JP2003509929A

JP2003509929A - モバイル機器を用いて個人化インターネット情報にアクセスするための方法および装置

Info

Publication number: JP2003509929A
Application number: JP2001523985A
Authority: JP
Inventors: アミールアロン，
Original assignee: サレニック，インコーポレイテッド
Priority date: 1999-09-17
Filing date: 2000-09-16
Publication date: 2003-03-11
Also published as: CA2384858A1; EP1221103A4; AU7492800A; EP1221103A1; WO2001020475A1

Abstract

(57)【要約】モバイル通信機器を用いて、個人化情報にアクセスするための方法および装置を示す。ユーザは、システムと接続または双方向通信することにより、任意のモバイル通信機器（２８，２９）から、双方向応答システム（２６）を介してインターネット情報にアクセスする。アクセスされた情報は、双方向応答システムのためのウェブページインターフェースに指定されたユーザの選好に従って、各ユーザごとに個人化される。装置は、１以上のコンピュータを含み、サーバと、個人化ルーチンと、該ユーザに、モバイル通信機器を用いた、個人化インターネット情報へのアクセスを提供するように適合された、双方向応答ルーチンとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（発明の分野）本発明は、概して、モバイルデバイスを使用するインターネット上で入手可能
な情報へのアクセスを提供する方法および装置に関する。より詳細には、本発明
は、電話などのモバイルデバイスを使用して個人化インターネット情報にアクセ
スする方法および装置を提供する。

【０００２】（発明の背景）インターネットおよびワールドワイドウェブ（以下、「ウェブ」）は、情報が
広められて共有される方法に大変革をもたらした。インターネットを介する表示
および伝達のために、コンテンツを容易に表すことを意図するドキュメントの新
しいカテゴリによって、多種多様の情報は、複数のユーザによって同時にアクセ
スされ得る。電子ドキュメントまたはウェブページと呼ばれることが多いこれら
の新しいドキュメントは、ますます、ビジネスを行うための媒体として、それら
の従来の対等物である紙に取って代わっている。

【０００３】ウェブページは、「ウェブブラウザソフトウェア」によって「ウェブブラウザ
ウィンドウ」上でユーザに表示されるマルチメディア要素である。ユーザの制御
のもとで、ウェブブラウザソフトウェアは、ユーザのコンピュータと「ウェブサ
ーバ」との間のインターネットを介する接続を確立する。この接続は、ウェブサ
ーバからユーザのコンピュータに「ウェブページ」を表すデータをダウンロード
するために使用される。ウェブページは、テキスト、音声、グラフィック、イメ
ージ、および映像コンテンツ、ならびに、コンピュータまたは他の電子デバイス
を使用することにより受け得る任意の他の種類のコンテンツを含み得る。さらに
、ウェブページは、双方向型であり得、他のウェブページを表示させるユーザに
よって選択可能なリンク、ユーザからウェブサーバに情報を送信するために使用
され得る形式、双方向型の実行可能なコード、またはユーザがウェブページと双
方向通信し得るための他の要素を含み得る。例えば、単一の会社についての情報
を含み、１つ以上のウェブサーバに位置する全てのウェブページなどの、相互接
続して密接に関係する１つ以上のウェブページのグループは、「ウェブサイト」
と呼ばれる。

【０００４】現在、インターネット上のウェブページ上に表示される情報は、種々の「イン
ターネット装置（ａｐｐｌｉａｎｃｅ）」によってアクセスされ得、インターネ
ット装置は、インターネットアクセスシステムと共に構成される電子デバイスで
ある。インターネット装置は、パーソナルおよびポータブルコンピュータなどの
マイクロプロセッサ型デバイス、携帯情報端末、電子手帳、ならびに、陸線およ
びワイヤレスモバイル電話を含むが、これらに限定されない。詳細には、ワイヤ
レス電話を使用してインターネット上で入手可能な情報にアクセスすることは、
ますます一般的になってきた。世界中のどこからでもインターネット情報にアク
セスしたいという移動の多いビジネスユーザによる需要が増加したことにより、
Ｗｅｓｔｗｏｏｄ，ＫＳのＳｐｒｉｎｔＣｏ．およびＳｃｈａｕｍｂｕｒｇ，
ＩＬのＭｏｔｏｒｏｌａ，Ｉｎｃ．などのワイヤレス通信プロバイダによって提
供される種々のインターネット電話アクセス技術の開発が導かれてきた。

【０００５】これらの技術は、ワイヤレス通信プロバイダによって提供されるワイヤレス電
話内のビジュアルインターフェイスを使用することにより、ユーザが、特にユー
ザの電子メール、ニュース、株式相場などの情報にアクセスすることを可能にす
る。ビジュアルインターフェイスは、マイクロブラウザソフトウェアを介してイ
ンターネット情報へのアクセスを提供するために小さなビジュアルディスプレイ
を有するワイヤレス電話内で使用され、マイクロブラウザソフトウェアは、グラ
フィック性能が縮小されたウェブブラウザのより単純なバージョンからなる。ユ
ーザは、ワイヤレス電話内のマイクロブラウザウィンドウ内に表示されるプルダ
ウンメニューから、インターネット上の情報コンテンツプロバイダを選択する。
このようなコンテンツプロバイダは、ＳａｎｔａＣｌａｒａ，ＣＡのＹａｈｏ
ｏ！、ＲｅｄｗｏｏｄＣｉｔｙ，ＣＡのＥｘｃｉｔｅ、Ｄｕｌｌｅｓ，ＶＡの
ＡｍｅｒｉｃａＯｎｌｉｎｅ，Ｉｎｃ．、ならびに、Ｓｅａｔｔｌｅ，ＷＡの
Ａｍａｚｏｎ．ｃｏｍなどの電子商取引会社を含む。ユーザは、コンテンツプロ
バイダに特定の情報をリクエストし、リクエストされた情報は、次いで、電話デ
ィスプレイ内のマイクロブラウザによってユーザに配信される。

【０００６】しかし、ワイヤレス電話内のマイクロブラウザを使用してインターネット情報
にアクセスすることは、いくつかの欠点を有する。第１に、これはとても時間が
かかるプロセスであり、ユーザは、所望の情報にアクセスするために、電話内の
小さなビジュアルディスプレイ内のいくつかのオプションを選択する必要がある
。電話とインターネットとの接続は信用できないかもしれないし、または、ユー
ザは、リクエストした情報を受信するために、かなりの時間待つ必要があるかも
しれない。第２に、電話内のビジュアルインターフェイスと双方向通信すること
は、かなり冗長である。少量の有用な情報を検索するために、電話のキーを異常
に多くの回数押す必要があるかもしれない。ビジュアルインターフェイスは、制
御を使用することが困難な電話上で管理される必要がある。最後に、既存のマイ
クロブラウザシステムは、簡潔で、関連性のある、重要な情報への敏速で容易な
アクセスを提供しない。情報の異なる部分は、しばしば、異なるユーザに関連し
、ユーザは、所望の情報にアクセスする前に、より重要性が低く、より興味がな
い情報のいくつかの項目の間を反復する必要があるかもしれない。

