JP2004003834A

JP2004003834A - Reinforcing core material for protection, and clothes for protection using this

Info

Publication number: JP2004003834A
Application number: JP2003122334A
Authority: JP
Inventors: Akira Takatsu; 高津　章; Ryohei Sato; 佐藤　亮平
Original assignee: Duchess Kk; Duchess KK
Current assignee: Duchess Kk; Duchess KK
Priority date: 2002-04-26
Filing date: 2003-04-25
Publication date: 2004-01-08
Anticipated expiration: 2023-04-25
Also published as: JP3932333B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reinforcing core material for protection that can be bent to some extent, can be fitted to various body types, provides high wearing feeling, does not cause clearance, and provides a sufficient protecting function, and also to provide clothes for protection. <P>SOLUTION: The reinforcing core material has reinforcing pieces arrangeable planarly without clearance by mutual combination, and connecting pieces that are members for interconnecting the reinforcing pieces while allowing slight movement on one side surface and are arranged across adjacent reinforcing pieces to cover the joints of the reinforcing pieces without clearance. The reinforcing pieces and the connecting pieces are arranged in a bendable plane shape by mutual combination. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、防刃や防弾用チョッキ等の防護用衣料及びこれに用いられる防護用補強芯材に関し、特に、着用者の体型にフィットして着用感に優れ、しかも防刃や防弾効果の高い防護用補強芯材及びこれを用いた防護用衣料に関するものである。
【０００２】
【特許文献１】特開２００１−１９２２７５号公報
【特許文献２】特開２００１−０５６２００号公報
【特許文献３】特願平１１−２３０６９６号公報
【特許文献４】特開平１１−１０８５９４号公報
【０００３】
【従来の技術】
従来、この種の防刃や防弾用チョッキ等の防護用衣料としては、例えば、特開２００１−１９２２７５号公報、特開２００１−０５６２００号公報、特開平１１−２３０６９６号公報、特開平１１−１０８５９４号公報など、種々のものが既に提案されている。
【０００４】
上記特開２００１−１９２２７５号公報に係るセラミックマトリックスを含む繊維強化複合材料からなる要素は、少なくとも１０重量％の炭化ケイ素を含むセラミックマトリックスを有する繊維強化複合材料からなり、繊維重量に対する炭素繊維および／またはグラファイト繊維の割合が少なくとも５重量％であり、衝撃方向に対して垂直な方向の寸法が少なくとも３ｃｍ、好ましくは少なくとも１０ｃｍ、特に好ましくは少なくとも３０ｃｍの要素を使用するように構成したものである。
【０００５】
また、上記特開２００１−５６２００号公報に係る防弾装置は、枚数が可変のアラミド樹脂あるいは同様の材料からなる複数の帯状膜片で構成された改良型の防弾装置であり、該帯状膜片は、交互に縦横に交差して配置されるように、好ましくは平行に一部がオーバーラップされるように組み合わされて膜体とし、該膜体を重ね合わせるか又は他材料と種々組み合わされるように構成したものであ　る。
【０００６】
さらに、上記特開平１１−２３０６９６号公報に係る身体防護纏い着は、６０重量％以上のチタンを含んで製造された小形の防護体と、身体に装着する形状に形成された少なくとも２枚の高強度布とを使用し、前記高強度布の間に複数の前記防護体を高強度布に沿って並べた状態で固定することにより、特に身体防護を要する領域に防護体を面状に配列するように構成したものである。
【０００７】
また更に、上記特開平１１−１０８５９４号公報に係る防弾チョッキは、高強度繊維を多数積層し、この多数の高強度繊維に合成樹脂接着剤を含浸させて一体とした高強度繊維体と、高強度繊維体の外面又は内面のいずれか一面に付設された複数に分割した比重が軽い高強度金属体とを備えてなるように構成したものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記記特開２００１−１９２２７５号公報に係るセラミックマトリックスを含む繊維強化複合材料からなる要素の場合には、少なくとも１０重量％の炭化ケイ素を含むセラミックマトリックスを有する繊維強化複合材料からなるものであり、コストが高くなるとともに、繊維強化複合材料からなる要素の衝撃方向に対して垂直な方向の寸法によって、３ｃｍ程度であれば、ある程度湾曲が可能であり、着用感を高めることができるものの、要素間の隙間が多くなり、防護効果が低下する一方、１０ｃｍ乃至３０ｃｍ程度の要素を使用した場合には、湾曲が困難となり、体型にフィットさせることができず、着用感が大幅に低下するという問題点を有している。
【０００９】
また、上記特開２００１−５６２００号公報に係る防弾装置の場合には、枚数が可変のアラミド樹脂あるいは同様の材料からなる複数の帯状膜片で構成された改良型の防弾装置であり、該帯状膜片は、交互に縦横に交差して配置されるように、好ましくは平行に一部がオーバーラップされるように組み合わされて膜体とし、該膜体を重ね合わせるか又は他材料と種々組み合わされるように構成したものであるが、複数の帯状膜片で構成されるため、湾曲が可能であるとともに、隙間が生じることがないものの、補強材として固体材料を使用しないため、複数の帯状膜片が非常に厚くなり、着用感が低下せざるを得ないという問題点を有している。
【００１０】
さらに、上記特開平１１−２３０６９６号公報に係る身体防護纏い着の場合には、６０重量％以上のチタンを含んで製造された小形の防護体を使用しているため、コストが高くならざるを得ないとともに、身体防護を要する領域に防護体を面状に配列しても、ある程度湾曲が可能であり、着用感を高めることができるものの、防護体間の隙間が多くなり、防護効果が低下する一方、防護体間の隙間をなくすため、当該防護体を重ねて配置した場合には、防護体層が厚くなり、着用感が低下するという問題点を有している。
【００１１】
また更に、上記特開平１１−１０８５９４号公報に係る防弾チョッキの場合には、高強度繊維を多数積層し、この多数の高強度繊維に合成樹脂接着剤を含浸させて一体とした高強度繊維体を使用しているため、隙間が生じることがないものの、多数の高強度繊維に合成樹脂接着剤を含浸させて一体とした高強度繊維体　は、湾曲させることができず、着用感が低下せざるを得ないという問題点を有している。
【００１２】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものでり、その目的とするところは、ある程度湾曲が可能であって、体型にフィットさせることができ、着用感に優れているとともに、隙間が生じることがなく、十分な防護機能を果たすことが可能な防護用補強芯材及びこれを用いた防護用衣料を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項１に記載された発明は、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な補強片と、
前記補強片をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片に跨って配列される結合片とを有し、
前記補強片と結合片とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列されることを特徴とする防護用補強芯材である。
【００１４】
また、請求項２に記載された発明は、同一形状に形成され、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な合成樹脂製の補強片　と、
前記補強片をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片に跨って配列される合成樹脂製の結合片とを有し、
前記補強片と結合片とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列されることを特徴とする防護用補強芯材である。
【００１５】
さらに、請求項３に記載された発明は、前記補強片が、１つの角部が突出するとともに、他の３つの角部が切り欠かれた正方形状に形成されているとともに、前記結合片の角部は、前記補強片の突出した角部の位置で、互いに接合されるように構成したことを特徴とする請求項１又は２記載の防護用補強芯材である。
【００１６】
また更に、請求項４に記載された発明は、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な補強片と、前記補強片をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片に跨って配列される結合片とを有し、前記補強片と結合片とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列される防護用補強芯材と、
前記防護用補強芯材の少なくとも表面を覆う高強度布片を備えたことを特徴とする防護用衣料である。
【００１７】
また、請求項５に記載された発明は、同一形状に形成され、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な合成樹脂製の補強片　と、前記補強片をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片に跨って配列される合成樹脂製の結合片とを有し、前記補強片と結合片とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列される防護用補強芯材と、
