JP2004021733A - 空間データ処理方法及び空間データ処理システム並びに空間データ処理プログラム - Google Patents

空間データ処理方法及び空間データ処理システム並びに空間データ処理プログラム Download PDF

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吉村 俊哉
Noritsugu Kimura
木村 典嗣
Tsutomu Horikoshi
堀越 力
Ushio Inoue
井上 潮
Yasuhiro Urashiro
浦城 康弘
Yukihisa Ando
安藤 幸央
Yoichiro Yamagoshi
山腰 洋一郎
Kumiko Uchiyama
内山 久美子
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Abstract

【課題】ユーザが、目的の空間データの検索・閲覧を容易に行うことができ、また、ユーザが検索した空間データの空間的な位置関係をユーザが把握しやすい形で表示を行うことができる空間データ処理方法及び空間データ処理システム並びに空間データ処理プログラムを提供する。
【解決手段】予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、閲覧端末からの背景データ要求に応じて背景データ要求によって要求された地域の背景データをユーザが指定した視点高度情報に基づいてデータベースから読み出し、閲覧端末に送信する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、様々な空間データの検索・閲覧サービスを提供する空間データ処理方法及び空間データ処理システム並びに空間データ処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、森林調査、農業、水質調査、軍事目的の調査に関するデータ分析に用いられる航空機ハイパースペクトル画像や気象情報のデータ分析に用いられる気象衛星ひまわりからのひまわり画像など、様々な分解能、属性を持った空間データを入手することが可能であり、これら空間データの検索・閲覧を行う空間情報処理システムが提案されている。しかし、従来の空間情報処理システムは、こういった様々な空間データの属性情報を検索することや検索結果を様々な角度から閲覧することができず、検索性・閲覧容易性に欠けたものであった。
また、基本的に空間データはデータ量が膨大なものであることが多い。このため、ネットワークを介して空間情報システムのサーバから目的の空間データを入手する場合、データ転送に非常に時間がかかる。
さらに、空間データの中でも特に衛星画像データは、日々大容量の空間データが蓄積されているため、大規模データベースが必要となるなど、データ管理が難しい状況となっている。
以上のような理由から、空間データの検索にはある程度専門的な知識が必要であり、素人が希望する空間データを検索・閲覧することは、難しい状況であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザが、目的の空間データの検索・閲覧を容易に行うことができ、また、ユーザが検索した空間データの空間的な位置関係をユーザが把握しやすい形で表示を行うことができる空間データ処理方法及び空間データ処理システム並びに空間データ処理プログラムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理方法であって、予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末からの背景データ要求に応じて、該背景データ要求によって要求された地域の背景データを、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて前記データベースから読み出し、前記閲覧端末に送信することを特徴とする。
【0005】
請求項2に記載の発明は、所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理方法において、前記空間データの属性情報であるメタデータを管理するメタデータ管理サーバが、前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末から空間データ検索要求を受けて、該検索要求において前記ユーザが指定した検索条件に基づいて、前記空間データの属性情報であるメタデータが記憶されたデータベースより該当するメタデータを読み出して、前記閲覧端末に送信し、前記背景データを管理する背景データ管理サーバが、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する背景データ要求を受けて、前記メタデータによって指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースより、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて、該当する分解能の背景データを読み出して、前記閲覧端末に送信し、前記空間データを管理する空間データ管理サーバが、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する空間データ要求を受けて、空間データが記憶されたデータベースより該当する空間データを読み出して、前記閲覧端末に送信することを特徴とする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理システムにおいて、前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末から空間データ検索要求を受けて、該検索要求において前記ユーザが指定した検索条件に基づいて、前記空間データの属性情報であるメタデータが記憶されたデータベースより該当するメタデータを読み出して、前記閲覧端末に送信するメタデータ管理サーバと、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する背景データ要求を受けて、前記メタデータによって指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースより、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて、該当する分解能の背景データを読み出して、前記閲覧端末に送信する背景データ管理サーバと、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する空間データ要求を受けて、空間データが記憶されたデータベースより該当する空間データを読み出して、前記閲覧端末に送信する空間データ管理サーバとを有することを特徴とする。
【0007】
請求項4に記載の発明は、所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データシステムにおいて、予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末からの背景データ要求に応じて該背景データ要求によって要求された地域の背景データを前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて前記データベースから読み出し、前記閲覧端末に送信する処理をコンピュータに実行させるための空間データ処理プログラムである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。図1は同実施の形態による空間データ処理システムの全体構成図を示す。本空間データ処理システムは、ネットワーク5を介して互いに接続された、閲覧端末1と、空間データ管理サーバ2と、背景データ管理サーバ3と、メタデータ管理サーバ4とからなる。
【0009】
閲覧端末1は、所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データの利用を希望するユーザが管理する端末であって、視点解析部10、制御部11、表示部12、通信部13からなる。視点解析部10は、表示部12において、衛星画像、航空写真、地図等の背景データに基づいて2次元で表示する場合、或いは、さらに背景データに高さ成分を加えた画像処理を行い3次元で表示する場合に、表示の視点となるユーザの視点位置及び視線方向を解析演算する。制御部11は、視点解析部10における解析演算、表示部12における背景データ及び空間データの表示を制御する。また、空間データ管理サーバ2と、背景データ管理サーバ3と、メタデータ管理サーバ4との間で、通信部13によりネットワーク5を介して、空間データ検索、背景データ取得、空間データ取得のために行われるデータ通信を制御する。
【0010】
空間データ管理サーバ2は、様々な機関によって取得され、管理されている空間データを蓄積し、閲覧端末1からの要求に応じて送信するためのサーバであって、制御部20、空間データDB・21(以下、DBはデータベースを示す)、通信部22からなる。空間データDB・21には、森林調査、農業、水質調査、軍事目的の調査に関するデータ分析に用いられる航空機ハイパースペクトル画像や気象情報のデータ分析に用いられる気象衛星ひまわりからのひまわり画像など、様々な分解能、属性を持った空間データが記憶されている。制御部20は、空間データ要求を受けると、この空間データDB・21より該当する空間データを読み出して、データ要求元に送信する。
【0011】
背景データ管理サーバ3は、空間データを表示する場合に、その空間データが実際の地形との位置関係において、どのようになっているかを直感的に把握しやすくするために、空間データの背後に重なる形で表示される背景データを管理するサーバであって、背景データ演算部30、制御部31、背景データDB・32、通信部33からなる。
背景データ演算部30は、ユーザの視点位置及び視線方向に基づいて、ユーザが向いている方向に見える場所の座標P(x、y、z)を求め、ユーザが指定した視点高度及び表示部12の画像表示領域の広さに対して、座標P(x、y、z)からどの程度の広がりを持った地域を表示するか、及び、該地域の背景データ表示のために、どの程度の画像分解能が必要であるかを算出する。そして、制御部31は、背景データ演算部30の演算結果を受けて、背景データDB・32より、該当する分解能の背景データを読み出し、閲覧端末に送信する。
【0012】
背景データDB・32には、緯度経度等の位置情報及び年月時分等の時間情報によって管理される衛星画像、航空写真、地図等の2次元の背景データや、さらにこれらの背景データに高さを加えて、3次元の背景データとするための高さ成分が記憶されている。特に衛星画像、航空写真、地図等の2次元の背景データは、指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されている。
