JP2004007465A - 遠隔制御中継装置、録画再生装置、制御データ更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介して不正ユーザに侵入された場合でも、正規ユーザの遠隔制御を受ける装置へのアクセスを常に確保する。
【解決手段】外部機器10からネットワーク16を介して遠隔制御を受ける装置30と前記ネットワークとの間に接続された遠隔制御中継装置20であって、前記遠隔制御中継装置は、前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部21と、制御データを保存する保存用メモリ24と、前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリ25と、前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部29aとを備え、前記書き込み制御部は、ネットワークを介しない操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込む。
【選択図】 図1
【解決手段】外部機器10からネットワーク16を介して遠隔制御を受ける装置30と前記ネットワークとの間に接続された遠隔制御中継装置20であって、前記遠隔制御中継装置は、前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部21と、制御データを保存する保存用メモリ24と、前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリ25と、前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部29aとを備え、前記書き込み制御部は、ネットワークを介しない操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地から所定の装置を操作する場合の、機器またはユーザに固有の情報を扱う遠隔制御中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔地にある外部機器と通信して、設定値の変更等の遠隔操作が双方向でできる機器として、WEBサーバー、ルーター、ゲートウェイ等のネットワーク機器がある。このネットワーク機器はWEB(World Wide Webの略称)操作機能を有しており、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略称)等のプロトコルを利用して、WEB表示機能を有した外部機器から制御することができる。ここで、WEB操作機能とは、遠隔地にある機器からデータを読み取り、または、その機器を操作する機能を意味する。また、WEB表示機能とは、遠隔地にある機器から読み取ったデータを表示する機能を意味する。
【0003】
最近では、WEB操作機能を有する遠隔制御装置が録画再生機器に応用されている。この遠隔制御装置を外部機器からネットワークを介して制御するには、遠隔制御装置および外部機器を特定するためのIPアドレスや、ユーザを特定するためのID、パスワードといったデータが必要であり、WEB画面を利用して確認・修正ができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ネットワークを介して行われた不正な改竄に対する保護機能を有する装置がある。一例として、ネットワークを介して公開している公開ファイルの内容が不正に更新された場合に当該公開ファイルの内容を内部保存ファイルの内容で置き換えて復旧する公開ファイル復旧装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
以下に従来の遠隔制御装置について、図11を用いて説明する。図11は、従来の遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。ここで遠隔制御を受ける装置としては、WEB操作機能を有する録画再生機器等である。この遠隔制御を受ける装置60は、通信制御部61、表示用メモリ63、保存用メモリ64、WEB制御部62、電源部66とを備える。
【0006】
次に、各構成要素の機能について説明する。まず、通信制御部61では、ネットワークを介してWEB画面を表示及び操作可能な外部機器50と通信を行う。表示用メモリ63にはデータを一時的に格納する。保存用メモリ64にはデータを保存する。また、WEB制御部62によって通信制御部61、表示用メモリ63および保存用メモリ64を制御し、ネットワークを介した外部機器50との通信およびWEB表示が行われる。
【0007】
また、WEB機能付きの携帯電話やパーソナルコンピューター等の外部機器50は、ネットワークを介して遠隔制御装置60と通信する通信制御部51と、WEB表示を可能にするWEB制御部52とを備えている。
【0008】
図12は、WEB制御部62の動作を示すフローチャートである。
(1)S51は遠隔制御装置60の電源を投入する電源投入ステップである。
(2)S52は遠隔制御装置60の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S53は保存用メモリ64の内部に保存されているデータを表示用メモリ63にコピーする表示用メモリ保存ステップである。
(4)S55は外部機器50または外部機器50のユーザが正規ユーザであるか否かを判別する認証ステップである。
(5)S56は外部機器50からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(6)S57は外部機器50からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを外部機器50に送信するデータ送信ステップである。
(7)S58は外部機器50からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(8)S59は外部機器50からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(9)S60は外部機器50からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(10)S61は外部機器50からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64に保存するデータ保存ステップである。
【0009】
従来の遠隔制御装置について、その動作について図12を用いて説明する。
(a)まず、電源投入ステップS51で、遠隔制御装置60の電源を入れる。
(b)次いで、各種初期値設定ステップS52で遠隔制御装置60の動作に必要な各種のデータ設定に対して初期値を設定する。
(c)次に、保存用メモリ64の内部に保存されているデータを読み出し、該データを表示用メモリ63に記憶させる(S53)。
【0010】
(d)このように設定された遠隔制御装置60に対して、外部機器50からアクセスされた場合には、認証ステップS55において、外部機器50から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置60で利用できるものであることを確認した後、その外部機器50または外部機器50のユーザが遠隔制御装置60側で想定した正規ユーザであるかどうかについてユーザ認証の確認を行う(S55)。これにより、遠隔制御装置60の内部に保存されているデータ等についてセキュリティを確保できる。このプロトコルの確認およびユーザ認証の確認は、保存用メモリ64の中に保存されたデータのうち、制御データを通信制御部61に読み出し、読み出した制御データと外部機器60から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。ここで、制御データとは、通信しようとする機器との通信を有効にする際に使用するデータ、つまり、通信プロトコル上必要不可欠なデータを意味する。例えば、ユーザID、パスワードなどのユーザ固有のデータやIPアドレスなどの機器固有のデータのことである。また、制御データ以外のデータを表示データと呼んで区別する。この認証ステップS55で、外部機器50からのプロトコルが遠隔制御装置60で利用できないものであると判断されたとき、または、外部機器50のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御装置60のWEB制御部62を操作することができない。一方、認証されたユーザは、遠隔制御装置60のWEB制御部62を操作できる。
【0011】
次に、認証ステップS55で認証されてWEB制御部62を操作できるようになると、外部機器50から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置60に対して何を要求するかを判別して、その要求に従ってWEB制御部62は動作する。この結果、外部機器50のユーザは、遠隔制御装置60について以下の3つの操作ができるようになる。
【0012】
(e)第一に、表示用メモリ63の中に保存されているデータを参照することができる。外部機器50からのデータ参照の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は、参照要求検知ステップS56で検知される。次いで、データ送信ステップS57において、WEB制御部62の制御により表示用メモリ63内の外部機器50から要求されているデータを読み出して通信制御部61に送信し、通信制御部61からデータを外部機器50に送信する。
【0013】
(f)第二に、表示用メモリ63の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器50からのデータ変更の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS58で検知される。次いで、データ変更ステップS59において、WEB制御部62の制御により、変更されたデータまたは新規のデータを通信制御部61およびWEB制御部62を介して表示用メモリ63に書き込まれる。このとき、変更または新規に書き込むデータは制御データを含む場合もある。
【0014】
(g)第三に、表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64にコピーすることができる。外部機器50からのデータ保存の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS60で検知される。次いで、データ保存ステップS61において、WEB制御部62により、表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64に保存される。このとき、保存されるデータは制御データを含む場合もある。
