JP2003322885A - 垂直方向に配向した平面光波回路スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有する光スイッチ - Google Patents
垂直方向に配向した平面光波回路スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有する光スイッチInfo
- Publication number
- JP2003322885A JP2003322885A JP2003070307A JP2003070307A JP2003322885A JP 2003322885 A JP2003322885 A JP 2003322885A JP 2003070307 A JP2003070307 A JP 2003070307A JP 2003070307 A JP2003070307 A JP 2003070307A JP 2003322885 A JP2003322885 A JP 2003322885A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- fan
- stage
- optical
- orientation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/35—Optical coupling means having switching means
- G02B6/354—Switching arrangements, i.e. number of input/output ports and interconnection types
- G02B6/3554—3D constellations, i.e. with switching elements and switched beams located in a volume
- G02B6/3556—NxM switch, i.e. regular arrays of switches elements of matrix type constellation
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/12002—Three-dimensional structures
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/122—Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/0001—Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
- H04Q11/0005—Switch and router aspects
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/35—Optical coupling means having switching means
- G02B6/3538—Optical coupling means having switching means based on displacement or deformation of a liquid
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/35—Optical coupling means having switching means
- G02B6/3596—With planar waveguide arrangement, i.e. in a substrate, regardless if actuating mechanism is outside the substrate
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/0001—Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
- H04Q11/0005—Switch and router aspects
- H04Q2011/0007—Construction
- H04Q2011/0024—Construction using space switching
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/0001—Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
- H04Q11/0005—Switch and router aspects
- H04Q2011/0007—Construction
- H04Q2011/0026—Construction using free space propagation (e.g. lenses, mirrors)
- H04Q2011/003—Construction using free space propagation (e.g. lenses, mirrors) using switches based on microelectro-mechanical systems [MEMS]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/0001—Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
- H04Q11/0005—Switch and router aspects
- H04Q2011/0052—Interconnection of switches
- H04Q2011/006—Full mesh
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低損失かつコンパクトな光スイッチを提供す
る。 【解決手段】光スイッチ(20)は複数の入力ポート(22)と
複数の出力ポート(24)を有する。光スイッチは、ファン
アウト段(34)、ファンイン段(38)、及び結合機構(44)を
有するファンアウト−ファンインアーキテクチャ(28)を
特徴とする。ファンアウト段(34)は、複数の入力ポート
に結合され、第1の配向を有する。ファンイン段(38)
は、複数の出力ポートに結合され、第2の配向を有す
る。結合機構(44)は、ファンアウト段をファンイン段に
光学的に結合し、ファンアウト段の第1の配向とファン
イン段の第2の配向との所定の関係を維持する。
る。 【解決手段】光スイッチ(20)は複数の入力ポート(22)と
複数の出力ポート(24)を有する。光スイッチは、ファン
アウト段(34)、ファンイン段(38)、及び結合機構(44)を
有するファンアウト−ファンインアーキテクチャ(28)を
特徴とする。ファンアウト段(34)は、複数の入力ポート
に結合され、第1の配向を有する。ファンイン段(38)
は、複数の出力ポートに結合され、第2の配向を有す
る。結合機構(44)は、ファンアウト段をファンイン段に
光学的に結合し、ファンアウト段の第1の配向とファン
イン段の第2の配向との所定の関係を維持する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、光信号の
スイッチングに関するものであり、特に、垂直に配向さ
れた平面光波回路スイッチ(またはプレーナー光波回路
スイッチ。以下同じ)をベースにした、ある幾何学構造
を有する光スイッチに関するものである。 【0002】 【従来の技術】高帯域のディジタル及びアナログ電気光
学システムを利用する新規の用途の数が増え続けてい
る。例えば、ディジタル計算システムの場合、電気光学
システムは、プロセッサ間における信号の経路指定に利
用されることが多い。アナログ・システムの場合、電気
光学システムは、フェイズド・アレイ・レーダ(phased
array radar)のような用途に利用されることが多い。
電気光学システムは、通信システムにおいて高帯域の光
搬送波をスイッチする用途にもよく見受けられる。 【0003】これらのシステムにおいて、光ビームは、
ディジタル及び/またはアナログ方式で変調され、情報
の「光搬送波」として利用される。光ビームまたは光搬
送波がこれらの用途において好ましいのには多くの理由
がある。例えば、こうしたチャネルが必要とするデータ
転送速度が大きくなる場合、高い光周波数により、ワイ
ヤや同軸ケーブルによって形成されるチャネルのような
従来の電気チャネルに対して、利用可能な帯域幅が大幅
に増すことになる。さらに、光周波数では、高帯域信号
の駆動及び搬送に必要なエネルギを低減することが可能
になる。さらに、光学チャネル(例えば、導波路及び光
ファイバ),及び、自由空間において伝搬するチャネル
でさえ、チャネル間のクロストークを低減した状態で、
空間に密に詰め込み、さらには、交差させることさえ可
能である。 【0004】これらのシステムにおいて重要なコンポー
ネントが、光交差接続(OXC)スイッチである。光交
差接続スイッチは、2つの一般的クラス、すなわち、
1)純光スイッチ構造によるもの、及び、2)光電子ス
イッチ構造によるもの、に分けることができる。純光ス
イッチ構造では、スイッチされる光信号の光−電気変換
が実施されないが、光電子スイッチ構造では、スイッチ
される光信号の光−電気変換が実施される。純光スイッ
チ構造の場合、電気変換を行わないことで、大部分の光
電子システムの能力を超えるビット・レート(例えば、
40Gb/s以上の範囲のビット・レート)に対応する
ことが可能になる。光電子スイッチ構造に対する純光ス
イッチ構造のもう1つの利点は、純光スイッチは、ビッ
ト・レートに依存せず、プロトコルトランスペアレント
であるということである。 【0005】設計考慮事項 純光スイッチを設計する場合、設計者は、さまざまな設
計パラメータを考慮して、これらのパラメータの最適化
を試みる。これらの重要な設計パラメータのいくつかに
は、低挿入損失、低クロストーク、偏光非依存性、高信
頼性、コンパクトなサイズ、単純な操作、低コスト、多
数のポートへのスケーラビリティ、及び、高速スイッチ
ング時間が含まれる。 【0006】クロスバー・アーキテクチャ 図1には、クロスバー・アーキテクチャとしばしば呼ば
れるアーキテクチャを用いた先行技術によるスイッチが
例示されている。クロスバー・スイッチ構造は、N2の
1×2スイッチを用いて構成される。1×2スイッチ
は、入力と出力間の各交差部毎に1つずつ設けられてい
る。この例では、スイッチング構造内において、3×3
スイッチが、3つの入力、3つの出力、及び、全部で9
つの1×2スイッチを有している。 【0007】残念ながら、クロスバー・アーキテクチャ
には、スイッチを通る最長経路の挿入損失が、入力及び
出力の数(N)と共に増大するという欠点がある。スイ
ッチを通る最短経路の損失はNに対して一定のままであ