【0013】
図2は背景データDB・32における、背景データ蓄積形態を示す図である。図2に示すように、背景データは、分解能に応じた階層毎に分類され、予め決められた画素数のサイズ毎に分割されて記憶されている。
3段に分けられた階層のうち、最も上に位置するA階層は、低分解能の背景データが対応付けられており、視点高度が高高度である場合の表示において使用される。また、3段に分けられた階層のうち、真中に位置するB階層は、中分解能の背景データが対応付けられており、視点高度が中高度である場合の表示において使用され、最も下に位置するC階層は、高分解能の背景データが対応付けられており、視点高度が低高度である場合の表示において使用される。
なお、本実施例においては、背景データは、3段階で分類しているが、背景データとして利用する空間データの解像度に応じて、段数変更は可能である。
【0014】
空間データは、様々な機関で互いに異なる分解能で取得されており、取得形態が異なる空間データは、異なる分解能であることが多い。従って、上述のような方法により、異なる空間データをタイル状に分割された階層型データとして記憶することで、背景データを転送する場合、閲覧端末1の表示部12において表示される視点高度に最適となる分解能の画像を選ぶことができるようになる。
すなわち、視点の移動等により、新たに画像を表示することが必要になった場合、視点の位置に最適な解像度の背景データのタイル画像を取得し、視点の移動が無いとき(アイドル時)は、視点の中心の周囲に最適な解像度の背景データのタイル画像を前もって取得しておき、視点移動があった場合に表示する。
また、表示地域が保持しているタイル画像よりも広範囲である場合、まず最初に、現時点の視線方向と交差する背景データのタイル画像を表示し、アイドル時に、順次、その周辺のタイル画像を表示する。
【0015】
メタデータ管理サーバ4は、空間データの属性情報であるメタデータを管理するサーバであって、制御部40、メタデータDB・41、通信部42からなる。メタデータDB・41には、上述の空間データが取得された日時、場所、用途、分解能、作成者等の空間データの属性情報であるメタデータが記憶されており、さらに、空間データ管理サーバ2において、新たな空間データが蓄積されると、その空間データが取得された日時、場所、用途、分解能、作成者等の空間データの属性情報であるメタデータは、定期あるいは、必要に応じて取得され、蓄積されていく。制御部40は、空間データ検索要求を受けて、指定された検索条件に基づいて、メタデータDB・41より該当するメタデータを読み出して、データ要求元に送信する。
【0016】
次に図3を参照して、空間データ処理システムにおける背景データの通信処理の流れについて説明する。図3は上述の閲覧端末1と背景データ管理サーバ3の間のデータ通信処理を示すフローチャートである。ユーザが閲覧端末1を操作し、視点位置を変更すると(図3のステップS1を参照)、視点解析部10は、表示部12において、衛星画像、航空写真、地図等の背景データに基づいて2次元で表示する場合、或いは、さらに背景データに高さ成分を加えた画像処理を行い3次元で表示する場合に、表示の視点となる位置から見て、ユーザの視点位置及び視線方向を解析演算する(ステップS2を参照)。
【0017】
視点解析部10によって、ユーザの視点位置及び視線方向が算出されると、制御部11は、まず視点位置から座標P(x、y、z)までの距離である視点高度に対して、最適な分解能の背景データ要求を背景データ管理サーバ3へ送信する(ステップS3を参照)。
背景データ管理サーバ3が、背景データ要求を受信すると(ステップS4を参照)、背景データ演算部30は、ユーザが向いている方向に見える場所の座標P(x、y、z)を受けて、ユーザが指定した視点高度に対して、どの程度の画像分解能が背景データ表示のために必要であるかを、表示すべき地域の広さ、あるいは、視点位置から視線方向と地表面との交点までの距離に基づいて、算出する(ステップS5を参照)。そして、制御部31は、背景データ演算部30の演算結果を受けて、背景データDB・32より、該当する分解能の背景データを読み出し、閲覧端末に送信する(ステップS6を参照)。
【0018】
閲覧端末1が、背景データを受信すると(ステップS7を参照)、制御部11は、受信した背景データを元に表示部12をおいて表示する(ステップS8を参照)。
以上の手順により、視点の移動によって新たに画像を表示することが必要になった場合、視点の位置に最適な解像度の背景データのタイル画像を取得し、視点の移動が無いとき(アイドル時)は、視点の中心の周囲に最適な解像度の背景データのタイル画像を前もって取得しておき、視点移動があった場合に表示する。また、表示地域が保持しているタイル画像よりも広範囲である場合、まず最初に、現時点の視線方向と交差する背景データのタイル画像を表示し、アイドル時に、順次、その周辺のタイル画像を表示する。
【0019】
