JP2003317081A - 3次元モデル生成システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

3次元モデル生成システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム

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JP2003317081A
JP2003317081A JP2002123511A JP2002123511A JP2003317081A JP 2003317081 A JP2003317081 A JP 2003317081A JP 2002123511 A JP2002123511 A JP 2002123511A JP 2002123511 A JP2002123511 A JP 2002123511A JP 2003317081 A JP2003317081 A JP 2003317081A
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Japan
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plane
dimensional model
dimensional
line
model generation
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English (en)
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Yasunori Oto
康紀 大戸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行機や衛星などを用いて上空から地上に向
けてレーザを照射することによって得られた平面に分布
する高さ情報を基に、地上に存在する建造物についての
3次元モデルを生成する。 【解決手段】 観測領域を方形セルに分割した後、隣接
するセル間において単一平面への当てはめが可能であれ
ば、これらを併合することによって平面集合を取得し、
これらの境界線を少ない曲点を持つ折れ線として抽出を
行い、垂直面を補うことによって、3Dポリゴンで構成
された建造物を取得する。建物地図を必要とせず、ま
た、観測位置の分布が不規則であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表に分布する高
さ情報を基に地表の3次元的な形状の抽出を行なう3次
元モデル生成システム及び方法、並びにコンピュータ・
プログラムに係り、特に、飛行機や衛星などを用いて上
空から地上に向けてレーザを照射することによって得ら
れた平面に分布する高さ情報を基に、地上に存在する建
造物についての3次元モデルを生成する3次元モデル生
成システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム
に関する。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、2次元平面上
に不規則に分布する高さ情報に基づいて3次元形状を有
する建造物の外観を表わした3次元モデルを作成する3
次元モデル生成システム及び方法、並びにコンピュータ
・プログラムに係り、特に、2次元平面上に不規則に分
布する高さ情報に基づいて屋根(上面)や外壁(垂直
面)などからなる建造物の3次元モデルを生成する3次
元モデル生成システム及び方法、並びにコンピュータ・
プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】昨今の情報技術の革新に伴い、さまざま
な情報コンテンツがコンピュータ上で作成・編集され、
情報蓄積、情報配信などのサービスが行われるようにな
ってきた。例えば、建物や道路などの地図情報や地理情
報がコンピュータ上で統合されて、道案内や観光案内な
ど地図画像を利用した地域情報提供サービスが行なわれ
ている。また、GPS(Global Positioning System)
などで検出されたユーザの現在位置情報を利用して、車
や船舶あるいは歩行者などの移動体に対するリアルタイ
ムのナビゲーション・サービスなども提供されている。
【0004】地図又は地理情報は、地表での測量によっ
て得られる他、飛行機や衛星などを利用して上空からの
観察結果を基に作成することができる。最近では、飛行
機や衛星などを用いて、上空から地上に向けてレーザを
照射することによって計測された地表の高さ情報を基に
地表の3次元形状を算出することもできる。地図は一般
に正射投影であるのに対して、航空写真や衛星写真は中
心投影である。上空から測定された高さ情報に対して地
理的な誤差を補正し、正確な地理情報を与えてオルソ化
することにより、地図上の各観測点に高さ情報をマッピ
ングすることができる。以下、本明細書中では、2次元
平面上の各観測点に高さ情報がマッピングされたデータ
のことを「エレベーション・データ」と呼ぶ。
【0005】地図情報は基本的には2次元平面的な位置
情報であるが、このような高さ情報と統合することによ
り、地形の起伏などの地勢情報を扱うことができる。こ
の結果、ナビゲーション・システムなどにおいては地形
の起伏や景観などを考慮して、立体的、3次元的な地図
画像を表示することができるなど、より高品位な地図情
報表示サービスを提供することができる。あるいは、こ
のような3次元的な地図情報を、治水シミュレーション
などの公共サービス、 仮想空間を利用したシステムへ
適用することができる。
【0006】また、高さ情報の他の利用形態として、建
物の3次元形状の作成を挙げることができる。すなわ
ち、2次元平面上に分布する高さ情報を基に地上に存在
する建造物を検出することにより建物の立地領域を取得
して、これに含まれる高さ情報を平滑化した高さを求
め、この高さ分だけ建物の立地領域を引き上げることに
よって、建物の3次元形状を作成することができる。
【0007】しかしながら、このような場合、建物形状
がピラミッド型をしているなど、底面の引き上げ操作に
よって作成できない形状を持った建物に対しては、 そ
の3次元形状が異なるモデルを作成してしまうといった
問題がある。
【0008】また、上空から高さ情報を計測するという
風やその他の天候に影響を受ける不安定な測定環境のた
め、地上の観測位置の分布は飛行機の軌跡に応じて不規
則になりがちである。このため、2次元平面上の各観測
点に高さ情報がマッピングされたエレベーション・デー
タのみでは建造物を正確に抽出することができず、別途
建物地図などのデータが必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、飛行
機や衛星などを用いて上空から地上に向けてレーザを照
射することによって得られた平面に分布する高さ情報を
基に、地上に存在する建造物についての3次元モデルを
好適に生成することができる、優れた3次元モデル生成
システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラムを
提供することにある。
【0010】本発明のさらなる目的は、2次元平面上に
不規則に分布する高さ情報に基づいて3次元形状を有す
る建造物の外観を表わした3次元モデルを好適に作成す
ることができる、優れた3次元モデル生成システム及び
