JP2004016697A

JP2004016697A - Sewing apparatus and program for sewing apparatus

Info

Publication number: JP2004016697A
Application number: JP2002179632A
Authority: JP
Inventors: Yoshikazu Kurono; 黒野　義和
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 2002-06-20
Filing date: 2002-06-20
Publication date: 2004-01-22

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a sewing apparatus that gives information on the result of the self-examination even in a sewing state when the sewing mechanism is operating and that the state of the sewing mechanism can be easily confirmed. <P>SOLUTION: Embroidery machines EPROM200 and 202 are composed so that they retain nonvolatile memory of the data even when the power is off. Various data is entered by CPUs 101 and 151 into a first memory area of RAMs 103 and 153 in a state that the sewing mechanism is operation and the data of the result of the self-examination is entered by the CPUs 101 and 151 into a second memory area of the EPROMs 200 and 202 in a state that the sewing mechanism can be self-examined. Even when the state of the sewing apparatus is shifted from sewing mode to examination mode, the CPUs 101 and 151 read out the data from the result of the self-examination from the second memory area and display the result of the self-examination on a display 18a as required. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縫製機構の自己診断結果を記憶装置に記憶する縫製装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の縫製装置では、特開平２−２８６１９３号の明細書及び図面に記載されたように、縫製機構が縫製動作する縫製状態から、構成機構が自己診断される診断状態に、縫製装置がユーザーの操作に応じて移行する。そして、その縫製機構が自己診断された結果は、縫製装置の表示装置に記憶されると共に、そのデータが縫製装置内部のＲＡＭに一時的に記憶される。その後、診断状態から縫製状態に、縫製装置がユーザーの操作に応じて戻ると、その自己診断結果についての表示やデータは、表示装置やＲＡＭから自動的に強制消去されていた。即ち、縫製装置が診断状態から縫製状態に移行すると、先に得られた自己診断結果をユーザーは参照できないように構成されていた。そのため、自己診断結果が異常を示しているときには、ユーザーはその自己診断結果を紙などに手で記録していた。
【０００３】
しかし、診断状態で、ユーザーが自己診断結果を参照しても、縫製機構が異常を生じることを予期できず、縫製状態に移行して、縫製が実際に行われると、異常が生じる場合もある。このような場合には、ユーザーは自己診断結果を記録していない。このような場合には、縫製装置を縫製状態に戻した後においても、ユーザーは先の縫製機構の自己診断結果を確認したい。
【０００４】
例えば、縫製機構が自己診断された後に、その縫製機構が縫い目不良等の異常を生じた場合には、その異常が生じる直前に行った自己診断結果が、その異常の原因を推察したり、或いは、その異常を検証する上で重要な情報となる。即ち、その異常が生じる直前に行った自己診断結果と同じに、その縫製機構をユーザーが復元して、その異常が生じることを検証して、その異常の原因や防止対策を探求するのである。
【０００５】
更に、縫製機構が再度自己診断されても、先に得られた自己診断結果と再度の自己診断結果は必ずしも同じでないことも考えられる。例えば、縫製装置の駆動源の温度は時間経過と共に、低下や上昇するので、そうした時間経過に影響される自己診断結果は異なることがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自己診断結果は縫製機構の状況を示す重要な情報だからといって、自己診断結果の表示やデータが強制消去される前に、ユーザーが紙などにその自己診断結果を手で正確に必ず記録することは大変手間であるという問題点があった。或いは、以前の自己診断結果が紙等に記録されていないために、縫製機構を再び自己診断することも手間であるという問題点があった。
【０００７】
また、異常の種類によっては、例えば、自己診断のセンサー等が破壊されしまい、縫製機構を再び自己診断が不可能になる場合も考えられる。更に、縫製機構が再び自己診断されたとしても、必ずしも先に得られた自己診断結果と同じでない場合も考えられる。それらの場合に、自己診断結果が紙等に記録されていないと、現在、或いは、過去の縫製機構の自己診断結果が不明となってしまい、異常の原因の推察や異常の検証の作業が大変難航するという問題点があった。
【０００８】
本発明の目的は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、縫製機構が縫製動作する状態でも自己診断結果が報知されて、縫製機構の状況を確認し易い縫製装置を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項１記載の縫製装置は、縫製機構が縫製動作する縫製状態から前記縫製機構が自己診断される診断状態に移行されて、前記縫製機構を自己診断するものであって、少なくとも第１の記憶領域と、第２の記憶領域とを有する記憶手段と、前記縫製状態では、前記縫製機構の縫製動作に関する情報を第１の記憶領域に書き込み、前記診断状態では、前記縫製機構の自己診断結果を第２の記憶領域に記憶する書き込み手段と、前記診断状態から前記縫製状態に移行された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を報知可能な報知手段とを備えている。
【００１０】
この請求項１記載の縫製装置では、前記縫製状態から前記診断状態に移行されて、前記縫製機構が自己診断される。そして、前記記憶手段は、少なくとも第１の記憶領域と、第２の記憶領域とを有している。前記書き込み手段は、前記縫製状態では、前記縫製機構の縫製動作に関する情報を第１の記憶領域に書き込み、前記診断状態では、前記縫製機構の自己診断結果を第２の記憶領域に記憶する。前記報知手段は、前記診断状態から前記縫製状態に移行された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を報知可能である。
【００１１】
請求項２記載の縫製装置は、前記請求項１に記載の構成を備え、前記報知手段が、前記縫製機構の自己診断が複数回行われ場合の最新の自己診断結果を報知するものである。
