JP2004001793A

JP2004001793A - Pouring opening with tamper-proof function

Info

Publication number: JP2004001793A
Application number: JP2002157265A
Authority: JP
Inventors: Masafumi Matsumoto; 松本　雅文; Tatsuya Nozaki; 野崎　達也; Katsumi Kameda; 亀田　克巳
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Mikasa Sangyo Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Mikasa Sangyo Co Ltd
Priority date: 2002-05-30
Filing date: 2002-05-30
Publication date: 2004-01-08
Anticipated expiration: 2022-05-30
Also published as: JP4145076B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To easily distinguish presence of plug opening in a pouring opening used for a paper container. <P>SOLUTION: A flap 3c which is at a position hidden by a carton when the pouring opening 1A is fitted to the carton, but is pulled out of the carton by a cap when the cap 3A is removed, is formed in the lower end region of the cap 3A fitted by screw fitting to a pouring opening main body 2. When the cap is opened, the hidden flap is pulled out, and when the cap is closed again, the flap remains at an outside visible position of the carton to be able to easily distinguish whether the cap is opened or not by the presence of the flap outside of the carton. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、牛乳、ジュース、酒などを収容するための紙容器（以下カートンという）に取り付ける注出口に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図７に示すように、注出口１を取り付けたカートン５が広く使用されている。この注出口１は、図８に示すように、注出口本体２とキャップ３とからなる。注出口本体２は、カートン５の裏面に貼り付けるためのフランジ部２ａと、カートン５に形成している注出口取付穴６を貫通してカートン外に突出する筒状のノズル部２ｂと、ノズル部２ｂを閉じる遮蔽部２ｃと、遮蔽部２ｃの一部を容易に開封しうるように設けられた開封用溝２ｄと、その開封用溝２ｄで囲まれた領域に支柱部２ｅを介して連結されたプルリング２ｆ等を備えている。また、ノズル部２ｂには、カートン５の注出口取付穴６に嵌合する嵌合部２ｂａと、周方向に一定間隔で配置されたカートン止め２ｂｂと、キャップ３をねじ嵌合させるためのねじ山２ｂｃ等が形成されている。キャップ３は天板部３ａと筒状部３ｂを有し、その内面にねじ溝３ｂｃが形成されている。そして、この注出口１をカートン２に取り付けるには、カートン５の注出口取付穴６に、注出口１のキャップ３及びノズル部２ｂを内側から挿入し、フランジ部２ａをカートン５の裏面に押し当て、そのフランジ部２ａとカートンとを超音波シール或いは熱板によるヒートシールなどにより接合する方法が採られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の注出口では、キャップ３を一旦外し、注出口本体２を開封しても、キャップ３を元のように注出口本体２のノズル部２ｂに締め込んでおくと、外観はキャップ開栓前となんら変わらない。このため、例えば、店頭にあるカートンの注出口に対して、誰かがいたずらでキャップを外し、開封等の改ざんを行っても、キャップを元通りにしておけば見分けがつかず、改ざんの有無を認識できないといった問題があった。そこで、いたずらによる開封を防止するため、一部のカートンでは、注出口を含むカートン全体をシュリンク包装することが行われているが、シュリンク包装はコストアップをもたらすのみならず、工程でトラブルを生じやすいといった問題があった。
【０００４】
シュリンク包装を用いないで注出口の開封防止を図る方法として、ボトル容器のキャップに多く用いられている開封防止構造を用いることが考えられる。すなわち、キャップの下端領域（なお、本明細書においてキャップの上、下は、注出口１を図８に示すように置いた状態について述べるものとする）を注出口本体に回転しないように噛み合わせる係止用リング部とし、そのリング部とキャップの本体部分とを細いブリッジで連結しておき、キャップの開封時にはブリッジを破断する構造とすることが考えられる。この開封防止構造では、キャップ開封によりブリッジが破断されるため、開封の有無を容易に見分けることができる。しかしながら、注出口のキャップはその全高寸法をあまり高くできないため（高くするとカートンからはみ出るため）、キャップの一部領域を係止用リング部とすると、残りのキャップの本体部分（有効部分）の高さが低くなって持ち手が短くなり、キャップが掴み難くなるとか、ねじ嵌合部が少なくなるためオーバーラントルクが低下してしまうとか、開栓トルクの安定性が低下するとか、輸送時におけるキャップのゆるみが生じる恐れがあるといった問題が生じる。
