JP2004012046A - Combustion control method for heat storage type burner - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の蓄熱式バーナ機で加熱炉をラジアントチューブによって間接加熱する蓄熱式バーナ燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11(a)は、製鉄プラントにおける鋼板の連続処理ラインに組込まれたラジアントチューブ方式の加熱炉の概略構成を示す斜視図である。図11(b)は上方から見た模式図であり、図11(c)は側方から見た模式図である。連続処理ラインを搬送される鋼板1は搬入ロール2aを介して加熱炉3内へ導かれる。この加熱炉3内においては、上方と下方に分かれてそれぞれ多数のロール2c、2dが所定の間隔を有して配設されている。加熱炉3内に導入された鋼板1は、ロール2c、2d相互間を通過して、搬出ロール2bを介して加熱炉3外へ搬出される。
【0003】
この加熱炉3の両側の側壁3aには多数の蓄熱式バーナ機4がこの側壁3aを加熱炉3内に貫通するように埋込まれている。そして、この蓄熱式バーナ機4の火炎が加熱炉3内に突出されたラジアントチューブ5内を通流する。このラジアントチューブ5内を通流する火炎の熱によって、ロール2c、2d相互間を通過状態の鋼板1は間接的に加熱される。
【0004】
また、一般に、加熱炉3内は複数のゾーン6に分割され、各ゾーン6毎に、鋼板1の温度、すなわち加熱温度を制御する。各ゾーン6には複数の蓄熱式バーナ機4及びこの蓄熱式バーナ機4に連結されたラジアントチューブ5が存在する。したがって、加熱炉3内に導入された鋼板1は、各ゾーン6で順次加熱されたのち、加熱炉3外へ搬出される。
【0005】
図12は、加熱炉3の各ゾーン6の外壁3aに取付けられた各蓄熱式バーナ機4の概略構成を示す断面模式図である。
【0006】
加熱炉3の側壁3aの内面に加熱炉3の内部向かってほぼU字型に形成されたラジアントチューブ5の各開口に筒状のバーナ7a、7bが取付けられ、このバーナ7a、7bに筒状の蓄熱帯8a、8bが接続されている。このバーナ7a、7b及び蓄熱帯8a、8b内には、燃焼空気21の流路9と、パイロット空気15の流路14a、14b、燃焼ガス18、16の流路10とが形成されている。各バーナ7a、7b内には、パイロット13の点火と点火検知を行うイグニッション11a、11bが設けられている。
【0007】
バーナ燃料ガス18はバーナ燃料ガス遮断弁17a、17bを介してバーナ7a、7bに供給され、パイロット燃焼ガス16は、パイロット燃焼ガス遮断弁20a、20bを介してバーナ7a、7bに供給される。一方、バーナ燃焼空気21は共通のバーナ燃焼空気遮断弁23、及び切替え弁24を介してバーナ7a、7bに供給される。さらに、パイロット燃焼空気15は、供給管14a、14bを介してバーナ7a、7bに供給される。
【0008】
したがって、この蓄熱式バーナ機4においては、パイロット13専用のノズルは設けられていなくて、このパイロット13と正規の火炎12とは同一バーナ7a、7bで燃焼される。
【0009】
このような構成の蓄熱式バーナ機4において、両方のバーナ7a、7bが同時に燃焼状態になることはなく、いずれか一方のバーナ7a、7bのみが燃焼状態となる。燃焼中バーナ7aで発生する火炎12は、ラジアントチューブ5内を通過して、他方のバーナ7b(排気中バーナ)及び蓄熱帯8bの流路9、及び図12状態の切替え弁24を介して排気ガス25として外部へ排気される。この排気ガス25が蓄熱帯8bの流路9を通流する過程で、この待機中(排気中)の蓄熱帯8b及びバーナ7bは高温に保温される。
【0010】
例えば、30秒等の一定時間が経過すると、燃焼中バーナ7aに対するバーナ燃料ガス18の供給を停止し、他方の排気中バーナ7bに対するバーナ燃料ガス18の供給を開始する。同時に、切替え弁24を切換えて、バーナ燃焼空気21を他方の排気中バーナ7bへ切換える。すると、バーナ7bが点火され、このバーナ7bで発生する火炎12は、ラジアントチューブ5内を通過して、他方のバーナ7a及び蓄熱帯8aの流路9、及び図12と逆状態の切替え弁24を介して排気ガス25として外部へ排気される。この排気ガス25が蓄熱帯8aの流路9を通流する過程で、この排気中(待機中)の蓄熱帯8a及びバーナ7aは高温状態に保温される。
【0011】
このように、各バーナ7a、7bを交互に燃焼させることによって、排気中の蓄熱帯8a、8b及び排気中バーナ7a、7bを高温状態に維持できるので、バーナ7a、7bの燃焼、排気の切替えを短時間でかつ効率的に実施できる。
【0012】
このような、構成及び機能を有した複数の蓄熱式バーナ機4が取付られた加熱炉3の各蓄熱式バーナ機4の燃焼制御方法を説明する。
【0013】
(a) 蓄熱式バーナ機4の点火、消火
加熱炉3の各ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4を、各ゾーン6単位で点火及び消火を実施する。すなわち、最初に、パイロット燃焼ガス遮断弁20a、20bを開放してパイロット燃焼ガス16を各バーナ7a、7bに供給し、ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4における両方のバーナ7a、7bのパイロット13をイグニッション11a、11bで点火する。次に、蓄熱式バーナ機4の切替え弁24を操作して、点火すべきバーナ7a、7bを選択する。その後、各蓄熱式バーナ機4に対して順番に、バーナ燃焼ガス18、バーナ燃焼空気16を供給していく。その結果、各蓄熱式バーナ機4が順番に点火されていく。
【0014】
この場合、最初の蓄熱式バーナ機4の点火から最後の蓄熱式バーナ機4の点火まで、このゾーン単位で予め定められた、最小バーナ燃料ガス、最小バーナ燃焼空気を供給し続ける。全部の蓄熱式バーナ機4の点火が終了すると、該当ゾーン6の加熱温度に対応したバーナ燃焼ガス、バーナ燃焼空気まで、バーナ燃焼ガス、バーナ燃焼空気をそれぞれ上昇させる。
【0015】
各蓄熱式バーナ機4を消火する場合は、各蓄熱式バーナ機4のバーナ燃焼ガス、バーナ燃焼空気を同時に遮断して、各蓄熱式バーナ機4を同時に消火する。
【0016】
(b) 蓄熱式バーナ機4の各バーナの燃焼、排気の切替え
各ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼、排気の切替えを各ゾーン6単位で実施する。すなわち、この場合、各バーナ7a、7bのパイロット13は、常時燃焼状態であるので、バーナ燃焼ガス遮断弁17a、17bを操作し、各蓄熱式バーナ機4の切替え弁24を切替えて、バーナ燃焼ガス18及びバーナ燃焼空気21の供給先バーナを切替えると、切替え先のバーナ7a、7bはパイロット13の存在によって自動点火し、火炎12が発生する。
【0017】
このように、加熱炉3の各ゾーン6毎に、各蓄熱式バーナ機4に対するバーナ燃焼制御を実施するのは、各ゾーン6毎に加熱温度等が異なる場合があるからである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した手順で各蓄熱式バーナ機4に対する燃焼制御を実施する蓄熱式バーナ燃焼制御方法においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0019】
