JP2003338849A - 電子メール転送システム及び転送方法 - Google Patents

電子メール転送システム及び転送方法

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JP2003338849A
JP2003338849A JP2002147470A JP2002147470A JP2003338849A JP 2003338849 A JP2003338849 A JP 2003338849A JP 2002147470 A JP2002147470 A JP 2002147470A JP 2002147470 A JP2002147470 A JP 2002147470A JP 2003338849 A JP2003338849 A JP 2003338849A
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Japan
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address
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temporary
mail address
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Application number
JP2002147470A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Okuyama
嘉昭 奥山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの仮メールアドレスに向けて送信され
た電子メールを、ユーザの実メールアドレスに転送する
電子メール転送システムを提供する。 【解決手段】 仮メールアドレス生成装置10は、ユー
ザの実メールアドレスと、メールの受信を規制する受信
規制情報とを暗号化して仮メールアドレスを生成する。
ユーザに電子メールを送信する送信者は、ユーザの仮メ
ールアドレスに向けて電子メールを送信する。電子メー
ルを受信したメール転送装置30では、メール転送判定
手段34が、仮メールアドレスを解読して取り出した実
メールアドレス及び受信規制情報を参照し、受信した電
子メールを受信者の実メールアドレスに向けて送信する
か否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール転送シ
ステム及び転送方法に関し、更に詳しくは、仮メールア
ドレス宛てに送信された電子メールをユーザの実メール
アドレスに転送する電子メール転送システム及び転送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メールは、気軽に使用できる
コミュニケーション手段として定着している。電子メー
ルの送信者は、通常、既知である相手のメールアドレス
を指定して電子メールを送信し、相手は、送信者の電子
メールをメールサーバを介して受信する。電子メールを
受信した相手は、受信した電子メールによって送信者を
特定し、必要に応じて返信して電子メールの交換を行
う。
【0003】ある人物が電子メールの交換を行う相手に
は、知人、友人などの実際に面識のある人物から、イン
ターネット上の電子掲示板などの発言を通じて知り合っ
た、実際には面識のない人物まで、さまざまな人が含ま
れる。特に、面識のない人物との電子メールの交換で
は、両者とも、自身のメールアドレス以外の、本名や居
住地などの個人情報を互いに通知する必要がないため、
電子メールを使用したコミュニケーションは、面会や電
話に比べて安全であるといえる。
【0004】ところで、例えば、悪意を持つ者にメール
アドレスが知られると、メールボムや、嫌がらせメー
ル、ウイルスメールなどの迷惑メールを送信される危険
がある。また、悪意を持った人によって不特定多数の第
三者にメールアドレスが公開されると、迷惑メールの標
的にされる危険性が更に高まる。このような場合、受信
する側がメールアドレスを変更しない限り、迷惑メール
の受信を拒否することができない。一般に、面識のない
人物が悪意を持った人物であるか否かを判断することは
難しく、面識のない人物にメールアドレスを通知するこ
とには危険が伴う。
【0005】そこで、面識のない相手と安全に電子メー
ルの交換ができる技術として、特開2000−3064
55号公報には、電子メールの交換を行う二者に仮メー
ルアドレスをペアにして発行し、互いに自身が通常使用
するメールアドレスを通知しないでメール交換を行う技
術が記載されている。該公報に記載の技術では、メール
仲介サーバは、電子メールの交換を希望する利用者Aと
利用者Bに、両者間の電子メールの交換にのみ使用する
仮メールアドレスを発行する。利用者Aと利用者Bと
は、互いに仮メールアドレスを使用して電子メールの交
換を行う。
【0006】メール仲介サーバは、利用者A及び利用者
Bの個人情報や、発行した仮メールアドレスの有効期限
などと、仮メールアドレスのペアとを関連付けて登録す
る。利用者Aが、利用者Bに電子メールを送信する際に
は、自身が通常使用するアドレスである実メールアドレ
スを送信元に、かつ、利用者Bの仮メールアドレスをあ
て先にした電子メールを、通常の電子メールと同様に送