方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供すること
にある。
【0011】本発明のさらなる目的は、2次元平面上に
不規則に分布する高さ情報に基づいて屋根(上面)や外
壁(垂直面)などからなる建造物の3次元モデルを好適
に生成することができる、優れた3次元モデル生成シス
テム及び方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供
することにある。
【0012】本発明のさらなる目的は、建物地図などの
付加的な情報を用いずに、地上の各観測点に高さ情報が
マッピングされたエレベーション・データのみを用いて
地上に存在する建造物の3次元モデルを好適に生成する
ことができる、優れた3次元モデル生成システム及び方
法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、2次元平面上の各観測点に高さ情報がマッピングさ
れたエレベーション・データを基に建物モデルを生成す
る3次元モデル生成システム又は3次元モデル生成方法
であって、2次元平面上で観測点が存在する観測領域を
メッシュ状に分割して、平面に当てはめられた観測点集
合を分割されたセルに登録するセル生成手段又はステッ
プと、隣接するセルを集めて平面として統合する平面統
合手段又はステップと、統合された各平面についての境
界線を抽出する境界線抽出手段又はステップと、隣接す
る平面境界の稜線群で構成される3次元平面を作成する
3次元平面作成手段又はステップと、を具備することを
特徴とする3次元モデル生成システム又は3次元モデル
生成方法である。
【0014】但し、ここで言う「システム」とは、複数
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0015】本発明の第1の側面に係る3次元モデル生
成システム又は3次元モデル生成方法によれば、観測領
域を方形セルに分割した後、隣接するセル間において単
一平面への当てはめが可能であれば、これらを併合する
ことによって平面集合を取得し、これらの境界線を少な
い曲点を持つ折れ線として抽出を行い、隣接する平面の
境界に垂直面を補うことによって、3Dポリゴンで構成
された建造物を取得する。
【0016】したがって、2次元平面上の各観測点に高
さ情報がマッピングされたエレベーション・データを基
に建物モデルを生成するに際して、建物地図を必要とせ
ず、また、観測位置の分布が不規則であってもよい。
【0017】すなわち、本発明の第1の側面に係る3次
元モデル生成システム又は3次元モデル生成方法によれ
ば、飛行機や衛星などを用いて上空から地上に向けてレ
ーザを照射することによって得られた平面に分布する高
さ情報のみに基づいて、地上に存在する建造物について
の3次元モデルを生成することができる訳である。
【0018】ここで、飛行機など上空から地上に向けて
レーザを照射することによって得られたエレベーション
・データには、観測点分布に規則性がない。そこで、前
記セル生成手段又はステップでは、観測点位置を測定座
標系から処理座標系に規格化してから観測点領域のメッ
シュ分割を行なうようにしてもよい。
【0019】また、前記セル生成手段又はステップは、
観測点領域をメッシュ状に分割して、初期平面を構成す
る最小セルに分割するようにしてもよい。そして、観測
点分布に規則性がないので、観測点が存在しない最小セ
ルを平均標高が最も低い周辺のセルに統合するようにし
てもよい。これは、観測点の空白部分の多くが、レーザ
測量の際に建物の陰になっているという経験則から、本
発明者らは最も低い位置であわせることが妥当であると
考えたからである。
【0020】あるいは、前記セル生成手段又はステップ
は、必ずしも最小セルになるまでメッシュを細分化する
必要はなく、平面に当てはめることが可能な観測点集合
になるまで観測点が存在する領域をメッシュ状に分割し
続けるようにして、平面に当てはめることが可能な観測
領域においてはなるべく大きなセルを残すようにしても
よい。
【0021】また、前記平面統合手段又はステップは、
隣接する各セルに含まれる観測点の高さ情報を基にそれ
ぞれの回帰平面を推定し、その相関係数が所定値よりも
大きい場合に同じ平面として統合するようにしてもよ
い。
【0022】また、前記平面統合手段又はステップは、
統合相手と共有する頂点を連結して、統合した平面につ
いての新たな稜線構造を作成するようにしてもよい。
【0023】また、前記境界線抽出手段又はステップ
は、各稜線を直線への当てはめを試み、直線への当ては
めに失敗した稜線に曲点を挿入して2以上の稜線に分割
するようにしてもよい。
【0024】ここで、稜線上の単一直線として近似不可
能な場所で曲点を取得するようにすればよい。
【0025】また、ループ状の稜線に対しては、該ルー
プを構成する頂点の重心から円を描いて半径を小さくし
ていくことによって、走査範囲にかかった場所の重心を
曲点として取得するようにすればよい。
【0026】また、ループ状ではなく端点を持つ稜線に
対して、垂直二等分線を引き、その上に中心が存在し両
端点を通る円弧によって走査して、曲点の抽出を行なう
ようにすればよい。
【0027】また、前記3次元平面作成手段又はステッ
プは、境界線を跨いで隣接する両平面において、境界線
部分における高低差に応じて垂直面を挿入するようにし
てもよい。
【0028】ここで、稜線を跨いで隣接する両平面間で
該稜線を共有する場合には、該稜線に垂直面を挿入しな
いようにすればよい。
【0029】また、稜線を跨いで隣接する両平面間で該
稜線の一端点のみを共有する場合には、該共有する端点
と共有しない残りの端点で形成される垂直面を該稜線間
に挿入するようにすればよい。
【0030】また、稜線を跨いで隣接する両平面間で該
稜線の端点をまったく共有しない場合には、各稜線の端
点で形成される垂直面を該稜線間に挿入するようにすれ
ばよい。
【0031】また、本発明の第2の側面は、2次元平面
上の各観測点に高さ情報がマッピングされたエレベーシ
ョン・データを基に建物モデルを生成するための処理を
コンピュータ・システム上で実行するようにコンピュー
タ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであ
って、2次元平面上で観測点が存在する観測領域をメッ
シュ状に分割して、平面に当てはめられた観測点集合を
分割されたセルに登録するセル生成ステップと、隣接す
るセルを集めて平面として統合する平面統合ステップ
と、統合された各平面についての境界線を抽出する境界
線抽出ステップと、隣接する平面境界の稜線群で構成さ
れる3次元平面を作成する3次元平面作成ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラム
である。
【0032】本発明の第2の側面に係るコンピュータ・
プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理
を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコ
ンピュータ・プログラムを定義したものである。換言す
れば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログ
ラムをコンピュータ・システムにインストールすること
によって、コンピュータ・システム上では協働的作用が
発揮され、本発明の第1の側面に係る3次元モデル生成
システム又は3次元モデル生成方法と同様の作用効果を