すなわち、加熱炉3の各ゾーン6毎に、該当ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4に対する点火、消火処理、及び各バーナの燃焼、排気の切替え処理を順次実施していた。そして、ゾーン6に所属する全ての蓄熱式バーナ機4の点火が終了するまで、最小バーナ燃焼ガス、最小バーナ燃焼空気がゾーン6単位で供給される。その結果、最初に点火された蓄熱式バーナ機4に対しては、該当ゾーン6に供給された最小バーナ燃焼ガス、最小バーナ燃焼空気が1台の蓄熱式バーナ機4に供給されることになる。
【0020】
その結果、燃焼中のパイロット13にバーナ燃焼ガス、バーナ燃焼空気に起因する強風が当たり、バーナ7a、7bの点火前にパイロット13が失火したり、バーナ7a、7bの点火後においても吸引により失火したりする。さらに、排気中のバーナ7a、7bのパイロット13も強い排ガスのために失火する懸念がある。
【0021】
同様なことが2台目や3台目に点火される蓄熱式バーナ機4についても言える。なお、この場合、2台目や3台目に点火される蓄熱式バーナ機4に供給されるバーナ燃焼ガス18、バーナ燃焼空気21は前述した1台目のバーナ燃焼ガス18、バーナ燃焼空気21に対して少ないが、それでも燃焼中のパイロット13を十分に失火させるだけの風圧である。
【0022】
パイロット13が失火すると、バーナ7a、7bが点火できないのみならす、未燃焼ガスを排気する問題がある。さらに、排気中バーナ7a、7bのパイロット13が失火すると、蓄熱式バーナ機4のバーナの燃焼、排気の切替えが円滑に進まない問題がある。
【0023】
また、ラジアントチューブ5における蓄熱式バーナ機4の排気中バーナ7a、7bの近傍位置が燃焼中バーナ7a、7bの火炎12の排気ガスにて高温に加熱されている場合は、排気中バーナ7a、7bのパイロット13が燃焼中でなくとも、バーナ燃焼ガス18、バーナ燃焼空気21を供給すると該当バーナは自動点火する場合がある。
【0024】
しかし、加熱炉3のゾーン6によっては、加熱温度が低く設定されている場合もある。このような場合、排気ガスの温度は低いので、ラジアントチューブ5における蓄熱式バーナ機4の排気中のバーナ7a、7bの近傍位置は、低温状態のままである。このような状態において、排気中バーナ7a、7bのパイロット13が前述した原因で失火すると、蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼、排気の切替え時に、切替え先のバーナ7a、7bが点火しない、又は点火に長時間を必要とする問題がある。
【0025】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、加熱炉の各ゾーンに含まれる各蓄熱式バーナ機に対する点火タイミングやバーナ燃焼ガスやバーナ燃焼空気の量を調整することにより、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機における点火、消火時やバーナの燃焼、排気の切替え時に、各バーナを確実に点火でき、各蓄熱式バーナ機が組込まれた加熱炉の安全性と温度制御精度を大幅に向上できる蓄熱式バーナ燃焼制御方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、加熱炉の各ゾーンに対してそれぞれ複数のラジアントチューブ方式の蓄熱式バーナ機を取付け、各ゾーン単位で供給されるバーナ燃焼ガスを各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機の一対のバーナで交互に燃焼してラジアントチューブを介して加熱炉を加熱するとともに、加熱後の排ガスで一対のバーナのうち燃焼中でないバーナの蓄熱帯に蓄熱する蓄熱式バーナ燃焼制御方法に適用される。
【0027】
そして、上記課題を解消するために、本発明の蓄熱式バーナ燃焼制御方法においては、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機を点火する場合、各蓄熱式バーナ機にパイロット燃焼ガスを供給してパイロットを点火し、各蓄熱式バーナ機にパイロット燃焼ガスの所定倍のバーナ燃焼ガスを供給して、該当ゾーンに所属する全部の蓄熱式バーナ機を同時に点火するようにしている。
【0028】
このように構成された蓄熱式バーナ燃焼制御方法においては、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機を点火する場合、該当ゾーンに所属する全部の蓄熱式バーナ機を同時に点火するようにしている。このように、全部の蓄熱式バーナ機を同時に点火することは、各ゾーン単位で供給されるバーナ燃焼ガスが全部の蓄熱式バーナ機のバーナに均等に供給されるので、特定の蓄熱式バーナ機のバーナに対して大量のバーナ燃焼ガスが供給されることはないので、強風によるパイロットの失火が発生することが防止できる。
【0029】
また、別の発明は、上述した発明の蓄熱式バーナ燃焼制御方法において、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を切替える場合、加熱炉における該当ゾーンの温度又はラジアントチューブ温度から、ラジアントチューブ内の温度が各蓄熱式バーナ機の燃焼中でない排気中バーナの点火にパイロット燃焼を必要とする温度であるか否かを判定し、ラジアントチューブ内の温度がパイロット燃焼を必要とする温度のとき、パイロット点火を行い、パイロット燃焼の確認を行い、バーナ燃焼ガスとエアーの供給先を燃焼中バーナから排気中バーナに切替えることにより、該当排気中バーナを点火し、燃焼中バーナを消火する。
【0030】
さらに、別の発明は、ラジアントチューブ内の温度がパイロット燃焼を必要としない温度のとき、バーナ燃焼ガスとエアーの供給先を燃焼中バーナから排気中バーナに切替えることにより、該当排気中バーナを点火し、燃焼中バーナを消火する。
【0031】
このように、加熱炉における該当ゾーンの温度又はラジアントチューブ温度からラジアントチューブ内の温度がパイロット燃焼を必要とする温度であるか否かを判定して、必要な場合のみ、パイロットの燃焼を確認して該当バーナの点火を実施するようにしている。したがって、たとえ、加熱炉のゾーンにおける加熱温度が低く設定されている場合であっても、確実に蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を切替えることができる。
【0032】
さらに、別の発明は、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機を点火する場合に、各蓄熱式バーナ機にパイロット燃焼ガスとエアーの4倍以下のバーナ燃焼ガスとエアーを供給するようにしている。
【0033】
このように、バーナの点火時において、各蓄熱式バーナ機にパイロット燃焼ガスとエアーの4倍以下のバーナ燃焼ガスとエアーを供給することによって、燃焼中のパイロットがバーナ燃焼ガスにて吹消されることが防止されることが実験的に確認できた。
【0034】
さらに、別の発明においては、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を切替えるタイミングを蓄熱式バーナ機毎にずらすようにしている。
【0035】