【０００５】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、キャップの有効部分を短くすることなく、キャップ開栓の有無を容易に見分けることが可能な改ざん防止機能付注出口を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、キャップ開栓の有無を容易に識別可能とするため、注出口本体にねじ嵌合して取り付けるキャップの下端領域に、その注出口をカートンへ取り付けた際にはカートンによって隠れる位置となるが、キャップを外した時にはキャップによってカートンの外に引き出されるフラップを設けるという構成としたものである。この構成により、キャップを開栓すると、隠れていたフラップが外に引き出され、その後、そのキャップを元のように注出口本体に取り付けても、フラップはカートンの外側の見える位置に残り、このフラップを見ることにより、開栓の有無を容易に見分けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明は上記したようにキャップの下端領域にフラップを設けることを特徴とする。本発明の実施に当たって、キャップやフラップは種々な形態とすることができる。前記フラップは、単に１個設けるのみでもよいが、キャップの周方向に等間隔に複数個設けておくと、開栓した後に再度閉栓し、フラップがカートン外側に出ていた場合にそれを見落とすことが少なくなり好ましい。なお、フラップの個数は多いほど見落としの恐れは少なくなるが、あまり多くすると、キャップ開封時にフラップを引き出すための力が大きくなり、開封が困難になり、このためフラップを周方向に等間隔に３個又は４個設けるのが更に好ましい。
【０００８】
本発明に用いるキャップは、注出口をカートンに取り付けた状態において完全にカートン外に位置する形態のものでもよいし、キャップ下端が前記カートンに形成している注出口取付穴内に挿入されている形態のものでもよい。キャップとして、注出口をカートンに取り付けた状態において完全にカートン外に位置する形態のものを用いる場合には、前記フラップを前記キャップの下端から横方向に延びるように形成しておくことが好ましい。この構成とすると、キャップを外してフラップを引き出した後、フラップはキャップの横方向に延びる状態となるため、キャップを注出口本体のノズルに再度取り付けた際、フラップがカートンの注出口取付穴内に再度挿入されてしまうということがなく、確実にカートン外部に位置することとなり、開封されたことを確実に知らせることができる。なお、フラップのキャップに対する連結位置は、キャップ下端が好ましいが、キャップ下端に限らず、下端より少し上方の位置であってもよい。
【０００９】
キャップとして、注出口をカートンに取り付けた状態においてキャップ下端が前記カートンの注出口取付穴内に挿入されている形態のものを用いる場合には、フラップを前記キャップの、注出口取付穴内に挿入されている領域のほぼ中央に連結しておくことが好ましい。この構成とすると、注出口をカートンの注出口取付穴に挿入して取り付ける際、フラップは注出口取付穴の長さ（カートンの厚さ）のほぼ半分に入るのみであるので、注出口を注出口取付穴へ挿入する際の、フラップによる抵抗があまり大きくならず、注出口挿入を容易に実施できる。また、注出口をカートンに取り付けた状態ではフラップの一部が注出口取付穴内に位置するので、その分フラップを長くすることができ、キャップ開栓後にカートン外に位置するフラップを見やすくできる。
【００１０】
また、キャップとして、注出口をカートンに取り付けた状態においてキャップ下端が前記カートンの注出口取付穴内に挿入されている形態のものを用いる場合、フラップを前記キャップの、注出口取付穴内に挿入されている領域から斜め上方に延びるように設けることも好ましい。この構成とすると、キャップを外してフラップをカートンから引き出した後、そのフラップはキャップから斜め上方に延びる形態に戻り、このためキャップを注出口本体のノズル部に再度取り付けた際、フラップが確実にカートンの外側に位置することとなり、開栓されたことを確実に知らせることができる。
【００１１】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。図１は本発明の一実施例の注出口を示すもので、（ａ）はその注出口を（ｂ）の矢印Ａ−Ａ方向に見た概略断面図、（ｂ）はその注出口の概略平面図、図２（ａ）はその注出口をカートンに取り付けた状態で示す概略断面図、（ｂ）はその概略平面図、図３（ａ）はカートンに取り付けた注出口からキャップを外した状態を示す概略断面図、図３（ｂ）、（ｃ）はそのキャップを再度取り付けた状態を示す概略断面図及び概略平面図である。全体を参照符号１Ａで示す注出口は、注出口本体２とキャップ３Ａとで構成されている。この注出口１Ａは、カートン５に取り付けた状態ではキャップ３Ａの全体がカートンの外側に出ている形態のものである。注出口本体２は図８に示す従来の注出口本体２と同様な構造である。一方、キャップ３Ａは、図８に示す従来のキャップ３と同様に、天板部３ａと、内面にねじ溝３ｂｃを備えた筒状部３ｂを有するものであるが、従来とは異なり、キャップ下端外周に等間隔で４個のフラップ３ｃを横方向に延びるように設けている。
【００１２】
