JP2004009787A - Air conditioner for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置には、たとえばセダン型の乗用車に搭載される車両用空調装置のように、インストルメントパネルに装着される操作パネルと、インストルメントパネルの背部(エンジンルーム側)に設けられるエアコンユニットとを備えているものがある。
【0003】
図6は一般的なエアコンユニットの構成を示している。このエアコンユニットは、ダクトを構成するユニットケーシング1と、ユニットケーシング1内に設けられたエバポレータ2と、ユニットケーシング1内のエバポレータ2の下流側に設けられたヒータコア3と、ヒータコア3を通過する空気(温風)とヒータコア3をバイパスする空気(冷風)の混合割合を調整するエアミックスダンパ4と、フェイス、フット、デフロスト等の各種吹出モードを実現するためのモードダンパ5A、5B、5Cと、ダクト内に入口から出口に向かう空気流を起こす送風機6と、ダクトの入口において内気導入と外気導入を切り換えるインテークダンパ7とを備えている。
【0004】
マニュアル型の空調装置の場合、例えば、前記エアミックスダンパ4を回動させるのに、通常はワイヤ式の操作機構を採用している。図7は従来のワイヤ式の操作機構の概略構成を示している。
【0005】
この機構においては、操作パネル10に備わった操作ノブ11を回転操作すると、その回転はリンク機構12を介してワイヤ13の押し引き動作に変換され、ワイヤ13の押し引き動作がダンパ4側のレバー14の回転動作として伝えられて、レバー14の回転によりダンパ4が回転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにワイヤ13の押し引き動作でダンパ4を動かす場合、ワイヤ13の動作ストロークSとレバー14の回動角度との関係を適正に調整しながら組み付けを行わなければならない。その理由は、ストロークのばらつきとレバーのばらつきが原因でダンパ4が正しい位置に固定されないと、風もれ等の問題が起こるからである。しかし、その調整は非常に面倒であり、ワイヤ13の組み付けに手間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮し、操作パネル側からエアコンユニット側にダンパの操作力を伝えるワイヤの組み付けが簡単にできるようにした車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1の発明は、エアミックスダンパやモードダンパ等のダンパを有するエアコンユニットと、前記ダンパを制御するための指令を発する操作部材を有した操作パネルとを備えてなる車両用空調装置において、前記操作パネルに、前記操作部材による操作指令に対応した量だけ回転する回転出力部材を設けると共に、前記エアコンユニットに、操作入力を受けて回転させられることでその回転量に対応した量だけ前記ダンパを変位させる回転入力部材を設け、前記操作パネル側の回転出力部材とエアコンユニット側の回転入力部材とを、回転出力部材の回転を自身のねじり方向の回転として回転入力部材に伝達するワイヤで連結したことを特徴とする。
【0009】
本発明では、ワイヤの押し引き動作によってではなく、ワイヤのねじり方向の回転によって、操作パネル側で与えられた操作力をエアコンユニット側のダンパに伝える。即ち、操作パネルに備わった操作部材を操作すると、操作パネル側に備わった回転出力部材が回転し、その回転がワイヤ自身のねじり方向の回転としてエアコンユニット側の回転入力部材に伝達され、それによりダンパが回転させられる。このようにワイヤのねじり方向の回転で操作力を伝達する場合、ワイヤ自身の弾性的なねじり変形によって、操作側とダンパ側のばらつき分を吸収することができるので、特別に面倒な調整を行う必要がなく、ワイヤの組み付けが簡単にできるようになる。また、ワイヤのねじり変形による反力で、ダンパにある程度の付勢力を与えることができるので、ダンパを閉じた際に閉位置への押付力を付与することで隙間の発生を防ぐことができ、風もれが起こらなくなる。
【0010】
