【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフクラブの一つであるゴルフパターに関し、特にそのヘッドの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、グリーン上で主に使用される短い距離を打つゴルフパターのヘッドは、例えば図７の斜視図に示されるように、シャフト２の先に取り付けられた合成材料又は合金を鋳造成形してバラストを詰める等して製造されたヘッド１を有し、そのヘッド形状はボール４に対してパッティング方向Ｄ（＝スイング方向）の横寸法Ｘが打撃面３に平行（＝パッティング方向Ｄに直角）な方向の縦寸法Ｙよりも短い形状である。
【０００３】
パッティングに際しては、ボール４に対して前記ヘッド１の打撃面３がパッティング方向Ｄに直角に当たるようにして真っすぐに打つのが正しいパッティングの基本であるが、得てしてパターのヘッド１をボール４に向かって真っすぐに振れずに、楕円軌道を描き、横振れして直角に当てることができない場合が多く、ゴルフパターのスイング練習はゴルフ上達に欠かせないメニューといえる。
【０００４】
しかしながら、初心者は勿論のことベテランでも、ゴルフパターのスイング矯正は一人では判断が難しく感覚で闇雲に練習しているのが現状である。
【０００５】
然るに、練習時は元よりコースに出てのラウンド時の場合でも、パッティング時のスイングが正しく行えているか否かが自身で直ぐに判るゴルフパターがあればスイング矯正の効果は格段に上がるであろう。
【０００６】
この点、従来よりパッティング（スイング）練習のための器具や特殊な工夫が為されたゴルフパターが数多く考案されている。例えばボールの方向に正確に合わせられるように反射鏡をヘッド上部や打撃面の左右に斜めに取り付けたり、発光ダイオード、レーザポインタ等の発光体をヘッドに取り付けるとともに電源をグリップ部分に内蔵させてパッティングの方向が判るようにした練習用パターが考案されている。これらはコースに出ての本番には使用不可であり、また、単なる方向合わせを示すものであるから横振れが生じたか否かの判断はできない。
【０００７】
また、ゴルフパターのヘッドに関する発明品として、特許第２７８１０５７号の公報には図８の平面図及び図９の斜視図に示されるようなボールの心合わせ用目印を備えたパターヘッド１′が開示されている。
【０００８】
上記公報によれば、パターヘッド１′は垂直の打撃面３と上部面５とを有して、両面の交差部でほぼ真っすぐな稜９を形成し、上部面５は打撃面３に垂直な照準軸Δに対して対称な図柄を上部面上に形成するボールの心合わせ用目印としての曲線状目印６を担持する構成であって、前記曲線状目印６は平面で見た場合、稜９又は稜に近接する平行線８に対し切線位置にあり、接点７において打撃するボール４の公称半径Ｒ２（２１．３５ｍｍ）にほぼ等しく、かつ接点７における湾曲の中心１０に対して１８０度以下の中心角α（好ましくは約９０度）で形成される半径Ｒ１（Ｒ１＝Ｒ２）の曲率を有する曲線状目印６と、接点７から照準軸Δの方向に沿って延在する直線状の目印１１、１２とを含むことを特徴とする。また、視差補正用の目印となるもう一つの別の直線状目印１８が後方拡張部１９上に設けられている構造となっている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許第２７８１０５７号の発明のパターヘッド１′は、そのボールの心合わせ用の曲線状目印６がボールの形状を想起させるとともに打撃点から目をそらさずに合わせられ、また、前記直線状目印１８は曲線状目印６及び直線状の目印１１、１２とは異なる高さに延在していて、プレーヤがパターヘッド１′を正しく垂直に位置させるためには直線状の目印１１、１２と前記直線状目印１８がずれずに一線整列となるように見ればよいというパターヘッドの心合わせ及びプレーヤの姿勢矯正の作用・効果があるに過ぎない。
【００１０】
この点、引っ掛け打ちや送り出し打ちの原因となる楕円軌道を描いてのスイングによる横振れが生じたか否かを直ちに判定することができるスイング矯正機能を備えたゴルフパターは未だない。
【００１１】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、単なる練習のみならず本番でも使用可能であって、パッティング時のスイングの横振れを目で認識できるようにしてスイングの矯正が直ちに行えるスイング安定性、方向維持性に優れるゴルフパターを提供するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために、
