JP2003502232A - 適合性容器ライナ - Google Patents

適合性容器ライナ

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JP2003502232A JP2001504804A JP2001504804A JP2003502232A JP 2003502232 A JP2003502232 A JP 2003502232A JP 2001504804 A JP2001504804 A JP 2001504804A JP 2001504804 A JP2001504804 A JP 2001504804A JP 2003502232 A JP2003502232 A JP 2003502232A
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sheet material
axis
liner
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メイヤー、エリック・ウォルター
バーグ、チャールズ・ジョン・ジュニア
ロッジ、リチャード・ワーシントン
ジャクソン、ビバリー・ジュリアン
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Procter and Gamble Co
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/02Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents specially adapted to protect contents from mechanical damage
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Packages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は可撓性シート材料52で作られた少なくとも1枚のシートを備えた容器ライナ10を提供する。可撓性シート材料52は縁28によって規定される開口を有する、一部が開いた容器を形成するよう組み立てられている。シート材料52は、ライナ10内の内容物によって及ぼされる力に応じてライナ10を伸展させて、ライナ10の容積を増加させ、ライナ10を容器31の内容量に適合させることができる所定の伸び80軸を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、ドラム、箱およびその他のタイプの容器にライニングを施すために
一般に用いられるタイプのライナに関する。
【0002】 (発明の背景) ライナ、特に、比較的安価な高分子材料で製造されるものは、ドラム、箱、お
よびその他のタイプの容器の内側にライニングを施して、容器を意図される内容
物から保護し、および/または意図される内容物を容器との接触による汚染から
保護するために広く用いられている。ライナは、特に液体製品およびシリアルな
どの粉末または粒状製品のための漏出に対するバリヤを提供するためにも用いら
れている。
【0003】 本明細書において用いる用語「可撓性(flexible)」は、材料が外部
から加えられる力に対して柔軟(pliant)であり、降伏可能であるような
、特に、繰り返し撓ませるまたは曲げることができる材料を指すために用いる。
従って、「可撓性」は、用語、非可撓性(inflexible)、硬質(ri
gid)、または不降伏(unyielding)とは、意味が実質的に反対で
ある。可撓性である材料および構造は、従って、形状および構造を変えて、それ
らの完全性を喪失することなく、外力に対応し、それらと接触させる物体の形状
に適合させることができる。一般に利用することができるタイプのライナは、ラ
イナの構造全体にわたってばらつきのない、伸縮性、引張特性、および/または
伸長性などの物理的性質を有する材料から典型的には形成される。
【0004】 こうしたライナについて、容器内部の寸法および容量に正確に適応するライナ
を提供することは、多くの場合、困難である。過剰のライナ材料は、容器内、特
に、角または縁が多くの場合、交差する底部においてコブ状になるか、ひだにな
り、その結果、ライナと容器の間に空気が閉じ込められた空間が生じる。加えて
、小さすぎるライナは、同様に、容器の内部空間の利用状態を劣らせる。
【0005】 従って、用いられている容器内部の容量および/または寸法に厳密に適合させ
ることができるライナを提供することが望ましいであろう。
【0006】 (発明の概要) 本発明は可撓性シート材料で作られた少なくとも1枚のシートを備えた容器ラ
イナを提供する。可撓性シート材料は縁によって規定される開口を有する、一部
が開いた容器を形成するよう組み立てられている。シート材料は、ライナ内の内
容物によって及ぼされる力に応じてライナを伸展させて、ライナの容積を増加さ
せ、ライナを容器の内容量に適合させることができる所定の伸び軸を有する。
【0007】 (詳細な説明) 本明細書は、本発明を特に指摘し明確に請求する請求項をともなうが、本発明
は、同じ符号が同じ要素を指摘する添付の図面を参考にした下記の記載からより
良く理解されるであろう。
【0008】 容器ライナの構造: 図1は、本発明による容器ライナ10のここに示す好ましい実施の形態を示し
ている。図1に示す実施の形態において、容器ライナ10は一枚の可撓性シート
材料から形成される本体20を含んでおり、シート材料は折り線22に沿ってそ
れ自体の上に折り重ねられ、かつサイドシーム24および26に沿ってそれ自体
