JP2003309325A - 面発光半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents

面発光半導体レーザ装置およびその製造方法

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JP2003309325A
JP2003309325A JP2002113198A JP2002113198A JP2003309325A JP 2003309325 A JP2003309325 A JP 2003309325A JP 2002113198 A JP2002113198 A JP 2002113198A JP 2002113198 A JP2002113198 A JP 2002113198A JP 2003309325 A JP2003309325 A JP 2003309325A
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semiconductor laser
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Yoshiaki Watabe
義昭 渡部
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な手法により形成された信頼性のある電流
狭窄層を有する面発光半導体レーザ装置およびその製造
方法を提供することにある。 【解決手段】n型GaAs基板10上に、n型反射多層
膜20と、活性層およびクラッド層30と、p型反射多
層膜40が形成されており、上記の活性層およびクラッ
ド層30とp型反射多層膜40は、メサエッチングされ
たメサ形状を有している。そして、このメサ形状の側壁
に露出したp型反射多層膜40を構成するp型AlAs
層41aを選択的にウェットエッチングすることによ
り、メサ構造の外周から中心へと狭めて電流狭窄層を形
成する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面発光半導体レー
ザ装置およびその製造方法に関し、特に、垂直共振器型
の面発光半導体レーザ装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】垂直共振器型の面発光半導体レーザ(Ve
rtical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)
によれば、断面が円形をした光ビームを得ることができ
るだけでなく、複数の発光部分を二次元的に単一基板上
に高密度に集積することもできる。また、面発光半導体
レーザは、低い消費電力で動作し、低コストで製造する
ことができる。このような特徴のため、VCSELは次
世代の通信および光情報処理のための光源として注目さ
れ、これまでに様々な研究が行なわれている。
【0003】このような面発光半導体レーザの電流狭窄
法としては、文献「Apl Phys LettNo66 P3413-3415(199
5) 」や、特開平10−125999号公報や、特開平
10−229248号公報にあるような、AlAs酸化
による方法、または、特開平5−235473号公報に
あるようなイオンインプラント法を用いた方法が一般に
採用されている。
【0004】図8に、AlAs酸化法により電流狭窄構
造が形成された面発光半導体レーザの断面図を示し、図
9にイオンインプラント法により電流狭窄構造が形成さ
れた面発光半導体レーザの断面図を示す。
【0005】図8に示す面発光半導体レーザは、n型G
aAs基板110上に、n型DBR(Distributed Brag
g Reflector )120、活性層130、およびp型DB
R140が積層されており、当該p型DBR140上に
コンタクト層150を介してp側電極160が形成さ
れ、また、n型GaAs基板110のn型DBR120
の積層側とは反対側にn側電極170が形成されてい
る。
【0006】n型DBR120は、n型のAlAs層お
よびn型のGaAs層が交互に積層された多層構造を有
している。p型DBR140は、p型のAlAs/Al
x y 層141およびp型のGaAs層142が交互に
積層された多層構造を有している。
【0007】p型DBR140および活性層130は、
メサエッチングされており、上記のAlAs/Alx
y 層141は、メサエッチング工程後に、p型のAlA
sを側壁から横方向に部分的に酸化して、AlAsから
Alxy に変化させることによって形成される。
【0008】上記の面発光半導体レーザでは、Alx
y 領域(図8中でハッチングされている部分)は絶縁体
であるため、電流Aはメサ中央部の狭いAlAs領域を
流れる。このため、電流閉じ込め効果が得られる。Al
As/Alxy 層141において、AlAs領域の屈
