JP2003330756A - 監視制御ソフトウェアの構成管理方法 - Google Patents

監視制御ソフトウェアの構成管理方法

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JP2003330756A
JP2003330756A JP2002138410A JP2002138410A JP2003330756A JP 2003330756 A JP2003330756 A JP 2003330756A JP 2002138410 A JP2002138410 A JP 2002138410A JP 2002138410 A JP2002138410 A JP 2002138410A JP 2003330756 A JP2003330756 A JP 2003330756A
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data processing
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JP2002138410A
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Tsutomu Yoshikawa
勉 吉川
Shinichiro Kayano
眞一郎 茅野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造設備の組み合わせを変更する場合でも、
既存のソフトウエアを修正することなく、新規作成のソ
フトウエアと組み合わせて、監視制御ソフトウエアを再
構成することで、監視制御システムの保守に要する時間
と費用を削減する監視制御ソフトウエアの構成管理方法
を提供する。 【解決手段】 装置と通信してデータを取得したり処理
を呼び出したりする装置アクセスモジュールと、装置が
保有するデータとメソッドからなる装置オブジェクト
と、装置オブジェクトを使用してデータの収集と制御を
行うデータ処理モジュールと、装置オブジェクトの識別
子を保持する識別子辞書とを備え、装置アクセスモジュ
ールが、装置のデータとメソッドをオブジェクト化した
装置オブジェクトを生成し、データ処理モジュールが識
別子辞書を検索し、データとメソッドの呼び出しを行う
ように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場の製造設備
及びその他の産業用設備における監視制御装置上で動作
する監視制御ソフトウェアの構成管理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の工場の製造設備に関する監視制御
システムとして、例えば特開平8−215992号公報
に記載されるように、加工機の情報を収集する技術があ
る。これは、現場の複数の製造設備から通信手段によっ
て稼働状況や作業データを収集し、集計する一般的な監
視制御システムである。このような一般的な監視制御シ
ステムは、製造設備を変更した場合に、監視制御装置上
で動作する監視制御ソフトウェアの変更作業を行う必要
があった。図13は特開平8−215992号公報に記
載された加工機の情報を収集するシステムである。デー
タ収集用コンピュータ16は、中継器14を介して、工
作機械10xと接続された設定器12xと通信し、工作
機械のデータや稼働状況を収集する。このとき、データ
収集用コンピュータ上のソフトウェアは決められた設定
器のデータを収集するだけで、想定しない装置を接続す
るときは、ソフトウェアを修正する必要があった。監視
制御ソフトウェアの変更作業を迅速に行うためには、監
視制御システムにソフトウェアの構成管理機能を組み込
む必要がある。例えば、特開2001−51716号公
報に記載されるように、監視制御システムの機能をモジ
ュールに分割し、管理する方法がある。図14は特開2
001−51716号公報に記載される監視制御システ
ムの構成図である。サーバステーション装置と、監視制
御対象装置(MCO)と、機能モジュール(RCS)を
ネットワークで接続し、機能モジュールがダウンするな
どで実行不可能になったときに、他の機能モジュールに
処理を代行させたり、機能モジュールにユーザプログラ
ムをダウンロードして実行させたりすることができる。
しかし、特開2001−51716号公報に記載される
監視制御システムは、中央のサーバーステーション装置
と機能モジュール装置をネットワーク接続する大規模な
もので、工場で使用される制御盤に内蔵するような中小
規模の監視制御システムに適用するのは困難であった。
また、機能モジュールにユーザプログラムをダウンロー
ドできるものの、機能モジュール間のユーザプログラム
間のインターフェースが固定しているため、監視制御対
象として新しいタイプの装置が接続されたときには、全
ての機能モジュールのインターフェースを同時に再設計
する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多品種少量生産を行う
工場の製造設備は、オーダーに合わせて頻繁に使用する
装置及び組み合わせを変更する。また、工場に限らず多
くの産業用設備は、装置の調整、装置の追加、装置の廃
棄、装置の更新、故障による装置の交換、が頻繁に行わ
れる。このような設備の変更に対して、従来の監視制御
システムでは、設備が更新される度に監視制御ソフトウ
ェアの設定変更を行わなければならなかった。同じ装置
の追加や装置の交換は単純な設定変更で対応できるが、
装置が新しい製品系列に変更される場合は、装置自体の
インターフェースも変更されることがあり、このインタ
ーフェースに対応して監視制御ソフトウェアを修正する
必要があり、監視制御システムのメンテナンスに時間と
費用がかかるという問題があった。特開2001−51