【００１２】
この請求項２記載の縫製装置では、前記請求項１記載の縫製装置の作用を奏し、前記報知手段が、前記縫製機構の自己診断が複数回行われ場合の最新の自己診断結果を報知して、最新の診断結果が報知される。
【００１３】
請求項３記載の縫製装置は、前記請求項１または２に記載の構成を備え、前記記憶手段が、前記縫製装置の電源が切断された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を記憶しているものである。
【００１４】
この請求項３記載の縫製装置では、前記請求項１または２記載の縫製装置の作用を奏し、前記記憶手段が、前記縫製装置の電源が切断された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を記憶して、前記縫製装置の電源が遮断された後も、自己診断結果が前記第２の記憶領域に記憶されている。
【００１５】
請求項４記載の縫製装置のプログラムは、縫製機構の自己診断結果を記憶手段に記憶するためにコンピュータを、前記縫製機構が縫製動作する縫製状態では、前記縫製機構の縫製動作に関する情報を第１の記憶領域に書き込み、前記縫製機構が自己診断される診断状態では、前記縫製機構の自己診断結果を前記第１の記憶領域とは別の第２の記憶領域に記憶する書き込み手段、前記診断状態から前記縫製状態に移行された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を報知可能な報知手段として機能させるためのプログラムである。
【００１６】
この請求項４記載の縫製装置のプログラムにより、コンピュータが、前記縫製状態では、前記縫製機構の縫製動作に関する情報を第１の記憶領域に書き込み、前記診断状態では、前記縫製機構の自己診断結果を前記第１の記憶領域とは別の第２の記憶領域に記憶する書き込み手段、前記診断状態から前記縫製状態に移行された後も、前記第２の記憶領域に記憶された自己診断結果を報知可能な報知手段として機能する。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。この実施の形態の縫製装置では、縫製動作を行う基本的な構成については本出願人による特開平１０−２６３２４７号公報の明細書及び図面に記載されたものと同じである。
【００１８】
この多頭式の刺繍ミシンＭについて説明すると、図１，２に示すように、３つのヘッド部４〜６が所定間隔毎に左右方向に並設されるとともに、これらヘッド部４〜６の各々に対応させて、シリンダ状のベッド部７〜９の各後端部が夫々機台部分に支持されている。
【００１９】
ヘッド部４〜６の各々の前端部には、左右方向に１列状に配列された１２本の針棒（図示略）を上下動可能に支持するとともに、１２個の天秤２３を揺動可能に支持する針棒ケース２０が左右方向移動可能に夫々支持されている。
【００２０】
また、ヘッド部４〜６の下方には、左右方向に延びる平面視矩形枠状の可動枠１６が載置されている。この可動枠１６の左端部の駆動枠部１６ａがＸ軸駆動機構（図示略）によりＸ軸方向（左右方向）に移動駆動されるとともに、その右端部の駆動枠部１６ｂと駆動枠部１６ａとがＹ軸駆動機構（図示略）によりＹ軸方向（前後方向）に移動駆動される。また、ヘッド部４〜６の右側には、刺繍縫製に関するメッセージを表示するディスプレイ１８ａ、各種操作キー１８ｂ、フレキシブルディスクドライブ（ＦＤＤ）１８ｃを備えた操作パネル１８が設けられている。ヘッド部４〜６には、針棒をその最上位置（上死点位置）にジャンプさせる水平向きの針棒ジャンプ用ソレノイド４１等の機構が針棒ケース２０内に設けられる。
【００２１】
３つのベッド部７〜９内には、パルスモータからなる釜駆動モータ５８、その釜駆動モータ５８の回転位置を検出するため第２エンコーダセンサ６５等が設けられている。また、上糸と下糸とを切断するための可動刃（図示略）、その可動刃等を移動させるための糸切りモータ８４等も設けられている。
【００２２】
更に、各へッド部４〜６に設けられた押え足（図示略）は、押え足駆動ソレノイド１０６によって、ベッド部７〜９上に配置された加工布を押圧する押え位置と、所定距離上昇した退避位置とに亙って上下に位置切換え可能に構成されている。各ヘッド部４〜６の各針棒は選択的にミシンモータ１１０の駆動からの動力を伝達機構（図示略）によって伝達され、その動力を伝達される針棒を選択するために、各針棒ケース２０は、針棒変更モータ１１５によって左右方向に駆動されるように構成されている。
【００２３】
また、上記ミシンモータ１１０等に同期してＸ軸駆動機構は、Ｘ軸駆動モータ１１７によって駆動されて、可動枠１６を左右方向に移動し、Ｙ軸駆動機構も、Ｙ軸駆動モータ１１９によって駆動され、可動枠１６を前後方向に移動される。
【００２４】
次に、刺繍ミシンＭの制御系の概要について説明する。釜駆動制御以外の刺繍ミシンＭ全体の制御を司るミシン制御装置１００は、ＣＰＵ１０１とＲＯＭ１０２及びＲＡＭ１０３とを含むマイクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバスなどのバスを介して接続された入力インターフェース（図示略）及び出力インターフェース（図示略）とから構成されている。
【００２５】
このミシン制御装置１００には、ヘッド部４に関して、針棒ジャンプ用ソレノイド４１の為の駆動回路１０５と、針棒ジャンプ用ソレノイド４１の伸縮量を検出して針棒がジャンプ状態にあるか否か検出する移動位置検出センサ４１ａと、押え足駆動ソレノイド１０６の為の駆動回路１０７と、押え足駆動ソレノイド１０６の伸縮量を検出して押え足の上下方向の位置を検出する移動位置検出センサ１０６ａと、糸切れセンサ１０８が夫々接続され、他のヘッド部５，６についても同様に接続されている。
【００２６】
更に、ミシン制御装置１００には、ミシンモータ１１０の温度を検出するための温度検出センサ１１０ａと、ミシンモータ１１０を駆動する駆動回路１１１と、ミシンモータ１１０に設けられたディスクエンコーダの１回転で１０００個のスリット信号を出力する第１エンコーダセンサ１１２と、この第１エンコーダセンサ１１２の１回転で１個の主軸原点信号を出力する主軸原点センサ１１３と、針棒２１の停止位置を検出する停止位置センサ１１４と、針棒ケース２０を移動させて駆動する針棒２１を変更する針棒変更モータ１１５の為の駆動回路１１６と、針棒変更モータ１１５の回転量を検出して針棒の位置を検出する移動位置検出センサ１１６ａと、Ｘ軸駆動モータ１１７の為の駆動回路１１８と、Ｘ軸駆動モータ１１７の回転量を検出して可動枠１６の左右方向の位置を検出する移動位置検出センサ１１７ａと、Ｙ軸駆動モータ１１９の為の駆動回路１２０と、Ｙ軸駆動モータ１１９の回転量を検出して可動枠１６の前後方向の位置を検出する移動位置検出センサ１１９ａと、ディスプレイ１８ａ、縫製開始や種々の指令を指示する為の複数の操作キー１８ｂ、並びに、フレキシブルディスクドライブ１８ｃを有する操作パネル１８とが夫々接続されている。
【００２７】
この操作パネル１８によってユーザーは、縫製動作や自己診断の命令を入力可能に構成され、その入力に従って、刺繍ミシンＭは診断状態から縫製状態に移行したり、縫製状態から診断状態に移行するように構成されている。そして、刺繍ミシンＭが診断状態であるときだけではなく、刺繍ミシンＭが診断状態から縫製状態に移行した後においても、ディスプレイ１８ａによって自己診断結果を、ユーザーが視認可能に構成されている。
【００２８】
一方、ミシン制御装置１００に接続され、全回転釜の駆動制御や糸切断制御を司る釜軸制御装置１５０は、ＣＰＵ１５１とＲＯＭ１５２及びＲＡＭ１５３とを含むマイクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバスなどのバスを介して接続された入力インターフェース（図示略）及び出力インターフェース（図示略）とから構成されている。この釜軸制御装置１５０には、ベッド部４に関して、釜駆動モータ５８の為の駆動回路１５４と、ディスクエンコーダの１回転で５０個のスリット信号を出力する第２エンコーダセンサ６５と、このディスクエンコーダの１回転で１個の釜軸同期信号を出力する釜軸原点センサ１５５が夫々接続され、他のベッド部５，６についても同様に接続されている。更に、釜軸制御装置１５０には、可動刃の移動位置を検出する移動位置検出センサ１５６と、糸切りモータ８４の為の駆動回路１５７とが夫々接続されている。縫製動作や自己診断のためのプログラムは上記ＲＯＭ１０２，１５２に予め記憶されている。