に接着され、縁28に沿う開口を有する、一部が開いた(semi−enclo
sed)容器が形成されている。ライナ10は、縁28を封止して、完全に閉じ
られた(fully−enclosed)容器または器を形成するための、縁2
8に隣接して位置している任意のクロジャー(closure)手段30も含ん
でもよい。図1のライナ10などのライナはシート材料からなる連続管からも構
成することもできので、サイドシーム24および26を無くし、折り線22の代
わりにボトムシームを用いることもできる。ライナ10は、多種多様な材料およ
び/またはライナ本体内に収容される物体を収容し、保護することに適する。
【0009】 図1はライナ表面を横切って伸びている複数の領域を示す。領域40は本体2
0の可撓性シート材料において深くエンボス加工された変形部の列を備えており
、一方、領域50は、この間に未変形部を備えている。図1に示すように、未変
形領域は開口縁28の平面(閉じた状態のときは軸)に実質的に平行な方向にラ
イナ本体の材料を横切って延びる複数の軸を有し、これは、上記構成では、底縁
22によって規定される平面または軸に実質的に平行でもある。
【0010】 本発明に従えば、ライナ10の本体部分20は、外側の容器または器の中のラ
イナに導入された内容物によって外側に及ぼされる力に応じるよう弾性的に伸び
る能力と、材料の引張限度に達する前の伸びに対するさらなる耐性を付与する能
力とを兼備する可撓性シート材料を備える。この特性の組み合わせによって、そ
れぞれの方向の伸びを制御することにより、ライナはライナ内容物によって及ぼ
される外力に応じて容易に即時に広がることができる。これらの伸び特性によっ
て、バッグ用材料の長さを延ばすことによりライナの内容積が増加する。
【0011】 さらに、本発明の構造および特徴を有するシート材料から実質的にライナ本体
全体を構成することはここでは好ましいが、状況次第では、ライナ本体全体より
もむしろその一つ以上の部分または区域のみにこのような材料を設けることが望
ましいこともある。例えば、所望の伸縮方向を有するこうした材料からなるバン
ドを設け、ライナ本体の周囲に完全な環状のバンドを形成して、より局部的な伸
縮性を提供することができる。あるいは、ドラムの底が側壁と交わる場所などの
容器側面または角の接合部にライナが近づく場所に、上記材料の領域を設けるこ
とができる。
【0012】 図2は液体または粉末製品用のドラムなどの容器31に用いられる図1のライ
ナ10などのライナを示している。こうした構成では、充填を容易にするために
ライナは容器の口を覆って折り重ねられる。その後、任意の適当な従来の設計の
クロジャー(closure)でライナを固定してもよいし、任意の従来の設計
の蓋またはカバーを用いて容器自体と共に封止してもよい。図3はビン、より詳
細には哺乳瓶32などの容器に用いられるライナ10を同様に示している。図4
はシリアルなどの製品をその中に収容し、保存するためにライナ10を用いるこ
とができるシリアルボックス33などの箱形状の容器を示している。
【0013】 以下に説明するような本発明に用いるために適する材料は、ごみ缶またはその
他の容器との接触面積を小さくするため、その中に内容物を入れた後のライナの
取り外しが助長されるという点で、追加の利点を提供すると考えられる。また、
シート材料の三次元特性は、その伸び特性と相まって、向上した耐引裂性および
耐破壊性、ならびに向上した視覚的、聴覚的および触覚的印象も提供する。また
、この伸び特性によって、ライナがより大きな使用材料単位あたりの容量を持つ
ことができ、このようなライナの「効率(mileage)」が向上する。故に
、通常の構造のものより小さなライナを所定の用途に使用することができる。
【0014】 代表的な材料: 本発明に従う容器ライナの構造的特徴および性能の利点をより良く示すために
、図5(A)では、図1および図2に示したようなライナ本体20を形成するの
に適したシート材料52の断片の、大きく拡大された部分斜視図が提供されてい
る。材料、例えば本発明に従って使用するのに適するようなここで示され説明さ
れるもの、ならびにこれらを製造および特徴付ける方法は、1996年5月21
日にChappellらに発行され共に譲渡された米国特許第5,518,80
1号により詳細に記載されている。この特許の開示の記載内容は、本明細書の記
載内容として本明細書に含まれる。
【0015】 次に図5(A)を参照して、シート52は、個々の領域の「歪み可能な網状組
織(strainable network)」を含む。本明細書中で用いる用
語「歪み可能な網状組織」は、所定の方向に所要程度伸びることができ、加えら
れこの後に開放される伸びに応じた弾性様挙動をシート材料に提供する領域の、
相互に接続され相関する群を指す。歪み可能な網状組織は、少なくとも第1領域
64および第2領域66を含んでいる。シート材料52は、第1領域64と第2
領域66の間の境界にある移行領域65を含んでいる。移行領域65は、第1領
域および第2領域両方の挙動の複合した組み合わせを示すであろう。本発明に従
って使用するのに適したこのようなシート材料のすべての実施の形態が移行領域
を有することが認められるであろうが、これはそれとして、こうした材料は第1
領域64および第2領域66におけるシート材料の挙動によって規定される。従
って、移行領域65におけるシート材料の複合した挙動には依存しないため、次
に続く説明は第1領域および第2領域のみにおけるシート材料の挙動に関係する
ことになる。
【0016】 シート材料52は、第1表面52aおよび反対側の第2表面52bを有する。
図5(A)に示す好ましい実施の形態において、歪み可能な網状組織は、複数の