折率はAlxy 領域の屈折率とは異なるため、屈折率
光閉じこめ構造が形成され、光の横方向閉じ込めを実現
する。これらの電流および光の閉じ込め効果によって、
しきい値電流の大幅な低減が実現されている。
【0009】メサ側壁には、通常、メサエッチングによ
る薄いダメージ層が形成されており、このダメージ層に
は非発光再結合中心が存在する。これは、電流狭窄構造
を形成するためにメサ構造を形成する場合には、GaA
s基板面に対してできるだけ垂直な構造とすることが好
ましく、このような垂直メサ構造を形成するためには、
ドライエッチングを用いる必要がある。一方でドライエ
ッチングは、従来公知のように、被加工部表面におい
て、エッチングのダメージ層を形成する。このため、活
性層端部のメサ側壁近傍のダメージ層を流れる電流は、
発光に寄与しない無効電流となる。したがって、活性層
付近のAlAs層を酸化してAlx y 層141を形成する
ことによって、メサ中央部にしか電流が流れないように
する上記の構造は無効電流をほとんどゼロにする効果も
もつ。
【0010】図9に示す面発光半導体レーザでは、図8
と同様に、n型GaAs基板110上に、n型DBR1
20、活性層130、およびp型DBR140が積層し
て形成されており、p型DBR140の側壁にはプロト
ン、ほう素イオンまたは酸素イオン注入により半絶縁領
域180が形成されている。なお、図8と同一の構成要
素には、同一の符号を付しており、その説明は省略す
る。
【0011】図9に示す面発光半導体レーザでは、イオ
ン注入により半絶縁領域180を形成することで、電流
狭窄と低抵抗化を図っている。すなわち、プロトン、ほ
う素イオンまたは酸素イオンを注入することにより、中
央部の電気伝導性を維持したまま周囲のみ半絶縁化する
ことができ、その結果、電流Aは、半絶縁領域180を
避けて流れることで、電流閉じ込め効果が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た代表的な2つの手法による電流狭窄法では、以下の問
題が存在する。
【0013】AlAs酸化法では、AlAs層からAl
xy への酸化の過程で生じる酸化部分の堆積変化(膨
張する)により、活性層130に応力がかかり、発光特
性や信頼性に影響を及ぼすと考えられる。例えば、特開
平10−125999号公報では、活性層の両側におけ
る2つのAlAs層のみを酸化することとしているが、
このような場合であっても、応力源であるAlAs/A
xy 層で活性層130を囲んでしまうことから、信
頼性に問題が発生すると考えられる。さらに、AlAs
酸化法では、Alxy 層形成後の状態検査が困難であ
り、赤外線を用いた顕微鏡などが必要となってくる。
【0014】イオンインプラント法では、イオンの注入
によって結晶性が低下するため、電流が狭窄された領域
の境界、すなわち、半絶縁領域180とp型DBR14
0との境界での無効電流が大きいと考えられる。また、
イオンインプラント法では、GaAs層およびAlAs
層の積層構造にイオン注入して半絶縁領域180を形成
しても、屈折率の変化がほとんどないため、光の閉じ込
め効果が小さく、動作中の光閉じこめは、熱による屈折
率変化(熱レンズ効果)を用いており、低しきい値や無
バイアス時の高速動作が得にくいという問題がある。さ
らに、イオンインプラント法では、非注入領域(p型D
BRとなる)の選択保護のために通常のリソグラフィで
は用いられないほどの厚いマスクが必要であり、例え
ば、マスクをレジストで形成した場合には3μm以上必
要であることから、そのための特別なレジストやリソグ
ラフィープロセスを要するという問題がある。
【0015】また、いずれの方法も、比較的に規模の大
きな装置を必要とし、プロセス再現性確保のために厳密
な条件や装置管理が必要であることである。例えば、A
lAs酸化法では、メサエッチング後に、メサ構造の側
壁からAlAsを酸化して、Alxy 領域を形成する
が、このAlxy 領域の形成はやり直しがきかないこ
とから、一回の酸化処理で所望の電流狭窄構造が作製さ
れるように厳密に条件出しを行なっておくことが必要と
なる。
【0016】以上のように、従来の面発光半導体レーザ
の作製法に代表されるAlAs酸化法およびイオンイン
プラント法は、いずれも一長一短を有しており、簡便な
手法でかつ信頼性のある電流狭窄構造の形成法が望まれ
ている。
【0017】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、簡便な手法により電流狭窄層を形
成することができる面発光半導体レーザ装置の製造方法
を提供することにある。また、本発明の目的は、簡便な
手法により形成された信頼性のある電流狭窄層を有する
面発光半導体レーザ装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の面発光半導体レーザ装置は、活性層と、前
