JP2004005927A - Method for controlling laser power in optical disk recorder/player, and optical disk recorder/player - Google Patents

Method for controlling laser power in optical disk recorder/player, and optical disk recorder/player Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent deterioration in the quality and reliability of written data due to a change in temperature by detecting a temperature in the vicinity of a laser diode when a linear velocity changes and correcting the temperature with laser power with the temperature taken into consideration in the case of writing data to an optical disk by a zone CLV (constant linear velocity) method. <P>SOLUTION: In a control method for controlling laser power for writing of an optical disk recorder/player 30 controlled by the zone CLV method that can write data, making a linear velocity in writing higher stepwise as the data are written toward the outer circumferential side of an optical disk 10, the temperature in the vicinity of the laser diode 12 that emits laser beams is detected when the linear velocity in writing is changed, and laser power after the linear velocity in writing is changed is controlled so as to correspond to the detected temperature in the vicinity of the laser diode 12 and to change as much as a correction value corresponding to a new linear velocity after the linear velocity is changed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−RやCD−RW等の光ディスクにデータを記録することができる光ディスク記録再生装置装置のレーザ書込み出力の制御方法、および光ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクにデータを記録するための光ディスク記録再生装置として、CD−R(Conpact Disc−Recordable)装置やCD−RW(Conpact Disc−Rewritable)装置が知られている。
【0003】
光ディスクへデータを書込む際には、書込んだピットの密度が一定となるように書込みの線速度を一定に保つ、いわゆるCLV(Constant Liner Velocity)方式により光ディスクの回転が制御され、書込みが行なわれてきた。CLV方式は、線速度を一定に保つため、光ディスクの内周側を書込む際には回転速度が速くなり、光ディスクの外周側に向かうにしたがって回転速度は遅くなる。
一方、近年の光ディスク記録再生装置においては、従来以上の速度でデータを光ディスクに書込むようにすることが望まれているが、CLV方式で単に速度の上昇だけを行なうと光ディスクの内周側の回転速度が速くなりすぎてしまい、内周側においては確実なデータの書込みが行なわれないという問題があった。
【0004】
そこで、光ディスクの内周側の回転速度は上げずに光ディスク全体の書込み時間を短縮し、全体として書込み速度を上げるべく、ゾーンCLVという制御方式により制御される光ディスク記録再生装置が開発されている。
ゾーンCLV方式は、光ディスクの内周側においては低速の線速度一定で書込みを行なうので、内周側の回転速度は従来と同じであり、光ディスクの外周側に移行するにしたがって、段階的に線速度を上げていき回転速度を速くして、光ディスク全体として書込み速度を上げようとする方式である。
【0005】
ゾーンCLV方式によるデータ書込みの一例を図5に示す。
この例では、光ディスク10の内周側では16倍速で書込み、所定時間経過後に外周へ移行すると20倍速で書込み、さらに所定時間経過後に外周に移行すると24倍速で書込みを行なうという方式である。
このようにゾーンCLV方式を採用することによって、光ディスク10の内周側は従来の回転速度で回転するので内周側で書込みエラーを生じさせず、且つ全体として書込み速度を上げることができた。
【0006】
なお、光ディスク記録再生装置は、光ディスクへデータを書込む際に光ディスクの記録面の最内周に位置するPCA(図5の符号9参照)においてデータ書込みの試験(いわゆるOPC(Optimum Power Control))を行ない、書込み時のレーザ光のパワーを適正な値となるように設定している。
以下、光ディスク記録再生装置におけるレーザ光のパワー設定について説明する。
光ディスク記録再生装置は、まず光ディスクからATIPを読み出す。ATIPは光ディスクを製造するメーカにおいて光ディスクの製品名等の光ディスク情報を記録しておくところである。
光ディスク記録再生装置は、この光ディスク情報に基づいて、予め設定してあるデータテーブルから推奨レーザパワー値を読み出し、読み出した推奨レーザパワー値を中心として、レーザ光のパワーを上下にふって試し書きを行なう。試し書きしたデータは読み出され、読み出した光強度の波形の上下対照性(アシンメトリ)を確認する。上下対照性の確認により、最も上下対照性の良い時点でのレーザパワーが、その光ディスクの最適なレーザパワー値であるとして設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、光ディスク記録再生装置においては、光ディスクの最内周のPCAにおいて、レーザパワーの最適値を設定するためにOPCが行なわれていた。
しかし、ゾーンCLV方式を採用した光ディスク記録再生装置においては、光ディスクの外周側では線速度を上げているので、最初にディスク最内周のPCAで設定したレーザ光の出力値では、最適なパワー値であるとはいえなくなってしまうというという課題がある。
つまり、図5に示した例では、OPCのときは16倍速でレーザパワー値を設定していたが、書込みが光ディスク外周側に至った場合には、線速度が20倍速や24倍速になり、最適なレーザパワー値は、16倍速で設定した場合とは違ってきて、線速度が速いほど大きなパワーが必要になってくるのである。
