JP2004021202A - Image processor and its method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置およびその方法に関し、例えば、複数の色材を用いて画像を形成する画像処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、電子写真方式のプリンタやカラー複写機が出力する画像の画質は飛躍的に向上し、オフセット印刷の画質に匹敵するまでに達した。これは帯電、現像、転写、定着およびクリーニングなどの画像形成プロセスの向上、さらに、トナーの彩度方向の色再現範囲を広げた結果によるものである。
【0003】
一方、プリンタやカラー複写機をネットワークに接続して、マルチ機能プリンタ(MFP: Multi Function Printer)として利用する傾向が強まった。このため、ネットワークを介して、様々なデバイスからプリンタやカラー複写機へ画像が入力されるようになり、それら画像の色を合わせることは困難な状態になった。このような不都合を解決するために、様々なカラーマネージメント手法が提案されている。その一つに、デファクトスタンダードになりつつある、ICC (International Color Consortium)プロファイルを使うカラーマネージメントシステム(CMS)がある。
【0004】
今日、ユーザが独自にプリンタのICCプロファイルを作成して、コンピュータ機器(PC)で色変換を行った画像をプリンタに出力させる、あるいは、作成したICCプロファイルをプリンタまたはRIP (Raster Image Processor)にダウンロードして色を合わせを行わせることが可能になり、ユーザがプロファイルを作成するためのソフトウェアおよび測色器が市販されている。従って、ある程度の知識があるユーザであれば、目的の色にカラーマッチングさせ得る環境が整いつつある。
【0005】
また、ICCプロファイルを作成したプリンタをターゲットに使用するか、ディスティネーションに使用するかは不明であるから、ICCプロファイルは、ターゲットおよびディスティネーション用の変換テーブル(CMYK→L*a*b*およびL*a*b*→CMYK変換テーブル)を備えることが望ましく、多くのプロファイル作成アプリケーションはそのような構成をとる。上記構成のICCプロファイルを作成するには、CMYK信号を網羅したパッチ、例えばISO 12642が規定する928パッチを出力し、各パッチを測色し、CMYK画像信号と色度値(測色値)との関係から、ソース側およびディスティネーション側の色変換テーブルを作成する。
【0006】
プリンタは、各濃度信号の最大濃度値を100%とすると、それらの和が300%以上になる信号の画像形成は保証しない。これは、そのような信号の画像を出力すると、感光体に供給されるトナーの量(以下「のり量」と呼ぶ)が多いため、感光体や転写体周辺へのトナーの飛散、定着部の熱容量不足によるトナーの定着不良、記録紙が定着ローラへ巻き付く、などの不具合が発生する。
【0007】
しかし、ISO 12642に規定されるテストフォーム(928パッチなど)には、プリンタが保証しない、濃度信号の和(以下「信号和」と呼ぶ)が300%以上の信号も多数存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
信号和が300%以上の信号が入力されると、強制的にのり量を制限するために、信号和を300%に制限(変換)して画像を形成する、所謂トナーリダクション機能を備えるプリンタも存在する。しかし、トナーリダクション機能を用いれば、シャドウ部の階調連続性を保つことはできず、ICCプロファイルの作成が困難な階調特性になってしまう。
【0009】
また、特開2000−330413公報や、特開平5−127551公報に記載されているように、のり量が多いときに発生する定着部における不具合は、画像連続出力時の温度低下による未定着画像の出力、記録紙の通紙方向の先端ののり量が多い場合に生じる、定着部への記録紙の巻き付きなど、限定されたものである。ICCプロファイルを作成するための各パッチは面積が1cm2ほどであり、信号和を300%を超えるパッチもばらばらに存在するだけである。さらに、ICCプロファイルを作成するためのカラーテストチャートは、印刷品位が問われるものではなく、多少、トナーの飛散があっても何ら問題にならない。
【0010】
しかし、トナーリダクション機能は、カラーテストチャートの上記の特性を考慮せず、一意的に信号値を制限して、のり量を下げるものである。従って、トナーリダクションすると、デバイス色を把握するために有効なカラーテストチャートは得られない場合がある。
【0011】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、カラーテストチャートの印刷を考慮した画像処理の実現を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0013】
本発明にかかる画像処理装置は、複数の色材の混合状態を示す画像データを入力する入力手段と、前記入力画像データから前記色材の使用量を解析する解析手段と、その解析結果に基づき出力条件を設定する設定手段と、設定された出力条件に基づき、前記入力画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する形成手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また、入力される画像データを解析して、前記入力画像データに施す処理を指示する制御手段と、指示される処理を前記入力画像データに施す処理手段と、前記入力画像データを印刷装置へ出力する出力手段とを有し、前記制御手段は、前記入力画像データが色処理指定を行わない印刷を示す場合、前記色材の使用量に応じた処理を指示することを特徴とする。
【0015】
本発明にかかる画像処理方法は、複数の色材の混合状態を示す画像データを入力し、前記入力画像データから前記色材の使用量を解析し、その解析結果に基づき出力条件を設定し、設定された出力条件に基づき、前記入力画像データに基づく画像を記録媒体上に形成することを特徴とする。
【0016】
また、入力される画像データを解析して、前記入力画像データに施す処理を決定し、決定された処理を前記入力画像データに施し、前記入力画像データを印刷装置へ出力する各ステップを有し、前記入力画像データがカラーテストチャートの印刷を示す場合、前記色材の使用量に応じた処理が決定されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる一実施形態の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
なお、下記の構成要素の相対的な配置および表示画面などは、とくに限定的に記載しない限り、本発明の範囲を、それらに限定する趣旨のものではない。
【0019】
【第1実施形態】
以下、本発明にかかる画像形成装置の実施形態として、カラー複写機を図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
[構成]
図1はカラー複写機の概略構成を示す図である。
【0021】
カラー複写機は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各色画像を形成する四つの画像形成ステーションを備える。各画像形成ステーションの構成は略同一であるから、以下、マゼンタ用の画像形成ステーションの構成を説明して、他色の画像形成ステーションの説明は省略する。
【0022】
画像形成ステーションは、像但持体である電子写真感光体(以下「感光ドラム」と呼ぶ)1aの周囲に、帯電器、クリーナ4aおよび現像器2aなどを備える。感光ドラム1aは回転自在に支持され、各感光ドラム1aの下方、現像装置2aとクリーナ4aとの間には転写部が配置されている。転写部は、各画像形成ステーションに共通の転写ベルト31、および、転写用帯電器3aから構成される。
【0023】
複数の給紙カセット61または引き出し可能な手差給紙トレイ61aなどから供給される記録紙は、転写ベルト31によって各画像形成ステーション下を搬送され、各感光ドラム上に形成された各色のトナー像が順次転写され、トナー像を重畳した画像が形成される。トナー像が重畳された記録紙Pは、転写ベルト31から分離され、搬送ベルト62によって定着部5に搬送される。
【0024】
定着部5は、回転自在に支持された定着ローラ51、定着ローラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52、潤滑剤塗布器53およびローラクリーナ54、55などを備える。定着ローラ51および加圧ローラ52の内側にはそれぞれハロゲンランプなどのヒータ56、57が、定着ローラ51および加圧ローラ52の表面近傍にはサーミスタなどの温度センサ58、59が配置されている。従って、温度センサによって検出される定着ローラ51および加圧ローラ52の温度は温度調節器60へ供給され、温度調節器60がヒータ56、57へ加える電力を制御することで、定着ローラ51および加圧ローラ52の表面温度が調節される。
【0025】
潤滑剤塗布器53は、記録紙が定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないように、定着ローラ51の表面にシリコンオイルを潤滑剤として塗布する。また、潤滑剤塗布器53には、塗布するシリコンオイルの量を制御するための塗布量制御部63が接続されている。
【0026】
定着ローラ51および加圧ローラ52を駆動する図示しない駆動モータには、記録紙の搬送速度、すなわち定着ローラ51および加圧ローラ52の回転速度を制御する速度制御部64が接続されている。
【0027】
定着部5のこれらの構成により、記録紙の表面に重畳された各色のトナーは溶融され、記録紙に定着されて、記録紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が定着された記録紙は、分離爪68によって加圧ローラ52から分離され、装置外へ排出される。
【0028】
[ICCプロファイル作成手順]