ここで、キャップ３Ａに形成するフラップ３ｃの長さは、図２（ａ）に示すように、フラップ３ｃをカートン５の裏側に隠れるように配置した際に、そのフラップ３ｃがカートン５とフランジ部２ａとのシール領域７には届かないように設定されている。これにより、フラップ３ｃの先端がカートン５とフランジ部２ａの間にはさみ込まれたとしても、単に挟まれるのみでシールされることはなく、引き出すことが可能である。フラップ３ｃの厚さは、注出口１Ａをカートン５に取り付けた際、図２（ａ）で示すようにフラップ３ｃがカートン５で隠れる位置に容易に変形することができ、且つキャップ３Ａを注出口本体２から外した時には、容易にカートン５とフランジ部２ａとの間から引き抜くことができるように定めるものであり、具体的には、０．０５ｍｍ〜０．５ｍｍ程度に選定することが好ましく、更には、０．０５ｍｍ〜０．２ｍｍ程度に選定することが一層好ましい。なお、フラップ３ｃの厚さは、全体を一定としてもよいが、フラップ３ｃの根本を、容易に変形するよう若干薄くすることが好ましい。フラップ３ｃのキャップ周方向の位置は、図１（ｂ）に示すように、キャップ３Ａを注出口本体２のノズル部２ｂにねじ込んで閉栓した時に、フラップ３ｃが注出口本体２に設けている４個のカートン止め２ｂｂの中間位置となるように定めている。フラップ３ｃはキャップ成形時に一体に成形される。
【００１３】
上記構造の注出口１Ａも従来と同様にカートン５に取り付けて使用される。すなわち、注出口本体２のノズル部２ｂにキャップ３Ａを取り付けた状態で、カートン５の内側から注出口取付穴６に、キャップ３Ａを保持したノズル部２ｂを差し込み、フランジ部２ａをカートン５の裏面に押し付け、超音波シール或いは熱板によるヒートシール等によって固定する。この際、キャップ３Ａに設けているフラップ３ｃは、カートン５によって押さえられ、図２（ａ）に示すように、注出口取付穴６を通ってカートン５の裏面側に回り込んだ状態となる。かくして、図２（ｂ）に示すように、フラップ３ｃはカートン５で隠された状態となる。これが正常な状態である。そして、図３（ａ）に示すように、キャップ３Ａを外してゆくと、フラップ３ｃはカートン５から引き出される。その後、キャップ３Ａを再度注出口本体２のノズル部２ｂにねじ込んで閉栓すると、図３（ｂ）、（ｃ）に示すように、フラップ３ｃはカートン５の外側に位置することとなり、容易に見ることができる。すなわち、図２（ｂ）に示すようにフラップ３ｃが見えない時は未開栓の状態であり、図３（ｃ）に示すようにフラップ３ｃが見える時は開栓した後の状態である。かくして、フラップ３ｃを見ることで開栓の有無を容易に見分けることができ、例えば、店頭で販売しているカートンをだれかがいたずらで開栓し、再度キャップ３Ａを取り付けておいたとしても、容易に開栓したことを見分けることができる。
【００１４】
上記したように、この実施例の注出口は、キャップ３Ａに単にフラップ３ｃを設けておくのみで、注出口のカートンに対する取り付けは従来と同様に実施でき、従って、従来の装置をそのまま用いて注出口取り付けを行うことができる。また、キャップ３Ａの高さは従来のものと同じであるので、キャップが掴み難くなるとか、ねじ嵌合部が少なくなるためオーバーラントルクが低下してしまうとか、開栓トルクの安定性が低下するとか、輸送時におけるキャップのゆるみが生じる恐れがあるといった問題は全く生じない。
【００１５】
図４は、本発明の他の実施例に係る注出口１Ｂを示すものである。この注出口１Ｂも注出口本体２Ｂとキャップ３Ｂを備えたものであるが、ここで用いているキャップ３Ｂは、その下端をカートン５の注出口取付穴６内に挿入させておく形態のものであり、キャップ下端が注出口本体２Ｂのフランジ部２ａに近接する位置まで延びており、且つ下端からカートン５の厚み分にほぼ等しい距離だけ離れた位置に、周方向に等間隔に４個のカートン止め３ｄが形成されている。このキャップ３Ｂの下端近傍の外周には、４個のフラップ３ｅが、周方向に等間隔に且つカートン止め３ｄ、３ｄの中間に位置するように形成されている。注出口本体２Ｂは、ノズル部２ｂの根本部分までキャップ３Ｂをかぶせることができるよう細くなっている。その他の構成は図１に示す注出口１Ａと同様である。
【００１６】
ここで、キャップ３Ｂに形成するフラップ３ｅの筒状部３ｂに対する連結位置は、キャップ３Ｂの下端領域であればどこでもよいが（例えば、キャップ３Ｂの下端でも、注出口をカートンに取り付けた状態でカートン５より上となる位置でもよいが）、本実施例では、図５に示すように、キャップ３Ｂの、注出口取付穴６内に挿入される領域のほぼ中央に連結されるようにフラップ３ｅを設けている。更に、フラップ３ｅはキャップ３Ｂの筒状部３ｂから斜め上方に延びるように設けている。フラップ３ｅの長さは、図５（ｂ）に示すように、フラップ３ｅをカートン５の裏側に隠れるように配置した際に、そのフラップ３ｅがカートン５とフランジ部２ａとのシール領域７には届かないように設定されている。これにより、フラップ３ｅの先端がカートン５とフランジ部２ａの間にはさみ込まれたとしても、単に挟まれるのみでシールされることはない。フラップ３ｅの厚みも、前記した実施例と同様に、０．０５ｍｍ〜０．５ｍｍ程度に選定することが好ましく、更には、０．０５ｍｍ〜０．２ｍｍ程度に選定することが一層好ましく、且つフラップ３ｅの根本部分は若干薄くすることが好ましい。
【００１７】
図４に示す注出口１Ｂも、図１に示す注出口１Ａと同様に使用される。すなわち、注出口本体２Ｂのノズル部２ｂにキャップ３Ｂを取り付けた状態で、カートン５の内側から注出口取付穴６に、キャップ３Ｂを保持したノズル部２ｂを差し込み、フランジ部２ａをカートン５の裏面に押し付け、超音波シール或いは熱板によるヒートシール等によって固定する。この際、キャップ３Ｂに設けているフラップ３ｅは、カートン５によって押さえられ、図５（ｂ）に示すように、カートン５の裏面側に回り込んだ状態となる。かくして、フラップ３ｅはカートン５で隠された状態となる。これが正常な状態である。そして、図６（ａ）に示すように、キャップ３Ｂを外してゆくと、フラップ３ｅはカートン５から引き出され、元の斜め上方に延びる形状に戻る。その後、キャップ３Ｂを再度注出口本体２Ｂのノズル部２ｂにねじ込んで閉栓すると、図６（ｂ）に示すように、フラップ３ｃはカートン５の外側に位置することとなり、容易に見ることができる。かくして、フラップ３ｅを見ることで開栓の有無を容易に見分けることができ、例えば、店頭で販売しているカートンをだれかがいたずらで開栓し、再度キャップ３Ｂを元通りに戻しておいたとしても、容易に開栓したことを見分けることができる。