信する。送信された電子メールを受け取ったメール仲介
サーバは、登録情報を検索し、利用者Bの実メールアド
レスを抽出すると共に、送信元の利用者Aの実メールア
ドレスが、利用者Bの仮メールアドレスを使用する者の
実メールアドレスとして登録されているか否かを判定す
る。
【0007】判定の結果、利用者Aが登録されていると
きには、メール仲介サーバは、受信した電子メールを、
その送信元を利用者Aの仮メールアドレスに、かつ、あ
て先を利用者Bの実メールアドレスに書き換えて、利用
者Bに転送する。判定の結果が否であるときには、利用
者Bへの転送は行わない。このとき、利用者Bの仮メー
ルアドレスが第三者に知られたときでも、その送信元が
利用者Aの実メールアドレスと一致しないときには、送
信した電子メールが利用者Bに転送されることはない。
【0008】メール仲介サーバは、仮メールアドレスに
有効期限を設定する。有効期限が過ぎた場合には、利用
者Bの仮メールアドレス宛に送信された電子メールの送
信元が利用者Aであっても、その電子メールが利用者B
に転送されることがない。このため、電子メールの交換
を行う利用者の一方が悪意を持った場合でも、利用者の
他方は、一定期間経過後に迷惑メールを受信する心配が
なく、安心して面識のない相手と電子メールの交換を行
うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の技術では、メール仲介サーバは、仮メールアドレス
のペアごとに個人情報や有効期限等を登録し、その内容
を記憶装置に記憶する必要がある。このため、一人の利
用者に対し、仮メールアドレスを使用して電子メールの
交換を希望する相手が多数いる場合には、それぞれの相
手ごとに仮メールアドレスの登録をする必要がある。こ
のため、メール仲介サーバでは、登録内容を記憶する記
憶装置の記憶容量が大きくなるという問題がある。
【0010】また、利用者は、仮メールアドレスの発行
を希望するたびに、メール仲介サーバにアクセスして登
録を行う必要がある。従って、外出時など、ユーザがメ
ール仲介サーバにアクセスできない状態では、仮メール
アドレスの生成が不可能になるという問題もある。
【0011】本発明は、上記問題を解消し、電子メール
の転送を行うサーバに記憶装置の要領が増大せず、ユー
ザが任意の時に仮メールアドレスの生成ができる電子メ
ール転送システム及び転送方法を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子メール転送システムは、受信者の実メ
ールアドレスと、メールの受信を規制する受信規制情報
とに基づいて、前記実メールアドレス及び受信規制情報
を暗号化して仮メールアドレスを生成するメールアドレ
ス生成装置と、送信者が送信した、前記仮メールアドレ
スを含む電子メールから前記実メールアドレス及び受信
規制情報を解読し、受信した電子メールを受信者の実メ
ールアドレスに向けて送信するか否かを、前記受信規制
情報に基づいて判定する転送サーバとを備えることを特
徴とする。
【0013】本発明の電子メール転送システムでは、仮
メールアドレス生成装置が生成したメール受信者(ユー
ザ)の実メールアドレス及び受信規制情報を含む仮メー
ルアドレスを使用するため、メール転送サーバは、ユー
ザの実メールアドレスや受信規制情報を記憶することな
く、仮メールアドレスを解読することで、ユーザの仮メ
ールアドレスに向けて送信された電子メールを、ユーザ
の実メールアドレスに転送できる。また、ユーザの実メ
ールアドレス及び受信規制情報は、暗号化されて仮メー
ルアドレスに含まれるため、ユーザ及びメール転送サー
バ以外に実メールアドレスが知られることはない。ユー
ザの仮メールアドレスに向けて送信された電子メール
は、その宛先アドレスにユーザの仮メールアドレスが含
まれるもの、CC(カーボンコピー)又はBCC(ブラ
インドCC)のアドレスにユーザの仮メールアドレスが
含まれるものなど、メール転送サーバがユーザの仮メー
ルアドレスを指定されて受信した電子メールを意味す
る。
【0014】また、本発明の電子メール転送システム
は、受信者の実メールアドレスと、メールの受信を規制
する受信規制情報とを暗号化して含む仮メールアドレス
宛の電子メールを受信し、前記実メールアドレス及び受
信規制情報を解読し、受信した電子メールを受信者の実
メールアドレスに向けて送信するか否かを、前記受信規
制情報に基づいて判定する転送サーバを備えることを特
徴とする。
【0015】本発明の電子メール転送システムでは、電
子メールの送信者は、ユーザの実メールアドレス及び受
信規制情報を含む仮メールアドレスを使用する電子メー
ルを送信するため、メール転送サーバは、ユーザの実メ
ールアドレスや受信規制情報を記憶することなく、仮メ
ールアドレスを解読することで、送信者が送信した電子
メールを、ユーザの実メールアドレスに転送できる。
【0016】本発明の電子メール転送方法は、受信者の
実メールアドレスと、メールの受信を規制する受信規制
情報とを暗号化して含む仮メールアドレスを指定した電
子メールを受信すると、前記仮メールアドレスから前記
実メールアドレス及び受信規制情報を解読し、受信した
電子メールを受信者の実メールアドレスに向けて送信す
るか否かを、前記受信規制情報に基づいて判定すること
を特徴とする。
【0017】本発明の電子メール転送方法では、ユーザ
