JP2003328897A - 等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ - Google Patents
等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプInfo
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- JP2003328897A JP2003328897A JP2002141454A JP2002141454A JP2003328897A JP 2003328897 A JP2003328897 A JP 2003328897A JP 2002141454 A JP2002141454 A JP 2002141454A JP 2002141454 A JP2002141454 A JP 2002141454A JP 2003328897 A JP2003328897 A JP 2003328897A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 格別な部品の追設や煩雑な加工を伴うことな
くかつ吐出弁の材質向上を伴うことなく、吐出弁の等圧
弁穴入口部に挿入される等圧弁ばね用のばね受の該等圧
弁穴からの抜け出し、脱落を確実に防止し得る等圧弁付
き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプを提供する。 【解決手段】 吐出弁体の内部に形成された等圧弁穴に
設けられ等圧弁ばねのばね力に抗して燃料噴射弁側の燃
料をプランジャ室側に所定量戻すように開弁する等圧弁
と、等圧弁穴に圧挿されて等圧弁ばねを支持するばね受
とを備えてなる燃料噴射ポンプにおいて、前記等圧弁穴
の前記ばね受が圧挿される部位の入口側内周に環状溝を
設けたことを特徴とする。
くかつ吐出弁の材質向上を伴うことなく、吐出弁の等圧
弁穴入口部に挿入される等圧弁ばね用のばね受の該等圧
弁穴からの抜け出し、脱落を確実に防止し得る等圧弁付
き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプを提供する。 【解決手段】 吐出弁体の内部に形成された等圧弁穴に
設けられ等圧弁ばねのばね力に抗して燃料噴射弁側の燃
料をプランジャ室側に所定量戻すように開弁する等圧弁
と、等圧弁穴に圧挿されて等圧弁ばねを支持するばね受
とを備えてなる燃料噴射ポンプにおいて、前記等圧弁穴
の前記ばね受が圧挿される部位の入口側内周に環状溝を
設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プランジャで加圧
された高圧燃料をプランジャ室から等圧弁を内蔵した吐
出弁が設けられた燃料通路を通して燃料噴射弁に送給す
るように構成された等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射
ポンプに関する。
された高圧燃料をプランジャ室から等圧弁を内蔵した吐
出弁が設けられた燃料通路を通して燃料噴射弁に送給す
るように構成された等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図2はプランジャで加圧された高圧燃料
をプランジャ室から等圧弁を内蔵した吐出弁が設けられ
た燃料通路を通して燃料噴射弁に送給するように構成さ
れたディーゼル機関用燃料噴射ポンプの1例を示し、
(A)は燃料噴射ポンプ頭部近傍の断面図、(B)は吐
出弁の断面図である。図において、100は燃料噴射ポ
ンプで次のように構成されている。1はポンプケース、
3は該ポンプケース1の内部に複数のボルト(図示省
略)を介して固定されたプランジャバレル、2は該プラ
ンジャバレル3内に往復動可能に嵌合されたプランジ
ャ、22は該プランジャ2の上面が臨むプランジャ室で
ある。
をプランジャ室から等圧弁を内蔵した吐出弁が設けられ
た燃料通路を通して燃料噴射弁に送給するように構成さ
れたディーゼル機関用燃料噴射ポンプの1例を示し、
(A)は燃料噴射ポンプ頭部近傍の断面図、(B)は吐
出弁の断面図である。図において、100は燃料噴射ポ
ンプで次のように構成されている。1はポンプケース、
3は該ポンプケース1の内部に複数のボルト(図示省
略)を介して固定されたプランジャバレル、2は該プラ
ンジャバレル3内に往復動可能に嵌合されたプランジ
ャ、22は該プランジャ2の上面が臨むプランジャ室で
ある。
【0003】4は後述する吐出弁10用の弁座、5はプ
ランジャバレル3の上部に螺着され内部に燃料通路20
が形成されたコネクタで、前記弁座4は該コネクタ5を
プランジャバレル3にねじ込むことにより該プランジャ
バレル3の上面に固定されている。前記コネクタ5の燃
