JP2004015952A - ケーブル接続装置 - Google Patents

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JP2004015952A
JP2004015952A JP2002168677A JP2002168677A JP2004015952A JP 2004015952 A JP2004015952 A JP 2004015952A JP 2002168677 A JP2002168677 A JP 2002168677A JP 2002168677 A JP2002168677 A JP 2002168677A JP 2004015952 A JP2004015952 A JP 2004015952A
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JP2002168677A
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Hirohiko Yanagawa
柳川 裕彦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】気密処理したシール部を開くことなく内部に浸水した水を排出し、施工時の気密処理不良箇所の特定ができ、また、シール部分の再気密処理を軽減できるケーブル接続装置を提供する。
【解決手段】通信ケーブルの接続等に用いられ、ケーブル接続等の後に気密封止されるケーブル接続装置であって、装置の筐体2に気密封止された排水部7を設け、筐体内に浸入した水を筐体2を開くことなく排水部7から排水する。排水部は、常時は気密封止されたねじ構造又は内部圧力で開放するバルブ構造を用いる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ケーブルの接続等に用いられるクロージャあるいは接続函等のケーブル接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信ケーブルは信号伝送用の多数の心線を集合したもので、導線を用いた電気通信ケーブルや光ファイバを用いた光通信ケーブルがある。これらの通信ケーブルは、通常、クロージャと呼ばれている接続装置を用いて、ケーブルの信号線間の相互の接続、引き落としのための分岐、成端のための端末形成等が行なわれる。クロージャは、架空ケーブル用では、ケーブルの電柱際の吊線に支持させて取付けられる。地下ケーブル用では、マンホールの中などに設置される。また、電柱や建物の内外壁面等に取付けて信号線の配線に使用される接続函もある。
【0003】
これらの接続装置は、将来の再接続や後分岐のためボルトやバンドで開閉可能に形成されている。しかし、ケーブルの接続部を保護するものであることから、水密性、また、ガス封入ケーブルにも使用することから気密性を持たせているものもある。気密性を有するクロージャや接続函は、ケーブル接続終了後、開閉部等を気密処理した後、例えば、気密試験用バルブからガスまたはエアーを注入して、クロージャ内の内圧を高め、気密処理したシール部分からの気密状態等を検査するようにしている。
【0004】
上記の防水や気密処理した接続装置であっても、大雨等で水中に浸された場合に、気密処理不良等によって接続装置内部に浸水することがある。このような場合、接続装置内に浸水した水を排出する必要があるが、気密処理したシール部分を開いて中の水を排出すると、気密不良を起こした個所の特定や原因の解明が困難になってしまう。また、新たに全体の気密処理をやり直す必要があり、気密処理の修復作業が大変になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、気密処理したシール部を開くことなく内部に浸水した水を排出し、施工時の気密処理不良箇所の特定ができ、また、シール部分の再気密処理を軽減できるケーブル接続装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のケーブル接続装置は、通信ケーブルの接続等に用いられ、ケーブル接続等の後に気密封止されるケーブル接続装置であって、筐体に気密封止された排水部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は本発明によるスリーブタイプのケーブル接続装置の一例を示す外観図、図1(B)は同断面図、図2はボックスタイプのケーブル接続装置の例の外観図、図3は排水口の他の例を説明する図である。図中、1,1’はケーブル接続装置(クロージャ)、2,12は筐体、2aは上部筐体、2bは下部筐体、3,13は端部材、4,5,14はシール部、6は気密試験用バルブ、7,16は排水部、7a,16a,16bは排水孔、8はケーブル導入孔、9は緊締バンド、10は排水栓、11,19はOリング、15はクランプ部材、17はバネ体、18は排水弁、20は浸水検知センサを示す。
【0008】
図1に示すケーブル接続装置(以下、クロージャという)1は、プラスチックまたは金属で形成されたスリーブ状の筐体2を上部筐体2aと下部筐体2bに分割し、両端に端部材3を配して構成される。プラスチックまたはゴム等で形成された端部材3は、シール部5により上下筐体2a,2bに気密状に結合されるように構成されている。気密状に結合する方法としては、シール用パッキンを介した結合、シール剤を塗布する等の周知の気密形成手段を用いて形成することができる。また、筐体2と端部材がプラスチックで形成されている場合は、上部筐体2aまたは下部筐体2bと一体成形構造としてもよい。
【0009】
端部材3は、上下に2分割した半割形状あるいは分割しない形状で形成され、通信ケーブルを導入するケーブル導入孔8が設けられている。ケーブルは、ケーブル導入孔8からクロージャ1内に導入され、その導入部はゴムブーツ(図示せず)等により保護、補強される。ケーブル導入孔8は入力、出力、分岐用等として、端部材3の一方または両方に設けられる。また、ケーブル導入孔8とケーブルの間に生じる隙間もシール構造やゴムブッシュ等を用いて気密状態にされる。
【0010】
筐体2内でケーブルの各信号線の接続または分岐が行なわれた後、上部筐体2aと下部筐体2bが閉じられる。上下筐体間のシール部4は、シール部5と同様に、ゴムパッキンを介した結合、シール剤を塗布する等の周知の気密形成手段を用いて形成することができる。これらの気密保持は、一例として図1に示すような、上下筐体2aと2bとを緊締バンド9で一体に締め付けて形成される。また、この他、上下筐体2aと2bを結合するフランジをシール部周辺に設け、ねじで締め付けて一体にする方法や、クランプ部材で一体にする方法等がある。