前記防護用補強芯材の少なくとも表面を覆う高強度布片を備えたことを特徴とする防護用衣料である。
【００１８】
このように、上記防護用衣料３０は、例えば、図１２（Ａ）に示すように、防護用補強芯材３１と高強度布片３２とからなる完全防護部３３と、衣料形成部３４とを備えるように構成される。上記高強度布片３２は、図１２（Ｂ）（Ｃ）に示すように、防護用補強芯材３１の表面を覆うように配置される。図１２（Ｄ）は、防護用衣料３０の断面図を示すものである。
【００１９】
さらに、請求項６に記載された発明は、前記補強片が、１つの角部が突出するとともに、他の３つの角部が切り欠かれた正方形状に形成されているとともに、前記結合片の角部は、前記補強片の突出した角部の位置で、互いに接合されるように構成したことを特徴とする請求項４又は５記載の防護用衣料である。
【００２０】
上記防護用衣料を人体体表に設置するには、第１に、ベスト型衣料体であり、第２に、防護用補強芯材をより必要部位に安定的に固定化させる手段が、当該ベスト型衣料体への縫い止めであり、更に第３に、内包部材への防護用補強芯材の接着である。
【００２１】
第１の固定手段となるベスト型衣料体は、図１３（Ｃ）に示すように、当該防護形成素材の二枚構成を最低にし、図１３（Ｂ）に示すように、防護用補強芯材の重量により４枚構成、さらに図１３（Ａ）に示すように６枚構成であっても良い。
【００２２】
なお、上記防護用衣料は、着用を容易とするための防護用補強芯材の間隙は、動きやすい事イコール防護力の低下となることから、可能なら体側側部材にアールを付けることが望ましい。または、各防護用補強芯材が連結し、接する人体側面積を微量に小さくし、人体丸みに適応させることが望ましい。さらに、防護用補強芯材の自重により人体体側部から逃げることの無いようにするためには、極力、図１２（Ｃ）のように、防護用補強芯材をしっかりと、且つ余裕なくサンドしなくては、自重により歪が発生する虞れがあると思われることから、ラテックス系樹脂等によりコーティングすることが望ましい。
【００２３】
また、請求項７に記載された発明は、前記防護用衣料は、前身頃の中央部で２つに分割されているとともに、当該２つに分割された前身頃の合わせ部には、相対的に重なり合う段差部を設け、一方の前身頃の合わせ部には、他方の前身頃との結合位置が胴囲の周方向に沿って調節可能となるように、複数の結合部材を設けたことを特徴とする請求項４乃至６のいずれかに記載の防護用衣料である。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００２５】
実施の形態１
図１（ａ）（ｂ）はこの発明の実施の形態１に係る防護用衣料としての防弾チョッキの表面側及び裏面側をそれぞれ示す構成図である。
【００２６】
図１において、１は警察官やガードマン等が制服の下などに着用するインナーとしての防護用衣料である防弾チョッキを示すものであり、この防弾チョッキ１は、袖なしのやや丈が長いベスト状に形成されている。上記防弾チョッキ１は、Ｌサイズ、Ｍサイズ、Ｓサイズなどの所望のサイズに合わせて縫製された前身頃２及び後身頃３と、当該前身頃２の内面側に配設され、人体の肩部下方から腹部までを覆う防護用部材４と、前記後身頃３の内面側に配設され、防護用部材４と両側面及び首回りを除いた両肩部において縫着された背当て布５とから構成されている。上記防弾チョッキ１の前身頃２は、左右に分割されており、これら左右の前身頃２ａ、２ｂは、ファスナー６によって開閉可能となっているとともに、左右の前身頃２ａ、２ｂにそれぞれ配設された防護用部材４ａ、４ｂは、左の前身頃２ａの中央部４ａ’、４ｂ’で互いに重なり、ファスナー６の部分に防護用部材４ａ、４ｂの隙間が生じないように構成されている。これら左右の前身頃２ａ、２ｂにそれぞれ配設された防護用部材４ａ、４ｂは、それぞれ前身頃２ａ、２ｂに一体的に縫着されていても勿論よいが、マジックテープ（登録商標）等によって着脱自在に構成してもよい。上記前身頃２及び後身頃３は、任意の素材によって形成可能であるが、防弾チョッキ１としての機能を考慮すると、これら前身頃２及び後身頃３自体も、高強度の繊維で形成するのが望ましい。
【００２７】
上記防護用部材４ａ、４ｂは、図２に示すように、大別して、防護用補強芯材７と、当該防護用補強芯材７の表裏両面を覆う高強度布片を含む複数枚の布片８〜１５とから構成されている。
【００２８】
ところで、上記防護用芯材は、同一形状に形成され、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な合成樹脂製の補強片と、前記補強片をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片に跨って配列される合成樹脂製の結合片とを有し、前記補強片と結合片とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列されるように構成されている。
【００２９】
すなわち、上記防護用芯材６は、図３（ａ）に示すように、平面略正方形の同一形状に形成された合成樹脂製の補強片１６を多数枚備えており、これらの補強片１６は、互いに組み合わせることによって、図４に示すように、平面状に隙間なく配列することが可能となっている。また、上記補強片１６は、銃弾等が貫通しないように、十分な強度を有する合成樹脂によって形成され、当該合成樹脂材料としては、ポリカーボネートやナイロンなどが用いられる。さらに、上記補強片１６は、その厚さや大きさが任意に設定可能であることは勿論であるが、例えば、図３（ａ）に示すように、例えば、３０ｍｍ×３０ｍｍの略正方形状で厚さが３ｍｍに形成され、３つの角部１６ａ、１６ｂ、１６ｃが４５度に切り欠かれているとともに、残りの１つの角部１６ｄが切り欠かれた角部に対応して斜め４５度に傾斜した正方形状に形成されている。この正方形状に形成された角部１６ｄは、図４に示すように、補強片１６を互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列した際に、周囲の３つの補強片１６の角部１６ａ、１６ｂ、１６ｃによって形成される正方形状の隙間１７に、ほぼ隙間なく嵌合される大きさに設定されている。そして、上記補強片１６は、図４に示すように、多数枚の補強片１６を同じ向きに配列することによって、隣接する辺が互いに接触乃至近接するとともに、３つの補強片１６の切り欠かれた角部１６ａ、１６ｂ、１６ｃによって囲まれた部分１７に、正方形状に突出した角部１５ｄを嵌合することにより、平面状に隙間なく配列することが可能となっている。
【００３０】
また、上記補強片１６の裏面側は、その中央部１６ｅが１３．５ｍｍ×１３．５ｍｍの正方形状で厚さが３ｍｍに高く突出しており、次に述べる結合片１９と組み合わせることによって、全体的に厚さが３ｍｍの２倍の６ｍｍの防護用芯材６を構成するようになっている。この補強片１６の裏面側には、図３（ａ）に示すように、正方形状に形成された中央部１６ｅの外周に、結合片１９を係合するためのスナップフィット用の係合突起１８が、２つずつ各辺に沿って設けられている。この補強片１６の各辺に設けられた係合突起１８は、図５に示すように、互いに外側を向くように鉤状に突出した係合部１８ａを有している。なお、上記係合突起１８の高さは、補強片１６の中央部１６ｅの厚さである３ｍｍより低く設定されており、当該係合突起１８に結合片１９を係合した際に、係合突起１８が補強片１６の中央部１６ｅよりも突出しないように設定されている。
【００３１】
一方、上記結合片１９は、図３（ｂ）に示すように、その平面形状が、長方形の長手方向の両端部を、長手方向の両端部１９ａ、１９ｂに位置する頂角が９０度をなす二等辺三角形状に突出させた六角形状に形成されている。この結合片１９は、補強片１６と同様に、銃弾等が貫通しないように、十分な強度を持った合成樹脂によって形成され、当該合成樹脂材料としては、ポリカーボネートやナイロンなどが用いられる。上記結合片１９は、図３（ｂ）に示すように、例えば、長さが２８ｍｍ、幅が１５ｍｍの六角形状で厚さが３ｍｍに形成され、長手方向の両端部１９ａ、１９ｂの斜辺１９ｃ、１９ｄは、それぞれ４５度に傾斜するように構成されている。また、上記結合片１９には、補強片１６を互いに結合するためのスナップフィット用の係合孔２０が、互いに平行に形成された長辺１９ｅに沿って、それぞれ２つずつ設けられている。この結合片１９の長辺１９ｅに沿って２つずつ設けられた係合孔２０は、図６に示すように、補強片１６の係合突起１８を挿通する小さな矩形状に形成されているとともに、当該係合孔２０の長手方向の外側には、係合突起１８の係合部１８ａが係止される薄肉に形成された係止部２０ａが設けられている。また、上記係合孔２０の間隔Ｌ１は、係合突起１８の間隔Ｌ２よりも若干小さく設定されており、当該係合孔２０に係合突起１８を係合する際に、係合突起１８の係合部１８ａがわずかに弾性変形して係合　し、これら結合片１９と補強片１６との結合状態が容易に離脱することがないように構成されている。さらに、上記係合孔２０は、薄肉に形成された係止部２０ａに、補強片１６の係合突起１８の係合部１８ａが係合することによって、結合片１９の長手方向に沿った移動を略阻止しつつ、当該係合孔２０の幅が、係合突起１８の厚さよりも若干広く設定されており、結合片１９の長手方向Ａと直交する方向Ｂに沿って若干移動自在となるように構成されている。
【００３２】
そして、上記補強片１６と結合片１９とからなる補強用芯材６は、図７に示すように、多数枚の補強片１６を同じ向きに配列することによって、隣接する辺が互いに接触するとともに、３つの補強片１６の角部１６ａ、１６ｂ、１６ｃによって囲まれた部分に、正方形状の角部１６ｄが嵌合することにより、多数の補強片１６を平面状に隙間なく配列した状態で、当該補強片１６の裏面側に突出された係合突起１８を介して、隣接する補強片１６を結合片１９によって互いに結合することにより、補強片１６の僅かな移動を許容しつつ、当該補強片１６の接合部を結合片１９によって隙間なく覆うことにより、湾曲可能な平面形状に配列されるように構成されている。また、上記結合片１９の二等辺三角形状に形成された端部１９ａ、１９ｂは、図７に示すように、補強片１６の正方形状に形成された角部１６ｄの位置で合わさるように構成されているので、補強片１６と結合片１９とで構成される補強用芯材６には、その表面に直交する方向の隙間が可能な限り形成されないようになっている。
【００３３】
つまり、上記補強片１６を単に正方形状に形成した場合には、当該補強片１６が合わさる角部と、結合片１９の二等辺三角形状に形成された端部とが合わさる角部とが一致し、当該角部に形成される隙間が、補強用芯材６の表面に直交する方向に貫通してしまい、銃弾等が貫通しやすくなってしまう。これに対して、上記結合片１９の二等辺三角形状に形成された端部１９ａ、１９ｂが、補強片１６の正方形状に形成された角部１６ｄの位置で合わさるように構成することによ　り、当該角部１９ａ、１９ｂに形成される隙間が、補強用芯材６の表面に直交する方向に貫通することがなく、銃弾等が貫通するのを防止可能となっている。