記活性層を挟む2つの反射層とを有する面発光半導体レ
ーザ装置であって、前記2つの反射層の少なくとも一方
は、屈折率の異なる複数の半導体層が積層して形成され
た半導体積層膜を有し、前記半導体積層膜に含まれる複
数の前記半導体層のうち、少なくとも一部の前記半導体
層がウェットエッチングにより狭められて電流狭窄層を
形成している。
【0019】前記半導体積層膜は、屈折率の異なる第1
の半導体層および第2の半導体層を一組として繰り返し
積層して形成されており、前記第1の半導体層が、ウェ
ットエッチングにより狭められて前記電流狭窄層を形成
している。
【0020】前記半導体積層膜に含まれる複数の前記半
導体層のうち、前記活性層の近傍における前記半導体層
がウェットエッチングにより狭められて前記電流狭窄層
を形成している。
【0021】前記半導体積層膜は、屈折率の異なる第1
の半導体層および第2の半導体層を一組として繰り返し
積層された反射積層膜と、前記反射積層膜と前記活性層
との間に形成された前記電流狭窄層とを有する。
【0022】上記の本発明の面発光半導体レーザ装置で
は、レーザ発振のための駆動電流は、反射層のウェット
エッチングによって狭められた電流狭窄層によって狭窄
されて、活性層へと流れる。屈折率の異なる複数の半導
体層が積層して形成された半導体積層膜を有する一方の
反射層を経た電流は、正孔あるいは電子となって活性層
に到り、このようにして、活性層の電流狭窄層に対応す
る部分のみに選択的に注入された正孔あるいは電子は、
他方の反射層から注入された電子あるいは正孔と再結合
されて発光する。この発光した光が反射層間を往復する
ことにより増幅されてレーザ発振に至り、どちらかの反
射層を通過してレーザ光として外部に出射される。
【0023】上記の目的を達成するため、本発明の面発
光半導体レーザ装置の製造方法は、活性層と、前記活性
層を挟む2つの反射層を有する面発光半導体レーザ装置
の製造方法であって、前記活性層の少なくとも一方側
に、屈折率の異なる複数の半導体層を積層することで前
記反射層を形成する工程と、少なくとも前記反射層をメ
サエッチングする工程と、前記メサエッチングされた前
記反射層に含まれる複数の前記半導体層のうち、少なく
とも一部の前記半導体層をウェットエッチングにより狭
めて電流狭窄層を形成する工程とを有する。
【0024】前記電流狭窄層を形成する工程において、
超音波を用いたウェットエッチングにより前記電流狭窄
層を形成する。
【0025】前記反射層を形成する工程において、屈折
率の異なる第1の半導体層および第2の半導体層を一組
として繰り返し積層して形成し、前記電流狭窄層を形成
する工程において、前記第1の半導体層をウェットエッ
チングにより狭めて形成する。
【0026】前記電流狭窄層を形成する工程において、
前記反射層に含まれる複数の前記半導体層のうち、前記
活性層の近傍における前記半導体層を選択的にウェット
エッチングにより狭めて前記電流狭窄層を形成する。
【0027】前記反射層を形成する工程において、前記
活性層側に電流狭窄用半導体層を形成し、前記電流狭窄
用半導体層上に、屈折率の異なる第1の半導体層および
第2の半導体層を一組として繰り返し積層して形成し、
前記電流狭窄層を形成する工程において、前記電流狭窄
用半導体層を選択的にウェットエッチングして前記電流
狭窄層を形成する。
【0028】上記の本発明の面発光半導体レーザ装置の
製造方法では、少なくとも反射層をメサエッチングし、
メサエッチングされた反射層に含まれる複数の半導体層
のうち、少なくとも一部の半導体層をウェットエッチン
グにより狭めて電流狭窄層を形成している。この電流狭
窄層は、ウェットエッチングにより狭められているが、
このウェットエッチングはダメージが少ないことから、
電流狭窄層のエッチング面表層においては、ほとんど非
発光再結合中心が存在せず、このような電流狭窄層によ
って、上述したレーザ発振のための駆動電流の効果的な
電流狭窄がなされる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の面発光半導体レ
ーザ装置およびその製造方法の実施の形態について、図
面を参照して説明する。
【0030】第1実施形態 図1(a)は、本実施形態に係る面発光半導体レーザの
断面図である。図1(a)に示す面発光半導体レーザ
は、n型GaAs基板10上に、n型反射多層膜20、
活性層およびクラッド層30、p型反射多層膜40、お
よびコンタクト層50が積層されている。活性層および
クラッド層30、p型反射多層膜40、およびコンタク
ト層50はメサエッチングされたメサ形状を有してお
り、これらを被覆して保護膜60が形成されており、コ
ンタクト層50および保護膜60上には、コンタクト層
50に電気的に接続し中央部に開口を有するリング状の
p側電極70が形成され、また、n型GaAs基板10