なお、操作指令に対応した量だけ回転出力部材を回転させる方法としては、操作部材の操作力で直接回転出力部材を回転させる方法(マニュアル型)、あるいは、モータで回転出力部材を回転させる方法(オート型)を選択することができる。いずれの場合も、ダンパ側の構成はワイヤまでを共通にすることができるので、エアコンユニットをマニュアル型とオート型で共用できる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1において、前記操作部材として、回転操作可能な操作ノブが設けられ、前記回転出力部材は、前記操作ノブの回転を機械的に受けて回転する部材であることを特徴とする。
【0012】
本発明は、マニュアル型の操作機構に係るもので、操作ノブを回転操作することにより、直接その力でワイヤを回転させてダンパ側に回転操作力を伝える。従って、モータ等のアクチュエータが不要であり、コスト低減が図れる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1において、前記操作部材として、操作内容に応じた電気信号を発生するスイッチが設けられ、前記回転出力部材は、前記スイッチの発生する電気信号に基づいて回転制御されるモータの回転部分であることを特徴とする。
【0014】
本発明は、オート型の操作機構に係るもので、モータの力でワイヤを回転させてダンパ側に回転操作力を伝える。従って、操作パネルには電気部品としてのスイッチを設ければよくなり、操作が簡単にできるようになると共に、操作パネルのデザインの向上も図れる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ワイヤと前記回転出力部材または回転入力部材の少なくとも一方との連結を、セレーション結合としたことを特徴とする。
【0016】
本発明では、回転出力部材または回転入力部材の少なくとも一方とワイヤとの連結にセレーション結合を用いたので、連結する際のワイヤの回転方向の位置合わせが簡単にできるようになる。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記ワイヤの中間部または端部に、ワイヤによる回転力の伝達軸線の向きを、入力側と出力側とで交差する関係に変換する方向変換機構を設けたことを特徴とする。
【0018】
本発明では、方向変換機構を設けたことにより、回転力の伝達軸線の向きを自由に変えることができ、回転出力部材と回転入力部材の向きがどんな関係にあろうと、無理な曲げ方をせずに、ワイヤを介して回転出力部材と回転入力部材とをつなぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は実施形態の車両用空調装置のここで問題とする要部を取り出して示す概略構成図である。実施形態の空調装置は、図6に示したエアコンユニットと操作パネル50とを備えたもので、図1は、図6のエアコンユニットの中のエアミックスダンパ4を駆動するためのマニュアル型の操作機構を概略的に示している。
【0020】
操作パネル50の表側には、エアミックスダンパ4を駆動操作するための操作ノブ52が設けられている。また、操作パネル50の内部には、操作ノブ52の操作量に対応した角度だけ回転する回転出力部材55が設けられている。回転出力部材55は、操作ノブ52の回動軸に直接一体化して設けてもよいが、ここでは、操作ノブ52の回転角度範囲が120度、ダンパ4の回転角度範囲がその半分の60度であることから、操作ノブ52と回転出力部材55との間に、操作ノブ52側の回転角度を半分に変換するための、ギヤ比1:2の互いに噛合するギヤ53、54が介在されている。従って、回転出力部材55は、操作ノブ52の回転を機械的に受けて、操作ノブ52の半分の角度だけ回転する。
【0021】
一方、エアコンユニット側のダンパ4の回転軸25の端部には、回転入力部材としてボス26が設けられている。このボス26には、ダンパ4の回転軸線と同軸のボス穴27が設けられており、このボス26が回転することで、ダンパ4が一緒に回転する。なお、回転入力部材をダンパ4の回転軸25とは別に設け、リンク機構や歯車機構等を介して、回転入力部材の回転をダンパ4に伝えるようにすることもできる。
【0022】
上記のようにエアコンユニットのダンパ4側にボス(回転入力部材)26が設けられ、操作パネル50側に回転出力部材55が設けられており、これら離れた位置にあるダンパ4側のボス26と操作パネル50側の回転出力部材55とを、鞘管付きワイヤ30でつないでいる。鞘管付きワイヤ30は、鞘管32の中にワイヤ芯材31を通したもので、外装体である鞘管32を適当な場所に固定するなどして使用することができる。この場合、ワイヤ30は、ねじり方向の回転により操作力を伝えるものとして使用されており、操作パネル50側の回転出力部材55とダンパ4側のボス26とに両端が連結され、回転出力部材55の回転を自身のねじり方向の回転としてダンパ4側のボス26に伝達する。
