JP2003522115A - 4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び塩素化されたイソシアヌレートと臭化物化合物との混合物からなる相乗作用的な抗菌性の組み合わせ、並びに、その使用方法 - Google Patents

4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び塩素化されたイソシアヌレートと臭化物化合物との混合物からなる相乗作用的な抗菌性の組み合わせ、並びに、その使用方法

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JP2003522115A JP2000590486A JP2000590486A JP2003522115A JP 2003522115 A JP2003522115 A JP 2003522115A JP 2000590486 A JP2000590486 A JP 2000590486A JP 2000590486 A JP2000590486 A JP 2000590486A JP 2003522115 A JP2003522115 A JP 2003522115A
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Abstract

(57)【要約】 4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び塩素化されたイソシアヌレートと臭化物化合物との混合物からなる相乗作用的な抗菌性の組み合わせが、開示されている。これらの相乗作用的な抗菌性の組み合わせを使用して、微生物の成長を抑制する方法もまた、開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、細菌の成長が見られる如何なる場所での、例えば非常に様々な工業
的用途に関連する水系において、細菌の成長を抑制するのに通常有用である、相
乗作用的な抗菌性組成物に関するものである。より詳細には、本発明は、4,5
−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び塩素化され
たイソシアヌレートと臭化物化合物との混合物からなる相乗作用的な混合物に関
する。その使用方法もまた、開示されている。
【0002】 (発明の背景) 本明細書中においてDOIと呼ばれる、4,5−ジクロロ−2−N−オクチル
−4−イソチアゾリン−3−オン、及び、本明細書中でTowerbrom(登
録商標)と呼ばれる、塩素化されたイソシアヌレートと臭化物化合物との組み合
わせの両方ともが、抗菌剤及び/又は殺菌剤として個々に知られている。本発明
の予期せぬ発見は、組み合わせて使用した際にそれらが相乗作用的であるという
ことである。本明細書中で使用される通り、用語「相乗作用」及び「相乗作用的
」は、DOI及びTowerbrom(登録商標)等の2又はそれ以上の殺生物
剤からなる組成物の効果が、単独で効果がある個々の成分の効力の合計を超える
場合を呼ぶ。この様に、相乗作用的な殺生物性の組み合わせを使用することによ
って、より低めの全体の濃度の殺生物剤を使用することが可能になるか、又は、
同等の投薬量で高い抗菌効果を実現するのが可能になるであろう。
【0003】 Towerbrom(登録商標)、及び、関連する化合物と、DOI、及び関
連する化合物の両方が、単独及び他の殺生物剤と組み合わせて、抗菌剤として当
該技術分野において知られている。しかしながら、Towerbrom(登録商
標)及びDOIの相乗作用的な組み合わせは、当該技術分野においては、教示さ
れても、示唆されてもいない。例えば、塩素化されたイソシアヌレート単独又は
臭化ナトリウム及び/又は臭化カリウムと組み合わせた塩素化されたイソシアヌ
レートは、PCT出願第WO93/04987号公報、及び、米国特許第455
7926号明細書及び同第5015643号明細書に、殺菌剤として報告されて
いる。加えて、米国特許第5254526号明細書には、塩素を含有する酸化剤
、及び、ポリホスフェートのアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム
塩と予め混合された水溶性臭化物で処理されている水を体内に導入することによ
って、藻の成長を抑制する方法が開示されている。
【0004】 単独又は他の化合物と組み合わせてのいずれか一方で、DOIからなる殺菌性
組成物を使用すること、並びに、殺菌剤として他のイソチアゾリン化合物を使用
することが、例えばEP608912号公報;EP615688号公報;EP6
11522号公報;EP476943号公報及び米国特許第5756526号明
細書;同第5730907号明細書;同第5703105号明細書;同第564
8086号明細書及び同第5559083号明細書に報告されている。欧州特許
第490567号公報には、トリクロロイソシアヌル酸等の、3−イソチアゾリ
ン用のハロゲンを含有する有機安定剤又は他のハロゲン化された化合物を使用す
ることが報告されている。微生物の成長を防止する方法又は抑制する方法もまた
、報告されている。この特許は、イソチアゾリンを有する相乗作用的な混合物中
に、臭化物化合物と組み合わせて塩素化されたイソシアヌレートを使用すること
を教示するとは思われない。
【0005】 本明細書中で使用される通り、句「抗菌性」、「殺生物剤」、及び、「細菌の
成長を抑制する」は、バクテリア、イースト、糸状菌及び/又は藻の成長を殺す
、抑制する、又は制御することを指す。幾つかの重要な工業は、それらが使用す
