JP2003532578A - 貨物拘束システム - Google Patents

貨物拘束システム

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JP2003532578A JP2001582118A JP2001582118A JP2003532578A JP 2003532578 A JP2003532578 A JP 2003532578A JP 2001582118 A JP2001582118 A JP 2001582118A JP 2001582118 A JP2001582118 A JP 2001582118A JP 2003532578 A JP2003532578 A JP 2003532578A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送用コンテナ内の積荷の固定を改良すること。 【解決手段】 一貫輸送用のコンテナ、鉄道車、トラックトレーラー等の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システムは、コンテナの側壁への接着のために少なくとも一表面の一部上に接着剤コーティングを有する第1および第2の積荷拘束ストリップと、第1および第2の積荷拘束ストリップの自由端を接合して積荷拘束システムとする係止・積荷拘束ストリップとを有しており、積荷拘束システムの接着部分の幅は、積荷拘束システムのカーブした部分の幅よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸送中に貨物を信頼性高く、かつ効果的に拘束する改良されたシス
テムに関する。特に本発明は、船の貨物保持部内、平台型のトラックトレーラー
上、鉄道長貨車上、あるいはトラックトレーラーや鉄道車等の内部の一貫輸送用
コンテナの内部の箱、ドラム等の望ましくない動きを固定し、拘束する新規なシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
輸出用の輸送貨物の大半は、米国においても海外においても、20フィートま
たは40フィートの長さの長方形の一貫輸送用のコンテナ内に置かれる。これら
のコンテナは、鉄から製造されており、波形の側壁を有しており、構造的には自
立しており、頑丈である。海上輸送、鉄道または道路での輸送のためにいくつか
の一貫輸送用コンテナが、互いの上に積まれ得る。コンテナの中には、ドラムま
たは箱が実際の製品を保持している。これらの力のそれぞれは、一貫輸送用コン
テナにかなりの力を伝える可能性がある。
【0003】 鉄道によって運ばれるときには、一貫輸送用コンテナを輸送する平台型の鉄道
車がバンピングと呼ばれるプロセスを通じて構成される。このプロセスにおいて
、平台型の鉄道車はトラックの地面よりも高い部分に引き上げられ、その後、鉄
道車が列車の一部を構成するように切り替えられる場所である操車場へと進めら
れる。貨車が貨車の静止列に進められると、衝撃によって互いを固定するような
連結が起こる。しかしながら、この衝撃は、重力の数倍の大きさの激しい上下動
を積荷に与え得る。また、輸送中に貨車は突然のブレーキ力、勾配に対するラン
イン、ランアウトの衝撃、レールの振動、軌道におけるくぼみ、および揺れにさ
らされる。一貫輸送用コンテナを海上輸送するときには、その中の積荷は、横揺
れ、縦揺れ、上下動、振動、大波によるうねりを含む、うねるような勢いよく飛
び出しそうな力にさらされる。高速道路では、一貫輸送用コンテナおよびその中
の積荷は、加速の負荷や遠心力による負荷、突然のブレーキ、ならびに振動を経
験する。
【0004】 輸送中、一貫輸送用コンテナおよびその貨物は、運動の目的に関しては、2つ
の異なるものである。コンテナは、船の貨物保持部内、平台型鉄道車上、平台型
トラックトレーラー上等に搭載され得る。しかしながら貨物は、コンテナにしっ
かりととめられない限り、一貫輸送用コンテナの内部で自由に動く。
【0005】 コンテナが方向または速さを変えると、貨物はコンテナの内壁に接触するまで
、それまで存在していた軌道に沿い続けようとする。ある種の拘束および/ある
いは緩衝システムがなければ、貨物はコンテナとは独立してかなりの運動量を集
める。運動量の量は物体の質量にその速度をかけたものに等しい。大きな貨物荷
重の場合には、方向または速度の変化が最小であっても、かなりの運動量を生成
し得る。貨物がコンテナの内壁またはドアに接触すると、この運動量をゼロに減
らすのに必要な力が品物によって吸収される。このような力は、貨物へのダメー
ジ、コンテナの内壁やドアへのダメージ、貨物のパッケージへのダメージを生じ
得、貨物が有害な物質である場合には危険な漏出を生じ得る。したがって、貨物
がコンテナとは独立して運動量を持つことができるようにしておくことは望まし
くない。これは、貨物およびコンテナが輸送中に必ず一体化され、動作上1つの
物体として機能するようにコンテナ内の貨物を拘束することによって達成される
【0006】 過去、輸送中の望ましくない動きや位置ずれをなくすようにコンテナ内に積荷
は固定された。ドラム、箱または他のコンテナはいくつかの異なる方法で拘束さ
れていた。主に、貨物は、積荷係止および材木による突っ張りの方法で安定させ
られた。このシステムは、積荷の面とコンテナの後部ドアとの間に考えて材木を
置くことを含んでいる。しかしながら、これはコスト、時間がかかり、荷を固定
するには一般的には効率的でない手段である。これにおいて、ブロッキングプロ
セスは大工を必要とし、しばしば建設業者に外部委託される。したがって、木の
バリアは設置するのに時間がかかり、コストの点で効果的ではない。さらに、木
の突っ張りは堅いがいくらかもろく、急な衝撃にさらされると破損し得る。また
、積荷係止および材木による突っ張りの従来の方法のみでは、いくつかの作業を
行うことができない。例えば、一貫輸送用コンテナを充填する最も効率的な手段
は、20フィートの長さのコンテナに80個の55ガロンドラムを二重に積むこ
とである。しかしこれをすると、積荷の面と後部ドアとの間には約1〜2インチ
しかない。1〜2インチは、80個のドラムの荷重を適切に突っ張るための十分
