表示柱を前提とし、上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設してなり、上記外皮柱本体に設けられた挿入口から外皮柱本体の中空部内に挿入されると共に、係止手段を介して配設される、ことを特徴とする(請求項2)。
【0008】
また、この発明の第3の情報表示柱は、電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、それぞれ上記電子装置を収容する複数の内部筐体とを具備する情報表示柱を前提とし、上記各内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設してなり、上記外皮柱本体に設けられた挿入口から外皮柱本体の中空部内に挿入され、係止手段を介して配設されると共に、連結手段を介して互いに着脱可能に連結される、ことを特徴とする(請求項3)。
【0009】
この発明の情報表示柱において、上記外皮柱本体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成する方が好ましい(請求項4)。この場合、外皮柱本体を、例えば断面三角形以上の多角形、あるいは、円形又は楕円形状の中空押出形材にて形成することができる。また、上記内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体と、この内部筐体本体の両端開口部を気水密に閉塞する蓋体とで構成する方が好ましい(請求項5)。この場合、内部筐体本体は、少なくとも電子装置を収容するスペースを有し、かつ、上記外皮柱本体の中空部内に隙間をおいて配設される大きさであれば、内部筐体の断面形状は任意でよい。
【0010】
また、この発明の第2の情報表示柱において、上記係止手段を、それぞれ外皮柱本体の内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材及び下部係止部材と、内部筐体の側面に形成され、上記上部係止部材及び下部係止部材に係脱可能に係合する係止受け部とで構成する方が好ましい(請求項6)。この場合、上記上部係止部材を、矩形状上部基体と、この矩形状上部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片とで構成し、上記下部係止部材を、矩形状下部基体と、この矩形状下部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片と、上記矩形状下部基体の下端から先端外方に延在する内部筐体を載置可能な水平載置片とで構成し、上記係止受け部は、上記上部係止部材及び下部係止部材の係止翼片を摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条を具備すると共に、狭隘開口凹条の開口部に、上記上部係止部材を挿入可能な切欠きを形成する方がよい(請求項7)。
【0011】
また、この発明の第2の情報表示柱において、上記係止手段を、外皮柱本体を水平方向に貫通する係止棒にて形成することも可能である(請求項8)。
【0012】
また、この発明の第3の情報表示柱において、上記係止手段を、外皮柱本体の内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体の中空部側両側に一対の係止翼片を突設し、かつ、係止翼片の一部に切欠部を有するガイドレールと、内部筐体の側面に形成され、上記ガイドレールの切欠部を介して上記係止翼片に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条と、上端部の内部筐体を昇降可能に吊持する吊持機構とで構成する方が好ましい(請求項9)。この場合、上記吊持機構を、外皮柱本体の下部側に配設されるウィンチと、一端が上記ウィンチに巻き取り及び繰り出し可能に巻装され、他端が上記外皮柱本体の内壁面の上部側に装着される滑車に掛け渡されて上端部の内部筐体に繋着される索条とで構成することができる(請求項10)。
【0013】
また、この発明の第2、第3の情報表示柱において、上記外皮柱本体に設けられる挿入口にカバープレートを着脱可能に装着するか、あるいは、開閉可能に装着する方が好ましい(請求項11,12)。
【0014】
請求項1,2,3記載の発明によれば、内部に発熱する電子装置を収容する内部筐体の少なくとも外側面に放熱用フィンを突設した状態で、該内部筐体を、可変情報表示手段を装着する外皮柱本体の中空部内に隙間をおいて収容(配設)することにより、情報表示柱の外観の美観を損なうことがなく、また、内部筐体を外皮柱本体と断熱して配設することができると共に、電子装置から発生する熱を内部筐体に突設された放熱用フィンによって分散して外皮柱本体の中空部内に放熱することができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、外皮柱本体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成することにより、中空部の寸法を正確にすることができると共に、中空部内を効率良く活用することができ、外皮柱本体内に収容される内部筐体との隙間を確実に維持することができる。
【0016】
また、請求項5記載の発明によれば、内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体と、この内部筐体本体の両端開口部を気水密に閉塞する蓋体とで構成することにより、外皮柱本体と内部筐体との隙間を確実に維持することができると共に、内部筐体内に収容される電子装置の気水密性を保つことができる。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、係止手段を、それぞれ外皮柱本体の内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材及び下部係止部材と、内部筐体の側面に形成され、上部係止部材及び下部係止部材に係脱可能に係合する係止受け部とで構成することにより、外皮柱本体と内部筐体との接触面積を可及的に少なくすることができると共に、少ない構成部材によって、外皮柱本体の中空部内に内部筐体を確実に係止・固定することができる。この場合、上部係止部材を、矩形状上部基体と、この矩形状上部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片とで構成し、下部係止部材を、矩形状下部基体と、この矩形状下部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片と、矩形状下部基体の下端から先端外方に延在する内部筐体を載置可能な水平載置片とで構成し、係止受け部を、上部係止部材及び下部係止部材の係止翼片を摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条にて形成すると共に、狭隘開口凹条の開口部に、上部係止部材を挿入可能な切欠きを形成することにより、内部筐体の外皮柱本体の中空部内への取付すなわち係止・固定と取り外しを容易に行うことができる(請求項7)。
【0018】
請求項8記載の発明によれば、係止手段を、外皮柱本体を水平方向に貫通する係止棒にて形成することにより、簡単な構造の係止手段によって内部筐体を係止・固定することができる。
【0019】