得ることができる。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより
詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳解する。
【0035】本発明は、飛行機などを用いて上空から地
上に向けてレーザを照射することによって得られる、平
面に分布した高さ情報から地上に存在する建造物の形状
を3次元ポリゴンの集合として求めるものである。
【0036】上空から測定された高さ情報に対して地理
的な誤差を補正し、正確な地理情報を与えてオルソ化す
ることにより、地図上の各観測点に高さ情報をマッピン
グすることができる。
【0037】図1には、2次元平面上に高さ情報がマッ
ピングされている様子を示している。同図に示す2次元
平面は、平野部、山岳部、郊外、都心などの地表面を表
わし、xy各方向に高さ情報(エレベーション・デー
タ)が取得され、各点(x,y)におけるz座標値とし
て表わされている。
【0038】上空から高さ情報を計測するという風やそ
の他の天候に影響を受ける不安定な測定環境のため、地
上の観測位置の分布は飛行機の軌跡に応じて不規則にな
りがちである。本実施形態では、平面上に分布した観測
点の位置に規則性はないもの年、その分布もまた一様で
ないことを想定する。実データを見ると、観測点分布は
飛行経路に依存しており、飛行経路前面にある建物の構
成面位置には観測点が多く、観測精度もよい。逆に飛行
経路に対して建物の後ろ側に位置する場所においては、
観測点分布の空白が見られる(図2を参照のこと)。
【0039】図3には、本実施形態に係る、2次元平面
上の各観測点に高さ情報がマッピングされたエレベーシ
ョン・データを基に地上に存在する建造物についての3
次元モデルを生成するための処理手順を概略的に示して
いる。この処理手順は、例えばコンピュータ・システム
上で所定のアプリケーション・ソフトウェアを実行する
という形態で実現される。この処理手順は以下の各工程
で構成される。
【0040】(1)観測点位置を規格化する (2)観測点が存在する領域をメッシュ状に分割する (3)観測点集合を読み込み、セルに登録する (4)最小セルを平面として登録する (5)隣接するセルを集めて平面として統合する (6)各平面に対して最小折れ曲がり数を持つ境界線を
作成する (7)境界線を3次元化する (8)境界線を跨ぐ平面間の高さの相違に応じて垂直面
を作成する (9)上記の工程により作成したポリゴンを保存する
【0041】A.観測点位置の規格化 本実施形態では、観測点分布に規則性がないことを想定
している(上述)。このため、観測点が存在する領域を
メッシュ状に分割して、観測点集合をメッシュ・セルへ
登録する。この際、領域の範囲が示されていない場合に
は、前処理として観測点が存在する領域を求めておく。
【0042】図4には、観測点を規格化するための前処
理の流れを示している。まず、観測点データの(x,
y,z)の値がどのように並んでいるかを指定する。指
定がない場合は、(x,y,z)と並んでいると仮定し
ている。
【0043】A−1.統計情報の取得 次いで、統計情報として、観測点個数とその分布位置の
取得を行なう。そして、一調整情報の生成を行ない、本
処理における観測位置の規格化を行なう。
【0044】図4に示す処理フローでは、前処理部分を
独立したプログラムで行なうように構成されている。こ
れは、あらかじめ統計情報がない場合には前処理を行
い、位置情報生成のための統計情報をファイル出力して
終了するようになっている。
【0045】A−2.観測位置の規格化 2次元平面上にマッピングされている各観測点を測定座
標系から処理座標系に規格化する。図5には、観測領域
が方形の場合の観測位置を規格化する様子を示してい
る。同図に示すように、観測領域の平行移動と回転によ
って観測位置の規格化が行なわれる。
【0046】これに対し、観測領域が不定形の場合に
は、図6に示すように、平行移動のみによって観測位置
の規格化を行なう。
【0047】B.メッシュ・セルへの登録 上述した観測領域の規格化を行なった後、この観測領域
を方形メッシュによって個々のセルを最小処理単位とし
て、初期平面を登録していく。図7には、観測領域をメ
ッシュ状に分割する様子を示している。
【0048】本実施形態では観測点の分布が均一でない
ことから、図示の通り、観測点がその内部に存在しない
セルが存在する。そして、これらのセルでは平面を構成
することができないことから、これらのセルを平面の統
合(後述)前に除去しておく必要がある(図2を参照の
こと)。そこで、このような観測点を含まないセルをそ
のセル周辺において観測点の平均標高が最も低いセルに
統合するようにした。これは、観測点の空白部分の多く
がレーザ測量の際に建物の陰になっているという経験則
から、最も低い位置であわせることが妥当であると考え
たためである。
【0049】C.統合開始平面の作成 次いで、各メッシュ・セルに対して、統合処理を行うた
めの最小単位となる平面の割り当てを行なう。
【0050】図9には、各メッシュ・セルに対して最小
単位となる平面を割り当てている様子を示している。最
小単位となる各平面は、頂点を連結して構成される稜線
ループをセル境界としており、また、稜線を介して隣接
する平面情報へアクセスすることができる。言い換えれ
ば、この時点での平面は、セルの頂点とセルの境界によ
って定義される。
【0051】そして、ここで作成した平面を平面リスト
に登録しておく。なお、平面リストは面積が小さいもの
から順に整列されている。
【0052】なお、平面リストを作成する際、必ずしも
すべての領域を最小単位のセルに分割する必要はない。
すなわち、回帰平面(図10を参照のこと)への寄与率
の高い領域に関しては、敢えてセル分割して処理対象セ
ルの個数を増やす必要はない。
【0053】図11〜図13には、平面リストを作成す
るための変形例について図解している。図11に示すよ
うな観測領域において、各観測点の高さ情報を基に最小
二乗法により当てはめられた回帰平面を推定して、その
相関係数が所定値よりも大きければ観測領域を単一の平
面とみなして、これ以上分割を行なわない。
【0054】他方、推定した回帰平面の相関係数が所定
値を下回る場合には、当該観測領域は単一の平面に当て
はめることができないと判断して、図12に示すように
領域を縦横各方向に2等分して4個のセル領域に分割す
る。そして、各分割セルについて同様に回帰平面を推定
して、その相関係数の大小により分割セルが単一の平面
に当てはめられるかどうか、逆に言えばさらにセル分割
が必要かどうかを判定する。
【0055】このような回帰平面の評価及びセル分割を
繰り返すことによって、最終的には図13に示すよう
に、平面への当てはめを行なうことができたかどうかに
応じて分割回数すなわちセル・サイズが異なる最終分割
セルが生成され、これが平面リストに登録される。この
場合も、平面リストは面積が小さいものから順に整列さ
れている。
【0056】図14には、この変形例において平面リス
ト作成するための処理手順をフローチャートの形式で示
している。
【0057】まず、観測領域全体をセルとして(ステッ
プS11)、セルをセル・リストに登録する(ステップ
S12)。そして、このセル・リストからセルを1つず
つ取り出して(ステップS13)、セル・リストが空に
なるまで各セルに対して以下の処理を繰り返し実行する
(ステップS14)。
【0058】まず、取り出したセル内に観測点が存在す
