【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、黒板の代替をするよう会議参加者によって共用される表示を行なう共用表示装置に、参加者個別設置の端末から共通に記述を行うようにして会議の進行を支援する会議支援協調作業システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば、特開昭61−9073号公報に記載された、従来の電子会議システムを示す構成図である。
図7において、1は共用表示入力装置、2は共用表示入力装置1に通信回線を介して接続された参加者表示入力端末、3は共用表示入力装置1の記憶装置及びプリンタである。4aは共用表示入力装置1への入力手段であるペン、4bは共用表示入力装置1のライトペン、5はライトペン4bによって共用表示入力装置1上に表示されたカーソル、6は共用表示入力装置1の操作パネルである。7は参加者表示入力端末2への入力手段であるペン、8は参加者表示入力端末2の操作パネルである。
【0003】
次に、動作について説明する。
会議中に共用表示入力装置1を用いて説明を行う場合、説明者は、ペン4aで説明図、文字等の画像データを入力する。その画像データは、ビデオRAM(図示しない)に書き込まれ、直ちに共用表示入力装置1に表示される。次に、この表示画像を操作パネル6にある「送信キー」を押下することで、参加者表示入力端末2に表示される。各会議メンバが、表示画面に加筆したい場合は、操作パネル8の「中央コントロールキー」を押下し、制御の主導権をとると共に、ペン7を用いて加筆し、操作パネル8の「送信キー」を押下することで、加筆された画像データが、他の参加者表示入力端末2及び共用表示入力装置1に転送されて、加筆画像が重ね合わされる。
このように、会議メンバは、自端末から着席のまま共用表示入力装置1に加筆説明でき、会議の進行を円滑化することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子会議システムは、共用表示入力装置1の表示画像を操作パネル6上の「送信キー」で、参加者表示入力端末2へ送付された後、端末側から共用表示入力装置1を操作パネル8上の「コントロールキー」で占有した上でこれに追記し、操作パネル8上の「送信キー」で、追記された画像を共用表示入力装置1へ反映する、という仕組みであるために、次の(1)〜(6)に示すような問題があった。
(1)参加者表示入力端末2からは、図、文字を描きながら、口頭説明をすることはできない(描いた後、送信して表示させてから説明することとなる)。
(2)参加者表示入力端末2上に共用表示入力装置1と同じ内容を表示するために、参加者個別用のノート相当の記述画面を用意することができず、また文字や図形の流用もできない。
(3)キー入力により、1名が共用表示入力装置1を占有してしまうため、闊達な議論がしにくい。
(4)参加者表示入力端末2上に複数の画像を保管、自由に呼び出して表示できるため、誤って共用表示入力装置1に表示中の内容と異なる画像データを転送して、元のデータを破壊してしまう可能性がある。
(5)専用の装置であるため、共用表示入力装置1の表示や内容編集に、広く流通している市販のプレゼンテーションソフトウェアやイメージ作成ソフトウェアを使用できない。
(6)共用表示入力装置1と参加者表示入力端末2は、同一内容を表示することを前提としており、解像度は同一と考えられ、共用表示入力装置1上で作成された画像データは、参加者表示入力端末2にとっては細かすぎ、また参加者表示入力端末2上で作成された画像データは、共用表示入力装置1上では粗すぎると考えられる。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、各会議参加者が着席のまま、並行して共用表示装置に書き込みを行うことができると共に、これが即座に表示されることで、会議の進行を促すと同時に参加者に協調作業環境を与える会議支援協調作業システムを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる会議支援協調作業システムにおいては、複数の参加者によって共用される表示が行われる共用表示装置と、この共用表示装置の表示を制御する共用表示サーバと、この共用表示サーバとネットワークを介して接続され、それぞれ入力手段を有する複数の参加者端末と、この複数の参加者端末に各別に対応して配置され、それぞれ表示が行われる複数の参加者用表示装置を備え、参加者端末は、ローカルモードでは入力手段が操作されることにより、対応して配置された参加者用表示装置上のカーソル制御を行うと共に、リモートモードでは入力手段が操作されることにより共用表示装置上のカーソル制御を行うものである。
【0007】
また、複数の参加者端末は、リモートモードによる共用表示装置上のカーソル制御を並行して行うものである。
また、リモートモードによる共用表示装置上のカーソル制御を、一つの参加者端末によって占有可能にしたものである。
【0008】
さらに、ローカルモードでは、入力手段が操作されることにより、参加者用表示装置上のウィンドウが、共用表示装置上に転送されるものである。
また、リモートモードでは、共用表示装置上のカーソル操作により、共用表示装置上のウィンドウが、参加者用表示装置上に転送されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムを示す構成図である。
