JP2003517332A - 周期的pmt制御を備える二室パルス発生器 - Google Patents

周期的pmt制御を備える二室パルス発生器

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JP2003517332A JP2000554441A JP2000554441A JP2003517332A JP 2003517332 A JP2003517332 A JP 2003517332A JP 2000554441 A JP2000554441 A JP 2000554441A JP 2000554441 A JP2000554441 A JP 2000554441A JP 2003517332 A JP2003517332 A JP 2003517332A
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エイカーズ,ブライアン・ピー
アダムス,ジョン・エム
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    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/3621Heart stimulators for treating or preventing abnormally high heart rate
    • A61N1/3622Heart stimulators for treating or preventing abnormally high heart rate comprising two or more electrodes co-operating with different heart regions

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Abstract

(57)【要約】 二室パルス発生器(30)は、心臓の心房および心室の活動を検知し、心臓の少なくとも心室(16)へペーシング・パルスを供給する。パルス発生器(30)は、心臓の心房(12)と関連し、心臓の心房活動化を検出する第1検出器(50)と、心臓の心室(16)と関連し、心臓の心室活動化を検出する第2検出器(60)とを含む。出力(68)は、心臓の心房活動化と時間的に関連してペーシング・パルスを心室へ印加する。タイマ(74)は、心臓の各心室活動化に応答して心房無反応期間を計時する。タイマ(74)は、通常は第1期間の心房無反応期間を計時し、延長入力(78)に応答して、第1期間よりも長い延長された期間の心房無反応期間を計時する。延長入手(78)はタイマ(74)へ周期的に供給され、延長された期間の心房無反応期間が周期的に計時される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本出願は、一般に、二室心臓パルス発生器に関する。より詳細には、本発明は
、本質的に周期的なペースメーカー介在型の頻脈(PMT)の制御を提供する、
埋込可能な二室心臓パルス発生器に関する。
【0002】 一般にペースメーカーとして知られている埋込可能なパルス発生器は、当該技
術において公知である。初期のペースメーカーは一室ペースメーカーであり、ト
リガ・モードで心室のペーシングのみを行った。それらは心臓活動を検知せずに
、所定の固定のレートで心室のペーシングを行った。
【0003】 後の一室ペースメーカーは、心室活動を検知し、心室のペーシングを行った。
心室の検知を行うことにより、固定のペーシング・レートに対応するエスケープ
・インターバル内で自発性の心室活動化(R波)が検知されたときに、ペースメ
ーカーがペーシングを禁止することが可能となった。このようなペーシングは、
必要なときのみ心臓のペーシングが行われるので、デマンド・ペーシングという
。このペーシング・モダリティは、当該技術では、VVIペーシングといわれる
【0004】 ペースメーカーの技術が進歩し、二室ペースメーカーが可能となった。最初の
二室ペースメーカーは、心房および心室の両方で検知を行い、心室のみのペーシ
ングを行った。VDDペースメーカーとして知られているそれらの二室ペースメ
ーカーは、主に、心房と心室との間の伝導の欠如に苦しむ心臓ブロックの患者に
対するものであった。これらのペースメーカーの目的は、心室の応答を心房活動
へ結合することにより、心臓ブロックの患者の正常な心房と心室の同期性をシミ
ュレートすることであった。このペースメーカーは、心房活動化(P波)を検知
すると、AV遅延のタイミングを開始した。AV遅延の終わりに、心室のペーシ
ングが行われた。前記のものの最も大きな恩恵は、体操や代謝要求を増加させる
他の原因に起因して心房レートが増加したときに、心室レートレートが同様に増
加し、心臓の血流力学的出力が代謝的要求を満たすようにすることである。かか
るペースメーカーはまた、心室の検知により支持されるデマンド・モードで機能