【0023】
ワイヤ30とボス26及び回転出力部材55との連結は、ワイヤ芯材31の両端に結合した継軸部33、34を、ボス26及び回転出力部材55の各ボス穴27、57に嵌合することで行われる。この場合、どちらかの連結部には、セレーション結合が採用されており、連結する際のワイヤ30の回転方向の位置合わせが簡単にできるようになっている。つまり、軸側と穴側にセレーションを加工して嵌合することにより、セレーションの歯と歯の噛み合う位置であれば、任意の回転位置で連結できるようになっている。
【0024】
次に作用を説明する。
この操作機構においては、ワイヤ30の押し引き動作によってではなく、ワイヤ30(厳密にはワイヤ芯材31)のねじり方向の回転によって、操作パネル50側で与えられた操作回転力をエアコンユニット側のダンパ4に伝える。即ち、操作パネル50に備わった操作ノブ52を回転操作すると、操作パネル50側に備わった回転出力部材55が回転し、その回転がワイヤ30自身のねじり方向の回転として、エアコンユニットのダンパ4側のボス26に伝達され、それによりダンパ4が回転させられる。
【0025】
特に、このようにワイヤ30のねじり方向の回転で操作力を伝達する場合、ワイヤ30自身の弾性的なねじり変形によって、操作側とダンパ4側のばらつき分を吸収することができるので、従来のストローク調整のような特別面倒な調整を行う必要がなく、ワイヤ30の組み付けが簡単にできるようになる。
【0026】
また、ワイヤ30のねじり変形による反力で、ダンパ4にある程度の付勢力を与えることができるので、ダンパ4を閉位置に操作した際に閉位置への押付力を付与することで隙間の発生を防ぐことができる。例えば、図2に示すように、エアミックスダンパ4をマックスクール(M/C)位置とマックスホット(M/H)位置の間の角度範囲θ1で駆動制御する場合、ワイヤ30の入力側(操作パネル50側)の回転角度範囲θ2を、ダンパ4の角度範囲θ1を超えた位置まで広げる。そうすることで、操作ノブ52をM/CまたはM/H位置に回した際に、ワイヤ30の強制的なねじり変形による反力で、ダンパ4に閉位置への押付力を付与することができ、隙間の発生を確実に防ぐことができる。従って、風もれ等の問題が起こらない。
【0027】
また、上記操作機構は、操作ノブ52を回転操作することにより、直接その力でワイヤ30を回転させてダンパ4側に回転操作力を伝えるようにしたマニュアル型のものであるから、モータ等のアクチュエータが不要であり、コスト低減が図れる。
【0028】
なお、ダンパ4側と操作パネル50側をワイヤ30で連結する際に、許容範囲を超えた急激な方向変換をするようにワイヤ30を曲げなければならないような場合には、ワイヤ30の中間部かワイヤ30の端部に、直交歯車機構等の方向変換機構を設けることができる。図3はワイヤ30の端部に方向変換機構として直交歯車機構60を設けた例を示している。図において、互いに直交する関係で噛合する傘歯歯車61、62はフレーム63に回転自在に支持され、一方の歯車61がダンパ4の回転軸25に連結されている。また、他方の歯車62にボス65が一体化され、ボス65に対しワイヤ30の継軸部33を差し込み結合できるようになっている。こうすることで、ワイヤ30による回転力の伝達軸線の向きを、入力側(傘歯歯車62側)と出力側(傘歯歯車61側)とで交差する関係に変換することができる。
【0029】
図3の例では、直交歯車機構60をワイヤ30とダンパ4側の連結部分に設けているが、操作パネル50側の連結部分に設けることもできるし、ワイヤ30の途中に介在させることができる。
【0030】
このように方向変換機構を設けることにより、ワイヤ30による回転力の伝達軸線の向きを自由に変えることができるので、回転出力部材と回転入力部材の向きがどんな関係にあろうと、無理な曲げ方をせずに、ワイヤ30を介して回転出力部材と回転入力部材とをつなぐことができる。
【0031】
また、ワイヤ30の端部のボス26への連結の仕方として、上記実施形態ではセレーション結合を使用した場合を示したが、図4に示すように、継軸38をDカット軸とし、ボス穴39をDカット穴として、互いに結合してもよい。あるいは、キー結合を採用してもよい。