るかどうかを判別して(ステップS15)、観測点が存
在しない場合には、当該セルを平面リストに登録して
(ステップS19)、ステップS13に戻り、セル・リ
ストの次のセルについての処理を行なう。
【0059】また、取り出したセル内に観測点が存在す
る場合には、当該セルの各観測点の高さ情報を基に最小
二乗法により回帰平面を推定する(ステップS16)。
そして、求められた回帰平面の相関係数が指定された値
よりも大きいかどうかにより寄与率を判定する(ステッ
プS17)。
【0060】寄与率が規定範囲内であれば、当該セルを
平面リストに登録して(ステップS19)、ステップS
13に戻り、セル・リストの次のセルについての処理を
行なう。
【0061】一方、寄与率が規定範囲を外れる場合に
は、当該セルを回帰平面に当てはめることができないと
みなし、これをさらに縦横方向にそれぞれ2等分して4
つのセルに分割して(ステップS18)、ステップS1
2に戻り、セル・リストに登録する。
【0062】D.平面統合 平面統合は、該当する平面と、統合しようとしている平
面に含まれている観測点の高さ情報を基に、最小自乗法
によりそれぞれの回帰平面(図10を参照のこと)を推
定し、その相関係数が指定された値よりも大きい場合に
はこれらは同じ平面であると同定して統合する。
【0063】図15には、平面統合を行なうための処理
手順をフローチャートの形式で示している。
【0064】まず、平面リストから平面を取得する(ス
テップS21)。平面リストは面積が小さいものから順
に整列されている。また、同じ面積を持つ平面の場合は
古いものから順に取得できるようになっている。このこ
とから、平面統合においては最も小さな面積の平面から
処理されることになる。
【0065】次いで、平面統合の指標として、自らが持
つ法線ベクトルと隣接する平面群が持つ法線ベクトルと
の内積を用い(ステップS22)。
【0066】そして、平面統合の候補者リストとして、
観測領域の端に位置するものと、すでに平面統合ができ
ないと判断されている稜線をともに有する平面を除い
て、内積の値の大きい順に候補者リストを作成し(ステ
ップS23)、登録を行なう(ステップS24)。観測
領域の端に位置するセルは、観測点が少なくノイズの影
響を受け易いことから、他の平面に統合しないことによ
りノイズの伝播を防止するようにした。
【0067】次いで、平面統合の指標が大きい物から順
に候補者リストから候補を取り出し(ステップS2
5)、単一平面として近似することが可能かどうかの統
合テストを行なう(ステップS26)。ここで言う統合
テストは、該当する平面と、統合しようとしている平面
に含まれている各観測点の高さ情報を基に、最小自乗法
によりそれぞれの回帰平面を推定し、その相関係数が指
定された値よりも大きいかどうかで実施される。
【0068】統合が行なわれれば(ステップS27)、
統合相手となった平面を平面リストから削除して、自ら
を平面リストへ挿入する(ステップS28)。そして、
どの平面リストに対しても統合することができない場合
には(ステップS25)、当該平面を最終平面リストに
登録する(ステップS29)。
【0069】このようにして、最終的には、平面リスト
内のすべての平面について可能な限り統合が行なわれ、
最終平面リストに登録されることになる(ステップS2
9)。
【0070】セルは頂点vとセル境界eを持つ。したが
って、平面は、平面を構成するセルの頂点vとセル境界
eを用いて、頂点を連結した稜線の構造として記述され
る。平面が隣接するセル又は平面を統合したとき、当該
平面はその統合相手が持つ頂点を連結して、新たな稜線
構造を作成する。
【0071】図16には、平面統合を行なったときに頂
点連結(稜線)構造が変化する様子を示している。同図
では、面0〜3という4つの面が示されており、このう
ち面0と面1が統合テスト(前述)を経て統合される。
面0は、頂点v3,v4,v5,v6と、頂点間を連結
した稜線e1,e2,e3,e4からなる。また、面1
は、頂点v1,v2,v3,v6と、頂点間を連結した
稜線e5,e6,e7,e8からなる。そして、面0と
面1は、稜線e1及び稜線e7を境界とし、頂点v3と
v6を共有している。
【0072】図17には、平面統合を行なう前の面0及
び面1の稜線構造を示している。同図に示すように、面
0は、稜線e1,e2,e3,e4を持ち、e1で面1
に接するとともに、e2及びe4において面3及び面2
とそれぞれ接している。また、面1は、稜線e5,e
6,e7,e8を持ち、e7で面0に接するとともに、
e6及びe8で面3及び面2とそれぞれ接している。破
線で囲われた部分からも判るように、面0と面1は、稜
線e1−e7によって連結されていることが示されてい
る。
【0073】図18には、統合中の稜線構造を示してい
る。同図では、稜線e2とe6はともに面3を共有し、
また、稜線e4とe8はともに面2を共有していること
が示されている。したがって、これらの稜線をそれぞれ
1つに統合する必要がある。
【0074】図19には、隣接する稜線を統合する様子
を図解している。同図では、稜線e4とe8が1つに統
合されている。この稜線間では、頂点v6を共有してい
ることから、これを1つにまとめ、新しい稜線e9を生
成している。この結果、図20に示すような稜線構造に
なる。
【0075】図21には、平面統合の途中状態における
観測領域の様子を示している。平面を統合することによ
って、平面境界とその頂点連結が変化する。また、隣接
する平面の統合ができなくなったことによって、当該平
面が持つ境界の一部が固定されていることがある。そし
て、この境界を挟んで隣接する平面を統合することはで
きない。
【0076】図22には、平面の統合処理が終了した観
測領域の様子を示している。同図では、固定化されてい
ない境界が存在しなくなったことが示されている。そし
て、この平面は最終平面リストに登録される。
【0077】なお、これらの固定化された境界を共有す
る平面において、統合化処理が行なわれる場合、固定化
状態を無効にして、当該平面に対する統合を行なうこと
はできない。
【0078】E.境界線(2D)の抽出 最終平面リストに登録されている各平面に対して、前項
Dで取得した固定化境界に対応する、最小曲点を持つ折
れ線を取得する。この段階では、2次元上の領域を指定
するための領域であり、各頂点は2次元となっている。
【0079】図23には、平面の境界線の構造を示して
いる。同図に示す例では、面0には稜線e1,e2,e
3があり、それぞれ面1、面2、面3に接している。ま
た、隣接するそれぞれの平面が稜線を介して参照するこ
とができる。
【0080】平面統合により統合相手と共有する頂点の
連結が行なわれている(前述)。図23に示す例では、
稜線e1には頂点連結としてv8−v1−v2が登録さ
れている。同様に、稜線e2には頂点連結としてv2−
v3−v4−v5−v6が、稜線e3には頂点連結とし
てv6−v7−v8がそれぞれ登録されている。e1と
e3は直線型の稜線であり、e2はL字型の稜線であ
る。
【0081】v2,v6,v8は、各稜線の端点であ
り、3以上の平面と接するので、この処理過程で取得し
ようとしている境界線(2D)の端点又は頂点となる。
また、端点以外のセルの頂点v1,v3,v4,v5,
v7は、稜線の「中間点」として扱われる。
【0082】図24には、図23に示した面0を構成す
る各稜線における頂点連結の様子を示している。同図に
示す例では、境界線を介して稜線のリストe1−e2−