る原料物質で、それらの製造水中で、それらの製造工程の様々な成分で、及び、
それらが製造する最終製品中において、この様な生物学的な成長の活性から深刻
な悪影響を経験している。この様な工業としては、塗料、木材、織物、化粧及び
個人ケア製品、皮革、タバコ、毛皮、ロープ、紙、パルプ、樹脂、燃料、油、ゴ
ム及び機械工業等が挙げられる。
【0006】 循環水又は水系媒体を利用する系は、その系に微生物の堆積物が蓄積する際に
、微生物に感染したり、それらの効率が実質的に減損するのを経験している。堆
積物は、タンク及び他の容器の壁、並びに、使用されるいかなる機械装置又は製
造装置を覆い、パイプ及びバルブの閉塞を生じさせる。この堆積物はまた、製造
される製品に変色及び他の欠陥を生じさせて、費用のかかる運転停止を余儀なく
させる。微生物の制御は、例えば製紙においてセルロース繊維が分散させられる
及びフィラーや顔料が分散させられる、並びに、塗料製造において顔料が分散さ
せられる等の、水系媒体中に粒子又は微粉が分散させられる、水系媒体において
特に重要である。
【0007】 本明細書中に開示される通りの、Towerbrom(登録商標)及びDOI
の相互作用的な混合物、並びに、その使用方法は、相容性の問題を起こさずに、
実質的にいかなる水系媒体において、若しくは、微生物の成長を抑制することが
望まれているいかなる物品又は製造製品でも有用であるであろうことが、考えら
れる。本発明の相乗作用的な抗菌性の組み合わせの重要な用途としては、例えば
水性塗料、接着剤、ラテックスエマルジョン、インク及び接合セメントにおいて
、バクテリア、及び、イースト及び糸状菌等の菌類の成長を抑制すること;木材
を保存すること;切削油及び金属作業流体を保存すること;パルプ及び製紙工場
並びに冷却塔において、粘着物を製造するバクテリア、及び、イースト及び糸状
菌等の菌類を制御すること;糸状菌の成長を防止するための、織物及び皮革のた
めのスプレー処理剤又は浸漬処理剤として;汚している微生物の付着を防止する
ための、防汚塗料の成分として;塗料フィルムが雨風にさらされている間に生じ
る菌類による攻撃から、塗料フィルム、特には外装塗料を保護すること;サトウ
キビ糖及び甜菜糖、食物、食料品、及び食品添加物の製造の間に、粘着物が堆積
することから製造装置を保護すること;気体洗浄装置(エアーウオッシャー)又
はガス洗浄器(スクラバー)装置において、及び、工業的な新鮮な水供給装置に
おいて、微生物のが蓄積及び堆積を防止すること;密閉されたループ及び循環水
冷却装置において微生物の混入を制御すること;油式地面掘穿流体及び泥水にお
いて、並びに、二次石油回収法において、微生物の混入及び堆積を制御すること
;紙のコーティングの品質に悪影響を与えるであろう、紙コーティング過程にお
けるバクテリア及び菌類の成長を防止すること;例えば厚紙及びパーティクルボ
ード等の様々な特別板を製造する間に、バクテリア及び菌類の成長及び堆積を制
御すること;様々な種類の新しく切られた木材の樹液しみ変色を防止すること;
紙コーティング及び塗料製造において後で使用するために製造され、貯蔵及び輸
送の間に微生物によって減成を受けやすい、様々なタイプの粘土及び顔料スラリ
ー中において、バクテリア及び菌類の成長を制御すること;壁、床等でバクテリ
ア及び菌類が成長するのを防止するための、硬質表面殺菌剤として;及び、藻の
成長を防止するために、水泳用プールにおいて等が挙げられる。
【0008】 製紙工程における粘着物の制御もまた、特に重要である。様々な濃度の紙を製
造する繊維からなる水性分散液を含有する、パルプ及び紙工場の水系において、
バクテリア及び菌類を制御することは、特に重大である。バクテリア及び菌類の
蓄積によって造られる粘着物の堆積物を制御しないことによって、グレード外の
製品が生じたり、頻繁な中断時間やより多い清掃のために製品が減少したり、原
料物質の使用量が増加したり、また維持費用が増加したりし得るであろう。粘着
性堆積物の問題は、紙工業において、密閉された白濁水系を広く行き渡って使用
するという観点から、特に重要である。
【0009】 バクテリア及び菌類の成長を制御するために、優れた抗菌性組成物を使用する
必要がある他の重要な領域は、粘土及び顔料スラリーにおいてである。これらの
スラリーは、様々な粘土(例えば、カオリン)及び顔料(例えば、炭酸カルシウ
ム及び二酸化チタン)からなり、通常最終使用用途から離れた位置で製造される
。これは、それらが一般的には、用途場所で後で使用するために移送され、貯蔵
されることを意味する。この様なスラリーが使用される紙及びパルプ製品に対す
る品質基準が高いため、これらの粘土又は顔料スラリーの、試料1g当りの微生
物数が非常に低いことが必須である。
【0010】 工業的な水系において及び製造物品での、微生物の成長を効果的に制御及び/
又は抑制することができる抗菌性組成物が、非常に現実的にかつ実質的に必要で
ある。環境規制が高まっているので、歴史的に使用されているよりも低めの投与
量で効果的である、高い抗菌効果を有する殺生物性組成物を提供する更なる必要
性が依然としてある。殺生物剤を低めの量使用することは、環境に対して好まし
い影響を与え、また使用者は重要な費用削減を現実にし得る。
【0011】 (発明の要約) 本発明は一般的に、4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン(DOI)及び塩素化されたイソシアヌレートと臭化物化合物との
混合物(Towerbrom(登録商標))からなる相乗作用的な抗菌性の組み
合わせを提供することによって、上記に記載される必要性に合致する。この組成
物は、水系濃縮液又は希釈作動溶液等の、いかなる形体であってもよい。本発明
