JP2003304541A - 画像信号復号装置 - Google Patents

画像信号復号装置

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JP2003304541A
JP2003304541A JP2003086594A JP2003086594A JP2003304541A JP 2003304541 A JP2003304541 A JP 2003304541A JP 2003086594 A JP2003086594 A JP 2003086594A JP 2003086594 A JP2003086594 A JP 2003086594A JP 2003304541 A JP2003304541 A JP 2003304541A
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motion compensation
frame
frame data
data
compensation processing
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JP2003086594A
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Mitsunari Todoroki
晃成 轟
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像信号の復号におけるコストを低
減すること。 【解決手段】 画像信号復号装置1は、復号処理に使用
する前フレームデータを共通部20に設けられたメイン
メモリ22のフレームメモリ22a,22bに記憶する
と共に、動き補償処理に使用する可能性の高いフレーム
データを復号処理部10に設けられた動き補償メモリ1
4に記憶する。したがって、メインメモリ22を共用す
ることによって、現在フレームデータおよび前フレーム
データを記憶する専用のフレームメモリをそれぞれ復号
処理部10内部に設ける場合に比べ、画像信号復号装置
1の製造コストを軽減できる。また、フレームメモリを
専用に設ける場合に比べ、復号処理時の消費電力を削減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動き補償のための
フレームメモリを備えたデジタル画像信号の復号装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MPEG(Motion Picture Exper
ts Group)−4等のデジタル画像を復号する装置とし
て、動き補償を行うためのフレームメモリを備えた画像
信号復号装置が知られている。図11は、従来用いられ
ている画像信号復号装置100の構成を示す図である。
図11において、画像信号復号装置100は、バッファ
101と、可変長復号部(以下、「VLD」と言う。)
102と、AC/DC(Alternating Currentor Direct
Current)プレディクト部103と、逆量子化部104
と、逆DCT(Discrete Cosine Transform)部105
と、フレームメモリ106a,106bと、動き補償処
理部107と、加算器108と、フォーマット変換部1
09と、D/A(Digital to Analog)コンバータ11
0とを含んで構成される。
【0003】バッファ101は、入力信号に含まれるデ
ータを一時的に記憶し、VLD102に出力する。VL
D102は、バッファ101から入力されたデータを可
変長復号し、復号したデータ(以下、「可変長復号デー
タ」と言う。)をAC/DCプレディクト部103およ
び動き補償処理部107に出力する。
【0004】AC/DCプレディクト部103は、VL
D102から入力された可変長復号データのAC成分お
よびDC成分について、フレーム間あるいはフレーム内
における予測を行い、予測したデータ(以下、「予測デ
ータ」と言う。)を逆量子化部104に出力する。逆量
子化部104は、AC/DCプレディクト部103から
入力された予測データを逆量子化し、逆量子化したデー
タ(以下、「逆量子化データ」と言う。)を逆DCT部
105に出力する。
【0005】逆DCT部105は、逆量子化部104か
ら入力された逆量子化データを逆離散コサイン変換し、
変換後のデータ(以下、「逆DCTデータ」と言う。)
を加算器108に出力する。フレームメモリ106a,
106bは、動き補償処理部107の指示に従って、一
方に現在復号処理されているフレームの1フレーム前の
フレームデータ(以下、「前フレームデータ」と言
う。)を記憶し、他方は、現在復号処理されているフレ