716号公報に記載される監視制御システムのように、
機能モジュールに分割しても、機能モジュール間のイン
ターフェースが固定されている場合は、新しい装置が特
別な機能を持っていても、監視制御システムのサーバス
テーションに登録された全てのソフトウェアを変更しな
ければ、新しい機能を使用できないという問題があっ
た。この発明は、上記のような問題点を解決するために
なされたものであり、監視制御対象である製造設備のイ
ンターフェースが変更された場合でも、既存ソフトウェ
アを変更することなく実行でき、また、新しいソフトウ
ェアを追加して、既存ソフトウェアと同時に実行でき、
監視制御ソフトウェアの設定変更を容易に行うことを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
よる監視制御ソフトウェアの管理方法は、装置アクセス
モジュール及びデータ処理モジュールに関するソフトウ
エア構成情報をソフトウエア構成管理部に読み込むステ
ップと、ソフトウエア構成情報に基づいて装置アクセス
モジュールをロード及び初期化するステップと、装置ア
クセスモジュールにより監視制御対象に対応するデータ
及びメソッドを持つ装置オブジェクトを生成するステッ
プと、生成した装置オブジェクトを装置オブジェクト管
理部に登録するステップと、ソフトウエア構成管理部に
より、データ処理モジュールをロード及び初期化するス
テップと、データ処理モジュールにより、使用する装置
オブジェクトを作成し、装置オブジェクト管理部に適合
する装置オブジェクトの検索を要求するステップと、装
置オブジェクト管理部において、装置オブジェクトに関
する識別子の情報を有する識別子辞書を検索し、適合す
る装置オブジェクトを取得するステップと、データ処理
モジュールにより、取得した装置オブジェクトに基づ
き、データ取得、データ設定、及びメソッドの呼び出し
を行うステップとを備えている。
【0005】この発明の第2の構成による監視制御ソフ
トウェアの管理方法は、前記第1の構成において、前記
装置アクセスモジュールが、監視制御対象から装置オブ
ジェクトのデータとメソッドの情報を取得する機能、を
備え、前記装置アクセスモジュールが、装置オブジェク
トを装置オブジェクト管理部に登録するときに、登録す
る装置オブジェクトのデータメソッドの情報を監視制御
対象から取得し、この情報に従って装置オブジェクトを
生成し、前記装置オブジェクト管理部に登録するように
構成している。
【0006】この発明の第3の構成による監視制御ソフ
トウェアの管理方法は、前記第1の構成において、前記
装置アクセスモジュールが、監視制御対象のシミュレー
ション機能を備え、装置アクセスモジュールが、監視制
御対象にアクセスすることなく、監視制御対象のシミュ
レーション機能を用いて、擬似的なデータ取得、データ
設定、及びメソッドの呼び出しを行うように構成してい
る。
【0007】この発明の第4の構成による監視制御ソフ
トウェアの管理方法は、前記第1の構成において、前記
オブジェクト管理部が、他の監視制御装置と通信する機
能を備え、オブジェクト管理部が、データ処理モジュー
ルが使用する装置オブジェクト、データ、及びメソッド
を、検索するときに、一致する装置オブジェクトが自ら
の監視制御装置に存在しないときに、他の監視制御装置
と通信する機能を用いて、他の監視制御サーバの装置オ
ブジェクトを使用するように構成している。
【0008】この発明の第5の構成による監視制御ソフ
トウェアの管理方法は、前記第1の構成において、監視
制御装置の外部に、ソフトウェア構成情報、装置アクセ
スモジュール、及びデータ処理モジュールを保管するサ
ーバと、前記サーバにアクセスして、保管されたソフト
ウェア構成情報、装置アクセスモジュール、及びデータ
処理モジュールの日付、及びバージョンをチェックする
機能を持つ、ソフトウェア構成管理部とを備え、ソフト
ウェア構成管理部が、サーバに保管されたソフトウェア
構成情報、装置アクセスモジュール、及びデータ処理モ
ジュールの日付、及びバージョンをチェックし、更新さ
れたときに、ソフトウェア構成情報、装置アクセスモジ
ュール、及びデータ処理モジュールをサーバからダウン
ロードするように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1による監視制御装置のソフトウェア構成
管理の仕組みを説明するためブロック的に示す構成図で
ある。図1において、1は監視制御装置、2はソフトウ
ェア構成情報、3はソフトウェア構成管理部、4は装置
オブジェクト管理部、5は装置オブジェクト、6は1つ
以上の装置アクセスモジュール、7は1つ以上のデータ
処理モジュール、8はこの発明の特徴の一つである識別
子辞書であり具体的なフオーマットは図4にて説明す
る。9はデータ・メソッド管理テーブル、10は使用デ
ータ・メソッドリスト、11は1つ以上の製造装置、1
2はネットワーク、13はアプリケーションプログラム
である。
【0010】監視制御装置1は、監視制御ソフトウェア
を実行するハードウェアである。ソフトウェア構成情報
2は、監視制御ソフトウェアの構成を定義したデータで
ある。ソフトウェア構成情報2には、監視制御装置の個
体を識別するノード名称と、この監視制御装置で起動す
る装置アクセスモジュールの数及び起動パラメータと、
この制御監視装置で起動するデータ処理モジュールの数
及び起動パラメータとが記述されている。このデータは
XML(eXtensible MarkupLang
uage)形式で記述されている。ソフトウェア構成管
理部3は、ソフトウェア構成情報2を読み込み、監視制
御ソフトウェアを初期化する。監視制御ソフトウェア
は、1つ以上の装置アクセスモジュール6と、1つ以上
のデータ処理モジュール7から構成される。装置アクセ
スモジュール6は、現場の製造装置11と通信し、製造