【００２９】
また、ミシンモータ１１０は、インダクションモータからなり、インバータ制御される。そして、ミシンモータ１１０に設けられたディスクエンコーダの１回転で第１エンコーダセンサ１１２から出力される１０００個の主軸回転信号（スリット信号）は、４０００パルスに細分化され、主軸制御パルスとしてモータの駆動制御に用いられる。一方、釜駆動モータ５８は、ステッピングモータからなり、５００パルスを受けて１回転し、同時に全回転釜も１回転する。そして、釜駆動モータ５８は、主軸が１回転する間に２回転するように、倍速駆動制御される。
【００３０】
上述した縫製機構（可動枠１６、針２２、天秤２３、釜等のメカ機構や、Ｘ、Ｙ駆動モータ１１７，１１９、ミシンモータ１１０、釜駆動モータ５８、糸切りモータ８１、押え足駆動ソレノイド１０６等のアクチュエータ）の動作位置は、上述した各種のセンサ（第１、２エンコーダセンサ１１２，６５、移動位置検出センサ１５６等）などにより検出可能構成されている。上述した縫製機構のメカ機構やアクチュエータが自己診断のための所定の動作するように自動制御されて、実際にその所定の動作をすることができか否かや誤差の量が、この各種センサによって自己診断結果の情報として自動的に検出され、その自己診断結果がＣＰＵ１０１，１５１によって認識可能である構成となっている。更に、センサの自己診断も行われるように、自己診断プログラムは構成されている。
【００３１】
また、検出された自己診断結果のデータは、ＥＰＲＯＭ２００，２０２に自動的に記憶されるように自己診断のプログラムが構成されている。このＥＰＲＯＭ２００，２０２は、刺繍ミシンＭの電源が遮断されても、自己診断結果のデータを継続して不揮発的に記憶する記憶媒体である。このＥＰＲＯＭ２００，２０２は、自己診断結果のデータを記憶するための専用の記憶媒体（記憶領域）であり、縫製動作時に種々の設定や制御のデータを一時的に記憶するＲＡＭ１０３，１５３とは別の記憶媒体（記憶領域）である。尚、このＲＡＭ１０３，１５３に記憶されたデータは、刺繍ミシンＭの電源が遮断されると、データが消去されてしまう記憶媒体である。
【００３２】
上述した構成においては、本願発明の記憶手段を、ＲＡＭ１０３，１５３及びＥＰＲＯＭ２００，２０２が相当し、ＲＡＭ１０３，１５３の記憶領域が第１の記憶領域に相当し、ＥＰＲＯＭ２００，２０２の記憶領域が第２の記憶領域に相当する。それら本願発明の記憶領域に対する書き込み手段は、ＣＰＵ１０１，１５１の縫製状態や診断状態での書き込み処理が相当する。また、本願発明の報知手段には、ディスプレイ１８ａ等が相当する。
【００３３】
次に、上述のように構成された刺繍ミシンＭの動作を図３、４のフローチャートに沿って説明する。
【００３４】
まず、刺繍ミシンＭの電源が投入されると、縫製機構が縫製動作する縫製状態か、縫製機構が自己診断される診断状態かのいずれかの入力を、ユーザーが操作パネル１８の操作キーによって入力するまで、ミシン制御装置１００は待機し（Ｓ１０）、縫製状態に移行との操作キーをユーザーが操作したならば、縫製機構が縫製を行う縫製状態に刺繍ミシンＭは移行する（Ｓ２０）。また、診断状態に移行との操作キーをユーザーが操作したならば、刺繍ミシンＭは診断状態に移行して、自己診断する箇所を選択するための初期メニューを、ミシン制御装置１００はディスプレイ１８ａに図５に示すように表示し（Ｓ２５）、続いて、各縫製機構（センサを含む）の自己診断を行うか、最新（前回）の自己診断結果を表示させるかのいずれかの入力を、ユーザーが操作パネル１８の操作キーによって入力するまで、ミシン制御装置１００は待機する（Ｓ３０）。
【００３５】
縫製機構の自己診断をする旨の操作キーをユーザーが操作すると、その初期メニューの番号に対応する縫製機構の箇所を、ミシン制御装置１００や釜軸制御装置１５０は自己診断すると共に、この自己診断結果のデータを、ＥＰＲＯＭ２００，２０２に自動的に書き込む（Ｓ４０）。即ち、縫製動作に関わるデータが記憶されるＲＡＭ１０３、１５３の記憶領域（第１の記憶領域）とは別の記憶領域（第２の記憶領域）に自己診断に伴って、自己診断結果のデータが自動的に不揮発的に記憶される。この自己診断結果のデータとは、例えば、図７に示すようなセンサの検出結果の良否や、図８に示すようなモータが所定の速度で回転できるかの否かの結果である。
【００３６】
この自己診断結果のデータは、ＥＰＲＯＭ２００，２０２の所定の記憶領域に書き込まれ、次に自己診断が行われると、その新たな自己診断結果のデータが同じ所定の記憶領域に書き込まれる。即ち、自己診断結果のデータは上書きされ、常に、最新の自己診断結果のデータのみが記憶されており、そのための記憶容量が少なくて済むように構成されている。尚、縫製機構が自己診断されている間においては、その自己診断の経過状況をディスプレイ１８ａに逐次、ミシン制御装置１００は表示して、その自己診断が完了すると、画面上から消去する。
【００３７】
また、最新の縫製機構の自己診断結果を表示する旨の操作キーをユーザーが操作すると、自己診断結果を表示する箇所を選択するための表示メニューを、ミシン制御装置１００はディスプレイ１８ａに図６に示すように表示し（Ｓ４５）、続いて、その表示メニューの番号に従った操作キーをユーザーが操作すると、その番号に対応する縫製機構の箇所の自己診断結果を、ミシン制御装置１００は、ＥＰＲＯＭ２００，２０２に記憶されている最新の自己診断結果のデータに基づきディスプレイ１８ａに図７，８に示すように表示する（Ｓ５０）。
【００３８】
更に、外部記憶媒体に記憶する操作キーをユーザーが操作した場合には、不揮発性外部記憶媒体たるフロピーディスクにフレキシブルディスクドライブ１８ｃによって、最新の自己診断結果の一部（表示されている部分のみ）又は全体のデータをミシン制御装置１００は書き込む（Ｓ６０，Ｓ７０）。そして、診断状態から縫製状態への移行の操作キーをユーザーが操作するまで、ミシン制御装置１００は上述した処理を繰り返す（Ｓ８０）。
【００３９】
縫製状態においては（Ｓ２０）、操作キー１８ｂの操作状況を常にミシン制御装置１００は検出しており、最新の自己診断結果を表示するための操作キーが操作されたことが検出されると（Ｓ１００：Ｙｅｓ）、上述した診断状態での表示メニューをディスプレイ１８ａにミシン制御装置１００は表示する（Ｓ４５）。
【００４０】
例えば、図９に示す縫製状態の画面がディスプレイ１８ａに表示される。その画面の左側には、縫製中の刺繍模様の全体画像（葉っぱ）と、縫製現在位置を示す「＋」のカーソールが表示されている。その画面の右側には、縫製中の状態（各ヘッドにおける縫い針のＸＹ座標位置、ミシンモータ１１０の回転速度、縫い目数）と、操作キーに関するメッセージ（縫製を中断するためが「１」、最新の自己診断結果を表示するためが「２」）が表示されている。その「２」に対応する操作キーが操作されると、縫製状態でありながら、診断状態と同様に、縫製機構の自己診断結果を表示するための表示メニューが図６に示すように表示され（Ｓ４５）、参照したい部分の自己診断結果を表示することができる（Ｓ５０）。その表示メニューで、その「１」に対応する操作キーをユーザーが操作すると、図７に示すように、各種センサに関する自己診断結果を最新の自己診断を行った日時と共に、ディスプレイ１８ａにＥＰＲＯＭ２００，２０２のデータに基づきミシン制御装置１００は表示する。その表示メニューで、その「４」に対応する操作キーをユーザーが操作すると、図８に示すように、各種モータに関する自己診断結果を最新の自己診断を行った日時と共に、ディスプレイ１８ａにＥＰＲＯＭ２００，２０２のデータに基づきミシン制御装置１００は表示する。即ち、診断状態から縫製状態に移行した後においても、診断状態と同様に、自己診断結果をユーザーが参照できるのである。
