JP2004024480A - トスバッティング練習装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発射された球の投球軌跡が一定になり、しかも、構成が簡単なトスバッティング練習装置の提供である。
【解決手段】筐体1に、送球装置Cと、該送球装置Cの送球口の直下に、投球装置Aの球受口が臨むようにして投球装置Aを取付け、前記送球装置Cから1個ずつ送られる球Bを、前記投球装置Aを構成する投球案内筒2に入り込ませ、前記投球案内筒2に内装された投球ロッド体Dを投球ばね7の弾発力によって急上動させて、前記投球案内筒2に入り込んだ球Bを、該投球案内筒2に案内させながら発射させる。
【選択図】 図1
【解決手段】筐体1に、送球装置Cと、該送球装置Cの送球口の直下に、投球装置Aの球受口が臨むようにして投球装置Aを取付け、前記送球装置Cから1個ずつ送られる球Bを、前記投球装置Aを構成する投球案内筒2に入り込ませ、前記投球案内筒2に内装された投球ロッド体Dを投球ばね7の弾発力によって急上動させて、前記投球案内筒2に入り込んだ球Bを、該投球案内筒2に案内させながら発射させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置の送球口の直下に投球口が臨んだ状態で、前記送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トスバッティングの練習をするとき、球を打つバッティング練習者の他に、前記バッティング練習者に向かって球をトスするための補助者が必要である。換言すれば、トスバッティングの練習をする場合、バッティング練習者1人では練習をすることが困難である。この問題を解決するために、1人であってもトスバッティングの練習ができる装置が特許出願されている(例えば、特開2000−176071号公報)。しかし、前記公報に開示されたトスバッティング練習装置では、モータによって球を発射させる形態であるため、その構成が複雑になり、高価であると共に、屋外等の電源が存在しない場所で使用することは極めて困難である。
【0003】
また、球の投球軌跡は、常に一定であることが望ましい。しかし、従来のトスバッティング練習装置では、供給レールの終端部に配置された球を、連続回転するレバー体が打ち出す構成であるため、球の投球軌跡が定まりにくいという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、球の投球軌跡がほぼ一定になり、しかも、簡単な構成のトスバッティング練習装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置の送球口の直下に投球口が臨んだ状態で、前記送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置であって、前記投球装置は、上端開口が球受口を兼用した投球口となった投球案内筒と、上端に被ロック部が設けられて、前記投球案内筒に内装される投球ロッド体案内筒と、前記投球ロッド体案内筒に上下動可能にして内装され、弾発手段により上方に弾発付勢されると共に、その上端部に、球受板と前記被ロック部に対して係合ロックされるロック機構とが設けられた投球ロッド体とを備え、前記投球ロッド体のロック機構により、そのロック部が前記投球ロッド案内筒の被ロック部に係合ロックされた状態で、前記投球案内筒の投球口から内部に落下した球が前記球受板に衝突して、該球受板が僅かに下動することにより、投球ロッド体案内筒に対する投球ロッド体の係合ロックが解除されて、前記弾発手段により投球ロッド体を上方に弾発発進させて、前記球受板に保持された球を投球案内筒で案内しながら投球することを特徴としている。
【0006】
投球装置を構成する投球案内筒に、上下動可能にして内装された投球ロッド体が下動され、該投球ロッド体の上端部に設けられたロック部が、投球ロッド体案内筒の被ロック部に係合ロックされる。このとき、前記投球ロッド体は、弾発手段により、上方に弾発付勢された状態で保持される。送球装置から送られた球は、前記投球案内筒の上端開口から、その内部に入り込んで落下し、前記投球ロッド体の上端部に取付けられた球受板と衝突して、該球受板を僅かに下動させる。このため、投球ロッド体のロック部と投球ロッド体案内筒の被ロック部との係合ロックが解除され、前記投球ロッド体は、弾発手段により、急発進される。このため、球受板に保持された球は、投球案内筒に案内されながら、その上端開口から発射される。このように、本発明に係るトスバッティング練習装置を構成する投球装置では、投球案内筒の上端開口から内部に入り込んだ球は、該投球案内筒に案内され、再び投球案内筒の上端開口から発射される。このため、球の投球軌跡が一定になる。また、投球ロッド体や投球ロッド体案内筒等の部材は、投球案内筒に内装される。このため、投球装置がコンパクトになる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提として、前記送球装置に対する投球装置の取付角度が調整可能であることを特徴としている。このため、発射された球の投球軌跡を調整することができ、バッティング練習者の身長や打撃位置に応じて、発射された球の到達高さを変えることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明を前提として、前記弾発手段は、ばね体であり、バッティング練習者が、前記投球案内筒に設けられたペダル装置の踏込板を踏み込むことにより、該踏込板と連動して前記投球ロッド体が押し下げられるように構成されていることを特徴としている。このため、投球装置の構成が極めて簡単なものになると共に、電源を必要としない。この結果、バッティング練習者が一人であってもバッティング練習をすることができるという利点を損なうことなく、トスバッティング練習装置を安価に提供できると共に、屋外等の電源の供給が困難な場所であっても使用することができる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明を前提として、前記送球装置には、球の送りを堰き止めるためのシャッタ装置が設けられていて、該シャッタ装置を構成するシャッタは、フットスイッチによって開閉されるように構成されていることを特徴としている。即ち、バッティング練習者がフットスイッチを操作するだけで、シャッタ装置を構成するシャッタが開閉され、該送球装置から送られた球が発射される。換言すれば、バッティング練習者は、送球装置を遠隔操作することができる。このため、バッティング練習者は、バッティング姿勢を取った後、当該姿勢をほとんど崩すことなく、発射された球を打つことができ、バッティング練習の成果を確実に得ることができる。また、シャッタ装置が設けられていることにより、球を1個だけ送ることができ、一度に複数個の球が送られることが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係るトスバッティング練習装置Tの全体斜視図、図2は同じく正面図、図3は投球装置Aの正面断面図、図4は同じく平面図、図5は投球ロッド体Dの正面図、図6は図5のX−X線断面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態のトスバッティング練習装置Tは、バッティング練習者Mに向かって球Bを発射するための投球装置Aと、前記投球装置Aに球Bを1個ずつ送り出すための送球装置Cとから構成されている。前記投球装置Aと前記送球装置Cは、いずれも、鋼材を組み合わせて箱状に形成された筐体1に、一体にして(連続状態で)取付けられている。即ち、送球装置Cの送球口の直下に、投球装置Aの球受口が臨んでいて、球Bは、送球装置Cから、そのまま投球装置Aに送られる。
【0011】