【００１８】
ここで、フラップ３ｅを、キャップ３Ｂの下端の、カートン５の注出口取付穴６内に挿入される領域のほぼ中央に連結したことにより、次の利点が得られる。すなわち、注出口１Ｂをカートン５の注出口取付穴６に挿入して取り付ける際、フラップ３ｅは注出口取付穴６の長さ（カートン５の厚さ）のほぼ半分に入るのみであるので、注出口１Ｂを注出口取付穴６へ挿入する際の、フラップ３ｅによる抵抗があまり大きくならず、注出口挿入を容易に実施できる。また、注出口１Ｂをカートンに取り付けた状態ではフラップ３ｅの一部が注出口取付穴６内に位置するので、その分フラップ３ｅを長くすることができ（その分フラップ３ｅを長くしても、フラップ３ｅの先端がシール部７に届くことはない）、キャップ再閉栓時にカートン５の外に位置するフラップ３ｅを見やすくできる。また、フラップ３ｅを斜め上方に延びるように設けたことにより、次の利点が得られる。すなわち、キャップ３Ｂを外してフラップ３ｅをカートン５から引き出した後、そのフラップ３ｅは斜め上方に延びる形態に戻り、このためキャップ３Ｂを注出口本体２Ｂのノズル部２ｂに再度ねじ込んでゆく際、フラップ３ｅの先端が、注出口取付穴６内に入ってしまうということがなく、このためフラップ３ｅが確実にカートン５の外側に位置することとなり、開栓の有無を確実に知らせることができる。
【００１９】
【発明の効果】
以上のように、本発明の注出口は、キャップの下端領域に、その注出口をカートンへ取り付けた際にはカートンによって隠れる位置となるが、キャップを外した時にはキャップによってカートンの外に引き出されるフラップを形成するという構成としたものであるので、キャップを開封すると、隠れていたフラップが外に引き出され、そのキャップを再度注出口本体に取り付けても、フラップはカートンの外側の見える位置に残り、このため開栓の有無を容易に見分けることができる。しかも、この注出口は、キャップに単にフラップを形成しただけのものであるので、カートンに対する取り付けは従来と同様に実施でき、従って、従来の装置をそのまま用いて注出口取り付けを行うことができ、あまりコストアップをもたらすことなく、注出口の改ざん防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本発明の一実施例の注出口を示すもので、注出口を（ｂ）の矢印Ａ−Ａ方向に見た概略断面図
（ｂ）はその注出口の概略平面図
【図２】（ａ）は図１に示す注出口をカートンに取り付けた状態で、且つ（ｂ）の矢印Ｂ−Ｂ方向に見た概略断面図
（ｂ）はカートンに取り付けた注出口の概略平面図
【図３】（ａ）はカートンに取り付けた注出口からキャップを外した状態を示す概略断面図
（ｂ）はそのキャップを再度取り付けた状態を示す概略断面図
（ｃ）はその概略平面図
【図４】（ａ）は本発明の他の実施例の注出口を示すもので、注出口を（ｂ）の矢印Ｃ−Ｃ方向に見た概略断面図
（ｂ）はその注出口の概略平面図
【図５】（ａ）は図４の注出口のフラップを設けた領域を拡大して示す概略断面図
（ｂ）は（ａ）に示す領域を、注出口をカートンに取り付けた状態で示す概略断面図
【図６】（ａ）は図５（ｂ）に示す領域を、キャップを取り外す途中の状態で示す概略断面図
（ｂ）は（ａ）に示す領域を、キャップを再閉栓した状態で示す概略断面図
【図７】
注出口を取り付けたカートンの概略斜視図
【図８】
カートンに取り付けた従来の注出口の概略断面図
【符号の説明】
１、１Ａ、１Ｂ　注出口
２、２Ｂ　注出口本体
３、３Ａ、３Ｂ　キャップ
３ｃ、３ｅ　フラップ
５　カートン
６　注出口取付穴
７　シール部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a spout to be attached to a paper container (hereinafter, referred to as a carton) for containing milk, juice, liquor, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 7, a carton 5 provided with a spout 1 is widely used. The spout 1 includes a spout main body 2 and a cap 3 as shown in FIG. The spout body 2 includes a flange portion 2a for sticking to the back surface of the carton 5, a cylindrical nozzle portion 2b that penetrates a spout mounting hole 6 formed in the carton 5 and projects outside the carton, A shielding portion 2c for closing the portion 2b, an opening groove 2d provided so that a part of the shielding portion 2c can be easily opened, and a region surrounded by the opening groove 2d connected via a support portion 2e. Pull ring 2f and the like. The nozzle portion 2b has a fitting portion 2ba fitted into the spout mounting hole 6 of the carton 5, a carton stopper 2bb arranged at a constant interval in the