JP2003526401A - 骨格骨を延伸しその偏位を矯正するための埋め込み可能な器具 - Google Patents

骨格骨を延伸しその偏位を矯正するための埋め込み可能な器具

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JP2003526401A JP2000620897A JP2000620897A JP2003526401A JP 2003526401 A JP2003526401 A JP 2003526401A JP 2000620897 A JP2000620897 A JP 2000620897A JP 2000620897 A JP2000620897 A JP 2000620897A JP 2003526401 A JP2003526401 A JP 2003526401A
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ヒョーグフゥルス,シュリスティアン
カーラダニ,アーバス
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ヒョーグフゥルス,シュリスティアン
カーラダニ,アーバス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、骨格骨を延伸しその偏位を矯正させるための埋め込み可能な器具(11)に関する。この器具は、第1端(12)、第2端(13)、長さ寸法(14)及び断面寸法(15)を含んでなる細長い形状を有している。器具(11)は、さらに、装置作動後に第1端(12)と第2端(13)を予定の相互間距離(14')まで変位するように延伸させる延伸手段(16)を装備している。即ち、この延伸手段は吸収体(16)を含んでなり、この吸収体が作動後の制御膨潤により第1端と第2端を予定の距離(14')にまで変位させ、一方、長さ寸法の増大が横断面寸法(15)の増大よりも大きくなるように配設されている。本発明は、例えば、骨折の安定化、外傷後の骨欠損、骨短縮、位置異常(偏位)、先天性奇形及び腫瘍手術後の骨欠損などの骨格骨を延伸させて又骨格骨の回転角度位置の異常を矯正するために有利に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、整形外科の分野に関連し、より詳細には、骨格の骨の延伸、及び回
転・角度偏位の矯正を行うための埋め込み可能な器具に関する。この発明は、骨
折安定化、外傷後の骨欠損、骨短縮、位置異常、先天性奇形及び腫瘍手術後の骨
欠損に関し有利に適用できる。
【0002】 発明の背景 整形外科の分野においては、例えば骨折安定化、骨格骨の延伸又は種々の偏位
矯正に用いられる埋め込み可能な器具がこれまでに知られている。
【0003】 公知の従来器具の多くは、作用させる骨部の両側の骨格骨に適当な取り付け手
段を打ち込み、ネジアッセンブリを取り付け手段間に配し、ネジアッセンブリ又
は取り付け手段に作用するネジ又はその類似部品を患者の皮膚を通して突出させ
ることを要した。その後は、ネジを回転させることにより、ネジアッセンブリの
延伸機構に従って長さを調節することができる。従って、何らかの理由により発
生した骨格骨の偏位を手術により矯正したい場合、2つの取り付け結手段の助け
を借りて骨格骨における一方の例で上記タイプのネジアッセンブリを適用するこ
とができる。選択した延伸機構に従ってネジアッセンブリを延伸させることによ
り、対象骨格骨を徐々に曲げることができる。最終的には、適当な治癒期間後、
ネジアッセンブリ、ネジ及び取り付け手段は外科手術により除去できる。直線的
な延伸のみが望まれる場合は、若干数のネジアッセンブリを平行に対象骨格骨の
回りに使用することができる。
【0004】 さらに、例えば骨折安定化に関して云えば、使用期間において、管状骨格骨の
骨髄腔に挿入される髄内釘と呼ばれるものが知られている。埋め込み後の延伸動
作を外部から操作及び/又は制御できる器具も従来から知られている。
【0005】 例えば特許公報US−A−5,626,581号には、第1釘本体部と第2釘
本体部より成る、骨延伸用の釘アッセンブリが開示されている。このアッセンブ
リは、さらに第1釘本体部又は第2釘本体部の内部に動力パッケージを有してい
る。この動力パッケージは電力を供給された液圧ポンプを有し、作動液タンクか