料通路20は噴射管9を介して燃料噴射弁8に接続され
ている。23はプランジャバレル3の周囲に形成された
給、排油室で、該プランジャバレル3に穿孔された給、
排油孔(図示省略)を介して前記プランジャ室22に連
通可能となっている。
ランジャバレル3の上部に螺着され内部に燃料通路20
が形成されたコネクタで、前記弁座4は該コネクタ5を
プランジャバレル3にねじ込むことにより該プランジャ
バレル3の上面に固定されている。前記コネクタ5の燃
料通路20は噴射管9を介して燃料噴射弁8に接続され
ている。23はプランジャバレル3の周囲に形成された
給、排油室で、該プランジャバレル3に穿孔された給、
排油孔(図示省略)を介して前記プランジャ室22に連
通可能となっている。
【0004】10は吐出弁で、弁座4内に穿孔された吐
出弁穴21に往復動可能に嵌合されている。6は吐出弁
ばね室26内に収納された吐出弁ばねで、前記吐出弁1
0の上面と前記コネクタ5内に固定されたばね受7との
間に介装されて前記吐出弁10を閉弁方向に付勢してい
る。前記吐出弁10の詳細を示す図2(B)において、
014は外周部に燃料通路(図示省略)が形成された吐
出弁体で、外周面が前記弁座4内に穿孔された吐出弁穴
21に往復動可能に嵌合されるとともに上部に前記弁座
4に着脱するシート面15が形成されている。
出弁穴21に往復動可能に嵌合されている。6は吐出弁
ばね室26内に収納された吐出弁ばねで、前記吐出弁1
0の上面と前記コネクタ5内に固定されたばね受7との
間に介装されて前記吐出弁10を閉弁方向に付勢してい
る。前記吐出弁10の詳細を示す図2(B)において、
014は外周部に燃料通路(図示省略)が形成された吐
出弁体で、外周面が前記弁座4内に穿孔された吐出弁穴
21に往復動可能に嵌合されるとともに上部に前記弁座
4に着脱するシート面15が形成されている。
【0005】018は前記吐出弁体014内に穿孔され
た等圧弁穴で、該等圧弁穴018内に形成された等圧弁
ばね室19内には、等圧弁11、外周部に燃料通路25
aが穿孔された上部ばね受25、等圧弁ばね12、及び
中心部に燃料通路013aが穿孔された下部ばね受01
3が収納されている。014aは前記吐出弁体014の
上部に穿孔されて前記等圧弁ばね室19と前記吐出弁ば
ね室26とを連通する戻り通路である。前記等圧弁11
は球状もしくは円錐状に形成されて前記上部ばね受25
の上面に支持され、前記等圧弁ばね室19側と吐出弁ば
ね室26側との差圧及び前記等圧弁ばね12のばね力と
の関係によって前記戻り通路014aを開閉するように
なっている。
た等圧弁穴で、該等圧弁穴018内に形成された等圧弁
ばね室19内には、等圧弁11、外周部に燃料通路25
aが穿孔された上部ばね受25、等圧弁ばね12、及び
中心部に燃料通路013aが穿孔された下部ばね受01
3が収納されている。014aは前記吐出弁体014の
上部に穿孔されて前記等圧弁ばね室19と前記吐出弁ば
ね室26とを連通する戻り通路である。前記等圧弁11
は球状もしくは円錐状に形成されて前記上部ばね受25
の上面に支持され、前記等圧弁ばね室19側と吐出弁ば
ね室26側との差圧及び前記等圧弁ばね12のばね力と
の関係によって前記戻り通路014aを開閉するように
なっている。
【0006】前記等圧弁ばね12は、前記上部ばね受2
5と下部ばね受013との間に架設されて前記上部ばね
受25を介して前記等圧弁11を閉弁方向に付勢してい
る。また前記下部ばね受013は、前記等圧弁穴018
の入口部に一定の締め代にて圧入され、必要に応じて下
端面外周をかしめる等により前記等圧弁穴018からの
抜け出しを防止している。
5と下部ばね受013との間に架設されて前記上部ばね
受25を介して前記等圧弁11を閉弁方向に付勢してい
る。また前記下部ばね受013は、前記等圧弁穴018
の入口部に一定の締め代にて圧入され、必要に応じて下
端面外周をかしめる等により前記等圧弁穴018からの
抜け出しを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示される等圧弁
付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ100の作動時にお
いては、プランジャ2により高圧に加圧された燃料はプ
ランジャ室22から吐出弁10を押し開け、燃料通路2
0及び噴射管9を経て燃料噴射弁8からエンジンの燃焼
室内に噴射される。そして、噴射終了時にプランジャ室
22と吐出弁ばね室26から燃料噴射弁8に至る燃料通
路との間に差圧を生じ、吐出弁ばね6の作用によって吐
出弁10が閉弁する。前記燃料通路内は急激な圧力変動
による脈動を生じており、等圧弁11が開閉することに
よって前記燃料通路側の圧力とプランジャ室22側の圧
力が均圧される。かかるサイクルを繰り返し、前記吐出