のn型反射多層膜20の積層側とは反対側にn側電極8
0が形成されている。以下に、上記積層構造の構成を詳
細に説明する。
【0031】n型反射多層膜20は、n型AlAs層
(またはn型AlGaAs層)21とn型AlGaAs
層22をペアーとして繰り返し積層された構造を有して
おり、下側の分布反射器(Distributed Bragg Reflecto
r:DBR)として機能する。DBRは、屈折率(n)が
異なり、厚さがλ/4nからなる2つの薄い層をペアと
して、それを何十層(20〜40)にも積み重ねること
によって反射率を100%近くにした多層膜ミラーであ
る。
【0032】p型反射多層膜40は、p型AlAs層
(またはp型AlGaAs層)41aと、p型AlGa
As層42をペアーとして繰り返し積層された構造を有
しており、上側の分布反射器(DBR)として機能す
る。p型AlAs層41a(またはp型AlGaAs
層)は、メサ構造の外周から中心へ向かってウェットエ
ッチングによりその横方向(GaAs基板に水平な方
向)の寸法が狭められて形成されており、電流狭窄構造
を構成する。
【0033】活性層およびクラッド層30は、ウェル層
として機能するIn0.2 Ga0.8 Asと、バリア層とし
て機能するAlGaAsとを含む歪量子井戸構造をもつ
活性層31と、この活性層31を挟み込むAl0.5 Ga
0.5 Asからなるクラッド層とを有している。
【0034】上記の活性層およびクラッド層30、p型
反射多層膜40と、コンタクト層50は、メサエッチン
グされたメサ構造を有しており、例えば、このメサ部分
の外径は、約10μm程度である。図1(b)はこのメ
サ構造の平面図を示しており、p型AlGaAs層42
を含むメサ構造は、円柱形状を有しており、このメサ構
造の外周から内周へ向かってウェットエッチングされる
ことにより、この例では平面が半導体結晶面を反映した
6角形状のp型AlAs層(またはp型AlGaAs
層)41aが形成されている。
【0035】コンタクト層50は、p側電極70とオー
ミック接触を形成するために設けられており、例えば、
p型の不純物であるZnが高濃度に導入されたp型Ga
Asにより構成され、その中心部に光を取り出すための
開口が形成されている。
【0036】p側電極70は、例えば、コンタクト層5
0側からTi層/Pt層/Au層が順に積層されて形成
されており、n側電極80は、例えば、n型GaAs基
板10側からAuGe合金層/Ni層/Au層が順に積
層されて形成されている。
【0037】次に、上記構成の本実施形態に係る面発光
半導体レーザの製造方法について、説明する。
【0038】まず、図2(a)に示すように、n型Ga
As基板10上に、n型反射多層膜20、活性層および
クラッド層30、p型反射多層膜40、およびコンタク
ト層50のための複数の半導体層を、MBE法(分子線
エピタキシー法)やMOCVD法(有機金属気相成長
法)等によってエピタキシャル成長させる。
【0039】こうして得られたレーザウェーハに、レジ
スト膜を塗布し、リソグラフィー技術によりメサ構造を
形成するためのレジストマスクを形成し、当該レジスト
マスクをマスクとして、RIE(Reactive Ion Etchin
g) 法を用いて、図2(b)に示すように、コンタクト
層50、p型反射多層膜40、および活性層およびクラ
ッド層30のメサエッチングを行う。このメサエッチン
グは、例えば、n型反射多層膜20を露出させるまで行
い、例えば、エッチングガスとして、塩素系ガス(Cl
2 、BCl3 、SiCl4 等)を用いる。
【0040】次に、図3(C−1)に示すように、メサ
エッチング後のレーザウェーハをp型反射多層膜40の
p型AlAs層(またはp型AlGaAs層)41のみ
を選択的にエッチングするエッチング液に浸漬させて、
p型AlAs層(またはp型AlGaAs層)41のみ
をメサ構造の側壁に露出した部分からウェットエッチン
グする。AlAsは、酸化性のみでなく、非常に加工性
がよいため、例えば、通常の半導体ウェーハの製造過程
にも使用される有機アルカリからなるエッチング液を用
いてエッチングすることができる。また、エッチング液
としては、ふっ酸を主にした混酸なども使用可能であ
る。同様に、p型AlGaAsを用いる場合には、p型
AlGaAs層42に比してAlの組成比を大きくする
ことにより、選択的にウェットエッチングが可能とな
る。
【0041】このウェットエッチングでは、図3(C−
2)に示すように、p型AlAs層(またはp型AlG
aAs層)41だけが、外周端から中心に向かってエッ
チングが進行し、初めは同心円状に外径を反映した円形
のままで、径を減少させながら狭窄され、やがて、図示
するような、結晶面を反映した多角形構造のp型AlA
s層(またはp型AlGaAs層)41aとなる。図で
は、例として、(011)、(010)、(0−1−