装置11の稼働状況の取得、製造装置11の内部データ
の取得、製造装置11の操作の呼び出しなどを行う。こ
の通信は、デジタル信号による通信、アナログ信号によ
る通信、ETHERNET(登録商標)による通信、RS
232Cによるシリアル通信、及びその他の媒体による
通信、などで行う。装置アクセスモジュール6は、接続
された製造装置11に対応した装置オブジェクト5を生
成し、装置オブジェクト管理部4に登録する。
【0011】ここで、装置オブジェクト5は監視制御ソ
フトウェアを記述するプログラミング言語が参照できる
オブジェクトインスタンスである。プログラミング言語
としてはC、C++、Java(登録商標)、及びその他
の言語がある。装置オブジェクト管理部4は、アクセス
モジュール6が登録した装置オブジェクト5を1つ以上
保持する。データ処理モジュール7は、自分自身が使用
するデータ及びメソッドを記述した使用データ・メソッ
ドリスト10を持っている。データ処理モジュール7
は、使用データ・メソッドリスト10を装置オブジェク
ト管理部4に渡し、該当する装置オブジェクト5を検索
する。装置オブジェクト管理部4は識別子辞書8を用い
て、登録された装置オブジェクト5の識別子とデータ処
理モジュール7から渡された使用データ・メソッドリス
ト10の識別子を比較し、合致した装置オブジェクトを
返す。該当する装置オブジェクト5が見つかると、デー
タ処理モジュール7は、見つかった装置オブジェクト5
を使用してデータの処理を行う。ここで、データ処理モ
ジュール7が行うデータ処理は、データの周期的な収
集、データの統計処理、データの保存、データの上下限
値のチェックによるアラームの出力、データの変化のチ
ェックによるアラームの出力、などである。また、デー
タ処理モジュール7は、上位にあるアプリケーションプ
ログラム13とネットワーク12を通してデータを送受
信する。ここで、データ処理モジュール7は、取得した
データを各種プロトコルに変換して送信する。また、各
種プロトコルで受信したデータを装置オブジェクト5の
形式に変換して装置オブジェクト5に設定する。また、
各種プロトコルで操作を受信した場合は、装置オブジェ
クト5のメソッド呼び出しを行う。
【0012】製造装置と通信を行うプログラムと、デー
タを処理するプログラムを分離することで、製造装置毎
に異なるプログラムを装置アクセスモジュールとしてモ
ジュール化でき、また、データを処理するプログラムを
機能毎にデータ処理モジュールとしてモジュール化でき
るため、プログラムの開発が容易である。また、モジュ
ール化により、プログラムの巨大化を抑制でき、開発時
のデバッグとテストが容易になる。また、モジュール化
により、複数の開発者が独立して開発可能であり、開発
期間の短縮が可能になる。また、モジュール化により、
複数のベンダがモジュールを供給することも可能にな
る。
【0013】データとメソッドの管理テーブルを持つ装
置オブジェクトを用いて、これらのモジュールを接続す
ることで、製造装置毎に異なるデータとメソッドを識別
子という汎用的な項目として認識できるため、プログラ
ムにコーディングされたインターフェースに比べて柔軟
に構成変更できる。このオブジェクト化により、既存オ
ブジェクトと新規オブジェクトのデータ数、メソッド数
が変更された場合でも、実行前にデータとメソッドを検
索するので、変更の影響を受けずに動作させることがで
きる。つまり、従来のプログラムを変更せずに新しいプ
ログラムと混在して使用できる。このオブジェクト化に
より、異なる製造装置であっても識別子の形態を同一に
することでデータ処理モジュールを変更する必要がな
い。
【0014】識別子辞書を用いて装置オブジェクトを検
索することで、古いデータ及びメソッドの名称と新しい
データ及びメソッドの名称が混在する場合に、これらの
データ及びメソッドが同一のもの、もしくは同一の機能
と意味を持つものであることを指示できる。この識別子
辞書の使用により、異なる名前を同一の識別子として処
理できるため、古いインターフェースのプログラムを修
正することなく、新しいインターフェースのプログラム
と同時に実行できる。これにより、プログラム改修の費
用を削減できる。この識別子辞書の使用により、モジュ
ールを提供するベンダ毎に使用している用語が異なる場
合でも、プログラムを変更することなく、実行すること
ができる。
【0015】図2は、この発明の実施の形態1による監
視制御装置の外部インターフェースを説明するための構
成図である。図2において、11は製造装置、13はア
プリケーションプログラム、14は監視制御装置設定ツ
ール、15は監視制御ソフトウェアソフトウェア構成情
報ファイルである。監視制御装置設定ツール14は、監
視制御装置1が使用するソフトウェア構成情報2を作
成、編集し、監視制御装置1にダウンロードする。監視
制御装置1は、アプリケーションプログラム13とデー
タを送受信する。ここで、アプリケーションプログラム
13には、ユーザが作成したプログラム、データサー
バ、WWWブラウザなどが含まれる。
【0016】図3は、このこの発明の実施の形態1によ
る監視制御装置の起動時の動作を説明するためのフロー
図である。監視制御装置1を起動すると、OSがブート
し、ハードウェアを初期化した後、ソフトウェア構成管
理部3を起動する。ソフトウェア構成管理部3は、監視
制御装置1のストレージにあるソフトウェア構成情報2
を読み込む(S101)。次に、ソフトウェア構成管理
部3は、ソフトウェア構成情報2の内容に従って、装置
アクセスモジュール6をロードして、起動パラメータを
渡して初期化する(S102)。次に、装置アクセスモ
ジュール6は、渡された起動パラメータに従って、装置
オブジェクト5を生成する(S103)。この装置オブ
ジェクトは装置オブジェクト管理部4に登録される。次