はまた、水系において、及び、微生物が成長しやすい製造物品上で微生物の成長
を抑制する方法も提供するものであり、その方法は、DOI及びTowerbr
om(登録商標)を効果的な量、前記系に添加するか、又は、前記物品に塗工す
ることからなる。
【0012】 (発明の詳細) 本発明は、a)4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、及びb)i)塩素化されたイソシアヌレートとii)臭化物化合物と
の混合物からなる相乗作用的な抗菌性組成物であって、b)に対するa)の重量
比が、活性基準で、約1:1〜1500:1の範囲であることを特徴とする組成
物に関するものである。好ましくは、この比は、5:1〜1220:1の量であ
り、より好ましくは約10:1〜80:1であるであろう。組成物はまた、下記
により完全に議論される通り、希釈溶液又は水系濃縮液の形体であってもよく、
更には水又は他の溶媒からなる。本発明は更に、水系において、又は、微生物が
成長しやすい製造物品上で微生物の成長を抑制する方法にも関するものであり、
その方法は、a)4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、及びb)i)ジクロロイソシアヌル酸とii)臭化ナトリウムとの混
合物からなる抗菌性の組み合わせであって、b)に対するa)の重量比が、活性
基準で、約1:1〜1500:1の範囲である組み合わせを効果的な量用いて、
前記系又は前記物品を処理することからなる。
【0013】 本明細書中で使用される通り、用語「効果的な量」は、処理されるべき水系に
おいて、又は、物品上で微生物の成長の抑制又は制御を所望のレベルまで達成す
るのに必要な、DOI及びTowerbrom(登録商標)からなる組成物の量
を指す。好ましくは、この量は、部分的な殺生物剤の減成後に、相乗作用指数(
「K」値)が1未満になる量である。K値の定義は、下記実施例の項で議論され
る。
【0014】 本発明の相乗作用的な抗菌性組成物の活性成分は、意図される用途及び所望の
配合媒体に依存するが、細かく粉砕された粉末及び粒状物質等の固体、及び、溶
液、エマルジョン、懸濁液、濃縮液、乳化可能な濃縮液、スラリー等の液体等の
、様々な配合物中で使用され得る。更に、相乗作用的な抗菌性の組み合わせが液
体である場合、それらはそのまま使用されるか、又は、タルク、粘土、珪藻土等
の適する不活性担体上の吸着質、若しくは、水又は低級アルカノール、灯油、ベ
ンゼン、トルエン及び他の石油蒸留液留分、又は、それらの組み合わせ等の様々
な有機液体等の、固体及び液体の両方の、様々な配合中に混合され得る。DOI
は、Klarix(登録商標)4000と同様の4.0%の活性溶液として液体
の形体で、Rohm and Haas(PA、フィラデルフィア)から入手可
能である。
【0015】 塩素化されたイソシアヌレート及び臭化物化合物成分は、単一の組成物として
使用されるのが好ましい。しかしながら、それらを別々に使用するのも、本発明
の概念内である。本明細書中で使用される通り、用語「塩素化されたイソシアヌ
レート」としては、例えば、限定されるものではないが、ジクロロイソシアヌル
酸、トリクロロイソシアヌル酸、これらの酸のアルカリ金属塩、これらの酸又は
それらの塩の水和物、錯体及び混合物等の、塩素化されたイソシアヌル酸、ハロ
ゲン化されたヒダントイン、ハロゲン化されたアルキルハロハライド及びハロゲ
ン化された次亜塩素酸メチルが挙げられる。ジクロロイソシアヌレートナトリウ
ム(無水物)及びトリクロロイソシアヌル酸が、本発明の方法にとって好ましく
、ジクロロイソシアヌル酸が最も好ましい。適する臭化物化合物としては、限定
されるものではないが、臭化ナトリウム、臭化マグネシウム、臭化カルシウム又
は臭化カリウム等の臭化アルカリ;アルカリ土類金属の臭化物;R4−アンモニ
ウム臭化物(尚、Rはアルキル又はアリール基である。);ブロムアミン;及び
N−臭素化された有機化合物が挙げられる。臭化ナトリウムが、好ましい臭化物
化合物である。ヨウ化物等の他のハライド化合物を使用することもまた、本発明
の概念内である。
【0016】 臭化物化合物に対する塩素化されたイソシアヌレートの重量比は、活性基準で
、少なくとも約3:1であるべきであり、好ましくは約5:1〜約20:1、よ
り好ましくは約5:1〜約19:1、最も好ましくは約12:1〜13.5:1
の範囲である。最も好ましいケースにおいて、塩素化されたイソシアヌレートは
、活性基準で、塩素化されたイソシアヌレート/臭化物組成物中約85〜95重
量%からなり、かつ臭化物化合物は、活性基準で、この組成物中約5〜15重量
%からなる。加えて、塩素化されたイソシアヌレート/臭化物組成物は、測定可
能な割合であるが、一般的には活性基準で約5重量%を超えない量の、塩化ナト
リウム及び水などの不活性な不純物又はフィラーからなり得る。臭化ナトリウム
と共のジイソシアヌレートナトリウム(無水物)が、好ましい。
【0017】 上記詳細に合致する製品は、Towerbrom(登録商標)60M及びTo
werbrom(登録商標)の商品名でOxyChem社から、及び、Towe
rbrom(登録商標)960、Towerbrom(登録商標)993及びT
owerbrom(登録商標)991の商品名でCalgon社から、商業的に
入手可能である。Towerbrom(登録商標)60M及び960製品は、活
性基準で、ジクロロイソシアヌレートナトリウム(無水物)約89%、臭化ナト
リウム約7%及び不活性成分約4%からなる。尚、全ての%は、重量によるもの
である。Towerbrom(登録商標)90M、993及び991製品は、活