請求項9記載の発明によれば、係止手段を、外皮柱本体の内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体の中空部側両側に一対の係止翼片を突設し、かつ、係止翼片の一部に切欠部を有するガイドレールと、内部筐体の側面に形成され、ガイドレールの切欠部を介して係止翼片に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条と、上端部の内部筐体を昇降可能に吊持する吊持機構とで構成することにより、複数の内部筐体を連結した状態で、外皮柱本体の中空部内に係止・固定することができる。この場合、吊持機構を、外皮柱本体の下部側に配設されるウィンチと、一端が上記ウィンチに巻き取り及び繰り出し可能に巻装され、他端が外皮柱本体の内壁面の上部側に装着される滑車に掛け渡されて上端部の内部筐体に繋着される索条とで構成することにより、複数の内部筐体の外皮柱本体の中空部内への取付すなわち係止・固定と取り外しを容易に行うことができる(請求項10)。
【0020】
請求項11,12記載の発明によれば、外皮柱本体に設けられる挿入口にカバープレートを着脱可能に装着するか、あるいは、開閉可能に装着することにより、カバープレートを装着した状態では、外皮柱本体の中空部内に収容された内部筐体を外部から目隠しすることができ、また、カバープレートを取り外し、あるいは、開放して、電子装置の保守・点検や交換を可能にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の情報表示柱の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
◎第一実施形態
図1は、この発明に係る情報表示柱の第一実施形態の全体を示す概略斜視図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図、図2は、第一実施形態における内部筐体の係止・固定(取付)状態を示す縦断面図、図3は、第一実施形態の情報表示柱の分解斜視図、図4は、第一実施形態の情報表示柱の分解横断面図である。
【0023】
第一実施形態の情報表示柱は、外側面に電気的に情報を可変表示する例えばLEDインフォメーションディスプレイ等の可変情報表示手段1と、この可変情報表示手段1が装着可能な断面略三角形の中空状の外皮柱本体10と、例えば制御基板や中央演算素子(CPU)等の電子機器や蓄電池等の電子装置2と、この電子装置2を収容すると共に、外皮柱本体10の下部側の一側に設けられた挿入口12から外皮柱本体10の中空部11内に挿入され、かつ、係止手段40を介して外皮柱本体10との間に隙間13をおいて配設される内部筐体20とで主に構成されている。
【0024】
この場合、上記内部筐体20の少なくとも外側面には、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21が突設されている。
【0025】
また、上記外皮柱本体10は、アルミニウム合金製の断面略三角形の中空押出形材にて形成されており、三角形の各頂点の外側には、外方に向かって狭隘開口状の溝部14が形成され、各頂点の内側には、断面略円弧状のビスポケット15が長手通しに形成されている。このように形成される外皮柱本体10の三角形の一辺をなす側壁16の下部側には、矩形状の挿入口12が設けられている。この挿入口12にはカバープレート17が着脱可能に装着されるようになっている。
【0026】
カバープレート17は、図4に示すように、両側辺に一対の起立片17aを有する断面略チャンネル状のカバープレート本体17bの内側面に2条のビスポケット17cを突設したアルミニウム合金製の押出形材にて形成されている。また、このカバープレート17の内側には両側にシールパッキン17dを固着した裏板17eが取り付けられている。このように構成されるカバープレート17は、挿入口12の上端部及び下端部外方に突設されたアングル状の取付ブラケット18の間に挿入されて、取付ブラケット18の水平片に設けられた取付孔18aを貫通する取付ねじ(図示せず)をビスポケット17cにねじ結合することによって、カバープレート17が外皮柱本体10の挿入口12を閉塞した状態で装着される。また、取付ねじ(図示せず)とビスポケット17cとのねじ結合を解いて、カバープレート17を取り外すことができる。
【0027】
また、挿入口12を有する外皮柱本体10の側壁16の上部側には、可変情報表示手段1が装着されている。ここでは、挿入口12を有する外皮柱本体10の側壁16の上部側に可変情報表示手段1を装着する場合について説明したが、外皮柱本体10の他の側壁に同様に可変情報表示手段1を装着してもよく、あるいは、溝部14を利用して別の可変情報表示手段1Aを装着してもよい(図1参照)。
【0028】
また、外皮柱本体10の頂部には、例えばアルミニウムダイキャストにて形成される略三角形状のキャップ部材30が装着されている。この場合、キャップ部材30の各頂点部に設けられた取付孔31を貫通する固定ねじ32をビスポケット15に締結することによって、キャップ部材30が外皮柱本体10の頂部に固定される。なお、外皮柱本体10に設けられた溝部14には、例えばアルミニウム合金製の押出形材にて形成される断面略チャンネル状のエッジカバー35が止めねじ36によって取り付けられている(図1(b)、図4参照)。この場合、エッジカバー35の基部35aに適宜間隔をおいて設けられたねじ孔35bに止めねじ36を貫通状にねじ結合(螺合)して、止めねじ36の先端を溝部14の底面に押圧することで、エッジカバー35の基部35aが溝部14の開口部裏面に圧接されて固定される。
【0029】
上記内部筐体20は、図6に示すように、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22と、この内部筐体本体22の両端開口部23に防水パッキン24を介して気水密に閉塞する蓋体25とで主に構成されている。この場合、内部筐体本体22の対向する外側面には、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21が内部筐体本体22の長手方向に沿って突設されている。なお、この場合、内部筐体本体22の対向する内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21Aを内部筐体本体22の長手方向に沿って突設してもよい(図6参照)。
【0030】
上記のように構成される内部筐体本体22の一側壁22aの内方側の両側には、電子装置2を取り付ける基板3の挿入用ガイド溝26が設けられており、一側壁22aと対向する側の狭小側壁22bの外側には、後述する係止手段40の一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図6参照)。また、内部筐体本体22の内方の6箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている。このように構成される内部筐体本体22内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20内に収容した後、内部筐体本体22の両端開口部23に防水パッキン24を介在して蓋体25を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、可変情報表示手段1と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4が取り付けられている。
