JP2003337702A - ソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式 - Google Patents

ソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式

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JP2003337702A
JP2003337702A JP2002144209A JP2002144209A JP2003337702A JP 2003337702 A JP2003337702 A JP 2003337702A JP 2002144209 A JP2002144209 A JP 2002144209A JP 2002144209 A JP2002144209 A JP 2002144209A JP 2003337702 A JP2003337702 A JP 2003337702A
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Japan
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module
transmission
configuration
channel
data
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Application number
JP2002144209A
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English (en)
Inventor
Hirotatsu Osaki
寛達 大崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア無線機の一部機能変更を実現す
るためのモジュール構成変更を、変更対象外モジュール
を停止させることなく動的に可能とする。 【解決手段】 チャネル3は、モジュールを連結し、モ
ジュール間のデータ伝送の待機および復帰や伝送データ
の一時保持やデータ伝送先の変更を行う。構成管理サー
バ1は、各モジュールのアドレス情報とモジュール間を
連結する各チャネル3のアドレス情報とを含む情報であ
りモジュール構成を管理する情報である構成管理情報を
記録し、当該構成管理情報を参照してチャネル3に指示
することにより、モジュール構成変更の際に、変更対象
外モジュール2を停止することなく、モジュール間のデ
ータ伝送の待機および復帰やモジュール構成からのモジ
ュールの削除およびモジュール構成へのモジュールの追
加やデータ伝送先の変更を制御し、当該モジュール構成
変更の結果を構成管理情報に反映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のソフトウェ
アモジュール(以下、単に「モジュール」という)によ
って構成されるソフトウェア無線機において、モジュー
ルを連結するソフトウェアチャネル(以下、単に「チャ
ネル」という)と、モジュール構成を管理する構成管理
サーバとを使用することで、モジュール構成の動的な変
更を可能とするソフトウェア無線機モジュール構成動的
変更方式に関する(「方法」や「プログラム」の態様の
発明も対象とする)。
【0002】
【従来の技術】近年のソフトウェア無線機は、複数のモ
ジュールで構成されており、その機能の一部を変更する
場合には、変更が必要な特定の機能に対応するモジュー
ルのみを置換することで、当該機能変更を可能ならしめ
ていた。
【0003】ここで、従来のソフトウェア無線機のモジ
ュール構成の変更方式では、各モジュールが密に結合し
ていることから、一部のモジュール構成の変更の場合に
も、変更対象外モジュール(ソフトウェア無線機におけ
るモジュール構成の変更が行われる際に当該構成変更の
影響を受けないモジュール)も含めて、全てのモジュー
ルを一旦停止し、モジュール置換後に全てのモジュール
を再起動するという処理が行われていた。
【0004】例えば、複数の無線周波数帯に対応したソ
フトウェア無線機において、一部の周波数帯を処理する
ためのモジュールを置換する場合に、従来技術では、全
ての周波数帯の機能を処理するためのモジュール(全て
のモジュール)を一旦停止する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のソフトウェア無線機のモジュール構成の変更方式で
は、変更対象外モジュールも含めて、全てのモジュール
を一旦停止する必要があったので、一部のモジュール
(機能)の変更であっても、本来停止する必要のないモ
ジュール(機能)も含めたソフトウェア無線機全体を停
止する必要が生じるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、一部の
機能の変更を実現するためのモジュール構成変更を、変
更対象外モジュールを停止させることなく、動的に、可
能とするソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方
式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウェア無
線機モジュール構成動的変更方式は、変更対象外モジュ
ール,置換実行後にモジュール構成から削除される旧モ
ジュール,および置換実行後にモジュール構成に追加さ
れる新モジュールが存在し、旧モジュールから新モジュ
ールへの置換を処理内容とするモジュール構成変更が行
われるソフトウェア無線機において、旧モジュールおよ
び新モジュールを含む各モジュールの構成情報,モジュ
ールを連結する各チャネルの構成情報,各モジュールの
通信先アドレス(接続先アドレス),ならびに各チャネ
ルの通信先アドレスを含む構成管理情報を記録する構成
管理サーバ内の構成管理情報記録装置と、構成変更の対
象の旧モジュールに連結(接続)する各チャネルに対し
て伝送待機命令を送信する構成管理サーバ内の伝送待機
指示装置と、旧モジュールの停止ならびに新モジュール
のインストールおよび起動を制御する構成管理サーバ内
のモジュール置換装置と、データ伝送先を旧モジュール
から新モジュールに変更することを指示する命令である
構成変更命令をチャネルに送信し、置換(モジュール構
成変更)後の内容を反映させて構成管理情報を変更する
ように前記構成管理情報記録装置に指示する構成管理サ
ーバ内の構成変更指示装置と、伝送待機(データ伝送の
待機)中のチャネル(モジュール構成変更前に旧モジュ
ールに接続していたチャネル)に伝送復帰命令を送信
し、データ伝送を再開(復帰)させる構成管理サーバ内
の伝送復帰指示装置と、伝送待機中に旧モジュール宛に
送信された伝送データを一時的に保持し、伝送復帰(デ
ータ伝送の再開)の直前に当該伝送データ(一時デー
タ)を新モジュールに送信するチャネル内の一時データ
保持装置と、前記伝送待機指示装置から送信されてくる
伝送待機命令に応じて、旧モジュールへのデータ伝送の
待機を行い、伝送データの紛失を防ぐために、伝送待機
中の旧モジュールへの伝送データの送信先を前記一時デ
ータ保持装置に変更するチャネル内の伝送待機装置と、
前記構成変更指示装置から送信されてくる構成変更命令
に応じて、データ伝送先を旧モジュールから新モジュー
ルに変更するチャネル内の構成変更装置と、前記伝送復
帰指示装置から送信されてくる伝送復帰命令に応じて、
前記一時データ保持装置に一時的に保持しておいた伝送
データを新モジュールに送信させ、自己が属するチャネ
ルにデータ伝送を再開させるチャネル内の伝送復帰装置
とを有する。
【0008】また、本発明のソフトウェア無線機モジュ
ール構成動的変更方式は、変更対象外モジュール,縮退
運転時にモジュール構成から削除される故障モジュー
ル,および縮退運転時に故障モジュールに代替して運用
される代替モジュールが存在し、故障モジュールを代替
モジュールで代替することによるモジュール構成の縮退
を処理内容とするモジュール構成変更が行われるソフト
ウェア無線機において、故障モジュールおよび代替モジ
ュールを含む各モジュールの構成情報,モジュールを連
結する各チャネルの構成情報,各モジュールの通信先ア
ドレス(接続先アドレス),ならびに各チャネルの通信
先アドレスを含む構成管理情報を記録する構成管理サー
バ内の構成管理情報記録装置と、構成変更の対象の故障
モジュールに連結(接続)する各チャネルに対して伝送
待機命令を送信する構成管理サーバ内の伝送待機指示装
置と、データ伝送先を故障モジュールから代替モジュー
ルに変更することを指示する命令である構成変更命令を
チャネルに送信し、縮退(モジュール構成変更)後の内
容を反映させて構成管理情報を変更するように前記構成
管理情報記録装置に指示する構成管理サーバ内の構成変
更指示装置と、伝送待機(データ伝送の待機)中のチャ
ネル(モジュール構成変更前に故障モジュールに接続し
ていたチャネル)に伝送復帰命令を送信し、データ伝送
を再開(復帰)させる構成管理サーバ内の伝送復帰指示
装置と、伝送待機中に故障モジュール宛に送信された伝
送データを一時的に保持し、伝送復帰(データ伝送の再
開)の直前に当該伝送データ(一時データ)を代替モジ
ュールに送信するチャネル内の一時データ保持装置と、
前記伝送待機指示装置から送信されてくる伝送待機命令
に応じて、故障モジュールへのデータ伝送の待機を行
い、伝送データの紛失を防ぐために、伝送待機中の故障
モジュールへの伝送データの送信先を前記一時データ保
持装置に変更するチャネル内の伝送待機装置と、前記構
成変更指示装置から送信されてくる構成変更命令に応じ
て、データ伝送先を故障モジュールから代替モジュール
に変更するチャネル内の構成変更装置と、前記伝送復帰
指示装置から送信されてくる伝送復帰命令に応じて、前
記一時データ保持装置に一時的に保持しておいた伝送デ
ータを代替モジュールに送信させ、自己が属するチャネ
ルにデータ伝送を再開させるチャネル内の伝送復帰装置
とを有するように構成することも可能である。
【0009】ここで、本発明のソフトウェア無線機モジ
ュール構成動的変更方式は、より一般的には、複数のモ