の実メールアドレス及び受信規制情報を、受信した電子
メールの仮メールアドレスから解読することで、受信し
た電子メールをユーザに転送すべきか否かを判断するこ
とができる。
【0018】本発明の電子メール転送システムでは、前
記メールアドレス生成装置は、転送サーバが公開する公
開鍵に基づいて前記実メールアドレスを暗号化し、前記
転送サーバは秘密鍵に基づいて、前記実メールアドレス
を復号化することが好ましい。この場合、実メールアド
レスは、秘密鍵を有するメール転送サーバのみが解読で
きため、第3者に解読される心配が少ない。また、ユー
ザは、公開鍵を用いて任意のときに実メールアドレスを
暗号化できる。
【0019】また、本発明の電子メール転送システムで
は、前記メールアドレス生成装置は、受信者の秘密鍵に
基づいて、前記受信規制情報を暗号化し、前記転送サー
バは受信者の公開鍵に基づいて、前記受信規制情報を復
号化することが好ましい。この場合、ユーザは、自身が
設定した秘密鍵を用いて受信規制情報を暗号化し、その
秘密鍵に対応する公開鍵を転送サーバに登録する。この
ため、公開鍵を使用して復号化する転送サーバは、受信
規制情報を暗号化した人がユーザであることが保証され
る。
【0020】本発明の電子メール転送システムでは、前
記転送サーバは、前記実メールアドレスと受信者の公開
鍵とを関連付けて記憶するデータベースを備えることが
好ましい。この場合、ユーザの公開鍵は、仮メールアド
レスより複号化されたユーザの実メールアドレスをキー
に検索できる。
【0021】本発明の電子メール転送システムでは、前
記受信規制情報は、送信元アドレスの規制、電子メール
サイズの規制、仮メールアドレスの有効期限による規
制、送信元メールサーバの規制、中継メールサーバの規
制、プライオリティレベル指定に基づく規制、添付ファ
イルの有無に基づく規制、送信アドレスを複数持つメー
ルの規制、及び、カーボンコピーでアドレスが指定され
たメールの規制の内の少なくとも1つの規制情報を含む
ことが好ましい。ユーザは、これらの規制情報として指
定できる情報のうち、受信規制情報として指定したい規
制情報のみを暗号化して仮メールアドレスに含めること
ができる。
【0022】本発明の電子メール転送システムでは、前
記仮メールアドレスは、複数の暗号化した実メールアド
レスを含むことが好ましい。この場合、複数の実メール
アドレスに同じ電子メールを送信してもよく、例えば受
信規制情報によって、送信すべき実メールアドレスを受
信した電子メールの送信元に応じて指定することもでき
る。
【0023】本発明の電子メール転送システムでは、前
記受信規制情報は、暗号化されない規制情報部分と、暗
号化されない規制情報部分と同じ内容を指定し且つ暗号
化された規制情報部分とを含むことが好ましい。この場
合、送信者は、受信規制情報の暗号化されていない部分
を参照して、自身が送信する電子メールがユーザに送信
されるか否かを確認することができる。
【0024】本発明の電子メール転送システムでは、前
記転送サーバは、前記暗号化された規制情報部分と、前
記暗号化されない規制情報部分とを比較し、該比較結果
が一致しない場合には、電子メールを送信しないことが
好ましい。この場合、転送サーバは、暗号化されていな
い受信規制情報部分と、複号化した受信規制情報部分と
を比較し、受信規制情報が改ざんされているか否かを確
認することができる。
【0025】本発明の電子メール転送システムでは、電
子メールの送信元の端末は、前記暗号化されない規制情
報部分に基づいて、電子メールが受信されるか否かを判
定することが好ましい。この場合、電子メールの送信に
際して、その電子メールがユーザに送信されるべきもの
か否かを送信者に通知することができる。
【0026】本発明の電子メール転送システムでは、前
記受信規制情報は、受信日時を指定する規制情報を含む
ことが好ましい。受信規制情報によって、例えば休日や
平日などの1日単位、又は、夜の時間帯や昼に時間帯と
いった時刻単位で転送サーバがユーザの実メールアドレ
スに電子メールを送信する日時を指定できる。
【0027】本発明の電子メール転送システムでは、前
記転送サーバは、前記仮メールアドレスを掲載する掲示
板をユーザに向けて提供することが好ましい。この場
合、ユーザは、仮メールアドレスを電子メールの交換を
希望する人に匿名状態で通知することができる。
【0028】本発明の電子メール転送システムでは、前
記転送サーバは、前記実メールアドレス及び受信規制情
報を暗号化して仮メールアドレスを生成するためのプロ
グラムをユーザ端末に向けて送信することが好ましい。
この場合、ユーザは転送サーバにアクセスすることなく
仮メールアドレスを生成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。図
1は、本発明の第1実施形態例の電子メール転送システ
ムの構成をブロック図として示している。電子メール転
送システムは、仮メールアドレス生成装置10及びメー
ル転送装置(サーバ)30を備える。仮メールアドレス
生成装置10は、仮ユーザ名@ドメイン名で構成される
仮メールアドレスを作成し、メール転送装置30は、任
意の送信者が送信した仮メールアドレスあての電子メー
ルを受信し、受信した電子メールのうち所定の条件を満
たしたものをユーザに転送する。
【0030】仮メールアドレス生成装置10は、実メー