このように、各蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を切替えるタイミングを蓄熱式バーナ機毎にずらすことにより、各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を同一タイミングで切替える場合に比較して、各蓄熱式バーナ機の各バーナにおける燃焼量及び排気ガスの圧力変動を最小限に抑制できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は実施形態の蓄熱式バーナ燃焼制御方法が適用される蓄熱式バーナ燃焼制御システムの要部の構成を示す模式図である。図2はゾーン単位の蓄熱式バーナ機の加熱炉に対する取付け状態を示す断面模式図である。図11及び図12と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。具体的には、加熱炉3、この加熱炉3内を搬送される鋼板1の搬送経路、この加熱炉3の各側壁3aに取付けられた各蓄熱式バーナ機4とラジアントチューブ5の配置、及び各ゾーン6の配置は図11と同一である。したがって、図1は、図11に示す蓄熱式バーナ燃焼制御システムの要部を抽出して示す図である。なお、図1においては、説明を簡素化するために、加熱炉3の片側の側壁3aに設けられた蓄熱式バーナ機4とラジアントチューブ5のみを記載している。
【0037】
この実施形態の蓄熱式バーナ燃焼制御システムが適用される加熱炉3の各ゾーン6には、加熱炉3内の温度を検出する温度計30が取付けられている。なお、加熱炉3の各ゾーン6に取付けられた各蓄熱式バーナ機4の構成は図12に示す従来の蓄熱式バーナ機4とほぼ同一である。
【0038】
この実施形態システムにおいては、燃焼ガス源31、バーナ燃焼空気源32、パイロット燃焼空気源33、遮断弁駆動部34、切替え弁駆動部35、バーナ燃焼制御部36、操作部37が設けられている。
【0039】
燃焼ガス源31は、各ゾーン6の各蓄熱式バーナ機4にバーナ燃焼ガス18及びパイロット燃焼ガス16を供給する。バーナ燃焼空気源32は、燃焼ガス源31と同様に、各ゾーン6の各蓄熱式バーナ機4にバーナ燃焼空気21を供給する。さらに、パイロット燃焼空気源33は、各蓄熱式バーナ機4にパイロット燃焼空気15を供給する。
【0040】
遮断弁駆動部34はバーナ燃焼制御部36の指示に基づいて各遮断弁の開閉制御を行う。さらに、この遮断弁駆動部34はバーナ燃焼制御部36の指示に基づいて各流調弁の開度を調整する。また、切替弁駆動部35は、バーナ燃焼制御部36の指示に基づいて各蓄熱式バーナ機4の切替え弁24の切替え制御を実施する。例えば、コンピュータ等で形成されたバーナ燃焼制御部36は、操作部27を介したオペレータの指示に従って、各ゾーン6の各蓄熱式バーナ機4に対する点火、消火、及びバーナ7a、7bの燃焼、排気切替え制御を実施する。
【0041】
図2において、燃焼ガス源31から供給された燃焼ガスはゾーンバーナ燃焼ガス流調弁38及びゾーンバーナ燃焼ガス遮断弁39を介してバーナ燃焼ガス18として各蓄熱式バーナ機4へ供給される。ゾーンバーナ燃焼ガス流調弁38は、該当ゾーン6に供給するバーナ燃焼ガス18の流量を調整する。すなわち、各ゾーン6毎に、該当ゾーン6の加熱炉3内の設定温度に対応した流量のバーナ燃焼ガス18を供給する。その結果、各ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4には、蓄熱式バーナ機4の設置数で制御された量のバーナ燃焼ガス18が供給される。さらに、燃焼ガス源31から供給された燃焼ガスは各蓄熱式バーナ機4に直接パイロット燃焼ガス16として供給される。
【0042】
バーナ燃焼空気源32から供給されたバーナ燃焼空気21は、ゾーンバーナ燃焼空気流調弁40で、このゾーン6に対応した流量に調整されて、各蓄熱式バーナ機4へ供給される。パイロット燃焼空気源33から供給されるパイロット燃焼空気15は直接各蓄熱式バーナ機4に供給される。
【0043】
このような構成の蓄熱式バーナ燃焼制御システムにおけるバーナ燃焼制御部36は、図3の流れ図に従って、加熱炉3の各ゾーン6の各蓄熱式バーナ機4に対する燃焼制御を実施する。
【0044】
オペレータが操作部37でシステム全体の運転開始指令を入力操作すると、パイロット13の点火及び燃焼/排気切替え処理を実施する(P1)。次に、バーナ7a、7bの点火処理を実施する(P2)。その後、運転終了指令が入力されなければ(P3)、バーナ燃焼/排気の切替え周期に相当する例えば60秒等の一定時間が経過すると(P4)、各ゾーン6に取付けられた温度計30で加熱炉3の炉温度を検出して、この炉温度から該当ゾーン6のラジアントチューブ5内における排気中バーナ7a、7bの近傍位置の温度を推定して、このラジアントチューブ5内の温度が、該当バーナ7a、7bの点火にパイロット13の燃焼を必要とする温度であるか否かを判断する(P5)。
【0045】
パイロット13の燃焼を必要とする低い温度の場合には、パイロット13の燃焼を確認してからバーナ7a、7bの燃焼/排気を切替える処理(パイロット燃焼バーナ切替処理)を実施する(P6)。また、パイロット13の燃焼を必要としない高い温度の場合には、パイロット13の燃焼を確認しないで直ちにバーナ7a、7bの燃焼/排気を切替える処理(自動燃焼バーナ切替処理)を実施する(P7)。
【0046】
そして、P3にて、運転終了指令が入力されると、各蓄熱式バーナ機4の消火処理を実施する(P8)。
【0047】
次に、各処理の詳細動作を各流れ図を用いて順番に説明する。
図4、図5,図6はP1のパイロット点火及び燃焼/排気処理の詳細動作を示す流れ図である。パイロット燃焼空気源33から各蓄熱式バーナ機4へパイロット燃焼空気15を供給する(S1)。燃料ガス源31を起動する(S2)。この状態でオペレータが操作部37のパイロット点火スイッチを投入すると(S3)、このブロック6に所属する各蓄熱式バーナ機4に対して予め設定された燃焼/排気切替え順に、各蓄熱式バーナ機4におけるパイロット点火処理を開始する(S4)。
【0048】
まず、切替え弁24を燃焼予定のバーナ側へ切替える(S5、S6)。燃焼側バーナ7a、7bのイグニッション11a、11bを通電(ON)する(S7)。この状態で、燃焼側バーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを開放する(S8)。
【0049】
そして、S9にて、イグニッション11a、11bの火炎検知機能にて、パイロット13の燃焼が確認されると、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(S10)。この状態においては、燃焼予定のバーナのパイロット13が燃焼中である(S11)。なお、S9、S12にて、パイロット13の燃焼が一定期間確認できないと、パイロット未着火又は失火と判断して、燃焼側バーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを閉じて、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(S13)。
【0050】
該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4の燃焼予定側のバーナ7a、7bのパイロット13の点火処理が終了していないと(S14)、S15にて、次の蓄熱式バーナ機4のパイロット13に対する点火処理を開始する(S15)。