1)などの面で形成される6角形構造を示したが、エッ
チング条件によって、形状が変化することが確認されて
おり、例えば、エッチング液に対して超音波をかけなが
ら浸漬させると、4角形構造となる。なお、上記のよう
に、本願明細書では、結晶面を3つのミラー指数(hk
l)によって指定する場合があれば、記載の便宜上、指
数が負のときは、その指数の前にマイナス符号を付けて
表記するものとし、この負の指数に関する表記方法以外
は、一般的なミラー指数の表記方法に準じる。この狭窄
構造形成においては、最初に形成するメサの形状とエッ
チング液への浸漬時間管理で、構造の管理ができ、ま
た、形成過程において、ウェーハ上面からの光学顕微鏡
観察で状態の確認が可能である。
【0042】次に、図4に示すように、狭窄構造形成
後、ポリイミド等の絶縁膜でメサ構造を埋め込むことで
保護膜60を形成し、メサ構造の上面における保護膜6
0をエッチングしてコンタクト層50を露出させて、リ
ソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて当該コ
ンタクト層50の中央部に開口を形成する。なお、保護
膜60の形成において、その他にも、CVD(Chemical
Vapor Deposition)により、無機膜を成膜してもよい。
【0043】以降の工程としては、コンタクト層50に
接続するTi層/Pt層/Au層からなるp側電極70
を形成し、n型GaAs基板10にAuGe合金層/N
i層/Au層からなるn側電極80を形成した後、素子
分離工程を経ることにより、図1に示す面発光半導体レ
ーザが製造される。
【0044】上記構成の面発光半導体レーザの作用につ
いて説明する。p側電極(陽極)70およびn側電極
(陰極)80に電圧が印加されると、レーザ発振のため
の駆動電流は、ウェットエッチングによって横方向の寸
法が狭められたAlAs層(またはp型AlGaAs
層)41aによって狭窄されて、p型反射多層膜40内
の中央部の狭いAlAs層(またはp型AlGaAs
層)41aを介して縦方向に流れる。これによって、電
流閉じ込め効果が得られる。
【0045】p型反射多層膜40を経た電流は、正孔と
なって活性層31に到り、このようにして、活性層31
においてp型AlAs層41aに対応する部分のみに選
択的に注入された正孔は、n側電極80側から注入され
た電子と再結合されて発光する。この発光した光がn型
およびp型反射多層膜20,40間を往復することによ
り増幅されてレーザ発振にいたり、p型反射多層膜40
を通過してレーザ光として外部に出射する。
【0046】このレーザの増幅過程において、p型反射
多層膜40を構成するp型AlAs層(またはp型Al
GaAs層)41aの境界において、ポリイミド等の絶
縁樹脂で形成される保護膜60との大きな屈折率差をも
つことから、従来よりもさらに効果的な屈折率導波構造
が形成され、光の横方向閉じ込めを向上させる。従っ
て、これらの電流狭窄および光の閉じ込め効果によっ
て、しきい値電流の大幅な低減が実現される。
【0047】また、ドライエッチングにより作製された
メサ構造の側壁には、通常、メサエッチングによる薄い
非発光再結合中心の存在するダメージ層が形成されてい
るが、本実施形態では、p型AlAs層(またはp型A
lGaAs層)41aによって電流狭窄して、メサ中央
部のみ駆動電流が流れるようにすることで、発光に寄与
しない無効電流をほぼ零にすることができる。
【0048】さらに、p型AlAs層(またはp型Al
GaAs層)41aは、電流狭窄をなし得るように内側
にエッチングされているが、ドライエッチングに比べて
極めてダメージの少ないウェットエッチングを採用して
いることから、このp型AlAs層(またはp型AlG
aAs層)41aのエッチング面表層においては、ほと
んど非発光再結合中心が存在しないと考えられる。
【0049】以上説明したように、本実施形態に係る面
発光半導体レーザによれば、ダメージの少ないウェット
エッチングという簡便な方法を用いて、p型AlAs層
(またはp型AlGaAs層)41aをメサ構造の外周
から中心へと狭めて電流狭窄層を形成することにより、
低しきい値発振や高効率発光を実現することができる。
【0050】上記のウェットエッチングの進行は、比較
的遅く、時間管理でも十分に狭窄形状を制御でき、さら
に、十分長くエッチングした状態では、エッチングの進
行しにくい結晶面が現れ形状を一様化できることから、
安定した構造を有する面発光半導体レーザの製造が可能
となる。
【0051】また、ウェットエッチングは、従来の電流
狭窄の作製に必要とする特別な装置が必要なく、エッチ
ング液の温度管理や攪拌を一定に保てばよく、大量作製
にも向いている。
【0052】また、上述したように、光の閉じ込めが、
p型AlAs層(またはp型AlGaAs層)41aの
ような半導体と、酸化物や絶縁樹脂からなる保護膜60