ームのフレームデータ(以下、「現在フレームデータ」
と言う。)を記憶する。これら2つのフレームメモリに
は、復号器100で処理されたフレームデータが1フレ
ーム毎に交互に記憶される。そして、フレームメモリ1
06a,106bに記憶されるフレームデータのうち、
前フレームデータは、動き補償処理部107に出力され
て動き補償処理に使用される。
【0006】動き補償処理部107は、フレームメモリ
16a,16bのいずれかに記憶されている前フレーム
データおよび可変長復号部102から入力された可変長
復号データに基づいて、マクロブロック単位で動き補償
処理を行い、処理結果(以下、「動き補償データ」と言
う。)を加算器108に出力する。また、動き補償処理
部107は、フレームメモリ106a,106bに指示
信号を出力し、1フレームが処理される毎に、各フレー
ムメモリに、現在フレームデータを記憶させたり、動き
補償処理に使用する前フレームデータを記憶させたりす
る。
【0007】加算器108は、逆DCT部105から入
力された逆DCTデータと動き補償処理部107から入
力された動き補償データとを加算し、加算結果をフォー
マット変換部109に出力する。また、加算器108
は、加算結果をフレームメモリ106a,106bのう
ち、動き補償処理部107によって現在フレームデータ
の処理結果を記憶させることとされているフレームメモ
リに出力する。
【0008】フォーマット変換部109は、加算器10
8から入力された加算結果を所定のデータ形式に変換
し、D/Aコンバータ110に出力する。D/Aコンバ
ータ110は、フォーマット変換部109から入力され
た所定フォーマットのデータをD/A変換し、アナログ
の画像信号として出力する。上述の画像信号復号装置1
00において、動き補償処理を行う際に前フレームを参
照することから、常時、前フレームデータを記憶するた
めに、前フレームデータを記憶するためのフレームメモ
リおよび現在フレームデータを記憶するためのフレーム
メモリの2つが設けられている。
【0009】ここで、画像信号の復号に用いるフレーム
メモリは高速性が必要とされるため、アクセス時間が短
いSRAM(Static Random Access Memory)等の高速
デバイスが用いられる。したがって、フレームメモリを
2つ備えた場合、画像信号復号装置は高コストとなる。
また、フレームメモリを2つ備えて動き補償処理を行っ
た場合、フレームメモリにフレームデータを記憶してお
くために多大な電力を消費することとなる。
【0010】このような問題を解決するため、特開平6
−205395号公報等には、1つのフレームメモリ
と、FIFO(First In First Out)型のメモリと、こ
れらを制御するメモリコントローラとを備える画像信号
復号装置が開示されている。図12は、FIFO型のメ
モリを備えた画像信号復号装置200の一構成例を示す
図である。図12において、画像信号復号装置200
は、図11に示す画像信号復号装置100のフレームメ
モリ106a,106bの代わりに、FIFO型メモリ
206aと、フレームメモリ206bと、メモリコント
ローラ206cとを備えている。図12に示す画像信号
復号装置200において、FIFO型メモリ206a、
フレームメモリ206bおよびメモリコントローラ20
6c以外の部分は、図11に示す画像信号復号装置10
0と同様であるため同一の番号を付すと共に説明を省略
する。また、以下、画像信号復号装置100の対応する
同一部分の説明を参照して説明する。
【0011】図12において、FIFO型メモリ206
aは、加算器108の加算結果を記憶し、入力順に所定
のタイミングでフレームメモリ206bに出力する。ま
た、FIFO型メモリ206aは、動き補償処理部10
7が動き補償処理を行う場合、記憶しているフレームデ
ータのうち動き補償処理に使用される所定データを動き
補償処理部107に出力する。なお、FIFO型メモリ
206aは、1フレームの画像のうち、マクロブロック
の横1列からなる“スライス”を8スライス分記憶す
る。記憶容量が8スライス分とされているのは、MPE
G−1規格において、動き補償の垂直方向範囲が最大8
スライスとされているためである。
【0012】フレームメモリ206bは、現在、画像信
号復号装置200で復号処理されているフレームの前フ
レームデータを記憶している。ただし、フレームメモリ
206bは、メモリコントローラ206cの指示に従っ
て、FIFO型メモリ206aから現在復号処理されて
いるフレームの所定フレームデータが入力されると、そ
のデータと同一のフレーム内アドレスである前フレーム
データに、入力されたフレームデータを上書きする。
【0013】メモリコントローラ206cは、FIFO
