JP2003506282A - 自働冷却缶 - Google Patents

自働冷却缶

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Abstract

(57)【要約】 300mlの飲料を最大3分間に30°F(16.67°C)だけ冷却するのに適している自働冷却缶(10)は、内部の蒸発器(30)と、典型的には缶の底に固定された吸収装置(20)とを有する。蒸発器(30)から吸収装置(20)の乾燥剤領域へ蒸気の通路を設けることにより冷却が開始される。乾燥領域(22)の周りの熱降下剤(26)により、蒸気の熱が除去され、さらに乾燥剤(24)との反応熱も除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自働冷却缶に関する。詳しく言えば、缶の内部にまたは缶外部に取
り付ける方法のうちのいずれか一方または両方により冷凍装置を設け、それによ
り何時でも何処でも家庭用または営業用の冷凍機から離れたところで、冷却を開
始することができる飲料物を内臓するのに適当な缶に関する。
【0002】 冷凍の原理は定着しており、冷凍室(または適当な冷凍機室)から熱を引き出
すために蒸発器内に冷媒を使用し、それから吸収装置内において圧縮機と凝縮器
を交互に用いて冷媒から熱を開放する。
【0003】 缶内の飲料品を冷却するため既知の冷凍装置を適合させることに関連して多く
の問題がある。缶は自働冷却式であるので、冷凍装置は、缶の内部または周囲に
おいて囲まれている必要がある。典型的な飲料品の缶は、例えば330mlの容
量を持ち、細工をしたり充填したり、取り扱う設備は缶の大きさに適合される。
したがって、いかなる内部冷凍装置も組み合う装置の変化に応じて、缶の大きさ
の増大または、缶内の飲料物の容積の減少のいずれかを必要とすることが明らか
である。
【0004】 さらなる問題は、その液体の容量を望ましい飲用温度に冷却するのに要する時
間である。小型冷凍装置を通る液体と蒸気の流れおよび冷媒の選択は、これにお
ける要素を限定していると言える。飲料として用いるためには、無害の冷媒が少
なくとも望ましく、あるいは不可欠であることが明らかである。
【0005】 最後に、冷却工程の開始は、消費者が実行するのに簡単な手続きであることが
理想的である。
【0006】 米国特許出願4,669,273号は、飲料缶内にコイル巻き管を使用する自
働冷却飲料缶を記述しているが、この缶は、加圧冷媒を飲料冷却用蒸発器に開放
する。この装置は飲料用の有効容量を厳しく制限するのみならず、缶内で加圧冷
媒の使用に関する安全性規則がある。
【0007】 局面変化冷却装置が、例えば、米国特許第4,759,191号、米国特許第
4,901,535号、米国特許第4,949,549号、米国特許第4,99
3,239号および米国特許第5,197,302号に記載されている。このよ
うな装置は、典型的には、蒸発器室と空にできる吸収物室とを有する。2つの室
間のバルブが開かれると圧力低下により蒸発器内の水のような液体が蒸発し、し
たがって、目的どおり蒸発器から熱を取り去る。そのとき蒸発潜熱は吸収室内の
熱除去材料により吸収される。米国特許第5,018,368号は、蒸発器から
水蒸気を吸収するための乾燥剤ないし熱降下装置を使用している。
【0008】 これらの局面変化装置は、いずれも、製品自身の有効缶容量のロスがあるので
缶内の製品の冷却に適していない。さらに、飲料用缶を冷却するのに掛かる時間
は、実用目的からみて許容されない。
【0009】 本発明によれば、自働冷却缶が提供され、この缶は、飲料製品用の円筒状缶本
体と、製品から熱を除去するための熱吸収装置を含む缶本体の内部又は隣接する
蒸発器と、缶本体の外にある吸収装置と、蒸発器から吸収装置へ蒸気の通路を提
供する手段と、を有し、この吸収装置は、第1の乾燥剤領域と熱降下剤を内蔵す
る第2の領域を有し、これらにより、使用中に、蒸気の通路が開放されると、蒸
発器からの蒸気が吸収装置の乾燥剤領域へ進み、この蒸気は乾燥剤に吸収され、
蒸気からの熱あるいは乾燥剤の反応熱は熱降下剤により除去され、これらにより
、蒸発器に隣接する製品を冷却する。
【0010】 缶の外にある吸収装置を使用することにより、内部にある蒸発器のみが製品に
役立つ缶容量を減少させることになろう。もし蒸発器が外にあり、すなわち缶壁
