JP2003536080A - 放射線検出装置及び方法 - Google Patents

放射線検出装置及び方法

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JP2003536080A
JP2003536080A JP2002502475A JP2002502475A JP2003536080A JP 2003536080 A JP2003536080 A JP 2003536080A JP 2002502475 A JP2002502475 A JP 2002502475A JP 2002502475 A JP2002502475 A JP 2002502475A JP 2003536080 A JP2003536080 A JP 2003536080A
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フランケ、トム
ペスコフ、ウラジミール
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    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/185Measuring radiation intensity with ionisation chamber arrangements
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Abstract

(57)【要約】 本発明は放射線検出装置に関する。この装置は、入射放射線に依存する形で光電子を放出するのに適したフォトカソード(8)と、放射線ビーム(1)が放射線入射口を通って装置に入射可能であるとともに、見通し角で前記フォトカソードに衝突可能とすべく配置された放射線入射口(33)と、フォトカソードから放出された光電子をアバランシェ増幅させるのに適した電子アバランシェ増幅器(21,27,29,53)と、増幅器からのアバランシェ増幅された電子を検出するのに適した読み出し機構(27,29)とを有する。本発明はさらに、この装置に対応する形の電離放射線を検出する方法と、前記検出装置を有し、平面状ビームX線撮影に用いる機構に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は放射線を検出する装置及び方法一般に関する。 本発明は、例えば、医療用放射線学、コンピュータ断層撮影(CT)、顕微鏡
法、非破壊試験を含む種々の分野に使用可能である。
【0002】 気体検出器は一般的に、約10keVよりも低い光子エネルギーでは非常に魅
力的である。気体検出器の主たる利点は、固体検出器に較べて安価に製造できる
ことと、気体増幅を利用して大幅に(数桁のオーダーで)信号振幅を増幅させ得
ることである。しかしながら、10keVを超えるエネルギーでは、気体検出器
は、気体の阻止能が光子エネルギーの増大とともに急激に低下する点でその利点
が低減する。この結果空間分解能が大きく悪化するが、この悪化は、多くの場合
には多様である放射線が入射する際のビームの変換ポイントに視差の誤差が生じ
ることと、X線吸収の結果生成される所謂長い飛程の電子の飛跡が延びることと
に起因する。
【0003】 空間分解能は平面状ビームX線撮影に使用される気体検出器により改善可能で
あり、この気体検出器においては、光子と気体原子との間の相互作用により放出
された電子を入射放射線にちょうど直交する方向に引き抜くことができる。その
ような類の検出器は、本願出願者が本発明と同時係属中で、1998年10月1
9日出願の国際出願番号PCT/SE98/01873の「平面状ビームX線撮
影の方法及び装置と放射線検出器」に記載されている。
【0004】 光子と気体原子との間の相互作用を利用するこのような検出器は、比較的奥行
きのある構造とする必要があり、さらに加圧気体を備える必要がある。またこの
検出器は、入射放射線との相互作用、及び加速電子との相互作用(電子増倍中に
)に最適化された気体を使用する必要がある。
【0005】 本発明の目的は電離放射線を検出する装置及び方法を提供することにある。こ
れら装置及び方法はアバランシェ増幅を利用するものであり、これら装置及び方
法によって高い空間分解能が得られる。
【0006】 本発明のさらなる目的は、電離放射線を検出する装置及び方法を提供すること
にあり、これら装置及び方法は高効率であり、高効率であることにより高い信号
対ノイズ比を示す。
【0007】 本発明のさらなる目的は、電離放射線を検出する装置及び方法を提供すること
にあり、これら装置及び方法は高感度であり、高感度であるが故に非常に低いX
線束密度でもって使用することが可能となる。
【0008】 本発明のさらなる目的は、電離放射線を検出する装置及び方法を提供すること
にあり、これら装置及び方法は高効率、高速、高精度であり、高信頼性を示し、