に、ソフトウェア構成管理部3は、ソフトウェア構成情
報2の内容に従って、データ処理モジュール7をロード
して、起動パラメータを渡して初期化する(S10
4)。次に、データ処理モジュール7は、起動パラメー
タに従って、使用データ・メソッドリスト10を作成
し、装置オブジェクト管理部4に適合する装置オブジェ
クト5の検索を依頼する。ここで、使用データ・メソッ
ドリスト10の作成はプログラムでコーディングしても
良い。装置オブジェクト管理部4は、渡された使用デー
タ・メソッドリスト10と識別子辞書8を用いて、適合
する装置オブジェクト5のデータ、もしくはメソッドを
検索する(S105)。もし、適合する装置オブジェク
ト5がなければ、装置オブジェクト管理部4はエラーを
表示、またはアラームを出力する(S107)。もし、
適合する装置オブジェクト5が存在するならば、データ
処理モジュール7は、適合する装置オブジェクト5のデ
ータ及びメソッドのアクセス番号を取得する(S10
8)。次に、データ処理モジュール7は、取得したデー
タ及びメソッドのアクセス番号を使用して、データを取
得、設定したり、メソッドを呼び出したりする。以降
は、データ処理モジュール7が、取得したデータ及びメ
ソッドのアクセス番号を使用して、データを取得、設定
したり、メソッドを呼び出したりすることで、監視制御
システムが定常的な動作を行う。装置オブジェクトが扱
う基本データ型には、1バイト整数のCHAR、1バイ
ト符号なし整数のUCHAR、2バイト整数のSHOR
T、2バイト符号なし整数のUSHORT、4バイト整
数のINT、4バイト符号なし整数のUINT、8バイ
ト整数のLONG、8バイト符号なし整数のULON
G、4バイト浮動小数点のFLOAT、8バイト浮動小
数点のDOUBLE、がある。また、これらを複合した
複合データ型と、複数個の並びである配列型がある。そ
れぞれ、C言語における構造と配列に相当する。装置オ
ブジェクトのメソッドの呼び出しは、1つ以上の入力デ
ータを渡して、1つ以上の出力データを受け取る。入力
データと出力データは前記データ型に従う。
【0017】図4は、この発明の実施の形態1による識
別子辞書8のフオーマット16(項目と内容)を説明する
ための構成図である。識別子辞書のフオーマット16
は、複数のレコードで構成される。各レコードは、項目
を持ち、それぞれに値が保持される。識別子辞書の識別
子は、フオーマット16に示すように識別名、別名、短
縮名、タイプ、データ型、アクセスモード、入力デー
タ、出力データ、単位、利用条件、意味により構成され
ており、これらの各識別子の内容は図4に説明している
通りであ。なお、ソフトウェア構成情報2の形式として
XMLの使用を示したが、単純なバイナリファイル形
式、単純なテキストファイル形式、CSV(Commm
aSeparete Value)形式などを使用して
もよい。また、上記実施の形態1では、被監視制御対象
として工場における製造装置について説明したが、工場
の電源管理設備や、ビルの電源管理設備や、建物の照明
管理設備などの、産業用機器であってもよく、上記実施
の形態1と同様の効果がある。
【0018】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2に関し、製造装置11から装置オブジェクト5の
データとメソッドのリストを取得する方法を説明するた
めのブロック的な構成図である。図5において、図1と
同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当する
ものである。図5において、17は製造装置が保持する
データとメソッドのリストである。製造装置が保持する
データとメソッドのリスト17は、製造装置との通信に
より取得することができる。このデータとメソッドのリ
スト17はXML形式で記述されている。また、このリ
ストは、ソフトウェア構成情報同様に、単純なバイナリ
形式、単純なテキスト形式、CSV、などでもよい。製
造装置からデータ・メソッドリスト17を取得すること
で、製造装置の個体毎に異なる設定を反映することがで
きる。また、客先向けにカスタマイズされた製造装置の
情報を製造装置と一緒に管理することで、設定ミスを防
ぐことができる。また、製造装置を交換した場合に、一
部の仕様が変更されていても、初期化時に設定を反映す
ることが可能で、作業者による設定ミスを防ぐことがで
きる。
【0019】図6は、この発明の実施の形態2による監
視制御装置の起動時の動作を説明するためのフロー図で
ある。図3で説明した監視制御装置1の初期化動作にお
いて、製造装置からデータ・メソッドリストを取得する
機能を備えた装置アクセスモジュール6のロードと初期
化が行われる(S201)。次に、初期化パラメータに
製造装置から取得するモードを判定する(S202)。
もし、製造装置から取得するモードでない場合は、通常
の初期化シーケンスを実行する(S203)。もし、製
造装置から取得するモードの場合は、接続された製造装
置にアクセスし、データ・メソッドリストを取得する
(S204)。次に、取得したリストを解析し、装置オ
ブジェクトのデータ・メソッドリストを作成する。この
データ・メソッドリストに基づいて装置オブジェクト5
を生成する(S205)。以降は、通常の初期化シーケ
ンスを実行する(S206)。
【0020】実施の形態3.図7は、この発明を実施す
るための実施の形態3による、製造装置11の代わりに
製造装置のシミュレータ19を使用する方法、を説明す
るための図である。図7において、図1及び図5と同一
の符号を付したものは、同一またはこれに相当するもの
である。図7において、18は装置アクセスモジュール
の処理を製造装置に対して行うか、製造装置のシミュレ
ータに対して行うかを選択する切り替え機能、19は製
造装置のシミュレータである。装置アクセスモジュール