型メモリ206aに対し、最先に記憶した1スライス分
のデータをフレームメモリ206bに出力させるための
指示信号を出力する。また、メモリコントローラ206
cは、フレームメモリ206bに対し、FIFO型メモ
リ206aから入力された1スライス分のデータを所定
アドレスに書き込ませるための指示信号を出力する。
【0014】このとき、メモリコントローラ206c
は、入力されたデータをフレームメモリ206bに記憶
された前フレームにおける同一のフレーム内アドレスに
上書きさせる。即ち、フレームメモリ206bにおいて
は、現在、画像信号復号装置200で復号処理されてい
るフレームデータから8スライス以内のアドレスのデー
タは、前フレームデータが保持され、9スライス以上離
れたアドレスのデータが順次上書きされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
FIFO型メモリを備えた画像信号復号装置において、
MPEG−4規格に基づく画像は、動き補償範囲が画像
全体に及ぶ場合があり得るため、FIFO型メモリの記
憶容量を8スライス分に制限した場合、適切に復号処理
が行えないこととなる。
【0016】本発明の課題は、デジタル画像信号の復号
におけるコストを低減することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、画像信号復号装置全体の制
御に使用される主記憶部(例えば、図1のメインメモリ
22)と、画像信号の復号処理における動き補償処理に
使用される専用記憶部(例えば、図1の動き補償メモリ
14)と、画像信号に動き補償処理を施す動き補償処理
部(例えば、図1の動き補償処理部15)とを備える画
像信号復号装置であって、前記主記憶部は、動き補償処
理を行うためのフレームデータ(例えば、前フレームの
フレームデータ)を記憶するフレーム記憶部(例えば、
図1のフレームメモリ22a,22b)を備え、前記専
用記憶部には、前記フレーム記憶部に記憶されたフレー
ムデータのうち、動き補償処理の際に参照される可能性
の高い所定アドレス(例えば、発明の実施の形態中の
「周辺アドレス」)のフレームデータを記憶し、前記動
き補償処理部は、前記専用記憶部に記憶されたフレーム
データを参照して動き補償処理を行うことを特徴として
いる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像信号復号装置であって、前記専用記憶部は、動き補償
処理されているフレームデータを含むラインの近傍80
ライン分のフレームデータを記憶することを特徴として
いる。請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像信号
復号装置であって、前記専用記憶部は、動き補償処理さ
れているフレームデータを含むラインの近傍48ライン
分のフレームデータを記憶することを特徴としている。
【0019】請求項1〜3記載の発明によれば、動き補
償処理に用いるフレームデータが、主記憶部に記憶さ
れ、主記憶部に記憶されたフレームデータのうち、参照
される可能性の高いアドレスのフレームデータのみが専
用記憶部に記憶される。したがって、フレームデータの
全体を記憶する専用メモリを備える場合に比べ、製造コ
ストを軽減することができる。また、復号処理時の消費
電力を削減することができる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の画像信号復号装置であって、前記専用記
憶部は、16ライン分のフレームデータについて動き補
償処理が終了する毎に、後続の動き補償処理に使用する
所定の16ライン分のデータを前記フレーム記憶部から
読み込むことを特徴としている。
【0021】請求項4記載の発明によれば、16ライン
分、即ち、一連の動き補償処理の区切り毎にフレーム記
憶部にアクセスする。そのため、ランダムにアクセスす
る場合等に比べ、効率的にフレームデータを読み込める
と共に、読み込みに要する消費電力を低減できる。請求
項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の画
像信号復号装置であって、前記専用記憶部は、記憶され
たフレームデータを、動き補償処理部と継続する復号処
理を施す継続復号部(例えば、図3のポストフィルタ1
9、フォーマット変換部17およびD/Aコンバータ1
8から構成される部分)とに供給可能であることを特徴
としている。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像信号復号装置であって、前記継続復号部における処理
は、データの歪みを軽減するためのポストフィルタ処理