【0015】
(h)外部機器50のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器50からのアクセスを待つ状態になり、また、遠隔制御機器60の電源を切った場合にはWEB制御部62の一連の動作が終了する。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−217167号公報
【特許文献2】
特開2000−222264号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の構成では、不正ユーザが認証をパスした場合には、外部機器50から遠隔制御装置60の表示用メモリ63内のデータの変更を介して保存用メモリ64内の制御データを含むデータを変更できる。そのため、認証をパスした不正ユーザは正規ユーザが知らないうちに自由に保存用メモリ64内の制御データを変更できる。認証ステップS55では保存用メモリ64内の制御データを使用して認証が行われる。そのため、不正ユーザによって保存用メモリ64内のデータが変更されると、正規ユーザであっても認証に失敗し、遠隔制御装置60を外部機器50から操作できなくなるというセキュリティ上の問題点を有していた。
【0018】
本発明は、ネットワークを介して不正ユーザに侵入されたパスワード等のデータが改竄された場合でも、正規ユーザの遠隔制御を受ける装置へのアクセスを常に確保することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠隔制御中継装置は、外部機器からネットワークを介して遠隔制御を受ける装置と前記ネットワークとの間に接続された遠隔制御中継装置であって、前記遠隔制御中継装置は、
前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部と、
制御データを保存する保存用メモリと、
前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリと、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部と
を備え、
前記書き込み制御部は、ネットワークを介しない操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする。
【0020】
この構成によって、ネットワークを介して不正ユーザに侵入された場合でも、正規ユーザの外部機器からのアクセスを常に確保することができる遠隔制御中継装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る遠隔制御中継装置、録画再生装置、及び遠隔制御方法について、添付図面を用いて説明する。なお、図面において実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
【0022】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る遠隔制御中継装置について、図1と図3とを用いて説明する。図1は、この遠隔制御中継装置と録画再生装置とを含む遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。図3は、図1の遠隔制御中継装置の詳細な構成を示すブロック図である。この遠隔制御システムは、携帯電話10a、パソコン10b等の外部機器10と、該外部機器10からネットワーク16を介して遠隔操作される録画再生装置30等と、ネットワーク16と該録画再生装置30との間に接続された遠隔制御中継装置20とを含んでいる。
【0023】
まず、この遠隔制御中継装置20について説明する。この遠隔制御中継装置20は、通信制御部21と、WEB制御部22と、表示用メモリ23、制御用メモリ25、保存用メモリ24、電源部26と、書き込み命令発信部28とを備える。通信制御部21は、外部機器10とWEB画面に関する通信データの送受信を行う回路またはソフトウェアからなる。通信制御部21は、外部機器10の形態に応じて電話回線、電磁波、光ファイバー等を利用し、TCP/IPなど所定のプロトコルによりデータの送受信を行う。WEB制御部22では、外部機器10に対して送受信するWEB画面データの作成、変更、保存等を行う。また、WEB制御部22によって表示用メモリ23からデータを読み出し、通信制御部21からネットワーク16を介して該データを外部機器10に送信することにより、外部機器10においてWEB画面を表示することが可能になる。また、通信制御部21によって制御用メモリ25から制御データを読み出すことにより、遠隔制御装置20と外部機器10との通信が可能になる。表示用メモリ23、制御用メモリ25および保存用メモリ24は、いずれもデータの読み出しおよび書き込みが可能なメモリであって、例えば、ハードディスクドライブ、光ディスク記憶装置、半導体メモリなどを用いることができる。ただし、保存用メモリ24は、不揮発性の記録媒体が望ましい(以下の実施の形態においても同様である。)。書き込み命令発信部28は、書き込み命令信号を発信する回路により構成されている。なお、この書き込み命令発信部28は、釦(ボタン)又はレバー等のスイッチ手段であってもよい。また、WEB制御部22と書き込み命令発信部28とを一体的に構成して書き込み制御部29aとしてもよい。
【0024】
次に、ネットワーク16を介して遠隔制御される録画再生装置30について説明する。録画再生装置30は、ネットワーク16と直接に接続されておらず、上記遠隔制御中継装置20を介してネットワークと接続されている。この録画再生装置30は、WEB操作機能を有する。具体的には、外部機器10からはネットワーク16を介して録画再生装置30に録画予約をすることができ、又は予約状況確認をすることができる。なお、ここでは遠隔制御を受ける装置として、録画再生装置を例にあげて説明したが、これに限られず、他の電気機器、例えば、照明機器、冷暖房等の空調機器、音響機器、映像機器等いかなる機器であってもよい。
【0025】
さらに、外部機器10について説明する。外部機器10には、通信制御部11とWEB制御部12とが内蔵されている。また、外部機器10は、WEB表示機能とWEB操作機能とを有しており、WEB画面を表示及び操作できる。通信制御部11は、遠隔制御中継装置20とWEB画面に関する通信データの送受信を行う回路またはソフトウェアである。ここで、WEB画面とは、WEB表示機能によって外部機器10に表示される画面である。また、WEB操作機能とは、遠隔地にある機器からデータを読み取り、あるいはその機器を操作する機能を意味する。WEB制御部12は、WEB画面に関する制御を行う回路またはソフトウェアによって実現される。
【0026】
次に、実施の形態1に係る遠隔制御中継装置の別例の録画再生装置40について、図2と図4とを用いて説明する。図2は、遠隔制御中継部32を備えた録画再生装置40を含む遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。図4は、図2の録画再生装置40の詳細な構成を示すブロック図である。この録画再生装置40は、内部に上記遠隔制御装置と同様の構成及び機能を備えた遠隔制御中継部32と、録画再生機能を有する録画再生部34とを備える。この録画再生装置40では、遠隔制御中継部32をその内部に備えているので、一体的に取り扱うことができる。なお、以下の説明は、上記別例の録画再生装置40についても適用できる。
【0027】
ここで、以下の説明では便宜上、外部機器10の通信制御部11と遠隔制御中継装置20の通信制御部21との間で送受信されるデータを制御データと表示データの2種類に分類する。制御データとは、通信しようとする機器との通信を有効にする際に使用するデータ、つまり、通信プロトコル上必要不可欠なデータを意味する。制御データとは、例えば、ユーザID、パスワードなどのユーザ固有のデータやIPアドレスなどの機器固有のデータである。制御データ以外の他のデータを表示データと呼んで区別する。なお、単に「データ」と記載した場合には、制御データと表示データの両方を意味する。
【0028】
次いで、この遠隔制御中継装置20における遠隔制御中継方法について、図7を用いて説明する。図7は、WEB制御部22の動作を示すフローチャートである。
(1)S1は遠隔制御装置20の電源の投入またはリセットをする電源投入ステップである。
(2)S2は遠隔制御装置20の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S3は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存する表示用メモリ保存ステップである。
(4)S4は書き込み命令受信部28の操作に基づき保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する制御用メモリ保存ステップである。
(5)S5は制御用メモリ25内の制御データに基づき外部機器10または外部機器10のユーザが正規なものかどうかを判別する認証ステップである。
(6)S6は外部機器10からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(7)S7は外部機器10からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを外部機器10に送信するデータ送信ステップである。
(8)S8は外部機器10からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(9)S9は外部機器10からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(10)S10は外部機器10からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(11)S11は外部機器10からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24に保存するデータ保存ステップである。
【0029】
この遠隔制御中継装置について、図7のフローチャートを用いてその動作を説明する。
(a)まず、電源投入ステップS1で遠隔制御中継装置20の電源を入れる。
(b)次に、各種初期値設定ステップS2で遠隔制御中継装置20についての各種のデータ設定に対して初期値を設定する。ここで、電源を入れるとは、実際に電源部26から遠隔制御中継装置20に電力を供給し始めるという作業の他に、リセット回路(図示せず)にて供給電力をリセットする作業も含まれる。