【0051】
S14で、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4の燃焼予定側のバーナ7a、7bのパイロット13の点火処理が終了すると、S16以降で、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気の切替えタイミングに合わせて、すなわち、排気予定のバーナ7a、7bが燃焼予定のバーナ7a、7bに切替わるタイミングで、新規に燃焼予定に変更になった各蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bのパイロット13の点火処理を実施する。
【0052】
なお、一つのゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼、排気を30秒周期で切換えるタイミングは蓄熱式バーナ機4毎に所定時間毎にずらされている。
【0053】
そして、該当ゾーン6に所属する一つの蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bが燃焼/排気の切替えタイミングが到来し、切替え弁24が切替え開始すると(S17)、該当蓄熱式バーナ機4の両方のパイロット燃焼ガス遮断弁20a、20bを閉じて、一旦、両方のバーナ7a、7bのパイロット13を消火する(S18)。切替え弁24が切替え終了すると(S19)、今回、新たに燃焼側となったバーナ7a、7bのイグニッション11a、11bを通電(ON)する(S20)。この状態で、燃焼側のバーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを開放する(S21)。
【0054】
そして、S22にて、イグニッション11a、11bの火炎検知機能にて、パイロット13の燃焼が確認されると、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(S23)。この状態においては、燃焼予定のパイロット13は燃焼中である(S24)。なお、S22、S25にて、パイロット13の燃焼が一定期間確認できないと、パイロット未着火又は失火と判断して、燃焼側バーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを閉じて、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(S26)。
【0055】
該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4の新たに燃焼予定となったバーナ7a、7bのパイロット13の点火処理が終了していないと(S27)、S28にて、次の蓄熱式バーナ機4のパイロット13に対する点火処理を開始する。
【0056】
S27で、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4の燃焼予定のバーナ7a、7bのパイロット13の点火処理が終了すると、今回のパイロット点火及び燃焼/排気切替え処理を終了する。
【0057】
このようなパイロット13の点火方式においては、ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4における燃焼予定のバーナ7a、7bのパイロット13は点火されるが、排気予定のバーナ7a、7bのパイロット13は点火されない。これは、排気中バーナ7a、7bのパイロット13は排気ガスにて失火しやすいからである。
【0058】
次に、図3のP2におけるバーナ点火処理の詳細動作を図7を用いて説明する。
オペレータが操作部37のバーナ点火スイッチを押すと(Q1)、操作指定されたゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4の点火処理を開始する(Q2)。そして、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4における切替え弁24で指定された燃焼予定のバーナ7a、7bのバーナ燃焼ガス遮断弁17a、17bを開放する(Q3)。次に、該当ゾーン6のゾーンバーナ燃焼空気流調弁40で、各蓄熱式バーナ機4に供給されるバーナ燃焼空気21の流量を、パイロット燃焼空気15の流量の例えば3倍以上、4倍以下に調整する(Q4)。
【0059】
次に、該当ゾーン6のゾーンバーナ燃焼ガス遮断弁39を開放する(Q5)。さらに、該当ゾーン6のゾーンバーナ燃焼ガス流調弁38で、各蓄熱式バーナ機4に供給されるバーナ燃焼ガス18の流量を、パイロット燃焼ガス16の流量の例えば3倍以上、4倍以下に調整する(Q6)。
【0060】
この状態で、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4における切替え弁24で指定された燃焼予定のバーナ7a、7bにバーナ燃焼ガス18及びバーナ燃焼空気21が供給されるので、燃焼中のパイロット13にて、燃焼予定のバーナ7a、7bは点火され火炎12が生じる。
【0061】
このような蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの点火方法においては、各ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4を点火する場合、該当ゾーン6に所属する全部の蓄熱式バーナ機4の燃焼側バーナ7a、7bを同時に点火する。このように、全部の蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bを同時に点火することは、各ゾーン単位で供給されるバーナ燃焼ガスが全部の蓄熱式バーナ機4の燃焼側バーナ7a、7bに均等に供給されるので、特定の蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bに対して大量のバーナ燃焼ガス18及び大量のバーナ燃焼空気21が供給されることはないので、強風によるパイロット13の失火が発生することが防止できる。
【0062】
さらに、バーナの点火時において、各蓄熱式バーナ機4にパイロット燃焼ガス16の3倍以上、4倍以下のバーナ燃焼ガス18及びバーナ燃焼空気21を供給することによって、燃焼中のパイロットがバーナ燃焼ガス18及びバーナ燃焼空気21にて吹消されることが確実に防止される。
【0063】
次に、図3のP6におけるパイロット燃焼バーナ切替え処理の詳細動作を図8、図9を用いて説明する。
該当蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bが燃焼/排気の切替えタイミングが到来し、切替え弁24が切替え開始すると(R1)、該当蓄熱式バーナ機4の両方のパイロット燃焼ガス遮断弁20a、20b、及びバーナ燃焼ガス遮断弁17a、17bを閉じて、一旦、両方のバーナ7a、7b及び両方のパイロット13を消火する(R2)。切替え弁24が切替え終了すると(R3)、今回、新たに燃焼側となったバーナ7a、7bのイグニッション11a、11bを通電(ON)する(R4)。この状態で、燃焼側バーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを開放する(R5)。
【0064】