操作性が良く、低コストである。
【0009】 本発明のさらなる目的は、電離放射線を検出する装置及び方法を提供すること
にあり、これら装置及び方法においては、検出中に放出される電子を入射放射線
にちょうど直交する方向に引き抜くことができる。これにより、極めて高い空間
分解能を得ることが可能となる。
【0010】 本発明のさらなる目的は、電離放射線を検出する装置及び方法を提供すること
にあり、これら装置及び方法は、性能を劣化させることなく高いX線束密度で動
作可能であり、稼働寿命が長い。
【0011】 本発明によるこれらの目的は、添付の請求項において請求する装置及び方法を
用いて達成することができる。 検出装置のフォトカソードから放出される電子をアバランシェ増幅させること
により、極めて高感度な装置及び方法を実現可能である。こうして実現した装置
及び方法により、極めて低い線量の放射線を使用することが可能となる上に、十
分に高い信号レベルを得ることができて極めて低いノイズレベルを示す画像を生
成可能である。
【0012】 本発明のさらなる利点は、本発明の検出装置が磁界に対して非常に高い感度を
示すことがないことである。 本発明のさらなる利点は、この発明により高感度であってしかも広い領域をカ
バーできる検出装置を低コストで製造及び使用が可能となることである。
【0013】 本発明のさらなる特徴及びその利点は、ここに示される本発明の好適な実施形
態の以下の詳細記述と、図示する添付の図1,2とにより明らかとなる。これら
の記述及び図により本発明が説明されるからといってこれらが本発明を制限する
ものではない。
【0014】 以下の記載においては、説明の目的でかつ限定する目的でなく、特定の寸法及
び材料などの特定の詳細を示して本発明の理解を完全なものとする。しかしなが
ら、本発明がこれらの特定の詳細とは異なる他の実施形態においても実施され得
ることは当業者には明らかであろう。
【0015】 図1は平面状X線ビーム1の平面に直交する平面で切断したときの断面図にお
ける平面状ビームX線撮影用の機構を模式的に示す図であり、これを参照しなが
ら本発明の好適な実施形態について記載する。
【0016】 この配置はX線源(図示せず)を有し、このX線源は、コリメータ窓5と協同
して平面状で扇形のX線ビーム1を生成し、撮影すべき対象物7を照射する。コ
リメータ窓5はX線回折ミラー又はX線レンズなど、ほぼ平面状となるX線ビー
ムを形成し得る他の手段に置き換え得る。
【0017】 対象物7を通過したビームは検出装置9に入射する。X線ビームに対して位置
合わせしてあり、X線ビーム1の装置9への入射口とするスリット窓又はコリメ
ータ窓11が随意に設けられる。入射X線光子の大部分は検出器9の中で検出さ
れ、検出器9はチャンバー13,53と、フォトカソード17,18と、アバラ
ンシェカソード21と、アバランシェアノード27,29とを有する。
【0018】 装置9は、X線ビームをフォトカソード機構17,18とアバランシェカソー
ド機構21との間を横向きに入射させ、フォトカソード機構に見通しの入射角、
すなわち、小さな見通し角αで衝突させるべく配置及び配向される。平面状ビー
ムの厚さt、見通し角α及び装置9の奥行きD(すなわち、入射放射線の方向の
長さ)の間の関係は、ビーム1がフォトカソード機構の大部分を照射するように
設定することが好ましい。ここで分かり易くするために、図1では平面状ビーム
の厚さ及び見通し角αを誇張して描いている。典型的には、平面ビームの厚さt
は約50〜500マイクロメートル、見通し角αは約0.50〜50ミリラジア
ン、好適には2ミリラジアン未満、さらに好適には0.1〜2ミリラジアンの間
であり、検出装置9の奥行きDは約1〜10センチメートルである。見通し角α
を非常に小さい値とすることにより、空間分解能に悪影響を与えることなく高い
変換効率が得られる。
【0019】 フォトカソード機構17,18好適には誘電体基板17と薄いフォトカソード
層18とを有し、フォトカソード層は厚さが0.00001〜0.1ミリメート
ルのヨウ化セシウム層、又は有機光変換素子、或いは、他のあらゆる高効率の気
体、液体又は固体光変換素子である。フォトカソード層材料は低い仕事関数を有
し、入射放射線ビーム1に依存する形で光電子を放出可能、すなわち、仕事関数
が放射線ビーム1の光子エネルギーよりも低いことが必要である。
【0020】 また、フォトカソード機構17,18はフォトカソード層表面上に保護層(図
1には明示されていない)を有することがあり、保護層は、好適には0.01〜
1マイクロメートル厚さの例えばヨウ化セシウムである。フォトカソードは一般
的に、それに接触するあらゆる気体であり、時間の経過とともにフォトカソード
の量子効果を劣化させる、微量不純物に対して高感度である。このようにして保
護層がフォトカソード層18を保護して、フォトカソード層が装置9のチャンバ