弁10には前記のような高圧燃料の供給、遮断によりシ
ート面15と弁座4との間に激しい衝突や振動が作用す
る。また等圧弁11の開閉により等圧弁穴018の入口
部に設けられた下部ばね受013には等圧弁ばね12に
よるばね力および戻り燃料による流体力が繰り返し作用
する。かかる作用はいずれも該下部ばね受013を前記
等圧弁穴018から抜け出す方向に作用する。
付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ100の作動時にお
いては、プランジャ2により高圧に加圧された燃料はプ
ランジャ室22から吐出弁10を押し開け、燃料通路2
0及び噴射管9を経て燃料噴射弁8からエンジンの燃焼
室内に噴射される。そして、噴射終了時にプランジャ室
22と吐出弁ばね室26から燃料噴射弁8に至る燃料通
路との間に差圧を生じ、吐出弁ばね6の作用によって吐
出弁10が閉弁する。前記燃料通路内は急激な圧力変動
による脈動を生じており、等圧弁11が開閉することに
よって前記燃料通路側の圧力とプランジャ室22側の圧
力が均圧される。かかるサイクルを繰り返し、前記吐出
弁10には前記のような高圧燃料の供給、遮断によりシ
ート面15と弁座4との間に激しい衝突や振動が作用す
る。また等圧弁11の開閉により等圧弁穴018の入口
部に設けられた下部ばね受013には等圧弁ばね12に
よるばね力および戻り燃料による流体力が繰り返し作用
する。かかる作用はいずれも該下部ばね受013を前記
等圧弁穴018から抜け出す方向に作用する。
【0008】然るに、図2に示されるような従来技術に
おいては、前記吐出弁10に形成された等圧弁穴018
の入口部に設けられた下部ばね受013は、前記のよう
に、等圧弁穴018の入口部に一定の締め代にて圧入し
た後に下端面外周をかしめるか、あるいは外周にボンド
等の接着剤を塗布して圧入する等の手段により該等圧弁
穴018からの抜け止めが図られている。
おいては、前記吐出弁10に形成された等圧弁穴018
の入口部に設けられた下部ばね受013は、前記のよう
に、等圧弁穴018の入口部に一定の締め代にて圧入し
た後に下端面外周をかしめるか、あるいは外周にボンド
等の接着剤を塗布して圧入する等の手段により該等圧弁
穴018からの抜け止めが図られている。
【0009】しかしながら、吐出弁10への前記のよう
な激しい衝突や振動の作用による下部ばね受013の等
圧弁穴018からの抜け出し、脱落を回避するために前
記下部ばね受013の吐出弁体014の圧入締め代を大
きく採ると、該下部ばね受013が圧入される吐出弁体
014は往復動に伴う摩耗防止の目的で高硬度、低靭性
の材料により構成していることから、該下部ばね受01
3を圧入する際に吐出弁体014の等圧弁穴018下部
内周に割れを生じるおそれがあり、前記圧入締め代を大
きくして前記下部ばね受013の抜け出し、脱落を回避
するのは困難を伴う。
な激しい衝突や振動の作用による下部ばね受013の等
圧弁穴018からの抜け出し、脱落を回避するために前
記下部ばね受013の吐出弁体014の圧入締め代を大
きく採ると、該下部ばね受013が圧入される吐出弁体
014は往復動に伴う摩耗防止の目的で高硬度、低靭性
の材料により構成していることから、該下部ばね受01
3を圧入する際に吐出弁体014の等圧弁穴018下部
内周に割れを生じるおそれがあり、前記圧入締め代を大
きくして前記下部ばね受013の抜け出し、脱落を回避
するのは困難を伴う。
【0010】また、該下部ばね受013の外周にボンド
等の接着剤を塗布して圧入する手段についても、接着剤
の塗布量にばらつきを生じて均一な接着がなされ難く、
前記下部ばね受013の抜け出し、脱落を確実に回避す
るのは困難となる、等の問題点を有している。
等の接着剤を塗布して圧入する手段についても、接着剤
の塗布量にばらつきを生じて均一な接着がなされ難く、
前記下部ばね受013の抜け出し、脱落を確実に回避す
るのは困難となる、等の問題点を有している。
【0011】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、格
別な部品の追設や煩雑な加工を伴うことなくかつ吐出弁
の材質向上を伴うことなく、吐出弁の等圧弁穴入口部に
挿入される等圧弁ばね用のばね受の該等圧弁穴からの抜
け出し、脱落を確実に防止し得る等圧弁付き吐出弁を備
えた燃料噴射ポンプを提供することを目的とする。
別な部品の追設や煩雑な加工を伴うことなくかつ吐出弁
の材質向上を伴うことなく、吐出弁の等圧弁穴入口部に
挿入される等圧弁ばね用のばね受の該等圧弁穴からの抜
け出し、脱落を確実に防止し得る等圧弁付き吐出弁を備
えた燃料噴射ポンプを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、プランジャで