性基準で、トリクロロイソシアヌル酸約92〜93%、臭化ナトリウム約7%及
び活性成分約1%未満からなる。尚、全ての%は、重量によるものである。上記
に議論される商業的に入手可能なTowerbrom(登録商標)60M及び9
60製品は、乾燥した顆粒状の形体である。本明細書中で使用される通り、用語
「顆粒」は、当業者によって通常理解される通りの、粉末から粗い顆粒までに渡
る、実質的にはいかなる粒子サイズをも意味する。Towerbrom(登録商
標)90M及び993製品は、3インチの錠剤で手に入るのに対して、991は
1インチの錠剤である。製品の形体及び粒子の大きさは、本発明の方法及び組成
物に対して一般的には重要ではないことを、当業者であれば更に理解するであろ
う。Towerbrom(登録商標)及び同様の製品が、冷却塔、熱交換機、工
業水洗浄装置等において、抗菌剤として使用されている一方、DOIとの相乗作
用的な混合物中において抗菌剤としてこれらの製品を使用することは、これまで
知られていなかった。
【0018】 殺生物剤及び他の抗菌性組成物は典型的には、酸化及び非酸化の2つのカテゴ
リーに入る。本発明の相乗作用的な混合物は、酸化する殺生物剤、即ちTowe
rbrom(登録商標)及び酸化しない殺生物剤、即ちDOIの両方を組み合わ
せることを、当業者は認識するであろう。この様な組み合わせによって、より完
全に微生物を制御することが可能になる。例えば、冷却塔の用途において、本発
明の方法は、有機栄養の微生物及び藻堆積物の両方を制御する。
【0019】 本発明によると、相乗作用的な組み合わせのこの2つの成分の重量比は、それ
ぞれの最終使用用途に対して、100%の活性を基準として、相乗作用を示すそ
れぞれの成分の投与レベルによって述べられる。典型的には、成分a)DOI、
及び成分b)Towerbrom(登録商標)の重量比は、活性基準に対する活
性で、約1:1〜1500:1の範囲に渡り、好ましくは約5:1〜1220:
1、より好ましくは約10:1〜80:1である。しかしながら、当業者に理解
されるであろう通り、2つの成分の相乗作用的な重量比は一般的には、用途及び
制御されるべき微生物に依存して、ある程度変わる。例えば、DOIに対するT
owerbrom(登録商標)の比が高めであると、或る用途ではより効果的で
あるであろうが、Towerbrom(登録商標)に対するDOIの比が高めで
あると、他の用途ではより効果的であるであろう。
【0020】 Towerbrom(登録商標)及びDOIの相乗作用的な組み合わせの効果
的な量は、処理される水系に添加されるべきである。処理される系の水の重量基
準で、少なくとも0.1部/百万(ppm)の上記に記載される相乗作用的な組
み合わせが、添加される。好ましくは、処理される水系に添加されるべきである
。処理される系の水の重量基準で、Towerbrom(登録商標)約0.05
ppm〜約1000ppm、及び、DOI約0.01ppm〜10ppmが、添
加される。限定されるものではないが、その系の大きさ、その系のpH、存在す
る微生物のタイプ及び望まれる制御量等の様々な系のパラメーターに基づいて、
与えられる系に対する殺生物剤の効果的な量を決めることは、当該技術分野で実
施している人の通常の技術内に充分入る。
【0021】 同様に、Towerbrom(登録商標)及びDOIの相乗作用的な組み合わ
せの効果的な量は、処理される製造物品に塗工されるべきである。一般的には、
少なくとも0.1ppmの濃度を有する上記に記載される、相乗作用的な抗菌性
の組み合わせからなる溶液が、バクテリア、糸状菌、イースト及び藻の成長を防
ぐために、混合される、スプレーされる、浸漬するのに使用される、又は、他の
方法で処理されるべき基板に塗工される。また、処理されるべき与えられた製造
物品に塗工するために、殺生物剤の効果的な量を決めることは、当該技術分野で
実施している人の通常の技術内に充分入る。
【0022】 それぞれの成分の上限、及び本発明の合計の相乗作用的な組み合わせの上限は
、例えば経済性及び環境の関係を考慮する、使用者の必要性及び要求に依存する
。水系に存在する本発明の相乗作用的な殺生物剤の組み合わせの合計量は、約3
00ppm未満であり得り、好ましくは200ppm未満であり、より好ましく
は約150ppm未満であり、約100ppm未満の量であるのが最も好ましい
。上記に注目される通り、当業者は、様々な系のパラメーターに基づいて、与え
られた系に対して殺生物剤の効果的な量を決め得る。
【0023】 加えて、幾つかの用途では、高めの全体での割合の殺生物剤が、微生物を制御
又は殺すために必要である。これらの用途においては、高めの量のそれぞれの殺
生物剤は、測定可能な相乗作用効果を維持しながら使用され得る。この様に、こ
の組み合わせの相乗作用の上限は、用途に依存して変わる。保存用途においては
例えば、混合物中のそれぞれの殺生物剤は、約0.05ppm〜せいぜい100
0ppmの範囲に渡る濃度で存在し得る。
【0024】 全体の系又は物品に渡る濃度が、同じである必要がなく、また局在化された比
が広く変わり得るので、1つ又は両方の殺生物剤のより高い量が、微生物の成長
から保護するために、その系又はその物品上で使用され得る。また、1つ又は両
方の殺生物剤が時間の経過と共に減成又は分解して、次いで上記に述べた範囲に
入るであろうことが予期される場合、初めに高めの量が添加され得る。たとえ上
記に述べたよりも高い量が、処理されるべき系/物品で使用されたとしても、重
要なことは、局在化した量又は時間によって減成された量が時間のある点で述べ
た範囲に入り、それによってその系の微生物が制御されるにつれて、相乗作用的