ルアドレス暗号化手段11、受信規制情報暗号化手段1
2、仮メールアドレス合成手段13、仮メールアドレス
表示手段14を備える。メール転送装置30は、仮ユー
ザ名分割手段31、実メールアドレス復号化手段32、
受信規制情報復号化手段33、メール転送判定手段3
4、メール転送手段35、及び、データベース38を備
える。
【0031】実メールアドレス暗号化手段11は、メー
ル転送装置30の公開鍵で実メールアドレスを暗号化す
る。受信規制情報暗号化手段12は、ユーザの秘密鍵で
受信規制情報を暗号化する。受信規制情報には、メール
転送装置30が受信した電子メールを、ユーザの実メー
ルアドレスに転送するか否かを判断するための条件等が
含まれている。仮メールアドレス生成手段13は、暗号
化された実メールアドレス及び受信規制情報を結合した
仮ユーザ名と、メール転送装置30が使用するドメイン
名とを組み合わせた仮メールアドレスを生成する。仮メ
ールアドレス表示手段14は、作成された仮メールアド
レスをユーザに通知する。
【0032】仮ユーザ名分割手段31は、仮ユーザ名
を、実メールアドレスが暗号化された部分と、受信規制
情報が暗号化された部分とに分割する。実メールアドレ
ス復号化手段32は、実メールアドレスが暗号化された
部分を、メール転送装置30の秘密鍵を使用して復号化
する。受信規制情報復号化手段33は、受信規制情報が
暗号化された部分を、ユーザの公開鍵を使用して復号化
する。メール転送判定手段34は、復号化した受信規制
情報に基づいて、メール転送装置30が受信したメール
を、ユーザの実メールアドレスに転送するか否かを判定
する。メール転送手段35は、受信した電子メールを、
ユーザの実メールアドレス宛てに書き換えて送信する。
データベース38には、ユーザの実メールアドレスと、
ユーザの秘密鍵とがテーブルとして登録されている。
【0033】図2は、仮メールアドレス生成装置10が
仮メールアドレスを生成する手順をフローチャートとし
て示している。また、図3から図6は、仮メールアドレ
ス生成装置10が生成する仮メールアドレスの具体例を
段階的に示している。以下、図2から図6を参照して、
本実施形態例のメール転送方法で使用する仮メールアド
レスの生成手順について説明する。
【0034】ユーザは、仮メールアドレス生成装置10
に、実メールアドレス、及び、受信規制情報を入力する
(図2のステップS1)。実メールアドレス暗号化手段
11は、図3に示すように、ユーザの実メールアドレス
を、メール転送装置30の公開鍵で暗号化し、実メール
アドレスの暗号化部分を得る(ステップS2)。また、
受信規制情報暗号化手段12は、図4に示すように、受
信規制情報をコード化した受信規制コードを、ユーザの
秘密鍵で暗号化し、受信規制情報の暗号化部分を得る
(ステップS3)。
【0035】図4に示す受信規制情報では、仮メールア
ドレスを使用できる期限を定める有効期限、転送する電
子メールの上限(最大バイト数)を定めるメールサイズ
制限、及び、メール送信者のアドレスを限定する送信元
制限が定義される。受信規制情報は、有効期限をdate
=、メールサイズ制限をsize=、送信元制限をsender=と
し記述し、それらをセミコロン(;)で接続した受信規
制コードに変換された後に、暗号化される。
【0036】仮メールアドレス合成手段13は、図5に
示すように、実メールアドレスの暗号化部分と受信規制
情報の暗号化部分を結合し、仮ユーザ名を生成する(ス
テップS4)。また、図6に示すように、ステップS4
で生成された仮ユーザ名と、メール転送装置30がメー
ルを受信するドメイン名とを、アットマーク(@)を介
して結合し、仮メールアドレスを生成する(ステップS
5)。仮メールアドレス表示手段14は、仮メールアド
レスを表示画面等に表示し、ユーザに仮メールアドレス
を通知する(ステップS6)。
【0037】図7は、メール転送装置30の動作手順を
フローチャートとして示している。以下、図7を参照し
て本実施形態例の電子メール転送方法について説明す
る。ユーザは、あらかじめ、図2に示す手順で得られた
仮メールアドレスを、インターネット上の電子掲示板な
どを使用して、メールの交換を希望する相手に通知して
おく。ユーザにメールを送信するメール送信者は、仮メ
ールアドレスを送信先アドレスとする電子メールを通常
の電子メールと同様な手順に従って作成し、これを送信
する(ステップS11)。
【0038】メール送信者が、仮メールアドレスを宛先
とした電子メールを送信すると、その電子メールを受信
したメール転送装置30では、仮ユーザ名分割手段31
が、仮メールアドレスの仮ユーザ名の部分を、実メール
アドレス暗号化部分と、受信規制情報暗号化部分とに分
割する(ステップS12)。実メールアドレス復号化手
段32は、暗号化された実メールアドレスを、メール転
送装置30の秘密鍵を使って復号化する(ステップS1
3)。受信規制情報復号化手段33は、復号化された実
メールアドレスをキーにしてデータベース38を検索し
て、ユーザの公開鍵を抽出し、抽出された公開鍵を使用
して暗号化された受信規制情報を復号化する(ステップ
S14)。
【0039】メール転送判定手段34は、復号化された
受信規制情報を参照し、メール転送装置30が受信した
電子メールを、実メールアドレス宛の電子メールとして
ユーザに転送するか否かを判定する(ステップS1
