JP2004014960A - Exposure apparatus and exposure method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は露光装置および露光方法であって、特に真空雰囲気下で露光を行う荷電粒子線、または極短波長紫外線(Extreme Ultra Violet(EUV))を露光光に用いた露光装置および露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子における高集積化の進展にともない、フォトリソグラフィ工程において用いられる露光装置の露光光源はその短波長化が進んでいる。
しかし、短波長域の露光光は露光エネルギーが高く、その照射により露光を行う基板上のレジストに含まれる有機物等が化学的に分解されて気化し、露光装置内にコンタミネーションが発生し易い。
【0003】
このコンタミネーションを除去するために、光触媒を用いてコンタミネーションを除去する方法(特開2000−284468号公報、特開2000−284469号公報、特開2000−286187号公報)や、露光装置内に洗浄手段を組み込む方法(特開平11−224839号公報、特開2000−91207号公報)が報告されている。
【0004】
一方、近年、高解像度のパターン露光が可能な荷電粒子線露光技術が注目されている。荷電粒子線露光技術では、露光光に電子線等の荷電粒子線を用いて真空雰囲気下で露光を行うものであり、100nm以下の微細パターンを半導体基板やマスク等に容易に形成することができる。
【0005】
ここで、例えば低加速電子線投影露光法(Low Energy Electron Projection Lithography(LEEPL)に用いる荷電粒子線露光装置を図4に示す。
図4に示すように、露光を行う真空チャンバ11内には、露光光として電子線eを放出する露光光源21が配置されており、この露光光源21から放出する電子線eの経路上に基板載置台22が配置されている。
そして、電子線eの経路上であって、露光光源21と基板載置台22との間には、基板Wに露光パターン32を転写するための露光マスク31が設けられている。
【0006】
このような構成の荷電粒子線露光装置を用いて露光を行う場合には、まず、基板載置台22上に、表面にレジスト(図示せず)を塗付してなる基板Wを載置する。続いて露光光源21から電子線eを放出し、種々の電子光学系を通過させて露光マスク31に照射する。そして、この露光マスク31の露光パターン32を通過することで成型された電子線e’を基板W表面のレジストに照射し、このレジストに露光パターン32を転写する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような荷電粒子線露光装置でも露光装置内のコンタミネーションは重要な問題となっており、基板上のレジストから気化した有機物等のコンタミネーションが露光装置内を浮遊し、荷電粒子線の経路上に配置される電子光学系や露光マスクなどに付着し、固着してしまう傾向があった。
【0008】
このように固着したコンタミネーションは、荷電粒子線で露光することで電子やイオンにより帯電され、この帯電電荷が露光時の荷電粒子線の経路を曲げてしまい、転写する露光パターンの位置精度が低下するという問題があった。
特に、露光マスクの露光面側にコンタミネーションは固着し易く、露光パターンにコンタミネーションが固着した場合、位置精度だけでなく、露光パターンの線幅精度も低下するため、重要な問題となっていた。
【0009】
このような問題を解決するために、荷電粒子線露光装置(荷電粒子ビーム装置)において光触媒を用いることにより、発生したコンタミネーションを分解する方法(特許第3047293号明細書)も提案されているが、固着したコンタミネーションの除去については十分な効果が得られなかった。
また、従来の技術で説明したような、露光装置に洗浄手段を組み込む手法は、紫外線またはX線を露光光源とする露光装置についての手法であることから、真空雰囲気下で露光を行う荷電粒子線露光装置にそのまま適用することは困難であった。
【0010】
したがって、真空雰囲気下で露光を行う露光装置内のコンタミネーションを除去することが可能な露光装置および露光方法が要望されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明の第1の露光装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた露光光源と、この露光光源から放出される露光光の経路上に設けられた基板載置台とを備えた露光装置において、真空チャンバ内には、コンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射する紫外線照射手段と、紫外線照射領域にガスを吹きつけるガス供給手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
このような露光装置によれば、真空雰囲気下の真空チャンバ内で、紫外線照射手段によりコンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射することで、真空チャンバ内の紫外線照射領域における有機物からなるコンタミネーションが分解される。
その後、紫外線照射領域にガス供給手段によりガスを吹きつけることで、分解された有機物を真空チャンバ内から除去することができるため、真空チャンバ内にコンタミネーションが再付着するのを防ぐことができる。
【0013】
特に、ガス供給手段が内部にガスの進行方向に沿った複数の流路を有するとともに、ガス吹き出し口に向かって開口幅が広くなるように形成されたノズルを備えている場合には、ノズル内の複数の流路にガスが流れることにより、ガス吹き出し口の形状に沿った方向へガスの吹き出し方向が制御され、ガス吹き出し口を紫外線照射領域に向けることで、紫外線照射領域に層流状態で効率よくガスを吹きつけることができる。また、ガス吹き出し口に向かって開口幅が広く形成されていることにより、紫外線照射領域の全域にガスを確実に吹きつけることができる。
【0014】
また、ガス供給手段がガスの吹き出し方向を制御するための駆動手段を備えている場合には、ガスの吹き出し方向を制御しつつ紫外線照射領域にガスを吹きつけることで、真空雰囲気下であっても、紫外線照射領域全域に確実に効率よくガスを吹きつけることが可能である。また、コンタミネーションの除去状況を確認しながら、ガスを吹きつける位置を調整することも可能である。
【0015】
また、本発明の第2の露光装置は、露光を行うための真空チャンバと、真空チャンバに隣接して設けられ、真空チャンバ内に露光マスクを装填するためのマスク装填室とを備えた露光装置において、マスク装填室内には、露光マスクに紫外線を照射する紫外線照射手段と、紫外線照射領域にガスを吹きつけるガス供給手段とを備えたことを特徴としている。
【0016】