ー13,53内の気体に直接触れないようにしているが、フォトカソード層表面
から放出された電子のみならず入射放射線も透過させる。また、保護層は次の現
象を防止するのに有利となるように光に対して不透明とする。すなわち、チャン
バー13,53には蛍光発光が生じ、この蛍光がフォトカソード層に達して、そ
こでさらに電子を放出させると検出に悪影響を及ぼす。保護層を光に対して不透
明としない場合には、保護層を薄い金属層で覆い、金属層が光に対して不透明と
なり、入射してくる放射線及び電子を透過させることとなる。
【0021】 電極機構17,18及び21は好適には互いにほぼ平行であり、短い距離、例
えば10マイクロメートル〜10ミリメートルだけ離間させる。また、装置を使
用している間、フォトカソード18とアバランシェカソード21との間に第1の
電圧を印加し、領域13にドリフト電界を生じさせ、電子を電極21に向けてド
リフトさせる。
【0022】 チャンバー13,53には気体を充填していることが好ましく、気体としては
、例えば二酸化炭素、又は例えばヘリウムとイソブタンとの混合物、或いは、電
子アバランシェ増倍に適した他のあらゆる気体とすることができる。気体は大気
圧であることが好ましいが、大気圧超でも大気圧未満でも良い。このような場合
においては、検出器は放射線を透過させる材料でできたスリット状入射窓を備え
た気体密閉筐体31を含み、この窓を通してX線ビーム1が検出器に入射する。
またここで、気体混合物の組成及び圧力は、気体が入射放射線ビーム1を吸収せ
ず、又は、より少量の入射放射線しか吸収しないように設定するものとする。
【0023】 装置9は、好適には放出光電子がアバランシェカソード機構21を通過するこ
とにより電子アバランシェ増幅領域に向かってドリフトして入るように構成する
。この構成の装置において、放出光電子は、装置の使用の間にアバランシェカソ
ード機構21とアバランシェアノード機構27,29との間に印加される第2の
電圧により増倍する。アバランシェアノード機構は誘電体基板29の上に導電性
アノード層27を有する。
【0024】 第2の電圧は、チャンバー部13からの光電子がカソード21を通過し、アノ
ード機構27,29に向かって加速され、電子増倍を起し、そして増倍アバラン
シェ電子が機構27,29に到達すべく選択される。アバランシェアノード機構
は装置9の読み出し機構も構成することが好ましく、これにより電子アバランシ
ェにより励起されたパルスを検出する。
【0025】 代替の方法として、読み出し機構はアノード機構27,29(図1には示さず
)から分離して形成する。 読み出し機構27,29は、検出したパルスをさらに処理するためにさらに信
号処理装置(図1には示さず)に接続される。異なるX線光子による電離作用に
よって生じるパルスは個々に検出可能であり、これにより単一光子の検出が可能
となる。
【0026】 X線源、コリメータ窓5、構成が任意のコリメータ窓11、及び検出器9は、
例えば支持体(図1には示さず)などの適切な手段により互いに対して結合及び
固定することが好ましい。
【0027】 次に図2を参照する。図2は図1のA−A線に沿った模式的、部分的な拡大断
面図であり、検出器についてさらに説明する。しかしながら、本発明がこのよう
な構成に限定されるものではないことを理解されたい。例えば、他のアバランシ
ェ増幅手段の構成が使用可能であることが、本願と同時係属中の1999年4月
14日出願のスウェーデン特許出願第9901325−2号の「放射線検出器−
−平面状X線撮影に用いられる装置及び電離放射線を検出する方法」にさらに詳
細に記載されている。同特許出願は本明細書において参照されることによりそれ
らのすべてが開示に含まれる。ここでさらに、アバランシェ増幅手段は半導体装
置を有する、或いは、液体増幅領域を有することが可能である。
【0028】 従って誘電体49は、アバランシェカソード21とアバランシェアノード27
との間に配置される。この誘電体は図2に示すように、カソード21を支持する
気体又は固体の基板49とすることができる。装置の使用の間にアバランシェカ
ソード21とアバランシェアノード27との間に印加される第2の電圧は、好適
には気体の充満した複数のアバランシェ増幅領域53に電界を生じさせる。読み
出し素子27のうちの一つとフォトカソード層18との間に生じる電界線が、図
2の参照番号55により模式的に示される。アバランシェ領域53は、互いに対
向するアバランシェカソード21端部の間及び周辺、さらに、アバランシェカソ
ード21とアバランシェアノード27との間の領域に形成され、装置の使用の間
、印加電圧により集中電界が生じる。
【0029】 アバランシェ領域53は、カソード21中の、及び誘電体基板49があるので
あれば誘電体基板49中の開口又はチャネルにより形成される。開口又はチャネ