5)。このとき、受信したメールが、受信規制情報に合
致する、つまり、電子メールの送信日時が仮メールアド
レスの有効期限内であり、かつ、サイズがメールサイズ
制限以内で、メール送信元制限で定義されたメールアド
レスが受信した電子メールの送信元と一致する場合に
は、受信した電子メールを実メールアドレス宛のメール
として転送する(ステップS16)。受信規制情報に合
致しないときには、メール送信元に、ユーザへの転送を
行わなかった旨を通知する電子メールを送信する(ステ
ップS17)。
【0040】本実施形態例では、ユーザは、メール送信
者に、実メールアドレスではなく、仮メールアドレスを
通知して、電子メールの交換を実現する。仮メールアド
レス宛てに送信された電子メールのうち、有効期限や、
送信元の制限、メールのサイズの上限などが設定された
受信規制情報に合致する電子メールのみがユーザに転送
されるため、ユーザは、有効期限が過ぎた後に迷惑メー
ルを送信され続ける心配や、メールボムが送信される心
配がなく、安全な電子メールの交換が行える。また、ユ
ーザは、電子メールの交換を行う相手に応じて、有効期
限や電子メールのサイズ等を任意に設定でき、受信規制
情報を変えた仮メールアドレスを簡易に生成することが
できる。
【0041】受信規制情報が仮メールアドレスの中に含
まれているため、メール転送装置30は、受信規制情報
を復号化するユーザの公開鍵を記憶するだけでよく、仮
メールアドレスごとに受信規制情報を記憶する必要がな
い。このため、ユーザが、仮メールアドレスを使用して
多数の者と電子メールの交換をする場合でも、メール転
送装置30が記憶する情報が増加しない。仮メールアド
レスでは、実メールアドレスはメール転送装置30の公
開鍵で暗号化されるため、メール転送装置30の秘密鍵
を持つ者でしか復号化できない。また、受信規制情報
は、メール転送装置30に登録したユーザの公開鍵で復
号化されるため、秘密鍵を持っているユーザによって暗
号化されたことが保証される。
【0042】仮メールアドレス生成装置10は、ダウン
ロードしたソフトウェアプログラム等によって、ユーザ
の端末上に構成することができる。仮メールアドレスは
サーバの公開鍵を入手していれば生成できるため、ユー
ザは、メール転送装置30にアクセスすることなく受信
規制情報を含んだ仮メールアドレスを生成することがで
きる。従って、外出中など、ネットワークが利用可能で
ない場合でも仮メールアドレスを生成できる。
【0043】図8は、本発明の第2実施形態例のメール
転送システムの構成をブロック図として示している。本
実施形態例のメール転送システムは、図1の受信規制情
報暗号化手段12が受信規制情報署名手段15に置き換
わる点、及び、受信規制情報復号化手段33が受信規制
情報確認手段36に置き換わる点で、第1実施形態例と
相違する。本実施形態例では、仮メールアドレスに含ま
れる受信規制情報を特定する部分が、暗号化されていな
い部分を含む受信規制情報署名部分として構成されるた
め、メール送信者が電子メールを送信する際に、又は、
それ以前に、受信規制情報を参照することができる。
【0044】図9は、本実施形態例の仮メールアドレス
生成装置10の動作手順をフローチャートとして示して
いる。同図では、図2のステップS3が、受信規制情報
を署名するステップS7に代わる点が、第1実施形態例
と相違する。図10は、本実施形態例のメール転送装置
30の動作手順をフローチャートとして示している。同
図では、図7のステップS14が受信規制情報を照合す
るステップS18に代わる点、及び、ステップS18に
後続して受信規制情報署名が正しいか否かを確認するス
テップを有する点が、第1実施形態例と相違する。
【0045】図11は、受信規制情報署名手段15が署
名する受信規制情報の具体例を示している。また、図1
2は、仮メールアドレス合成手段13が合成する仮メー
ルアドレスの仮ユーザ名の具体例を示している。受信規
制情報署名手段15は、図11に示すように、受信規制
情報をコード化した受信規制コードをユーザの秘密鍵で
暗号化して、暗号化された受信規制コードを得る。ま
た、受信規制コードを、所定の変換則に基づいて、例え
ばセミコロン(;)などのメールアドレスの中に含める
ことができない文字をアンダーバー(_)などの文字に
変換して、変換された受信規制コードを得る。
【0046】受信規制情報署名手段15は、図11に示
すように、上記した2つ、つまり、暗号化された受信規
制コードと、変換された受信規制コードとを結合して、
受信規制情報署名部分を生成する(図9のステップS
7)。仮メールアドレス合成手段13は、図12に示す
ように、実メールアドレス暗号化部分と、受信規制情報
署名部分とを結合して仮ユーザ名とし、仮メールアドレ
スを生成する。
【0047】仮ユーザ名分割手段31は、仮メールアド
レスの仮ユーザ名を、実メールアドレス暗号化部分と、
受信規制情報署名部分とに分割する(図10のステップ
S12)。受信規制情報確認手段36は、復号化された
ユーザの実メールアドレスをキーにデータベース38を
検索し、抽出したユーザの公開鍵を使用して暗号化され
た受信規制コード部分を復号化して受信規制コードを得
る。そして、復号化した受信規制コードと、受信規制情
コードが変換された部分を逆変換したものとを比較し、
両者が一致するか否かを確認する(ステップS18)。