【0011】
上部筐体2aまたは下部筐体2bのいずれかに気密試験用バルブ6が設けられ、接続終了し開閉部が閉塞されシール部4,5等が気密処理された後、筐体内にガスまたはエアー注入により、クロージャ1内の内部圧力を0.05〜0.1MPa(0.5〜1気圧)程度高める。そして、シール部4,5およびケーブル導入部からのガス等の漏れが無いかを検査する。簡単な検査方法としては、シール部4,5等に石けん水を塗布し泡発生状態を視認することにより気密不良個所を検出することができる。
【0012】
本発明においては、上述のクロージャ1に排水部7を設けて構成される。排水部7は、図1(B)に一例として示すように、下部筐体2bの下端面に設けられる。排水部7は、例えば、排水孔7aを有し、この排水孔7aをOリング11と排水栓10により、常時は気密に封止される構造とすることができる。
【0013】
クロージャ1のシール部のいずれかの部分での気密状態が低下していて、クロージャ1内に浸水が生じたような場合は、クロージャ1内に溜まった水は、排水栓10を緩めて排水する。この後、気密試験用バルブ6からガスまたはエアーを注入し、気密不良部分を検出し特定した後、気密不良部分を再度気密処理して修復する。気密不良部分は、気密処理した開閉部分のシール部4,5等を開けることなく施工時の状態で検出することができる。この結果、気密不良の発生は、施工時の気密処理に起因するものか、構成部品自体によるものか等を特定することができ、浸水発生原因を容易に解明でき、以後の品質向上に役立てることができる。
【0014】
図2はボックスタイプのクロージャの一例を示すもので、クロージャ1’は、例えば、円形カップ形状の筐体12と端部材13をクランプ部材15で閉塞して構成される。気密試験用バルブ6は、端部材13または筐体12のいずれかの側に設けられ、また、排水部7もいずれかの側に設けられる。ケーブル導入部(図示せず)は図1と同様に端部材13または筐体12の底部に設けられ、ケーブルは気密処理して導入される。また、開閉部のシール部14も同様に気密処理されて閉塞される。
【0015】
図2に示したクロージャ1’も、図1の場合と同様に、気密試験用バルブ6からガスあるいはエアーを注入し、クロージャ1’内の圧力を高め、気密状態の検査を行なうことができる。また、浸水が生じたような場合は、排水部7から内部の水を排出し、上記の方法で気密不良個所を検出し、不良発生原因を調査した後、修復する。
【0016】
図3は、排出部の他の例を示すもので、排出部16は排水孔16aと16bを有し、この排水孔をOリング19と排水弁18およびバネ体17とで、常時は気密に封止される構造とすることができる。クロージャ内の圧力を所定値以上にすると、排水弁18はバネ体17を圧縮して下方に移動し、排水孔16aと16bが連通状態となり、クロージャ内のガスを排出したり、水を排水したりすることができる。
【0017】
排水弁18を作動させる圧力としては、例えば、気密試験時の圧力の110%以上となったときに、排水弁18が作動するようにしておく。したがって、クロージャの気密試験においては、排水部16の排水弁18は作動することはない。しかし、クロージャ内に浸入した水を排出する必要があるときは、気密試験用バルブ6を用いて、クロージャ内圧を高め、排水弁18を作動させることができる。この場合も、図1で説明したのと同様に、クロージャのシール部を開くことなくクロージャ内の水を排水することができるので、浸水の原因となった気密不良個所の特定を容易に行なうことが可能となる。また、クロージャ内に浸水検知センサ20を設けておくことにより、遠隔操作での排水作動を行なうことも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、通信ケーブルの接続、分岐等を行なったケーブル接続装置の気密処理したシール部を開くことなく内部に浸水した水を排出できる。このため、接続、分岐の施工時の状態を維持した状態で、気密不良個所の特定を容易に行なうことができる。また、全体の再気密処理を不要とすることができ、気密不良発生部分のみを修復することで、修復作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するスリーブタイプのクロージャを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するボックスタイプのクロージャを示す図である。
【図3】本発明で用いる排水部の他の例を説明する図である。
【符号の説明】
1,1’…クロージャ、2,12…筐体、2a…上部筐体、2b…下部筐体、3,13…端部材、4,5,14…シール部、6…気密試験用バルブ、7,16…排水部、7a,16a,16b…排水孔、8…ケーブル導入部、9…緊締バンド、10…排水栓、11,19…Oリング、15…クランプ部材、17…バネ体、18…排水弁、20…浸水検知センサ。

Claims (4)

  1. 通信ケーブルの接続等に用いられ、ケーブル接続等の後に気密封止されるケーブル接続装置であって、筐体に気密封止された排水部を設けたことを特徴とするケーブル接続装置。
  2. 前記排水部は、排水栓で気密封止される構造であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル接続装置。
  3. 前記排水部は、所定の内部圧力により開かれるバルブで気密封止される構造であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル接続装置。
  4. 筐体内に浸水検知センサを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル接続装置。
JP2002168677A 2002-06-10 2002-06-10 ケーブル接続装置 Pending JP2004015952A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007893A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Hokkaido Electric Power Co Inc:The 光ファイバ心線接続箱用収納箱
KR101799490B1 (ko) 2017-07-20 2017-11-20 윤성식 방폭형 배선함
CN110676796A (zh) * 2019-10-23 2020-01-10 国网电力科学研究院武汉南瑞有限责任公司 一种电力电缆密封装置

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