らの作動液を第1及び第2釘本体部間の密封室に強制流入させて第1釘部を第2
釘部に対し長手方向に延伸させる。又、この開示アッセンブリは、ニチノールの
ような感熱記憶材製のバネと、そのバネに作用する電池式電気ヒータを含んで成
ることが報告されている。特許広報US−A−5,626,581によれば、装
置の外部からの操作及び/又は制御は、例えば、加熱システムに作用するタイマ
ー又は適当な遠隔操作回路を装備することにより達成できる。
【0006】 治療期間中、皮膚に1つ又は若干数の貫通導出口をあけておく必要がある骨格
骨の延伸用又は矯正用装置が知られているが、これは患者に多大の不快感を与え
、感染の危険性も非常に高い。
【0007】 外部から制御でき、又は、皮膚に貫通導出口をあける事無く制御できる骨格骨
の延伸又は矯正用器具も知られているが、多数の機械及び電子部品を含んでなる
ことが多く、複雑であるか又は不必要なまでに高価であると認識されている。
【0008】 外形寸法、耐久性及び種々の延伸特性に関連し、先行技術によって個別症例毎
に器具を適合するよう製作するのは、種々多数の構成部品を再度寸法合わせしな
ければならず装置が高価になる。さらに、小さな外形寸法の装置に関しては、内
部にスペースを欠く問題を生じる。
【0009】 発明の要約 従って、本発明の第1の目的は、骨格骨を延伸させて偏位を矯正するための簡
素で信頼性の高い埋め込み可能な器具、即ち、該器具の寸法と延伸プロセスは、
器具を埋め込む対象管状骨の形状と種類に前もって適合するように設計でき、又
、その簡素な設計により非常に小さな外寸法を実現できる装置を提供することで
ある。
【0010】 請求項1によって本発明の第1の目的は、第1端部、第2端部、長さ寸法及び
横断面寸法(cross-sectional dimension)を有する細長い形状を有し、さらに
、作動後に第1端部と第2端部を予定の距離まで変位させる延伸手段を有する装
置によって達成する。本発明によれば、延伸手段は吸収体を含んでなり、作動後
の調節された吸収体の膨潤により第1端部と第2端部を予定の距離に配置でき、
長さ寸法の増加は横断面寸法の増加より大きくなる。
【0011】 本発明の第2の目的は、上記の利点に加え、骨格骨の回転及び角度偏位の矯正
ができる埋め込み可能な器具を提供することである。
【0012】 請求項2によって、本発明の第2の目的は、1個又は数個の剛性部材及び/又
は吸収体の残り部分と比較して膨潤容量が本質的に大きい1個又は数個の膨潤ゾ
ーンを有する吸収体を用い、第1端部と第2端部を作動後に互いに予定の角度に
なるように膨潤を制御するよう配置した埋め込み可能な器具の吸収体により達成
する。
【0013】 本発明のさらなる目的は、以下の説明を読むことにより明らかになろう。又、
これらのさらなる目的を達成できる特徴は、従属請求項により明らかになる。
【0014】 以下、添付の図面を参照して本発明についてより詳細に説明する。
【0015】 発明の実施の形態 図1乃至図4を参照し、本発明による骨格骨を延伸してその偏位を矯正し埋め
込み可能な器具の特に好ましい実施形態と多数の利点を有する実施形態について
以下に説明する。
【0016】 本発明による埋め込み可能な装置11;11';21;111は、第1端部1
2;12';22;112と第2端部13;13';23;113と長さ寸法14
;24;114と横断面寸法15;25;115を有する細長い形状を有してい
る。ここで、“横断面寸法”は、例えば円筒状装置の場合は外径を示すが、横断
面の幾何形状によっては他の横断面寸法を示すことがあり得る。
【0017】 さらに、装置11;21;111は、第1端部12;12';22;112と
第2端部13;13';23;113を作動後予定の距離14';24';114'
まで互いに変位させる延伸手段を有している。ここで、“予定の距離”とは、管
状骨格骨に埋め込んだ後の埋め込み器具における所望の最大距離を意味する。こ
の予定距離は、個々の症例に適合させるべきである。
【0018】 本発明による特に好ましい実施形態において、延伸手段は、吸収体16;16
';26;116を有し、第1端部12;12';22;112と第2端部13;
13';23;113を作動後に予定距離14';24';114'となるようにこ