このような露光装置によれば、マスク装填室内で露光マスクに紫外線を照射することで、露光マスクに固着したコンタミネーションを分解することができる。また、通常マスク装填室内も真空雰囲気下に維持されていることから、紫外線照射領域にガスを吹きつけることにより、分解したコンタミネーションをマスク装填室から除去することができるため、露光マスクにコンタミネーションが再付着するのを防ぐことも可能である。
さらに、真空チャンバ内で露光マスクを用いて露光を行う間に、マスク装填室内で次に用いる露光マスクに付着したコンタミネーションを除去することができる。
【0017】
また、本発明の露光方法は、真空チャンバ内で基板に露光を行う露光工程と、基板を紫外線遮光シャッターで覆った状態で、真空チャンバ内のコンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射するとともに、紫外線照射領域にガスを吹きつけてコンタミネーションを除去するコンタミネーション除去工程とを有することを特徴としている。
【0018】
このような露光方法によれば、基板を紫外線遮光シャッターで覆った状態で、真空チャンバ内のコンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射して紫外線照射領域のコンタミネーションを分解するとともに、紫外線照射領域にガスを吹きつけることで分解したコンタミネーションを除去することから、真空チャンバ内に基板が搬入された状態であっても、基板に紫外線照射の影響を与えることなく真空チャンバ内のコンタミネーションを除去することができる。
したがって、基板の露光位置を変えて複数回露光を行う場合に、露光工程の合間に頻繁にコンタミネーションの除去を行うことが可能であるため、真空チャンバ内をより清浄な状態に維持することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1(a)は本発明の露光装置の一実施形態を説明するための荷電粒子線露光装置の概要構成図である。
この図に示す荷電粒子線露光装置は、図4を用いて説明した従来の露光装置に、コンタミネーションを除去するための紫外線照射手段41およびガス供給手段42を備え、さらに、基板載置台22と露光マスク31との間に移動自在な紫外線遮光シャッター43を備えた構成となっている。
ここでは、露光マスク31の露光パターン32に固着したコンタミネーションを除去する露光装置を例にとり説明する。
【0020】
図1(a)に示すように、荷電粒子線露光装置は、露光を行うための真空チャンバ11と、真空チャンバ11に隣接して設置され、真空チャンバ11内に露光マスク31を装填するためのマスク装填室12とを備えている。
【0021】
真空チャンバ11内には、露光光として電子線eを放出する電子銃からなる露光光源21が配置されており、この露光光源21から放出された電子線eの経路上に水平方向(xy方向)に移動可能な基板載置台22が配置されている。
この基板載置台22はxy方向に移動することにより、電子線eの照射範囲に基板載置台22上に載置された基板W表面の全域を移動させることができる。
そして、電子線eの経路上であり、露光光源21と基板載置台22の間には基板Wに露光パターン32を転写するために用いる露光マスク31と露光マスク31を保持するためのマスク保持部材(図示せず)が設けられている。
【0022】
また、露光光源21と露光マスク31との間には、電子線eの経路上に、露光光源21側から順に、電子線eを制限するアパーチャー23、進行方向を平行にするためのコンデンサレンズ24が配置されている。そして、コンデンサレンズ24の下方には、電子線eの経路を囲むように、電子線eが露光マスク31に垂直に入射するように偏向させる目的を持つ一対のメインデフレクターのセット25、26があり、さらには電子線eの照射位置の微調整を行う微調整用デフレクター27、28が配置されている。
【0023】
ここで、本発明に特徴的な紫外線照射手段41は、真空チャンバ11内の微調整用デフレクター28と露光マスク31との間に一対で設けられ、露光マスク31の露光パターン32に紫外線を照射可能な状態で配置されている。
なお、ここでは露光パターン32に固着したコンタミネーションを除去するために、紫外線照射手段41を微調整用デフレクター28と露光マスク31との間に配置することにより、露光マスク31に対し電子線eの照射面側から紫外線を照射し、ガスを吹きつけるように構成した。
ただし、本発明はこれに限定されず、真空チャンバ11内におけるコンタミネーションを除去する領域に対して、紫外線を照射可能であり、露光の妨げにならない位置に紫外線照射手段41を配置すればよい。
【0024】
また、ガス供給手段42は、例えば真空チャンバ11の外側に接して設置された温度制御手段51と、温度制御手段51に接続され、真空チャンバ11内へガスを導入するノズル52とを備えている。
温度制御手段51により供給するガスの温度は、吹きつけるガスにより露光マスク31に温度伸縮が起こらないように、露光装置の設置されている環境の温度と同等の20〜27℃が好ましい。
この場合、温度を制御しなくても供給するガスが上記の温度を維持できるのであれば、温度制御手段51を設けなくてもよい。
【0025】
また、温度制御手段51に接続されたノズル52は、その先端がガス吹き出し口53となっており、真空チャンバ11内の紫外線照射領域、すなわち、ここでは露光パターン32に露光面側からガスを誘導可能な向きに設けられ、ノズル52が露光の妨げにならない位置に配置されている。
ここで、図1(b)に本実施形態におけるノズル52のガス吹き出し口53付近の要部拡大図を示す。
【0026】
図1(b)に示すように、このノズル52の内部はガスの進行方向Cに沿った複数の流路を有しており、ノズル52の先端のガス吹き出し口53に向かって開口幅が広くなるように形成されている。
供給されるガスは、このノズル52内の複数の流路を通り、ガス吹き出し口53の形状に沿った方向へガスの吹き出し方向C’が制御され、層流状態で露光パターン32に吹きつけられる。また、ノズル52はガス吹き出し口53に向かって開口幅が広くなるように形成されていることから、ガスの吹き出し口53が向けられた露光パターン32の全域にガスが吹きつけられる。
【0027】
なお、ここでは、ノズル52の特定の形状によってガスの吹き出し方向C’を制御した例について説明したが、本発明のガス供給手段42は、上記の形状に限定されず、真空雰囲気下で所定の領域にガスを確実に吹きつけることが可能であればよい。
【0028】
さらに、真空チャンバ11内には、紫外線照射手段41から照射される紫外線に対して基板載置台22を覆う位置と、電子線eの経路上から外れる位置とに移動自在な紫外線遮光シャッター43が設けられている。
本実施形態における紫外線遮光シャッター43は、例えば真空チャンバ11の側壁から突出し、露光マスク31と基板載置台22との間に配置可能に設けられている。