【0032】
また、上記実施形態においては、操作パネル50に回転操作可能な操作ノブ52を設け、その回転操作力を直接ワイヤ30を介してダンパ4に伝えるマニュアル型の操作機構の場合を示したが、オート型の操作機構にも本発明は適用することができる。図5はオート型の操作機構の概略構成を示している。
【0033】
このオート型の操作機構においては、操作パネル80に、操作部材として、操作内容に応じた電気信号を発生するスイッチ82を設けており、スイッチ82の発生する電気信号に基づいて回転制御されるモータ84の回転軸部を回転出力部材として、ワイヤ30の端部を連結するようにしている。この機構では、モータ84の力でワイヤ30を回転させてダンパ4側に回転操作力を伝える。従って、操作パネル80には電気部品としてのスイッチ82を設けるだけでよくなり、操作が簡単にできるようになると共に、操作パネル80のデザイン面での向上も図れる。
【0034】
操作指令に対応した量だけ回転出力部材を回転させる方法としては、図1に示したマニュアル型と、図5に示したオート型のいずれをも選択することができるが、いずれの場合も、ダンパ4側の構成は、ワイヤ30までを共通にすることができるので、エアコンユニットをマニュアル型とオート型とで共用することができる。
【0035】
また、上記実施形態では、エアミックスダンパ4を操作する場合の例を示したが、図6に示した各種モードダンパ5A、5B、5Cの操作機構に上記の構成を適用することもできる。但し、複数のダンパを1個の操作ノブで機械的に駆動する場合には、リンク機構等をダンパ側に設けて、1個の回転入力部材を回転させることにより、各種モードダンパが切り換わるように構成する必要がある。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ワイヤの押し引き動作によってではなく、ワイヤのねじり方向の回転によって、操作パネル側で与えられた操作力をエアコンユニット側のダンパに伝えるようにしているので、ワイヤ自身の弾性的なねじり変形によって、操作側とダンパ側のばらつきを吸収することができ、特別に面倒な調整を行うことなく、ワイヤの組み付けを簡単に行うことができる。また、ワイヤのねじり変形による反力を利用して、ダンパを閉位置へ押し付けることができるので、風もれの発生を防止することができる。
【0037】
請求項2の発明によれば、操作ノブの回転を直接ダンパ側に伝えるので、モータ等のアクチュエータが不要で、コスト低減が図れる。
【0038】
請求項3の発明によれば、モータの力でワイヤを回転させてダンパ側に回転操作力を伝えるので、操作が簡単にできるようになると共に、操作パネルのデザイン面での向上も図れる。
【0039】
請求項4の発明によれば、回転出力部材または回転入力部材の少なくとも一方とワイヤとの連結にセレーション結合を用いたので、連結する際のワイヤの回転方向の位置合わせが簡単にできるようになり、組み付け性の向上が図れる。
【0040】
請求項5の発明によれば、回転出力部材と回転入力部材の向きがどんな関係にあろうと、無理な曲げ方をせずに、ワイヤを介して回転出力部材と回転入力部材とをつなぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車両用空調装置の要部を取り出して示す概略構成図である。
【図2】ワイヤの回転角度とダンパの回転角度の関係を示す図である。
【図3】方向転換機構の例を示す図である。
【図4】ワイヤとボスの他の連結構造を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態の車両用空調装置の要部を取り出して示す概略構成図である。
【図6】一般的な車両用空調装置のエアコンユニットの構成図である。
【図7】従来の車両用空調装置におけるダンパ操作機構の例を示す図である。
【符号の説明】
4 エアミックスダンパ
5A,5B,5C モードダンパ
26 ボス(回転入力部材)
27 ボス穴(セレーション付)
30 ワイヤ
31 ワイヤ芯材
33 継軸部(セレーション付)
50 操作パネル
52 操作ノブ
55 回転出力部材
60 直交歯車機構(方向変換機構)
80 操作パネル
82 スイッチ
84 モータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle air conditioner.