【０００７】電話を使用して情報にアクセスする別の方法の１つは、双方向型音声応答（Ｉ
ＶＲ）システムによって提供される。これらのシステムは、ＩＶＲシステムサー
バに対応する電話番号をダイアルすることにより、電話ユーザが情報にアクセス
することを可能にする。サーバは、いくつかの情報アクセスオプションに応じて
、ユーザに音声プロンプトを発するためのソフトウェアを含み、ユーザは、電話
上のボタンを選択して押すか、または音声認識技術を使用するかのいずれかによ
り、音声プロンプトに応答する。ユーザは、ビジュアルディスプレイを有さない
電話を含む任意の標準の電話からＩＶＲシステムにアクセスし得る。ＩＶＲシス
テムの例は、米国特許第５，８２５，８５６号に含まれるシステムなどの、電話
によるユーザの口座へのアクセスをユーザに提供するために、金融機関によって
使用されるシステムを含む。電話を介してフライト情報を調べる能力をユーザに
提供する航空産業のシステムを含む同様のシステムもまた、他のアプリケーショ
ンのホストで使用される。ＩＶＲシステムの使用はとても簡単であり、任意の電
話から１回電話をかけるだけで、情報への敏速なアクセスを提供する。

【０００８】情報は、また、携帯情報端末（ＰＤＡ）およびページャなどのいくつかの他の
モバイルデバイスによってアクセスされ得る。この場合、ＩＶＲシステムは、音
声プロンプトが、モバイルデバイス内の小さなビジュアルディスプレイウィンド
ウ内のテキストに置き換えられる双方向型応答（ＩＲ）システムによって置換さ
れ得る。例としては、Ｓｃｈａｕｍｂｕｒｇ，ＩＬのＭｏｔｏｒｏｌａｒ，Ｉｎ
ｃ．によって提供される双方向のワードメッセージング機能が含まれる。

【０００９】電話内のマイクロブラウザを使用してインターネット情報にアクセスすること
に関して前述された欠点を考慮して、ＩＲシステムおよびモバイル通信デバイス
（ＭＣＤ）を使用してインターネット上の情報にアクセスする方法および装置を
提供することが望ましい。

【００１０】さらに、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用して、電子メール、ファックス、音
声メール情報、カレンダ、およびウェブサイト上の特定項目にアクセスする方法
および装置を提供することが望ましい。

【００１１】さらに、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用してアクセスされるべき各ユーザの
個人化情報を格納するために、個人化情報データベースを作成する方法および装
置を提供することが望ましい。

【００１２】（発明の要旨）前述を考慮すると、本発明の目的は、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用する個
人化インターネット情報へのアクセスを提供する方法および装置を提供すること
である。

【００１３】本発明の別の目的は、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用して、電子メール、フ
ァックス、音声メール情報、カレンダ、およびウェブサイト上の特定項目にアク
セスする方法および装置を提供することである。

【００１４】本発明のさらなる目的は、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用してアクセスされ
るべき各ユーザの個人化情報を格納するために、個人化情報データベースを作成
する方法および装置を提供することである。

【００１５】本発明のこれらの目的および他の目的は、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用し
て、個人化インターネット情報にアクセスする方法および装置を提供することに
より達成される。個人化情報は、電子メール、ファックス通知、カレンダ、「予
定事項」リスト、およびお気に入りのウェブサイト上の特定項目を含み得る。

【００１６】好適な実施形態において、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用するインターネッ
ト情報への個人化アクセスを提供する本発明の方法は、３つのステップを含む：
（１）ウェブページを作成して、ＩＲシステムを使用してアクセスされるべき情
報を個人化するためのインターフェイスを提供し、（２）個人化情報データベー
スを作成して、ＩＲシステムを使用してアクセスされるようにユーザによって選
択される個人化情報を格納し、（３）個人化情報データベース内に格納される個
人化情報へのアクセスを提供するようにＩＲシステムを設計する。

【００１７】より詳細には、個人化ルーチンがウェブページインターフェイスを生成し、ウ
ェブページインターフェイスは、ユーザが、ＩＲシステムおよびＭＣＤを使用し
てアクセスされる個人情報の選好を特定して更新することを可能にする。個人化
情報の選好は、特別に設計された「スクリプト」を作成することにより選択され
、スクリプトは、ユーザが、電子メール、金融情報、およびニュースなどのいく
つかの情報カテゴリのために、個人化情報を選択する際に生成されるプログラム
である。スクリプトは、特定の情報カテゴリに対するユーザの個人化情報にアク
セスする際にユーザに必要とされるステップを含み、ユーザがＩＲシステムを使
用してそのカテゴリ内の個人化情報をリクエストするたびに実行される。ユーザ
は、ＩＲシステムに接続して、ＭＣＤにダウンロードされるべき情報カテゴリを
１つ以上選択することにより、特定の情報カテゴリに対する個人化情報をリクエ
ストする。スクリプトは、ウェブサーバ内に提供される個人化情報データベース
内に格納される。

【００１８】本発明は、有利なことに、ユーザが、任意のＭＣＤからＩＲシステムを使用し
て、インターネット情報に敏速且つ容易にアクセスすることを可能にする。

【００１９】さらに、本発明は、ユーザが、ユーザの個人選好に従って、ＩＲシステムを使
用してアクセス可能な情報を選択することを可能にする。

【００２０】本発明の前述の目的および他の目的は、同様の参照記号が全図面の同様の部分
を参照する添付の図面と組み合わせて、下記の詳細な説明を考慮すると明らかで
ある。

【００２１】（発明の詳細な説明）本発明は、ＩＲシステムおよびモバイル通信デバイス（ＭＣＤ）を使用する個
人化インターネット情報へのアクセスを提供する。ＭＣＤは、本明細書中で使用
されるように、電話、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ページャ、またはインターネッ
トへのアクセスを提供する任意の他のモバイルデバイスであり得る。ＩＲシステ
ムは、ユーザが、ＩＲシステムサーバに接続することにより、情報にアクセスす
ることを可能にする。サーバは、いくつかの情報アクセスオプションに対応して
ユーザにプロンプトを発するためのソフトウェアを含み、ユーザは、アイコンを
選択するか、ＭＣＤ上のボタンを押すか、または、ＭＣＤが電話の場合は、音声
認識技術を使用するかのいずれかによって、プロンプトに応答する。従って、ユ
ーザは、ビジュアルディスプレイを有さないものを含む任意の標準のＭＣＤから
、ＩＲシステムにアクセスし得る。