【0048】ステップS18での比較の結果、両者が同
じであるときには、ステップS15へ進み、受信規制情
報署名部分で特定される受信規制情報に基づいてユーザ
へ電子メールを転送するか否かが判定される。両者が異
なるときには、受信規制情報署名部分が正しくないと判
断して、ステップS17へ進み、メール送信者が送信し
た電子メールを、ユーザの実メールアドレスへ転送しな
い旨を通知する。
【0049】本実施形態例では、受信規制情報が暗号化
されていない部分が仮メールアドレス中に含まれるた
め、メール送信者は、仮メールアドレス宛の電子メール
を送信する前に、仮メールアドレスを参照して受信規制
情報を確認することができる。これにより、メール送信
者は、電子メールを送信する際に、その電子メールがユ
ーザの実メールアドレスに転送されるべきものであるか
否かが判断でき、転送されない電子メールの送信を未然
に防ぐことができる。
【0050】上記した電子メールが転送されるか否かの
判断は、メール送信者が自身で仮メールアドレスを解読
して行っても良く、或いは、メーラなどのソフトウェア
が電子メールの送信に際して行っても良い。メーラが判
断する場合には、例えば有効期限を過ぎている、或い
は、メールサイズが上限を超えているといった、具体的
に受信規制情報に合致しない箇所をメール送信者に通知
すると共に、その電子メールが受信規制情報に合致する
まで送信しないように構成することができる。
【0051】また、暗号化されていない受信規制情報
は、悪意を持った者によって、その者の都合が良いよう
に改ざんされる恐れがある。このため、受信規制情報確
認手段36は、受信規制情報署名部分の、暗号化されて
いない受信規制情報部分と、暗号化された受信規制情報
部分を復号化した部分とを比較し、受信規制情報が改ざ
んされているかいないかを確認する。これにより、受信
規制情報の改ざんを防止できる。
【0052】図13は、本発明の第3実施形態例の電子
メール転送システムの構成をブロック図として示してい
る。本実施形態例の電子メール転送システムは、電子メ
ール蓄積手段37を更に備える点で、図2に示す第1実
施形態例と相違する。図14は、図13のメール転送装
置30の動作手順をフローチャートとして示している。
図14では、図7のステップS15に後続して、受信規
制情報にメール転送の日時を指定する情報が含まれるか
否かを判断するステップと、日時が指定されているとき
には転送すべき電子メールを記憶手段37に保存するス
テップと、現在日時が受信規制情報で指定された日時と
同じであるか否かを判断するステップとを有する点が、
第1実施形態例と相違する。
【0053】ユーザは、仮メールアドレス宛に送信され
た電子メールを実メールアドレスに転送する日時に関す
る情報を、受信規制情報中に含ませて仮メールアドレス
を生成する。この日時は、例えば平日や、休日、曜日な
どの1日ごとの単位、又は、夜の時間帯、時刻などの時
間単位で指定できる。図14のステップS15では、受
信した電子メールが、復号化された受信規制情報のう
ち、転送する日時を指定する情報以外の情報に合致する
か否かが判定される。合致すると判定されると、受信規
制情報に、転送する日時が指定されているか否かが判断
される(ステップS20)。
【0054】日時が指定されていないときには、ステッ
プS16へ進み、受信した電子メールは、ユーザの実メ
ールアドレスへ転送される。日時が指定されているとき
には、電子メール蓄積手段37は、ユーザの実メールア
ドレス宛に転送すべき電子メールを保存する(ステップ
S21)。受信規制情報で指定された日時になると(ス
テップS22)、ステップS16へ進み、保存されてい
た電子メールは、ユーザの実メールアドレスへ転送され
る。
【0055】本実施形態例では、ユーザは、仮メールア
ドレス宛に送信された電子メールの転送日時を、受信規
制情報に含まれる情報によって指定できる。このため、
自身の都合に合わせて、電子メールの転送を制限するこ
とができる。
【0056】なお、上記実施形態例では、1つの仮メー
ルアドレスに、1つの実メールアドレスを暗号化して組
み込む例を示したが、1つの仮メールアドレスに対し
て、複数の実メールアドレスを組み込むこともできる。
この場合、複数の実メールアドレスのうち、何れのアド
レスに電子メールを転送するかの条件を受信規制情報に
含ませることもできる。例えば、上記した転送の日時を
指定する情報と組み合わせて、平日には会社用のメール
アドレスへ、休日には自宅用のメールアドレスへと振り
分けることもできる。
【0057】また、受信規制情報は、上記したものに限
定されず、送信元のメールサーバを限定する情報、メー
ル送信者が送信した電子メールがメール転送装置に到着
するまでに中継したメールサーバを限定する情報、優先
度が定められたプライオリティレベルを制限する情報、
添付ファイルの有無によって転送を制限する情報、メー
ル転送装置30受信した電子メールのあて先が複数のメ
ールアドレスを含むものであるときには転送を制限する
情報、又は、電子メールが仮メールアドレスをCC(カ
ーボンコピー)として送信されたものであるときには転
送を制限する情報などを含むこともできる。
【0058】上記実施形態例では、電子メールの転送日
時を指定する情報は、ユーザによって設定される例を示
したが、これに代えて、メールの送信者によって指定で
きるようにしても良い。または、転送日時指定部分を受