[0002]
[Prior art]
An air conditioner for a vehicle includes, for example, an operation panel mounted on an instrument panel, such as a vehicle air conditioner mounted on a sedan-type passenger car, and an air conditioner unit provided on the back (engine room side) of the instrument panel. Some are provided with
[0003]
FIG. 6 shows a configuration of a general air conditioner unit. The air conditioner unit includes a unit casing 1 forming a duct, an evaporator 2 provided in the unit casing 1, a heater core 3 provided in the unit casing 1 downstream of the evaporator 2, and air passing through the heater core 3. An
[0004]
In the case of a manual air conditioner, for example, a wire-type operation mechanism is usually employed to rotate the
[0005]
In this mechanism, when the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
When the
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and has as its object to provide a vehicle air conditioner that can easily assemble a wire that transmits an operation force of a damper from an operation panel to an air conditioner unit.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 includes an air conditioner unit having a damper such as an air mix damper or a mode damper, and an operation panel having an operation member for issuing a command for controlling the damper. In the vehicle air conditioner, the operation panel is provided with a rotation output member that rotates by an amount corresponding to an operation command from the operation member, and the air conditioner unit is rotated by receiving an operation input to rotate the rotation amount. A rotation input member for displacing the damper by an amount corresponding to the rotation input member provided on the operation panel side and the rotation input member on the air conditioner unit side by rotating the rotation output member in its own torsion direction. It is characterized by being connected by a wire transmitting to the member.
[0009]
According to the present invention, the operating force given on the operation panel side is transmitted to the damper on the air conditioner unit side not by the pushing and pulling operation of the wire but by the rotation of the wire in the twisting direction. That is, when the operation member provided on the operation panel is operated, the rotation output member provided on the operation panel rotates, and the rotation is transmitted to the rotation input member on the air conditioner unit side as the rotation of the wire itself in the torsion direction. The damper is rotated. When the operation force is transmitted by the rotation of the wire in the torsion direction in this manner, the elastic torsion deformation of the wire itself can absorb the variation between the operation side and the damper side, so that particularly troublesome adjustment is performed. There is no necessity, and the wire can be easily assembled. In addition, since a certain amount of biasing force can be applied to the damper by the reaction force due to the torsional deformation of the wire, the generation of a gap can be prevented by applying a pressing force to the closed position when the damper is closed, Wind leakage does not occur.
[0010]
As a method of rotating the rotation output member by an amount corresponding to the operation command, a method of directly rotating the rotation output member by the operation force of the operation member (manual type), or a method of rotating the rotation output member by a motor ( Auto type) can be selected. In any case, the configuration of the damper side can be made common to the wires, so that the air conditioner unit can be shared between the manual type and the automatic type.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, a rotationally operable operation knob is provided as the operation member, and the rotation output member is a member that receives the rotation of the operation knob and rotates. It is characterized by.
[0012]
The present invention relates to a manual-type operation mechanism. By rotating an operation knob, the wire is directly rotated by the force to transmit the rotation operation force to the damper. Therefore, an actuator such as a motor is not required, and cost can be reduced.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect, a switch that generates an electric signal according to an operation content is provided as the operation member, and the rotation output member controls rotation based on the electric signal generated by the switch. It is a rotating part of the motor to be driven.
[0014]
The present invention relates to an automatic operation mechanism, in which a wire is rotated by the force of a motor to transmit a rotation operation force to a damper. Therefore, it is sufficient to provide a switch as an electric component on the operation panel, so that the operation can be simplified and the design of the operation panel can be improved.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, the connection between the wire and at least one of the rotation output member and the rotation input member is a serration connection.
[0016]
In the present invention, serration coupling is used to connect at least one of the rotation output member or the rotation input member to the wire, so that the position of the wire in the rotation direction at the time of connection can be easily adjusted.
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects, the direction of the transmission axis of the rotational force by the wire is converted into a relation intersecting the input side and the output side at the intermediate portion or the end of the wire. A direction changing mechanism is provided.
[0018]
In the present invention, by providing the direction changing mechanism, the direction of the transmission axis of the rotational force can be freely changed, and no matter how the directions of the rotary output member and the rotary input member are in relation to each other, an excessive bending is required. Instead, the rotation output member and the rotation input member can be connected via a wire.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a relevant part of the vehicle air conditioner of the embodiment, which is taken out here. The air conditioner according to the embodiment includes the air conditioner unit shown in FIG. 6 and an
[0020]
On the front side of the
[0021]
On the other hand, a
[0022]
As described above, the boss (rotation input member) 26 is provided on the
[0023]
The connection between the
[0024]
Next, the operation will be described.