circumferential direction, and a screw for fitting the cap 3 with a screw. A peak 2bc and the like are formed. The cap 3 has a top plate portion 3a and a cylindrical portion 3b, and a screw groove 3bc is formed on an inner surface thereof. Then, in order to attach the spout 1 to the carton 2, the cap 3 and the nozzle portion 2 b of the spout 1 are inserted into the spout mounting hole 6 of the carton 5 from the inside, and the flange portion 2 a is pressed against the back of the carton 5. The flange 2a and the carton are joined by ultrasonic sealing or heat sealing with a hot plate.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this kind of spout, even if the cap 3 is once removed and the spout body 2 is opened, if the cap 3 is tightened to the nozzle part 2b of the spout body 2 as before, the appearance becomes the cap. It is no different from before opening. For this reason, for example, even if someone removes the cap from the carton spout at the storefront and performs tampering such as opening, if the cap is restored, it is indistinguishable, and if there is tampering, There was a problem that it could not be recognized. Therefore, in some cartons, the entire carton including the spout is shrink-wrapped to prevent opening by mischief.However, shrink-wrapping not only increases costs but also causes trouble in the process. There was a problem that it was easy.
[0004]
As a method of preventing opening of the spout without using shrink wrapping, it is conceivable to use an opening preventing structure that is often used for caps of bottle containers. That is, the lower end region of the cap (the upper and lower portions of the cap in this specification will be described with reference to a state where the spout 1 is placed as shown in FIG. 8) is engaged with the spout body so as not to rotate. It is conceivable to use a locking ring, connect the ring to the main body of the cap with a thin bridge, and break the bridge when the cap is opened. In this unsealing prevention structure, since the bridge is broken by opening the cap, the presence or absence of the unsealing can be easily discriminated. However, since the cap of the spout cannot have a very high overall height (the protruding portion will protrude from the carton), if a part of the cap is used as a locking ring portion, the height of the remaining cap body (effective portion) is increased. Lowering the handle length, making it difficult to grasp the cap, reducing the overrun torque due to the reduced number of screw fittings, lowering the opening torque stability, and There is a problem that the cap may be loosened.