【００３４】
また、上記補強芯材７が湾曲可能な理由は、次の通りである。結合片１９によって互いに結合された補強片１６は、上述したように、当該補強片１６の係合突起１８と、結合片１９の係合孔２０とが係合することによって、結合片１９の長手方向に沿った移動が阻止され、かつ、結合片１９の幅方向に沿った移動が、若干許容されている。そのため、１枚の補強片１６に着目すれば、当該補強片１６の縦方向及び横方向にも若干の移動が許容されることになり、移動が許容される範囲内で一定の曲率半径をもって略球形状に湾曲することが可能となっている。なお、上記補強芯材７は、湾曲しない状態にあっては、当然、平面状に配列されている。また、上記防護用補強芯材７は、互いに結合する補強片１６と結合片１９の数や位置を変更することにより、その大きさが形状を任意に変更することが可能となっている。
【００３５】
なお、上記防護用補強芯材７は、図１４乃至図１６に示すように、その側面を傾斜させて設けるように構成しても良い。
【００３６】
さらに、上記防護用補強芯材７の少なくとも表面には、当該補強芯材７の表面を覆う高強度布片を含む複数枚の布片８〜１５を備えるように構成されている。
【００３７】
この実施の形態では、図１０に示すように、防護用補強芯材７の表面側に、ケプラー（登録商標）等の高強度繊維からなる高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１とが、積層された状態で配置されている。また、上記防護用補強芯材７の裏面側には、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する素材と同一素材等からなる薄手の２枚の布片１２、１３と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１４と、防護用部材の表地と同一素材の裏地を構成する薄手の布片１５とが、積層された状態で配置されている。
【００３８】
上記防弾チョッキ１は、図１７に示すように、防護用衣料としての大前提として、全パーツそのものが防護を目的とする物でなくてはならない。よって、現　在、最も繊維体としてこの能力（高強度布片としての機能）に優れたアラミド繊維をベースとするのが望ましい。この防護用衣料の第一層（外衣側）１１の役割は、▲１▼当該衣料としての基本体をなす（衣料としての形態、重量に対する非変形性等）と同時に、▲２▼表地との接触性（すべりがある等）且つその上に当該衣料の外皮的役割（より緻密性と且つ強度）が求められる。その意味で編み地より組織が堅固な織地が良い。上記第１層１１としては、例えば、表着とのすべり、第１防護層で刃物レベルを防護するため、高密度の平織地が用いられる。また、第２層１０は、衝撃吸収を最大の役割とし、極力綿状で侵入体に絡み抵抗を与え且つ衝撃を分散させる厚みが要求される。その意味では、不規則的に編成されたファイバーフィルが適する。上記第２層１０しては、例えば、弾丸の力を吸収、弾丸に絡みやすい綿状又はフェルト地が用いられる。
【００３９】
さらに、第３層９は、第２層の衝撃吸収体の筋肉質的役割を負い、少なくとも刃物による殺傷行為は、この段階で完全に食い止める。第４層８は、更なる防護層としての内肉的役割を負う。そのためには、第１層に準ずる緻密性と皮膚としての強度が求められることから、第１層と同じ織組織を採用することが好まし　い。第５〜第６層１６，１９は、当該発明の最も中心とする最終的弾丸を捕獲する層である。
【００４０】
以後、内面を構成する第７層１２、第８層１３は、第５〜第６層１６，１９により最悪露出する弾丸を止める最終防護層と言えると同時に、当該防護用部材に接する第４層並びに第７層は、当該防護用部材を保持する役割を担うものであ　る。したがって当該防護用部材の重量によって変形しないことが望ましい。
【００４１】
また、第９層１４は、総合的衝撃吸収層であり、弾性を高めるためには、１００％アラミド繊維でなくとも良く、防護用部材が受けた衝撃を吸収する第２層に準ずるファイバーフィルが望ましい。最後に、第１０層１５は、第１層の当該衣料としての基本条件を持つことから、１００％アラミド繊維でなくとも良いが、織組織が好ましい。上記第１０層１５としては、例えば、最終安全層並びに製品としての保形性、高密度の平織地が望ましい。
【００４２】
このように、上記防護用補強芯材７は、図２及び図１０に示すように、高強度布片８と、防護用部材の表地と同一素材の裏地を構成する薄手の布片１２との間に、補強片１６の表面側が、防護用部材４ａ、４ｂの表面側に位置するように挿入されるように配置されている。上記防護用部材４ａ、４ｂを構成する部材のうち、防護用補強芯材７が高強度布片８と布片１２との間に、単に挿入されているが、当該防護用補強芯材７は，合成樹脂製であって軽量であるため、その移動等による着用感の低下は問題とならない。また、上記防護用補強芯材７の外周縁　は、防護用部材４ａ、４ｂの表地と裏地を構成する薄手の布片１１、１５とを互いに縫着して、当該防護用補強芯材７の不本意な移動を防止するように構成しても良いことは勿論である。
【００４３】
なお、上記防護用部材４ａ、４ｂは、防護用補強芯材７を挿入せずに、ケプラー（登録商標）等の高強度繊維からなる高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材の表地を構成する薄手の布片１１と、防護用部材の表地を構成する素材と同一素材の薄手の２枚の布片１２、１３と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１４と、防護用部材の表地と同一素材の裏地を構成する薄手の布片１５とから構成することにより、防刃用衣料として使用することも可能となっている。
【００４４】
また、上記防弾チョッキ１は、図１１及び図１８に示すように、前身頃２の心臓に対応した位置に、ポケット２１が設けられており、このポケット２１に防護用補強芯材７を挿入することによって、人体の心臓に対応した位置には、防護用補強芯材７を二重に配設し、銃弾等から人体を防護する機能をより一層高めるように構成してもよい。ここで、上記ポケット２１は、人体の心臓に対応した位置を中央部に掛けて広く覆うように設けるのが望ましい。
【００４５】
以上の構成において、この実施の形態に係る防弾チョッキは、次のようにし　て、ある程度湾曲が可能であって、体型にフィットさせることができ、着用感に優れているとともに、隙間が生じることがなく、十分な防護機能を果たすことが可能となっている。
【００４６】
すなわち、この実施の形態に係る防弾チョッキ１は、図１及び図２に示すように、その防護用部材４ａ、４ｂが、防護用補強芯材７と、当該防護用補強芯材７の表裏両面を覆う高強度布片を含む複数枚の布片８〜１５とから構成されてお　り、防護用補強芯材７は、合成樹脂製の補強片１６と結合片１９を互いに組み合わせることによって構成されている。そのため、上記防護用部材４ａ、４ｂは、その厚さを６ｍｍ程度に薄く形成することができるとともに、軽量化が可能となっている。
【００４７】
また、上記防護用部材４ａ、４ｂは、同一形状に形成され、互いに組み合わせることによって、平面状に隙間なく配列することが可能な合成樹脂製の補強片１６と、前記補強片１６をその片側の面において僅かな移動を許容しつつ互いに結合する部材であって、前記補強片１６の接合部を隙間なく覆うように、隣接する補強片１６に跨って配列される合成樹脂製の結合片１９とを有し、前記補強片１６と結合片１９とを互いに組み合わせることにより、湾曲可能な平面形状に配列されているので、当該防護用補強芯材４ａ、４ｂは、補強片１６と結合片１９とから二重に構成されているとともに、補強片１６の接合部に隙間が生じることがなく、銃弾等に対して十分な防護効果を発揮することができる。さらに、上記防護用部材４ａ、４ｂは、湾曲可能となっているので、人体の胸部や脇部に応じて適度に湾曲してフィットするため、着用感に優れたものとなっている。特に、男性以外に女性が着用した場合でも、防護用部材４ａ、４ｂが湾曲可能となっているので、女性のバストなどに応じて湾曲してフィットするため、女性に対しても着用感に優れたものとなっている。
【００４８】
また、上記防弾チョッキ１は、図２に示すように、その防護用部材４ａ、４ｂが、防護用補強芯材７と、当該防護用補強芯材７の表裏両面を覆う高強度布片を含む複数枚の布片８〜１５とから構成されているので、高強度布片によって、刃物などに対して十分な強度を有しているとともに、銃弾等に対して緩衝効果を発揮することができる。
【００４９】
実施の形態２
図１９はこの発明の実施の形態２を示すものであり、前記実施の形態１と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態２では、前身頃の合わせ部の防御性を高めるとともに、体型の異なる着用者等へ対応可能とするた　め、調節機能を付加するように構成されている。
【００５０】
すなわち、この実施の形態２に係る防弾チョッキ１は、図１９に示すように、前身頃２ａ及び前身頃２ｂの合わせ部に位置する補強用芯材７のうち、内側に位置する前身頃２ｂの補強用芯材７の合わせ部側の端部が、表面側の補強片１６が縦に一列だけ外されており、段差が形成されるように構成されている。また、上記補強用芯材７の合わせ部に残された裏面側の結合片１９の表面側は、他の部分と同様に、図１０に示すように、ケプラー（登録商標）等の高強度繊維からなる高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１とが、積層された状態で配置されている。その結果、上記防弾チョッキ１の内側に位置する前身頃２ｂの合わせ側の端部には、合わせ部側が低くなった段差部４０が形成されている。
【００５１】
一方、上記防弾チョッキ１の外側に位置する前身頃２ａは、図１９に示すように、補強用芯材６のうち、内側に位置する補強用芯材７の合わせ部側の端部が、裏面側の結合片１９が縦に一列だけ外されており、段差が形成されるように構成されている。また、上記補強用芯材７の合わせ部に残された表面側の補強片１６の裏面側は、他の部分と同様に、図１１に示すように、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する素材と同一素材等からなる薄手の２枚の布片１２、１３と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１４と、防護用部材の表地と同一素材の裏地を構成する薄手の布片１５とが、積層された状態で配置されている。その結　果、上記防弾チョッキ１の内側に位置する前身頃２ａの合わせ側の端部には、合わせ部側が高くなった（厚さが薄くなった）段差部４１が形成されている。
【００５２】