【0031】
上記係止手段40は、図2及び図5に示すように、外皮柱本体10の内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材41及び下部係止部材42と、内部筐体20の側面すなわち狭小側壁22bに形成され、上部係止部材41及び下部係止部材42に係脱可能に係合する係止受け部43とで構成されている。
【0032】
この場合、上部係止部材41は、矩形状上部基体41aと、この矩形状上部基体41aの先端両側に突出する一対の係止翼片41bとで主に構成されている。なお、矩形状上部基体41aの基端側には、外皮柱本体10のビスポケット15との干渉を回避する切欠き溝41cが設けられている。このように構成される上部係止部材41は、外皮柱本体10の挿入口12を設けた側壁16と対向する頂部の溝部14の底面を貫通する取付ねじ44を矩形状上部基体41aにねじ結合することによって外皮柱本体10の内壁面に固定されている。
【0033】
また、下部係止部材42は、矩形状下部基体42aと、この矩形状下部基体42aの先端両側に突出する一対の係止翼片42bと、矩形状下部基体42aの下端から先端外方に延在する内部筐体20を載置可能な水平載置片42dとで構成されている。なお、矩形状下部基体42aの基端側には、上部係止部材41と同様に、外皮柱本体10のビスポケット15との干渉を回避する切欠き溝42cが設けられている。このように構成される下部係止部材42は、外皮柱本体10の挿入口12を設けた側壁16と対向する頂部の溝部14の底面を貫通する取付ねじ44を矩形状下部基体42aにねじ結合することによって外皮柱本体10の内壁面に固定されている。
【0034】
一方、係止受け部43は、上部係止部材41及び下部係止部材42の係止翼片41b,42bを摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条43aを具備すると共に、狭隘開口凹条43aの開口部43bに、上部係止部材41を挿入可能な切欠き43cを形成してなる。
【0035】
上記のように係止手段40を形成することにより、外皮柱本体10の挿入口12から外皮柱本体10の中空部11内に挿入される内部筐体20を確実に取り付けて係止・固定することができる。すなわち、内部筐体20を係止手段40に取り付けて係止・固定するには、まず、挿入口12を介して外皮柱本体10の中空部11内に挿入される内部筐体20の係止受け部43(具体的には、狭隘開口凹条43aの開口部43b)に設けられた切欠き43cを介して上部係止部材41を係止受け部43すなわち狭隘開口凹条43a内に挿入する(図5の矢印▲1▼参照)。このとき、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)と下部係止部材42の係止翼片42bとは係合していない。この状態で、内部筐体20を下方に移動し(図5の矢印▲2▼参照)、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)内に上部係止部材41及び下部係止部材42の係止翼片41b,42bを嵌合(係合)させると共に、内部筐体20の底部を下部係止部材42の水平載置片42d上に載置して、内部筐体20を取り付けて係止・固定することができる(図2参照)。
【0036】
なお、内部筐体20内に収容された電子装置2と可変情報表示手段1(1A)との電気的接続は、内部筐体20が配設される前に予め外皮柱本体10の外側面に装着された可変情報表示手段1(1A)に接続されて下方に垂れ下げられたリード線(図示せず)を、内部筐体20を外皮柱本体10の中空部11内に配設する際に、内部筐体20のコネクタ端子4に接続すればよい。
【0037】
上記のようにして外皮柱本体10の中空部11内に内部筐体20を収容した後に、外皮柱本体の挿入口12をカバープレート17で閉塞する。
【0038】
上記のようにして、内部筐体20を外皮柱本体10の中空部11内に配設することにより、内部筐体20は、係止手段40すなわち上部係止部材41と下部係止部材42と接触する以外は外皮柱本体10との間に隙間13をおいて配設される。したがって、内部筐体20と外皮柱本体10とは隙間13によって断熱される。また、電子装置2によって発生する熱は、内部筐体20の外側面及び内側面の少なくとも外側面に突設された放熱用フィン21によって分散されて外皮柱本体10の中空部11内に放熱される。よって、外皮柱本体10が局部的に過熱される虞はない。
【0039】
なお、電子装置2の保守・点検や交換を行う場合には、カバープレート17を取り外した後、内部筐体20を上方に移動し、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)と下部係止部材42の係止翼片42bとの嵌合(係合)状態を解除すると共に、係止受け部43(狭隘開口凹条43a)の切欠き43cの位置に上部係止部材41を位置させる。そして、内部筐体20を挿入口12側に移動して、外皮柱本体10から取り出すことによって行うことができる。
【0040】
◎第二実施形態
図7は、この発明に係る情報表示柱の第二実施形態の一部を断面で示す斜視図、図8は、第二実施形態の分解斜視図、図9は、第二実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図である。
【0041】
第二実施形態は、外皮柱本体10Aを、断面四角形のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成した場合である。この場合、外皮柱本体10Aは、各頂点すなわち4箇所の偶角部に、内方側に凹んだ拡開凹部50が長手通しに設けられており、この拡開凹部50に狭隘開口状の溝部14Aが形成されている。また、外皮柱本体10Aの一辺の側壁16Aには、第一実施形態と同様に、内部筐体20Aを挿入するための矩形状の挿入口12が設けられ、この挿入口12にカバープレート17が着脱可能に装着されている。なお、外皮柱本体10Aの外表面には長手方向に平行に形成凹凸細条19が設けられている(図9参照)。
【0042】
また、内部筐体20Aは、断面略矩形状のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22Aを具備する以外は、第一実施形態と同様に構成されている。すなわち、内部筐体本体22Aの対向する外側面には、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン21が内部筐体本体22Aの長手方向に沿って突設されている。なお、この場合、内部筐体本体22Aの対向する内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン(図示せず)を内部筐体本体22の長手方向に沿って突設してもよい。
【0043】
上記のように構成される内部筐体本体22Aの一側壁22aの内方側の両側には、電子装置2を取り付ける基板3の挿入用ガイド溝26が設けられており、一側壁22aと対向する側の側壁22cの外側には、係止手段40Aの一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図9参照)。また、内部筐体本体22Aの内方の6箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている。このように構成される内部筐体本体22A内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20A内に収容した後、第一実施形態と同様に、内部筐体本体22Aの両端開口部23に防水パッキン24を介在して蓋体25を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20A内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、可変情報表示手段1と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4が取り付けられている。