デザインの構想段階などで最終出力物の色味を知りたい場合、ユーザは、ISO 12642のテストフォームなどを、できるだけ色変換を行わないモードでプリンタに出力させる。そして、出力されたテストフォームの各パッチの色を測色して、CIE(国際照明委員会) L*a*b*データを得る。なお、機器に依存しない色空間のCIE 1931 XYZ表色系のデータにしてもよい。
【0029】
なお、分光反射率データからL*a*b*データを算出する方法は、CIEで規定されていて、以下のとおりである。
(1) 試料の分光反射率R(λ)を求める(380〜780nm)。
(2) 等色関数x(λ)、y(λ)およびz(λ)、並びに、標準光分光分布SD50(λ)を用意する。
(3) 各波長の計算を行い、それらを積算する。
ΣX(λ) = Σ{R(λ)×SD50(λ)×x(λ)}
ΣY(λ) = Σ{R(λ)×SD50(λ)×y(λ)}
ΣZ(λ) = Σ{R(λ)×SD50(λ)×z(λ)}
積算範囲は380〜780nm
(4) 各波長の等色関数y(λ)と標準光分光分布SD50(λ)との積を積算する。
Σ{SD50(λ)×y(λ)}
積算範囲は380〜780nm
(5) XYZ値を算出する。
X = 100・Σ{SD50(λ)×y(λ)}/ΣX(λ)
Y = 100・Σ{SD50(λ)×y(λ)}/ΣY(λ)
Z = 100・Σ{SD50(λ)×y(λ)}/ΣZ(λ)
(6) L*a*b*データに変換する。
L* = 116・(Y/Yn)1/3 − 16
a* = 500・{(X/Xn)1/3 − (Y/Yn)1/3}
b* = 200・{(Y/Yn)1/3 − (Z/Zn)1/3}
ここで、Xn、YnおよびZnは標準光三刺激値
Y/Yn > 0.008856の場合は
(X/Xn)1/3 = 7.78(X/Xn)1/3 + 16/116
(Y/Yn)1/3 = 7.78(Y/Yn)1/3 + 16/116
(Z/Zn)1/3 = 7.78(Z/Zn)1/3 + 16/116
【0030】
ISO 12642のテストフォームは、プリンタが出力可能な色再現域を網羅するCMYK色信号のパッチを含み、各パッチの色信号値(CMYK)と、測色結果のL*a*b*値との関係から色変換表を作成することができる。つまり、入力された色度信号(L*a*b*)に対してどのようなCMYK信号を出力すればよいか、あるいは、CMYK信号がどのような色(L*a*b*)で再現されるのかを表す変換テーブルを作成することができる。
【0031】
[ICCプロファイルの構造]
図2はICCプロファイルの構造を示す図で、ヘッダ39およびタグテーブル40の二つの基本要素を含む。ヘッダ39は、ICCプロファイルに従い入力画像データを処理するために、ColorSync(Apple社の色変換エンジン)などのCMM (Color Management Module)によって使用される情報を含む。
【0032】
ICCプロファイルには、通常の色変換時に使用されるリカードパブリックタグ(required public tag)、付加変換を行うために使用することができるオプショナルパブリックタグ(optional public tag)、および、個々の開発者がそのICCプロファイルに専用の値を追加するためにカスタマイズ可能なプライベートタグを含んでよい。ハードコピー用の出力色変換を行うには、プロファイル記述タグ、デバイスメーカタグ、デバイスモデル名タグ、AtoBxタグ、BtoAxタグ、ガマット(gamut)タグ、XYZメディア白色点タグ(XYZ medium white point tag)、測定タグ、並びに、著作権タグなどが必要である。AtoBxタグは、ICC lut8Type、または、ICC lut16Type構造の何れかを有する。ICC lut8Type、または、ICC lut16Type構造の汎用モデルは次のとおりである。
マトリクス → 一次元LUT → 多次元LUT → 一次元LUT
【0033】
タグがlut8Type構造の場合、入力および出力LUT、並びに、カラーLUTは8ビット符号なし値のアレイである。各入力テーブルは、1バイト整数から構成される。また、入力テーブルのエントリは、それぞれ0から255の範囲に適切に標準化されている。
【0034】
出力デバイス用のICCプロファイルに含まれるAtoBxタグは、CMYK色空間から他の色空間へ変換するための色変換テーブルを含み、所謂ソース(ターゲットともいう)プロファイルとして使用される。
【0035】
一方、出力デバイス用のBtoAxタグは色変換が逆になり、Lab色空間からCMYK色空間に変換するための情報を含み、主に、ディスティネーションプロファイルとして使用される際に参照される。
【0036】
AtoB0およびBtoA0のタグは、知覚的(Perceptual)な色変換を行うためのタグで、主に、階調(グラデーション)再現を重視する写真画像に適した色変換を行う、明度保存を前提にしたカラーマッチング用である。
【0037】
AtoB1およびBtoA1のタグは、色差を最小とする色変換を行うためのタグで、出力デバイスの色再現域がターゲットのそれよりもすべての領域で広い場合、並びに、高彩度領域に画像が存在しないときなどに有効である。また、社章などのロゴマークの色再現には、色の規定が厳しいことから、このカラーマッチングが採用される。
【0038】
AtoB2およびBtoA2のタグは、彩度を保存する色変換を行うためのタグで、階調再現には向かないが、主に、ビジネスグラフィック画像のカラーマッチングに使用される。
【0039】
AtoB0タグと同じフォーマットを有するガマットタグには、入力チャネル(L*a*b*)に対して、その出力デバイスが色を再現可能か否かが記述されている。
【0040】
図3はICCプロファイルの詳細例を示す図で、ヘッダ39およびタグテーブル40に下記の項目が記述される。
Size:プロファイルのサイズを定義する。
CMM Type:複数のCMMを組み込んだコンピュータが、どのCMMをデフォルトとして使用するかを記述する。例えば「Appl」または「ACMS」は上述したColorSyncを、「KCMS」はKodakCMS(Kodak社の色変換エンジン)を意味する。Version: プロファイルのバージョンを示す。
Profile Clas: プロファイルの種類を定義する。パラメータは下記の何れか一つであればよい。
output … プリンタなどの出力デバイス
input … スキャナやディジタルカメラなどの入力デバイス
display … CRTや液晶などの表示デバイス
device link … 複数のプロファイルの組み合わせ構造
color space conversion … 非デバイス型プロファイル間、例えばLab/XYZなどの色空間変換
abstract … PCS(Profile Connection Space)間でカラーデータを変換するための固有の方法
Color Space:プロファイルに基づきカラー画像データを変換する際のカラーフォーマットを定義し、RGB、XYZ、GRAY(グレイスケール)、CMY、Luv、HSV、CMYK、YCbr、HLS、LabおよびYxyの何れか一つであればよい。
Connection Space:プロファイル結合空間を定義し、LabまたはXYZの何れかであればよい。
Creation Date:プロファイルの作成日時を定義する。
CS2 Signature:プロファイルのファイルシグネチャを定義し、プロファイルを使用するデバイスのオペレーティングシステム(OS)がアイコンを作成するために使用する。
Prim platform:プロファイルが作成されたプラットフォームまたはOSを定義する。そのパラメータは下記の何れかであればよい。
Appl … AppleのOS
MSFT … MicrosoftのOS
SGI … Silicon Graphics
SUNW … Sun
TGNT … Taligent
Flags:CMMのためのヒント情報が含まれる。「embedded/not embedded」を示せば、画像ファイルなどに埋め込まれたプロファイル/独立したファイルを表し、「embedded only/use anywhere」を示せば、埋め込まれた状態でのみ使用可能/切り離しても使用可能を表す。
deviceManufacturer:プロファイルの作成者を記述する。
deviceModel:プロファイルが使用されるべきデバイスのモデル番号または名称を定義する。なお、deviceModelのパラメータは、ICC、AppleのColorSyncおよびMicrosoftのICMの規定に準拠する必要がある。とくに、モデル番号または名称は「A」から「Z」までの文字(大文字のみ)および「0」から「9」の文字を使用する4バイトのASCII文字列でなければならない。
deviceAttributes:プロファイル作成時の透過性や表面の光沢性を記述する。「Reflective/Transparency」(反射色/透過色)、「Glossy /Matte」(光沢あり/艶消し)などが記述される。
Intent:プロファイルの設計趣旨(intent)、つまり知覚的(perceptual)、色差最小(relative colorimetricまたはabsolute colorimetric)、彩度重視(saturation)を定義する。
White XYZ:PCSのXYZ色度値を定義し、白色XYZを正規化した値が記述される。
【0041】
このようにヘッダ39は、ヘッダに格納可能なすべての情報を隈なく含むリストではなく、単に、ヘッダに格納可能な情報の一例を示しているのに過ぎない。このようなICCプロファイルを作成するためには、ISO 12642のテストフォームなど、CMYK信号を網羅した画像をプリンタに出力させる必要がある。
【0042】
[実施形態の概要]
実施形態は、上記のICCプロファイルを問題なく作成することができるように、信号和が所定値(例えば300%)を超える画像信号を入力しても、出力条件を限定し、のり量を制限することなく出力する。さらに、上記のICCプロファイルを作成する際のテストフォームではない、所定面積以上の領域に対応する和信号が所定値を超える画像信号が入力された場合は、強制的にのり量を制限し、ユーザにトナーリダクションの実行を通知する。
【0043】
[のり量の制限]
以下では最大のり量が300%に規定されているプリンタを例に説明する。最大のり量は、トナー材料、転写条件および定着条件などによって変化するもので、実験的に算出される。なお、のり量300%は1.50mg/cm2に対応し、単色の最大濃度(Dmax)部におけるのり量は0.50mg/cm2である。