e3が構成され、それぞれの稜線は参照することができ
る面すなわち面1,面2,面3を指している。
【0083】また、図25には、図23に示した面0に
ついての頂点連結の様子を示している。稜線は2つの平
面によって共有され、また、稜線を構成する頂点連結の
方向を上から平面を見下ろしたときに左回りになるよう
にアクセスされる。
【0084】平面の境界線の構造としては、図26に示
すようにループ状になっているものもある。同図に示す
例では、面0は、頂点v1〜v8を連結してなる稜線e
1によって、これを取り囲む面1からは島のように孤立
している。
【0085】図27には、この場合の頂点リスト構造を
示している。同図では、面0が稜線e1を持ち、隣接す
る面1がこの稜線e1を介して参照できることが示され
ている。また、稜線e1は、8つの頂点v1〜v8の連
結により構成されることが示されている。
【0086】一方、図28に示すように、1つの平面に
対して複数の稜線が存在しており、それぞれが島状にな
っている場合もある。図29には、このような島状態の
平面の境界線を表現するためのデータ構造を示してい
る。同図では、面0が個々の島に対応する境界線1〜3
を持っていること、並びに、境界線1が稜線e1−e2
で構成され、境界線2が稜線e3−e4で構成され、境
界線3が稜線e5で構成されていることを示している。
【0087】図30には、各平面における境界線(2
D)を抽出するための処理手順をフローチャートの形式
で示している。
【0088】まず、平面を構成する境界線集合(図24
又は図29を参照のこと)から境界線を取得する(ステ
ップS31)。ここで取得される境界線は、1以上の稜
線からなる閉折れ線を示している。
【0089】次いで、この境界線を構成する稜線を取得
して(ステップS32)、稜線がループ状になっている
場合(図26を参照のこと)と、そうでない場合(図2
3を参照のこと)に分けて(ステップS33)、稜線に
ついての処理を行なう。
【0090】前者の稜線がループ状になっている場合、
まず曲点の探索を行ない(ステップS34)、曲点で複
数の稜線に分割して(ステップS35)、得られた各稜
線を登録しておく(ステップS36)。
【0091】ここで、ループ状の稜線から曲線を探索す
るための方法について、図31を参照しながら説明す
る。同図に示すように、稜線を構成する中間点(前述)
群の重心から円を描き、その半径を小さくしていくこと
によって、走査範囲内にかかった場所の重心を曲点とし
て採用する。曲点を2以上見つけ、境界線に曲点を挿入
することによって、2以上の稜線に分割する。この後、
他の平面と隣接している稜線と同様に、それぞれ直線へ
の当てはめを行なう。
【0092】ループ状の稜線からは、2以上の曲点が取
得されるが、この場合互いに離れている場所から曲点が
抽出されることが好ましい。ここで、ループ状の稜線か
ら2以上の曲点を探索するための処理の一例について図
32〜図34を参照しながら説明する。
【0093】ループ状の境界線は1本の稜線と稜線上の
複数の中間点で構成される(図32を参照のこと)。ま
ず、稜線上の中間点のうち重心から最も離れているもの
すなわち最大離点を取り出して、これを曲点に設定す
る。次いで、重心からこの最大離点へ向かうベクトルV
1との内積が負となるような中間点を探索する(図33
を参照のこと)。そして、内積が負となる中間点のうち
最大離点となるものを選んで、これを曲点に設定する。
【0094】また、後者の稜線がループ状ではない場合
には、この稜線が単一直線として近似可能かどうかを判
別する(ステップS37)。稜線が単一直線として近似
される場合には、この近似した直線を稜線(2D)とし
て登録する(ステップS41)。
【0095】他方、稜線を単一直線として近似できない
場合には、稜線上で1以上の曲点を取得し(ステップS
38)、曲点を挿入することによって稜線を分割する
(ステップS39)。そして、得られた各稜線を登録し
ておく(ステップS40)。
【0096】図23に示す例では、稜線e2を構成する
v2−v3−v4−v5−v6はL字型をしており、直
線として当てはめることができない。このような場合、
曲点を探索し、複数の稜線へ分割する。この稜線の分割
処理は、直線として近似できるまで繰り返し行なう。
【0097】図35には、ループ状でない稜線において
曲点を探索する様子を図解している。同図に示すよう
に、v2及びv6を端点とする線分の垂直に等分線を引
き、その上に中心が存在し両端点を通る円弧によって走
査して、曲点の抽出を行なう。そして、得られた曲点に
よって稜線を2つに分割する。
【0098】このようにして、1つの境界線内に含まれ
るすべての稜線において直線の当てはめを行なってい
き、これが終了した段階で平面として登録を行なう(ス
テップS42)。
【0099】以下では、実際の建造物を例にとって、境
界線を構成する直線が抽出されている過程について、図
36〜40を参照しながら説明する。
【0100】図36では、境界線がループ状になってい
ることから、各頂点の重心点から円弧を想定して、その
半径を縮めていくことによって、ループ上の稜線におけ
る曲点の探索を行なう。図示の例では、4つの曲点が発
見され、元の境界線は4つの稜線に分割される。
【0101】次いで、図36に示す過程で取得された4
つの稜線の各々に対して直線へのあてはめを行なう。図
示の例では、3つの稜線に対しては正常に直線への当て
はめが行なわれるが、上部稜線の1つについては凹部分
があるために当てはめが失敗する。
【0102】このことから、さらに曲点を探索し、稜線
分割が繰り返し行なわれる。この結果、図37に示すよ
うに、1つの曲点がさらに発見されて、稜線が2つに分
割される。
【0103】さらに、図37に示した過程で取得された
稜線に対して直変への当てはめを試みるが、これに失敗
したことから、各々の稜線において曲点探索を繰り返し
行なう。この結果、図38に示すように、それぞれの稜
線から新たに曲点を1つずつ発見し、合計4つの稜線へ
分割される。
【0104】この後、図38に示した過程で取得された
4本の稜線のうち、3本については直線の当てはめに成
功するが、残りの1本については失敗する。このことか
ら、図39に示すように、失敗した1本の稜線に対して
さらに曲線の探索を行ない、2本の稜線に分割する。
【0105】この後、図39に示した過程で取得された
稜線については、それぞれ直線への当てはめが成功する
ので、すべての稜線を直線に当てはめる処理が終了す
る。
【0106】上述したような稜線の直線への当てはめ、
並びに曲点の探索及び稜線の分割という過程を繰り返し
実行した結果として、図40に示すように、最終的には
8つの曲点を待ち直線に当てはめられた境界線からなる
平面が抽出される。
【0107】F.3次元平面の作成 前項Eでは、観測領域を上から見た状態として、観測点
集合ができるだけ広い単一の平面であるように領域分割
を行なう。各平面は高さ状態を持つので、次いで、取得
された境界線を跨いで隣接する両平面において、境界線
部分における高低差がある場合に、この部分に垂直面を
挿入するという3次元平面の作成処理を行なう。
【0108】図41には、3次元平面を作成するための
処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0109】平面の境界線が図28に示したように複数
の「島」を持っている場合、全体を境界線集合とし、個
々の島を境界線と表現する。ここでは、それぞれの島に
対して平面の作成を行なう(ステップS51)。