図1において、11は共通に利用される共用表示装置で、共用表示サーバに映像ケーブルによって接続されている。これは電子ペーパ、DLPプロジェクタ、PDP等を用いたフラットディスプレイにて実装される。12は共用表示サーバで、パーソナルコンピュータもしくはワークステーション、サーバ等のコンピュータにて実装され、ローカルエリアネットワークで他装置と接続されている。
13は共用表示装置11への入力用のペンで、共用表示装置11の表示面に設置されたタッチパネルに触れることで、位置入力を行う。このペン13は、ポインティングデバイスであれば、特にこれを特定するものではなく、赤外線/超音波利用スタイラス位置読取装置やマウスでも実施可能である。14は共用表示装置11への入力用のキーボードで、ペンなどのポインティングデバイスとソフトウェアキーボードや手書き文字認識ソフト等を使用したキャラクタ入力手段であってもよい。
【0010】
21は参加者が利用する参加者用表示装置で、CRTモニタや液晶モニタ等卓上に設置できる表示装置で実装され、図中、21a、21bが示されているが、三つ以上接続されてもよい。21bはその表面にタッチパネルが配置されている。22は各参加者が個別に利用できる参加者端末で、パーソナルコンピュータもしくはワークステーションにて実装されいる。23はポインティングデバイスで、23aはマウス、23bはペンを例示してあり、前者は単体で、後者はタッチパネルと対になって位置入力を行う。24aはキーボードで、キャラクタ入力手段であれば、これに限らず種類を特定するものではない。なお、22a〜24aは参加者用表示装置21aに対応し、22b、23bは参加者用表示装置21bに対応している。また、ポインティングデバイス23及びキーボード24aは、参加者端末22の入力手段を構成する。
【0011】
31は参加者端末22aに接続されたマウス23aの操作と連動して共用表示装置11上に表示されるリモートポインティングカーソルである。32は共用表示サーバ12上で動作して、共用表示装置11に表示されているプレゼンテーションやワードプロセッサ等に対し、参加者端末22bからキャラクタ入力をする際にその入力可能位置に表示されるリモートキャラクタ入力カーソルである。
40は共用表示サーバ11と参加者用表示装置21を接続するローカルエリアネットワークで、これらの装置間でデータを伝送する。
【0012】
図2は、この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの主説明者による共用表示サーバからのプレゼンテーションを示す図である。
図2において、11、13は図1におけるものと同一のものである。
図3は、この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの参加者による参加者端末からのプレゼンテーションを示す図である。
図3において、11、12、21a〜24a、21b〜23b、31は図1におけるものと同一のものである。50は参加者用表示装置21が配置された会議机である。
図4は、この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの参加者端末の状態遷移を示す図である。
図5は、この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの複数参加者による協調作業を示す図である。
図5において、11、12、21a〜24a、21b〜23b、31、50は図3におけるものと同一のものである。33は共用表示装置11上に表示された会議用アプリケーション表示ウィンドウで、ホワイトボード様のものである。34は共用表示装置11の操作オブジェクトで、この場合はタスクバーである。
【0013】
次に、動作について説明する。先ず、図2について説明する。
いま、会議室の共用表示装置11近隣に位置している主説明者(通常は司会者もしくは講師、発表者等)が、会議中に共用表示装置11にプレゼンテーション用アプリケーションを表示させて説明を行う場合、主説明者は、必要なプレゼンテーションのデータをアプリケーションに読み込み、共用表示装置11に表示させる。主説明者は、共用表示サーバ12のポインティングデバイスを操作して、共用表示装置11に表示されたプレゼンテーション用アプリケーションの機能を使用して、図形を書き入れたり、線で文字を書いたりして、説明をすることができる。
また、線で書いた文字を手書き文字認識させてキャラクタデータとして明確な活字入力することも可能である。
このように、主説明者は、共用表示装置11を使用して、説明を実施することができ、これは従来装置と同様である。
【0014】
次に、会議室の共用表示装置11から離れた場所(通常は会議机)に位置している参加者が、既に表示されているプレゼンテーションアプリケーションを使用して、説明する場合を、図3を参照して記述する。
参加者は、通常は参加者端末22のポインティングデバイス23にて同端末上の任意のアプリケーションを操作することができる。参加者が、共用表示装置11上のプレゼンテーション用アプリケーションの表示内容を指差しながら説明したい場合、キーボード24a上のリモートカーソルキーを押下、またはタッチパネルが表面に配置された参加者用表示装置21bに表示されているリモートマルチカーソルアイコンをクリックして、操作をリモートモードにする。そうすると、共用表示装置11上にリモートポインティングカーソル31が現れると同時に、参加者端末22に接続されたすべての入力装置、この場合はマウス23aとキーボード24a、またはタッチパネルとペン23bは、その参加者端末22に対する操作が不可能となり、代わりに共用表示装置11上に表示されたリモートポインティングカーソル31を操作することが可能となる。
