JP2003505920A - 電磁結合信号を用いてトランシーバー間でメッセージを送信するシステムおよび方法 - Google Patents

電磁結合信号を用いてトランシーバー間でメッセージを送信するシステムおよび方法

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JP2003505920A
JP2003505920A JP2001511007A JP2001511007A JP2003505920A JP 2003505920 A JP2003505920 A JP 2003505920A JP 2001511007 A JP2001511007 A JP 2001511007A JP 2001511007 A JP2001511007 A JP 2001511007A JP 2003505920 A JP2003505920 A JP 2003505920A
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マルコス・シー.・ザネス
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アウェア, インコーポレイテッド
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/32Reducing cross-talk, e.g. by compensating

Abstract

(57)【要約】 回線グループ内の線を介して通信を行う通信システムおよび通信方法について述べる。当該通信システムは、前記回線グループ内の第一配線に接続された第一トランシーバーおよび前記回線グループ内の第二配線に接続された第二トランシーバーを含んでいる。配線により直接接続されてはいないが、トランシーバーは、電磁結合信号を用いて互いに通信を行う。例えば、前記第一トランシーバーは、前記第一配線を介して、前記第二配線上に干渉を生じさせる信号を送信する。前記第二トランシーバーは、前記第二配線上の干渉を検出し、前記第二配線を介して、前記第一配線に電磁結合する通信信号を送信する。前記電磁結合信号は、前記第一トランシーバーに対し、前記第一トランシーバーに応答の生成を促すメッセージを搬送する。かかるメッセージは、前記第一トランシーバーに対し、生成された干渉を調整する動作をさせる。前記通信信号は、前記第一トランシーバーがメッセージを識別させるような所定周波数および位相特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】
本出願は、同時継続中であって、その全体が参照のために本願明細書に取り込
まれる1999年7月16日出願の米国仮出願番号60/144、562、発明
の名称”電磁結合信号を介したインターテレホン回線通信”の出願日の利益を主
張するものである。
【0002】
【発明の分野】
本発明は、一般に、通信に関し、特に、電磁結合信号を用いたトランシーバー
間の通信方法およびシステムに関する。
【0003】
【従来技術】
家庭と電話局(telephone central office)間における標準的な電話回線は、お
のおの10から50本のツイストペア線を有するバインダグループにより構成さ
れている。バインダグループは、10から数千本のツイストペア線を有すること
のできるマルチペアケーブルを形成するよう組み合わされる。これらのマルチペ
アケーブルは、空気中又は地下中のバインダグループ外に存するノイズおよびそ
の他の障害からツイストペアを遮蔽する金属製の電気シージングおよびプラスチ
ック製カバーを備えている。これにより、ツイストペア・バイダグループは、一
つのツイストペア上で送信される信号が、電磁エネルギー結合によって、同じバ
インダグループ中の別のツイストペアの方へ漏れる、つまり”クロストーク”を
起こすことで生じるノイズの影響を非常に受け易い送信環境といえる。同じバイ
ンダグループ中の他のペア上に送信された信号からの不要な電磁エネルギーであ
って、ツイストペアに結合するものが、クロストークノイズ又は単に”クロスト
ーク”と呼ばれる。このクロストークは、ほとんどの場合、一定のバインダグル
ープを備えた通信システム全体の性能を制限する要素の一つである。クロストー
クが主な原因である場合、かかる通信環境は、クロストークにより制限を受けた
環境と呼ばれる。電話線を介したデータのやりとりに関するクロストークのうち
最もやっかいなものの一つは、受信器に”近接する”、すなわち、線の同じ終端