[0005]
The present invention has been made in view of such a problem, and has an object to provide a tampering prevention function-equipped spout capable of easily discriminating the presence or absence of cap opening without shortening the effective portion of the cap. I do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in order to be able to easily identify the presence or absence of cap opening, in the lower end region of the cap that is screwed to the spout main body, when the spout is attached to the carton, the position hidden by the carton. However, when the cap is removed, the flap is drawn out of the carton by the cap. With this configuration, when the cap is opened, the hidden flap is pulled out, and then, even if the cap is attached to the spout body again, the flap remains in a visible position outside the carton, , It is possible to easily determine the presence or absence of opening.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention is characterized in that a flap is provided in the lower end region of the cap as described above. In practicing the present invention, the cap and the flap can have various forms. The flaps may be simply provided one by one.However, if a plurality of flaps are provided at equal intervals in the circumferential direction of the cap, the caps are opened and then closed again, and if the flaps are out of the carton, they are overlooked. Is preferred. In addition, as the number of flaps increases, the risk of oversight decreases, but when the number of flaps increases, the force for pulling out the flaps when opening the cap increases, making it difficult to open the flaps. It is more preferable to provide four or four.
[0008]
The cap used in the present invention may be in a form in which the spout is completely located outside the carton when the spout is attached to the carton, or in a form in which the lower end of the cap is inserted into a spout mounting hole formed in the carton. It may be. In the case where a cap having a form in which the spout is attached to the carton and completely located outside the carton is used, it is preferable that the flap is formed so as to extend laterally from the lower end of the cap. With this configuration, after the cap is removed and the flap is pulled out, the flap extends in the lateral direction of the cap, so when the cap is attached to the nozzle of the spout body again, the flap is inserted into the spout mounting hole of the carton. Without being re-inserted, it is reliably positioned outside the carton, and it can be reliably notified that the package has been opened. The connection position of the flap to the cap is preferably the lower end of the cap, but is not limited to the lower end of the cap, and may be a position slightly above the lower end.
[0009]
When using a form in which the lower end of the cap is inserted into the spout mounting hole of the carton in a state where the spout is attached to the carton, the flap is inserted into the spout mounting hole of the cap. It is preferable to connect to almost the center of the region in which it is located. With this configuration, when the spout is inserted into the spout mounting hole of the carton and mounted, the flap only enters substantially half the length of the spout mounting hole (the thickness of the carton). When inserted into the outlet mounting hole, the resistance due to the flap is not so large, and the spout can be easily inserted. In addition, when the spout is attached to the carton, a part of the flap is located in the spout mounting hole, so that the flap can be lengthened accordingly, and the flap located outside the carton after the cap is opened can be easily seen.
[0010]
Further, when a cap having a form in which the lower end of the cap is inserted into the spout mounting hole of the carton in a state where the spout is attached to the carton is used, the flap is inserted into the spout mounting hole of the cap. It is also preferable to provide it so as to extend obliquely upward from the region where it exists. With this configuration, after the cap is removed and the flap is pulled out of the carton, the flap returns to a form extending obliquely upward from the cap, so that when the cap is re-attached to the nozzle portion of the spout body, the flap is securely inserted. Since it is located outside the carton, it can be reliably notified that the cap has been opened.
[0011]
【Example】
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention shown in the drawings will be described. 1A and 1B show a spout of one embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a schematic sectional view of the spout viewed in the direction of arrow AA in FIG. 1B, and FIG. FIG. 2A is a schematic cross-sectional view showing the spout attached to a carton, FIG. 2B is a schematic plan view thereof, and FIG. 3A is a cap removed from the spout attached to the carton. FIGS. 3B and 3C are a schematic cross-sectional view and a schematic plan view, respectively, showing a state in which the cap is attached again. The spout, which is generally designated by reference numeral 1A, comprises a spout body 2 and a cap 3A. The spout 1A is of a form in which the entire cap 3A projects outside the carton when attached to the carton 5. The spout body 2 has the same structure as the conventional spout body 2 shown in FIG. On the other hand, the cap 3A has a top plate portion 3a and a cylindrical portion 3b provided with a thread groove 3bc on the inner surface, similarly to the conventional cap 3 shown in FIG. Four flaps 3c are provided at equal intervals on the outer periphery so as to extend in the lateral direction.
[0012]
Here, the length of the flap 3c formed on the cap 3A is such that when the flap 3c is arranged so as to be hidden behind the carton 5 as shown in FIG. It is set so that it does not reach the seal area 7 with 2a. Thus, even if the tip of the flap 3c is sandwiched between the carton 5 and the flange portion 2a, the flap 3c can be pulled out without being sealed merely by being sandwiched. When the spout 1A is attached to the carton 5, the thickness of the flap 3c can be easily changed to a position where the flap 3c is hidden by the carton 5, as shown in FIG. When it is detached from the main body 2, it is set so that it can be easily pulled out from between the carton 5 and the flange portion 2a. Specifically, it is preferable to select about 0.05 mm to 0.5 mm, Further, it is more preferable to select the thickness to be about 0.05 mm to 0.2 mm. In addition, the thickness of the flap 3c may be constant throughout, but it is preferable that the root of the flap 3c is slightly thinned so as to be easily deformed. The position of the flap 3c in the cap circumferential direction is such that the flap 3c is provided on the spout body 2 when the cap 3A is screwed into the nozzle portion 2b of the spout body 2 as shown in FIG. It is determined to be at an intermediate position between the carton stoppers 2bb. The flap 3c is formed integrally when the cap is formed.