の吸収体を制御膨潤させる。このとき、長さ寸法14;24;114の増加は横
断面寸法15;25;115の増加より大きい。
【0019】 本発明による埋め込み可能器具11',11"の特に好ましい実施形態において
、図3A(作動前)及び図3B(作動膨潤後)に示すように、吸収体16',1
6"は、1個又は数個の剛性要素18',18",19',19"及び/又は残りの
吸収体16',16"と比較して膨潤容量が本質的に大きい1個又は数個の膨潤ゾ
ーン20',20"より成る。即ち、剛性要素及び/又は膨潤ゾーンは、第1端部
12',12"と第2端部13',13"が作動後に互いに予定角度αになるように
膨潤を制御するために配設される。ここで、剛性要素18',18",19',1
9"は好適には金属又はプラスチックスの挿入物として構成され、膨潤ゾーンは
好適には超吸収剤の高含有体を含んで構成できる。しかしながら、他の材料を選
択した実施形態又は剛性要素又は膨潤ゾーンだけの実施形態も考えられる。
【0020】 従って、本発明の範囲において、第1端部と第2端部が膨潤前に同一平面(α
=0)にあり、膨潤により平面に対し変位する(α>0)実施形態と、2端が最
初から1平面に対し変位しており(α>0)、膨潤により同一平面になる(α=
0)実施形態もあり得る。
【0021】 1つの好適な実施形態において、吸収体16,16',16"は主として、HT
(ハイテナシティ)レーヨンのニードル補強材上に熱硬化メラミンフォルムアル
デヒド樹脂のマトリックスで有利に構成できる。ここで、HTレーヨンは、ハイ
テナシティーを有するレーヨン繊維又はフィラメントを意味する。さらに、吸収
体16は充填材として微細結晶セルロースを用いて好適に構成できる。この吸収
体は好ましくは加熱下において意図した形状に圧縮成形したものである。本発明
の範囲において、勿論、他のマトリックス、補強材又は充填材を用いた吸収体で
の実施形態が考えられる。従って、マトリックス材はこの目的に適した他の高分
子樹脂より成るか又は含んで構成することができ、補強材はこの目的に適した他
の繊維材より成るか又は含んで構成でき、充填材は例えば酢酸セルロースのよう
な適当な超吸収剤より成るか又は含んで構成することができる。
【0022】 別の実施形態において、例えば図1に示すタイプの吸収体に加え、器具21は
さらに、各々、一方に密封端22,23と他方に開放端30,31を有する第1
円筒部材28と第2円筒部材29を含んで成る。ここで、第1円筒部材28の開
放端30は少なくとも部分的に、第2円筒部材29の開放端31内に滑動可能に
挿入され、円筒部材28、29が共同で吸収体26を配置する少なくとも1つの
内部キャビティ32を形成する。さらに、開放端30,31間に逆止器具33を
設け、埋め込み可能器具21の第1端部22と第2端部23が作動後予定の距離
24'まで非可逆的に変位できるようにする。ここで、“非可逆的”とは、埋め
込み可能器具がその長手方向に圧縮されることなく、装置の第1端部と第2端部
が、前記の相互間予定距離に到達するまで延伸することのみが可能であることを
意味する。
【0023】 別の実施形態において、器具は、器具21を取り囲む環境と吸収体26の間の
接続を開放及び密閉するバルブ27',27"を含んでなり、バルブ27',27"
は作動及び/又は非作動を実現する際に無線波、超音波、誘導又は磁気制御手段
により制御するように配設する。この実施形態は、本発明の器具が吸収体を密閉
する上記タイプの円筒部材より成る場合に特に有利であるが、吸収体のみを相対
的に不通気性膜により密閉し、その膜を介してバルブ又は複数のバルブを配設す
る実施形態も考えられる。
【0024】 別の実施形態において、逆止器具33は、他方の円筒部材における段35を有
する部材と機械的に係合するように配設した少なくとも1個のバネ装填部材34
を含む。図2は、このタイプの逆止器具を示す概略図である。
【0025】 別の実施形態において、円筒部材は、互いに(図示しない)シールで密封して
滑動可能に配設してあり、その円筒部材では固定壁により内部キャビティが少な
くとも2つの部分に分割され、固定壁にはチェックバルブを有する接続部が備え
られている。
【0026】 図4に示す本発明による器具の別の実施形態においては、制御膨潤期間に吸収
体へ水を移送する注水手段を有する円筒状部材129内に吸収体116を収容す