ジュールによって構成されるソフトウェア無線機におい
て、モジュール間の密な結合を回避するためにモジュー
ル間に設置されてモジュールを連結し、モジュール間の
データ伝送の待機および復帰(再開)や伝送データの一
時保持やデータ伝送先の変更を行うチャネルと、各モジ
ュールのアドレス情報とモジュール間を連結する各前記
チャネルのアドレス情報とを含む情報であり当該ソフト
ウェア無線機におけるモジュール構成を管理する情報で
ある構成管理情報を記録・保持し、当該構成管理情報を
参照して前記チャネルに対して指示することにより、モ
ジュール構成変更(旧モジュールから新モジュールへの
置換や故障モジュールの代替モジュールによる代替等)
の際に、変更対象外モジュールを停止することなく、モ
ジュール間のデータ伝送の待機および復帰(再開)やモ
ジュール構成からのモジュールの削除およびモジュール
構成へのモジュールの追加やデータ伝送先の変更を制御
し、当該モジュール構成変更の結果を構成管理情報に反
映させる構成管理サーバとを有すると表現することがで
きる。
【0010】なお、本発明は、構成管理サーバ,チャネ
ル,変更対象外モジュール,旧モジュール,および新モ
ジュールを含むソフトウェア無線機に適用され、旧モジ
ュールから新モジュールへの置換を処理内容とするモジ
ュール構成変更が行われる場合において、構成管理サー
バが構成管理情報を参照して旧モジュールに接続してい
るチャネルを認識し当該チャネルに伝送待機命令を送信
する第1のステップと、各旧モジュール接続チャネル
(旧モジュールに接続しているチャネル。当該チャネル
と旧モジュールとが切り離された後も、このように呼
ぶ)が前記第1のステップで送信された伝送待機命令を
受信し当該伝送待機命令に基づいて伝送待機を実施し一
時データ(伝送待機中における旧モジュール宛の伝送デ
ータ)を保持する第2のステップと、構成管理サーバが
全ての旧モジュール接続チャネルにおける前記第2のス
テップの処理の終了後に旧モジュールを停止し新モジュ
ールをインストールして起動する第3のステップと、構
成管理サーバが前記第3のステップの処理の終了後に各
旧モジュール接続チャネルに構成変更命令を送信し旧モ
ジュールから新モジュールへの置換を反映させて構成管
理情報を変更する第4のステップと、各旧モジュール接
続チャネルが前記第4のステップで送信された構成変更
命令を受信し当該構成変更命令に基づくモジュール構成
変更(旧モジュールから新モジュールへの置換)を実施
する第5のステップと、構成管理サーバが各旧モジュー
ル接続チャネル(この時点では新モジュールに接続して
いるチャネル)に伝送復帰命令を送信する第6のステッ
プと、各旧モジュール接続チャネルが前記第6のステッ
プで送信された伝送復帰命令を受信し当該伝送復帰命令
に基づいて前記第2のステップで保持しておいた一時デ
ータを新モジュールに送信した上で伝送復帰を実施する
第7のステップとを有するソフトウェア無線機モジュー
ル構成動的変更方法として実現することも可能である。
【0011】また、本発明のソフトウェア無線機モジュ
ール構成動的変更方法は、構成管理サーバ,チャネル,
変更対象外モジュール,故障モジュール,および代替モ
ジュールを含むソフトウェア無線機に適用され、故障モ
ジュールを代替モジュールで代替することによるモジュ
ール構成の縮退を処理内容とするモジュール構成変更が
行われる場合において、構成管理サーバが構成管理情報
を参照して故障モジュールに接続しているチャネルを認
識し当該チャネルに伝送待機命令を送信する第1のステ
ップと、各故障モジュール接続チャネル(故障モジュー
ルに接続しているチャネル。当該チャネルと故障モジュ
ールとが切り離された後も、このように呼ぶ)が前記第
1のステップで送信された伝送待機命令を受信し当該伝
送待機命令に基づいて伝送待機を実施し一時データ(伝
送待機中における故障モジュール宛の伝送データ)を保
持する第2のステップと、構成管理サーバが全ての故障
モジュール接続チャネルにおける前記第2のステップの
処理の終了後に各故障モジュール接続チャネルに構成変
更命令を送信し故障モジュールの代替モジュールによる
代替を反映させて構成管理情報を変更する第3のステッ
プと、各故障モジュール接続チャネルが前記第3のステ
ップで送信された構成変更命令を受信し当該構成変更命
令に基づくモジュール構成変更(故障モジュールの代替
モジュールでの代替によるモジュール構成の縮退)を実
施する第4のステップと、構成管理サーバが各故障モジ
ュール接続チャネル(この時点では代替モジュールに接
続しているチャネル)に伝送復帰命令を送信する第5の
ステップと、各故障モジュール接続チャネルが前記第5
のステップで送信された伝送復帰命令を受信し当該伝送
復帰命令に基づいて前記第2のステップで保持しておい
た一時データを代替モジュールに送信した上で伝送復帰
を実施する第6のステップとを有するように構成するこ
とも可能である。
【0012】さらに、本発明は、変更対象外モジュー
ル,置換実行後にモジュール構成から削除される旧モジ
ュール,および置換実行後にモジュール構成に追加され
る新モジュールが存在し、旧モジュールから新モジュー
ルへの置換を処理内容とするモジュール構成変更が行わ
れるソフトウェア無線機において、構成管理サーバを、
旧モジュールおよび新モジュールを含む各モジュールの
構成情報,モジュールを連結する各チャネルの構成情
報,各モジュールの通信先アドレス,ならびに各チャネ
ルの通信先アドレスを含む構成管理情報を記録する構成
管理情報記録装置,構成変更の対象の旧モジュールに連
結する各チャネルに対して伝送待機命令を送信する伝送
待機指示装置,旧モジュールの停止ならびに新モジュー
ルのインストールおよび起動を制御するモジュール置換
装置,データ伝送先を旧モジュールから新モジュールに
変更することを指示する命令である構成変更命令をチャ
ネルに送信し、置換後の内容を反映させて構成管理情報
を変更するように前記構成管理情報記録装置に指示する
構成変更指示装置,ならびに伝送待機中のチャネルに伝
送復帰命令を送信し、データ伝送を再開させる伝送復帰
指示装置として機能させるための構成管理サーバ側プロ
グラムと、各チャネルを、伝送待機中に旧モジュール宛
に送信された伝送データを一時的に保持し、伝送復帰の
直前に当該伝送データを新モジュールに送信する一時デ
ータ保持装置,前記伝送待機指示装置から送信されてく
る伝送待機命令に応じて、旧モジュールへのデータ伝送
の待機を行い、伝送データの紛失を防ぐために、伝送待
機中の旧モジュールへの伝送データの送信先を前記一時
データ保持装置に変更する伝送待機装置,前記構成変更
指示装置から送信されてくる構成変更命令に応じて、デ
ータ伝送先を旧モジュールから新モジュールに変更する
構成変更装置,および前記伝送復帰指示装置から送信さ
れてくる伝送復帰命令に応じて、前記一時データ保持装
置に一時的に保持しておいた伝送データを新モジュール
に送信させ、自己が属するチャネルにデータ伝送を再開
させる伝送復帰装置として機能させるためのチャネル側
プログラムとを有するソフトウェア無線機モジュール構
成動的変更方式として実現することも可能である。
【0013】また、本発明のソフトウェア無線機モジュ
ール構成動的変更方式は、変更対象外モジュール,縮退
運転時にモジュール構成から削除される故障モジュー
ル,および縮退運転時に故障モジュールに代替して運用
される代替モジュールが存在し、故障モジュールを代替
モジュールで代替することによるモジュール構成の縮退
を処理内容とするモジュール構成変更が行われるソフト
ウェア無線機において、構成管理サーバを、故障モジュ
ールおよび代替モジュールを含む各モジュールの構成情
報,モジュールを連結する各チャネルの構成情報,各モ
ジュールの通信先アドレス,ならびに各チャネルの通信
先アドレスを含む構成管理情報を記録する構成管理情報
記録装置,構成変更の対象の故障モジュールに連結する
各チャネルに対して伝送待機命令を送信する伝送待機指
示装置,データ伝送先を故障モジュールから代替モジュ
ールに変更することを指示する命令である構成変更命令
をチャネルに送信し、縮退後の内容を反映させて構成管
理情報を変更するように前記構成管理情報記録装置に指
示する構成変更指示装置,ならびに伝送待機中のチャネ
ルに伝送復帰命令を送信し、データ伝送を再開させる伝
送復帰指示装置として機能させるための構成管理サーバ
側プログラムと、各チャネルを、伝送待機中に故障モジ
ュール宛に送信された伝送データを一時的に保持し、伝
送復帰の直前に当該伝送データを代替モジュールに送信
する一時データ保持装置,前記伝送待機指示装置から送
信されてくる伝送待機命令に応じて、故障モジュールへ
のデータ伝送の待機を行い、伝送データの紛失を防ぐた
めに、伝送待機中の故障モジュールへの伝送データの送
信先を前記一時データ保持装置に変更する伝送待機装
置,前記構成変更指示装置から送信されてくる構成変更
命令に応じて、データ伝送先を故障モジュールから代替
モジュールに変更する構成変更装置,および前記伝送復
帰指示装置から送信されてくる伝送復帰命令に応じて、
前記一時データ保持装置に一時的に保持しておいた伝送
データを代替モジュールに送信させ、自己が属するチャ
ネルにデータ伝送を再開させる伝送復帰装置として機能
させるためのチャネル側プログラムとを有するように構
成することも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0015】(1) 第1の実施の形態
【0016】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
ソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式の構成
を示すブロック図である。
【0017】図1を参照すると、本実施の形態に係るソ
フトウェア無線機モジュール構成動的変更方式は、ソフ
トウェア無線機のモジュール構成を管理する構成管理サ
ーバ1と、変更対象外モジュール2と、モジュールを連
結(接続)するチャネル3(このチャネル3の存在によ
ってモジュール間の密な結合を回避することができる)