ルは任意の形状とすることができ、例えば、円形又は正方形の断面とすることが
できる。開口又はチャネルは列状に配列され、各列の開口又はチャネルは複数の
開口又はチャネルを含む。複数の細長い開口又はチャネル、或いは、何列ものチ
ャネルは互いの近くに、互いに又は入射X線に平行に形成される。代替の方法と
して、開口又はチャネルは他のパターンに配列することができる。
【0030】 導電性アノード層は多くのパッド即ち細片27を有し、これらのパッド又は細
片は読み出し素子をも構成し、アバランシェ領域53を形成する開口又はチャネ
ルに対応するように配列される。開口又はチャネルのそれぞれには少なくとも一
つの素子27を設けることが好ましい。素子27は基板29により互いに電気的
に絶縁され、それぞれが別々に信号処理装置(図示せず)に接続される。
【0031】 図2に示すように複数の読み出し素子27を設けることにより検出器9が完成
する。検出器においては、電子アバランシェは、平面状放射線ビーム1の横方向
に分離される部分による電離作用から主として導き出すことができ、この電子ア
バランシェが別個に検出される。このようにして、装置9による一次元撮影が可
能となる。好適には素子を細長い形状とし、その方向を放射線源に指向させる。
このような場合、放射線源の発散及び放射線源までの有限距離に合わせて素子2
7を扇形に配列することが好ましい。ここで特に、撮影が入射放射線の方向にほ
ぼ垂直な方向に行なわれている際に、このような一次元撮影の空間分解能が非常
に小さな見通し角αにより悪影響を受けないことに注目されたい。
【0032】 本発明の検出装置の幅は好適には所望の用途に適合させる。医療用のX線用途
には、幅は典型的には最大50センチメートルまでであるが、ある特定用途には
、幅は単一の検出素子を有すればよく、約0.1ミリメートルである。
【0033】 動作時においては、図1の検出装置21は検出したい放射線の通路に配置する
。被検査物から直接放射される入射放射線の光線はコリメータ11を通過してフ
ォトカソード18に入射するように一つの通路を進む。一方、被検査物から散乱
されて検出装置に向かう不要な放射線は通常、ある角度でコリメータ面に向かっ
て進むのでコリメータ11を横切ることができない。
【0034】 フォトカソード層18に衝突する入射放射線からの光子は電子、所謂光電子を
放出させる。フォトカソードの材料が仕事関数(すなわち、カソード電子の結合
エネルギー)と呼ばれる固有のエネルギーを有し、この仕事関数は入射光の光子
エネルギーよりも低く、電子を非常に容易に放出可能である。また、使用する幾
何学的構成、すなわち、入射放射線が衝突する表面と同じ表面から光電子を放出
させる幾何学的構成により、非常に高い効率を実現することができる。入射放射
線の吸収は貫通深度が大きくなるにつれて指数関数的に減少し、従って、大部分
の電子は放射線が入射する表面近傍で放出され、その表面からフォトカソード層
から離れる方向に出ていくことになる。
【0035】 放出された光電子は光子エネルギーとフォトカソードの仕事関数との差分の運
動エネルギーを有することになり、アバランシェカソード21(フォトカソード
層18よりも高い電位に保持される)に向かってドリフトする。アバランシェカ
ソード21では、光電子がアバランシェカソード21とアバランシェアノード機
構27,29との間の強い集中電界により加速される(アバランシェアノード層
27はアバランシェカソードよりもずっと高い電位に保持される)。
【0036】 加速された電子は他の物質(例えば、原子、分子など)と領域59で相互に作
用し、生成すべき電子−イオンペアを生じさせる。これらの生成された電子はま
た電界中で加速され、新しい物質と次々に相互作用して生成すべき電子−イオン
ペアをさらに生じさせる。このプロセスは、電子がアバランシェ領域内をアバラ
ンシェ領域の底部に位置するアノード機構27,29に向かって進む間に渡って
継続し、このようにして電子アバランシェが形成される。
【0037】 電子アバランシェは検出装置9の読み出し素子中に電気パルスを生じさせ、こ
の電気パルスは、各読み出し素子が信号処理装置(図示せず)に向かう信号経路
を個々に有するので個々に検出可能である。信号処理装置はパルスを処理し、パ
ルスを成形する場合もあり、その後、各読み出し素子27からのパルスを積算す
る、又は計数する。
【0038】 上記した実施形態においては、フォトカソード、アノード、カソード及び読み
出し機構の位置及び幾何学的構成について記載した。しかしながら他にも複数の
位置及び幾何学的構成が考えられ、これらは本発明との関連上、どれも同じよう
に適したものとして本発明に採用できるものである。
【0039】 本発明においては、一般的に、各入射X線光子が一つの(又はそれよりも多く
の)検出電極素子中に一つの誘起パルスを生じさせる。 本発明においてはまた、一般的に、電極間に介在する体積空間が薄いので、イ