加圧された高圧燃料をプランジャ室から吐出弁が設けら
れた燃料通路を通して燃料噴射弁に送給するように構成
され、前記吐出弁は前記加圧燃料を燃料噴射弁側に流動
せしめる方向に開弁する吐出弁体と、該吐出弁体の内部
に形成された等圧弁穴に設けられ等圧弁ばねのばね力に
抗して前記燃料噴射弁側の燃料をプランジャ室側に所定
量戻すように開弁する等圧弁と、前記等圧弁穴に圧挿さ
れて前記等圧弁ばねを支持するばね受とを備えてなる燃
料噴射ポンプにおいて、前記等圧弁穴の前記ばね受が圧
挿される部位の入口側内周に環状溝を設けたことを特徴
とする等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプを提案
する。
決するため、請求項1記載の発明として、プランジャで
加圧された高圧燃料をプランジャ室から吐出弁が設けら
れた燃料通路を通して燃料噴射弁に送給するように構成
され、前記吐出弁は前記加圧燃料を燃料噴射弁側に流動
せしめる方向に開弁する吐出弁体と、該吐出弁体の内部
に形成された等圧弁穴に設けられ等圧弁ばねのばね力に
抗して前記燃料噴射弁側の燃料をプランジャ室側に所定
量戻すように開弁する等圧弁と、前記等圧弁穴に圧挿さ
れて前記等圧弁ばねを支持するばね受とを備えてなる燃
料噴射ポンプにおいて、前記等圧弁穴の前記ばね受が圧
挿される部位の入口側内周に環状溝を設けたことを特徴
とする等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプを提案
する。
【0013】尚、請求項2記載のように、前記ばね受の
入口側部位を前記環状溝内に突出して設けるのがよい。
入口側部位を前記環状溝内に突出して設けるのがよい。
【0014】かかる発明によれば、等圧弁穴の等圧弁ば
ね支持用のばね受を、等圧弁穴に圧挿する際において、
該ばね受の等圧弁穴への圧入により、該等圧弁穴のばね
受圧入部内周が圧入締め代により外側に圧縮される一
方、前記吐出弁体における等圧弁穴のばね受圧入部に近
接した入口側内周には環状溝が設けられているため、該
吐出弁体の環状溝形成部の剛性が小さく変形し易い形態
となっている。
ね支持用のばね受を、等圧弁穴に圧挿する際において、
該ばね受の等圧弁穴への圧入により、該等圧弁穴のばね
受圧入部内周が圧入締め代により外側に圧縮される一
方、前記吐出弁体における等圧弁穴のばね受圧入部に近
接した入口側内周には環状溝が設けられているため、該
吐出弁体の環状溝形成部の剛性が小さく変形し易い形態
となっている。
【0015】このため、前記吐出弁体におけるばね受圧
入部内周の外側への圧縮により、該ばね受圧入部に近接
した環状溝がノッチとなって該吐出弁体が該環状溝にて
内周側に微小量折れ曲がり等圧弁穴が入口側に窄んだ形
態で変形し、かかる変形により、該環状溝よりも入口寄
り部位の等圧弁穴が微小量縮径せしめられる。これによ
り、前記ばね受が吐出弁の衝撃や振動等により、等圧弁
穴から抜け出そうとしても、該環状溝よりも入口寄り部
位の前記縮径部において係止され、吐出弁体の割れの発
生を伴うような過大な圧入締め代を採ることを必要とす
ることなく、該ばね受の等圧弁穴からの抜け出し、脱落
を確実に防止できる。
入部内周の外側への圧縮により、該ばね受圧入部に近接
した環状溝がノッチとなって該吐出弁体が該環状溝にて
内周側に微小量折れ曲がり等圧弁穴が入口側に窄んだ形
態で変形し、かかる変形により、該環状溝よりも入口寄
り部位の等圧弁穴が微小量縮径せしめられる。これによ
り、前記ばね受が吐出弁の衝撃や振動等により、等圧弁
穴から抜け出そうとしても、該環状溝よりも入口寄り部
位の前記縮径部において係止され、吐出弁体の割れの発
生を伴うような過大な圧入締め代を採ることを必要とす
ることなく、該ばね受の等圧弁穴からの抜け出し、脱落
を確実に防止できる。
【0016】また、かかる発明によれば、等圧弁穴のば
ね受圧入部位の入口側内周に環状溝を加工形成するとい
う、格別な部品の追設や煩雑な加工を伴うことなくかつ
吐出弁の材質向上をも伴うことなく低コストの手段で以
って、ばね受の等圧弁穴からの抜け出し、脱落防止を実
現できる。
ね受圧入部位の入口側内周に環状溝を加工形成するとい
う、格別な部品の追設や煩雑な加工を伴うことなくかつ
吐出弁の材質向上をも伴うことなく低コストの手段で以
って、ばね受の等圧弁穴からの抜け出し、脱落防止を実
現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0018】図1は本発明の実施例に係るディーゼル機
関用燃料噴射ポンプの1例を示し、(A)は燃料噴射ポ
ンプ頭部近傍の断面図、(B)は吐出弁の断面図、
(C)は(B)のZ部拡大図である。
関用燃料噴射ポンプの1例を示し、(A)は燃料噴射ポ
ンプ頭部近傍の断面図、(B)は吐出弁の断面図、