と、旧モジュール4と、新モジュール5とを含んで構成
されている。なお、当該ソフトウェア無線機において
は、図1に示すチャネル3や各モジュール(変更対象外
モジュール2,旧モジュール4,および新モジュール
5)以外のチャネル3やモジュールも存在しうる(例え
ば、旧モジュール4には、図示しているチャネル3以外
のチャネル3が接続されていることもありうる)。
【0018】構成管理サーバ1は、伝送待機指示装置1
1と、構成管理情報記録装置12と、モジュール置換装
置13と、構成変更指示装置14と、伝送復帰指示装置
15とを含んで構成されている。構成管理サーバ1は、
このような構成により、図2中の構成管理サーバ手順1
00を実行することで、ソフトウェア無線機のモジュー
ル構成を管理する。
【0019】伝送待機指示装置11は、伝送待機指示手
順101(図3参照)を実行して、構成変更を行うモジ
ュール(旧モジュール4)に連結する各チャネル3に対
して伝送待機命令を送信する装置である。
【0020】構成管理情報記録装置12は、各モジュー
ル(旧モジュール4および新モジュール5が含まれる)
の構成情報,モジュールを連結する各チャネル3の構成
情報,各モジュールの通信先アドレス(接続先アドレ
ス),および各チャネル3の通信先アドレスを含む構成
管理情報を記録する装置である。
【0021】モジュール置換装置13は、モジュール置
換手順102(図5参照)を実行して、旧モジュール4
の停止ならびに新モジュール5のインストールおよび起
動を制御する装置である。
【0022】構成変更指示装置14は、構成変更指示手
順103(図6参照)を実行して、データ伝送先を旧モ
ジュール4から新モジュール5に変更することを指示す
る命令(構成変更命令)をチャネル3に送信し、また、
置換(モジュール構成変更)後の内容を反映させて構成
管理情報(構成管理情報記録装置12内の情報)を変更
するように構成管理情報記録装置12に指示する装置で
ある。
【0023】伝送復帰指示装置15は、伝送復帰手順1
04(図8参照)を実行して、伝送待機(データ伝送の
待機)中のチャネル3(モジュール構成変更前に旧モジ
ュール4に接続していたチャネル3)に伝送復帰命令を
送信し、データ伝送を再開(復帰)させる装置である。
【0024】チャネル3は、伝送待機装置31と、一時
データ保持装置32と、構成変更装置33と、伝送復帰
装置34とを含んで構成されている。チャネル3は、こ
のような構成により、図2中のチャネル手順200を実
行することで、変更対象外モジュール2と旧モジュール
4または新モジュール5との間のデータ伝送の待機,伝
送データの一時保持,データ伝送先の変更,およびデー
タ伝送の復帰(再開)を行う装置である。
【0025】伝送待機装置31は、伝送待機手順201
(図4参照)を実行して、旧モジュール4へのデータ伝
送の待機を行い、また、伝送データの紛失を防ぐため
に、伝送待機中の旧モジュール4への伝送データの送信
先を一時データ保持装置32に変更する装置である。
【0026】一時データ保持装置32は、伝送待機中に
旧モジュール4宛に送信された伝送データを一時的に保
持し、伝送復帰(データ伝送の再開)の直前に一時保持
中の当該伝送データ(一時データ)を新モジュール5に
送信する装置である。
【0027】構成変更装置33は、構成変更手順202
(図7参照)を実行して、データ伝送先を旧モジュール
4から新モジュール5に変更する装置である。
【0028】伝送復帰装置34は、伝送復帰手順203
(図9参照)を実行して、一時データ保持装置32に一
時的に保持しておいた伝送データを新モジュール5に送
信させ、自己が属するチャネル3にデータ伝送を再開さ
せる装置である。
【0029】図2は、本実施の形態に係るソフトウェア
無線機モジュール構成動的変更方式の処理手順を示す流
れ図である。この処理手順は、構成管理サーバ1側の処
理手順である構成管理サーバ手順100と、チャネル3
側の処理手順であるチャネル手順200とからなる。
【0030】構成管理サーバ手順100は、伝送待機指
示手順101と、モジュール置換手順102と、構成変
更指示手順103と、伝送復帰指示手順104とから構
成され、モジュール構成の変更の際におけるデータ伝送
の待機および復帰(再開)や、モジュールの停止および
起動を制御する処理手順である。
【0031】チャネル手順200は、伝送待機手順20
1と、構成変更手順202と、伝送復帰手順203とか
ら構成され、モジュール間のデータ伝送の待機および復
帰ならびにデータ伝送先の変更を行う処理手順である。
【0032】図3は、図2中の伝送待機指示手順101
の詳細な処理手順を示す流れ図である。伝送待機指示手
順101は、伝送待機指示装置11が、構成管理情報記
録装置12から旧モジュール4と連結するチャネル3の
情報を取得し、当該チャネル3にデータ伝送を待機させ
る命令(伝送待機命令)を送信する手順である。この処
理手順は、チャネル情報取得ステップ301と、伝送待
機命令送信ステップ302と、最後チャネル当否判定ス
テップ303とからなる。
【0033】図4は、伝送待機手順201の詳細な処理
手順を示す流れ図である。伝送待機手順201は、伝送
待機装置31が、伝送待機命令を受信した後に、自己が
属するチャネル3を伝送可能状態から伝送待機状態に変
更し(旧モジュール4へのデータ伝送の待機を行い)、
旧モジュール4への伝送データの送信先を一時データ保
持装置32に変更する手順である。この処理手順は、伝
送待機命令受信ステップ401と、伝送待機実施ステッ
プ402と、一時データ保持ステップ403とからな
る。
【0034】図5は、モジュール置換手順102の詳細
な処理手順を示す流れ図である。モジュール置換手順1
02は、モジュール置換装置13が、旧モジュール4の
停止と、新モジュール5のインストールおよび起動とを
行う手順である。この処理手順は、旧モジュール停止ス
テップ501と、新モジュールインストールステップ5
02と、新モジュール起動ステップ503とからなる。
【0035】図6は、構成変更指示手順103の詳細な
処理手順を示す流れ図である。構成変更指示手順103
は、構成変更指示装置14が、データ伝送先を旧モジュ
ール4から新モジュール5に変更する命令(構成変更命
令)をチャネル3に送信し、また、モジュール構成変更
の結果を構成管理情報(構成管理情報記録装置12内の
情報)に反映させる手順である。この処理手順は、構成
変更命令送信ステップ601と、最後チャネル当否判定
ステップ602と、構成管理情報変更ステップ603と
からなる。
【0036】図7は、構成変更手順202の詳細な処理
手順を示す流れ図である。構成変更手順202は、構成
変更装置33が、構成変更命令を受信した後に、自己が
属するチャネル3のデータ伝送先を旧モジュール4から
新モジュール5に変更する手順である。この処理手順
は、構成変更命令受信ステップ701と、モジュール構
成変更実施ステップ702とからなる。
【0037】図8は、伝送復帰指示手順104の詳細な
処理手順を示す流れ図である。伝送復帰指示手順104
は、伝送復帰指示装置15が、データ伝送を再開(復
帰)させる命令(伝送復帰命令)をチャネル3に送信す
る手順である。この処理手順は、伝送復帰命令送信ステ
ップ801と、最後チャネル当否判定ステップ802と
からなる。
【0038】図9は、伝送復帰手順203の詳細な処理
手順を示す流れ図である。伝送復帰手順203は、伝送
復帰装置34が、伝送復帰命令を受信した後に、自己が
属するチャネル3内の一時データ保持装置32に保持さ
れている伝送データ(一時データ)を新モジュール5に
送信し、その後に当該チャネル3を伝送待機状態から伝
送可能状態に変更する手順である。この処理手順は、伝
送復帰命令受信ステップ901と、一時データ送信実施
ステップ902と、伝送復帰実施ステップ903とから
なる。
【0039】図10は、本実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の具体的な動作を
説明するためのブロック図である。
【0040】図10においては、本実施の形態に係るソ
フトウェア無線機モジュール構成動的変更方式を使用し
てモジュール群の一部を動的に置換する際の、置換前の
モジュール構成(「旧構成」という)と置換後のモジュ
ール構成(「新構成」という)とを示している。
【0041】すなわち、図10には、置換前の旧構成
(構成管理サーバ1,変更対象外モジュール2,チャネ
ル3,および旧モジュール4を含む構成)から、旧モジ
ュール4を新モジュール5に置換した置換後の新構成
(構成管理サーバ1,変更対象外モジュール2,チャネ
ル3,および新モジュール5を含む構成)に変更する例
を示している。
【0042】次に、図1〜図10を参照して、上記のよ
うに構成された本実施の形態に係るソフトウェア無線機
モジュール構成動的変更方式の全体の動作について詳細
に説明する。
【0043】図10に示すようなソフトウェア無線機の
モジュール構成の変更(モジュールの置換)時に、構成
管理サーバ1は図2中の構成管理サーバ手順100を実
行し、チャネル3は図2中のチャネル手順200を実行
する。
【0044】このようなモジュール構成の変更時に、構
成管理サーバ1内の伝送待機指示装置11は、構成管理
サーバ手順100中の伝送待機指示手順101を、以下
のように実行する(図3参照)。
【0045】まず、構成管理情報記録装置12から、旧
モジュール4に連結(接続)するチャネル3の情報(通
信先アドレス等)を取得する(ステップ301)。
【0046】次に、ステップ301で情報を取得したチ
ャネル3に対して、旧モジュール4へのデータ伝送を待
機させるための命令(伝送待機命令)を送信する(ステ
ップ302)。
【0047】ここで、旧モジュール4に連結するチャネ
ル3が複数存在する場合にも対処しうるように、直前の
ステップ302における伝送待機命令の送信先のチャネ
ル3が旧モジュール4に連結する全てのチャネル3の中
の最後のチャネル3に該当する(当該全てのチャネル3
に対してステップ301およびステップ302の処理が
終了している)か否かを判定する(ステップ303)。
【0048】ステップ303で「直前のステップ302