(c)次いで、表示用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを読み出して表示用メモリ23に書き込む。
【0030】
(d)上記のように設定された遠隔制御中継装置20に対して、ユーザが制御用メモリ25内に保存されている制御データの書き換えを実施したいときには、ネットワークを介しない操作(オフライン操作)で書き込み命令発信部28からWEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信する。ここで、遠隔制御中継装置20の書き込み命令発信部28を、ネットワークを介しては操作できないように設定しておく。すなわち、外部機器10からネットワークを介して書き込み命令発信部28を操作できず、ネットワークを介しない操作のみが可能であるように設定する。例えば、遠隔制御中継装置20に書き込み命令発信部28としての操作釦を装備しておく。ユーザは遠隔制御中継装置20に設けられたこの操作釦を直接に押下する等の操作により、書き込み命令信号を発信する。
【0031】
(e)次に、WEB制御部22で書き込み命令信号を受信すると、制御用メモリ保存ステップS4にて、保存用メモリ24の内部に保存されている制御データを読み出して、該制御データを制御用メモリ25に保存する。これによって、あらかじめユーザがネットワークを介して保存用メモリ24内の制御データを変更していた場合に、その変更を認証等に反映させることができる。一方、不正ユーザが侵入したために制御データが不正に変更されていた場合には、正規ユーザはネットワークを介しない操作を行わないことによって制御用メモリ25内の制御データの書換えは行われない。その他、制御用メモリ25内のデータを書き換えたくないときには、同様にネットワークを介しない操作を行わないことによって制御用メモリ25内の制御データの書き換えは行われない。そのまま次のステップに進む。
【0032】
(f)次に、遠隔制御中継装置20に対して、ネットワークを介して外部機器10からアクセスがあった場合には、認証ステップS5において、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できるか否かを確認する。このプロトコルの確認は、制御データを制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21に読み出し、該制御データと外部機器10から得たデータとを比較することにより行う。
(g)その後、その外部機器10のユーザが遠隔制御中継装置20で設定されている正規ユーザであるか否かについてユーザ認証の確認を行う。このユーザ認証の確認は、制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21へ制御データを読み出して、該制御データと外部機器10から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。
【0033】
上記プロトコル確認およびユーザ認証の際には、制御用メモリ25に保存されている制御データのみを使用する。すなわち、表示用メモリ23または保存用メモリ24にも制御データが保存されているが、これらの制御データは不正ユーザによって不正に変更される場合があるので、プロトコル確認およびユーザ認証の際には使用しないように設定されている。
【0034】
なお、上記認証ステップS5で、外部機器10からのプロトコルが遠隔制御装置20で利用できないものであると判断されたとき、または、外部機器10のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御装置20のWEB制御部22を操作することができない。プロトコルが遠隔制御装置20で利用できるものと判断された場合であって、且つ、認証されたユーザのみがWEB制御部22を操作できる。
【0035】
(h)次に、認証ステップS5で認証されてWEB制御部22を操作できるようになると、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置20に対して何を要求するものかを判別して、その要求に従ってWEB制御部22は動作する。この結果、外部機器10のユーザは、遠隔制御装置20について以下の3つの操作ができるようになる。
【0036】
(i)第一に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを参照することができる。外部機器10からのデータ参照の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は参照要求検知ステップS6で検知される。次いで、データ送信ステップS7において、WEB制御部22により表示用メモリ23内のデータを読み出して通信制御部21に送信し、通信制御部21からデータを外部機器10に送信する。
【0037】
(j)第二に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器10からのデータ変更の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS8で検知される。例えば、図5に示されるように、外部機器10aのメニュー表示からパスワード変更を選択した場合である。次いで、データ変更ステップS9において、WEB制御部22により、変更されたデータまたは新規のデータが通信制御部21およびWEB制御部22を介して表示用メモリ23に書きこまれる。例えば、図6で示されるように、パスワード変更の画面で現在のパスワードから新しいパスワードに変更する場合である。
【0038】
(k)第三に、表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24にコピーすることができる。外部機器10からのデータ保存の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS10で検知される。次いで、データ保存ステップS11において、WEB制御部22により、表示用メモリ23内のデータが読み出されて保存用メモリ24に保存される。例えば、図6の外部機器10aのパスワード変更の画面でOKのボタンをクリックして新しいパスワードを保存用メモリに保存する場合である。
【0039】
(l)次に、外部機器10のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器10からのアクセスを待つ状態になるか、または、遠隔制御機器20の電源を切った場合にはWEB制御部22の一連の動作は終了する。
【0040】
以上のように、この実施の形態1に係る遠隔制御中継装置によれば、外部機器10からネットワークを介して操作できない書き込み命令発信部28を設けている。書き込み命令発信部28からWEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信しなければ、制御用メモリ25を書き換えることができないように設定されているので、外部機器10からネットワークを介した制御用メモリ25の書き換えを不可能にすることができる。これにより、正規ユーザが意図していない不正ユーザがネットワークを介して遠隔制御中継装置20に侵入した場合でも、不正ユーザには制御用メモリ25を書換えることができない。そのため、外部機器10の認証に用いられる制御用メモリ25内の制御データは、正規ユーザが意図しない間に外部機器10から書き換えられるということがなくなる。そこで、不正ユーザの侵入があった場合でも、制御データが改竄されないので正規ユーザの遠隔制御中継装置20へのアクセスを確保できる。
【0041】
なお、制御データの変更がなされた場合には、次の外部機器からのアクセスへの応答時に制御データの変更があった旨を通知するようにしてもよい。また、あらかじめ記録された連絡先、例えば携帯電話に制御用メモリ25の変更があった旨を通知するようにしてもよい。
【0042】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る遠隔制御中継装置について、図8を用いて説明する。図8は、この遠隔制御中継装置の構成を示すブロック図である。この遠隔制御中継装置20は、実施の形態1に係る遠隔制御中継装置と比較すると、書き込み命令発信部28に代えて電源検知部27が設けられている点で相違する。この電源検知部27は、電源電圧の上昇を検知して、書き込み命令信号を発信する回路により構成される。なお、WEB制御部22と電源検知部27とを一体的に構成して書き込み制御部29bとしてもよい。
【0043】
次に、実施の形態2に係る遠隔制御中継装置の別例の録画再生装置40について、図9を用いて説明する。図9は、この別例の録画再生装置40の詳細な構成を示すブロック図である。この録画再生装置40は、内部に上記遠隔制御中継装置と同様の構成及び機能を備えた遠隔制御中継部32と、録画再生機能を有する録画再生部34とを備える。この録画再生装置40では、遠隔制御中継部32をその内部に備えているので、一体的に取り扱うことができる。なお、以下の説明は、上記別例の録画再生装置についても適用できる。
【0044】
この遠隔制御中継装置20を含む遠隔制御システムにおける動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(1)S1は遠隔制御中継装置20の電源の投入またはリセットをする電源投入ステップである。
(2)S2は遠隔制御中継装置20の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S3は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存する表示用メモリ保存ステップである。
(4)S4は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する制御用メモリ保存ステップである。
(5)S5は制御用メモリ25内の制御データに基づき外部機器10または外部機器10のユーザが正規なものかどうかを判別する認証ステップである。
(6)S6は外部機器10からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(7)S7は外部機器10からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ23内の表示データを外部機器10に送信するデータ送信ステップである。