【0008】
かかる場合に、最適なレーザパワーから外れてしまっても、書込みができなくなるほどではないので、レーザパワーをそのまま変えずに書込みを続けることは可能ではある。
しかし、最適なレーザパワーで書込んでいるわけではないので、書込んだデータ読み出す時にデータが読めないなど、書込んだデータの品質や信頼性が低下するというおそれがある。
【0009】
そこで、本発明者等は、ゾーンCLV方式で制御している場合には、線速度の変更時にレーザパワーも変更するようにして書込んだデータの品質や信頼性を維持すべきであるという考えに至った。
この場合、レーザパワーの変更は、線速度変更後のレーザパワーが好適な値となるようにパワーに足し込む補正値を予め設定しておき、レーザパワーがこの補正値を足した値となるようにレーザダイオードを制御するようにすれば良いと考えられた。
【0010】
しかし、レーザダイオードに印加する電圧値は一定であっても、温度状態によって出力値が異なるという特性がレーザダイオードにはある。さらに、レーザダイオードは、温度状態によって出力されるレーザ光の波長も変化する。
このレーザ光の波長の変化は、1〜3Å/deg(温度1deg変化あたり1Å)程度の変化であって、データ書込みが不能になるなどの大きな影響は無いが、光ディスクに対するライト効率が変化するので、書込んだデータの品質や信頼性が低下するおそれがあるという課題がある。
【0011】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、ゾーンCLV方式で光ディスクにデータを書込む場合に、線速度の変更時にレーザダイオード近傍の温度を検出することにして、レーザパワーを補正する際に温度を考慮に入れた値で補正をし、温度の変化による書込んだデータの品質や信頼性が低下を防止することができる光ディスク記録再生装置におけるレーザ書込み出力の制御方法および光ディスク記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明にかかる光ディスク記録再生装置のレーザパワーの制御方法によれば、光ディスクの外周側へ向かうにしたがって、段階的に書込み時の線速度を速くして書込み可能としたゾーンCLV方式により制御されている光ディスク記録再生装置の書込み用のレーザパワーを制御する制御方法であって、書込み時の線速度が変更される際に、レーザ光を照射するレーザダイオード近傍の温度を検出し、書込み時の線速度が変更された後のレーザパワーが、該検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応し且つ線速度が変更された後の新たな線速度に対応する補正値分だけ変化するように制御することを特徴としている。
この方法によれば、書込み時の線速度を変更する際に、レーザダイオード近傍の温度に合わせて温度補償をするため、変更後の線速度に合わせたレーザパワーとした場合でも温度によるレーザ光の波長の変化に対応することができ、ゾーンCLV方式で高速書込みを実現した場合であっても、書込んだデータの品質や信頼性が低下しないようにすることができる。
【0013】
また、前記書込み時の線速度が変更される際に、前記補正値が、線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値に、検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数を乗算することで算出されるよにしてもよい。
これによれば、レーザパワーに対する温度に対する補償を正確に行なうことができる。
【0014】
本発明にかかる光ディスク記録再生装置によれば、光ディスクの外周側へ向かうにしたがって、段階的に書込み時の線速度を速くして書込み可能としたゾーンCLV方式により制御されている光ディスク記録再生装置において、レーザを照射するレーザダイオードと、該レーザダイオード近傍の温度を検出する温度検出器と、書込み時の線速度が変更される際に、前記温度検出器により検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応し且つ線速度が変更された後の新たな線速度に対応する補正値分を、書込み時のレーザパワーに加えることによって、書込み時のレーザパワーを変化させるように制御するレーザ制御手段とを具備することを特徴としている。
この構成を採用することによって、温度検出器がリアルタイムにレーザダイオード近傍の温度を検出し、また、線速度の変更時には、この検出温度に対応すると共に変更後の線速度に合わせたレーザパワーにすることができるので、Z−CLV方式で書込み時間を短縮する場合であっても書込んだデータの品質や信頼性が低下しないようにすることができる。
【0015】
また、前記レーザ制御手段は、線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値を記憶している第1の記憶手段と、検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数を記憶している第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から抽出した線速度補正値に、第2の記憶手段から抽出した温度補償係数を乗算する算出手段とを備えることを特徴としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1に光ディスク記録再生装置(以下、単に光ディスク装置という場合がある)の実施形態の説明図を示し、動作原理を説明する。
図1は横軸に1枚の光ディスクにデータを書込む際の書込み時間をとり、縦軸にデータ書込み時に各速度に合わせて必要なレーザパワーをとったグラフを示している。
従来の技術でも説明したように、ゾーンCLV方式によって光ディスクにデータを書込む場合、段階的に線速度を上げるようにしているが、本実施形態においては例えば、16倍速、20倍速、24倍速となるように段階的に線速度を上げるようにしている。
【0017】
まず16倍速で書込みを行なう場合のレーザパワーは、OPCによって決定される値P1である。
データ書込み開始から時間t1経過後、線速度が20倍速に切り替わる。このとき、レーザパワーも20倍速に合わせたパワーに切換えられる。20倍速に合わせたレーザパワーは、P2であるとする。このレーザパワーP2は、16倍速におけるレーザパワーP1に補正値A1分だけ加えたものである。
さらに、データ書込み開始から時間t2経過後、線速度が24倍速に切り替わる。このとき、レーザパワーも24倍速に合わせたパワーに切換えられる。このときのレーザパワーはP3であるとする。レーザパワーの切換えは、予め設定された補正値A2を最初のレーザパワーP1に加えた値にするようにして行なわれる。
【0018】
ここで、補正値A1,A2について説明する。
各補正値は、照射するレーザを各線速度に対して適正なレーザパワーとするために線速度変更前に照射していたレーザのレーザパワーに足し込む値である。
補正値は、単に線速度の上昇に対応するだけの値であり温度変化にたいしては何ら考慮していない値である線速度補正値a1,a2,b1,b2,c1,c2(後述する)と、温度変化によって線速度補正を若干変更するための温度補償係数α1,α2,β1,β2,γ1,γ2,δ1,δ2(後述する)とから算出される。
【0019】