なお、閲覧端末1は、ユーザが空間データを見る手段として、図5に示すような、直感的に空間データの位置関係や意味的な関係(例えば、雲の移り変わりと地形との関係等)を把握可能とするアースメタファといわれる地球のインターフェイスによって表示する。すなわち、ユーザの視点位置が地表から離れると、分解能の低い背景データ(広範囲の衛星画像データ地図、国境線国、首都名)をもとに表示を行い、ユーザの視点位置が地表に近づくと、分解能の高い背景データ(狭範囲の画像データ、地図、都市名)をもとに表示を行う。このインターフェイスにより、マクロな視点とミクロな視点を自由に行き来でき、周囲等の把握が容易に行うことが出来る。例えば、図6に示すように、Map1を見ているユーザが特定の地域Map1−A又はMap1−Bをより詳細に閲覧したい場合、上空から地上に降りていくといった動作を行い、より詳細なデータを得ることが出来る。
【0020】
次に図4を参照して、空間データ処理システムにおける空間データの検索及び通信処理の流れについて説明する。図4は上述の閲覧端末1、空間データ管理サーバ2、及びメタデータ管理サーバ4の間の空間データの検索及びデータ通信処理を示すフローチャートである。
ユーザが閲覧端末1において、目的の空間データを検索するために空間データが取得された日時、場所、用途、分解能、作成者等を選ぶことにより検索条件Cを設定すると(図4のステップS1を参照)、制御部11は、検索条件Cを上述のメタデータ管理サーバ4に送信する(ステップS2を参照)。
メタデータ管理サーバ4は、検索条件Cを受信すると(ステップS3を参照)、制御部40は、指定された検索条件に基づいて、該当する空間データCの検索を
メタデータDB・41に対して行う(ステップS4を参照)。そして、該当する空間データの属性情報部分であるメタデータCが検索の結果得られた場合、制御部40は、メタデータDB・41より該当するメタデータCを読み出して、閲覧端末1に送信する(ステップS5を参照)。
【0021】
閲覧端末1が、メタデータCを受信すると(ステップS6を参照)、ユーザは得られた検索結果に目的の空間データがあるかを判断し、目的の空間データに該当するメタデータが得られなかった場合(ステップS7でNoの場合)、再度検索条件を変更して空間データの検索を繰り返す。一方、目的の空間データに該当するメタデータが得られた場合は(ステップS7でYesの場合)、ユーザが、目的の空間データを指定すると、制御部11は、指定された空間データの要求を空間データ管理サーバ2に送信する(ステップS8を参照)。
【0022】
空間データ管理サーバ2が、空間データ要求を受信すると(ステップS9を参照)、制御部20は空間データDB・21より該当する空間データを読み出して、閲覧端末1に送信する(ステップS10を参照)。
【0023】
閲覧端末1が、空間データを受信すると(ステップS11を参照)、制御部11は、表示部12をおいて、受信した空間データを元に表示される画像を背景データを元に表示される画像の上に重ねる形で表示する(ステップS12を参照)。
【0024】
なお、上記実施例において、空間データ管理サーバ2と、背景データ管理サーバ3と、メタデータ管理サーバ4は、すべて1つずつとなっているが、これらの3つのサーバは、ネットワーク上に分散された複数のサーバであってもよい。また、例えば、FTPミラーサーバのように背景データ管理サーバ3を複数台設置し、閲覧端末1は、複数のミラーサーバの中から快適なレスポンスをもつ背景データ管理サーバ3を選択できるようにすることも可能である。
また、上記実施例において、空間データ管理サーバ2、背景データ管理サーバ3、メタデータ管理サーバ4は、物理的に離れた場所に設置された別々のサーバであるが、これら3つのサーバの論理的な機能を保持し、物理的には1つに統合されたサーバとすることも可能である。
【0025】
上述の閲覧端末1と、空間データ管理サーバ2と、背景データ管理サーバ3と、メタデータ管理サーバ4は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したにおける一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、閲覧端末からの背景データ要求に応じて背景データ要求によって要求された地域の背景データをユーザが指定した視点高度情報に基づいてデータベースから読み出し、閲覧端末に送信するので、ユーザが目的の空間データの閲覧を容易に行うことができ、空間データの空間的な位置関係が把握しやすい形で空間データの表示を行うことができる効果が得られる。
【0027】
請求項2、請求項3に記載の発明によれば、空間データの属性情報であるメタデータを管理するメタデータ管理サーバが、閲覧端末から空間データ検索要求を受けて、検索要求においてユーザが指定した検索条件に基づいて、空間データの属性情報であるメタデータが記憶されたデータベースより該当するメタデータを読み出して、閲覧端末に送信し、背景データを管理する背景データ管理サーバが、閲覧端末からメタデータと対応する背景データ要求を受けて、メタデータによって指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースより、ユーザが指定した視点高度情報に基づいて、該当する分解能の背景データを読み出して、閲覧端末に送信し、空間データを管理する空間データ管理サーバが、閲覧端末からメタデータと対応する空間データ要求を受けて、空間データが記憶されたデータベースより該当する空間データを読み出して、閲覧端末に送信するので、ユーザが、目的の空間データの検索・閲覧を容易に行うことができ、検索した空間データの空間的な位置関係が把握しやすい形で空間データの表示を行うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空間データ処理システムの全体構成図である。
