JP2003319405A - 撮像ユニット - Google Patents

撮像ユニット

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JP2003319405A
JP2003319405A JP2002122588A JP2002122588A JP2003319405A JP 2003319405 A JP2003319405 A JP 2003319405A JP 2002122588 A JP2002122588 A JP 2002122588A JP 2002122588 A JP2002122588 A JP 2002122588A JP 2003319405 A JP2003319405 A JP 2003319405A
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JP2002122588A
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Susumu Yamaguchi
進 山口
Yuichi Shin
勇一 新
Atsushi Takayama
淳 高山
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら通常撮影と近接撮影
との双方に使用できる撮像ユニットを提供する。 【解決手段】 撮像ユニット1に、撮像素子11と、式
(fB(g)<fB(F)<fB(e);ただし、fB
(e),fB(F),fB(g)はそれぞれ、e線(波
長546.1nm)、F線(波長486.1nm)、g
線(波長435.8nm)に対するバックフォーカス)
を満たす撮像レンズ12と、近距離にある被写体を撮影
する近接撮影モードと、その他の距離にある被写体を撮
影する通常撮影モードとのいずれかを選択する撮影モー
ド選択手段と、発光強度の最大値の波長が400nm〜
500nmの範囲内である補助光を被写体に照射可能な
補助光源13とを備え、補助光源13で、近接撮影モー
ド時に被写体に補助光を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD型イメージ
センサあるいはCMOS型イメージセンサ等の撮像素子
を用いた撮像ユニットに係り、特に、通常撮影と近接撮
影との双方に使用できる撮像ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD型イメージセンサあるいは
CMOS型イメージセンサ等の撮像素子を用いた撮像ユ
ニットの高性能化、小型化に伴い、撮像ユニットを備え
た携帯電話やPDA(Personal Digital Assistanc
e)、パーソナルコンピュータが普及しつつある。
【0003】このような用途の撮像ユニットは小型であ
ることが求められるため、撮像ユニットに搭載される撮
像レンズは、被写体距離に応じた合焦機構を持ち合わせ
ていない固定焦点レンズであることが多く、被写界深度
を利用して数十cmより遠方の被写体には概ねピントの
合った画像を得ることができる、パンフォーカスレンズ
が主として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、このような用途
の撮像ユニットでも、より近距離にある被写体を撮影し
たいというニーズは強く、特にカメラ機能付の携帯電話
などで、名刺等の文字媒体やバーコード等の画像情報を
撮影する用途が期待されている。従来の撮像レンズで近
接撮影(マクロ撮影)を行う場合は、正屈折力のクロー
ズアップレンズを装着するか、あるいは、レンズ繰出し
による合焦機構を組み込むしか手段はなく、撮像ユニッ
ト全体が大型化し、製造コストも増大するという欠点が
あった。
【0005】本発明の課題は、簡単な構造でありながら
通常撮影と近接撮影との双方に使用できる撮像ユニット
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
ある撮像ユニット1は、例えば図1、図2に示すよう
に、撮像素子11と、式(1) fB(g)<fB(F)<fB(e) ……(1) ただし、 fB(e):e線(波長546.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(F):F線(波長486.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(g):g線(波長435.8nm)に対するバッ
クフォーカス を満たす撮像レンズ12と、近距離にある被写体Sを撮
影する近接撮影モードと、その他の距離にある被写体を
撮影する通常撮影モードとのいずれかを選択する撮影モ
ード選択手段(CPU)14と、発光強度の最大値の波
長が400nm〜500nmの範囲内である補助光を被
写体Sに照射可能な補助光源13と、を備え、前記補助
光源13は、前記近接撮影モード時に前記被写体Sに前
記補助光を照射することを特徴とする。ここで、上記撮
像ユニット1とは、単体のデジタルカメラや、携帯電話
やPDA(Personal Digital Assistance)、パーソナ
ルコンピュータなどに搭載される撮像ユニットを指す。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、撮像レン
ズとしてパンフォーカスレンズを用いることで、通常撮
影時には、通常撮影モードで、被写界深度が大きく、画
像全体で概ねピントの合った画像を得ることができる。
また、近接撮影時には、被写体から撮像レンズに入射す
る光線のバックフォーカスが大きくなるが、近接撮影モ
ード時には、e線よりも短波長のF線やg線付近の波長
の補助光が被写体に照射され、撮像素子に入射する光線
も、(1)式に規定するように、e線よりバックフォー
カスが小さいF線やg線付近の短波長の成分が多くな
る。すなわち、近接撮影時に、例えばe線に比べピント
の合っている短波長の波長成分を主として撮像に用いれ
ば、ピントの合った画像を得ることができる。したがっ
て、一般撮影時には、パンフォーカスレンズとしてカラ
ー撮影を行い、近接撮影時には、補助光を利用する近接
撮影モードに切り替えることにより、撮像レンズを光軸
方向に動かしたり、光路中にクローズアップレンズを挿
入したりする合焦機構を設けることなく、簡単な構造で
一般撮影と近接撮影との双方を行うことができる撮像ユ
ニットが得られる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の撮像ユニット1において、前記補助光源13が発光ダ
イオードであることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、補助光
源として発光ダイオードが用いられているので、補助光
源を安価なものとすることができるとともに、補助光源
による補助光照射時の消費電力を小さくすることができ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の撮像ユニット1において、前記補助光源13
は、前記撮像モード選択手段14によって前記近接撮影
モードが選択された時に、前記被写体に前記補助光を照
射することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明と同様の効果が得られるととも
に、補助光源は、撮像モード選択手段によって前記近接
撮影モードが選択された時に、被写体に補助光を照射す
るので、撮像ユニットの使用者が、近接撮影時に被写体
に補助光を照射するための操作を行う必要がない。
【0012】請求項4に記載の発明である撮像ユニット
2,3は、例えば図1、図2に示すように、撮像素子1
1と、式(1) fB(g)<fB(F)<fB(e) ……(1) ただし、 fB(e):e線(波長546.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(F):F線(波長486.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(g):g線(波長435.8nm)に対するバッ
クフォーカス を満たす撮像レンズ12と、近距離にある被写体Sを撮
影する近接撮影モードと、その他の距離にある被写体を
撮影する通常撮影モードとのいずれかを選択する撮影モ
ード選択手段(CPU)14と、前記近接撮影モード時
に前記撮像素子11による光電変換によって得られた画
像情報のうちの青色信号を抽出または強調する画像情報
変換手段(CPU)14とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、撮像レン
ズとしてパンフォーカスレンズを用いることで、通常撮
影時には、通常撮影モードで、被写界深度が大きく、画
像全体で概ねピントの合った画像を得ることができる。
また、近接撮影時には、被写体から撮像レンズに入射す
る光線のバックフォーカスが大きくなるが、近接撮影モ
ード時には、画像情報変換手段によって、撮像素子によ
る光電変換によって得られた画像情報のうち、e線より
バックフォーカスが小さいF線やg線付近の短波長の成
分である青色信号が抽出または強調されるので、画像情
報変換手段によって得られる画像データは、(1)式に
規定するように、e線よりバックフォーカスが小さいF
線やg線付近の短波長の成分の青色信号が多くなる。す
なわち、近接撮影時に、例えばe線に比べピントの合っ
ている短波長の波長成分を主として撮像に用いれば、ピ
ントの合った画像を得ることができる。したがって、一
般撮影時には、パンフォーカスレンズとしてカラー撮影
を行い、近接撮影時には、補助光を利用する近接撮影モ
ードに切り替えることにより、撮像レンズを光軸方向に
動かしたり、光路中にクローズアップレンズを挿入した
りする合焦機構を設けることなく、簡単な構造で一般撮
影と近接撮影との双方を行うことができる撮像ユニット
が得られる。特に、請求項1に記載の発明に比して、補
助光源が無い分、簡単な構造の撮像ユニットとなる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の撮像ユニット2において、前記撮像素子11は、原色
系フィルタを備えたものであることを特徴とする。ここ
で、原色系フィルタとは、前記撮像素子11の各画素ご
とに対応させた、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フ
ィルタをいう。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子が、原色系フィルタを備えたものであるので、近接撮
影モード時に、撮像信号のうち、青色フィルタが備えら
れた撮像素子で光電変換して得られた青色信号をそのま
ま利用して、画像情報のうちの青色信号が抽出または強
調された画像データを形成することができる。したがっ
て、青色フィルタが備えられた撮像素子から直接青色信
号を得る事ができるため、F線やg線付近の短波長の光
線を高い感度で検知できる。また、補色系画像情報から
原色系画像情報へ変換する演算処理が不要である。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の撮像ユニット2において、前記画像情報変換手段14
は、前記撮像素子11から得られた原色系画像情報の各
色信号のうちの青色信号を赤色信号と緑色信号とに対し
て重み付けする演算を行った後、この原色系画像情報を
輝度信号と色差信号とに変換し、次いでこの輝度信号の
み、またはこの輝度信号と前記色差信号とから画像デー
タを算出することを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた原色系画像情報の各色信号のうちの青色
信号を赤色信号と緑色信号とに対して重み付けしておく
ことにより、その後は通常の画像処理プロセスによって
画像データを得ることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の撮像ユニット2において、前記画像情報変換手段14
は、前記撮像素子11から得られた原色系画像情報を輝
度信号と色差信号とに変換した後、この輝度信号を前記
原色系画像情報のうちの青色信号と等しくし、次いでこ
の輝度信号のみ、またはこの輝度信号と前記色差信号と
から画像データを算出することを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた原色系画像情報を輝度信号と色差信号と
に変換した後、この輝度信号を前記原色系画像情報のう
ちの青色信号と等しくし、次いでこの輝度信号のみ、ま
たはこの輝度信号と前記色差信号とから画像データを算
出するので、請求項6に記載の発明とは異なる画像処理
プロセスで、画像データを得ることができる。したがっ
て、画像の撮影環境や利用目的などに応じて、画像デー
タを得るための画像処理プロセスを選択できる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項4に記載
の撮像ユニット3において、前記撮像素子11は、補色
系フィルタを備えたものであることを特徴とする。ここ
で、補色系フィルタとは、前記撮像素子11の各画素ご
とに対応させた、イエローフィルタ、マゼンタフィル
タ、シアンフィルタをいう。また、一般的には、これら
3色のフィルタに緑色フィルタを加えた4色のフィルタ
で、補色系フィルタが構成される。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子が、補色系フィルタを備えたものであるので、近接撮
影モード時に、全ての撮像素子から得られた撮像信号を
変換して、原色系画像情報(青色信号、緑色信号、赤色
信号)を得る。このように、原色フィルタに比べ、青色
光を透過させるフィルタ(マゼンタフィルタ、シアンフ
ィルタ)を多く配列できるので、請求項5に記載の発明
に比して、画像の解像度の劣化を抑えることができる。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の撮像ユニット3において、前記画像情報変換手段14
は、前記撮像素子11から得られた補色系画像情報を原
色系画像情報に変換し、この原色系画像情報のうちの青
色信号を赤色信号と緑色信号とに対して重み付けする演
算を行い、次いでこの原色系画像情報を輝度信号と色差
信号とに変換し、次いでこの輝度信号のみ、またはこの
輝度信号と前記色差信号とから画像データを算出するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変換
し、この原色系画像情報の各色信号のうちの青色信号を
赤色信号と緑色信号とに対して重み付けしておくことに
より、その後は通常の画像処理プロセスによって画像デ
ータを得ることができる。
【0024】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の撮像ユニット3において、前記画像情報変換手段1
4は、前記撮像素子11から得られた補色系画像情報を
原色系画像情報に変換し、この原色系画像情報を輝度信
号と色差信号とに変換した後、この輝度信号を前記原色
系画像情報のうちの青色信号と等しくし、次いでこの輝
度信号のみ、またはこの輝度信号と前記色差信号とから
画像データを算出することを特徴とする。
【0025】請求項10に記載の発明によれば、請求項
8に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像
素子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変
換し、この原色系画像情報を輝度信号と色差信号とに変
換した後、この輝度信号を前記原色系画像情報のうちの
青色信号と等しくし、次いでこの輝度信号のみ、または
この輝度信号と前記色差信号とから画像データを算出す
るので、請求項9に記載の発明とは異なる画像処理プロ
セスで、画像データを得ることができる。したがって、
画像の撮影環境や利用目的などに応じて、画像データを
得るための画像処理プロセスを選択できる。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の撮像ユニット3において、前記画像情報変換手段1
4は、前記撮像素子11から得られた補色系画像情報を
原色系画像情報に変換すると同時に青色の成分を抽出ま
たは強調し、この原色系画像情報を輝度信号と色差信号
とに変換し、次いでこの輝度信号のみ、またはこの輝度
信号と前記色差信号とから画像データを算出することを
特徴とする。
【0027】請求項11に記載の発明によれば、請求項
8に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像
素子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変
換すると同時に青色の成分を抽出または強調するので、
補色系画像情報から原色系画像情報への変換と、青色の
成分を抽出または強調する演算とを分けて行う場合に比
して、画像処理の計算量を少なくすることができる。そ
の後は通常の画像処理プロセスによって画像データを得
ることができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれかに記載の撮像ユニット1〜3において、前
記撮像素子11がCCDであることを特徴とする撮像ユ
ニット。
【0029】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1〜11のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像素子としてCMOSに比して感度が高
く高画質なCCDが用いられているので、より高性能な
撮像ユニットを構成することができる。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2のいずれかに記載の撮像ユニット1〜3において、前
記撮像素子11がCMOSであることを特徴とする。
【0031】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1〜12のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像素子としてCMOSが用いられている
ので、CCDに比して、周辺のCMOSロジック回路を
撮像素子チップ内に集積可能であって、撮像ユニット全
体を小型化するのに有利であり、また、撮像ユニットの
消費電力を小さくすることができる。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれかに記載の撮像ユニット1〜3において、前
記撮像モード選択手段14は、前記撮像素子11が検出
した信号に従って、前記近接撮影モードと通常撮影モー
ドとの選択を自ら行うことを特徴とする。ここで、撮像
モード選択手段に近接撮影モードと通常撮影モードとの
選択を行わせる方法としては、例えば、撮像素子から得
られる画像情報のうち特定の空間周波数帯域の成分をモ
ニタリングしておき、それによって被写体との距離を測
定する方法がある。具体的には、画像情報のうち特定の
空間周波数帯域の成分が所定のしきい値を超えた時点
で、通常撮影モードと近接撮影モードとの切り替えを行
う。また、近接撮影の主用途が、特定の種類の画像(例
えばバーコードなど)である場合には、近接撮影される
被写体に所定の画像を設けておき、撮像モード選択手段
でその画像パターンを認識することで、通常撮影モード
と近接撮影モードとの切り替えを行ってもよい。この場
合、特定の種類の画像の撮影が終了したら、自動的に通
常撮影モードに戻るようにしてもよい。
【0033】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1〜13のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像モード選択手段は、撮像素子が検出し
た信号に従って、近接撮影モードと通常撮影モードとの
選択を自ら行うので、撮像ユニットの使用者は、通常撮
影と近接撮影とを行う際に、撮像ユニットと被写体との
距離を確認して撮影モードの切り替え操作を行う必要が
ない。
【0034】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれかに記載の撮像ユニット1〜3において、前
記撮像モード選択手段14によって前記近接撮影モード
が選択された時に、近接撮影モードが選択されたことを
通知する通知手段を備えることを特徴とする。ここで、
上記通知手段としては、例えば携帯電話やPDAなどに
組み込まれた、LCD(Liquid Crystal Display)や有
機EL(Electro-Luminescence)などのディスプレイ、
発光ダイオードなどの発光装置、スピーカ、バイブレー
タなどが挙げられる。また、上記通知手段は、撮像ユニ
ットに連結される他の装置に信号を伝達するインターフ
ェイスなどであってもよい。
【0035】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1〜14のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像モード選択手段によって近接撮影モー
ドが選択された時に、近接撮影モードが選択されたこと
を通知する通知手段が備えられているので、撮像ユニッ
トの使用者に、撮影モードの切り替えを認知させること
ができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像ユニットの実
施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、以下第1〜第3の実施の形態の撮像ユニット1〜3
の概略を示す、ブロック図である。図2は、第1〜第3
の実施の形態の撮像ユニット1〜3の原理を示す、概略
図である。ここで、撮像ユニット1〜3は、単体のデジ
タルカメラや、携帯電話やPDA、パーソナルコンピュ
ータなどの電子機器に搭載される撮像ユニットを指す。
【0037】〔第1の実施の形態〕本実施の形態の撮像
ユニット1は、図1に示すように、式(1) fB(g)<fB(F)<fB(e) ……(1) ただし、 fB(e):e線(波長546.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(F):F線(波長486.1nm)に対するバッ
クフォーカス fB(g):g線(波長435.8nm)に対するバッ
クフォーカス を満たす撮像レンズ12と、それぞれバスBに接続され
た、撮像素子11と、補助光を被写体に照射可能な補助
光源13と、CPU(Central Processing Unit)14
と、ROM(Read-Only Memory)15と、RAM(Rand
om Access Memory)16と、インターフェイス17とを
備えて、概略構成されたものである。撮像レンズ11
は、撮像レンズから被写体までの距離が数十cm〜∞の
範囲内で概ねピントが合う、パンフォーカスレンズであ
る。ROM14には、CPU14によって行われる各処
理のプログラムが記録されている。RAM16は、CP
U14によって行われる各処理の入出力データを記憶す
るものである。
【0038】撮像素子11は、CCD、またはCMOS
から構成されたものである。撮像素子11は、光電変換
素子としての画素が2次元的に配列された光電変換部を
有し、各画素の被写体側には、それぞれの画素に対応し
て原色系フィルタ(青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色
フィルタのいずれか)が備えられている。撮像素子11
に備えられた原色系フィルタの分光透過特性を、図4に
示す。このように、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色
フィルタが備えられた各画素は、それぞれ専ら青色、緑
色、赤色の波長の光を感知するようになっている。
【0039】補助光源13は、前記近接撮影モード時に
被写体Sに補助光を照射するものであって、青色の発光
ダイオードを用いて構成されている。補助光源13から
照射される補助光の波長の分布は、図3に示すように、
発光強度の最大値となる波長が400nm〜500nm
の範囲内になっている。また、補助光の光度は、被写体
Sの置かれた場所の照度により、自動的に調整されるよ
うになっている。
【0040】前記撮像素子11によって得られた画像情
報は、バスBを通じてCPU14に伝達される。この画
像情報のうち、特定の空間周波数帯域の成分が所定のし
きい値を超えた時点で、CPU(撮影モード選択手段)
14は通常撮影モードから近接撮影モードへの切り替え
を行う。また、近接撮影の主用途が、特定の種類の画像
(例えばバーコードなど)である場合には、近接撮影さ
れる被写体Sに所定の画像を設けておき、CPU14で
その画像パターンが認識された場合に、通常撮影モード
から近接撮影モードへの切り替えを行うこともできる。
【0041】CPU14によって近接撮影モードが選択
されると、CPU14は、インターフェイス17を通じ
て、撮像ユニット1が組み込まれた電子機器に備えられ
たLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Elec
tro-Luminescence)などのディスプレイ、発光ダイオー
ドなどの発光装置、スピーカ、バイブレータなどの通知
手段に信号を送ってこれらを作動させることにより、電
子機器の使用者に近接撮影モードが選択されたことを通
知する。近接撮影モードでの被写体Sの撮影が終了した
ら、CPU14は自動的に近接撮影モードから通常撮影
モードへの切り替えを行う。
【0042】〔第2の実施の形態〕本実施の形態の撮像
ユニット2は、図1に示す、第1の実施の形態に記載の
撮像ユニット1と基本的に同じ構成である。撮像ユニッ
ト2では、後述するように、撮像ユニット1とは一部異
なる処理がCPU14によって行われる。したがって、
撮像ユニット2のROM15には、撮像ユニット1のR
OM15とは異なるプログラムが記録されている。近接
撮影モードと通常撮影モードとの切り替えは、CPU1
4によって、撮像ユニット1と同様の方法で行われる。
また、補助光源13は、本実施の形態の撮像ユニット2
においては必ずしも必須ではないが、近接撮影モードに
おけるS/N(Signal to Noise Ratio)を上げるた
め、撮像ユニット2に備えておいても良い。
【0043】撮像素子11は、第1の実施の形態の撮像
ユニット1と同様、CCD、またはCMOSから構成さ
れたものであり、撮像素子11は、光電変換素子として
の画素が2次元的に配列された光電変換部を有し、各画
素の被写体側には、それぞれの画素に対応して原色系フ
ィルタ(青色フィルタ(B)、緑色フィルタ(G)、赤
色フィルタ(R)のいずれか)が備えられている。その
他、第1の実施の形態の撮像ユニット1と同様の点につ
いては説明を省き、第1の実施の形態の撮像ユニット1
との相違点を中心に説明する。
【0044】近接撮影モード時には、被写体Sの撮影が
行われて撮像素子11によって得られた画像情報は、R
OM15に記録されたプログラムに基づいてCPU(画
像情報変換手段)14による、以下[処理2A]〜[処
理2C]のいずれかの処理によって、この画像情報のう
ちの青色信号が抽出または強調される。
【0045】[処理2A]CPU14は、近接撮影モー
ド時に撮像素子11から得られた原色系画像情報の各色
信号(R,G,B)のうちの青色信号Bを赤色信号Rと
緑色信号Gとに対して重み付けして、輝度信号Yを出力
する演算を行う。すなわち、式(2) Y=a・R+b・G+c・B ……(2) において、近接撮影モード時には、 c>a,c>b とする。そして、輝度信号Yからモノクロ画像が得られ
る。 [処理2B]CPU14は、近接撮影モード時に撮像素
子11から得られた原色系画像情報の各色信号(Ri,
Gi,Bi)のうちの青色信号Biを赤色信号Riと緑
色信号Giとに対して重み付けして、新たな原色系画像
情報(Ro,Go,Bo)を出力する演算を行う。すな
わち、式(3)
【数1】 ……(3) において、近接撮影モード時には、 r3,g3,b3>r1,r2,g1,g2,b1,b
2 通常撮影モード時には、 r1,g2,b3>r2,r3,g1,g3,b1,b
2 となるように、演算マトリクスの係数を変更する。そし
て、式(4) Y=a・Ro+b・Go+c・Bo ……(4) ただし、 a=0.30,b=0.59,c=0.11 によって算出される輝度信号Yによって、モノクロ画像
が得られる。 [処理2C]CPU14は、近接撮影モード時に撮像素
子11から得られた原色系画像情報の各色信号(Ri,
Gi,Bi)のうちの青色信号Biを赤色信号Riと緑
色信号Giとに対して重み付けして、新たな原色系画像
情報(Ro,Go,Bo)を出力する演算を行う。すな
わち、式(3)において、近接撮影モード時には、r
3,g3,b3の絶対値がそれぞれr1,r2,g1,
g2,b1,b2の絶対値に対して十分に大きくなるよ
うにする。そして、式(4)によって算出される輝度信
号Yによって、モノクロ画像が得られる。なお、どの演
算処理においても、近接撮影モード時には、補助光源1
3から補助光を照射することにより、一層効果的に青色
信号を強調あるいは抽出することができる。
【0046】〔第3の実施の形態〕本実施の形態の撮像
ユニット3は、図1に示す、第1の実施の形態の撮像ユ
ニット1と基本的に同じ構成である。
【0047】撮像ユニット3では、後述するように、撮
像ユニット2とは一部異なる処理がCPU14によって
行われる。したがって、撮像ユニット3のROM15に
は、撮像ユニット2のROM15とは異なるプログラム
が記録されている。近接撮影モードと通常撮影モードと
の切り替えは、CPU14によって、撮像ユニット1,
2と同様の方法で行われる。また、補助光源13は、本
実施の形態の撮像ユニット2においては必ずしも必須で
はないが、近接撮影モードにおけるS/Nを上げるた
め、撮像ユニット2に備えておいても良い。
【0048】撮像素子11は、第1の実施の形態の撮像
ユニット2と同様、CCD、またはCMOSから構成さ
れたものであるが、撮像素子11は、光電変換素子とし
ての画素が2次元的に配列された光電変換部を有し、各
画素の被写体側には、それぞれの画素に対応して補色系
フィルタ(イエローフィルタ(Ye)、マゼンタフィル
タ(Mg)、シアンフィルタ(Cy)、緑色フィルタ
(G)のいずれか)が備えられている。また、本実施の
形態における補色系フィルタの配列の最小単位は、図6
〜図11に示す配列パターンのいずれか一つに従ってい
る。ここで、補色系フィルタの中で青色光を透過させる
のは、Mg、Cyの2つのみであるため、このMg、C
yの配列により、近接撮影時の解像力に方向性が生じ
る。図6、図7に示す配列パターンは、画像一般に対応
可能なであり、2次元パターン、バーコードなどの画像
を読み取るのに好適なものである。図8、図9に示す配
列パターンは、縦縞のある画像を読み取るのに好適なも
のである。図10、図11に示す配列パターンは、横縞
のある画像を読み取るのに好適なものである。ここで、
原色系フィルタの一般的なベイヤー方式の配列の最小単
位は、図12に示す通りで、青色光を透過させるのはB
(青色フィルタ)のみで、解像力の観点からは、補色系
フィルタの方が好ましい。その他、第2の実施の形態の
撮像ユニット2と同様の点については説明を省き、第2
の実施の形態の撮像ユニット2との相違点を中心に説明
する。
【0049】近接撮影モード時には、被写体Sの撮影が
行われて撮像素子11によって得られた画像情報は、R
OM15に記録されたプログラムに基づいてCPU(画
像情報変換手段)14により、以下のいずれかの方法で
処理され、画像情報のうちの青色信号が抽出または強調
される。
【0050】[処理3A]CPU14は、補色系フィル
タが備えられた撮像素子11によって得られた補色系画
像情報の各色情報(Ye,Mg,Cy,G)を、式
(5)のように、原色系画像情報の各色情報(Ri,G
i,Bi)に変換する。
【数2】 ……(5) その後、CPU14によって、第2の実施の形態に記載
の[処理2A]〜[処理2C]のいずれかの処理が行わ
れ、この画像情報のうちの青色信号が抽出または強調さ
れる。そして、式(4)によって算出される輝度信号Y
によって、モノクロ画像が得られる。
【0051】[処理3B]CPU14は、補色系フィル
タが備えられた撮像素子11によって得られた補色系画
像情報の各色情報(Ye,Mg,Cy,G)を、式
(6)のように、原色系画像情報の各色情報(Ro,G
o,Bo)に変換する。
【数3】 ……(6) ここで、式(6)で用いられるマトリクスは、[処理2
B]または[処理2C]の式(3)で用いられるマトリ
クスと、[処理3A]の式(5)で用いられるマトリク
ス式を、予め掛け合わせたものである。
【数4】 ……(7) そして、式(4)によって算出される輝度信号Yによっ
て、モノクロ画像が得られる。
【0052】第1の実施の形態に記載の撮像ユニット1
によれば、撮像レンズ12としてパンフォーカスレンズ
を用いることで、通常撮影時には、通常撮影モードで、
被写界深度が大きく、画像全体で概ねピントの合った画
像を得ることができる。また、近接撮影時には、被写体
Sから撮像レンズ12に入射する光線のバックフォーカ
スが大きくなるが、近接撮影モード時には、e線よりも
短波長のF線やg線付近の波長の補助光が被写体に照射
され、撮像素子11に入射する光線も、(1)式に規定
するように、e線よりバックフォーカスが小さいF線や
g線付近の短波長の成分が多くなる。すなわち、近接撮
影時に、例えばe線に比べピントの合っている短波長の
波長成分を主として撮像に用いれば、ピントの合った画
像を得ることができる。したがって、一般撮影時には、
パンフォーカスレンズとしてカラー撮影を行い、近接撮
影時には、補助光を利用する近接撮影モードに切り替え
ることにより、撮像レンズ12を光軸方向に動かした
り、光路中にクローズアップレンズを挿入したりする合
焦機構を設けることなく、簡単な構造で一般撮影と近接
撮影との双方を行うことができる撮像ユニットが得られ
る。
【0053】また、補助光源13として発光ダイオード
が用いられているので、補助光源13を安価なものとす
ることができるとともに、補助光源13による補助光照
射時の消費電力を小さくすることができる。
【0054】また、補助光源13は、CPU14によっ
て前記近接撮影モードが選択された時に、被写体Sに補
助光を照射するので、撮像ユニット1の使用者が、近接
撮影時に被写体Sに補助光を照射するための操作を行う
必要がない。
【0055】また、第2または第3の実施の形態に記載
の撮像ユニット2,3によれば、撮像レンズ12として
パンフォーカスレンズを用いることで、通常撮影時に
は、通常撮影モードで、被写界深度が大きく、画像全体
で概ねピントの合った画像を得ることができる。また、
近接撮影時には、被写体Sから撮像レンズ12に入射す
る光線のバックフォーカスが大きくなるが、近接撮影モ
ード時には、画像情報変換手段によって、撮像素子11
による光電変換によって得られた画像情報のうち、e線
よりバックフォーカスが小さいF線やg線付近の短波長
の成分である青色信号が抽出または強調されるので、画
像情報変換手段14によって得られる画像データは、
(1)式に規定するように、e線よりバックフォーカス
が小さいF線やg線付近の短波長の成分の青色信号が多
くなる。すなわち、近接撮影時に、例えばe線に比べピ
ントの合っている短波長の波長成分を主として撮像に用
いれば、ピントの合った画像を得ることができる。した
がって、一般撮影時には、パンフォーカスレンズとして
カラー撮影を行い、近接撮影時には、補助光を利用する
近接撮影モードに切り替えることにより、撮像レンズ1
2を光軸方向に動かしたり、光路中にクローズアップレ
ンズを挿入したりする合焦機構を設けることなく、簡単
な構造で一般撮影と近接撮影との双方を行うことができ
る撮像ユニットが得られる。特に、第1の実施の形態に
記載の撮像ユニット1に比して、補助光源13が必須で
無いので、簡単な構造の撮像ユニットとすることができ
る。
【0056】また、第2の実施の形態に記載の撮像ユニ
ット2によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が
得られるとともに、撮像素子11が、原色系フィルタを
備えたものであるので、近接撮影モード時に、撮像信号
のうち、青色フィルタが備えられた撮像素子で光電変換
して得られた青色信号をそのまま利用して、画像情報の
うちの青色信号が抽出または強調された画像データを形
成することができる。したがって、青色フィルタが備え
られた撮像素子11から直接青色信号を得る事ができる
ため、F線やg線付近の短波長の光線を高い感度で検知
できる。また、補色系画像情報から原色系画像情報へ変
換する演算処理が不要である。
【0057】また、撮像素子11から得られた原色系画
像情報の各色信号のうちの青色信号を赤色信号と緑色信
号とに対して重み付けする場合には、その後は通常の画
像処理プロセスによって画像データを得ることができ
る。
【0058】また、撮像素子11から得られた原色系画
像情報を輝度信号と色差信号とに変換した後、この輝度
信号を前記原色系画像情報のうちの青色信号と等しく
し、次いでこの輝度信号のみ、またはこの輝度信号と前
記色差信号とから画像データを算出する場合には、上記
とは異なる画像処理プロセスで、画像データを得ること
ができる。したがって、画像の撮影環境や利用目的など
に応じて、画像データを得るための画像処理プロセスを
選択できる。
【0059】また、第3の実施の形態に記載の撮像ユニ
ット3によれば、撮像素子11が、補色系フィルタを備
えたものであるので、近接撮影モード時に、全ての撮像
素子から得られた撮像信号を変換して、原色系画像情報
(青色信号、緑色信号、赤色信号)を得る。このよう
に、原色フィルタに比べ、青色光を透過させるフィルタ
(マゼンタフィルタ、シアンフィルタ)を多く配列でき
るので、請求項5に記載の発明に比して、画像の解像度
の劣化を抑えることができる。
【0060】また、撮像素子11から得られた補色系画
像情報を原色系画像情報に変換し、この原色系画像情報
の各色信号のうちの青色信号を赤色信号と緑色信号とに
対して重み付けする場合には、その後は通常の画像処理
プロセスによって画像データを得ることができる。
【0061】また、撮像素子11から得られた補色系画
像情報を原色系画像情報に変換し、この原色系画像情報
を輝度信号と色差信号とに変換した後、この輝度信号を
前記原色系画像情報のうちの青色信号と等しくし、次い
でこの輝度信号のみ、またはこの輝度信号と前記色差信
号とから画像データを算出する場合には、上記とは異な
る画像処理プロセスで、画像データを得ることができ
る。したがって、画像の撮影環境や利用目的などに応じ
て、画像データを得るための画像処理プロセスを選択で
きる。
【0062】また、撮像素子11から得られた補色系画
像情報を原色系画像情報に変換すると同時に青色の成分
を抽出または強調する場合には、補色系画像情報から原
色系画像情報への変換と、青色の成分を抽出または強調
する演算とを分けて行う場合に比して、画像処理の計算
量を少なくすることができる。その後は通常の画像処理
プロセスによって画像データを得ることができる。
【0063】また、第1〜第3の実施の形態に記載の撮
像ユニット1〜3によれば、撮像素子11としてCMO
Sに比して感度が高く高画質なCCDが用いられている
場合には、より高性能な撮像ユニットを構成することが
できる。
【0064】また、撮像素子11としてCMOSが用い
られている場合には、CCDに比して、周辺のCMOS
ロジック回路を撮像素子チップ内に集積可能であって、
撮像ユニット全体を小型化するのに有利であり、また、
撮像ユニットの消費電力を小さくすることができる。
【0065】また、撮像モード選択手段14は、撮像素
子が検出した信号に従って、近接撮影モードと通常撮影
モードとの選択を自ら行うので、撮像ユニット1〜3の
使用者は、通常撮影と近接撮影とを行う際に、撮像ユニ
ット1〜3と被写体Sとの距離を確認して撮影モードの
切り替え操作を行う必要がない。
【0066】また、撮像モード選択手段14によって近
接撮影モードが選択された時に、近接撮影モードが選択
されたことを通知する通知手段が備えられているので、
撮像ユニット1〜3の使用者に、撮影モードの切り替え
を認知させることができる。
【0067】なお、本発明の撮像ユニットは上記の各実
施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っ
てもよい。例えば、上記の各実施の形態の撮像ユニット
1〜3は、単体のデジタルカメラや、携帯電話やPD
A、パーソナルコンピュータなどの電子機器に搭載され
る撮像ユニットであるが、本発明の撮像ユニットはこれ
に限定されることなく、例えば、遠隔会議システムなど
に用いられる撮像ユニットや、パーソナルコンピュータ
などの周辺機器として接続可能な撮像ユニットなどであ
ってもよい。その他、具体的な細部構造などについても
適宜に変更可能であることはもちろんである。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、撮像レ
ンズとしてパンフォーカスレンズを用いることで、通常
撮影時には、通常撮影モードで、被写界深度が大きく、
画像全体で概ねピントの合った画像を得ることができ
る。また、近接撮影時には、被写体から撮像レンズに入
射する光線のバックフォーカスが大きくなるが、近接撮
影モード時には、e線よりも短波長のF線やg線付近の
波長の補助光が被写体に照射され、撮像素子に入射する
光線も、(1)式に規定するように、e線よりバックフ
ォーカスが小さいF線やg線付近の短波長の成分が多く
なる。すなわち、近接撮影時に、例えばe線に比べピン
トの合っている短波長の波長成分を主として撮像に用い
れば、ピントの合った画像を得ることができる。したが
って、一般撮影時には、パンフォーカスレンズとしてカ
ラー撮影を行い、近接撮影時には、補助光を利用する近
接撮影モードに切り替えることにより、撮像レンズを光
軸方向に動かしたり、光路中にクローズアップレンズを
挿入したりする合焦機構を設けることなく、簡単な構造
で一般撮影と近接撮影との双方を行うことができる撮像
ユニットが得られる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、補助光
源として発光ダイオードが用いられているので、補助光
源を安価なものとすることができるとともに、補助光源
による補助光照射時の消費電力を小さくすることができ
る。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明と同様の効果が得られるととも
に、補助光源は、撮像モード選択手段によって前記近接
撮影モードが選択された時に、被写体に補助光を照射す
るので、撮像ユニットの使用者が、近接撮影時に被写体
に補助光を照射するための操作を行う必要がない。
【0071】請求項4に記載の発明によれば、撮像レン
ズとしてパンフォーカスレンズを用いることで、通常撮
影時には、通常撮影モードで、被写界深度が大きく、画
像全体で概ねピントの合った画像を得ることができる。
また、近接撮影時には、被写体から撮像レンズに入射す
る光線のバックフォーカスが大きくなるが、近接撮影モ
ード時には、画像情報変換手段によって、撮像素子によ
る光電変換によって得られた画像情報のうち、e線より
バックフォーカスが小さいF線やg線付近の短波長の成
分である青色信号が抽出または強調されるので、画像情
報変換手段によって得られる画像データは、(1)式に
規定するように、e線よりバックフォーカスが小さいF
線やg線付近の短波長の成分の青色信号が多くなる。す
なわち、近接撮影時に、例えばe線に比べピントの合っ
ている短波長の波長成分を主として撮像に用いれば、ピ
ントの合った画像を得ることができる。したがって、一
般撮影時には、パンフォーカスレンズとしてカラー撮影
を行い、近接撮影時には、補助光を利用する近接撮影モ
ードに切り替えることにより、撮像レンズを光軸方向に
動かしたり、光路中にクローズアップレンズを挿入した
りする合焦機構を設けることなく、簡単な構造で一般撮
影と近接撮影との双方を行うことができる撮像ユニット
が得られる。特に、請求項1に記載の発明に比して、補
助光源が無い分、簡単な構造の撮像ユニットとなる。
【0072】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子が、原色系フィルタを備えたものであるので、近接撮
影モード時に、撮像信号のうち、青色フィルタが備えら
れた撮像素子で光電変換して得られた青色信号をそのま
ま利用して、画像情報のうちの青色信号が抽出または強
調された画像データを形成することができる。したがっ
て、青色フィルタが備えられた撮像素子から直接青色信
号を得る事ができるため、F線やg線付近の短波長の光
線を高い感度で検知できる。また、補色系画像情報から
原色系画像情報へ変換する演算処理が不要である。
【0073】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた原色系画像情報の各色信号のうちの青色
信号を赤色信号と緑色信号とに対して重み付けしておく
ことにより、その後は通常の画像処理プロセスによって
画像データを得ることができる。
【0074】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた原色系画像情報を輝度信号と色差信号と
に変換した後、この輝度信号を前記原色系画像情報のう
ちの青色信号と等しくし、次いでこの輝度信号のみ、ま
たはこの輝度信号と前記色差信号とから画像データを算
出するので、請求項5に記載の発明とは異なる画像処理
プロセスで、画像データを得ることができる。したがっ
て、画像の撮影環境や利用目的などに応じて、画像デー
タを得るための画像処理プロセスを選択できる。
【0075】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子が、補色系フィルタを備えたものであるので、近接撮
影モード時に、全ての撮像素子から得られた撮像信号を
変換して、原色系画像情報(青色信号、緑色信号、赤色
信号)を得る。このように、原色フィルタに比べ、青色
光を透過させるフィルタ(マゼンタフィルタ、シアンフ
ィルタ)を多く配列できるので、請求項5に記載の発明
に比して、画像の解像度の劣化を抑えることができる。
【0076】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像素
子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変換
し、この原色系画像情報の各色信号のうちの青色信号を
赤色信号と緑色信号とに対して重み付けしておくことに
より、その後は通常の画像処理プロセスによって画像デ
ータを得ることができる。
【0077】請求項10に記載の発明によれば、請求項
8に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像
素子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変
換し、この原色系画像情報を輝度信号と色差信号とに変
換した後、この輝度信号を前記原色系画像情報のうちの
青色信号と等しくし、次いでこの輝度信号のみ、または
この輝度信号と前記色差信号とから画像データを算出す
るので、請求項7に記載の発明とは異なる画像処理プロ
セスで、画像データを得ることができる。したがって、
画像の撮影環境や利用目的などに応じて、画像データを
得るための画像処理プロセスを選択できる。
【0078】請求項11に記載の発明によれば、請求項
8に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、撮像
素子から得られた補色系画像情報を原色系画像情報に変
換すると同時に青色の成分を抽出または強調するので、
補色系画像情報から原色系画像情報への変換と、青色の
成分を抽出または強調する演算とを分けて行う場合に比
して、画像処理の計算量を少なくすることができる。そ
の後は通常の画像処理プロセスによって画像データを得
ることができる。
【0079】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1〜11のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像素子としてCMOSに比して感度が高
く高画質なCCDが用いられているので、より高性能な
撮像ユニットを構成することができる。
【0080】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1〜12のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像素子としてCMOSが用いられている
ので、CCDに比して、周辺のCMOSロジック回路を
撮像素子チップ内に集積可能であって、撮像ユニット全
体を小型化するのに有利であり、また、撮像ユニットの
消費電力を小さくすることができる。
【0081】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1〜13のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像モード選択手段は、撮像素子が検出し
た信号に従って、近接撮影モードと通常撮影モードとの
選択を自ら行うので、撮像ユニットの使用者は、通常撮
影と近接撮影とを行う際に、撮像ユニットと被写体との
距離を確認して撮影モードの切り替え操作を行う必要が
ない。
【0082】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1〜14のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られ
るとともに、撮像モード選択手段によって近接撮影モー
ドが選択された時に、近接撮影モードが選択されたこと
を通知する通知手段が備えられているので、撮像ユニッ
トの使用者に、撮影モードの切り替えを認知させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像ユニット1〜3の概略を示
す、ブロック図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の撮像ユニット1〜3
の原理を示す、概略図である。
【図3】本発明に係る撮像ユニットの補助光源の一例の
波長の分布を示す、グラフである。
【図4】本発明に係る撮像ユニットの原色系フィルタの
一例の分校透過特性を示す、グラフである。
【図5】本発明に係る撮像ユニットの補色系フィルタの
一例の分校透過特性を示す、グラフである。
【図6】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列の
一例を示す、概略図である。
【図7】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列の
一例を示す、概略図である。
【図8】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列の
一例を示す、概略図である。
【図9】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列の
一例を示す、概略図である。
【図10】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列
の一例を示す、概略図である。
【図11】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列
の一例を示す、概略図である。
【図12】本発明に係る撮像ユニットの撮像素子の配列
の一例を示す、概略図である。
【符号の説明】
1〜3 撮像ユニット 11 撮像素子 12 撮像レンズ 13 補助光源 14 撮影モード選択手段、画像情報変換手段
(CPU) S 被写体
フロントページの続き (72)発明者 高山 淳 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 5C022 AB15 AC54 AC69 5C065 BB41 BB48 DD02 DD15 EE03 EE12 GG32

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、 式(1) fB(g)<fB(F)<fB(e) ……(1) ただし、 fB(e):e線(波長546.1nm)に対するバッ
    クフォーカス fB(F):F線(波長486.1nm)に対するバッ
    クフォーカス fB(g):g線(波長435.8nm)に対するバッ
    クフォーカス を満たす撮像レンズと、 近距離にある被写体を撮影する近接撮影モードと、その
    他の距離にある被写体を撮影する通常撮影モードとのい
    ずれかを選択する撮影モード選択手段と、 発光強度の最大値の波長が400nm〜500nmの範
    囲内である補助光を被写体に照射可能な補助光源と、を
    備え、 前記補助光源は、前記近接撮影モード時に前記被写体に
    前記補助光を照射することを特徴とする撮像ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記補助光源が発光ダイオードであることを特徴とする
    撮像ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の撮像ユニット
    において、 前記補助光源は、前記撮像モード選択手段によって前記
    近接撮影モードが選択された時に、前記被写体に前記補
    助光を照射することを特徴とする撮像ユニット。
  4. 【請求項4】 撮像素子と、 式(1) fB(g)<fB(F)<fB(e) ……(1) ただし、 fB(e):e線(波長546.1nm)に対するバッ
    クフォーカス fB(F):F線(波長486.1nm)に対するバッ
    クフォーカス fB(g):g線(波長435.8nm)に対するバッ
    クフォーカス を満たす撮像レンズと、 近距離にある被写体を撮影する近接撮影モードと、その
    他の距離にある被写体を撮影する通常撮影モードとのい
    ずれかを選択する撮影モード選択手段と、 前記近接撮影モード時に前記撮像素子による光電変換に
    よって得られた画像情報のうちの青色信号を抽出または
    強調する画像情報変換手段とを備えることを特徴とする
    撮像ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記撮像素子は、原色系フィルタを備えたものであるこ
    とを特徴とする撮像ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記画像情報変換手段は、前記撮像素子から得られた原
    色系画像情報の各色信号のうちの青色信号を赤色信号と
    緑色信号とに対して重み付けする演算を行った後、この
    原色系画像情報を輝度信号と色差信号とに変換し、次い
    でこの輝度信号のみ、またはこの輝度信号と前記色差信
    号とから画像データを算出することを特徴とする撮像ユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記画像情報変換手段は、前記撮像素子から得られた原
    色系画像情報を輝度信号と色差信号とに変換した後、こ
    の輝度信号を前記原色系画像情報のうちの青色信号と等
    しくし、次いでこの輝度信号のみ、またはこの輝度信号
    と前記色差信号とから画像データを算出することを特徴
    とする撮像ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記撮像素子は、補色系フィルタを備えたものであるこ
    とを特徴とする撮像ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記画像情報変換手段は、前記撮像素子から得られた補
    色系画像情報を原色系画像情報に変換し、この原色系画
    像情報のうちの青色信号を赤色信号と緑色信号とに対し
    て重み付けする演算を行い、次いでこの原色系画像情報
    を輝度信号と色差信号とに変換し、次いでこの輝度信号
    のみ、またはこの輝度信号と前記色差信号とから画像デ
    ータを算出することを特徴とする撮像ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記画像情報変換手段は、前記撮像素子から得られた補
    色系画像情報を原色系画像情報に変換し、この原色系画
    像情報を輝度信号と色差信号とに変換した後、この輝度
    信号を前記原色系画像情報のうちの青色信号と等しく
    し、次いでこの輝度信号のみ、またはこの輝度信号と前
    記色差信号とから画像データを算出することを特徴とす
    る撮像ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の撮像ユニットにおい
    て、 前記画像情報変換手段は、前記撮像素子から得られた補
    色系画像情報を原色系画像情報に変換すると同時に青色
    の成分を抽出または強調し、この原色系画像情報を輝度
    信号と色差信号とに変換し、次いでこの輝度信号のみ、
    またはこの輝度信号と前記色差信号とから画像データを
    算出することを特徴とする撮像ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の撮
    像ユニットにおいて、 前記撮像素子がCCD(Charged Coupled Device)であ
    ることを特徴とする撮像ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の撮
    像ユニットにおいて、 前記撮像素子がCMOS(Complementary Metal Oxide
    Semiconductor)であることを特徴とする撮像ユニッ
    ト。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の撮
    像ユニットにおいて、 前記撮像モード選択手段は、前記撮像素子が検出した信
    号に従って、前記近接撮影モードと通常撮影モードとの
    選択を自ら行うことを特徴とする撮像ユニット。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の撮
    像ユニットにおいて、 前記撮像モード選択手段によって前記近接撮影モードが
    選択された時に、近接撮影モードが選択されたことを通
    知する通知手段を備えることを特徴とする撮像ユニッ
    ト。
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