一般的なレーザダイオードの特性として、高温下においては設定したレーザパワーが発光された場合でも、波長変動によって常温に対するライト効率が低下する。一方低温下においては、逆に設定したレーザパワーが発光された場合でも、波長変動によって常温に対するライト効率が上昇してしまう。
このため、本発明ではゾーンCLV制御時の線速度が変更になるときに、常に一定の補正値を上乗せしてレーザパワーを上げるのではなく、その時点での温度に応じた補正値を上乗せすると、より適正なレーザパワーで書込むことができ、光ディスクへの書込みデータの品質向上を図れる。
【0020】
次に、図2に光ディスク装置の内部構造についてのブロック図を示し、これに基づいて本実施形態の装置の構成について説明する。
光ディスク装置30は、光ディスクの一例としてのCD−RまたはCD−RWにデータを書込み可能な装置である。
【0021】
光ディスク装置30は、光ディスク10に照射するレーザ光を発振するレーザダイオード12(以下、単にLDという場合もある)と、該LD12を駆動する駆動電流をLD12へ供給するレーザドライバー14とを光ピックアップ11内に内蔵して具備している。LD12は、光ピックアップ11内に内蔵され、光ピックアップ11と共に光ディスク10の内周側から外周側に移動して光ディスク10にデータを書込む。LD12は、レーザドライバー14による電流制御によってそのレーザパワーが制御される。
【0022】
光ピックアップ11内のLD12近傍には温度検出器の一例としてのサーミスタ15が設けられている。ただし、温度検出器としてはサーミスタに限定されるものではない。
温度検出器15は、LD12近傍の温度を測定し、CPU24へ温度検出信号を送信する。具体的にはサーミスタ15は、周囲の温度によって電気抵抗が変化するので、CPU24はサーミスタ15に印加する電圧値の変化を検出することによって、LD12近傍の温度を検出するようにしている。
【0023】
レーザドライバー14には、レーザドライバー14を電圧制御するAPC(Auto Power Contorol)回路16が接続されている。このAPC回路16が、レーザドライバー14に印加される電圧を調整し、設定されたレーザパワー値において変動が生じないように、一定のレーザパワーが出力されるようにしている。
【0024】
光ディスク10から反射する光は、図示しない検出器を介して反射信号としてRFアンプ18に入力され増幅される。
RFアンプ18に入力した光ディスク10からの反射信号は、サーボプロセッサ20に入力される。サーボプロセッサ20は、反射信号に基づいてスピンドルモータ22の回転、光ピックアップ11のフォーカスおよびトラッキング等のサーボ制御を行なう。
【0025】
CPU24には、ROM等からなる記憶手段26が接続されている。記憶手段26内にはデータテーブルX,Yが構築されている。
CPU24はデータテーブルX,Yに記憶されているデータを読み出し、このデータに基づいてOPC時のレーザパワーの設定、および線速度が変更されるときのレーザパワーの変更を行なうことができる。
【0026】
CPU24は、RFアンプ18からの反射信号を受け、APC回路16を制御する中央処理装置である。
ここで、以下に説明するようなCPU24の動作は、制御プログラムに基づいて行なわれるものであり、このような制御プログラムはファームウェアとして予め図示しないメモリ内に記憶されている。
なお、本実施形態では、APC回路16とCPU24がレーザ制御手段28を構成している。
【0027】
データテーブルXの内容を説明する。
このデータテーブルXの内容は、当該光ディスク装置30の出荷前に予め設定されているものである。データテーブルXには、光ディスクの種類に対応して、最初にOPCを行なう際の推奨レーザパワーP0(A社〜各社)が記憶されている。
P0は、OPCを行なう際に基準とするレーザパワー値であり、実際にこのP0という値で書込みが開始されるわけではない。OPCの動作については従来の技術で説明したのでここでは説明を省略するが、OPCではP0を基準として書込み試験を行ない、実際に書込む際のレーザパワーP1を算出する。
なお、ここでP0の値は、各メーカ毎に異なる物だけを図示しているが、メーカが同じであっても光ディスクの種類によってはP0の値が異なるものも当然ある。しかし、図2では各メーカだけを図示しており、メーカが同じでも種類が異なり、P0の値が異なる場合については省略している。
【0028】
データテーブルXには、ゾーンCLVの動作によって線速度が変更になった際に、レーザパワーP1に上乗せする線速度補正値a1,b1,c1と、さらに線速度を変更したときにレーザパワーP1に上乗せする線速度補正値a2,b2,c2が、各光ディスクの種類に対応して予め設定されている。
各線速度補正値a1,b1,c1は、各光ディスクメーカ毎に線速度を16倍速から20倍速にしたときに、温度環境について何ら考慮しないでOPCで導出したレーザパワーP1に足し込む値である。
各線速度補正値a2,b2,c2は、各光ディスクメーカ毎に線速度を20倍速から24倍速にしたときに、温度環境について何ら考慮しないでOPCで導出したレーザパワーP1に足し込む値である。
【0029】
また、記憶手段26には、別のデータテーブルYが設定されている。
データテーブルYには、検出したレーザダイオード近傍の温度α〜εに対応する温度補償係数α1,α2,β1,β2,γ1,γ2,δ1,δ2が、線速度を20倍速および24倍速に変更した場合それぞれについて設定されている。
レーザダイオード近傍の温度Tは、α<T<β、β<T<γ、γ<T<δ、γ<T<εの4段階に区分されており、各区分毎に該当する温度補償係数が設定されている。
なお、データテーブルYについては、各光ディスクのメーカ毎に設定されているところを示していないが、データテーブルXと同様に各光ディスクのメーカ毎に異なる数値として設定されているものであるとする。
このような各線速度補正値、温度補償係数については当該光ディスク装置の出荷前に予め設定してデータテーブルX、Yに記録されている。
【0030】
上述したデータテーブルX,Yの内容に基づき、光ディスク装置30がどのように制御されるかを図3および図4のフローチャートに基づいて説明する。なおここでは、光ディスクは図1に示すA社製のものであるとする。
まず、ステップS100において、データを書込むべく光ディスク10が装着されると、光ピックアップ11は、光ディスクのメーカー側で予め光ディスクに書込んであるATIPを読み出す。
ATIPを読み出したCPU24は、データテーブルX内に記録してある装着された光ディスクの種類に対応する推奨レーザパワー値P0を読み出す。
CPU24は、読み出したP0の値に基づいてOPCを実行し、最初にデータを書込むときのレーザパワー値P1を設定する。
【0031】
次のステップS102において、CPU24は、設定したレーザパワー値P1でデータの書込みを開始する。
次に、ステップS104において、速度変更しない場合にはそのままのレーザパワーで書込みを続け、速度変更する場合にはステップS106へ移行する。
【0032】
ステップS106では、CPU24は、レーザパワーに足し込むべき補正値を算出する。
以下補正値算出については、図4に移行して説明する。
まず、ステップS200において、温度検出器であるサーミスタ15がレーザダイオード近傍の温度を検出し、CPU24は、次のステップS204において検出した温度毎に異なる制御を行なう。
すなわち、検出された温度Tが、α<T<βであればステップS204からステップS212へ、β<T<γであればステップS206からステップS214へ、γ<T<δであればステップS208からステップS216へ、γ<T<εであればステップS210からステップS218へ移行する。