さらに、上記防弾チョッキ１の内側に位置する前身頃２ｂの表面側には、図２０に示すように、段差部４０の上段部の端縁に、他方の前身頃２ａと結合するための第１のファスナー４２が、縦方向に沿って縫着されているとともに、当該段差部４０の上段部の端縁から所定の距離だけ離れた外側の位置に、他方の前身頃２ａと結合するための第２のファスナー４３が縦方向に沿って縫着されている。
【００５３】
また、上記防弾チョッキ１の外側に位置する前身頃２ａの表面側には、図１９に示すように、段差部４１の上段部の内側端縁に、他方の前身頃２ｂと結合するためのファスナー４４が、縦方向に沿って縫着されている。なお、図１９中、４５は、ファスナー４４の表面側を覆うように、他方の前身頃２ｂに伸びた被覆片を示している。
【００５４】
以上の構成において、この実施の形態２に係る防弾チョッキ１では、次のようにして、前身頃の合わせ部の防御性を高めるとともに、体型の異なる着用者等へ対応可能とするため、調節機能を付加することが可能となっている。
【００５５】
すなわち、この実施の形態２に係る防弾チョッキ１では、図２０に示すよう　に、当該防弾チョッキ１の全面の開放部が合わせ方式となっており、しかも、胸囲の大きさに対する調節能力を持たせるようになっている。胸囲の小さな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合には、図１９（ａ）に示すように、一方の前身頃２ａのファスナー４４と、他方の前身頃２ａの第２のファスナー４３とを結合することにより、胸囲の小さな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合であっても、自己の胸囲に適合した状態で、防弾チョッキ１を着用することができ、当該防弾チョッキ１の胸囲が大きすぎて、体との間に隙間が生じ、体を動かした際に防弾チョッキ１がずれてしまい、運動性が低下するのを防止することができる。
【００５６】
しかも、胸囲の小さな着用者が防弾チョッキ１を着用した場合でも、図１９　（ａ）に示すように、前身頃２ａ、２ｂの合わせ部は、一方の前身頃２ａ側の補強用芯材７の補強片１６と結合片１９、及びこれらを被覆する高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１等、更には、他方の前身頃２ｂ側の補強用芯材６の補強片１６と結合片１９、及びこれらを被覆する高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１等によって防護されているため、前身頃２ａ、２ｂの合わせ部が刃物や拳銃等の武器によって攻撃された場合であっても、確実に防護することが可能となる。
【００５７】
さらに、上記前身頃２ａ、２ｂの合わせ部には、図１９（ａ）に示すように、それぞれ段差部が設けられており、胸囲の小さな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合には、前身頃２ａ、２ｂの段差部４０、４１どうしが重なるため、前身頃２ａ、２ｂそのものを重ねた場合のように、不必要に前身頃２ａ、２ｂの合わせ部の厚さが厚くなることがないため、着用感を損ねることがない。
【００５８】
一方、胸囲の大きな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合には、図１９　　（ｂ）に示すように、一方の前身頃２ａのファスナー４４と、他方の前身頃２ｂの第１のファスナー４２とを結合することにより、胸囲の小さな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合であっても、自己の胸囲に適合した状態で、防弾チョッキ１を着用することができ、当該防弾チョッキ１の胸囲が小さすぎて、胸や胴部を圧迫し、運動性が低下したり、体に過剰な負担を掛けるのを防止することができる。
【００５９】
しかも、胸囲の大きな着用者が防弾チョッキ１を着用した場合でも、図１９　（ｂ）に示すように、前身頃２ａ、２ｂの合わせ部は、一方の前身頃２ａ側の補強用芯材６の結合片１９、及びこれらを被覆する高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１等、更には、他方の前身頃２ｂ側の補強用芯材６の補強片１６、及びこれらを被覆する高強度布片８と、布片９と、ニット材料等からなる厚手の緩衝用の布片１０と、防護用部材４ａ、４ｂの表地を構成する薄手の布片１１等によって防護されているため、前身頃２ａ、２ｂの合わせ部が刃物や拳銃等の武器によって攻撃された場合であっても、確実に防護することが可能となる。
【００６０】
さらに、上記前身頃２ａ、２ｂの合わせ部には、図１９（ｂ）に示すように、それぞれ段差部４０、４１が設けられており、胸囲の大きな着用者が防弾チョッキ１を着用する場合には、前身頃２ａ、２ｂの段差部４０、４１どうしが重なるため、前身頃２ａ、２ｂそのものを重ねた場合のように、不必要に前身頃２ａ、２ｂの合わせ部の厚さが厚くなることがないため、着用感を損ねることがない。
【００６１】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態１と同様であるので、その説明を省略する。
【００６２】
実施の形態３
図２１はこの発明の実施の形態３を示すものであり、前記実施の形態１と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態３では、急所となる心臓部への防御性を一段を高めるように構成されている。
【００６３】
すなわち、この実施の形態３に係る防弾チョッキ１は、図２１に示すように、前身頃２ｂの心臓部に対応する位置と同様に、後身頃３の心臓部に対応する位置に、ポケット５１が設けられており、当該ポケット５１には、防護用補強芯材７を着脱自在に挿入することによって、背面からの防護性をも一段と高めるように構成されている。
【００６４】
このように、人体の心臓に対応した位置には、背面側においても、防護用補強芯材７を二重に配設し、銃弾等から人体を防護する機能をより一層高めるようになっている。
【００６５】
なお、上記防護用補強芯材７は、着脱自在となっており、背面からの攻撃を受ける可能性がない場合には、ポケット５１から取り外して、運動性能を高めることが可能となっている。
【００６６】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態１と同様であるので、その説明を省略する。
【００６７】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ある程度湾曲が可能であって、体型にフィットさせることができ、着用感に優れているとともに、隙間が生じることがなく、十分な防護機能を果たすことが可能な防護用補強芯材及びこれを用いた防護用衣料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）（ｂ）はこの発明の実施の形態１に係る防護用衣料としての防弾チョッキの表面側及び裏面側をそれぞれ示す構成図である。
【図２】図２はこの発明の実施の形態１に係る防護用衣料としての防弾チョッキの防護用部材を示す概略断面図である。
【図３】図３（ａ）（ｂ）は補強片と結合片をそれぞれ示す構成図である。
【図４】図４は補強片を隙間なく配列した状態を示す平面図である。
【図５】図５は補強片に設けられる係合突起を示す断面図である。
【図６】図６は結合片に設けられる係合孔を示す断面図である。
【図７】図７は補強片と結合片を隙間なく配列した状態を示す平面図であ　る。
【図８】図８は補強片を示す外観斜視図である。
【図９】図９は結合片を示す外観斜視図である。
【図１０】図１０は防護用部材の断面構成を示す一部破断の斜視図である。
【図１１】図１１はこの発明の実施の形態１に係る防護用衣料としての防弾チョッキの他の例を示す概略断面図である。
【図１２】図１２はこの発明に係る防護用衣料としての防弾チョッキを示す模式図である。
【図１３】図１３はこの発明に係る防護用衣料としての防弾チョッキを示す模式図である。
【図１４】図１４は補強片に設けられる係合突起を示す断面図である。
【図１５】図１５は結合片に設けられる係合孔を示す断面図である。
【図１６】図１６は補強片を配列した状態を示す断面図である。
【図１７】図１７は防護用部材の断面構成を示す一部破断の斜視図である。
【図１８】図１８はこの発明の実施の形態１に係る防護用衣料としての防弾チョッキの他の例を示す概略断面図である。
【図１９】図１９はこの発明の実施の形態２に係る防護用衣料としての防弾チョッキを示す概略断面図である。
【図２０】図２０はこの発明の実施の形態２に係る防護用衣料としての防弾チョッキを示す概略断面図である。
【図２１】図２１はこの発明の実施の形態３に係る防護用衣料としての防弾チョッキを示す概略断面図である。
【符号の説明】
１：防弾チョッキ（防護用衣料）、２：前身頃、３：後身頃、４ａ、４ｂ：防護用部材、７：防護用補強芯材、８〜１５：高強度布片を含む複数枚の布片、１６：補強片、１９：結合片。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a protective garment such as a blade-proof or bulletproof vest and a protective reinforcing core material used for the same, and in particular, fits a wearer's body shape, is excellent in wearing feeling, and has a high blade-proof and bulletproof effect. The present invention relates to a protective reinforcing core material and a protective garment using the same.
[0002]
[Patent Document 1] JP-A-2001-192275
[Patent Document 2] JP-A-2001-056200
[Patent Document 3] Japanese Patent Application No. 11-230696
[Patent Document 4] JP-A-11-108594
[0003]
[Prior art]
Conventionally, protective clothing such as this type of anti-blade and bulletproof vest includes, for example, JP-A-2001-192275, JP-A-2001-0556200, JP-A-11-230696, and JP-A-11-108594. Various publications have already been proposed.