(8)S8は外部機器10からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(9)S9は外部機器10からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(10)S10は外部機器10からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(11)S11は外部機器10からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ23内の表示データを保存用メモリ24に保存するデータ保存ステップである。
【0045】
次に、この遠隔制御中継装置について、図10のフローチャートを用いてその動作を説明する。
(a)まず、電源投入ステップS1で遠隔制御中継装置20の電源を入れる。
(b)各種初期値設定ステップS2で遠隔制御中継装置20についての各種のデータ設定に対して初期値を設定する。ここで、電源を入れるとは、実際に電源部26から遠隔制御中継装置20に電力を供給し始めるという作業の他に、リセット回路(図示せず)にて供給電力をリセットする作業も含まれる。ここで、電源部26及び電源検知部27を外部機器10からネットワークを介して操作できないように設定する。すなわち、オンラインでの操作はできず、オフラインでのみ操作が可能であるように設定する。
【0046】
(c)次に、遠隔制御中継装置20への電力の供給開始、または、電力のリセットがされると、電源検知部27は、遠隔制御中継装置20へ電力が供給され始めたことを検出し、WEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信する。
(d)WEB制御部22は、書き込み命令信号が入力されると、表示用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存し、制御用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する。
【0047】
(e)上記のように設定された遠隔制御中継装置20に対して、外部機器10がアクセスしてきた場合には、認証ステップS5に移る。認証ステップS5において、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できるものであることを確認した後、その外部機器10または外部機器10のユーザが遠隔制御中継装置20で設定した正規ユーザであるか否かについてユーザ認証の確認を行う。このプロトコルの確認及びユーザ認証の確認は、制御データを制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21に読み出し、読み出した制御データと外部機器10から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。つまり、制御データは表示用メモリ23または保存用メモリ24にも保存されているが、プロトコル確認およびユーザ認証の際には、表示用メモリ23や保存用メモリ25に保存されているデータを使用しないように設定されている。この認証ステップS5で、外部機器10からのプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できないものであるとき、または、外部機器10のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御中継装置20のWEB制御部22を操作することができない。認証されたときは、WEB制御部22を操作できるようになる。
【0048】
(f)次に、認証ステップS5で認証されてWEB制御部22を操作できるようになると、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20に対して何を要求するものかを判別して、その要求に従ってWEB制御部22は動作する。この結果、外部機器10のユーザは、遠隔制御中継装置20について以下の3つの操作ができるようになる。
【0049】
(g)第一に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを参照することができる。これは、外部機器10からのデータ参照の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は参照要求検知ステップS6で検知される。次いで、データ送信ステップS7において、WEB制御部22により表示用メモリ23内のデータを読み出して通信制御部21に送信し、該データは通信制御部21から外部機器10に送信される。
【0050】
(h)第二に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器10からのデータ変更の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS8で検知される。次いで、データ変更ステップS9において、WEB制御部22により、変更されたデータまたは新規のデータは通信制御部21およびWEB制御部22を介して表示用メモリ23に書きこまれる。
【0051】
(i)第三に、表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24にコピーすることができる。外部機器10からのデータ保存の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS10で検知される。次いで、データ保存ステップS11において、WEB制御部22により、表示用メモリ23内のデータが保存用メモリ24に保存される。
【0052】
(j)次に、外部機器10のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器10からのアクセスを待つ状態になるか、または、遠隔制御機器20の電源を切った場合にはWEB制御部22の一連の動作が終了する。
【0053】
以上のように、この遠隔制御中継装置によれば、電源検知部27を設けている。遠隔制御中継装置20の電源を入れたときに、同時に制御用メモリ25を書き換えることができるので、遠隔制御中継装置20の立ち上げ時の作業を簡便化することができる。特に、制御用メモリ25として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを使用した場合には、遠隔制御中継装置20の立ち上げ時には制御用メモリ25への書き込みが必須となる。このため、遠隔制御中継装置20への電力の供給時に制御用メモリ25を書き換えることにより、ユーザにとっての簡便性が向上する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る遠隔制御中継装置によれば、外部機器からネットワークを介して操作できない書き込み命令発信部を設けていることを特徴とする。また、該書き込み命令発信部からWEB制御部に対して書き込み命令信号を発信しなければ、外部機器のユーザによって変更された制御データを制御用メモリに書き込むことができない。そのため、外部機器からネットワークを介した操作によって制御用メモリ内の認証に用いられる制御データの書き換えを不可能にすることができる。これにより、ネットワークを介して不正ユーザに侵入された場合でも、正規ユーザの外部機器からのアクセスを常に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における遠隔制御システムの別例の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の遠隔制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】図2の遠隔制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】外部機器が携帯電話の場合に画面表示されるメニューの一例を示す図である。
【図6】図5のメニューでパスワード変更を選択し、実行した場合の表示画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における遠隔制御中継装置の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2における遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2における遠隔制御システムの別例の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2における遠隔制御中継装置の動作を説明するフローチャートである。
【図11】従来の遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の遠隔制御装置の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 外部機器
10a 携帯電話
10b パソコン(PC)
11 通信制御部
12 WEB制御部
16 ネットワーク
20 遠隔制御中継装置
21 通信制御部
22 WEB制御部
23 表示用メモリ
24 保存用メモリ
25 制御用メモリ
26 電源部
27 電源検知部
28 書き込み命令発信部
29a、29b 書き込み制御部
30、40 録画再生装置
32 遠隔制御中継部
34 録画再生部
50 外部機器
51 通信制御部
52 WEB制御部
56 ネットワーク
60 遠隔制御用中継装置
61 通信制御部
62 WEB制御部
63 表示用メモリ
64 保存用メモリ
66 電源部
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地から所定の装置を操作する場合の、機器またはユーザに固有の情報を扱う遠隔制御中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔地にある外部機器と通信して、設定値の変更等の遠隔操作が双方向でできる機器として、WEBサーバー、ルーター、ゲートウェイ等のネットワーク機器がある。このネットワーク機器はWEB(World Wide Webの略称)操作機能を有しており、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略称)等のプロトコルを利用して、WEB表示機能を有した外部機器から制御することができる。ここで、WEB操作機能とは、遠隔地にある機器からデータを読み取り、または、その機器を操作する機能を意味する。また、WEB表示機能とは、遠隔地にある機器から読み取ったデータを表示する機能を意味する。
【0003】