【0044】
また、第二実施形態において、係止手段40Aは、第一実施形態と同様に、外皮柱本体10Aの内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材41A及び下部係止部材42Aと、内部筐体20Aの側面すなわち側壁22cに形成され、上部係止部材41及び下部係止部材42に係脱可能に係合する係止受け部43とで構成されている。この場合、上部係止部材41Aと下部係止部材42Aは、矩形状上部基体41a及び矩形状下部基体42aに切欠き溝を設けない点と、外皮柱本体10Aへの取付構造が相違する点以外は第一実施形態と同様に形成されている。
【0045】
上記上部係止部材41Aと下部係止部材42Aは、補助ブラケット51を介して外皮柱本体10Aの側壁に取り付けられている。この補助ブラケット51は、図9及び図10に示すように、上部係止部材41Aの矩形状上部基体41a又は下部係止部材42Aの矩形状下部基体42aを固定する矩形板状基部52と、この矩形板状基部52の両端辺から同一方向に拡開状に折曲される一対の取付片53とで構成されている。また、矩形板状基部52の中央部には、貫通孔54が穿設され、また、取付片53には、ねじ孔55が設けられている。
【0046】
このように構成される補助ブラケット51をもって上部係止部材41Aと下部係止部材42Aを外皮柱本体10Aの内壁部に取り付けるには、まず、矩形板状基部52に設けられた貫通孔54を貫通する固定ねじ56を、上部及び下部係止部材41A,42Aの基体41a,42aに設けられたねじ孔45にねじ結合(締結)して、上部係止部材41A及び下部係止部材42Aに補助ブラケット51を固着する。そして、補助ブラケット51の取付片53を外皮柱本体10Aの拡開凹部50の底面に当接した状態で、溝部14Aの底部を貫通する取付ねじ57を取付片53のねじ孔55にねじ結合(締結)して、上部係止部材41A及び下部係止部材42Aを外皮柱本体10Aの内壁部に固定することができる。
【0047】
上記のように構成される第二実施形態の情報表示柱において、内部筐体20Aを外皮柱本体10Aの中空部11内に配設するには、第一実施形態と同様に、外皮柱本体10Aの挿入口12から外皮柱本体10Aの中空部11内に挿入される内部筐体20Aの係止受け部43を上部係止部材41Aと下部係止部材42Aに嵌合(係合)させて確実に係止・固定することができる。
【0048】
なお、第二実施形態において、カバープレート17Aに設けられた両起立片17aが外皮柱本体10Aに設けられた対向する拡開凹部50の側壁50aに係合した状態で挿入口12を閉塞するように構成されている。なお、第二実施形態において、その他の部分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0049】
◎第三実施形態
図11は、この発明に係る情報表示柱の第三実施形態の一部を断面で示す斜視図、図12は、第三実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図、図13は、第三実施形態における外皮柱本体と内部筐体を示す分解横断面図である。
【0050】
第三実施形態は、外皮柱本体10Bを、断面円形のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成した場合である。この場合、外皮柱本体10Bは、下部側の一側に挿入口12を設け、挿入口12を設けた側壁及び、この側壁と対向する側壁には、それぞれ内方に凹んだ凹溝60を長手通しに形成し、また、挿入口12と凹溝60とを結ぶ直線に対して直交する両側壁には、内方側に凹んだ狭隘開口状の溝部14Bが長手通しに形成されている。
【0051】
第三実施形態において、上記挿入口12には、横断面円弧状のカバープレート17Bが取付ねじ61をもって着脱可能に装着されている。また、挿入口12と対向する側壁に設けられた凹溝60の底部には、第一実施形態と同様な上部係止部材41と下部係止部材42が、凹溝60を貫通する取付ねじ44によって固着されている。なお、外皮柱本体10Aの外表面には長手方向に平行に形成凹凸細条19が設けられている(図12参照)。
【0052】
また、内部筐体20Bは、断面略矩形状のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体22Bを具備し、この内部筐体本体22Bにおける外皮柱本体10Bへの挿入方向の両側面に複数の放熱用フィン21を突設する以外は、第一実施形態と同様に構成されている。なお、この場合、内部筐体本体22Bの内側面にも、適宜間隔をおいて複数の放熱用フィン(図示せず)を内部筐体本体22Bの長手方向に沿って突設してもよい。
【0053】
上記のように構成される内部筐体本体22Bの挿入側壁面の外側には、第一実施形態と同様に、係止手段40Bの一部を構成する狭隘開口凹条43aを具備する係止受け部43が形成されている(図12及び図13参照)。また、内部筐体本体22Bの内方の4箇所には断面略円弧状のビスポケット27が長手方向に沿って突設されている。このように構成される内部筐体本体22B内に、電子装置2を取り付けた基板3を挿入用ガイド溝26に挿入し摺動させて、電子装置2を内部筐体20B内に収容した後、第一実施形態と同様に、内部筐体本体22Bの両端開口部23に防水パッキン24を介在して蓋体25を閉塞し、固定ねじ(図示せず)をもって固定する。これにより、内部筐体20B内に収容される電子装置2の気水密性の維持が図れる。なお、蓋体25には、可変情報表示手段1と電子装置2とを接続するリード線(図示せず)のコネクタ端子4が取り付けられている。
【0054】
上記のように構成される第三実施形態の情報表示柱において、内部筐体20Bを外皮柱本体10Bの中空部11内に配設するには、第一実施形態と同様に、外皮柱本体10Bの挿入口12から外皮柱本体10Bの中空部11内に挿入される内部筐体20Bの係止受け部43を上部係止部材41と下部係止部材42に嵌合(係合)させて確実に係止・固定することができる。
【0055】
なお、第三実施形態において、その他の部分は、第一、第二実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0056】
◎第四実施形態
図14は、この発明に係る情報表示柱の全体を示す概略斜視図(a)及び(a)のII−II線に沿う拡大断面図、図15は、第四実施形態の要部を示す断面斜視図、図16は、第四実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す斜視図、図17は、第四実施形態における内部筐体と係止手段を示す分解斜視図、図18は、第四実施形態における内部筐体の連結状態を示す斜視図、図19は、第四実施形態における配線状態を示す斜視図である。
【0057】
第四実施形態は、複数の内部筐体を互いに連結した状態で、外皮柱本体の中空部内に配設し、係止・固定するようにした場合である。