な材木を置くには十分ではない空間である。結果的に、拘束システムとして木に
よる突っ張りを用いたときには、出荷主は最大限に充填していないコンテナを出
荷することを強いられ、それにより輸送効率を低減し、輸送コストを増加させる
【0007】 同様に、爆発物管理局(Bureau of Explosive)は、特定の拘束システムが有
害な貨物を適切に固定することができるかどうかを決定するための検討基準を策
定している。ある例において、従来の荷重固定および木材による突っ張りの方法
は、有害な貨物を出荷するための局による認可を得ることができなかった。
【0008】 他の公知の拘束手段はロープ、ストラップ、またはスタンドを用いていた。過
去にあった方法はよくない性能を示しがちであり、しばしば、穏やかな状況下で
さえも荷を拘束するのに機能的に適していない。その結果、機能の点で効果的、
コストの上で効果的、労力の上で効率的であり、かつ運輸省および爆発物局の規
則に適合することができる、一貫輸送用コンテナ内に荷を固定するニーズが存在
する。
【0009】 上述の制限のいくつかを克服する貨物の動きを拘束する少なくとも1つの方法
および装置が、本願と共通に譲渡された米国特許第4,264,251号に開示されてい
る。この特許に開示されている発明は、コンテナの対向する側壁に接着されたシ
ーリングストリップと、突っ張り部材のストリップと、ストリップの端部を束ね
てしっかりしたぴんと張られた拘束部とするのに用いられる隣接する機構とを備
えている。この特許の開示は、詳細に述べられるが、ここに援用される。したが
って、貨物または積荷を拘束するためのバリアとして用いられる材料のストリッ
プのコンセプトは'251特許に開示されている。
【0010】 '251特許において、部材ストリップは、吊り下げ用の壁紙と類似した方法で適
用され、別個の接着剤が接着が望まれる表面に塗布された。そして拘束ストリッ
プがあてがわれた。別個の接着剤のこの要件に加えて、過去のシステムはジョイ
ントで弱いという問題を有していた。ストリップが一緒になった接合点では、つ
なぎ合わされたパネルのよれの機会が存在した。また、一貫輸送用のコンテナは
波形の壁を有している。これらの波形は、拘束ストリップを別の接着剤へ貼り付
けるが、これは均一な貼り付けを有しない可能性があり、実質的により困難であ
る。
【0011】 過去の拘束システムは多数の要素を必要とし、保管しておくことが難しく、設
置が困難であり、しばしば熟練した労働の程度を必要とした。ストラップ、爪、
いかり、またはボルトを用いるシステムは全て、使用しないときでさえもかなり
の保管空間を必要とする。さらに、このようなシステムは、貨物を拘束する労働
者に対する安全性のリスクを増加させる。
【0012】 さらに、貨物コンテナ内に配置されたアクセサリに応じて過去に用いられた製
品および手続きは、しばしば、部分的な積荷を固定することができなかった。つ
まり、もし積荷がコンテナの後部には遠く届かなければ、必要ないかりは、それ
らを用いることができる領域で利用可能ではない。
【0013】 先に示唆された問題は、網羅的であることを意図していないが、貨物拘束シス
テムの有効性を低減させるような多くの中のものである。他の顕著な問題も存在
し得るが、上述した問題は、先行技術に現れている貨物拘束システムが満足のい
くものではないということを示すのには十分である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる貨物拘束システムを提供
することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴
の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規
定する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、前述したタイプの問題を回避あるいは最小限にする、トラッ
クトレーラー、有蓋車、一貫輸送用コンテナ等のような輸送用コンテナ内の積荷
を固定することである。
【0016】 本発明の他の目的は、一貫輸送用コンテナ内に荷を固定する際の材料および労
働のコストを低減することである。
【0017】 本発明のさらに他の目的は、輸送中のダメージから貨物を守ることである。
【0018】 本発明のさらに他の目的は、運輸省および爆発物管理局の認可を受けることが
できる、20フィート一貫輸送用コンテナ内に二重に積まれた80個の55ガロ
ンドラムを拘束することができるシステムを提供することである。
【0019】 本発明の特定の目的は、完全に自納式であり、かつ波形の壁を有する一貫輸送
用コンテナ内であっても熟練していない労働者によって素早く、信頼性が高く、
効率的に貨物を固定し得るシステムを提供することである。
【0020】 本発明の他の目的は、貨物到着地で効率的かつ簡易な固定システムの除去を提
供することである。
【0021】 本発明のさらなる目的は、拘束システムのエレクトリシティの向上を提供し、
コンテナの側壁への信頼性の高い取付を提供するのに必要とされる接着剤の量を
減らすことである。
【0022】 本発明のさらなる目的は、全天候での使用を可能にするために、広い範囲の温
度および湿度レベルに耐えることのできる貨物を拘束するシステムを提供するこ
とである。
【0023】発明の簡単な説明 前述の目的の少なくともいくつかを達成することが意図されている本発明のあ
る好ましい実施形態は、貨物荷重の重量下で張力にさらされたときの軸方向の伸
びる力に抵抗する柔軟性のある基材あるいはストリップ部材を備えている。スト
リップの1辺は、自動接着性の接着剤で少なくとも部分的にコートされている。
リリース紙が接着剤の上に貼られており、ストリップは芯上に巻かれるのに適し
ている。接着剤でコートされた端部はコンテナの側壁に接着されるのに適してい
る。ストリップの他端はコンテナ内の貨物の周りを横方向に伸びており、コンテ
ナの反対側の側壁の搭載された対向するストリップに貨物荷重を固定するように
接合される。ストリップは、第1の接着剤側壁係合部から第2の積荷包囲部へと
幅が増えていく。