そして、R6にて、イグニッション11a、11bの火炎検知機能にて、パイロット13の燃焼が確認されると、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(R7)。この状態においては、燃焼側バーナ7a、7bのパイロット13は燃焼中であるので、燃焼側バーナ7a、7bのバーナ燃焼ガス弁17a、17bを開放する(R8)。よって、燃焼側バーナ7a、7bは点火し、火炎12が生じる。
【0065】
なお、R6、R9にて、パイロット13の燃焼が一定期間確認できないと、パイロット未着火又は失火と判断して、この燃焼側バーナ7a、7bのパイロット燃焼ガス弁20a、20bを閉じて、該当イグニッション11a、11bを遮断(OFF)する(R10)。よって、燃焼側バーナ7a、7bは点火しない。
【0066】
該当蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気の切替え処理が終了すると、次に燃焼/排気の切替え処理が実行される蓄熱式バーナ機4を選択して(R11)、図3のP3へ戻る。
【0067】
次に、図3のP7における自動燃焼パイロット燃焼バーナ切替え処理の詳細動作を図10を用いて説明する。
該当蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bが燃焼/排気の切替えタイミングが到来し、切替え弁24が切替え開始すると(U1)、該当蓄熱式バーナ機4の両方のパイロット燃焼ガス遮断弁20a、20b及び両方のバーナ燃焼ガス遮断弁17a、17bを閉じて、一旦、両方のバーナ7a、7b及び両方のパイロット13を消火する(U2)。切替え弁24が切替え終了すると(U3)、今回、新たに燃焼側となったバーナ7a、7bのバーナ燃焼ガス遮断弁17a、17bを開く(U4)。ラジアントチューブ5内における今回、新たに燃焼側となったバーナ7a、7b近傍位置の温度は十分高いので、たとえパイロット13が燃焼していなかったとしても、該当バーナ7a、7bは自動点火し、火炎12が生じる。
【0068】
該当蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気の切替え処理が終了すると、次に燃焼/排気の切替え処理が実行される蓄熱式バーナ機4を選択して(U5)、図3のP3へ戻る。
【0069】
このように、ラジアントチューブ5内における蓄熱式バーナ機4の排気側のバーナ7a(7b)の近傍位置は燃焼側のバーナ7b(7a)から加熱炉3へ出力される火炎12の排気ガスで保温されるので、ラジアントチューブ5内の蓄熱式バーナ機4の排気側のバーナ7a(7b)の近傍位置の温度は加熱炉3における各ゾーン6の温度計30で測定された温度に対応した温度となる。
【0070】
したがって、各ゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気の切替えを実施するとき、加熱炉3における該当ゾーン6の温度からラジアントチューブ5内の温度が、バーナ7a、7bの点火にパイロット13の燃焼を必要とする温度であるか否かを判定して、必要な場合のみ、パイロット13の燃焼を確認して該当バーナ7a、7bの点火を実施するようにしている。
【0071】
したがって、たとえ、加熱炉3のゾーン6における加熱温度が低く設定されている場合であっても、確実に蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気を切替えることができる。
【0072】
また、該当バーナの点火にパイロット13の燃焼が不必要な場合は、最初からパイロット13の点火を実施せずに、当然、パイロット13の燃焼の有無を確認せずに、蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼/排気の切替えを実施できるので、バーナ燃焼制御部36の処理負担を軽減できるとともに、パイロット燃焼ガス16の使用量を節減できる。
【0073】
さらに、各蓄熱式バーナ機4の燃焼中でない排気中バーナバーナ7a、7bのパイロット13は常時消火しているので、パイロット燃焼ガス16の使用量を節減できるとともに、パイロット13が燃焼中に失火して、パイロット燃焼ガス16の未燃焼ガスが発生することはない。
【0074】
また、一つのゾーン6に所属する各蓄熱式バーナ機4のバーナ7a、7bの燃焼、排気を、切替え弁24を切換えることによって、例えば30秒周期で切換えるタイミングは蓄熱式バーナ機4毎に所定時間毎にずらされている。したがって、切替え弁24を切換えることによってバーナ燃焼ガス21の通流方向が変化することに起因する各蓄熱式バーナ機4における燃焼量及び排気ガスの変動を同一タイミングに集中することが防止される。その結果、蓄熱式バーナ燃焼制御システム全体の制御精度をより一層向上できる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の蓄熱式バーナ燃焼制御方法においては、各ゾーンに所属する全ての蓄熱式バーナ機を同時に点火するようにしている。したがって、特定の蓄熱式バーナ機のバーナに対して大量のバーナ燃焼ガスが供給されることはないので、強風によるパイロットの失火が発生することが防止できる。
【0076】
また、ラジアントチューブの温度が、バーナの点火にパイロット燃焼を必要とする温度であるか否かを判定して、必要な場合のみ、パイロットの燃焼を確認して該当バーナの点火を実施するようにしている。したがって、たとえ、加熱炉のゾーンにおける加熱温度が低く設定されている場合であっても、確実に蓄熱式バーナ機のバーナの燃焼、排気を切替えることができる。
【0077】
よって、各蓄熱式バーナ機が組込まれた加熱炉の安全性と温度制御精度を大幅に向上できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の蓄熱式バーナ燃焼制御方法が適用される蓄熱式バーナ燃焼制御システムの概略構成を示す模式図
【図2】同実施形態システムに組込まれた蓄熱式バーナ機の概略構成を示す断面模式図
【図3】同実施形態システムに組込まれたバーナ燃焼制御部が実行する全体処理動作を示す流れ図
【図4】同バーナ燃焼制御部が実行するパイロット点火及び燃焼/排気切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図5】同じく同バーナ燃焼制御部が実行するパイロット点火及び燃焼/排気切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図6】同じく同バーナ燃焼制御部が実行するパイロット点火及び燃焼/排気切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図7】同バーナ燃焼制御部が実行するバーナ点火処理の詳細動作を示す流れ図
【図8】同バーナ燃焼制御部が実行するパイロット燃焼バーナ切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図9】同じく同バーナ燃焼制御部が実行するパイロット燃焼バーナ切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図10】同バーナ燃焼制御部が実行する自動燃焼バーナ切替え処理の詳細動作を示す流れ図
【図11】一般的な蓄熱式バーナ機が取付けられた加熱炉を示す図
【図12】一般的な蓄熱式バーナ機の概略構成を示す断面模式図
【符号の説明】
1…鋼板