が蒸発器の内層を形成するならば、蒸発器は缶容量を減少させないことが明らか
である。
【0011】 吸収装置を蒸発器と分離することにより、吸収装置により除去される熱が蒸発
器の冷却効果を相殺するまたは無効にさえするというリスクは避けられる。蒸発
器と外部吸収装置を使用することは、製品が冷却システムからも、冷却剤との直
接接触からも完全に隔離されることを意味する。
【0012】 通常は飲料である製品は、蒸発器と吸収装置が連結されてそれにより蒸気通路
が形成された時、蒸発器から吸収装置に通ずる蒸気によりこうして冷却される。
こうして、冷却は、製品よりも低い温度である蒸発器によって自然対流により実
施される。蒸発器が水を含む所では、蒸発器と吸収装置内の真空または低圧が、
蒸発が比較的低温で起こることを保証し、冷却が起こる速度を最適化することが
要求される。理想的冷却速度は、300mlの飲料に対して最大3分間に30°
F(16.67°C)である。
【0013】 吸収装置の乾燥剤領域または第2の領域のいずれかが、それぞれ乾燥剤または
熱降下剤用の一つ以上のポケットを持った吸収要素を有することが好ましい。
【0014】 一実施形態例において、吸収要素は、一つ以上の乾燥剤ポケットを形成するよ
うな一つ以上の環状体を有する金属容器である。吸収装置または蒸発器要素を製
造する一つの可能性のある方法は、金属を多重に再絞りすることである。したが
って、金属の容器とその環状体は熱降下剤に囲まれていることが好ましい。
【0015】 別の実施形態例において、吸収装置要素は、一つ以上の小袋を有し、各小袋は
熱降下剤が満たされた一つ以上のポケットに分割される。単一の小袋が使われる
ところでは、熱遮断箔または膜と箔の層の波型帯を有することができ、これらは
、最大冷却表面を提供するために吸収装置内にコイル状に巻かれることができる
。本実施例において、ポケット間のボイド(空間)は乾燥剤で満たされる。
【0016】 通常、吸収装置は缶本体の底部に接続可能である。この接続は、吸収装置がバ
ルブハウジングに栓をするように蒸発器と吸収装置上の破壊可能なシールに連結
されるバルブを有することが好ましい。別の連結器ないし駆動方法は、同時継続
出願のWO/GB00/02986に記載されており、それはここに参照され組
み込まれている。
【0017】 本発明のさらに別の局面によれば、缶本体内の製品を冷却する方法が提供され
るが、この方法は、缶本体内または周りに蒸発器を設け、吸収装置を缶本体に固
定し、蒸発器内の液体を蒸発させ、蒸発器から吸収装置の乾燥剤領域への蒸気通
路を設け、乾燥剤と蒸気間の反応による蒸気から湿分を吸収し、そして、蒸気ま
たは乾燥剤から熱を除去し、これらにより、蒸発器の周りの製品を冷却すること
を含む。
【0018】 本発明の好ましい実施形態例は、図面を参照しつつ説明される。
【0019】 図1は、缶本体10と、吸収装置20と、蒸発器30とを有する自働冷却缶の
第1の実施形態例を示す。その缶本体は、300mlの製品を内臓するように容
積がおよそ380mlである。
【0020】 図2は、被覆なしの0.16mmの錫の板から典型的には7工程で作られる多
重逆再絞り容器22を有する吸収装置20を示す。被覆されていない錫の板は、
内部の真空を危うくするかもしれない、内部保護装置からの吸収ガスを放出する
可能性を避ける。容器22は、乾燥剤24を保持し、プラスチックで型取られた
容器25内に順に置かれる。容器25は、局面変更アセテート熱降下剤26で満
たされる。
【0021】 乾燥剤容器22は、周囲の熱降下剤26との大きい接触面積を確保するために
およそ70ないし130mlの乾燥剤24で満たされるポケットを形成する同心
円の缶状体を有する。乾燥剤容器22は、高真空水準に保たれ、かつ、脆い箔の
隔膜28を熱遮断により閉ざされた真空にすることができる。その代わり、真空
は熱遮断中に、引かれたままにできる。熱降下アセテート材料26は、超音波溶
接による閉鎖の前にベースから断熱容器25内に注がれる。断熱容器は、消費者
が吸収装置を取り扱うことができることを必要とされるが、これは、もしそうで
なければ飲料品の冷却の間に温められることになろう。断熱容器25の型造りの
特徴は、バルブ組立体(図4)が箔のシール28を貫く時、吸収装置を駆動する
ための取り付け物とかみ合い装置とを含む。