【００２２】図１を参照すると、本発明と共に使用することが適しているコンピュータシス
テムが示される。コンピュータシステム２０は、少なくとも、プログラムされた
命令に従って情報を処理するためのプロセッサ２１、プロセッサ２１のために情
報および命令を格納するためのメモリ２２、および、比較的長い期間を基準とし
て情報および命令を大量に格納するための磁気または光ディスクシステムなどの
格納システム２３を含む。メモリ２１は、ウェブブラウザソフトウェアがウェブ
ページインターフェイスにアクセスする命令を含み、このウェブページインター
フェイス上で、ユーザは、ＩＲシステムを使用してアクセスされるべき個人化イ
ンターネット情報を選択する。プロセッサ２１、メモリ２２、および格納システ
ム２３は、バス２４に結合され、これにより、バス２４に接続されているデバイ
スが互いに通信することが可能になる。

【００２３】コンピュータシステム２０が例示的であり、別のシステムおよびアーキテクチ
ャが本発明と共に使用され得ることが当業者に明らかである。ディスプレイシス
テム（図示せず）、ネットワークインターフェイス（図示せず）、および種々の
他の入力および出力デバイス（図示せず）などの多くの他のデバイスが、コンピ
ュータシステム２０内に含まれ得ることがさらに理解される。

【００２４】ここで、図２を参照すると、本発明の好適な実施形態が動作するネットワーク
環境の概要が示される。クライアントコンピュータ２５（「クライアント」）は
、ウェブブラウザソフトウェアを使用して、インターネットにわたってＩＲサー
バ２６（本明細書中、「サーバ」と呼ぶ）と通信する。サーバ２６は、ウェブサ
ーバソフトウェアを実行して、インターネット上のクライアントコンピュータか
らのリクエストを処理する。サーバ２６は、ウェブページインターフェイス（そ
の上で、ユーザがＩＲシステムを使用してアクセスされるべき個人化情報を選択
する）などのウェブページをクライアント２５に送信することにより、これらの
リクエストに応答する。

【００２５】本発明によって、サーバ２６はまた、特定の情報カテゴリのために、ユーザの
個人化情報にアクセスするために、ユーザに必要とされるステップを含む「情報
カテゴリソフトウェアスクリプト」（本明細書中、スクリプトと呼ぶ）を生成す
る。スクリプトは、クライアント２５が、サーバ２６にリクエストを送信して、
クライアント２５内に表示されるウェブページインターフェイスを介して、特定
の情報カテゴリ内の個人化情報を選択する際に生成される。サーバ２６は、個人
化情報データベース２７を含み、システムへのアクセスを有する全てのユーザの
ために生成されるスクリプトを格納する。ユーザは、クライアント２５内に表示
されるウェブページインターフェイス内にユーザアカウントを確立することによ
り、ＩＲシステムへのアクセスを認められる。スクリプトは、ユーザがＩＲシス
テムにアクセスするたびに実行される。ＩＲシステムは、例えば、電話２８また
は携帯情報端末２９などのＭＣＤを使用して、ＩＲシステムに接続することによ
りアクセスされる。リクエストは、サーバ２６に送信されて、電話２８またはＰ
ＤＡ２９の入力パッドを使用してコマンドをキーインすることにより、個人化情
報データベース２７内に格納されているスクリプトを実行する。あるいは、コマ
ンドは、電話２８のユーザから、音声プロンプトの形式で入力され得る。

【００２６】さらに、サーバ２６は、インターネット上のウェブページを位置付けるための
「サーチエンジン」ソフトウェアを含み得る。サーバ２６はまた、データベース
管理タスク（ｄａｔａｂａｓｅｍａｎａｇｅｍｅｎｔｔａｓｋ）、および、
使用統計を編集するなどの種々の管理タスク（ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｖｅ
ｔａｓｋ）を取り扱い得る。あるいは、これらのタスクのいくつかまたは全ては
、ローカルエリアネットワーク３１を介してサーバ２６に接続されているコンピ
ュータ３０ａ〜３０ｃによって実行され得る。多数のウェブサーバがインターネ
ットに接続されていること、および、多数のクライアントコンピュータがウェブ
ブラウザソフトウェアを実行していることが当業者によって理解される。サーバ
２６は十分な容量を有する場合、任意の所定の時間において、何千ものクライア
ントコンピュータと通信し得る。

【００２７】ウェブサーバ３２ａ〜３２ｃは、サーバ２６によって提供されるサーチエンジ
ンを使用することにより発見され得るウェブページへのアクセスを提供するコン
ピュータである。クライアント２５のユーザが、サーバ２６によって提供される
サーチエンジンの結果から、ウェブサーバ３２ａ〜３２ｃの内の１つの上で実行
されるウェブページを選択すると、クライアント２５は、インターネットにわた
って、ウェブサーバ３２ａ〜３２ｃの内の１つと通信し得る。

【００２８】さらに、本発明がまた、他のネットワーク設定においても使用され得ることを
、当業者は理解する。例えば、インターネットを介して接続するのではなく、む
しろ、本発明の装置および方法は、ローカルエリアネットワーク上で使用され得
る。このような構成において、クライアントおよびサーバは、全て、同じローカ
ルエリアネットワークに接続される。

【００２９】図３を参照すると、ＭＣＤが電話であり、ＩＲシステムが双方向型音声応答（
ＩＶＲ）システムである本発明の例示的な実施形態を使用して、個人化情報にア
クセスするためのフローチャートが示される。ステップ３４において、ユーザは
、番号をダイアルして、電話を使用してＩＶＲシステムサーバにアクセスする。
電話接続が、ユーザの電話とサーバとの間で確立され、ユーザは、ユーザの選好
に従って任意の重要なメッセージまたは有用な情報をユーザに通知し、情報にア
クセスする準備ができていることをユーザに知らせるための音声コマンドで迎え
られる。ステップ３５において、ユーザは、電話のキーパッド上の適切なボタン
を選択するか、または音声コマンドを発することにより、所望の情報カテゴリを
選択する。情報リクエストは、次いでサーバに送信され、ステップ３６において
、サーバは、ユーザによって選択される情報カテゴリに対応する適切なスクリプ
トを実行して、ユーザの個人化情報をインターネットから取り出す。ＩＲシステ
ムの各ユーザのための全ての情報カテゴリに対応するスクリプトは、サーバ内の
個人化情報データベース内に格納されている。個人化情報は、ステップ３７にお
いて、音声コマンドに変換され、音声コマンドは、ステップ３８において、ユー
ザに伝達される。ステップ３９において、ユーザは、さらなる情報カテゴリにア
クセスするかどうかを判定し、アクセスすることを望む場合、上記のプロセスが
、ステップ３５から繰り返される。