最近では、WEB操作機能を有する遠隔制御装置が録画再生機器に応用されている。この遠隔制御装置を外部機器からネットワークを介して制御するには、遠隔制御装置および外部機器を特定するためのIPアドレスや、ユーザを特定するためのID、パスワードといったデータが必要であり、WEB画面を利用して確認・修正ができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ネットワークを介して行われた不正な改竄に対する保護機能を有する装置がある。一例として、ネットワークを介して公開している公開ファイルの内容が不正に更新された場合に当該公開ファイルの内容を内部保存ファイルの内容で置き換えて復旧する公開ファイル復旧装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
以下に従来の遠隔制御装置について、図11を用いて説明する。図11は、従来の遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。ここで遠隔制御を受ける装置としては、WEB操作機能を有する録画再生機器等である。この遠隔制御を受ける装置60は、通信制御部61、表示用メモリ63、保存用メモリ64、WEB制御部62、電源部66とを備える。
【0006】
次に、各構成要素の機能について説明する。まず、通信制御部61では、ネットワークを介してWEB画面を表示及び操作可能な外部機器50と通信を行う。表示用メモリ63にはデータを一時的に格納する。保存用メモリ64にはデータを保存する。また、WEB制御部62によって通信制御部61、表示用メモリ63および保存用メモリ64を制御し、ネットワークを介した外部機器50との通信およびWEB表示が行われる。
【0007】
また、WEB機能付きの携帯電話やパーソナルコンピューター等の外部機器50は、ネットワークを介して遠隔制御装置60と通信する通信制御部51と、WEB表示を可能にするWEB制御部52とを備えている。
【0008】
図12は、WEB制御部62の動作を示すフローチャートである。
(1)S51は遠隔制御装置60の電源を投入する電源投入ステップである。
(2)S52は遠隔制御装置60の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S53は保存用メモリ64の内部に保存されているデータを表示用メモリ63にコピーする表示用メモリ保存ステップである。
(4)S55は外部機器50または外部機器50のユーザが正規ユーザであるか否かを判別する認証ステップである。
(5)S56は外部機器50からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(6)S57は外部機器50からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを外部機器50に送信するデータ送信ステップである。
(7)S58は外部機器50からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(8)S59は外部機器50からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(9)S60は外部機器50からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(10)S61は外部機器50からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64に保存するデータ保存ステップである。
【0009】
従来の遠隔制御装置について、その動作について図12を用いて説明する。
(a)まず、電源投入ステップS51で、遠隔制御装置60の電源を入れる。
(b)次いで、各種初期値設定ステップS52で遠隔制御装置60の動作に必要な各種のデータ設定に対して初期値を設定する。
(c)次に、保存用メモリ64の内部に保存されているデータを読み出し、該データを表示用メモリ63に記憶させる(S53)。
【0010】
(d)このように設定された遠隔制御装置60に対して、外部機器50からアクセスされた場合には、認証ステップS55において、外部機器50から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置60で利用できるものであることを確認した後、その外部機器50または外部機器50のユーザが遠隔制御装置60側で想定した正規ユーザであるかどうかについてユーザ認証の確認を行う(S55)。これにより、遠隔制御装置60の内部に保存されているデータ等についてセキュリティを確保できる。このプロトコルの確認およびユーザ認証の確認は、保存用メモリ64の中に保存されたデータのうち、制御データを通信制御部61に読み出し、読み出した制御データと外部機器60から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。ここで、制御データとは、通信しようとする機器との通信を有効にする際に使用するデータ、つまり、通信プロトコル上必要不可欠なデータを意味する。例えば、ユーザID、パスワードなどのユーザ固有のデータやIPアドレスなどの機器固有のデータのことである。また、制御データ以外のデータを表示データと呼んで区別する。この認証ステップS55で、外部機器50からのプロトコルが遠隔制御装置60で利用できないものであると判断されたとき、または、外部機器50のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御装置60のWEB制御部62を操作することができない。一方、認証されたユーザは、遠隔制御装置60のWEB制御部62を操作できる。
【0011】
次に、認証ステップS55で認証されてWEB制御部62を操作できるようになると、外部機器50から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置60に対して何を要求するかを判別して、その要求に従ってWEB制御部62は動作する。この結果、外部機器50のユーザは、遠隔制御装置60について以下の3つの操作ができるようになる。
【0012】
(e)第一に、表示用メモリ63の中に保存されているデータを参照することができる。外部機器50からのデータ参照の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は、参照要求検知ステップS56で検知される。次いで、データ送信ステップS57において、WEB制御部62の制御により表示用メモリ63内の外部機器50から要求されているデータを読み出して通信制御部61に送信し、通信制御部61からデータを外部機器50に送信する。
【0013】
(f)第二に、表示用メモリ63の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器50からのデータ変更の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS58で検知される。次いで、データ変更ステップS59において、WEB制御部62の制御により、変更されたデータまたは新規のデータを通信制御部61およびWEB制御部62を介して表示用メモリ63に書き込まれる。このとき、変更または新規に書き込むデータは制御データを含む場合もある。
【0014】
(g)第三に、表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64にコピーすることができる。外部機器50からのデータ保存の要求は、通信制御部61を通してWEB制御部62に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS60で検知される。次いで、データ保存ステップS61において、WEB制御部62により、表示用メモリ63内のデータを保存用メモリ64に保存される。このとき、保存されるデータは制御データを含む場合もある。
【0015】
(h)外部機器50のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器50からのアクセスを待つ状態になり、また、遠隔制御機器60の電源を切った場合にはWEB制御部62の一連の動作が終了する。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−217167号公報
【特許文献2】
特開2000−222264号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の構成では、不正ユーザが認証をパスした場合には、外部機器50から遠隔制御装置60の表示用メモリ63内のデータの変更を介して保存用メモリ64内の制御データを含むデータを変更できる。そのため、認証をパスした不正ユーザは正規ユーザが知らないうちに自由に保存用メモリ64内の制御データを変更できる。認証ステップS55では保存用メモリ64内の制御データを使用して認証が行われる。そのため、不正ユーザによって保存用メモリ64内のデータが変更されると、正規ユーザであっても認証に失敗し、遠隔制御装置60を外部機器50から操作できなくなるというセキュリティ上の問題点を有していた。
【0018】
本発明は、ネットワークを介して不正ユーザに侵入されたパスワード等のデータが改竄された場合でも、正規ユーザの遠隔制御を受ける装置へのアクセスを常に確保することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠隔制御中継装置は、外部機器からネットワークを介して遠隔制御を受ける装置と前記ネットワークとの間に接続された遠隔制御中継装置であって、前記遠隔制御中継装置は、
前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部と、
制御データを保存する保存用メモリと、
前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリと、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部と
を備え、
前記書き込み制御部は、ネットワークを介しない操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする。
【0020】
この構成によって、ネットワークを介して不正ユーザに侵入された場合でも、正規ユーザの外部機器からのアクセスを常に確保することができる遠隔制御中継装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る遠隔制御中継装置、録画再生装置、及び遠隔制御方法について、添付図面を用いて説明する。なお、図面において実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