[0013]
The spout 1A having the above structure is used by being attached to the carton 5 as in the conventional case. That is, with the cap 3A attached to the nozzle portion 2b of the spout body 2, the nozzle portion 2b holding the cap 3A is inserted into the spout attachment hole 6 from the inside of the carton 5, and the flange portion 2a is attached to the back of the carton 5. And fixed by ultrasonic sealing or heat sealing with a hot plate. At this time, the flap 3c provided on the cap 3A is pressed by the carton 5, and as shown in FIG. 2 (a), goes around the back side of the carton 5 through the spout mounting hole 6. Thus, as shown in FIG. 2B, the flap 3c is hidden by the carton 5. This is a normal state. Then, as shown in FIG. 3A, when the cap 3A is removed, the flap 3c is pulled out of the carton 5. Thereafter, when the cap 3A is screwed again into the nozzle portion 2b of the spout body 2 and closed, the flap 3c is located outside the carton 5, as shown in FIGS. be able to. In other words, when the flap 3c is not visible as shown in FIG. 2B, it is in the unopened state, and when the flap 3c is visible as shown in FIG. 3C, it is the state after being opened. Thus, by looking at the flap 3c, the presence or absence of opening can be easily discriminated. For example, even if a carton sold at a store is opened by mischief and the cap 3A is attached again, It can be easily recognized that the cap has been opened.
[0014]
As described above, the spout of this embodiment is simply provided with the flap 3c on the cap 3A, and the spout can be attached to the carton in the same manner as in the prior art. Exit fittings can be made. Also, since the height of the cap 3A is the same as that of the conventional one, it is difficult to grasp the cap, the overrun torque is reduced due to the reduced number of screw fitting portions, and the stability of the opening torque is reduced. In this case, there is no problem that the cap may be loosened during transportation.
[0015]
FIG. 4 shows a spout 1B according to another embodiment of the present invention. The spout 1B also has a spout main body 2B and a cap 3B. The cap 3B used here has a lower end inserted into the spout mounting hole 6 of the carton 5. The lower end of the cap extends to a position close to the flange portion 2a of the spout body 2B, and the four cartons are arranged at equal intervals in the circumferential direction at a position separated from the lower end by a distance substantially equal to the thickness of the carton 5. A stop 3d is formed. Four flaps 3e are formed on the outer periphery near the lower end of the cap 3B at equal intervals in the circumferential direction and in the middle of the carton stops 3d, 3d. The spout body 2B is so thin that the cap 3B can be covered over the root of the nozzle 2b. Other configurations are the same as those of the spout 1A shown in FIG.
[0016]
Here, the connection position of the flap 3e formed on the cap 3B with respect to the cylindrical portion 3b may be anywhere in the lower end region of the cap 3B (for example, even at the lower end of the cap 3B, with the spout attached to the carton). In this embodiment, as shown in FIG. 5, the flap 3e is connected to almost the center of the region of the cap 3B to be inserted into the spout mounting hole 6, as shown in FIG. Provided. Further, the flap 3e is provided so as to extend obliquely upward from the cylindrical portion 3b of the cap 3B. As shown in FIG. 5 (b), when the flap 3e is arranged so as to be hidden behind the carton 5, the flap 3e has a length in the sealing area 7 between the carton 5 and the flange 2a. It is set not to reach. Thereby, even if the tip of the flap 3e is sandwiched between the carton 5 and the flange portion 2a, the flap 3e is merely sandwiched and is not sealed. The thickness of the flap 3e is preferably selected to be about 0.05 mm to 0.5 mm, more preferably about 0.05 mm to 0.2 mm, as in the above-described embodiment. It is preferable that the root of 3e is slightly thinner.
[0017]
The spout 1B shown in FIG. 4 is used similarly to the spout 1A shown in FIG. That is, with the cap 3B attached to the nozzle 2b of the spout main body 2B, the nozzle 2b holding the cap 3B is inserted into the spout mounting hole 6 from the inside of the carton 5, and the flange 2a is attached to the back of the carton 5. And fixed by ultrasonic sealing or heat sealing with a hot plate. At this time, the flap 3e provided on the cap 3B is pressed by the carton 5 and is turned around to the back side of the carton 5, as shown in FIG. Thus, the flap 3e is hidden by the carton 5. This is a normal state. Then, as shown in FIG. 6A, when the cap 3B is removed, the flap 3e is pulled out of the carton 5, and returns to the original shape extending obliquely upward. Thereafter, when the cap 3B is again screwed into the nozzle portion 2b of the spout body 2B and closed, the flap 3c is located outside the carton 5, as shown in FIG. 6B, and can be easily seen. Thus, the presence or absence of opening can be easily discriminated by looking at the flap 3e. For example, someone opened the carton sold at the store by mischief, and then returned the cap 3B again. Thus, it can be easily recognized that the cap has been opened.