【0024】 使用時には、リリース紙1本分が保持ストリップの接着部分から剥がされる。
次に、接着面が一貫輸送用コンテナ、輸送用コンテナ、トラクタートレーラー、
有蓋車などの内壁に自動接着される。第2のストリップの接着部分は、コンテナ
の反対側の側部に貼られ、2本のストリップの広い方の部分は含まれるべき商品
のまわりに巻かれる。コンテナの後部周辺に伸びている対向するストリップの端
部は、中央位置で重なる。テンションツールが対向するストリップを引っぱって
ぴんと張るように2つの重なった端部を巻くのに餅いられる。そしてリリース紙
がストリップの重畳領域あるいは接合領域から除去される。そして、第3のより
短いかけらのストリップ部材が、ジョイント部で対向するストリップの露出した
接着剤に貼られる。したがって、第3のより短いストリップは、接着剤と接着剤
とのシールで側部ストリップをあるべき場所に固定し、しっかりした積荷拘束シ
ステムを形成する。
【0025】 即ち、本発明の第1の形態によると、輸送中に、一貫輸送用のコンテナ、鉄道
の有蓋車、トラックトレーラー等の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束
システムであって、貨物はシフト力にさらされ、前記積荷拘束システムは、第1
の辺および第2の辺を有する第1の積荷拘束ストリップであって、張力荷重の下
で軸方向に伸ばされることに抵抗して付随して曲がりやすく、柔軟性を有してお
り、一端で輸送用コンテナの内壁面に係合し、貨物を元の位置に固定し、輸送中
に貨物自体に対して、あるいは輸送用コンテナの壁面またはドア面に対して貨物
のシフトを防ぐように、他端でコンテナ内に拘束されるべき貨物の面を少なくと
も部分的に横切って伸びるように構成されたストリップと、少なくとも前記一端
で、前記ストリップの前記一端を輸送用コンテナの内壁面に接着するための接着
剤でコートされている前記ストリップの前記第1の辺と、前記第1の積荷拘束ス
トリップの少なくとも前記一端で、前記第1の辺にあてがわれた前記接着剤フィ
ルムと同一の広がりをもって伸びており、前記接着剤フィルムに除去可能に接着
しているリリース紙と、前記第1の積荷拘束ストリップの前記他端の幅寸法より
も小さい幅寸法を有している前記第1の積荷拘束ストリップの前記一端と、第1
の辺および第2の辺を有する第2の積荷拘束ストリップであって、張力荷重の下
で軸方向に伸ばされることに抵抗して付随して曲がりやすく、柔軟性を有してお
り、一端で輸送用コンテナの内壁面に係合し、貨物を元の位置に固定し、輸送中
に貨物自体に対して、あるいは輸送用コンテナの壁面またはドア面に対して貨物
のシフトを防ぐように、他端でコンテナ内に拘束されるべき貨物の面を少なくと
も部分的に横切って伸びるように構成されたストリップと、少なくとも前記一端
で、前記ストリップの前記一端を輸送用コンテナの内壁面に接着するための接着
剤でコートされている前記ストリップの前記第1の辺と、前記第2の積荷拘束ス
トリップの少なくとも前記一端で、前記第1の辺にあてがわれた前記接着剤フィ
ルムと同一の広がりをもって伸びており、前記接着剤フィルムに除去可能に接着
しているリリース紙と、前記第2の積荷拘束ストリップの前記他端の幅寸法より
も小さい幅寸法を有している前記第1の積荷拘束ストリップの前記一端と、積荷
を少なくとも部分的に横切って伸びる前記第1の積荷拘束ストリップの広い方の
他端と、積荷を少なくとも部分的に横切って伸びており、輸送用コンテナ内の貨
物を拘束するための接合位置で前記第1の積荷拘束ストリップの前記他端に固定
され、接合されている前記第2の積荷拘束ストリップの広い方の他端と、を備え
ていることを特徴とするシステム。
【0026】 本発明の積荷固定システムは、前記第1の積荷拘束ストリップの前記第1の辺
の広い方の他端、および前記第2の積荷拘束ストリップの前記第1の辺の広い方
の他端の少なくとも一部分に塗布された接着剤と、第1の辺および第2の辺を有
している係止積荷拘束ストリップであって、前記第1の辺と同一の広がりで伸び
ている接着剤を有しており、前記係止積荷ストリップの前記接着剤は、前記第1
および第2の積荷拘束ストリップを接着剤接合に固定して、それによりしっかり
とした積荷拘束システムを形成するように前記第1および第2の積荷拘束ストリ
ップの広い方の他端に対して隣接して接着されている、係止積荷拘束ストリップ
とをさらに備えていてもよい。前記第1の積荷拘束ストリップは、前記一端でだ
いたい10インチの幅寸法を、前記他端でだいたい15インチの幅寸法を有して
おり、前記第2の積荷拘束ストリップは、前記一端でだいたい10インチの幅寸
法を、前記他端でだいたい15インチの幅寸法を有していてもよい。
【0027】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、ポリエステル基材およびファイ
バの強化ネットワークを備えていてもよい。
【0028】 前記接着剤は、輸送用コンテナの鉄製壁面に対する自動接着性、および高いせ
ん断強度の特性を有するアクリル性接着剤であってもよい。
【0029】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、スパンボンデッドポリエステル
基材およびファイバの強化部材を備えていてもよい。
【0030】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、基材と、平行なアレイ状に前記
基材に接合された複数の強化ストランドとを備えていてもよい。
【0031】 前記積荷拘束システムは、輸送中に前記拘束システムの向上した安定性を提供
するように、実質的にシヌソイド状のクロスパターンを有する、前記拘束ストリ
ップに沿って前記基材に接合された複数の繊維強化ストランドをさらに備えてい
てもよい。
【0032】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップのそれぞれの前記一端は、輸送用コ
ンテナの側壁に接着されるように構成された略長方形の構成要素を備えており、
前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、それぞれ、前記略長方形の構成要