第1領域64および複数の第2領域66を含んでいる。第1領域64は、第1軸
68および第2軸69を有している。ここで、第1軸68は好ましくは第2軸6
9よりも長い。第1領域64の第1軸68はシート材料52の縦軸「L」に実質
的に平行である。一方、第2軸69はシート材料52の横軸「T」に実質的に平
行である。好ましくは、第1領域の第2軸、すなわち第1領域の幅は、約0.0
1インチから約0.5インチであり、さらに好ましくは約0.03インチから約
0.25インチである。第2領域66は第1軸70および第2軸71を有する。
第1軸70はシート材料52の縦軸に実質的に平行である。一方、第2軸71は
シート材料52の横軸に実質的に平行である。好ましくは、第2領域の第2軸、
すなわち第2領域の幅は約0.01インチから約2.0インチであり、さらに好
ましくは約0.125インチから約1.0インチである。図5(A)の好ましい
実施の形態において、第1領域64および第2領域66は実質的に直線状であり
、シート材料52の縦軸に実質的に平行な方向に連続的に延びている。
【0017】 第1領域64は、弾性率(elastic modulus)E1および断面
積A1を有する。第2領域66は、弾性率E2および断面積A2を有する。
【0018】 図示した実施の形態において、シート材料52は、シート材料52が軸に沿っ
て抵抗力を示すように「形成(formed)」されており、図示した実施の形
態の場合、ウェブの縦軸に実質的に平行な方向に、加えられた軸方向の延びを受
けたとき、この軸は、この縦軸に実質的に平行である。本発明で用いる用語「形
成」は、全く外部から加えられる延びまたは力を受けないときに所望の構造また
は幾何学的配置を実質的に保持するシート材料についての所望の構造または幾何
学的配置の生成を指す。本発明のシート材料は、少なくとも第1領域および第2
領域からなる。ここで、第1領域は、第2領域とは視覚的に異なる(visua
lly distinct)。本明細書中で用いる用語「視覚的に異なる」は、
シート材料またはシート材料を包含する物体が標準的に使用されるときに通常の
裸眼で容易に識別することができるシート材料の特徴を指す。本明細書中で用い
る用語「表面経路長」は、軸に実質的に平行な方向の当該領域の地形的(top
ographic)表面に沿った寸法を指す。それぞれの領域の表面経路長を決
定する方法は、上記し、本明細書の内容にその内容を取り入れたChappel
lらの特許の試験法のセクションで見ることができる。
【0019】 本発明に有用なこうした材料を形成するための方法には、マットプレート(m
ating plates)またはマットロール(mating rolls)
によるエンボス加工、熱成形、高圧ハイドロリックフォーミング、またはキャス
ティングが含まれるが、それらに限定されない。ウェブ52の全部分に形成操作
が施されているが、本発明は、その一部のみ、例えば、さらに以下に詳述する、
袋本体20を含む材料の一部のみに形成を施すことによって実施することもでき
る。
【0020】 図5(A)に示した好ましい実施の形態では、第1領域64は実質的に平面で
ある。すなわち、第1領域64内の材料は、ウェブ52が受ける形成ステップの
前後で実質的に同じ状態である。第2領域66は複数の隆起した肋骨状要素74
を含む。肋骨状要素は、エンボス加工してもよいし、デボス加工してもよいし、
またはそれらを組み合わせてもよい。肋骨状要素74は、ウェブ52の横軸に実
質的に平行である第1軸すなわち長軸76と、ウェブ52の縦軸に実質的に平行
である第2軸すなわち短軸77とを有する。肋骨状要素74の第1軸76に平行
な長さは第2軸77に平行な長さと少なくとも同じであり、好ましくはそれより
も長い。好ましくは、第1軸76対第2軸77の比率は、少なくとも約1:1以
上、より好ましくは少なくとも約2:1以上である。
【0021】 第2領域66における肋骨状要素74は、未成形域により互いに離されていて
もよい。好ましくは、肋骨状要素74は互いに隣接して、肋骨状要素74の長軸
76に垂直に測定して0.10インチより短い未成形域によって離されており、
より好ましくは、肋骨状要素74は近接して、それらの間に未成形域を実質的に
有さない。
【0022】 第1領域64および第2領域66は「投影経路長」を各々有する。本明細書中
で用いる用語「投影経路長」は平行光によって形成される領域の影の長さを指す
。第1領域64の投影経路長および第2領域66の投影経路長は互いに等しい。
【0023】 第1領域64は、張力が加えられていない状態にウェブがある間に、ウェブ5
2の縦軸に平行な方向に地形学的に測定して、第2領域66の表面経路長L2よ
りも短い表面経路長L1を有する。好ましくは、第2領域66の表面経路長は第
1領域64のものより少なくとも約15%長く、さらに好ましくは第1領域のも
のより少なくとも約30%長く、最も好ましくは第1領域のものより少なくとも
約70%長い。一般的に、力壁(force wall)に遭遇する前は、第2
領域の表面経路長が長いほど、ウェブの伸びが大きくなる。こうした材料の表面
経路長を測定するための好適な技術は、上記し、本明細書の内容にその内容を取
り入れたChappellらの特許に記載されている。
【0024】 シート材料52は修正された「ポアソン横縮み効果」を示す。これは類似の材
料組成を持ち、他の点では同一の基礎ウェブのものよりも実質的に小さい。材料
のポアソン横縮み効果を測定する方法は、上記し、本明細書の内容にその内容を
取り入れたChappellらの特許の試験法セクションで見ることができる。
好ましくは、本発明に用いるのに適したウェブの、ポアソン横縮み効果は、ウェ