との間の大きな屈折率差を用いて行なわれるために、A
lAs酸化法に比べても、効率良く光の閉じ込めを行な
うことができ、高効率動作を図ることができる。
【0053】また、埋め込みのための保護膜60の材料
を選定することにより、従来のAlAs酸化法のような
応力の問題もない。
【0054】以上のような特徴を有することから、素子
抵抗や、横モード、しきい値電流、効率の点で最適化さ
れた面発光半導体レーザを実現することができる。
【0055】第2実施形態 図5は、本実施形態に係る面発光半導体レーザの断面図
である。なお、第1実施形態に係る面発光半導体レーザ
と同じ構成要素には、同じ符号を付しており、ここでは
その説明を省略する。
【0056】図5に示す面発光半導体レーザでは、活性
層およびクラッド層30上に、狭窄されたp型AlAs
層41aが形成されており、当該p型AlAs層41a
上に、p型反射多層膜400が形成されている。
【0057】p型AlAs層41aは、メサ構造の外周
から中心へ向かってウェットエッチングによりその横方
向(GaAs基板に水平な方向)の寸法が狭められて形
成されており、電流狭窄層を構成する。
【0058】p型反射多層膜400は、アルミニウムの
組成比が異なるp型AlGaAs層が繰り返し形成され
ており、例えば、アルミニウム組成比の大きいp型Al
0.9Ga0.1 As層410と、アルミニウム組成比の小
さいp型Al0.1 Ga0.9As層420をペアーとして
繰り返し積層された構造を有しており、上側の分布反射
器(DBR)として機能する。なお、p型AlAs層4
1aを含めて分布反射器を構成するため、p型AlAs
層41a上には、GaAsの組成に近いp型Al0.1
0.9 As層420が形成されるように順に積層されて
いる。
【0059】次に、上記構成の本実施形態に係る面発光
半導体レーザの製造方法について、説明する。
【0060】まず、図6(a)に示すように、n型Ga
As基板10上に、n型反射多層膜20、活性層および
クラッド層30、p型AlAs層41、p型反射多層膜
400、およびコンタクト層50のための複数の半導体
層を、MBE法(分子線エピタキシー法)やMOCVD
法(有機金属気相成長法)等によってエピタキシャル成
長させる。
【0061】こうして得られたレーザウェーハに、第1
実施形態と同様にして、レジスト膜を塗布し、リソフラ
フィー技術によりメサ構造を形成するためのレジストマ
スクを形成し、当該レジストマスクをマスクとして、R
IE(Reactive Ion Etching) 法を用いて、図6
(b)に示すように、コンタクト層50、p型反射多層
膜400、p型AlAs層41、活性層およびクラッド
層30のメサエッチングを行う。このメサエッチング
は、例えば、n型反射多層膜20を露出させるまで行な
う。
【0062】次に、図7(C)に示すように、第1実施
形態と同様に、メサエッチング後のレーザウェーハをp
型AlAs層41のみを選択的にエッチングするエッチ
ング液に浸漬させて、p型AlAs層41のみをメサ構
造の側壁に露出した部分からウェットエッチングする。
AlAsは、酸化性のみでなく、非常に加工性がよいた
め、例えば、通常の半導体ウェーハの製造過程にも使用
される有機アルカリからなるエッチング液を用いること
ができる。また、エッチング液としては、ふっ酸を主に
した混酸なども使用可能である。ここで、p型反射多層
膜400を構成するp型Al0.9 Ga0.1 As層410
と、p型Al0.1 Ga0.9 As層420もアルミニウム
を含むが、これらに比してp型AlAs層41は高い選
択比でエッチングされる。
【0063】このウェットエッチングでは、第1実施形
態において、図3(C−2)に示すように、p型AlA
s層41が早いレートで、外周端から中心に向かってエ
ッチングが進行し、初めは同心円状に外径を反映した円
形のままで、径を減少させながら狭窄され、やがて、図
示するような、結晶面を反映した多角形構造のp型Al
As層41aとなる。図では、例として、(011)、
(010)、(0−1−1)などの面で形成される6角
形構造を示したが、エッチング条件によって、形状が変
化することが確認されており、例えば、エッチング液に
対して超音波をかけながら浸漬させると、4角形構造と
なる。この狭窄構造形成においては、最初に形成するメ
サの形状とエッチング液への浸漬時間管理で、構造の管
理ができ、また、形成過程において、ウェーハ上面から
の光学顕微鏡観察で状態の確認が可能である。
【0064】次に、図7(d)に示すように、第1実施
形態と同様にして、狭窄構造形成後、ポリイミド等の絶
縁膜でメサ構造を埋め込むことで保護膜60を形成し、
メサ構造の上面における保護膜60をエッチングしてコ
ンタクト層50を露出させて、リソグラフィー技術およ
びエッチング技術を用いて当該コンタクト層50の中央