6は、シミュレーション切り替え機能18と、製造装置
のシミュレータ19とを備える。製造装置のシミュレー
タ19は製造装置への通信によって得られるデータ及び
操作と同等の動作を行うものである。切り替え機能18
は、初期化パラメータによって、装置アクセスモジュー
ル6の初期化時に、処理を装置アクセスモジュールの処
理を製造装置に対して行うか、製造装置のシミュレータ
に対して行うかを切り替える。装置アクセスモジュール
6がシミュレータを持つことで、現場に製造装置がない
場合でも監視制御ソフトウェア、及び上位アプリケーシ
ョンのデバッグとテストが可能になり、監視制御システ
ムの開発、改修期間を短縮できる。また、監視制御シス
テムのデバッグ中に製造装置を実際に動作させると物理
的な危険が伴う場合は、シミュレータの使用により安全
に作業できる。装置アクセスモジュール6が切り替え機
能18を持つことで、モジュールの入れ替えを行うこと
なく、初期化パラメータの変更のみで、現場の製造装置
の使用と製造装置のシミュレータの使用を切り替えるこ
とができる。これにより、テストを繰り返す場合に、設
定変更箇所が1カ所だけでよく、効率よくテスト作業を
行うことができる。
【0021】図8は、この発明の実施の形態3による監
視制御装置の起動時の動作を説明するためのフロー図で
ある。図3で説明した監視制御装置1の初期化動作にお
いて、製造装置のシミュレータを備えた装置アクセスモ
ジュール6のロードと初期化が行われる(S301)。
次に、初期化パラメータがシミュレータを使用するか否
かを判断する(S302)。もし、シミュレータを使用
しないのであれば、以降は通常の装置アクセスモジュー
ルの初期化シーケンスになる(S303)。もし、シミ
ュレータを使用する場合は、シミュレータを起動し、初
期化パラメータに従って初期化する(S204)。次
に、装置オブジェクトからのアクセスをシミュレータで
行うように切り替え器18の設定をシミュレータに変更
する(S205)。以降は、通常と同じ動作を行う。
【0022】実施の形態4.図9は、この発明の実施の
形態4による、他ノードのデータ・メソッドを使用する
方法を説明するためのブロック的な構成図である。図9
において、図1と同一の符号を付したものは、同一また
はこれに相当するものである。図9において、5aは他
の代理装置オブジェクト、1bは他の監視制御装置、2
bは他の監視制御装置のソフトウェア構成情報、3bは
他の監視制御装置のソフトウェア構成管理部、4bは他
の監視制御装置の装置オブジェクト管理部、5bは他の
監視制御装置の装置オブジェクト、6bは他の監視制御
装置の装置アクセスモジュール、9bは他の監視制御装
置のデータ・メソッド管理テーブル、20は他の監視制
御装置と通信するためのネットワークである。他の監視
制御装置1bは、ネットワーク12を介して接続されて
いる。ネットワーク12はETHERNET(登録商
標)、シリアル通信、光通信などを用いた通信手段であ
る。他の監視制御装置1bとの通信機能を持つ装置オブ
ジェクト管理部4aは、データ処理モジュール7からデ
ータ及びメソッドの検索を依頼されたときに、自ノード
から見つからなければ、ソフトウェア構成情報2に記述
された他の監視制御装置1bの装置オブジェクト管理部
4bと通信する。装置オブジェクト管理部4bが該当す
る装置オブジェクト5bを見つけると、自ノードの装置
オブジェクト管理部4は、代理装置オブジェクト5aを
生成する。代理装置オブジェクト5aは、装置オブジェ
クト管理部の通信機能を使用して、他ノードの装置オブ
ジェクト5bと通信し、データ処理モジュール7がデー
タをアクセスしたり、メソッドを呼び出したりする場合
は、この通信を使用して、他ノードの装置オブジェクト
5bを呼び出し、製造装置11bのデータを取得した
り、操作を呼び出したりする。他ノードの装置オブジェ
クトにアクセスすることで、データ処理モジュール7は
1つのプログラムで複数のノードのデータを統一して処
理することができるため、規模に依存しないプログラム
開発が可能である。また、他ノードの装置オブジェクト
にアクセスすることで、また他ノードの装置オブジェク
トにアクセスすることで、1つのノードでデータを収集
できるため、Java(登録商標)のAppletのよう
に実行時に1つのサーバにしかアクセスできないプログ
ラムにも対応できる。
【0023】図10は、この発明の実施の形態4による
監視制御装置の起動時の動作を説明するためのフロー図
である。他の監視制御装置1bの初期化は通常の初期化
動作が行われる。ソフトウェア構成情報2bを読み込み
(S401)、装置アクセスモジュールのロードと初期
化を行い(S402)、装置オブジェクト5bを生成す
る(S403)。監視制御装置1は、データ処理モジュ
ール7の初期化までは、通常と同じシーケンスで初期化
が行われる(S404)。監視制御装置1におけるデー
タ処理モジュール7のロードと初期化において、他ノー
ドとの通信機能を備えた装置オブジェクト管理部4に使
用データ・メソッドリストを渡して、他ノードとの通信
機能を備えた装置オブジェクト管理部4が、該当する装
置オブジェクトを検索する(S407)。もし、自ノー
ドに適合する装置オブジェクトが存在する場合、通常の
起動シーケンスに沿って初期化される(S408)。も
し、自ノードに適合する装置オブジェクトが存在しない
場合、ソフトウェア構成情報2に記述された他の監視制
御装置1bの装置オブジェクト管理部4bに通信の接続
を行う。次に、装置オブジェクト管理部4bにデータ・
メソッドリストを送信して問い合わせる(S410)。
もし、監視制御装置1bに該当する装置オブジェクトが
存在しない場合は、エラー表示、もしくはアラーム出力
を行う(S412)。もし、監視制御装置1bに該当す
る装置オブジェクトが存在する場合は、代理装置オブジ
ェクトを生成し、データ処理モジュールに結果を返す