【0110】まず、境界線を構成する稜線(2D)を取
得して(ステップS52)、これを跨いで存在する両平
面の高さを求め(ステップS53)、これに対応した3
次元の稜線を作成する(ステップS54)。
【0111】このとき、境界線を跨いで隣接する両平面
において高さが異なっている場合には、その境界線部分
に垂直面を作成して(ステップS55)、これを面集合
へ登録する(ステップS56)。
【0112】そして、高さ情報を持つ稜線(3D)を登
録し(ステップS57)、ステップS52に戻り、当該
境界線に含まれる次の稜線の処理を行なう。
【0113】境界線に含まれるすべての僚船についての
処理が終了したときには(ステップS52)、稜線群
(3D)を面として登録し(ステップS58)、ステッ
プS51に戻り、次の境界線の処理を行なう。
【0114】境界線集合のすべての境界線についての処
理を終えると(ステップS51)、本処理ルーチン全体
を終了する。
【0115】図42には、境界線(2D)と面の接続状
態の一例を示している。同図に示す例では、面0が、面
1、面2、面3と隣接していることが示されている。面
1は稜線v4−v1によって、面2は稜線v1−v2−
v3によって、面3は稜線v3−v4によってそれぞれ
区切られている。
【0116】図43には、境界線部分における高低差が
ない場合、すなわち稜線を跨いで隣接する両平面が接続
されている(若しくは、稜線を共有する)場合の正面及
び側面をそれぞれ図解している。このような場合には、
頂点v1−v3部分には垂直面を挿入せず、両平面が共
有する3次元稜線を作成する。
【0117】また、図44には、稜線を跨いで隣接する
両平面において、稜線の一方の頂点v1のみが共有され
ている場合の正面及び側面をそれぞれ図解している。こ
のような場合、頂点v1に相当する3次元頂点が共有さ
れ、高さが異なる2つの頂点v3,v3'によって貼ら
れる垂直面が作成され、面集合へ登録される。ここで、
3次元頂点v1,v3は面0の稜線として用いられ、ま
た、3次元頂点v1,v3'は面1の稜線として用いら
れる。
【0118】また、図45には、稜線を跨いで隣接する
両平面において、両頂点が共有されていない場合の正面
及び側面をそれぞれ図解している。このような場合、垂
直平面として、v1−v1'−v3−v3'が作成され、
面集合へ登録される。ここで、3次元頂点v1及びv3
は面0の稜線として用いられ、また、3次元頂点v1'
及びv3'は面1の稜線として用いられる。
【0119】次に、対象となる稜線(2D)内に曲点を
含む場合について説明する。
【0120】稜線内に1つ以上の曲点を持つ場合、図4
3に示したような接続状態は存在しない。隣接する両平
面がこの状態で接する場合、常に1つの面として統合さ
れることになる。
【0121】図46には、1つ以上の曲点を持つ稜線を
跨いで隣接する両平面において、頂点の一方が共有され
ている場合の正面及び側面をそれぞれ図解している。こ
のような場合、3次元頂点v1が共有され、v1−v
2'−v2、v2−v2'−v3'−v3という2つの垂
直面が作成され、面集合へ登録される。ここで、3次元
頂点v1,v2,v3は面0の稜線として用いられ、ま
た、3次元頂点v1,v2',v3'は面1の稜線として
用いられる。
【0122】また、図47には、1つ以上の曲点を持つ
稜線を跨いで隣接する両平面において、頂点をまったく
共有しない場合の正面及び側面をそれぞれ図解してい
る。このような場合、v1−v1'−v2'−v2、並び
に、v2−v2'−v3'−v3という2つの垂直面が作
成され、面集合へ登録される。ここで、3次元頂点v
1,v2,v3は面0の稜線として用いられ、また、3
次元頂点v1,v2',v3'は面1の稜線として用いら
れる。
【0123】[追補]以上、特定の実施形態を参照しな
がら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修
正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示
という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書
の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の
要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範
囲の欄を参酌すべきである。
【0124】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
飛行機や衛星などを用いて上空から地上に向けてレーザ
を照射することによって得られた平面に分布する高さ情
報を基に、地上に存在する建造物についての3次元モデ
ルを好適に生成することができる、優れた3次元モデル
生成システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラ
ムを提供することができる。
【0125】また、本発明によれば、2次元平面上に不
規則に分布する高さ情報に基づいて3次元形状を有する
建造物の外観を表わした3次元モデルを好適に作成する
ことができる、優れた3次元モデル生成システム及び方
法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することが
できる。
【0126】また、本発明によれば、2次元平面上に不
規則に分布する高さ情報に基づいて屋根(上面)や外壁
(垂直面)などからなる建造物の3次元モデルを好適に
生成することができる、優れた3次元モデル生成システ
ム及び方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供す
ることができる。
【0127】また、本発明によれば、建物地図などの付
加的な情報を用いずに、地上の各観測点に高さ情報がマ
ッピングされたエレベーション・データのみを用いて地
上に存在する建造物の3次元モデルを好適に生成するこ
とができる、優れた3次元モデル生成システム及び方
法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することが
できる。
【0128】本発明によれば、エレベーション・データ
を基に抽出された各平面の境界線部分における誤差の影
響を少なくした形で、平面で構成される端連結のポリゴ
ン・オブジェクトとして個々の建物の形状についての情
報を得ることができる。したがって、実世界から採取さ
れたデータを基に3次元仮想空間の生成において、より
正確な建物データを作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2次元平面上に高さ情報がマッピングされてい
る様子を示した図である。
【図2】平面上における観測点の位置の分布を示した図
である。
【図3】2次元平面上の各観測点に高さ情報がマッピン
グされたエレベーション・データを基に地上に存在する
建造物についての3次元モデルを生成するための処理手
順を概略的に示したフローチャートである。
【図4】観測点を規格化するための前処理の流れを示し
たフローチャートである。
【図5】観測領域が方形の場合の観測位置を規格化する
様子を示した図である。
【図6】観測領域が不定形の場合の観測位置を規格化す
る様子を示した図である。
【図7】観測領域をメッシュ状に分割する様子を示した
図である。
【図8】観測点を含まないセルをそのセル周辺において