る。この実施形態において、第2端部113は円筒状部材129内を滑動変位す
るピストン手段128に接続しており、吸収体116内に少なくとも1個のバネ
部材216を埋設し、膨潤中、吸収体と協働して第1端部112と第2端部11
3上に延伸力を作用させる。このバネ部材216は、鋼製のコイルバネとするの
が好ましい。しかしながら、他の幾何形状バネ及び/又は他の材料製のバネを用
いる実施形態も可能である。
【0027】 他の実施形態において、注水手段は、円筒状部材129内の1個又は数個の透
水部117と、透水性であるピストン手段128、又は、例えば、穿孔又はレー
ザ切削により加工した軸方向に延伸する複数の貫通孔を持つディスクより成るピ
ストン手段128とにより構成することができる。望むならば、注水手段を、吸
収体の方向にのみ水の移動を許す1個又は数個の逆止弁を有するピストン手段に
より構成することができる。
【0028】 別の実施形態では、図4に示すように、ピストン手段128と第2端部113
間の隔壁部材131により円筒状部材129を好適に封止し、円筒状部材129
内に内部キャビティを形成する。そして内部キャビティを水液H2Oで満たし、
制御膨潤中には少なくともその水の一部を供給する。埋め込み可能な器具におけ
る延伸過程の制御を容易にするために、相対するバネ部材(図示せず)をピスト
ン手段128の両側に装備した実施形態も可能である。
【0029】 上述の別の実施形態において、吸収体116とバネ部材216は、作動後、第
1端部112と第2端部113に約500N/cm2を超える圧力を作用させる
ことにより第1端部112と第2端部113を予定距離まで移動できるように適
合されている。さらに、注水手段117,128は、制御膨潤時の(吸収体11
6)への水の移送により1日当たり1mmの延伸速度が生じるように、埋め込み
可能な器具の残りの構成部品112,116と適合させることが好ましい。しか
しながら、他の圧力及び/又は延伸速度の実施形態も可能である。
【0030】 吸収体を上記タイプの円筒状部材により包囲し安定化させる、本発明による埋
め込み可能な器具の実施形態において、特に有利な吸収体26;116は、酢酸
セルロース又は他の超吸収剤より成る。円筒状部材28,29;129に関して
、特に有利な材質はチタンである。しかしながら、吸収体を他の適当な材料製と
した実施形態又は円筒状部材を骨の骨幹に挿入するに適した他の材質とした実施
形態も可能である。
【0031】 埋め込み可能な器具の全ての実施形態において、吸収体16;16',16";
26,116の吸収特性を、体液(BF)に由来する水で湿潤させることにより
その動作を達成できるように適応させるのが特に有益である。
【0032】 本発明の特に有利な実施形態において、吸収体16;26を、透過特性を有す
る液透過膜17;27で密閉し、湿潤時に吸収体に水を制御透過速度で供給する
ように適応させる。液透過膜17;27は、セロハン、延伸高分子膜又はその類
似物で構成すると有利であり、密着効果に加え、吸収体の湿潤速度の制御を可能
にし、その結果、吸収体の膨潤速度と器具の延伸速度を制御可能にする。この実
施形態において、液透過膜は、体液の水分子のみを透過させ、他の成分は一切通
さないものを選択するのが好ましい。しかしながら、本発明による埋め込み可能
な器具は液透過膜を使用しない実施形態も可能である。
【0033】 他の有益な実施形態において、吸収体16;26又は吸収体16;26と液透
過膜17;27を、生分解性でありかつ最初は水不透性の障壁層(図示せず)に
より密閉し、この障壁層を身体酵素に反応する疎水性材料又は加水分解できる高
分子材料より構成すると有利である。ここで、この障壁層は、例えば、ポリ乳酸
塩又はポリウレタン尿素(PUU)で構成できる。この実施形態においては、透
過プロセスを制御することが可能であり、即ち、作動後の吸収体の膨潤プロセス
を制御することが可能である。
【0034】 本発明は、種々の実施形態について開示してきた内容又は添付図面に示された
内容に制限されるものでなく、本発明の範囲は請求項によってのみ規定されるも
のである。
【0035】 従って、対象のケースに対して許される範囲内において、前述の円筒状部材及
び/又は吸収体の断面が非円形である実施形態も可能である。
【0036】 埋め込み後に外部から作動及び停止を制御できる本発明による器具の実施形態
