JP2003311910A - Decorative material - Google Patents
Decorative materialInfo
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- JP2003311910A JP2003311910A JP2002126094A JP2002126094A JP2003311910A JP 2003311910 A JP2003311910 A JP 2003311910A JP 2002126094 A JP2002126094 A JP 2002126094A JP 2002126094 A JP2002126094 A JP 2002126094A JP 2003311910 A JP2003311910 A JP 2003311910A
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- Japan
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- resin
- acrylate
- decorative
- liquid
- layer
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧材に関し、更
に詳しくは、水性マジックインキ、油性マジックイン
キ、醤油、ソース、コーヒー等の汚染物質の拭き取り性
の要求される用途に使用されるに有用な化粧材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧メラミン化粧板(特公昭26
−4540号公報)、低圧メラミン化粧板(特公昭37
−6143号公報)、DAP化粧板、ポリエステル化粧
板等の熱硬化性化粧板が知られている。
【0003】これらの熱硬化性化粧板は、耐衝撃性や耐
汚染性、鉛筆硬度等において、優れた特性を持っている
が、実生活において、居住空間である家の床、壁、テー
ブル等で使用する場合、水性マジックインキ、油性マジ
ックインキ、醤油、ソース、コーヒー等の生活用品の汚
染物質を布やティッシュペーパー等の乾拭きで落とせる
ような機能も求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記熱硬化性
化粧板は、高硬度からフレキシブル化粧板に至るまで、
色々なタイプの化粧板が存在するが、いずれのタイプの
熱硬化性化粧板も、水性マジックインキ、油性マジック
インキ、醤油、ソース、コーヒー等の生活用品の汚染物
質が付いた場合、布やティッシュペーパー等の乾拭きで
拭き取り難いという問題点があるものである。
【0005】本発明の目的は、水性マジックインキ、油
性マジックインキ、醤油、ソース、コーヒー等の生活用
品による汚染物質の拭き取り性が良好な化粧材を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決すべく鋭意検討した結果、メラミン樹脂を含浸して硬
化させてなる化粧層上に、撥液性硬質樹脂層を形成して
なり、該撥液性硬質樹脂層は、電離放射線硬化性樹脂の
架橋硬化物中に、メラミン樹脂及び/又はシリコン樹脂
を含有して成る事を特徴とする化粧材が有効であること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、メラミン樹脂を含浸して硬化さ
せてなる化粧層上に、撥液性硬質樹脂層を形成してな
り、該撥液性硬質樹脂層は、電離放射線硬化性樹脂の架
橋硬化物中に、メラミン樹脂及び/又はシリコン樹脂を
含有して成る事を特徴とする化粧材に関するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、上記の本発明について、発
明の実施の形態について説明する。
【0009】最初に、上記の本発明の化粧材の製造方法
について、説明する。まず、化粧層上に、撥液性硬質樹
脂を塗布(塗工)し、電離放射線を照射することによ
り、撥液性硬質樹脂層を形成する。このようにしてでき
た積層物を熱プレス機の熱盤間に挿入して、圧力80〜
120kg/cm2、熱盤温度150〜200°C、3
0分〜2時間プレス成形を行い、本発明の化粧材を製造
するものである。
【0010】上記化粧層としては、米坪量100g/m
2のチタン紙に、必要に応じて、絵柄印刷を施したもの
に、メラミン樹脂未硬化物を含浸させて成る化粧紙を必
須として成る。通常、該化粧紙上には、メラミン樹脂未
硬化物を含浸させて成る透明紙(米坪量30〜100g
/m2)から成るオーバーレイ紙を、又該化粧紙裏面に
は、フェノール樹脂未硬化物を含浸させて成るコアー紙
を積層する。
【0011】上記化粧層上に、撥液性硬質樹脂を塗布
(塗工)する場合、グラビアコーター、ロールコーター
(サイズプレス、ゲートロールコーター等)、バーコー
ター、エアナイフコーター、ブレードコーター等の塗工
機を使用できる。塗工量は、乾燥後の重量として、通常
0.1〜100g/m2、好ましくは、0.5〜60g
/m2である。乾燥は、熱風加熱等によって行われる。
この乾燥温度は、ドライヤーの種類によって種々変化す
るがドライヤー内部の温度は、通常50〜200℃、好
ましくは70〜150℃である。これらの塗工機で、撥
液性硬質樹脂を塗布した場合、膜厚は、塗工機によって
異なるが、通常0.1〜100μmであり、好ましく
は、0.5〜60μmである。
【0012】上記撥液性硬質樹脂は、電離放射線硬化性
樹脂中に、メラミン樹脂及び撥水性材料、必要に応じて
溶剤(樹脂に対して、10〜40質量%)を添加して、
混合、攪拌して成るものである。
【0013】上記電離放射線硬化性樹脂は、具体的に
は、分子中に重合性不飽和結合または、エポキシ基を有
するプレポリマー、オリゴマー、及び/又はモノマーを
適宜混合した、電離放射線により硬化可能な組成物が用
いられる。尚、ここで電離放射線とは、電磁波または荷
電粒子線のうち分子を重合、或いは、架橋し得るエネル
ギー量子を有するものを意味し、通常紫外線または電子
線が用いられる。
【0014】上記プレポリマー、オリゴマーの例として
は、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の
不飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、
ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレー
ト、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポ
リエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレ
タンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオ
ールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレ
ート、カチオン重合型エポキシ化合物等が挙げられる。
【0015】ウレタンアクリレートとしては、例えば、
ポリエーテルジオールとジイソシアネートとを反応させ
て得られるポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレー
トが挙げられる。
【0016】上記のポリエーテル系ウレタン(メタ)ア
クリレートに使用されるジイソシアネートとしては、例
えば、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート等が挙げられる。上記のポリエーテルジ
オールとしては、分子量が500〜3000のポリオキ
シプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙げられ
る。
【0017】以下、ウレタンアクリレートの製造例を示
す。滴下ロート、温度計、還流冷却管及び攪拌棒を備え
たガラス製反応容器中に、分子量1000のポリテトラ
メラレングリコール1000部と、イソホロンジイソシ
アネート444部とを仕込み、120℃で3時間反応さ
せた後、80℃以下に冷却し、2−ヒドロキシエチルア
クリレートを232重量部加え、80℃でイソシアネー
ト基が消失するまで反応させて、ウレタンアクリレート
が得られた。
【0018】電離放射線硬化性樹脂に用いるモノマーの
例としては、スチレン、αメチルスチレン等のスチレン
系モノマー、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブ
トキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシ
ブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル
類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸メトキシエチル、メタク
リル酸エトキシメチル、メタクリル酸フェニル、メタク
リル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル類、アクリル
酸−2−(N、N−ジエチルアミノ)エチル、メメタク
リル酸−2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル、アク
リル酸−2−(N、N−ジベンジルアミノ)メチル、ア
クリル酸−2−(N、N−ジエチルアミノ)プロピル等
の不飽和置酸の置換アミノアルコールエステル類、アク
リルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸ア
ミド、エチレングリコールジアクリレート、プロピレン
グリコールジアクリレート、プロピレングリコールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
1,6ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート等の化合物、ジプロピレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート等の多官能性化合
物、及び/又は、分子中に2個以上のチオール基を有す
るポリチオール化合物、例えばトリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチ
オプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリ
コール等が挙げられる。
【0019】通常、以上の化合物を必要に応じて1種も
しくは2種以上を混合して用いるが、電離放射線硬化性
樹脂に通常の塗工適性を付与するために、前記プレポリ
マーまたはポリチオールを5重量%以上、前記モノマー
及びまたはポリチオールを95重量%以下とするのが好
ましい。
【0020】モノマーの選定に際しては、硬化物の可撓
性が要求される場合は、塗工適性上支障のない範囲でモ
ノマーの量を少なめにしたり、1官能または2官能アク
リレートモノマーを用い、比較的低架橋密度の構造とす
る。また、硬化物の耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性等が要
求される場合には、塗工適性上支障のない範囲で、モノ
マーの量を多めにしたり、3官能以上のアクリレートモ
ノマーを用いることで、高架橋密度の構造とすることが
できる。尚、1、2官能モノマーと3官能以上のモノマ
ーを混合し、塗工適性と硬化物の物性とを調整すること
もできる。
【0021】以上のような1官能性アクリレートモノマ
ーとしては、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシ
ルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙
げられる。又、2官能アクリレートとしてはエチレング
リコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート等が、また3官能以上のアクリレートとし
ては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(テトラ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
【0022】更に、電離放射線硬化性樹脂には、硬化物
の可撓性、表面硬度等の物性を調整するための電離放射
線非硬化性樹脂を添加することができる。尚、該電離放
射線非硬化性樹脂としてはウレタン系、繊維素系、ポリ
エステル系、アクリル系、ブチラール系、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂が用いられ、特に
繊維素系、ウレタン系、ブチラール系が可撓性の点から
好ましい。
【0023】又、以上の如き組成の電離放射線硬化性樹
脂を硬化させるために、紫外線又は可視光線を照射する
場合には、光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベ
ンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α
−アミノキシムエステル、テトラメチルチウラムモノサ
ルファイド、チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム
塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン、又、光重合促
進剤(増感剤)としてn−ブチルアミン、トリエチルア
ミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を、更に混合して