【0033】
ステップS212では、CPU24はデータテーブルXから検出温度α<T<βに該当する温度補償係数α1またはα2を読み出し、ステップS220においてデータテーブルXから読み出した線速度補正値a1またはa2に乗算する。
ステップS214では、CPU24はデータテーブルXから検出温度β<T<γに該当する温度補償係数β1またはβ2を読み出し、ステップS222においてデータテーブルXから読み出した線速度補正値a1またはa2に乗算する。
ステップS216では、CPU24はデータテーブルXから検出温度γ<T<δに該当する温度補償係数γ1またはγ2を読み出し、ステップS224においてデータテーブルXから読み出した線速度補正値a1またはa2に乗算する。
ステップS218では、CPU24はデータテーブルXから検出温度δ<T<εに該当する温度補償係数δ1またはδ2を読み出し、ステップS226においてデータテーブルXから読み出した線速度補正値a1またはa2に乗算する。
このような各ステップS220〜S226で線速度補正値に温度補償係数をかけ合わせた、実際に足し込まれる値である補正値が算出される。
【0034】
補正値が算出されると、図3のフローチャートのステップS108へ戻る。
ステップS108では、CPU24が算出した補正値に基づき、レーザダイオード12が照射するレーザ光のレーザパワーが、線速度変更前のレーザパワーに算出された補正値を加えた値となるように、CPU24は、APC回路16を制御し、レーザパワーを変更する。
【0035】
そして、ステップS110において、データの書込みがすべて終了したところで終了する。
【0036】
なお、上述してきた実施形態では、線速度補正値と温度補償係数とを予め記憶しておく記憶手段を同一の記憶手段としていたが、具体的には別々の記憶手段であってもよい。
さらに、上述してきた実施形態では、ゾーンCLVの線速度の変更を16倍速〜20倍速〜24倍速の場合について説明したが、線速度の変更はこのような数字の速度に限定されるものではない。
【0037】
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係る光ディスク記録再生装置におけるレーザパワー制御方法によれば、書込み時の線速度を変更する際に、レーザダイオード近傍の温度に合わせて温度補償をするため、変更後の線速度に合わせたレーザパワーとした場合でも温度によるレーザ光の波長の変化に対応することができ、ゾーンCLV方式で高速書込みを実現した場合であっても、書込んだデータの品質や信頼性が低下しないようにすることができる。
【0039】
請求項2のレーザ制御方法によれば、書込み時の線速度が変更される際に、補正値が、線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値に、検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数を乗算することで算出されるので、レーザパワーに対する温度に対する補償を正確に行なうことができる。
【0040】
本発明にかかる光ディスク記録再生装置によれば、温度検出器がリアルタイムにレーザダイオード近傍の温度を検出し、また、線速度の変更時には、この検出温度に対応すると共に変更後の線速度に合わせたレーザパワーにすることができるので、ゾーンCLV方式で書込み時間を短縮する場合であっても書込んだデータの品質や信頼性が低下しないようにすることができる。
【0041】
請求項4の光ディスク記録再生装置によれば、レーザ制御手段は、線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値を記憶している第1の記憶手段と、検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数を記憶している第2の記憶手段と、第1の記憶手段から抽出した線速度補正値に、第2の記憶手段から抽出した温度補償係数を乗算する算出手段とを備えることを特徴としてもよい。このため、線速度補正値と温度補償係数とで、より適切な値でレーザパワーの変更ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の線速度変更時の動作を説明する説明図である。
【図2】本発明に係る光ディスク記録再生装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明に係る光ディスク記録再生装置のレーザパワー制御方法について説明するフローチャートである。
【図4】補正値算出について説明するフローチャートである。
【図5】ゾーンCLV方式を説明する説明図である。
【符号の説明】
9   PCA
10 光ディスク
11 光ピックアップ
12 レーザダイオード
14 レーザドライバー
15 温度検出器
16 APC回路
18 RFアンプ
20 サーボプロセッサ
22 スピンドルモータ
26 記憶手段
28 レーザ制御手段
30 光ディスク記録再生装置
A1,A2 補正値
X,Y     データテーブル
a1,a2,b1,b2,c1,c2 線速度補正値
α1,α2,β1,β2,γ1,γ2,δ1,δ2 温度補償係数
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a laser writing output control method of an optical disk recording / reproducing apparatus capable of recording data on an optical disk such as a CD-R or a CD-RW, and an optical disk recording / reproducing apparatus.
[0002]
[Prior art]
As an optical disk recording / reproducing device for recording data on an optical disk, a CD-R (Compact Disc-Recordable) device and a CD-RW (Compact Disc-Rewritable) device are known.
[0003]
When writing data to an optical disc, the rotation of the optical disc is controlled by a so-called CLV (Constant Liner Velocity) method in which the linear velocity of writing is kept constant so that the density of the written pits is kept constant. I have been. In the CLV method, in order to keep the linear velocity constant, the rotation speed increases when writing on the inner circumference side of the optical disc, and decreases as it moves toward the outer circumference side of the optical disc.