【0022】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る遠隔制御中継装置について、図1と図3とを用いて説明する。図1は、この遠隔制御中継装置と録画再生装置とを含む遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。図3は、図1の遠隔制御中継装置の詳細な構成を示すブロック図である。この遠隔制御システムは、携帯電話10a、パソコン10b等の外部機器10と、該外部機器10からネットワーク16を介して遠隔操作される録画再生装置30等と、ネットワーク16と該録画再生装置30との間に接続された遠隔制御中継装置20とを含んでいる。
【0023】
まず、この遠隔制御中継装置20について説明する。この遠隔制御中継装置20は、通信制御部21と、WEB制御部22と、表示用メモリ23、制御用メモリ25、保存用メモリ24、電源部26と、書き込み命令発信部28とを備える。通信制御部21は、外部機器10とWEB画面に関する通信データの送受信を行う回路またはソフトウェアからなる。通信制御部21は、外部機器10の形態に応じて電話回線、電磁波、光ファイバー等を利用し、TCP/IPなど所定のプロトコルによりデータの送受信を行う。WEB制御部22では、外部機器10に対して送受信するWEB画面データの作成、変更、保存等を行う。また、WEB制御部22によって表示用メモリ23からデータを読み出し、通信制御部21からネットワーク16を介して該データを外部機器10に送信することにより、外部機器10においてWEB画面を表示することが可能になる。また、通信制御部21によって制御用メモリ25から制御データを読み出すことにより、遠隔制御装置20と外部機器10との通信が可能になる。表示用メモリ23、制御用メモリ25および保存用メモリ24は、いずれもデータの読み出しおよび書き込みが可能なメモリであって、例えば、ハードディスクドライブ、光ディスク記憶装置、半導体メモリなどを用いることができる。ただし、保存用メモリ24は、不揮発性の記録媒体が望ましい(以下の実施の形態においても同様である。)。書き込み命令発信部28は、書き込み命令信号を発信する回路により構成されている。なお、この書き込み命令発信部28は、釦(ボタン)又はレバー等のスイッチ手段であってもよい。また、WEB制御部22と書き込み命令発信部28とを一体的に構成して書き込み制御部29aとしてもよい。
【0024】
次に、ネットワーク16を介して遠隔制御される録画再生装置30について説明する。録画再生装置30は、ネットワーク16と直接に接続されておらず、上記遠隔制御中継装置20を介してネットワークと接続されている。この録画再生装置30は、WEB操作機能を有する。具体的には、外部機器10からはネットワーク16を介して録画再生装置30に録画予約をすることができ、又は予約状況確認をすることができる。なお、ここでは遠隔制御を受ける装置として、録画再生装置を例にあげて説明したが、これに限られず、他の電気機器、例えば、照明機器、冷暖房等の空調機器、音響機器、映像機器等いかなる機器であってもよい。
【0025】
さらに、外部機器10について説明する。外部機器10には、通信制御部11とWEB制御部12とが内蔵されている。また、外部機器10は、WEB表示機能とWEB操作機能とを有しており、WEB画面を表示及び操作できる。通信制御部11は、遠隔制御中継装置20とWEB画面に関する通信データの送受信を行う回路またはソフトウェアである。ここで、WEB画面とは、WEB表示機能によって外部機器10に表示される画面である。また、WEB操作機能とは、遠隔地にある機器からデータを読み取り、あるいはその機器を操作する機能を意味する。WEB制御部12は、WEB画面に関する制御を行う回路またはソフトウェアによって実現される。
【0026】
次に、実施の形態1に係る遠隔制御中継装置の別例の録画再生装置40について、図2と図4とを用いて説明する。図2は、遠隔制御中継部32を備えた録画再生装置40を含む遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。図4は、図2の録画再生装置40の詳細な構成を示すブロック図である。この録画再生装置40は、内部に上記遠隔制御装置と同様の構成及び機能を備えた遠隔制御中継部32と、録画再生機能を有する録画再生部34とを備える。この録画再生装置40では、遠隔制御中継部32をその内部に備えているので、一体的に取り扱うことができる。なお、以下の説明は、上記別例の録画再生装置40についても適用できる。
【0027】
ここで、以下の説明では便宜上、外部機器10の通信制御部11と遠隔制御中継装置20の通信制御部21との間で送受信されるデータを制御データと表示データの2種類に分類する。制御データとは、通信しようとする機器との通信を有効にする際に使用するデータ、つまり、通信プロトコル上必要不可欠なデータを意味する。制御データとは、例えば、ユーザID、パスワードなどのユーザ固有のデータやIPアドレスなどの機器固有のデータである。制御データ以外の他のデータを表示データと呼んで区別する。なお、単に「データ」と記載した場合には、制御データと表示データの両方を意味する。
【0028】
次いで、この遠隔制御中継装置20における遠隔制御中継方法について、図7を用いて説明する。図7は、WEB制御部22の動作を示すフローチャートである。
(1)S1は遠隔制御装置20の電源の投入またはリセットをする電源投入ステップである。
(2)S2は遠隔制御装置20の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S3は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存する表示用メモリ保存ステップである。
(4)S4は書き込み命令受信部28の操作に基づき保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する制御用メモリ保存ステップである。
(5)S5は制御用メモリ25内の制御データに基づき外部機器10または外部機器10のユーザが正規なものかどうかを判別する認証ステップである。
(6)S6は外部機器10からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(7)S7は外部機器10からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを外部機器10に送信するデータ送信ステップである。
(8)S8は外部機器10からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(9)S9は外部機器10からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(10)S10は外部機器10からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(11)S11は外部機器10からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24に保存するデータ保存ステップである。
【0029】
この遠隔制御中継装置について、図7のフローチャートを用いてその動作を説明する。
(a)まず、電源投入ステップS1で遠隔制御中継装置20の電源を入れる。
(b)次に、各種初期値設定ステップS2で遠隔制御中継装置20についての各種のデータ設定に対して初期値を設定する。ここで、電源を入れるとは、実際に電源部26から遠隔制御中継装置20に電力を供給し始めるという作業の他に、リセット回路(図示せず)にて供給電力をリセットする作業も含まれる。
(c)次いで、表示用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを読み出して表示用メモリ23に書き込む。
【0030】
(d)上記のように設定された遠隔制御中継装置20に対して、ユーザが制御用メモリ25内に保存されている制御データの書き換えを実施したいときには、ネットワークを介しない操作(オフライン操作)で書き込み命令発信部28からWEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信する。ここで、遠隔制御中継装置20の書き込み命令発信部28を、ネットワークを介しては操作できないように設定しておく。すなわち、外部機器10からネットワークを介して書き込み命令発信部28を操作できず、ネットワークを介しない操作のみが可能であるように設定する。例えば、遠隔制御中継装置20に書き込み命令発信部28としての操作釦を装備しておく。ユーザは遠隔制御中継装置20に設けられたこの操作釦を直接に押下する等の操作により、書き込み命令信号を発信する。
【0031】
(e)次に、WEB制御部22で書き込み命令信号を受信すると、制御用メモリ保存ステップS4にて、保存用メモリ24の内部に保存されている制御データを読み出して、該制御データを制御用メモリ25に保存する。これによって、あらかじめユーザがネットワークを介して保存用メモリ24内の制御データを変更していた場合に、その変更を認証等に反映させることができる。一方、不正ユーザが侵入したために制御データが不正に変更されていた場合には、正規ユーザはネットワークを介しない操作を行わないことによって制御用メモリ25内の制御データの書換えは行われない。その他、制御用メモリ25内のデータを書き換えたくないときには、同様にネットワークを介しない操作を行わないことによって制御用メモリ25内の制御データの書き換えは行われない。そのまま次のステップに進む。
【0032】
(f)次に、遠隔制御中継装置20に対して、ネットワークを介して外部機器10からアクセスがあった場合には、認証ステップS5において、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できるか否かを確認する。このプロトコルの確認は、制御データを制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21に読み出し、該制御データと外部機器10から得たデータとを比較することにより行う。
(g)その後、その外部機器10のユーザが遠隔制御中継装置20で設定されている正規ユーザであるか否かについてユーザ認証の確認を行う。このユーザ認証の確認は、制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21へ制御データを読み出して、該制御データと外部機器10から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。