【００４１】
上述した実施の形態においては、自己診断結果が、「良否」、「できるか否か」のように、２つの結果のうちの一方の結果であったが、誤差量のようにアナログ的な量が数値で記憶されるものでも良い。
【００４２】
上述した実施の形態においては、ＥＰＲＯＭ２００，２０２において、自己診断結果のデータが上書きされるように構成され、自己診断結果のデータは唯一最新のデータしか記憶されていないが、ＥＰＲＯＭ２００，２０２に書き込む際に、自己診断を行うたびに別の記憶領域に書き込んだり、別のデータ名で書き込んで、複数の自己診断結果のデータを不揮発的に記憶するように構成しても良い。
【００４３】
上述した実施の形態においては、本願発明の請求項３記載の記憶手段のうち、第２の記憶領域を有する部分がＥＰＲＯＭ２００，２０２にて構成されているが、不揮発的に情報を記憶する記憶媒体であれば、フラッシュメモリ、ＭＯ、フレキシブルディスク、ＣＤ−Ｒ等のものでも良い。また、この記憶手段の第２の記憶領域を縫製装置とは別の装置に備えられた記憶媒体に備え、種々の通信装置（例えば、ブルートゥース、インターネット）によって自己診断結果の情報を縫製装置から送信及び受信しても良い。このように構成すれば、縫製装置全体が破壊される異常が生じた場合にも、縫製装置の状況を把握することが可能である。
【００４４】
上述した実施の形態においては、本願発明の記憶手段が、第１の記憶領域を有するＲＡＭ１０３，１５３と、第２の記憶領域を有するＥＰＲＯＭ２００，２０２とから構成されているが、本願発明の第１の記憶領域と第２の記憶領域とを別々に有するＲＡＭ１０３，１５３から本願発明の記憶手段を構成しても良い。このように構成した方が、縫製装置の構成が簡素になり、ＥＰＲＯＭ２００，２０２に比べてＲＡＭ１０３，１５３への記憶の方が処理速度が速いので効率が良い。逆に、本願発明の第１の記憶領域と第２の記憶領域とを別々に有するＥＰＲＯＭ２００，２０２から本願発明の記憶手段を構成しても良い。この場合も、記憶手段が１種であり、縫製装置の構成が簡素なる。
【００４５】
上述した実施の形態においては、本願発明の記憶手段の第１の記憶領域を、縫製動作の情報が書き込まれる専用記憶領域とし、第２の記憶領域を、自己診断結果が書き込まれる専用領域としている。しかし、縫製動作の情報を書き込むべきＲＡＭ１０３，１５３の空き記憶領域を、適宜、自己診断結果を記憶する記憶領域として割り振り、その割り振ったＲＡＭ１０３，１５３の記憶領域は自己診断結果だけが書き込まれ、縫製動作の情報が書き込まれないように、自己診断のプログラムを構成しても良い。このように構成した方が、ＲＡＭ１０３，１５３の記憶領域を効率よく利用できる。
【００４６】
上述した実施の形態においては、第１の記憶領域を有するＲＡＭ１０３，１５３は、縫製装置の電源が遮断されると、そのＲＡＭ１０３，１５３に記憶された情報はすべて強制的に消去されるが、縫製装置の電源が遮断されても、そのＲＡＭ１０３，１５３の情報が継続してＲＡＭ１０３，１５３に記憶されるように構成しても良い。例えば、縫製装置（針の上下）の電源とは別にそのＲＡＭ１０３，１５３に記憶された情報の継続した記憶のために、バックアップ電源を別途設けても良い。このように構成した方が、ＲＡＭ１０３，１５３をＥＰＲＯＭ２００，２０２の代用として利用することも可能であり、ＲＡＭ１０３，１５３の記憶領域を効率よく利用できる。
【００４７】
上述した実施の形態においては、自己診断結果の情報は、常に、第２の記憶領域であるＥＰＲＯＭ２００，２０２に記憶されているが、自己診断結果の情報を記憶する記憶領域を適宜、変更しても良い。
【００４８】
例えば、縫製装置の電源がユーザーの操作に応じてソフトに制御されているのであれば、その縫製装置の電源を遮断するための操作に応じて、ＲＡＭ１０３，１５３の所定の記憶領域に記憶されていた自己診断結果の情報が、ＥＰＲＯＭ２００，２０２の所定の記憶領域に自動的に複写された後に、縫製装置の電源が遮断され、そして、縫製状態で自己診断結果を報知する際には、ＥＰＲＯＭ２００，２０２の所定の記憶領域に記憶（複写）された自己診断結果の情報をＲＡＭ１０３，１５３の所定の記憶領域に複写して、その複写されたＲＡＭ１０３，１５３の情報に基づき、自己診断結果が表示装置で報知されるように構成しても良い。このように構成すれば、縫製装置の電源が遮断されない状況での、自己診断結果の記憶が高速に行え、且つ、縫製装置の電源が遮断されても、継続して自己診断結果の情報が継続して記憶される。
【００４９】
上述した実施の形態においては、自己診断結果のデータをＥＰＲＯＭ２００，２０２の第２の記憶領域に自動的に記憶しているが、ユーザーの選択操作によって、自己診断結果のデータをＥＰＲＯＭ２００，２０２の第２の記憶領域に自動的に常に記憶するかを設定できるように構成しても良い。このように構成した方が、データを記憶する記憶媒体の劣化を防止し、その記憶媒体を延命できる。
【００５０】
上述した実施の形態においては、自己診断結果の情報としてのデータをＥＰＲＯＭ２００，２０２の第２の記憶領域に記憶しているが、その他の記録形式であっても良い。例えば、印刷装置によって、自己診断結果を表す文字、記号（バーコード等を含む）、画像等を印刷するように構成しても良い。このように構成した方が、自己診断結果の情報の履歴を時系列に長期に管理する上では都合がよい。
【００５１】
上述した実施の形態においては、所定のプログラムに従って自動的に機構の一部が移動等して検出された結果の情報が記憶されているが、診断状態においてユーザーが手動で機構の一部を動かしたり、ユーザーが擬似的にセンサーを手動で反応させた結果の情報を記憶させるように構成しても良い。
【００５２】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項１記載の縫製装置では、診断状態から縫製状態に移行された後も、第２の記憶領域に記憶された自己診断結果が報知可能であるので、診断状態から縫製状態に移行された後も、縫製機構の状況が確認し易い。
【００５３】
請求項２記載の縫製装置では、前記請求項１記載の縫製装置の効果を奏し、縫製機構の自己診断が複数回行われ場合の最新の自己診断結果が報知されるので、診断状態から縫製状態に移行された後も、最新の自己診断結果における縫製機構の状況が確認し易い。
【００５４】
請求項３記載の縫製装置では、前記請求項１または２記載の縫製装置の効果を奏し、縫製装置の電源が遮断された後も、自己診断結果が第２の記憶領域に記憶されているので、電源が遮断されたことに関わらず、診断状態から縫製状態に移行された後も、縫製機構の状況が確認し易い。
【００５５】
請求項４記載の縫製装置のプログラムに基づくコンピュータの機能により、診断状態から縫製状態に移行された後も、第２の記憶領域に記憶された自己診断結果が報知可能であるので、診断状態から縫製状態に移行された後も、縫製機構の状況が確認し易い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態に係る縫製装置の全体図である。
【図２】本実施の形態に係る縫製装置の電気的な構成のブロック図である。
【図３】本実施の形態に係る縫製装置の制御フローチャートである。
【図４】本実施の形態に係る縫製装置の割り込み処理に関するフローチャートである。
【図５】本実施の形態に係る縫製装置の初期メニュー画面を示す図である。
【図６】本実施の形態に係る縫製装置の表示メニュー画面を示す図である。
【図７】本実施の形態に係る縫製装置のセンサの自己診断結果の画面を示す図である。
【図８】本実施の形態に係る縫製装置のモータの自己診断結果の画面を示す図である。
【図９】本実施の形態に係る縫製装置の縫製状態での画面を示す図である。
【符号の説明】
縫製装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sewing device that stores a self-diagnosis result of a sewing mechanism in a storage device.