に位置する、送信機によって生じるクロストークである、ニアエンドクロストー
クである。例えば、家の中にある受信器(顧客宅内、CP)についてのニアエン
ドクロストークは、近所の他の家の送信機によって生じる。この場合、その送信
機はこちらの受信器に最も近くにあり、クロストークの大きさが大きくなること
も予想されることから、かかるクロストークが、通常、最も深刻なケースである
【0004】 電話線のバインダグループによる通信環境におけるニアエンドクロストークレ
ベルを減少させる方法の一つには、受信信号とクロストーク信号間の周波数を分
離し続ける方法がある。一般に、マルチペアループケーブル内のクロストークレ
ベルを減少させるための方法又はプロセスは、”スペクトラム管理”プランとし
て知られている。米規格協会(ANSI)は、現在、”ループ送信システムのためのス
ペクトラム管理”と呼ばれるスペクトラム管理に関する米国基準の草案を作成し
ている。かかる基準は、とりわけ、それらがCPに位置するのか、又は、電話局
(CO)にあるのかに基づいて、トランシーバーがどの周波数帯域を用いればよ
いかのルールを規定する。COからCPに対する(下流方向への送信)送信の周
波数帯域を示すスペクトラム管理プランを実行するとともに、CPからCOに対
する(上流方向への送信)送信の周波数帯域を分離することにより、バインダグ
ループ内のクロストークを著しく減少させることができる。
【0005】 かかる理由から、電話会社は、前述のANSI基準に基づき、自身のループプ
ラント(loop plant)用にスペクトラム管理プランを開始しようとしている。しか
し、電話会社が自身のネットワーク内に配置された新しいトランシーバーに対し
てかかるルールを適用しようとしても、かかるルールに従わない昔の”遺物化し
た(legacy)”システムには、ほとんど効果がない。
【0006】 また、いくつかの家では、他の通信システム用に内線電話回線が用いられてい
るので、スペクトラムの互換性の問題は、より複雑である。内線通信システムの
一例としては、家庭内の複数のコンピュータを接続するのに用いられるホームコ
ンピュータネットワークシステムがある。かかる通信システムは、電話会社が自
身のネットワークに適用しようとしているスペクトラム管理のルールに従わない
ホームフォンネットワーク(HPN)としても知られている。したがって、家か
ら電話ネットワーク上に”漏れた”HPN信号は、多くの電話会社が設置するサ
ービスに対する深刻なニアエンドクロストーク源となる。スペクトラム管理のル
ールに従わない信号によるかかるスペクトラム汚染(spectrum pollution)の問題
は、深刻な問題であり、家庭や会社からの高速アクセス性に影響を及ぼす。した
がって、バインダグループ内の線上で通信を行うトランシーバーが直面するクロ
ストーク干渉を減少させることの出来るシステムおよび方法が要望される。
【0007】
【発明の概要】
ある側面において、本発明は、回線グループ内の配線を介して通信を行うトラ
ンシーバーにより用いられる方法であることを特徴とする。かかる方法において
、通信は、第一配線を介して受信され、通信信号は、前記第一配線を介して送信
される。前記第一配線を介して送信された前記通信信号は、前記第二配線上に電
磁結合信号を生成するため、第二配線と電磁的に結合する。前記電磁結合信号は
、前記第二配線に接続された前記第二トランシーバーに応答を促すメッセージを
搬送する。
【0008】 搬送されたメッセージは、前記第二トランシーバーに、自身の動作を変更させ
る。より詳しく言うと、前記方法の一実施形態は、前記第一配線を介して受信し
た通信に関する干渉を検出するとともに、前記干渉の検出に応じて通信信号を送
信する。前記の検出された干渉が所定のしきい値を超えた場合に、前記通信信号
が送信される。別の実施形態においては、前記検出された干渉はクロストークで
ある。
【0009】 他の側面において、本発明は、ある回線グループ内の別々の線に接続されてい
る第一および第二トランシーバー間の通信方法であることを特徴とする。前記第
一及び第二トランシーバーは、当該回線グループ内のいずれかの線によって互い
に接続されていない。本願方法のある実施形態は、第一配線を介し、第一トラン
シーバーにより信号を送信する。前記第一トランシーバーは、前記第一配線を介
して通信信号を受信する。当該通信信号は、第二配線を介して第二トランシーバ
ーから送信されるとともに、第二配線から前記第一配線に電磁的に結合する。こ
の方法は、さらに、前記電磁結合信号により搬送されたメッセージに応じて動作