【0033】
上記プロトコル確認およびユーザ認証の際には、制御用メモリ25に保存されている制御データのみを使用する。すなわち、表示用メモリ23または保存用メモリ24にも制御データが保存されているが、これらの制御データは不正ユーザによって不正に変更される場合があるので、プロトコル確認およびユーザ認証の際には使用しないように設定されている。
【0034】
なお、上記認証ステップS5で、外部機器10からのプロトコルが遠隔制御装置20で利用できないものであると判断されたとき、または、外部機器10のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御装置20のWEB制御部22を操作することができない。プロトコルが遠隔制御装置20で利用できるものと判断された場合であって、且つ、認証されたユーザのみがWEB制御部22を操作できる。
【0035】
(h)次に、認証ステップS5で認証されてWEB制御部22を操作できるようになると、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御装置20に対して何を要求するものかを判別して、その要求に従ってWEB制御部22は動作する。この結果、外部機器10のユーザは、遠隔制御装置20について以下の3つの操作ができるようになる。
【0036】
(i)第一に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを参照することができる。外部機器10からのデータ参照の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は参照要求検知ステップS6で検知される。次いで、データ送信ステップS7において、WEB制御部22により表示用メモリ23内のデータを読み出して通信制御部21に送信し、通信制御部21からデータを外部機器10に送信する。
【0037】
(j)第二に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器10からのデータ変更の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS8で検知される。例えば、図5に示されるように、外部機器10aのメニュー表示からパスワード変更を選択した場合である。次いで、データ変更ステップS9において、WEB制御部22により、変更されたデータまたは新規のデータが通信制御部21およびWEB制御部22を介して表示用メモリ23に書きこまれる。例えば、図6で示されるように、パスワード変更の画面で現在のパスワードから新しいパスワードに変更する場合である。
【0038】
(k)第三に、表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24にコピーすることができる。外部機器10からのデータ保存の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS10で検知される。次いで、データ保存ステップS11において、WEB制御部22により、表示用メモリ23内のデータが読み出されて保存用メモリ24に保存される。例えば、図6の外部機器10aのパスワード変更の画面でOKのボタンをクリックして新しいパスワードを保存用メモリに保存する場合である。
【0039】
(l)次に、外部機器10のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器10からのアクセスを待つ状態になるか、または、遠隔制御機器20の電源を切った場合にはWEB制御部22の一連の動作は終了する。
【0040】
以上のように、この実施の形態1に係る遠隔制御中継装置によれば、外部機器10からネットワークを介して操作できない書き込み命令発信部28を設けている。書き込み命令発信部28からWEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信しなければ、制御用メモリ25を書き換えることができないように設定されているので、外部機器10からネットワークを介した制御用メモリ25の書き換えを不可能にすることができる。これにより、正規ユーザが意図していない不正ユーザがネットワークを介して遠隔制御中継装置20に侵入した場合でも、不正ユーザには制御用メモリ25を書換えることができない。そのため、外部機器10の認証に用いられる制御用メモリ25内の制御データは、正規ユーザが意図しない間に外部機器10から書き換えられるということがなくなる。そこで、不正ユーザの侵入があった場合でも、制御データが改竄されないので正規ユーザの遠隔制御中継装置20へのアクセスを確保できる。
【0041】
なお、制御データの変更がなされた場合には、次の外部機器からのアクセスへの応答時に制御データの変更があった旨を通知するようにしてもよい。また、あらかじめ記録された連絡先、例えば携帯電話に制御用メモリ25の変更があった旨を通知するようにしてもよい。
【0042】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る遠隔制御中継装置について、図8を用いて説明する。図8は、この遠隔制御中継装置の構成を示すブロック図である。この遠隔制御中継装置20は、実施の形態1に係る遠隔制御中継装置と比較すると、書き込み命令発信部28に代えて電源検知部27が設けられている点で相違する。この電源検知部27は、電源電圧の上昇を検知して、書き込み命令信号を発信する回路により構成される。なお、WEB制御部22と電源検知部27とを一体的に構成して書き込み制御部29bとしてもよい。
【0043】
次に、実施の形態2に係る遠隔制御中継装置の別例の録画再生装置40について、図9を用いて説明する。図9は、この別例の録画再生装置40の詳細な構成を示すブロック図である。この録画再生装置40は、内部に上記遠隔制御中継装置と同様の構成及び機能を備えた遠隔制御中継部32と、録画再生機能を有する録画再生部34とを備える。この録画再生装置40では、遠隔制御中継部32をその内部に備えているので、一体的に取り扱うことができる。なお、以下の説明は、上記別例の録画再生装置についても適用できる。
【0044】
この遠隔制御中継装置20を含む遠隔制御システムにおける動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(1)S1は遠隔制御中継装置20の電源の投入またはリセットをする電源投入ステップである。
(2)S2は遠隔制御中継装置20の各種のデータ設定に対して初期値を設定する各種初期値設定ステップである。
(3)S3は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存する表示用メモリ保存ステップである。
(4)S4は保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する制御用メモリ保存ステップである。
(5)S5は制御用メモリ25内の制御データに基づき外部機器10または外部機器10のユーザが正規なものかどうかを判別する認証ステップである。
(6)S6は外部機器10からのデータ参照に関する要求を検知する参照要求検知ステップである。
(7)S7は外部機器10からデータ参照の要求があった場合に表示用メモリ23内の表示データを外部機器10に送信するデータ送信ステップである。
(8)S8は外部機器10からのデータ変更に関する要求を検知する変更要求検知ステップである。
(9)S9は外部機器10からデータ変更の要求があった場合に表示用メモリ23内のデータを変更するデータ変更ステップである。
(10)S10は外部機器10からのデータ保存に関する要求を検知する保存要求検知ステップである。
(11)S11は外部機器10からデータ保存の要求があった場合に表示用メモリ23内の表示データを保存用メモリ24に保存するデータ保存ステップである。
【0045】
次に、この遠隔制御中継装置について、図10のフローチャートを用いてその動作を説明する。
(a)まず、電源投入ステップS1で遠隔制御中継装置20の電源を入れる。
(b)各種初期値設定ステップS2で遠隔制御中継装置20についての各種のデータ設定に対して初期値を設定する。ここで、電源を入れるとは、実際に電源部26から遠隔制御中継装置20に電力を供給し始めるという作業の他に、リセット回路(図示せず)にて供給電力をリセットする作業も含まれる。ここで、電源部26及び電源検知部27を外部機器10からネットワークを介して操作できないように設定する。すなわち、オンラインでの操作はできず、オフラインでのみ操作が可能であるように設定する。
【0046】
(c)次に、遠隔制御中継装置20への電力の供給開始、または、電力のリセットがされると、電源検知部27は、遠隔制御中継装置20へ電力が供給され始めたことを検出し、WEB制御部22に対して書き込み命令信号を発信する。
(d)WEB制御部22は、書き込み命令信号が入力されると、表示用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを表示用メモリ23に保存し、制御用メモリ保存ステップS3にて、保存用メモリ24の内部に保存されているデータを制御用メモリ25に保存する。
【0047】
(e)上記のように設定された遠隔制御中継装置20に対して、外部機器10がアクセスしてきた場合には、認証ステップS5に移る。認証ステップS5において、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できるものであることを確認した後、その外部機器10または外部機器10のユーザが遠隔制御中継装置20で設定した正規ユーザであるか否かについてユーザ認証の確認を行う。このプロトコルの確認及びユーザ認証の確認は、制御データを制御用メモリ25からWEB制御部22を介して通信制御部21に読み出し、読み出した制御データと外部機器10から得たユーザID、パスワード等のデータとを比較することにより行う。つまり、制御データは表示用メモリ23または保存用メモリ24にも保存されているが、プロトコル確認およびユーザ認証の際には、表示用メモリ23や保存用メモリ25に保存されているデータを使用しないように設定されている。この認証ステップS5で、外部機器10からのプロトコルが遠隔制御中継装置20で利用できないものであるとき、または、外部機器10のユーザが認証されないときには、そのユーザは、遠隔制御中継装置20のWEB制御部22を操作することができない。認証されたときは、WEB制御部22を操作できるようになる。
【0048】