な組み合わせから利益を得ることである。
【0025】 本発明下の相乗作用的な組成物を調製するためには、それぞれの活性成分の効
果的な量が、水、有機溶媒等の適する担体中に混合されるべきである。この様な
組成物の調製は、当該技術分野で実施している人の通常の技術内である。
【0026】 この様に、本発明の相乗作用的な抗菌性の組み合わせはまた、第三成分c)か
らなっていてもよく、それは溶媒である。この様な溶液は、a)DOI約10〜
約50重量%;b)Towerbrom(登録商標)約1〜約5重量%;c)残
りは溶媒からなるであろう。尚、b)に対するa)の重量比は、活性基準で、約
2:1〜50:1の範囲である。いかなる適する有機溶媒又は無機溶媒又は水は
、処理されるべき系又は物品と、相容性の問題が生じずに、使用され得る。
【0027】 この代わりに、本発明による相乗作用的な抗菌性の組み合わせはまた、それぞ
れの活性成分がかなり高めのレベルからなる水系濃縮液であってよい。
【0028】 本明細書中に開示される相乗作用的な抗菌性の組み合わせは、他の抗菌物質と
組み合わせて使用し得ることも、当業者であれば理解するであろう。例えば、そ
の組み合わせは、それぞれの作用を組み合わせて特に有用な結果を得るために、
適当な濃度で、また適当な場合に、他の防カビ剤及び殺菌剤と混合され得る。こ
の様な組み合わせは、殺菌性の石鹸の調製において、化粧料及び水性コーティン
グ剤の製造において、及び、製紙工場の粘着物の蓄積と戦う際に、特定の用途を
見出すであろう。本発明の相乗作用的な抗菌性の組み合わせは、同様に他の殺藻
剤と組み合わせられ得る。
【0029】 本発明によると、バクテリア、イースト、糸状菌及び藻の少なくとも1つの成
長を抑制する方法がより更に提供される。本発明の方法によると、この成長は、
水系において又はこの様な成長をしやすい物品又は製造製品上で抑制される。こ
れらの方法は、Towerbrom(登録商標)及びDOIからなる効果的な量
の相乗作用的な抗菌性の組み合わせで、水系に添加するか、又は、前記バクテリ
ア、イースト、糸状菌及び/又は藻を含有する物品又は製品を処理することから
なる。この添加は、単一の混合物として、Towerbrom(登録商標)及び
DOIを一緒に単に添加するか、又は、別々に2成分の添加によってのいずれか
一方で成し遂げられ得る。上記に注目される通り、Towerbrom(登録商
標)自身は、単一の混合物として、又は、塩素化されたイソシアヌレート及び臭
化物化合物の2成分を別々に添加することによって、添加され得る。この様な別
々の投与は、同時でもよいし、又は異なる時間のいずれであってもよい。正味の
効果は、同じであるであろう(処理されるべきその系、物品又は製品は、その中
に結局のところ混合するか、又は、それぞれの成分の所望の投与濃度をそれに塗
工するであろう)。
【0030】 本明細書中に開示される通りの、4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−
イソチアゾリン−3−オン及びジクロロイソシアヌル酸及び臭化ナトリウムから
なる相乗作用的な混合物、並びに、それを使用する方法は、相容性の問題を起こ
さずに、微生物の成長を抑制することが望まれる、実質的に如何なる水系、又は
、如何なる物品又は製造製品で、有用であるであろうことが、考えられる。本発
明の相乗作用的な抗菌性の組み合わせの提案される用途としては、例えば:水性
塗料、接着剤、ラテックスエマルジョン、インク、接合セメント及びコーキング
化合物において、バクテリア及び菌類の成長を抑制すること;木材を保存するこ
と;切削油及び金属作業流体を保存すること;パルプ及び製紙工場並びに冷却塔
において、粘着物を製造するバクテリア、及び、イースト及び糸状菌等の菌類を
制御すること;糸状菌の成長を防止するための、織物及び皮革のためのスプレー
処理剤又は浸漬処理剤として;汚している微生物の付着を防止するための、防汚
塗料の成分として;塗料フィルムが雨風にさらされている間に生じる菌類による
攻撃から、塗料フィルム、特には外装塗料を保護すること;サトウキビ糖及び甜
菜糖、食物、食料品、及び食品添加物の製造の間に、粘着物が堆積することから
製造装置を保護すること;気体洗浄装置(エアーウオッシャー)又はガス洗浄器
(スクラバー)装置において、及び、工業的な新鮮な水供給装置において、微生
物のが蓄積及び堆積を防止すること;密閉されたループ及び循環水冷却装置にお
いて微生物の混入を制御すること;油式地面掘穿流体及び泥水において、並びに
、二次石油回収法において、微生物の混入及び堆積を制御すること;紙のコーテ
ィングの品質に悪影響を与えるであろう、紙コーティング過程におけるバクテリ
ア及び菌類の成長を防止すること;例えば厚紙、パーティクルボード及び食品グ
レードの板等の様々な特別板を製造する間に、バクテリア及び菌類の成長及び堆
積を制御すること;様々な種類の新しく切られた木材の樹液しみ変色を防止する
こと;紙コーティング及び塗料製造において後で使用するために製造され、貯蔵
及び輸送の間に微生物によって減成を受けやすい、様々なタイプの粘土及び顔料
スラリー中において、バクテリア及び菌類の成長を制御すること;壁、床等でバ
クテリア及び菌類が成長するのを防止するための、硬質表面殺菌剤として;緑藻
及びシアノバクテリア(藍藻植物)等の藻の成長を防止するために、水泳用プー
ルにおいて;及び、様々な化粧製品におけるバクテリア及び菌類の成長を制御す
ること等が挙げられる。本発明のこの相乗作用的な混合物は、様々なタイプの非
水系においても同様に有用であろうことが更に考えられる。
【0031】 循環水又は水系媒体を利用するいかなる系も、その系で微生物の堆積物が蓄積