参加者は、席にいながらこのリモートポインティングカーソル31で、共用表示装置11上に表示されたプレゼンテーション用アプリケーションの表示内容を自由に指差しながら説明を行うことができる。
【0015】
次に、図4の参加者端末22のモード状態の遷移図について説明する。
参加者端末22は、ローカル(端末)モードとリモート(サーバ)モードを有し、この切替えを、参加者端末22上のリモートカーソルキーを押下、またはタッチパネルのリモートマルチカーソルアイコンをクリックして行う。
ローカル(端末)モードでは、参加者端末22の表示画面にカーソルを表示し、この場合は、共用表示装置11にはカーソルが表示されない。参加者端末22を端末として通常どおり使用することができ、つまり、操作権、書き込み権共、参加者端末22が有する。
一方、リモート(サーバ)モードでは、参加者端末22のカーソルは、共用表示装置11上に表示され、動かすことができ、参加者端末22には、ダミーカーソルまたは無表示が設定によって行われる。共用表示装置11上でオブジェクトを操作することにより、その参加者端末22に操作権を与えられ、これは操作を止めるまで占有する。このとき、他の参加者端末22は、共用表示装置11上への操作、書き込みを行うことができなくなる。
【0016】
次に、複数の参加者による協調作業について、図5を参照して説明する。
リモートポインティングカーソル31については、複数の参加者端末22が接続されている場合、各参加者端末22のリモートカーソルキーを押下することで、複数のリモートポインティングカーソル31を共用表示装置11に表示することができる。これは上記のリモートポインティングカーソル31と同様に参加者端末22のポインティングデバイス23を用いて、それぞれを自由に動かすことができる。
また、参加者が共用表示装置11上のアプリケーションの操作を行いたい場合、リモートポインティングカーソル31で、アプリケーション上のボタン(例えばプレビューやスライドショー等)を押下することで、操作を行うことができる。
アプリケーションのボタンを押す等の操作をした場合、その瞬間そのリモートポインティングカーソル31を操作している参加者端末22のみが、共用表示サーバ12の操作権を占有し、他の参加者端末22のリモートポインティングカーソル31は、クリックをしてもアプリケーションに対し、影響を及ぼすことはできなくなる。ボタンを離すと、操作権を手放したこととなり、他のリモートポインティングカーソル31がアプリケーションを操作できるようになる。このように操作権は、共用表示サーバ1台に対し、1端末しか得ることができない。
【0017】
参加者が、共用表示装置11上のアプリケーションの表示データに対し、書き込みを行いたい場合、書き込み可能エリアに対してリモートポインティングカーソル31を置いてクリックすることにより、書き込み権を占有する。このとき、カーソル形状は、キャラクタ入力エリアならキャラクタ入力カーソルになり、キャラクタ入力可能であることを示す。
このエリアに作図する場合は、アプリケーションの仕様により、例えば図形の選択ボタン等を押下することで、作図可能状態にすると図形入力カーソルとなり、図形入力可能であることを表わす。この後、同様に図形入力可能エリアに対してクリックし、図形を記述し始めると、書き込み権を占有する。キャラクタの場合も図形の場合も、記述を終了すると、書き込み権を手放したこととなる。
図5では、会議用アプリケーション表示ウィンドウ33が表示され、ペン23bによって図が描かれている。この場合、マウス23aに対応するリモートポインティングカーソル31は、アプリケーションに影響を及ぼさない。
【0018】
実施の形態1によれば、各会議メンバが着席のまま、ほぼ同時に共用表示装置に書き込みを行うことができると共に、これが即座に表示されることで、会議の進行を促すと同時に参加者に協調作業環境を与えることができる。
【0019】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による会議支援協調作業システムの参加者メモの共用表示装置上での公開、共用表示装置表示内容の参加者メモへの転記を示す図である。
図6において、11、12、21a〜24a、21b〜23b、31、33、34、50は図5におけるものと同一のものである。35は共用表示装置から転送された共用表示装置からの共有ウィンドウ、36は参加者端末22のメモ用アプリケーションで、36aは参加者端末22aに対応したメモ用アプリケーションであり、36bは参加者端末22bに対応したメモ用アプリケーションである。37は参加者端末から転送された参加者端末からの共有ウィンドウである。
【0020】
参加者端末22では、共用表示装置11上に表示されている画面をウィンドウとして、参加者端末22b上に呼び出すことができる。リモートモードのとき、参加者端末22bで表示したいウィンドウを選択し、端末ウィンドウ転送機能を起動すると、参加者端末22b上に事前に設定したサイズのウィンドウが現れ、その中に共用表示装置11上にあるのと同じ表示画面が表示される(共用表示装置からの共有ウィンドウ35)。参加者端末22bのウィンドウサイズが小さく、表示しきれない場合は、スクロールバーが現れ、これを操作することで、画面全体を見ることができる。
共用表示装置からの共有ウィンドウ35の中の表示画面は、共用表示装置11上での表示内容と一致しており、他の参加者が何らかの変更を行うと、変更された内容は即座に、他の参加者端末22上にて表示されている共用表示装置からの共有ウィンドウ35の表示画面にも反映される。