On the other hand, in recent optical disk recording / reproducing apparatuses, it is desired that data be written to the optical disk at a higher speed than in the past. The rotation speed becomes too high, and there is a problem that data cannot be reliably written on the inner peripheral side.
[0004]
Therefore, an optical disk recording / reproducing apparatus controlled by a zone CLV control method has been developed in order to shorten the writing time of the entire optical disk without increasing the rotation speed on the inner peripheral side of the optical disk and increase the writing speed as a whole.
In the zone CLV method, writing is performed at a constant low linear velocity on the inner peripheral side of the optical disk. Therefore, the rotational speed on the inner peripheral side is the same as that in the related art. This is a method of increasing the speed and increasing the rotation speed to increase the writing speed of the entire optical disc.
[0005]
FIG. 5 shows an example of data writing by the zone CLV method.
In this example, writing is performed at 16 × speed on the inner circumference side of the optical disc 10, writing is performed at 20 × speed when moving to the outer circumference after elapse of a predetermined time, and writing is performed at 24 × speed after moving to the outer circumference after elapse of the predetermined time.
By adopting the zone CLV method, the inner peripheral side of the optical disk 10 rotates at the conventional rotational speed, so that no writing error occurs on the inner peripheral side, and the writing speed can be increased as a whole.
[0006]
Note that the optical disk recording / reproducing apparatus performs a data writing test (so-called OPC (Optimum Power Control)) in a PCA (see reference numeral 9 in FIG. 5) located at the innermost periphery of the recording surface of the optical disk when writing data to the optical disk. And the power of the laser beam at the time of writing is set to an appropriate value.
Hereinafter, the power setting of the laser beam in the optical disk recording / reproducing apparatus will be described.
The optical disk recording / reproducing device first reads the ATIP from the optical disk. ATIP is where optical disk manufacturers record optical disk information such as optical disk product names.
The optical disk recording / reproducing apparatus reads a recommended laser power value from a preset data table based on the optical disk information, and performs test writing by increasing and decreasing the power of the laser light around the read recommended laser power value. Do. The test-written data is read, and the vertical contrast (asymmetry) of the read light intensity waveform is confirmed. By confirming the vertical contrast, the laser power at the time of the best vertical contrast is set as the optimum laser power value of the optical disc.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the optical disc recording / reproducing apparatus, the OPC is performed in the innermost PCA of the optical disc to set the optimum value of the laser power.
However, in the optical disk recording / reproducing apparatus adopting the zone CLV method, the linear velocity is increased on the outer peripheral side of the optical disk. There is a problem that it cannot be said that it is.
That is, in the example shown in FIG. 5, the laser power value was set at 16 times speed in the case of OPC, but when writing reached the outer circumference of the optical disk, the linear speed became 20 times speed or 24 times speed, The optimum laser power value is different from the case where the laser speed is set at 16 times speed, and the higher the linear velocity, the more power is required.
[0008]
In such a case, even if the laser power deviates from the optimum laser power, it is not so large that writing cannot be performed. Therefore, it is possible to continue writing without changing the laser power as it is.
However, since writing is not performed with the optimum laser power, the quality and reliability of the written data may be reduced, for example, the data cannot be read when the written data is read.
[0009]
Therefore, the present inventors consider that when controlling by the zone CLV system, the quality and reliability of the written data should be maintained by changing the laser power when the linear velocity is changed. Reached.
In this case, when changing the laser power, a correction value to be added to the power is set in advance so that the laser power after the linear velocity change becomes a suitable value, and the laser power is set to a value obtained by adding the correction value. It was considered that the laser diode should be controlled first.
[0010]
However, the laser diode has a characteristic that the output value varies depending on the temperature state even when the voltage value applied to the laser diode is constant. Furthermore, the wavelength of the laser light output from the laser diode changes depending on the temperature.
This change in the wavelength of the laser light is about 1 to 3 ° / deg (1 ° per 1 degree change in temperature) and has no significant effect such as inability to write data. There is a problem that the quality and reliability of written data may be reduced.
[0011]
Therefore, the present invention has been made to solve the above-described problem, and an object of the present invention is to detect a temperature near a laser diode when a linear velocity is changed when data is written to an optical disk by a zone CLV method. Control of laser writing output in an optical disc recording / reproducing device that can correct the laser power by using a value that takes temperature into account, and prevent the quality and reliability of written data from deteriorating due to a change in temperature. A method and an optical disk recording / reproducing apparatus are provided.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
That is, according to the laser power control method of the optical disk recording / reproducing apparatus according to the present invention, the linear velocity at the time of writing is increased stepwise toward the outer peripheral side of the optical disk, and the control is performed by the zone CLV method in which writing is possible. A method for controlling a writing laser power of an optical disc recording / reproducing apparatus, comprising detecting a temperature near a laser diode for irradiating a laser beam when a linear velocity at the time of writing is changed, and Is controlled so that the laser power after the linear velocity has changed is changed by the correction value corresponding to the temperature near the detected laser diode and the new linear velocity after the linear velocity is changed. It is characterized by doing.
According to this method, when the linear velocity at the time of writing is changed, temperature compensation is performed in accordance with the temperature in the vicinity of the laser diode. It is possible to cope with a change in the wavelength and to prevent the quality and reliability of the written data from deteriorating even when high-speed writing is realized by the zone CLV method.
[0013]
Further, when the linear velocity at the time of writing is changed, the correction value is detected as a linear velocity correction value that is set in advance to correspond to a new linear velocity after the linear velocity is changed. It may be calculated by multiplying a preset temperature compensation coefficient to correspond to the temperature near the laser diode.
According to this, it is possible to accurately compensate for the temperature of the laser power.