部に開口を形成する。なお、保護膜60の形成におい
て、その他にも、CVD(Chemical Vapor Deposition)
により、無機膜を成膜してもよい。
【0065】以降の工程としては、コンタクト層50に
接続するTi層/Pt層/Au層からなるp側電極70
を形成し、n型GaAs基板10にAuGe合金層/N
i層/Au層からなるn側電極80を形成した後、素子
分離工程を経ることにより、図5に示す面発光半導体レ
ーザが製造される。
【0066】上記の本実施形態に係る面発光半導体レー
ザでは、活性層およびクラッド層30に最も近いp型A
lAs層41aのみを選択的にウェットエッチングする
ことにより電流狭窄層を形成している。その結果、電流
狭窄層に達するまでのp側電極70から流れる駆動電流
の電流経路を拡げることができることから、p型反射多
層膜400の抵抗を第1実施形態のp型反射多層膜40
に比して小さくすることができ、しきい値を小さくする
ことができる。
【0067】ミラー抵抗を小さく保つという観点から
は、電流狭窄層となるp型AlAs層41aは活性層お
よびクラッド層30に近い1層のみ設けることが好まし
く、電流の横方向の閉じ込め効果については、この1層
のみでも十分であると考えられる。但し、光の横方向の
閉じ込め効果を高くするという観点から、p型AlAs
層41aを複数設ける形態を採ってもよい。
【0068】以上のように、本実施形態によっても、第
1実施形態と同様に、簡便な方法で面発光半導体レーザ
の活性層への電流狭窄層を形成することができ、かつ、
電流狭窄層の形成のための応力の影響等も回避して、作
製することができる。
【0069】これによって、素子抵抗や、横モード、し
きい値電流、効率の点で最適化された面発光半導体レー
ザを実現することができる。
【0070】本発明の面発光半導体レーザ装置およびそ
の製造方法は、上記の実施形態の説明に限定されない。
現状のAlAs酸化法やイオンインプラント法等も、そ
れ特有の好適特性を有しており、これらと組み合わせる
ことによっても、更なる構造最適化が可能であると考え
られる。
【0071】また、AlGaAs層のAlの組成比を制
御することで、エッチングレートを制御することができ
ることから、これを応用して、活性層上のp型反射多層
膜の特定の層を必要に応じて狭窄して、狭窄形状を三次
元的にコントロールすることは種々可能である。この場
合、導波状態が制御され、発振横モードの制御の可能性
が出てくる。
【0072】また、本実施形態では、活性層の一方側に
形成されたp型反射多層膜をメサエッチングして、さら
にこのp型反射多層膜の少なくとも一層をウェットエッ
チングする例について説明したが、反対に、n型反射多
層膜をメサエッチングして、このn型反射多層膜を第1
実施形態や第2実施形態のようにウェットエッチングし
てもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々の変更が可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、層の物性を変化させて
電流狭窄層を形成せずに、簡便な方法によりしきい値電
流や発光効率等の動作特性を向上させることができる電
流狭窄層を有する面発光半導体レーザ装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、第1実施形態に係る面発光半導
体レーザの断面図であり、図1(b)は、メサ構造およ
び電流狭窄層の形状を示す平面図である。
【図2】第1実施形態に係る面発光半導体レーザの製造
工程を示す工程断面図である。
【図3】第1実施形態に係る面発光半導体レーザの製造
工程を示す工程断面図および平面図である。
【図4】第1実施形態に係る面発光半導体レーザの製造
工程を示す工程断面図である。
【図5】第2実施形態に係る面発光半導体レーザの断面
図である。
【図6】第2実施形態に係る面発光半導体レーザの製造
工程を示す工程断面図である。
【図7】第2実施形態に係る面発光半導体レーザの製造
工程を示す工程断面図である。
【図8】従来例において、AlAs酸化法により形成さ
れた面発光半導体レーザの断面図である。
【図9】従来例において、イオンインプラント法により
形成された面発光半導体レーザの断面図である。
【符号の説明】
10…n型GaAs基板、20…n型反射多層膜、21
…n型AlAs層(またはn型AlGaAs層)、22
…n型AlGaAs層、30…活性層およびクラッド
層、31…活性層、40…p型反射多層膜、41,41
a…p型AlAs層(またはp型AlGaAs層)、4
2…p型AlGaAs層、50…コンタクト層、60…
保護膜、70…p側電極、80…n側電極、110…n
型GaAs基板、120…n型DBR、130…活性
層、140…p型DBR、141…p型AlAs/Al
xy 層、142…p型GaAs層、150…コンタク