(C)は(B)のZ部拡大図である。
【0019】図1において、100は燃料噴射ポンプ、
8はエンジンの燃焼室内に高圧燃料を噴射する燃料噴射
弁、9は前記燃料噴射ポンプ100の高圧燃料出口であ
るコネクタ5の燃料通路20と燃料噴射弁8とを接続す
る噴射管である。前記燃料噴射ポンプ100は次のよう
に構成されている。1はポンプケース、3は該ポンプケ
ース1の内部に複数のボルト(図示省略)を介して固定
されたプランジャバレル、2は該プランジャバレル3内
に往復動可能に嵌合されたプランジャ、22は該プラン
ジャ2の上面が臨むプランジャ室である。
8はエンジンの燃焼室内に高圧燃料を噴射する燃料噴射
弁、9は前記燃料噴射ポンプ100の高圧燃料出口であ
るコネクタ5の燃料通路20と燃料噴射弁8とを接続す
る噴射管である。前記燃料噴射ポンプ100は次のよう
に構成されている。1はポンプケース、3は該ポンプケ
ース1の内部に複数のボルト(図示省略)を介して固定
されたプランジャバレル、2は該プランジャバレル3内
に往復動可能に嵌合されたプランジャ、22は該プラン
ジャ2の上面が臨むプランジャ室である。
【0020】10は吐出弁、4は該吐出弁10用の弁
座、5は前記プランジャバレル3の上部に螺着され内部
に燃料通路20が形成されたコネクタで、前記弁座4は
該コネクタ5をプランジャバレル3にねじ込むことによ
り該プランジャバレル3の上面に固定されている。23
は前記プランジャバレル3の周囲に形成された給、排油
室で、該プランジャバレル3に穿孔された給、排油孔
(図示省略)を介して前記プランジャ室22に連通可能
となっている。
座、5は前記プランジャバレル3の上部に螺着され内部
に燃料通路20が形成されたコネクタで、前記弁座4は
該コネクタ5をプランジャバレル3にねじ込むことによ
り該プランジャバレル3の上面に固定されている。23
は前記プランジャバレル3の周囲に形成された給、排油
室で、該プランジャバレル3に穿孔された給、排油孔
(図示省略)を介して前記プランジャ室22に連通可能
となっている。
【0021】前記吐出弁10は、前記弁座4内に穿孔さ
れた吐出弁穴21に往復動可能に嵌合されている。26
は吐出弁ばね室、6は該吐出弁ばね室26内に収納され
た吐出弁ばねで、前記吐出弁10の上面と前記コネクタ
5内に固定されたばね受7との間に介装されて前記吐出
弁10を閉弁方向に付勢している。以上の構成は図2に
示される従来技術と同様である。本発明は前記吐出弁1
0の改良に係るものである。
れた吐出弁穴21に往復動可能に嵌合されている。26
は吐出弁ばね室、6は該吐出弁ばね室26内に収納され
た吐出弁ばねで、前記吐出弁10の上面と前記コネクタ
5内に固定されたばね受7との間に介装されて前記吐出
弁10を閉弁方向に付勢している。以上の構成は図2に
示される従来技術と同様である。本発明は前記吐出弁1
0の改良に係るものである。
【0022】前記吐出弁10の詳細を示す図1(B)、
(C)において、14は外周部に燃料通路14cが形成
された吐出弁体で、外周面が前記弁座4内に穿孔された
吐出弁穴21に往復動可能に嵌合されるとともに、上部
に前記弁座4に着脱するシート面15が形成されてい
る。
(C)において、14は外周部に燃料通路14cが形成
された吐出弁体で、外周面が前記弁座4内に穿孔された
吐出弁穴21に往復動可能に嵌合されるとともに、上部
に前記弁座4に着脱するシート面15が形成されてい
る。
【0023】18は前記吐出弁体14内に穿孔された等
圧弁穴で、該等圧弁穴18内に形成された等圧弁ばね室
19内には、等圧弁11、外周部に燃料通路25aが穿
孔された上部ばね受25、等圧弁ばね12、及び中心部
に燃料通路13aが穿孔された下部ばね受13が収納さ
れている。14aは前記吐出弁体14の上部に穿孔され
て前記等圧弁ばね室19と前記吐出弁ばね室26とを連
通する戻り通路である。
圧弁穴で、該等圧弁穴18内に形成された等圧弁ばね室
19内には、等圧弁11、外周部に燃料通路25aが穿
孔された上部ばね受25、等圧弁ばね12、及び中心部
に燃料通路13aが穿孔された下部ばね受13が収納さ
れている。14aは前記吐出弁体14の上部に穿孔され
て前記等圧弁ばね室19と前記吐出弁ばね室26とを連
通する戻り通路である。
【0024】前記等圧弁11は球状もしくは円錐状に形
成されて前記上部ばね受25の上面に支持され、前記等
圧弁ばね室19側と吐出弁ばね室26側との差圧及び前
記等圧弁ばね12のばね力との関係によって前記戻り通
路14aを開閉するようになっている。前記等圧弁ばね
12は、前記上部ばね受25と下部ばね受13との間に
架設されて前記上部ばね受25を介して前記等圧弁11
を閉弁方向に付勢している。
成されて前記上部ばね受25の上面に支持され、前記等
圧弁ばね室19側と吐出弁ばね室26側との差圧及び前