素の一端から一体的に伸びている先の切れた円錐の頂部を有する、略先の切れた
円錐として形成されたカーブした構成要素を備えていてもよい。
【0033】 前記略先の切れた円錐の側壁は、弓形であり、外側に向いて凹んでいてもよい
【0034】 前記積荷拘束システムは、前記略先の切れた円錐のそれぞれの底部で一体的に
接合されている略長方形のセクションであって、輸送用コンテナ内に貨物を拘束
するように固定され、かつ接合位置で接合されている前記第1の積荷拘束ストリ
ップおよび前記第2の積荷拘束ストリップの対向する部分と重なるように構成さ
れている略長方形のセクションをさらに備えていてもよい。
【0035】 前記略先の切れた円錐の側壁は弓形であり、外型に向いて凹んでいてもよい。
【0036】 なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく
、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレ
ームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特
徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0038】発明の状況 図1を特に参照すると、本発明の1つの動作状況が示されている。一貫輸送用
コンテナ10が船14に積まれている。本発明は、一貫輸送用コンテナ10内の
貨物を固定し、コンテナを輸送するのに用いられ得る。具体的に、図1は、ドッ
ク16上に据えられており、クレーン12で持ち上げられて船の貨物保持部内あ
るいは船のデッキ上におかれている一連の一貫輸送用コンテナ10を図示してい
る。
【0039】 図2は、斜めから見た図であり、他の例示的な動作状況における本発明を開示
している。20フィートの長さの一貫輸送用コンテナ18は、平台型トラックト
レーラー上に搭載されている。そしてトラックトレーラーは、陸上輸送のために
鉄道の長貨車上に搭載される。鉄道による都市間輸送は長距離の運搬のために行
われ、ポイント間のトラックによる運搬は、特定の場所に貨物を届けるために行
われる。
【0040】 図2はまた、本発明の実施形態を備えており、動作上、貨物コンテナ18の内
部壁面26に接着されている貨物拘束ストリップ24を開示するように部分的に
切り欠いた図でもある。拘束ストリップ24は貨物コンテナ18の内壁面26に
取り付けられており、荷22の後部周辺に伸びている。同様に、対向するストリ
ップ24がコンテナの対向する壁に取り付けられており、荷22の後部周辺に伸
びており、第1のストリップとつながれる。
【0041】 貨物拘束ストリップ24は、荷がフロントエンドの衝撃のために圧縮される場
合にストリップのたわむのを避けるために、28で示されているように、荷22
にテープでとめられてもよい。図2は、貨物22へのダメージをシフトすること
なく輸送を容易にするのに適した完成された動作の状態における本発明を図示し
ている。
【0042】拘束ストリップ 図3に目を転じると、拘束ストリップ24が本発明の好ましい実施形態にした
がって開示されている。特に、本発明24を備えた連続式のポリエステルストリ
ップ24のロール26が図示されている。好ましくは、ポリエステルストリップ
24は、一端ではだいたい10インチの幅であり、他端ではシステムインチの幅
である。しかしながら、必要に応じて、さらなる強さあるいはより弱い強さのた
めに、他の幅としてもよい。ポリエステルストリップ24は好ましくは、スパン
ボンデッドオレフィンであるが、アクリル、異なるポリマー樹脂、あるいはVALE RON(登録商標)であってもよい。デュポン、ヘキストセラニーズ他がこのよう
な材料を製造する。ストリップ24は、下で説明するようにポリエステルまたは
ポリエチレン繊維強化ストランドにモノリシックであってもはめ込まれていても
よい。
【0043】 好ましい実施形態において、図3に示すように、ロール26は一連の連続式の
貨物・積荷拘束ストリップ24からなる。各積荷拘束ストリップは第1の端部3
2を有しており、これは、幅がだいたい10インチで長さが5フィートの形状の
略長方形である。略先端を切った円錐セグメント34が長方形セグメント32の
一端に軸方向に連結されている。先を切った円錐セグメントの頂部36は、長方
形セグメント32の一端と一体的に連結されている。好ましい実施形態において
、先を切った円錐の頂部は10インチであり、底部38は16インチである。先
を切った円錐の長さはだいたい7フィートであり、各拘束ストリップ24の全体
の長さはだいたい12フィートとなる。
【0044】 接着剤コーティングが、少なくとも拘束ストリップ24の略長方形の端部32
の第1の辺に同一の広がりを持って塗布されており、再び図2に示すように、拘
束ストリップ24をコンテナ18の側壁面26に接着して固定する。接着剤は好
ましくはアクリルからなるが、樹脂またはポリマーであってもよい。接着剤は高
粘着性、高剥離性および高い剪断強度といった特性を示すアクリル性接着剤であ
る。接着剤30はガラス、金属、紙およびフィルムによくくっつく。また、低温
に対して良好な耐性を有しており、組み込まれた紫外線安定剤を有していた。
【0045】 リリース紙40がストリップセグメント32の第1の辺上の接着剤コーティン
グの上にあてがわれており、図3に示すように先端を切った円錐34の頂部36
に沿ったミシン目の列で切断される。あるいは、別個の、ミシン目のないリリー
ス紙のパネルを用いても、互いに端と端とで寄りかかっていても、一端でわずか
に重なっていてもよい。あるいはリリース紙の区画と接着剤の区画とが周期的な
間隔で用いられてもよい。
【0046】 本発明の代替的な実施形態が図4に示されており、これは貨物拘束ストリップ
24に類似した貨物拘束ストリップ42を備えている。本実施形態では、ストリ
ップ42は、第1の略長方形のセグメント44を有しており、これは図3におけ
るセグメント32と全ての点において類似している。貨物拘束ストリップ42は
、略先を切った円錐46が図4に示すように弓形で凹状であり、外側に開いてい