（１）打撃面に平行な縦寸法よりも打撃面に直角な横寸法が長いヘッドを有するとともにヘッド上面のパッティング方向に垂直下視が直線状の５０ｍｍ〜１７０ｍｍの長さの直線識別パターンが設けられていることを特徴とするゴルフパターを提供する。
（２）また、高さ寸法が２０ｍｍ〜４０ｍｍで水平寸法が４３ｍｍ〜８５ｍｍの略楕円形又は略矩形の打撃面を備え、横寸法が７０ｍｍ〜１７０ｍｍでありヘッド上面に設けられた直線識別パターンの延長線が前記打撃面の中心打撃点の垂直延長線上にあるヘッドを有することを特徴とする上記（１）に記載のゴルフパターを提供する。
（３）また、ヘッドの底面側が半径７００ｍｍ〜１３００ｍｍの曲率の湾曲面を有することを特徴とする上記（１）に記載のゴルフパターを提供する。
（４）さらに、直線識別パターンが、ヘッドの上面を中心軸を境に領域を色分けしてなる境界線又は幅０．７ｍｍ〜２０ｍｍの目印色ライン又は幅１ｍｍ〜２０ｍｍの溝若しくは突条又は文字文様列であることを特徴とする上記（１）に記載のゴルフパターを提供する。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明に係るゴルフパターの実施の形態例について図面に基づいて説明する。なお、本発明のゴルフパターのシャフト部（柄部）やグリップ部は通常のゴルフパターと変わるところはなく、ヘッド部に顕著な特徴を有するので、以下、ヘッドに関して詳述する。
【００１４】
図１は本発明に係るゴルフパターのヘッド部の平面図である。図２は本発明に係るゴルフパターのヘッド部の側面図である。図３は本発明に係るゴルフパターのヘッド部の斜視図である。図４はゴルフパターのスイング方向の例を示す図である。図５は本発明に係るゴルフパターの打撃面側から見たヘッドの形状を示す図である。図６は本発明に係る他のゴルフパターのヘッド形状例と直線識別パターン例（３例）を示す平面図である。
【００１５】
本発明者の実験によれば、図７のようなパッティング方向Ｄの横寸法Ｘが打撃面３に平行な方向の縦寸法Ｙよりも短い従来の一般的なヘッド１では打撃時の安定性、方向維持性に欠けており、ゴルフパターのヘッド形状に関しては、パッティング方向Ｄの横寸法Ｘが打撃面３に平行な方向の縦寸法Ｙよりも長い形状、例えば図４の平面図に示されるヘッド２０のような金づち若しくはゲートボールのクラブ（木づち）のような横長形状の方が安定性、方向維持性が良好であることが判明した。
【００１６】
尤も、図４のヘッド形状でも前述のようにパッティングに際しては、プレーヤは無意識に楕円軌道を描いてスイングしがちであり、図４に示されるようにボールに当たる瞬間に正しく打撃面３に直角な方向Ｄ１に真っすぐスイングしているつもりでも、実際は矢印Ｄ２又はＤ３方向にずれてスイングしていることが多いのである。
【００１７】
本発明のゴルフパターは図１又は図２又は図３に示されるヘッド２０のように打撃面３に平行な縦寸法Ｙよりも打撃面３に直角な横寸法Ｘが長い横長形状であり、且つ、ヘッド上面２０ａのパッティング方向Ｄに垂直下視（真上から見下ろした平面視）が直線状の５０ｍｍ〜１７０ｍｍの長さの直線識別パターン２５が設けられている。
【００１８】
上記ヘッド２０の打撃面３の形状は、例えば図３及び図５の（ａ）のような高さ寸法が２０ｍｍ〜４０ｍｍで水平寸法（縦寸法Ｙ）が４３ｍｍ〜８５ｍｍの略楕円形又は図５の（ｂ）のような略矩形が好適である。また、ヘッドの横寸法Ｘは直線識別パターン２５の長さ確保及びゴルフパターとしての取り扱い上縦寸法Ｙとの兼ね合いから７０ｍｍ〜１７０ｍｍが好適な範囲といえる。
【００１９】
また、図１〜図３のヘッド２０の底面側は、図２に示されるように半径７００ｍｍ〜１３００ｍｍ（パッティング時のゴルフパターの回転半径の概ね等しい。）の曲率の上側に反り上がった湾曲面Ｒを有して、横寸法Ｘが７０ｍｍ〜１７０ｍｍという横長形状のヘッドのパッティング時の地面との接触の恐れを回避している。
【００２０】
次に、ヘッド上面２０ａに設けられた前記直線識別パターン２５は、図１、図３に示されるように、打撃面３と直角方向（＝正しいパッティング方向Ｄ）に設けられており、好ましくは所謂照準軸Δ上に沿ってパターンの延長線が前記打撃面３の中心打撃点Ｃの垂直延長線上にある配置に設けられている。
【００２１】