[0002]
[Prior art]
In a conventional sewing apparatus, as described in the specification and drawings of Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-286193, the sewing apparatus is changed from a sewing state in which the sewing mechanism performs a sewing operation to a diagnostic state in which the constituent mechanisms are self-diagnosed. Transition according to operation. The result of the self-diagnosis of the sewing mechanism is stored in the display device of the sewing device, and the data is temporarily stored in the RAM inside the sewing device. Thereafter, when the sewing apparatus returns from the diagnosis state to the sewing state in response to the operation of the user, the display and data on the self-diagnosis result have been automatically forcibly erased from the display device and the RAM. That is, when the sewing apparatus shifts from the diagnosis state to the sewing state, the user cannot refer to the self-diagnosis result obtained earlier. Therefore, when the self-diagnosis result indicates an abnormality, the user manually records the self-diagnosis result on paper or the like.
[0003]
However, even if the user refers to the self-diagnosis result in the diagnosis state, the sewing mechanism cannot be expected to cause an abnormality, and when the sewing state is shifted to the actual state and the sewing is actually performed, the abnormality may occur. . In such a case, the user has not recorded the self-diagnosis result. In such a case, even after returning the sewing device to the sewing state, the user wants to check the self-diagnosis result of the previous sewing mechanism.
[0004]
For example, if the sewing mechanism has an abnormality such as a defective seam after the sewing mechanism has been self-diagnosed, the result of the self-diagnosis performed immediately before the abnormality occurs may infer the cause of the abnormality, or This is important information for verifying the abnormality. That is, the user restores the sewing mechanism in the same manner as the self-diagnosis result performed immediately before the occurrence of the abnormality, verifies that the abnormality occurs, and seeks the cause of the abnormality and preventive measures.
[0005]
Furthermore, even if the sewing mechanism is self-diagnosed again, the self-diagnosis result obtained earlier and the self-diagnosis result again may not always be the same. For example, since the temperature of the drive source of the sewing apparatus decreases or increases with the passage of time, the self-diagnosis results affected by such a passage of time may differ.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, even though the self-diagnosis result is important information that indicates the status of the sewing mechanism, the user must record the self-diagnosis result on paper or the like accurately by hand before displaying the self-diagnosis result or forcibly deleting the data. Had a problem that it was very troublesome. Alternatively, since the previous self-diagnosis result is not recorded on paper or the like, there is a problem that it is troublesome to perform the self-diagnosis again on the sewing mechanism.
[0007]
Further, depending on the type of the abnormality, for example, a case may be considered in which the self-diagnosis sensor or the like is destroyed and the sewing mechanism cannot perform the self-diagnosis again. Furthermore, even if the sewing mechanism is self-diagnosed again, it may not always be the same as the self-diagnosis result obtained earlier. In such cases, if the self-diagnosis result is not recorded on paper or the like, the current or past self-diagnosis result of the sewing mechanism will be unknown, and it is very difficult to estimate the cause of the abnormality and verify the abnormality. There was a problem of difficulty.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a sewing apparatus in which a self-diagnosis result is notified even in a state where a sewing mechanism is performing a sewing operation, and the state of the sewing mechanism can be easily checked. That is.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the sewing apparatus according to the first aspect shifts from a sewing state in which a sewing mechanism performs a sewing operation to a diagnosis state in which the sewing mechanism is self-diagnosed, and performs a self-diagnosis of the sewing mechanism. A storage unit having at least a first storage area and a second storage area; and in the sewing state, information on a sewing operation of the sewing mechanism is written in the first storage area. Writing means for storing the self-diagnosis result of the sewing mechanism in a second storage area, and capable of notifying the self-diagnosis result stored in the second storage area even after shifting from the diagnosis state to the sewing state Notification means.
[0010]
In the sewing apparatus according to the first aspect, the sewing state is shifted to the diagnosis state, and the sewing mechanism is self-diagnosed. The storage means has at least a first storage area and a second storage area. The writing means writes information on a sewing operation of the sewing mechanism in a first storage area in the sewing state, and stores a self-diagnosis result of the sewing mechanism in a second storage area in the diagnosis state. The notifying unit can notify the self-diagnosis result stored in the second storage area even after shifting from the diagnosis state to the sewing state.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the sewing apparatus according to the first aspect, wherein the notifying unit notifies the latest self-diagnosis result when the self-diagnosis of the sewing mechanism is performed a plurality of times.
[0012]
In the sewing apparatus according to the second aspect, the operation of the sewing apparatus according to the first aspect is achieved, and the notifying unit notifies the latest self-diagnosis result when the self-diagnosis of the sewing mechanism is performed a plurality of times. , The latest diagnosis result is notified.
[0013]
A sewing device according to a third aspect of the present invention includes the configuration according to the first or second aspect, wherein the storage unit stores the self-stored data in the second storage area even after the power supply to the sewing device is turned off. The diagnostic result is stored.
[0014]
In the sewing apparatus according to the third aspect, the operation of the sewing apparatus according to the first or second aspect is achieved, and the storage means stores the data in the second storage area even after the power supply to the sewing apparatus is turned off. The self-diagnosis result is stored, and the self-diagnosis result is stored in the second storage area even after the power of the sewing apparatus is turned off.
[0015]
The sewing machine program according to claim 4, further comprising: a computer for storing a self-diagnosis result of the sewing mechanism in a storage unit; and in a sewing state in which the sewing mechanism performs a sewing operation, information on a sewing operation of the sewing mechanism is stored in a first state. Writing means for writing the self-diagnosis result of the sewing mechanism in a second storage area different from the first storage area in a diagnostic state where the sewing mechanism is self-diagnosed; This is a program for functioning as notifying means capable of notifying the self-diagnosis result stored in the second storage area even after shifting from the sewing state to the sewing state.
[0016]
According to the program of the sewing apparatus according to the fourth aspect, the computer writes information on a sewing operation of the sewing mechanism in the first storage area in the sewing state, and stores a self-diagnosis result of the sewing mechanism in the diagnosis state. Writing means for storing in a second storage area different from the first storage area, for notifying the self-diagnosis result stored in the second storage area even after shifting from the diagnostic state to the sewing state It functions as a possible notification means.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the sewing apparatus according to this embodiment, the basic configuration for performing the sewing operation is the same as that described in the specification and drawings of Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-263247 by the present applicant.