参加者端末22bでは、ローカルモードに切り替えた後、ローカルに表示された共用表示装置からの共有ウィンドウ35の内容をコピーアンドペーストすることで、自端末上にて稼動しているメモ用アプリケーション36b(作図ソフトやプレゼンテーションソフト、ワードプロセッサ等)に転記することができる。
【0021】
同様に、参加者端末22aは、その表示内容を共用表示装置11上にウィンドウ表示することができる。ローカルモードのとき、特定のウィンドウを選択し、共用表示装置転送機能を起動すると、共用表示装置11上に事前に設定したサイズのウィンドウが現れ、その中に参加者端末22a上にあるのと同じ表示画面が表示される(参加者端末からの共有ウィンドウ37)。これによって、参加者端末22a上のメモ用アプリケーション36aの内容を共用表示装置11上にウィンドウ表示され、参加者全員に見せることができる。
【0022】
なお、共用表示装置11には、参加者端末22と比較して、より大きな解像度の表示装置を適用することも可能である。この場合、共用表示サーバ12には、より大きな表示容量を持つ計算機を適用する。参加者端末22上では充分表示しきれない大きなサイズの資料も、大きい解像度の共用表示装置11では、大きいウィンドウサイズを割り当てることができ、スクロールバーなしで画面全体を見ることができる。
【0023】
実施の形態2によれば、共用表示装置と参加者端末との表示内容を互いに転送することができ、表示画面の共有化が図れる。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
複数の参加者によって共用される表示が行われる共用表示装置と、この共用表示装置の表示を制御する共用表示サーバと、この共用表示サーバとネットワークを介して接続され、それぞれ入力手段を有する複数の参加者端末と、この複数の参加者端末に各別に対応して配置され、それぞれ表示が行われる複数の参加者用表示装置を備え、参加者端末は、ローカルモードでは入力手段が操作されることにより、対応して配置された参加者用表示装置上のカーソル制御を行うと共に、リモートモードでは入力手段が操作されることにより共用表示装置上のカーソル制御を行うので、参加者端末から直接、共用表示装置上のカーソルを制御することができ、これを用いて書き込みを行うことができる。
【0025】
また、複数の参加者端末は、リモートモードによる共用表示装置上のカーソル制御を並行して行うので、複数の参加者が同時に共用表示装置上のカーソルを用いて指差しながら説明や議論するなど会議を進行することができる。
また、リモートモードによる共用表示装置上のカーソル制御を、一つの参加者端末によって占有可能にしたので、同時書込みや操作によるデータ消失の発生を防ぐことができる。
【0026】
さらに、ローカルモードでは、入力手段が操作されることにより、参加者用表示装置上のウィンドウが、共用表示装置上に転送されるので、参加者用表示装置のウィンドウを、参加者全員で見ることができる。
また、リモートモードでは、共用表示装置上のカーソル操作により、共用表示装置上のウィンドウが、参加者用表示装置上に転送されるので、共用表示装置上のウィンドウを参加者端末で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムを示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの主説明者による共用表示サーバからのプレゼンテーションを示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの参加者による参加者端末からのプレゼンテーションを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの参加者端末の状態遷移を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による会議支援協調作業システムの複数参加者による協調作業を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2による会議支援協調作業システムの参加者メモの共用表示装置上での公開、共用表示装置表示内容の参加者メモへの転記を示す図である。
【図7】従来の電子会議システムを示す構成図である。
【符号の説明】
11 共用表示装置、12 共用表示サーバ、13 ペン、
14 キーボード、21 参加者用表示装置、22 参加者端末、
23 ポインティングデバイス、24a キーボード、
31 リモートポインティングカーソル、
32 リモートキャラクタ入力カーソル、
33 会議用アプリケーション表示ウィンドウ、34 操作オブジェクト、
35 共用表示装置からの共有ウィンドウ、36 メモ用アプリケーション、
37 参加者端末からの共有ウィンドウ、40 ローカルエリアネットワーク、50 会議机。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a conference support cooperative operation for supporting the progress of a conference by providing a common display from a terminal individually installed by a participant on a shared display device that performs a display shared by conference participants so as to substitute for a blackboard. It is about the system.