而して、プレーヤがボールに対してヘッド２０の直線識別パターン２５の先の打撃面３の中心打撃点Ｃに合わせて当て、正しいパッティング方向Ｄで真っすぐに振った場合には、プレーヤは真上から見下ろして前記直線識別パターン２５がその幅寸法と同等の一筋の直線の残像として見えるが、垂直下視でスイングが楕円軌道を描いたり斜めにスイングした場合（図４参照）には、正しいパッティング方向に対して角度が付くために上記直線識別パターン２５の両端が重ならない異なる軌跡を描いて直線識別パターン２５の残像が実際の直線識別パターン２５の幅よりも太い広がったラインとして見えるために、良くないパッティングであること及びその程度が直ぐに判り、打撃面３に直角で直線的な正しい打ち方にその場で矯正することができる。
【００２２】
上記直線識別パターン２５の具体例としては、例えば図６の（ａ）のようにヘッド上面２０ａの銀色、金色、黒鉄色等の金属色の下地に対して幅ｔ＝０．７ｍｍ〜２０ｍｍの赤や白の目印色ライン２５ａを塗布形成したものや、図６の（ｂ）のようにヘッド２０の上面２０ａをその中心軸（＝照準軸Δ）を境に領域を赤／黒や赤／白に色分けしてなる境界線２５ｂ、又は（ｃ）のように幅ｔ＝１ｍｍ〜２０ｍｍの文字文様列２５ｃ、更には図５の（ａ）のような断面がＶ、Ｕ形状の幅ｔ＝１ｍｍ〜２０ｍｍの直線状の溝２５ｄ、又は図５の（ｂ）や図２に示されるような断面が山形の幅ｔ＝１ｍｍ〜２０ｍｍの直線状の突条２５ｅ、或いはこれらの併用が考えられる。上記各直線識別パターンの幅ｔの範囲は識別性の有無の良好な範囲であり、前記直線識別パターン２５の長さＬが長い程、幅ｔが太くても十分な識別性が得られることが実験で判っている。
【００２３】
図６の（ｂ）の境界線２５ｂでは楕円軌道でスイングした場合には境界線２５ｂがはっきりと見えずに両境界の色が交じり合った混合色のラインとなって見えることになる。他の場合も直線識別パターン２５として実際の幅よりも広いラインが残像として見えることになる。
【００２４】
本発明者の実験によれば、図３において上記直線識別パターン２５はその長さＬが最低５０ｍｍ以上ないと通常のプレーヤではスイングの良否の判別作用が期待出来ず、好ましくは７０ｍｍ〜１７０ｍｍが必要十分な判別作用を得る実用上の範囲であることが判った。この点、前述の特許第２７８１０５７号の公報に記載されたパターヘッド１′には、照準軸Δの方向に沿って直線状の視差補正用の目印となる直線状目印１８が設けられている。しかし、これはボールの心合わせ用目印６の直線状目印１１、１２とは異なる高さ位置に延在する視差補正用の目印であって、視点がヘッドの真上に位置しているか否かを確認するためのものである。その長さは短く５０ｍｍ以下であって本願発明のようなパッティングのスイング矯正のための直線識別パターン２５としての作用は有していない。
【００２５】
なお、本発明の対象がゴルフパターのヘッド部である以上、取り扱い得る実質的大きさの限界があり、前述のようにヘッド２０の横寸法Ｘの長さは１７０ｍｍが上限と言え、そのため直線識別パターン２５の垂直下視の長さＬも１７０ｍｍが上限となる。そして、本発明に係るヘッドは打撃面３に平行な縦寸法Ｙよりも打撃面３に直角な横寸法Ｘが長ければその形状に特に制限はないが、例えば打撃面３を広く取った図６の（ａ）魚型ヘッド３０、（ｂ）の鐘型ヘッド４０、（ｃ）の直方体型ヘッド５０のようなものが本発明のゴルフパターに好適なヘッド形状といえる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明に係るゴルフパターは上記のように構成されているため、
（１）パッティング時に楕円軌道を描いたり、斜めにスイングして横振れがある場合には、真上から見下ろすプレーヤには、ヘッド上面の直線識別パターンが正しいパッティング方向に対して角度が付くために実際の直線識別パターンの幅よりも太い幅のラインの残像となって見えるので、横振れが生じたか否か及びその程度がパッティングと同時に判定でき、パッティング時のスイング矯正が可能になるという優れた効果を有する。
【００２７】
（２）打撃面に平行な縦寸法よりもパッティング方向の横寸法が長い横長形状のヘッド構造なので、安定性、方向維持性が良好であるとともに、直線識別パターンを長く設定可能になり、直線識別パターンの残像幅を明瞭に認識することができる。
【００２８】
（３）ヘッドの底面側が半径７００ｍｍ〜１３００ｍｍの湾曲面を有するので、横寸法が長いヘッド形状であってもパッティング時にヘッドの底面側が地面（グリーン）と接触する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るゴルフパターのヘッド部の図である。
【図２】本発明に係るゴルフパターのヘッド部の図である。
【図３】本発明に係るゴルフパターのヘッド部の図である。