信規制情報から切り離し、仮ユーザ名を、ユーザによっ
て生成される実メールアドレス暗号化部分、及び、受信
規制情報暗号化(署名)部分と、メール送信者によって
任意に書き換え可能な転送日時指定部分とで構成するよ
うにしてもよい。
【0059】例えば、第2実施形態例において、メール
送信者は、ユーザへの転送を希望する日時の情報を、受
信規制情報が暗号化されていない部分に追加した、又
は、日時の情報に変更を加えた仮メールアドレスを作成
し、その仮メールアドレスをあて先とする電子メールを
送信する。この場合、図10のステップS19では、受
信規制情報確認手段36は、受信規制情報署名部分のう
ち転送を指定する日時以外の部分について改ざんされて
いるか否かを確認する。メール送信者が電子メールの転
送日時を指定することで、メール送信者は、例えば、誕
生日や記念日など特定の日に、ユーザへ転送される電子
メールを事前に送信することができる。
【0060】上記実施形態例では、仮メールアドレス生
成装置10は、ユーザの端末に記憶されたプログラムと
して構成される例を説明したが、これに代えて、メール
転送装置30側の装置として構成することもできる。こ
の場合、ユーザは、例えば、プログラムが記憶されてい
ない携帯型の端末をネットワークを介して仮メールアド
レス生成装置10に接続して、仮メールアドレスを生成
する。仮メールアドレス生成装置10は、ユーザが入力
すべき実メールアドレス及び受信規制情報などのパラメ
ータを、web画面上からチェックボタンやダイアグラ
ム等を用いて入力する構成とすることもできる。
【0061】上記実施形態例では、受信規制情報をユー
ザの秘密鍵で暗号化する例を示したが、これに代えて、
実メールアドレスと同様にサーバの公開鍵で暗号化して
もよい。また、ユーザの公開鍵は、実メールアドレスが
暗号化された部分に付加して、メール転送装置30に通
知してもよい。これらの場合、メール転送装置30は、
データベース38にテーブルを記憶する必要がなくな
る。また、暗号化は、公開鍵、秘密鍵を使用した暗号化
以外の暗号化方法を使用することもできる。
【0062】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の電子メール転送システム及
び転送方法は、上記実施形態例にのみ限定されるもので
なく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を
施した電子メール転送システム及び転送方法も、本発明
の範囲に含まれる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子メー
ルの転送装置及び転送方法は、仮メールアドレスから、
実メールアドレス及び受信規制情報が得られるため、こ
れらの情報を電子メールの転送を行うサーバに記憶する
必要がない。また、仮メールアドレスは、サーバの公開
鍵を使用して生成できるため、サーバにアクセスするこ
となく、ユーザが任意の時に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例のメール転送システム
の構成を示すブロック図。
【図2】図1の仮メールアドレス生成装置10の動作手
順を示すフローチャート。
【図3】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮メ
ールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図4】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮メ
ールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図5】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮メ
ールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図6】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮メ
ールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図7】図1のメール転送装置30の動作手順を示すフ
ローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態例のメール転送システム
の構成を示すブロック図。
【図9】図8の仮メールアドレス生成装置10の動作手
順を示すフローチャート。
【図10】図8のメール転送装置30の動作手順を示す
フローチャート。
【図11】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮
メールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図12】仮メールアドレス生成装置10が生成する仮
メールアドレスを段階的に示すブロック図。
【図13】本発明の第3実施形態例のメール転送システ
ムの構成を示すブロック図。
【図14】図13のメール転送装置30の動作手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】