することができる。
【0005】 後に、心房ペーシングが二室ペースメーカーの能力に付加された。これらのペ
ースメーカーは、当該技術分野ではDDDペースメーカーといわれる。これらは
、心房と心室を結合して心臓ブロックの患者を支援するのみでなく、更に、洞障
害(sick-sinus)シンドロームの、通常は心房が適正に機能しない患者の心房機
能を促進する。
【0006】 DDDモードまたはVDDモードで動作するペースメーカーは、特定の状況の
下で、危険な頻脈状態を支援し得る。ペースメーカー介在型頻脈(pacemaker me
diated tachycardia)(PMT)として知られるこの状態は動作ペーシング状態
であり、ペーサは、危険な高いレートで、持続される時間の間、心臓の心室を誤
って刺激する。
【0007】 ペースメーカー介在型頻脈は、心房と心室の間の接続組織が逆行性の電気信号
を心室から心房へ送ることができる時間の間に心室活動化が発生したときに、開
始される。心房への心室信号の状態が、心房においてスプリアスのシミュレーシ
ョン電気信号を提供し、ペーサにはそれが正常な心房活動化に見える。ペーサは
このスプリアスの逆行性の心房信号を検知し、次いで、検知した心房信号に続く
所定のAV遅延時間期間で心室のペーシングを行う。ペーシングされた心室信号
は、続いて、逆行して心房へ伝導され、そこでペースメーカーにより、自然な心
房活動化として再び誤って検知される。従って、ペースメーカーは、プログラム
されたAV遅延時間期間と、心室と心房の間の逆行性の伝導時間との合計により
定義された比較的高いレートで、心室のペーシングを継続して行う。この高いレ
ートは、ペースメーカーにより無期限に維持される。なぜなら、逆行性伝導は、
ペースメーカーが高レート心房イベントに見えるものを検出して、対応する高レ
ート心室ペーシング刺激を発生することによりスプリアスの心房イベントを追跡
することを確実なものとするからである。このペースメーカー介在型頻脈状態は
、患者を危険にし得る過剰な刺激を心臓に与える。
【0008】 逆行性の伝導する心室信号が二室ペースメーカーで心房活動化として扱われな
いようにするために、後心室心房無反応期間(post-ventricular atrial refrac
tory period)(PVARP)が用いられる。この計時された無反応期間は、自
然のR波の検出またはペーシングされたR波から開始する。これらの無反応期間
の間、心房チャネルは検知が禁止されて、遠フィールドの心室活動の検知が除か
れるようにされ、誤った心房検出を発生しなようにされる。従って、この期間の
間、心房チャネルは、心室ペーシングの配信のためのAV遅延のタイミングを開
始することができない。PVARPは通常は短く維持される。なぜなら、それを
長い期間に設定すると、ペースメーカーの最大追跡(トラッキング)レートをあ
まりにも遅く制限し得るからである。
【0009】 幾つかの状況では、PVARP単独ではPMTを除くには適当ではない。PV
Cとして知られている早発心室活動化(premature ventricular activation)は
、PMTの最も一般的な原因である。PVCは、心房活動化を介在せずに正常な
内因性律動内のシーケンスからずれて発生する(早発、premature)、心室活動
化である。これは、通常の洞鼓動よりも早く発生し、また、心房と心室の間の接
続組織が逆行性電気信号を心室から心房へ送れる時などのような時に発生し得る
。これが発生すると、PMTは、PVARPが適切でなくとも開始される。
【0010】 前述のことから、当該技術では、PMT状態の発生を妨げるか又は発生したP
MTを終了させるかの何れかの手法がとられてきた。かかる手法の1つは、PV
Cが発生したときにPVARP延長を提供する。これにより、ペースメーカーの
トラッキングの上限を不利益に制限するような、PVARPを長く設定する必要
性を除きつつ、PVCが始動することからPMT保護する。しかし、これには、
PVCを識別するための心臓活動の分析が必要であり、この技術を採用するペー
スメーカーを複雑なものにする。更に、PVCを見落とすと、これのみではPM
Tに対する保護を提供できない。
【0011】 終了させる手法は、ペースメーカーの高いレートで所定数の連続する心室ペー
スが発生したときにPVARP延長を提供する。これはPMTを終了させるが、
心室ペーシング傾向を分析するための複雑な構成が要求され、患者をこの高レー
トにさらす。
【0012】 本発明は、PMTの問題の簡単で精密かつ簡潔な解決法を提供する。以下に示
すように、本発明は、従来技術で用いられた複雑な心臓活動分析および心室ペー
シング傾向を必要とせず、延びたPMTが発生するのを禁止する。
【0013】 発明の概要 従って、本発明は、心臓の心房および心室の活動を検知し、心臓の少なくとも
心室へペーシング・パルスを供給する二室パルス発生器を提供する。パルス発生