用いることができる。
【0024】上記撥水性材料としては、公知の各種物質
が用いられる。例えば、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ロ
ウ(蝋)又は、これらの混合物を使用することもでき
る。撥水性材料の添加量は、硬質樹脂中に、1〜10質
量部添加する。
【0025】上記フッ素樹脂の例としては、フッ素樹脂
モノマーの重合体、具体的には、
ポリフッ化ビニル(PVF)
ポリフッ化ビニリデン(PVdF)
ポリ塩化3フッ化エチレン(PCTFE)
ポリ4フッ化エチレン(PTFE)
などや、フッ素樹脂モノマー1個以上を含む2個以上の
モノマーの共重合体、具体的には、
4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合体(FE
P)
エチレン・4フッ化エチレン共重合体(ETFE)
エチレン・塩化3フッ化エチレン共重合体(ECTF
E)
4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン・フッ化ビニリ
デン共重合体
テトラフロロエチレン・パーフルオロアルキルエーテル
共重合体(PFA)
フロロエチレン・ビニルエーテル共重合体(FEVE)
テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EP
E)
などが挙げられる。
【0026】上記シリコン樹脂としては、例えば、メチ
ルトリクロルシラン、メチルトリブロムシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチ
ルトリイソプロポキシシラン、メチルトリt−ブトキシ
シラン;エチルトリクロルシラン、エチルトリブロムシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、エチルトリイソプロポキシシラン、エチルトリ
t−ブトキシシラン;n−プロピルトリクロルシラン、
n−プロピルトリブロムシラン、n−プロピルトリメト
キシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−プ
ロピルトリイソプロポキシシラン、n−プロピルトリt
−ブトキシシラン;n−ヘキシルトリクロルシラン、n
−ヘキシルトリブロムシラン、n−ヘキシルトリメトキ
シシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−ヘキ
シルトリイソプロポキシシラン、n−ヘキシルトリt−
ブトキシシラン;n−デシルトリクロルシラン、n−デ
シルトリブロムシラン、n−デシルトリメトキシシラ
ン、n−デシルトリエトキシシラン、n−デシルトリイ
ソプロポキシシラン、n−デシルトリt−ブトキシシラ
ン;n−オクタデシルトリクロルシラン、n−オクタデ
シルトリブロムシラン、n−オクタデシルトリメトキシ
シラン、n−オクタデシルトリエトキシシラン、n−オ
クタデシルトリイソプロポキシシラン、n−オクタデシ
ルトリt−ブトキシシラン;フェニルトリクロルシラ
ン、フェニルトリブロムシラン、フェニルトリメトキシ
シラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリイ
ソプロポキシシラン、フェニルトリt−ブトキシシラ
ン;ジメトキシジエトキシシラン;ジメチルジクロルシ
ラン、ジメチルジブロムシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジエトキシシラン;ジフェニルジクロル
シラン、ジフェニルジブロムシラン、ジフェニルジメト
キシシラン、ジフェニルジエトキシシラン;フェニルメ
チルジクロルシラン、フェニルメチルジブロムシラン、
フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジエ
トキシシラン;トリクロルヒドロシラン、トリブロムヒ
ドロシラン、トリメトキシヒドロシラン、トリエトキシ
ヒドロシラン、トリイソプロポキシヒドロシラン、トリ
t−ブトキシヒドロシラン;ビニルトリクロルシラン、
ビニルトリブロムシラン、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシ
シラン、ビニルトリt−ブトキシシラン;γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
イソプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
t−ブトキシシラン;γ−メタアクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルト
リイソプロポキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピ
ルトリt−ブトキシシラン;γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルト
リt−ブトキシシラン;γ−メルカプトプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリイソプロポキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリt−ブトキシシラン;β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリエトキシシラン;及び、それらの部分加水分解
物;及びそれらの混合物を使用することもできる。
【0027】上記の溶剤としては、塗料、インキ等に通
常使用されるものが使用でき、具体例としては、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル、酢酸アミルなどの酢酸エステル類、メチルアル
コール、エチルアルコール、nープロピルアルコール、
i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−
ブチルアルコール、2−エチルブタノール、2−エチル
ヘキサノ−ルなどのアルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル
類、水およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0028】好ましい、本発明の化粧材の製造方法の実
施態様としては、まず、メラミン樹脂未硬化物を含浸さ
せて成るオーバーレイ紙の表層上に、メラミン樹脂未硬
化物10〜50質量部中に、シリコン樹脂及び/又はフ
ッ素樹脂1〜5質量部とウレタンアクリレートプレポリ
マー、ポリエステルアクリレート及び/又はエポキシア
クリレート50〜85質量部とを添加した電子線硬化型
塗料を5〜30g/m 2(乾燥後)塗布し、加速電圧17
5evの電子線を3Mrad照射し、前記電子線硬化型