における伝送待機命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ301およびステップ302の処
理を実行する(これによって、当該全てのチャネル3に
対して、ステップ301およびステップ302の処理が
実現される)。
【0049】チャネル3内の伝送待機装置31は、伝送
待機指示手順101のステップ302で送信された伝送
待機命令を受信すると、チャネル手順200中の伝送待
機手順201を、以下のように実行する(図4参照)。
【0050】まず、伝送待機指示装置11から送信され
てきた伝送待機命令を受信し、当該伝送待機命令によっ
て示される「伝送待機を行う旧モジュール4の情報」を
取得する(ステップ401)。
【0051】次に、ステップ401で取得した情報を使
用して、旧モジュール4へのデータ伝送を停止し、伝送
待機を実施する(ステップ402)。
【0052】最後に、伝送待機中に旧モジュール4に伝
送するデータがある場合に、当該伝送データの紛失を防
ぐため、一時データ保持装置32に当該伝送データを送
信し「一時データ」として保持させるようにする(ステ
ップ403)。
【0053】構成管理サーバ1内のモジュール置換装置
13は、旧モジュール4に接続している全てのチャネル
3から「伝送待機処理(伝送待機手順201により実現
される処理)の完了」の旨の通知を受け取ると、構成管
理サーバ手順100中のモジュール置換手順102を、
以下のように実行する(図5参照)。
【0054】まず、旧モジュール4を停止し(ステップ
501)、新モジュール5をインストールする(ステッ
プ502)。
【0055】最後に、新モジュール5を起動する(ステ
ップ503)。
【0056】構成管理サーバ1内の構成変更指示装置1
4は、上記のモジュール置換手順102が終了すると、
構成管理サーバ手順100中の構成変更指示手順103
を、以下のように実行する(図6参照)。
【0057】まず、旧モジュール4を新モジュール5に
置換する命令(構成変更命令)を旧モジュール4に接続
(連結)していたチャネル3に送信する(ステップ60
1)。
【0058】次に、直前のステップ601における構成
変更命令の送信先のチャネル3が旧モジュール4に接続
していた全てのチャネル3の中の最後のチャネル3に該
当する(当該全てのチャネル3に対して構成変更命令の
送信(ステップ601の処理)が終了している)か否か
を判定する(ステップ602)。
【0059】ステップ602で「直前のステップ601
における構成変更命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ601の処理(構成変更命令送信
処理)を実行する。
【0060】一方、ステップ602で「直前のステップ
601における構成変更命令の送信先のチャネル3が当
該全てのチャネル3の中の最後のチャネル3である」と
判定した場合には、構成管理情報記録装置12に対し
て、構成管理情報中の旧モジュール4の情報を新モジュ
ール5の情報に置換するように指示することにより、構
成管理情報に上記のモジュール構成変更結果(旧モジュ
ール4から新モジュール5への置換)を反映させる(ス
テップ603)。
【0061】チャネル3内の構成変更装置33は、構成
変更指示手順103のステップ601で送信された構成
変更命令を受信すると、チャネル手順200中の構成変
更手順202を、以下のように実行する(図7参照)。
【0062】まず、構成変更指示装置14から送信され
てきた構成変更命令を受信し、当該構成変更命令によっ
て示される「置換対象の新モジュール5の情報」を取得
する(ステップ701)。
【0063】次に、ステップ701で取得した情報を使
用して、伝送先モジュールを旧モジュール4から新モジ
ュール5に変更することにより、モジュール構成の変更
を実施する(ステップ702)。
【0064】構成管理サーバ1内の伝送復帰指示装置1
5は、旧モジュール4に接続していた全てのチャネル3
から「構成変更処理(構成変更手順202により実現さ
れる処理)の完了」の旨の通知を受け取ると、構成管理
サーバ手順100中の伝送復帰指示手順104を、以下
のように実行する(図8参照)。
【0065】まず、旧モジュール4に接続していたチャ
ネル3に対して、データ伝送を再開させるための命令
(伝送復帰命令)を送信する(ステップ801)。
【0066】次に、旧モジュール4に接続していたチャ
ネル3が複数存在する場合にも対処しうるように、直前
のステップ801における伝送復帰命令の送信先のチャ
ネル3が旧モジュール4に接続していた全てのチャネル
3の中の最後のチャネル3に該当する(当該全てのチャ
ネル3に対して伝送復帰命令の送信(ステップ801の
処理)が終了している)か否かを判定する(ステップ8
02)。
【0067】ステップ802で「直前のステップ801
における伝送復帰命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ801の処理(伝送復帰命令送信
処理)を実行する(これによって、当該全てのチャネル
3に対して、ステップ801の処理が実現される)。
【0068】チャネル3内の伝送復帰装置34は、伝送
復帰指示手順104のステップ801で送信された伝送
復帰命令を受信すると、チャネル手順200中の伝送復
帰手順203を、以下のように実行する(図9参照)。
【0069】まず、伝送復帰指示装置15から送信され
てきた伝送復帰命令を受信する(ステップ901)。
【0070】次に、一時データ保持装置32に保持して
おいた一時データ(伝送待機中における旧モジュール4
宛の伝送データ)を、新モジュール5に送信する(ステ
ップ902)。
【0071】最後に、自己が属するチャネル3の状態を
伝送待機状態から伝送可能状態に変更し(伝送復帰を実
施し)、旧モジュール4から新モジュール5への置換を
完了させる(ステップ903)。
【0072】(2) 第2の実施の形態
【0073】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
るソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式の構
成を示すブロック図である。
【0074】図11を参照すると、本実施の形態に係る
ソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式は、ソ
フトウェア無線機のモジュール構成を管理する構成管理
サーバ1と、変更対象外モジュール2と、モジュールを
連結(接続)するチャネル3およびチャネル3’(説明
の便宜上、2つのチャネル3を区別するために、一方を
「チャネル3’」と表記する。このチャネル3/チャネ
ル3’の存在によってモジュール間の密な結合を回避す
ることができる)と、故障モジュール6と、代替モジュ
ール7とを含んで構成されている。なお、当該ソフトウ
ェア無線機においては、図11に示すチャネル3および
チャネル3’や各モジュール(変更対象外モジュール
2,故障モジュール6,および代替モジュール7)以外
のチャネル3やモジュールも存在しうる。
【0075】構成管理サーバ1は、伝送待機指示装置1
1と、構成管理情報記録装置12と、構成変更指示装置
14と、伝送復帰指示装置15とを含んで構成されてい
る。構成管理サーバ1は、このような構成により、図1
2中の縮退用構成管理サーバ手順110を実行すること
で、ソフトウェア無線機のモジュール構成を管理する。
本実施の形態では、新たなモジュールのインストールお
よび起動を伴うモジュールの置換が行われないため、図
1中のモジュール置換装置13は存在しなくてもよい。
ただし、モジュール置換装置13が存在するように構成
し、本実施の形態における処理内容である縮退処理の実
行時にはモジュール置換装置13を使用しないようにす
ることも可能である(そのような態様の方が現実的であ
るといえる)。
【0076】ここで、図11中の伝送待機指示装置1
1,構成管理情報記録装置12,構成変更指示装置1
4,および伝送復帰指示装置15は、図1中の伝送待機
指示装置11,構成管理情報記録装置12,構成変更指
示装置14,および伝送復帰指示装置15と同様の装置
である。ただし、先に述べた図1中の各装置の説明にお
ける「旧モジュール4」および「新モジュール5」への
言及は、図11中の各装置に関しては「故障モジュール
6」および「代替モジュール7」への言及と読み替える
ものとする。
【0077】チャネル3は、伝送待機装置31と、一時
データ保持装置32と、構成変更装置33と、伝送復帰
装置34とを含んで構成されている。チャネル3は、こ
のような構成により、図12中のチャネル手順200を
実行することで、変更対象外モジュール2と故障モジュ
ール6または代替モジュール7との間のデータ伝送の待
機,伝送データの一時保持,データ伝送先の変更,およ
びデータ伝送の復帰(再開)を行う装置である。
【0078】ここで、図11中の伝送待機装置31,一
時データ保持装置32,構成変更装置33,および伝送
復帰装置34は、図1中の伝送待機装置31,一時デー
タ保持装置32,構成変更装置33,および伝送復帰装
置34と同様の装置である。ただし、先に述べた図1中
の各装置の説明における「旧モジュール4」および「新
モジュール5」への言及は、図11中の各装置に関して
は「故障モジュール6」および「代替モジュール7」へ
の言及と読み替えるものとする。
【0079】チャネル3’は、チャネル3と同様の構成
からなる装置である。本実施の形態では、チャネル3’
は、データ伝送先の変更を行わないため、常に伝送可能
状態にあり、変更対象外モジュール2と代替モジュール
7との間のデータ伝送を通常通り実行し、モジュール構
成の変更の影響を受けない。
【0080】図12は、本実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の処理手順を示す
流れ図である。この処理手順は、構成管理サーバ1側の
処理手順である縮退用構成管理サーバ手順110と、チ
ャネル3側の処理手順であるチャネル手順200(図2
中のチャネル手順200と同様の処理手順)とからな
る。
【0081】縮退用構成管理サーバ手順110は、伝送