オンを迅速に除去でき、空間電荷の蓄積を少なくする、又は無くすことができる
。これにより、高速動作が可能となる。距離が短いことにより低動作電圧も可能
となり、スパークを生じさせるエネルギーを小さくし、電子機器にとって好まし
いこととなる。アバランシェ手段に電界線を集束させることも好ましいことであ
り、これによってストリーマーの形成を抑制し、スパークの危険を減らすことが
できる。
【0040】 さらにそのような場合には、蛍光X線のような不要な放射線を幾何学的に区別
することができ、そのようなことができないときには、空間分解能及び感度を劣
化させてしまう。このような検出動作は、本願と同時係属中の1999年4月1
4日出願のスウェーデン特許出願番号9901326−0の「電離放射線を検出
する方法、平面状ビームX線撮影に用いられる放射線検出器及び装置」と、20
00年2月8日出願のスウェーデン特許出願番号0000388−9の「電離放
射線を検出するの検出器及び方法」にさらに詳細に記載されている。これらの出
願がここにおいて参照されることによりそれらのすべてが開示に含まれる。
【0041】 代替の方法として、変換及びドリフトギャップ(ボリューム)中の電界を十分
に高く維持して電子アバランシェを生じさせ、この電子アバランシェを初期増幅
モードにおいて利用することができる。
【0042】 さらなる代替の方法として、少なくともいくつかの場合において、電極機構2
1を省くことができ、層18と素子27との間の電界を十分に高く維持して領域
13及び53により構成される全ての容積内で電子アバランシェ増幅を生じさせ
ることができる。
【0043】 また、全ての電極表面は抵抗性材料で被覆してもよく、そうすることにより、
測定に影響を与え、検出器の電子機器を破壊に至らしめるスパークを生じさせる
エネルギーを減衰させる。このような抵抗層は、本願とともに係属中の1999
年4月14日出願のスウェーデン特許出願番号9901327−8の「X線撮影
に用いられる放射線検出器及び装置」にさらに詳細に記載されている。この出願
がここにおいて参照されることによりそれらのすべてが開示に含まれる。
【0044】 代替の方法として、同じ理由により、全ての電極を半導体材料、例えば、シリ
コンにより作製し、或いは、層18,27のみを半導体材料により作製すること
もできる。
【0045】 本発明は複数の方法で変更させることが可能であることは明らかである。例え
ば、記載した電界を生じさせ得る限りにおいて、電圧を他の方法を用いて印加す
ることができる。このような変更は本発明の技術範囲を逸脱するものとは見做さ
れない。当業者にとって明らかな全ての変形は、添付の請求項の範囲に含まれる
ものである。
【0046】 特に、本発明は、放射線がフォトカソードと相互作用して光電子をそこから放
出させる限りにおいて、X線放射線以外の他の種類の放射線を検出するためにも
適用可能である。従って、例えば、光だけでなくガンマ及びX線放射線、粒子放
射線が本発明を用いて検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施形態による平面状ビームを用いたX線撮影用
の機構を模式的に示す断面図。
【図2】 図1のA−A線に沿った好適な実施形態の模式的、部分拡大断面
図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年5月29日(2002.5.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 47/06 H01J 47/06 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA01 DA02 DA08 SA02 2G088 EE01 EE02 EE30 FF02 GG03 GG30 JJ04 JJ05 JJ08 JJ09 JJ31 KK32 5C037 GG05 GH05 GH20 5C038 DD02 DD03 DD05 DD12 DD13

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面を有し、入射放射線に依存して光電子を放出すること
    に適したフォトカソード(18)と、 放射線ビーム(1)が放射線入射口を通って装置に入射可能であるとともに、
    見通し角の入射で前記フォトカソードに衝突可能とすべく配置された前記放射線
    入射口(33)と、 前記フォトカソードの第1面に対向し、かつ、前記フォトカソードから放出さ
    れる光電子をアバランシェ増幅させることに適した電子アバランシェ増幅器(2
    1,27,29,53)と、 アバランシェ増幅された前記増幅器からの電子を検出することに適した読み出
    し機構(27,29)とからなる放射線を検出する装置において、 前記放射線入射口は、前記放射線ビームが前記フォトカソードと前記電子アバ