する際に、微生物に感染したり、それらの効率が実質的に減損するのを経験して
おり、本発明によって処理され得る。本発明による微生物の制御は、例えば製紙
においてセルロース繊維が分散させられる及びフィラーや顔料が分散させられる
、並びに、塗料製造において顔料が分散させられる等の、水系媒体中に粒子又は
微粉が分散させられる、水系媒体において特に重要である。
【0032】 本発明の組成物は、塗工方法に係わらず、効果的であると考えられる。例えば
、本明細書中に記載される抗菌性組成物を、低レベル、連続供給法、半連続供給
法、又は、スラグ供給によって、処理されるべき系に添加され得る。これらの供
給法の全てが、当業者にはよく知られているであろう。好ましくは、Tower
brom(登録商標)の添加は、連続又はスラグ供給のいずれか一方によるが、
DOIの添加は、スラグ供給による。それぞれの成分にとってどちらかの供給の
種類が、その使用者の必要性及び要求に基づいて使用され得ることが、理解され
るであろう。循環水系においては、スラグ供給によって、使用者がその系の微生
物濃度及び微生物濃度が増加した時のみ原材料製品を監視することが可能になる
;その使用者は必要な場合にのみ、効果的な量のTowerbrom(登録商標
)及びDOIを供給することによって、費用削減を実現する。典型的には、塗料
を処理する場合には、スラグ原材料は、粉砕された顔料中に混合されるべきであ
る;エマルジョン、接着剤又は同様の製品を処理する場合には、スラグ原材料は
、製品配合物中で使用される水と共に添加されるか、又は、製造工程の終盤に後
添加剤として添加されるべきである。
【0033】 上記に注目される通り、本発明は、DOIと共にTowerbrom(登録商
標)を使用することによって、相乗作用的な結果が生じ、様々な工業的用途及び
他の用途において、バクテリア、菌類及び藻の成長を制御するのに効果的である
という発見に基づくものである。本明細書中に開示される相乗作用的な抗菌性の
組み合わせの有用性は、それが塗工され得る多くの工業、及び、それが効果的で
ある多くの微生物の両方における、その用途の広さから得る。
【0034】 Towerbrom(登録商標)及びDOIの相乗作用的な抗菌性の組み合わ
せの優れた抗菌活性は、標準的な実験技術を使用して確かめられた。抗菌性の組
み合わせは、例えば、限定されるものではないが、イースト鵞口瘡カンジダ(C
andida albicans)、Saccharomyces cerev
isiae及び糸状菌アスペルギルスニガー(Aspergillus nig
er)、Klebsiella pneumoniae、大腸菌、緑膿菌(Ps
eudomonas aeruginosa)、バチルス(Bacillus)
sp、ブドウ球菌sp、Flavobacterium sp、エンテロバクタ
ー(Enterobacter)sp及びXanthomonas sp等のバ
クテリア、他の好気性バクテリア、嫌気性バクテリア、糸状体バクテリア等の他
の真水微生物、限定されるものではないがカンジダ及びサッカロミケス並びに白
色及び桃色イースト等の他の菌類、及び、限定されるものではないが様々な種の
シアノバクテリア等の様々な種の緑藻及び藍藻植物等の、菌類の成長を抑制する
のに効果的であるであろう。
【0035】 (実施例) 下記実施例は、本発明を説明するために記載されるものであり、如何なる方法
でも本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0036】 実施例1 本発明の抗菌性組成物のマイクロ力価試験における殺生物性の効力を、緑膿菌(
Pseudomonas aeruginosa)を使用して下記に示す。
【0037】 DOIからなる原料溶液を4つ、脱イオン水約100ml中に2.0%の活性
DOI約2.56グラムを溶解させることによって調製した。この実施例に使用
されたDOIは、Rohm and Haas(PA、フィラデルフィア)から
、XB−3として入手した。Towerbrom(登録商標)からなる原料溶液
を8つ、脱イオン水約1000ml中に約100%の活性Towerbrom(
登録商標)約0.2048gを溶解させることによって調製した。Towerb
rom(登録商標)は、Calgon社(PA、ピッツバーグ)から、Towe
rbrom(登録商標)960として入手した。原料溶液を使用前に約30分間
攪拌した。
【0038】 二つのマイクロ力価板を、この実施例で使用するために用意した;それぞれの
マイクロ力価板は、8つの列A〜H及び12のカラム1〜12を有していた。そ
の板のそれぞれのウエル中のそれぞれの殺生物剤の濃度は、下記に記載される。
DOIの濃度は、活性成分のppmで与えられているのに対して、Towerb
rom(登録商標)の濃度は、製品のppmで与えられている。
【0039】
【表1】
【0040】 上記表に説明される通り、DOI及びTowerbrom(登録商標)の量は
、連続する希釈で、DOIでは128ppm活性〜2ppm活性の範囲に渡って
、また、Towerbrom(登録商標)では25.6ppm製品〜0.05p
pm製品の範囲に渡って変えられた。カラム11は、DOIを単独で使用したこ
とを表わすのに対して、列HはTowerbrom(登録商標)を単独で使用し
たことを表わす。カラム12は、マイクロ力価の汚染がなかったことを確かにす
るために行なわれた、肉汁制御であった。
【0041】 間接的なマイクロ力価を行った、尚殺生物剤及び微生物は、上記与えられた殺
生物剤濃度を含有するマイクロ力価板中の滅菌されたホスフェート緩衝液に初め