【0044】
最大のり量は次を考慮して決定する。(1) 転写部における、トナーの飛散の許容限界、(2) 定着部における、記録紙の巻き付きによるジャム(紙詰まり)の発生、(3) 定着部における、記録紙の強制離剥による記録紙先端部の光沢むら、および、(4) 連続通紙時の温度低下による未定着像の発生、などを考慮する。なお、(1)のトナー飛散は、とくにエッジがシャープな画像に影響を及ぼすが、若干品位を落す程度である。
【0045】
一方、(2)から(4)の定着部に関連する項目は、印刷動作の中断、および、光沢むらや未定着など画質欠陥の問題である。
【0046】
すなわち、のり量を制限する最大の理由は、印刷動作を中断する、言い換えれば、ユーザの作業を中断させることなく、かつ、良好な出力画像を得るために設定されている。後述するプリンタ内で色変換プロファイルには、最大のり量を制限して画像を形成するためのテーブルが格納されているから、通常の画像出力では何ら問題は生じない。しかし、上記のICCプロファイルを作成する場合などは、プリンタで色変換しないことが望ましく、事実、ハイエンド向けのカラー複写機やカラープリンタには、この色変換をバイパスするモードが用意されている。
【0047】
プリンタに上記のバイパスモードをもたせ、バイパスモードが設定された状態で信号和が300%を超える画像信号が入力されると上記の不具合が発生する。そこで、本実施形態は、バイパスモードにおいては、入力される画像データを解析して上記の不具合の発生を判断する。そして、不具合が発生すると判断される場合はトナーリダクションを実施し、不具合が発生しないと判断される場合はトナーリダクションを実施しないが、定着温度の低下による未定着の発生を防ぐため、連続出力を制限する。
【0048】
[画像処理部]
図4は画像処理部の構成例を示すブロック図である。
【0049】
画像処理部は、デバイスインタフェイス(I/F)2020を介して、画像入力デバイスであるスキャナ100や、画像出力デバイスであるプリンタ200に接続される一方、ネットワークインタフェイスカード(NIC)2010を介して、LANなどのネットワークに接続され、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
【0050】
画像処理装置を含むプリンタ全体の制御を司るCPU 110は、RAM 112をワークメモリとして、ROM 111やハードディスクドライブ(HDD)115に格納されたファームウェア、システムソフトウェアおよび制御ソフトウェアに基づき、プリンタを制御するとともに、各種の画像処理および通信処理を実行する。なお、HDD 115には、スキャナ100やネットワークから入力された画像データをスプールしたり、出力済みの画像データを保管したりすることができる。
【0051】
CPU 110は、操作部2012に表示する画像を操作部I/F 2006を介して操作部114に出力し、操作部I/F 2006を介して操作部114からユーザの指示を示す操作情報を入力する。
【0052】
バスブリッジ2005は、CPU 110などが接続されるシステムバス2007と、画像データを高速転送する画像バス2008とを相互接続し、データ構造を変換ブリッジである。画像バス2008は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスまたはIEEE1394などのシリアルバスで構成される。
【0053】
画像バス2008に接続されるRIP 2060はページ記述言語(PDL)コードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F 2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ100やプリンタ200を接続し、画像データ転送の同期/非同期の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに補正、加工および編集の各処理を施すもので、スキャナ100から入力されるRGB信号にシェーディング補正や入力マスキング処理などを施し、さらにRGB信号をデバイスに依存しない色空間(例えばL*a*b*)の信号に変換する。プリンタ画像処理部2090は、プリンタ200へ出力する画像データに例えばL*a*b*→CMYK変換を施し、さらにCMYK信号に出力マスキング処理、階調補正、フィルタ処理および解像度変換などを施す。
【0054】
このように、画像バス2008を転送される画像データはRGBデータ、L*a*b*データおよびCMYKデータなどである。なお、L*a*b*→CMYK変換を実施する際の色変換プロファイルは、出力最大色数を制限する、信号和が300%以下の条件で作成されている。
【0055】
CMYK色変換部24は、PCなどから入力されるCMYK画像データがJapan Color、DIC、TOYO、EURO Standard、SWOP、Pantone、カスタム(ユーザによりターゲットプロファイルがダウンロードされる)の何れかをターゲットとすると判断し、予め登録されている上記の印刷インクの色をシミュレートするように、CMYK画像データをCMYK→L*a*b*変換してプリンタ画像処理部2090へ渡す。
【0056】
RGB色変換部21は、PCなどから入力されるRGB画像データがsRGB、モニタRGB、Apple RGB、カスタム(ユーザによりターゲットプロファイルがダウンロードされる)の何れかをターゲットとすると判断し、RGB画像データをRGB→L*a*b*変換してプリンタ画像処理部2090へ渡す。
【0057】
PCなどから入力され、かつ、上記のインク色のシミュレーションを実施しない(言い換えれば色変換処理しない、つまり色処理であるシミュレーションが指定されていない)CMYK画像データの場合、CPU 110は、のり量判定部22にCMYK画像データを解析させてのり量を判断させ、そのまま画像を形成するか、トナーリダクションを行うかを判断させる。なお、トナーリダクションを行うと判断された場合はその旨をユーザに通知するために、CPU 110は、NIC 2010を介して、そのCMYK画像データの送信元であるクライアント(PC)などへトナーリダクションの実行を通知する。のり量判定部22の判定(およびトナーリダクション)が終了すると、CPU 110は、CMYK画像データをプリンタ画像処理部2090に供給し、単色階調補正のみを実行させる。
【0058】
なお、実施形態のプリンタは、図5に示すように、画像信号に対してのり量がリニアな特性を有する。従って、信号和がのり量を示す情報であると判断して制御を行うことが可能である。
【0059】
[のり量判定部]
図6はのり量判定部22の構成例を示すブロック図で、のり量判定部22は以下のような処理を順次行う。
(1) 記録紙の先端部の所定の領域(例えば先端から100mmの領域)において、画素ごと信号和に300%を超えるものがあるか。
(2) 上記の領域に、信号和が300%を超える画素がどの程度存在するか。
(3) 必要に応じてトナーリダクションを実施する。
【0060】
画像信号積算部301は、各画素の信号和を計算し、画像信号が300%を超える画素を‘1’で、超えない画素を‘0’で示す信号を出力する。
【0061】
領域判定部302は、画像信号積算部301から入力される信号に基づき、記録紙の先端部の判定領域(先端から100mmの領域、A4縦、印刷不可領域が2mmとすると98×25.4mmの領域、600dpi換算で2314×6921画素)に存在する300%を超える画素の割合(存在率)を計算する。なお、判定領域が上記の条件の2314×6921画素だとすると、存在率は下式で示される。記録紙サイズ、ポートレートまたはランドスケープ、余白サイズに応じて次式の分母が変化することは言うまでもない。
存在率 = 300%を超える画素数/(2314×6921)×100%
【0062】
トナーリダクション実施判定部303は、定着条件から導かれ、設定情報としてCPU 110によって設定される判定閾値(例えば10%)を、存在率が超えるか否かを判定し、存在率が判定閾値を超える場合はトナーリダクション部304にトナーリダクションオン信号を、超えない場合はトナーリダクションオフ信号を送るとともに、CPU 110にトナーリダクションの実施/非実施を示す情報を送る。
【0063】
トナーリダクション部304は、トナーリダクション信号がオンの場合、CMYK画像信号に対してトナーリダクションを実施する。なお、判定が終了するまでの期間、入力されたCMYK信号を保持するバッファを有する。また、トナーリダクションは、黒(K)成分を維持し、かつ、できるだけ階調および色相を維持する方法で行う。下式は、その関係を示す。
C + M + Y + K > 300 のとき、
K’ = K
n = 300 − K’
C’ = C/(C + M + Y)
M’ = M/(C + M + Y)
Y’ = Y/(C + M + Y)
このとき C’ + M’ + Y’ = 100 である
nC’、nM’、nY’およびK’をトナーリダクション後の信号とする
【0064】
[処理]
図7はCPU 110の画像形成処理の一例を示すフローチャートで、ネットワークを介してプリントが指示された場合に実行される処理である。
【0065】
まず、入力画像データにターゲットが指定されているか否かを判定する(S101)。
【0066】
つまり、上述した印刷インクの色をシミュレートするためのJapan Color、DIC、TOYO、EURO Standard、SWOP、Pantone、カスタムの何れかをターゲットにするCMYK画像データが、あるいは、sRGB、モニタRGB、AppleRGB、カスタムの何れかをターゲットにするRGB画像データが入力されたか否かを判定する。タ−ゲットが指定されている場合は、ターゲットシミュレーション(CMYKまたはRGB→L*a*b*変換)を行い(S102)、L*a*b*データをプリンタのCMYKデータに変換し(S103)、印刷を実行する(S104)。そして、指定枚数を印刷したか否かを判定し(S105)、指定枚数の印刷が済めば処理を終了する。
【0067】
一方、ターゲットが指定されていない画像データの場合は、RGB画像データか否かを判定し(S111)、RGB画像データであればsRGBをターゲットに設定して(S112)、ターゲットシミュレーションを行う(S102)。また、RGB画像データでなければ、CMYK画像データか否かを判定し(S113)、CMYK画像データでなければL*a*b*データであるからターゲットシミュレーションは不要であり、L*a*b*データをプリンタのCMYKデータに変換する(S103)。