を行うステップを備えている。
【0010】 ある実施形態において、前記実行された動作は、送信パラメーターの調整を行
うものである。また、前記調整は、前記第一配線を介して信号を送信するのに用
いられるパワーレベルを変更するものである。別の実施形態において、前記調整
は、前記第一配線を介して信号を送信するのに用いられる周波数帯域を変更する
ものである。更に別の実施形態において、前記調整は、前記第一配線を介して信
号を送信するのに用いられる時間増分を変更するものである。
【0011】 さらに別の実施形態において、本願の方法は、送信パラメーターに対する調整
に応じ、前記第一配線を介して、第二の電磁結合信号を受信するステップを備え
ている。前記送信パラメーターに対する調整は、前記第二の電磁結合信号に応じ
て停止される。
【0012】
【発明の説明】
図1は、本発明の原理を用いた通信システム1を示す。この通信システム1は
、第一通信チャネル4を介して他のトランシーバー2’と電気通信を行う第一ト
ランシーバー2、および第二通信チャネル8を介して他のトランシーバー15’
と電気通信を行う第二トランシーバー15を備えている。各トランシーバーを代
表して示された第二トランシーバー15は、受信器12および送信器18を有し
ている。第一通信チャネル4は、通信チャネル4、8のいずれか一方を流れる(
traversing)信号が他方の通信チャネルと電磁結合できるよう第二通信チャネル
8と物理的に近接している。ある実勢形態において、通信チャネル4、8は、同
じバインダグループ内における別々のツイストペア電線である。
【0013】 簡単に言うと、第二トランシーバー15は、あるバインダペア内の一のツイス
トペアを流れる信号が、同じバインダペア内の他のツイストペアと電磁結合する
ことができ、これにより前記他のツイストペアに接続されている他のトランシー
バー(例えば、トランシーバー2)と通信する、という原理を用いている。かか
る通信を、以下、”インターテレホン回線通信”と呼ぶ。本発明の原理を実行す
るためには、配線4、8が同じバインダグループ内になくてもよい、ということ
が理解されよう。配線4、8は、信号が一つの配線から他の配線に電磁結合でき
るよう互いに物理的に近接すれば十分である。
【0014】 インターテレホン回線通信は、様々な目的に用いることができる。例えば、バ
インダグループ内のクロストークを減少させる目的で用いることもできる。通信
システム1の動作中、トランシーバー2は、トランシーバー2’と通信を行うた
め、第一通信チャネル4を介し、情報6の送信すなわち信号の送信を行う。この
ような送信信号6は、第二通信チャネル8と電磁的に結合(矢印16’)する。
電磁結合した信号による通信10は、第二通信チャネル8を介して交換されたト
ランシーバー15、15’間の通信と干渉してもよい。トランシーバー2がトラ
ンシーバー15に近接している(例えば、バインダグループの同じ端部に位置す
る)場合、かかる干渉は、上述のニアエンドクロストークであるということを示
している。同様に、トランシーバー2’から発せられ通信チャネル4を介して送
信された信号は、第二通信チャネル8上にも前述の干渉を生じさせる。
【0015】 第二通信チャネル8に接続されたトランシーバー15の受信器12は、電磁結
合信号による通信10を受信し、電磁結合信号による通信10によって生じた干
渉が所定のしきい値を超えたかどうかを判断する。前記干渉が所定のしきい値を
超える場合、送信器18は、第二通信チャネル8を介して信号14を送信する。
本発明の原理によると、かかる信号14は、トランシーバー2で理解可能なメッ
セージを提供する。
【0016】 トランシーバー2、15は、それぞれ物理的に別の通信チャネル4、8に接続
されてはいるが、本発明は、トランシーバー15がトランシーバー2にメッセー
ジを送信することを可能にする。一の通信チャンル(ここでは、通信チャネル8
)上に送信される信号14が、近接する通信チャネル(例えば、通信チャネル4
)に磁界を生じさせ、当該近接通信チャネル(例えば、通信チャネル4)内に電
圧が誘起されるので、かかる通信が行われる。かかる電磁結合は、図1において
、矢印16で示されている。信号14は、対応する電磁結合メッセージ19を生
成するため、第一通信チャネル4と電磁的に結合する。通常、誘起電圧は、有害
な干渉と認識されるが、電磁結合信号19は、その干渉源(ここでは、トランシ
ーバー2)と通信を行うという特定の目的のために生成されたものなので、有害
なものとはされない。