に添加された。濁り(微生物の成長)は緩衝液中では観察されなかったので、肉
汁でウエルのそれぞれを継代培養する必要があった。即ち、指示された時間で(
18時間及び24時間)、マイクロ力価ウエルを、Trypticase So
y Brothを含有する他の板内で継代培養した。その板を培養して、プレー
トリーダーで読み取った。肉汁及び緩衝液中におけるバクテリアの成長の間の直
接的な相関関係が、この方法によって作られ得る。
【0042】 P.aeruginosaを調製するために、バクテリアをStandard
Method Agarの板上で継代培養し、35℃で一晩培養した。接種原
を、10mlの滅菌されたホスフェート緩衝液(Butterfields)中
に0.5MacFarland標準を製造することによって調製した。MacF
arlandを、90mlの滅菌されたButterfields緩衝液中で希
釈した。
【0043】 この板を35℃で18時間培養し、次いでそれぞれのウエルからの10μlを
、他のマイクロ力価板のTrypticase Soy Broth200μl
中で継代培養した。この継代培養を、別の板中で24時間繰り返した。18時間
及び24時間の継代培養板を、35℃で一晩培養し、Dynatech Lab
oratories社(VA、Chantilly)から入手可能な、Dyna
tech MR−5000マイクロプレートリーダー上で翌日読んだ。尚、その
使用は、当業者にはよく知られているであろう。P.aeruginosa接種
原の合計の好気性板数は、1.0×107cfu/mlであった。
【0044】 次いで、マイクロ力価板を、18時間及び24時間でのホスフェート緩衝液板
から継代培養し、続いて殺生物剤を添加した。継代培養を、最低の殺生物剤濃度
(MBC)を決めるために行った。MBCは、継代培養及び続く培養後に、成長
が生じていない殺生物剤の最低の濃度である。
【0045】 35℃で一晩の培養期間に続いて、その板のそれぞれのウエル中の成長の存在
又は不存在を決定した。マイクロ力価板中の成長は、Dynatech MR−
5000マイクロプレートリーダーを用いて決定された。次いで、それぞれのウ
エル中の殺生物剤の濃度に加えて、それぞれのウエル中の成長の存在又は不存在
が、殺生物剤の組み合わせの相乗作用特性を決めるために使用された。相乗作用
特性は、Kull値、即ちK値を測定することによって評価された。K値の計算
方法は、当業者によく知られている。この実施例においては、K値は、下記一般
式によって決定された。
【0046】 K=組み合わせ中の[DOI]/[DOI]単独+ 組み合わせ中の[Towerbrom(商標)]/[Towerbrom(商標
)]単独 (式中、「組み合わせ中の[DOI]」は、Towerbromと組み合わせて
使用した場合の、微生物の成長の抑制が生じたDOIの濃度を意味する;「組み
合わせ中の[Towerbrom(商標)]」は、DOIと組み合わせて使用し
た場合の、微生物の成長の抑制が生じたTowerbromの濃度を意味する;
「[DOI]単独」は、単独で使用した場合の、微生物の成長の抑制が生じたD
OIの濃度を意味する;及び、「[Towerbrom(商標)]単独」は、単
独で使用した場合の、微生物の成長の抑制が生じたTowerbrom(登録商
標)の濃度を意味する。) 1未満のK値は、2種類の殺生物剤間の相乗作用を示し、1より大きいK値は
、2種類の殺生物剤間の拮抗作用を示し、またK値が1であることは、2種類の
殺生物剤の付加効果を示す。
【0047】 それぞれのマイクロ力価板で決定されたK値を、下記表2〜5に記録する。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】 表2〜5に示される結果から判る通り、P.aeruginosaを試験した
際に得られる「K」値は、指示された濃度で1以下であった。:これは2種類の
殺生物剤間の相乗作用を表わす。相乗作用は、1:5〜1:1220に渡るTo
werbrom(商標):DOIの比で見られた。
【0053】 本発明の特定の実施形態が、説明の目的のために上記に記載されているが、本
発明の詳細の多くの変形が、特許請求の範囲に定義される通りの、本発明から逸
脱しない限りなされ得ることは、当業者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 510 C02F 1/50 510A 520 520A 520J 532 532C 532D 532H 532J 540 540B 540C 540Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C058 AA20 BB07 JJ04 JJ23 4H011 AA02 BA06 BB09 BB10 BB18 DA13 DC05 DD01 DF04 (54)【発明の名称】 4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び塩素化されたイソシ アヌレートと臭化物化合物との混合物からなる相乗作用的な抗菌性の組み合わせ、並びに、その 使用方法

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記からなる相乗作用的な抗菌性の組み合わせであって、 a)4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン;
    及び b)i)塩素化されたイソシアヌレートとii)臭化物化合物との混合物; b)に対するa)の重量比が、活性基準で、約1:1〜1500:1の範囲であ
    り、かつii)に対するi)の重量比が、活性基準で、約3:1〜20:1の範