[0018]
The multi-head embroidery sewing machine M will be described. As shown in FIGS. 1 and 2, three heads 4 to 6 are arranged side by side at predetermined intervals in the left-right direction. Correspondingly, the rear ends of the cylindrical beds 7 to 9 are respectively supported by the machine bases.
[0019]
At the front end of each of the heads 4 to 6, 12 needle bars (not shown) arranged in a line in the left-right direction are vertically movably supported, and 12 balances 23 can be swung. Are supported so as to be movable in the left-right direction.
[0020]
A movable frame 16 having a rectangular frame shape in a plan view and extending in the left-right direction is mounted below the head units 4 to 6. The drive frame 16a at the left end of the movable frame 16 is driven to move in the X-axis direction (left-right direction) by an X-axis drive mechanism (not shown), and the drive frame 16b and the drive frame 16a at the right end are moved. Is driven to move in the Y-axis direction (front-back direction) by a Y-axis drive mechanism (not shown). On the right side of the heads 4 to 6, an operation panel 18 provided with a display 18a for displaying a message relating to embroidery sewing, various operation keys 18b, and a flexible disk drive (FDD) 18c is provided. A mechanism such as a horizontally oriented needle bar jump solenoid 41 for jumping the needle bar to its uppermost position (top dead center position) is provided in the needle bar case 20 in the head portions 4 to 6.
[0021]
Inside the three beds 7 to 9, a shuttle drive motor 58 composed of a pulse motor and a second encoder sensor 65 for detecting the rotational position of the shuttle drive motor 58 are provided. Further, a movable blade (not shown) for cutting the upper thread and the lower thread, a thread cutting motor 84 for moving the movable blade and the like are also provided.
[0022]
Further, a presser foot (not shown) provided on each of the heads 4 to 6 is moved by a presser foot drive solenoid 106 to a presser position for pressing a work cloth disposed on the beds 7 to 9 and a predetermined distance. The position can be switched up and down over the raised retracted position. Each of the needle bars of each of the heads 4 to 6 is selectively transmitted with power from a drive of the sewing machine motor 110 by a transmission mechanism (not shown), and each of the needle bars is selected to select a needle bar to which the power is transmitted. The case 20 is configured to be driven left and right by a needle bar changing motor 115.
[0023]
The X-axis drive mechanism is driven by the X-axis drive motor 117 to move the movable frame 16 in the left-right direction in synchronization with the sewing machine motor 110 and the like, and the Y-axis drive mechanism is also driven by the Y-axis drive motor 119. Then, the movable frame 16 is moved in the front-back direction.
[0024]
Next, an outline of a control system of the embroidery sewing machine M will be described. A sewing machine control device 100 that controls the entire embroidery sewing machine M other than the shuttle drive control includes a microcomputer including a CPU 101, a ROM 102, and a RAM 103, and an input interface (not shown) connected to the microcomputer via a bus such as a data bus. ) And an output interface (not shown).
[0025]
In the sewing machine control device 100, the drive circuit 105 for the needle bar jump solenoid 41 and the amount of expansion and contraction of the needle bar jump solenoid 41 are detected for the head unit 4 to determine whether the needle bar is in a jump state. A moving position detecting sensor 41a for detecting, a driving circuit 107 for the presser foot driving solenoid 106, and a moving position detecting sensor 106a for detecting the amount of expansion and contraction of the presser foot driving solenoid 106 to detect the vertical position of the presser foot. And the thread break sensor 108 are connected to each other, and the other head units 5 and 6 are similarly connected.
[0026]
Further, the sewing machine control device 100 includes a temperature detection sensor 110 a for detecting the temperature of the sewing machine motor 110, a drive circuit 111 for driving the sewing machine motor 110, and a disk encoder provided for the sewing machine motor 110. A first encoder sensor 112 that outputs a slit signal, a spindle origin sensor 113 that outputs one spindle origin signal by one rotation of the first encoder sensor 112, and a stop position that detects a stop position of the needle bar 21. A sensor 114, a driving circuit 116 for a needle bar changing motor 115 for changing the needle bar 21 driven by moving the needle bar case 20, and a rotation amount of the needle bar changing motor 115 are detected to determine the position of the needle bar. A movement position detection sensor 116a to detect, a drive circuit 118 for the X-axis drive motor 117, and a rotation amount of the X-axis drive motor 117 A moving position detection sensor 117a for detecting the position of the movable frame 16 in the left-right direction, a drive circuit 120 for the Y-axis drive motor 119, and a rotation amount of the Y-axis drive motor 119 to detect the position of the movable frame 16; A movement position detection sensor 119a for detecting a position in the front-rear direction, a display 18a, a plurality of operation keys 18b for instructing sewing start and various commands, and an operation panel 18 having a flexible disk drive 18c are connected respectively. ing.
[0027]
The operation panel 18 allows the user to input a command for a sewing operation or a self-diagnosis. According to the input, the embroidery sewing machine M shifts from the diagnosis state to the sewing state or shifts from the sewing state to the diagnosis state. It is configured. The display 18a allows the user to visually recognize the self-diagnosis result not only when the embroidery sewing machine M is in the diagnosis state but also after the embroidery sewing machine M shifts from the diagnosis state to the sewing state.
[0028]
On the other hand, the hook shaft control device 150 connected to the sewing machine control device 100 and controlling the driving of the rotary hook and the thread cutting control includes a microcomputer including a CPU 151, a ROM 152 and a RAM 153, and a bus such as a data bus connected to the microcomputer. And an input interface (not shown) and an output interface (not shown). The shuttle shaft control device 150 includes a drive circuit 154 for the shuttle drive motor 58, a second encoder sensor 65 that outputs 50 slit signals per one rotation of the disk encoder, and the disk encoder The hook shaft origin sensor 155 that outputs one hook shaft synchronizing signal for one rotation is connected to each other, and the other beds 5 and 6 are similarly connected. Further, the shuttle shaft control device 150 is connected to a movement position detection sensor 156 for detecting the movement position of the movable blade and a drive circuit 157 for the thread cutting motor 84, respectively. Programs for sewing operation and self-diagnosis are stored in the ROMs 102 and 152 in advance.
[0029]
The sewing machine motor 110 is formed of an induction motor, and is controlled by an inverter. The 1000 spindle rotation signals (slit signals) output from the first encoder sensor 112 in one rotation of the disk encoder provided in the sewing machine motor 110 are subdivided into 4000 pulses, and the spindle drive signal is driven as a spindle control pulse. Used for control. On the other hand, the shuttle drive motor 58 is composed of a stepping motor and makes one rotation upon receiving 500 pulses, and at the same time the full rotary hook also makes one rotation. Then, the shuttle drive motor 58 is double-speed driven and controlled so that the main shaft rotates twice while the main shaft makes one rotation.
[0030]
The above-described sewing mechanisms (mechanical mechanisms such as the movable frame 16, the needle 22, the balance 23, and the shuttle), the X and Y drive motors 117 and 119, the sewing machine motor 110, the shuttle drive motor 58, the thread trimming motor 81, the presser foot drive solenoid 106 The operating position of the actuator (e.g., actuator) is configured to be detectable by the various sensors described above (the first and second encoder sensors 112 and 65, the movement position detection sensor 156, and the like). The mechanical mechanisms and actuators of the sewing mechanism described above are automatically controlled to perform a predetermined operation for self-diagnosis, and whether or not the predetermined operation can be actually performed and the amount of error are determined by the various sensors. The self-diagnosis result is automatically detected as information, and the self-diagnosis result can be recognized by the CPUs 101 and 151. Further, the self-diagnosis program is configured so that the self-diagnosis of the sensor is also performed.