(f)次に、認証ステップS5で認証されてWEB制御部22を操作できるようになると、外部機器10から送られてきたプロトコルが遠隔制御中継装置20に対して何を要求するものかを判別して、その要求に従ってWEB制御部22は動作する。この結果、外部機器10のユーザは、遠隔制御中継装置20について以下の3つの操作ができるようになる。
【0049】
(g)第一に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを参照することができる。これは、外部機器10からのデータ参照の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は参照要求検知ステップS6で検知される。次いで、データ送信ステップS7において、WEB制御部22により表示用メモリ23内のデータを読み出して通信制御部21に送信し、該データは通信制御部21から外部機器10に送信される。
【0050】
(h)第二に、表示用メモリ23の中に保存されているデータを変更することができる。外部機器10からのデータ変更の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は変更要求検知ステップS8で検知される。次いで、データ変更ステップS9において、WEB制御部22により、変更されたデータまたは新規のデータは通信制御部21およびWEB制御部22を介して表示用メモリ23に書きこまれる。
【0051】
(i)第三に、表示用メモリ23内のデータを保存用メモリ24にコピーすることができる。外部機器10からのデータ保存の要求は、通信制御部21を通してWEB制御部22に伝えられる。その要求は保存要求検知ステップS10で検知される。次いで、データ保存ステップS11において、WEB制御部22により、表示用メモリ23内のデータが保存用メモリ24に保存される。
【0052】
(j)次に、外部機器10のユーザからの操作が終了すると、再び外部機器10からのアクセスを待つ状態になるか、または、遠隔制御機器20の電源を切った場合にはWEB制御部22の一連の動作が終了する。
【0053】
以上のように、この遠隔制御中継装置によれば、電源検知部27を設けている。遠隔制御中継装置20の電源を入れたときに、同時に制御用メモリ25を書き換えることができるので、遠隔制御中継装置20の立ち上げ時の作業を簡便化することができる。特に、制御用メモリ25として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを使用した場合には、遠隔制御中継装置20の立ち上げ時には制御用メモリ25への書き込みが必須となる。このため、遠隔制御中継装置20への電力の供給時に制御用メモリ25を書き換えることにより、ユーザにとっての簡便性が向上する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る遠隔制御中継装置によれば、外部機器からネットワークを介して操作できない書き込み命令発信部を設けていることを特徴とする。また、該書き込み命令発信部からWEB制御部に対して書き込み命令信号を発信しなければ、外部機器のユーザによって変更された制御データを制御用メモリに書き込むことができない。そのため、外部機器からネットワークを介した操作によって制御用メモリ内の認証に用いられる制御データの書き換えを不可能にすることができる。これにより、ネットワークを介して不正ユーザに侵入された場合でも、正規ユーザの外部機器からのアクセスを常に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における遠隔制御システムの別例の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の遠隔制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】図2の遠隔制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】外部機器が携帯電話の場合に画面表示されるメニューの一例を示す図である。
【図6】図5のメニューでパスワード変更を選択し、実行した場合の表示画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における遠隔制御中継装置の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2における遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2における遠隔制御システムの別例の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2における遠隔制御中継装置の動作を説明するフローチャートである。
【図11】従来の遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の遠隔制御装置の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 外部機器
10a 携帯電話
10b パソコン(PC)
11 通信制御部
12 WEB制御部
16 ネットワーク
20 遠隔制御中継装置
21 通信制御部
22 WEB制御部
23 表示用メモリ
24 保存用メモリ
25 制御用メモリ
26 電源部
27 電源検知部
28 書き込み命令発信部
29a、29b 書き込み制御部
30、40 録画再生装置
32 遠隔制御中継部
34 録画再生部
50 外部機器
51 通信制御部
52 WEB制御部
56 ネットワーク
60 遠隔制御用中継装置
61 通信制御部
62 WEB制御部
63 表示用メモリ
64 保存用メモリ
66 電源部
Claims (9)
- 外部機器からネットワークを介して遠隔制御を受ける装置と前記ネットワークとの間に接続された遠隔制御中継装置であって、前記遠隔制御中継装置は、
前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部と、
制御データを保存する保存用メモリと、
前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリと、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部と
を備え、
前記書き込み制御部は、ネットワークを介しない操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする遠隔制御中継装置。 - 前記書き込み制御部は、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリおよび前記制御用メモリを制御するWEB制御部と、
前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込むように命令する書き込み命令信号を前記WEB制御部に対して発信する書き込み命令発信部と
を備え、
前記書き込み命令発信部はネットワークを介しない操作によってのみ前記書き込み命令信号を発信し、前記WEB制御部は前記書き込み命令信号を受信したときのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御中継装置。 - 前記書き込み命令発信部は、前記書き込み命令を発信するスイッチ手段であることを特徴とする請求項2に記載の遠隔制御中継装置。
- 電源部をさらに備え、
前記書き込み命令発信部は、前記電源部が電力の供給を開始するときに書き込み命令信号を前記WEB制御部に発信する電源検知部であることを特徴とする請求項2に記載の遠隔制御中継装置。 - 外部機器からネットワークを介して遠隔制御を受ける録画再生装置であって、前記録画再生装置は、
外部機器とネットワークを介して接続された遠隔制御中継部と、
前記遠隔制御中継部と接続された録画再生部と
を備え、
前記遠隔制御中継部は、
前記外部機器に対して前記ネットワークを介して制御データを送受信する通信制御部と、
制御データを保存する保存用メモリと、
前記外部機器の認証に用いる制御データを保存する制御用メモリと、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込む書き込み制御部と
を備え、
前記書き込み制御部は、オフライン操作によってのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする録画再生装置。 - 前記書き込み制御部は、
前記通信制御部での制御データの送受信を制御し、前記保存用メモリおよび前記制御用メモリを制御するWEB制御部と、
前記保存用メモリに保存している制御データを読み出して、前記制御データを前記制御用メモリに書き込むように命令する書き込み命令信号を前記WEB制御部に対して発信する書き込み命令発信部と
を備え、
前記書き込み命令発信部はオフライン操作によってのみ前記書き込み命令信号を発信し、前記WEB制御部は前記書き込み命令信号を受信したときのみ前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して前記制御用メモリに書き込むことを特徴とする請求項5に記載の録画再生装置。 - 前記書き込み命令発信部は、前記書き込み命令を前記WEB制御部に発信するスイッチ手段であることを特徴とする請求項6に記載の録画再生装置。
- 電源部をさらに備え、
前記書き込み命令発信部は、前記電源部が電力の供給を開始するときに書き込み命令信号を前記WEB制御部に発信する電源検知部であることを特徴とする請求項6に記載の録画再生装置。 - 外部機器からネットワークを介して接続された装置の遠隔制御において認証に用いられる制御データの更新方法であって、前記制御データ更新方法は、前記ネットワークと前記遠隔制御される装置との間に接続されており、通信制御部と、保存用メモリと、制御用メモリと、書き込み制御部とを備えた遠隔制御中継装置で実行され、
前記ネットワークを介しない操作によって書き込み命令信号を発信するステップと、
前記書き込み制御部で前記書き込み命令信号を受信した場合には、前記保存用メモリに保存されている制御データを読み出して、前記制御データを前記外部機器のユーザの認証に用いる認証用制御データとして前記制御用メモリに書き込むステップと
を含むことを特徴とする制御データ更新方法。
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JP2003065081A JP2004007465A (ja) | 2002-03-27 | 2003-03-11 | 遠隔制御中継装置、録画再生装置、制御データ更新方法 |
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