る側縁部48を有している点で、ストリップ24とは異なる。本実施形態の好ま
しい形状においては、セグメント44は幅が10インチであり、長さが5フィー
トである。弓形の側壁を有する略先を切った円錐セグメントは、頂部の寸法10
インチ、底部の寸法16インチを有する。
【0047】 図5は本発明のさらに他の実施形態を図示しており、ここでは貨物拘束ストリ
ップ50は3つのセグメントからなる。第1端部セグメントは、接着剤およびリ
リース紙でコートされた略長方形の部分52であり、動作上、輸送コンテナの側
壁へのストリップ50の係合を提供する。上記のように、このセグメントは幅が
10インチであり、長さが5フィートである。第2端部セグメント54もまた略
長方形であり、幅が16インチ、長さがだいたい2フィートである。この長方形
セグメント54もまた接着剤およびリリース紙でコートされている。中間のカー
ブしている先が切れた円錐セグメント56は、第1端部セグメント52と第2端
部セグメント54との間を伸びている。先が切れた円錐の頂部38の幅は10イ
ンチであり、セグメント52の一端と一体化されており、また、底部60の幅は
16インチであり、第2の長方形セグメント54の一端と一体化されている。第
1のセグメント52の長さは5フィート、中間のカーブしたセグメントは5フィ
ート、第2の端部セグメント54は長さ2フィートである。接着剤およびリリー
ス紙は、上述したように、少なくとも第1および第2の長方形のセグメント52
、54につけられている。接着剤材料が先が切れた円錐セグメントのいずれか、
または全てに塗布された場合には、リリース紙が同様にその部分にあてがわれる
【0048】 本発明のさらに他の実施形態における貨物拘束ストリップ62が図6に示され
ている。このストリップは、図5に図示された貨物拘束ストリップ50と実質的
に同一である。ストリップ62は、セグメント52、54および56に対応する
3つのセグメント64、66および68からなる。貨物拘束ストリップ62の違
いは、略先が切れた円錐形状のカーブしたセグメント68の側端部70および7
2が外側へと見える凹部を有していることである。これにより、ストリップの弾
力性を具体的な使用のニーズに合わせて仕立てることが可能になる。
【0049】 図3〜6に図示されている貨物拘束ストリップ24、42、50および62は
、さらなる強度および耐久性が望まれるある例においては、好ましくはスパンボ
ンデッドオレフィンのシートからなる。
【0050】 拘束ストリップに縦方向および横方向の両方にさらなる強度を与えるように、
図7に示すように、シヌソイド状のクロスパターンの強化ストランド74を縦の
平行なパターンのストランド76とともに用いてもよい。あるいは、縦方向のク
ロスパターンの強化ストラップ78を単独で、もしくは向上した安定性を与える
ようにストランド76とともに用いてもよい。
【0051】 ストリップを有するポリエステル強化ファイバをさまざまなパターンで組み合
わせ、あるいは編んでもよい。ファイバは縦方向、横方向、斜め方向、シヌソイ
ド状に、あるいはパターンのいかなる組み合わせで構成されてもよい。さらに、
これらの強化繊維は、単一のストランド、あるいは多くのストランドの束、ある
いはそれらのいかなる組み合わせからなってもよい。
【0052】 上述した実施形態の全てにおいて、接着剤を選択的に配置することにより、拘
束ストラップ24、42、56または62のロール26を特定の顧客のニーズに
カスタマイズすることが可能である。その結果、接着剤およびリリース紙は、用
いられるのに必要であるところにのみ置かれ、顧客が拘束ストリップに塗布され
た接着剤成分の必要を求めていない領域には置かれない。接着剤を選択的に塗布
することにより、顧客にとってはより低いコストが可能になり、全体のシステム
についてより高いレベルの節約が可能となる。例えば、この製品が用いられるよ
うに設計された一貫輸送用コンテナは、20または40フィート長、92インチ
(7フィート8インチ)幅、および92インチの高さである。顧客がこれらの寸
法を有する一貫輸送用コンテナを専ら使用していれば、接着剤は、側壁部分22
ならびに、先が切れた円錐または長方形セグメント54および56の底端部の中
央の重なっている部分のいずれかの上にのみ塗布されことになる。したがって、
拘束ストリップが、5フィートの接着剤、そして接着剤なしの5フィート、なら
びに2フィートの接着剤と繰り返しが存在するように製造されれば、接着剤のコ
ストは低減され、接着剤のどれかが使用されないまま残ることはほとんどない。
【0053】ポリエステル拘束ストリップを用いた貨物を拘束する方法 今度は、図9〜11に注目されたい。ここでは、本発明の好ましい実施形態に
従って荷を固定するために拘束ストリップ24を用いる一続きの方法が開示され
ている。
【0054】 図9は第1から第4の大まかなステップを示している。初めに、ユーザ80は
、必要とされる各荷のバリアのためにロール26から2本のポリエステル拘束ス
トリップ24を切断する。ストリップ24の長さは、12フィートに切られ、第
3の接着剤ストリップが4から5フィートの長さに他のロールから切断される。
接着剤のラインはコンテナのドアから後ろに2フィートから始まり、意図しない
力が貨物に働く場合にストリップの接着された部分へのまっすぐの引っ張りのみ
を確実にするように、荷面からコンテナの先端に向けて少なくとも5フィート伸
びている。
【0055】 ユーザ80は、接着剤ストリップ32一本をあらわにするようにポリエステル
拘束ストリップ24からリリース紙40を剥がす。ストリップ24の接着剤サイ
ドは、コンテナの床に実質的に平行なコンテナの波形の内壁面26に貼られる。
全てのコンテナの全ての壁が波形ではないが、コンテナの壁が波形であれば、ユ
ーザは波形形状の輪郭に沿わせることが重要である。この塗布方法により、コン
テナの側壁面への接着剤の優れた接着が可能となる。
【0056】 接着剤が感圧型であれば、コンテナ18の内壁26にストリップを堅く固定す
るために接着ローラ82が用いられる。ストリップ24の位置決めおよび接着の
本プロセスは、コンテナの反対側でも繰り返される。その後、2本のストリップ