In this operation mechanism, the operation torque given to the
[0025]
In particular, when the operating force is transmitted by the rotation of the
[0026]
Further, since a certain amount of urging force can be applied to the
[0027]
In addition, the operation mechanism is a manual type in which the
[0028]
When connecting the
[0029]
In the example of FIG. 3, the
[0030]
By providing the direction changing mechanism in this manner, the direction of the axis of transmission of the rotational force by the
[0031]
Further, in the above-described embodiment, the case where the serration connection is used is shown as a method of connecting the end of the
[0032]
In the above-described embodiment, the
[0033]
In the automatic operation mechanism, a
[0034]
As a method of rotating the rotation output member by an amount corresponding to the operation command, either the manual type shown in FIG. 1 or the automatic type shown in FIG. 5 can be selected. In the configuration on the four side, up to the
[0035]
Further, in the above-described embodiment, an example in which the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the operation force given on the operation panel side is transmitted to the damper on the air conditioner unit side not by the pushing and pulling operation of the wire but by the rotation of the wire in the twisting direction. Therefore, the variation in the operation side and the damper side can be absorbed by the elastic torsional deformation of the wire itself, and the wire can be easily assembled without specially troublesome adjustment. Further, since the damper can be pressed to the closed position by utilizing the reaction force due to the torsional deformation of the wire, the occurrence of wind leakage can be prevented.
[0037]
According to the second aspect of the present invention, since the rotation of the operation knob is transmitted directly to the damper side, an actuator such as a motor is not required, and the cost can be reduced.
[0038]
According to the third aspect of the present invention, the rotation of the wire is transmitted to the damper side by rotating the wire by the power of the motor, so that the operation can be simplified and the design of the operation panel can be improved.
[0039]
According to the fourth aspect of the present invention, since the serration connection is used for connecting at least one of the rotation output member or the rotation input member and the wire, the position of the wire in the rotation direction at the time of connection can be easily adjusted. And the assemblability can be improved.
[0040]
According to the fifth aspect of the present invention, the rotation output member and the rotation input member can be connected to each other via a wire without excessive bending regardless of the orientation of the rotation output member and the rotation input member. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a main part of a vehicle air conditioner according to an embodiment of the present invention, which is taken out and shown.
FIG. 2 is a diagram illustrating a relationship between a rotation angle of a wire and a rotation angle of a damper.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a direction change mechanism.
FIG. 4 is a view showing another connection structure between the wire and the boss.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram illustrating a main part of a vehicle air conditioner according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of an air conditioner unit of a general vehicle air conditioner.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a damper operating mechanism in a conventional vehicle air conditioner.
[Explanation of symbols]
4
27 Boss hole (with serration)
30
50
80
Claims (5)
前記操作パネルに、前記操作部材による操作指令に対応した量だけ回転する回転出力部材を設けると共に、前記エアコンユニットに、操作入力を受けて回転させられることでその回転量に対応した量だけ前記ダンパを変位させる回転入力部材を設け、前記操作パネル側の回転出力部材とエアコンユニット側の回転入力部材とを、回転出力部材の回転を自身のねじり方向の回転として回転入力部材に伝達するワイヤで連結したことを特徴とする車両用空調装置。In a vehicle air conditioner comprising an air conditioner unit having a damper such as an air mix damper or a mode damper, and an operation panel having an operation member for issuing a command for controlling the damper,
A rotation output member that rotates by an amount corresponding to an operation command from the operation member is provided on the operation panel, and the damper is rotated by an operation input to the air conditioner unit by an amount corresponding to the rotation amount. A rotation input member for displacing the rotation output member is connected, and the rotation output member on the operation panel side and the rotation input member on the air conditioner unit side are connected by a wire that transmits the rotation of the rotation output member to the rotation input member as rotation in its own torsion direction. An air conditioner for a vehicle, comprising:
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