3…加熱炉
4…蓄熱式バーナ機
5…ラジアントチューブ
6…ゾーン
7a、7b…バーナ
11a、11b…イグニッション
12…火炎
13…パイロット
15…パイロット燃焼空気
16…パイロット燃焼ガス
17a、17b…バーナ燃焼ガス遮断弁
20a、20b…パイロット燃焼ガス遮断弁
18…バーナ燃焼ガス
21…バーナ燃焼空気
24…切替え弁
30…温度計
31…燃焼ガス源
32…バーナ燃焼空気源
33…パイロット燃焼空気源
36…バーナ燃焼制御部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a regenerative burner combustion control method in which a heating furnace is indirectly heated by a radiant tube by a number of regenerative burners.
[0002]
[Prior art]
FIG. 11A is a perspective view showing a schematic configuration of a radiant tube heating furnace incorporated in a continuous steel sheet processing line in an iron making plant. FIG. 11B is a schematic diagram viewed from above, and FIG. 11C is a schematic diagram viewed from the side. The
[0003]
A large number of
[0004]
Generally, the inside of the
[0005]
FIG. 12 is a schematic cross-sectional view showing a schematic configuration of each
[0006]
[0007]
The
[0008]
Therefore, in the
[0009]
In the
[0010]
For example, when a certain time such as 30 seconds has elapsed, the supply of the
[0011]
By burning the
[0012]
A method for controlling the combustion of each
[0013]
(A) Ignition and extinguishing of
Each
[0014]
In this case, the minimum burner fuel gas and the minimum burner combustion air predetermined for each zone are continuously supplied from the first ignition of the
[0015]
When extinguishing each
[0016]
(B) Switching between combustion and exhaust of each burner of the
The switching between the combustion and the exhaust of the
[0017]
As described above, the burner combustion control for each
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, the regenerative burner combustion control method for performing the combustion control on each
[0019]
That is, for each
[0020]
As a result, a strong wind caused by burner combustion gas or burner combustion air hits the
[0021]
The same applies to the
[0022]
When the
[0023]
If the position near the
[0024]
However, depending on the
[0025]
The present invention has been made in view of such circumstances, and by adjusting the ignition timing and the amount of burner combustion gas and burner combustion air for each regenerative burner machine included in each zone of the heating furnace, each zone is controlled. The ignition and extinguishing of each regenerative burner belonging to the group, the burner combustion, and the switching of exhaust can be reliably ignited for each burner, and the safety and temperature control accuracy of the heating furnace in which each regenerative burner is incorporated It is an object of the present invention to provide a regenerative burner combustion control method that can be significantly improved.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
The present invention attaches a plurality of radiant tube type regenerative burners to each zone of the heating furnace, and applies a pair of regenerative burners belonging to each zone to the burner combustion gas supplied in each zone unit. The present invention is applied to a regenerative burner combustion control method in which a heating furnace is heated alternately by a burner through a radiant tube, and the exhaust gas after heating is stored in a storage zone of a burner that is not burning among a pair of burners.