[0031]
In addition, a self-diagnosis program is configured so that data of the detected self-diagnosis result is automatically stored in the EPROMs 200 and 202. The EPROMs 200 and 202 are storage media for continuously storing data of self-diagnosis results in a nonvolatile manner even when the power of the embroidery sewing machine M is cut off. The EPROMs 200 and 202 are dedicated storage media (storage areas) for storing data of self-diagnosis results, and are different from the RAMs 103 and 153 for temporarily storing various setting and control data during sewing operations. It is a storage medium (storage area). The data stored in the RAMs 103 and 153 is a storage medium from which data is erased when the power of the embroidery sewing machine M is turned off.
[0032]
In the configuration described above, the storage means of the present invention corresponds to the RAM 103, 153 and the EPROM 200, 202, the storage area of the RAM 103, 153 corresponds to the first storage area, and the storage area of the EPROM 200, 202 corresponds to the second storage area. It corresponds to a storage area. The writing means for the storage area according to the present invention corresponds to writing processing in the sewing state or the diagnosis state of the CPUs 101 and 151. The display 18a and the like correspond to the notification means of the present invention.
[0033]
Next, the operation of the embroidery sewing machine M configured as described above will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0034]
First, when the power of the embroidery sewing machine M is turned on, the user inputs an input of either a sewing state in which the sewing mechanism performs a sewing operation or a diagnosis state in which the sewing mechanism is self-diagnosed by operating keys on the operation panel 18. Until the sewing machine control device 100 waits (S10), and the user operates an operation key for shifting to the sewing state, the embroidery sewing machine M shifts to a sewing state in which the sewing mechanism performs sewing (S20). If the user operates the operation key for shifting to the diagnosis state, the embroidery sewing machine M shifts to the diagnosis state, and an initial menu for selecting a part to be self-diagnosed is displayed on the display 18a. The display as shown in FIG. 5 (S25), and subsequently, either the self-diagnosis of each sewing mechanism (including the sensor) or the display of the latest (previous) self-diagnosis result is input by the user. The sewing machine control device 100 waits until is input by the operation keys on the operation panel 18 (S30).
[0035]
When the user operates an operation key for performing self-diagnosis of the sewing mechanism, the sewing machine control device 100 and the shuttle shaft control device 150 perform self-diagnosis on the location of the sewing mechanism corresponding to the number of the initial menu, and perform the self-diagnosis. The resulting data is automatically written into the EPROMs 200 and 202 (S40). That is, the data of the self-diagnosis result is stored in a storage area (second storage area) different from the storage areas (first storage areas) of the RAMs 103 and 153 in which data relating to the sewing operation is stored. It is automatically stored in a nonvolatile manner. The data of the self-diagnosis result is, for example, whether the detection result of the sensor as shown in FIG. 7 is good or not, and whether or not the motor as shown in FIG. 8 can rotate at a predetermined speed.
[0036]
The data of the self-diagnosis result is written to a predetermined storage area of the EPROMs 200 and 202. When the self-diagnosis is performed next, the new data of the self-diagnosis result is written to the same predetermined storage area. That is, the data of the self-diagnosis result is overwritten, and only the data of the latest self-diagnosis result is always stored, so that the storage capacity for the data is small. During the self-diagnosis of the sewing mechanism, the progress of the self-diagnosis is sequentially displayed on the display 18a by the sewing machine control device 100, and when the self-diagnosis is completed, the sewing machine controller 100 deletes the screen from the screen.
[0037]
When the user operates an operation key for displaying the latest self-diagnosis result of the sewing mechanism, a display menu for selecting a place to display the self-diagnosis result is displayed on the display 18a by the sewing machine control device 100 in FIG. (S45), and when the user operates the operation key according to the number of the display menu, the self-diagnosis result of the location of the sewing mechanism corresponding to the number is displayed in the EPROM 200. , 202 are displayed on the display 18a based on the latest data of the self-diagnosis result as shown in FIGS. 7 and 8 (S50).
[0038]
Further, when the user operates the operation keys stored in the external storage medium, a part of the latest self-diagnosis result (only the displayed part is displayed) on the floppy disk as the nonvolatile external storage medium by the flexible disk drive 18c. ) Or the entire data is written by the sewing machine controller 100 (S60, S70). Then, the sewing machine control device 100 repeats the above-described processing until the user operates the operation key for shifting from the diagnosis state to the sewing state (S80).
[0039]
In the sewing state (S20), the operation state of the operation key 18b is always detected by the sewing machine control device 100, and when it is detected that the operation key for displaying the latest self-diagnosis result is operated (S100). : Yes), the sewing machine control device 100 displays the display menu in the above-described diagnostic state on the display 18a (S45).
[0040]
For example, a screen in the sewing state shown in FIG. 9 is displayed on the display 18a. On the left side of the screen, an entire image (leaves) of the embroidery pattern being sewn and a cursor “+” indicating the current sewing position are displayed. On the right side of the screen, the sewing state (the XY coordinate position of the sewing needle in each head, the rotation speed of the sewing machine motor 110, the number of stitches), and a message related to the operation key (“1” to interrupt the sewing, "2") is displayed in order to display the self-diagnosis result. When the operation key corresponding to "2" is operated, the display menu for displaying the self-diagnosis result of the sewing mechanism is displayed as shown in FIG. (S45), it is possible to display the self-diagnosis result of the part to be referred to (S50). When the user operates the operation key corresponding to the "1" in the display menu, as shown in FIG. 7, the self-diagnosis results for various sensors are displayed on the display 18a together with the date and time of the latest self-diagnosis and the EPROMs 200 and 202 on the display 18a. The sewing machine control device 100 displays the data based on the data. When the user operates the operation key corresponding to the "4" in the display menu, as shown in FIG. 8, the self-diagnosis results of various motors are displayed on the display 18a together with the date and time of the latest self-diagnosis and the EPROMs 200 and 202 on the display 18a. The sewing machine control device 100 displays the data based on the data. That is, the user can refer to the self-diagnosis result even after shifting from the diagnosis state to the sewing state, as in the diagnosis state.
[0041]
In the above-described embodiment, the self-diagnosis result is one of two results, such as “good / bad” and “whether it is possible”. May be stored as a numerical value.
[0042]
In the embodiment described above, the data of the self-diagnosis result is configured to be overwritten in the EPROMs 200 and 202, and the data of the self-diagnosis result stores only the latest data. Alternatively, each time a self-diagnosis is performed, the data may be written in a different storage area or may be written with a different data name, so that data of a plurality of self-diagnosis results may be stored in a nonvolatile manner.
[0043]
In the above-described embodiment, the portion having the second storage area in the storage means according to claim 3 of the present invention is constituted by the EPROMs 200 and 202, but the storage medium for storing information in a nonvolatile manner. If so, a flash memory, MO, flexible disk, CD-R or the like may be used. Further, the second storage area of the storage means is provided in a storage medium provided in a device different from the sewing device, and information of a self-diagnosis result is transmitted from the sewing device by various communication devices (for example, Bluetooth, Internet). And may be received. With this configuration, even when an abnormality occurs in which the entire sewing device is destroyed, it is possible to grasp the status of the sewing device.