待機指示手順101と、構成変更指示手順103と、伝
送復帰指示手順104とから構成され、モジュール構成
の変更(ここでは、縮退処理)の際におけるデータ伝送
の待機および復帰(再開)や、モジュールの停止を制御
する処理手順である。なお、図12中の伝送待機指示手
順101,構成変更指示手順103,および伝送復帰指
示手順104は、図2中の伝送待機指示手順101,構
成変更指示手順103,および伝送復帰指示手順104
と同様の処理手順である。
【0082】チャネル手順200は、図2中のチャネル
手順200と同様に、伝送待機手順201と、構成変更
手順202と、伝送復帰手順203とから構成され、モ
ジュール間のデータ伝送の待機および復帰ならびにデー
タ伝送先の変更を行う処理手順である。
【0083】なお、図3,図4,および図6〜図9の各
図は、本実施の形態における伝送待機指示手順101,
伝送待機手順201,構成変更指示手順103,構成変
更手順202,伝送復帰指示手順104,および伝送復
帰手順203の各処理手順を示す流れ図でもある。
【0084】図13は、本実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の具体的な動作を
説明するためのブロック図である。
【0085】図13においては、本実施の形態に係るソ
フトウェア無線機モジュール構成動的変更方式を使用し
てモジュール構成を動的に縮退する際の、縮退実行前
(通常運転時)のモジュール構成(「旧構成」という)
と縮退実行後(縮退運転時)のモジュール構成(「新構
成」という)とを示している。
【0086】すなわち、図13には、通常運転時の旧構
成(構成管理サーバ1,変更対象外モジュール2,チャ
ネル3,チャネル3’,故障モジュール6,および代替
モジュール7を含む構成)から、故障モジュール6を切
り離して故障モジュール6への伝送データを代替モジュ
ール7に伝送する縮退運転時の新構成(構成管理サーバ
1,変更対象外モジュール2,チャネル3,チャネル
3’,代替モジュール7,および切り離された故障モジ
ュール6を含む構成)に変更する例を示している。
【0087】このようなモジュール構成の変更の具体例
としては、ソフトウェア無線機の通常動作時において、
負荷分散のために同一のモジュールが複数起動されてお
り、いずれかが故障で停止した場合に、停止したモジュ
ール(本実施の形態における故障モジュール6)を切り
離すという縮退運転が行われる場合を考えることができ
る。
【0088】次に、図11〜図13ならびに図3,図
4,および図6〜図9を参照して、上記のように構成さ
れた本実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール
構成動的変更方式の全体の動作について詳細に説明す
る。
【0089】図13に示すようなソフトウェア無線機の
モジュール構成の変更(モジュール構成の縮退)時に、
構成管理サーバ1は図12中の縮退用構成管理サーバ手
順110を実行し、チャネル3は図12中のチャネル手
順200を実行する。
【0090】このようなモジュール構成の変更時に、構
成管理サーバ1内の伝送待機指示装置11は、縮退用構
成管理サーバ手順110中の伝送待機指示手順101
を、以下のように実行する(図3参照)。
【0091】まず、構成管理情報記録装置12から、故
障モジュール6に連結(接続)するチャネル3の情報
(通信先アドレス等)を取得する(ステップ301)。
【0092】次に、ステップ301で情報を取得したチ
ャネル3に対して、故障モジュール6へのデータ伝送を
待機させるための命令(伝送待機命令)を送信する(ス
テップ302)。
【0093】ここで、故障モジュール6に連結するチャ
ネル3が複数存在する場合にも対処しうるように、直前
のステップ302における伝送待機命令の送信先のチャ
ネル3が故障モジュール6に連結する全てのチャネル3
の中の最後のチャネル3に該当する(当該全てのチャネ
ル3に対してステップ301およびステップ302の処
理が終了している)か否かを判定する(ステップ30
3)。
【0094】ステップ303で「直前のステップ302
における伝送待機命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ301およびステップ302の処
理を実行する(これによって、当該全てのチャネル3に
対して、ステップ301およびステップ302の処理が
実現される)。
【0095】チャネル3内の伝送待機装置31は、伝送
待機指示手順101のステップ302で送信された伝送
待機命令を受信すると、チャネル手順200中の伝送待
機手順201を、以下のように実行する(図4参照)。
【0096】まず、伝送待機指示装置11から送信され
てきた伝送待機命令を受信し、当該伝送待機命令によっ
て示される「伝送待機を行う故障モジュール6の情報」
を取得する(ステップ401)。
【0097】次に、ステップ401で取得した情報を使
用して、故障モジュール6へのデータ伝送を停止し、伝
送待機を実施する(ステップ402)。
【0098】最後に、伝送待機中に故障モジュール6に
伝送するデータがある場合に、当該伝送データの紛失を
防ぐため、一時データ保持装置32に当該伝送データを
送信し「一時データ」として保持させるようにする(ス
テップ403)。
【0099】構成管理サーバ1内の構成変更指示装置1
4は、故障モジュール6に接続している全てのチャネル
3から「伝送待機処理(伝送待機手順201により実現
される処理)の完了」の旨の通知を受け取ると、縮退用
構成管理サーバ手順110中の構成変更指示手順103
を、以下のように実行する(図6参照)。
【0100】まず、故障モジュール6を代替モジュール
7で代替する命令(構成変更命令)を故障モジュール6
に接続(連結)していたチャネル3に送信する(ステッ
プ601)。
【0101】次に、直前のステップ601における構成
変更命令の送信先のチャネル3が故障モジュール6に接
続していた全てのチャネル3の中の最後のチャネル3に
該当する(当該全てのチャネル3に対して構成変更命令
の送信(ステップ601の処理)が終了している)か否
かを判定する(ステップ602)。
【0102】ステップ602で「直前のステップ601
における構成変更命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ601の処理(構成変更命令送信
処理)を実行する。
【0103】一方、ステップ602で「直前のステップ
601における構成変更命令の送信先のチャネル3が当
該全てのチャネル3の中の最後のチャネル3である」と
判定した場合には、構成管理情報記録装置12に対し
て、構成管理情報中の故障モジュール6の情報を代替モ
ジュール7の情報に置換するように指示することによ
り、構成管理情報に上記のモジュール構成変更結果(故
障モジュール6および代替モジュール7から代替モジュ
ール7への縮退)を反映させる(ステップ603)。
【0104】チャネル3内の構成変更装置33は、構成
変更指示手順103のステップ601で送信された構成
変更命令を受信すると、チャネル手順200中の構成変
更手順202を、以下のように実行する(図7参照)。
【0105】まず、構成変更指示装置14から送信され
てきた構成変更命令を受信し、当該構成変更命令によっ
て示される「代替対象の代替モジュール7の情報」を取
得する(ステップ701)。
【0106】次に、ステップ701で取得した情報を使
用して、伝送先モジュールを故障モジュール6から代替
モジュール7に変更することにより、モジュール構成の
変更を実施する(ステップ702)。
【0107】構成管理サーバ1内の伝送復帰指示装置1
5は、故障モジュール6に接続していた全てのチャネル
3から「構成変更処理(構成変更指示手順202により
実現される処理)の完了」の旨の通知を受け取ると、縮
退用構成管理サーバ手順110中の伝送復帰指示手順1
04を、以下のように実行する(図8参照)。
【0108】まず、故障モジュール6に接続していたチ
ャネル3に対して、データ伝送を再開させるための命令
(伝送復帰命令)を送信する(ステップ801)。
【0109】次に、故障モジュール6に接続していたチ
ャネル3が複数存在する場合にも対処しうるように、直
前のステップ801における伝送復帰命令の送信先のチ
ャネル3が故障モジュール6に接続していた全てのチャ
ネル3の中の最後のチャネル3に該当する(当該全ての
チャネル3に対して伝送復帰命令の送信(ステップ80
1の処理)が終了している)か否かを判定する(ステッ
プ802)。
【0110】ステップ802で「直前のステップ801
における伝送復帰命令の送信先のチャネル3が当該全て
のチャネル3の中の最後のチャネル3ではない」と判定
した場合には、未処理のチャネル3の1つに対して、上
記と同様に、ステップ801の処理(伝送復帰命令送信
処理)を実行する。
【0111】チャネル3内の伝送復帰装置34は、伝送
復帰指示手順104のステップ801で送信された伝送
復帰命令を受信すると、チャネル手順200中の伝送復
帰手順203を、以下のように実行する(図9参照)。
【0112】まず、伝送復帰指示装置15から送信され
てきた伝送復帰命令を受信する(ステップ901)。
【0113】次に、一時データ保持装置32に保持して
おいた一時データ(伝送待機中における故障モジュール
6宛の伝送データ)を、代替モジュール7に送信する
(ステップ902)。
【0114】最後に、自己が属するチャネル3の状態を
伝送待機状態から伝送可能状態に変更し(伝送復帰を実
施し)、故障モジュール6の代替モジュール7での代替
(通常運転から縮退運転への切替え)を完了させる(ス
テップ903)。
【0115】(3) 第3の実施の形態
【0116】次に、本発明の第3の実施の形態に係るソ
フトウェア無線機モジュール構成動的変更方法について
説明する。
【0117】本実施の形態に係るソフトウェア無線機モ
ジュール構成動的変更方法は、図1や図10に示すよう
な構成管理サーバ,チャネル,変更対象外モジュール,
旧モジュール,および新モジュールを含むソフトウェア
無線機に適用され、旧モジュールから新モジュールへの