このように、紫外線遮光シャッター43は基板載置台に載置された基板Wを紫外線から遮光するために用いるため、基板載置台22の近くに配置されるのが好ましいが、基板Wを紫外線から遮光できれば、配置位置は上記に限定されるものではない。
なお、基板Wを真空チャンバ11内に搬入しない状態で、コンタミネーションの除去を行う場合には、紫外線遮光シャッター43を設けなくてもよい。
【0029】
次に、上述した露光装置を用いた露光方法について説明する。
まず、真空雰囲気に維持された真空チャンバ11内にマスク装填室12から露光マスク31を搬入し、マスク保持部材(図示せず)に例えばステンシルマスクからなる露光マスク31を装着する。
【0030】
次に、真空チャンバ11内に例えば半導体ウエハからなる基板Wを搬入し、基板Wを基板載置台22に載置して、基板Wの露光位置と露光マスク31との位置合わせを行う。
この際、基板W上には露光マスク31の露光パターン32を転写するためのレジスト(図示せず)が塗付された状態であることとする。
【0031】
続いて、露光光源21をオンにして、露光光源21から放出させた電子線eを、アパーチャー23、コンデンサレンズ24で成形し、上述したデフレクター25〜28で電子線eの照射位置を調整しつつ走査させながら露光マスク31に照射する。そして、この露光マスク31の露光パターン32を通過することで成型された電子線e’を基板W表面のレジストに照射し、このレジストに露光パターン32を転写する。
【0032】
次に、真空チャンバ11の側壁から露光マスク31と基板載置台22に載置された基板Wとの間に紫外線遮光シャッター43を突出させて配置する。
そして、紫外線遮光シャッター43により基板Wを覆い、紫外線から遮光した状態で、紫外線照射手段41により露光パターン32に紫外線を照射する。
【0033】
ここで、通常紫外線は波長が400nm以下の電磁波を指すが、この場合の紫外線はコンタミネーションを分解するために用いるため、エネルギーの強い短波長の紫外線が望ましい。
特に、波長180nm以下の紫外線を照射する場合には、後述する工程で、ガス供給手段42から流すガスが酸素を含むガスであれば、酸素が活性度の高い励起酸素原子となるため、コンタミネーション除去速度が速く、さらに好ましい(特許第034720号明細書)。
【0034】
続いて、紫外線を照射した状態でガス供給手段42から、窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の不活性ガスを紫外線の照射領域に吹きつける。これにより、真空チャンバ11内は真空雰囲気に維持されているため、特に排気手段を設けなくても、不活性ガスとともに分解したコンタミネーションを真空チャンバ11内から除去することができる。
この際、温度制御手段51により、供給するガスの温度は20〜27℃に制御することとする。
【0035】
なお、本発明は上記のガスに限定されず、酸素、水素、水蒸気、オゾン、過酸化水素蒸気等のガスを吹きつけてもよい。これにより、分解された有機物が二酸化炭素ガスや炭化水素ガスに変換されて真空チャンバ11内から除去される。
また、ここでは紫外線を照射しながら、紫外線照射領域にガスを吹きつけることとしたが、紫外線を照射した後、ガスを吹きつけてもよい。
【0036】
このようにして、露光マスク31に付着したコンタミネーションを除去する間に、基板載置台21をxy方向に移動することにより、基板Wを次の露光位置に移動させる。
【0037】
本実施形態では、まず、露光工程を行い、その後コンタミネーションを除去する工程を行うこととしたが、初期状態で真空チャンバ11内にコンタミネーションが発生している場合には、コンタミネーションを除去する工程を先に行ってもよい。
この場合、基板Wを真空チャンバ11内に搬入する前に露光マスク31のコンタミネーションを除去すれば、紫外線遮光シャッター43で基板Wを覆わなくてもよく、基板Wへの紫外線照射による影響を考慮しなくてよいので好ましい。
【0038】
また、本実施形態では、生産効率を向上させるため、基板Wの露光位置を移動させる際にコンタミネーションを除去する工程を並行して行うこととしたが、本発明はこれに限定されず、別々に行ってもよく、どちらの工程を先に行ってもよい。
また、コンタミネーションを除去する工程は露光工程の合間に毎回行う必要はなく、真空チャンバ11内のコンタミネーションの発生状況により適宜設定する。
【0039】
このような露光装置および露光方法によれば、露光パターン32に紫外線を照射可能な位置に紫外線照射手段41が配置されていることにより露光パターン32に付着した有機物等のコンタミネーションを紫外線により分解することができる。
【0040】
また、露光パターン32にガスを吹きつけるようにガス供給手段42が配置されており、ノズル52の内部はガスの進行方向Cに沿った複数の流路を有するとともに、ガス吹き出し口53に向かって開口幅が徐々に広くなるように形成されている。これにより、ガス吹き出し口53の形状に沿って、ガスの吹き出し方向C’を制御し、ガスを層流状態で吹きつけることにより、露光パターン32に効率よくガスを吹きつけることができ、また、露光パターン32全域にガスを吹きつけることができる。
【0041】
よって、真空雰囲気下であっても露光パターン32にガスを確実に吹きつけることができるので、紫外線照射により分解したコンタミネーションを確実に除去することができ、基板W上に転写される露光パターン32の位置精度や線幅精度を向上させることができる。
また、真空雰囲気下でコンタミネーションを分解して、真空チャンバ11内からコンタミネーションを除去することにより、コンタミネーションの再付着を防ぐことができ、真空チャンバ11内をより清浄化できる。
【0042】
さらに、真空チャンバ11に基板載置台22と露光マスク31との間に移動自在な、紫外線遮光シャッター43が設けられていることにより、基板Wを基板載置台22上に載置した状態で、露光パターン32のコンタミネーションを除去することができるため、露光工程の合間に頻繁に露光パターン32に付着したコンタミネーションを除去することができる。
【0043】
また、ガス供給手段42が温度制御手段51を備えていることにより、ガスを吹きつけた部分の温度による伸縮作用を抑制することができる。
また、従来、加速された電子線eが露光マスク31に照射されるとその露光エネルギーにより、熱膨張を生じて露光パターン32の線幅精度を悪化させるという問題が生じていたが、本実施形態のようにガス供給手段42が温度制御手段51を備えていれば、供給するガスの温度を低く調整することができるため、ガスを露光マスク31に吹きつけることにより、冷却することも可能である。
【0044】
なお、本実施形態においてはマスク装填室12が設置された例について説明したが、露光マスク31をケースに入れて真空チャンバ11内に直接搬入するような露光装置であってもよい。