【００３０】ここで図４を参照して、ＩＲシステムを用いてアクセスされ得る情報カテゴリ
ーの例示のリストを説明する。情報カテゴリー４１ａ〜ｉは、キーパッドまたは
メニューなどの入力デバイスを用いて、適切なコマンドを入力するか、または、
電話の場合には音声プロンプトを用いることによって、ユーザによってアクセス
され得る。情報カテゴリー４１ａ〜ｉは、メッセージ（４１ａ）、相場（４１ｂ
）、ニュース（４１ｃ）、天気（４１ｄ）、スポーツ（４１ｅ）、お気に入り（
４１ｆ）、アドレス帳（４１ｇ）、カレンダー（４１ｈ）、ダウンロード（４１
ｉ）を含む。情報カテゴリーを選択すると、インターネットからそのカテゴリー
内のユーザの個人化情報を取り込むサーバ内で、スクリプト実行がトリガーされ
る。サーバは、ＩＲシステムの各ユーザ用の各情報カテゴリーと関連したスクリ
プトのリストを格納する。このスクリプトは、サーバ内の個人化情報データベー
ス内に格納される。当業者であれば、異なる情報カテゴリーが本発明に含まれ得
ることを理解する。

【００３１】メッセージカテゴリー４１ａは、統合されたメッセージングシステムへのアク
セスを提供し、これにより、ユーザは、ＭＣＤを介して、電子メール、ファック
ス通知、およびボイスメールを受信することが可能になる。ユーザが受信した電
子メールメッセージおよびボイスメールメッセージすべてを、削除し、飛ばして
次のメッセージにいき、保存し、何度も再生することが可能である。例えば、Ｍ
ＣＤが電話である場合、電子メールの返答が、圧縮された音声ファイルとして、
サーバ、次いで適切な電子メールアドレスに送信され得る。ファックス通知も、
サーバによってユーザに読み出される、ファックスのヘッダーおよび送信者の詳
細の形態で、ユーザに送信され得る。ユーザは、ファックスヘッダーを点検し、
飛ばして次のファックスにいき、ファックスを削除し、ファックスをファックス
番号に転送するオプションを有する。さらに、ユーザはＭＣＤ入力デバイスを用
いて、ファックス、電話、電子メールアドレス（これらを通して、ユーザに連絡
し得る）を選択することが可能である。例えば、電子メールアドレスで用いられ
る「＠」および「．」の文字は、電話キーパッドの「^*」キーで指定され得る。

【００３２】相場カテゴリー４１ｂは、ユーザによって維持される株式ポートフォリオへの
アクセスを提供する。ユーザは、株式相場を受信することができたり、または、
ウェブページインターフェースにアクセスした場合に、ユーザによって選択され
る指定の選好に一致した株式市場の関連した動きを通知されることもできる。ニ
ュースカテゴリー４１ｃは、インターネットの好適なニュースウェブサイトへの
アクセスを提供する。ユーザは、サーバ内の個人化情報データベース内に格納さ
れた情報の選好にしたがって、指定のニュースを通告されることもできる。同様
に、天気カテゴリー４１ｄおよびスポーツカテゴリー４１ｅは、選択された天気
情報およびスポーツ情報それぞれへのアクセスを提供する。選択された情報は、
サーバ内の個人化情報データベース内に格納された対応スクリプトで指定される
。

【００３３】お気に入りカテゴリー４１ｆは、ユーザの選好にしたがって、選択されたウェ
ブサイトのリストを提供する。お気に入りカテゴリー４１ｆに提供されたリスト
からウェブサイトを選択すると、ユーザ用のお気に入りカテゴリー４１ｆに対応
したスクリプトが、サーバによって実行される。お気に入りカテゴリー４１ｆに
対応したスクリプトは、ウェブサイトにアクセスするために必要なアクションを
実行し、ユーザに送信されるべき所望の情報をウェブサイトから抽出する。サー
バは、所望の情報を、ＭＣＤに適したフォーマットにパッケージング化し、ユー
ザは、ＭＣＤ入力デバイスを用いて、適切なコマンドを入力することによって、
ウェブサイト内の情報をブラウズすることが可能である。ウェブサイトからの所
望の情報は、ウェブページインターフェースと双方向通信する場合に、ユーザに
よって指定される。ユーザは、すべての情報または任意の所定のウェブサイトか
らの情報の特定のフィールドのみを選択するオプションを有する。例えば、ワシ
ントン州、シアトルのＡｍａｚｏｎ．ｃｏｍのウェブサイトを考えられたい。ユ
ーザは、Ａｍａｚｏｎ．ｃｏｍのウェブサイトがお気に入りカテゴリー４１ｆか
ら選択された場合に、その週のベストセラーのリストのみをユーザに送信するよ
うに、ウェブページインターフェースに指定することが可能である。

【００３４】さらに、アドレス帳カテゴリー４１ｇおよびカレンダーカテゴリー４１ｈによ
って、ユーザは、ＩＲシステムを用いて、ユーザのアドレス帳およびカレンダー
にそれぞれアクセスすることが可能になる。ダウンロードカテゴリー４１ｉによ
って、ユーザは、ウェブサイトからダウンロードされたデータファイルをサーバ
内に格納するように指定することが可能になる。

【００３５】ここで図５を参照して、ＩＲシステムを用いてアクセスされるユーザ情報を個
人化するためのウェブページインターフェースの模式図を示す。ウェブページイ
ンターフェース４２は、ウェブページインターフェース４２のウェブアドレスを
指定することによって、ウェブブラウザソフトウェアを備えた任意のクライアン
トコンピュータで、ユーザによってアクセスされ得る。ウェブページインターフ
ェース４２は好適には、少なくともユーザアカウントフィールド４３および情報
カテゴリーフィールド４４を含む。ユーザアカウントフィールド４３は、ＩＲシ
ステムの初回ユーザによってアカウントを作成するため、ＩＲシステムの戻って
きたユーザによって、ユーザのアカウントを指定するためにアクセスされる。ユ
ーザアカウントの作成には、（１）ＩＲシステムにアクセスする場合に用いられ
る連絡先（例えば、電話番号）を選択する工程、（２）安全な様態でウェブペー
ジインターフェースにアクセスするためのパスワードを選択する工程、（３）ユ
ーザの住所および郵便番号などの個人ユーザ情報を入力する工程、（４）対応し
た請求オプションのサービスプランを選択する工程が含まれる。ユーザの住所お
よび郵便番号は、ローカルニュースおよび天気の報告をカスタマイズ化する際に
用いられる。ユーザは、種々のサービスおよび請求オプションから選択すること
が可能であり、これにより、ＩＲシステムにアクセスする場合に課される任意の
料金が指定され得る。ユーザアカウントを作成すると、ウェブページインターフ
ェース４２に引き続いて何らかのアクセスをするには、ユーザは、ユーザアカウ
ントフィールド４３に、選択されたパスワードを入力する必要がある。