【0068】
ICCプロファイル作成用のパッチ印刷のように、ターゲットが指定されず、かつ、CMYK画像データの場合は、トナーリダクションを行うか否かを判定させるためにのり量判定部22を起動し、CMYK画像データを供給して(S114)、のり量判定部22の判定結果を判断する(S115)。トナーリダクションが実施される場合は印刷を実行する(S104)が、実施されない場合は印刷枚数が複数か否かを判定し(S116)、単数(一枚)であれば印刷を実行する(S104)。印刷枚数が複数の場合は、特開2000−330413公報に記載されているような連続出力に伴う定着温度の低下に起因する未定着画像の出力を防ぐため、連続出力を行わない(出力環境限定)、間欠モードで印刷を行う(S117)。なお、間欠モードによる印刷は、定着温度低下の影響を抑えるために、出力速度を変えずに、間引き出力を行うモードのことである。そして、指定枚数を印刷したか否かを判定し(S118)、指定枚数の印刷が済めば処理を終了する。なお、間欠モードによる印刷は、CPU 110からプリンタ200の制御部へ指示されて実行されるものである。
【0069】
このように、入力画像データを解析して、のり量の制限を超える場合はトナーリダクションを行う、または、トナーリダクションを行わず、連続出力を行わない間欠モードで印刷する。従って、デバイス色を把握するためにICCプロファイルを作成する場合などに有効な画像出力環境を整えることができる。また、ターゲットシミュレーションを実行する場合などの画像条件ではトナーリダクションを実施するので、通常の印刷においては、定着部5におけるジャムやトナーの未定着を防ぐことができる。
【0070】
【第2実施形態】
以下、本発明にかかる第2実施形態の画像処理装置を説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0071】
第1実施形態では、記録紙の先端部の所定領域をトナーリダクションの要否を判定する領域としたが、第2実施形態は、記録紙の後端部の所定領域もトナーリダクションの要否を判定する領域にする。つまり、先端の判定領域でトナーリダクションの要否を判定し、トナーリダクションが必要と判定された場合は、後端の判定領域でトナーリダクションの要否を判定する。そして、後端における判定でトナーリダクションが不要と判定された場合は、画像を180度回転して、画像の下部を記録紙の先端部に印刷するものである。これは、ICCプロファイルなどは、記録紙の先端と後端とを区別して印刷する必要はないからである。勿論、どちらの判定もトナーリダクションが要であれば、第1実施形態と同様の処理になる。
【0072】
図8は第2実施形態ののり量判定部の構成例を示すブロックである。画像の上部および下部でトナーリダクションの要否を判定するため、入力されるCMYK画像データを一頁分保持するページメモリ部305が必要になる。そして、トナーリダクションせずに画像を180度回転する場合、トナーリダクション実施判定部303は、トナーリダクション部304にトナーリダクションオフ信号を送り、ページメモリ部305に回転オン信号を送る。回転オン信号を受信したページメモリ部305は、メモリに格納した画像の後端から画像データを読み出し出力する。
【0073】
【第3実施形態】
以下、本発明にかかる第3実施形態の画像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、第1、第2実施形態と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0074】
記録紙の先端部にのり量が300%を超える画素がある程度(例えば10%)あると定着部5における記録紙の巻付きが発生し易くなるが、逆を考えれば、記録紙の先端部でなければのり量が300%を超える画素があっても問題は発生しない。そこで、第3実施形態では、メモリから画像データを読み出すタイミングを制御して、言い換えれば判定領域を移動してトナーリダクションの要否を判定した結果に基づき、可能であれば、指定された記録紙サイズよりも大きい記録紙を使用する、または、記録紙の先端部の余白を広げることで、記録紙の巻付きを抑制する。
【0075】
図9は第3実施形態における処理を示すフローチャートで、図7に示すステップS114とS115との間で実行される処理である。
【0076】
CPU 110は、のり量判定部22の判定結果を判定して(S201)、「トナーリダクション不要」であれば、この処理を終了する。また、「トナーリダクション要」であれば、のり量判定部22のページメモリ部305へ画像データの読み出しを記録紙の10mm分遅らせる指示を送り(S202)、のり量判定部22にトナーリダクションの要否を判定させる(S203)。ページメモリ部305は、指示に従い10mm(600dpiの場合は236ライン)分、信号値がすべて零のCMYK画像信号を出力し、その後、ページメモリに保持するCMYK画像データを出力する。
【0077】
CPU 110は、再び、のり量判定部22の判定結果を判定して(S204)、「トナーリダクション不要」であればのり量判定部22に画像データのシフト出力を指示する(S212)。シフト出力を指示されたページメモリ部305は、設定された遅延量で上記と同様に、画像データを出力する。
【0078】
また、「トナーリダクション要」であれば、画像データの読み出しを遅らせる量(遅延量)が190mm未満か否かを判定し(S205)、190mm未満であれば記録紙から画像がはみ出すか否かを判定し(S206)、はみ出さなければ遅延量を10mm増やす指示をページメモリ部305へ送り(S207)、処理をステップS203へ戻す。つまり、「トナーリダクション不要」と判定されるか、遅延量が190mm以上になるか、記録紙から画像がはみ出すまでステップS203からS207の処理は繰り返される。
【0079】
なお、余白幅100mm、10%という範囲を規定していることから、遅延量は190mm(厳密に計算している部分は188mm(印字不可領域2mmを考慮))までとした。このような条件であれば、実験したプリンタでは問題は生じなかった。
【0080】
遅延量が190mm以上になるか、記録紙から画像がはみ出すと判定された場合、CPU 110は、記録紙サイズの拡大をプリンタ200に指示し(S208)、「記録紙有り」の応答があったか否かを判定する(S209)。例えば指定サイズがA4の場合、A3やB4の記録紙が収容されていれば、プリンタ200は「記録紙有り」を返すが、A4以下の記録紙しか収容されていなければ「記録紙なし」が返される。
【0081】
CPU 110は、プリンタ200から「記録紙なし」が返された場合はトナーリダクションした画像データの出力をのり量判定部22に指示する(S210)。また、「記録紙有り」が返された場合は記録紙の中央部へシフトした画像データの出力をのり量判定部22に指示する(S211)。シフト出力を指示されたページメモリ部305は、記録紙の拡大分の余白を画像の周囲に付加した画像データを出力するように、ページメモリに保持する画像データを読み出す。
【0082】
このように、第3実施形態によれば、第2実施形態で説明した画像の上部および下部におけるトナーリダクション要否の判定に加えて、記録紙と画像との相対的な位置のずらし、および、記録紙の拡大を考慮するので、第1、第2実施形態ではトナーリダクションを行うしかなかった画像データもトナーリダクションなしで印刷できる可能性が高まり、プリンタの色再現特性の調査に適した処理を行うことができる。
【0083】
なお、第3実施形態において、画像データの読み出しを記録紙に対して遅らせる場合を説明したが、逆に、画像の下部において、画像データの読み出しを記録紙に対して早め、トナーリダクションの要否を判定することができる。この場合、ある遅延量でトナーリダクション不要の判定が得られた場合は、第2実施形態と同様に画像の上下を逆にして、かつ、その遅延量で上記と同様に、画像データを読み出せばよい。
【0084】
また、状況によっては余白の拡大は許されるが、測色器の都合から記録紙の拡大は許されない場合もあり、上記の判定それぞれをオンオフするようにしてもよい。
【0085】
また、上記では、のり量と画像信号との関係がリニアである場合を想定して説明したが、プリンタののり量と画像信号との関係がリニアではない場合にも対応可能である。例えば、画像信号に対するのり量の換算テーブルを各色成分ごとに用意し、あるトナーののり量に対し、画像信号がどのようなるかを示すテーブル(図10参照)を介すことで、のり量と画像信号との関係をリニアにして最大のり量の計算を行えばよい。
【0086】
図10の横軸は画像信号、縦軸は単色トナーののり量を0.5mg/cm2を100として正規化したものである。図10の実線はプリンタの階調特性を、破線は逆変換されたのり量変換テーブルをそれぞれ示し、二点鎖線は画像信号に対してのり量がリニアになターゲットである。入力される画像信号を、この変換テーブルを介して、のり量情報に変換することで、第1から第3実施形態と同様の処理が可能になる。例えば、最大のり量が1.5mg/cm2のとき、画像信号は320%(のり量リニア時は300%)となるといった関係を導くことができる。
【0087】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0088】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラーテストチャートの印刷を考慮した画像処理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー複写機の概略構成を示す図、
【図2】ICCプロファイルの構造を示す図、
【図3】ICCプロファイルの詳細例を示す図、
【図4】画像処理部の構成例を示すブロック図、
【図5】画像信号とのり量との関係例を示す図、
【図6】のり量判定部の構成例を示すブロック図、
【図7】CPUの画像形成処理の一例を示すフローチャート、
【図8】第2実施形態ののり量判定部の構成例を示すブロック、
【図9】第3実施形態における処理を示すフローチャート、