【0045】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ガス供給手段42のノズル52の形状によりガスの吹き出し方向C’を制御する例について説明したが、本実施形態では、ガス供給手段42がガスの吹き出し方向C’を制御するための駆動手段を備えた例について説明する。
なお、ノズル52以外の構成は第1実施形態と同一の構成とし、露光マスク31における露光パターン32のコンタミネーションを除去することとする。
【0046】
図2に本実施形態における、ノズル52のガス吹き出し口53付近の要部拡大図を示す。
図2に示すように、ガス吹き出し口53の先には、支持軸55に連結された振動板54が配置され、支持軸55は駆動手段(図示せず)に連結されている。ノズル52内のガスの進行方向Cに対して、駆動手段によって支持軸55を回転することにより、振動板54が傾斜し、ガスの吹き出し方向C’が制御される。
【0047】
ここでは、駆動手段により振動板54の向きを紫外線照射領域である露光パターン32方向へ制御することで、供給されたガスは露光パターン32(前記図1(a)参照)に局所的に吹きつけられる。そして、駆動手段により振動板54の傾斜を変動させることで、露光パターン32の全域にガスを吹きつけることができる。
このように、本発明の露光装置は駆動手段によりガスの吹き出し方向C’を制御する振動板54のような制御手段を備えたガス供給手段42であってもよい。この制御手段は振動板54に限定されず、ノズル52自体を傾斜させて動かすことにより、露光パターン32の全域にガスを吹きつけても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、コンタミネーションの除去状況を確認しながら、ガスの吹き出し方向C’を調整することも可能である。
【0048】
(第3実施形態)
また、第1実施形態では真空チャンバ11内に紫外線照射手段41とガス供給手段42とが配置された例について説明したが、本実施形態では、真空チャンバ11に隣接して設置されたマスク装填室12内に紫外線照射手段41とガス供給手段42とが配置された例について説明する。
この場合には、コンタミネーションを除去する領域は露光マスク31となる。ここでは、第1、第2実施形態と同様に、露光パターン32のコンタミネーションを除去することとする。
【0049】
図3に示すように、マスク装填室12内に配置されたマスク保持部材(図示せず)に保持された露光マスク31にマスク装填室12内の例えば上部に配置された紫外線照射手段41から紫外線を照射して、コンタミネーションを分解する。そして、この紫外線照射領域にマスク装填室12の例えば側壁に配置されたガス供給手段42からガスを吹きつけて分解したコンタミネーションを除去する。
【0050】
このような露光装置および露光方法によれば、マスク装填室12内で紫外線を照射して露光マスク31に付着したコンタミネーションを分解し、ガス供給手段42によりガスを吹きつけることで、分解したコンタミネーションを除去することができる。
また、通常マスク装填室12内も真空雰囲気下に維持されているため、分解したコンタミネーションを露光マスク31に再付着させることなく、ガスとともにマスク装填室12内から排気することが可能である。
さらに、真空チャンバ11内で露光を行う間に、マスク装填室12内で次に用いる露光マスク31に固着したコンタミネーションを除去することができる。
【0051】
以上説明したように、第1実施形態〜第3実施形態ではLEEPL法に用いる荷電粒子線露光装置を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されず、真空雰囲気下で露光を行う露光装置であれば、他の露光装置であってもよい。例えば、極短波長紫外線露光(Extreme Ultra Violet Lithography(EUV))装置であっても、同様の効果を奏することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の露光装置によれば、コンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射し、紫外線照射領域にガスを吹きつけることで、コンタミネーションを真空チャンバ内から除去することができ、コンタミネーションの再付着を防ぐことができる。
また、コンタミネーションを除去する領域が露光マスクである場合には、コンタミネーションの除去を確実に行うことができるため、この露光マスクを用いて基板に露光を行うことにより、基板に転写されるマスクパターンの位置精度および線幅精度を向上させることができる。
【0053】
また、本発明の第2の露光装置によれば、マスク装填室内で露光マスクに固着したコンタミネーションを除去することができ、真空チャンバ内で露光マスクを用いて露光を行う間に、マスク装填室内で次に用いる露光マスクに固着したコンタミネーションを除去することができ、コンタミネーションの再付着を防ぐことができる。
さらに、真空チャンバ内で露光を行う間に、マスク装填室内で次に用いる露光マスクに固着したコンタミネーションを除去することができる。
【0054】
また、本発明の露光方法によれば、真空チャンバ内で基板を紫外線遮光シャッターにより覆った状態で紫外線を照射することにより、真空チャンバ内に基板が搬入された状態であっても、基板に紫外線照射の影響を与えることなくコンタミネーションを除去することができる。
したがって、基板の露光位置を変えて複数回露光を行う場合に、露光工程の合間に頻繁にコンタミネーションの除去を行うことが可能であるため、露光装置内をより清浄な状態に維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における露光装置を説明するための概要構成図(a)と要部拡大図(b)である。
【図2】第2実施形態における露光装置のノズルの要部拡大図である。
【図3】第3実施形態における露光装置の概要構成図である。
【図4】従来の技術における露光装置を説明するための概要構成図である。
【符号の説明】
11…真空チャンバ、12…マスク装填室、21…露光光源、22…基板載置台、31…露光マスク、41…紫外線供給手段、42…ガス供給手段、51…温度制御手段、52…ノズル、53…ガス吹き出し口、54…振動板、W…基板、e…電子線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an exposure apparatus and an exposure method, and more particularly to an exposure apparatus and an exposure method using a charged particle beam for performing exposure in a vacuum atmosphere or an ultra-short wavelength ultraviolet ray (Extreme Ultra Violet (EUV)) as exposure light.