【0022】 蒸発器要素30(図3)鋼またはアルミニウムから造られた環状の逆再絞り構
成部分を有する。通常、この要素の上端は逆絞りに先立ってビード付けされる。
このビード付けは要素の強度を増進させ、一層薄い材料の使用を可能にする。ビ
ード付けはまた構成部分の取り扱いと組立方法を改善する。ビード付けされた蒸
発器は、それからラッカーまたはPETのようなポリマで被覆され、高さ100
mm、直径50mmに仕上がる。100mmの高さは、蒸発器の上端を液面の約
10mm下に配置させるので、適当な冷却面を与えるのに必要な最小値であると
考えられる。直径は202直径缶の首部分を通り抜けるように選択される。内外
壁32,34間の隙間は飲料のような製品に有用な缶容積の損失を避けるための
最小限に維持される。蒸発器環状体の内面は水性ゲル35の膜で被覆される。作
動弁(図4)は、缶10のドーム14に開けられた穴に適合する。作動装置の別な
装置の設計が、同時継続特許出願の第WO/GB00/02986に述べられて
いる。
【0023】 図3aの詳細図に示されているように、蒸発器要素は、内側の背骨壁内に形成
された峰の下において、密封され、缶10の立ちビード12内へ切り抜かれる。
蒸発器要素32の縁は巻き上げられ36、飲料用に承認された水性の密封用複合
物37は缶本体の底の内側で缶の立ちビードと巻上げ部との間に施され、困難な
密封を保証する。巻上げ部36は、内底の改装により形成される峰38に適合し
密封される留め金でもよく、また蒸発器は蒸発器の渦巻き部分周りに峰の形状3
8を改装後に所定位置に固定されてもよい。これにより、蒸発器は冷蔵工程に望
まれる冷却速度を実現するのに必要な高真空を維持し、かつ飲料品の圧力は密封
を危うくすることがない。
【0024】 メタノール中に粉末の懸濁液で漲らせ、過剰分を流出させ、それから残りのメ
タノールを蒸発させることにより、ゲルが蒸発器内面に施される。そのとき、乾
いた膜は、水で溢れさせ、再び過剰物を流出させることにより、水和される。3
00mlの飲料の冷却用水10−12mlを運ぶのに約0.5mmのゲルの膜が
使用される。
【0025】 使用中に吸収装置20は、缶、蒸発器の少なくとも一方と一緒に押される。図
4と図5におけるような2片バルブ組立体40は、バルブ頂点42で箔28を突
き破る前に箔で閉ざされた乾燥剤室の穴に入ってきた如何なる空気をも排出しそ
れからシールをするのに用いられることができる。バルブ40は、ネオプレンな
いしニトリルのような圧縮可能な材料でできたステム45とバルブ頂点42を有
する。ステム45の上端は、ガス障壁層46で覆われている。バルブ本体の峰は
、さらに穴が開けられたとき栓44の真後ろのバルブのステム45を圧縮するこ
ととなり、それにより蒸気通路を開放することを保証する。吸収装置の被覆容器
25は缶のドームと係合し、その結果吸収器、蒸発器装置の確実でぴったりした
適合がなされる。
【0026】 図6aないし6dは、自働冷却缶用の吸収装置50の第2実施形態例を示す。
吸収装置50は、アルミニウム箔の連続した波型帯52を含む。帯52の波型層
57は、その波型間を第2の層58まで熱密封し、一連のポケット54を形成す
る。帯の端もまた例えば熱密封によりシールされる。図6bに示されるように、
波型の側面57は典型的にはアルミニウム箔のような材料の薄膜である。また図
6bに描かれている低い側58は箔でもよい。
【0027】 アルミニウム箔は、これが、関係する高真空水準に要求される必要な障壁特性
を備えるように穴開けされた材料である。使用される箔は、ラッカーからのガス
排出が高度の真空を損なうときもまた、一方の側のみに断熱可能なラッカーで覆
われる。
【0028】 ポケット54は、アセテートのような熱降下剤で満たされ、帯は、熱吸収器容
器20内で被覆ジャケット56に適合するようにコイル状に巻かれる(図6d)
。一旦コイル巻きされて吸収器の所定位置に置かれると、乾燥剤が吸収器に注が
れ、ポケット間でコイル55のまわりのボイドを満たす。
【0029】 別の配置において、アセテートで満たされた単一のコイル巻き帯の代わりに、
熱降下剤を内臓する個別の小袋が使われてもよい。小袋は前述の乾燥剤によって
囲まれている。
【0030】 蒸発器から吸収装置への蒸気通路の開放は、蒸気が最初にコイル55(または
個々の小袋)の周りにあった乾燥剤に接触し、以後熱降下剤のポケット間の乾燥