器は、心臓の心房と関連し、心臓の心房活動化を検出する第1検出器と、心臓の
心室と関連し、心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、心臓の心房活動化と
時間的に関連してペーシング・パルスを心室へ印加する出力とを含む。パルス発
生器は、更に、心臓の各心室活動化に応答して心房無反応期間を計時するタイマ
を含む。タイマは、第1期間の心房無反応期間と、第1期間より長い第2期間の
心房無反応期間とを計時する。PVARP延長入力は、タイマが第2期間の心房
無反応期間を周期的に計時するようにさせる。
【0014】 本発明は、更に、心臓の心房および心室の活動を検知し、心臓の少なくとも心
室へペーシング・パルスを供給する二室パルス発生器を提供し、このパルス発生
器は、心臓の心房と関連し、心臓の心房活動化を検出する第1検出器と、心臓の
心室と関連し、心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、心臓の心房活動化と
時間的に関連してペーシング・パルスを心室へ印加する出力とを含む。パルス発
生器は、更に、心臓の各心室活動化に応答して心房無反応期間を計時するタイマ
を含む。タイマは、通常、第1期間の心房無反応期間を計時し、また、延長入力
に応答して、第1期間よりも長い延長された期間の心房無反応期間を計時する。
延長入力手段は、タイマへ延長入力を周期的に供給する。
【0015】 更に、本発明は、心臓の心房と関連し、心臓の心房活動化を検出する第1検出
器と、心臓の心室と関連し、心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、心臓の
心房活動化と時間的に関連してペーシング・パルスを心室へ印加する出力とを含
む二室パルス発生器を提供する。パルス発生器は、更に、第1信号に応答して第
1期間の心房無反応期間を計時し、第1信号と第2信号の組み合わせに応答して
、第1期間よりも長い延長された期間の心房無反応期間を計時するタイマを含む
。パルス発生器は、更に、心室レートで各心室活動化に応答してタイマへ第1信
号を供給する手段と、心室レートよりも遅いレートでタイマへ第2信号を供給す
る手段とを含む。
【0016】 新規であると考慮する本発明の特徴を詳細に特許請求の範囲に述べる。本発明
は、本発明の更なる目的および利点と共に、以下の説明および添付の図面を参照
することにより良く理解できると考慮する。図面において、同ど参照符号は同じ
エレメントを表す。
【0017】 好適な実施形態の詳細な説明 図1を参照すると、本発明を実現する、完全に埋込可能な二室パルス発生器3
0を、ペーシング監理を必要とする人間の心臓10と共に示している。図1に示
した心臓10の部分、および本発明を理解するために関連する部分は、右心房1
2、左心房14、右心室16、左心室18、および上大静脈20である。
【0018】 二室パルス発生器30は、概略的に、エンクロージャ32と、第1心臓内リー
ド36および第2心臓内リード38を含むリード・システム34とを含む。第1
心臓内リード36は心臓10の右心房12と関連し、遠位または先端電極40お
よび近位電極42を含む二極電極対を含む。電極40および42は、心房活動の
検知を可能とするように、右心房12の内壁に接触するように配置される。電極
40および42はまた、ペーシング用の刺激を心房へ印加するためにも、好適に
用いられる。
【0019】 第2心臓内リード38は心臓の右心室と関連し、遠位または先端電極44およ
び近位電極46を含む更なる二極電極対を含む。電極44および46は右心室1
6の内壁に接触するように配置され、右心室内の心室活動の検知と、右心室への
ペーシング用の刺激の印加との両方を可能とする。
【0020】 エンクロージャ32内において、パルス発生器30は心房チャネル50および
心室チャネル60を含む。心房チャネル50は、当該技術で公知の検知増幅器5
2と、P波検出器54とを含む。P波検出器54は、好適に、当該技術で公知の
スレッショルド検出器を含む。心室チャネル60は、当該技術で公知の検知増幅
器62と、R波検出器64とを含む。P波検出器54のように、R波検出器64
は当該技術で公知のスレッショルド検出器を含む。
【0021】 ここで用いられる用語「心房活動化」は、自然に又は自発的に又は心房ペーシ
ング刺激の結果として発生する心臓のP波を示すために用いられる。同様に、用
語「心室活動化」は、自然に又は自発的に又は心室ペーシング刺激の結果として
発生する心臓のR波を示すために用いられる。
【0022】 心臓内リード36の電極40および42は、検知増幅器52へ結合される。検
知増幅器52は心臓10の心房活動を検知する。検知増幅器52の出力はP波検
出器54へ結合され、P波検出器は、検知増幅器52により検知された心房活動
から、心房の心房活動化を検出する。P波検出器54の出力は、ORゲート56
の入力55へ結合される。