[0014]
According to the optical disk recording / reproducing apparatus according to the present invention, in the optical disk recording / reproducing apparatus controlled by the zone CLV system in which the linear velocity at the time of writing is gradually increased toward the outer peripheral side of the optical disk to enable writing. A laser diode for irradiating a laser, a temperature detector for detecting a temperature near the laser diode, and a temperature near the laser diode detected by the temperature detector when the linear velocity at the time of writing is changed. And a laser control means for controlling so as to change the laser power at the time of writing by adding a correction value corresponding to a new linear velocity after the linear velocity is changed to the laser power at the time of writing. It is characterized by doing.
By adopting this configuration, the temperature detector detects the temperature in the vicinity of the laser diode in real time, and when the linear velocity is changed, the laser power is adjusted to the detected temperature and to the linear velocity after the change. Therefore, even when the writing time is reduced by the Z-CLV method, the quality and reliability of the written data can be prevented from deteriorating.
[0015]
The laser control means includes: first storage means for storing a linear velocity correction value set in advance to correspond to a new linear velocity after the linear velocity has been changed; and a detected laser diode. A second storage unit that stores a temperature compensation coefficient preset to correspond to a nearby temperature, and a linear velocity correction value extracted from the first storage unit, which is extracted from the second storage unit. Calculating means for multiplying the temperature compensation coefficient.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
First, FIG. 1 shows an explanatory diagram of an embodiment of an optical disk recording / reproducing device (hereinafter, may be simply referred to as an optical disk device), and the operation principle will be described.
FIG. 1 shows a graph in which the horizontal axis represents the writing time when writing data to one optical disk, and the vertical axis represents the required laser power according to each speed when writing data.
As described in the related art, when data is written to the optical disk by the zone CLV method, the linear velocity is increased stepwise. In the present embodiment, for example, 16 ×, 20 ×, and 24 × speeds are used. The linear velocity is increased step by step so as to achieve.
[0017]
First, the laser power when writing at 16 × speed is a value P1 determined by OPC.
After a lapse of time t1 from the start of data writing, the linear velocity is switched to 20-times velocity. At this time, the laser power is also switched to the power adjusted to 20 times speed. It is assumed that the laser power adjusted to the 20-times speed is P2. The laser power P2 is obtained by adding the correction value A1 to the laser power P1 at 16 × speed.
Further, after a lapse of time t2 from the start of data writing, the linear velocity is switched to 24 times speed. At this time, the laser power is also switched to the power corresponding to the 24 × speed. It is assumed that the laser power at this time is P3. The switching of the laser power is performed such that a preset correction value A2 is added to the initial laser power P1.
[0018]
Here, the correction values A1 and A2 will be described.
Each correction value is a value to be added to the laser power of the laser that was irradiated before the linear velocity was changed in order to make the laser to be irradiated have an appropriate laser power for each linear velocity.
The correction values are linear velocity correction values a1, a2, b1, b2, c1, and c2 (described later), which are values merely corresponding to an increase in the linear velocity and do not take into account any temperature change. It is calculated from temperature compensation coefficients α1, α2, β1, β2, γ1, γ2, δ1, δ2 (described later) for slightly changing the linear velocity correction according to the temperature change.
[0019]
As a characteristic of a general laser diode, even when a set laser power is emitted at a high temperature, the write efficiency at room temperature is reduced due to wavelength fluctuation. On the other hand, at a low temperature, even when the laser power set in reverse is emitted, the write efficiency with respect to room temperature increases due to the wavelength fluctuation.
For this reason, according to the present invention, when the linear velocity at the time of the zone CLV control is changed, instead of always increasing the laser power by adding a constant correction value, it is preferable to add a correction value according to the temperature at that time. Thus, writing can be performed with a more appropriate laser power, and the quality of data written to an optical disk can be improved.
[0020]
Next, FIG. 2 shows a block diagram of the internal structure of the optical disk device, and the configuration of the device of the present embodiment will be described based on the block diagram.
The optical disk device 30 is a device that can write data on a CD-R or CD-RW as an example of an optical disk.
[0021]
The optical disc device 30 includes a laser diode 12 (hereinafter, sometimes simply referred to as an LD) that oscillates a laser beam for irradiating the optical disc 10 and a laser driver 14 that supplies a drive current for driving the LD 12 to the LD 12. It is built in. The LD 12 is built in the optical pickup 11 and moves from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the optical disk 10 together with the optical pickup 11 to write data on the optical disk 10. The laser power of the LD 12 is controlled by current control by the laser driver 14.
[0022]
A thermistor 15 as an example of a temperature detector is provided near the LD 12 in the optical pickup 11. However, the temperature detector is not limited to a thermistor.
The temperature detector 15 measures the temperature near the LD 12 and sends a temperature detection signal to the CPU 24. Specifically, since the electrical resistance of the thermistor 15 changes according to the ambient temperature, the CPU 24 detects the temperature in the vicinity of the LD 12 by detecting the change in the voltage value applied to the thermistor 15.
[0023]
An APC (Auto Power Control) circuit 16 for controlling the voltage of the laser driver 14 is connected to the laser driver 14. The APC circuit 16 adjusts the voltage applied to the laser driver 14 so that a constant laser power is output so that the set laser power value does not fluctuate.
[0024]
Light reflected from the optical disk 10 is input to the RF amplifier 18 as a reflected signal via a detector (not shown) and is amplified.
The reflection signal from the optical disk 10 input to the RF amplifier 18 is input to the servo processor 20. The servo processor 20 performs servo control such as rotation of the spindle motor 22 and focusing and tracking of the optical pickup 11 based on the reflection signal.
[0025]
A storage means 26 such as a ROM is connected to the CPU 24. Data tables X and Y are constructed in the storage means 26.
The CPU 24 reads the data stored in the data tables X and Y, and can set the laser power at the time of OPC and change the laser power when the linear velocity is changed based on the data.
[0026]
The CPU 24 is a central processing unit that receives a reflection signal from the RF amplifier 18 and controls the APC circuit 16.
Here, the operation of the CPU 24 as described below is performed based on a control program, and such a control program is stored in advance in a memory (not shown) as firmware.