[0044]
In the above-described embodiment, the storage unit of the present invention includes the RAMs 103 and 153 having the first storage area and the EPROMs 200 and 202 having the second storage area. The storage means of the present invention may be constituted by the RAMs 103 and 153 having separately the storage area of the above and the second storage area. With this configuration, the configuration of the sewing device is simplified, and the storage speed in the RAMs 103 and 153 is faster than that in the EPROMs 200 and 202, so that the efficiency is higher. Conversely, the storage means of the present invention may be constituted by EPROMs 200 and 202 separately having the first storage area and the second storage area of the present invention. Also in this case, only one type of storage means is used, and the configuration of the sewing device is simplified.
[0045]
In the embodiment described above, the first storage area of the storage means of the present invention is a dedicated storage area in which sewing operation information is written, and the second storage area is a dedicated area in which self-diagnosis results are written. . However, the free storage areas of the RAMs 103 and 153 to which the information of the sewing operation is to be written are appropriately allocated as storage areas for storing the self-diagnosis results, and only the self-diagnosis results are written to the allocated storage areas of the RAMs 103 and 153. A self-diagnosis program may be configured so that operation information is not written. With this configuration, the storage areas of the RAMs 103 and 153 can be used more efficiently.
[0046]
In the above-described embodiment, when the power of the sewing apparatus is turned off, all the information stored in the RAMs 103 and 153 having the first storage area is forcibly erased. The information in the RAMs 103 and 153 may be continuously stored in the RAMs 103 and 153 even when the power of the apparatus is cut off. For example, a backup power supply may be provided separately for the continuous storage of the information stored in the RAMs 103 and 153 separately from the power supply of the sewing device (up and down of the needle). With this configuration, the RAMs 103 and 153 can be used as substitutes for the EPROMs 200 and 202, and the storage areas of the RAMs 103 and 153 can be used efficiently.
[0047]
In the above-described embodiment, the information of the self-diagnosis result is always stored in the EPROMs 200 and 202 as the second storage area. However, the storage area for storing the information of the self-diagnosis result is appropriately changed. Is also good.
[0048]
For example, if the power supply of the sewing device is controlled by software according to the operation of the user, the power is stored in a predetermined storage area of the RAM 103 or 153 in response to the operation of turning off the power supply of the sewing device. After the information of the self-diagnosis result is automatically copied to a predetermined storage area of the EPROMs 200 and 202, the power supply of the sewing apparatus is cut off. The self-diagnosis result information stored (copied) in the predetermined storage area 202 is copied to a predetermined storage area in the RAMs 103 and 153, and the self-diagnosis result is displayed on the display device based on the copied information in the RAMs 103 and 153. May be configured to be notified. With this configuration, the self-diagnosis result can be stored at high speed in a situation where the power of the sewing apparatus is not shut off, and the information of the self-diagnosis result is continuously maintained even when the power of the sewing apparatus is cut off. It is memorized.
[0049]
In the above-described embodiment, the data of the self-diagnosis result is automatically stored in the second storage area of the EPROMs 200 and 202. However, the data of the self-diagnosis result is stored in the second storage area of the EPROMs 200 and 202 by the selection operation of the user. Alternatively, it may be possible to set whether or not to always automatically store the data in the second storage area. With this configuration, it is possible to prevent the deterioration of the storage medium for storing data and extend the life of the storage medium.
[0050]
In the above-described embodiment, the data as the information of the self-diagnosis result is stored in the second storage area of the EPROMs 200 and 202. However, other recording formats may be used. For example, the printing device may be configured to print characters, symbols (including barcodes, etc.), images, and the like representing the self-diagnosis results. Such a configuration is more convenient for managing the history of the information of the self-diagnosis results in a time series over a long period of time.
[0051]
In the above-described embodiment, information on the result of detection of a part of the mechanism being automatically moved or the like is automatically stored in accordance with a predetermined program, but the user manually moves the part of the mechanism in the diagnosis state. Alternatively, a configuration may be adopted in which information on the result of manually reacting the sensor by the user in a simulated manner is stored.
[0052]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the self-diagnosis result stored in the second storage area can be notified even after the sewing device is shifted from the diagnostic state to the sewing state. Even after shifting from the diagnosis state to the sewing state, the status of the sewing mechanism can be easily checked.
[0053]
In the sewing device according to the second aspect, the effect of the sewing device according to the first aspect is exerted, and the latest self-diagnosis result when the self-diagnosis of the sewing mechanism is performed a plurality of times is reported. After that, the state of the sewing mechanism based on the latest self-diagnosis result can be easily checked.
[0054]
According to the third aspect of the present invention, the self-diagnosis result is stored in the second storage area even after the power supply of the sewing apparatus is cut off. Regardless of whether the power is cut off, the state of the sewing mechanism can be easily checked even after the diagnosis state is shifted to the sewing state.
[0055]
The self-diagnosis result stored in the second storage area can be notified even after shifting from the diagnosis state to the sewing state by the function of the computer based on the program of the sewing apparatus according to claim 4, Even after shifting to the sewing state, the status of the sewing mechanism can be easily checked.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a sewing device according to an embodiment.
FIG. 2 is a block diagram of an electrical configuration of the sewing device according to the embodiment.
FIG. 3 is a control flowchart of the sewing apparatus according to the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart relating to an interrupt process of the sewing apparatus according to the embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing an initial menu screen of the sewing apparatus according to the embodiment.
FIG. 6 is a view showing a display menu screen of the sewing apparatus according to the embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a screen of a self-diagnosis result of a sensor of the sewing device according to the present embodiment.
FIG. 8 is a view showing a screen of a self-diagnosis result of the motor of the sewing apparatus according to the embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a screen in a sewing state of the sewing device according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
Sewing equipment

Claims

In a sewing device in which the sewing mechanism is shifted from a sewing state in which the sewing mechanism performs a sewing operation to a diagnostic state in which the sewing mechanism is self-diagnosed, and the sewing mechanism performs a self-diagnosis,
Storage means having at least a first storage area and a second storage area;
Writing means for writing information on a sewing operation of the sewing mechanism in a first storage area in the sewing state, and storing a self-diagnosis result of the sewing mechanism in a second storage area in the diagnosis state;
A sewing device, comprising: a notifying unit capable of notifying a self-diagnosis result stored in the second storage area even after shifting from the diagnosis state to the sewing state.

2. The sewing apparatus according to claim 1, wherein the notifying unit notifies a latest self-diagnosis result when the self-diagnosis of the sewing mechanism is performed a plurality of times.

3. The sewing apparatus according to claim 1, wherein the storage unit stores the self-diagnosis result stored in the second storage area even after the power of the sewing apparatus is turned off.

A computer for storing the self-diagnosis result of the sewing mechanism in the storage means;
In the sewing state in which the sewing mechanism performs the sewing operation, information on the sewing operation of the sewing mechanism is written in the first storage area, and in the diagnostic state in which the sewing mechanism is self-diagnosed, the self-diagnosis result of the sewing mechanism is stored in the first storage area. Writing means for storing in a second storage area different from the first storage area;
A program for a sewing device for causing the self-diagnosis result stored in the second storage area to function as a notifying unit that can notify the self-diagnosis result even after shifting from the diagnosis state to the sewing state.