【００３６】情報カテゴリーフィールド４４は、ＩＲシステムを用いたユーザアクセスに利
用可能なすべての情報カテゴリーを表示する。情報カテゴリーフィールド４４内
の各情報カテゴリーは、ユーザが選択可能なリンクであり、これをクリックする
と、双方向通信ウェブページが表示される。情報カテゴリーフィ−ルド４４は、
９個のユーザが選択可能な情報リンクを含む。各情報リンクは、所定の情報カテ
ゴリー：（１）メッセージリンク４４ａ、（２）相場リンク４４ｂ、（３）ニュ
ースリンク４４ｃ、（４）天気リンク４４ｄ、（５）スポーツリンク４４ｅ、（
６）お気に入りリンク４４ｆ、（７）アドレス帳リンク４４ｇ、（８）カレンダ
ーリンク４４ｈ、および（９）ダウンロードリンク４４ｉに対応する。各情報リ
ンクは、ユーザが、ＩＲシステムにアクセスして、所定の情報カテゴリーを選択
する場合に伝送される所望の情報を指定することを可能にする双方向通信ウェブ
ページを示す。ＩＲシステムの初回ユーザは、情報カテゴリーフィ−ルド４４内
のリンクをクリックし、ＩＲシステム上で伝送されるべき情報を指定することが
可能である。さらに、ＩＲシステムの戻ってきたユーザは、何時も情報リンク４
４ａ〜ｉをクリックし、ＩＲシステムを介して、伝送される情報に関する選好を
更新することが可能である。ユーザが所定の情報カテゴリー用に自身の情報アク
セスの選好を指定または更新すると、サーバは、ユーザが所定の情報カテゴリー
の自身の情報の選好にアクセスするために必要な工程を含むスクリプトを生成す
る。スクリプトは、すべての情報カテゴリー用に作成され、サーバ内の個人化情
報データベース内に格納される。

【００３７】メッセージリンク４４ａは、統合されたメッセージングシステムをユーザに提
供する双方向通信ウェブページを示す。統合されたメッセージングシステムによ
って、ユーザは、ＩＲシステムが連絡する返送先および転送先として用いられる
、電子メールアドレス、電話番号、ファックス番号およびページ番号を指定する
ことが可能になる。統合されたメッセージングシステムによって、ユーザは、特
定のメッセージが受信された場合に実行されるべきアクションもさらに指定する
ことが可能になる。例えば、ユーザは、電子メールが受信された際にはいつでも
通告されることを所望したり、または株式ポートフォリオに関するすべての電子
メールメッセージを、特定のファイルフォルダに転送することを所望できる。

【００３８】相場リンク４４ｂは、ユーザが、伝送されることを所望する株式相場および株
式市場指数を、ＩＲシステムによって指定することを可能にする双方向通信ウェ
ブページを示す。ユーザは、複数の株式相場に優先度を与え、これにより、その
株式相場が特定の値より上または下になったときはいつでも、ＩＲシステムによ
って、通告がユーザに送信される。ニュースリンク４４ｃは、ユーザが、ＩＲシ
ステムを用いてアクセスする、お気に入りニュースソースおよびニューストピッ
クを指定することを可能にする双方向通信ウェブページを示す。同様に、天気リ
ンク４４ｄおよびスポーツリンク４４ｅは、ユーザが、ＩＲシステムを用いてア
クセスする、所望の天気情報およびスポーツの成績を指定することを可能にする
双方向通信ウェブページを示す。

【００３９】お気に入りリンク４４ｆは、ユーザが、ＩＲシステムを用いてアクセスする、
好ましいウェブサイトのリストを選択することを可能にする双方向通信ウェブペ
ージを示す。ユーザは、すべての情報、またはＩＲシステムを用いてアクセスす
る、任意の所定のウェブサイトから情報の特定のフィールドのみを選択するオプ
ションを有する。最後に、アドレス帳リンク４４ｇ、カレンダーリンク４４ｈお
よびダウンロードリンク４４ｉは、ユーザが、ＩＲシステムを用いてアクセスす
る、アドレス帳、カレンダーおよびファイルダウンロード情報を指定することを
可能にする双方向通信ウェブページを示す。

【００４０】ここで、図６を参照して、お気に入り情報カテゴリーを指定する双方向通信ウ
ェブページの好適な実施形態の模式図を示す。双方向通信ウェブページ４５によ
って、ユーザは、ＩＲシステムを用いてアクセスする、好適なウェブサイトのリ
ストを選択することが可能になる。ウェブサイトは、例えば、個人のウェブサイ
ト４６ａ〜ｃ（文字「Ｐ」が示す）のように個々にリストすることも可能である
し、またはウェブサイト４７ａ〜ｂ（文字「Ｆ」が示す）のようにフォルダ内に
あることも可能である。ユーザが、ＩＲシステムを用いてアクセスし得るウェブ
サイトのリストを更新するために、一組の制御ボタンがウェブページインターフ
ェース内に提供される。制御ボタンは４８、４９、５０および５１によって、ユ
ーザは、新たなお気に入りウェブサイト、または好みのウェブサイトのリスト内
のフォルダをそれぞれ、削除、追加、編集または指定することが可能になる。当
業者であれば、異なる制御ボタンがウェブサイト内に含まれ得ることを理解する
。

【００４１】ユーザが追加制御ボタン４９をクリックすると、ユーザは、新たなブラウザウ
ィンドウによって、リストに追加されるべき所望のウェブサイトを指定するよう
に促される。次いで、ユーザは、ＩＲシステムを用いてアクセスされるウェブサ
イトから情報の指定のフィールドを選択し得る。選択プロセスは、特定の制御鍵
の使用を含み、ウェブページ内の所望の情報フィールドを印付けする。リスト内
の所定のウェブサイトから選択された情報フィールドに更新されることが望まれ
る場合は、いつでもユーザは、編集制御ボタン５０をクリックし得る。削除制御
ボタン４８をクリックすることによって、ウェブサイトまたはフォルダをリスト
から取り除くことができ、新たな制御ボタン５１をクリックすることによって、
新たなウェブサイトまたはフォルダをリストに含ませることができる。