In the present embodiment, the APC circuit 16 and the CPU 24 constitute a laser control unit 28.
[0027]
The contents of the data table X will be described.
The contents of the data table X are set before shipment of the optical disk device 30. The data table X stores a recommended laser power P0 (Company A to each company) for the first OPC, corresponding to the type of the optical disc.
P0 is a laser power value used as a reference when performing OPC, and writing is not actually started with this value P0. Since the operation of the OPC has been described in the related art, the description is omitted here. However, in the OPC, a writing test is performed based on P0, and the laser power P1 at the time of actually writing is calculated.
Here, the value of P0 is shown only for different manufacturers, but it is obvious that the value of P0 differs depending on the type of optical disk even if the manufacturer is the same. However, FIG. 2 shows only each maker, and the case where the maker is the same but the type is different and the value of P0 is different is omitted.
[0028]
The data table X contains linear velocity correction values a1, b1, c1 added to the laser power P1 when the linear velocity is changed by the operation of the zone CLV, and the laser power P1 when the linear velocity is further changed. The linear velocity correction values a2, b2, and c2 to be added are set in advance corresponding to the type of each optical disc.
The linear velocity correction values a1, b1, and c1 are values to be added to the laser power P1 derived by OPC without considering the temperature environment when the linear velocity is changed from 16 × to 20 × for each optical disk maker.
The linear velocity correction values a2, b2, and c2 are values to be added to the laser power P1 derived by OPC without considering the temperature environment when the linear velocity is changed from 20 × to 24 × for each optical disk maker.
[0029]
Further, another data table Y is set in the storage means 26.
In the data table Y, the temperature compensation coefficients α1, α2, β1, β2, γ1, γ2, δ1, δ2 corresponding to the detected temperatures α to ε near the laser diode changed the linear velocity to 20 × and 24 ×. The case is set for each.
The temperature T in the vicinity of the laser diode is divided into four stages of α <T <β, β <T <γ, γ <T <δ, and γ <T <ε. Is set.
Although the data table Y is not set for each optical disk maker, it is assumed that the data table Y is set as a different numerical value for each optical disk maker similarly to the data table X.
Such linear velocity correction values and temperature compensation coefficients are set in advance and stored in data tables X and Y before shipment of the optical disk device.
[0030]
How the optical disk device 30 is controlled based on the contents of the data tables X and Y will be described with reference to the flowcharts of FIGS. Here, it is assumed that the optical disk is made by the company A shown in FIG.
First, in step S100, when the optical disk 10 is loaded to write data, the optical pickup 11 reads the ATIP previously written on the optical disk by the optical disk manufacturer.
The CPU 24 that has read the ATIP reads the recommended laser power value P0 corresponding to the type of the mounted optical disc recorded in the data table X.
The CPU 24 executes OPC based on the read value of P0, and sets a laser power value P1 when data is first written.
[0031]
In the next step S102, the CPU 24 starts writing data at the set laser power value P1.
Next, in step S104, if the speed is not changed, writing is continued with the laser power as it is, and if the speed is changed, the process proceeds to step S106.
[0032]
In step S106, the CPU 24 calculates a correction value to be added to the laser power.
Hereinafter, the correction value calculation will be described with reference to FIG.
First, in step S200, the thermistor 15, which is a temperature detector, detects the temperature near the laser diode, and the CPU 24 performs different control for each temperature detected in the next step S204.
That is, if the detected temperature T is α <T <β, the process proceeds from step S204 to step S212; if β <T <γ, the process proceeds from step S206 to step S214; if γ <T <δ, the process proceeds from step S208. If γ <T <ε, the process proceeds from step S210 to step S218.
[0033]
In step S212, the CPU 24 reads the temperature compensation coefficient α1 or α2 corresponding to the detected temperature α <T <β from the data table X, and multiplies the linear velocity correction value a1 or a2 read from the data table X in step S220.
In step S214, the CPU 24 reads the temperature compensation coefficient β1 or β2 corresponding to the detected temperature β <T <γ from the data table X, and multiplies the linear velocity correction value a1 or a2 read from the data table X in step S222.
In step S216, the CPU 24 reads the temperature compensation coefficient γ1 or γ2 corresponding to the detected temperature γ <T <δ from the data table X, and multiplies the linear velocity correction value a1 or a2 read from the data table X in step S224.
In step S218, the CPU 24 reads the temperature compensation coefficient δ1 or δ2 corresponding to the detected temperature δ <T <ε from the data table X, and multiplies the linear velocity correction value a1 or a2 read from the data table X in step S226.
In each of the steps S220 to S226, a correction value that is an actually added value obtained by multiplying the linear velocity correction value by the temperature compensation coefficient is calculated.
[0034]
When the correction value is calculated, the process returns to step S108 in the flowchart of FIG.
In step S108, the CPU 24 sets the laser power of the laser beam irradiated by the laser diode 12 based on the correction value calculated by the CPU 24 to a value obtained by adding the calculated correction value to the laser power before the linear velocity change. , APC circuit 16 to change the laser power.
[0035]
Then, in step S110, the process ends when all the data writing is completed.
[0036]
In the above-described embodiment, the storage unit that stores the linear velocity correction value and the temperature compensation coefficient in advance is the same storage unit. However, specifically, separate storage units may be used.
Further, in the above-described embodiment, the case where the linear velocity of the zone CLV is changed from 16 × to 20 × to 24 × is described. However, the change of the linear velocity is not limited to such numerical velocity. .
[0037]
Although various preferred embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments, and it is a matter of course that many modifications can be made without departing from the spirit of the invention. .
[0038]
【The invention's effect】
According to the laser power control method in the optical disk recording / reproducing apparatus according to the present invention, when the linear velocity at the time of writing is changed, temperature compensation is performed in accordance with the temperature near the laser diode. Even when the laser power is used, it is possible to cope with the change in the wavelength of the laser beam due to the temperature, and even if high-speed writing is realized by the zone CLV method, the quality and reliability of the written data are not reduced. can do.