ブが約20%の伸びを受けたとき、約0.4より小さい。好ましくは、ウェブは
、約40、50またさらには60%の伸びを受けたとき、約0.4よりも小さい
ポアソン横縮み効果を示す。さらに好ましくは、ポアソン横縮み効果は、ウェブ
が20、40、50または60%の伸びを受けたとき、約0.3よりも小さい。
こうしたウェブのポアソン横縮み効果は、第1および第2領域によりそれぞれ占
められるウェブ材料の量によって決定される。第1領域によって占められるシー
ト材料の面積が増加するにつれて、ポアソン横縮み効果も増加する。対照的に、
第2領域によって占められるシート材料の面積が増加するにつれて、ポアソン横
縮み効果は減少する。好ましくは、第1領域によって占められるシート材料の面
積率は、約2%から約90%、さらに好ましくは約5%から約50%である。
【0025】 少なくとも一つの弾性材料層を有する先行技術のシート材料は、大きなポアソ
ン横縮み効果を有する。すなわち、それらが加えられる力に応じて伸びると、「
ネックダウン(neck down)」することになる。本発明に従う有用な材
料は、ポアソン横縮み効果を実質的に無視できない場合であっても、適切に設計
され得る。
【0026】 シート材料52において、図5(A)において矢印80で示される、加えられ
る軸方向の伸びDの方向は、肋骨状要素74の第1軸76に実質的に垂直である
。肋骨状要素74は各々の第1軸76に実質的に垂直な方向に平らに伸びるか、
または幾何学的に変形することができ、ウェブ52内で伸展が可能である。
【0027】 次に図5(B)を参照して、シート材料52のウェブが、図5(B)において
矢印80で示される、加えられる軸方向の伸びDを受けると、短い方の表面経路
長L1を有する第1領域64は、分子レベルの変形の結果として、加えられる伸
びに対して、初期抵抗力P1の大部分を提供する。この段階では、第2領域66
における肋骨状要素74は、幾何学的変形を経験している際中であるか、または
平らに伸びている際中であり、加えられる伸びに対して微小な抵抗を示す。次の
段階への過渡期では、肋骨状要素74は、加えられる伸びと並ぶようになる(す
なわち同一平面上にあるようになる)。すなわち、第2領域は、幾何学的変形か
ら分子レベルの変形への変化を示している。これが力壁の開始である。図5(C
)に見られる段階では、第2領域66の肋骨状要素74は、加えられる伸びの平
面と実質的に並び(同一平面状になり)(すなわち、第2領域が幾何学的変形の
限界に達し)、分子レベルの変形によってさらなる伸びに抵抗しはじめる。第2
領域66は、そのとき、さらに加えられる伸びに対して、分子レベルの変形の結
果として、第2抵抗力P2を提供する。第1領域64の分子レベルの変形および
第2領域66の分子レベルの変形の両方によって生じる伸びに対する抵抗力は、
第1領域64の分子レベルの変形および第2領域66の幾何学的変形によって生
じる抵抗力より大きい総抵抗力PTをもたらす。
【0028】 (L1+D)がL2より小さいとき、抵抗力P1は、抵抗力P2より実質的に
大きい。(L1+D)がL2より小さいとき、第1領域は、式: P1=(A1×E1×D)/L1 を概ね満たす初期抵抗力P1を生じさせる。(L1+D)がL2より大きいとき
、第1および第2領域は、式: PT=(A1×E1×D)/L1+(A2×E2×|L1+D−L2|)/L2
を概ね満たす、加えられる伸びDに対する混合総抵抗力PTを生じさせる。
【0029】 図5(C)に示した段階に達する前の、図5(A)および図5(B)に対応す
る段階中に起こる最大の伸びは成形ウェブ材料の「有効伸長」である。有効伸長
は、第2領域が幾何学的変形を経験する距離に対応する。有効伸長の範囲は、約
10%から100%、またはそれ以上で変化し、主に、第2領域における表面経
路長L2が第1領域の表面経路長L1を超える程度、および基礎フィルムの組成
によって、制御され得る。用語「有効伸長」は、有効伸長を超える伸びが望まし
いという用途があるとき、本発明のウェブが受ける伸びに対する限界を示唆する
ことを意図していない。
【0030】 シート材料が加えられる伸びを受けるとき、シート材料は、加えられる伸びの
方向に延長するような弾性様挙動を示す。そして、加えられた伸びが取り除かれ
ると、シート材料が降伏点を超えて延長されないときには、実質的に張力のない
状態に戻る。シート材料は、実質的に回復する能力を喪失することなく、加えら
れる伸びに関する複数の行程(cycle)を経ることができる。従って、ウェ
ブは、加えられた伸びが取り除かれると、実質的に張力のない状態に戻ることが
できる。
【0031】 シート材料は、加えられる軸方向の伸びの方向、すなわち肋骨状要素の第1軸
に実質的に垂直な方向に、容易に、また可逆的に延長され得るが、ウェブ材料は
、肋骨状要素の第1軸に実質的に平行な方向にはそれほど容易に延長されない。
肋骨状要素の形成は、肋骨状要素が肋骨状要素の第1軸すなわち長軸に実質的に
垂直な方向に幾何学的に変形することを可能にしつつ、実質的な分子レベルの変
形を要求し肋骨状要素の第1軸に実質的に平行な方向に延長させる。
【0032】 ウェブを延長させるのに必要とされる、印加される力の大きさは、シート材料
の組成および断面積ならびに第1領域の幅および間隔に依存する。第1領域をよ
り狭くし間隔をより広くすると、より小さい伸展力が必要とされ、所定の組成お
よび断面積にとって望ましい伸びが達成される。第1領域の第1軸(すなわち長
さ)は、好ましくは、第1領域の第2軸(すなわち幅)より大きく、好ましい長
さ対幅の比は5:1以上である。
【0033】 肋骨状要素の深さおよび周波数(frequency)を変化させて、本発明