[0004]
The element made of a fiber reinforced composite material containing a ceramic matrix according to Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-192275 is made of a fiber reinforced composite material having a ceramic matrix containing at least 10% by weight of silicon carbide. Alternatively, an element having a proportion of graphite fibers of at least 5% by weight and a dimension perpendicular to the direction of impact of at least 3 cm, preferably at least 10 cm, particularly preferably at least 30 cm, is used.
[0005]
Further, the bulletproof device according to JP-A-2001-56200 is an improved bulletproof device composed of a plurality of strip-shaped film pieces made of a variable number of aramid resin or similar material. So that they are alternately arranged vertically and horizontally, preferably in parallel so as to partially overlap each other to form a film body, and the film bodies are overlapped or variously combined with other materials. It is composed.
[0006]
Furthermore, the body protection garment according to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-230696 discloses a small protection body made of titanium containing 60% by weight or more and at least two high protection bodies formed in a shape to be worn on the body. By using a high-strength cloth and fixing the plurality of the protective bodies between the high-strength cloths in a state of being arranged along the high-strength cloth, the protective bodies are arranged in a plane in an area particularly requiring body protection. It is configured as follows.
[0007]
Further, the bulletproof vest according to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-108594 has a high-strength fibrous body in which a large number of high-strength fibers are laminated, and a large number of the high-strength fibers are impregnated with a synthetic resin adhesive. A high-strength metal body having a light specific gravity and divided into a plurality of parts provided on one of the outer surface and the inner surface of the fibrous body is provided.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional technique has the following problems. That is, in the case of an element made of a fiber reinforced composite material containing a ceramic matrix according to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-192275, it is made of a fiber reinforced composite material having a ceramic matrix containing at least 10% by weight of silicon carbide. Yes, the cost increases, and depending on the dimension of the element made of the fiber reinforced composite material in the direction perpendicular to the impact direction, if it is about 3 cm, it can be curved to some extent, and the feeling of wearing can be improved, The gap between the elements is increased, and the protective effect is reduced. On the other hand, when an element of about 10 cm to 30 cm is used, it becomes difficult to bend, cannot fit the body shape, and the wearing feeling is greatly reduced. Has problems.
[0009]
Further, in the case of the bulletproof device according to JP-A-2001-56200, the improved bulletproof device is constituted by a plurality of strip-shaped film pieces made of a variable number of aramid resins or similar materials. The membrane pieces are combined so as to be arranged alternately vertically and horizontally, preferably in parallel so as to partially overlap each other to form a membrane body, and the membrane bodies are overlaid or variously combined with other materials. Although it is configured to have a plurality of strip-shaped membranes, it can be curved because it is composed of a plurality of strip-shaped membrane pieces, and there is no gap, but since a solid material is not used as a reinforcing material, a plurality of strip-shaped membranes are used. There is a problem that the pieces become very thick and the feeling of wearing must be reduced.
[0010]
Further, in the case of the body protective garment according to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-230696, the cost is not high because a small protective body containing 60% by weight or more of titanium is used. Even if it is not possible, even if the protective body is arranged in a plane in the area requiring body protection, it can be curved to some extent and can enhance the feeling of wearing, but the gap between the protective bodies increases, and the protective effect decreases On the other hand, when the protective bodies are arranged one on top of the other in order to eliminate the gap between the protective bodies, there is a problem that the protective body layer becomes thick and the feeling of wearing deteriorates.
[0011]
Furthermore, in the case of the bulletproof vest according to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-108594, a high-strength fiber body is formed by laminating a large number of high-strength fibers and impregnating the large-strength fibers with a synthetic resin adhesive. Although there are no gaps due to the use, high-strength fibrous bodies made by impregnating a large number of high-strength fibers with a synthetic resin adhesive cannot be bent, and the feeling of wearing cannot be reduced. There is a problem that it cannot be obtained.
[0012]
Then, this invention was made in order to solve the problem of the above-mentioned prior art, and the object is to be able to bend to some extent, to be able to fit a figure, and to be excellent in a feeling of wearing. Another object of the present invention is to provide a protective reinforcing core material capable of performing a sufficient protective function without forming a gap, and a protective garment using the same.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
That is, the invention described in claim 1 is a reinforcing piece that can be arranged in a planar manner without gaps by combining with each other,
A member for joining the reinforcing pieces to each other while allowing a slight movement on one surface thereof, so as to cover the joining portion of the reinforcing pieces without a gap, and a joining piece arranged across an adjacent reinforcing piece. Has,
A protective reinforcing core material, which is arranged in a bendable planar shape by combining the reinforcing pieces and the coupling pieces with each other.
[0014]
Further, the invention according to claim 2 is a reinforcing piece made of a synthetic resin which is formed in the same shape and which can be arranged in a plane without any gap by being combined with each other;
A member that joins the reinforcing pieces to each other while allowing a slight movement on one surface thereof, and is made of a synthetic resin that is arranged across adjacent reinforcing pieces so as to cover a joint portion of the reinforcing pieces without a gap. And a connecting piece of
A protective reinforcing core material, which is arranged in a bendable planar shape by combining the reinforcing pieces and the coupling pieces with each other.
[0015]
Furthermore, in the invention described in claim 3, the reinforcing piece is formed in a square shape in which one corner is projected and the other three corners are cut out, and the reinforcing piece is 3. The protective reinforcing core material according to claim 1, wherein the corners are configured to be joined to each other at positions of the protruding corners of the reinforcing piece.
[0016]
Still further, according to the invention described in claim 4, the reinforcing pieces that can be arranged in a plane without any gap by combining with each other, and the reinforcing pieces are mutually allowed while allowing a slight movement on one surface thereof. A member to be joined, and a joining piece arranged to straddle an adjacent reinforcing piece so as to cover the joint of the reinforcing piece without a gap, by combining the reinforcing piece and the joining piece with each other, A protective reinforcing core material arranged in a bendable plane shape,
A protective garment comprising a high-strength cloth piece covering at least the surface of the protective reinforcing core material.
[0017]
The invention described in claim 5 is a synthetic resin reinforcing piece which is formed in the same shape and which can be arranged in a planar manner without gaps by combining with each other, and a surface on one side of the reinforcing piece. A member that is coupled to each other while allowing a slight movement in, so as to cover the joints of the reinforcing pieces without gaps, and has a synthetic resin coupling piece arranged across the adjacent reinforcing pieces, By combining the reinforcing piece and the coupling piece with each other, a protective reinforcing core material arranged in a bendable planar shape,
A protective garment comprising a high-strength cloth piece covering at least the surface of the protective reinforcing core material.
[0018]
In this manner, the protective clothing 30 includes, for example, as shown in FIG. 12A, a complete protective portion 33 including a protective reinforcing core 31 and a high-strength cloth piece 32, and a clothing forming portion 34. It is configured to comprise. The high-strength cloth piece 32 is arranged so as to cover the surface of the protective reinforcing core 31 as shown in FIGS. FIG. 12D is a cross-sectional view of the protective garment 30.
[0019]
Furthermore, the invention described in claim 6 is characterized in that the reinforcing piece is formed in a square shape with one corner protruding and the other three corners cut out, and the reinforcing piece is The protective clothing according to claim 4 or 5, wherein the corners are configured to be joined to each other at positions of the protruding corners of the reinforcing piece.
[0020]
In order to install the protective clothing on the human body surface, first, a vest-type clothing body is used. Secondly, the means for stably fixing the protective reinforcing core material to a necessary portion is provided by the vest. The third is the bonding of the protective reinforcing core to the inner enclosing member.
[0021]
As shown in FIG. 13 (C), the vest-type garment body serving as the first fixing means minimizes the two-piece structure of the protective forming material, and as shown in FIG. 13A, and a six-sheet configuration as shown in FIG.
[0022]
In addition, in the above-mentioned protective garment, it is desirable to attach a radius to the body side member if possible, because the gap between the protective reinforcing core materials for easy wearing is easy to move and the equal protective force is reduced. Alternatively, it is desirable that each protective reinforcing core material is connected, and the area on the human body side in contact with the protective core material is reduced to a minute amount so as to adapt to the human body roundness. Furthermore, in order to prevent the protective reinforcing core material from escaping from the side of the human body due to its own weight, as much as possible, as shown in FIG. In other words, since it is considered that there is a possibility that distortion occurs due to its own weight, it is desirable to coat with a latex resin or the like.
[0023]
Further, according to the invention described in claim 7, the protective clothing is divided into two at the center of the front body, and the joining part of the front body divided into two is relatively Is provided with a plurality of connecting members so that the connecting position with the other front body can be adjusted along the circumferential direction of the waist. A protective garment according to any one of claims 4 to 6, characterized in that:
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0025]
Embodiment 1
1 (a) and 1 (b) are configuration diagrams respectively showing a front side and a back side of a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 1 of the present invention.
[0026]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a bulletproof vest that is a protective garment as an inner wear worn by police officers or guards under uniforms, etc. The bulletproof vest 1 is formed in a slightly long vest shape without sleeves. Have been. The bulletproof vest 1 is disposed on a front body 2 and a back body 3 sewn to a desired size such as an L size, an M size, and an S size, and is disposed on an inner side of the front body 2. And a backing cloth 5 which is disposed on the inner surface side of the back body 3 and is sewn at both shoulders except for both sides and around the neck. It is configured. The front body 2 of the bulletproof vest 1 is divided into left and right parts, and these left and right front bodies 2a, 2b can be opened and closed by a fastener 6, and are disposed on the left and right front bodies 2a, 2b, respectively. The protection members 4a and 4b overlap each other at the central portions 4a 'and 4b' of the left front body 2a, and are configured such that no gap is formed between the protection members 4a and 4b at the fastener 6. The protective members 4a, 4b respectively provided on the left and right front bodies 2a, 2b may be integrally sewn to the front bodies 2a, 2b, respectively. You may comprise detachably. The front body 2 and the back body 3 can be formed of any material. However, in consideration of the function as the bulletproof vest 1, it is preferable that the front body 2 and the back body 3 themselves be formed of high-strength fibers. .