【0023】 パルス発生器30は、心房ペース出力回路58を更に含む。心房ペース出力回
路58は一対の出力を有し、それらは心臓内リード36の電極40および42へ
結合されて、心房ペーシング刺激を心房に印加する。心房ペース出力回路58は
また、心房ペーシング刺激が心房へ印加されるときに、ORゲート56の入力5
7への入力を作成する。その結果として、ORゲート56の出力59は、心房活
動化が自発的に又は心房へのペーシング刺激の印加により発生したときに、出力
を提供する。
【0024】 心臓内リード38の電極44および46は、心室検知増幅器62の入力へ結合
される。従って、検知増幅器62は心臓10の心室活動を検知する。検知増幅器
62の出力はR波検出器64へ結合される。R波検出器64は、検知増幅器62
により検知された心室活動から、心室活動化を検出する。R波検出器64が心室
活動化を検出すると、ORゲート66の入力65へ信号を供給する。
【0025】 パルス発生器30は心室ペース出力回路68を更に含む。心室ペース出力回路
68は、心臓内リード38の電極44および46へ結合され、心室ペーシング・
パルス又は刺激を心室へ印加する。心室ペース出力回路68は、心室ペーシング
刺激が電極44および46へ印加されたときに、入力67においてのORゲート
66への入力を作成する。その結果として、ORゲート66は出力69において
、正常または自発的な心室活動化が発生したとき、又は心室ペース出力回路68
による心室へのペーシング刺激の印加により心室活動化が発生したときに、出力
信号を提供する。
【0026】 パルス発生器30はVAタイマ70を更に含む。VAタイマ70は、心房ペー
ス出力回路58に対してのエスケープ・インターバルを計時する。心室活動化が
起きると、ORゲート69の出力により、VAタイマがVAインターバルの計時
を開始する。VAインターバルは、例えば、700から800ミリ秒である。V
A時間期間の終了のときに、VAタイマは信号を心房ペース出力回路58へ供給
し、それにより、心房ペース出力回路58はペーシング刺激を電極40および4
2へ、即ち、心房へ、配信する。P波検出器54の出力は、ORゲート56の入
力55へ結合されていることに加えて、更に、VAタイマ70の入力へに結合さ
れている。VA時間期間の計時の間に、P波検出器54が内因性又は自発性の心
房活動化を検出した場合、それはリセット入力をVAタイマへ供給してVAタイ
マ70をリセットし、それにより心房ペース出力回路58を抑制して、心房ペー
シング刺激が心房へ印加されるのを妨げる。これは、当業者にはデマンド・ペー
シングと認識されるであろう。
【0027】 パルス発生器30はAV遅延タイマ72を更に含み、AV遅延タイマ72は、
心房活動化のときから開始して所定のAV遅延期間、例えば100から150ミ
リ秒にわたる、AV遅延時間期間を計時する。AV遅延時間期間の終わりに、A
V遅延タイマ72は心室ペース出力回路68へ入力を供給し、それにより、心室
ペース出力回路68はペーシング刺激を心臓内リード38の電極44および46
へ、即ち、心室へ、配信する。AV遅延時間期間の計時の間に、R波検出器64
が内因性又は自発性の心室活動化を検出した場合、それは入力をAV遅延タイマ
72へ供給してAV遅延タイマ72をリセットする。これは心室ペース出力回路
68を抑制して、心室ペース出力回路68により心室ペーシング刺激が心室へ印
加されるのを妨げる。これは、当業者にはデマンド・ペーシングと認識されるで
あろう。
【0028】 本発明によると、パルス発生器32は、後心室心房無反応期間(PVARP)
タイマ74を含む。PVARPタイマ74は、ORゲート66の出力69へ結合
された第1入力76を有する。心室活動化が発生すると、ORゲート66は出力
69で、PVARPタイマ74にPVARPの計時を開始させる。PVARPタ
イマ74がPVARPを計時している間の時間に、それはロー(低)のロジック
信号をANDゲート80の入力82へ供給する。
【0029】 ORゲート56の出力59は、ANDゲート80の他方の入力84へ結合され
る。ANDゲート80は、PVARPタイマ74がPVARPを計時していない
時に心室活動化が発生したときに、AV遅延タイマ72にAV遅延時間期間の計
時を開始させる信号を生成する。従って、PVARPの間、ANDゲート80は
、心房活動化に応答してAV遅延タイマ72へかかる信号を供給することを妨げ
れれる。しかし、ANDゲート80は、PVARPタイマがPVARPを計時し
た後に心房活動化が発生した場合、かかる信号を供給してAV遅延タイマ72に
AV遅延時間期間の計時を開始させる。
【0030】 PVARPタイマは、カウンタ86の出力へ結合された第2入力78を有する
。カウンタ86はORゲート66の出力69へ結合された入力を有する。カウン
タ86は、好適には、n回の心室活動化毎に、PVARPタイマ74の第2又は
延長入力78へ出力を供給するタイプのものである。例えば、カウンタ86は、