剤で満たされたボイドに穴開けすることを可能にする。乾燥剤と熱降下剤との典
型的な割合は、容積比で50:50である。
【0031】 図6の吸収装置は、図1,2および5の吸収装置に取って替わるために、図3
の蒸発器と協力した外部吸収装置として用いられることができるのが理想的であ
る。そうでなければ、それが、外部吸収器のように、缶の内部にある小袋形式の
蒸発器(後述)とともに用いられることができるのが理想的である。
【0032】 PET袋内に箔の小袋を有する、蒸発器60について別の実施形態例の構成を
示す側断面図が図7に示されている。小袋は、図6の吸収装置に関連して上述し
たものと同じ理由で内部熱密封被覆を有する、膜と箔62からなる外層で構成さ
れた波型を有する。箔―膜の波型袋は、製品の接触が箔の縁に腐食を起こさせな
いようにシールされる。吸取り紙、ゲルまたは繊維質材料のような湿分担持体6
4は、小袋の壁の内側に設けられ、中央の蒸気通路材料66は多孔性または解放
個室気泡または繊維質材料を有する。
【0033】 図8aと8bにおいて、缶の壁は、蒸発器の別の実施形態例の部分として冷却
要素を形成するのに利用される。
【0034】 図8aにおいて、ゲルの形態中の水分または吸取り紙のような適当な多孔性担
体に吸収された水分はいずれも、缶本体10の外面の周りに包まれる。そのとき
通気性材料72は水分担体の層総全体にわたり包まれる。通気性材料72は、ま
た例えば合成繊維材料のような断熱特性を有することができる。これの全体は、
プラスチックの箔―膜のスリーブまたは箔―膜袋74で覆われ、これは飾りにす
ることもでき、または、吹付けポリマならば型造りもできる。
【0035】 冷却要素は、図8bに示される要素の最外層のような缶壁10をその代わりに
組み込むことができる。この実施形態例において、缶壁は外側に飾り付けされる
が、ポリマ繊維断熱材76と湿分担体層78と接触している内面上は平坦である
。製品80は、湿分担体層との直接の接触を防止するために、缶または冷却要素
内の箔―膜波型袋82内に保持される。冷却要素がこの実施形態例の缶壁の内面
上にあるので、冷却装置は缶の内圧を受ける。
【0036】 缶壁冷却要素について、なお、この他に2つの金属壁が使われている。ビード
された外壁、両壁間に挟まれたゲル、あるいは蒸気通路材料の使用により間隔を
置いて保持された壁とともに使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例の自働冷却缶組立体の側断面図である。
【図2】 図1の缶用の吸収器の側断面図である。
【図3】 蒸発器要素で満たされた図1の缶の側断面図である。
【図4】 図1の組立体用駆動装置である。
【図5】 組立時における図4の駆動装置を示す図1の組立体の部分側断面図である。
【図6】 吸収器の第2の実施形態例の部分側断面図である。
【図7】 蒸発器の第2の実施形態例の断面図である。
【図8】 蒸発器の第3の実施形態例の断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月20日(2001.9.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 自働冷却缶
【特許請求の範囲】
請求項10】 缶本体内の飲料用製品を冷却する方法であって、該方法は 金属容器の上端をビード付けし、該ビード付けされた容器を逆に再絞りし、隙 間を置いた外壁(34)と内壁(32)を有する蒸発器要素を形成し、 蒸発器要素を缶本体に挿入し、缶本体底面の内側の壁上に峰上に蒸発器の渦巻 状の縁(36)を切り取ることにより蒸発器を缶本体に固定し、高真空を保持し 飲料製品から分離される密封装置を形成し、 吸収装置(20)を缶本体の外側に固定し、 前記蒸発器内の液体を蒸発させ、蒸発器から吸収装置の乾燥剤領域へ蒸気の通 路を設け、 乾燥剤(24)と蒸気との反応により蒸気から湿分を吸収し、 蒸気からまたは乾燥剤の反応からの熱のいずれか一方または両方を取り去り、 これらにより蒸発器を取り巻く飲料製品を冷却する、 ことを有する、缶本体内の製品を冷却する方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自働冷却缶に関する。詳しく言えば、缶の内部にまたは缶外部に取