[0027]
As shown in FIG. 2, the protective members 4 a and 4 b are roughly divided into a plurality of cloth pieces including a protective reinforcing core material 7 and high-strength cloth pieces covering both front and back surfaces of the protective reinforcing core material 7. 8 to 15.
[0028]
By the way, the protective core material is formed in the same shape, and by combining with each other, a reinforcing piece made of a synthetic resin that can be arranged in a planar manner without a gap, and the reinforcing piece is slightly reduced on one surface thereof. A member that is coupled to each other while allowing movement, and has a synthetic resin coupling piece arranged over an adjacent reinforcing piece so as to cover a joint portion of the reinforcing piece without a gap. It is configured to be arranged in a bendable planar shape by combining the and the coupling pieces with each other.
[0029]
That is, as shown in FIG. 3 (a), the protective core member 6 includes a large number of reinforcing pieces 16 made of a synthetic resin and formed in the same shape having a substantially square planar shape. By combining them with each other, as shown in FIG. 4, they can be arranged in a plane without any gap. The reinforcing piece 16 is formed of a synthetic resin having sufficient strength so that a bullet or the like does not penetrate, and polycarbonate, nylon, or the like is used as the synthetic resin material. Further, it is a matter of course that the thickness and the size of the reinforcing piece 16 can be set arbitrarily. For example, as shown in FIG. 3A, the reinforcing piece 16 has a substantially square shape of 30 mm × 30 mm. Is formed at 3 mm, three corners 16a, 16b, and 16c are cut out at 45 degrees, and one remaining corner 16d is inclined at 45 degrees obliquely corresponding to the cut out corner. It is formed in a square shape. As shown in FIG. 4, when the reinforcing pieces 16 are combined with each other, the corners 16 d formed in a square shape are arranged in a planar manner without gaps, and the corners 16 a of the three surrounding reinforcing pieces 16, The size is set such that it fits into the square gap 17 formed by 16b and 16c without any gap. As shown in FIG. 4, the reinforcing pieces 16 are formed by arranging a large number of reinforcing pieces 16 in the same direction, so that adjacent sides are in contact with or close to each other, and the three reinforcing pieces 16 are notched. By fitting a corner portion 15d projecting in a square shape to the portion 17 surrounded by the corner portions 16a, 16b, and 16c, it is possible to arrange them in a planar manner without gaps.
[0030]
On the back surface side of the reinforcing piece 16, the central portion 16e has a square shape of 13.5 mm × 13.5 mm and has a high projection of 3 mm. The protective core 6 is 6 mm thick, twice the thickness of 3 mm. As shown in FIG. 3A, on the back side of the reinforcing piece 16, an engaging projection 18 for snap fitting for engaging the coupling piece 19 is formed on the outer periphery of the central portion 16e formed in a square shape. Are provided along each side by two. As shown in FIG. 5, the engaging projections 18 provided on each side of the reinforcing piece 16 have engaging portions 18a protruding like hooks so as to face each other. The height of the engagement projection 18 is set to be lower than 3 mm, which is the thickness of the central portion 16e of the reinforcing piece 16, and when the coupling piece 19 is engaged with the engagement projection 18, The projection 18 is set so as not to protrude from the central portion 16 e of the reinforcing piece 16.
[0031]
On the other hand, as shown in FIG. 3 (b), the connecting piece 19 has a plan shape in which both ends in the longitudinal direction of the rectangle are 90 degrees and the apex angle located at both ends 19a and 19b in the longitudinal direction is 90 degrees. It is formed in a hexagon shape protruding in an isosceles triangle shape. Like the reinforcing piece 16, the connecting piece 19 is formed of a synthetic resin having sufficient strength so that a bullet or the like does not penetrate. As the synthetic resin material, polycarbonate, nylon, or the like is used. As shown in FIG. 3B, for example, the coupling piece 19 is formed in a hexagonal shape having a length of 28 mm and a width of 15 mm and a thickness of 3 mm, and the oblique sides 19c of both ends 19a and 19b in the longitudinal direction. 19d are configured to be inclined at 45 degrees, respectively. The coupling piece 19 has two snap-fitting engagement holes 20 for coupling the reinforcing pieces 16 to each other, along two long sides 19e formed in parallel with each other. As shown in FIG. 6, the engagement holes 20 provided two by two along the long side 19e of the coupling piece 19 are formed in a small rectangular shape through which the engagement projection 18 of the reinforcing piece 16 is inserted. On the outside of the engaging hole 20 in the longitudinal direction, there is provided a thinly formed engaging portion 20a for engaging the engaging portion 18a of the engaging projection 18. The distance L1 between the engagement holes 20 is set slightly smaller than the distance L2 between the engagement protrusions 18. When the engagement protrusions 18 are engaged with the engagement holes 20, The engaging portion 18a is configured to be slightly elastically deformed and engaged, so that the connecting state of the connecting piece 19 and the reinforcing piece 16 is not easily separated. Further, the engagement hole 20 is moved along the longitudinal direction of the coupling piece 19 by engaging the engagement portion 18a of the engagement projection 18 of the reinforcing piece 16 with the locking portion 20a formed thin. And the width of the engagement hole 20 is set slightly larger than the thickness of the engagement projection 18, and is slightly movable along a direction B orthogonal to the longitudinal direction A of the coupling piece 19. It is configured as follows.
[0032]
As shown in FIG. 7, the reinforcing core material 6 composed of the reinforcing pieces 16 and the connecting pieces 19 has a large number of reinforcing pieces 16 arranged in the same direction so that adjacent sides come into contact with each other. In a state in which a large number of reinforcing pieces 16 are arranged in a planar manner without gaps by fitting square corners 16d into portions surrounded by the corners 16a, 16b, 16c of the three reinforcing pieces 16, The adjacent reinforcing pieces 16 are connected to each other by the connecting pieces 19 via the engaging projections 18 protruding on the back side of the reinforcing pieces 16, thereby allowing the reinforcing pieces 16 to move slightly while allowing the reinforcing pieces 16 to move slightly. The 16 joints are covered by the joining pieces 19 without gaps, so that they are arranged in a bendable plane shape. The ends 19a and 19b of the connecting piece 19 formed in an isosceles triangular shape are configured to meet at the position of a square corner 16d of the reinforcing piece 16 as shown in FIG. Therefore, a gap in a direction perpendicular to the surface of the reinforcing core member 6 composed of the reinforcing piece 16 and the coupling piece 19 is formed as little as possible.
[0033]
In other words, when the reinforcing piece 16 is simply formed in a square shape, the corner where the reinforcing piece 16 fits and the corner where the end formed in the isosceles triangular shape of the connecting piece 19 fits. The gap formed in the corner portion penetrates in a direction orthogonal to the surface of the reinforcing core member 6, and a bullet or the like easily penetrates. On the other hand, by forming the isosceles triangular ends 19 a and 19 b of the coupling piece 19 at the positions of the square corners 16 d of the reinforcing piece 16, the configuration is made. The gaps formed in the corners 19a and 19b do not penetrate in a direction orthogonal to the surface of the reinforcing core member 6, so that bullets and the like can be prevented from penetrating.
[0034]
The reason that the reinforcing core 7 can bend is as follows. As described above, the reinforcing pieces 16 connected to each other by the connecting pieces 19 are engaged with the engaging projections 18 of the reinforcing pieces 16 and the engaging holes 20 of the connecting pieces 19, so that the longitudinal length of the connecting pieces 19 is increased. The movement along the direction is prevented, and the movement along the width direction of the coupling piece 19 is slightly allowed. Therefore, if attention is paid to one reinforcing piece 16, a slight movement in the vertical direction and the horizontal direction of the reinforcing piece 16 is allowed, and the reinforcing piece 16 has a certain radius of curvature within the allowable range. It is possible to bend into a spherical shape. The reinforcing core members 7 are naturally arranged in a plane when they are not curved. The size and shape of the protective reinforcing core 7 can be arbitrarily changed by changing the number and position of the reinforcing pieces 16 and the connecting pieces 19 to be connected to each other.
[0035]
As shown in FIGS. 14 to 16, the reinforcing reinforcing core member 7 may be provided so that its side surface is inclined.
[0036]
Further, at least the surface of the protective reinforcing core 7 is provided with a plurality of cloth pieces 8 to 15 including a high-strength cloth which covers the surface of the reinforcing core 7.
[0037]
In this embodiment, as shown in FIG. 10, a high-strength cloth piece 8 made of a high-strength fiber such as Kepler (registered trademark), a cloth piece 9, a knit material A thick cushioning cloth piece 10 made of the same material and a thin cloth piece 11 constituting the outer material of the protection members 4a and 4b are arranged in a stacked state. On the back side of the protective reinforcing core member 7, two thin pieces of cloth 12, 13 made of the same material as the material constituting the outer material of the protective members 4a, 4b, and a knit material are used. A thick cushioning cloth piece 14 and a thin cloth piece 15 constituting a lining made of the same material as the surface material of the protective member are arranged in a stacked state.