    囲であることを特徴とする前記組み合わせ。
  2. 【請求項2】 b)に対するa)の重量比が、約5:1〜1220:1の範
    囲であり、かつii)に対するi)の重量比が、約5:1〜19:1の範囲であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の組み合わせ。
  3. 【請求項3】 b)に対するa)の重量比が、約10:1〜80:1の範囲
    であり、かつii)に対するi)の重量比が、約12:1〜13.5:1の範囲
    であることを特徴とする、請求項2に記載の組み合わせ。
  4. 【請求項4】 前記塩素化されたイソシアヌレートがジクロロイソシアヌレ
    ートであり、かつ、前記臭化物化合物が臭化ナトリウムである、請求項1に記載
    の組み合わせ。
  5. 【請求項5】 水系において微生物の成長を抑制するための方法であって、 a)4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン;
    及び b)i)塩素化されたイソシアヌレートとii)臭化物化合物との混合物; からなり、b)に対するa)の重量比が、活性基準で、約1:1〜1500:1
    の範囲であり、かつii)に対するi)の重量比が、活性基準で、約3:1〜2
    0:1の範囲であることを特徴とする相乗作用的な抗菌性の組み合わせを、効果
    的な量前記系に添加することからなる前記方法。
  6. 【請求項6】 b)に対するa)の重量比が、活性基準で、約5:1〜12
    20:1の範囲であり、かつii)に対するi)の重量比が、約5:1〜19:
    1の範囲であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 成分a)及び成分b)が、処理されるべき系に、単一の組成
    物として、共に添加されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 成分a)及び成分b)が、処理されるべき系に、別々に添加
    されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも0.1ppmの相乗作用的な抗菌性組成物が、処
    理されるべき系に添加されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 約0.05ppm〜1000ppmの成分a)及び約0.
    01ppm〜10ppmの成分b)が、処理されるべき系に添加されることを特
    徴とする、請求項5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記効果的な量が、Kull値が1未満になる量であるこ
    とを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記塩素化されたイソシアヌレートがジクロロイソシアヌ
    レートであり、かつ、前記臭化物化合物が臭化ナトリウムである、請求項5に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 製造物品上での微生物の成長を抑制するための方法であっ
    て、 a)4,5−ジクロロ−2−N−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン;
    及び b)i)塩素化されたイソシアヌレートとii)臭化物化合物との混合物; からなり、b)に対するa)の重量比が、活性基準で、約1:1〜1500:1
    の範囲であり、かつii)に対するi)の重量比が、活性基準で、約3:1〜2
    0:1の範囲であることを特徴とする相乗作用的な抗菌性の組み合わせを、効果
    的な量物品に塗工することからなる前記方法。
  14. 【請求項14】 b)に対するa)の重量比が、活性基準で、約5:1〜1
    220:1の範囲であり、かつii)に対するi)の重量比が、約5:1〜19
    :1の範囲であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 成分a)及び成分b)が、処理されるべき物品に、単一の
    組成物として、共に塗工されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 成分a)及び成分b)が、処理されるべき物品に、別々に
    塗工されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも0.1ppmの相乗作用的な抗菌性組成物が、
    処理されるべき物品に塗工されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 約0.05ppm〜1000ppmの成分a)及び約0.
    01ppm〜10ppmの成分b)が、処理されるべき物品に塗工されることを
    特徴とする、請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記効果的な量が、Kull値が1未満になる量であるこ
    とを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記塩素化されたイソシアヌレートがジクロロイソシアヌ
    レートであり、かつ、前記臭化物化合物が臭化ナトリウムである、請求項13に
    記載の方法。
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