【0017】 信号14は、複数の線に電磁的に結合可能であり、かかる線に接続された各ト
ランシーバーがメッセージ19を受信可能であることに注意されたい。当該メッ
セージ19は、各受信トランシーバー(例えば、トランシーバー2)が、トラン
シーバー2で生成された干渉10を調整するのに必要な動作を行うことを要求す
る。一般に、かかる要求は、干渉を減少させるよう送信特性の変更を要求するも
のであるが、他の実施形態において、前記メッセージ19は、干渉を増加させる
よう調整を行う等の、他の目的で送信することもできる。また、送信器18から
トランシーバー2に対する電磁結合信号19を用いたいかなる通信も本発明の範
囲に属する。たとえば、他の実施形態では、トランシーバ2、15間の送信また
はサービスの特性を識別または互いに交換するためにメッセージ19が作成され
る。さらに、トランシーバー15は、トランシーバー2に対してデータを送るた
め、信号14(および対応する電磁結合メッセージ19)を発する。
【0018】 図2は、ホームフォンネットワーク(HPN)システムおよびDSLシステム
(ADSL、SDSL、VDSL等)を含む図1に示す通信システム1の実施形
態を示す。一般に、DSLサービスは、電話会社によって提供され、電話局(C
O)と家庭や会社間に高速データ接続を供給する。かかるDSLサービスは、ル
ープ内のクロストークを減少させるため、上述のスペクトラム管理ルールに従う
。HPNシステムは、市販の消費者向けパーソナルコンピュータ(PCs)に内
蔵されている。かかるHPNシステムは、通常、スペクトラム管理ルールに従わ
ないので、電話ネットワーク環境中で高いレベルのクロストークを発生させる。
図2において、かかるHPNシステムは、以下で説明するように、DSLシステ
ムに影響を与えるニアエンドクロストークを発生させる。
【0019】 より詳細に述べると、家20は、相互に通信を行う何台かのHPNトランシー
バー21、22、23(総称21)を有するホームフォンネットワーク(HPN
)24を備えている。このHPN24は、電話回線32にも接続されている。第
二の家40は、ツイストペアの電話線33を介して図外の電話局と通信を行うD
SL(例えばDSL、ADSL、SDSL、VDSL等)装置41を備えている
。ADSLトランシーバーは、ANSIのT1.413規格および国際電気通信
連合(ITU)のG992.2規格によって標準化されており、ITUは、現在
、G.vdslおよびG.shsdlと呼ばれるプロジェクトにおいてSDSL
およびVDSLシステムの標準化を進めている。
【0020】 ツイストペア32、33は、複数のツイストペア電話回線を収容するバインダ
グループ30の一部である。HPNトランシーバー21は、ツイストペア32を
伝わって家20を出るとともに、クロストークノイズ(HPNクロストーク31
として表された)としてバインダグループ30内の他の線に漏れるHPN信号2
6を送信する。かかるクロストーク31は、ツイストペア33を介して電磁結合
干渉信号35を導く。DSL装置41は、この干渉信号35を実質的に受信する
。かかる干渉信号を受信することにより、通常はDSL装置41によって提供さ
れるDSLサービスの質が低下するが、干渉信号35は、DSL装置41の性能
を劣化させてはならないことに注意すべきである。つまり、干渉信号35は、不
要なものであり、DSL装置41が予想する信号とは認識されない。したがって
、DSL装置41は、HPN24により家20との通信を行うため、図1で説明
した上述のインターテレホン回線通信を用いる。繰り返すが、インターテレホン
回線通信は、上述のように、あるバインダペア内の一のツイストペア上に送信さ
れた信号が同じバインダペア内の他のツイストペアと電磁的に結合する、という
原理を用いている。
【0021】 図3は、電磁結合信号によってHPNトランシーバー21と通信を行うDSL
トランシーバー41を示す。干渉信号35を受信する(破線35として示す)と
、DSL装置41は、干渉信号35が所定のしきい値を超えたかどうかの判断を
行う。ある実施形態において、DSL装置41は、干渉信号の振幅に基づいてか
かる判断を行う。他の実施形態において、DSL装置41は、干渉信号35が以降
の出力に及ぼすところの影響に基づいてこの決定を行う。また、さらに別の実施
形態において、DSL装置41は、前記判断を補助するためS/N比を参照する
【0022】 また、別の実施形態において、DSL装置41は、DSL装置の現在の動作状
態に基づき干渉信号35が許容可能なレベルであるかどうか判断する。すなわち