    ランシェ増幅器との間にて前記装置に入射可能であり、かつ、前記フォトカソー
    ドの第1面に衝突可能であるように配置されることと、 前記フォトカソードは、それに呼応してその第1面から光電子を放出させるこ
    とに適することとを特徴とする放射線を検出する装置。
  2. 【請求項2】 前記フォトカソードは0.00001〜0.1ミリメートル
    の厚さの層である請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記フォトカソードは前記放射線ビームの光子エネルギーよ
    りも低い仕事関数を有する材料からなる請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記フォトカソードはヨウ化セシウム又は土類金属から作製
    されるか、或いは有機光電変換器である請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 時間の経過とともに前記フォトカソードの量子効果を劣化さ
    せる不純物に前記フォトカソードの第1面が接触することから保護すべく、前記
    フォトカソードの第1面上に保護層が設けられ、同保護層はさらに前記放射線ビ
    ームを透過させ、かつ、フォトカソードの第1面から放出される電子を透過させ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記保護層は光を透過させない請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記保護層は光を透過させず、かつ薄く、好適には金属から
    なる層を備える請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記放射線入射口は、前記放射線ビームが前記装置に入射可
    能であり、かつ、前記フォトカソードに0.50〜50ミリラジアンの間の見通
    し角αで衝突可能であるように配置される請求項1〜7のいずれかに記載の装置
  9. 【請求項9】 前記放射線入射口は、前記放射線ビームが前記装置に入射可
    能であり、かつ、前記フォトカソードに2ミリラジアン未満、好適には0.1〜
    2ミリラジアンの間の見通し角αで衝突可能であるように配置される請求項1〜
    7のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記放射線入射口は前記放射線ビームを透過させる窓を備
    える請求項1〜9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記放射線入射口の前面に配置されたコリメータ(11)
    を有する請求項1〜10のいずれかに記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記電子アバランシェ増幅器はアバランシェ増幅媒体を充
    填したアバランシェ増幅領域(53)のアレイを有する請求項1〜11のいずれ
    かに記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記アバランシェ増幅媒体は気体又は気体混合物である請
    求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記アバランシェ増幅媒体は液体である請求項12に記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 前記アバランシェ増幅媒体は固体である請求項12に記載
    の装置。
  16. 【請求項16】 個々の前記アバランシェ増幅領域(53)は互いに誘電体
    (49)により分離される請求項12〜15のいずれかに記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記電子アバランシェ増幅器はアバランシェカソード(2
    1)とアバランシェアノード(27,29)機構とをそれぞれ有する請求項1〜
    16のいずれかに記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記アバランシェカソード(21)は電子を透過させる請
    求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記アバランシェアノード及び読み出し機構は単一の機構
    (27,29)から構成される請求項17又は18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記読み出し機構(27,29)は読み出し素子(27)