投球装置Aについて説明する。図2及び図3に示されるように、本実施形態の投球装置Aは、筐体1の正面側に、所定の角度(本実施形態の場合、約60度)でもって傾斜状態で取付けられている。筐体1に対する投球装置Aの取付角度は、図示しない手段により、変更可能である。そして、その上部が、筐体1の側方に突出されている。この投球装置Aは、投球案内筒2と、該投球案内筒2に入り込んだ球Bを発射させるための投球ロッド体Dと、該投球ロッド体Dを挿通させて、その上下動を案内するための投球ロッド体案内筒3と、前記投球案内筒2の外側に配設され前記投球ロッド体Dを押し下げるためのペダル装置Eとから構成されている。最初に、投球案内筒2について説明する。図3及び図4に示されるように、投球装置Aを構成する投球案内筒2は、その上端面が開口されていると共に、その底板4の中心部に通し孔4aが設けられた有底円筒状である。この上端開口は、送球装置Cから送られた球Bを入り込ませるための球受口となっていると共に、球Bを発射するための投球口となっている。前記投球案内筒2の上端部の外周面には、ブラケット5が、該投球案内筒2の上端面から上方に突出する形態で固着されていて、該ブラケット5の上端面には、平面視において略リング状にわん曲された球ガイド体6が取付けられている。この球ガイド体6は、送球装置Cから送られた球Bを、確実に前記投球案内筒2に入り込ませるためのものであり、その内径は、前記投球案内筒2の外径よりも少し大きい。
【0012】
次に、投球ロッド体案内筒3について説明する。図3及び図5に示されるように、前記投球案内筒2の内側には、投球ロッド体Dの上下動を案内するための投球ロッド体案内筒3が、軸心同一にして取付けられている。この投球ロッド体案内筒3は、投球案内筒2の下側から、底板4の通し孔4aを通す形態で組み付けられ、その底板部3aが、投球案内筒2の底板4に固着されている。この状態で、投球ロッド体案内筒3の上端部は、前記投球案内筒2における長さ方向のほぼ中央部よりも少し上側に配置されている。投球ロッド体案内筒3の上端部は、周方向に張り出していて、投球ロッド体Dのロック装置部L(後述)と係合ロックされるフランジ部3bが形成されている。
【0013】
次に、投球ロッド体Dについて説明する。図3及び図5に示されるように、この投球ロッド体Dは、投球ロッド体案内筒3に挿通され、投球ばね7の弾発力によって急上動されるロッド部Rと、該ロッド部Rの上方に設けられ、前述した投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと解除可能に係合ロックされるロック装置部Lとから構成されている。最初に、ロッド部Rの構成について説明する。このロッド部Rは、パイプ材より成るロッド本体部8の下端面に、前記ロッド本体部8よりも少し大きな外径を有するストッパ部9が固着されていると共に、その上端面は、ロック装置部Lを構成する支持板11の底面部に固着されている。前記ストッパ部9の外径は、投球ロッド体案内筒3の内径よりも僅かに小さい。そして、前記ストッパ部9の底面部には、下方に向けてねじロッド12が延設されている。このねじロッド12の外周部分には、圧縮ばねである投球ばね7が弾装されていると共に、その下端部には雄ねじ部12aが設けられている。この雄ねじ部12aの部分は、投球ロッド体案内筒3の底板部3aから突出されていて、当該部分にペダル装置E(後述)と連結するための連結板13が、六角ナット14により取付けられている。
【0014】
図5及び図6に示されるように、前記投球ロッド体案内筒3の上部の外周部分には、一対のスリット部15が軸直角にして設けられていて、該スリット部15に、ストッパ板16が装着されている。このストッパ板16の一端部(投球ロッド体案内筒3のスリット部15に差し込まれる側の部分)が二股状に切除されていて、その内幅16aは、ロッド本体部8の外径よりも僅かに広く、かつ、ストッパ部9の外径よりも僅かに狭い。このため、投球ロッド体Dは、ロッド本体部8の部分のみが、ストッパ板16の切除部分を上下動可能である。何らかの理由により、投球ロッド体Dが過度に上動しようとしても、ロッド本体部8のストッパ部9がストッパ板16に衝突する。このようにして、投球ロッド体Dの飛び出しが防止されている。また、前記ストッパ板16により、投球ロッド体Dを押し下げて、投球ばね7が弾発付勢された状態に保持しておくことができる。しかも、この状態で、投球ロッド体Dを構成するねじロッド12の雄ねじ部12aは、投球ロッド体案内筒3の底板部3aから突出されている。このため、投球ロッド体案内筒3及び投球ロッド体Dの組付けが容易である。
【0015】
次に、ロック装置部Lの構成について説明する。図5及び図7に示されるように、ロッド本体部8の上端面に固着された支持板11の上方には、円板状の球受板17が配置されている。この球受板17の外径は、投球案内筒2の内径よりも少し小さい。そして、該球受板17の底面部の中心位置には、棒状の球受ロッド18が垂下されている。前記支持板11の中心部には、前記球受ロッド18の外径よりも少し大きな内径を有する球受ロッド挿通孔11aが設けられていて、該球受ロッド挿通孔11aに挿通された球受ロッド18の下端部が、前記支持板11の下方に突出されている。また、前記球受ロッド18の外周部分で、支持板11と球受板17との間には、球受板17を上方に付勢するための球受ばね19が弾装されている。
【0016】
図7及び図8に示されるように、前記球受ロッド18の下端部には、所定間隔の切欠溝部18aが設けられている。そして、この切欠溝部18aに、一対の爪体21が配置されている。一対の爪体21は同一形状であり、それらが配置される向きが異なっているのみである。各爪体21は、回動中心が設けられた基端部22から、互いに直交する2本のレバー部(連結レバー部23と係合レバー部24)が延設された略L字状の形態である。そして、前記基端部22が、支持板11の底面部に相対向して取付けられた一対のブラケット25に挟持されていて、前記一対のブラケット25に取付けられた回動支点ピン26により、回動自在に支承されている。また、一対の爪体21は、支持板11の中心に対して半径方向にずれた状態で配置されている。このため、球受ロッド18の切欠溝部18aにおいて、各爪体21の連結レバー部23は、重なり状態で配置されている。そして、各連結レバー部23の重なり部分に、支点ピン27が挿通されていて、該支点ピン27は、球受ロッド18の下端部に支承されている。このようにして、球受ロッド18と一対の爪体21とが連結される。また、各連結レバー部23において、前記支点ピン27が挿通される部分には、長孔23aが設けられている。なお、ロッド本体部8の上端部には、各爪体21の連結レバー部23を入り込ませるための逃し部8aが設けられている。
【0017】
また、図7に示されるように、各爪体21における係合レバー部24の下部は、内側に向かってほぼ直角に屈曲されていて、当該部分に投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと係合される係合部24aが形成されている。そして、この係合部24aの終端部から係合レバー部24の下端部にかけての部分は斜めに切除されていて、当該部分に係合案内部24bが形成されている。各係合案内部24bにおいて、それらの下端部どうしの間隔Waは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも広く、上端部どうしの間隔Wbは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも狭い。各係合案内部24bは、投球ロッド体Dが押し下げられるとき、前記フランジ部3bの上側の外周縁部分に接しながら、一対の爪体21を、それらの基端部22に取付けられた回動支点ピン26を中心に互いに反対方向に回動させて、前記一対の爪体21を拡開させるという機能を有している。