るので、最短経路と最長経路との損失差は、やはり、N
と共に増大する。 【0008】3D MEMS 図2には、3次元マイクロ電気機械システム(3D M
EMS)を使用した先行技術によるスイッチ・マトリッ
クスが例示されている。このアプローチでは、アナログ
方式で2次元において操向可能なマイクロミラー・スイ
ッチ素子が用いられる。各マイクロミラーは、1×Nス
イッチの働きをする。このアプローチの例が、R.Ry
f他による「1296−port MEMS tran
sparent optical crossconn
ect with 2.07 Petabit/s s
witch capacity」、paper PD2
8,Conference on Optical F
iber Communications,OFC 2
001,Anaheim CA,USA、に記載されて
いる(非特許文献1)。 【0009】この先行技術によるスイッチの利点の1つ
は、N(ポート数)が増すにつれてこの構造の光挿入損
失が、一般に、少しずつしか増加しないという点であ
る。というのも、1×NまたはN×1スイッチの損失
は、Nに対して少しずつしか増大しないためである。こ
のアプローチのもう1つの利点は、N(1×N)スイッ
チの入力段(入力ステージ)とN(N×1)スイッチの
出力段(出力ステージ)との相互接続が、自由空間にお
いて実施されるので、「ファイバ・ジャングル」(すな
わち、入力段と出力段の間におけるN2の接続)が回避
されるという点である。 【0010】この先行技術によるアプローチの欠点の1
つは、アライメントを維持し、損失を最小限に抑えるた
めには、入念でかつ通常コストが高くつく機械設計が必
要とされる点である。振動及び温度変動に直面しても、
アライメントを維持しなければならず、このために設計
が複雑化するという点に留意されたい。3D MEMS
構造の場合、この欠点は、やはり振動及び温度変化に影
響されやすいマイクロミラーのアナログ特性によって増
幅されることになる。一般に、大型の(例えば、100
ポートを超える)3D MEMSスイッチは、各ミラー
毎に閉ループ制御を必要とするが、これは、明らかに、
スイッチの製造コストを上昇させ、スイッチの信頼性を
低下させることになる。 【0011】この先行技術によるアプローチのもう1つ
の欠点は、このスイッチ構造の物理的サイズ、複雑性、
及び、コストが、Nの増加に対して急激に増す点にあ
る。というのも、ポート数の増加は、非誘導ビームがさ
らに多くの入力と出力間を進行しなければならないこと
を意味するためである。これを許容するには、平行ビー
ムをその光路に沿って再平行化するか、あるいは、より
直径の大きいビームを使用しなければならない。前者の
場合には、高価な光学素子を正確に配置して、損失を回
避することが必要になり、後者の場合には、スイッチ構
造の物理的サイズがさらに大きくなる。 【0012】 【非特許文献1】R.Ryf他著、「1296−por
t MEMS transparentoptical
crossconnect with 2.07 P
etabit/s switch capacit
y」、paper PD28,Conference
on Optical Fiber Communic
ations,OFC 2001,Anaheim C
A,USA 【非特許文献2】Fouquet,J.E著、「Com
pact optical cross−connec
t switch based on total i
nternal reflection in a f
luid−containingplanar lig
htwave circuit」、Optical F
iber Communication Confer
ence,2000,Volume:1,2000,
p.204−206 【非特許文献3】Goh,T.;Yasu,M.;Ha
ttori,K.;Himeno,A.;Okuno,
M;Ohmori,Y.共著、「Low Loss A
nd High Extention Ratio S
trictly Nonblocking 16/Sp
l Times/16 Thermooptic Ma
trix Switch On 6−In Wafer
Using Silica−Based Plana
r Lightwave Circuit Techn
ology」、Journal of Lightw
ave Technology,Volume:19、
2001年3月3日、p−371−379 【0013】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、永続的アライメント(永続的な位置合わせ)、低損
失、コンパクトさ、及び、単純な相互接続を同時にもた
らす、光スイッチのアーキテクチャを提供することにあ
る。 【0014】本発明の別の目的は、前述の欠点を克服す
る、垂直配向の平面光波回路スイッチをベースにした、
ある幾何学構造を有する光スイッチを提供することにあ
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明の1実施態様に従
う、複数の入力ポートと複数の出力ポートを備えた光ス
イッチについて説明する。この光スイッチは、ファン・
アウト段、ファン・イン段、及び、結合機構を備えた、
ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ(また
はファン・アウト−ファン・イン・アーキテクチャとも
表記される)を特徴とする。ファン・アウト段は、複数
の入力ポートに結合され、第1の配向をなしている。フ
ァン・イン段は、複数の出力ポートに結合され、第2の
配向をなしている。結合機構は、ファン・アウト段とフ
ァン・イン段を光学的に結合し、ファン・アウト段の第
1の配向とファン・イン段の第2の配向との所定の関係
を維持する。 【0016】本発明のもう1つの実施態様に従って、複
数の入力ポートと複数の出力ポートを備えた光スイッチ
について説明する。この光スイッチには、複数の入力ポ
ートに結合された一群のファン・アウト・スイッチと、
複数の出力ポートに結合された一群のファン・イン・ス
イッチが含まれている。ファン・アウト・スイッチは、
第1の基準面に対してほぼ平行な第1の配向をなす、第
1の組の平面にスタックされている。一群のファン・イ
ン・スイッチは、第2の基準面に対してほぼ平行な第2
の配向をなす、第2の組の平面にスタックされている。
第1の基準面は、第2の基準面に対して所定の配向をな
している。例えば、第1の基準面は、第2の基準面に対
してほぼ直交させることが可能である。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明を添付図面を用いて説明す
るが、図面は例示的なものである。図面において同様の
構成要素には同じ参照符号を付している。ここでは、垂
直配向の平面光波回路(PLC。またはプレーナー光波
回路)スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有す
る光スイッチについて説明する。以下では、本発明の完
全な理解が得られるように、数多くの特定の細部につい
て説明する。しかし、当事者には明らかなように、これ
ら特定の細部がなくとも、本発明の実施は可能である。
他の事例では、本発明が不必要に曖昧にならないよう
に、周知の構造及び装置はブロック図で示されている。 【0018】本発明の光スイッチは、光信号をスイッチ
する(または、切り換える)ものであり、例えば、光通
信ネットワーク及び光信号処理における光信号の経路指
定に用いることが可能である。 【0019】図3には、本発明によるN×Nスイッチ2
0が例示されている。このスイッチには、Nの入力信号
23を受信するためのNの入力ポート22と、Nの出力
信号25を送り出すためのNの出力ポート24が含まれ
ている。スイッチ20は、各入力信号23を対応する出
力信号25に経路指定またはスイッチする。 【0020】スイッチ20には、以下では2N(1×
N)アーキテクチャとも呼ぶ、ファン・アウト/ファン
・イン・アーキテクチャ(FOFIA)28が含まれて
いる。ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
(FOFIA)28には、第1の配向をなすファン・ア
ウト段34と、第2の配向をなすファン・イン段38が
含まれている。ファン・アウト段34は、以下では「入
力段」とも呼ばれ、ファン・イン段38は、以下では
「出力段」とも呼ばれる。ファン・アウト段34及びフ
ァン・イン段38は、結合機構44を介して光学的に結
合されている。結合機構44は、例えば、ファン・アウ
ト段34の第1の配向と、ファン・イン段38の第2の
配向を規定することが可能である。結合機構について
は、図6を参照してさらに詳細に後述する。 【0021】ファン・アウト段34には、図4を参照し
てさらに詳細に後述する複数のファン・アウト・スイッ
チを含めることが可能である。ファン・イン段38に
は、図4を参照してさらに詳細に後述する複数のファン
・イン・スイッチを含めることが可能である。 【0022】図4には、図3のN×Nスイッチがさらに
詳細に例示されている。ファン・アウト段34には、複
数の1×Nファン・アウト・スイッチ54を含めること
が可能である。N:1×Nファン・アウト・スイッチ5
4は、第1の基準面55に対してほぼ平行な平行平面に
配置することが可能である。この例の場合、各平面に
は、1つの1×Nスイッチ54が含まれている。 【0023】ファン・イン段38には、複数のN×1フ
ァン・イン・スイッチ58を含めることが可能である。
N:N×1ファン・アウト・スイッチ58は、第2の基
準面59に対してほぼ平行な平行平面に配置することが
可能である。この例の場合、各平面には、1つのN×1
スイッチ58が含まれている。 【0024】実施態様の1つでは、結合機構44は、フ
ァン・イン段38におけるN:N×1スイッチの第2の
配向に対してほぼ直交する、または、垂直な第1の配向
に、ファン・アウト段34におけるN:1×Nスイッチ
を維持する。 【0025】本発明による光スイッチの利点の1つは、
出力段38に対する入力段34の垂直配向によって、そ
れらの段間の単純な相互接続が可能になるという点であ
る。 【0026】図5には、本発明の1実施態様に従って構
成された典型的な3×3スイッチが例示されている。こ
の光スイッチは、2N(1×N)アーキテクチャ(N=
3)を有しており、本発明の1実施態様による、平面配
向をなす平面光波回路(PLC)スイッチを含んでい
る。先行技術による自由空間アプローチに対するこのア
プローチの利点の1つは、平面光波回路(PLC)スイ
ッチによって永続的なアライメントが得られることであ
る。永続的アライメントによって、閉ループ制御あるい
は複雑なアセンブリの必要がなくなるので、信頼性およ
び単純性が得られることになる。また、光は導かれるの