[0027]
In order to solve the above problems, in the regenerative burner combustion control method of the present invention, when igniting each regenerative burner belonging to each zone, a pilot combustion gas is supplied to each regenerative burner. The pilot is ignited, and burner combustion gas is supplied to each regenerative burner machine by a predetermined amount of the pilot combustion gas so that all regenerative burner machines belonging to the corresponding zone are ignited simultaneously.
[0028]
In the regenerative burner combustion control method configured as described above, when igniting each regenerative burner unit belonging to each zone, all regenerative burner units belonging to the corresponding zone are simultaneously ignited. As described above, simultaneously igniting all regenerative burner machines, since the burner combustion gas supplied in each zone unit is equally supplied to the burners of all regenerative burner machines, a specific regenerative burner machine is used. Since a large amount of burner combustion gas is not supplied to the burner, the misfire of the pilot due to strong wind can be prevented.
[0029]
Further, another invention is the regenerative burner combustion control method of the above-described invention, in which the burner of each regenerative burner machine belonging to each zone is switched between burning and exhausting, the temperature of the zone or the radiant tube temperature in the heating furnace. From, it is determined whether or not the temperature in the radiant tube is a temperature that requires pilot combustion for ignition of the exhaust burner that is not burning in each regenerative burner machine, and the temperature in the radiant tube requires pilot combustion. When the temperature is high, pilot ignition is performed, pilot combustion is confirmed, and the burner combustion gas and air supply destination is switched from the burning burner to the exhausting burner, so that the corresponding exhausting burner is ignited and the burning burner is turned on. extinguish a fire.
[0030]
Further, another invention ignites the corresponding exhaust burner by switching the supply destination of the burner combustion gas and air from the burning burner to the exhausting burner when the temperature in the radiant tube does not require pilot combustion. And extinguishes the burner during combustion.
[0031]
As described above, it is determined whether the temperature in the radiant tube is a temperature that requires pilot combustion from the temperature of the corresponding zone or the radiant tube temperature in the heating furnace, and only when necessary, the pilot combustion is confirmed. To ignite the burner. Therefore, even if the heating temperature in the zone of the heating furnace is set low, it is possible to reliably switch the combustion and exhaust of the burner of the regenerative burner machine.
[0032]
Further, another invention is such that, when igniting each regenerative burner belonging to each zone, burner combustion gas and air that are four times or less the pilot combustion gas and air are supplied to each regenerative burner. I have.
[0033]
As described above, when the burner is ignited, the burning pilot is blown out by the burner combustion gas by supplying the burner combustion gas and the air that are four times or less the pilot combustion gas and the air to each regenerative burner machine. It was confirmed experimentally that this was prevented.
[0034]
Further, in another invention, the timing of switching between combustion and exhaust of the burner of each regenerative burner belonging to each zone is shifted for each regenerative burner.
[0035]
In this way, by shifting the timing of switching between combustion and exhaust of the burner of each regenerative burner machine for each regenerative burner machine, the combustion and exhaust of the burner of each regenerative burner machine belonging to each zone are switched at the same timing. Compared to the case, fluctuations in the combustion amount and the exhaust gas pressure in each burner of each regenerative burner machine can be suppressed to a minimum.
[0036]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a main part of a regenerative burner combustion control system to which a regenerative burner combustion control method according to an embodiment is applied. FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a regenerative burner per zone is attached to a heating furnace. 11 and FIG. 12 are denoted by the same reference numerals, and detailed description of overlapping portions will be omitted. Specifically, the
[0037]
In each
[0038]
In this embodiment system, a
[0039]
The
[0040]
The shut-off
[0041]
2, a combustion gas supplied from a
[0042]
The
[0043]
The burner
[0044]
When the operator inputs an operation start command for the entire system with the
[0045]
In the case of a low temperature that requires the combustion of the
[0046]
Then, when the operation end command is input in P3, the fire extinguishing process of each
[0047]
Next, the detailed operation of each process will be described in order using each flowchart.
FIGS. 4, 5, and 6 are flowcharts showing the detailed operation of the pilot ignition and the combustion / exhaust processing of P1. The
[0048]
First, the switching
[0049]
Then, in S9, when the combustion of the
[0050]
If the ignition processing of the
[0051]
In S14, when the ignition processing of the
[0052]
Note that the timing of switching the combustion and exhaust of the
[0053]
Then, when the
[0054]
Then, in S22, when the combustion of the
[0055]
If the ignition processing of the
[0056]
In S27, when the ignition processing of the
[0057]
In such an ignition system of the
[0058]
Next, the detailed operation of the burner ignition process at P2 in FIG. 3 will be described with reference to FIG.
When the operator presses the burner ignition switch of the operation unit 37 (Q1), the ignition processing of each
[0059]
Next, the zone burner combustion gas shutoff valve 39 of the corresponding
[0060]
In this state, the
[0061]
In the method of igniting the
[0062]
Further, at the time of ignition of the burner, the burning pilot is supplied with
[0063]
Next, the detailed operation of the pilot combustion burner switching process at P6 in FIG. 3 will be described with reference to FIGS.
When the combustion / exhaust switching timing of the
[0064]
Then, in R6, when the combustion of the
[0065]
In R6 and R9, if the combustion of the
[0066]
When the combustion / exhaust switching process for the
[0067]
Next, the detailed operation of the automatic combustion pilot combustion burner switching process at P7 in FIG. 3 will be described with reference to FIG.