【図10】のり量と信号値との変換テーブルを説明する図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing apparatus and an image processing method, for example, to an image processing for forming an image using a plurality of color materials.
[0002]
[Prior art]
Today, the quality of images output by electrophotographic printers and color copiers has dramatically improved, and has reached a level comparable to that of offset printing. This is due to the improvement of image forming processes such as charging, development, transfer, fixing, and cleaning, and the result of expanding the color reproduction range in the saturation direction of the toner.
[0003]
On the other hand, there has been an increasing tendency to connect a printer or a color copying machine to a network and use it as a multi-function printer (MFP). For this reason, images have been input from various devices to printers and color copiers via networks, and it has been difficult to match the colors of these images. To solve such inconveniences, various color management methods have been proposed. One of them is a color management system (CMS) using an ICC (International Color Consortium) profile, which is becoming a de facto standard.
[0004]
Today, a user creates an ICC profile of a printer on his / her own and outputs an image that has been subjected to color conversion by a computer device (PC) to a printer, or downloads the created ICC profile to a printer or a RIP (Raster Image Processor). Software and a colorimeter for a user to create a profile are commercially available. Therefore, an environment in which a user who has some knowledge can perform color matching with a target color is being prepared.
[0005]
Further, it is not known whether the printer for which the ICC profile has been created is used for the target or for the destination. Therefore, the conversion table for the target and destination (CMYK → L * a * b * and L * A * b * → CMYK conversion table), and many profile creation applications have such a configuration. In order to create an ICC profile having the above configuration, a patch covering CMYK signals, for example, 928 patches defined by ISO 12642 is output, and each patch is measured for color. , A color conversion table on the source side and the destination side is created.
[0006]
Assuming that the maximum density value of each density signal is 100%, the printer does not guarantee image formation of a signal whose sum exceeds 300%. This is because, when an image of such a signal is output, the amount of toner supplied to the photoconductor (hereinafter, referred to as “amount of glue”) is large. Insufficient fixing capacity of the toner due to insufficient heat capacity, and problems such as the recording paper being wound around the fixing roller occur.
[0007]
However, in the test form (928 patches and the like) defined in ISO 12642, there are many signals whose sum of density signals (hereinafter referred to as “signal sum”) is not guaranteed by the printer and is 300% or more.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
When a signal having a signal sum of 300% or more is input, a printer having a so-called toner reduction function that forms an image by limiting (converting) the signal sum to 300% in order to forcibly limit the amount of glue is also available. Exists. However, if the toner reduction function is used, the gradation continuity of the shadow part cannot be maintained, and the gradation characteristic becomes difficult to create an ICC profile.
[0009]
Further, as described in JP-A-2000-330413 and JP-A-5-127551, a problem in the fixing unit that occurs when the amount of gluing is large is caused by a decrease in the temperature of an unfixed image due to a temperature drop during continuous image output. This is limited to, for example, wrapping of the recording paper around the fixing unit, which occurs when the amount of output and the amount of leading end of the recording paper in the paper passing direction is large. Each patch for creating an ICC profile has an area of 1 cm 2 Only patches that exceed the signal sum by more than 300% exist independently. Further, the color test chart for creating the ICC profile does not matter the print quality, and there is no problem even if the toner is scattered to some extent.
[0010]
However, the toner reduction function does not consider the above-described characteristics of the color test chart and uniquely limits the signal value to reduce the amount of glue. Therefore, when toner reduction is performed, an effective color test chart for grasping the device color may not be obtained.