ト層、160…p側電極、170…n側電極、180…
半絶縁領域、400…p型反射多層膜、410,420
…p型AlGaAs層。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性層と、前記活性層を挟む2つの反射層
    とを有する面発光半導体レーザ装置であって、 前記2つの反射層の少なくとも一方は、屈折率の異なる
    複数の半導体層が積層して形成された半導体積層膜を有
    し、 前記半導体積層膜に含まれる複数の前記半導体層のう
    ち、少なくとも一部の前記半導体層がウェットエッチン
    グにより狭められて電流狭窄層を形成している面発光半
    導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】前記半導体積層膜は、屈折率の異なる第1
    の半導体層および第2の半導体層を一組として繰り返し
    積層して形成されており、 前記第1の半導体層が、ウェットエッチングにより狭め
    られて前記電流狭窄層を形成している請求項1記載の面
    発光半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】前記半導体積層膜に含まれる複数の前記半
    導体層のうち、前記活性層の近傍における前記半導体層
    がウェットエッチングにより狭められて前記電流狭窄層
    を形成している請求項1記載の面発光半導体レーザ装
    置。
  4. 【請求項4】前記半導体積層膜は、屈折率の異なる第1
    の半導体層および第2の半導体層を一組として繰り返し
    積層された反射積層膜と、前記反射積層膜と前記活性層
    との間に形成された前記電流狭窄層とを有する請求項3
    記載の面発光半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】前記電流狭窄層は、アルミニウムを含む請
    求項1記載の面発光半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】活性層と、前記活性層を挟む2つの反射層
    を有する面発光半導体レーザ装置の製造方法であって、 前記活性層の少なくとも一方側に、屈折率の異なる複数
    の半導体層を積層することで前記反射層を形成する工程
    と、 少なくとも前記反射層をメサエッチングする工程と、 前記メサエッチングされた前記反射層に含まれる複数の
    前記半導体層のうち、少なくとも一部の前記半導体層を
    ウェットエッチングにより狭めて電流狭窄層を形成する
    工程とを有する面発光半導体レーザ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記電流狭窄層を形成する工程において、
    超音波を用いたウェットエッチングにより前記電流狭窄
    層を形成する請求項6記載の面発光半導体レーザ装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】前記反射層を形成する工程において、屈折
    率の異なる第1の半導体層および第2の半導体層を一組
    として繰り返し積層して形成し、 前記電流狭窄層を形成する工程において、前記第1の半
    導体層をウェットエッチングにより狭めて形成する請求
    項6記載の面発光半導体レーザ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記電流狭窄層を形成する工程において、
    前記反射層に含まれる複数の前記半導体層のうち、前記
    活性層の近傍における前記半導体層を選択的にウェット
    エッチングにより狭めて前記電流狭窄層を形成する請求
    項6記載の面発光半導体レーザ装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記反射層を形成する工程において、前
    記活性層側に電流狭窄用半導体層を形成し、前記電流狭
    窄用半導体層上に、屈折率の異なる第1の半導体層およ
    び第2の半導体層を一組として繰り返し積層して形成
    し、 前記電流狭窄層を形成する工程において、前記電流狭窄
    用半導体層を選択的にウェットエッチングして前記電流
    狭窄層を形成する請求項9記載の面発光半導体レーザ装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記反射層を形成する工程において、前
    記電流狭窄層を形成する前記半導体層として、アルニミ
    ウムを含有する前記半導体層を積層する請求項6記載の
    面発光半導体レーザ装置の製造方法。
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