に従って用いるのに適したシート材料ウェブの有効伸長を制御することもできる
。所定の周波数の肋骨状要素に対して、肋骨状要素に付与される高さすなわち形
成の程度を増加させると、有効伸長が増加する。同様に、所定の高さすなわち形
成の程度に対して、肋骨状要素の周波数を増加させると、有効伸長が増加する。
【0034】 本発明の可撓性ライナへの上記材料の適用を通じて制御することができるいく
つかの機能的性質がある。これらの機能的性質は、伸びに抗してシート材料によ
り及ぼされる抵抗力と、力壁に遭遇する前のシート材料の有効伸長とである。加
えられる伸長に抗してシート材料により及ぼされる抵抗力は、材料(例えば、組
成、分子構造および配向など)、および断面積、および第1領域によって占めら
れるシート材料の投影表面積の割合の関数である。第1領域によるシート材料の
占有面積率が高いほど、所定の材料組成および断面積に対する、加えられる伸び
に抗してウェブが及ぼす抵抗力は高くなる。第1領域によるシート材料の占有面
積率は、第1領域の幅および隣接する第1領域間の間隔によって、すべてではな
いが、一部決定される。
【0035】 ウェブ材料の有効伸長は、第2領域の表面経路長によって決定される。第2領
域の表面経路長は、ウェブ材料の面に垂直に測定するとして、肋骨状要素の形成
の深さ、肋骨状要素の周波数、および肋骨状要素の間隔によって、少なくとも一
部は決定される。一般に、第2領域の表面経路長が長いほど、ウェブ材料の有効
伸長は大きい。
【0036】 図5(A)、図5(B)および図5(C)に関して上述したように、シート材
料52は、第1領域64によってもたらされる伸びに対して所定の抵抗を最初に
示し、一方、第2領域66の肋骨状要素74は幾何学的な動き経験する。材料の
第1領域の平面への肋骨状要素の移行として、伸びに対する、増加した抵抗がシ
ート材料に全体的に示され、その後、分子レベルの変形を受ける。従って、図5
(A)、図5(B)および図5(C)に示し、上記し、本明細書の内容にその内
容を取り入れたChappellらの特許に記載されているタイプのシート材料
は、本発明の可撓性ライナに形成されたとき、本発明の作用効果を提供する。
【0037】 本発明に従う可撓性ライナを構成する上述のシート材料を利用することによっ
て実現されるさらなる利点は、こうした材料の視覚的、触覚的アピールの向上で
ある。こうした可撓性ポリマーバッグを形成するのに一般に用いられるポリマー
フィルムは、典型的には、本来、比較的薄く、多くの場合、平滑で光沢のある表
面仕上げを有する。一部の製造業者は、少なくとも完成バッグの外側に面する側
面上にあるフィルム表面の、小程度のエンボス加工またはその他のテクスチャリ
ングを用いるが、こうした材料で製造されるバッグは、つるつるした薄っぺらい
触覚的印象を示す傾向がなおある。薄い材料は、実質的に2次元の表面形状と相
まって、こうした可撓性ポリマーバッグに関して、消費者に薄さに関する過剰な
印象を与え、耐久性不足を認知させる傾向もある。
【0038】 対照的に、図5(A)、図5(B)および図5(C)に示したものなどの本発
明に従う有用なシート材料は3次元断面形を示し、シート材料は(張力を加えら
れていない状態で)シート材料の所定の平面から変形される。これは、つかむた
めのさらなる表面積を提供し、実質的に平面状で平滑な表面と通常関連している
輝きを抑える。3次元肋骨状要素は、バッグをつかんだとき、「クッションのよ
うな」触覚も提供し、また、従来のバッグ材料と対称的な望ましい触覚的印象に
も貢献し、厚さおよび耐久性の知覚の向上ももたらす。さらなる手触り感は所定
のタイプのフィルム材料に関連するノイズを低下させ、これによって、聴覚的印
象が向上する。
【0039】 基材を本発明に用いるのに適するシート材料ウェブに形成することに関する好
適な機械的な方法は、当該技術分野においてよく知られており、前述のChap
pellらの特許およびAndersonらの名義で1997年7月22日に発
行され共に譲渡された米国特許第5,650,214号に開示されている。これ
らの特許の開示の記載内容は本明細書の記載内容として本明細書に含まれる。
【0040】 基材を本発明に用いるのに適するシート材料ウェブに形成する別の方法は真空
成形である。真空成形法の例は、1982年8月3日にRadelらに発行され
共に譲渡された米国特許第4,342,314号に開示されている。あるいは、
シート材料からなる形成ウェブは、1986年9月2日にCurroらに発行さ
れ共に譲渡された米国特許第4,609,518号の説明に従って水硬性を用い
て形成する(hydraulically formed)ことができる。上記
特許のそれぞれの開示の記載内容は本明細書の記載内容として本明細書に含まれ
る。
【0041】 形成方法は、基礎フィルムの個々の部分を一度に一つずつ変形するスタティッ
クモード(static mode)で達成することができる。あるいは、形成
方法は、移動するウェブを断続的に接触させ、基材を本発明の形成ウェブ材料に
形成するために連続的で動的なプレスを用いて達成することができる。本発明の
ウェブ材料を形成するためのこれらおよびその他の好適な方法は、上記し、本明
細書の内容にその内容を取り入れたChappellらの特許に、より完全に記
載されている。可撓性ライナは、形成シート材料から構成されてもよいし、ある
いは、可撓性ライナを構成し、その後、シート材料を形成するための方法を受け
させてもよい。
【0042】 次に図6を参照して、本発明に従って用いるのに適するシート材料52として
、第1および第2領域にその他のパターンを用いてもよい。シート材料52は実
質的に張力を加えられていない状態で図6に示されている。シート材料52は、