【図４】本発明に係るゴルフパターのスイング方向の例を示す図である。
【図５】本発明に係るゴルフパターのヘッド部の図である。
【図６】本発明に係るゴルフパターのヘッド部の実施の形態例３例を示す平面図である。
【図７】従来の一般的なゴルフパターのヘッド部の斜視図である。
【図８】特許第２７８１０５７号の発明のパターヘッドの平面図である。
【図９】特許第２７８１０５７号の発明のパターヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
１、１′ ヘッド
２ シャフト
３ 打撃面
４ ボール
２０ ヘッド
２０ａ ヘッド上面
２５ 直線識別パターン
２５ａ 目印色ライン
２５ｂ 境界線
２５ｃ 文字文様列
２５ｄ 溝
２５ｅ 突条
３０ 魚型ヘッド
４０ 鐘型ヘッド
５０ 直方体型ヘッド
Δ 照準軸
Ｃ 中心打撃点
Ｄ パッティング方向
Ｄ１ 打撃面に直角な方向
Ｄ２、Ｄ３ 打撃面に直角でない方向
Ｒ 湾曲面
ｔ 幅寸法
Ｌ 直線識別パターンの垂直下視の長さ
Ｘ ヘッドの横寸法
Ｙ ヘッドの縦寸法[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a golf putter which is one of golf clubs, and more particularly to the structure of the head.
[0002]
[Prior art]
In general, the head of a golf putter hitting a short distance mainly used on the green is formed by casting a synthetic material or an alloy attached to the tip of the shaft 2 as shown in a perspective view of FIG. The head 1 has a head 1 manufactured in a manner such that the lateral dimension X in the putting direction D (= swing direction) is parallel to the striking surface 3 (= perpendicular to the putting direction D) with respect to the ball 4. The shape is shorter than the vertical dimension Y in the direction.
[0003]
When putting, it is the basis of correct putting that the striking surface 3 of the head 1 hits the ball 4 at right angles to the putting direction D. In many cases, it is not possible to swing straight and draw an elliptical trajectory, and it is impossible to apply a right angle by swinging sideways, so golf putter practice is an indispensable menu for improving golf.
[0004]
However, even for beginners as well as veterans, it is difficult to judge the swing of golf putter alone, and the practice is to practice dark clouds with a sense.
[0005]
However, during practice, even when you are on the course from the beginning of the course, if you have a golf putter that you can immediately know whether the swing at the time of putting is correct or not, the effect of swing correction will increase dramatically. .