【0018】
そして、後述するように、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと一対の爪体21とが係合ロックされた状態(図7に示される状態)で、球Bが投球案内筒2に入り込み、球受ばね19の弾発力に抗して球受板17を押し下げると、一対の爪体21の各連結レバー部23も押し下げられる。しかし、一対の爪体21は、それらの基端部22を支承する回動支点ピン26により、垂直面内での回動のみ可能な状態で取付けられている。このため、一対の爪体21の各係合レバー部24は、前記各回動支点ピン26の軸心を中心として外方に回動され、一対の爪体21が拡開される(図11参照)。この結果、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと一対の爪体21との係合ロックが解除される。
【0019】
次に、ペダル装置Eについて説明する。図3に示されるように、投球案内筒2の外周面には、該投球案内筒2の軸心方向に沿ってペダルロッド案内筒28が固着されている。このペダルロッド案内筒28に、ペダルロッド29が挿通されている。そして、このペダルロッド29における長手方向のほぼ中央部には、該ペダルロッド29と軸直角にして連結棒31が固着されている。このペダルロッド29において、前記連結棒31よりも上方の部分は、前記ペダルロッド案内筒28に挿通されていると共に、その下端部は、投球案内筒2の下端部に取付けられたガイド体32に挿通されている。このため、前記ペダルロッド29は、ペダルロッド案内筒28とガイド体32にガイドされ、ペダルロッド案内筒28の下端面と前記ガイド体32の上端面との間において上下動可能である。
【0020】
そして、前記ペダルロッド29は、前記ペダルロッド案内筒28の直上に配置されたストッパ体33と、戻しばね34(引張りばね)を介して連結されている。前記ストッパ体33の幅は、ペダルロッド案内筒28の外径よりも広いため、ペダルロッド29は、前記戻しばね34の弾発力により、常に上方に引っ張られている。また、前記ペダルロッド29の下端部は、前述した連結板13に固着されている。このため、図3に示されるように、戻しばね34の弾発力に抗してペダルロッド28が押し下げられると、連結板13を介して投球ロッド体Dも、投球ばね7の弾発力に抗して押し下げられる。更に、前記連結棒31の先端部には、皿状の踏込ペダル35が取付けられている。このため、バッティング練習者Mは、前記踏込ペダル35を足で踏み込むことによって投球ロッド体Dを押し下げることができ、その操作性が良好である。
【0021】
次に、送球装置Cについて説明する。図1及び図2に示されるように、左右方向における筐体1の上面の両端部で、かつ、奥行方向のほぼ中央部には、一対の支柱36が、相対向して立設されている。一対の支柱36どうしの間には、一方側(図面視における右側)の支柱36の上端部から、他方側の支柱36における高さ方向のほぼ中央部に向かって傾斜状態で一対の棒材(上側球支持棒37)が、平面視において所定間隔(球Bの外径よりも少し狭い間隔)をおいて固着されている。そして、前記一対の上側球支持棒37の上方には、各上側球支持棒37と平行にして、一対の上側球ガイド棒38が固着されている。一対の上側球支持棒37は、転動する球Bを支持するためのものであり、一対の上側球ガイド棒38は、前記一対の上側球支持棒37の上を転動する球Bが落下しないようにガイドするためのものである。当然のことながら、一対の上側球ガイド棒38の間隔は、球Bの外径よりも広い。
【0022】
同様にして、他方側の支柱36における高さ方向のほぼ中央部から、一方側の支柱36の下端部に向かって、一対の下側球支持棒39と、一対の下側球ガイド棒41とが傾斜状態で固着されている。前述した一対の上側球支持棒37の上を転動する球Bは、その終端部37aにおいて、その直下に配置された一対の下側球支持棒39の上に落下する。このため、一対の上側球支持棒37の終端部37aは、球Bの外径よりも広くなるようにわん曲されている(図1参照)。また、一方側の支柱36の下端部には、前記一対の下側球支持棒39の上を転動する球Bを排出するための開口孔36aが設けられている。
【0023】
図1及び図2に示されるように、筐体1の右側面部で、前記一対の下側球支持棒39の終端部に臨む部分には、シャッタ装置Fが配設されている。シャッタ装置Fについて説明する。このシャッタ装置Fは、上下の各球支持棒37,39の上を転動して送られる球Bの送り方向を、ほぼ直角に転換させると共に、下側球支持棒39の終端部に、連なり状態で配置される複数個の球Bの送りを堰き止めて、1個ずつ投球案内筒2に送り込むという機能を有している。図9に示されるように、このシャッタ装置Fを構成するシャッタ板42は、側面視において略L字状であり、その基端部に設けられた回動支点軸43の軸心を中心に回動可能である。また、前記シャッタ板42の底面部には、戻しばね44(圧縮ばね)が取付けられている。該シャッタ板42は、前記戻しばね44の付勢力により、常に上方に回動されていて、球Bを堰き止めている。更に、前記シャッタ板42は、ワイヤ45により、フットスイッチSと連結されている。バッティング練習者Mが、フットスイッチSの踏込板46を踏み込むと、前記ワイヤ45が引っ張られ、シャッタ板42が下方に回動される。その状態を、図9において二点鎖線で示す。すると、先頭の球Bが、下側球支持棒39の終端部からシャッタ板42の上面に送り込まれる。バッティング練習者Mが、足をフットスイッチSの踏込板46から離すと、前記シャッタ板42は、戻しばね44の付勢力により上方に回動される。このため、シャッタ板42に保持されていた球Bは転動して、前記シャッタ板42に連続して取付けられている誘導板47に誘導され、該誘導板47の先端部に臨んで配置されている投球案内筒2に入り込む。また、前記シャッタ板42は、再び上方に回動されて、次の球Bが堰き止められる。なお、図9において、48は、フットスイッチSの踏込板46を戻すための戻しばねである。
【0024】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tの作用について説明する。図1及び図2に示されるように、筐体1に配設された送球装置Cの上下の各球支持棒37,39に複数個の球Bが載置される。各球支持棒37,39は傾斜しているため、各球Bは無動力で転動する。上下の各球支持棒37,39の上方には、各球ガイド棒38,41が設けられているため、転動する各球Bが落下するおそれはない。また、シャッタ装置Fを構成するシャッタ板42により、支柱36の開口孔36aが閉じられているため、先頭の球B(以下、特定球B’と記載する)は、下側球支持棒39の終端部に配置されると共に、残りの球Bは、該特定球B’の後方に連なり状態で配置される。
【0025】
図3に示されるように、バッティング練習者Mが、ペダル装置Eを構成する踏込ペダル35を踏み込むと、ペダルロッド29が押し下げられる。そして、該ペダルロッド29と連動して、投球ロッド体Dが押し下げられ、該投球ロッド体Dを構成するロック装置部Lも押し下げられる。このとき、球受板17は、球受ばね19によって上方に付勢されているため、一対の爪体21は、そのままの状態で押し下げられる。そして、図10に示されるように、一対の爪体21の係合案内部24bが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの上側の外周縁部に接する。ここで、一対の爪体21の各係合案内部24bの上端部どうしの間隔Wbは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも狭い(図7参照)。このため、投球ロッド体Dが押し下げられると、一対の爪体21は、各回動支点ピン26の軸心を中心として徐々に拡開される。