[0002]
[Prior art]
FIG. 7 is a configuration diagram showing a conventional electronic conference system described in, for example, JP-A-61-9073.
In FIG. 7, 1 is a shared display input device, 2 is a participant display input terminal connected to the shared display input device 1 via a communication line, and 3 is a storage device of the shared display input device 1 and a printer. 4a is a pen as input means to the shared display input device 1, 4b is a light pen of the shared display input device 1, 5 is a cursor displayed on the shared display input device 1 by the light pen 4b, and 6 is a shared display input device. 1 is an operation panel. Reference numeral 7 denotes a pen which is an input means to the participant display input terminal 2, and reference numeral 8 denotes an operation panel of the participant display input terminal 2.
[0003]
Next, the operation will be described.
When explaining using the shared display input device 1 during the meeting, the presenter inputs image data such as explanatory drawings and characters with the pen 4a. The image data is written into a video RAM (not shown) and immediately displayed on the shared display input device 1. Next, the display image is displayed on the participant display input terminal 2 by pressing a “transmission key” on the operation panel 6. When each conference member wants to rewrite on the display screen, he or she presses the “central control key” on the operation panel 8 to take control of the control, and rewrites using the pen 7, and “send key” on the operation panel 8. By pressing, the retouched image data is transferred to the other participant display input terminal 2 and the shared display input device 1, and the retouched image is superimposed.
As described above, the conference member can add and explain to the shared display input device 1 while sitting down from his / her own terminal, and can smoothly proceed with the conference.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional electronic conference system, after a display image of the shared display input device 1 is sent to the participant display input terminal 2 by a “transmit key” on the operation panel 6, the shared display input device 1 is operated from the terminal side. 8 is occupied by a “control key” on the operation panel 8 and added thereto, and the “transmit key” on the operation panel 8 reflects the added image on the shared display / input device 1. (1) to (6).
(1) From the participant display input terminal 2, it is not possible to give a verbal explanation while drawing figures and characters (after drawing, transmitting and displaying, it will be explained).
(2) In order to display the same contents as the shared display / input device 1 on the participant display / input terminal 2, a description screen equivalent to a notebook for individual participants cannot be prepared, and characters and graphics cannot be used. Can not.
(3) Since one person occupies the shared display input device 1 by key input, it is difficult to discuss vigorously.
(4) Since a plurality of images can be stored on the participant display input terminal 2 and freely called up and displayed, image data different from the content being displayed on the shared display input device 1 is erroneously transferred, and the original data is transferred. It may be destroyed.
(5) Since it is a dedicated device, commercially available presentation software and image creation software that are widely distributed cannot be used to display and edit the contents of the shared display / input device 1.