    のアレイを有する請求項1〜19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記放射線入射口は平面状放射線ビーム(1)が前記放射
    線入射口を通って前記装置に入射可能であるとともに、見通し角で前記フォトカ
    ソードに衝突可能であるように配置され、前記読み出し機構(27,29)は主
    として前記平面状放射線ビームの横方向に分離される部分を吸収することによっ
    て得られる複数の電子アバランシェが別個に検出可能であるように配置される、
    請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 X線源と、該X線源と撮影すべき対象物(7)との間に位
    置し略平面をなすX線ビーム(1)を形成する手段と、前記対象物を透過し、又
    は対象物から反射された平面状X線ビームを検出すべく配置し、かつ整備した請
    求項1〜21のいずれかに記載の検出器(9)とからなることを特徴とする平面
    状ビームX線撮影に使用するための機構。
  23. 【請求項23】 放射線入射口(33)と、フォトカソード(18)と、電
    子アバランシェ増幅器(21,27,29,49,53)と、読み出し機構(2
    7,29)とからなる検出装置(9)において、 見通し角で前記フォトカソードの第1面に放射線ビームを衝突させるべく、前
    記放射線ビーム(1)を前記検出装置に前記放射線入射口を通して入射させ、同
    放射線ビームの衝突に呼応して前記フォトカソードから光電子を放出させる工程
    と、 前記フォトカソードから放出された光電子を前記電子アバランシェ増幅器によ
    りアバランシェ増幅させる工程と、 前記読み出し機構によって前記アバランシェ増幅された電子を検出する工程と
    からなる、放射線を検出する方法であって、 前記放射線ビームは前記フォトカソードと前記電子アバランシェ増幅器との間
    で前記装置に入射することと、 アバランシェ増幅された後に続いて検出される光電子は前記フォトカソードの
    第1面から放出されることとを特徴とする放射線検出方法。
  24. 【請求項24】 前記入射した放射線ビームは前記フォトカソードの仕事関
    数よりも高い光子エネルギーを有した光子からなる請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記放射線ビームは前記フォトカソードに0.50〜50
    ミリラジアンの間の見通し角αで衝突するように入射する請求項23又は24に
    記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記放射線ビームは前記フォトカソードに2ミリラジアン
    未満、好適には0.1〜2ミリラジアンの間の見通し角αで衝突すべく入射され
    る請求項23又は24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記フォトカソードはヨウ化セシウム又は土類金属から作
    製されるか、或いは有機光電変換器である請求項23〜26のいずれかに記載の
    装置。
  28. 【請求項28】 前記フォトカソードの量子効果を時間の経過とともに劣化
    させる不純物との接触から前記フォトカソードの第1面を保護すべく、同フォト
    カソードの第1面上に設けられ、放射線及び電子を透過させる保護層に前記放射
    線ビームを透過させ、同保護層を前記放出された光電子を透過させる請求項23
    〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記検出装置内で放出される全ての光の光子は、光を透過
    させない層、好適には金属層によって前記フォトカソードに到達しないように阻
    止される請求項23〜28のいずれかに記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記光電子は、気体又は気体混合物などの好適には電離可
    能な物質であるアバランシェ増幅媒体が充填されたアバランシェ増幅領域(53
    )のアレイの中でアバランシェ増幅される請求項23〜29のいずれかに記載の
    方法。
  31. 【請求項31】 平面状放射線ビーム(1)は見通し角で前記フォトカソー
    ドに衝突すべく前記放射線入射口を通って前記装置に入射され、主として前記平
    面状放射線ビームの横方向に分離された部分を吸収することによって得られる複
    数の電子アバランシェは、前記読み出し機構により別個に検出され、前記読み出
    し機構はその目的を達成するために読み出し素子(27)のアレイを有する請求
    項23〜30のいずれかに記載の方法。
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