【0026】
更に、投球ロッド体Dが押し下げられて、一対の爪体21の各係合案内部24bの下端部が、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bよりも下方に配置されると、図5に示されるように、球受ばね19の弾発力により、一対の爪体21は、それぞれ内側に向かって回動される。そして、一対の爪体21における各係合部24aが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの底面部に当接するため、投球ロッド体Dと投球ロッド体案内筒3とが係合ロックされる。
【0027】
図1に示されるように、バッティング練習者Mは、バッティング姿勢を取ったまま、フットスイッチSの踏込板46を踏み込む。すると、図9に示されるように、ワイヤ45が引っ張られ、シャッタ装置Fを構成するシャッタ板42が下方に回動されるため、該シャッタ板42によって堰き止められていた先頭の球(特定球B’)が、前記シャッタ板42の上に送られる。そして、該シャッタ板42は、戻しばね48の弾発力によって再び上方に回動される。このため、シャッタ板42の上に配置された特定球B’が転動して、前方に送り出されると共に、次の球Bの送りが堰き止められる。
【0028】
前記特定球B’は、誘導板47の上を転動し、送球装置Cの送球口に臨んで取付けられている投球装置Aの投球案内筒2に入り込む。前記投球案内筒2の上端部には、球ガイド体6が取付けられているため、特定球B’は、確実に投球案内筒2に入り込む。
【0029】
図11に示されるように、前記投球案内筒2に入り込んだ特定球B’は、該投球案内筒2の上部の内周面に沿って落下し、所定の衝撃力でもって球受板17を押圧する。このときの衝撃力は、球受ばね19の付勢力よりも大きくなるように設定されているため、前記球受板17が僅かに下動される。一対の爪体21が、外側に向かってそれぞれ拡開されるため、各係合部24aが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bから外れる。そして、投球ばね7の弾発力により、投球ロッド体Dが急上動され、前記投球案内筒2の上部の内周面に案内されて特定球B’を発射させる。バッティング練習者Mは、前記投球案内筒2から発射された特定球B’を打つ。この操作が反復されて、トスバッティング練習が行われる。
【0030】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、送球装置Cから送り込まれた球Bは、いったん、投球装置Aを構成する投球案内筒2に入り込み、該投球案内筒2の内周面に案内されて発射される。このため、球Bの投球軌跡は、毎回ほぼ一定となる。しかも、このとき、バッティング練習者Mが行うべき操作は、ペダル装置Eを構成する踏込ペダル35を踏み込んで、投球ロッド体Dを押し下げることと、バッティング姿勢を取った状態で、フットスイッチSの踏込板46を踏み込むことだけである。このため、バッティング練習者Mが1人であっても、簡単な操作を行うだけで、トスバッティング練習を行うことができる。
【0031】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、バッティング練習者Mが、フットスイッチSの踏込板46を踏み込んでから、球Bが投球案内筒2から発射されるまでの時間は、投球ばね7の弾発力(投球ばね7のセット位置)を調整する(即ち、六角ナット14の締込量を調整する)ことにより、変更可能である。また、投球案内筒2から発射される球Bの投球軌跡は、筐体1に対する投球装置Aの取付角度を調整することにより、変更可能である。こうすることにより、発射される球Bの到達高さ位置を変更することができ、バッティング練習者Mの身長や球Bのバッティング位置(発射された球Bの「高め」位置、「低め」位置)に対応することができる。
【0032】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、球Bを発射させるために、投球ロッド体Dを急発進させる手段は投球ばね7である。このため、電源を必要とせず、屋外であっても使用することができると共に、安価に製作できる。また、投球装置Aを構成するほとんどの部材が、投球案内筒2に内装されているため、コンパクトであり、搬送が容易である。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るトスバッティング練習装置は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置であって、前記送球装置から前記投球装置に入り込んだ球を、弾発手段により、前記投球装置を構成する投球案内筒で案内しながら投球することを特徴としている。このため、球の投球軌跡が一定になる。また、弾発手段により、球を発射させる構成であるため、その構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトスバッティング練習装置Tの全体斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】投球装置Aの正面断面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】投球ロッド体Dの正面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】ロック装置部Lの正面断面図である。
【図8】同じく底面図である。
【図9】シャッタ装置Fの側面断面図である。
【図10】投球ロッド体Dが下動されて、一対の爪体21の係合案内部24bと投球ロッド体Dのフランジ部3bとが当接する状態を示す図である。
【図11】投球ロッド体Dのフランジ部3bと一対の爪体21との係合が解除された状態を示す図である。
【符号の説明】
A:投球装置
B:球
C:送球装置
D:投球ロッド体
E:ペダル装置
F:シャッタ装置
L:ロック装置部(ロック機構)
M:バッティング練習者
T:トスバッティング練習装置
2:投球案内筒
3:投球ロッド体案内筒
3b:フランジ部(被ロック部)
7:投球ばね(ばね体)
17:球受板
21:爪体(係合ロック部)
35:踏込ペダル(踏込板)
42:シャッタ板(シャッタ)
【発明の属する技術分野】
本発明は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置の送球口の直下に投球口が臨んだ状態で、前記送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トスバッティングの練習をするとき、球を打つバッティング練習者の他に、前記バッティング練習者に向かって球をトスするための補助者が必要である。換言すれば、トスバッティングの練習をする場合、バッティング練習者1人では練習をすることが困難である。この問題を解決するために、1人であってもトスバッティングの練習ができる装置が特許出願されている(例えば、特開2000−176071号公報)。しかし、前記公報に開示されたトスバッティング練習装置では、モータによって球を発射させる形態であるため、その構成が複雑になり、高価であると共に、屋外等の電源が存在しない場所で使用することは極めて困難である。
【0003】