[0006]
In this regard, many devices for putting (swing) practice and golf putters with special devices have been devised. For example, the reflector is mounted diagonally on the upper part of the head or on the left and right of the striking surface so that it can be accurately aligned with the direction of the ball. A practice putter has been devised so that the direction can be determined. These cannot be used for the actual performance on the course, and merely indicate the direction alignment, so it is not possible to determine whether or not a side shake has occurred.
[0007]
Further, as an invention related to a golf putter head, Japanese Patent No. 278057 discloses a putter head 1 'having a ball centering mark as shown in the plan view of FIG. 8 and the perspective view of FIG. Has been.
[0008]
According to the above publication, the putter head 1 ′ has a vertical striking surface 3 and an upper surface 5, and forms a substantially straight ridge 9 at the intersection of both surfaces, and the upper surface 5 is perpendicular to the striking surface 3. It is configured to carry a curved mark 6 as a mark for centering the ball that forms a symbol symmetrical on the aiming axis Δ on the upper surface, and when the curved mark 6 is viewed in a plane, the edge 9 Alternatively, it is at a cut line position with respect to the parallel line 8 close to the ridge, approximately equal to the nominal radius R2 (21.35 mm) of the ball 4 that strikes at the contact point 7 and 180 degrees or less with respect to the center of curvature 10 at the contact point 7. A curved mark 6 having a radius R1 (R1 = R2) formed at a central angle α (preferably about 90 degrees) and a linear mark 11 extending from the contact point 7 along the direction of the aiming axis Δ. , 12 and the like. In addition, another linear mark 18 serving as a parallax correction mark is provided on the rear extension 19.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the putter head 1 ′ of the invention of the above-mentioned Japanese Patent No. 278057 has a curved mark 6 for centering the ball that is reminiscent of the shape of the ball and is adjusted without taking the eyes away from the striking point. The mark 18 extends at a different height from the curved mark 6 and the straight marks 11 and 12, and the straight mark 11 and 12 is necessary for the player to position the putter head 1 'correctly vertically. There is only the action and effect of the alignment of the putter head and the correction of the posture of the player, as long as the linear marks 18 are aligned so that they are aligned.
[0010]
In this respect, there has not yet been a golf putter having a swing correction function that can immediately determine whether or not a lateral swing due to a swing drawing an elliptical orbit that causes catching or sending-out is generated.
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can be used not only in practice but also in production, and can be used to perform swing correction immediately by making it possible to recognize the lateral swing of the swing during putting. It is intended to provide a golf putter having excellent properties and direction maintenance.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides
(1) A straight line identification pattern having a length of 50 mm to 170 mm is provided which has a head whose lateral dimension perpendicular to the striking surface is longer than the vertical dimension parallel to the striking surface, and whose vertical view is linear in the putting direction of the top surface of the head. A golf putter is provided.
(2) Further, a linear identification pattern provided on the upper surface of the head having a substantially elliptical or substantially rectangular striking surface having a height dimension of 20 mm to 40 mm and a horizontal dimension of 43 mm to 85 mm, and having a lateral dimension of 70 mm to 170 mm. The golf putter according to the above (1), wherein the golf putter has a head whose extension line is on the vertical extension line of the center hitting point of the hitting surface.
(3) The golf putter as set forth in (1), wherein the bottom surface side of the head has a curved surface with a radius of 700 mm to 1300 mm.
(4) Further, the straight line identification pattern is a boundary line formed by color-coding the region with the upper surface of the head as a boundary, a mark color line having a width of 0.7 mm to 20 mm, a groove or a protrusion having a width of 1 mm to 20 mm, or a character. The golf putter according to (1) above, which is a pattern string.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a golf putter according to the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, since the shaft part (pattern part) and grip part of the golf putter of the present invention are not different from ordinary golf putters and have distinctive features in the head part, the head will be described in detail below.
[0014]
FIG. 1 is a plan view of a head portion of a golf putter according to the present invention. FIG. 2 is a side view of the head portion of the golf putter according to the present invention. FIG. 3 is a perspective view of the head portion of the golf putter according to the present invention. FIG. 4 is a diagram showing an example of the swing direction of the golf putter. FIG. 5 is a diagram showing the shape of the head viewed from the striking surface side of the golf putter according to the present invention. FIG. 6 is a plan view showing another example of the head shape and straight line identification pattern (three examples) of the golf putter according to the present invention.