【００４２】ここで図７Ａを参照して、ＩＲシステムを用いてアクセスされるお気に入り情
報カテゴリー内のウェブサイトからの情報を選択するフローチャートを説明する
。工程５３において、ユーザは、追加制御ボタン４９（図６参照）をクリックし
て、新たなお気に入りウェブサイトをお気に入り情報カテゴリーに追加する。ユ
ーザのリクエストを受信すると、工程５４において、サーバは、選択されたお気
に入りウェブサイトに対応したスクリプトの作成を開始する。スクリプトは、所
定のお気に入りウェブサイト用の所望の情報にアクセスするために必要なアクシ
ョンを記録する。ユーザがＩＲシステムを用いてお気に入りウェブサイトにアク
セスすると、サーバは単に、その特定のユーザ用のお気に入りウェブサイトに対
応したスクリプトを実行する。

【００４３】工程５５において、ユーザは、選択されたウェブサイトをブラウザし、ウェブ
サイト内に表示されるどの情報がＩＲシステムを用いてアクセスされ得るかを判
定する。工程５６において、ユーザは、ウェブサイト内の情報を印付けするため
の一組の制御鍵を用いて、ＩＲシステムを介してアクセスされるウェブサイトか
らの所望の情報を選択する。制御鍵は、アクセスされるべき所望の情報の回りに
矩型のボックスを描くように用いられる。矩型のボックスを描いた後、ユーザが
より高い優先度のアクセスが与えられた、選択された情報内の特定のアイテムを
判定できるように、「通告トリガー」のポップアップウィンドウが表示される。
通告トリガーは、ＩＲシステムがアクセスされた場合に、ユーザに伝えられる、
より高い優先度の情報である。ユーザがＩＲシステムに接続した場合、ユーザに
提示される第一の情報は、通告トリガーであり、次いでオプションメニューが続
き、これにより、ユーザは情報カテゴリーにアクセスするように促される。

【００４４】工程５７において、ユーザは、より高い優先度が与えられた情報アイテム、お
よび、電子メール、ファックス通知または電話を含む、通告を受信する送達メカ
ニズムを指定することが可能である。例えば、ユーザは、お気に入りの航空会社
のウェブサイトにアクセスする場合、特定の目的地向けの特別な航空会社の宣伝
を通告されることを所望するかもしれない。最後に、工程５８において、お気に
入り情報カテゴリー内に含まれるべきウェブサイトの情報を選択した場合、サー
バは、ユーザによって実行されるアクションを記録する。このカテゴリーに対す
るこれ以後のいかなる変更も、スクリプトに更新される。スクリプトは、ユーザ
が、ＩＲシステムを介して、このカテゴリーにアクセスするときはいつでも実行
される。

【００４５】ここで７Ｂを参照して、ＩＲシステムを用いてアクセスするために選択された
アイテムを含む、お気に入り情報カテゴリー内の例示のウェブサイトを説明する
。ウェブサイト６０は、カリフォルニア州ＳａｎｔａＣｌａｒａのＹａｈｏｏ
！、Ｉｎｃ．の個人用「ＭｙＹａｈｏｏ」サイトであり、これは、ニュース見
出しおよび株式ポートフォリオなど、特定のユーザを対象にした情報を含む。ウ
ェブサイト６０は、ユーザのコンピュータ内のウェブブラウザウィンドウ上に表
示される。ウェブサイト６０は、ＩＲシステムを用い、お気に入り情報カテゴリ
ーを介して、アクセスされるべきウェブサイトの情報アイテムとして、ユーザに
よって選択される株式ポートフォリオ６１を含む。株式ポートフォリオ６１は、
ユーザが、コンピュータのマウスおよび特別な制御鍵を用いて、株式ポートフォ
リオ６１内に表示された情報の回りに矩型のボックスを描く場合に選択される。
このアクションによって、サーバは、ユーザのコンピュータ内の通告ポップアッ
プウィンドウ６２を表示するようトリガーされる。通告ポップアップウィンドウ
６２は、株式ポートフォリオ６１の回りに描いた矩型のボックス内部のどのアイ
テムが、ＩＲシステムによって、より高い優先度を与えられるか（ユーザウィン
ドウ６３）、および、通告がいかに、ユーザに送達されるべきか（ユーザウィン
ドウ６４）をユーザが指定するための、双方向通信ユーザウィンドウ６３および
６４を含む。ユーザは、ユーザウィンドウ６３および６４の内部にマウスのカー
ソルを置き、このウィンドウ内に情報を直接タイプすることによって、この情報
を指定する。実施例に示すように、ユーザは、例えば、より高い優先度が与えら
れるべき「ＹＡＨＯＯ」などの株式相場を指定し得、これにより、ＩＲシステム
は、この株式相場が１５０を越えるときはいつでも、電話によってユーザに通告
する。

【００４６】さらに、当業者であれば、通告トリガーが、すべての情報カテゴリー用に指定
され得ることを理解する。例えば、ユーザは、特定の場所の天気情報および特定
の試合の成績を、通告として受信するように選択し得る。

【００４７】ここで図８Ａを参照して、メッセージ情報カテゴリーを指定する双方向通信ウ
ェブページの好適な実施形態の模式図を説明する。双方向通信ウェブページ６５
によって、ユーザは、統合されたメッセージングシステムを指定することが可能
になる。統合されたメッセージングシステム６６によって、ユーザは、ＩＲシス
テムが連絡するデフォルトの返送先および転送先として用いられる、電子メール
アドレス、電話番号、ファックス番号、ページ番号を指定することが可能になる
。ユーザは、ＩＲシステムが発行する通告トリガーを処理するために、異なる連
絡先も指定し得る。統合されたメッセージングシステム６６は、ユーザが、特定
のメッセージが受信された場合に実行されるべきアクションを指定することを可
能にする、メッセージアクションウィンドウ６７を含む。メッセージアクション
ウィンドウ６７は、２つのフィールド、メッセージフィールド６７ａおよびアク
ションフィールド６７ｂを含む。メッセージフィールド６７ａによって、ユーザ
は、アクションが実行され得るメッセージ状態を指定することが可能になる。こ
れらの状態は通常、特定の送信者からのメッセージの到着である。メッセージフ
ィールド６７ａ内のメッセージ状態に実行されるアクションは、アクションフィ
ールド６７ｂ内で指定される。

【００４８】二種類のアクション：転送アクションおよび通告アクションが可能である。転
送アクションでは、メッセージフィールド６７ａ内で指定されたメッセージを、
例えば、電子メールアドレス、ファックス番号、電話番号またはボイスメールな
どの、所定の連絡先に転送し、通告アクションでは、メッセージフィールド６７
ａ内で指定されたメッセージが受信されたとき、ＩＲシステムに、ユーザに通告
させる。例えば、ユーザは、家族の一員から電子メールを受信したときはいつで
も通告されることを所望する場合があったり、または、ビジネス情報を含むすべ
ての電子メールメッセージを特別なファイルフォルダに転送することが望ましい
。双方向通信ウェブページ６５は、制御ボタン６８、６９、７０および７１も含
み、これにより、ユーザは、メッセージアクションウィンドウ６７内に新たなメ
ッセージ／アクションの対を、削除、追加、編集または作成することが可能にな
る。当業者であれば、異なる制御ボタンがウェブサイト内に含まれ得ることを理
解する。