[0038]
As shown in FIG. 17, the bulletproof vest 1 has to be a protective garment in which all parts themselves must be intended for protection. Therefore, at present, it is desirable to use an aramid fiber which is excellent in this ability (function as a high-strength cloth piece) as a fibrous body. The role of the first layer (outer garment side) 11 of this protective garment is as follows: (1) forming the basic body of the garment (the form as the garment, non-deformability with respect to weight, etc.) and (2) the outer layer The contactability (such as slip) and the outer role (more compactness and strength) of the garment are required. In that sense, a textured fabric is better than a knitted fabric. As the first layer 11, for example, a high-density plain fabric is used in order to protect the knife level with the first protective layer, such as slippage with outerwear. Also, the second layer 10 is required to have a thickness that plays a major role in absorbing the impact and that is as cotton-like as possible to impart entanglement resistance to the intruder and disperse the impact. In that sense, irregularly organized fiber fills are suitable. For the second layer 10, for example, a cotton-like or felted material that absorbs the force of a bullet and is easily entangled with the bullet is used.
[0039]
Furthermore, the third layer 9 plays the muscular role of the shock absorber of the second layer, at least the killing of the blade is completely stopped at this stage. The fourth layer 8 has an internal role as a further protective layer. For that purpose, the same woven structure as that of the first layer is preferably used because the same denseness as the first layer and the strength as the skin are required. The fifth to sixth layers 16 and 19 are layers for capturing the final bullet which is the most central part of the present invention.
[0040]
Hereinafter, the seventh layer 12 and the eighth layer 13 constituting the inner surface can be said to be final protective layers for stopping the worst exposed bullets by the fifth to sixth layers 16 and 19, and the fourth layer in contact with the protective member. The seventh layer plays a role of holding the protective member. Therefore, it is desirable that the protective member does not deform due to its weight.
[0041]
The ninth layer 14 is a comprehensive shock absorbing layer. In order to enhance the elasticity, the ninth layer 14 may not be made of 100% aramid fiber, and a fiber fill equivalent to the second layer that absorbs the shock received by the protective member may be used. desirable. Finally, the tenth layer 15 does not have to be 100% aramid fiber since it has the basic conditions of the first layer as the garment, but a woven structure is preferable. As the tenth layer 15, for example, a final safety layer and a shape-retaining and high-density plain weave fabric as a product are desirable.
[0042]
In this manner, as shown in FIGS. 2 and 10, the protective reinforcing core 7 is composed of the high-strength cloth piece 8 and the thin cloth piece 12 forming the lining of the same material as the surface material of the protective member. In between, it is arranged so that the front side of the reinforcing piece 16 is inserted so as to be located on the front side of the protection members 4a, 4b. Among the members constituting the protective members 4a and 4b, the protective reinforcing core 7 is simply inserted between the high-strength cloth piece 8 and the cloth piece 12, but the protective reinforcing core 7 is Since it is made of a synthetic resin and is light in weight, there is no problem of a decrease in wearing feeling due to movement or the like. The outer peripheral edge of the protective reinforcing core 7 is sewn together with thin cloth pieces 11 and 15 constituting the outer and outer linings of the protective members 4a and 4b. Of course, it may be configured to prevent unintentional movement.
[0043]
The protective members 4a and 4b are made of a high-strength cloth piece 8 made of high-strength fiber such as Kepler (registered trademark), a cloth piece 9, a knit material or the like without inserting the protective reinforcing core material 7. , A thin cloth piece 11 forming the surface material of the protection member, and two thin cloth pieces 12 and 13 of the same material as the material forming the surface material of the protection member And a thick cushioning cloth 14 made of a knit material or the like, and a thin cloth 15 forming a lining of the same material as the surface material of the protective member, so that it can be used as a blade-proof clothing. Is also possible.
[0044]
As shown in FIGS. 11 and 18, the bulletproof vest 1 is provided with a pocket 21 at a position corresponding to the heart of the front body 2, and the protective reinforcing core 7 is inserted into the pocket 21. Accordingly, the protective reinforcing core 7 may be provided in a double position at a position corresponding to the heart of the human body so as to further enhance the function of protecting the human body from bullets and the like. Here, the pocket 21 is desirably provided so as to cover a position corresponding to the heart of a human body at a central portion and widely cover the central portion.
[0045]
In the above configuration, the bulletproof vest according to this embodiment can be curved to a certain extent, can be fitted to a body shape, is excellent in a feeling of wearing, and has no gap as described below. , It is possible to fulfill a sufficient protective function.
[0046]
That is, in the bulletproof vest 1 according to this embodiment, as shown in FIG. 1 and FIG. 2, the protective members 4 a and 4 b are composed of the protective reinforcing core 7 and the front and back surfaces of the protective reinforcing core 7. It comprises a plurality of cloth pieces 8 to 15 including high-strength cloth pieces to cover, and the protective reinforcing core 7 is formed by combining a reinforcing piece 16 made of synthetic resin and a connecting piece 19 with each other. I have. Therefore, the protective members 4a and 4b can be formed as thin as about 6 mm, and can be reduced in weight.
[0047]
The protective members 4a and 4b are formed in the same shape, and when combined with each other, a reinforcing piece 16 made of synthetic resin that can be arranged in a planar manner without a gap, and the reinforcing piece 16 on one side thereof. A joining member made of synthetic resin, which is arranged across the adjacent reinforcing pieces 16 so as to cover the joint of the reinforcing pieces 16 without any gap, while allowing a slight movement in the surface. Since the reinforcing pieces 16 and the coupling pieces 19 are arranged in a bendable planar shape by combining the reinforcing pieces 16 and the coupling pieces 19 with each other, the protective reinforcing cores 4a and 4b are , And there is no gap at the joint of the reinforcing pieces 16, and a sufficient protective effect against bullets and the like can be exerted. Further, since the protective members 4a and 4b are bendable, they are appropriately curved and fitted according to the chest and side portions of the human body, so that they have an excellent wearing feeling. In particular, even when worn by a woman other than a man, the protective members 4a and 4b can be bent, so that they can be bent and fitted according to a woman's bust, etc., so that the feeling of wearing is also excellent for women. It has become.
[0048]
As shown in FIG. 2, the bulletproof vest 1 includes a plurality of protective members 4 a and 4 b including a protective reinforcing core 7 and a high-strength cloth piece covering both front and back surfaces of the protective reinforcing core 7. The high-strength cloth pieces have sufficient strength against blades and the like, and can exhibit a buffering effect against bullets and the like, because they are composed of the eight cloth pieces 8 to 15.
[0049]
Embodiment 2
FIG. 19 shows a second embodiment of the present invention. The same portions as those in the first embodiment will be denoted by the same reference numerals. In the second embodiment, the mating portion of the front body will be described. It is configured to add an adjustment function to enhance the defensiveness and to be able to accommodate wearers of different body types.
[0050]
That is, as shown in FIG. 19, the bulletproof vest 1 according to Embodiment 2 reinforces the inner front body 2b of the reinforcing core 7 located at the joint of the front body 2a and the front body 2b. The end of the core member 7 on the mating portion side is configured such that the reinforcing pieces 16 on the front surface side are vertically removed by one line, so that a step is formed. Further, as shown in FIG. 10, the surface of the bonding piece 19 on the back side left in the mating portion of the reinforcing core material 7 is made of a high-strength fiber such as Kepler (registered trademark), as shown in FIG. A high-strength cloth piece 8, a cloth piece 9, a thick cushioning cloth piece 10 made of a knit material or the like, and a thin cloth piece 11, which constitutes the outer material of the protective members 4a, 4b, are laminated. It is arranged in the state where it was set. As a result, at the end of the front body 2b located inside the bulletproof vest 1 on the mating side, a step portion 40 having a lower mating portion side is formed.
[0051]
On the other hand, as shown in FIG. 19, the front body 2a located on the outer side of the bulletproof vest 1 has an end on the mating portion side of the reinforcing core 7 located on the inner side among the reinforcing cores 6, as shown in FIG. The connecting pieces 19 are vertically separated from each other by only one row, so that a step is formed. Also, the back surface of the reinforcing piece 16 on the front surface left in the mating portion of the reinforcing core material 7 constitutes the outer material of the protective members 4a and 4b as shown in FIG. Two thin cloth pieces 12 and 13 made of the same material as the material to be protected, a thick cushioning cloth piece 14 made of a knit material and the like, and a thin lining forming the same material as the outer material of the protective member. The cloth pieces 15 are arranged in a stacked state. As a result, at the end of the front body 2a located inside the bulletproof vest 1 on the mating side, a step portion 41 having a higher mating portion side (thinner thickness) is formed.
[0052]
Further, on the front side of the front body 2b located inside the bulletproof vest 1, as shown in FIG. 20, a first edge for coupling with the other front body 2a is formed on the edge of the upper step portion of the step portion 40. A fastener 42 is sewn along the longitudinal direction, and is connected to the other front body 2a at a position outside the edge of the upper step portion of the step portion 40 by a predetermined distance. Fastener 43 is sewn along the vertical direction.
[0053]
As shown in FIG. 19, a fastener 44 for coupling with the other front body 2b is provided on the inner side edge of the upper part of the step portion 41 on the front side of the front body 2a located outside the bulletproof vest 1 as shown in FIG. Are sewn along the longitudinal direction. In FIG. 19, reference numeral 45 denotes a covering piece extending to the other front body 2b so as to cover the surface side of the fastener 44.
[0054]
In the above configuration, the bulletproof vest 1 according to the second embodiment has an adjusting function in order to improve the protection of the mating portion of the front body and to be able to cope with wearers of different body types as follows. It is possible to add.