塗料を架橋硬化させて、撥液性硬質樹脂層を形成してな
るオーバーレイを用意する。次いで、フェノール樹脂未
硬化物を含浸させて成るコアー紙上に、米坪量100g
/m2のチタン紙に、メラミン樹脂未硬化物を含浸させ
て成る化粧紙を重ね、該化粧紙上に、予め用意した前記
オーバーレイの該撥液性硬質樹脂層非形成面側を載置
し、これら積層物を熱プレス機の熱盤間に挿入して、圧
力100kg/cm2、熱盤温度170°C、1時間プ
レス成形を行い、化粧材を製造する。拭き取り性を評価
する為のマジック汚染試験としては、油性黒マジックを
化粧材の撥液性硬質樹脂層形成面側に塗り、1分後乾い
た布でこれを拭き取ることができるかどうかを試験す
る。
【0029】
【実施例】次いで、実施例を挙げ、本発明を更に説明す
る。
【0030】実施例1
メラミン樹脂未硬化物を含浸させて成るオーバーレイ紙
の表層上に、メラミン樹脂未硬化物100質量部中に、
シリコン樹脂3質量部とウレタンアクリレートプレポリ
マー100質量部とを添加した電子線硬化型塗料を10
g/m2(乾燥後)塗布し、加速電圧175evの電子線
を3Mrad照射し、前記電子線硬化型塗料を架橋硬化
させて、撥液性硬質樹脂層を形成してなるオーバーレイ
を用意する。次いで、フェノール樹脂未硬化物を含浸さ
せて成るコアー紙上に、米坪量100g/m2のチタン
紙に、メラミン樹脂未硬化物を含浸させて成る化粧紙を
重ね、該化粧紙上に、予め用意した前記オーバーレイの
該撥液性硬質樹脂層非形成面側を載置し、これら積層物
を熱プレス機の熱盤間に挿入して、圧力100kg/c
m2、熱盤温度170°C、1時間プレス成形を行い、
化粧材を製造する。マジック汚染試験としては、油性黒
マジックを化粧材の撥液性硬質樹脂層形成面側に塗り、
1分後乾いた布でこれを拭き取ることができた。
【0031】実施例2
メラミン樹脂未硬化物を含浸させて成るオーバーレイ紙
の表層上に、メラミン樹脂未硬化物50質量部中に、フ
ッ素樹脂3質量部とポリエステルアクリレート25質量
部及びエポキシアクリレート25質量部とを添加した電
子線硬化型塗料を10g/m2(乾燥後)塗布し、加速電
圧175evの電子線を3Mrad照射し、前記電子線
硬化型塗料を架橋硬化させて、撥液性硬質樹脂層を形成
してなるオーバーレイを用意する。次いで、フェノール
樹脂未硬化物を含浸させて成るコアー紙上に、米坪量1
00g/m2のチタン紙に、メラミン樹脂未硬化物を含
浸させて成る化粧紙を重ね、該化粧紙上に、予め用意し
た前記オーバーレイの該撥液性硬質樹脂層非形成面側を
載置し、これら積層物を熱プレス機の熱盤間に挿入し
て、圧力100kg/cm2、熱盤温度170°C、1
時間プレス成形を行い、化粧材を製造する。マジック汚
染試験としては、油性黒マジックを化粧材の撥液性硬質
樹脂層形成面側に塗り、1分後乾いた布でこれを拭き取
ることができた。
【0032】比較例1
実施例1において、電子線硬化型塗料中に、シリコン樹
脂を添加しない以外は、実施例1と同じように製造する
化粧材。マジック汚染試験としては、油性黒マジックを
化粧材の電子線硬化型塗料を架橋硬化させてなる硬質樹
脂層形成面側に塗り、1分後乾いた布でこれを拭き取ろ
うとしたが、拭き取ることができなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明のメラミン樹脂を含浸して硬化さ
せてなる化粧層上に、撥液性硬質樹脂層を形成してな
り、該撥液性硬質樹脂層は、電離放射線硬化性樹脂の架
橋硬化物中に、メラミン樹脂及び/又はシリコン樹脂を
含有して成る化粧材によれば、水性マジックインキ、油
性マジックインキ、醤油、ソース、コーヒー等の生活用
品の汚染物質を、布やティッシュペーパー等の乾拭き
で、拭き取れる(拭き落とせる)ような機能を有する化
粧材を提供することができる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a decorative material,
For more information, see Water-based magic ink, oil-based magic in
Wipeability of contaminants such as ki, soy sauce, sauce and coffee
Related to cosmetic materials that are useful for applications that require
Things.
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, a high-pressure melamine decorative board (JP-B-26)
-4540), low-pressure melamine decorative board (JP-B-37)
-6143), DAP decorative board, polyester makeup
Thermosetting decorative boards such as boards are known.
[0003] These thermosetting decorative boards have impact resistance and
Has excellent properties in stainability, pencil hardness, etc.
However, in real life, the floor, walls,
Water-based magic ink, oil-based magic
Of household goods such as ink, soy sauce, sauce and coffee
Dyes can be removed with a dry wipe such as cloth or tissue paper
Such a function is also required.
[0004]
However, the above thermosetting properties
Decorative veneers range from high hardness to flexible veneers.
There are various types of decorative boards,
Thermosetting decorative boards are also available in water-based magic inks and oil-based magic
Contaminants in daily necessities such as ink, soy sauce, sauces and coffee
If quality is present, wipe with a cloth or tissue paper.
There is a problem that it is difficult to wipe off.