置換を処理内容とするモジュール構成変更が行われる場
合に、以下の各処理ステップによって構成される。
【0118】第1のステップ:構成管理サーバが、構成
管理情報を参照して旧モジュールに接続しているチャネ
ルを認識し、当該チャネルに伝送待機命令を送信する。
【0119】第2のステップ:各旧モジュール接続チャ
ネル(旧モジュールに接続しているチャネル。当該チャ
ネルと旧モジュールとが切り離された後も、このように
呼ぶ)が、前記第1のステップで送信された伝送待機命
令を受信し、当該伝送待機命令に基づいて伝送待機を実
施し、一時データ(伝送待機中における旧モジュール宛
の伝送データ)を保持する。
【0120】第3のステップ:構成管理サーバが、全て
の旧モジュール接続チャネルにおける前記第2のステッ
プの処理の終了後に、旧モジュールを停止し、新モジュ
ールをインストールして起動する。
【0121】第4のステップ:構成管理サーバが、前記
第3のステップの処理の終了後に、各旧モジュール接続
チャネルに構成変更命令を送信し、旧モジュールから新
モジュールへの置換を反映させて構成管理情報を変更す
る。
【0122】第5のステップ:各旧モジュール接続チャ
ネルが、前記第4のステップで送信された構成変更命令
を受信し、当該構成変更命令に基づくモジュール構成変
更(旧モジュールから新モジュールへの置換)を実施す
る。
【0123】第6のステップ:構成管理サーバが、各旧
モジュール接続チャネル(この時点では新モジュールに
接続しているチャネル)に伝送復帰命令を送信する。
【0124】第7のステップ:各旧モジュール接続チャ
ネルが、前記第6のステップで送信された伝送復帰命令
を受信し、当該伝送復帰命令に基づいて、前記第2のス
テップで保持しておいた一時データを新モジュールに送
信した上で、伝送復帰を実施する。
【0125】ここで、先述の図2は、本発明の第3の実
施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成動的
変更方法の処理手順を示す流れ図にも該当する。
【0126】この場合に、上記の第1のステップ〜第7
のステップの各々は、図2中の伝送待機指示手順10
1,伝送待機手順201,モジュール置換手順102,
構成変更指示手順103,構成変更手順202,伝送復
帰指示手順104,および伝送復帰手順203の各々に
該当する。
【0127】また、第1の実施の形態の説明で述べたよ
うに、図2中の伝送待機指示手順101,伝送待機手順
201,モジュール置換手順102,構成変更指示手順
103,構成変更手順202,伝送復帰指示手順10
4,および伝送復帰手順203の各処理手順の詳細は、
図3〜図9の各図に示す内容となる。
【0128】なお、本実施の形態に係るソフトウェア無
線機モジュール構成動的変更方法の動作は、上記の第1
の実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成
動的変更方式の説明で述べた図2〜図9に示す動作(処
理)の内容と同様のものになる。
【0129】(4) 第4の実施の形態
【0130】次に、本発明の第4の実施の形態に係るソ
フトウェア無線機モジュール構成動的変更方法について
説明する。
【0131】本実施の形態に係るソフトウェア無線機モ
ジュール構成動的変更方法は、図11や図13に示すよ
うな構成管理サーバ,チャネル,変更対象外モジュー
ル,故障モジュール,および代替モジュールを含むソフ
トウェア無線機に適用され、故障モジュールを代替モジ
ュールで代替することによるモジュール構成の縮退を処
理内容とするモジュール構成変更が行われる場合に、以
下の各処理ステップによって構成される。
【0132】第1のステップ:構成管理サーバが、構成
管理情報を参照して故障モジュールに接続しているチャ
ネルを認識し、当該チャネルに伝送待機命令を送信す
る。
【0133】第2のステップ:各故障モジュール接続チ
ャネル(故障モジュールに接続しているチャネル。当該
チャネルと故障モジュールとが切り離された後も、この
ように呼ぶ)が、前記第1のステップで送信された伝送
待機命令を受信し、当該伝送待機命令に基づいて、伝送
待機を実施し、一時データ(伝送待機中における故障モ
ジュール宛の伝送データ)を保持する。
【0134】第3のステップ:構成管理サーバが、全て
の故障モジュール接続チャネルにおける前記第2のステ
ップの処理の終了後に、各故障モジュール接続チャネル
に構成変更命令を送信し、故障モジュールの代替モジュ
ールによる代替を反映させて構成管理情報を変更する。
【0135】第4のステップ:各故障モジュール接続チ
ャネルが、前記第3のステップで送信された構成変更命
令を受信し、当該構成変更命令に基づくモジュール構成
変更(故障モジュールの代替モジュールでの代替による
モジュール構成の縮退)を実施する。
【0136】第5のステップ:構成管理サーバが、各故
障モジュール接続チャネル(この時点では代替モジュー
ルに接続しているチャネル)に伝送復帰命令を送信す
る。
【0137】第6のステップ:各故障モジュール接続チ
ャネルが、前記第5のステップで送信された伝送復帰命
令を受信し、当該伝送復帰命令に基づいて、前記第2の
ステップで保持しておいた一時データを代替モジュール
に送信した上で、伝送復帰を実施する。
【0138】ここで、先述の図12は、本発明の第4の
実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成動
的変更方法の処理手順を示す流れ図にも該当する。
【0139】この場合に、上記の第1のステップ〜第6
のステップの各々は、図12中の伝送待機指示手順10
1,伝送待機手順201,構成変更指示手順103,構
成変更手順202,伝送復帰指示手順104,および伝
送復帰手順203の各々に該当する。
【0140】また、第2の実施の形態の説明で述べたよ
うに、図12中の伝送待機指示手順101,伝送待機手
順201,構成変更指示手順103,構成変更手順20
2,伝送復帰指示手順104,および伝送復帰手順20
3の各処理手順の詳細は、図3,図4,および図6〜図
9の各図に示す内容となる。
【0141】なお、本実施の形態に係るソフトウェア無
線機モジュール構成動的変更方法の動作は、上記の第2
の実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成
動的変更方式の説明で述べた図2〜図4および図6〜図
9に示す動作(処理)の内容と同様のものになる。
【0142】(5) 第5の実施の形態
【0143】図14は、本発明の第5の実施の形態に係
るソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式の構
成を示すブロック図である。
【0144】図14を参照すると、本発明の第5の実施
の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成動的変
更方式は、図1に示した第1の実施の形態に係るソフト
ウェア無線機モジュール構成動的変更方式に対して、構
成管理サーバ側プログラム1410およびチャネル側プ
ログラム1420を備える点が異なっている。
【0145】構成管理サーバ側プログラム1410は、
構成管理サーバ1に読み込まれ、当該構成管理サーバ1
の動作を伝送待機指示装置11,構成管理情報記録装置
12,モジュール置換装置13,構成変更指示装置1
4,および伝送復帰指示装置15として制御する。構成
管理サーバ側プログラム1410の制御による構成管理
サーバ1の動作は、第1の実施の形態における構成管理
サーバ1(伝送待機指示装置11,構成管理情報記録装
置12,モジュール置換装置13,構成変更指示装置1
4,および伝送復帰指示装置15)の動作と全く同様に
なるので、その詳しい説明を割愛する。
【0146】チャネル側プログラム1420は、各チャ
ネル3(図14には1つのチャネル3だけを示している
が他にも存在しうる)に読み込まれ、当該各チャネル3
の動作を伝送待機装置31,一時データ保持装置32,
構成変更装置33,および伝送復帰装置34として制御
する。チャネル側プログラム1420の制御によるチャ
ネル3の動作は、第1の実施の形態におけるチャネル3
(伝送待機装置31,一時データ保持装置32,構成変
更装置33,および伝送復帰装置34)の動作と全く同
様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0147】(6) 第6の実施の形態
【0148】図15は、本発明の第6の実施の形態に係
るソフトウェア無線機モジュール構成動的変更方式の構
成を示すブロック図である。
【0149】図15を参照すると、本発明の第6の実施
の形態に係るソフトウェア無線機モジュール構成動的変
更方式は、図11に示した第2の実施の形態に係るソフ
トウェア無線機モジュール構成動的変更方式に対して、
構成管理サーバ側プログラム1510およびチャネル側
プログラム1520を備える点が異なっている。
【0150】構成管理サーバ側プログラム1510は、
構成管理サーバ1に読み込まれ、当該構成管理サーバ1
の動作を伝送待機指示装置11,構成管理情報記録装置
12,構成変更指示装置14,および伝送復帰指示装置
15として制御する。構成管理サーバ側プログラム15
10の制御による構成管理サーバ1の動作は、第2の実
施の形態における構成管理サーバ1(伝送待機指示装置
11,構成管理情報記録装置12,構成変更指示装置1
4,および伝送復帰指示装置15)の動作と全く同様に
なるので、その詳しい説明を割愛する。
【0151】チャネル側プログラム1520は、各チャ
ネル3(チャネル3’も含まれる。図15には1つのチ
ャネル3とチャネル3’とだけを示しているが他にも存
在しうる)に読み込まれ、当該各チャネル3の動作を伝
送待機装置31,一時データ保持装置32,構成変更装
置33,および伝送復帰装置34として制御する。チャ
ネル側プログラム1520の制御によるチャネル3の動
作は、第2の実施の形態におけるチャネル3(伝送待機
装置31,一時データ保持装置32,構成変更装置3
3,および伝送復帰装置34)の動作と全く同様になる