に関しては、以下のステップを含んでなる方法を、延伸及び矯正に用いることが
できる。 対象の管状骨格骨に適した寸法と延伸特性を有する本発明による器具を選択
し、 本発明による器具を、当業者に公知の技法を用いて、管状骨格骨に埋め込み
、 器具を14日間その場所に維持せしめ、 毎回約0.5mmの延伸長で、毎日2回作動し所望の延伸/矯正値L(mm
)になるまで延伸させ、 約5×L週間骨格骨内に器具を維持せしめた後、従来より知られている技法
で装置を除去する。
【0037】 本発明による器具を使用する際に、その作動及び停止を外部から実行できない
場合、以下のステップを含んで成る方法を用いることができる。 対象となる骨格骨が要する延伸/矯正を分析し、 対象の管状骨格骨に適した寸法と延伸特性を有する本発明による器具を選択
し、 本発明による器具を、当業者に公知の技法を用いて埋め込み、 所望の延伸/矯正が達成された時点から数えて或る特定の安定化期間、その
場所に器具を維持せしめ、 以前より知られている技法で器具を除去する。 何れの場合においても、骨格骨の状態を放射線写真で定期的に調べるべきであ
る。
【0038】 従って、吸収体16;16';26:116の膨潤プロセスに関して、外部信
号により作動達成後、又は本発明の装置を埋め込み後における体液との接触によ
る膨潤プロセスは、外部からの制御及び/又は、本発明による装置内に含まれて
いる構成品の選択と適応化によって予め決定される。膨潤プロセスは少なくとも
以下の段階を有する。 (i)膨潤が生じることなく、外傷の回復が生じ得る初期段階: (ii)本発明による器具が制御速度で徐々に所望の長さ/形状になって行く延
伸段階: (iii)吸収体のさらなる膨潤が発生することなく、対象骨格骨の治癒/安定
化が生じる治癒段階。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施形態による埋め込み可能な器具の断面概略図
である。
【図2】 本発明の別の実施形態による埋め込み可能な器具の断面概略図で
ある。
【図3A】 本発明の特に好適な実施形態による埋め込み可能な器具の作動
前の状態における断面概略図である。
【図3B】 図3Aの埋め込み可能な器具の作動膨潤後の状態における断面
概略図である。
【図4】 本発明の他の実施形態による埋め込み可能な器具の断面概略図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4C060 LL14 LL15 MM24 4C097 AA01 BB01 CC01 CC02 CC03 SC01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨格骨を延伸しその異常位置を矯正するための埋め込み可能
    な器具であって、該器具(11;11';21;111)は、第1端部(12;
    12';22;112)と、第2端部(13;13';23;113)と、長さ寸
    法(14;24;114)と、横断面寸法(15:25:115)とを有する細
    長い形状を有し、該器具(11;11';21;111)は、作動後に前記第1
    端部(12;12';22;112)及び前記第2端部(13;13';23;1
    13)を互いに予め定めた距離(14';24';114')に変位させる延伸手
    段(16;16';26';116.216)をさらに有する埋め込み可能な器具
    において、前記延伸手段は、吸収体(16;16';26;116)を有し、該
    吸収体は、制御された膨潤により、その膨潤動作後に前記第1端部(12;12
    ';22;112)と前記第2端部(13;13';23;113)とが前記予め
    定めた距離を取るように配設され、該膨潤時における前記長さ寸法(14;24
    ;114)の増加は横断面寸法(15:25:115)の増加より大きいことを
    特徴とする埋め込み可能な器具。
  2. 【請求項2】 前記吸収体(16,16')は、1又は複数の剛性要素(1
    8',18",19',19")、及び/又は前記吸収体(16',16")の残りの
    部分に比して本質的に大きい膨潤容量を有する1又は複数の膨潤ゾーン(20'
    ,20")をさらに有し、該剛性要素及び/又は該膨潤ゾーンは、膨潤動作後に