(S413)。以降は、通常の起動シーケンスを実行す
る(S414)。代理装置オブジェクトを使用すること
で、データ処理モジュール7は自ノードに接続された製
造装置か、他ノードに接続された製造装置化の区別なく
プログラムを実行することができる。この実施の形態4
によれば、自ノードに存在しないオブジェクトを他のノ
ードのオブジェクトをアクセスして使用する機能がある
ため、データ処理モジュールのプログラムについてリモ
ートを意識したプログラミングが不要になる効果があ
る。
【0024】実施の形態5.図11は、この発明の実施
の形態5による、サーバからソフトウェア構成情報、装
置アクセスモジュール、またはデータ処理モジュールを
取得する方法を説明するための構成図である。図2と同
一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するも
のである。図11において、21は1つ以上のソフトウ
ェア構成情報、1つ以上の装置アクセスモジュール、も
しくは1つ以上のデータ処理モジュールを保管するサー
バである。22はサーバ上に保管されるソフトウェア構
成情報、23はサーバ上に保管される装置アクセスモジ
ュールのライブラリ、24はサーバ上に保管されるデー
タ処理モジュールのライブラリである。監視制御装置1
は、起動時にサーバに保管されているソフトウェア構成
情報の日付、もしくはバージョンをチェックし、もし、
新しいソフトウェア構成情報が存在する場合は、そのソ
フトウェア構成情報をダウンロードして初期化を行う。
監視制御装置1は、起動時にサーバの装置アクセスモジ
ュールライブラリ23をチェックし、保管されている装
置アクセスモジュールの日付、もしくはバージョンをチ
ェックし、もし、新しい装置アクセスモジュールが存在
する場合は、その装置アクセスモジュールをダウンロー
ドして初期化を行う。監視制御装置1は、起動時にサー
バのデータ処理モジュールライブラリ23をチェック
し、サーバに保管されているデータ処理モジュールの日
付、もしくはバージョンをチェックし、もし、新しいデ
ータ処理モジュールが存在する場合は、そのデータ処理
モジュールをダウンロードして初期化を行う。ソフトウ
ェア構成情報、装置アクセスモジュール、データ処理モ
ジュールのチェックとダウンロードは、HTTP、FT
P、SMTPなどのインターネットプロトコル、もしく
は専用のプロトコルなどを使用して行う。
【0025】図12は、この発明の実施の形態5による
監視制御装置の起動時の動作を説明するためのフロー図
である。監視制御装置1が起動し、ソフトウェア構成管
理部3がソフトウェア構成情報2を読み込む前に、あら
かじめ指定されたサーバ21に保管されているソフトウ
ェア構成情報22の日付、もしくはバージョンをチェッ
クする(S501)。もし、新しいバージョンがない場
合は、監視制御装置1が持つソフトウェア構成情報2を
使用する。もし、新しいバージョンが存在する場合は、
ソフトウェア構成管理部3は、サーバから新しいバージ
ョンのソフトウェア構成情報22を前記通信手段を用い
てダウンロードし、自ノードに保管されているソフトウ
ェア構成情報2と置き換える(S503)。次に、ソフ
トウェア構成情報2を読み込む(S504)。次に、ソ
フトウェア構成情報2に従って、装置アクセスモジュー
ルをロード、初期化するが、装置アクセスモジュールを
ロードする前に、ソフトウェア構成管理部3は、あらか
じめ指定されたサーバ21に保管されている装置アクセ
スモジュールライブラリ23から該当する装置アクセス
モジュールの日付、もしくはバージョンをチェックする
(S506)。もし、新しいバージョンがない場合は、
監視制御装置1が持つ装置アクセスモジュールを使用す
る。もし、新しいバージョンが存在する場合は、ソフト
ウェア構成管理部3は、サーバから新しいバージョンの
装置アクセスモジュールを前記通信手段を用いてダウン
ロードし、自ノードのストレージに保管されている装置
アクセスモジュールと置き換える(S507)。次に、
装置アクセスモジュール6をロードし、初期化する(S
508)。次に、ソフトウェア構成情報2に従って、デ
ータ処理モジュールをロード、初期化するが、データ処
理モジュールをロードする前に、ソフトウェア構成管理
部3は、あらかじめ指定されたサーバ21に保管されて
いるデータ処理モジュールライブラリ23から該当する
データ処理モジュールの日付、もしくはバージョンをチ
ェックする(S509)。もし、新しいバージョンがな
い場合は、監視制御装置1が持つデータ処理モジュール
を使用する。もし、新しいバージョンが存在する場合
は、ソフトウェア構成管理部3は、サーバから新しいバ
ージョンのデータ処理モジュールを前記通信手段を用い
てダウンロードし、自ノードのストレージに保管されて
いるデータ処理モジュールと置き換える(S510)。
次に、データ処理モジュール6をロードし、初期化する
(S511)。以降は、通常の初期化と同じである。
【0026】新しいソフトウェア構成情報、装置アクセ
スモジュール、データ処理モジュールをダウンロードし
て実行したときに、もし、初期化処理でエラーが起きた
場合は、ダウンロード前に正常に初期化処理を完了する
ことができ、ソフトウェア構成情報、装置アクセスモジ
ュール、データ処理モジュールの組を使用して、再度、
初期化処理を行う。サーバ上に保管されたソフトウェア
構成情報、装置アクセスモジュール、データ処理モジュ
ールの日付、もしくはバージョンをチェックすること
で、多数の監視制御装置が存在する場合でも、モジュー
ルの更新が容易に行える。また、このチェックにより、
現場で作業しなくてもモジュールの更新が容易に行え
る。また、このチェックにより、現場で作業しなくて
も、ソフトウェア構成情報の更新を容易に行うことがで
きる。以上の説明では、識別子辞書の識別子を、図4に