【0058】
この場合、外皮柱本体10Cは、第一実施形態と同様に、断面略三角形状のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されており、第一実施形態の外皮柱本体10より長尺に形成されている。この外皮柱本体10Bの下部側の一側壁16には矩形状の挿入口12が設けられ、側壁16の上部側には、例えばLEDインフォメーションディスプレイ等の可変情報表示手段1と、例えばスピーカ等の聴覚による可変情報表示手段1Bとが装着されている。なお、外皮柱本体10Cの他の側壁に同様に可変情報表示手段1を装着してもよく、あるいは、溝部14を利用して別の可変情報表示手段1Aを装着してもよい(図14参照)。
【0059】
上記のように構成される外皮柱本体10Cの中空部11内には、複数例えば4個の内部筐体20C,20D,20E,20Fが、連結手段70を介して連結されると共に、係止手段40Cを介して配設されている。
【0060】
第四実施形態における内部筐体20C,20D,20E,20Fは、第一実施形態と同様に、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成され、少なくとも外面に複数の放熱用フィン21を突設する内部筐体本体22と、内部筐体本体22の両端開口部23を防水パッキン24を介して気水密に閉塞する蓋体25とで構成されて、内部に収容される電子装置2の気水密性を保持している。
【0061】
第四実施形態における内部筐体20C,20D,20E,20Fを連結する連結手段70は、図15ないし図18に示すように、内部筐体20C,20D,20E,20F(以下に内部筐体20Cを代表として説明する)の上端側の蓋体25の上面両側に突設される一対の略逆U字状の雌型フック71と、下端側の蓋体25の下面両側に垂下されて、下方に位置する内部筐体20Cの雌型フック71に係脱可能に係合する略J字状の雄型フック72とで構成されている。
【0062】
このように構成される連結手段70によれば、上方側の内部筐体20Cの下面に垂下された雄型フック72に下方側の内部筐体20Dの上面に突設された雌型フック71を係合させて、複数の内部筐体20C,20D,20E,20Fを垂直方向に連結することができる。なお、上記説明では、内部筐体20Cの上端側に雌型フック71を突設し、下端側に雄型フック72を垂下した場合について説明したが、逆にしてもよい。すなわち、内部筐体20Cの上端側に雄型フック72を逆J字状に突設し、下端側に雌型フック71をU字状に垂下するようにしてもよい。
【0063】
第四実施形態における係止手段40Cは、外皮柱本体10Cの内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体10Cの中空部11側両側に一対の係止翼片81を突設し、かつ、係止翼片81の一部に複数例えば3個の切欠部82a,82b,82cを有するガイドレール80と、内部筐体20Cの側面における上下部に2箇所に形成され、ガイドレール80の切欠部82a,82b,82cを介して係止翼片81に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条83と、上端部の内部筐体20Cを昇降可能に吊持する吊持機構90とで主に構成されている。
【0064】
この場合、ガイドレール80に設けられた3個の切欠部82a,82b,82cは、異なる高さ寸法の内部筐体20C,20D,20E,20Fの上下部に設けられる狭隘開口凹条83に対応している。つまり、高さ寸法の長い内部筐体20C,20Eに対しては、上端の切欠部82aと下端の切欠部82cに狭隘開口凹条83を挿入して係止翼片81に摺動可能に嵌合させる。また、高さ寸法の短い内部筐体20D,20Fに対しては、上端の切欠部82aと中間の切欠部82bに狭隘開口凹条83を挿入して係止翼片81に摺動可能に嵌合させることができる。なお、ガイドレール80の下端部から中空部11内に向かって、内部筐体20C,20D,20E,20Fの仮受け台兼落下防止プレート86が突設されている。
【0065】
上記吊持機構90は、外皮柱本体10Cの下部側に配設される逆転ロック付きのウィンチ91と、一端がウィンチ91のドラム92に巻き取り及び繰り出し可能に巻装され、他端が外皮柱本体10Cの内壁面の上部側に装着される滑車93に掛け渡されて上端部の内部筐体20Cの雌型フック71に係合される吊持用フック95に繋着される索条例えばケーブル94とで構成されている。この場合、ウィンチ91は、外皮柱本体10Cの下部側壁に設けられた挿入口(図示せず)から外皮柱本体10C内に配設されている。使用時には、挿入口から手を入れてウィンチ91を操作することができるようになっている。
【0066】
なお、各内部筐体20C,20D,20E,20F内に収容されている電子装置2と可変情報表示手段1(1A),1Bとを電気的に接続するには、例えば図19に示すように、各内部筐体20C,20D,20Eに設けられているコネクタ端子4にリード線5を接続し、上端の内部筐体20Cのコネクタ端子4に、可変情報表示手段1に接続されて下方に垂れ下げられた伸縮自在なコイル状のリード線6を接続し、また、可変情報表示手段1Bに接続された伸縮自在なコイル状のリード線7を内部筐体20Eのコネクタ端子4に接続すればよい。
【0067】
なお、第四実施形態において、その他の部分は第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0068】
上記のように構成される第四実施形態において、内部筐体20C,20D,20E,20Fを外皮柱本体10Cの中空部11内に収容するには、まず、上端に位置する内部筐体20Cを挿入口12を介して外皮柱本体10Cの中空部11内に挿入すると共に、この内部筐体20Cに設けられた狭隘開口凹条83をガイドレール80の切欠部82a,82cに挿入する。このとき、内部筐体20Cの上面に突設された両雌型フック71に吊持用フック75を係合させると共に、吊持機構90のケーブル94の先端を繋着する一方、可変情報表示手段1に接続されたリード線6をコネクタ端子4に接続する。
【0069】
次に、ウィンチ91を巻き取り側に回転して、内部筐体20Cを上方に引き上げると、内部筐体20Cの狭隘開口凹条83がガイドレール80の係止翼片81に摺動可能に嵌合する。このようにして、内部筐体20Cの下端部が挿入口12の上端よりやや上方に位置するまで引き上げた後に停止する。
【0070】
この状態で、次の内部筐体20Dを、同様に挿入口12を介して外皮柱本体10Cの中空部11内に挿入すると共に、この内部筐体20Cに設けられた狭隘開口凹条83をガイドレール80の切欠部82a,82bに挿入する。このとき、内部筐体20Dの上端に突設された雌型フック71を、内部筐体20Cの下端部に垂下された雄型フック72に係合させると共に、内部筐体20Cに接続されたリード線5をコネクタ端子4に接続する。
【0071】
次に、ウィンチ91を巻き取り側に回転して、内部筐体20Dを上方に引き上げると、内部筐体20Dの狭隘開口凹条83がガイドレール80の係止翼片81に摺動可能に嵌合する。このようにして、内部筐体20Dの下端部が挿入口12の上端よりやや上方に位置するまで引き上げた後に停止する。
【0072】
以下、同様の操作を繰り返して、内部筐体20E,20Fを外皮柱本体10Cの中空部11内に配設した後、挿入口12にカバープレート17を閉塞して取付作業を終了する。