で、必要なビーム直径、従って、スイッチ構造の物理的
サイズが、Nの増加につれて急激に大きくなることはな
い。 【0027】Nが増加すると、入力段と出力段の間のN
2の接続のために、スイッチの中心部にファイバまたは
導波路の「ジャングル」を生じることになる。これらの
接続は、プレーナー導波路(planar waveguide。または
平面導波路)で実施すると、物理的に大きく、損失が多
くなり、また、ファイバで実施すると、大きくて、壊れ
やすくなる。図6及び7に例示の本発明のもう1つの実
施態様による光スイッチによれば、とりわけ、Nが大き
いスイッチの場合、ファイバまたは導波路のこのジャン
グル問題が解決される。 【0028】図6には、本発明の実施態様の1つによる
垂直配向の平面光波回路(PLC)スイッチをベースに
した、ある幾何学構造を有する光スイッチ100が例示
されている。この実施態様では、光スイッチ100に
は、N×Nスイッチ・マトリックスが含まれている。光
スイッチは、2N(1×N)アーキテクチャを利用して
いる。 【0029】光スイッチ100には、第1段110(本
明細書では入力段とも記載する)と、第2段120(本
明細書では出力段とも記載する)が含まれている。第1
段110には、第1の配向をなす複数の平面114が含
まれている。例えば、平面114は、第1の基準面11
6に対して平行である。各平面114には、ファン・ア
ウト・スイッチ120(例えば、1×Nスイッチ)が含
まれている。 【0030】第2段120には、第2の配向をなす複数
の平面124が含まれている。例えば、平面124は、
第2の基準面126に対して平行である。各平面124
には、ファン・イン・スイッチ180(例えば、N×1
スイッチ)が含まれている。 【0031】この例の場合、平面114は、平面124
に対してある角度をなす(例えば、垂直な、または、直
交する)配向が施されている。例えば、平面114は、
平面124に対してほぼ垂直とすることが可能である。 【0032】例えば、第1段110には、第1の基準面
116に対して平行に配置された1つ以上の1×N入力
スイッチ(例えば、第1群をなすN:1×Nファン・ア
ウト・スイッチ)を含めることが可能である。同様に、
第2段120には、第2の基準面126に対して平行に
配置された1つ以上のN×1出力スイッチ(例えば、第
2群をなすN:N×1ファン・イン・スイッチ)を含め
ることが可能である。この例の場合、第1の基準面11
6は、第2の基準面126に対してほぼ直交している。
このように、第1群のファン・アウト・スイッチは、第
2群のファン・イン・スイッチに対して垂直になるよう
に構成される。 【0033】本発明によるファン・アウト/ファン・イ
ン・アーキテクチャ(2N(1×N)アーキテクチャと
も呼ばれる)では、各入力毎に1つの1×Nスイッチ
と、各出力毎に1つのN×1スイッチが用いられる。各
入力スイッチは、全ての出力スイッチに接続されてい
る。この例の場合、スイッチは1平面当り1つである。 【0034】実施態様の1つでは、ファン・アウト・ス
イッチ及びファン・イン・スイッチは、平面光波回路
(PLC)である。例えば、各1×Nスイッチ及びN×
1スイッチは、平面光波回路(PLC)で実施すること
が可能である。PLCによって導波アプローチが可能に
なるので、PLCを使用する本発明による光スイッチに
は、入力と出力とが永続的にアライメントされるという
利点を有する。温度及び振動の変化にもかかわらず、低
挿入損失を維持するには、入力ファイバと出力ファイバ
が確実に所定位置にとどまるようにすれば十分である。
従って、本発明による光スイッチの光学的及び機械的構
成は比較的単純であり、費用対効果を高くして実施する
ことができる。 【0035】図8を参照してさらに詳細に後述するよう
に、各N×1スイッチまたは1×Nスイッチは、1×2
スイッチ素子のツリーとして実施することが可能であ
る。 【0036】図7には、図6の光スイッチのライン7−
7で切り取った断面図が例示されている。すなわち、図
7には、第1段と第2段の間のライン7−7に沿った交
差部を含む断面図が例示されている。1×N(入力段)
スイッチからの出力導波路は、N×1(出力段)スイッ
チへの入力導波路と直接的に位置合わせ(アライメン
ト)されている。好適な実施態様では、第1段110と
第2段120は、互いに直接突合せ結合される。この結
合のアライメント許容差は、導波路の端部が交差部で大
きくなるように先細りにすることによって緩和すること
が可能である。 【0037】図8には、本発明の1実施態様よる1×2
スイッチ素子のツリーとして実施した1×Nファン・ア
ウト・スイッチの典型的な例が示されている。同様に、
N×1ファン・イン・スイッチは、2×1スイッチ素子
のツリーとして実施することが可能である。本発明によ
る光スイッチを形成するための基本構成単位として単純
な1×2スイッチを用いることによって、いくつかの利
点が実現される。先行技術によるクロス・バー・アプロ
ーチに対するツリー・アプローチの利点の1つは、ツリ
ーの場合、各信号が遭遇する1×2スイッチは2log
2Nだけであるということである。従って、本発明によ
る光スイッチの場合、挿入損失は、Nの増加に対してよ
り良好である。さらに、全ての信号がこの損失を被るの
で、本発明による光スイッチの場合、損失の変動が経路
に左右されることはない。 【0038】ファン・イン・スイッチ及びファン・アウ
ト・スイッチは、バブル技術(bubble technology)ま
たは熱光学技術を用いることが可能である。本発明の実
施態様の1つでは、ファン・アウト・スイッチ及びファ
ン・イン・スイッチは、バブル技術を利用しており、全
反射(または、全内部反射)を用いる、流体を含む平面
光波回路(PLC)で実施される。この実施態様は、単
純なバイナリ制御、極めて少ないクロストーク、高速ス
イッチング時間、低偏光依存、及び、コンパクトな設計
を特徴とする。 【0039】バブル技術を用いた光交差接続(OXC)
スイッチは、シリカ平面光波回路(PLC)マトリック
スの交差部にエッチングで形成されたトレンチ(溝)の
側壁からの全反射に基づくものである。トレンチには、
通常、トレンチを透過して、導波路チップにおける次の
共線関係にある導波路部分に入射することを可能にする
屈折率整合流体が充填されている。光が伝達する距離の
大部分は導波路内にある。トレンチは、幅がわずか約1
5ミクロンのため、非誘導伝搬が短く、自由空間よりも
屈折率が高いというもう1つの利点を有している。 【0040】こうして、挿入損失をかなり低く抑えて、
ポート数の多いスイッチを形成することが可能になる。
液体の移動は、導波路に結合された個別のチップに作成
することが可能な、インクジェット技術をベースにした
サーマル・アクチュエータによって交差部に発生される
小さいバブルを利用して行われる。バブルが存在する
と、光は全反射される。バブルの膨張及び収縮に適応す
るため、各交差部の両側において、アクチュエータ・チ
ップに穴が貫通している。 【0041】バブル技術を利用する利点には、単純なバ
イナリ制御(すなわち、バブルの有無)、極めて少ない
クロストーク、多くの光ネットワーク用途に適した高速
スイッチング時間(例えば、ミリ秒範囲内)、低偏光依
存、及び、コンパクトな設計(但しこれらに限定するわ
けではない)が含まれる。 【0042】本発明による光スイッチの形成に利用可能
なPLCスイッチ素子の例、及び、バブル技術に関連し
たさらなる説明が、Fouquet,J.Eによる「C
ompact optical cross−conn
ect switch based on total
internal reflection ina
fluid−containing planar l
ightwavecircuit」(Optical
Fiber CommunicationConfer
ence,2000,Volume:1,2000,
p.204−206)と題する刊行物に記載されている
(上記非特許文献2)。尚、この文献は参照により本明
細書に組み込むものとする。 【0043】代替実施態様の場合、ファン・アウト・ス
イッチ及びファン・イン・スイッチは、熱光学技術を利
用して実施される。熱光学技術では、各交差部毎に二重
マッハ−ツェンダー干渉計スイッチを用いて、スイッチ
に対する消光を改善するが、広い面積を必要とするとい
う代償を払うことになる。熱光学技術については、Go
h,T.;Yasu,M.;Hattori,K.;H
imeno,A.;Okuno,M;Ohmori,
Y.による「Low Loss And High E
xtinction Ratio Strictly
Nonblocking 16/Spl Times/
16 Thermooptic Matrix Swi
tch On 6−In Wafer Using S
ilica−Based Planar Lightw
ave Circuit Technology」(J
ournal of Lightwave Tech
nology,Volume:19 Issue:20
01年3月3日、p371−379)と題する刊行物に
記載されている(上記非特許文献3)。尚、この文献は
参照により本明細書に組み込むものとする。 【0044】本発明の重要な側面は、入力段110と出
力段120との間における相互接続の幾何学的構造であ
る。機能上、相互接続は、入力段の各1×Nスイッチが
出力段の全てのN×1スイッチに接続されるように構成
される。本発明による光スイッチによって規定される幾
何学的構造では、入力スイッチと出力スイッチが直交平
面に配置され、それによって、単純ではあるが信頼性の
高いやり方で相互接続を実施することが可能になる。図
6及び7に例示の光スイッチは、とりわけ、Nが大きい
場合、図5に例示のスイッチよりも簡単に実施可能であ
るという点に留意されたい。 【0045】本発明の光スイッチは、1)平面光波回路
(PLC)光スイッチによって得られる永続的アライメ
ント及びコンパクトさ、2)スイッチのファン・アウト
/ファン・イン・アーキテクチャ(すなわち、2N(1
×N)アーキテクチャ)によって得られる低損失、及
び、3)入力段と出力段の直交配向によって得られる単
純な相互接続、を実現することに特徴がある。すなわ
ち、ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャに
よって、入力ポート及び出力ポートの数が増加しても、
低挿入損失と、比較的小さい物理的サイズが得られる。
本発明による光スイッチは、永続的アライメントを特徴
とするPLCスイッチを用いているので、先行技術によ
る「自由空間」アプローチに比べて、設計が単純で、動
作の信頼性が高い。 【0046】本発明による光スイッチは、例えば、時分
割多重(TDM)、波長分割多重(WDM)、及び、高
密度波長分割多重(DWDM)を用いるシステム及びネ
ットワークにおいて利用可能である。 【0047】本発明による光スイッチは、多数のポート