り付ける方法のうちのいずれか一方または両方により冷凍装置を設け、それによ
り何時でも何処でも家庭用または営業用の冷凍機から離れたところで、冷却を開
始することができる飲料物を内臓するのに適当な缶に関する。
【0002】 冷凍の原理は定着しており、冷凍室(または適当な冷凍機室)から熱を引き出
すために蒸発器内に冷媒を使用し、それから吸収装置内において圧縮機と凝縮器
を交互に用いて冷媒から熱を開放する。
【0003】 缶内の飲料品を冷却するため既知の冷凍装置を適合させることに関連して多く
の問題がある。缶は自働冷却式であるので、冷凍装置は、缶の内部または周囲に
おいて囲まれている必要がある。典型的な飲料品の缶は、例えば330mlの容
量を持ち、細工をしたり充填したり、取り扱う設備は缶の大きさに適合される。
したがって、いかなる内部冷凍装置も組み合う装置の変化に応じて、缶の大きさ
の増大または、缶内の飲料物の容積の減少のいずれかを必要とすることが明らか
である。
【0004】 さらなる問題は、その液体の容量を望ましい飲用温度に冷却するのに要する時
間である。小型冷凍装置を通る液体と蒸気の流れおよび冷媒の選択は、これにお
ける要素を限定していると言える。飲料として用いるためには、無害の冷媒が少
なくとも望ましく、あるいは不可欠であることが明らかである。
【0005】 最後に、冷却工程の開始は、消費者が実行するのに簡単な手続きであることが
理想的である。
【0006】 米国特許出願4,669,273号は、飲料缶内にコイル巻き管を使用する自
働冷却飲料缶を記述しているが、この缶は、加圧冷媒を飲料冷却用蒸発器に開放
する。この装置は飲料用の有効容量を厳しく制限するのみならず、缶内で加圧冷
媒の使用に関する安全性規則がある。
【0007】 局面変化冷却装置が、例えば、米国特許第4,759,191号、米国特許第
4,901,535号、米国特許第4,949,549号、米国特許第4,99
3,239号および米国特許第5,197,302号に記載されている。このよ
うな装置は、典型的には、蒸発器室と空にできる吸収物室とを有する。2つの室
間のバルブが開かれると圧力低下により蒸発器内の水のような液体が蒸発し、し
たがって、目的どおり蒸発器から熱を取り去る。そのとき蒸発潜熱は吸収室内の
熱除去材料により吸収される。米国特許第5,018,368号は、蒸発器から
水蒸気を吸収するための乾燥剤ないし熱降下装置を使用している。
【0008】 これらの局面変化装置は、いずれも、製品自身の有効缶容量のロスがあるので
缶内の製品の冷却に適していない。さらに、飲料用缶を冷却するのに掛かる時間
は、実用目的からみて許容されない。
【0009】 本発明によれば、自働冷却缶が提供され、この缶は、飲料製品用の円筒状缶本
体と、蒸発器を囲む飲料製品から熱を除去するための缶本体の内部にある蒸発器
と、缶本体の外に固定され第1の乾燥剤領域と熱降下剤を内蔵する第2の領域を 有する 吸収装置と、蒸発器から吸収装置へ蒸気の通路を提供する手段と、を有し
なお、この蒸発器は、両壁間に隙間を持った内壁と外壁を有する環状の構成要 素を有し、外壁の渦巻状の縁部が缶本体の底面の内側の壁上の峰上に切り取られ 、高真空を保持し飲料製品から隔離される密封装置を形成し、 上述の吸収装置の乾燥剤領域または第2の領域のいずれかは、それぞれ乾燥剤
または熱降下剤用の1つ以上のポケットを有する吸収要素を有し、 これらにより、使用中に、蒸気の通路が開放されると、蒸発器からの蒸気が吸
収装置の乾燥剤領域へ進み、この蒸気は乾燥剤に吸収され、蒸気からの熱あるい
は乾燥剤の反応熱は熱降下剤により除去され、これらにより、蒸発器の周りの
品を冷却する。
【0010】 缶の外にある吸収装置を使用することにより、内部にある蒸発器のみが製品に
役立つ缶容量を減少させることになろう
【0011】 吸収装置を蒸発器と分離することにより、吸収装置により除去される熱が蒸発
器の冷却効果相殺するまたは無効にさえするというリスクは避けられる。蒸発器
と外部吸収装置を使用することは、製品が冷却システムからも、冷却剤との直接
接触からも完全に隔離されることを意味する。
【0012】 通常は飲料である製品は、蒸発器と吸収装置が連結されてそれにより蒸気通路
が形成された時、蒸発器から吸収装置に通ずる蒸気によりこうして冷却される。
こうして、冷却は、製品よりも低い温度なる蒸発器によって自然対流により実施