24がコンテナ18の後部を越えて突出し、コンテナに貨物が積まれる。ストリ
ップ24は重なるように十分に荷に巻き付けられる。ポリエステル拘束ストリッ
プ24は荷の端部にまわされ、リリース紙40が貨物または荷から離れて外側に
面する。
【0057】 図10は本発明を用いるプロセスにおける一ステップを示している。このステ
ップにおいて、重ねられたストリップ24はぴんと張られて、リリース紙40は
つなぎ目の位置で接着剤を露出させるように除去される。これにおいて、ユーザ
80は重なり部にテンションツール(洗濯ばさみ)84を挿入する。そしてユー
ザ80は、洗濯ばさみの端部の上方に小さなレンチ86を置き、頂部には(ハン
ドルを荷に対して平らにして)長いハンドルのレンチ88を置く。ユーザ80は
、その後、レンチ86および88で重なっているストリップ24に張力をかける
【0058】 テンションツールの使用は、米国特許第4,264,251号により詳細に示されてい
る。これは前に援用しており、したがって、ここでは、簡単に説明されるプロセ
スが2本のストリップ24の端部の間の垂直なジョイント90を作り出すことに
留意することをのぞいては、詳しくは繰り返さない。
【0059】 2本の保持ストリップ24がぴんと張られると、接着剤の4または5フィート
の細長い部分がリリース紙の除去によってストリップの底部で露出する。図11
において、ユーザがリリース紙を部材の第3ストリップ92から好ましくは4ま
たは5フィートの長さで除去し、それを2本の重なっているストリップ24によ
って形成されたジョイント90を横切るように置く。この位置において、ストリ
ップ24の端部の接着剤は上述したように既にむきだしになっている。拘束部材
の第3の部分92は3本のストリップの間の接着剤と接着剤との接合を確実にす
るように延ばされる。この段階で形成される接着剤と接着剤との接合が本発明の
追加された安全性および確実さを生み出す。
【0060】 プロセスの最後のオプションのステップも図11に示されている。このオプシ
ョンのステップにおいて、フロントエンドの衝撃による圧縮の場合にたわむこと
を防ぐために、ポリエステルストリップによって形成されたバリアストリップ2
4を貨物または積荷に堅く固定するのにテープ94が用いられる。
【0061】 本発明の好ましい実施形態を詳しく説明したので、本発明の主な利点のいくつ
かを簡単に述べることが有益であるかもしれない。
【0062】本発明の主な利点の概要 本発明は、形作られたポリエステルストリップを提供する。必要な接着剤はポ
リエステルストリップ上に既に現れており、リリース紙を剥がすのみで使用に供
することができる。したがってリリース紙は引き剥がされて接着剤が露出し、そ
れによって輸送される貨物を拘束するためにコンテナの内部のためのさらなる接
着剤を必要とすることがない。
【0063】 本発明はまた、ストリップ上に既に存在する接着剤を有することで材料のさら
なる積載スペースの必要性をなくすので、完全に自納式の荷拘束システムを提供
する。拘束ストリップのサイドエレメントは、略先が切れた円錐の端部であり、
比較的広い貨物包囲要素を提供する際に必要な接着剤の量を減らす。拘束システ
ムの弾力性は、ストリップの弓形の側縁の直線を用いることによって、ストリッ
プに埋め込まれた強化ファイバとともに、あるいはなしで、有利に設計され得る
【0064】 本発明は、単一の製品が全体の積荷、あるいは部分的な積荷であっても安定し
て固定することを可能にし、突っ張り、爪、錨、ストラップまたはボルトでとめ
ることなしでこれを達成する。それにより、労働のコストおよび設置時間を実質
的に減少させる。
【0065】 本発明はさらに、目的地に到着したときに素早く剥がされて破棄されるような
向上したせん断強度および最小限の剥離への耐性を有する、荷を拘束する製品を
提供する。
【0066】 本発明はさらに、一貫輸送用のコンテナの波形の内壁のうねりにしたがった接
着のために、優れた接着および拘束を提供する。
【0067】 本発明はまた、荷の後部で接着剤と接着剤との接合を提供する。荷が包装され
てストリップが重ねられると、接着剤を覆うリリース紙が除去されて、第3のス
トリップが2本の重ねられたストリップが既に存在するジョイントに接着される
。これにより、安全でしっかりしたジョイントが提供される。
【0068】 本発明の好ましい実施形態による輸送中の貨物を固定する際に用いられる拘束
システムおよびプロセスの説明において、当業者は、単独でこれまで知られてい
る先行技術と本発明を区別するいくつかの利点を認識するであろう。
【0069】 本発明の特定の利点は、単一の製品を有する荷全体あるいは一部を固定するこ
とができる能力である。
【0070】 本発明の他の重要な利点は、特定の顧客のニーズに応じて、ポリエステルの自
動接着性の材料のロールをカスタマイズすることができることである。
【0071】 本発明のさらに他の重要な利点は、荷の後部に形成される接着剤と接着剤との
間の接合によって形成されるバリアの強度である。
【0072】 本発明のさらなる重要な利点は、20フィートの長さのコンテナに二重に積ま
れた80個の55ガロンのドラムを拘束することによって生成されるかなりの力
に耐えることができることである。
【0073】 以上の説明は、一貫輸送用コンテナに主に言及してなされたが、本発明は、ト
ラックトレーラー、鉄道車等におけるように荷を固定することが重要である他の
運搬コンテナにおける応用をも有する。
【0074】 発明の説明において、好ましい実施形態に言及した。しかしながら、本発明の
開示内容をよく知った当業者は、以下のクレームに規定される発明の範囲内にあ
る追加、削除、置換、改変および/あるいは他の変更を認識するかもしれない。
【0075】 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実
施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改
良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的
範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0076】