を必要とする用途にも利用可能である。例えば、本発明
による光スイッチは、厳密にノン・ブロッキング・アー
キテクチャ(non-blocking architecture。または、無
閉塞アーキテクチャ)をなす大型スイッチ構造(例え
ば、512×512の構造)を必要とする用途に適合す
る。 【0048】以上、本発明の特定の実施態様を参照して
本発明を説明した。しかし、本発明のより広い範囲から
逸脱することなく、本発明にさまざまな修正及び変更を
施すことが可能であることは明らかであろう。従って、
本明細書及び図面は、限定を意味するものではなく、例
示のためのものとみなすべきである。 【0049】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.光スイッチ(20)であって、 a)複数の入力ポート(22)と、 b)複数の出力ポート(24)と、 c)ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
(28) を備え、前記ファン・アウト/ファン・イン・アーキテ
クチャが、第1の配向を有する複数の入力ポートに結合
されたファン・アウト段(34)と、第2の配向を有す
る複数の出力ポートに結合されたファン・イン段(3
8)と、前記ファン・アウト段と前記ファン・イン段を
光学的に結合し、前記ファン・アウト段の前記第1の配
向と前記ファン・イン段の前記第2の配向との所定の関
係を維持するための結合機構(44)を備えることから
なる、光スイッチ。 2.前記ファン・アウト段(34)が、第1の組をなす
ほぼ平行な平面に配置された複数のファン・アウト・ス
イッチ(54)を含み、1入力ポートごとに1つのファ
ン・アウト・スイッチが存在する、上項1に記載の光ス
イッチ。 3.各ファン・アウト・スイッチが、1×Nスイッチで
あり、各ファン・アウト・スイッチが、前記複数の入力
ポートの1つに結合された1つの入力と、前記ファン・
イン段に結合するためのN個の出力を含む、上項1に記
載の光スイッチ。 4.1平面当りに1つのファン・アウト・スイッチが存
在し、前記ファン・イン・スイッチが、平面光波回路
(PLC)であることからなる、上項2に記載の光スイ
ッチ。 5.前記ファン・イン段(38)が、第2の組をなすほ
ぼ平行な平面に配置された複数のファン・イン・スイッ
チ(58)を含み、1出力ポートごとに1つのファン・
イン・スイッチが存在する、上項1に記載の光スイッ
チ。 6.各ファン・イン・スイッチが、N×1スイッチであ
り、各ファン・イン・スイッチが、前記ファン・アウト
段に結合するためのN個の入力と、前記複数の出力ポー
トの1つに結合された1つの出力を含む、上項1に記載
の光スイッチ。 7.1平面当りに1つのファン・イン・スイッチが存在
し、前記ファン・イン・スイッチが、平面光波回路(P
LC)である、上項5に記載の光スイッチ。 8.前記ファン・イン/ファン・アウト・アーキテクチ
ャが、2N(1×N)アーキテクチャであり、Nが入力
ポート数であり、Nが出力ポート数である、上項1に記
載の光スイッチ。 9.前記ファン・アウト段が、ほぼ平行に配置された第
1の組をなす平面にスタックされた複数の1×Nファン
・アウト・スイッチを含み、前記ファン・イン段が、ほ
ぼ平行に配置された第2の組をなす平面にスタックされ
た複数のN×1のファン・イン・スイッチを含み、前記
結合機構によって、前記複数の1×Nのファン・アウト
・スイッチと前記複数のN×1のファン・イン・スイッ
チが光学的に結合され、前記第1の組をなす平面が前記
第2の組をなす平面に対してほぼ直交する状態に維持さ
れることからなる、上項1に記載の光スイッチ。 10.前記ファン・アウト段が、複数のファン・アウト
・スイッチを含み、前記ファン・イン段が、複数のファ
ン・イン・スイッチを含み、前記ファン・アウト・スイ
ッチ及びファン・イン・スイッチが、ノン・ブロッキン
グ・スイッチ(または、無閉塞スイッチ)である、上項
1に記載の光スイッチ。 【0050】本発明の光スイッチ(20)は複数の入力ポー
ト(22)と複数の出力ポート(24)を有する。光スイッチ
は、ファンアウト段(34)、ファンイン段(38)、及び結合
機構(44)を有するファンアウト−ファンインアーキテク
チャ(28)を特徴とする。ファンアウト段(34)は、複数の
入力ポートに結合され、第1の配向を有する。ファンイ
ン段(38)は、複数の出力ポートに結合され、第2の配向
を有する。結合機構(44)は、ファンアウト段をファンイ
ン段に光学的に結合し、ファンアウト段の第1の配向と
ファンイン段の第2の配向との所定の関係を維持する。 【0051】 【発明の効果】本発明によれば、低損失かつコンパクト
な光スイッチを提供することができる。
スイッチングに関するものであり、特に、垂直に配向さ
れた平面光波回路スイッチ(またはプレーナー光波回路
スイッチ。以下同じ)をベースにした、ある幾何学構造
を有する光スイッチに関するものである。 【0002】 【従来の技術】高帯域のディジタル及びアナログ電気光
学システムを利用する新規の用途の数が増え続けてい
る。例えば、ディジタル計算システムの場合、電気光学
システムは、プロセッサ間における信号の経路指定に利
用されることが多い。アナログ・システムの場合、電気
光学システムは、フェイズド・アレイ・レーダ(phased
array radar)のような用途に利用されることが多い。
電気光学システムは、通信システムにおいて高帯域の光
搬送波をスイッチする用途にもよく見受けられる。 【0003】これらのシステムにおいて、光ビームは、
ディジタル及び/またはアナログ方式で変調され、情報
の「光搬送波」として利用される。光ビームまたは光搬
送波がこれらの用途において好ましいのには多くの理由
がある。例えば、こうしたチャネルが必要とするデータ
転送速度が大きくなる場合、高い光周波数により、ワイ
ヤや同軸ケーブルによって形成されるチャネルのような
従来の電気チャネルに対して、利用可能な帯域幅が大幅
に増すことになる。さらに、光周波数では、高帯域信号
の駆動及び搬送に必要なエネルギを低減することが可能
になる。さらに、光学チャネル(例えば、導波路及び光
ファイバ),及び、自由空間において伝搬するチャネル
でさえ、チャネル間のクロストークを低減した状態で、
空間に密に詰め込み、さらには、交差させることさえ可
能である。 【0004】これらのシステムにおいて重要なコンポー
ネントが、光交差接続(OXC)スイッチである。光交
差接続スイッチは、2つの一般的クラス、すなわち、
1)純光スイッチ構造によるもの、及び、2)光電子ス
イッチ構造によるもの、に分けることができる。純光ス
イッチ構造では、スイッチされる光信号の光−電気変換
が実施されないが、光電子スイッチ構造では、スイッチ
される光信号の光−電気変換が実施される。純光スイッ
チ構造の場合、電気変換を行わないことで、大部分の光
電子システムの能力を超えるビット・レート(例えば、
40Gb/s以上の範囲のビット・レート)に対応する
ことが可能になる。光電子スイッチ構造に対する純光ス
イッチ構造のもう1つの利点は、純光スイッチは、ビッ
ト・レートに依存せず、プロトコルトランスペアレント
であるということである。 【0005】設計考慮事項 純光スイッチを設計する場合、設計者は、さまざまな設
計パラメータを考慮して、これらのパラメータの最適化
を試みる。これらの重要な設計パラメータのいくつかに
は、低挿入損失、低クロストーク、偏光非依存性、高信
頼性、コンパクトなサイズ、単純な操作、低コスト、多
数のポートへのスケーラビリティ、及び、高速スイッチ
ング時間が含まれる。 【0006】クロスバー・アーキテクチャ 図1には、クロスバー・アーキテクチャとしばしば呼ば
れるアーキテクチャを用いた先行技術によるスイッチが
例示されている。クロスバー・スイッチ構造は、N2の
1×2スイッチを用いて構成される。1×2スイッチ
は、入力と出力間の各交差部毎に1つずつ設けられてい
る。この例では、スイッチング構造内において、3×3
スイッチが、3つの入力、3つの出力、及び、全部で9
つの1×2スイッチを有している。 【0007】残念ながら、クロスバー・アーキテクチャ
には、スイッチを通る最長経路の挿入損失が、入力及び
出力の数(N)と共に増大するという欠点がある。スイ
ッチを通る最短経路の損失はNに対して一定のままであ
るので、最短経路と最長経路との損失差は、やはり、N
と共に増大する。 【0008】3D MEMS 図2には、3次元マイクロ電気機械システム(3D M
EMS)を使用した先行技術によるスイッチ・マトリッ
クスが例示されている。このアプローチでは、アナログ
方式で2次元において操向可能なマイクロミラー・スイ
ッチ素子が用いられる。各マイクロミラーは、1×Nス
イッチの働きをする。このアプローチの例が、R.Ry
f他による「1296−port MEMS tran
sparent optical crossconn
ect with 2.07 Petabit/s s
witch capacity」、paper PD2
8,Conference on Optical F
iber Communications,OFC 2
001,Anaheim CA,USA、に記載されて
いる(非特許文献1)。 【0009】この先行技術によるスイッチの利点の1つ
は、N(ポート数)が増すにつれてこの構造の光挿入損
失が、一般に、少しずつしか増加しないという点であ
る。というのも、1×NまたはN×1スイッチの損失
は、Nに対して少しずつしか増大しないためである。こ
のアプローチのもう1つの利点は、N(1×N)スイッ
チの入力段(入力ステージ)とN(N×1)スイッチの
出力段(出力ステージ)との相互接続が、自由空間にお
いて実施されるので、「ファイバ・ジャングル」(すな
わち、入力段と出力段の間におけるN2の接続)が回避
されるという点である。 【0010】この先行技術によるアプローチの欠点の1
つは、アライメントを維持し、損失を最小限に抑えるた
めには、入念でかつ通常コストが高くつく機械設計が必
要とされる点である。振動及び温度変動に直面しても、
アライメントを維持しなければならず、このために設計
が複雑化するという点に留意されたい。3D MEMS
構造の場合、この欠点は、やはり振動及び温度変化に影
響されやすいマイクロミラーのアナログ特性によって増
幅されることになる。一般に、大型の(例えば、100
ポートを超える)3D MEMSスイッチは、各ミラー
毎に閉ループ制御を必要とするが、これは、明らかに、
スイッチの製造コストを上昇させ、スイッチの信頼性を
低下させることになる。 【0011】この先行技術によるアプローチのもう1つ
の欠点は、このスイッチ構造の物理的サイズ、複雑性、
及び、コストが、Nの増加に対して急激に増す点にあ
る。というのも、ポート数の増加は、非誘導ビームがさ
らに多くの入力と出力間を進行しなければならないこと
を意味するためである。これを許容するには、平行ビー