[0015]
According to the inventor's experiment, with the conventional general head 1 in which the lateral dimension X in the putting direction D as shown in FIG. 7 is shorter than the longitudinal dimension Y in the direction parallel to the striking surface 3, the stability at the time of striking, It lacks direction sustainability, and the golf putter head shape is such that the lateral dimension X in the putting direction D is longer than the longitudinal dimension Y in the direction parallel to the striking surface 3, for example, the head shown in the plan view of FIG. It has been found that a horizontally long shape such as a gold hammer such as 20 or a gate ball club (wood hammer) has better stability and direction maintenance.
[0016]
However, in the case of the head shape of FIG. 4, as described above, when putting, the player tends to swing unintentionally by drawing an elliptical trajectory. As shown in FIG. Even though the swing is going straight to D1, it is often swinging in the direction of arrow D2 or D3.
[0017]
The golf putter of the present invention has a horizontally long shape in which the transverse dimension X perpendicular to the striking surface 3 is longer than the longitudinal dimension Y parallel to the striking surface 3 as in the head 20 shown in FIG. A straight line identification pattern 25 having a length of 50 mm to 170 mm that is linear in a vertical view (a plan view as viewed from directly above) in the putting direction D of the head upper surface 20a is provided.
[0018]
The shape of the striking surface 3 of the head 20 is, for example, a substantially elliptical shape having a height dimension of 20 mm to 40 mm and a horizontal dimension (vertical dimension Y) of 43 mm to 85 mm as shown in FIG. 3 and FIG. A substantially rectangular shape as shown in (b) of FIG. Further, the horizontal dimension X of the head can be said to be a preferable range from 70 mm to 170 mm in consideration of securing the length of the straight line identification pattern 25 and handling the vertical dimension Y as a golf putter.
[0019]
Also, the bottom surface side of the head 20 in FIGS. 1 to 3 is a curved surface that is warped upward from the curvature of 700 to 1300 mm in radius (generally equal to the rotation radius of the golf putter at the time of putting) as shown in FIG. There is a risk of contact with the ground when putting a horizontally long head having a lateral dimension X of 70 mm to 170 mm.
[0020]
Next, as shown in FIGS. 1 and 3, the straight line identification pattern 25 provided on the head upper surface 20a is provided in a direction perpendicular to the striking surface 3 (= correct putting direction D). An extension line of the pattern is provided on the vertical extension line of the center hitting point C of the hitting surface 3 along the aiming axis Δ.
[0021]
Thus, when the player hits the ball at the center hitting point C of the front hitting surface 3 of the straight line identification pattern 25 of the head 20 and swings straight in the correct putting direction D, the player Looking down from above, the straight line identification pattern 25 appears as an afterimage of a straight line having the same width as that of the width dimension. However, when the swing draws an elliptical trajectory or swings obliquely (see FIG. 4), Since the afterimage of the straight line identification pattern 25 is drawn as a line wider than the width of the actual straight line identification pattern 25 by drawing different trajectories in which both ends of the straight line identification pattern 25 do not overlap each other because the angle is attached to the direction, Immediately knowing that it is a bad putting and the extent of it, and correcting it on the spot in a straight and right way to the striking surface 3 Kill.
[0022]
As a specific example of the straight line identification pattern 25, for example, as shown in FIG. 6 (a), red having a width t = 0.7 mm to 20 mm with respect to a metallic background such as silver, gold, or black iron on the head upper surface 20a. Or a white mark color line 25a applied and formed, or as shown in FIG. 6B, the upper surface 20a of the head 20 is divided into red / black or red / white with the central axis (= aiming axis Δ) as a boundary. The boundary line 25b is color-coded into two lines, or a character pattern row 25c having a width t = 1 mm to 20 mm as shown in (c), and the cross section as shown in FIG. 5A is V and U-shaped width t = 1 mm. A linear groove 25d of ˜20 mm, or a straight ridge 25e having a mountain-shaped cross section t = 1 mm to 20 mm as shown in FIG. 5B or FIG. 2, or a combination thereof can be considered. The range of the width t of each straight line identification pattern is a good range of presence / absence of discrimination, and the longer the length L of the straight line identification pattern 25, the better the discrimination can be obtained even if the width t is thick. I know from experiments.