ので、その詳しい説明を割愛する。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
以下に示すような効果が生じる。
【0153】第1に、モジュールを連結するチャネル
(このチャネルの存在によってモジュール間の密な結合
を回避することができる)とモジュール構成を管理する
構成管理サーバとを使用することにより、変更対象外モ
ジュール(ソフトウェア無線機におけるモジュール構成
の変更が行われる際に構成変更の影響を受けないモジュ
ール)を動作させたまま、モジュール構成を変更するこ
とが可能となり、ソフトウェア無線機の機能変更の際
に、変更を行わない機能(その機能を実現するモジュー
ル)を停止することなく、動的に、一部の機能(当該一
部の機能を実現するモジュール)の変更が可能になると
いう効果が生じる。
【0154】例えば、複数の無線周波数帯に対応したソ
フトウェア無線機において、一部の周波数帯を処理する
ためのモジュールを置換する場合に、従来技術では全て
の周波数帯の機能を停止する必要があったが、本発明を
使用することで、他の周波数帯の機能は動作させたま
ま、当該一部の周波数帯用のモジュールを置換すること
が可能になる。
【0155】第2に、上記のように、モジュール構成を
動的に変更できることから、「ソフトウェア無線機の通
常動作時には、負荷分散のために同一のモジュールを複
数起動しておき、いずれかのモジュールが停止した場合
に、停止したモジュールを切り離して運用する」という
ことが可能となるので、ソフトウェア無線機における縮
退運転を効率よく実現することができるという効果が生
じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア
無線機モジュール構成動的変更方式の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すソフトウェア無線機モジュール構成
動的変更方式の処理手順を示す流れ図であり、本発明の
第3の実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュール
構成動的変更方法の処理手順を示す流れ図でもある。
【図3】図2および図12中の伝送待機指示手順の詳細
な処理手順を示す流れ図である。
【図4】図2および図12中の伝送待機手順の詳細な処
理手順を示す流れ図である。
【図5】図2中のモジュール置換手順の詳細な処理手順
を示す流れ図である。
【図6】図2および図12中の構成変更指示手順の詳細
な処理手順を示す流れ図である。
【図7】図2および図12中の構成変更手順の詳細な処
理手順を示す流れ図である。
【図8】図2および図12中の伝送復帰指示手順の詳細
な処理手順を示す流れ図である。
【図9】図2および図12中の伝送復帰手順の詳細な処
理手順を示す流れ図である。
【図10】図1に示すソフトウェア無線機モジュール構
成動的変更方式の具体的な動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図11に示すソフトウェア無線機モジュール
構成動的変更方式の処理手順を示す流れ図であり、本発
明の第4の実施の形態に係るソフトウェア無線機モジュ
ール構成動的変更方法の処理手順を示す流れ図でもあ
る。
【図13】図11に示すソフトウェア無線機モジュール
構成動的変更方式の具体的な動作を説明するためのブロ
ック図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態に係るソフトウェ
ア無線機モジュール構成動的変更方式の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 構成管理サーバ 2 変更対象外モジュール 3,3’ チャネル 4 旧モジュール 5 新モジュール 6 故障モジュール 7 代替モジュール 11 伝送待機指示装置 12 構成管理情報記録装置 13 モジュール置換装置 14 構成変更指示装置 15 伝送復帰指示装置 31 伝送待機装置 32 一時データ保持装置 33 構成変更装置 34 伝送復帰装置 100 構成管理サーバ手順 101 伝送待機指示手順 102 モジュール置換手順 103 構成変更指示手順 104 伝送復帰指示手順 110 縮退用構成管理サーバ手順 200 チャネル手順 201 伝送待機手順 202 構成変更手順 203 伝送復帰手順 1410,1510 構成管理サーバ側プログラム 1420,1520 チャネル側プログラム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュールによって構成されるソ
    フトウェア無線機において、モジュール間の密な結合を
    回避するためにモジュール間に設置されてモジュールを
    連結し、モジュール間のデータ伝送の待機および復帰や
    伝送データの一時保持やデータ伝送先の変更を行うチャ
    ネルと、各モジュールのアドレス情報とモジュール間を
    連結する各前記チャネルのアドレス情報とを含む情報で
    あり当該ソフトウェア無線機におけるモジュール構成を
    管理する情報である構成管理情報を記録・保持し、当該
    構成管理情報を参照して前記チャネルに対して指示する
    ことにより、モジュール構成変更の際に、変更対象外モ
    ジュールを停止することなく、モジュール間のデータ伝
    送の待機および復帰やモジュール構成からのモジュール
    の削除およびモジュール構成へのモジュールの追加やデ
    ータ伝送先の変更を制御し、当該モジュール構成変更の
    結果を構成管理情報に反映させる構成管理サーバとを有
    することを特徴とするソフトウェア無線機モジュール構
    成動的変更方式。
  2. 【請求項2】 変更対象外モジュール,置換実行後にモ
    ジュール構成から削除される旧モジュール,および置換
    実行後にモジュール構成に追加される新モジュールが存
    在し、旧モジュールから新モジュールへの置換を処理内
    容とするモジュール構成変更が行われるソフトウェア無
    線機において、旧モジュールおよび新モジュールを含む
    各モジュールの構成情報,モジュールを連結する各チャ
    ネルの構成情報,各モジュールの通信先アドレス,なら
    びに各チャネルの通信先アドレスを含む構成管理情報を
    記録する構成管理サーバ内の構成管理情報記録装置と、
    構成変更の対象の旧モジュールに連結する各チャネルに
    対して伝送待機命令を送信する構成管理サーバ内の伝送
    待機指示装置と、旧モジュールの停止ならびに新モジュ
    ールのインストールおよび起動を制御する構成管理サー
    バ内のモジュール置換装置と、データ伝送先を旧モジュ
    ールから新モジュールに変更することを指示する命令で
    ある構成変更命令をチャネルに送信し、置換後の内容を
    反映させて構成管理情報を変更するように前記構成管理
    情報記録装置に指示する構成管理サーバ内の構成変更指
    示装置と、伝送待機中のチャネルに伝送復帰命令を送信
    し、データ伝送を再開させる構成管理サーバ内の伝送復
    帰指示装置と、伝送待機中に旧モジュール宛に送信され
    た伝送データを一時的に保持し、伝送復帰の直前に当該
    伝送データを新モジュールに送信するチャネル内の一時
    データ保持装置と、前記伝送待機指示装置から送信され
    てくる伝送待機命令に応じて、旧モジュールへのデータ
    伝送の待機を行い、伝送データの紛失を防ぐために、伝
    送待機中の旧モジュールへの伝送データの送信先を前記
    一時データ保持装置に変更するチャネル内の伝送待機装
    置と、前記構成変更指示装置から送信されてくる構成変
    更命令に応じて、データ伝送先を旧モジュールから新モ
    ジュールに変更するチャネル内の構成変更装置と、前記
    伝送復帰指示装置から送信されてくる伝送復帰命令に応
    じて、前記一時データ保持装置に一時的に保持しておい
    た伝送データを新モジュールに送信させ、自己が属する
    チャネルにデータ伝送を再開させるチャネル内の伝送復
    帰装置とを有することを特徴とするソフトウェア無線機
    モジュール構成動的変更方式。
  3. 【請求項3】 変更対象外モジュール,縮退運転時にモ
    ジュール構成から削除される故障モジュール,および縮
    退運転時に故障モジュールに代替して運用される代替モ
    ジュールが存在し、故障モジュールを代替モジュールで
    代替することによるモジュール構成の縮退を処理内容と
    するモジュール構成変更が行われるソフトウェア無線機
    において、故障モジュールおよび代替モジュールを含む
    各モジュールの構成情報,モジュールを連結する各チャ
    ネルの構成情報,各モジュールの通信先アドレス,なら
    びに各チャネルの通信先アドレスを含む構成管理情報を
    記録する構成管理サーバ内の構成管理情報記録装置と、
    構成変更の対象の故障モジュールに連結する各チャネル
    に対して伝送待機命令を送信する構成管理サーバ内の伝
    送待機指示装置と、データ伝送先を故障モジュールから
    代替モジュールに変更することを指示する命令である構
    成変更命令をチャネルに送信し、縮退後の内容を反映さ
    せて構成管理情報を変更するように前記構成管理情報記
    録装置に指示する構成管理サーバ内の構成変更指示装置
    と、伝送待機中のチャネルに伝送復帰命令を送信し、デ
    ータ伝送を再開させる構成管理サーバ内の伝送復帰指示
    装置と、伝送待機中に故障モジュール宛に送信された伝
    送データを一時的に保持し、伝送復帰の直前に当該伝送
    データを代替モジュールに送信するチャネル内の一時デ
    ータ保持装置と、前記伝送待機指示装置から送信されて
    くる伝送待機命令に応じて、故障モジュールへのデータ
    伝送の待機を行い、伝送データの紛失を防ぐために、伝
    送待機中の故障モジュールへの伝送データの送信先を前