(6) It is assumed that the shared display input device 1 and the participant display input terminal 2 display the same content, the resolution is considered to be the same, and the image data created on the shared display input device 1 It is considered that the image data created on the participant display input terminal 2 is too coarse for the participant display input terminal 2 and that the image data created on the participant display input terminal 2 is too coarse.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and it is possible for each conference participant to write on a shared display device in parallel while sitting, and this is displayed immediately. The purpose of this is to obtain a meeting support collaborative work system that promotes the progress of the meeting and at the same time provides a participant with a cooperative work environment.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the conference support cooperative work system according to the present invention, a shared display device for performing a display shared by a plurality of participants, a shared display server for controlling the display of the shared display device, and a shared display server and a network A plurality of participant terminals that are connected to each other via input means, and a plurality of participant display devices that are arranged correspondingly to the plurality of participant terminals, respectively, and are respectively displayed. In the local mode, the input means is operated to control the cursor on the corresponding participant display device, and in the remote mode, the cursor is operated on the shared display device by operating the input means. The control is performed.
[0007]
Also, the plurality of participant terminals perform cursor control on the shared display device in the remote mode in parallel.
Further, the cursor control on the shared display device in the remote mode can be occupied by one participant terminal.
[0008]
Further, in the local mode, the window on the participant display device is transferred to the shared display device by operating the input means.
In the remote mode, a window on the shared display device is transferred to the participant display device by operating a cursor on the shared display device.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram showing a conference support cooperative work system according to Embodiment 1 of the present invention.
In FIG. 1, reference numeral 11 denotes a commonly used shared display device, which is connected to a shared display server by a video cable. This is implemented by a flat display using electronic paper, a DLP projector, a PDP, or the like. Reference numeral 12 denotes a shared display server, which is implemented by a computer such as a personal computer or a workstation or a server, and is connected to other devices via a local area network.
Reference numeral 13 denotes a pen for inputting to the common display device 11, which performs position input by touching a touch panel provided on a display surface of the common display device 11. The pen 13 is not particularly limited as long as it is a pointing device, and can be implemented by a stylus position reader using an infrared / ultrasonic wave or a mouse. Reference numeral 14 denotes a keyboard for input to the shared display device 11, which may be a character input unit using a pointing device such as a pen, a software keyboard, or handwritten character recognition software.
[0010]
Reference numeral 21 denotes a participant display device used by the participant, which is mounted on a display device such as a CRT monitor or a liquid crystal monitor which can be installed on a desk. In the figure, 21a and 21b are shown, but even if three or more are connected. Good. 21b has a touch panel disposed on its surface. Reference numeral 22 denotes a participant terminal that can be used individually by each participant, and is implemented by a personal computer or a workstation. Reference numeral 23 denotes a pointing device; 23a, a mouse; and 23b, a pen. The former is a single unit, and the latter is a pair with a touch panel to perform position input. Reference numeral 24a denotes a keyboard, which is not limited to the character input means as long as it is character input means. 22a to 24a correspond to the participant display device 21a, and 22b and 23b correspond to the participant display device 21b. In addition, the pointing device 23 and the keyboard 24 a constitute an input unit of the participant terminal 22.
[0011]
Reference numeral 31 denotes a remote pointing cursor displayed on the shared display device 11 in conjunction with the operation of the mouse 23a connected to the participant terminal 22a. Reference numeral 32 denotes a remote character input which operates on the shared display server 12 and is displayed at a position where the character can be input from the participant terminal 22b to a presentation or a word processor displayed on the shared display device 11. It is a cursor.
A local area network 40 connects the shared display server 11 and the participant display device 21, and transmits data between these devices.
[0012]
FIG. 2 is a diagram showing a presentation from a shared display server by a main explainer of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
In FIG. 2, reference numerals 11 and 13 are the same as those in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a presentation from a participant terminal by a participant of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
3, 11, 12, 21a to 24a, 21b to 23b, and 31 are the same as those in FIG. Reference numeral 50 denotes a conference desk on which the participant display device 21 is arranged.
FIG. 4 is a diagram showing a state transition of the participant terminals of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a cooperative work by a plurality of participants in the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
5, 11, 12, 21a to 24a, 21b to 23b, 31, and 50 are the same as those in FIG. Reference numeral 33 denotes a conference application display window displayed on the shared display device 11, which is like a whiteboard. An operation object 34 of the shared display device 11 is a task bar in this case.
[0013]
Next, the operation will be described. First, FIG. 2 will be described.
Now, a main presenter (usually a moderator, a lecturer, a presenter, or the like) located near the shared display device 11 in the conference room displays a presentation application on the shared display device 11 during a meeting to give an explanation. In this case, the main presenter reads necessary presentation data into the application and causes the shared display device 11 to display the data. The main presenter operates the pointing device of the shared display server 12 to use the functions of the presentation application displayed on the shared display device 11 to write a figure or write a character with a line to explain. Can be.