An object of the present invention is to provide an aqueous magic ink, an oil,
For everyday use such as sex magic ink, soy sauce, sauce, coffee
To provide cosmetic materials with good wiping properties of contaminants by products
Is Rukoto.
[0006]
The present invention solves the above problem.
As a result of thorough examination to decide, impregnation with melamine resin
A liquid-repellent hard resin layer on the decorative layer
The liquid-repellent hard resin layer is made of an ionizing radiation-curable resin.
Melamine resin and / or silicone resin in the crosslinked cured product
That the cosmetic material is characterized by containing
And completed the present invention.
The present invention relates to a method of impregnating a melamine resin and curing the resin.
A liquid-repellent hard resin layer on the decorative layer
The liquid-repellent hard resin layer is formed of a frame of ionizing radiation-curable resin.
Melamine resin and / or silicone resin in the cured bridge
It relates to a cosmetic material characterized by comprising
You.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, the present invention will be described.
A description will be given of an embodiment of the present invention.
First, a method for producing the above-mentioned decorative material of the present invention
Will be described. First, on the decorative layer, a liquid-repellent hard tree
By applying (applying) grease and irradiating with ionizing radiation
To form a liquid-repellent hard resin layer. Like this
The laminated product was inserted between hot plates of a hot press, and the pressure was 80
120kg / cmTwo, Hot platen temperature 150-200 ° C, 3
Press molding for 0 minutes to 2 hours to produce the cosmetic material of the present invention
Is what you do.
The above-mentioned decorative layer has a rice basis weight of 100 g / m 2.
TwoOf titanium paper with pattern printing, if necessary
Decorative paper impregnated with uncured melamine resin
Become a su. Usually, no melamine resin is present on the decorative paper.
Transparent paper impregnated with a cured product (30-100 g of rice basis weight)
/ MTwo) On the back of the decorative paper
Is a core paper impregnated with uncured phenolic resin
Are laminated.
A liquid-repellent hard resin is applied on the decorative layer.
(Coating), gravure coater, roll coater
(Size press, gate roll coater, etc.), bar coater
Coating of air coaters, air knife coaters, blade coaters, etc.
Machine can be used. The coating amount is usually the weight after drying.
0.1-100 g / mTwo, Preferably 0.5 to 60 g
/ MTwoIt is. Drying is performed by heating with hot air or the like.
This drying temperature varies depending on the type of dryer.
However, the temperature inside the dryer is usually 50 to 200 ° C,
Preferably it is 70-150 degreeC. With these coating machines,
When a liquid hard resin is applied, the film thickness depends on the coating machine.
Although different, it is usually 0.1 to 100 μm, preferably
Is 0.5 to 60 μm.
The above liquid-repellent hard resin is curable with ionizing radiation.
In resin, melamine resin and water repellent material, if necessary
A solvent (10 to 40% by mass based on the resin) is added,
It is made by mixing and stirring.
The ionizing radiation-curable resin is specifically
Has a polymerizable unsaturated bond or epoxy group in the molecule.
Prepolymers, oligomers and / or monomers
Appropriately mixed, curable composition by ionizing radiation
You can. Here, ionizing radiation means electromagnetic waves or charges.
Energy that can polymerize or crosslink molecules of the electron beam
Means quantum energy, usually ultraviolet or electron
Lines are used.
Examples of the above prepolymers and oligomers
Is, for example, a condensate of an unsaturated dicarboxylic acid and a polyhydric alcohol.
Unsaturated polyesters, polyester methacrylate,
Polyether methacrylate, polyol methacrylate
Methacrylates such as melamine methacrylate,
Ester acrylate, epoxy acrylate, urethane
Tan acrylate, polyether acrylate, polio
Acryle such as cellulose acrylate and melamine acrylate
And cationic polymerization type epoxy compounds.
As the urethane acrylate, for example,
Reacting polyether diol with diisocyanate
Polyether-based urethane (meth) aclay
G.
The above polyether-based urethane (meth) a
Examples of diisocyanates used in acrylates include
For example, isophorone diisocyanate, dicyclohexyl
Methane diisocyanate, hexamethylene diisocyanate
Salt, diphenylmethane diisocyanate, tolylenedi
And isocyanate. The above polyether di
As an all, polyoxy with a molecular weight of 500-3000
Cypropylene glycol, polyoxyethylene glycol
And polyoxytetramethylene glycol.
You.
Hereinafter, a production example of urethane acrylate is shown.
You. Equipped with dropping funnel, thermometer, reflux condenser and stirring rod
In a glass reaction vessel
1000 parts of melalene glycol and isophorone diisocyanate
And 444 parts of anate and reacted at 120 ° C. for 3 hours.
After cooling, the mixture was cooled to
Add 232 parts by weight of acrylate, and
Reaction until the thio group disappears, and urethane acrylate
was gotten.
The monomers used in the ionizing radiation-curable resin
Examples include styrene and α-methylstyrene.