、DSL装置41は、その通信の種類または重要性が変化するにつれ、所定のし
きい値を変更する。例えば、DSL装置41が干渉信号(又はいずれの干渉)の
受信以外で休止している(idele)場合、DSL装置41が他の装置との通信を行
っている場合と比べ、所定のしきい値を比較的高い値に設定することができる。
これにより、DSL装置41が積極的に通信に参加しない限り、トランシーバー
21は、DSL装置41からの干渉を受けることなく動作することができる。所
定しきい値を変更可能にするために、別レベルの動作状態をDSL装置41中に
組み込むことも可能である。この別レベルの動作状態とは、DSL装置41が非
動作(inactive)の場合、又はDSL装置41がセルフチェックを実行している場
合に対応する別のしきい値等のことである。
【0023】 干渉信号35が所定のしきい値を超えた場合、DSL装置41は、ツイストペ
ア33上に高クロストーク(High Crosstalk Detection, HCD)検出信号44を発
信する。HCD信号44は、HPNトランシーバー21に対し、HPNトランシ
ーバー21が生成する干渉信号35を減少又は除去するよう自身の送信を調整す
るよう要求すること、をその目的としている。他の実施形態において、HCD信
号44は、干渉信号35の調整を含む複数の目的を有する。HCD信号44は、
干渉全般に関連しない目的を持つことができ、さらに、具体的に述べるなら、H
CD信号44は干渉信号35に関連しない目的を持つことができる。矢印62で
示すように、HCD信号44は、クロストーク31の電磁結合と近似してはいる
が逆方向で、ツイストペア32に電磁結合している。HCD信号44が電磁結合
することより、電磁結合信号46が導かれる。次に、HPNトランシーバー21
は、電磁結合信号46を受信する。 HCD信号44は、HCDトランシーバー21が、普通のクロストークノイズ
およびその他の信号からHCD信号46を容易に識別できるような既定の特性を
有する既知の信号(すなわち、HPNトランシーバー21により理解可能なメッ
セージ)である。ある実施形態において、HCD信号44は、送信HCD信号4
4の周波数の中間値となる7.5MHzのトーン信号である。本発明を実施する
ため、他の周波数を用いることも可能である。一般に、選択されるトーン信号の
周波数は、トランシーバー15が通信を希望するトランシーバーのタイプによっ
て決まる。HCD信号44は、180度位相をずらす(with altering 180-degre
e phase shift)バイナリ位相偏移キーイング(BPSK)等の既知の技術によっ
ても変調することができる。同様に、HCD信号44は、各バイナリ値に対応す
る異なった周波数にする(with a different frequency corresponding to each
binary value)周波数偏移キーイング(FSK)等の技術を用いて変調すること
ができる。
【0024】 電磁結合信号46は、別の通信チャンネ33上の別の送信源(ここでは、DS
L装置41)からツイストペア32に電磁結合したものであるから、電磁結合信
号46は、HCNトランシーバー21にとってクロストークの一態様に見える。
しかし、各HPNトランシーバー21は、上述の位相および周波数等の既定の特
性を有する信号を既定のメッセージとして認識するよう構成されている。例えば
、電磁結合信号46を検出すると、HPNトランシーバー21は、ツイストペア
33に電磁結合するクロストーク31の量を実質的に調整する動作を行う。
【0025】 HCD信号44は、ツイストペア32への電磁結合だけでなく、当該バインダ
グループ30内の他のツイストペアにも電磁的に結合し、他のトランシーバーに
よって受信されることも可能である。例えば、トランシーバー50(破線で示さ
れている)が、バインダグループ30内の他のツイストペアに接続されている場
合、当該トランシーバー50は、ツイストペア34に電磁結合62’した信号4
4によるHCD信号46’も受信する。このトランシーバー50は、HPNトラ
ンシーバー21がHCD信号46を認識し応答したように、HCD信号46’を
認識し、それに応答してもよい。
【0026】 ツイストペア33によりDSL装置41に接続されているトランシーバー50
’も、信号44を受信する。通常、信号44は、受信トランシーバーに対し、そ
のトランシーバーが許容できないレベルの干渉を作り出しており、その干渉を減
少させるための動作を行うべきである旨を示す。しかし、この場合、受信トラン