    前記第1端部(12,12')と前記第2端部(13,13')とが互いに予め定
    めた角度(α)をとるように、膨潤を制御するために配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の埋め込み可能な器具。
  3. 【請求項3】 前記剛性要素(18',18",19',19")は、金属又は
    プラスチックスの挿入物で構成され、及び/又は前記膨潤ゾーン(20',20"
    )は、超吸収剤を高度に含有していることを特徴とする請求項2に記載の埋め込
    み可能な器具。
  4. 【請求項4】 前記吸収体(16,16',16")は、主として微細結晶セ
    ルロースをフィラーとしたハイテナシティーレーヨン(high tenacity rayon)
    製のニードル強化材上に形成した熱硬化メラミンフォルムアルデヒドプラスチッ
    クのマトリックスで構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記
    載の埋め込み可能な器具。
  5. 【請求項5】 前記埋め込み可能な器具(21)は、各々密閉端部(22,
    23)と対向開口端部(30,31)を有する第1(28)及び第2(29)の
    円筒部材をさらに有し、第1円筒部材(28)の前記開口端(30)が少なくと
    も部分的に前記第2円筒部材(29)の前記開口端(31)に滑動可能に挿入さ
    れて該円筒部材(28,29)が少なくとも1つの内部キャビティ(32)を形
    成する埋め込み可能な器具であって、前記吸収体(26)は、前記内部キャビテ
    ィ(32)内に配設され、作動後に前記埋め込み可能器具(21)の前記第1端
    部(22)及び第2端部(23)が互いに予め定めた距離(24')に非可逆的
    に変位できるように逆止器具(33)が開口端(30,31)間に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の埋め込み可能な器具。
  6. 【請求項6】 前記埋め込み可能な器具は、前記吸収体(26)と前記器具
    (21)の周囲環境との間の接続を開放又は閉鎖するバルブ(27',27")を
    有し、該バルブは、該バルブ(27',27'")の作動及び/又は停止を達成す
    る時に電波、超音波、誘導又は磁気制御によって制御されるように配設されてい
    ることを特徴とする請求項1又は5に記載の埋め込み可能な器具。
  7. 【請求項7】 前記逆止器具(33)は、前記円筒部材の1つについて少な
    くとも1つのバネ装填部材(34)を有し、該バネ装填部材は、もう1方の前記
    円筒部材の段(35)と機械的に係合するように配設されていることを特徴とす
    る請求項5又は6に記載の埋め込み可能な器具。
  8. 【請求項8】 前記円筒部材は、シールを用いて滑動可能に互いに密封され
    ており、前記内部キャビティは固定隔壁により少なくとも2つの部分に分割され
    、該隔壁内にチェックバルブを有する接続部が配設されていることを特徴とする
    請求項5乃至7のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  9. 【請求項9】 前記吸収体(116)が、制御膨潤時に該吸収体への水の移
    送を可能にする注水手段を有する円筒部材(129)内に収容された埋め込み可
    能な器具であって、前記円筒部材(129)内を滑動変位するように配設したピ
    ストン手段(128)に前記第2端部(113)を接続し、制御膨潤時に前記吸
    収体と協働して前記第1端部(112)と前記第2端部(113)に延伸力を作
    用させるために、少なくとも1つのバネ部材(216)を前記吸収体(116)
    内に埋設したことを特徴とする請求項1に記載の埋め込み可能な器具。
  10. 【請求項10】 前記注水手段は、前記円筒部材(129)内の1又は複数
    の透水性部分(117)により構成されることを特徴とする請求項9に記載の埋
    め込み可能な器具。
  11. 【請求項11】 前記注水手段は、透水性である前記ピストン手段(128