Monomer, methyl acrylate, 2-ethyl acrylate
Lehexyl, methoxyethyl acrylate, butyl acrylate
Toxiethyl, butyl acrylate, methoxy acrylate
Acrylic esters such as butyl and phenyl acrylate
, Methyl methacrylate, ethyl methacrylate, methacrylate
Propyl acrylate, methoxyethyl methacrylate, methacrylate
Ethoxymethyl acrylate, phenyl methacrylate, methac
Methacrylic esters such as lauryl acrylate, acrylic
Acid-2- (N, N-diethylamino) ethyl, memetac
2- (N, N-dimethylamino) ethyl acrylate
2- (N, N-dibenzylamino) methyl acrylate
2- (N, N-diethylamino) propyl acrylate
Substituted amino alcohol esters of unsaturated carboxylic acids,
Unsaturated carboxylic acids such as rilamide and methacrylamide;
Mid, ethylene glycol diacrylate, propylene
Glycol diacrylate, propylene glycol dia
Acrylate, neopentyl glycol diacrylate,
1,6 hexanediol diacrylate, triethylene
Compounds such as glycol diacrylate, dipropylene
Recall diacrylate, ethylene glycol diacrylate
Rate, propylene glycol dimethacrylate, diee
Multifunctional compounds such as Tylene glycol dimethacrylate
Having two or more thiol groups in the product and / or molecule
Polythiol compounds such as trimethylolpropane
Trithioglycolate, trimethylolpropane trichi
Opropylate, pentaerythritol tetrathiogly
Call and the like.
Usually, one or more of the above compounds may be used if necessary.
Or a mixture of two or more, but ionizing radiation curable
In order to give the resin normal coatability,
5% by weight or more of the monomer or polythiol,
And / or 95% by weight or less of polythiol.
Good.
When selecting the monomer, the flexibility of the cured product
If paintability is required, the
Reduce the amount of nomer, mono- or bifunctional
Use a related monomer to make the structure of relatively low crosslink density.
You. In addition, the cured product must have wear resistance, heat resistance, solvent resistance, etc.
If required, the goods shall be within the range that does not affect the suitability for coating.
If the amount of
By using a nomer, a structure with a high crosslinking density can be obtained.
it can. In addition, a monofunctional monomer and a trifunctional or higher monomer
To adjust coating suitability and physical properties of the cured product
You can also.
The monofunctional acrylate monomer as described above
As 2-hydroxyacrylate, 2-hexyl
Acrylate, phenoxyethyl acrylate, etc.
I can do it. In addition, ethylene bifunctional acrylates
Recall diacrylate, 1,6-hexanediol di
Acrylate, etc., is also a trifunctional or higher acrylate.
The trimethylolpropane triacrylate, pen
Taerythritol tri (tetra) acrylate, dipen
Taerythritol hexaacrylate and the like.
Further, the ionizing radiation-curable resin includes a cured product.
Radiation for adjusting physical properties such as flexibility and surface hardness
A non-curable resin can be added. In addition, the ionization
Urethane-based, cellulose-based, poly
Ester, acrylic, butyral, polyvinyl chloride
, Thermoplastic resin such as polyvinyl acetate is used, especially
Cellulose, urethane and butyral are flexible
preferable.
Also, the ionizing radiation-curable resin having the above composition
Irradiate ultraviolet or visible light to cure fat
In such cases, acetophenones,
Nzophenones, Michler benzoyl benzoate, α
-Aminoxime ester, tetramethylthiuram monosa
Sulfide, thioxanthones, aromatic diazonium
Salt, aromatic sulfonium salt, metallocene, and photopolymerization
N-butylamine and triethylamine as enhancers (sensitizers)
Min, tri-n-butylphosphine, etc.
Can be used.
As the water repellent material, various known substances can be used.
Is used. For example, fluorine resin, silicone resin,
C (wax) or a mixture of these can also be used
You. The amount of water-repellent material added is 1 to 10
Add parts by volume.
Examples of the above fluororesin include fluororesin
Polymers of monomers, specifically,
Polyvinyl fluoride (PVF)
Polyvinylidene fluoride (PVdF)
Polychlorinated trifluoroethylene (PCTFE)
Polytetrafluoroethylene (PTFE)
And two or more containing one or more fluororesin monomers
A copolymer of monomers, specifically,
Tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer (FE
P)
Ethylene / tetrafluoroethylene copolymer (ETFE)
Ethylene chloride / trifluoroethylene copolymer (ECTF
E)
Tetrafluoroethylene, hexafluoropropylene, vinylidene fluoride
Den copolymer
Tetrafluoroethylene perfluoroalkyl ether
Copolymer (PFA)
Fluoroethylene / vinyl ether copolymer (FEVE)
Tetrafluoroethylene, hexafluoropropylene,
Perfluoroalkyl vinyl ether copolymer (EP
E)
And the like.