シーバー50’は、信号44が、例えば、トランシーバー50’がDSL装置4
1との通信に使用しない所定の周波数等の特性を有するので、信号44を認識し
ない。したがって、信号44が受信された場合であっても、トランシーバー50
’から応答がなされることはない。
【0027】 図4は、クロストーク31を許容レベル(すなわち、上述の所定しきい値を下
回る)にまで減少させるため、HPNトランシーバー21およびDSL装置41
によって用いられるプロセスの実施形態を示すフローチャートである。DSLト
ランシーバー41は、まず、HPNトランシーバー21によって生成された高レ
ベルのクロストーク31を検出する(ステップ101)。かかるDSL装置41
は、所定のしきい値に基づき前記の高レベルが許容できるかどうかを判断する。
DSL装置41が、クロストーク31のレベルが許容できると判断すると、DS
L装置41は、HPNトランシーバー21との通信を行うため、HCD信号44
を送信する(ステップ102)。かかるHCD信号44は、電磁結合信号46(
以前説明した)を生成するためツイストペア32と電磁的に結合する。HPNト
ランシーバー21は、この電磁結合信号46を検出する(ステップ103)。
【0028】 次に、HPNトランシーバー21は、HPNトランシーバー21によって発せ
られるHPN信号26の送信パワーを減少させる等の方法によりHPNトランシ
ーバー21がクロストーク31のレベルを調整するための動作を行うことができ
るかどうかの判断をする(ステップ104)。HPNトランシーバー21が、ク
ロストーク31を減少又は除去させるような効果を有する動作を行えない場合、
HPNトランシーバー21は、そのユーザーに対し、フィルターを設けるべきで
あることを通知する(ステップ200)。これに限らず、別の方法で知らせても
よい。例えば、HPNトランシーバー21は、ユーザーに対し、トランシーバー
21の動作を続けるためにはフィルターの設置が必要であることを知らせるため
、コンピュータスクリーンのユーザーインターフェース上に前記通知を表示して
もよい。ユーザーは、信号が家20から出ていく前に、いずれのHPN信号26
によって生成されたノイズがフィルタリングされるよう、家20内にフィルター
を設置すべきである。フィルターを設置する場所の例としては、ネットワークイ
ンターフェース装置(NID)の設置点48(図3に示す)がある。
【0029】 HPNトランシーバー21が、送信パワーを減少させることができると判断す
ると、HPNトランシーバー21は、送信パワーを所定値(例えば2dB)まで
減少させる。HPNトランシーバー21が、電磁結合信号46を受信し、送信パ
ワーを減少させることが可能であることを検出する度に、HPNトランシーバー
21は、送信パワーを所定値まで減少させる。他の実施形態において、減少させ
る量は、所定のしきい値に対するクロストーク31のレベルに基づいて決定され
る。
【0030】 更に他の実施形態において、HPNトランシーバー21は、HPN信号26を
別の周波数で送信することによりクロストーク31のレベルを低下させる。また
、更に別の実施形態において、HPNトランシーバー21は、より短い時間増分
(shorter time increments)でHPN信号26を送信することによりクロストー
ク31のレベルを低下させる。また別の実施形態において、HPNトランシーバ
ー21は、上述の技術を組み合わせる(例えば、送信パワーを減少させ、HPN
信号26の周波数を変え、および、HPN信号26をより短い時間増分で送信す
る)ことによりクロストーク31のレベルを低下させる。
【0031】 DSL装置41がクロストーク31のレベルを減少させるために動作した後、
DSL装置41は、そのレベルの減少を検出し(ステップ106)、クロストー
ク31が許容出来るレベルかどうか判断する(ステップ106)。クロストーク
31が許容できるレベルであれば、DSL装置41は、HCD信号44の送信を
停止する(ステップ107)。HCD信号44の送信を停止することにより、H
PNトランシーバー21は、送信パワーレベルの調整が適切であったことを知る
とともに、低下したパワーレベルで動作する(ステップ108)。
【0032】 また、他の実施形態において、クロストーク31のレベルが許容可能であると
DSL装置41が判断した場合、当該DSL装置41は、前記HCD信号44と
周波数及び/又は変調方式等の異なる特性を有する新しいHCD信号(HCD2
)を送信する(破線で示すステップ107A)。この場合、HPNランシーバー