観測点の平均標高が最も低いセルに統合する様子を示し
た図である。
【図9】各メッシュ・セルに対して最小単位となる平面
を割り当てている様子を示した図である。
【図10】セルに含まれる観測点を基に当てはめられた
回帰平面を示した図である。
【図11】平面リストを作成するための変形例を説明す
るための図である。
【図12】平面リストを作成するための変形例を説明す
るための図である。
【図13】平面リストを作成するための変形例を説明す
るための図である。
【図14】平面リストを作成するための変形例について
の処理手順を示したフローチャートである。
【図15】平面統合を行なうための処理手順を示したフ
ローチャートである。
【図16】平面統合を行なったときに頂点連結(稜線)
構造が変化する様子を示した図である。
【図17】平面統合を行なう前の面0及び面1の稜線構
造を示した図である。
【図18】統合中の稜線構造を示した図である。
【図19】隣接する稜線を統合する様子を示した図であ
る。
【図20】隣接する稜線を統合して新しい稜線を生成し
た稜線構造を示した図である。
【図21】平面統合の途中状態における観測領域の様子
を示した図である。
【図22】平面の統合処理が終了した観測領域の様子を
示した図である。
【図23】平面の境界線の構造を示した図である。
【図24】面を構成する各稜線における頂点連結の様子
を示した図である。
【図25】頂点連結の様子を示した図である。
【図26】ループ状の平面の境界線構造を示した図であ
る。
【図27】ループ状の平面についての頂点リスト構造を
示した図である。
【図28】1つの平面に対して複数の稜線が存在してお
り、それぞれが島状になっている様子を示した図であ
る。
【図29】島状態の平面の境界線を表現するためのデー
タ構造を示した図である。
【図30】各平面における境界線(2D)を抽出するた
めの処理手順を示したフローチャートである。
【図31】ループ状の稜線から曲線を探索するための方
法を説明するための図である。
【図32】ループ状の稜線から2以上の曲点を探索する
ための処理を説明するための図である。
【図33】ループ状の稜線から2以上の曲点を探索する
ための処理を説明するための図である。
【図34】ループ状の稜線から2以上の曲点を探索する
ための処理を説明するための図である。
【図35】ループ状でない稜線において曲点を探索する
様子を示した図である。
【図36】実際の建造物を含む観測領域から境界線を構
成する直線を抽出していく過程を説明するための図であ
る。
【図37】実際の建造物を含む観測領域から境界線を構
成する直線を抽出していく過程を説明するための図であ
る。
【図38】実際の建造物を含む観測領域から境界線を構
成する直線を抽出していく過程を説明するための図であ
る。
【図39】実際の建造物を含む観測領域から境界線を構
成する直線を抽出していく過程を説明するための図であ
る。
【図40】実際の建造物を含む観測領域から境界線を構
成する直線を抽出していく過程を説明するための図であ
る。
【図41】3次元平面を作成するための処理手順を示し
たフローチャートである。
【図42】境界線(2D)と面の接続状態を示した図で
ある。
【図43】稜線を跨いで隣接する両平面が接続されてい
る場合の正面及び側面をそれぞれ示した図である。
【図44】稜線を跨いで隣接する両平面において、稜線
の一方の頂点のみが共有されている場合の正面及び側面
をそれぞれ示した図である。
【図45】稜線を跨いで隣接する両平面において、両頂
点が共有されていない場合の正面及び側面をそれぞれ示
した図である。
【図46】1つ以上の曲点を持つ稜線を跨いで隣接する
両平面において、頂点の一方が共有されている場合の正
面及び側面をそれぞれ示した図である。
【図47】1つ以上の曲点を持つ稜線を跨いで隣接する
両平面において、頂点をまったく共有しない場合の正面
及び側面をそれぞれ示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 CC14 FF11 GG04 QQ31 UU05 5B050 AA01 AA07 BA02 BA09 BA17 DA02 EA07 EA13 EA19 EA28 5B057 AA14 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB16 CC01 CD14 CE10 DA07 DA16 DB02 DB09 DC02 DC08 DC09

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元平面上の各観測点に高さ情報がマッ
    ピングされたエレベーション・データを基に建物モデル
    を生成する3次元モデル生成システムであって、 2次元平面上で観測点が存在する観測領域をメッシュ状
    に分割して、平面に当てはめられた観測点集合を分割さ
    れたセルに登録するセル生成手段と、 隣接するセルを集めて平面として統合する平面統合手段
    と、 統合された各平面についての境界線を抽出する境界線抽
    出手段と、 隣接する平面境界の稜線群で構成される3次元平面を作
    成する3次元平面作成手段と、を具備することを特徴と
    する3次元モデル生成システム。
  2. 【請求項2】前記セル生成手段は、観測点位置を測定座
    標系から処理座標系に規格化してから観測点領域のメッ
    シュ分割を行なう、ことを特徴とする請求項1に記載の
    3次元モデル生成システム。
  3. 【請求項3】前記セル生成手段は、観測点領域をメッシ
    ュ状に分割して、初期平面を構成する最小セルに分割す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の3次元モデル生
    成システム。
  4. 【請求項4】前記セル生成手段は、観測点が存在しない
    最小セルを平均標高が最も低い周辺のセルに統合する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の3次元モデル生成シ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記セル生成手段は、平面に当てはめるこ
    とが可能な観測点集合になるまで観測点が存在する領域
    をメッシュ状に分割し続ける、ことを特徴とする請求項
    1に記載の3次元モデル生成システム。
  6. 【請求項6】前記平面統合手段は、隣接する各セルに含
    まれる観測点の高さ情報を基にそれぞれの回帰平面を推
    定し、その相関係数が所定値よりも大きい場合に同じ平
    面として統合する、ことを特徴とする請求項1に記載の
    3次元モデル生成システム。
  7. 【請求項7】前記平面統合手段は、統合相手と共有する
    頂点を連結して、統合した平面についての新たな稜線構
    造を作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の3次
    元モデル生成システム。
  8. 【請求項8】平面は1以上の稜線からなる境界線を持
    ち、 前記境界線抽出手段は、各稜線を直線への当てはめを試
    み、直線への当てはめに失敗した稜線に曲点を挿入して
    2以上の稜線に分割する、ことを特徴とする請求項1に
    記載の3次元モデル生成システム。
  9. 【請求項9】前記境界線抽出手段は、稜線上の単一直線
    として近似不可能な場所で曲点を取得する、ことを特徴