[0023]
In the boundary line 25b of FIG. 6 (b), when the swing is performed in an elliptical orbit, the boundary line 25b is not clearly seen and appears as a mixed color line in which the colors of both the boundaries are mixed. In other cases, a line wider than the actual width as the straight line identification pattern 25 appears as an afterimage.
[0024]
According to the experiment of the present inventor, in FIG. 3, the straight line identification pattern 25 has a length L of at least 50 mm, and a normal player cannot expect a swinging judgment, and preferably 70 to 170 mm. It was found that this is a practical range for obtaining a sufficient discrimination effect. In this regard, the putter head 1 ′ described in the above-mentioned Japanese Patent No. 278057 is provided with a linear mark 18 serving as a linear parallax correction mark along the direction of the aiming axis Δ. However, this is a parallax correction mark extending to a height position different from the linear marks 11 and 12 of the ball alignment mark 6, and whether or not the viewpoint is positioned directly above the head. It is for confirming. The length is short and is 50 mm or less, and it does not have the function as the straight line identification pattern 25 for putting swing correction as in the present invention.
[0025]
As long as the subject of the present invention is the head part of a golf putter, there is a limit on the substantial size that can be handled. As described above, the upper limit of the length of the horizontal dimension X of the head 20 is 170 mm, and therefore, linear identification is possible. The upper limit of the length L of the pattern 25 when viewed vertically is 170 mm. The head according to the present invention is not particularly limited in its shape as long as the transverse dimension X perpendicular to the striking surface 3 is longer than the longitudinal dimension Y parallel to the striking surface 3, but for example, the striking surface 3 is widened. It can be said that (a) the fish-shaped head 30, (b) the bell-shaped head 40, and (c) the rectangular parallelepiped head 50 are suitable head shapes for the golf putter of the present invention.
[0026]
【The invention's effect】
Since the golf putter according to the present invention is configured as described above,
(1) When an elliptical orbit is drawn at the time of putting, or when there is a horizontal swing due to an oblique swing, the straight line identification pattern on the head upper surface is angled with respect to the correct putting direction for the player looking down from above. Since it appears as an afterimage of a line with a width wider than the width of the actual straight line identification pattern, it is possible to determine whether or not the lateral vibration has occurred and its degree at the same time as the putting, and it is possible to correct the swing at the time of putting. Has an effect.
[0027]
(2) Since the head structure has a horizontally long shape whose lateral dimension in the putting direction is longer than the vertical dimension parallel to the striking surface, it has good stability and direction maintenance, and it is possible to set a long straight line identification pattern. The afterimage width of the pattern can be clearly recognized.
[0028]
(3) Since the bottom surface side of the head has a curved surface having a radius of 700 mm to 1300 mm, there is no possibility that the bottom surface side of the head will come into contact with the ground (green) when putting even if the head shape has a long lateral dimension.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view of a head portion of a golf putter according to the present invention.
FIG. 2 is a view of a head portion of a golf putter according to the present invention.
FIG. 3 is a view of a head portion of a golf putter according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a swing direction of a golf putter according to the present invention.
FIG. 5 is a view of a head portion of a golf putter according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a third example of the embodiment of the head portion of the golf putter according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view of a head portion of a conventional general golf putter.
FIG. 8 is a plan view of a putter head according to the invention of Japanese Patent No. 2781057.
9 is a perspective view of a putter head according to the invention of Japanese Patent No. 278057. FIG.
[Explanation of symbols]
1, 1 'head 2 shaft 3 striking surface 4 ball 20 head 20a head upper surface 25 straight line identification pattern 25a mark color line 25b boundary line 25c character pattern row 25d groove 25e ridge 30 fish type head 40 bell type head 50 rectangular parallelepiped type head Δ Aiming axis C Center hitting point D Putting direction D1 Direction D2 perpendicular to striking surface, D3 Direction not perpendicular to striking surface R Curved surface t Width dimension L Length of straight line identification pattern vertical view X Head lateral dimension Y Head dimension Vertical dimension