2つの中心線、すなわち縦中心線(これを、以後、軸、線、または方向「L」と
呼ぶ)と、横断中心線、なわち横中心線(これを、以後、軸、線または方向「T
」と呼ぶ)とを有する。横中心線「T」は縦中心線「L」にほぼ垂直である。図
6に示すタイプの材料は、前述のAndersonらの特許に、より詳細に記載
されている。
【0043】 図5(A)、図5(B)および図5(C)に関して上述したように、シート材
料52は、異なる領域の「歪み可能な網状組織」を含む。歪み可能な網状組織は
視覚的に互い異なる複数の第1領域60および複数の第2領域66を含む。シー
ト材料52は第1領域60および第2領域66の間の境界に位置する移行領域6
5も含む。移行領域65は上述したように第1領域と第2領域両方の挙動の複合
した組み合わせを示す。
【0044】 シート材料52は、(図6において見る人に向く)第1表面、および反対側の
第2表面(図示せず)を有する。図6に示す好ましい実施の形態において、歪み
可能な網状組織は複数の第1領域60および複数の第2領域66を含む。概略的
に61として示す第1領域60の一部は、実質的に線状であり、第1方向に延び
ている。概略的に62として示す残りの第1領域60は、実質的に線状であり、
第1方向に実質的に垂直である第2方向に延びている。第1方向が第2方向に垂
直であることが好ましいが、第1領域61および62が互いに交差する限りにお
いては、第1方向と第2方向の間での、その他の角度関係が適することもある。
好ましくは、第1方向と第2方向の間の角度は、約45°から約135°にわた
り、90°が最も好ましい。第1領域61と62の交差区域は、図6において仮
想線63で示される境界を形成し、完全に第2領域66を取り囲む。
【0045】 好ましくは、第1領域60の幅68は、約0.01インチから約0.5インチ
、さらに好ましくは約0.03インチから約0.25インチである。しかしなが
ら、第1領域60についてのその他の幅寸法も適することがある。第1領域61
および62は互いに垂直であり、等しい間隔で離れているため、第2領域は正方
形の形状を有する。しかしながら、第2領域66についてのその他の形状は適す
るものであり、これは、第1領域間の間隔および/または第1領域61および6
2相互のアラインメントを変化させることによって達成することができる。第2
領域66は、第1軸70および第2軸71を有する。第1軸70は、ウェブ材料
52の縦軸に実質的に平行であり、一方、第2軸71は、ウェブ材料52の横軸
に実質的に平行である。第1領域60は、弾性率E1および断面積A1を有する
。第2領域66は、弾性率E2および断面積A2を有する。
【0046】 図6に示す実施の形態において、第1領域60は、実質的に平面である。すな
わち、第1領域60内の材料は、ウェブ52が受ける形成工程の前後で実質的に
同じ状態にある。第2領域66は複数の隆起した肋骨状要素74を含む。肋骨状
要素74はエンボス加工されてもよいし、デボス加工されてもよいし、またはそ
れらの組み合わせをなされてもよい。肋骨状要素74は、ウェブ52の縦軸に実
質的に平行である第1軸すなわち長軸76と、ウェブ52の横軸に実質的に平行
である第2軸すなわち短軸77を有する。
【0047】 第2領域66の肋骨状要素74は、本質的にエンボス加工されていないかデボ
ス加工された、または単に間隔域として形成された未成形域によって互いに離さ
れていてもよい。好ましくは、肋骨状要素74は互いに隣接しており、肋骨状要
素74の長軸76に垂直に測定して0.10インチより短い未成形域によって離
される。さらに好ましくは、肋骨状要素74は近接しており、それらの間に未成
形域を本質的有さない。
【0048】 第1領域60および第2領域66各々は、「投影経路長」を有する。本明細書
中で用いる用語「投影経路長」は、平行光によって形成される領域の影の長さを
指す。第1領域60の投影経路長および第2領域66の投影経路長は互いに等し
い。
【0049】 第1領域60は第2領域66の表面経路長L2よりも短い表面経路長L1を有
する。これらは、張力が加えられていない状態にウェブがあるときに平行な方向
に地形学的に測定されるものとする。好ましくは、第2領域66の表面経路長は
、第1領域60のものよりも少なくとも約15%長く、さらに好ましくは第1領
域のものよりも少なくとも約30%長く、最も好ましくは第1領域のものよりも
少なくとも約70%長い。概略的には、第2領域の表面経路長が長いほど、力壁
に遭遇する前のウェブの伸びは大きくなる。
【0050】 シート材料52について、図6において矢印80で示される、加えられる軸方
向の伸びDの方向は、肋骨状要素74の第1軸76に実質的に垂直である。これ
は、肋骨状要素74がそれぞれの第1軸76に実質的に垂直な方向に平らに伸び
るか、または幾何学的に変形することができ、ウェブ52内で伸展が可能である
という事実に起因する。
【0051】 次に図7を参照して、ウェブ52が図7において矢印80で示される、加えら
れる軸方向の伸びDを受けると、短い方の表面経路長L1を有する第1領域60
は、分子レベルの変形の結果として、段階Iに対応する、加えられる伸びに対し
て、初期抵抗力P1の大部分を提供する。段階Iの間、第2領域66における肋
骨状要素74は、幾何学的変形を経験している際中であるか、または平らに伸び
ている際中であり、加えられる伸びに対して微小な抵抗を示す。さらに、第2領
域66の形状は、第1領域61および62の交差によって形成された網目状構造
の変動の結果として変化する。従って、ウェブ52が加えられる伸びを受けると
、第1領域61および62は、幾何学的変形または曲げを経験し、その結果、第