[0002]
[Prior art]
With the progress of high integration of semiconductor elements, the wavelength of an exposure light source of an exposure apparatus used in a photolithography process has been shortened.
However, the exposure light in the short wavelength region has a high exposure energy, and the irradiation easily causes organic substances and the like contained in the resist on the substrate to be exposed to be chemically decomposed and vaporized, thereby causing contamination in the exposure apparatus.
[0003]
In order to remove the contamination, a method for removing the contamination using a photocatalyst (JP-A-2000-284468, JP-A-2000-284469, and JP-A-2000-286187) or an exposure apparatus is used. Methods of incorporating a cleaning means (Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 11-224839 and 2000-91207) have been reported.
[0004]
On the other hand, in recent years, a charged particle beam exposure technique capable of high-resolution pattern exposure has attracted attention. In the charged particle beam exposure technology, exposure is performed in a vacuum atmosphere using a charged particle beam such as an electron beam as exposure light, and a fine pattern of 100 nm or less can be easily formed on a semiconductor substrate or a mask. .
[0005]
FIG. 4 shows a charged particle beam exposure apparatus used for, for example, a low energy electron projection lithography (LEEPL).
As shown in FIG. 4, an
An
[0006]
When performing exposure using the charged particle beam exposure apparatus having such a configuration, first, a substrate W having a surface coated with a resist (not shown) is mounted on the substrate mounting table 22. Subsequently, an electron beam e is emitted from the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, even in the above-described charged particle beam exposure apparatus, contamination in the exposure apparatus is an important problem, and contamination such as organic substances vaporized from a resist on a substrate floats in the exposure apparatus, and the charged particle beam is exposed. Tend to adhere to the electron optical system, the exposure mask, and the like arranged on the path of the above, and to be fixed.
[0008]
Contamination fixed in this way is charged by electrons and ions by exposure to charged particle beams, and this charged charge bends the path of the charged particle beams at the time of exposure, lowering the positional accuracy of the transferred exposure pattern. There was a problem of doing.
In particular, contamination easily adheres to the exposure surface side of the exposure mask, and when the contamination adheres to the exposure pattern, not only the positional accuracy but also the line width accuracy of the exposure pattern decreases, which has been an important problem. .
[0009]
In order to solve such a problem, a method of decomposing generated contamination by using a photocatalyst in a charged particle beam exposure apparatus (charged particle beam apparatus) (Japanese Patent No. 3047293) has been proposed. However, a sufficient effect was not obtained in removing the adhered contamination.
Further, since the method of incorporating the cleaning means into the exposure apparatus as described in the prior art is a method for an exposure apparatus using ultraviolet light or X-rays as an exposure light source, a charged particle beam for performing exposure in a vacuum atmosphere is used. It has been difficult to apply it to an exposure apparatus as it is.
[0010]
Therefore, there has been a demand for an exposure apparatus and an exposure method that can remove contamination in an exposure apparatus that performs exposure in a vacuum atmosphere.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, a first exposure apparatus of the present invention includes a vacuum chamber, an exposure light source provided in the vacuum chamber, and an exposure light source provided on a path of exposure light emitted from the exposure light source. An exposure apparatus having a substrate mounting table provided therein, an ultraviolet irradiation means for irradiating an ultraviolet ray to an area for removing contamination, and a gas supply means for blowing a gas to the ultraviolet irradiation area in the vacuum chamber. It is characterized by:
[0012]
According to such an exposure apparatus, in a vacuum chamber under a vacuum atmosphere, by irradiating ultraviolet rays to a region from which contamination is removed by ultraviolet irradiation means, contamination made of an organic substance in an ultraviolet irradiation region in the vacuum chamber is obtained. Decomposed.
Thereafter, by blowing gas to the ultraviolet irradiation region by the gas supply means, the decomposed organic matter can be removed from the inside of the vacuum chamber, so that the contamination can be prevented from re-adhering to the inside of the vacuum chamber.
[0013]
In particular, when the gas supply means has a plurality of flow paths therein along the gas traveling direction and includes a nozzle formed so that the opening width increases toward the gas outlet, By flowing the gas through the plurality of flow paths, the gas blowing direction is controlled in a direction along the shape of the gas blowing port, and the gas blowing port is directed to the ultraviolet irradiation region, so that the gas flows in a laminar state in the ultraviolet irradiation region. Gas can be sprayed efficiently. Further, since the opening width is formed wider toward the gas outlet, the gas can be reliably blown over the entire ultraviolet irradiation region.