示すようにフオーマット16で示したが、この識別子の
種類は、これに限られることはない。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成に
よる監視制御ソフトウェアの構成管理方法では、装置ア
クセスモジュール及びデータ処理モジュールに関するソ
フトウエア構成情報をソフトウエア構成管理部に読み込
むステップと、ソフトウエア構成情報に基づいて装置ア
クセスモジュールをロード及び初期化するステップと、
装置アクセスモジュールにより監視制御対象に対応する
データ及びメソッドを持つ装置オブジェクトを生成する
ステップと、生成した装置オブジェクトを装置オブジェ
クト管理部に登録するステップと、ソフトウエア構成管
理部により、データ処理モジュールをロード及び初期化
するステップと、データ処理モジュールにより、使用す
る装置オブジェクトを作成し、装置オブジェクト管理部
に適合する装置オブジェクトの検索を要求するステップ
と、装置オブジェクト管理部において、装置オブジェク
トに関する識別子の情報を有する識別子辞書を検索し、
適合する装置オブジェクトを取得するステップと、デー
タ処理モジュールにより、取得した装置オブジェクトに
基づき、データ取得、データ設定、及びメソッドの呼び
出しを行うステップとを備えたことにより、装置アクセ
スモジュールとデータ処理モジュールを別々に開発で
き、また、その接続のためのインターフェースを固定す
る必要がないため、既存モジュールと新モジュールを組
み合わせた監視制御システムを容易に構築できる効果が
ある。
【0028】また、この発明の第2の構成による監視制
御ソフトウェアの構成管理方法では、上記第1の構成に
おいて、前記装置アクセスモジュールが、監視制御対象
から装置オブジェクトのデータとメソッドの情報を取得
する機能を備え、前記装置アクセスモジュールが、装置
オブジェクトを装置オブジェクト管理部に登録するとき
に、登録する装置オブジェクトのデータメソッドの情報
を監視制御対象から取得し、この情報に従って装置オブ
ジェクトを生成し、前記装置オブジェクト管理部に登録
するようにしたので、装置オブジェクトのデータとメソ
ッドを生成する情報を製造設備から取得できるため、新
しい装置及び特定用途にカスタマイズされた装置を使用
するときに、設定ミスなどを減らす効果がある。
【0029】また、この発明の第3の構成による監視制
御ソフトウェアの構成管理方法では、上記第1の構成に
おいて、前記装置アクセスモジュールが、監視制御対象
のシミュレーション機能を備え、装置アクセスモジュー
ルが、監視制御対象にアクセスすることなく、監視制御
対象のシミュレーション機能を用いて、擬似的なデータ
取得、データ設定、及びメソッドの呼び出しを行うよう
にしたので、現場に装置がない状態でも監視制御システ
ムのデバッグ、テストができ、監視制御システムを迅速
に構築できる効果がある。
【0030】また、この発明の第4の構成による監視制
御ソフトウェアの構成管理方法では、上記第1の構成に
おいて、前記オブジェクト管理部が、他の監視制御装置
と通信する機能を備え、オブジェクト管理部が、データ
処理モジュールが使用する装置オブジェクトを、検索す
るときに、一致する装置オブジェクトが自らの監視制御
装置に存在しないときに、他の監視制御装置と通信する
機能を用いて、他の監視制御サーバの装置オブジェクト
を使用するようにしたので、自ノードに存在しないオブ
ジェクトを他のノードのオブジェクトをアクセスして使
用する機能があるため、データ処理モジュールのプログ
ラムについてリモートを意識したプログラミングが不要
になる効果がある。
【0031】また、この発明の第5の構成による監視制
御ソフトウェアの構成管理方法では、上記第1の構成に
おいて、監視制御装置の外部に、ソフトウェア構成情
報、装置アクセスモジュール、及びデータ処理モジュー
ルを保管するサーバと、前記サーバにアクセスして、保
管されたソフトウェア構成情報、装置アクセスモジュー
ル、及びデータ処理モジュールの日付、及びバージョン
をチェックする機能を持つ、ソフトウェア構成管理部と
を備え、ソフトウェア構成管理部が、サーバに保管され
たソフトウェア構成情報、装置アクセスモジュール、及
びデータ処理モジュールの日付、及びバージョンをチェ
ックし、更新されたときに、ソフトウェア構成情報、装
置アクセスモジュール、及びデータ処理モジュールをサ
ーバからダウンロードするようにしたので、最新のコン
フィギュレーション情報、装置アクセスモジュール、デ
ータ処理モジュールをダウンロードする機能があるた
め、小さな変更の場合は現場に行かなくても設定できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における構成を説明
するためのブロック的な構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における監視制御装
置の外部入出力を説明するための構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における動作を説明
するためのフロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における識別子辞書
のフオーマットを説明するための構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による構成を説明す
るためのブロック的な構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における動作を説明
するためのフロー図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における構成を説明