【発明の効果】 上記説明から明らかなように、本発明によれば、一貫輸送用コンテナ内に荷を
固定する際の材料および労働のコストを低減することができる。
【0077】 また本発明によれば、輸送中のダメージから貨物を守ることができる。
【0078】 また本発明によれば、運輸省および爆発物管理局の認可を受けることができる
、20フィート一貫輸送用コンテナ内に二重に積まれた80個の55ガロンドラ
ムを拘束することができるシステムを提供することができる。
【0079】 さらに本発明によれば、完全に自納式であり、かつ波形の壁を有する一貫輸送
用コンテナ内であっても熟練していない労働者によって素早く、信頼性が高く、
効率的に貨物を固定し得るシステムを提供することができる。
【0080】 一方本発明によれば、貨物到着地で効率的かつ簡易な固定システムの除去を提
供することができる。
【0081】 また本発明によれば、拘束システムのエレクトリシティの向上を提供し、コン
テナの側壁への信頼性の高い取付を提供するのに必要とされる接着剤の量を減ら
すことができる。
【0082】 さらに本発明によれば、全天候での使用を可能にするために、広い範囲の温度
および湿度レベルに耐えることのできる貨物を拘束するシステムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クレーンで一貫輸送用コンテナを持ち上げて、船のデッキ上また
は貨物保持部内に置かれるように積んでいるドックにいる船の俯瞰図である
【図2】 トラックトレーラーの平台に固定されており、その後陸路の輸送
のために鉄道の長貨車の台上に置かれる一貫輸送用コンテナの内部を示す、部分
的に破断された軸側図である。
【図3】 (2番目の紙を参照)拘束ストリップ、側壁接着部分および拘束
ストリップを示している本発明の絵画図であり、接着部分の幅はカーブした部分
の幅よりも小さい。
【図4】 図3に図示したストリップのロールからの拘束ストリップの代替
的な実施形態の平面図であり、ここではカーブした部分の縁が弓形であり、外側
に面した凹状である。
【図5】 拘束ストリップの他の代替的な実施形態の平面図であり、ストリ
ップは一端で略長方形であり、比較的狭い側壁接着部分と、一端の横方向の寸法
が他端の横方向の寸法よりも大きいカーブした部分と、接着部分よりも大きい幅
を有するストリップの他端における略長方形の重なり、係止接着部分とを備えて
いる。
【図6】 図5に図示されているような拘束ストリップの他の実施形態の平
面図であり、ここではカーブした部分の縁が弓形であり、外側に面した凹状であ
る。
【図7】 拘束ストリップの破断された部分の側面図であり、ストリップを
使用中の伸びに対して強くするための積層された強化糸を開示している。
【図8】 図7に類似した拘束ストリップの破断された部分の側面図であり
、ここでは、ストリップの強度を増すために強化ファイバブランドが拘束ストリ
ップに埋め込まれている。
【図9】 本発明の使用方法における第1のステップを図示しており、ここ
では、リリース紙が接着剤を露出させるように除去されて、ストリップが一貫輸
送用コンテナの波形の内壁面に貼られる。
【図10】 拘束されるべき貨物の周囲の重なっているストリップの対向す
る端部を引っぱるためのテンションツールの使用を図示している。
【図11】 本発明の使用における最終ステップであり、ここでは、拘束ス
トリップの短い略長方形のセグメントが切断され、リリース紙が接着剤を露出す
るように除去され、そしてそのストリップが、ジョイント部を横切るしっかりし
た接着剤と接着剤との接合によってバリアストリップを固定するのに用いられる
【符号の説明】
18・・・貨物コンテナ、22・・・荷、24・・・集荷拘束ストリップ、26
・・・内部壁面、28・・・テープ、32・・・長方形セグメント

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送中に、一貫輸送用のコンテナ、鉄道の有蓋車、トラッ
    クトレーラー等の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システムであって
    、貨物はシフト力にさらされ、前記積荷拘束システムは、 第1の辺および第2の辺を有する第1の積荷拘束ストリップであって、張力荷
    重の下で軸方向に伸ばされることに抵抗して付随して曲がりやすく、柔軟性を有
    しており、一端で輸送用コンテナの内壁面に係合し、貨物を元の位置に固定し、
    輸送中に貨物自体に対して、あるいは輸送用コンテナの壁面またはドア面に対し
    て貨物のシフトを防ぐように、他端でコンテナ内に拘束されるべき貨物の面を少
    なくとも部分的に横切って伸びるように構成されたストリップと、 少なくとも前記一端で、前記ストリップの前記一端を輸送用コンテナの内壁面
    に接着するための接着剤でコートされている前記ストリップの前記第1の辺と、 前記第1の積荷拘束ストリップの少なくとも前記一端で、前記第1の辺にあて
    がわれた前記接着剤フィルムと同一の広がりをもって伸びており、前記接着剤フ
    ィルムに除去可能に接着しているリリース紙と、 前記第1の積荷拘束ストリップの前記他端の幅寸法よりも小さい幅寸法を有し
    ている前記第1の積荷拘束ストリップの前記一端と、 第1の辺および第2の辺を有する第2の積荷拘束ストリップであって、張力荷
    重の下で軸方向に伸ばされることに抵抗して付随して曲がりやすく、柔軟性を有
    しており、一端で輸送用コンテナの内壁面に係合し、貨物を元の位置に固定し、
    輸送中に貨物自体に対して、あるいは輸送用コンテナの壁面またはドア面に対し
    て貨物のシフトを防ぐように、他端でコンテナ内に拘束されるべき貨物の面を少
    なくとも部分的に横切って伸びるように構成されたストリップと、 少なくとも前記一端で、前記ストリップの前記一端を輸送用コンテナの内壁面
    に接着するための接着剤でコートされている前記ストリップの前記第1の辺と、 前記第2の積荷拘束ストリップの少なくとも前記一端で、前記第1の辺にあて