【0073】
上記のようにして、複数の内部筐体20C,20D,20E,20Fを互いに連結して外皮柱本体10Cの中空部11内に配設すなわち係止・固定することができる。この状態において、各内部筐体20C,20D,20E,20Fは係止手段40Cのガイドレール80と狭隘開口凹条83が接触する以外は隙間13をおいて外皮柱本体10C内に配設されるので、情報表示柱の外観の美観を損なうことがなく、また、内部筐体20C,20D,20E,20Fを外皮柱本体10Cと断熱して配設することができる。しかも、電子装置2から発生する熱を内部筐体20C,20D,20E,20Fに突設された放熱用フィン21(21A)によって分散して外皮柱本体10Cの中空部11内に放熱することができる。
【0074】
なお、上記説明では、断面略三角形状の外皮柱本体10Cの中空部11内に複数の内部筐体20C,20D,20E,20Fを互いに連結して配設する場合について説明したが、第三実施形態に示した断面円形の中空押出形材にて形成される外皮柱本体20Bにおいても同様に係止手段40Cを形成することができるので、同様に複数の内部筐体20C,20D,20E,20Fを互いに連結して配設することができる。
【0075】
なお、内部筐体20C,20D,20E,20Fの保守・点検や交換を行う場合には、まず、カバープレート17を取り外した後、吊持機構90のウィンチ91を操作してドラム92に巻装されているケーブル94を所定長さ繰り出して、最下端の内部筐体20Fを挿入口12に露呈する位置まで下ろして停止する。この状態で、ガイドレール80の切欠部82a,82b,82cの何れかに狭隘開口凹条83が位置して嵌合が解除可能になっている。次に、内部筐体20Fと20Eの連結状態を解除すなわち雌型フック71と雄型フック72の係合を解除すると共に、リード線5をコネクタ端子4から外す。そして、内部筐体20Fを挿入口12から取り出して、内部筐体20F内に収容されている電子装置2の保守・点検を行うことができる。
【0076】
以下、同様の操作を行って、内部筐体20E,20D,20Cを順次外皮柱本体10Cの外方へ取り出して、保守・点検を行うことができる。
【0077】
◎第五実施形態
図20は、この発明に係る情報表示柱の第五実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図、図21は、第五実施形態における係止手段の一部を示す分解斜視図、図22は、第五実施形態における内部筐体と係止手段を示す分解斜視図である。
【0078】
第五実施形態は、第二実施形態と同様に形成される断面四角形のアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される外皮柱本体10Aの中空部11内に複数の内部筐体を互いに連結して配設できるようにした場合である。
【0079】
なお、第五実施形態において、係止手段40D以外は、第二実施形態及び第四実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略し、ここでは、内部筐体20Aを係止・固定する係止手段40Dの構造について説明する。
【0080】
上記係止手段40Dは、補助ブラケット51を介して外皮柱本体10Aの内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体10Aの中空部11側両側に一対の係止翼片81を突設し、かつ、係止翼片81の一部に複数例えば3個の切欠部82a,82b,82cを有するガイドレール80と、内部筐体20Aの側面における上下部に2箇所に形成され、ガイドレール80の切欠部82a,82b,82cを介して係止翼片81に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条83と、上端部の内部筐体20Aを昇降可能に吊持する吊持機構90(図15,図16参照)とで主に構成されている。 この場合、補助ブラケット51は、ガイドレール80の矩形状基部84を固定する矩形板状基部52と、この矩形板状基部52の両端辺から同一方向に拡開状に折曲される一対の取付片53とで構成されている。また、矩形板状基部52の中央部には、貫通孔(図示せず)が穿設され、また、取付片53には、ねじ孔55が設けられている。
【0081】
このように構成される補助ブラケット51をもってガイドレール80を外皮柱本体10Aの内壁部に取り付けるには、まず、矩形板状基部52に設けられた貫通孔を貫通する固定ねじ56を、ガイドレール80に適宜間隔をおいて設けられたねじ孔85にねじ結合(締結)して、ガイドレール80に複数の補助ブラケット51を固着する。そして、補助ブラケット51の取付片53を外皮柱本体10Aの拡開凹部50の底面に当接した状態で、溝部14Aの底部を貫通する取付ねじ57を取付片53のねじ孔55にねじ結合(締結)して、ガイドレール80を外皮柱本体10Aの内壁部に固定することができる(図20参照)。
【0082】
上記のように、補助ブラケット51を介してガイドレール80を外皮柱本体10Aの内壁面の垂直方向に沿設することにより、第四実施形態と同様の操作によって、複数の内部筐体20A等を互いに連結して配設することができる。
【0083】
◎その他の実施形態
(1)上記実施形態では、カバープレート17,17A,17Bを外皮柱本体10,10A,10B,10Cに対して着脱可能に装着する場合について説明したが、例えば、図23に示すように、カバープレート17Bの一側端部と外皮柱本体10Cの挿入口12の側縁部との間にヒンジ100を介在させて、カバープレート17Bを開閉可能に装着するようにしてもよい。なお、カバープレート17Bの自由端側には取手101が設けられると共に、図示しない施錠手段が取り付けられている。なお、この場合、図23では、第三実施形態のカバープレート17Bを開閉可能に装着する場合について説明したが、その他の第一、第二第四及び第五実施形態におけるカバープレート17,17Aにおいても同様に開閉可能に形成することができる。
【0084】
上記のように、カバープレート17,17A,17Bを開閉可能に装着することにより、カバープレート17,17Bの開放が容易となり、電子装置2の保守・点検や交換を容易にすることができる。
【0085】
(2)上記第一ないし第三実施形態においては、係止手段40,40Aが、上部係止部材41、下部係止部材42及び係止受け部43とで構成される場合について説明したが、係止手段は必ずしも、このような構造である必要はなく、図24及び図25に示すように、外皮柱本体10,10A,10Bを水平方向に貫通する係止棒200にて形成してもよい。この場合、図24(a)、図25(a),(b)に示すように、1本の係止棒200を水平方向に貫通するか、該係止棒200と交差するように別の係止棒200を設けた構造としてもよく、あるいは、図24(b)に示すように、2本の係止棒200を同一平面上の水平方向に貫通する構造としてもよい。
【0086】
(3)上記実施形態では、外皮柱本体10,10A,10B,10Cが、断面略三角形、四角形あるいは円形の中空押出形材にて形成される場合について説明したが、外皮柱本体を断面三角形、四角形あるいは円形以外の多角形例えば断面五角形、六角形、八角形等や楕円形状の中空押出形材にて形成することも可能である。
【0087】