また、球の投球軌跡は、常に一定であることが望ましい。しかし、従来のトスバッティング練習装置では、供給レールの終端部に配置された球を、連続回転するレバー体が打ち出す構成であるため、球の投球軌跡が定まりにくいという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、球の投球軌跡がほぼ一定になり、しかも、簡単な構成のトスバッティング練習装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置の送球口の直下に投球口が臨んだ状態で、前記送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置であって、前記投球装置は、上端開口が球受口を兼用した投球口となった投球案内筒と、上端に被ロック部が設けられて、前記投球案内筒に内装される投球ロッド体案内筒と、前記投球ロッド体案内筒に上下動可能にして内装され、弾発手段により上方に弾発付勢されると共に、その上端部に、球受板と前記被ロック部に対して係合ロックされるロック機構とが設けられた投球ロッド体とを備え、前記投球ロッド体のロック機構により、そのロック部が前記投球ロッド案内筒の被ロック部に係合ロックされた状態で、前記投球案内筒の投球口から内部に落下した球が前記球受板に衝突して、該球受板が僅かに下動することにより、投球ロッド体案内筒に対する投球ロッド体の係合ロックが解除されて、前記弾発手段により投球ロッド体を上方に弾発発進させて、前記球受板に保持された球を投球案内筒で案内しながら投球することを特徴としている。
【0006】
投球装置を構成する投球案内筒に、上下動可能にして内装された投球ロッド体が下動され、該投球ロッド体の上端部に設けられたロック部が、投球ロッド体案内筒の被ロック部に係合ロックされる。このとき、前記投球ロッド体は、弾発手段により、上方に弾発付勢された状態で保持される。送球装置から送られた球は、前記投球案内筒の上端開口から、その内部に入り込んで落下し、前記投球ロッド体の上端部に取付けられた球受板と衝突して、該球受板を僅かに下動させる。このため、投球ロッド体のロック部と投球ロッド体案内筒の被ロック部との係合ロックが解除され、前記投球ロッド体は、弾発手段により、急発進される。このため、球受板に保持された球は、投球案内筒に案内されながら、その上端開口から発射される。このように、本発明に係るトスバッティング練習装置を構成する投球装置では、投球案内筒の上端開口から内部に入り込んだ球は、該投球案内筒に案内され、再び投球案内筒の上端開口から発射される。このため、球の投球軌跡が一定になる。また、投球ロッド体や投球ロッド体案内筒等の部材は、投球案内筒に内装される。このため、投球装置がコンパクトになる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提として、前記送球装置に対する投球装置の取付角度が調整可能であることを特徴としている。このため、発射された球の投球軌跡を調整することができ、バッティング練習者の身長や打撃位置に応じて、発射された球の到達高さを変えることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明を前提として、前記弾発手段は、ばね体であり、バッティング練習者が、前記投球案内筒に設けられたペダル装置の踏込板を踏み込むことにより、該踏込板と連動して前記投球ロッド体が押し下げられるように構成されていることを特徴としている。このため、投球装置の構成が極めて簡単なものになると共に、電源を必要としない。この結果、バッティング練習者が一人であってもバッティング練習をすることができるという利点を損なうことなく、トスバッティング練習装置を安価に提供できると共に、屋外等の電源の供給が困難な場所であっても使用することができる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明を前提として、前記送球装置には、球の送りを堰き止めるためのシャッタ装置が設けられていて、該シャッタ装置を構成するシャッタは、フットスイッチによって開閉されるように構成されていることを特徴としている。即ち、バッティング練習者がフットスイッチを操作するだけで、シャッタ装置を構成するシャッタが開閉され、該送球装置から送られた球が発射される。換言すれば、バッティング練習者は、送球装置を遠隔操作することができる。このため、バッティング練習者は、バッティング姿勢を取った後、当該姿勢をほとんど崩すことなく、発射された球を打つことができ、バッティング練習の成果を確実に得ることができる。また、シャッタ装置が設けられていることにより、球を1個だけ送ることができ、一度に複数個の球が送られることが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係るトスバッティング練習装置Tの全体斜視図、図2は同じく正面図、図3は投球装置Aの正面断面図、図4は同じく平面図、図5は投球ロッド体Dの正面図、図6は図5のX−X線断面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態のトスバッティング練習装置Tは、バッティング練習者Mに向かって球Bを発射するための投球装置Aと、前記投球装置Aに球Bを1個ずつ送り出すための送球装置Cとから構成されている。前記投球装置Aと前記送球装置Cは、いずれも、鋼材を組み合わせて箱状に形成された筐体1に、一体にして(連続状態で)取付けられている。即ち、送球装置Cの送球口の直下に、投球装置Aの球受口が臨んでいて、球Bは、送球装置Cから、そのまま投球装置Aに送られる。
【0011】
投球装置Aについて説明する。図2及び図3に示されるように、本実施形態の投球装置Aは、筐体1の正面側に、所定の角度(本実施形態の場合、約60度)でもって傾斜状態で取付けられている。筐体1に対する投球装置Aの取付角度は、図示しない手段により、変更可能である。そして、その上部が、筐体1の側方に突出されている。この投球装置Aは、投球案内筒2と、該投球案内筒2に入り込んだ球Bを発射させるための投球ロッド体Dと、該投球ロッド体Dを挿通させて、その上下動を案内するための投球ロッド体案内筒3と、前記投球案内筒2の外側に配設され前記投球ロッド体Dを押し下げるためのペダル装置Eとから構成されている。最初に、投球案内筒2について説明する。図3及び図4に示されるように、投球装置Aを構成する投球案内筒2は、その上端面が開口されていると共に、その底板4の中心部に通し孔4aが設けられた有底円筒状である。この上端開口は、送球装置Cから送られた球Bを入り込ませるための球受口となっていると共に、球Bを発射するための投球口となっている。前記投球案内筒2の上端部の外周面には、ブラケット5が、該投球案内筒2の上端面から上方に突出する形態で固着されていて、該ブラケット5の上端面には、平面視において略リング状にわん曲された球ガイド体6が取付けられている。この球ガイド体6は、送球装置Cから送られた球Bを、確実に前記投球案内筒2に入り込ませるためのものであり、その内径は、前記投球案内筒2の外径よりも少し大きい。
【0012】
次に、投球ロッド体案内筒3について説明する。図3及び図5に示されるように、前記投球案内筒2の内側には、投球ロッド体Dの上下動を案内するための投球ロッド体案内筒3が、軸心同一にして取付けられている。この投球ロッド体案内筒3は、投球案内筒2の下側から、底板4の通し孔4aを通す形態で組み付けられ、その底板部3aが、投球案内筒2の底板4に固着されている。この状態で、投球ロッド体案内筒3の上端部は、前記投球案内筒2における長さ方向のほぼ中央部よりも少し上側に配置されている。投球ロッド体案内筒3の上端部は、周方向に張り出していて、投球ロッド体Dのロック装置部L(後述)と係合ロックされるフランジ部3bが形成されている。
【0013】