ムをその光路に沿って再平行化するか、あるいは、より
直径の大きいビームを使用しなければならない。前者の
場合には、高価な光学素子を正確に配置して、損失を回
避することが必要になり、後者の場合には、スイッチ構
造の物理的サイズがさらに大きくなる。 【0012】 【非特許文献1】R.Ryf他著、「1296−por
t MEMS transparentoptical
crossconnect with 2.07 P
etabit/s switch capacit
y」、paper PD28,Conference
on Optical Fiber Communic
ations,OFC 2001,Anaheim C
A,USA 【非特許文献2】Fouquet,J.E著、「Com
pact optical cross−connec
t switch based on total i
nternal reflection in a f
luid−containingplanar lig
htwave circuit」、Optical F
iber Communication Confer
ence,2000,Volume:1,2000,
p.204−206 【非特許文献3】Goh,T.;Yasu,M.;Ha
ttori,K.;Himeno,A.;Okuno,
M;Ohmori,Y.共著、「Low Loss A
nd High Extention Ratio S
trictly Nonblocking 16/Sp
l Times/16 Thermooptic Ma
trix Switch On 6−In Wafer
Using Silica−Based Plana
r Lightwave Circuit Techn
ology」、Journal of Lightw
ave Technology,Volume:19、
2001年3月3日、p−371−379 【0013】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、永続的アライメント(永続的な位置合わせ)、低損
失、コンパクトさ、及び、単純な相互接続を同時にもた
らす、光スイッチのアーキテクチャを提供することにあ
る。 【0014】本発明の別の目的は、前述の欠点を克服す
る、垂直配向の平面光波回路スイッチをベースにした、
ある幾何学構造を有する光スイッチを提供することにあ
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明の1実施態様に従
う、複数の入力ポートと複数の出力ポートを備えた光ス
イッチについて説明する。この光スイッチは、ファン・
アウト段、ファン・イン段、及び、結合機構を備えた、
ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ(また
はファン・アウト−ファン・イン・アーキテクチャとも
表記される)を特徴とする。ファン・アウト段は、複数
の入力ポートに結合され、第1の配向をなしている。フ
ァン・イン段は、複数の出力ポートに結合され、第2の
配向をなしている。結合機構は、ファン・アウト段とフ
ァン・イン段を光学的に結合し、ファン・アウト段の第
1の配向とファン・イン段の第2の配向との所定の関係
を維持する。 【0016】本発明のもう1つの実施態様に従って、複
数の入力ポートと複数の出力ポートを備えた光スイッチ
について説明する。この光スイッチには、複数の入力ポ
ートに結合された一群のファン・アウト・スイッチと、
複数の出力ポートに結合された一群のファン・イン・ス
イッチが含まれている。ファン・アウト・スイッチは、
第1の基準面に対してほぼ平行な第1の配向をなす、第
1の組の平面にスタックされている。一群のファン・イ
ン・スイッチは、第2の基準面に対してほぼ平行な第2
の配向をなす、第2の組の平面にスタックされている。
第1の基準面は、第2の基準面に対して所定の配向をな
している。例えば、第1の基準面は、第2の基準面に対
してほぼ直交させることが可能である。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明を添付図面を用いて説明す
るが、図面は例示的なものである。図面において同様の
構成要素には同じ参照符号を付している。ここでは、垂
直配向の平面光波回路(PLC。またはプレーナー光波
回路)スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有す
る光スイッチについて説明する。以下では、本発明の完
全な理解が得られるように、数多くの特定の細部につい
て説明する。しかし、当事者には明らかなように、これ
ら特定の細部がなくとも、本発明の実施は可能である。
他の事例では、本発明が不必要に曖昧にならないよう
に、周知の構造及び装置はブロック図で示されている。 【0018】本発明の光スイッチは、光信号をスイッチ
する(または、切り換える)ものであり、例えば、光通
信ネットワーク及び光信号処理における光信号の経路指
定に用いることが可能である。 【0019】図3には、本発明によるN×Nスイッチ2
0が例示されている。このスイッチには、Nの入力信号
23を受信するためのNの入力ポート22と、Nの出力
信号25を送り出すためのNの出力ポート24が含まれ
ている。スイッチ20は、各入力信号23を対応する出
力信号25に経路指定またはスイッチする。 【0020】スイッチ20には、以下では2N(1×
N)アーキテクチャとも呼ぶ、ファン・アウト/ファン
・イン・アーキテクチャ(FOFIA)28が含まれて
いる。ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
(FOFIA)28には、第1の配向をなすファン・ア
ウト段34と、第2の配向をなすファン・イン段38が
含まれている。ファン・アウト段34は、以下では「入
力段」とも呼ばれ、ファン・イン段38は、以下では
「出力段」とも呼ばれる。ファン・アウト段34及びフ
ァン・イン段38は、結合機構44を介して光学的に結
合されている。結合機構44は、例えば、ファン・アウ
ト段34の第1の配向と、ファン・イン段38の第2の
配向を規定することが可能である。結合機構について
は、図6を参照してさらに詳細に後述する。 【0021】ファン・アウト段34には、図4を参照し
てさらに詳細に後述する複数のファン・アウト・スイッ
チを含めることが可能である。ファン・イン段38に
は、図4を参照してさらに詳細に後述する複数のファン
・イン・スイッチを含めることが可能である。 【0022】図4には、図3のN×Nスイッチがさらに
詳細に例示されている。ファン・アウト段34には、複
数の1×Nファン・アウト・スイッチ54を含めること
が可能である。N:1×Nファン・アウト・スイッチ5
4は、第1の基準面55に対してほぼ平行な平行平面に
配置することが可能である。この例の場合、各平面に
は、1つの1×Nスイッチ54が含まれている。 【0023】ファン・イン段38には、複数のN×1フ
ァン・イン・スイッチ58を含めることが可能である。
N:N×1ファン・アウト・スイッチ58は、第2の基
準面59に対してほぼ平行な平行平面に配置することが
可能である。この例の場合、各平面には、1つのN×1
スイッチ58が含まれている。 【0024】実施態様の1つでは、結合機構44は、フ
ァン・イン段38におけるN:N×1スイッチの第2の
配向に対してほぼ直交する、または、垂直な第1の配向
に、ファン・アウト段34におけるN:1×Nスイッチ
を維持する。 【0025】本発明による光スイッチの利点の1つは、
出力段38に対する入力段34の垂直配向によって、そ
れらの段間の単純な相互接続が可能になるという点であ
る。 【0026】図5には、本発明の1実施態様に従って構
成された典型的な3×3スイッチが例示されている。こ
の光スイッチは、2N(1×N)アーキテクチャ(N=
3)を有しており、本発明の1実施態様による、平面配
向をなす平面光波回路(PLC)スイッチを含んでい
る。先行技術による自由空間アプローチに対するこのア
プローチの利点の1つは、平面光波回路(PLC)スイ
ッチによって永続的なアライメントが得られることであ
る。永続的アライメントによって、閉ループ制御あるい
は複雑なアセンブリの必要がなくなるので、信頼性およ
び単純性が得られることになる。また、光は導かれるの
で、必要なビーム直径、従って、スイッチ構造の物理的
サイズが、Nの増加につれて急激に大きくなることはな
い。 【0027】Nが増加すると、入力段と出力段の間のN
2の接続のために、スイッチの中心部にファイバまたは
導波路の「ジャングル」を生じることになる。これらの
接続は、プレーナー導波路(planar waveguide。または
平面導波路)で実施すると、物理的に大きく、損失が多
くなり、また、ファイバで実施すると、大きくて、壊れ
やすくなる。図6及び7に例示の本発明のもう1つの実
施態様による光スイッチによれば、とりわけ、Nが大き
いスイッチの場合、ファイバまたは導波路のこのジャン
グル問題が解決される。 【0028】図6には、本発明の実施態様の1つによる
垂直配向の平面光波回路(PLC)スイッチをベースに
した、ある幾何学構造を有する光スイッチ100が例示
されている。この実施態様では、光スイッチ100に
は、N×Nスイッチ・マトリックスが含まれている。光
スイッチは、2N(1×N)アーキテクチャを利用して
いる。 【0029】光スイッチ100には、第1段110(本
明細書では入力段とも記載する)と、第2段120(本
明細書では出力段とも記載する)が含まれている。第1
段110には、第1の配向をなす複数の平面114が含
まれている。例えば、平面114は、第1の基準面11
6に対して平行である。各平面114には、ファン・ア
ウト・スイッチ120(例えば、1×Nスイッチ)が含
まれている。 【0030】第2段120には、第2の配向をなす複数
の平面124が含まれている。例えば、平面124は、
第2の基準面126に対して平行である。各平面124
には、ファン・イン・スイッチ180(例えば、N×1
スイッチ)が含まれている。 【0031】この例の場合、平面114は、平面124
に対してある角度をなす(例えば、垂直な、または、直
交する)配向が施されている。例えば、平面114は、
平面124に対してほぼ垂直とすることが可能である。 【0032】例えば、第1段110には、第1の基準面
116に対して平行に配置された1つ以上の1×N入力
スイッチ(例えば、第1群をなすN:1×Nファン・ア
ウト・スイッチ)を含めることが可能である。同様に、
第2段120には、第2の基準面126に対して平行に
配置された1つ以上のN×1出力スイッチ(例えば、第
2群をなすN:N×1ファン・イン・スイッチ)を含め
ることが可能である。この例の場合、第1の基準面11
6は、第2の基準面126に対してほぼ直交している。
このように、第1群のファン・アウト・スイッチは、第