記等圧弁ばね12のばね力との関係によって前記戻り通
路14aを開閉するようになっている。前記等圧弁ばね
12は、前記上部ばね受25と下部ばね受13との間に
架設されて前記上部ばね受25を介して前記等圧弁11
を閉弁方向に付勢している。
【0025】前記下部ばね受13は、前記等圧弁穴18
の入口部に一定の締め代にて圧入されている。そして、
前記等圧弁穴18の前記下部ばね受13が圧入される部
位の入口側(下部側)内周には、角部に丸み16aを有
する環状溝16が刻設されている。17は該環状溝16
よりも下部側に形成されている等圧弁下部穴で、前記等
圧弁穴18と同時加工され、入口部には面取り17aが
施されている。また、前記下部ばね受13は、その下端
面13bが前記環状溝16の上縁16bよりも一定寸法
Sだけ前記環状溝16内に突出されている。
の入口部に一定の締め代にて圧入されている。そして、
前記等圧弁穴18の前記下部ばね受13が圧入される部
位の入口側(下部側)内周には、角部に丸み16aを有
する環状溝16が刻設されている。17は該環状溝16
よりも下部側に形成されている等圧弁下部穴で、前記等
圧弁穴18と同時加工され、入口部には面取り17aが
施されている。また、前記下部ばね受13は、その下端
面13bが前記環状溝16の上縁16bよりも一定寸法
Sだけ前記環状溝16内に突出されている。
【0026】かかる構成からなる燃料噴射ポンプ100
の作動時において、燃料カム(図示省略)により往復動
せしめられるプランジャ2によって高圧に加圧された高
圧燃料はプランジャ室22から吐出弁10を押し開け、
吐出弁ばね室26、燃料通路20及び噴射管9を経て燃
料噴射弁8に送られ、該燃料噴射弁8からエンジンの燃
焼室内に噴射される。そして、噴射終了時にプランジャ
室22と吐出弁ばね室26から燃料噴射弁8に至る燃料
通路との間に差圧を生じ、吐出弁ばね6の作用によって
吐出弁10が閉弁する。前記燃料通路内は急激な圧力変
動による脈動を生じており、等圧弁11が開閉すること
によって、前記燃料通路側の圧力とプランジャ室22側
の圧力が均圧される。
の作動時において、燃料カム(図示省略)により往復動
せしめられるプランジャ2によって高圧に加圧された高
圧燃料はプランジャ室22から吐出弁10を押し開け、
吐出弁ばね室26、燃料通路20及び噴射管9を経て燃
料噴射弁8に送られ、該燃料噴射弁8からエンジンの燃
焼室内に噴射される。そして、噴射終了時にプランジャ
室22と吐出弁ばね室26から燃料噴射弁8に至る燃料
通路との間に差圧を生じ、吐出弁ばね6の作用によって
吐出弁10が閉弁する。前記燃料通路内は急激な圧力変
動による脈動を生じており、等圧弁11が開閉すること
によって、前記燃料通路側の圧力とプランジャ室22側
の圧力が均圧される。
【0027】かかるサイクルを繰り返すことにより、前
記吐出弁10には前記のような高圧燃料の供給、遮断に
伴うシート面15と弁座4との間に激しい衝突及び振動
が作用する。また等圧弁11の開閉により下部ばね受1
3には等圧弁ばね12によるばね力および戻り燃料によ
る流体力が繰り返し作用する。かかる作用により、前記
吐出弁10の下部ばね受13の等圧弁穴18から抜け出
し、脱落が発生し易い状態となる。
記吐出弁10には前記のような高圧燃料の供給、遮断に
伴うシート面15と弁座4との間に激しい衝突及び振動
が作用する。また等圧弁11の開閉により下部ばね受1
3には等圧弁ばね12によるばね力および戻り燃料によ
る流体力が繰り返し作用する。かかる作用により、前記
吐出弁10の下部ばね受13の等圧弁穴18から抜け出
し、脱落が発生し易い状態となる。
【0028】然るに、前記等圧弁穴18の等圧弁ばね1
2支持用の下部ばね受13を該等圧弁穴18に圧入する
際において、該下部ばね受13の圧入により該等圧弁穴
18の下部ばね受圧入部内周が圧入締め代により外側に
圧縮される一方、吐出弁体14における等圧弁穴18の
下部ばね受圧入部に近接した入口側内周には環状溝16
が設けられているため、該吐出弁体14の環状溝16形
成部の剛性が小さく変形し易い形態となっている。
2支持用の下部ばね受13を該等圧弁穴18に圧入する
際において、該下部ばね受13の圧入により該等圧弁穴
18の下部ばね受圧入部内周が圧入締め代により外側に
圧縮される一方、吐出弁体14における等圧弁穴18の
下部ばね受圧入部に近接した入口側内周には環状溝16
が設けられているため、該吐出弁体14の環状溝16形
成部の剛性が小さく変形し易い形態となっている。
【0029】このため、前記吐出弁体14における下部
ばね受13圧入部内周が外側へ圧縮されることにより、
該下部ばね受13圧入部に近接した環状溝16がノッチ
となって該吐出弁体14が該環状溝16にて内周方向に
微小量折れ曲がり等圧弁穴18(内径D1)が入口側に