21は、HCD2信号を検出し、低下した新しいパワーレベルで動作するための
ステップへ進む(ステップ108)。
【0033】 DSL装置41が、クロストーク31は許容可能なレベルでないと判断すると
、DSL装置41は、HCD信号44を繰り返し送信する(ステップ102)。
HPNランシーバー21とDSL装置41は、DSL装置41がクロストーク3
1が許容可能なレベルになったと判断するまで上述の動作を繰り返す(ステップ
102から106)。
【0034】 特定の好ましい実施形態を参照しつつ、本発明を開示し説明をしてきたが、当
業者であれば、以下のクレームで定義される本願発明の範囲を逸脱することなく
形式的ならびに詳細について種々の変更が可能であることを理解するであろう。
例えば、他の実施形態において、DSL装置41は、本発明の原理に反しない限
り、干渉の検出とは関連のない様々な目的でHCD通信信号44を発することも
できるし、他のタイプの干渉の検出、又は、障害となる事項(すなわち、クロス
トーク以外の)等に呼応してHCD通信信号44を発することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、2つのトランシーバー間で電磁結合信号を用いて通信が行われる通信
システムの実施形態を示す図である。
【図2】 図2は、デジタル加入者線のトランシーバーの結合中に干渉を生じさせるHP
Nネットワークの実施形態を示す図である。
【図3】 図3は、HPN装置との通信を行うため、DSLトランシーバーの通信に干渉
する電磁結合信号を用いたDSLトランシーバーの実施形態を示す図である。
【図4】 図4は、前記干渉を減少させるため、電磁結合信号により通信を行うHPNお
よびDSLトランシーバーに用いられるプロセスの実施形態を示すフローチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線グループ内の配線を介して通信を行うトランシーバーにより用いられる方
    法であって、 第一配線を介して通信を受信するステップ、 第二配線上に電磁結合信号を生成するため、前記第一配線を介して前記第二配
    線と電磁的に結合する通信信号を発信するステップ、および、 前記第二配線に接続された第二トランシーバーからの返答を促す前記電磁結合
    信号によりメッセージを搬送するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  2. 【請求項2】 請求項1にかかる方法において、前記搬送されたメッセージは、前記第二トラ
    ンシーバーに自身の動作を変更させるよう導くものであること、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1にかかる方法において、前記搬送されたメッセージは、前記第二トラ
    ンシーバーに、前記第二配線を介して情報を送信するため用いられた送信パラメ
    ーターの調整を要求するものであること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1にかかる方法において、前記通信信号は、所定の周波数および所定の
    位相特性を有すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1にかかる方法において、さらに、前記第一配線を介して受信した通信
    に関する干渉を検出するステップを備え、前記干渉の検出に応じて、前記通信信
    号を送信する前記ステップが行われること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項5にかかる方法において、検出された干渉が所定のしきい値を超えた場
    合に、前記通信信号を送信する前記ステップ、が行われること、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項5にかかる方法において、さらに、検出された干渉が所定のしきい値を
    下回った場合に、前記通信信号の送信を停止するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項7にかかる方法において、さらに、前記第二トランシーバーに対して新
    しいメッセージを搬送する第二の電磁結合信号を前記第二配線上に生成するため
    、前記干渉が所定のしきい値を下回ることを検出したことに応じて、前記第一配