10回の心室活動化毎に、PVARPタイマ74の第2入力78へ出力を供給す
る。カウンタはORゲート66の出力69へ結合されているので、心室活動化が
内因性の又は自発的な活動化であろうと心室ペーシング刺激の結果としてであろ
うと、所定数の連続する心室活動化の後に、かかる信号をPVARPタイマ74
へ供給する。
【0031】 本発明によると、PVARPタイマ74は、ORゲート66から第1入力76
で入力信号を受信することに応答して、第1期間の心房無反応期間を計時し、ま
た、ORゲート66からの第1入力76での入力と、カウンタ86からの第2又
は延長入力78での入力とを共に受信することに応答して、第1期間より長い第
2期間の心房無反応期間を計時する。例えば、第1のPVARPは100ミリ秒
のオーダーであり、延長されたPVARPは150ミリ秒のオーダーである。結
果として、PVARPタイマは、延長又は第2の期間の心房無反応期間を周期的
に計時する。延長PVARP計時の周期性は、カウンタにより提供される。結果
として、PVARPタイマは、その第1入力76で、心室レートでORゲート6
6から第1信号を受信し、その入力78で、心室レートより少ないレートで第2
信号を受信する。
【0032】 前述のことにより、パルス発生器30のPVARPは周期的に延長される。か
かる周期的延長は、前述した従来技術で必要とされた分析を必要とせず、従って
、本発明のPVARP延長は実施における複雑性が実質的に低くなる。同時に、
ペースメーカー介在型頻脈が効率的に監理される。
【0033】 図2を参照すると、図2は本発明を実施する別の二室パルス発生器130を示
す。パルス発生器130は図1のパルス発生器30と実質的に類似であり、それ
が同一のエレメントを含むという点において、同一の参照符号を使用する。
【0034】 図2のパルス発生器130は、図1の実施形態のカウンタ86を組み込む代わ
りに、PVARPの周期的延長を提供するタイマ90を含む。図2から理解でき
るように、パルス発生器130はタイマ190を含み、このタイマは、入力をP
VARPタイマ74の第2又は延長入力78へ供給する。タイマ90は所定の連
続的時間間隔を計時する。その結果として、n秒毎、例えば、10秒毎に、タイ
マ90は入力をPVARPタイマ74の入力78へ供給する。これにより、PV
ARPタイマ74は、ORゲート66から第1入力76への次の入力が来たら、
延長PVARPを計時する。その結果として、パルス発生器130のPVARP
は、或る秒毎の後に周期的に延長される。
【0035】 図3を参照すると、図3は本発明の更なる実施形態を実施する更に別のパルス
発生器230を示す。ここでも、パルス発生器230は図1のパルス発生器30
と実質的に類似であり、それが同一のエレメントを含むという点において、同一
の参照符号を使用する。即ち、パルス発生器230は、図1の実施形態のカウン
タ86と類似のカウンタ88を含むが、このカウンタ88は、ORゲート56の
出力59から入力を受信する。心房活動化が発生したときには、カウンタ88は
新たな入力を受信する。その結果として、カウンタ88は信号を、n回の心房活
動化毎に、PVARPタイマ74の第2又は延長入力78へ供給する。第n回の
心房活動化毎にその直後に発生する心室活動化により、PVARPタイマ74が
延長PVARPを計時するようにされる。ここでもまた、図3の実施形態はPV
ARPの周期的延長を提供する。
【0036】 本発明の特定の実施形態を示して説明したが、変更を行うことも可能である。
従って、特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲内にある変更や改造を
網羅することを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を実現化する完全に埋込可能な二室パルス発生器の概略ブロッ
ク図を、ペーシング監理を必要とする人間の心臓と共に示す。
【図2】 図2は、本発明の第2実施形態に従った別の完全に埋込可能な二室パルス発生
器の概略ブロック図を、ペーシング監理を必要とする人間の心臓と共に示す。
【図3】 図3は、更に別の実施形態に従った本発明を実現化する更に別の完全に埋込可
能な二室パルス発生器の概略ブロック図を、ペーシング監理を必要とする人間の
心臓と共に示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月2日(2001.11.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アダムス,ジョン・エム アメリカ合衆国ワシントン州98029,イサ クア,サウスイースト・サーティフォー ス・ストリート 20621 Fターム(参考) 4C053 KK02 KK07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓の心房および心室の活動を検知し、前記心臓の少なくと