[0014]
Further, when the gas supply means is provided with a driving means for controlling the gas blowing direction, by blowing the gas to the ultraviolet irradiation region while controlling the gas blowing direction, it is possible to operate under a vacuum atmosphere. Also, gas can be reliably and efficiently blown over the entire ultraviolet irradiation region. It is also possible to adjust the position at which the gas is blown while checking the removal status of the contamination.
[0015]
Further, the second exposure apparatus of the present invention is an exposure apparatus comprising: a vacuum chamber for performing exposure; and a mask loading chamber provided adjacent to the vacuum chamber and for loading an exposure mask in the vacuum chamber. Wherein the mask loading chamber is provided with ultraviolet irradiation means for irradiating the exposure mask with ultraviolet light, and gas supply means for blowing gas to the ultraviolet irradiation area.
[0016]
According to such an exposure apparatus, the contamination fixed to the exposure mask can be decomposed by irradiating the exposure mask with ultraviolet rays in the mask loading chamber. In addition, since the mask loading chamber is usually maintained in a vacuum atmosphere, it is possible to remove the decomposed contamination from the mask loading chamber by spraying a gas onto the ultraviolet irradiation area. Can be prevented from re-adhering.
Further, while exposure is performed using the exposure mask in the vacuum chamber, contamination attached to the exposure mask to be used next in the mask loading chamber can be removed.
[0017]
Further, the exposure method of the present invention is an exposure step of exposing a substrate in a vacuum chamber, and, while covering the substrate with an ultraviolet light shielding shutter, while irradiating ultraviolet rays to a region in the vacuum chamber for removing contamination, A contamination removing step of removing contamination by blowing gas onto the ultraviolet irradiation region.
[0018]
According to such an exposure method, while the substrate is covered with the ultraviolet light shielding shutter, the region in the vacuum chamber where the contamination is to be removed is irradiated with ultraviolet light to decompose the contamination in the ultraviolet irradiation region, and the ultraviolet irradiation region is decomposed. Removes contamination in the vacuum chamber without affecting the substrate even when the substrate is carried into the vacuum chamber by removing the decomposed contamination by blowing gas to the vacuum chamber can do.
Therefore, when performing multiple exposures by changing the exposure position of the substrate, it is possible to frequently remove contamination between exposure steps, so that the inside of the vacuum chamber can be maintained in a cleaner state. It is possible.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
FIG. 1A is a schematic configuration diagram of a charged particle beam exposure apparatus for explaining an embodiment of the exposure apparatus of the present invention.
The charged particle beam exposure apparatus shown in this figure includes, in addition to the conventional exposure apparatus described with reference to FIG. 4, an ultraviolet irradiation unit 41 for removing contamination and a gas supply unit 42, and further includes a substrate mounting table 22. An ultraviolet light shielding shutter 43 that is movable between the
Here, an exposure apparatus that removes contamination adhered to the
[0020]
As shown in FIG. 1A, the charged particle beam exposure apparatus is provided with a vacuum chamber 11 for performing exposure, and is provided adjacent to the vacuum chamber 11 for loading an
[0021]
In the vacuum chamber 11, an
By moving the substrate mounting table 22 in the xy directions, the entire area of the surface of the substrate W mounted on the substrate mounting table 22 can be moved to the irradiation range of the electron beam e.
An
[0022]
Further, between the
[0023]
Here, the ultraviolet irradiation means 41 characteristic of the present invention is provided as a pair between the
Here, in order to remove the contamination fixed to the
However, the present invention is not limited to this, and the ultraviolet irradiation means 41 may be disposed at a position where the ultraviolet light can be irradiated to the region in the vacuum chamber 11 from which the contamination is to be removed and does not hinder the exposure.
[0024]
Further, the gas supply unit 42 includes, for example, a temperature control unit 51 installed in contact with the outside of the vacuum chamber 11, and a nozzle 52 connected to the temperature control unit 51 and introducing a gas into the vacuum chamber 11. .
The temperature of the gas supplied by the temperature control means 51 is preferably 20 to 27 ° C., which is the same as the temperature of the environment in which the exposure apparatus is installed, so that the temperature of the
In this case, if the supplied gas can maintain the above-mentioned temperature without controlling the temperature, the temperature control means 51 may not be provided.
[0025]
The nozzle 52 connected to the temperature control means 51 has a gas outlet 53 at its tip, and guides the gas to the ultraviolet irradiation region in the vacuum chamber 11, that is, the
Here, FIG. 1B is an enlarged view of a main portion near the gas outlet 53 of the nozzle 52 in the present embodiment.
[0026]
As shown in FIG. 1B, the inside of the nozzle 52 has a plurality of flow paths along the gas traveling direction C, and the opening width increases toward the gas outlet 53 at the tip of the nozzle 52. It is formed so that it becomes.
The supplied gas passes through a plurality of flow paths in the nozzle 52, the blowing direction C ′ of the gas is controlled in a direction along the shape of the gas blowing port 53, and is blown onto the
[0027]
Here, an example in which the gas blowing direction C ′ is controlled by a specific shape of the nozzle 52 has been described. However, the gas supply unit 42 of the present invention is not limited to the above shape, and may be a predetermined shape under a vacuum atmosphere. It is only necessary that the gas can be reliably blown into the region.
[0028]
Further, in the vacuum chamber 11, an ultraviolet light shielding shutter 43 is provided, which is movable between a position covering the substrate mounting table 22 with respect to ultraviolet light emitted from the ultraviolet irradiation means 41 and a position off the path of the electron beam e. Have been.
The ultraviolet light shielding shutter 43 in the present embodiment protrudes from, for example, a side wall of the vacuum chamber 11 and is provided so as to be disposed between the
As described above, since the ultraviolet light shielding shutter 43 is used to shield the substrate W mounted on the substrate mounting table from ultraviolet light, it is preferable that the ultraviolet light shielding shutter 43 is disposed near the substrate mounting table 22. If possible, the arrangement position is not limited to the above.