10:仮メールアドレス生成装置 11:実メールアドレス暗号化手段 12:受信規制情報暗号化手段 13:仮メールアドレス合成手段 14:仮メールアドレス表示手段 15:受信規制情報署名手段 30:メール転送装置 31:仮ユーザ名分割手段 32:実メールアドレス復号化手段 33:受信規制情報復号化手段 34:メール転送判定手段 35:メール転送手段 36:受信規制情報確認手段 37:メール蓄積手段 38:データベース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信者の実メールアドレスと、メールの
    受信を規制する受信規制情報とに基づいて、前記実メー
    ルアドレス及び受信規制情報を暗号化して仮メールアド
    レスを生成するメールアドレス生成装置と、 送信者が送信した、前記仮メールアドレスを含む電子メ
    ールから前記実メールアドレス及び受信規制情報を解読
    し、受信した電子メールを受信者の実メールアドレスに
    向けて送信するか否かを、前記受信規制情報に基づいて
    判定する転送サーバとを備えることを特徴とする電子メ
    ール転送システム。
  2. 【請求項2】 前記メールアドレス生成装置は、転送サ
    ーバが公開する公開鍵に基づいて前記実メールアドレス
    を暗号化し、前記転送サーバは秘密鍵に基づいて、前記
    実メールアドレスを復号化する、請求項1に記載の電子
    メール転送システム。
  3. 【請求項3】 前記メールアドレス生成装置は、受信者
    の秘密鍵に基づいて、前記受信規制情報を暗号化し、前
    記転送サーバは受信者の公開鍵に基づいて、前記受信規
    制情報を復号化する、請求項1又は2に記載の電子メー
    ル転送システム。
  4. 【請求項4】 前記転送サーバは、前記実メールアドレ
    スと受信者の公開鍵とを関連付けて記憶するデータベー
    スを備える、請求項3に記載の電子メール転送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記受信規制情報は、送信元アドレスの
    規制、電子メールサイズの規制、仮メールアドレスの有
    効期限による規制、送信元メールサーバの規制、中継メ
    ールサーバの規制、プライオリティレベル指定に基づく
    規制、添付ファイルの有無に基づく規制、送信アドレス
    を複数持つメールの規制、及び、カーボンコピーでアド
    レスが指定されたメールの規制の内の少なくとも1つの
    規制情報を含む、請求項1〜4の何れかに記載の電子メ
    ール転送システム。
  6. 【請求項6】 前記仮メールアドレスは、複数の暗号化
    した実メールアドレスを含む、請求項1〜5の何れかに
    記載の電子メール転送システム。
  7. 【請求項7】 前記受信規制情報は、暗号化されない規
    制情報部分と、該暗号化されない規制情報部分と同じ内
    容を指定し且つ暗号化された規制情報部分とを含む、請
    求項1〜6の何れかに記載の電子メール転送システム。
  8. 【請求項8】 前記転送サーバは、前記暗号化された規
    制情報部分と、前記暗号化されない規制情報部分とを比
    較し、該比較結果が一致しない場合には、電子メールを
    送信しない、請求項7に記載の電子メール転送システ
    ム。
  9. 【請求項9】 電子メールの送信元の端末は、前記暗号
    化されない規制情報部分に基づいて、電子メールが受信
    されるか否かを判定する、請求項7又は8に記載の電子
    メール転送システム。
  10. 【請求項10】 前記受信規制情報は、受信日時を指定
    する規制情報を含む、請求項7〜9の何れかに記載の電
    子メール転送システム。
  11. 【請求項11】 前記転送サーバは、前記仮メールアド
    レスを掲載する掲示板をユーザに向けて提供する、請求
    項1〜10の何れかに記載の電子メール転送システム。
  12. 【請求項12】 受信者の実メールアドレスと、メール
    の受信を規制する受信規制情報とを暗号化して含む仮メ
    ールアドレス宛の電子メールを受信し、前記実メールア
    ドレス及び受信規制情報を解読し、受信した電子メール
    を受信者の実メールアドレスに向けて送信するか否か
    を、前記受信規制情報に基づいて判定する転送サーバを
    備えることを特徴とする電子メール転送システム。
  13. 【請求項13】 前記転送サーバは、前記実メールアド
    レス及び受信規制情報を暗号化して仮メールアドレスを
    生成するためのプログラムをユーザ端末に向けて送信す
    る、請求項12に記載の電子メール転送システム。
  14. 【請求項14】 受信者の実メールアドレスと、メール
    の受信を規制する受信規制情報とを暗号化して含む仮メ
    ールアドレスを指定した電子メールを受信すると、前記
    仮メールアドレスから前記実メールアドレス及び受信規
    制情報を解読し、受信した電子メールを受信者の実メー
    ルアドレスに向けて送信するか否かを、前記受信規制情
    報に基づいて判定することを特徴とする電子メール転送
    方法。
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