【図2】背景データDB・32における、背景データ蓄積形態を示す図である。
【図3】閲覧端末1と背景データ管理サーバ3の間のデータ通信処理を示すフローチャートである。
【図4】閲覧端末1、空間データ管理サーバ2、及びメタデータ管理サーバ4の間の空間データの検索及びデータ通信処理を示すフローチャートである。
【図5】空間データの位置関係や意味的な関係示す仮想の地球儀を示す図である。
【図6】Map1を見ているユーザが特定の地域Map1−Aをより詳細に閲覧する場合を示す図である。
【符号の説明】
1…閲覧端末
2…空間データ管理サーバ
3…背景データ管理サーバ
4…メタデータ管理サーバ
5…ネットワーク
10…視点解析部
11、20,31,40…制御部
12…表示部
13、22、33、42…通信部
21…空間データDB
30…背景データ演算部
32…背景データDB
41…メタデータDB

Claims (4)

  1. 所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理方法であって、
    予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、
    前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末からの背景データ要求に応じて、該背景データ要求によって要求された地域の背景データを、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて前記データベースから読み出し、前記閲覧端末に送信する
    ことを特徴とする空間データ処理方法。
  2. 所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理方法において、
    前記空間データの属性情報であるメタデータを管理するメタデータ管理サーバが、前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末から空間データ検索要求を受けて、該検索要求において前記ユーザが指定した検索条件に基づいて、前記空間データの属性情報であるメタデータが記憶されたデータベースより該当するメタデータを読み出して、前記閲覧端末に送信し、
    前記背景データを管理する背景データ管理サーバが、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する背景データ要求を受けて、前記メタデータによって指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースより、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて、該当する分解能の背景データを読み出して、前記閲覧端末に送信し、
    前記空間データを管理する空間データ管理サーバが、前記閲覧端末から前記メタデータと対応する空間データ要求を受けて、空間データが記憶されたデータベースより該当する空間データを読み出して、前記閲覧端末に送信する
    ことを特徴とする空間データ処理方法。
  3. 所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データ処理システムにおいて、
    前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末から空間データ検索要求を受けて、該検索要求において前記ユーザが指定した検索条件に基づいて、前記空間データの属性情報であるメタデータが記憶されたデータベースより該当するメタデータを読み出して、前記閲覧端末に送信するメタデータ管理サーバと、
    前記閲覧端末から前記メタデータと対応する背景データ要求を受けて、前記メタデータによって指定された地域と対応し、分解能が異なる複数の背景データが、分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースより、前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて、該当する分解能の背景データを読み出して、前記閲覧端末に送信する背景データ管理サーバと、
    前記閲覧端末から前記メタデータと対応する空間データ要求を受けて、空間データが記憶されたデータベースより該当する空間データを読み出して、前記閲覧端末に送信する空間データ管理サーバと、
    を有することを特徴とする空間データ処理システム。
  4. 所定の地域及び時間と関連付けられた情報である空間データを、前記空間データの存在する位置に、予め設定されている当該位置の背景データとともに同時に表示する空間データシステムにおいて、
    予め、分解能が異なる複数の背景データを分解能毎に所定の視点高度に関連付けられて記憶されたデータベースを設け、
    前記空間データの利用を希望するユーザが管理する閲覧端末からの背景データ要求に応じて該背景データ要求によって要求された地域の背景データを前記ユーザが指定した視点高度情報に基づいて前記データベースから読み出し、前記閲覧端末に送信する処理を
    コンピュータに実行させるための空間データ処理プログラム。
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