    がわれた前記接着剤フィルムと同一の広がりをもって伸びており、前記接着剤フ
    ィルムに除去可能に接着しているリリース紙と、 前記第2の積荷拘束ストリップの前記他端の幅寸法よりも小さい幅寸法を有し
    ている前記第1の積荷拘束ストリップの前記一端と、 積荷を少なくとも部分的に横切って伸びる前記第1の積荷拘束ストリップの広
    い方の他端と、積荷を少なくとも部分的に横切って伸びており、輸送用コンテナ
    内の貨物を拘束するための接合位置で前記第1の積荷拘束ストリップの前記他端
    に固定され、接合されている前記第2の積荷拘束ストリップの広い方の他端と を備えていることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記積荷固定システムは、 前記第1の積荷拘束ストリップの前記第1の辺の広い方の他端、および前記第2
    の積荷拘束ストリップの前記第1の辺の広い方の他端の少なくとも一部分に塗布
    された接着剤と、 第1の辺および第2の辺を有している係止積荷拘束ストリップであって、前記第
    1の辺と同一の広がりで伸びている接着剤を有しており、前記係止積荷ストリッ
    プの前記接着剤は、前記第1および第2の積荷拘束ストリップを接着剤接合に固
    定して、それによりしっかりとした積荷拘束システムを形成するように前記第1
    および第2の積荷拘束ストリップの広い方の他端に対して隣接して接着されてい
    る、係止積荷拘束ストリップと をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用コンテナ内に貨
    物を固定する積荷固定システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の積荷拘束ストリップは、前記一端でだいたい10イ
    ンチの幅寸法を、前記他端でだいたい15インチの幅寸法を有しており、 前記第2の積荷拘束ストリップは、前記一端でだいたい10インチの幅寸法を、
    前記他端でだいたい15インチの幅寸法を有していることを特徴とする、請求項
    2に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システム。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、ポリエステル基
    材およびファイバの強化ネットワークを備えていることを特徴とする、請求項1
    に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷固定システム。
  5. 【請求項5】 前記接着剤は、輸送用コンテナの鉄製壁面に対する自動接着性
    、および高いせん断強度の特性を有するアクリル性接着剤であることを特徴とす
    る、請求項2に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷固定システム。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、スパンボンデッ
    ドポリエステル基材およびファイバの強化部材を備えていることを特徴とする、
    請求項1に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷固定システム。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、基材と、平行な
    アレイ状に前記基材に接合された複数の強化ストランドとを備えていることを特
    徴とする、請求項2に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記積荷拘束システムは、 輸送中に前記拘束システムの向上した安定性を提供するように、実質的にシヌ
    ソイド状のクロスパターンを有する、前記拘束ストリップに沿って前記基材に接
    合された複数の繊維強化ストランドをさらに備えていることを特徴とする、請求
    項7に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システム。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の積荷拘束ストリップのそれぞれの前記一
    端は、輸送用コンテナの側壁に接着されるように構成された略長方形の構成要素
    を備えており、 前記第1および第2の積荷拘束ストリップは、それぞれ、前記略長方形の構成要
    素の一端から一体的に伸びている先の切れた円錐の頂部を有する、略先の切れた
    円錐として形成されたカーブした構成要素を備えていることを特徴とする、請求
    項1に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定する積荷拘束システム。
  10. 【請求項10】 前記略先の切れた円錐の側壁は、弓形であり、外側に向いて
    凹んでいることを特徴とする、請求項9に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固定
    する積荷拘束システム。
  11. 【請求項11】 前記積荷拘束システムは、 前記略先の切れた円錐のそれぞれの底部で一体的に接合されている略長方形のセ
    クションであって、輸送用コンテナ内に貨物を拘束するように固定され、かつ接
    合位置で接合されている前記第1の積荷拘束ストリップおよび前記第2の積荷拘
    束ストリップの対向する部分と重なるように構成されている略長方形のセクショ
    ンをさらに備えていることを特徴とする、請求項9に記載の輸送用コンテナ内に
    貨物を固定する積荷拘束システム。
  12. 【請求項12】 前記略先の切れた円錐の側壁は弓形であり、外型に向いて
    凹んでいることを特徴とする、請求項11に記載の輸送用コンテナ内に貨物を固
    定する積荷拘束システム。
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