される。蒸発器が例えば水性ゲル被覆の形態内の水を含む所では、蒸発器と吸収
装置内の真空または低圧が、蒸発が比較的低温で起こることを保証し、冷却が起
こる速度を最適化することが要求される。理想的冷却速度は、300mlの飲料
に対して最大3分間に30°F(16.67°C)である。
【0013】 吸収装置の乾燥剤領域または第2の領域のいずれかが、それぞれ乾燥剤または
熱降下剤用の一つ以上のポケットを持った吸収要素を有することが好ましい。
【0014】 一実施形態例において、吸収要素は、一つ以上の乾燥剤ポケットを形成するよ
うな一つ以上の環状体を有する金属容器である。吸収装置または蒸発器要素を製
造する一つの可能性のある方法は、金属を多重に再絞りすることである。したが
って、金属の容器とその環状体は熱降下剤に囲まれていることが好ましい。
【0015】 別の実施形態例において、吸収装置要素は、一つ以上の小袋を有し、各小袋は
熱降下剤が満たされた一つ以上のポケットに分割される。単一の小袋が使われる
ところでは、熱遮断箔または膜と箔の層の波型帯を有することができ、これらは
、最大冷却表面を提供するために吸収装置内にコイル状に巻かれることができる
。本実施例において、ポケット間のボイドは乾燥剤で満たされる。
【0016】 通常、吸収装置は缶本体の底部に接続可能である。この接続は、吸収装置がバ
ルブハウジングに栓をするように蒸発器と吸収装置上の破壊可能なシールに連結
されるバルブを有することが好ましい。別の連結器ないし駆動方法は、同時継続
出願のWO/GB00/02986に記載されており、それはここに参照され組
み込まれている。
【0017】 本発明のさらに別の局面によれば、缶本体内の飲料製品を冷却する方法が提供
されるが、 この方法は、金属容器の上端をビード付けし、このビード付けされた容器を逆 に再絞りして、金属容器の上端から形成される外壁(34)と金属容器の低端か ら形成される内壁(32)を有し、なお、この内外壁に隙間が設けられている蒸 発器要素を形成し、 蒸発器要素を缶本体内に挿入し、缶本体底部の内側の背骨壁上の峰上で蒸発器 の渦巻状の縁部(36)を切り取ることによって蒸発器を缶本体に固定して、高 真空を保持し飲料製品から隔離された密封された装置を形成し、 吸収装置を缶本体の外側に固定し、 蒸発器内の液体を蒸発させ、蒸発器から吸収装置の乾燥剤領域への蒸気通路を
設け、 乾燥剤と蒸気間の反応による蒸気から湿分を吸収し、そして、 蒸気または乾燥剤から熱を除去し、これらにより、蒸発器の周りの飲料製品を
冷却することを含む。
【0018】 本発明の好ましい実施形態例は、図面を参照しつつ説明される。
【0019】 図1は、缶本体10と、吸収装置20と、蒸発器30とを有する自働冷却缶の
第1の実施形態例を示す。その缶本体は、300mlの製品を内臓するように回
りの容積が380mlである。
【0020】 図2は、被覆なしの0.16mmの錫の板から典型的には7工程で作られる多
重逆再絞り容器22を有する吸収装置20を示す。被覆されていない錫の板は、
内部の真空を危うくするかもしれない、内部保護装置からの吸収ガスを放出する
可能性を避ける。容器22は、乾燥剤22を保持し、プラスチックで型取られた
容器25内に順に置かれる。容器25は、局面変更アセテート熱降下剤26で満
たされる。
【0021】 乾燥剤容器22は、周囲の熱降下剤26との大きい接触面積を確保するために
およそ70ないし130mlの乾燥剤24で満たされるポケットを形成する同心
円の缶状体を有する。乾燥剤容器22は、高真空水準に保たれ、かつ、脆い箔の
隔膜28を熱遮断により閉ざされた真空にすることができる。その代わり、真空
は熱遮断中に、引かれたままにできる。熱降下アセテート材料26は、超音波溶
接による閉鎖の前にベースから断熱容器25内に注がれる。断熱容器は、消費者
が吸収装置を取り扱うことができることを必要とされるが、これは、もしそうで
なければ飲料品の冷却の間に温められることになろう。断熱容器25の型造りの
特徴は、バルブ組立体(図4)が箔のシール28を貫く時、吸収装置を駆動する
ための取り付け物とかみ合い装置とを含む。
【0022】 蒸発器要素30(図3)鋼またはアルミニウムから造られた環状の逆再絞り構
成部分を有する。通常、この要素の上端は逆絞りに先立ってビード付けされる。