As the silicone resin, for example,
Rutrichlorosilane, methyltribromosilane, methyl
Trimethoxysilane, methyltriethoxysilane, methyl
Rutriisopropoxysilane, methyltri-t-butoxy
Silane; ethyltrichlorosilane, ethyltribromide
Orchid, ethyltrimethoxysilane, ethyltriethoxy
Silane, ethyltriisopropoxysilane, ethyltri
t-butoxysilane; n-propyltrichlorosilane;
n-propyltribromosilane, n-propyltrimeth
Xysilane, n-propyltriethoxysilane, n-propyl
Propyl triisopropoxysilane, n-propyl tri-t
-Butoxysilane; n-hexyltrichlorosilane, n
-Hexyltribromosilane, n-hexyltrimethoxy
Sisilane, n-hexyltriethoxysilane, n-hex
Siltriisopropoxysilane, n-hexyltri-t-
Butoxysilane; n-decyltrichlorosilane, n-de
Siltribromosilane, n-decyltrimethoxysila
N-decyltriethoxysilane, n-decyltriy
Sopropoxysilane, n-decyltri-t-butoxysila
N-octadecyltrichlorosilane, n-octade
Siltribromosilane, n-octadecyltrimethoxy
Silane, n-octadecyltriethoxysilane, n-o
Kutadecyl triisopropoxysilane, n-octadecyl
Rutri-t-butoxysilane; phenyltrichlorosila
, Phenyltribromosilane, phenyltrimethoxy
Silane, phenyltriethoxysilane, phenyltrii
Sopropoxysilane, phenyltri-t-butoxysila
Dimethoxydiethoxysilane; dimethyldichlorosi
Orchid, dimethyldibromosilane, dimethyldimethoxy
Orchid, dimethyldiethoxysilane; diphenyldichloro
Silane, diphenyldibromosilane, diphenyldimethoate
Xysilane, diphenyldiethoxysilane;
Tildichlorosilane, phenylmethyldibromosilane,
Phenylmethyldimethoxysilane, phenylmethyldie
Toxysilane; trichlorohydrosilane, tribromhi
Drosilane, trimethoxyhydrosilane, triethoxy
Hydrosilane, triisopropoxyhydrosilane, tri
t-butoxyhydrosilane; vinyltrichlorosilane,
Vinyltribromosilane, vinyltrimethoxysilane,
Vinyl triethoxysilane, vinyl triisopropoxy
Silane, vinyltri-t-butoxysilane; γ-glycid
Xypropylmethyldimethoxysilane, γ-glycidol
Cypropylmethyldiethoxysilane, γ-glycidoxy
Propyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropyl
Rutriethoxysilane, γ-glycidoxypropyl tri
Isopropoxysilane, γ-glycidoxypropyl tri
t-butoxysilane; γ-methacryloxypropyl
Tyldimethoxysilane, γ-methacryloxypropyl
Methyldiethoxysilane, γ-methacryloxypropyl
Rutrimethoxysilane, γ-methacryloxypropyl
Triethoxysilane, γ-methacryloxypropyl
Lysopropoxysilane, γ-methacryloxypropyl
Rutri-t-butoxysilane; γ-aminopropylmethyl
Dimethoxysilane, γ-aminopropylmethyldiethoxy
Sisilane, γ-aminopropyltrimethoxysilane, γ
-Aminopropyltriethoxysilane, γ-aminopro
Piltriisopropoxysilane, γ-aminopropyl
Tert-butoxysilane; γ-mercaptopropylmethyl
Dimethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldie
Toxic silane, γ-mercaptopropyl trimethoxy
Orchid, γ-mercaptopropyltriethoxysilane, γ
-Mercaptopropyltriisopropoxysilane, γ-
Mercaptopropyltri-t-butoxysilane; β-
(3,4-epoxycyclohexyl) ethyltrimethoxy
Sisilane, β- (3,4-epoxycyclohexyl)
Tiltriethoxysilane; and their partial hydrolysis
And mixtures thereof.
[0027] As the above solvent, paints, inks and the like are used.
Commonly used ones can be used.
Aromatic hydrocarbons such as acetone and xylene, acetone, methyl ether
Tyl ketone, methyl isobutyl ketone, cyclohexano
Ketones, ethyl acetate, isopropyl acetate, acetic acid
Acetates such as butyl and amyl acetate, methyl alcohol
Coal, ethyl alcohol, n-propyl alcohol,
i-propyl alcohol, n-butyl alcohol, i-
Butyl alcohol, 2-ethylbutanol, 2-ethyl
Alcohols such as hexanole, dioxane, tetra
Ethers such as hydrofuran and diisopropyl ether
, Water and mixtures of two or more of these.
A preferred embodiment of the method for producing a cosmetic material of the present invention
As an embodiment, first, the uncured melamine resin is impregnated.