[0018]
Here, the following advantages are obtained by connecting the flap 3e to the lower end of the cap 3B at substantially the center of the region inserted into the spout mounting hole 6 of the carton 5. That is, when the spout 1B is inserted into the spout mounting hole 6 of the carton 5 and mounted, the flap 3e only enters substantially half the length of the spout mounting hole 6 (the thickness of the carton 5). When the outlet 1B is inserted into the spout mounting hole 6, the resistance of the flap 3e is not so large, and the spout can be easily inserted. Further, when the spout 1B is attached to the carton, a part of the flap 3e is located in the spout mounting hole 6, so that the flap 3e can be lengthened accordingly (even if the flap 3e is lengthened accordingly, The tip of the flap 3e does not reach the seal portion 7), and the flap 3e located outside the carton 5 can be easily seen when the cap is re-closed. The following advantages are obtained by providing the flap 3e so as to extend obliquely upward. That is, after the cap 3B is removed and the flap 3e is pulled out of the carton 5, the flap 3e returns to a form extending obliquely upward. Therefore, when the cap 3B is screwed into the nozzle portion 2b of the spout body 2B again, the flap 3e The tip of 3e does not enter into the spout mounting hole 6, so that the flap 3e is reliably located outside the carton 5 and the presence or absence of opening can be reliably notified.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, the spout of the present invention is located at the lower end region of the cap and is hidden by the carton when the spout is attached to the carton, but is pulled out of the carton by the cap when the cap is removed. The flap is formed so that when the cap is opened, the hidden flap is pulled out, and even if the cap is attached to the spout again, the flap remains in a visible position outside the carton. Therefore, the presence or absence of opening can be easily discriminated. Moreover, since the spout is merely a flap formed on the cap, the spout can be attached to the carton in the same manner as in the prior art. Therefore, the spout can be attached using the conventional device as it is. It is possible to prevent the spout from being tampered without significantly increasing the cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) shows a spout of one embodiment of the present invention, and FIG. 1 (b) is a schematic sectional view of the spout viewed in the direction of arrow AA in FIG. 1 (b). FIG. 2A is a schematic cross-sectional view of the spout shown in FIG. 1 in a state where the spout is attached to a carton, and FIG. FIG. 3 (a) is a schematic sectional view showing a state where a cap is removed from a spout attached to a carton, FIG. 3 (b) is a schematic sectional view showing a state where the cap is attached again, and FIG. FIG. 4 (a) shows a spout of another embodiment of the present invention, and FIG. 4 (b) is a schematic sectional view of the spout viewed in the direction of arrow CC in FIG. FIG. 5 (a) is an enlarged schematic cross-sectional view showing a region where a spout flap is provided in FIG. 4, and FIG. 5 (a) is a schematic cross-sectional view of FIG. FIG. 6 (a) is a schematic cross-sectional view showing the area shown in FIG. 5 (b) with the spout attached to the carton, and FIG. FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing the region shown in a) with the cap reclosed.
Schematic perspective view of a carton fitted with a spout [Fig. 8]
Schematic sectional view of a conventional spout attached to a carton [Explanation of symbols]
1, 1A, 1B Spout 2, 2B Spout main body 3, 3A, 3B Cap 3c, 3e Flap 5 Carton 6 Spout mounting hole 7 Seal part

Claims

A spout body including a flange portion to be attached to the back of the carton and a cylindrical nozzle portion protruding out of the carton through a spout mounting hole formed in the carton, and a nozzle portion of the spout body At the lower end area of the cap, the spout is in a position hidden by the carton when the spout is attached to the carton, but when the cap is removed, the cap is A tamper-proof outlet with a flap that is pulled out of the carton.

2. The spout according to claim 1, wherein a plurality of the flaps are provided at equal intervals in a circumferential direction.

The cap is configured to be located completely outside the carton when the spout is attached to the carton, and the flap is formed to extend laterally from a lower end of the cap. Item 1. An outlet with a tamper-proof function according to item 1 or 2.

The cap has a form in which a lower end of the cap is inserted into a spout mounting hole of the carton in a state where the spout is attached to the carton, and the flap is inserted into the spout mounting hole of the cap. 3. The spout with falsification prevention function according to claim 1, wherein the spout is connected to substantially the center of a region where the spout is located.

The cap has a form in which a lower end of the cap is inserted into a spout mounting hole of the carton in a state where the spout is attached to the carton, and the flap is inserted into the spout mounting hole of the cap. 3. The spout with falsification prevention function according to claim 1, wherein the spout is provided so as to extend obliquely upward from a region where the spout is provided.