【００４９】図８Ｂを参照して、メッセージ情報カテゴリーを指定するために、双方向通信
ウェブページ６５上に表示される例示のメッセージウィンドウを説明する。統合
されたメッセージングシステム６６内で指定された連絡先に送信されたメッセー
ジのその時点でのリストを、ユーザに提示するために、双方向通信ウェブページ
６５上にメッセージウィンドウ７２が表示される。メッセージウィンドウ７２は
、メッセージの状況、メッセージの種類、メッセージの送信者、メッセージの件
名およびメッセージの日付による、メッセージリスト７３を表示する。メッセー
ジの状況は、新たに来たメッセージを示す「新」、メッセージがユーザによって
すでに読まれたことを示す「既読」、またはメッセージが他のユーザに転送され
たことを示す「転送」のいずれかである。メッセージの種類は、電子メール、ボ
イスメールまたはファックス通知のいずれかである。メッセージウィンドウ７２
は、制御ボタン７４、７５、７６、７７および７８も含み、ユーザは、リストか
らメッセージを削除し（７４）、リストからのメッセージに返答し（７５）、リ
ストからのメッセージを他のユーザに転送し（７６）、新たなメッセージリスト
フォルダを作成し（７７）、メッセージリストからの所定のメッセージが受信さ
れたときに常に実行されるべきアクションを指定すること（７８）を含む、メッ
セージリスト７３内に提示されるメッセージ上に、種々のアクションを実行する
ことが可能になる。当業者であれば、異なる制御ボタンがメッセージウィンドウ
７２内に含まれ得ることを理解する。

【００５０】ここで図９を参照して、ＭＣＤは電話であり、ＩＲシステムはＩＶＲシステム
である、本発明の例示的な実施形態へのユーザアクセスの例示的なテキストの写
しを説明する。テキストの写し７９は、ユーザが発するボイスコマンドまたは電
話鍵選択コマンドのテキスト変換、およびユーザがＩＲシステムに電話している
間に、ＩＲサーバによって、ユーザに送信されるボイス情報のテキスト変換を含
む。ＩＲシステムに対応した電話番号をダイアルすると、ユーザは、ウェブペー
ジインターフェースと双方向通信した場合に、ユーザによって指定されるすべて
の通告とユーザを関連付けるＩＲサーバからの通告ボイス通知８０とを受信する
。通告通知８０に続く短い休止の後、ＩＲサーバは、ユーザにオプションメニュ
ー８１を提示し、ユーザが情報カテゴリーにアクセスすることを促す。対応した
電話のキーパッドを押すか、または選択された情報カテゴリーに対応した番号を
言うことによって、ユーザが情報カテゴリーオプションを選択する場合、ＩＲサ
ーバは、情報カテゴリーに対応したスクリプトを実行し、インターネットから情
報を取り込み、情報ボイス通知８２を介してユーザに情報を取り出す。

【００５１】短い休止が情報ボイス通知８２に続き、次いで、ユーザは、メニュー８１を再
度聞き、さらなる情報カテゴリーを選択する。ユーザは、メッセージ情報カテゴ
リーを選択し、サーバからメッセージ通知８３を聞く。メッセージ通知８３を聞
いた後、メッセージ情報カテゴリーを再度選択すると、ＩＲサーバがトリガーさ
れ、メッセージ通知８４内のメッセージがユーザに読み出される。この電話の間
いつでも、ユーザは電話を切ったり、またはオプションメニュー８１に返って、
さらなる情報カテゴリーにアクセスすることを選択し得る。

【００５２】本発明の特定の実施形態を詳細に上述してきたが、この説明が単なる例示が目
的であることが理解される。本発明の特定の特徴を、いくつかの図面においては
図示し、いくつかの図面においては図示しない。これは、便宜上の目的からのみ
の配慮であり、任意の特徴が本発明による別の特徴と組み合わされてもよい。説
明したプロセスの工程を、記録してもよいし、または組み合わせてもよく、さら
に、他の工程を含めてもよい。さらなる変形が、本開示の観点から当業者に明ら
かであり、上掲の特許請求の範囲の範囲内であることが意図される。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明と共に使用することに適しているコンピュータシステムの略図
である。

【図２】図２は、本発明が動作するネットワーク環境を示す。

【図３】図３は、ＭＣＤが電話であり、ＩＲシステムが双方向型音声応答（ＩＶＲ）シ
ステムである本発明の例示的な実施形態を用いて、個人化情報にアクセスするた
めのフローチャートである。