2群のファン・イン・スイッチに対して垂直になるよう
に構成される。 【0033】本発明によるファン・アウト/ファン・イ
ン・アーキテクチャ(2N(1×N)アーキテクチャと
も呼ばれる)では、各入力毎に1つの1×Nスイッチ
と、各出力毎に1つのN×1スイッチが用いられる。各
入力スイッチは、全ての出力スイッチに接続されてい
る。この例の場合、スイッチは1平面当り1つである。 【0034】実施態様の1つでは、ファン・アウト・ス
イッチ及びファン・イン・スイッチは、平面光波回路
(PLC)である。例えば、各1×Nスイッチ及びN×
1スイッチは、平面光波回路(PLC)で実施すること
が可能である。PLCによって導波アプローチが可能に
なるので、PLCを使用する本発明による光スイッチに
は、入力と出力とが永続的にアライメントされるという
利点を有する。温度及び振動の変化にもかかわらず、低
挿入損失を維持するには、入力ファイバと出力ファイバ
が確実に所定位置にとどまるようにすれば十分である。
従って、本発明による光スイッチの光学的及び機械的構
成は比較的単純であり、費用対効果を高くして実施する
ことができる。 【0035】図8を参照してさらに詳細に後述するよう
に、各N×1スイッチまたは1×Nスイッチは、1×2
スイッチ素子のツリーとして実施することが可能であ
る。 【0036】図7には、図6の光スイッチのライン7−
7で切り取った断面図が例示されている。すなわち、図
7には、第1段と第2段の間のライン7−7に沿った交
差部を含む断面図が例示されている。1×N(入力段)
スイッチからの出力導波路は、N×1(出力段)スイッ
チへの入力導波路と直接的に位置合わせ(アライメン
ト)されている。好適な実施態様では、第1段110と
第2段120は、互いに直接突合せ結合される。この結
合のアライメント許容差は、導波路の端部が交差部で大
きくなるように先細りにすることによって緩和すること
が可能である。 【0037】図8には、本発明の1実施態様よる1×2
スイッチ素子のツリーとして実施した1×Nファン・ア
ウト・スイッチの典型的な例が示されている。同様に、
N×1ファン・イン・スイッチは、2×1スイッチ素子
のツリーとして実施することが可能である。本発明によ
る光スイッチを形成するための基本構成単位として単純
な1×2スイッチを用いることによって、いくつかの利
点が実現される。先行技術によるクロス・バー・アプロ
ーチに対するツリー・アプローチの利点の1つは、ツリ
ーの場合、各信号が遭遇する1×2スイッチは2log
2Nだけであるということである。従って、本発明によ
る光スイッチの場合、挿入損失は、Nの増加に対してよ
り良好である。さらに、全ての信号がこの損失を被るの
で、本発明による光スイッチの場合、損失の変動が経路
に左右されることはない。 【0038】ファン・イン・スイッチ及びファン・アウ
ト・スイッチは、バブル技術(bubble technology)ま
たは熱光学技術を用いることが可能である。本発明の実
施態様の1つでは、ファン・アウト・スイッチ及びファ
ン・イン・スイッチは、バブル技術を利用しており、全
反射(または、全内部反射)を用いる、流体を含む平面
光波回路(PLC)で実施される。この実施態様は、単
純なバイナリ制御、極めて少ないクロストーク、高速ス
イッチング時間、低偏光依存、及び、コンパクトな設計
を特徴とする。 【0039】バブル技術を用いた光交差接続(OXC)
スイッチは、シリカ平面光波回路(PLC)マトリック
スの交差部にエッチングで形成されたトレンチ(溝)の
側壁からの全反射に基づくものである。トレンチには、
通常、トレンチを透過して、導波路チップにおける次の
共線関係にある導波路部分に入射することを可能にする
屈折率整合流体が充填されている。光が伝達する距離の
大部分は導波路内にある。トレンチは、幅がわずか約1
5ミクロンのため、非誘導伝搬が短く、自由空間よりも
屈折率が高いというもう1つの利点を有している。 【0040】こうして、挿入損失をかなり低く抑えて、
ポート数の多いスイッチを形成することが可能になる。
液体の移動は、導波路に結合された個別のチップに作成
することが可能な、インクジェット技術をベースにした
サーマル・アクチュエータによって交差部に発生される
小さいバブルを利用して行われる。バブルが存在する
と、光は全反射される。バブルの膨張及び収縮に適応す
るため、各交差部の両側において、アクチュエータ・チ
ップに穴が貫通している。 【0041】バブル技術を利用する利点には、単純なバ
イナリ制御(すなわち、バブルの有無)、極めて少ない
クロストーク、多くの光ネットワーク用途に適した高速
スイッチング時間(例えば、ミリ秒範囲内)、低偏光依
存、及び、コンパクトな設計(但しこれらに限定するわ
けではない)が含まれる。 【0042】本発明による光スイッチの形成に利用可能
なPLCスイッチ素子の例、及び、バブル技術に関連し
たさらなる説明が、Fouquet,J.Eによる「C
ompact optical cross−conn
ect switch based on total
internal reflection ina
fluid−containing planar l
ightwavecircuit」(Optical
Fiber CommunicationConfer
ence,2000,Volume:1,2000,
p.204−206)と題する刊行物に記載されている
(上記非特許文献2)。尚、この文献は参照により本明
細書に組み込むものとする。 【0043】代替実施態様の場合、ファン・アウト・ス
イッチ及びファン・イン・スイッチは、熱光学技術を利
用して実施される。熱光学技術では、各交差部毎に二重
マッハ−ツェンダー干渉計スイッチを用いて、スイッチ
に対する消光を改善するが、広い面積を必要とするとい
う代償を払うことになる。熱光学技術については、Go
h,T.;Yasu,M.;Hattori,K.;H
imeno,A.;Okuno,M;Ohmori,
Y.による「Low Loss And High E
xtinction Ratio Strictly
Nonblocking 16/Spl Times/
16 Thermooptic Matrix Swi
tch On 6−In Wafer Using S
ilica−Based Planar Lightw
ave Circuit Technology」(J
ournal of Lightwave Tech
nology,Volume:19 Issue:20
01年3月3日、p371−379)と題する刊行物に
記載されている(上記非特許文献3)。尚、この文献は
参照により本明細書に組み込むものとする。 【0044】本発明の重要な側面は、入力段110と出
力段120との間における相互接続の幾何学的構造であ
る。機能上、相互接続は、入力段の各1×Nスイッチが
出力段の全てのN×1スイッチに接続されるように構成
される。本発明による光スイッチによって規定される幾
何学的構造では、入力スイッチと出力スイッチが直交平
面に配置され、それによって、単純ではあるが信頼性の
高いやり方で相互接続を実施することが可能になる。図
6及び7に例示の光スイッチは、とりわけ、Nが大きい
場合、図5に例示のスイッチよりも簡単に実施可能であ
るという点に留意されたい。 【0045】本発明の光スイッチは、1)平面光波回路
(PLC)光スイッチによって得られる永続的アライメ
ント及びコンパクトさ、2)スイッチのファン・アウト
/ファン・イン・アーキテクチャ(すなわち、2N(1
×N)アーキテクチャ)によって得られる低損失、及
び、3)入力段と出力段の直交配向によって得られる単
純な相互接続、を実現することに特徴がある。すなわ
ち、ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャに
よって、入力ポート及び出力ポートの数が増加しても、
低挿入損失と、比較的小さい物理的サイズが得られる。
本発明による光スイッチは、永続的アライメントを特徴
とするPLCスイッチを用いているので、先行技術によ
る「自由空間」アプローチに比べて、設計が単純で、動
作の信頼性が高い。 【0046】本発明による光スイッチは、例えば、時分
割多重(TDM)、波長分割多重(WDM)、及び、高
密度波長分割多重(DWDM)を用いるシステム及びネ
ットワークにおいて利用可能である。 【0047】本発明による光スイッチは、多数のポート
を必要とする用途にも利用可能である。例えば、本発明
による光スイッチは、厳密にノン・ブロッキング・アー
キテクチャ(non-blocking architecture。または、無
閉塞アーキテクチャ)をなす大型スイッチ構造(例え
ば、512×512の構造)を必要とする用途に適合す
る。 【0048】以上、本発明の特定の実施態様を参照して
本発明を説明した。しかし、本発明のより広い範囲から
逸脱することなく、本発明にさまざまな修正及び変更を
施すことが可能であることは明らかであろう。従って、
本明細書及び図面は、限定を意味するものではなく、例
示のためのものとみなすべきである。 【0049】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.光スイッチ(20)であって、 a)複数の入力ポート(22)と、 b)複数の出力ポート(24)と、 c)ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
(28) を備え、前記ファン・アウト/ファン・イン・アーキテ
クチャが、第1の配向を有する複数の入力ポートに結合
されたファン・アウト段(34)と、第2の配向を有す
る複数の出力ポートに結合されたファン・イン段(3
8)と、前記ファン・アウト段と前記ファン・イン段を
光学的に結合し、前記ファン・アウト段の前記第1の配
向と前記ファン・イン段の前記第2の配向との所定の関
係を維持するための結合機構(44)を備えることから
なる、光スイッチ。 2.前記ファン・アウト段(34)が、第1の組をなす
ほぼ平行な平面に配置された複数のファン・アウト・ス
イッチ(54)を含み、1入力ポートごとに1つのファ
ン・アウト・スイッチが存在する、上項1に記載の光ス
イッチ。 3.各ファン・アウト・スイッチが、1×Nスイッチで
あり、各ファン・アウト・スイッチが、前記複数の入力
ポートの1つに結合された1つの入力と、前記ファン・
イン段に結合するためのN個の出力を含む、上項1に記
載の光スイッチ。 4.1平面当りに1つのファン・アウト・スイッチが存
在し、前記ファン・イン・スイッチが、平面光波回路
(PLC)であることからなる、上項2に記載の光スイ
ッチ。 5.前記ファン・イン段(38)が、第2の組をなすほ
ぼ平行な平面に配置された複数のファン・イン・スイッ
チ(58)を含み、1出力ポートごとに1つのファン・
イン・スイッチが存在する、上項1に記載の光スイッ
チ。 6.各ファン・イン・スイッチが、N×1スイッチであ
り、各ファン・イン・スイッチが、前記ファン・アウト
段に結合するためのN個の入力と、前記複数の出力ポー
トの1つに結合された1つの出力を含む、上項1に記載
の光スイッチ。 7.1平面当りに1つのファン・イン・スイッチが存在
し、前記ファン・イン・スイッチが、平面光波回路(P
LC)である、上項5に記載の光スイッチ。 8.前記ファン・イン/ファン・アウト・アーキテクチ
ャが、2N(1×N)アーキテクチャであり、Nが入力
ポート数であり、Nが出力ポート数である、上項1に記
載の光スイッチ。 9.前記ファン・アウト段が、ほぼ平行に配置された第
1の組をなす平面にスタックされた複数の1×Nファン
・アウト・スイッチを含み、前記ファン・イン段が、ほ
ぼ平行に配置された第2の組をなす平面にスタックされ
た複数のN×1のファン・イン・スイッチを含み、前記
結合機構によって、前記複数の1×Nのファン・アウト
・スイッチと前記複数のN×1のファン・イン・スイッ
チが光学的に結合され、前記第1の組をなす平面が前記
第2の組をなす平面に対してほぼ直交する状態に維持さ
れることからなる、上項1に記載の光スイッチ。 10.前記ファン・アウト段が、複数のファン・アウト
・スイッチを含み、前記ファン・イン段が、複数のファ
ン・イン・スイッチを含み、前記ファン・アウト・スイ
ッチ及びファン・イン・スイッチが、ノン・ブロッキン
グ・スイッチ(または、無閉塞スイッチ)である、上項
1に記載の光スイッチ。 【0050】本発明の光スイッチ(20)は複数の入力ポー
ト(22)と複数の出力ポート(24)を有する。光スイッチ
は、ファンアウト段(34)、ファンイン段(38)、及び結合
機構(44)を有するファンアウト−ファンインアーキテク
チャ(28)を特徴とする。ファンアウト段(34)は、複数の
入力ポートに結合され、第1の配向を有する。ファンイ
ン段(38)は、複数の出力ポートに結合され、第2の配向
を有する。結合機構(44)は、ファンアウト段をファンイ
ン段に光学的に結合し、ファンアウト段の第1の配向と
ファンイン段の第2の配向との所定の関係を維持する。 【0051】 【発明の効果】本発明によれば、低損失かつコンパクト
な光スイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるクロス・バー・スイッチを例示
した図である。 【図2】先行技術によるマイクロ電気機械システム(M
EMS)・スイッチを例示した図である。 【図3】本発明によるN×Nスイッチを例示した図であ
る。 【図4】図3のN×Nスイッチをさらに詳細に例示した
図である。 【図5】本発明に従って構成された典型的な3×3スイ
ッチを例示した図である。 【図6】本発明の実施態様の1つによる、垂直配向の平
面光波回路スイッチをベースにした光スイッチの第1の
幾何学構造を例示した図である。 【図7】図6の光スイッチをライン7−7で切り取った
断面図である。 【図8】本発明による1×2スイッチ素子のツリーとし
て実施された典型的な1×Nスイッチを例示した図であ
る。 【符号の説明】 20 光スイッチ 22 入力ポート 24 出力ポート 28 ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ 34 ファン・アウト段 38 ファン・イン段 44 結合機構 54 ファン・アウト・スイッチ 58 ファン・イン・スイッチ
した図である。 【図2】先行技術によるマイクロ電気機械システム(M
EMS)・スイッチを例示した図である。 【図3】本発明によるN×Nスイッチを例示した図であ
る。 【図4】図3のN×Nスイッチをさらに詳細に例示した
図である。 【図5】本発明に従って構成された典型的な3×3スイ
ッチを例示した図である。 【図6】本発明の実施態様の1つによる、垂直配向の平
面光波回路スイッチをベースにした光スイッチの第1の
幾何学構造を例示した図である。 【図7】図6の光スイッチをライン7−7で切り取った
断面図である。 【図8】本発明による1×2スイッチ素子のツリーとし
て実施された典型的な1×Nスイッチを例示した図であ
る。 【符号の説明】 20 光スイッチ 22 入力ポート 24 出力ポート 28 ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ 34 ファン・アウト段 38 ファン・イン段 44 結合機構 54 ファン・アウト・スイッチ 58 ファン・イン・スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジョナサン・レイシー
アメリカ合衆国カリフォルニア州94041,
マウンテンビュー,ホウトン・ストリー
ト・222
(72)発明者 ブライアン・レモフ
アメリカ合衆国カリフォルニア州94043,
ユニオンシティー,タミー・コート・4844
(72)発明者 ジュリー・フォウケット
アメリカ合衆国カリフォルニア州94028,
ポートラバレイ,ヒルブルック・ドライ
ブ・48
Fターム(参考) 2H079 AA06 AA12 BA01 CA05 CA24
EA03 GA05
2K002 AA02 AA03 AB05 BA13 DA06
HA11
5K102 AA15 AA36 MA05 MB11 NA01
PD13 PD14 PD16
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】光スイッチ(20)であって、 a)複数の入力ポート(22)と、 b)複数の出力ポート(24)と、 c)ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
(28)を備え、 前記ファン・アウト/ファン・イン・アーキテクチャ
が、 第1の配向を有する複数の入力ポートに結合されたファ
ン・アウト段(34)と、 第2の配向を有する複数の出力ポートに結合されたファ
ン・イン段(38)と、 前記ファン・アウト段と前記ファン・イン段を光学的に
結合し、前記ファン・アウト段の前記第1の配向と前記
ファン・イン段の前記第2の配向との所定の関係を維持
するための結合機構(44)を備えることからなる、光
スイッチ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/108,159 US6819821B2 (en) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | Optical switch with a geometry based on perpendicularly-oriented planar lightwave circuit switches |
US10/108159 | 2002-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003322885A true JP2003322885A (ja) | 2003-11-14 |
JP2003322885A5 JP2003322885A5 (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=27804380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003070307A Withdrawn JP2003322885A (ja) | 2002-03-26 | 2003-03-14 | 垂直方向に配向した平面光波回路スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有する光スイッチ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6819821B2 (ja) |
EP (2) | EP1348988A3 (ja) |
JP (1) | JP2003322885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012114640A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Fujitsu Ltd | 光切替装置、光挿入装置および光分岐装置 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6591285B1 (en) * | 2000-06-16 | 2003-07-08 | Shuo-Yen Robert Li | Running-sum adder networks determined by recursive construction of multi-stage networks |
GB0329833D0 (en) * | 2003-12-23 | 2004-01-28 | Unilever Plc | Beverages and their preparation |
US7221818B2 (en) * | 2005-03-01 | 2007-05-22 | Avanex Corporation | Optical switch |
US9417418B2 (en) | 2011-09-12 | 2016-08-16 | Commscope Technologies Llc | Flexible lensed optical interconnect device for signal distribution |
CN103917904A (zh) | 2011-10-07 | 2014-07-09 | Adc电信公司 | 光纤盒、系统和方法 |
US9146374B2 (en) | 2012-09-28 | 2015-09-29 | Adc Telecommunications, Inc. | Rapid deployment packaging for optical fiber |
BR112015007015B1 (pt) | 2012-09-28 | 2022-10-11 | Tyco Electronics Nederland Bv | Fita cassete de fibra óptica, método para montar uma fita cassete de fibra óptica e circuito óptico flexível |
US9223094B2 (en) | 2012-10-05 | 2015-12-29 | Tyco Electronics Nederland Bv | Flexible optical circuit, cassettes, and methods |
US9435975B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-09-06 | Commscope Technologies Llc | Modular high density telecommunications frame and chassis system |