2領域66の形状を変化させる。第2領域は、加えられる伸びの方向に対して平
行な方向に伸長または延長し、加えられる伸びの方向に垂直な方向につぶれるか
または縮む。
【0052】 前述の弾性様性質に加えて、図6および7に示すタイプのシート材料は、より
柔軟で、より布地のような触感および外観を提供し、使用時により静かである。
【0053】 本発明の可撓性ライナを構成するのに適する多様な組成物は、ポリ塩化ビニル
(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリエチレン(PE)、ポリプ
ロピレン(PP)、アルミニウムホイル、コーテッド・ペーパー(パラフィン紙
など)およびアンコーテッド・ペーパー、コートされた不織布などの実質的に不
浸透性材料、ならびにスクリム、メッシュ、織布、不織布、または有孔もしくは
多孔質フィルムなどの、主として本来の2次元構造であるか、3次元構造に形成
されていて実質的に浸透性の材料を含んでいる。こうした材料は、単一の組成物
もしくは層を備えてももよいし、複数の材料の複合構造体であってもよい。
【0054】 所望のシート材料が任意の望ましい適当なやり方で製造され、ライナ本体に利
用するためにこれらの材料のすべてまたは一部を備えれば、ライナは任意の知ら
れた適当な仕方、例えば、このようなライナを商業的に有効なフォルムにするた
めの周知の仕方で構成されることになる。ヒートシール技術、メカニカルシール
技術、または接着シール技術を用いて、ライナの多様なコンポーネントまたは要
素をそれら自体に、または互いに結合させることができる。さらに、ライナ本体
は、折畳み技術および接着技術に頼るのではなく、熱成形、ブロー成形、または
別様に成形して、材料ウェブまたは材料シートからライナ本体を構成することが
できる。
【0055】 代表的なクロジャー: 目的の用途に適するあらゆるデザインおよび形状をもつクロジャーを本発明に
従う容器ライナの構成に用いることができる。例えば、引きひもタイプのクロジ
ャー、結ぶことができる取っ手またはフラップ、ツイストタイ(twist−t
ie)またはインターロックストリップクロージャー(interlockin
g strip closure)、接着剤を基にしたクロジャー、スライダー
タイプ(slider−type)のクロジャー機構を有するかまたは有さない
インターロックメカニカルシール(interlocking mechami
cal seal)、ライナ組成物で作られた取り外し可能なタイまたはストリ
ップ、ヒートシール、またはその他あらゆる適当なクロジャーを用いることがで
きる。こうしたクロジャーは周知であり、製造方法および構造が本発明の容器ラ
イナに類似した可撓性バッグにこうしたクロジャーを適用する方法についても同
様である。
【0056】 本発明の特定の実施の形態を説明してきたが、本発明の精神および範囲を逸脱
することなく、その他多様な変更および修正を施すことができることは、当業者
には明らかであろう。従って、本発明の範囲内にあるこうした変更および修正の
すべてが請求項に包含されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 閉じた、空の状態での本発明に従う容器ライナの平面図。
【図2】 ドラムなどの容器における図1のライナの斜視図。
【図3】 哺乳瓶などの容器における図1のライナの正面図。
【図4】 図1のライナなどのライナとともに用いるのに適するシリアルボックスなどの
容器の斜視図。
【図5】 (A)は、実質的に張力が加えられていない状態の本発明の容器ライナに適す
るポリマーフィルム材料の部分斜視図であり、(B)は、部分的に張力が加えら
れた状態の本発明による容器ライナに適するポリマーフィルム材料の部分斜視図
であり、(C)は、より大きく張力が加えられた状態の本発明による容器ライナ
に適するポリマーフィルム材料の部分斜視図。
【図6】 本発明に有用なシート材料の別の実施の形態の平面図。
【図7】 図5(B)の状態と類似した、部分的に張力が加えられた状態にある図6のポ
リマーウェブ材料の平面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アンダーソン、バリー・ジャイ アメリカ合衆国、オハイオ州 45236 シ ンシナティ、メイプルビュー・コート 1 (72)発明者 メイヤー、エリック・ウォルター アメリカ合衆国、オハイオ州 45215 ワ イオミング、ワーシントン・アベニュー 27 (72)発明者 バーグ、チャールズ・ジョン・ジュニア アメリカ合衆国、オハイオ州 45215 ワ イオミング、ヒルクレスト・ドライブ 208 (72)発明者 ロッジ、リチャード・ワーシントン アメリカ合衆国、オハイオ州 45251 シ ンシナティ、ストーンクァリー・コート 11978 (72)発明者 ジャクソン、ビバリー・ジュリアン アメリカ合衆国、オハイオ州 45013 ハ ミルトン、イースト・フェアウェイ・ドラ イブ 167 Fターム(参考) 3E064 AA01 BA26 BA30 BA35 BA38 BC20 EA15 EA21 GA01 HU10 3E067 AA03 AA05 BA12A BB01A BB06A BB12A BB14A BB15A BB16A EA27 FC01 GD03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁によって規定される開口を有し一部が開いた容器を形成す
    るよう組み立てられている、可撓性シート材料の少なくとも1枚のシートにより
    特徴付けられる容器ライナであって、前記シート材料は、ライナ内の内容物によ