窄んだ形態で変形する。かかる変形により、該環状溝1
6よりも入口寄り部位の等圧弁下部穴17が前記内径D
1よりも小さい内径D2に微小量縮径せしめられる。
ばね受13圧入部内周が外側へ圧縮されることにより、
該下部ばね受13圧入部に近接した環状溝16がノッチ
となって該吐出弁体14が該環状溝16にて内周方向に
微小量折れ曲がり等圧弁穴18(内径D1)が入口側に
窄んだ形態で変形する。かかる変形により、該環状溝1
6よりも入口寄り部位の等圧弁下部穴17が前記内径D
1よりも小さい内径D2に微小量縮径せしめられる。
【0030】これにより、前記下部ばね受13が吐出弁
10の衝撃や振動等により、等圧弁穴18(内径D1)
から抜け出そうとしても、該環状溝16よりも入口寄り
部位にあり前記等圧弁穴18の内径D1よりも小さい内
径D2に微小量縮径せしめられている等圧弁下部穴17
において係止され、該下部ばね受13の等圧弁穴18及
び等圧弁下部穴17からの抜け出し、脱落を確実に防止
できる。
10の衝撃や振動等により、等圧弁穴18(内径D1)
から抜け出そうとしても、該環状溝16よりも入口寄り
部位にあり前記等圧弁穴18の内径D1よりも小さい内
径D2に微小量縮径せしめられている等圧弁下部穴17
において係止され、該下部ばね受13の等圧弁穴18及
び等圧弁下部穴17からの抜け出し、脱落を確実に防止
できる。
【0031】また、前記下部ばね受13の下端面13b
を前記環状溝16内に突出しているので、該下部ばね受
13の入口方向への僅かな移動で以って等圧弁下部穴1
7の縮径部に制止することができ、前記該下部ばね受1
3の移動に伴う等圧弁ばね12のばね力の低下を最小限
に保持できる。
を前記環状溝16内に突出しているので、該下部ばね受
13の入口方向への僅かな移動で以って等圧弁下部穴1
7の縮径部に制止することができ、前記該下部ばね受1
3の移動に伴う等圧弁ばね12のばね力の低下を最小限
に保持できる。
【0032】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、等圧弁
ばね支持用のばね受を等圧弁穴に圧挿する際において、
吐出弁体における等圧弁穴のばね受圧入部に近接した入
口側内周に環状溝が設けられているため、該吐出弁体の
環状溝形成部の剛性が小さく変形し易い形態となり、前
記ばね受圧入部内周の外側への圧縮により該ばね受圧入
部に近接した環状溝がノッチとなって該吐出弁体が該環
状溝にて内周側に微小量折れ曲がり等圧弁穴が入口側に
窄んだ形態で変形し、かかる変形により、該環状溝より
も入口寄り部位の等圧弁穴が微小量縮径せしめられる。
これにより、前記ばね受が吐出弁の衝撃や振動により、
等圧弁穴から抜け出そうとしても、該環状溝よりも入口
寄り部位の前記縮径部において係止され、吐出弁体の割
れの発生を伴うような過大な圧入締め代を採ることを必
要とすることなく、該ばね受の等圧弁穴からの抜け出
し、脱落を確実に防止できる。
ばね支持用のばね受を等圧弁穴に圧挿する際において、
吐出弁体における等圧弁穴のばね受圧入部に近接した入
口側内周に環状溝が設けられているため、該吐出弁体の
環状溝形成部の剛性が小さく変形し易い形態となり、前
記ばね受圧入部内周の外側への圧縮により該ばね受圧入
部に近接した環状溝がノッチとなって該吐出弁体が該環
状溝にて内周側に微小量折れ曲がり等圧弁穴が入口側に
窄んだ形態で変形し、かかる変形により、該環状溝より
も入口寄り部位の等圧弁穴が微小量縮径せしめられる。
これにより、前記ばね受が吐出弁の衝撃や振動により、
等圧弁穴から抜け出そうとしても、該環状溝よりも入口
寄り部位の前記縮径部において係止され、吐出弁体の割
れの発生を伴うような過大な圧入締め代を採ることを必
要とすることなく、該ばね受の等圧弁穴からの抜け出
し、脱落を確実に防止できる。
【0033】また、等圧弁穴のばね受圧入部位の入口側
内周に環状溝を加工形成するという、格別な部品の追設
や煩雑な加工を伴うことなくかつ吐出弁の材質向上をも
伴うことなく低コストの手段で以って、ばね受の等圧弁
穴からの抜け出し、脱落防止を実現できる。
内周に環状溝を加工形成するという、格別な部品の追設
や煩雑な加工を伴うことなくかつ吐出弁の材質向上をも
伴うことなく低コストの手段で以って、ばね受の等圧弁
穴からの抜け出し、脱落防止を実現できる。
【図1】 本発明の実施例に係るディーゼル機関用燃料
噴射ポンプの1例を示し、(A)は燃料噴射ポンプ頭部
近傍の断面図、(B)は吐出弁の断面図、(C)は
(B)のZ部拡大図である。
噴射ポンプの1例を示し、(A)は燃料噴射ポンプ頭部
近傍の断面図、(B)は吐出弁の断面図、(C)は
(B)のZ部拡大図である。
【図2】 従来技術を示す図1対応図である。
1 ポンプケース
2 プランジャ
3 プランジャバレル
4 吐出弁弁座