(4)上記第四、第五実施形態では、複数の内部筐体20A,20C〜20Fを、外皮柱本体10C(10A)の下部側に設けられた挿入口12から挿入して上方に吊り上げて吊持(係止・固定)する場合について説明したが、例えば、挿入口12を地上から2〜3mの位置に設けて、挿入口12から挿入される複数の内部筐体20A,20C〜20Fを下方に吊り下げて吊持(係止・固定)することも可能である。
【0088】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明は上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0089】
1)請求項1,2,3記載の発明によれば、内部に発熱する電子装置を収容する内部筐体の少なくとも外側面に放熱用フィンを突設した状態で、該内部筐体を、可変情報表示手段を装着する外皮柱本体の中空部内に収容するので、情報表示柱の外観の美観を損なうことがなく、また、内部筐体を外皮柱本体と断熱して配設することができると共に、電子装置から発生する熱を内部筐体に突設された放熱用フィンによって分散して外皮柱本体の中空部内に放熱することができる。したがって、情報表示柱の外観の美観の向上が図れると共に、情報表示柱が局部的に高温度になるのを抑制して、寿命の増大、電子装置の保守・点検を容易にすることができる。
【0090】
2)請求項4記載の発明によれば、外皮柱本体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成することにより、中空部の寸法を正確にすることができると共に、中空部内を効率良く活用することができ、外皮柱本体内に収容される内部筐体との隙間を確実に維持することができるので、上記1)に加えて更に内部筐体の熱を効率良く分散して放熱することができ、熱影響を抑制することができる。
【0091】
3)請求項5記載の発明によれば、内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体と、この内部筐体本体の両端開口部を気水密に閉塞する蓋体とで構成することにより、外皮柱本体と内部筐体との隙間を確実に維持することができると共に、内部筐体内に収容される電子装置の気水密性を保つことができるので、上記1)、2)に加えて更に電子装置の寿命の増大を図ることができ、情報表示柱の寿命の増大を図ることができる。
【0092】
4)請求項6記載の発明によれば、係止手段を、それぞれ外皮柱本体の内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材及び下部係止部材と、内部筐体の側面に形成され、上部係止部材及び下部係止部材に係脱可能に係合する係止受け部とで構成するので、上記1)に加えて更に外皮柱本体と内部筐体との接触面積を可及的に少なくすることができると共に、少ない構成部材によって、外皮柱本体の中空部内に内部筐体を確実に係止・固定することができる。この場合、上部係止部材を、矩形状上部基体と、この矩形状上部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片とで構成し、下部係止部材を、矩形状下部基体と、この矩形状下部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片と、矩形状下部基体の下端から先端外方に延在する内部筐体を載置可能な水平載置片とで構成し、係止受け部を、上部係止部材及び下部係止部材の係止翼片を摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条にて形成すると共に、狭隘開口凹条の開口部に、上部係止部材を挿入可能な切欠きを形成することにより、内部筐体の外皮柱本体の中空部内への取付すなわち係止・固定と取り外しを容易に行うことができる(請求項7)。
【0093】
5)請求項8記載の発明によれば、係止手段を、外皮柱本体を水平方向に貫通する係止棒にて形成するので、上記1)に加えて更に簡単な構造の係止手段によって内部筐体を係止・固定することができ、コストの低廉化を図ることができる。
【0094】
6)請求項9記載の発明によれば、係止手段を、外皮柱本体の内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体の中空部側両側に一対の係止翼片を突設し、かつ、係止翼片の一部に切欠部を有するガイドレールと、内部筐体の側面に形成され、ガイドレールの切欠部を介して係止翼片に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条と、上端部の内部筐体を昇降可能に吊持する吊持機構とで構成するので、上記1)に加えて更に複数の内部筐体を連結した状態で、外皮柱本体の中空部内に係止・固定することができる。この場合、吊持機構を、外皮柱本体の下部側に配設されるウィンチと、一端が上記ウィンチに巻き取り及び繰り出し可能に巻装され、他端が外皮柱本体の内壁面の上部側に装着される滑車に掛け渡されて上端部の内部筐体に繋着される索条とで構成することにより、複数の内部筐体の外皮柱本体の中空部内への取付すなわち係止・固定と取り外しを容易に行うことができる(請求項10)。
【0095】
7)請求項11,12記載の発明によれば、外皮柱本体に設けられる挿入口にカバープレートを着脱可能に装着するか、あるいは、開閉可能に装着することにより、カバープレートを装着した状態では、外皮柱本体の中空部内に収容された内部筐体を外部から目隠しすることができ、また、カバープレートを取り外し、あるいは、開放して、電子装置の保守・点検や交換を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る情報表示柱の第一実施形態の全体を示す概略斜視図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)である。
【図2】第一実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す縦断面図である。
【図3】第一実施形態の分解斜視図である。
【図4】第一実施形態の分解横断面図である。
【図5】第一実施形態における内部筐体と上部及び下部係止部材を示す分解斜視図である。
【図6】この発明における内部筐体と電子装置を示す分解斜視図である。
【図7】この発明に係る情報表示柱の第二実施形態の一部を断面で示す斜視図である。
【図8】第二実施形態の分解斜視図である。
【図9】第二実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図である。
【図10】第二実施形態における上部係止部材と下部係止部材を示す斜視図である。
【図11】この発明に係る情報表示柱の第三実施形態の一部を断面で示す斜視図である。
【図12】第三実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図である。
【図13】第三実施形態の分解横断面図である。
【図14】この発明に係る情報表示柱の第四実施形態の全体を示す概略斜視図(a)及び(a)のII−II線に沿う拡大断面図(b)である。
【図15】第四実施形態の要部を断面で示す概略斜視図である。
【図16】第四実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す概略斜視図である。
【図17】第四実施形態における内部筐体と係止手段を示す分解斜視図である。
【図18】第四実施形態における内部筐体の連結状態を示す斜視図である。
【図19】第四実施形態における配線状態を示す斜視図である。