It is also possible to make a handwritten character recognized for a character drawn with a line and input a clear type as character data.
In this way, the main presenter can perform the explanation using the shared display device 11, which is the same as the conventional device.
[0014]
Next, a case where a participant located at a place (usually a conference desk) distant from the shared display device 11 in the conference room, using the already displayed presentation application, will be described with reference to FIG. Write.
The participant can usually operate any application on the participant terminal 22 using the pointing device 23 of the terminal. When the participant wants to explain while pointing at the display content of the presentation application on the shared display device 11, he or she presses the remote cursor key on the keyboard 24a, or displays it on the participant display device 21b with the touch panel arranged on the surface. Click the remote multi-cursor icon that is displayed to set the operation to remote mode. Then, at the same time when the remote pointing cursor 31 appears on the shared display device 11, all the input devices connected to the participant terminal 22, in this case, the mouse 23a and the keyboard 24a, or the touch panel and the pen 23b are connected to the participant terminal. The user cannot operate the remote display 22, and can operate the remote pointing cursor 31 displayed on the shared display device 11 instead.
The participant can give an explanation while pointing at the display contents of the presentation application displayed on the shared display device 11 with the remote pointing cursor 31 while sitting at the table.
[0015]
Next, a transition diagram of the mode state of the participant terminal 22 in FIG. 4 will be described.
The participant terminal 22 has a local (terminal) mode and a remote (server) mode, and performs this switching by pressing a remote cursor key on the participant terminal 22 or clicking a remote multi-cursor icon on the touch panel.
In the local (terminal) mode, a cursor is displayed on the display screen of the participant terminal 22, and in this case, the cursor is not displayed on the shared display device 11. The participant terminal 22 can be used as a terminal as usual, that is, the participant terminal 22 has both the operation right and the write right.
On the other hand, in the remote (server) mode, the cursor of the participant terminal 22 is displayed on the shared display device 11 and can be moved, and a dummy cursor or no display is performed on the participant terminal 22 by setting. By manipulating the object on the shared display device 11, an operation right is given to the participant terminal 22, which occupies until the operation is stopped. At this time, the other participant terminals 22 cannot operate or write on the shared display device 11.
[0016]
Next, cooperative work by a plurality of participants will be described with reference to FIG.
As for the remote pointing cursor 31, when a plurality of participant terminals 22 are connected, pressing the remote cursor key of each participant terminal 22 causes the plurality of remote pointing cursors 31 to be displayed on the shared display device 11. Can be. This can be freely moved by using the pointing device 23 of the participant terminal 22 similarly to the remote pointing cursor 31 described above.
When a participant wants to operate an application on the shared display device 11, the operation can be performed by pressing a button (for example, a preview or a slide show) on the application with the remote pointing cursor 31.
When an operation such as pressing an application button is performed, only the participant terminal 22 that is operating the remote pointing cursor 31 at that moment occupies the operation right of the shared display server 12, and the remote control of the other participant terminals 22 is performed. The pointing cursor 31 cannot influence the application even if it is clicked. When the button is released, the operation right is released, and the other remote pointing cursor 31 can operate the application. As described above, only one terminal can obtain the operation right for one shared display server.
[0017]
When the participant wants to write the display data of the application on the shared display device 11, the user places the remote pointing cursor 31 on the writable area and clicks it to occupy the write right. At this time, the cursor shape becomes a character input cursor in the character input area, and indicates that the character can be input.
When drawing in this area, a figure input cursor is set when drawing is enabled by pressing a figure selection button or the like, for example, according to the specification of the application, indicating that figure input is possible. Thereafter, similarly, when the user clicks on the graphic inputtable area and starts to write the graphic, the writing right is occupied. When the description is completed for both characters and graphics, the writing right is released.
In FIG. 5, the conference application display window 33 is displayed, and the drawing is drawn by the pen 23b. In this case, the remote pointing cursor 31 corresponding to the mouse 23a does not affect the application.
[0018]
According to the first embodiment, each conference member can write on the shared display device almost at the same time while sitting, and this is displayed immediately, thereby prompting the progress of the conference and cooperating with the participants. Work environment can be given.
[0019]
Embodiment 2 FIG.
FIG. 6 is a diagram showing disclosure of participant memos on the shared display device and transfer of display contents of the shared display device to the participant memos in the conference support cooperative work system according to the second embodiment of the present invention.