[0039]
According to the laser control method of claim 2, when the linear velocity at the time of writing is changed, the correction value is set in advance to correspond to a new linear velocity after the linear velocity is changed. The correction value is calculated by multiplying the correction value by a preset temperature compensation coefficient so as to correspond to the detected temperature in the vicinity of the laser diode, so that the laser power can be accurately compensated for the temperature.
[0040]
According to the optical disk recording / reproducing apparatus according to the present invention, the temperature detector detects the temperature near the laser diode in real time, and when the linear velocity is changed, it corresponds to the detected temperature and is adjusted to the changed linear velocity. Since the laser power can be used, the quality and reliability of the written data can be prevented from lowering even when the writing time is reduced by the zone CLV method.
[0041]
According to the optical disk recording / reproducing apparatus of the fourth aspect, the laser control means stores a linear velocity correction value set in advance to correspond to a new linear velocity after the linear velocity is changed. A storage unit, a second storage unit that stores a preset temperature compensation coefficient corresponding to the detected temperature near the laser diode, and a linear velocity correction value extracted from the first storage unit. Calculating means for multiplying the temperature compensation coefficient extracted from the second storage means. Therefore, the laser power can be changed with a more appropriate value between the linear velocity correction value and the temperature compensation coefficient.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating an operation of a recording / reproducing apparatus according to the present invention when a linear velocity is changed.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of an optical disc recording / reproducing apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a laser power control method of the optical disc recording / reproducing apparatus according to the present invention.
FIG. 4 is a flowchart illustrating correction value calculation.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating a zone CLV method.
[Explanation of symbols]
9 PCA
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Optical disk 11 Optical pickup 12 Laser diode 14 Laser driver 15 Temperature detector 16 APC circuit 18 RF amplifier 20 Servo processor 22 Spindle motor 26 Storage means 28 Laser control means 30 Optical disk recording / reproducing apparatus A1, A2 Correction value X, Y Data table a1 , A2, b1, b2, c1, c2 Linear velocity correction values α1, α2, β1, β2, γ1, γ2, δ1, δ2 Temperature compensation coefficient

Claims (4)

光ディスクの外周側へ向かうにしたがって、段階的に書込み時の線速度を速くして書込み可能としたゾーンCLV方式により制御されている光ディスク記録再生装置の書込み用のレーザパワーを制御する制御方法であって、
書込み時の線速度が変更される際に、
レーザ光を照射するレーザダイオード近傍の温度を検出し、
書込み時の線速度が変更された後のレーザパワーが、該検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応し且つ線速度が変更された後の新たな線速度に対応する補正値分だけ変化するように制御することを特徴とする光ディスク記録再生装置におけるレーザパワー制御方法。
A control method for controlling a writing laser power of an optical disk recording / reproducing apparatus controlled by a zone CLV method in which the linear velocity at the time of writing is gradually increased toward the outer peripheral side of the optical disk to enable writing. hand,
When the linear velocity during writing is changed,
Detects the temperature near the laser diode that emits the laser light,
The laser power after the linear velocity at the time of writing is changed by an amount corresponding to the detected temperature near the laser diode and by the correction value corresponding to the new linear velocity after the linear velocity is changed. A laser power control method in an optical disk recording / reproducing apparatus, characterized in that the control is performed in the following manner.
前記書込み時の線速度が変更される際に、
前記補正値が、
線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値と、検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数とから算出されることを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生装置におけるレーザパワー制御方法。
When the linear velocity at the time of writing is changed,
The correction value is
Calculated from a linear velocity correction value preset to correspond to a new linear velocity after the linear velocity is changed, and a temperature compensation coefficient preset to correspond to the detected temperature near the laser diode. 2. The laser power control method in an optical disk recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein
光ディスクの外周側へ向かうにしたがって、段階的に書込み時の線速度を速くして書込み可能としたゾーンCLV方式により制御されている光ディスク記録再生装置において、
レーザを照射するレーザダイオードと、
該レーザダイオード近傍の温度を検出する温度検出器と、
書込み時の線速度が変更される際に、書込み時の線速度が変更された後のレーザパワーが、前記温度検出器により検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応し且つ線速度が変更された後の新たな線速度に対応する補正値分だけ変化するように制御するレーザ制御手段とを具備することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
In an optical disc recording / reproducing apparatus controlled by a zone CLV system in which the linear velocity at the time of writing is increased stepwise toward the outer peripheral side of the optical disc to enable writing,
A laser diode for irradiating a laser,
A temperature detector for detecting a temperature near the laser diode;
When the linear velocity at the time of writing is changed, the laser power after the linear velocity at the time of writing is changed corresponds to the temperature near the laser diode detected by the temperature detector, and the linear velocity is changed. An optical disk recording / reproducing apparatus, comprising: laser control means for performing control so as to change by a correction value corresponding to a later new linear velocity.
前記レーザ制御手段は、
線速度が変更された後の新たな線速度に対応するため予め設定されている線速度補正値を記憶している第1の記憶手段と、
検出されたレーザダイオード近傍の温度に対応するため予め設定されている温度補償係数を記憶している第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段から抽出した線速度補正と、第2の記憶手段から抽出した温度補償係数とから前記補正値を算出する算出手段とを備えることを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録再生装置。
The laser control means,
First storage means for storing a linear velocity correction value preset to correspond to a new linear velocity after the linear velocity has been changed;
Second storage means for storing a temperature compensation coefficient preset to correspond to the detected temperature near the laser diode;
4. The optical disk recording apparatus according to claim 3, further comprising a calculating unit that calculates the correction value from the linear velocity correction extracted from the first storage unit and the temperature compensation coefficient extracted from the second storage unit. Playback device.
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