Melamine resin on the surface of overlay paper
10 to 50 parts by mass of a silicone resin and / or
1 to 5 parts by mass of fluorine resin and urethane acrylate prepoly
Polymer, polyester acrylate and / or epoxy resin
Electron beam curing type with 50 to 85 parts by mass of acrylate
5-30 g / m of paint Two(After drying) applied, accelerating voltage 17
Irradiate 3 Mrad with an electron beam of 5 ev, and the electron beam curing type
Do not crosslink and cure the paint to form a liquid-repellent hard resin layer.
Prepare an overlay to Next, phenol resin
100 g of rice basis weight on a core paper impregnated with a cured product
/ MTwoImpregnated with uncured melamine resin on titanium paper
The decorative paper consisting of
Place the side of the overlay where the liquid-repellent hard resin layer is not formed
These laminates are inserted between the hot plates of a hot press
Force 100kg / cmTwo, Hot platen temperature 170 ° C, 1 hour
We perform less molding and produce cosmetics. Evaluate wiping properties
As a magic contamination test, oil-based black magic
Apply to the surface of the cosmetic material on which the liquid-repellent hard resin layer is formed, and dry after 1 minute
Test whether it can be wiped off with a damp cloth
You.
[0029]
The present invention will be further described with reference to examples.
You.
Embodiment 1
Overlay paper impregnated with uncured melamine resin
On the surface layer of the melamine resin uncured material 100 parts by mass,
3 parts by weight of silicone resin and urethane acrylate prepoly
10 parts by weight of an electron beam-curable coating material
g / mTwo(After drying) applied, electron beam with accelerating voltage of 175 ev
Is irradiated with 3Mrad, and the electron beam-curable paint is cross-linked and cured.
To form a liquid-repellent hard resin layer
Prepare Then, impregnated with uncured phenolic resin
100 g / m2 of rice basis weight on core paperTwoTitanium
Decorative paper made by impregnating paper with uncured melamine resin
Layer, on the decorative paper, the overlay prepared in advance.
The surface on which the liquid-repellent hard resin layer is not formed is placed, and
Is inserted between the hot plates of the hot press, and the pressure is 100 kg / c.
mTwoHot plate temperature 170 ° C, press molding for 1 hour,
Manufacture cosmetics. As a magic contamination test, oily black
Apply magic on the side of the cosmetic material where the liquid-repellent hard resin layer is formed,
After one minute, it could be wiped off with a dry cloth.
Embodiment 2
Overlay paper impregnated with uncured melamine resin
On the surface layer of 50 parts by mass of the uncured melamine resin.
3 parts by weight of nitrogen resin and 25 parts by weight of polyester acrylate
And 25 parts by mass of epoxy acrylate.
10 g / m of wire-curable paintTwo(After drying)
Irradiation of 3 Mrad with an electron beam having a pressure of 175 ev
Crosslinks and cures curable paint to form a liquid-repellent hard resin layer
Prepare an overlay to be created. Then phenol
On a core paper impregnated with uncured resin, rice basis weight 1
00g / mTwoContains uncured melamine resin
Lay the soaked decorative paper, and prepare it in advance on the decorative paper.
The side of the overlay where the liquid-repellent hard resin layer is not formed is
And insert these laminates between the hot plates of a hot press.
And pressure 100kg / cmTwo, Hot platen temperature 170 ° C, 1
Performs time press molding to produce decorative materials. Magic dirty
As a dyeing test, oil-based black magic was applied to the liquid repellent hard
Apply to the resin layer side and wipe off with a dry cloth after 1 minute
I was able to.
Comparative Example 1
In Example 1, the silicon resin was added to the electron beam-curable paint.
Except not adding fat, it manufactures like Example 1.
Cosmetic materials. As a magic contamination test, use oil-based black magic.
Hardwood made by cross-linking and curing electron beam-curable paint for cosmetics
Apply to the oil layer side and wipe it off with a dry cloth after 1 minute
I tried but could not wipe it.
[0033]
The melamine resin of the present invention is impregnated and cured.
A liquid-repellent hard resin layer on the decorative layer
The liquid-repellent hard resin layer is formed of a frame of ionizing radiation-curable resin.
Melamine resin and / or silicone resin in the cured bridge
According to the cosmetic material containing, aqueous magic ink, oil
For everyday use such as sex magic ink, soy sauce, sauce, coffee
Wipe off contaminants on the product with a cloth or tissue paper.
With a function that can be wiped off (wiped off)
A cosmetic material can be provided.
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Claims (1)
化粧層上に、撥液性硬質樹脂層を形成してなり、該撥液
性硬質樹脂層は、電離放射線硬化性樹脂の架橋硬化物中
に、メラミン樹脂及び/又はシリコン樹脂を含有して成
る事を特徴とする化粧材。Claims: 1. A liquid-repellent hard resin layer is formed on a decorative layer formed by impregnating and curing a melamine resin, and the liquid-repellent hard resin layer is cured by ionizing radiation. A decorative material characterized in that a melamine resin and / or a silicone resin are contained in a crosslinked cured product of a hydrophilic resin.
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---|---|---|---|---|
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JP2012176515A (en) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Aica Kogyo Co Ltd | Melamine decorative plate |
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