When the contamination is removed in a state where the substrate W is not carried into the vacuum chamber 11, the ultraviolet light shielding shutter 43 may not be provided.
[0029]
Next, an exposure method using the above-described exposure apparatus will be described.
First, the
[0030]
Next, the substrate W made of, for example, a semiconductor wafer is carried into the vacuum chamber 11, the substrate W is mounted on the substrate mounting table 22, and the exposure position of the substrate W and the
At this time, it is assumed that a resist (not shown) for transferring the
[0031]
Subsequently, the
[0032]
Next, an ultraviolet light shielding shutter 43 is arranged to protrude from the side wall of the vacuum chamber 11 between the
Then, the substrate W is covered with the ultraviolet light shielding shutter 43 and the
[0033]
Here, the ultraviolet ray usually refers to an electromagnetic wave having a wavelength of 400 nm or less. Since the ultraviolet ray in this case is used for decomposing the contamination, a short-wavelength ultraviolet ray having strong energy is desirable.
In particular, in the case of irradiating ultraviolet rays having a wavelength of 180 nm or less, if the gas supplied from the gas supply means 42 is a gas containing oxygen in a step described later, the oxygen becomes excited oxygen atoms having high activity. The removal rate is high, which is more preferable (Japanese Patent No. 034720).
[0034]
Subsequently, an inert gas such as nitrogen, helium, neon, or argon is blown from the gas supply unit 42 to the ultraviolet irradiation region in a state where the ultraviolet irradiation is performed. Accordingly, since the inside of the vacuum chamber 11 is maintained in a vacuum atmosphere, it is possible to remove the decomposed contamination together with the inert gas from the inside of the vacuum chamber 11 without providing any exhaust means.
At this time, the temperature of the supplied gas is controlled to 20 to 27 ° C. by the temperature control unit 51.
[0035]
Note that the present invention is not limited to the above gas, and a gas such as oxygen, hydrogen, steam, ozone, or hydrogen peroxide vapor may be blown. Thereby, the decomposed organic matter is converted into carbon dioxide gas or hydrocarbon gas and removed from the vacuum chamber 11.
Further, here, the gas is blown to the ultraviolet irradiation region while irradiating the ultraviolet light, but the gas may be blown after the ultraviolet irradiation.
[0036]
As described above, while removing the contamination attached to the
[0037]
In the present embodiment, first, an exposure step is performed, and then a step of removing contamination is performed. However, when contamination occurs in the vacuum chamber 11 in an initial state, the contamination is removed. The process may be performed first.
In this case, if the contamination of the
[0038]
Further, in the present embodiment, in order to improve the production efficiency, the step of removing the contamination when moving the exposure position of the substrate W is performed in parallel, but the present invention is not limited to this, and the present invention is not limited thereto. And either step may be performed first.
The step of removing contamination does not need to be performed every time between exposure steps, and is set as appropriate according to the state of occurrence of contamination in the vacuum chamber 11.
[0039]
According to such an exposure apparatus and an exposure method, the ultraviolet irradiation means 41 is disposed at a position where the
[0040]
Further, a gas supply means 42 is arranged so as to blow gas onto the
[0041]
Therefore, even under a vacuum atmosphere, the gas can be reliably blown onto the
Further, by removing the contamination from the inside of the vacuum chamber 11 by decomposing the contamination in a vacuum atmosphere, the re-adhesion of the contamination can be prevented, and the inside of the vacuum chamber 11 can be further cleaned.
[0042]
Further, since the vacuum chamber 11 is provided with a movable ultraviolet light shielding shutter 43 between the substrate mounting table 22 and the
[0043]
In addition, since the gas supply unit 42 includes the temperature control unit 51, the expansion and contraction due to the temperature of the part to which the gas is blown can be suppressed.
Further, conventionally, when the accelerated electron beam e is applied to the
[0044]
In the present embodiment, an example in which the mask loading chamber 12 is provided has been described. However, an exposure apparatus in which the
[0045]
(2nd Embodiment)
In the first embodiment, an example in which the gas blowing direction C ′ is controlled by the shape of the nozzle 52 of the gas supply unit 42 has been described. However, in the present embodiment, the gas supply unit 42 controls the gas blowing direction C ′. An example provided with a driving unit for this will be described.
The configuration other than the nozzle 52 is the same as that of the first embodiment, and the contamination of the
[0046]
FIG. 2 is an enlarged view of a main part near the gas outlet 53 of the nozzle 52 in the present embodiment.
As shown in FIG. 2, a diaphragm 54 connected to a
[0047]
Here, the supplied gas is locally blown onto the exposure pattern 32 (see FIG. 1A) by controlling the direction of the vibration plate 54 in the direction of the
As described above, the exposure apparatus of the present invention may be the gas supply unit 42 including the control unit such as the diaphragm 54 that controls the gas blowing direction C ′ by the driving unit. This control means is not limited to the vibration plate 54, and the same effect as in the first embodiment can be obtained even if gas is blown over the entire area of the
It is also possible to adjust the gas blowing direction C ′ while checking the removal status of the contamination.
[0048]
(Third embodiment)
Further, in the first embodiment, the example in which the ultraviolet irradiation means 41 and the gas supply means 42 are arranged in the vacuum chamber 11 has been described. In the present embodiment, however, the mask loading chamber installed adjacent to the vacuum chamber 11 is described. An example in which the ultraviolet irradiation means 41 and the gas supply means 42 are arranged in the apparatus 12 will be described.