    とする請求項8に記載の3次元モデル生成システム。
  10. 【請求項10】前記境界線抽出手段は、ループ状の稜線
    に対して、該ループを構成する頂点の重心から円を描い
    て半径を小さくしていくことによって、走査範囲にかか
    った場所の重心を曲点として取得する、ことを特徴とす
    る請求項8に記載の3次元モデル生成システム。
  11. 【請求項11】前記境界線抽出手段は、端点を持つ稜線
    に対して、垂直二等分線を引き、その上に中心が存在し
    両端点を通る円弧によって走査して、曲点の抽出を行な
    う、ことを特徴とする請求項8に記載の3次元モデル生
    成システム。
  12. 【請求項12】前記3次元平面作成手段は、境界線を跨
    いで隣接する両平面において、境界線部分における高低
    差に応じて垂直面を挿入する、ことを特徴とする請求項
    1に記載の3次元モデル生成システム。
  13. 【請求項13】前記3次元平面作成手段は、稜線を跨い
    で隣接する両平面間で該稜線を共有する場合には、該稜
    線に垂直面を挿入しない、ことを特徴とする請求項12
    に記載の3次元モデル生成システム。
  14. 【請求項14】前記3次元平面作成手段は、稜線を跨い
    で隣接する両平面間で該稜線の一端点のみを共有する場
    合には、該共有する端点と共有しない残りの端点で形成
    される垂直面を該稜線間に挿入する、ことを特徴とする
    請求項12に記載の3次元モデル生成システム。
  15. 【請求項15】前記3次元平面作成手段は、稜線を跨い
    で隣接する両平面間で該稜線の端点をまったく共有しな
    い場合には、各稜線の端点で形成される垂直面を該稜線
    間に挿入する、ことを特徴とする請求項12に記載の3
    次元モデル生成システム。
  16. 【請求項16】2次元平面上の各観測点に高さ情報がマ
    ッピングされたエレベーション・データを基に建物モデ
    ルを生成する3次元モデル生成方法であって、 2次元平面上で観測点が存在する観測領域をメッシュ状
    に分割して、平面に当てはめられた観測点集合を分割さ
    れたセルに登録するセル生成ステップと、 隣接するセルを集めて平面として統合する平面統合ステ
    ップと、 統合された各平面についての境界線を抽出する境界線抽
    出ステップと、 稜線群で構成される3次元平面を作成する3次元平面作
    成ステップと、を具備することを特徴とする3次元モデ
    ル生成方法。
  17. 【請求項17】前記セル生成ステップでは、観測点位置
    を測定座標系から処理座標系に規格化してから観測点領
    域のメッシュ分割を行なう、ことを特徴とする請求項1
    6に記載の3次元モデル生成方法。
  18. 【請求項18】前記セル生成ステップでは、観測点領域
    をメッシュ状に分割して、初期平面を構成する最小セル
    に分割する、ことを特徴とする請求項16に記載の3次
    元モデル生成方法。
  19. 【請求項19】前記セル生成ステップでは、観測点が存
    在しない最小セルを平均標高が最も低い周辺のセルに統
    合する、ことを特徴とする請求項18に記載の3次元モ
    デル生成方法。
  20. 【請求項20】前記セル生成ステップでは、平面に当て
    はめることが可能な観測点集合になるまで観測点が存在
    する領域をメッシュ状に分割し続ける、ことを特徴とす
    る請求項16に記載の3次元モデル生成方法。
  21. 【請求項21】前記平面統合ステップでは、隣接する各
    セルに含まれる観測点の高さ情報を基にそれぞれの回帰
    平面を推定し、その相関係数が所定値よりも大きい場合
    に同じ平面として統合する、ことを特徴とする請求項1
    6に記載の3次元モデル生成方法。
  22. 【請求項22】前記平面統合ステップでは、統合相手と
    共有する頂点を連結して、統合した平面についての新た
    な稜線構造を作成する、ことを特徴とする請求項16に
    記載の3次元モデル生成方法。
  23. 【請求項23】平面は1以上の稜線からなる境界線を持
    ち、 前記境界線抽出ステップでは、各稜線を直線への当ては
    めを試み、直線への当てはめに失敗した稜線に曲点を挿
    入して2以上の稜線に分割する、ことを特徴とする請求
    項16に記載の3次元モデル生成方法。
  24. 【請求項24】前記境界線抽出ステップでは、稜線上の
    単一直線として近似不可能な場所で曲点を取得する、こ
    とを特徴とする請求項23に記載の3次元モデル生成方
    法。
  25. 【請求項25】前記境界線抽出ステップでは、ループ状
    の稜線に対して、該ループを構成する頂点の重心から円
    を描いて半径を小さくしていくことによって、走査範囲
    にかかった場所の重心を曲点として取得する、ことを特
    徴とする請求項23に記載の3次元モデル生成方法。
  26. 【請求項26】前記境界線抽出ステップでは、端点を持
    つ稜線に対して、垂直二等分線を引き、その上に中心が
    存在し両端点を通る円弧によって走査して、曲点の抽出
    を行なう、ことを特徴とする請求項23に記載の3次元
    モデル生成方法。
  27. 【請求項27】前記3次元平面作成ステップでは、境界
    線を跨いで隣接する両平面において、境界線部分におけ
    る高低差に応じて垂直面を挿入する、ことを特徴とする
    請求項16に記載の3次元モデル生成方法。
  28. 【請求項28】前記3次元平面作成ステップでは、稜線
    を跨いで隣接する両平面間で該稜線を共有する場合に
    は、該稜線に垂直面を挿入しない、ことを特徴とする請
    求項27に記載の3次元モデル生成方法。
  29. 【請求項29】前記3次元平面作成ステップでは、稜線
    を跨いで隣接する両平面間で該稜線の一端点のみを共有
    する場合には、該共有する端点と共有しない残りの端点
    で形成される垂直面を該稜線間に挿入する、ことを特徴
    とする請求項27に記載の3次元モデル生成方法。
  30. 【請求項30】前記3次元平面作成ステップでは、稜線
    を跨いで隣接する両平面間で該稜線の端点をまったく共
    有しない場合には、各稜線の端点で形成される垂直面を
    該稜線間に挿入する、ことを特徴とする請求項27に記
    載の3次元モデル生成方法。
  31. 【請求項31】2次元平面上の各観測点に高さ情報がマ
    ッピングされたエレベーション・データを基に建物モデ
    ルを生成するための処理をコンピュータ・システム上で
    実行するようにコンピュータ化毒形式で記述されたコン
    ピュータ・プログラムであって、 2次元平面上で観測点が存在する観測領域をメッシュ状
    に分割して、平面に当てはめられた観測点集合を分割さ
    れたセルに登録するセル生成ステップと、 隣接するセルを集めて平面として統合する平面統合ステ
    ップと、 統合された各平面についての境界線を抽出する境界線抽
    出ステップと、 稜線群で構成される3次元平面を作成する3次元平面作
    成ステップと、を具備することを特徴とするコンピュー
    タ・プログラム。
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