[0011]
The present invention is to solve the above-mentioned problems individually or collectively, and aims to realize image processing in consideration of printing of a color test chart.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration as one means for achieving the above object.
[0013]
An image processing apparatus according to the present invention includes: an input unit configured to input image data indicating a mixed state of a plurality of color materials; an analysis unit configured to analyze a usage amount of the color material from the input image data; It is characterized by comprising setting means for setting output conditions and forming means for forming an image based on the input image data on a recording medium based on the set output conditions.
[0014]
A control unit that analyzes input image data and instructs a process to be performed on the input image data; a processing unit that performs an instructed process on the input image data; and outputs the input image data to a printing apparatus. An output unit that performs printing according to the used amount of the color material when the input image data indicates printing without specifying color processing.
[0015]
The image processing method according to the present invention is configured to input image data indicating a mixed state of a plurality of color materials, analyze the usage of the color materials from the input image data, and set output conditions based on the analysis result. An image based on the input image data is formed on a recording medium based on the set output conditions.
[0016]
The method further comprises analyzing input image data, determining processing to be performed on the input image data, performing the determined processing on the input image data, and outputting the input image data to a printing apparatus. When the input image data indicates printing of a color test chart, a process according to the used amount of the color material is determined.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an image processing apparatus according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0018]
It should be noted that the relative arrangement of the following components and display screens are not intended to limit the scope of the present invention unless otherwise specifically described.
[0019]
[First Embodiment]
Hereinafter, a color copying machine will be described in detail with reference to the drawings as an embodiment of an image forming apparatus according to the present invention.
[0020]
[Constitution]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a color copying machine.
[0021]
The color copying machine includes four image forming stations for forming images of magenta (M), cyan (C), yellow (Y), and black (K). Since the configuration of each image forming station is substantially the same, the configuration of the magenta image forming station will be described below, and the description of the image forming stations for other colors will be omitted.
[0022]
The image forming station includes a charger, a cleaner 4a, a developing
[0023]
Recording paper supplied from a plurality of
[0024]
The fixing
[0025]
The
[0026]
A drive motor (not shown) that drives the fixing
[0027]
With these configurations of the fixing
[0028]
[ICC profile creation procedure]
When the user wants to know the color of the final output at the stage of designing the design, the user causes the printer to output a test form of ISO 12642 or the like in a mode in which color conversion is not performed as much as possible. Then, the color of each patch of the output test form is measured to obtain CIE (International Commission on Illumination) L * a * b * data. Note that the data may be CIE 1931 XYZ color system data in a device-independent color space.
[0029]
The method for calculating the L * a * b * data from the spectral reflectance data is defined by the CIE and is as follows.
(1) The spectral reflectance R (λ) of the sample is determined (380 to 780 nm).
(2) Prepare color matching functions x (λ), y (λ) and z (λ), and standard light spectral distribution SD50 (λ).
(3) Calculate each wavelength and integrate them.
{X (λ) = {R (λ) × SD50 (λ) × x (λ)}
{Y (λ) = {R (λ) × SD50 (λ) × y (λ)}
{Z (λ) = {R (λ) × SD50 (λ) × z (λ)}
Integration range is 380-780nm
(4) The product of the color matching function y (λ) of each wavelength and the standard light spectral distribution SD50 (λ) is integrated.
{SD50 (λ) × y (λ)}
Integration range is 380-780nm
(5) Calculate XYZ values.
X = 100 · {SD50 (λ) × y (λ)} / {X (λ)
Y = 100 · {SD50 (λ) × y (λ)} / {Y (λ)
Z = 100 · {SD50 (λ) × y (λ)} / {Z (λ)
(6) Convert to L * a * b * data.
L * = 116 · (Y / Yn) 1/3 −16
a * = 500 · {(X / Xn) 1/3 − (Y / Yn) 1/3 }
b * = 200 {(Y / Yn) 1/3 − (Z / Zn) 1/3 }
Here, Xn, Yn and Zn are standard light tristimulus values.
In the case of Y / Yn> 0.008856
(X / Xn) 1/3 = 7.78 (X / Xn) 1/3 +16/116
(Y / Yn) 1/3 = 7.78 (Y / Yn) 1/3 +16/116
(Z / Zn) 1/3 = 7.78 (Z / Zn) 1/3 +16/116
[0030]
The test form of ISO 12642 includes CMYK color signal patches covering the color reproduction range that can be output by the printer, and the color signal value (CMYK) of each patch and the L * a * b * value of the colorimetric result. A color conversion table can be created from the relationship. That is, what CMYK signal should be output for the input chromaticity signal (L * a * b *), or what color (L * a * b *) the CMYK signal should reproduce It is possible to create a conversion table indicating whether the conversion is performed.
[0031]
[Structure of ICC profile]
FIG. 2 is a diagram showing the structure of the ICC profile, which includes two basic elements, a
[0032]
The ICC profile includes a required public tag used during normal color conversion, an optional public tag that can be used for performing additional conversion, and an individual developer including the optional public tag. It may include a private tag that can be customized to add dedicated values to the ICC profile. In order to perform output color conversion for hard copy, a profile description tag, a device manufacturer tag, a device model name tag, an AtoBx tag, a BtoAx tag, a gamut tag, an XYZ media white point tag (XYZ medium white point tag), A measurement tag and a copyright tag are required. The AtoBx tag has either an ICC lut8Type or an ICC lut16Type structure. The general-purpose model of the ICC lut8Type or ICC lut16Type structure is as follows.
Matrix → One-dimensional LUT → Multi-dimensional LUT → One-dimensional LUT
[0033]
If the tag has a lut8Type structure, the input and output LUTs, as well as the color LUT, are arrays of 8-bit unsigned values. Each input table is composed of a one-byte integer. The entries of the input table are appropriately standardized in the range of 0 to 255, respectively.
[0034]
The AtoBx tag included in the ICC profile for the output device includes a color conversion table for converting from the CMYK color space to another color space, and is used as a so-called source (target) profile.
[0035]
On the other hand, the BtoAx tag for the output device has the reverse color conversion, includes information for converting from the Lab color space to the CMYK color space, and is mainly referred to when used as a destination profile.
[0036]
The tags AtoB0 and BtoA0 are tags for performing perceptual color conversion, and mainly perform color conversion suitable for a photographic image that emphasizes gradation (gradation) reproduction, and are premised on brightness preservation. For color matching.
[0037]
The AtoB1 and BtoA1 tags are for performing color conversion that minimizes the color difference. When the color reproduction range of the output device is wider than that of the target in all areas, and when there is no image in the high saturation area. It is effective for such as. In addition, this color matching is adopted for color reproduction of a logo mark such as a company emblem, because the color specification is strict.
[0038]
The tags of AtoB2 and BtoA2 are tags for performing color conversion for preserving saturation, and are not suitable for tone reproduction, but are mainly used for color matching of business graphic images.
[0039]
The gamut tag having the same format as the AtoB0 tag describes whether or not the output device can reproduce color for the input channel (L * a * b *).
[0040]
FIG. 3 is a diagram showing a detailed example of the ICC profile. The following items are described in the
Size: Defines the size of the profile.
CMM Type: Describes which CMM is used as a default by a computer incorporating a plurality of CMMs. For example, “Appl” or “ACMS” means the above-mentioned ColorSync, and “KCMS” means Kodak CMS (Kodak color conversion engine). Version: Indicates the version of the profile.
Profile Class: Defines the type of profile. The parameter may be any one of the following.
output… an output device such as a printer
input… input devices such as scanners and digital cameras
display ... Display devices such as CRTs and liquid crystals
device link ... Combination structure of multiple profiles
color space conversion: color space conversion between non-device type profiles, for example, Lab / XYZ
abstract ... A unique method for converting color data between PCS (Profile Connection Space).
Color Space: Defines a color format for converting color image data based on a profile, and is one of RGB, XYZ, GRAY (gray scale), CMY, Luv, HSV, CMYK, YCbr, HLS, Lab, and Yxy. Should be fine.
Connection Space: Defines a profile connection space, and may be either Lab or XYZ.