    記一時データ保持装置に変更するチャネル内の伝送待機
    装置と、前記構成変更指示装置から送信されてくる構成
    変更命令に応じて、データ伝送先を故障モジュールから
    代替モジュールに変更するチャネル内の構成変更装置
    と、前記伝送復帰指示装置から送信されてくる伝送復帰
    命令に応じて、前記一時データ保持装置に一時的に保持
    しておいた伝送データを代替モジュールに送信させ、自
    己が属するチャネルにデータ伝送を再開させるチャネル
    内の伝送復帰装置とを有することを特徴とするソフトウ
    ェア無線機モジュール構成動的変更方式。
  4. 【請求項4】 構成管理サーバ,チャネル,変更対象外
    モジュール,旧モジュール,および新モジュールを含む
    ソフトウェア無線機に適用され、旧モジュールから新モ
    ジュールへの置換を処理内容とするモジュール構成変更
    が行われる場合において、構成管理サーバが構成管理情
    報を参照して旧モジュールに接続しているチャネルを認
    識し当該チャネルに伝送待機命令を送信する第1のステ
    ップと、各旧モジュール接続チャネルが前記第1のステ
    ップで送信された伝送待機命令を受信し当該伝送待機命
    令に基づいて伝送待機を実施し一時データを保持する第
    2のステップと、構成管理サーバが全ての旧モジュール
    接続チャネルにおける前記第2のステップの処理の終了
    後に旧モジュールを停止し新モジュールをインストール
    して起動する第3のステップと、構成管理サーバが前記
    第3のステップの処理の終了後に各旧モジュール接続チ
    ャネルに構成変更命令を送信し旧モジュールから新モジ
    ュールへの置換を反映させて構成管理情報を変更する第
    4のステップと、各旧モジュール接続チャネルが前記第
    4のステップで送信された構成変更命令を受信し当該構
    成変更命令に基づくモジュール構成変更を実施する第5
    のステップと、構成管理サーバが各旧モジュール接続チ
    ャネルに伝送復帰命令を送信する第6のステップと、各
    旧モジュール接続チャネルが前記第6のステップで送信
    された伝送復帰命令を受信し当該伝送復帰命令に基づい
    て前記第2のステップで保持しておいた一時データを新
    モジュールに送信した上で伝送復帰を実施する第7のス
    テップとを有することを特徴とするソフトウェア無線機
    モジュール構成動的変更方法。
  5. 【請求項5】 構成管理サーバ,チャネル,変更対象外
    モジュール,故障モジュール,および代替モジュールを
    含むソフトウェア無線機に適用され、故障モジュールを
    代替モジュールで代替することによるモジュール構成の
    縮退を処理内容とするモジュール構成変更が行われる場
    合において、構成管理サーバが構成管理情報を参照して
    故障モジュールに接続しているチャネルを認識し当該チ
    ャネルに伝送待機命令を送信する第1のステップと、各
    故障モジュール接続チャネルが前記第1のステップで送
    信された伝送待機命令を受信し当該伝送待機命令に基づ
    いて伝送待機を実施し一時データを保持する第2のステ
    ップと、構成管理サーバが全ての故障モジュール接続チ
    ャネルにおける前記第2のステップの処理の終了後に各
    故障モジュール接続チャネルに構成変更命令を送信し故
    障モジュールの代替モジュールによる代替を反映させて
    構成管理情報を変更する第3のステップと、各故障モジ
    ュール接続チャネルが前記第3のステップで送信された
    構成変更命令を受信し当該構成変更命令に基づくモジュ
    ール構成変更を実施する第4のステップと、構成管理サ
    ーバが各故障モジュール接続チャネルに伝送復帰命令を
    送信する第5のステップと、各故障モジュール接続チャ
    ネルが前記第5のステップで送信された伝送復帰命令を
    受信し当該伝送復帰命令に基づいて前記第2のステップ
    で保持しておいた一時データを代替モジュールに送信し
    た上で伝送復帰を実施する第6のステップとを有するこ
    とを特徴とするソフトウェア無線機モジュール構成動的
    変更方法。
  6. 【請求項6】 変更対象外モジュール,置換実行後にモ
    ジュール構成から削除される旧モジュール,および置換
    実行後にモジュール構成に追加される新モジュールが存
    在し、旧モジュールから新モジュールへの置換を処理内
    容とするモジュール構成変更が行われるソフトウェア無
    線機において、構成管理サーバを、旧モジュールおよび
    新モジュールを含む各モジュールの構成情報,モジュー
    ルを連結する各チャネルの構成情報,各モジュールの通
    信先アドレス,ならびに各チャネルの通信先アドレスを
    含む構成管理情報を記録する構成管理情報記録装置,構
    成変更の対象の旧モジュールに連結する各チャネルに対
    して伝送待機命令を送信する伝送待機指示装置,旧モジ
    ュールの停止ならびに新モジュールのインストールおよ
    び起動を制御するモジュール置換装置,データ伝送先を
    旧モジュールから新モジュールに変更することを指示す
    る命令である構成変更命令をチャネルに送信し、置換後
    の内容を反映させて構成管理情報を変更するように前記
    構成管理情報記録装置に指示する構成変更指示装置,な
    らびに伝送待機中のチャネルに伝送復帰命令を送信し、
    データ伝送を再開させる伝送復帰指示装置として機能さ
    せるための構成管理サーバ側プログラムと、各チャネル
    を、伝送待機中に旧モジュール宛に送信された伝送デー
    タを一時的に保持し、伝送復帰の直前に当該伝送データ
    を新モジュールに送信する一時データ保持装置,前記伝
    送待機指示装置から送信されてくる伝送待機命令に応じ
    て、旧モジュールへのデータ伝送の待機を行い、伝送デ
    ータの紛失を防ぐために、伝送待機中の旧モジュールへ
    の伝送データの送信先を前記一時データ保持装置に変更
    する伝送待機装置,前記構成変更指示装置から送信され
    てくる構成変更命令に応じて、データ伝送先を旧モジュ
    ールから新モジュールに変更する構成変更装置,および
    前記伝送復帰指示装置から送信されてくる伝送復帰命令
    に応じて、前記一時データ保持装置に一時的に保持して
    おいた伝送データを新モジュールに送信させ、自己が属
    するチャネルにデータ伝送を再開させる伝送復帰装置と
    して機能させるためのチャネル側プログラムとを有する
    ことを特徴とするソフトウェア無線機モジュール構成動
    的変更方式。
  7. 【請求項7】 変更対象外モジュール,縮退運転時にモ
    ジュール構成から削除される故障モジュール,および縮
    退運転時に故障モジュールに代替して運用される代替モ
    ジュールが存在し、故障モジュールを代替モジュールで
    代替することによるモジュール構成の縮退を処理内容と
    するモジュール構成変更が行われるソフトウェア無線機
    において、構成管理サーバを、故障モジュールおよび代
    替モジュールを含む各モジュールの構成情報,モジュー
    ルを連結する各チャネルの構成情報,各モジュールの通
    信先アドレス,ならびに各チャネルの通信先アドレスを
    含む構成管理情報を記録する構成管理情報記録装置,構
    成変更の対象の故障モジュールに連結する各チャネルに
    対して伝送待機命令を送信する伝送待機指示装置,デー
    タ伝送先を故障モジュールから代替モジュールに変更す
    ることを指示する命令である構成変更命令をチャネルに
    送信し、縮退後の内容を反映させて構成管理情報を変更
    するように前記構成管理情報記録装置に指示する構成変
    更指示装置,ならびに伝送待機中のチャネルに伝送復帰
    命令を送信し、データ伝送を再開させる伝送復帰指示装
    置として機能させるための構成管理サーバ側プログラム
    と、各チャネルを、伝送待機中に故障モジュール宛に送
    信された伝送データを一時的に保持し、伝送復帰の直前
    に当該伝送データを代替モジュールに送信する一時デー
    タ保持装置,前記伝送待機指示装置から送信されてくる
    伝送待機命令に応じて、故障モジュールへのデータ伝送
    の待機を行い、伝送データの紛失を防ぐために、伝送待
    機中の故障モジュールへの伝送データの送信先を前記一
    時データ保持装置に変更する伝送待機装置,前記構成変
    更指示装置から送信されてくる構成変更命令に応じて、
    データ伝送先を故障モジュールから代替モジュールに変
    更する構成変更装置,および前記伝送復帰指示装置から
    送信されてくる伝送復帰命令に応じて、前記一時データ
    保持装置に一時的に保持しておいた伝送データを代替モ
    ジュールに送信させ、自己が属するチャネルにデータ伝
    送を再開させる伝送復帰装置として機能させるためのチ
    ャネル側プログラムとを有することを特徴とするソフト
    ウェア無線機モジュール構成動的変更方式。
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US8495565B2 (en) 2009-01-09 2013-07-23 Nec Corporation Service providing apparatus, service providing system, service providing method, and storage medium
JP2015115013A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 富士通株式会社 分散配備装置、分散配備方法及び分散配備プログラム

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