6, 11, 12, 21a to 24a, 21b to 23b, 31, 33, 34, and 50 are the same as those in FIG. 35 is a shared window from the shared display device transferred from the shared display device, 36 is a memo application for the participant terminal 22, 36a is a memo application corresponding to the participant terminal 22a, and 36b is a memo application for the participant terminal 22b. This is a memo application that supports. 37 is a sharing window from the participant terminal transferred from the participant terminal.
[0020]
In the participant terminal 22, the screen displayed on the shared display device 11 can be called as a window on the participant terminal 22b. In the remote mode, when a window to be displayed on the participant terminal 22b is selected and the terminal window transfer function is activated, a window of a preset size appears on the participant terminal 22b, and the window is displayed on the shared display device 11 in the window. The same display screen is displayed (a shared window 35 from the shared display device). When the window size of the participant terminal 22b is small and cannot be displayed, a scroll bar appears. By operating the scroll bar, the entire screen can be viewed.
The display screen in the shared window 35 from the shared display device matches the display content on the shared display device 11, and if another participant makes any change, the changed content is immediately changed to another content. Is also reflected on the display screen of the shared window 35 from the shared display device displayed on the participant terminal 22.
After switching to the local mode, the participant terminal 22b copies and pastes the contents of the shared window 35 from the shared display device displayed locally, so that the memo application 36b ( (Drawing software, presentation software, word processor, etc.).
[0021]
Similarly, the participant terminal 22a can display the display content on the shared display device 11 in a window. In the local mode, when a specific window is selected and the shared display device transfer function is activated, a window of a preset size appears on the shared display device 11, in which the same window as that on the participant terminal 22a is displayed. A display screen is displayed (a sharing window 37 from the participant terminal). As a result, the contents of the memo application 36a on the participant terminal 22a are displayed in a window on the shared display device 11, and can be shown to all participants.
[0022]
Note that a display device having a larger resolution than the participant terminal 22 can be applied to the shared display device 11. In this case, a computer having a larger display capacity is applied to the shared display server 12. Even large-sized materials that cannot be displayed sufficiently on the participant terminal 22 can be assigned a large window size on the large-resolution shared display device 11, and the entire screen can be viewed without a scroll bar.
[0023]
According to the second embodiment, the display contents of the shared display device and the participant terminal can be transferred to each other, and the display screen can be shared.
[0024]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it has the following effects.
A shared display device for performing display shared by a plurality of participants, a shared display server for controlling display of the shared display device, and a plurality of shared display servers connected to the shared display server via a network, each having an input means. A participant terminal and a plurality of participant display devices which are arranged correspondingly to the plurality of participant terminals and are respectively displayed, and the input means is operated in the local mode in the participant terminal. In the remote mode, the cursor control on the shared display device is performed by operating the input means, so that the cursor can be directly controlled from the participant terminal. The cursor on the display device can be controlled, and writing can be performed using the cursor.
[0025]
In addition, since a plurality of participant terminals perform cursor control on the shared display device in the remote mode in parallel, a plurality of participants simultaneously point and point using the cursor on the shared display device for explanation and discussion. Can proceed.
Further, since cursor control on the shared display device in the remote mode can be occupied by one participant terminal, occurrence of data loss due to simultaneous writing and operation can be prevented.
[0026]
Further, in the local mode, when the input means is operated, the window on the participant display device is transferred to the shared display device, so that all participants can view the window on the participant display device. Can be.
In the remote mode, the window on the shared display device is transferred to the participant display device by the cursor operation on the shared display device, so that the window on the shared display device can be used by the participant terminal. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a conference support cooperative work system according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a presentation from a shared display server by a main presenter of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a presentation from a participant terminal by a participant of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a diagram showing a state transition of a participant terminal of the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a cooperative work by a plurality of participants in the conference support cooperative work system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing disclosure of participant memos on the shared display device and transfer of display contents of the shared display device to the participant memos in the conference support cooperative work system according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram showing a conventional electronic conference system.
[Explanation of symbols]
11 shared display device, 12 shared display server, 13 pen,
14 keyboard, 21 participant display device, 22 participant terminal,
23 pointing device, 24a keyboard,
31 remote pointing cursor,
32 remote character input cursor,
33 application display window for conference, 34 operation object,
35 Shared window from shared display device, 36 Memo application,
37 Shared window from participant terminal, 40 local area network, 50 conference desk.