するためのブロック的な構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における動作を説明
するためのフロー図である。
【図9】 この発明の実施の形態4における構成を説明
するためのブロック的な構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態4における動作を説
明するためのフロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態5における構成を説
明するための構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態5における動作を説
明するためのフロー図である。
【図13】 従来の監視制御システムを説明するためブ
ロック図である。
【図14】 従来の監視制御システムを説明するための
ブロック図である。
【符号の説明】
1 監視制御装置、 2 ソフトウェア構成情報、 3
ソフトウェア構成管理部、 4 装置オブジェクト管
理部、 5 装置オブジェクト、 6 装置アクセスモ
ジュール、 7 データ処理モジュール、 8 識別子
辞書、 10使用データ・メソッドリスト、 11 製
造装置、 12 ネットワーク、 13 アプリケーシ
ョンプログラム、 14 監視制御装置設定ツール、
15監視制御ソフトウェア設定データファイル、 17
製造装置が保持するデータ・メソッドリスト、 19
製造装置のシミュレータ、 5a 装置代理オブジェ
クト、 21 サーバ、 22 サーバ上のソフトウェ
ア構成情報、 23サーバ上の装置アクセスモジュール
ライブラリ、 24 サーバ上のデータ処理モジュール
ライブラリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 GC10 JJ05 5B076 DD05 5H223 AA01 AA05 CC08 DD09 EE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置アクセスモジュール及びデータ処理
    モジュールに関するソフトウエア構成情報をソフトウエ
    ア構成管理部に読み込むステップと、 ソフトウエア構成情報に基づいて装置アクセスモジュー
    ルをロード及び初期化するステップと、 装置アクセスモジュールにより監視制御対象に対応する
    データ及びメソッドを持つ装置オブジェクトを生成する
    ステップと、 生成した装置オブジェクトを装置オブジェクト管理部に
    登録するステップと、 ソフトウエア構成管理部により、データ処理モジュール
    をロード及び初期化するステップと、 データ処理モジュールにより、使用する装置オブジェク
    トを作成し、装置オブジェクト管理部に適合する装置オ
    ブジェクトの検索を要求するステップと、 装置オブジェクト管理部において、装置オブジェクトに
    関する識別子の情報を有する識別子辞書を検索し、適合
    する装置オブジェクトを取得するステップと、 データ処理モジュールにより、取得した装置オブジェク
    トに基づき、データ取得、データ設定、及びメソッドの
    呼び出しを行うステップとを備えた監視制御ソフトウェ
    アの構成管理方法。
  2. 【請求項2】 前記装置アクセスモジュールが、監視制
    御対象から装置オブジェクトのデータとメソッドの情報
    を取得する機能を備え、前記装置アクセスモジュール
    が、装置オブジェクトを装置オブジェクト管理部に登録
    するときに、登録する装置オブジェクトのデータメソッ
    ドの情報を監視制御対象から取得し、この情報に従って
    装置オブジェクトを生成し、前記装置オブジェクト管理
    部に登録する請求項1記載の監視制御ソフトウェアの構
    成管理方法。
  3. 【請求項3】 前記装置アクセスモジュールが、監視制
    御対象のシミュレーション機能を備え、装置アクセスモ
    ジュールが、監視制御対象にアクセスすることなく、監
    視制御対象のシミュレーション機能を用いて、擬似的な
    データ取得、データ設定、及びメソッドの呼び出しを行
    う請求項1記載の監視制御ソフトウェアの構成管理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記オブジェクト管理部が、他の監視制
    御装置と通信する機能を備え、オブジェクト管理部が、
    データ処理モジュールが使用する装置オブジェクトを、
    検索するときに、一致する装置オブジェクトが自らの監
    視制御装置に存在しないときに、他の監視制御装置と通
    信する機能を用いて、他の監視制御サーバの装置オブジ
    ェクトを使用する請求項1記載の監視制御ソフトウェア
    の構成管理方法。
  5. 【請求項5】 監視制御装置の外部に、ソフトウェア構
    成情報、装置アクセスモジュール、及びデータ処理モジ
    ュールを保管するサーバと、前記サーバにアクセスし
    て、保管されたソフトウェア構成情報、装置アクセスモ
    ジュール、及びデータ処理モジュールの日付、及びバー
    ジョンをチェックする機能を持つ、ソフトウェア構成管
    理部とを備え、ソフトウェア構成管理部が、サーバに保
    管されたソフトウェア構成情報、装置アクセスモジュー
    ル、及びデータ処理モジュールの日付、及びバージョン
    をチェックし、更新されたときに、ソフトウェア構成情
    報、装置アクセスモジュール、及びデータ処理モジュー
    ルをサーバからダウンロードする請求項1記載の監視制
    御ソフトウェアの構成管理方法。
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