[0055]
That is, in the bulletproof vest 1 according to the second embodiment, as shown in FIG. 20, the open portion of the entire surface of the bulletproof vest 1 is of a matching type, and furthermore, the bulletproof vest 1 is provided with an adjusting ability for the size of the chest circumference. Has become. When a wearer with a small chest circumference wears the bulletproof vest 1, as shown in FIG. 19A, the fastener 44 of one front body 2a and the second fastener 43 of the other front body 2a are joined. Thereby, even when a wearer with a small chest measurement wears the bulletproof vest 1, the bulletproof vest 1 can be worn in a state adapted to his / her own chest measurement. A gap is generated between them, and when the body is moved, the bulletproof vest 1 is displaced, so that it is possible to prevent a decrease in motility.
[0056]
Moreover, even when a wearer with a small chest measurement wears the bulletproof vest 1, as shown in FIG. 19 (a), the mating portion of the front bodies 2a and 2b is used to reinforce the reinforcing core 7 on one of the front bodies 2a. The piece 16 and the connecting piece 19, and the high-strength cloth piece 8 covering them, the cloth piece 9, the thick cushioning cloth piece 10 made of a knit material or the like, and the outer material of the protective members 4a and 4b are formed. A thin cloth piece 11 and the like, and further, a reinforcing piece 16 and a bonding piece 19 of the reinforcing core material 6 on the other front body 2b side, and a high-strength cloth piece 8, a cloth piece 9 covering these, and a knit material And the like, and a thin cloth piece 11 constituting the outer material of the protective members 4a, 4b, etc., so that the mating portion of the front bodies 2a, 2b can be a blade, a handgun, etc. Even if attacked by different weapons. Become.
[0057]
Further, as shown in FIG. 19 (a), a step portion is provided at the joint portion of the front bodies 2a and 2b, and when a wearer with a small chest measurement wears the bulletproof vest 1, the front body Since the step portions 40 and 41 of 2a and 2b overlap with each other, the thickness of the mating portion of the front bodies 2a and 2b is not unnecessarily increased as in the case where the front bodies 2a and 2b are overlapped. Does not impair wearing feeling.
[0058]
On the other hand, when a wearer with a large chest measurement wears the bulletproof vest 1, as shown in FIG. 19B, the fastener 44 of one front body 2a and the first fastener 42 of the other front body 2b are attached. By combining, even when a wearer with a small chest measurement wears the bulletproof vest 1, the bulletproof vest 1 can be worn in a state adapted to his / her chest measurement, and the chest measurement of the bulletproof vest 1 is too small. By compressing the chest and torso, it is possible to prevent a decrease in motility and an excessive burden on the body.
[0059]
Moreover, even when a wearer with a large chest measurement wears the bulletproof vest 1, as shown in FIG. 19B, the mating portion of the front bodies 2 a and 2 b joins the reinforcing core material 6 on the one front body 2 a side. A piece 19, a high-strength cloth piece 8 covering the same, a cloth piece 9, a thick cushioning cloth piece 10 made of a knit material or the like, and a thin cloth piece constituting the outer material of the protective members 4a and 4b. 11 and further, a reinforcing piece 16 of the reinforcing core material 6 on the other front body 2b side, a high-strength cloth piece 8 and a cloth piece 9 covering these, and a thick buffer made of a knit material or the like. Since it is protected by the cloth piece 10 and the thin cloth piece 11 constituting the outer material of the protective members 4a and 4b, the joint of the front bodies 2a and 2b is attacked by a weapon such as a knife or a handgun. Even if there is, it is possible to reliably protect.
[0060]
Further, as shown in FIG. 19 (b), step portions 40 and 41 are provided at the mating portions of the front bodies 2a and 2b, respectively, and when a wearer with a large chest circumference wears the bulletproof vest 1, Since the step portions 40 and 41 of the front bodies 2a and 2b overlap each other, the thickness of the joining portion of the front bodies 2a and 2b may be unnecessarily thick as in the case where the front bodies 2a and 2b are overlapped. There is no loss of wearing feeling.
[0061]
Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment, and thus description thereof will be omitted.
[0062]
Embodiment 3
FIG. 21 shows a third embodiment of the present invention. The same portions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and described. It is configured to further enhance the defense.
[0063]
That is, in the bulletproof vest 1 according to the third embodiment, as shown in FIG. 21, similarly to the position corresponding to the heart of the front body 2 b, the pocket 51 is provided at the position corresponding to the heart of the rear body 3. The protective core 7 is detachably inserted into the pocket 51 so as to further enhance the protection from the rear surface.
[0064]
As described above, the protective reinforcing core 7 is double-laid on the back side at the position corresponding to the heart of the human body, so that the function of protecting the human body from bullets and the like is further enhanced. .
[0065]
The protective reinforcing core 7 is detachable, and when there is no possibility of being attacked from the back, it can be removed from the pocket 51 to enhance the exercise performance.
[0066]
Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment, and thus description thereof will be omitted.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to bend to some extent, to fit the body shape, to provide an excellent feeling of wearing, and to provide a sufficient protective function without forming a gap. And a protective garment using the same can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1 (a) and 1 (b) are configuration diagrams respectively showing a front side and a back side of a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a protective member of a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 1 of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are configuration diagrams showing a reinforcing piece and a connecting piece, respectively.
FIG. 4 is a plan view showing a state in which reinforcing pieces are arranged without gaps.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an engagement protrusion provided on a reinforcing piece.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an engagement hole provided in a coupling piece.
FIG. 7 is a plan view showing a state in which reinforcing pieces and connecting pieces are arranged without a gap.
FIG. 8 is an external perspective view showing a reinforcing piece.
FIG. 9 is an external perspective view showing a coupling piece.
FIG. 10 is a partially cutaway perspective view showing a sectional configuration of a protection member.
FIG. 11 is a schematic sectional view showing another example of a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 12 is a schematic view showing a bulletproof vest as protective clothing according to the present invention.
FIG. 13 is a schematic view showing a bulletproof vest as protective clothing according to the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing an engagement protrusion provided on a reinforcing piece.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing an engagement hole provided in a coupling piece.
FIG. 16 is a sectional view showing a state in which reinforcing pieces are arranged.
FIG. 17 is a partially broken perspective view showing a cross-sectional configuration of a protection member.
FIG. 18 is a schematic cross-sectional view showing another example of a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 19 is a schematic cross-sectional view showing a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 20 is a schematic sectional view showing a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 21 is a schematic sectional view showing a bulletproof vest as protective clothing according to Embodiment 3 of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: bulletproof vest (protective clothing), 2: front body, 3: back body, 4a, 4b: protective member, 7: protective reinforcing core material, 8 to 15: plural pieces of cloth including high-strength cloth , 16: reinforcing piece, 19: connecting piece.

Claims

By combining with each other, a reinforcing piece that can be arranged in a plane without gaps,
A member for joining the reinforcing pieces to each other while allowing a slight movement on one surface thereof, so as to cover the joining portion of the reinforcing pieces without a gap, and a joining piece arranged across an adjacent reinforcing piece. Has,
A reinforcing reinforcing core material, which is arranged in a bendable planar shape by combining the reinforcing pieces and the coupling pieces with each other.

Formed in the same shape, by combining with each other, a reinforcing piece made of a synthetic resin that can be arranged in a plane without gaps,
A member that joins the reinforcing pieces to each other while allowing a slight movement on one surface thereof, and is made of a synthetic resin that is arranged across adjacent reinforcing pieces so as to cover a joint portion of the reinforcing pieces without a gap. And a connecting piece of
A reinforcing reinforcing core material, which is arranged in a bendable planar shape by combining the reinforcing pieces and the coupling pieces with each other.

The reinforcing piece is formed in a square shape with one corner protruding and the other three corners being cut out, and the corner of the coupling piece is a protruding corner of the reinforcing piece. The reinforcing core material for protection according to claim 1 or 2, wherein the protective reinforcing material is configured to be joined to each other at the position (1).

A reinforcing piece that can be arranged in a planar manner without gaps by combining with each other, and a member that joins the reinforcing pieces to each other while allowing a slight movement on one surface thereof, And a connecting piece arranged over an adjacent reinforcing piece so as to cover the reinforcing piece without a gap, and by combining the reinforcing piece and the connecting piece with each other, a protective reinforcing core is arranged in a bendable planar shape. Materials and
A protective garment comprising a high-strength cloth piece that covers at least the surface of the protective reinforcing core material.

A reinforcing piece made of a synthetic resin, which is formed in the same shape and can be arranged in a plane without any gap by being combined with each other, and a member for connecting the reinforcing piece to each other while allowing a slight movement on one surface thereof In order to cover the joints of the reinforcing pieces without gaps, it has a synthetic resin connecting piece arranged across the adjacent reinforcing pieces, and combining the reinforcing pieces and the connecting pieces with each other. Thus, a protective reinforcing core material arranged in a bendable planar shape,
A protective garment comprising a high-strength cloth piece that covers at least the surface of the protective reinforcing core material.

The reinforcing piece is formed in a square shape in which one corner is projected and the other three corners are cut out, and the corner of the coupling piece is a projected corner of the reinforcing piece. The protective garment according to claim 4 or 5, wherein the protective garment is configured to be joined to each other at the position (1).

The protective garment is divided into two parts at the center part of the front body, and a step part that relatively overlaps is provided at the joint part of the two divided front bodies. The joint portion is provided with a plurality of coupling members so that a coupling position with the other front body can be adjusted along the circumferential direction of the waist circumference. Protective clothing as described.