    って及ぼされる力に応じてライナを伸展させて、ライナの容積を増加させ、ライ
    ナを容器の内容量に適合させることができる、優先的な伸び軸を有する容器ライ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記容器ライナは、前記開口を封止し前記一部が開いた容器
    を閉じた容器に変えるためのクロジャー手段を含んでいる請求項1に記載の容器
    ライナ。
  3. 【請求項3】 前記シート材料は、同じ材料組成から成る第1領域と第2領
    域とを含んでおり、前記シート材料が少なくとも1つの軸に沿う、加えられる伸
    びを受けたとき、前記第1領域は実質的に分子レベルの変形を経験し、かつ前記
    第2領域は初期に実質的に幾何学的な変形を経験する請求項1または2に記載の
    容器ライナ。
  4. 【請求項4】 前記第1領域と前記第2領域とは、互いに視覚的に異なる請
    求項3に記載の容器ライナ。
  5. 【請求項5】 前記第2領域は、複数の隆起した肋骨状要素を含む請求項3
    または4に記載の容器ライナ。
  6. 【請求項6】 前記第1領域には、前記肋骨状要素が実質的にない請求項3
    ないし5のいずれか1項に記載の容器ライナ。
  7. 【請求項7】 前記肋骨状要素は、長軸と短軸とを有する請求項5または6
    に記載の容器ライナ。
  8. 【請求項8】 閉じた容器に形成される際に前記容器ライナに外部から加え
    られる力に応じて、少なくとも1つの軸に平行な方向に、加えられる伸びを受け
    たとき、前記シート材料は、前記少なくとも1つの軸に沿う、加えられる軸方向
    の伸びに対する抵抗力の、特異的に異なるすくなくとも2つの段階を示し、前記
    シート材料は、視覚的に異なる少なくとも2つの領域を含んでいる歪み可能な網
    状組織を備えており、これらの領域の1つは、これらの領域の残りの実質的な部
    分が前記加えられる軸方向の伸びに対して特異的な抵抗力を生じさせる前に、前
    記軸に平行な方向の前記加えられる軸方向の伸びに応じた抵抗力を示すように構
    成されており、前記領域の少なくとも1つは、張力が加えられていない状態に前
    記シート材料がある間に前記軸に平行に測定して、前記領域の残りの表面経路長
    よりも長い表面経路長を有しており、前記長いほうの表面経路長を示す領域は、
    1つ以上の肋骨状要素を含んでおり、長いほうの表面経路長を有する前記領域の
    実質的な部分が、加えられる軸方向の伸びの平面に入る程度に前記シート材料の
    伸びが大きくなるまで、前記シート材料は、加えられる伸びに対して第1抵抗力
    を示し、前記シート材料はさらに加えられる軸方向の伸びに対して第2抵抗力を
    示し、前記シート材料は前記第1領域の抵抗力よりも大きい総抵抗力を示す請求
    項1ないし7のいずれか1項に記載の容器ライナ。
  9. 【請求項9】 閉じた容器に形成される際に前記容器ライナに外部から加え
    られる力に応じて、少なくとも1つの軸に沿う、加えられる軸方向の伸びDを受
    けたとき、前記シート材料は、前記少なくとも1つの軸に沿う、前記加えられる
    軸方向の伸びに対する抵抗力の、少なくとも2つの段階を示し、前記シート材料
    は視覚的に異なる領域の歪み可能な網状組織を備えており、前記歪み可能な網状
    組織は、少なくとも第1領域と第2領域とを含んでおり、前記第1領域は、張力
    が加えられていない状態に前記シート材料がある間に前記軸に平行に測定した第
    1表面経路長L1を有し、前記第2領域は、張力が加えられていない状態に前記
    シート材料がある間に前記軸に平行に測定した第2表面経路長L2を有し、前記
    第1表面経路長L1は、前記第2表面経路長L2より短く、前記第1領域は前記
    加えられる軸方向の伸びDに応じてそれ自体で抵抗力P1を生じさせ、前記第2
    領域は、前記加えられる軸方向の伸びDに応じてそれ自体で抵抗力P2を生じさ
    せ、(L1+D)がL2より小さいとき、前記抵抗力P1は前記抵抗力P2より
    も実質的に大きい請求項1ないし7のいずれか1項に記載の容器ライナ。
  10. 【請求項10】 前記シート材料は少なくとも1つの軸に沿って弾性様挙動
    を示し、前記シート材料は少なくとも第1領域と第2領域とを備えており、前記
    第1領域と第2領域は同じ材料組成から成り、各々は、張力が加えられていない
    投影経路長を有しており、閉じた容器に形成される際、前記ウェブ材料が、前記
    容器ライナに外部から加えられる力に応じて前記軸に実質的に平行な方向に、加
    えられる伸びを受けたとき、前記第1領域は実質的に分子レベルの変形を経験し
    、かつ前記第2領域は初期に実質的に幾何学的な変形を経験し、前記の加えられ
    る伸びが解放されたとき、前記第1領域と前記第2領域とは、それぞれの張力が
    加えられていない投影経路長に実質的に戻る請求項1ないし7のいずれか1項に
    記載の容器ライナ。
  11. 【請求項11】 前記シート材料は、同じ材料組成から成る、複数の第1領
    域と複数の第2領域とを含んでおり、前記第1領域の一部が第1方向に延びると
    ともに、前記第1領域の残りが、前記第1方向に垂直な方向に延びて互いに交差
    し、前記第1領域が、前記第2領域を完全に取り囲む境界を形成する請求項3な
    いし10のいずれか1項に記載の容器ライナ。
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