次に、投球ロッド体Dについて説明する。図3及び図5に示されるように、この投球ロッド体Dは、投球ロッド体案内筒3に挿通され、投球ばね7の弾発力によって急上動されるロッド部Rと、該ロッド部Rの上方に設けられ、前述した投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと解除可能に係合ロックされるロック装置部Lとから構成されている。最初に、ロッド部Rの構成について説明する。このロッド部Rは、パイプ材より成るロッド本体部8の下端面に、前記ロッド本体部8よりも少し大きな外径を有するストッパ部9が固着されていると共に、その上端面は、ロック装置部Lを構成する支持板11の底面部に固着されている。前記ストッパ部9の外径は、投球ロッド体案内筒3の内径よりも僅かに小さい。そして、前記ストッパ部9の底面部には、下方に向けてねじロッド12が延設されている。このねじロッド12の外周部分には、圧縮ばねである投球ばね7が弾装されていると共に、その下端部には雄ねじ部12aが設けられている。この雄ねじ部12aの部分は、投球ロッド体案内筒3の底板部3aから突出されていて、当該部分にペダル装置E(後述)と連結するための連結板13が、六角ナット14により取付けられている。
【0014】
図5及び図6に示されるように、前記投球ロッド体案内筒3の上部の外周部分には、一対のスリット部15が軸直角にして設けられていて、該スリット部15に、ストッパ板16が装着されている。このストッパ板16の一端部(投球ロッド体案内筒3のスリット部15に差し込まれる側の部分)が二股状に切除されていて、その内幅16aは、ロッド本体部8の外径よりも僅かに広く、かつ、ストッパ部9の外径よりも僅かに狭い。このため、投球ロッド体Dは、ロッド本体部8の部分のみが、ストッパ板16の切除部分を上下動可能である。何らかの理由により、投球ロッド体Dが過度に上動しようとしても、ロッド本体部8のストッパ部9がストッパ板16に衝突する。このようにして、投球ロッド体Dの飛び出しが防止されている。また、前記ストッパ板16により、投球ロッド体Dを押し下げて、投球ばね7が弾発付勢された状態に保持しておくことができる。しかも、この状態で、投球ロッド体Dを構成するねじロッド12の雄ねじ部12aは、投球ロッド体案内筒3の底板部3aから突出されている。このため、投球ロッド体案内筒3及び投球ロッド体Dの組付けが容易である。
【0015】
次に、ロック装置部Lの構成について説明する。図5及び図7に示されるように、ロッド本体部8の上端面に固着された支持板11の上方には、円板状の球受板17が配置されている。この球受板17の外径は、投球案内筒2の内径よりも少し小さい。そして、該球受板17の底面部の中心位置には、棒状の球受ロッド18が垂下されている。前記支持板11の中心部には、前記球受ロッド18の外径よりも少し大きな内径を有する球受ロッド挿通孔11aが設けられていて、該球受ロッド挿通孔11aに挿通された球受ロッド18の下端部が、前記支持板11の下方に突出されている。また、前記球受ロッド18の外周部分で、支持板11と球受板17との間には、球受板17を上方に付勢するための球受ばね19が弾装されている。
【0016】
図7及び図8に示されるように、前記球受ロッド18の下端部には、所定間隔の切欠溝部18aが設けられている。そして、この切欠溝部18aに、一対の爪体21が配置されている。一対の爪体21は同一形状であり、それらが配置される向きが異なっているのみである。各爪体21は、回動中心が設けられた基端部22から、互いに直交する2本のレバー部(連結レバー部23と係合レバー部24)が延設された略L字状の形態である。そして、前記基端部22が、支持板11の底面部に相対向して取付けられた一対のブラケット25に挟持されていて、前記一対のブラケット25に取付けられた回動支点ピン26により、回動自在に支承されている。また、一対の爪体21は、支持板11の中心に対して半径方向にずれた状態で配置されている。このため、球受ロッド18の切欠溝部18aにおいて、各爪体21の連結レバー部23は、重なり状態で配置されている。そして、各連結レバー部23の重なり部分に、支点ピン27が挿通されていて、該支点ピン27は、球受ロッド18の下端部に支承されている。このようにして、球受ロッド18と一対の爪体21とが連結される。また、各連結レバー部23において、前記支点ピン27が挿通される部分には、長孔23aが設けられている。なお、ロッド本体部8の上端部には、各爪体21の連結レバー部23を入り込ませるための逃し部8aが設けられている。
【0017】
また、図7に示されるように、各爪体21における係合レバー部24の下部は、内側に向かってほぼ直角に屈曲されていて、当該部分に投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと係合される係合部24aが形成されている。そして、この係合部24aの終端部から係合レバー部24の下端部にかけての部分は斜めに切除されていて、当該部分に係合案内部24bが形成されている。各係合案内部24bにおいて、それらの下端部どうしの間隔Waは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも広く、上端部どうしの間隔Wbは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも狭い。各係合案内部24bは、投球ロッド体Dが押し下げられるとき、前記フランジ部3bの上側の外周縁部分に接しながら、一対の爪体21を、それらの基端部22に取付けられた回動支点ピン26を中心に互いに反対方向に回動させて、前記一対の爪体21を拡開させるという機能を有している。
【0018】
そして、後述するように、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと一対の爪体21とが係合ロックされた状態(図7に示される状態)で、球Bが投球案内筒2に入り込み、球受ばね19の弾発力に抗して球受板17を押し下げると、一対の爪体21の各連結レバー部23も押し下げられる。しかし、一対の爪体21は、それらの基端部22を支承する回動支点ピン26により、垂直面内での回動のみ可能な状態で取付けられている。このため、一対の爪体21の各係合レバー部24は、前記各回動支点ピン26の軸心を中心として外方に回動され、一対の爪体21が拡開される(図11参照)。この結果、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bと一対の爪体21との係合ロックが解除される。
【0019】
次に、ペダル装置Eについて説明する。図3に示されるように、投球案内筒2の外周面には、該投球案内筒2の軸心方向に沿ってペダルロッド案内筒28が固着されている。このペダルロッド案内筒28に、ペダルロッド29が挿通されている。そして、このペダルロッド29における長手方向のほぼ中央部には、該ペダルロッド29と軸直角にして連結棒31が固着されている。このペダルロッド29において、前記連結棒31よりも上方の部分は、前記ペダルロッド案内筒28に挿通されていると共に、その下端部は、投球案内筒2の下端部に取付けられたガイド体32に挿通されている。このため、前記ペダルロッド29は、ペダルロッド案内筒28とガイド体32にガイドされ、ペダルロッド案内筒28の下端面と前記ガイド体32の上端面との間において上下動可能である。
【0020】
そして、前記ペダルロッド29は、前記ペダルロッド案内筒28の直上に配置されたストッパ体33と、戻しばね34(引張りばね)を介して連結されている。前記ストッパ体33の幅は、ペダルロッド案内筒28の外径よりも広いため、ペダルロッド29は、前記戻しばね34の弾発力により、常に上方に引っ張られている。また、前記ペダルロッド29の下端部は、前述した連結板13に固着されている。このため、図3に示されるように、戻しばね34の弾発力に抗してペダルロッド28が押し下げられると、連結板13を介して投球ロッド体Dも、投球ばね7の弾発力に抗して押し下げられる。更に、前記連結棒31の先端部には、皿状の踏込ペダル35が取付けられている。このため、バッティング練習者Mは、前記踏込ペダル35を足で踏み込むことによって投球ロッド体Dを押し下げることができ、その操作性が良好である。