6 吐出弁ばね
8 燃料噴射弁
10 吐出弁
11 等圧弁
12 等圧弁ばね
13 下部ばね受
14 吐出弁体
16 環状溝
17 等圧弁下部穴
18 等圧弁穴
19 等圧弁ばね室
21 吐出弁穴
22 プランジャ室
25 上部ばね受
26 吐出弁ばね室
100 燃料噴射ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 プランジャで加圧された高圧燃料をプラ
ンジャ室から吐出弁が設けられた燃料通路を通して燃料
噴射弁に送給するように構成され、前記吐出弁は前記加
圧燃料を燃料噴射弁側に流動せしめる方向に開弁する吐
出弁体と、該吐出弁体の内部に形成された等圧弁穴に設
けられ等圧弁ばねのばね力に抗して前記燃料噴射弁側の
燃料をプランジャ室側に所定量戻すように開弁する等圧
弁と、前記等圧弁穴に圧挿されて前記等圧弁ばねを支持
するばね受とを備えてなる燃料噴射ポンプにおいて、前
記等圧弁穴の前記ばね受が圧挿される部位の入口側内周
に環状溝を設けたことを特徴とする等圧弁付き吐出弁を
備えた燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 前記ばね受は、その入口側部位が前記環
状溝内に突出して設けられたことを特徴とする請求項1
記載の等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002141454A JP2003328897A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002141454A JP2003328897A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003328897A true JP2003328897A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29702032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002141454A Withdrawn JP2003328897A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 等圧弁付き吐出弁を備えた燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003328897A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110259302A1 (en) * | 2008-10-27 | 2011-10-27 | Hyundai Heavy Industries Co., Ltd. | Apparatus for preventing cavitation damage to a diesel engine fuel injection pump |
CN110043410A (zh) * | 2018-01-16 | 2019-07-23 | 大陆汽车有限公司 | 用于高压燃料泵的高压端口和高压燃料泵 |
-
2002
- 2002-05-16 JP JP2002141454A patent/JP2003328897A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110259302A1 (en) * | 2008-10-27 | 2011-10-27 | Hyundai Heavy Industries Co., Ltd. | Apparatus for preventing cavitation damage to a diesel engine fuel injection pump |
JP2012506972A (ja) * | 2008-10-27 | 2012-03-22 | ヒュンダイ ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド | ディーゼル機関の燃料噴射ポンプにおけるキャビテーション防止装置 |
US9200605B2 (en) * | 2008-10-27 | 2015-12-01 | Hyundai Heavy Industries Co., Ltd. | Apparatus for preventing cavitation damage to a diesel engine fuel injection pump |
CN110043410A (zh) * | 2018-01-16 | 2019-07-23 | 大陆汽车有限公司 | 用于高压燃料泵的高压端口和高压燃料泵 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |