JP2003317102A - 瞳孔・虹彩円検出装置 - Google Patents

瞳孔・虹彩円検出装置

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JP2003317102A
JP2003317102A JP2002122393A JP2002122393A JP2003317102A JP 2003317102 A JP2003317102 A JP 2003317102A JP 2002122393 A JP2002122393 A JP 2002122393A JP 2002122393 A JP2002122393 A JP 2002122393A JP 2003317102 A JP2003317102 A JP 2003317102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】瞳孔円及び虹彩円を検出するための探索範囲を
削減することができるとともに、瞳孔円及び虹彩円を検
出するための探索回数を削減することができ、探索処理
量が少なく探索時間を短くすることができるようにす
る。 【解決手段】初期検出を行い、アイリスコード生成に適
した眼画像であるか否かを判定し、適した眼画像に基づ
いてアイリスコードを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瞳孔・虹彩円検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物や特定の場所に無資格者が進
入することや、情報処理装置等の装置を無資格者が操作
することを防止したり、インターネットを利用した電子
商取引において本人認証を行ったりする場合に使用され
る個人識別装置として、鍵(かぎ)や暗証番号等を利用
することなく、本人の生物学的な特徴を利用して本人か
否かを識別するバイオメトリック方式の個人識別装置が
提供されている。
【0003】そして、バイオメトリック方式の個人識別
装置としては、指紋によって識別する装置、声紋によっ
て識別する装置、顔貌(ぼう)によって識別する装置等
が存在するが、人間の瞳の虹彩(アイリス)パターンに
よって識別するアイリス利用の個人識別装置が高い精度
と高い認識率とを有することが知られている。一般に、
従来のアイリス利用の個人識別装置においては、アイリ
スコードを生成するために、対象となる人物の目及びそ
の周辺の画像、すなわち、眼画像から瞳孔円及び虹彩円
を検出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の個人識別装置においては、前記眼画像の中から、ま
ず、暗い領域としての暗領域を検出する。そして、該暗
領域が瞳孔の領域としての瞳孔領域であると仮定し、前
記暗領域に存在する画素を探索の対象として探索して瞳
孔円の縁を厳密に検出するようになっている。
【0005】ところが、前記眼画像には目の周辺も含ま
れるために、眉毛や眼鏡の縁も暗領域として検出されて
しまう。そのため、前記探索の対象に眉毛や眼鏡の縁も
含まれてしまうので、探索の対象となる画素の範囲が広
くなりすぎてしまう。
【0006】また、瞳孔円の中心の探索を、暗領域にお
いて、例えば、縦横±96画素の範囲を5画素ずつ変化
させながら行い、半径の探索を、例えば、15〜100
画素の範囲を5画素ずつ変化させながら行うようになっ
ている。そのため、瞳孔円の中心を検出するための探索
処理量が多く、時間がかかってしまう。
【0007】さらに、瞳孔円の縁を検出するための判定
を、外側部輝度和から内側部輝度和を除した値の最大値
を求めることによって行うようになっている。この場
合、例えば、縦横±96画素の全範囲の探索を前提とし
ている。そのため、瞳孔円の縁を検出するための探索処
理量が多く、時間がかかってしまう。
【0008】また、虹彩円を検出するために、該虹彩円
の中心の探索を、瞳孔円の中心から、例えば、上下方向
に±1画素、左右方向に±10画素の範囲を2画素ずつ
変化させながら行い、半径の探索を、例えば、瞳孔円の
半径の1.8〜6倍まで(最大170画素)を2画素ず
つ変化させながら行うようになっている。そのため、虹
彩円の中心を検出するための探索処理量が多く、時間が
かかってしまう。
【0009】さらに、虹彩円の縁を検出するための判定
を、外側部輝度和から内側部輝度和を除した値の最大値
を求めることによって行うようになっている。この場
合、探索を前提として、例えば、上下方向に±1画素、
左右方向に±10画素の全範囲を探索するようになって
いる。そのため、虹彩円の縁を検出するための探索処理
量が多く、時間がかかってしまう。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
瞳孔円及び虹彩円を検出するための探索範囲を削減する
ことができるとともに、瞳孔円及び虹彩円を検出するた
めの探索回数を削減することができ、探索処理量が少な
く探索時間の短い瞳孔・虹彩円検出装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の瞳
孔・虹彩円検出装置においては、初期検出を行い、アイ
リスコード生成に適した眼画像であるか否かを判定し、
適した眼画像に基づいてアイリスコードを生成する。
【0012】本発明の他の瞳孔・虹彩円検出装置におい
ては、さらに、虹彩円の境界を検出する。
【0013】本発明の他の瞳孔・虹彩円検出装置におい
ては、眼画像を取得し、該眼画像を記憶手段に格納する
画像取得部と、前記眼画像を探索して瞳孔円及び虹彩円
を検出する検出判定部とを有し、該検出判定部は、前記
眼画像が記憶手段に格納される時に、前記眼画像を走査
し、各走査線毎に瞳孔画素及び虹彩画素の存在を判定
し、前記瞳孔円及び虹彩円の初期検出を行う。
【0014】本発明の更に他の瞳孔・虹彩円検出装置に
おいては、さらに、前記検出判定部は、探索対象の中心
の周辺における輝度分布を調査する手段、及び、前記輝
度分布の調査結果に基づいて、次回の探索の中心位置を
決める手段とを備え、フィードバックをかけて虹彩円概
略検出を行う。
【0015】本発明の更に他の瞳孔・虹彩円検出装置に
おいては、さらに、前記検出判定部は、前記瞳孔画素及
び虹彩画素の存在を判定するために間引き行走査を行う
手段、並びに、詳細走査を行うための長方形領域を設定
する手段を備え、前記眼画像が記憶手段から読み出され
る時に、前記瞳孔円及び虹彩円の初期検出を行う。
【0016】本発明の更に他の瞳孔・虹彩円検出装置に
おいては、さらに、前記検出判定部は、瞳孔半径の最大
値と最小値との差を求める手段を備え、該差が一定値以
内である場合に、前記眼画像を写真であると判定する。
【0017】本発明の更に他の瞳孔・虹彩円検出装置に
おいては、さらに、前記検出判定部は、4画素単位の平
均輝度を比較してカウントする手段を備える。
【0018】本発明の更に他の瞳孔・虹彩円検出装置に
おいては、さらに、前記検出判定部は、ノイズを含む境
界点の座標データを破棄する手段を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図2は本発明の第1の実施の形態における
瞳孔・虹彩円検出装置の構成を示す図である。
【0021】図において、10は瞳孔・虹彩円検出装置
であり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ等
の記憶手段、入出力インターフェイス等を備える一種の
コンピュータである。また、20は、CCD(Char
ge Coupled Device)撮像素子、撮像
管等を備える撮像装置であり、例えば、デジタルスチル
カメラ、工業用カメラ、ビデオカメラ等である。
【0022】ここで、前記瞳孔・虹彩円検出装置10及
び撮像装置20は、人間の瞳の虹彩であるアイリスのパ
ターンによって識別するアイリス利用の個人識別装置の
ためのものである。そして、識別の対象である人物の目
及びその周辺の画像としての眼画像が前記撮像装置20
によって撮影され、前記瞳孔・虹彩円検出装置10によ
って前記眼画像に基づいたアイリスコードが生成される
ようになっている。
【0023】なお、前記瞳孔・虹彩円検出装置10は、
機能の観点から、前記撮像装置20から眼画像を取得
し、該眼画像を図示されない記憶手段に格納する画像取
得部11、前記眼画像を探索して瞳孔円及び虹彩円を検
出する検出判定部12、並びに、前記瞳孔円及び虹彩円
に基づいてアイリスコードを生成するアイリスコード生
成部13を有する。そして、前記瞳孔・虹彩円検出装置
10は、瞳孔円及び虹彩円の初期検出、虹彩円概略検
出、虹彩円詳細検出等を行って、瞳孔円及び虹彩円を厳
密に検出した後、該瞳孔円及び虹彩円に基づいてアイリ
スコードを生成するようになっている。また、前記瞳孔
・虹彩円検出装置10は、初期検出を行い、アイリスコ
ード生成に適した眼画像であるか否かを判定し、アイリ
スコード生成に適した眼画像に基づいてアイリスコード
を生成するようになっている。
【0024】次に、前記構成の瞳孔・虹彩円検出装置の
動作を説明する。
【0025】図3は本発明の第1の実施の形態における
眼画像を説明する図である。
【0026】本実施の形態において、瞳孔・虹彩円検出
装置10は、図3に示されるような眼画像に基づいて、
瞳孔円及び虹彩円の初期検出を行う。この場合、該初期
検出は、前記眼画像の画像データ、すなわち、眼画像デ
ータを記憶手段としてのメモリに書き込む間に行われ
る。なお、前記眼画像データは、例えば、1024(画
素)×768(画素)の大きさのデータである。そし
て、前記初期検出においては、まず、前記眼画像におい
て横方向に延在する一行の走査線に沿って、各画素のア
ドレス(水平方向及び垂直方向の座標値、又は、番地)
を特定するとともに、各画素のデータとしての輝度値を
検出する。すなわち、走査線に沿って走査して輝度値を
検出する。
【0027】ここで、眼球の表面は、図3に示されるよ
うに、強膜、虹彩及び瞳孔に大別される。まず、前記強
膜は、いわゆる、白目であり、眼画像において最も輝度
が高い領域である。また、瞳孔は、いわゆる、瞳であ
り、眼画像において最も輝度が低い円形の領域である。
そして、虹彩は、瞳孔の周囲に存在し、強膜よりは輝度
が低いが瞳孔よりは輝度が高い円形の領域である。
【0028】この場合、走査線に沿って輝度値を検出す
ると、強膜と虹彩との境界において輝度に差があり、虹
彩と瞳孔との境界においても輝度に差があることから、
虹彩の外側の境界に対応する点と瞳孔の外側の境界に対
応する点とを検出することができる。図3に示される眼
画像において、図における左側から走査線に沿って走査
を開始すると、輝度の差に基づいて、順次、虹彩左側境
界点、瞳孔左側境界点、瞳孔右側境界点及び虹彩右側境
界点を検出することができる。なお、虹彩左側境界点と
虹彩右側境界点との距離を前記走査線における虹彩幅、
及び、瞳孔左側境界点と瞳孔右側境界点との距離を前記
走査線における瞳孔幅とする。
【0029】次に、瞳孔円及び虹彩円の初期検出の動作
を時系列的に説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態における
瞳孔円及び虹彩円の初期検出の全体動作を示すフローチ
ャート、図4は本発明の第1の実施の形態におけるフラ
グとカウンタの対応を説明する図、図5は本発明の第1
の実施の形態におけるエネイブル信号の対応する輝度値
を示す表、図6は本発明の第1の実施の形態におけるカ
ウント値と強膜、虹彩及び瞳孔との対応を説明する図、
図7は本発明の第1の実施の形態におけるスタックエリ
アを示す図、図8は本発明の第1の実施の形態における
虹彩境界点を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態
における瞳孔・虹彩画素調査処理の動作を示すフローチ
ャート、図10は本発明の第1の実施の形態における瞳
孔・虹彩幅最大値チェック処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【0031】まず、フラグNo.0〜No.4及びカウ
ンタNo.0〜No.2がすべて初期化され、値が0と
なる。なお、前記フラグNo.0〜No.4及びカウン
タNo.0〜No.2は一行の走査線に沿った走査が終
了する度に初期化される。ここで、前記フラグNo.0
〜No.4は、図4に示されるように、各領域に対して
割り当てられている。すなわち、走査対象の画素が左側
強膜であると判明した場合フラグNo.0が立てられ、
走査対象の画素が左側虹彩である場合フラグNo.1が
立てられ、走査対象の画素が瞳孔であると判明した場合
フラグNo.2が立てられ、走査対象の画素が右側虹彩
であると判明した場合フラグNo.3が立てられ、走査
対象の画素が右側強膜であると判明した場合フラグN
o.4が立てられるようになっている。
【0032】また、カウンタNo.0〜No.2も、図
4に示されるように、各領域に対して割り当てられてい
る。すなわち、走査対象の画素が瞳孔である場合カウン
タNo.0によって画素数がカウントされ、走査対象の
画素が虹彩である場合カウンタNo.1によって画素数
がカウントされ、走査対象の画素が強膜である場合カウ
ンタNo.2によって画素数がカウントされるようにな
っている。
【0033】ここで、図4に示されるような一行の走査
線に沿って図における左側から走査が開始されると、走
査対象の画素の輝度値が各画素について検出される。そ
して、各画素の輝度値に基づいて、各種のエネイブル
(enable)信号(トリガー信号)がオンされ、該
当するカウンタがインクリメントされてカウント値が1
だけ上昇する。本実施の形態においては、図5に示され
るように、エネイブル信号s0〜s2が規定されてい
る。
【0034】この場合、エネイブル信号s0はカウンタ
No.0をインクリメントするためのエネイブル信号で
あり、エネイブル信号s1はカウンタNo.1をインク
リメントするためのエネイブル信号であり、エネイブル
信号s2はカウンタNo.2をインクリメントするため
のエネイブル信号である。そして、エネイブル信号s0
は、走査対象の画素の輝度値が60以下の場合にオンに
なる。ここで、画素の輝度値が60以下というのは、か
なり暗い状態であり瞳孔等の暗領域に含まれる画素であ
ることを示している。また、エネイブル信号s1は、走
査対象の画素の輝度値が80以上、かつ、120以下の
場合にオンになる。ここで、画素の輝度値が80以上、
かつ、120以下というのは、虹彩等の領域に含まれる
画素であることを示している。そして、エネイブル信号
s2は、走査対象の画素の輝度値が150以上、かつ、
200以下の場合にオンになる。ここで、画素の輝度値
が150以上、かつ、200以下というのは、強膜等の
領域に含まれる画素であることを示している。さらに、
走査対象の画素の輝度値が前記数値範囲以外の場合は、
肌等に含まれる画素ではあっても、少なくとも、瞳孔、
虹彩、強膜のいずれにも含まれない画素なので、エネイ
ブル信号s0〜s2はいずれもオフのままである。な
お、前記輝度値は一例にすぎず、適宜変更することがで
きる。
【0035】そして、走査が行われると、走査対象の画
素毎に輝度値に応じたエネイブル信号がオンとなり、該
エネイブル信号に対応したカウンタがインクリメントさ
れてカウント値が1ずつ上昇していく。例えば、図4に
示されるような一行の走査線に沿って図における左側か
ら走査が開始されると、まず、走査対象の画素が左側強
膜である場合、輝度値が150以上、かつ、200以下
であるので、エネイブル信号s2がオンとなり、カウン
タNo.2がインクリメントされる。これにより、画素
の数に応じてカウンタNo.2のカウント値が上昇す
る。そして、走査対象の画素が左側虹彩になると、今度
は輝度値が80以上、かつ、120以下であるので、エ
ネイブル信号s1がオンとなり、カウンタNo.1がイ
ンクリメントされる。これにより、画素の数に応じてカ
ウンタNo.1のカウント値が上昇する。さらに、走査
対象の画素が瞳孔になると、今度は輝度値が60以下で
あるので、エネイブル信号s0がオンとなり、カウンタ
No.0がインクリメントされる。これにより、画素の
数に応じてカウンタNo.0のカウント値が上昇する。
【0036】したがって、図6に示されるように、前記
走査線に沿った画素の数が左側強膜においてA1、左側
虹彩においてB1、瞳孔においてC、右側虹彩において
B2、右側強膜においてA2であるならば、左側強膜を
走査した場合カウンタNo.2のカウント値がA1とな
り、左側虹彩を走査した場合カウンタNo.1のカウン
ト値がB1となり、瞳孔を走査した場合カウンタNo.
0のカウント値がCとなり、右側虹彩を走査した場合カ
ウンタNo.1のカウント値がB2となり、右側強膜を
走査した場合カウンタNo.2のカウント値がA2とな
るはずである。このことから、カウンタNo.0〜N
o.2のカウント値が所定の範囲にある場合に、走査対
象の画素が左側強膜、左側虹彩、瞳孔、右側虹彩又は右
側強膜のいずれにあるのかを判断することができる。
【0037】そこで、本実施の形態においては、カウン
タNo.0〜No.2のカウント値に基づいて、瞳孔画
素及び虹彩画素があるか否かを調査する瞳孔・虹彩画素
調査処理を行う。この場合、カウンタNo.0〜No.
2のカウント値が所定の閾(しきい)値以上になった時
に、走査対象の画素が左側強膜、左側虹彩、瞳孔、右側
虹彩又は右側強膜にあると判断する。ここでは、前記左
側強膜、左側虹彩、瞳孔、右側虹彩及び右側強膜閾値に
対応する閾値が、それぞれ、a1、b1、c、b2及び
a2であるとして説明する。
【0038】まず、図4又は6に示されるような一行の
走査線に沿った走査が左側から開始される。なお、カウ
ンタNo.0〜No.2及びフラグNo.0〜No.4
はすべて初期化されている。なお、走査線の垂直方向
(図における上下方向)のアドレス(位置)yがレジス
タNo.4に格納される。
【0039】そして、走査対象の画素が目の左外側の肌
である場合、図5に示されるように、エネイブル信号s
0〜s2はいずれもオフのままである。続いて、走査対
象の画素が左側強膜になると、輝度値が150以上、か
つ、200以下であるので、エネイブル信号s2がオン
となり、カウンタNo.2がインクリメントされる。こ
れにより、画素の数に応じてカウンタNo.2のカウン
ト値が上昇する。そして、カウンタNo.2のカウント
値が閾値a1以上になると、現時点で走査している領域
が左側強膜であると判断され、すなわち、左側強膜の存
在がチェックされて、フラグNo.0が立てられる。な
お、該フラグNo.0が立てられた時点でカウンタN
o.1及びNo.2は初期化される。
【0040】続いて、走査対象の画素が左側虹彩になる
と、輝度値が80以上、かつ、120以下であるので、
エネイブル信号s1がオンとなり、カウンタNo.1が
インクリメントされる。ここで、前記フラグNo.0が
立てられた後にエネイブル信号s1がオンになった最初
の画素の水平方向(図6における左右方向)のアドレス
x0がレジスタNo.0に格納される。なお、該アドレ
スx0は前記虹彩左側境界点に対応する。
【0041】一方、カウンタNo.1のカウント値が閾
値b1以上になると、現時点で走査している領域が左側
虹彩であると判断され、すなわち、左側虹彩の存在がチ
ェックされて、フラグNo.1が立てられる。なお、該
フラグNo.1が立てられた時点でカウンタNo.0及
びNo.2は初期化される。ここで、前記フラグNo.
1が立てられた後にエネイブル信号s1がオフになった
最初の画素の水平方向のアドレスx1がレジスタNo.
1に格納される。なお、該アドレスx1は前記瞳孔左側
境界点に対応する。
【0042】続いて、走査対象の画素が瞳孔になると、
輝度値が150以上、かつ、200以下であるので、エ
ネイブル信号s2がオンとなり、カウンタNo.2がイ
ンクリメントされる。一方、カウンタNo.2のカウン
ト値が閾値c以上になると、現時点で走査している領域
が瞳孔であると判断され、すなわち、瞳孔の存在がチェ
ックされて、フラグNo.2が立てられる。なお、該フ
ラグNo.2が立てられた時点でカウンタNo.1及び
No.2は初期化される。ここで、前記フラグNo.2
が立てられた後にエネイブル信号s2がオフになった最
初の画素の水平方向のアドレスx2がレジスタNo.2
に格納される。なお、該アドレスx2は前記瞳孔右側境
界点に対応する。
【0043】続いて、走査対象の画素が右側虹彩になる
と、輝度値が80以上、かつ、120以下であるので、
エネイブル信号s1がオンとなり、カウンタNo.1が
インクリメントされる。一方、カウンタNo.1のカウ
ント値が閾値b2以上になると、現時点で走査している
領域が右側虹彩であると判断され、すなわち、右側虹彩
の存在がチェックされて、フラグNo.3が立てられ
る。なお、該フラグNo.3が立てられた時点でカウン
タNo.0及びNo.2は初期化される。ここで、前記
フラグNo.3が立てられた後にエネイブル信号s1が
オフになった最初の画素の水平方向のアドレスx3がレ
ジスタNo.3に格納される。なお、該アドレスx3は
前記虹彩右側境界点に対応する。
【0044】続いて、走査対象の画素が右側強膜になる
と、輝度値が60以下であるので、エネイブル信号s0
がオンとなり、カウンタNo.2がインクリメントされ
る。一方、カウンタNo.2のカウント値が閾値a2以
上になると、現時点で走査している領域が右側強膜であ
ると判断され、すなわち、右側強膜の存在がチェックさ
れて、フラグNo.4が立てられる。なお、該フラグN
o.4が立てられた時点でカウンタNo.0及びNo.
1は初期化される。
【0045】このように、フラグNo.0〜No.4が
すべて立てられると、前記走査線には瞳孔画素及び虹彩
画素があると判断される。
【0046】続いて、前記レジスタNo.0に格納され
た値としての虹彩左側境界点に対応する水平方向のアド
レスx0、前記レジスタNo.3に格納された値として
の虹彩右側境界点に対応する水平方向のアドレスx3、
及び、前記レジスタNo.4に格納された値としての走
査線の垂直方向のアドレスy0が、図7に示されるよう
に、一つの単位にまとめられ、一単位としてスタックエ
リアに退避させられる。なお、虹彩と瞳孔との境界点で
ある瞳孔左側境界点及び瞳孔右側境界点のアドレスx1
及びx2は照明等によるノイズの影響を受けて値が不安
定になり不正確になりやすいので、前記スタックエリア
に退避させなくてもよいが、必要に応じて、レジスタN
o.1及びレジスタNo.2に格納されたアドレスx1
及びx2を前記スタックエリアに退避させることもでき
る。図7にはレジスタNo.1及びレジスタNo.2に
格納されたアドレスx1及びx2を前記スタックエリア
に退避させない場合が示されている。
【0047】また、前記アドレスx0、アドレスx3及
びアドレスy0を退避させた回数はカウンタNo.3に
よってカウントされる。すなわち、一行の走査線に関す
るアドレスx0、アドレスx3及びアドレスy0を退避
させる度にカウンタNo.3の値がインクリメントされ
る。そのため、カウンタNo.3の値は、瞳孔画素及び
虹彩画素があると判断された走査線の数を示すことにな
る。
【0048】続いて、瞳孔・虹彩幅最大値チェック処理
が行われる。まず、前記レジスタNo.3に格納された
値からレジスタNo.0に格納された値を減じることに
よって、虹彩の幅に対応する値を得ることができる。そ
して、該値をレジスタNo.6に格納する。また、前記
レジスタNo.2に格納された値からレジスタNo.1
に格納された値を減じることによって、瞳孔の幅に対応
する値を得ることができる。そして、該値をレジスタN
o.5に格納する。なお、前述したように、レジスタN
o.1及びレジスタNo.2の値が不正確になりやすい
ので、瞳孔の幅は参考として使用される。
【0049】続いて、レジスタNo.6の値をレジスタ
No.8の値と比較する。ここで、該レジスタNo.8
には、過去において最大であった瞳孔の幅に対応する値
が格納されている。したがって、レジスタNo.6の値
がレジスタNo.8の値より大である場合、前記レジス
タNo.6の値が最大値となるので、該レジスタNo.
6の値をレジスタNo.8に格納することによって、該
レジスタNo.8の値を更新する。また、レジスタN
o.9には過去において最大であった瞳孔の幅に対応す
るカウンタNo.3の値が格納されるようになっている
ので、レジスタNo.9の値も、前記カウンタNo.3
の値を格納することによって更新される。そして、次の
走査線に沿って走査を行い、瞳孔画素及び虹彩画素があ
るか否かを調査する瞳孔・虹彩画素調査処理を行う。
【0050】一方、前記走査線には瞳孔画素及び虹彩画
素が無いと判断された場合には、アドレスx0、アドレ
スx3及びアドレスy0を退避させた回数であるカウン
タNo.3の値が所定数α(例えば、10)未満である
か否かを判断する。そして、カウンタNo.3の値が前
記α未満である場合には、瞳孔・虹彩画素調査処理を行
った走査線の数が十分でないので、次の走査線に沿って
走査を行い、瞳孔画素及び虹彩画素があるか否かを調査
する瞳孔・虹彩画素調査処理を行う。
【0051】また、カウンタNo.3の値が前記α未満
でない場合には、瞳孔・虹彩画素調査処理を行った走査
線の数が十分に多いので、虹彩円の初期検出を行う。こ
の場合、前記スタックエリアに退避させたレジスタN
o.0に格納された値としての虹彩左側境界点に対応す
る水平方向のアドレスx0、レジスタNo.3に格納さ
れた値としての虹彩右側境界点に対応する水平方向のア
ドレスx3、及び、レジスタNo.4に格納された値と
しての走査線の垂直方向のアドレスy0に基づいて、図
8に示されるように、複数組の虹彩左側境界点及び虹彩
右側境界点の境界点の座標を定めることができる。図8
において×は、虹彩左側境界点及び虹彩右側境界点、す
なわち、虹彩境界点を示している。そして、複数の前記
虹彩境界点の重心を虹彩円の中心として該中心の座標を
算出する。また、半径は、前記中心から各虹彩境界点ま
での距離の平均値とする。なお、前記中心の座標及び半
径の初期値の算出に使用する虹彩境界点の座標は、虹彩
幅が最大値を採った時の走査線の近辺に存在する走査線
上の虹彩境界点の座標とする。
【0052】続いて、瞳孔円の初期検出を行う。この場
合、中心の座標の初期値として、前記虹彩円の中心の座
標を使用する。また、半径は瞳孔と虹彩との境界点であ
る瞳孔左側境界点及び瞳孔右側境界点、すなわち、瞳孔
境界点と初期の中心との距離とする。
【0053】これにより、瞳孔円及び虹彩円が初期検出
される。
【0054】次に、フローチャートについて説明する。
まず、瞳孔円及び虹彩円の初期検出の全体動作を示すフ
ローチャートについて説明する。 ステップS1 初期化する。 ステップS2 輝度値を比較する。 ステップS3 カウントする。 ステップS4 瞳孔・虹彩画素調査処理を行う。 ステップS5 瞳孔・虹彩画素があるか否かを判断す
る。瞳孔・虹彩画素がある場合はステップS6に進み、
瞳孔・虹彩画素がない場合はステップS8に進む。 ステップS6 瞳孔と虹彩との境界点座標を退避する。 ステップS7 瞳孔・虹彩幅最大値チェック処理を行
い、ステップS1に戻る。 ステップS8 退避回数が値α以上であるか否かを判断
する。退避回数が値α以上である場合はステップS9に
進み、退避回数が値α未満である場合はステップS1に
戻る。 ステップS9 虹彩円の初期検出を行う。 ステップS10 瞳孔円の初期検出を行い、処理を終了
する。
【0055】次に、瞳孔・虹彩画素調査処理の動作を示
すフローチャートについて説明する。 ステップS4−1 左側強膜の存在をチェックする。 ステップS4−2 左側虹彩の存在をチェックする。 ステップS4−3 瞳孔の存在をチェックする。 ステップS4−4 右側虹彩の存在をチェックする。 ステップS4−5 右側強膜の存在をチェックし、処理
を終了する。
【0056】次に、瞳孔・虹彩幅最大値チェック処理を
示すフローチャートについて説明する。ステップS7−
1 レジスタ3の値からレジスタ0の値を減算した値を
レジスタ6に格納し、レジスタ2の値からレジスタ1の
値を減算した値をレジスタ5に格納する。ステップS7
−2 レジスタ6の値とレジスタ8の値とを比較し、レ
ジスタ6の値がレジスタ8の値より大きい場合はステッ
プS7−3に進み、レジスタ6の値がレジスタ8の値以
下である場合は、処理を終了する。ステップS7−3
カウンタ3の値をレジスタ9に格納し、レジスタ6の値
をレジスタ8に格納する。
【0057】このように、本実施の形態においては、瞳
孔円及び虹彩円を初期検出するようになっている。この
場合、暗領域の周辺領域も調査対象に含めることによっ
て、瞳孔を探索するための候補領域を一つに特定するこ
とができ、処理時間を短縮することができる。そのた
め、眼画像データをメモリに書き込むための極めて短時
間の間に瞳孔円及び虹彩円の初期検出を行うことができ
るので、該初期検出の後に行われるアイリスコード生成
に適した眼画像か否かの判定を短時間で行うことができ
る。したがって、アイリスコード生成に適した眼画像に
基づいてアイリスコードを生成するまでの総体的な処理
時間を効果的に短縮することができる。
【0058】また、瞳孔・虹彩円の初期検出を、虹彩境
界点及び瞳孔境界点だけを使用して行うようになってい
る。そのため、瞳孔及び虹彩領域の中央付近で発生する
確率の高い照明等によるノイズの影響を無視することが
できる。
【0059】さらに、瞳孔円及び虹彩円の初期の検出を
行うことによって、その後に行われる虹彩円概略検出に
おける探索範囲を削減することができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0061】図11は本発明の第2の実施の形態におけ
る虹彩円概略検出の動作を示すフローチャート、図12
は本発明の第2の実施の形態における虹彩円の中心を探
索するフィードバック処理を示す図、図13は本発明の
第2の実施の形態における虹彩円概略検出用テンプレー
トを示す図、図14は本発明の第2の実施の形態におけ
るブロックについての判定結果を示す表、図15は本発
明の第2の実施の形態における中心位置を示す表であ
る。
【0062】本実施の形態においては、前記第1の実施
の形態において説明した瞳孔円及び虹彩円の初期検出を
行った後に行われる虹彩円概略検出について説明する。
この場合、探索対象の中心の周辺における輝度分布を調
査し、該輝度分布の調査結果に基づいて、次回の探索の
中心位置を決め、フィードバックをかけて虹彩円概略検
出を行うようになっている。そして、該虹彩円概略検出
を行う時に、設定された虹彩円の中心の周辺領域の輝度
分布を調査し、その調査結果をフィードバックして、次
回に設定される中心(より良い中心)を求めることによ
って、より少ない探索回数で虹彩円の中心を検出するこ
とができるようになっている。
【0063】まず、探索対象となる中心を設定する。な
お、一回目の中心は、前記第1の実施の形態において説
明した瞳孔円及び虹彩円の初期検出によって設定された
虹彩円の中心である。この場合、図12に示されるよう
に、前記一回目の中心は、真の中心(図において黒丸で
示される点)の周辺の位置〜のいずれかに該当する
と考えることができる。
【0064】続いて、図13に示されるような虹彩円概
略検出用テンプレートを作成して、輝度分布を調査す
る。この場合、前記初期検出によって設定された虹彩円
の半径に基づいて、外側ブロックと内側ブロックとの境
界となる半径、すなわち、境界半径を設定し、虹彩円概
略検出用テンプレートを作成する。そして、該虹彩円概
略検出用テンプレートを利用して輝度分布を調査し、調
査結果が良くない場合には、境界半径の値を変更して虹
彩円概略検出用テンプレートを作成し直すようになって
いる。この時、境界半径の値は、前記初期検出によって
設定された虹彩円の半径の値をRとすると、次の式
(1)によって算出することができる。 R±3×k(k=0、1、…、m(mは適切な値))・・・式(1) そして、境界半径の値毎に2×k+1個の虹彩円概略検
出用テンプレートを用意する。
【0065】ここで、前記虹彩円概略検出用テンプレー
トは、図13に示されるように、ブロック1〜ブロック
8の八つのブロックに分かれている。そして、外側ブロ
ック(ブロック1、ブロック3、ブロック5、ブロック
7)は強膜の画素を判定するためのものであり、内側ブ
ロック(ブロック2、ブロック4、ブロック6、ブロッ
ク8)は虹彩の画素を判定するためのものである。な
お、各ブロックに対する画素数は適宜決定される。
【0066】続いて、虹彩円概略検出用テンプレートを
前記一回目の中心に一致させて、眼画像における画素の
中で、前記ブロック1〜ブロック8に対応する画素の輝
度を調査する。この場合、強膜の輝度の下限値、例え
ば、150を閾値として眼画像を2値化する。すなわ
ち、輝度が150以上である画素の値を1とし、輝度が
150未満である画素の値を0とする。そして、前記ブ
ロック1〜ブロック8のそれぞれに対応する画素の輝度
の合計である輝度和を算出する。そして、値が1の画素
の割合と値が0の画素の割合に基づいて、図14に示さ
れる表に従って、判定する。なお、外側ブロックは強膜
の画素を判定するためのものなので1が多いことが理想
であり、内側ブロックは虹彩の画素を判定するためのも
のなので0が多いことが理想である。
【0067】続いて、概略検出判定を行う。この場合、
境界半径の異なる虹彩円概略検出用テンプレート毎に、
外側ブロックの輝度和、すなわち、外側部輝度和、及
び、内側ブロックの輝度和、すなわち、内側部輝度和を
算出する。そして、すべての虹彩円概略検出用テンプレ
ートについて、外側部輝度和から内側部輝度和を減じた
値、すなわち、外側部輝度和−内側部輝度和の最大値
が、閾値以上となることをチェックする。なお、外側部
輝度和−内側部輝度和の上限値(外側部すべて1、内側
部すべて0)の90〔%〕を概略検出判定の閾値とする
ことが望ましい。そして、閾値以上である場合は、概略
検出を終了する。ここで、最大値を採った場合の中心座
標及び境界半径は、その後の虹彩円詳細検出において、
虹彩円の中心座標及び半径として使用される。
【0068】次に、虹彩円の中心を探索するフィードバ
ック処理について説明する。
【0069】前述したように、図12に示されるよう
に、フィードバック処理において、初期検出によって設
定された虹彩円の中心の位置は、真の中心の周辺の位置
〜のいずれかに該当すると考えることができる。例
えば、初期検出によって設定された中心の位置がであ
った場合、の周辺の輝度分布の調査結果に基づいて、
次回以降に設定される中心の位置、すなわち、次回探索
対象となる中心位置を、図12に示されるように真の中
心に接近させながら行っていく。
【0070】前記フィードバック処理においては、概略
検出判定を行った結果として、外側部輝度和−内側部輝
度和の最大値が閾値より小さい場合、ブロック1〜ブロ
ック8について行ったOK、NG及び−の結果に基づい
て、次回探索対象となる中心位置を図15に従って決定
する。図15において、中心位置〜は、探索対象と
なった中心位置が、図12における〜の近辺に位置
していた場合を想定したものである。なお、図15の中
心位置〜のいずれにも該当しない場合は、現在の中
心位置の近辺から縦横±1/m×Rの全範囲において中
心位置を探索する。また、図15の中心位置〜に該
当した場合は、図15に従って中心位置の探索を継続す
る。なお、mは適切な値であり、Rは初期半径である。
【0071】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS11 中心を設定する。 ステップS12 境界半径を設定する。 ステップS13 ブロック1〜ブロック8の輝度を調査
する。 ステップS14 概略検出判定を行い、閾値以上である
場合は処理を終了し、閾値より小さい場合はステップS
11に戻る。
【0072】このように、本実施の形態においては、概
略検出判定の閾値を外側部輝度和−内側部輝度和の上限
値の90〔%〕とすることによって、初期検出値が良好
な場合は、中心の探索回数を一回〜数回以内で概略検出
を終了することができる。したがって、極めて短時間で
虹彩円概略検出を行うことができる。また、初期検出値
があまり良好でない場合でも、フィードバック処理を行
うことによって、虹彩円の中心を探索する回数を削減す
ることができる。
【0073】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0074】図16は本発明の第3の実施の形態におけ
る瞳孔円及び虹彩円の初期検出の全体動作を示すフロー
チャート、図17は本発明の第3の実施の形態における
間引き行走査の概略を示す図、図18は本発明の第3の
実施の形態における虹彩境界点を示す図、図19は本発
明の第3の実施の形態におけるスタックエリアを示す第
1の図、図20は本発明の第3の実施の形態におけるス
タックエリアを示す第2の図である。
【0075】本実施の形態においては、瞳孔円及び虹彩
円の初期検出の動作において瞳孔円及び虹彩円を検出す
るために、例えば、1024(画素)×768(画素)
の大きさの眼画像データに対して、走査線を間引きして
走査する間引き行走査を行い、さらに、詳細走査を行う
ための長方形領域を設定するようになっている。この場
合、間引きの間隔は100行とすることが望ましく、間
引き行走査の順番は、図17に示されるように、画像の
中央の行から開始することが望ましい。なお、本実施の
形態においては、前記眼画像が記憶手段としてのメモリ
から読み出される時に、前記瞳孔円及び虹彩円の初期検
出を行うようになっている。
【0076】続いて、前記第1の実施の形態における瞳
孔・虹彩画素調査処理と同様に、フラグNo.0〜N
o.4がすべて立てられるか否かを走査線毎に判断し、
瞳孔・虹彩領域をチェックする。なお、図17は、3回
目の瞳孔・虹彩領域チェックにおいて選択した走査線に
沿った走査によって、フラグNo.0〜No.4がすべ
て立てられた場合を示している。
【0077】次に、瞳孔・虹彩画素チェックによって求
められた虹彩左側境界点(レジスタNo.0に格納)及
び虹彩右側境界点(レジスタNo.3に格納)に基づい
て、詳細走査を行う長方形領域を図18において実線で
囲まれる領域のように決定する。図18において、(x
0、y0)は虹彩左側境界点のアドレスとしての座標
を、(x3、y0)は虹彩右側境界点のアドレスとして
の座標を表している。なお、y0は、図17に示される
3回目の瞳孔・虹彩領域チェックにおいて選択した走査
線の垂直方向のアドレスである。また、a、bは瞳孔・
虹彩領域を覆うのに適切な値とする。
【0078】そして、前記長方形領域において、走査線
をより少ない間引き間隔で選択して走査する詳細行走査
を行う。この場合、詳細行走査は、瞳孔・虹彩領域チェ
ックで検出された行の上方向から開始され、間引きの間
隔は四行とする。
【0079】以降の動作については、前記第1の実施の
形態と同様であるが、本実施の形態においては、長方形
領域を上方向と下方向との二回に分けて詳細走査を行う
点において相違する。そのため、本実施の形態において
は、虹彩円初期検出に使用する虹彩境界点の座標が、ス
タックエリア内で特別な配列となることがある。
【0080】すなわち、図19に示されるような通常の
配列と、図20に示されるような特別な配列とが存在す
る。ここで、図20に示されるような特別な配列の場合
は、虹彩幅が最大となる虹彩境界点の座標と、その一単
位上に位置する虹彩境界点の座標と、逆方向最下位置に
ある虹彩境界点の座標とを使用して、虹彩円初期検出を
行う。なお、虹彩円初期検出に使用する虹彩境界点の座
標は、図19及び20において網掛け表示されている。
【0081】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 間引き行走査を行う。 ステップS22 瞳孔・虹彩領域チェックを行い、ヒッ
トした場合はステップS23に進み、エラーである場合
はステップS21に戻る。 ステップS23 長方形領域を設定する。 ステップS24 初期化を行う。 ステップS25 輝度値を比較する。 ステップS26 カウントする。 ステップS27 瞳孔・虹彩画素調査処理を行う。 ステップS28 瞳孔・虹彩画素があるか否かを判断す
る。瞳孔・虹彩画素がある場合はステップS29に進
み、瞳孔・虹彩画素がない場合はステップS31に進
む。 ステップS29 瞳孔と虹彩との境界点座標を退避す
る。 ステップS30 瞳孔・虹彩幅最大値チェック処理を行
い、ステップS24に戻る。 ステップS31 下方向の走査が終了したか否かを判断
する。下方向の走査が終了した場合はステップS32に
進み、下方向の走査が終了していない場合はステップS
24に戻る。 ステップS32 虹彩円の初期検出を行う。 ステップS33 瞳孔円の初期検出を行い、処理を終了
する。
【0082】このように、本実施の形態においては、瞳
孔円及び虹彩円を初期検出する場合に、走査線を間引い
て走査を行うようになっている。そのため、処理時間を
短縮することができる。
【0083】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0084】図21は本発明の第4の実施の形態におけ
る眼画像の判定の動作を示すローチャートである。
【0085】本実施の形態においては、瞳孔半径の最大
値と最小値との差を求め、該差が一定値以内である場合
に、眼画像を写真であると判定するようになっている。
この場合、前記眼画像に対して、光を照射し、瞳孔の散
瞳・縮瞳をチェックすることによって、写真又は実物の
判定を行う。
【0086】まず、1番目のフレームからa番目のフレ
ームまでの眼画像の瞳孔円の半径R 1 〜Ra を求める
(aは適宜設定された値)。続いて、半径R1 〜Ra
最大値及び最小値を求め、その差が値d(dは適宜設定
された値)以内である場合は、眼画像は写真であると判
定される。
【0087】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS41 1番目のフレームの眼画像の瞳孔円の
半径R1 を算出する。 ステップS42 2番目のフレームの眼画像の瞳孔円の
半径R2 を算出する。 ステップS43 a番目のフレームの眼画像の瞳孔円の
半径Ra を算出する。 ステップS44 瞳孔円の半径R1 〜Ra の最大値及び
最小値を算出する。 ステップS45 写真であるか実物であるかを判定す
る。
【0088】このように、本実施の形態においては、眼
画像が写真であるか実物であるかの判定を、瞳孔が散瞳
・縮瞳をしていないを判定基準として行うようになって
いる。そのため、眼画像が写真であるか実物であるかの
判定のための処理を簡単にすることができる。
【0089】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0090】図22は本発明の第5の実施の形態におけ
る平均輝度の算出方法を示す図である。
【0091】本実施の形態においては、図22に示され
るように、4画素単位の平均輝度を算出し、該平均輝度
を比較してカウントする。なお、前記4画素単位の平均
輝度は、次の式(2)によって算出することができる。 1/4×(+++)・・・(2) このように、本実施の形態においては、4画素単位の平
均輝度を算出し、該平均輝度を比較してカウントするよ
うになっている。そのため、画素値の比較を安定して行
うことができる。
【0092】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0093】図23は本発明の第5の実施の形態におけ
る境界点の座標データにノイズがあるか否かを判断する
ための動作を示すフローチャートである。
【0094】本実施の形態においては、ノイズを含む境
界点の座標データを破棄するようになっている。この場
合、境界前記点の座標データにノイズがあるか否かを判
断する。そして、ノイズがないと判断した場合は境界点
の座標をスタックエリアに退避し、ノイズがあると判断
した場合は境界点の座標をスタックエリアに退避せずに
破棄する。
【0095】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS51 ノイズがあるか否かを判断する。ノイ
ズがない場合はステップS52に進み、ノイズがある場
合はステップS53に進む。 ステップS52 境界点座標を退避し、処理を終了す
る。 ステップS53 境界点座標を退避せずに破棄して、処
理を終了する。
【0096】このように、本実施の形態においては、ノ
イズを含む境界点の座標データをスタックエリアに退避
することなく、破棄することによって、瞳孔円及び虹彩
円の誤検出を防止することができる。
【0097】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0098】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、瞳孔円及び虹彩円を検出するための探索範囲を削
減し、瞳孔円及び虹彩円を検出するための探索回数を削
減するので、探索処理量が少なくすることができ、探索
時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における瞳孔円及び
虹彩円の初期検出の全体動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における瞳孔・虹彩
円検出装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における眼画像を説
明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるフラグとカ
ウンタの対応を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるエネイブル
信号の対応する輝度値を示す表である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるカウント値
と強膜、虹彩及び瞳孔との対応を説明する図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるスタックエ
リアを示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における虹彩境界点
を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における瞳孔・虹彩
画素調査処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態における瞳孔・虹
彩幅最大値チェック処理の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態における虹彩円概
略検出の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態における虹彩円の
中心を探索するフィードバック処理を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における虹彩円概
略検出用テンプレートを示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるブロック
についての判定結果を示す表である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における中心位置
を示す表である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における瞳孔円及
び虹彩円の初期検出の全体動作を示すフローチャートで
ある。
【図17】本発明の第3の実施の形態における間引き行
走査の概略を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態における虹彩境界
点を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態におけるスタック
エリアを示す第1の図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態におけるスタック
エリアを示す第2の図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態における眼画像の
判定の動作を示すローチャートである。
【図22】本発明の第5の実施の形態における平均輝度
の算出方法を示す図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態における境界点の
座標データにノイズがあるか否かを判断するための動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 瞳孔・虹彩円検出装置 11 画像取得部 12 検出判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C038 VA07 VB04 VC05 5B043 AA09 BA04 DA05 EA02 EA06 EA07 EA09 FA07 GA02 5B057 BA02 DA07 DB02 DB09 DC03 DC05 DC16 DC19 5L096 AA06 CA02 EA27 FA04 FA06 FA09 FA37 FA62 FA64 FA66 FA69 GA28 GA51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期検出を行い、アイリスコード生成に
    適した眼画像であるか否かを判定し、適した眼画像に基
    づいてアイリスコードを生成することを特徴とする瞳孔
    ・虹彩円検出装置。
  2. 【請求項2】 虹彩円の境界を検出する請求項1に記載
    の瞳孔・虹彩円検出装置。
  3. 【請求項3】 (a)眼画像を取得し、該眼画像を記憶
    手段に格納する画像取得部と、(b)前記眼画像を探索
    して瞳孔円及び虹彩円を検出する検出判定部とを有し、
    (c)該検出判定部は、前記眼画像が記憶手段に格納さ
    れる時に、前記眼画像を走査し、各走査線毎に瞳孔画素
    及び虹彩画素の存在を判定し、前記瞳孔円及び虹彩円の
    初期検出を行うことを特徴とする瞳孔・虹彩円検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検出判定部は、探索対象の中心の周
    辺における輝度分布を調査する手段、及び、前記輝度分
    布の調査結果に基づいて、次回の探索の中心位置を決め
    る手段とを備え、フィードバックをかけて虹彩円概略検
    出を行う請求項3に記載の瞳孔・虹彩円検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出判定部は、前記瞳孔画素及び虹
    彩画素の存在を判定するために間引き行走査を行う手
    段、並びに、詳細走査を行うための長方形領域を設定す
    る手段を備え、前記眼画像が記憶手段から読み出される
    時に、前記瞳孔円及び虹彩円の初期検出を行う請求項3
    又は4に記載の瞳孔・虹彩円検出装置。
  6. 【請求項6】 前記検出判定部は、瞳孔半径の最大値と
    最小値との差を求める手段を備え、該差が一定値以内で
    ある場合に、前記眼画像を写真であると判定する請求項
    3〜5のいずれか1項に記載の瞳孔・虹彩円検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出判定部は、4画素単位の平均輝
    度を比較してカウントする手段を備える請求項3〜6の
    いずれか1項に記載の瞳孔・虹彩円検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出判定部は、ノイズを含む境界点
    の座標データを破棄する手段を備える請求項3〜7のい
    ずれか1項に記載の瞳孔・虹彩円検出装置。
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