【図20】この発明に係る情報表示柱の第五実施形態における内部筐体の取付(係止・固定)状態を示す横断面図である。
【図21】第五実施形態における係止手段を示す斜視図である。
【図22】第五実施形態における内部筐体と係止手段とを示す分解斜視図である。
【図23】この発明におけるカバープレートを開閉式にした場合の要部を示す横断面図である。
【図24】この発明における係止手段の別の形態を第一実施形態の外皮柱本体に取り付けた状態を示す断面図である。
【図25】この発明における係止手段の別の形態を第二、第三実施形態の外皮柱本体に取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可変情報表示手段
2 電子装置
10,10A,10B,10C 外皮柱本体
11 中空部
12 挿入口
13 隙間
17,17A,17B カバープレート
20,20A〜20F 内部筐体
21,21A 放熱用フィン
22,22A,22B 内部筐体本体
23 開口部
24 防水パッキン
25 蓋体
40,40A,40C,40D 係止手段
41,41A 上部係止部材
41a 矩形状上部基体
41b 係止翼片
42,42A 下部係止部材
42a 矩形状下部基体
42b 係止翼片
42d 水平載置片
43 係止受け部
43a 狭隘開口凹条
43b 開口部
43c 切欠き
70 連結手段
71 雌型フック
72 雄型フック
80 ガイドレール
81 係止翼片
82a,82b,82c 切欠部
83 狭隘開口凹条
90 吊持機構
91 ウィンチ
93 滑車
94 ケーブル(索条)

Claims (12)

  1. 電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、
    上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、
    上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、
    上記電子装置を収容する内部筐体とを具備する情報表示柱であって、
    上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設すると共に、上記外皮柱本体の中空部内に隙間をおいて配設される、ことを特徴とする情報表示柱。
  2. 電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、
    上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、
    上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、
    上記電子装置を収容する内部筐体とを具備する情報表示柱であって、
    上記内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設してなり、上記外皮柱本体に設けられた挿入口から外皮柱本体の中空部内に挿入されると共に、係止手段を介して配設される、ことを特徴とする情報表示柱。
  3. 電気的に情報を可変表示する可変情報表示手段と、
    上記可変情報表示手段が装着可能な中空状の外皮柱本体と、
    上記可変情報表示手段と電気的に接続する発熱性を有する電子装置と、
    それぞれ上記電子装置を収容する複数の内部筐体とを具備する情報表示柱であって、
    上記各内部筐体は、少なくとも外側面に放熱用フィンを突設してなり、上記外皮柱本体に設けられた挿入口から外皮柱本体の中空部内に挿入され、係止手段を介して配設されると共に、連結手段を介して互いに着脱可能に連結される、ことを特徴とする情報表示柱。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報表示柱において、
    上記外皮柱本体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報表示柱において、上記内部筐体を、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成される内部筐体本体と、この内部筐体本体の両端開口部を気水密に閉塞する蓋体とで構成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  6. 請求項2記載の情報表示柱において、
    上記係止手段を、それぞれ外皮柱本体の内壁面の上部及び下部位置に固定される上部係止部材及び下部係止部材と、内部筐体の側面に形成され、上記上部係止部材及び下部係止部材に係脱可能に係合する係止受け部とで構成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  7. 請求項6記載の情報表示柱において、
    上記上部係止部材を、矩形状上部基体と、この矩形状上部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片とで構成し、上記下部係止部材を、矩形状下部基体と、この矩形状下部基体の先端両側に突出する一対の係止翼片と、上記矩形状下部基体の下端から先端外方に延在する内部筐体を載置可能な水平載置片とで構成し、上記係止受け部は、上記上部係止部材及び下部係止部材の係止翼片を摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条を具備すると共に、狭隘開口凹条の開口部に、上記上部係止部材を挿入可能な切欠きを形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  8. 請求項2記載の情報表示柱において、
    上記係止手段を、外皮柱本体を水平方向に貫通する係止棒にて形成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  9. 請求項3記載の情報表示柱において、
    上記係止手段を、外皮柱本体の内壁面の垂直方向に沿設されると共に、外皮柱本体の中空部側両側に一対の係止翼片を突設し、かつ、係止翼片の一部に切欠部を有するガイドレールと、内部筐体の側面に形成され、上記ガイドレールの切欠部を介して上記係止翼片に摺動可能に嵌合する狭隘開口凹条と、上端部の内部筐体を昇降可能に吊持する吊持機構とで構成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  10. 請求項9記載の情報表示柱において、
    上記吊持機構を、外皮柱本体の下部側に配設されるウィンチと、一端が上記ウィンチに巻き取り及び繰り出し可能に巻装され、他端が上記外皮柱本体の内壁面の上部側に装着される滑車に掛け渡されて上端部の内部筐体に繋着される索条とで構成してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  11. 請求項2又は3記載の情報表示柱において、
    上記外皮柱本体に設けられる挿入口にカバープレートを着脱可能に装着してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
  12. 請求項2又は3記載の情報表示柱において、
    上記外皮柱本体に設けられる挿入口にカバープレートを開閉可能に装着してなる、ことを特徴とする情報表示柱。
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