このビード付けは要素の強度を増進させ、一層薄い材料の使用を可能にする。ビ
ード付けはまた構成部分の取り扱いと組立方法を改善する。ビード付けされた蒸
発器は、それからラッカーまたはPETのようなポリマで被覆され、高さ100
mm、直径50mmに仕上がる。100mmの高さは、蒸発器の上端を液面の約
10mm下に配置させるので、適当な冷却面を与えるのに必要な最小値であると
考えられる。内外壁32,34間の隙間は飲料のような製品に有用な缶容積の損
失を避けるための最小限に維持される。蒸発器環状体の内面は水性ゲル35の膜
で被覆される。作動弁(図4)は、缶10のドーム14に開けられた穴に適合する
。作動装置の別な装置の設計が、同時継続特許出願の第WO/GB00/029
86に述べられている。
【0023】 図3aの詳細図に示されているように、蒸発器要素は、内側の背骨壁内に形成
された峰の下において、密封され、缶10の立ちビード12内へ切り抜かれる。
蒸発器要素32の縁は巻き上げられ36、飲料用に承認された水性の密封用複合
物37は缶本体の底の内側で缶の立ちビードと巻上げ部との間に施され、困難な
密封を保証する。巻上げ部36は、内底の改装により形成される峰38に適合し
密封される留め金でもよく、また蒸発器は蒸発器の渦巻き部分周りに峰の形状3
8を改装後に所定位置に固定されてもよい。これにより、蒸発器は冷蔵工程に望
まれる冷却速度を実現するのに必要な高真空を維持し、かつ飲料品の圧力は密封
を危うくすることがない。
【0024】 メタノール中に粉末の懸濁液で漲らせ、過剰分を流出させ、それから残りのメ
タノールを蒸発させることにより、ゲルが蒸発器内面に施される。そのとき、乾
いた膜は、水で溢れさせ、再び過剰物を流出させることにより、水和される。3
00mlの飲料の冷却用水10−12mlを運ぶのに約0.5mmのゲルの膜が
使用される。
【0025】 使用中に吸収装置20は、缶、蒸発器の少なくとも一方と一緒に押される。図
4と図5におけるような2片バルブ組立体40は、バルブ頂点42で箔28を突
き破る前に箔で閉ざされた乾燥剤室の穴に入ってきた如何なる空気をも排出しそ
れからシールをするのに用いられることができる。バルブ40は、ネオプレンな
いしニトリルのような圧縮可能な材料でできたステム45とバルブ頂点42を有
する。ステム45の上端は、ガス障壁層46で覆われている。バルブ本体の峰は
、さらに穴が開けられたとき栓44の真後ろのバルブのステム45を圧縮するこ
ととなり、それにより蒸気通路を開放することを保証する。吸収装置の被覆容器
25は缶のドームと係合し、その結果吸収器、蒸発器装置の確実でぴったりした
適合がなされる。
【0026】 図6aないし6dは、自働冷却缶用の吸収装置50の第2実施形態例を示す。
吸収装置50は、アルミニウム箔の連続した波型帯52を含む。帯52の波型層
57は、その波型間を第2の層58まで熱密封し、一連のポケット54を形成す
る。帯の端もまた例えば熱密封によりシールされる。図6bに示されるように、
波型の側面57は典型的にはアルミニウム箔のような材料の薄膜である。また図
6bに描かれている低い側58は箔でもよい。
【0027】 アルミニウム箔は、これが、関係する高真空水準に要求される必要な障壁特性
を備えるように穴開けされた材料である。使用される箔は、ラッカーからのガス
排出が高度の真空を損なうときもまた、一方の側のみに断熱可能なラッカーで覆
われる。
【0028】 ポケット54は、アセテートのような熱降下剤で満たされ、帯は、熱吸収器容
器20内で被覆ジャケット56に適合するようにコイル状に巻かれる(図6d)
。一旦コイル巻きされて吸収器の所定位置に置かれると、乾燥剤が吸収器に注が
れ、ポケット間でコイル55のまわりのボイドを満たす。
【0029】 別の配置において、アセテートで満たされた単一のコイル巻き帯の代わりに、
熱降下剤を内臓する個別の小袋が使われてもよい。小袋は前述の乾燥剤によって
囲まれている。
【0030】 蒸発器から吸収装置への蒸気通路の開放は、蒸気が最初にコイル55(または
個々の小袋)の周りにあった乾燥剤に接触し、以後熱降下剤のポケット間の乾燥
剤で満たされたボイドに穴開けすることを可能にする。乾燥剤と熱降下剤との典
型的な割合は、容積比で50:50である。
【0031】 図6の吸収装置は、図1,2および5の吸収装置に取って替わるために、図3