【0021】
次に、送球装置Cについて説明する。図1及び図2に示されるように、左右方向における筐体1の上面の両端部で、かつ、奥行方向のほぼ中央部には、一対の支柱36が、相対向して立設されている。一対の支柱36どうしの間には、一方側(図面視における右側)の支柱36の上端部から、他方側の支柱36における高さ方向のほぼ中央部に向かって傾斜状態で一対の棒材(上側球支持棒37)が、平面視において所定間隔(球Bの外径よりも少し狭い間隔)をおいて固着されている。そして、前記一対の上側球支持棒37の上方には、各上側球支持棒37と平行にして、一対の上側球ガイド棒38が固着されている。一対の上側球支持棒37は、転動する球Bを支持するためのものであり、一対の上側球ガイド棒38は、前記一対の上側球支持棒37の上を転動する球Bが落下しないようにガイドするためのものである。当然のことながら、一対の上側球ガイド棒38の間隔は、球Bの外径よりも広い。
【0022】
同様にして、他方側の支柱36における高さ方向のほぼ中央部から、一方側の支柱36の下端部に向かって、一対の下側球支持棒39と、一対の下側球ガイド棒41とが傾斜状態で固着されている。前述した一対の上側球支持棒37の上を転動する球Bは、その終端部37aにおいて、その直下に配置された一対の下側球支持棒39の上に落下する。このため、一対の上側球支持棒37の終端部37aは、球Bの外径よりも広くなるようにわん曲されている(図1参照)。また、一方側の支柱36の下端部には、前記一対の下側球支持棒39の上を転動する球Bを排出するための開口孔36aが設けられている。
【0023】
図1及び図2に示されるように、筐体1の右側面部で、前記一対の下側球支持棒39の終端部に臨む部分には、シャッタ装置Fが配設されている。シャッタ装置Fについて説明する。このシャッタ装置Fは、上下の各球支持棒37,39の上を転動して送られる球Bの送り方向を、ほぼ直角に転換させると共に、下側球支持棒39の終端部に、連なり状態で配置される複数個の球Bの送りを堰き止めて、1個ずつ投球案内筒2に送り込むという機能を有している。図9に示されるように、このシャッタ装置Fを構成するシャッタ板42は、側面視において略L字状であり、その基端部に設けられた回動支点軸43の軸心を中心に回動可能である。また、前記シャッタ板42の底面部には、戻しばね44(圧縮ばね)が取付けられている。該シャッタ板42は、前記戻しばね44の付勢力により、常に上方に回動されていて、球Bを堰き止めている。更に、前記シャッタ板42は、ワイヤ45により、フットスイッチSと連結されている。バッティング練習者Mが、フットスイッチSの踏込板46を踏み込むと、前記ワイヤ45が引っ張られ、シャッタ板42が下方に回動される。その状態を、図9において二点鎖線で示す。すると、先頭の球Bが、下側球支持棒39の終端部からシャッタ板42の上面に送り込まれる。バッティング練習者Mが、足をフットスイッチSの踏込板46から離すと、前記シャッタ板42は、戻しばね44の付勢力により上方に回動される。このため、シャッタ板42に保持されていた球Bは転動して、前記シャッタ板42に連続して取付けられている誘導板47に誘導され、該誘導板47の先端部に臨んで配置されている投球案内筒2に入り込む。また、前記シャッタ板42は、再び上方に回動されて、次の球Bが堰き止められる。なお、図9において、48は、フットスイッチSの踏込板46を戻すための戻しばねである。
【0024】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tの作用について説明する。図1及び図2に示されるように、筐体1に配設された送球装置Cの上下の各球支持棒37,39に複数個の球Bが載置される。各球支持棒37,39は傾斜しているため、各球Bは無動力で転動する。上下の各球支持棒37,39の上方には、各球ガイド棒38,41が設けられているため、転動する各球Bが落下するおそれはない。また、シャッタ装置Fを構成するシャッタ板42により、支柱36の開口孔36aが閉じられているため、先頭の球B(以下、特定球B’と記載する)は、下側球支持棒39の終端部に配置されると共に、残りの球Bは、該特定球B’の後方に連なり状態で配置される。
【0025】
図3に示されるように、バッティング練習者Mが、ペダル装置Eを構成する踏込ペダル35を踏み込むと、ペダルロッド29が押し下げられる。そして、該ペダルロッド29と連動して、投球ロッド体Dが押し下げられ、該投球ロッド体Dを構成するロック装置部Lも押し下げられる。このとき、球受板17は、球受ばね19によって上方に付勢されているため、一対の爪体21は、そのままの状態で押し下げられる。そして、図10に示されるように、一対の爪体21の係合案内部24bが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの上側の外周縁部に接する。ここで、一対の爪体21の各係合案内部24bの上端部どうしの間隔Wbは、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの外径よりも狭い(図7参照)。このため、投球ロッド体Dが押し下げられると、一対の爪体21は、各回動支点ピン26の軸心を中心として徐々に拡開される。
【0026】
更に、投球ロッド体Dが押し下げられて、一対の爪体21の各係合案内部24bの下端部が、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bよりも下方に配置されると、図5に示されるように、球受ばね19の弾発力により、一対の爪体21は、それぞれ内側に向かって回動される。そして、一対の爪体21における各係合部24aが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bの底面部に当接するため、投球ロッド体Dと投球ロッド体案内筒3とが係合ロックされる。
【0027】
図1に示されるように、バッティング練習者Mは、バッティング姿勢を取ったまま、フットスイッチSの踏込板46を踏み込む。すると、図9に示されるように、ワイヤ45が引っ張られ、シャッタ装置Fを構成するシャッタ板42が下方に回動されるため、該シャッタ板42によって堰き止められていた先頭の球(特定球B’)が、前記シャッタ板42の上に送られる。そして、該シャッタ板42は、戻しばね48の弾発力によって再び上方に回動される。このため、シャッタ板42の上に配置された特定球B’が転動して、前方に送り出されると共に、次の球Bの送りが堰き止められる。
【0028】
前記特定球B’は、誘導板47の上を転動し、送球装置Cの送球口に臨んで取付けられている投球装置Aの投球案内筒2に入り込む。前記投球案内筒2の上端部には、球ガイド体6が取付けられているため、特定球B’は、確実に投球案内筒2に入り込む。
【0029】
図11に示されるように、前記投球案内筒2に入り込んだ特定球B’は、該投球案内筒2の上部の内周面に沿って落下し、所定の衝撃力でもって球受板17を押圧する。このときの衝撃力は、球受ばね19の付勢力よりも大きくなるように設定されているため、前記球受板17が僅かに下動される。一対の爪体21が、外側に向かってそれぞれ拡開されるため、各係合部24aが、投球ロッド体案内筒3のフランジ部3bから外れる。そして、投球ばね7の弾発力により、投球ロッド体Dが急上動され、前記投球案内筒2の上部の内周面に案内されて特定球B’を発射させる。バッティング練習者Mは、前記投球案内筒2から発射された特定球B’を打つ。この操作が反復されて、トスバッティング練習が行われる。