    線を介し第二通信信号を送信するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項8にかかる方法において、前記第二通信信号は、前記他の通信信号の所
    定周波数および所定位相特性とは異なる第二の所定周波数および第二の位相特性
    を有していること、 を特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 請求項8にかかる方法において、前記第二の電磁結合信号により搬送される前
    記新しいメッセージは、前記第二トランシーバーに対し、前記干渉が、所定のし
    きい値を下回る旨を示すこと、 を特徴とするもの。
  11. 【請求項11】 請求項8にかかる方法において、前記第二の電磁結合信号により搬送される前
    記新しいメッセージは、前記第二トランシーバーに対し、フィルターが必要であ
    る旨を示すこと、 を特徴とするもの。
  12. 【請求項12】 請求項5にかかる方法において、前記干渉は、クロストークであること、 を特徴とするもの。
  13. 【請求項13】 請求項5にかかる方法において、前記調整は、前記第一配線上で検出された干
    渉を減少させるものであること、 を特徴とするもの。
  14. 【請求項14】 請求項13にかかる方法において、さらに、検出された干渉が所定のしきい値
    を上回っている場合に前記通信信号を繰り返し送信するステップ、を備えたこと
    、 を特徴とするもの。
  15. 【請求項15】 回線グループ内の別々の配線に接続されてはいるが、当該回線グループ内のい
    ずれかの配線によって互いに接続されてはいない第一および第二トランシーバー
    間の通信方法であって、 第一配線を介し、第一トランシーバーにより信号を送信するステップ、 第二トランシーバーから送信された通信信号を、第二配線を介するとともに、
    第二配線から前記第一配線に電磁的に結合させることにより、前記第一配線を介
    して受信するステップ、および、 前記電磁結合信号により搬送されたメッセージに応じて、動作を行うステップ
    、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  16. 【請求項16】 請求項15にかかる方法において、前記実行された動作は、送信パラメーター
    の調整を行うものであること、 を特徴とするもの。
  17. 【請求項17】 請求項16にかかる方法において、前記調整は、前記第一配線を介して信号を
    送信するのに用いられるパワーレベルを変更するものであること、 を特徴とするもの。
  18. 【請求項18】 請求項17にかかる方法において、前記パワーレベルの変更は、前記第一配線
    を介して信号を送信するのに用いられる前記パワーレベルを減少させるものであ
    ること、 を特徴とするもの。
  19. 【請求項19】 請求項16にかかる方法において、前記調整は、前記第一配線を介して信号を
    送信するのに用いられる周波数帯域を変更するものであること、 を特徴とするもの。
  20. 【請求項20】 請求項16にかかる方法において、前記調整は、前記第一配線を介して信号を
    送信するのに用いられる時間増分(time ncrements)を変更するものであること、 を特徴とするもの。
  21. 【請求項21】 請求項20にかかる方法において、前記時間増分の変更は、前記第一配線を介
    して信号を送信するのに用いられる前記時間増分を減少させるものであること、 を特徴とするもの。
  22. 【請求項22】 請求項15にかかる方法において、さらに、前記調節に応じ、前記第一配線を
    介して第二の電磁結合信号を受信するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  23. 【請求項23】 請求項22にかかる方法において、さらに、前記第二の電磁結合信号に応じて
    送信パラメーターの調整を停止するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  24. 【請求項24】 請求項15にかかるシステムにおいて、前記第一配線を介して信号を送信する
    ことにより、前記第二配線上に干渉が生じること、 を特徴とするもの。
  25. 【請求項25】 請求項24にかかる方法において、前記干渉は、クロストークであること、 を特徴とするもの。
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