    も心室へペーシング・パルスを供給する二室パルス発生器であって、 前記心臓の心房と関連し、前記心臓の心房活動化を検出する第1検出器と、 前記心臓の心室と関連し、前記心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、 前記心臓の心房活動化と時間的に関連してペーシング・パルスを前記心室へ印
    加する出力と、 前記心臓の各心室活動化に応答して心房無反応期間を計時するタイマであって
    、第1期間の心房無反応期間と、前記第1期間より長い第2期間の心房無反応期
    間とを計時するタイマと、 前記タイマに前記第2期間の心房無反応期間を周期的に計時させるようにする
    手段と を備えるパルス発生器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパルス発生器であって、前記させるように
    する手段は、n回目の心室活動化毎に応答して前記タイマが前記第2期間の心房
    無反応期間を計時するようにさせるカウンタを含む、パルス発生器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のパルス発生器であって、前記させるように
    する手段は、連続する所定の時間期間のそれぞれ毎の後に発生する第1の心室活
    動化のときに前記タイマが前記第2期間の心房無反応期間を計時するようにさせ
    る第2タイマを含む、パルス発生器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のパルス発生器であって、前記させるように
    する手段は、n回目の心房活動化毎の後に発生する第1の心室活動化のときに前
    記タイマが前記第2期間の心房無反応期間を計時するようにさせるカウンタを含
    む、パルス発生器。
  5. 【請求項5】 心臓の心房および心室の活動を検知し、前記心臓の少なくと
    も心室へペーシング・パルスを供給する二室パルス発生器であって、 前記心臓の心房と関連し、前記心臓の心房活動化を検出する第1検出器と、 前記心臓の心室と関連し、前記心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、 前記心臓の心房活動化と時間的に関連してペーシング・パルスを前記心室へ印
    加する出力と、 前記心臓の各心室活動化に応答して心房無反応期間を計時するタイマであって
    、通常は第1期間の心房無反応期間を計時し、延長入力に応答して、前記第1期
    間よりも長い延長された期間の心房無反応期間を計時するタイマと、 前記タイマへ延長入力を周期的に供給する延長入力手段と を備えるパルス発生器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパルス発生器であって、前記延長入力手段
    は、前記心室活動化をカウントしてn回目の心室活動化毎に前記延長入力を供給
    するカウンタを含む、パルス発生器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のパルス発生器であって、前記延長入力手段
    は、時間期間毎の後の間隔をあけられた時間インターバルの終わりに前記延長入
    力を供給する第2タイマを含む、パルス発生器。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のパルス発生器であって、前記延長入力手段
    は、前記心房活動化をカウントしてn回目の心房活動化毎に前記延長入力を供給
    するカウンタを含む、パルス発生器。
  9. 【請求項9】 心臓の心房および心室の活動を検知し、前記心臓の少なくと
    も心室へペーシング・パルスを供給する二室パルス発生器であって、 前記心臓の心房と関連し、前記心臓の心房活動化を検出する第1検出器と、 前記心臓の心室と関連し、前記心臓の心室活動化を検出する第2検出器と、 前記心臓の心房活動化と時間的に関連してペーシング・パルスを前記心室へ印
    加する出力と、 第1信号に応答して、第1期間の心房無反応期間を計時し、前記第1信号と第
    2信号の組み合わせに応答して、前記第1期間よりも長い延長された期間の心房
    無反応期間を計時するタイマと、 心室レートで各心室活動化に応答して前記タイマへ前記第1信号を供給する手
    段と、 前記心室レートよりも遅いレートで前記タイマへ前記第2信号を供給する手段
    と を備える二室パルス発生器。
JP2000554441A 1998-06-17 1999-05-28 周期的pmt制御を備える二室パルス発生器 Pending JP2003517332A (ja)

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