WO2019070682A2 (en) | 2017-10-02 | 2019-04-11 | Commscope Technologies Llc | OPTICAL CIRCUIT AND PREPARATION METHOD |
US11422431B2 (en) | 2019-06-17 | 2022-08-23 | Analog Photonics LLC | Optical switching using spatially distributed phase shifters |
US11269152B2 (en) | 2019-09-18 | 2022-03-08 | Corning Research & Development Corporation | Structured fiber optic cabling system including adapter modules and orthogonally arranged jumper assemblies |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5868702A (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光スイツチ |
FR2547071B1 (fr) * | 1983-05-31 | 1986-02-14 | Cit Alcatel | Dispositif opto-electronique de commutation spatiale |
US5009477A (en) * | 1989-05-12 | 1991-04-23 | At&T Bell Laboratories | Optical interconnect arrangement |
US5185824A (en) * | 1991-10-29 | 1993-02-09 | At&T Bell Laboratories | Optical switch incorporating molded optical waveguide elements |
US5230030A (en) * | 1992-04-24 | 1993-07-20 | Motorola, Inc. | Interface coupling electronic circuitry |
US5379358A (en) * | 1993-12-21 | 1995-01-03 | At&T Corp. | Optical switch having spatial light modulators |
US5729642A (en) * | 1995-10-02 | 1998-03-17 | The Boeing Company | N×N optical switch array using electro-optic and passive waveguide circuits on planar substrates |
US5771320A (en) * | 1996-04-30 | 1998-06-23 | Wavefront Research, Inc. | Optical switching and routing system |
KR20000016766A (ko) * | 1996-06-14 | 2000-03-25 | 샬크비즈크 피이터 코르넬리스; 페트귄터 | 광스위치 매트릭스 |
US6292597B1 (en) * | 1999-01-11 | 2001-09-18 | Jds Fitel Inc. | N×N non-blocking optical switch |
US6456752B1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-09-24 | Lucent Technologies, Inc. | Large N×N optical switch using binary trees |
-
2002
- 2002-03-26 US US10/108,159 patent/US6819821B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-02-05 EP EP03002466A patent/EP1348988A3/en not_active Withdrawn
- 2003-02-05 EP EP07009445A patent/EP1811324A3/en not_active Ceased
- 2003-03-14 JP JP2003070307A patent/JP2003322885A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012114640A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Fujitsu Ltd | 光切替装置、光挿入装置および光分岐装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6819821B2 (en) | 2004-11-16 |
EP1348988A2 (en) | 2003-10-01 |
US20030185491A1 (en) | 2003-10-02 |
EP1811324A2 (en) | 2007-07-25 |
EP1348988A3 (en) | 2004-12-08 |
EP1811324A3 (en) | 2008-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11310569B2 (en) | Photonic switches, photonic switching fabrics and methods for data centers | |
Neilson et al. | Fully provisioned 112/spl times/112 micro-mechanical optical crossconnect with 35.8 Tb/s demonstrated capacity | |
Zheng et al. | Three-dimensional MEMS photonic cross-connect switch design and performance | |
Fouquet | Compact optical cross-connect switch based on total internal reflection in a fluid-containing planar lightwave circuit | |
US6366716B1 (en) | Optical switching device | |
JP2003322885A (ja) | 垂直方向に配向した平面光波回路スイッチをベースにした、ある幾何学構造を有する光スイッチ | |
US6816296B2 (en) | Optical switching network and network node and method of optical switching | |
US6259831B1 (en) | All-optical interconnect utilizing polarization gates | |
US6760503B1 (en) | Scalable optical router/switch and method of constructing thereof | |
US7174065B2 (en) | Optical switching fabric with an optical to electrical converter in the output plane | |
US20030016904A1 (en) | Optical switch device | |
US6487331B2 (en) | Multiple wavelength optical interferometer switch | |
Yeow et al. | Micromachined L-switching matrix | |
Wu et al. | Large-port-count MEMS silicon photonics switches | |
US20020044737A1 (en) | Multiple wavelength Sagnac interferometer | |
Agelis et al. | Modular interconnection system for optical PCB and backplane communication | |
US6545792B2 (en) | Polarization independent non-blocking all-optical switching device | |
US20020044318A1 (en) | Add/drop apparatus using multiple wavelength michelson interferometer | |
CN1206553C (zh) | 一维微机械电子n×n光空间交换器 | |
US20020044727A1 (en) | Add/drop apparatus using multiple wavelength sagnac interferometer switch | |
US20020044729A1 (en) | Multiple wavelength add/drop mach-zehnder interferometer | |
Chen et al. | An optical cross-connect switch based on micro-bubbles | |
Alam et al. | Photonic MEMS based reconfigurable switch for multicast communication systems | |
US20020044728A1 (en) | Optical add/drop using interferometer | |
US20020044730A1 (en) | Apparatus for adding wavelength components in wavelength division multiplexed optical signals |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060313 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060313 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070320 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070427 |