【図４】図４は、ＩＲシステムを使用してアクセスされるべき情報カテゴリの例示的な
リストを示す。

【図５】図５は、ＩＲシステムを使用してアクセスされるべき個人化情報を、ユーザが
選択するためのウェブページインターフェイスの略図である。

【図６】図６は、「お気に入り」情報カテゴリを特定するための双方向型ウェブページ
の好適な実施形態の略図である。

【図７Ａ】図７Ａは、「お気に入り」情報カテゴリ内のウェブサイトから、ＩＲシステム
を使用してアクセスされるべき情報を選択するためのフローチャートである。

【図７Ｂ】図７Ｂは、「お気に入り」情報カテゴリ内の、ＩＲシステムを使用してアクセ
スするために選択された項目を含む例示的なウェブサイトを示す。

【図８Ａ】図８Ａは、「メッセージ」情報カテゴリを特定するための、双方向型ウェブペ
ージの好適な実施形態の略図である。

【図８Ｂ】図８Ｂは、「メッセージ」情報カテゴリを特定するために、双方向型ウェブペ
ージ上に表示される例示的なメッセージウィンドウを示す。

【図９】図９は、ＭＣＤが電話であり、ＩＲシステムがＩＶＲシステムである本発明の
例示的な実施形態へのユーザアクセスの例示的なテキストの写し（ｔｒａｎｓｃ
ｒｉｐｔ）を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ユーザに個人化インターネット情報へのアクセスを提供する
ための装置であって、１以上のコンピュータを含み、多数のクライアントコンピュータと通信するよ
うにプログラムされたサーバと、該サーバ上で実行可能な個人化ルーチンであって、該ユーザが、アクセスされ
るインターネット情報を個人化することができるように適合された、個人化ルー
チンと、該サーバ上で実行可能な双方向応答ルーチンであって、該ユーザに、モバイル
通信機器を用いた、個人化インターネット情報へのアクセスを提供するように適
合された、双方向応答ルーチンとを備えた装置。
【請求項２】前記多数のクライアントコンピュータの各々は、ウェブブラ
ウザソフトウェアルーチンを含むメモリを有する、請求項１に記載の装置。
【請求項３】前記個人化ルーチンは、ウェブサーバソフトウェアルーチンと、インターネットから個人化情報にアクセスするための複数のソフトウェアルー
チンとを含む、請求項２に記載の装置。
【請求項４】前記モバイル通信機器は電話器であり、前記双方向応答シス
テムは双方向ボイス応答システムであり、前記双方向応答ルーチンは双方向ボイ
ス応答ルーチンであり、該双方向応答ルーチンは、テキストを音声に変換するための複数のソフトウェアルーチンと、電話ユーザとの通信のための複数のソフトウェアルーチンとを含む、請求項２に記載の装置。
【請求項５】前記インターネットから個人化情報にアクセスするための複
数のソフトウェアルーチンは、スクリプトの複数のセットを含み、該スクリプト
のセットの各々は、ユーザおよび情報カテゴリに関連づけられ、該インターネッ
トから情報にアクセスするための１以上のスクリプトを含む、請求項３に記載の
装置。
【請求項６】前記スクリプトのセットは、前記サーバ内の個人化情報デー
タベースに格納される、請求項５に記載の装置。
【請求項７】前記情報カテゴリは、メッセージカテゴリ、相場カテゴリ、
ニュースカテゴリ、天気カテゴリ、スポーツカテゴリ、お気に入りカテゴリ、ア
ドレス帳カテゴリ、カレンダーカテゴリ、およびダウンロードカテゴリからなる
群から選択される１以上のカテゴリを含む、請求項５に記載の装置。
【請求項８】前記スクリプトは、前記インターネットから情報の１以上の
項目を抽出するために、前記サーバにより実行される一連の工程を含む、請求項
５に記載の装置。
【請求項９】前記一連の工程は、ウェブサーバからウェブサイトにアクセスする工程と、該ウェブサイト内に表示された情報にアクセスするために、ユーザアカウント
情報を提供する工程と、該ウェブサイトから前記スクリプト内に指定された前記情報の項目を抽出する
工程と、該ウェブサイトから抽出された情報の項目が情報通告を含むかどうかを判定す
る工程とを包含する、請求項８に記載の装置。
【請求項１０】前記電話ユーザとの通信のためのソフトウェアルーチンは
、該電話ユーザにより押されたキーを、インターネットから個人化情報にアクセ
スするためのスクリプトを実行するためのコマンドに変換し、該電話ユーザから
のボイスプロンプトを、該インターネットから個人化情報にアクセスするための
スクリプトを実行するためのコマンドに変換し、該電話ユーザに情報を供給する
ボイスプロンプトを提供するためのルーチンを含む、請求項４に記載の装置。
【請求項１１】モバイル通信機器を介した、個人化インターネット情報へ
のアクセスを提供するための方法であって、該方法は、ユーザがアクセスされるインターネット情報を個人化することを可能にするウ
ェブページインターフェースを提供する工程と、それ以降の任意の時間に、個人化インターネット情報を得るために、該モバイ
ル通信機器を用いて双方向応答システムにアクセスする工程とを包含する、方法。
【請求項１２】前記ウェブインターフェースを提供する工程は、ユーザが
ユーザアカウントを作成することを可能にし、該ユーザにアカウント情報を促す
ウェブページインターフェースを提供する工程を包含する、請求項１１に記載の
方法。
【請求項１３】前記ウェブページインターフェースを提供する工程は、前
記ユーザに、前記双方向応答システムにアクセスするときに用いられる接続アド
レス、該ウェブページインターフェースに安全な方法でアクセスするためのパス
ワード、アドレス情報、および関連づけられた請求オプションを含むサービスア
クセスプランの選択のうちの１以上を促す、ウェブページインターフェースを提
供する工程を包含する、請求項１２に記載の方法。
【請求項１４】前記ウェブページインターフェースを提供する工程は、ユ
ーザに、モバイル通信機器を介して前記双方向応答システムにアクセスするとき
に用いられるアカウント電話番号、または、該ウェブページインターフェースに
アクセスするときに用いられるアカウントパスワードのうちの１つを促すウェブ
ぺージインターフェースを提供する工程を包含する、請求項１２に記載の方法。
【請求項１５】前記ウェブページインターフェースを提供する工程は、前
記ユーザが複数の情報カテゴリのためのインターネット情報を個人化するための
ウェブページへのリンクを選択することを可能にする、ウェブページインターフ
ェースを提供する工程を包含する、請求項１１に記載の方法。
【請求項１６】前記ユーザが複数の情報カテゴリのためにウェブページへ
のリンクを選択することを可能にするウェブページインターフェースを提供する
工程は、該ユーザが、メッセージカテゴリ、相場カテゴリ、ニュースカテゴリ、
天気カテゴリ、スポーツカテゴリ、お気に入りカテゴリ、アドレス帳カテゴリ、
カレンダーカテゴリ、およびダウンロードカテゴリのうちの１以上へのリンクを
選択することを可能にするウェブページを提供する工程を包含する、請求項１５
に記載の方法。
【請求項１７】前記ユーザが複数の情報カテゴリのためにウェブページへ
のリンクを選択することを可能にするウェブページインターフェースを提供する
工程は、該ユーザが、メッセージウェブページ、相場ウェブページ、ニュースウ
ェブページ、天気ウェブページ、スポーツウェブページ、お気に入りウェブペー
ジ、アドレス帳ウェブページ、カレンダーウェブページ、およびダウンロードウ
ェブページのうちの１以上へのリンクを選択することを可能にするウェブページ
を提供する工程を包含する、請求項１５に記載の方法。
【請求項１８】前記ユーザがメッセージウェブページへのリンクを選択す
ることを可能にするウェブページを提供する工程は、該ユーザのボイスメールに
アクセスするためのデフォルトの電話番号、該ユーザのための電子メールメッセ
ージを返信および転送するためのデフォルト電子メールアドレス、デフオルトの
ファックス番号、該ユーザに情報通告を通知するために、該ユーザのボイスメー
ルにアクセスするための通告電話番号、該ユーザに、電子メールにより情報通告
を通知するための通告電子メールアドレス、および通告通知ファックスを該ユー
ザに送信するための通告ファックス番号のうちの１以上を該ユーザに促す工程を
さらに包含する、請求項１７に記載の方法。
【請求項１９】前記ユーザが前記双方向応答システムにアクセスすると、
該ユーザへのあらゆる未送信情報通告を送達する工程をさらに包含する、請求項
１８に記載の方法。
【請求項２０】前記ユーザが前記双方向応答システムにアクセスすると、
該ユーザにより受信されたメッセージを表示するメッセージウインドウを表示す
る工程をさらに包含する、請求項１１に記載の方法。