の蒸発器と協力した外部吸収装置として用いられることができるのが理想的であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例の自働冷却缶組立体の側断面図である。
【図2】 図1の缶用の吸収器の側断面図である。
【図3】 蒸発器要素で満たされた図1の缶の側断面図である。
【図4】 図1の組立体用駆動装置である。
【図5】 組立時における図4の駆動装置を示す図1の組立体の部分側断面図である。
【図6】 吸収器の第2の実施形態例の部分側断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,MZ, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3E067 AA03 AB26 BA04A BB11A BC03A EE25 EE60 GA02 GA03 GD10 3L044 AA04 BA01 CA03 DD01 KA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料製品用の円筒状缶本体と、 前記缶本体の内部または周りにあって製品から熱を取り去るための熱吸収要素
    を含む蒸発器と、 前記缶本体の外側にある吸収装置と、 前記蒸発器から前記吸収装置へ蒸気の通路を提供する手段と、を有し、 該手段において、前記吸収装置は、第1の乾燥領域と、熱降下剤を内蔵する第
    2の領域を含み、 それにより、使用時に、蒸気の通路が開放されると、蒸気は蒸発器から吸収装
    置の乾燥領域へ通るので、蒸気が乾燥剤に吸収され、蒸気からまたは乾燥剤の反
    応からの熱の少なくともいずれか一方が熱降下材料により取り去られ、これらに
    より蒸発器の周りの製品を冷却する、自働冷却缶。
  2. 【請求項2】 吸収装置の乾燥領域または第2の領域のいずれもが、乾燥剤
    又は熱降下剤用のポケットをそれぞれ有する吸収剤を有する、請求項1記載の自
    働冷却缶。
  3. 【請求項3】 前記吸収要素は、一つ以上の乾燥剤ポケットを形成する一つ
    以上の環状体を有する金属容器である、請求項2記載の自働冷却缶。
  4. 【請求項4】 前記吸収要素は金属を多重に再絞りすることにより形成され
    る、請求項3記載の自働冷却缶。
  5. 【請求項5】 金属容器とその環状体は熱降下剤に取り巻かれている、請求
    項3または4記載の自働冷却缶。
  6. 【請求項6】 吸収要素は、おのおのが熱降下剤で満たされた一つ以上のポ
    ケットに分割されている一つ以上の小袋を有する、請求項2記載の自働冷却缶。
  7. 【請求項7】 小袋は、熱遮断された箔または層状膜の波型帯を有する、請
    求項6記載の自働冷却缶。
  8. 【請求項8】 小袋は、最大冷却表面を提供するために吸収装置内で渦巻き
    状に巻かれている、請求項7記載の自働冷却缶。
  9. 【請求項9】 ポケット間のボイドは乾燥剤で満たされている、請求項6な
    いし8のいずれか1項記載の自働冷却缶。
  10. 【請求項10】 吸収装置は、熱収縮、膠または機械的係合により缶本体に
    固定される、請求項1ないし9のいずれか1項記載の自働冷却缶。
  11. 【請求項11】 蒸発器は、外側表面にビードを含む、請求項1ないし10
    のいずれか1項記載の自働冷却缶。
  12. 【請求項12】 缶本体内の製品を冷却する方法であって、該方法は、 缶本体の内部または周りに蒸発器を設け、 前記缶本体に吸収装置を固定し、 前記蒸発器内の液体を蒸発させ、蒸発器から吸収装置の乾燥剤領域へ蒸気の通
    路を設け、 乾燥剤と蒸気との反応により蒸気から湿分を吸収し、 蒸気から、または乾燥剤の反応からの熱の少なくともいずれか一方を取り去り
    、これらにより蒸発器に隣接する製品を冷却する、 工程を有する、缶本体内の製品を冷却する方法。
  13. 【請求項13】 蒸発器を設ける工程は、 金属容器の上端をビード付けし、 蒸発器要素を形成するために前記ビード付けされた容器を再絞りし、 蒸発器要素を缶本体内に挿入する、 ことを有する、請求項12記載の缶本体内の製品を冷却する方法。
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