Creation Date: Defines the date and time when the profile was created.
CS2 Signature: Defines the file signature of the profile and is used by the operating system (OS) of the device using the profile to create the icon.
Prim platform: Defines the platform or OS on which the profile was created. The parameter may be any of the following.
Appl ... OS of Apple
MSFT… Microsoft OS
SGI… Silicon Graphics
SUNW… Sun
TGNT… Taligent
Flags: contains hint information for CMM. If "embedded / not embedded" is indicated, it indicates a profile / independent file embedded in an image file or the like, and if "embedded only / use anywhere" is indicated, it can be used only in the embedded state / can be used even if it is separated Represents
deviceManufacturer: describes the creator of the profile.
deviceModel: defines the model number or name of the device for which the profile is to be used. The parameters of the device model must conform to the rules of ICC, ColorSync of Apple, and ICM of Microsoft. In particular, the model number or name must be a 4-byte ASCII string using the characters "A" through "Z" (uppercase only) and the characters "0" through "9".
deviceAttributes: Describes the transparency and gloss of the surface when creating a profile. "Reflective / Transparency" (reflection color / transmission color), "Glossy / Matete" (glossy / matte), and the like are described.
Intent: Defines the profile's design intent, that is, perceptual, relative colorimetric or absolute colorimetric, and saturation.
White XYZ: Defines the XYZ chromaticity value of PCS, and describes a value obtained by normalizing white XYZ.
[0041]
As described above, the
[0042]
[Overview of Embodiment]
In the embodiment, even if an image signal whose signal sum exceeds a predetermined value (for example, 300%) is input, the output condition is limited and the amount of gluing is limited so that the ICC profile can be created without any problem. Output without output. Further, when an image signal that is not a test form for creating the above ICC profile and a sum signal corresponding to a region having a predetermined area or more exceeds a predetermined value is input, the amount of gluing is forcibly limited, and To execute the toner reduction.
[0043]
[Restriction of glue amount]
Hereinafter, a printer in which the maximum amount is specified to be 300% will be described as an example. The maximum amount varies depending on the toner material, transfer conditions, fixing conditions, and the like, and is experimentally calculated. In addition, the paste amount 300% is 1.50 mg / cm. 2 And the amount of paste at the maximum density (Dmax) portion of a single color is 0.50 mg / cm. 2 It is.
[0044]
The maximum amount is determined in consideration of the following. (1) Tolerable limit of toner scattering in the transfer unit, (2) Jam (paper jam) due to wrapping of the recording paper in the fixing unit, (3) Recording paper due to forced separation of the recording paper in the fixing unit Consider the uneven gloss at the leading edge and (4) the occurrence of an unfixed image due to a temperature drop during continuous paper feeding. The toner scattering in (1) particularly affects an image having sharp edges, but slightly degrades the image quality.
[0045]
On the other hand, items (2) to (4) relating to the fixing unit are problems of image quality defects such as interruption of the printing operation and gloss unevenness or unfixed.
[0046]
That is, the biggest reason for limiting the amount of gluing is to interrupt the printing operation, in other words, to set a good output image without interrupting the user's work. Since a table for forming an image by limiting the maximum amount of glue is stored in a color conversion profile in a printer described later, there is no problem in normal image output. However, when the above-mentioned ICC profile is created, it is desirable not to perform color conversion by a printer. In fact, a high-end color copier or color printer has a mode for bypassing this color conversion.
[0047]
When the printer is provided with the bypass mode and an image signal whose signal sum exceeds 300% is input in a state where the bypass mode is set, the above-described problem occurs. Therefore, in the present embodiment, in the bypass mode, input image data is analyzed to determine the occurrence of the above-described problem. Then, when it is determined that a problem occurs, toner reduction is performed, and when it is determined that no problem occurs, toner reduction is not performed.However, in order to prevent occurrence of unfixed due to a decrease in fixing temperature, continuous output is performed. Restrict.
[0048]
[Image processing unit]
FIG. 4 is a block diagram illustrating a configuration example of the image processing unit.
[0049]
The image processing unit is connected to a
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
As described above, the image data transferred on the
[0055]
The CMYK
[0056]
The RGB color conversion unit 21 determines that the RGB image data input from a PC or the like targets any one of sRGB, monitor RGB, Apple RGB, and custom (a target profile is downloaded by a user), and converts the RGB image data to RGB → L * a * b * conversion and transfer to the printer
[0057]
In the case of CMYK image data that is input from a PC or the like and does not execute the above ink color simulation (in other words, does not perform color conversion processing, that is, does not specify a simulation that is color processing), the
[0058]
The printer according to the embodiment has a characteristic that the amount of application is linear with respect to the image signal, as shown in FIG. Therefore, it is possible to perform control by judging that the signal sum is information indicating the amount of application.
[0059]
[Glue amount judgment unit]
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration example of the paste amount determining unit 22. The paste amount determining unit 22 sequentially performs the following processing.
(1) In a predetermined area (for example, an
(2) How many pixels whose signal sum exceeds 300% exist in the above area.
(3) Perform toner reduction as required.
[0060]
The
[0061]
Based on the signal input from the image
Existence rate = Number of pixels exceeding 300% / (2314 × 6921) × 100%
[0062]
The toner reduction
[0063]
When the toner reduction signal is on, the
When C + M + Y + K> 300,
K '= K
n = 300−K ′
C ′ = C / (C + M + Y)
M ′ = M / (C + M + Y)
Y '= Y / (C + M + Y)
At this time, C ′ + M ′ + Y ′ = 100
nC ′, nM ′, nY ′ and K ′ are signals after toner reduction
[0064]
[processing]
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of the image forming process of the
[0065]
First, it is determined whether a target is specified in the input image data (S101).
[0066]
In other words, CMYK image data targeting any of Japan Color, DIC, TOYO, EURO Standard, SWOP, Pantone, and Custom for simulating the color of the printing ink described above, or sRGB, monitor RGB, AppleRGB, It is determined whether or not RGB image data targeting any of the custom is input. If the target is specified, a target simulation (CMYK or RGB → L * a * b * conversion) is performed (S102), and the L * a * b * data is converted into CMYK data of the printer (S103). Then, printing is executed (S104). Then, it is determined whether or not the designated number has been printed (S105), and when the designated number has been printed, the process is terminated.
[0067]
On the other hand, if the target image data is not specified, it is determined whether the target image data is RGB image data (S111). If the target image data is RGB image data, sRGB is set as a target (S112), and a target simulation is performed (S102). ). If the image data is not RGB image data, it is determined whether or not the image data is CMYK image data (S113). If the image data is not CMYK image data, L * a * b * data is required, so that a target simulation is unnecessary, and L * a * b * Convert the data into CMYK data of the printer (S103).
[0068]
In the case where no target is specified and CMYK image data is used, as in the case of patch printing for creating an ICC profile, the glue amount determination unit 22 is started to determine whether to perform toner reduction, and the CMYK image data Is supplied (S114), and the determination result of the glue amount determination unit 22 is determined (S115). If toner reduction is performed, printing is performed (S104). If toner reduction is not performed, it is determined whether or not the number of prints is plural (S116). If it is single (one), printing is performed (S104). . When the number of prints is plural, continuous output is not performed in order to prevent output of an unfixed image due to a decrease in fixing temperature due to continuous output as described in JP-A-2000-330413 (output environment limitation). ), Printing is performed in the intermittent mode (S117). Printing in the intermittent mode is a mode in which thinning-out output is performed without changing the output speed in order to suppress the influence of a decrease in fixing temperature. Then, it is determined whether or not the specified number has been printed (S118), and when the specified number has been printed, the process is terminated. The printing in the intermittent mode is executed by instructing the control unit of the
[0069]
As described above, the input image data is analyzed, and when the amount of application exceeds the limit, toner reduction is performed, or printing is performed in the intermittent mode in which continuous output is not performed without performing toner reduction. Therefore, it is possible to prepare an effective image output environment, for example, when creating an ICC profile to grasp the device color. Further, since toner reduction is performed under image conditions such as when a target simulation is performed, jamming and unfixed toner in the fixing
[0070]
[Second embodiment]
Hereinafter, an image processing apparatus according to a second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0071]
In the first embodiment, the predetermined area at the leading end of the recording paper is set as the area for determining whether the toner reduction is necessary. However, in the second embodiment, the predetermined area at the rear end of the recording paper is also determined as the necessity of the toner reduction. Make the area to be determined. In other words, the necessity of toner reduction is determined in the determination region at the leading end, and if it is determined that toner reduction is necessary, the necessity of toner reduction is determined in the determination region at the rear end. If it is determined that toner reduction is unnecessary at the trailing edge, the image is rotated by 180 degrees and the lower part of the image is printed on the leading edge of the recording paper. This is because it is not necessary to print an ICC profile or the like by distinguishing the leading and trailing ends of the recording paper. Of course, if both determinations require toner reduction, the same processing as in the first embodiment is performed.