    )により構成されることを特徴とする請求項9又は10に記載の埋め込み可能な
    器具。
  12. 【請求項12】 前記注水手段は、軸方向に延伸する複数の貫通孔を持つ円
    板部材より成るピストン手段(128)で構成されることを特徴とする請求項9
    乃至11のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  13. 【請求項13】 前記注水手段は、前記吸収体に向かう方向にのみ水を移送
    するために1又は複数の逆止弁を有するピストン手段により構成されることを特
    徴とする請求項9乃至11のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  14. 【請求項14】 前記円筒部材(129)は、前記ピストン手段(128)
    と前記第2端部(113)との間の壁部材(131)によってシールされ、制御
    膨潤時に水の少なくとも一部を供給するための水液(H2O)を満たす内部キャ
    ビティを前記円筒部材(129)内に形成することを特徴とする請求項9乃至1
    3のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  15. 【請求項15】 前記吸収体(116)と前記バネ部材(216)は、作動
    後に前記第1端部と前記第2端部に対して約500N/cm2を超える圧力を作
    用させることにより前記第1端部(112)と前記第2端部(113)とを前記
    予め定めた距離に到達させるように適合されていることを特徴とする請求項9乃
    至14のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  16. 【請求項16】 前記注水手段(117,128)は、制御膨潤時の水の移
    動により1日につき約1mmの延伸速度が得られるように埋め込み可能な器具(
    111)の残りの構成部品(112,116)に適合されていることを特徴とす
    る請求項9乃至15のいずれか1に記載の埋め込み可能な器具。
  17. 【請求項17】 前記円筒部材(28,29;129)は、チタンより構成
    されることを特徴とする請求項5乃至16のいずれか1に記載の埋め込み可能な
    器具。
  18. 【請求項18】 前記吸収体(26;116)は、酢酸セルロース又は他の
    超吸収剤を含むことを特徴とする請求項5乃至17のいずれか1に記載の埋め込
    み可能な器具。
  19. 【請求項19】 前記吸収体(16;16';26;116)の吸収特性は
    、体液(BF)に由来する水で湿潤させることにより作動を達成できるように適
    合されることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1に記載の埋め込み可能
    な器具。
  20. 【請求項20】 前記吸収体(16;26)は、湿潤時に前記吸収体に前記
    水を制御透過速度で供給するように適合させた透過特性を有する液透過膜(17
    ,27)により包囲されていることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1
    に記載の埋め込み可能な器具。
  21. 【請求項21】 前記吸収体(16,16';26)、又は前記吸収体及び
    前記液透過膜(17;27)は、生分解性で初期には水を通さない障壁層によっ
    て包囲されていることを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1に記載の埋
    め込み可能な器具。
  22. 【請求項22】 前記障壁層は、身体酵素に反応する疎水性材料又は加水分
    解可能な高分子材料を含むことを特徴とする請求項21に記載の埋め込み可能な
    器具。
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SE9901947-3 1999-05-28
US14032699P 1999-06-21 1999-06-21
US60/140,326 1999-06-21
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