In this case, the region from which the contamination is removed becomes the
[0049]
As shown in FIG. 3, an
[0050]
According to such an exposure apparatus and an exposure method, the contamination adhering to the
Further, since the inside of the mask loading chamber 12 is usually also maintained in a vacuum atmosphere, it is possible to exhaust the decomposed contamination together with the gas from the inside of the mask loading chamber 12 without re-adhering to the
Further, while exposure is performed in the vacuum chamber 11, contamination fixed to the
[0051]
As described above, in the first to third embodiments, the example using the charged particle beam exposure apparatus used for the LEEPL method has been described. However, the present invention is not limited to this, and the exposure is performed in a vacuum atmosphere. If it is an exposure apparatus, another exposure apparatus may be used. For example, the same effect can be obtained even with an ultra-short wavelength ultraviolet exposure (Extreme Ultra Violet Lithography (EUV)) apparatus.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the first exposure apparatus of the present invention, the contamination is removed from the vacuum chamber by irradiating the region from which the contamination is to be removed with ultraviolet rays and blowing the gas onto the ultraviolet irradiation region. This can prevent re-adhesion of contamination.
Further, when the region from which the contamination is removed is an exposure mask, the removal of the contamination can be reliably performed. Therefore, by exposing the substrate using the exposure mask, the mask transferred to the substrate is removed. The position accuracy and line width accuracy of the pattern can be improved.
[0053]
Further, according to the second exposure apparatus of the present invention, it is possible to remove the contamination fixed to the exposure mask in the mask loading chamber, and to perform the exposure using the exposure mask in the vacuum chamber while performing the exposure using the exposure mask in the vacuum chamber. Thus, the contamination fixed to the exposure mask to be used next can be removed, and the re-adhesion of the contamination can be prevented.
Further, while exposure is performed in the vacuum chamber, it is possible to remove contamination adhered to the next exposure mask in the mask loading chamber.
[0054]
Further, according to the exposure method of the present invention, the substrate is irradiated with ultraviolet light in a state where the substrate is covered with an ultraviolet light shielding shutter in the vacuum chamber, so that the substrate is exposed to ultraviolet light even when the substrate is carried in the vacuum chamber. Contamination can be removed without affecting irradiation.
Therefore, when performing multiple exposures by changing the exposure position of the substrate, it is possible to frequently remove contamination between exposure steps, so that the inside of the exposure apparatus can be maintained in a cleaner state. It is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic configuration diagram for explaining an exposure apparatus according to a first embodiment, and FIG.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of a nozzle of an exposure apparatus according to a second embodiment.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of an exposure apparatus according to a third embodiment.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram for explaining an exposure apparatus in a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Vacuum chamber, 12 ... Mask loading chamber, 21 ... Exposure light source, 22 ... Substrate mounting table, 31 ... Exposure mask, 41 ... Ultraviolet supply means, 42 ... Gas supply means, 51 ... Temperature control means, 52 ... Nozzle, 53 ... gas outlet, 54 ... diaphragm, W ... substrate, e ... electron beam
Claims (9)
前記真空チャンバ内には、コンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射する紫外線照射手段と、
紫外線照射領域にガスを吹きつけるガス供給手段とを備えた
ことを特徴とする露光装置。In a vacuum chamber, an exposure apparatus provided with an exposure light source provided in the vacuum chamber, and a substrate mounting table provided on a path of exposure light emitted from the exposure light source,
In the vacuum chamber, ultraviolet irradiation means for irradiating the region to remove the contamination with ultraviolet light,
An exposure apparatus, comprising: gas supply means for blowing gas to an ultraviolet irradiation region.
ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。2. The exposure mask according to claim 1, wherein an exposure mask is provided on a path of the exposure light between the exposure light source and the substrate mounting table, and a region from which the contamination is removed is the exposure mask. Exposure equipment.
ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。In the vacuum chamber, an ultraviolet light shielding shutter that is movable between a position covering the substrate mounting table with respect to ultraviolet light emitted from the ultraviolet irradiation means and a position off the path of exposure light is provided. The exposure apparatus according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。The gas supply means includes a plurality of flow paths therein along a gas traveling direction, and includes a nozzle formed so that an opening width increases toward a gas outlet. Item 2. An exposure apparatus according to Item 1.
ことを特徴とする請求項1の露光装置。2. The exposure apparatus according to claim 1, wherein the gas supply unit includes a driving unit for controlling a blowing direction of the gas.
ことを特徴とする請求項1の露光装置。2. An exposure apparatus according to claim 1, wherein said gas supply means includes a temperature control means for controlling a temperature of a supplied gas.
前記マスク装填室内には、前記露光マスクに紫外線を照射する紫外線照射手段と、紫外線照射領域にガスを吹きつけるガス供給手段とを備えた
ことを特徴とする露光装置。A vacuum chamber for performing exposure, and an exposure apparatus that is provided adjacent to the vacuum chamber and includes a mask loading chamber for loading an exposure mask into the vacuum chamber.
An exposure apparatus, comprising: an ultraviolet irradiation means for irradiating the exposure mask with ultraviolet light; and a gas supply means for blowing gas to an ultraviolet irradiation area in the mask loading chamber.
前記基板を紫外線遮光シャッターで覆った状態で、真空チャンバ内のコンタミネーションを除去する領域に紫外線を照射するとともに、紫外線照射領域にガスを吹きつけてコンタミネーションを除去するコンタミネーション除去工程とを有する
ことを特徴とする露光方法。An exposure step of exposing the substrate in a vacuum chamber;
A step of irradiating an ultraviolet ray to a region in the vacuum chamber for removing contamination while covering the substrate with an ultraviolet light shielding shutter, and having a contamination removal step of blowing gas to the ultraviolet irradiation region to remove the contamination. An exposure method comprising:
ことを特徴とする請求項8記載の露光方法。9. The exposure method according to claim 8, wherein the contamination removing step is performed in parallel when moving the exposure position of the substrate.
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