【0030】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、送球装置Cから送り込まれた球Bは、いったん、投球装置Aを構成する投球案内筒2に入り込み、該投球案内筒2の内周面に案内されて発射される。このため、球Bの投球軌跡は、毎回ほぼ一定となる。しかも、このとき、バッティング練習者Mが行うべき操作は、ペダル装置Eを構成する踏込ペダル35を踏み込んで、投球ロッド体Dを押し下げることと、バッティング姿勢を取った状態で、フットスイッチSの踏込板46を踏み込むことだけである。このため、バッティング練習者Mが1人であっても、簡単な操作を行うだけで、トスバッティング練習を行うことができる。
【0031】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、バッティング練習者Mが、フットスイッチSの踏込板46を踏み込んでから、球Bが投球案内筒2から発射されるまでの時間は、投球ばね7の弾発力(投球ばね7のセット位置)を調整する(即ち、六角ナット14の締込量を調整する)ことにより、変更可能である。また、投球案内筒2から発射される球Bの投球軌跡は、筐体1に対する投球装置Aの取付角度を調整することにより、変更可能である。こうすることにより、発射される球Bの到達高さ位置を変更することができ、バッティング練習者Mの身長や球Bのバッティング位置(発射された球Bの「高め」位置、「低め」位置)に対応することができる。
【0032】
本実施形態のトスバッティング練習装置Tでは、球Bを発射させるために、投球ロッド体Dを急発進させる手段は投球ばね7である。このため、電源を必要とせず、屋外であっても使用することができると共に、安価に製作できる。また、投球装置Aを構成するほとんどの部材が、投球案内筒2に内装されているため、コンパクトであり、搬送が容易である。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るトスバッティング練習装置は、球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置であって、前記送球装置から前記投球装置に入り込んだ球を、弾発手段により、前記投球装置を構成する投球案内筒で案内しながら投球することを特徴としている。このため、球の投球軌跡が一定になる。また、弾発手段により、球を発射させる構成であるため、その構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトスバッティング練習装置Tの全体斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】投球装置Aの正面断面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】投球ロッド体Dの正面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】ロック装置部Lの正面断面図である。
【図8】同じく底面図である。
【図9】シャッタ装置Fの側面断面図である。
【図10】投球ロッド体Dが下動されて、一対の爪体21の係合案内部24bと投球ロッド体Dのフランジ部3bとが当接する状態を示す図である。
【図11】投球ロッド体Dのフランジ部3bと一対の爪体21との係合が解除された状態を示す図である。
【符号の説明】
A:投球装置
B:球
C:送球装置
D:投球ロッド体
E:ペダル装置
F:シャッタ装置
L:ロック装置部(ロック機構)
M:バッティング練習者
T:トスバッティング練習装置
2:投球案内筒
3:投球ロッド体案内筒
3b:フランジ部(被ロック部)
7:投球ばね(ばね体)
17:球受板
21:爪体(係合ロック部)
35:踏込ペダル(踏込板)
42:シャッタ板(シャッタ)
Claims (4)
- 球を1個ずつ送り出す送球装置と、該送球装置の送球口の直下に投球口が臨んだ状態で、前記送球装置と一体に取付けられる投球装置とを備えたトスバッティング練習装置であって、
前記投球装置は、
上端開口が球受口を兼用した投球口となった投球案内筒と、
上端に被ロック部が設けられて、前記投球案内筒に内装される投球ロッド体案内筒と、
前記投球ロッド体案内筒に上下動可能にして内装され、弾発手段により上方に弾発付勢されると共に、その上端部に、球受板と前記被ロック部に対して係合ロックされるロック機構とが設けられた投球ロッド体とを備え、
前記投球ロッド体のロック機構により、そのロック部が前記投球ロッド案内筒の被ロック部に係合ロックされた状態で、前記投球案内筒の投球口から内部に落下した球が前記球受板に衝突して、該球受板が僅かに下動することにより、投球ロッド体案内筒に対する投球ロッド体の係合ロックが解除されて、前記弾発手段により投球ロッド体を上方に弾発発進させて、前記球受板に保持された球を投球案内筒で案内しながら投球することを特徴とするトスバッティング練習装置。 - 前記送球装置に対する投球装置の取付角度が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のトスバッティング練習装置。
- 前記弾発手段は、ばね体であり、バッティング練習者が、前記投球案内筒に設けられたペダル装置の踏込板を踏み込むことにより、該踏込板と連動して前記投球ロッド体が押し下げられるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトスバッティング練習装置。
- 前記送球装置には、球の送りを堰き止めるためのシャッタ装置が設けられていて、該シャッタ装置を構成するシャッタは、フットスイッチによって開閉されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトスバッティング練習装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184257A JP2004024480A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | トスバッティング練習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002184257A JP2004024480A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | トスバッティング練習装置 |
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---|---|
JP2004024480A true JP2004024480A (ja) | 2004-01-29 |
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ID=31180219
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004024480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101441353B1 (ko) * | 2012-10-11 | 2014-09-22 | 홍종수 | 야구배팅장치 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184257A patent/JP2004024480A/ja active Pending
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KR101441353B1 (ko) * | 2012-10-11 | 2014-09-22 | 홍종수 | 야구배팅장치 |
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