When the combustion / exhaust switching timing of the
[0068]
When the combustion / exhaust switching process of the
[0069]
As described above, the position near the
[0070]
Therefore, when switching the combustion / exhaust of the
[0071]
Therefore, even if the heating temperature in the
[0072]
If the combustion of the
[0073]
Furthermore, since the
[0074]
Also, by switching the switching
[0075]
【The invention's effect】
As described above, in the regenerative burner combustion control method of the present invention, all regenerative burner machines belonging to each zone are ignited simultaneously. Therefore, since a large amount of burner combustion gas is not supplied to the burner of a specific regenerative burner machine, it is possible to prevent the pilot from misfiring due to strong wind.
[0076]
Also, it is determined whether or not the temperature of the radiant tube is a temperature at which pilot combustion is required for ignition of the burner, and if necessary, the combustion of the pilot is confirmed and ignition of the corresponding burner is performed. ing. Therefore, even if the heating temperature in the zone of the heating furnace is set low, it is possible to reliably switch the combustion and exhaust of the burner of the regenerative burner machine.
[0077]
Therefore, the safety and temperature control accuracy of the heating furnace in which each regenerative burner is incorporated can be greatly improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a schematic configuration of a regenerative burner combustion control system to which a regenerative burner combustion control method according to an embodiment of the present invention is applied;
FIG. 2 is a schematic sectional view showing a schematic configuration of a regenerative burner machine incorporated in the system of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing an overall processing operation executed by a burner combustion control unit incorporated in the system of the embodiment;
FIG. 4 is a flowchart showing a detailed operation of pilot ignition and combustion / exhaust switching processing executed by the burner combustion control unit.
FIG. 5 is a flowchart showing a detailed operation of a pilot ignition and combustion / exhaust switching process also performed by the burner combustion control unit.
FIG. 6 is a flowchart showing the detailed operation of pilot ignition and combustion / exhaust switching processing also performed by the burner combustion control unit.
FIG. 7 is a flowchart showing a detailed operation of a burner ignition process executed by the burner combustion control unit;
FIG. 8 is a flowchart showing a detailed operation of a pilot combustion burner switching process executed by the burner combustion control unit.
FIG. 9 is a flowchart showing a detailed operation of a pilot combustion burner switching process also performed by the burner combustion control unit.
FIG. 10 is a flowchart showing a detailed operation of an automatic combustion burner switching process executed by the burner combustion control unit.
FIG. 11 is a diagram showing a heating furnace equipped with a general regenerative burner machine.
FIG. 12 is a schematic sectional view showing a schematic configuration of a general regenerative burner machine.
[Explanation of symbols]
1 ... steel plate
3. Heating furnace
4 ... Regenerative burner machine
5 ... Radiant tube
6… Zone
7a, 7b ... burner
11a, 11b ... ignition
12 ... Fire
13 ... Pilot
15 ... Pilot combustion air
16 ... Pilot combustion gas
17a, 17b ... burner combustion gas shutoff valve
20a, 20b ... pilot combustion gas shutoff valve
18 Burner combustion gas
21 Burner combustion air
24 ... Switching valve
30 ... thermometer
31 ... Combustion gas source
32 burner combustion air source
33 ... Pilot combustion air source
36: Burner combustion control unit
Claims (5)
前記各ゾーンに所属する各蓄熱式バーナ機を点火する場合、
前記各蓄熱式バーナ機にパイロット燃焼ガスを供給してパイロットを点火し、
前記各蓄熱式バーナ機に前記パイロット燃焼ガスの所定倍のバーナ燃焼ガスを供給して、該当ゾーンに所属する全部の蓄熱式バーナ機を同時に点火する
ことを特徴とする蓄熱式バーナ燃焼制御方法。A plurality of radiant tube type regenerative burners are attached to each zone of the heating furnace, and the burner combustion gas supplied in each zone unit is alternately turned on and off by a pair of burners of each regenerative burner belonging to each zone. In the regenerative burner combustion control method for burning and heating the heating furnace through the radiant tube, and storing heat in the storage zone of the burner that is not burning out of the pair of burners with the heated exhaust gas,
When igniting each regenerative burner belonging to each zone,
A pilot combustion gas is supplied to each of the regenerative burners to ignite the pilot,
A method of controlling combustion of a regenerative burner, comprising supplying a burner combustion gas having a predetermined multiple of the pilot combustion gas to each of the regenerative burner units and simultaneously igniting all regenerative burner units belonging to a corresponding zone.
前記加熱炉における該当ゾーンの温度又はラジアントチューブ温度から、ラジアントチューブ内の温度が各蓄熱式バーナ機の燃焼中でない排気中バーナの点火にパイロット燃焼を必要とする温度であるか否かを判定し、
前記ラジアントチューブ内の温度がパイロット燃焼を必要とする温度のとき、パイロット点火を行い、パイロット燃焼の確認を行い、
バーナ燃焼ガスとエアーの供給先を燃焼中バーナから排気中バーナに切替えることにより、該当排気中バーナを点火し、燃焼中バーナを消火する
ことを特徴とする請求項1記載の蓄熱式バーナ燃焼制御方法。When switching the burner combustion and exhaust of each regenerative burner belonging to each zone,
From the temperature of the corresponding zone or the radiant tube temperature in the heating furnace, it is determined whether or not the temperature in the radiant tube is a temperature that requires pilot combustion for ignition of the exhaust burner that is not burning each regenerative burner machine. ,
When the temperature in the radiant tube is a temperature that requires pilot combustion, perform pilot ignition and confirm pilot combustion,
2. A regenerative burner combustion control according to claim 1, wherein the supply destination of the burner combustion gas and air is switched from the burning burner to the exhausting burner to ignite the corresponding exhausting burner and extinguish the burning burner. Method.
ことを特徴とする請求項2記載の蓄熱式バーナ燃焼制御方法。When the temperature in the radiant tube does not require pilot combustion, by switching the supply destination of the burner combustion gas and air from the burning burner to the exhausting burner, the corresponding exhausting burner is ignited, and the burning burner is turned on. 3. The method according to claim 2, wherein the fire is extinguished.
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