[0072]
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration example of a glue amount determination unit according to the second embodiment. In order to determine the necessity of toner reduction at the top and bottom of the image, a
[0073]
[Third embodiment]
Hereinafter, an image processing apparatus according to a third embodiment of the present invention will be described. In the third embodiment, the same components as those in the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0074]
If there is a certain amount of pixels (for example, 10%) at the leading end of the recording paper that exceeds 300%, the winding of the recording paper in the fixing
[0075]
FIG. 9 is a flowchart showing a process in the third embodiment, which is a process executed between steps S114 and S115 shown in FIG.
[0076]
The
[0077]
The
[0078]
If "toner reduction is required", it is determined whether or not the amount of delay in reading image data (delay amount) is less than 190 mm (S205). If less than 190 mm, whether or not the image protrudes from the recording paper is determined. It is determined (S206), and if it does not protrude, an instruction to increase the delay amount by 10 mm is sent to the page memory unit 305 (S207), and the process returns to step S203. That is, the processing of steps S203 to S207 is repeated until it is determined that "toner reduction is unnecessary", the delay amount becomes 190 mm or more, or the image runs off the recording paper.
[0079]
Note that, since the margin width is defined as 100 mm and the range of 10%, the delay amount is limited to 190 mm (the strictly calculated portion is 188 mm (considering the
[0080]
If it is determined that the delay amount becomes 190 mm or more or the image protrudes from the recording paper, the
[0081]
When “no recording paper” is returned from the
[0082]
As described above, according to the third embodiment, in addition to the determination of the necessity of the toner reduction at the upper part and the lower part of the image described in the second embodiment, the relative position between the recording sheet and the image is shifted, and Since the enlargement of the recording paper is taken into consideration, the possibility that image data which had to be reduced by toner in the first and second embodiments can be printed without toner reduction is increased, and processing suitable for investigating the color reproduction characteristics of the printer is performed. It can be carried out.
[0083]
In the third embodiment, the case where the reading of the image data is delayed with respect to the recording paper has been described. Can be determined. In this case, if it is determined that toner reduction is not necessary with a certain delay amount, the image data can be read upside down in the same manner as in the second embodiment, and with the delay amount, in the same manner as described above. Just fine.
[0084]
In some situations, enlargement of the margin is allowed, but enlargement of the recording paper may not be allowed due to the convenience of the colorimeter. Therefore, each of the above determinations may be turned on and off.
[0085]
Although the above description has been made on the assumption that the relationship between the amount of application and the image signal is linear, it is possible to cope with the case where the relationship between the amount of application of the printer and the image signal is not linear. For example, a conversion table of a glue amount for an image signal is prepared for each color component, and a glue amount is calculated by using a table (see FIG. 10) indicating what the image signal is for a certain glue amount. What is necessary is just to calculate the maximum amount of glue by making the relationship with the image signal linear.
[0086]
The horizontal axis in FIG. 10 is the image signal, and the vertical axis is the amount of the monochromatic toner applied to 0.5 mg / cm 2 Is normalized to 100. The solid line in FIG. 10 shows the gradation characteristics of the printer, the broken line shows the inversely converted glue amount conversion table, and the two-dot chain line shows a target whose glue amount is linear with respect to the image signal. By converting an input image signal into glue amount information via this conversion table, the same processing as in the first to third embodiments can be performed. For example, the maximum amount of paste is 1.5 mg / cm 2 In this case, the relationship that the image signal becomes 320% (300% when the amount of glue is linear) can be derived.
[0087]
[Other embodiments]
The present invention can be applied to a system including a plurality of devices (for example, a host computer, an interface device, a reader, a printer, etc.), but can be applied to a device including one device (for example, a copier, a facsimile machine, etc.). May be applied.
[0088]
Further, an object of the present invention is to supply a storage medium (or a recording medium) in which a program code of software for realizing the functions of the above-described embodiments is recorded to a system or an apparatus, and a computer (or a CPU or a CPU) of the system or the apparatus. Needless to say, the present invention can also be achieved by an MPU) reading and executing a program code stored in a storage medium. In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the function of the above-described embodiment, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention. When the computer executes the readout program code, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an operating system (OS) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a part or all of the actual processing is performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0089]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided in a function expansion card inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function is executed based on the instruction of the program code. It goes without saying that the CPU included in the expansion card or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the processing realizes the functions of the above-described embodiments.
[0090]
When the present invention is applied to the storage medium, the storage medium stores program codes corresponding to the flowcharts described above.
[0091]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, image processing in consideration of printing of a color test chart is realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a color copying machine;
FIG. 2 is a diagram showing a structure of an ICC profile;
FIG. 3 is a diagram showing a detailed example of an ICC profile;
FIG. 4 is a block diagram illustrating a configuration example of an image processing unit.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a relationship between an image signal and a glue amount;
FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration example of a glue amount determination unit;
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of an image forming process of a CPU;
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration example of a glue amount determination unit according to the second embodiment;
FIG. 9 is a flowchart showing processing according to the third embodiment;
FIG. 10 is a diagram illustrating a conversion table between a glue amount and a signal value.
Claims (17)
前記入力画像データから前記色材の使用量を解析する解析手段と、
その解析結果に基づき出力条件を設定する設定手段と、
設定された出力条件に基づき、前記入力画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する形成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。Input means for inputting image data indicating a mixed state of a plurality of color materials;
Analysis means for analyzing the usage of the color material from the input image data,
Setting means for setting output conditions based on the analysis result;
Forming means for forming an image based on the input image data on a recording medium based on the set output condition.
指示される処理を前記入力画像データに施す処理手段と、
前記入力画像データを印刷装置へ出力する出力手段とを有し、
前記制御手段は、前記入力画像データが色処理指定を行わない印刷を示す場合、前記色材の使用量に応じた処理を指示することを特徴とする画像処理装置。Control means for analyzing input image data and instructing processing to be performed on the input image data;
Processing means for performing an instructed process on the input image data;
Output means for outputting the input image data to a printing device,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the control unit, when the input image data indicates printing without color processing designation, instructs a process according to a usage amount of the color material.
前記入力画像データから前記色材の使用量を解析し、
その解析結果に基づき出力条件を設定し、
設定された出力条件に基づき、前記入力画像データに基づく画像を記録媒体上に形成することを特徴とする画像処理方法。Input image data indicating the mixed state of multiple color materials,
Analyze the usage of the color material from the input image data,
Set output conditions based on the analysis results,
An image processing method, wherein an image based on the input image data is formed on a recording medium based on set output conditions.
決定された処理を前記入力画像データに施し、
前記入力画像データを印刷装置へ出力する各ステップを有し、
前記入力画像データがカラーテストチャートの印刷を示す場合、前記色材の使用量に応じた処理が決定されることを特徴とする画像処理方法。Analyze the input image data, determine the processing to be performed on the input image data,
Applying the determined processing to the input image data,
Having each step of outputting the input image data to a printing device,
When the input image data indicates the printing of a color test chart, a process according to the used amount of the color material is determined.
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