を含むことを特徴としている。請求項5および請求項6
記載の発明によれば、動き補償処理部が動き補償処理の
ために主記憶部からフレームデータを読み出すと共に、
別途、継続復号部が処理対象データを主記憶部から読み
出す場合に比べ、主記憶部にアクセスする回数を減らす
ことができ、復号処理を高速に行うことができる。ま
た、復号した画像信号を出力するために、データを一時
的に記憶する記憶装置を専用に設ける必要がなく、製造
コストを軽減することができる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の画像信号復号装置であって、前記動き補
償処理部は、前記専用記憶部に記憶されているフレーム
データのアドレスを管理するアドレス管理部(例えば、
図4のメモリ領域管理部15a)を備え、前記動き補償
処理部が参照するアドレスのフレームデータが前記専用
記憶部に記憶されていない場合、前記アドレス管理部
は、前記フレーム記憶部に記憶されている該フレームデ
ータを前記動き補償処理部に読み出し、前記動き補償処
理部は、読み出されたフレームデータを参照して動き補
償処理を行うことを特徴としている。
【0024】請求項7記載の発明によれば、専用記憶部
に参照するフレームデータが記憶されていない場合、フ
レーム記憶部から参照するフレームデータが読み出さ
れ、動き補償処理が行われる。したがって、専用記憶部
に参照するフレームデータが記憶されていない場合に
も、正確な動き補償処理を行うことができる。請求項8
記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の画像信
号復号装置であって、前記フレーム記憶部は、それぞれ
1フレーム分のフレームデータを記憶可能な第1および
第2の記憶部を備え、前記第1の記憶部は、前記動き補
償処理部によって出力された処理結果を記憶し、前記第
2の記憶部は、動き補償処理を行うためのフレームデー
タとを記憶することを特徴としている。
【0025】請求項8記載の発明によれば、比較的記憶
容量に余裕のある主記憶部に備えられたフレーム記憶部
に2フレーム分のフレームデータが記憶されるため、リ
ソースを効率的に使用できると共に、専用記憶部の容量
を削減することができる。また、動き補償処理部によっ
て出力された処理結果および動き補償処理を行うための
フレームデータが別々に記憶されるため、常時、動き補
償処理を行うためのフレームデータの参照が可能とな
り、正確な動き補償処理を行うことできる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の画像信号復号装置であって、前記フレー
ム記憶部は、1フレーム分のフレームデータを記憶し、
前記動き補償処理部によって出力された処理結果を、記
憶しているフレームデータの対応するアドレスに上書き
することを特徴としている。
【0027】請求項9記載の発明によれば、主記憶部に
フレーム記憶部を1つ備えればよいため、リソースを効
率的に使用できる。請求項10記載の発明は、請求項9
記載の画像信号復号装置であって、前記アドレス管理部
は、前記動き補償処理部が前記フレーム記憶部において
前記動き補償処理部の処理結果が上書きされていない所
定アドレスに記憶されているフレームデータ(例えば、
発明の実施の形態中の「下方向領域データ」)を参照す
る必要がある場合、当該フレームデータを参照させるこ
とを特徴としている。
【0028】請求項10記載の発明によれば、フレーム
記憶部に上書きされずに保持されているフレームデータ
を利用して、正確な動き補償処理を行うことができる。
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載の画
像信号復号装置であって、前記アドレス管理部は、前記
動き補償処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフ
レームデータを参照する必要がある場合、規定された所
定のエラー補償処理(例えば、MPEG−4に規格され
たエラー補償処理)を行わせることを特徴としている。
【0029】請求項11記載の発明によれば、参照する
必要があるフレームデータが記憶されていない場合に
も、一定の対処を行って画像信号を復号することができ
る。請求項12記載の発明は、請求項9または10記載
の画像信号復号装置であって、前記主記憶部は、動き補
償処理に参照される前フレームのフレームデータのDC
(Direct Current)成分データ(例えば、図9のDC成
分データ)を記憶し、前記アドレス管理部は、前記動き
補償処理部がフレーム記憶部に記憶されているフレーム
データを参照する必要がある場合、当該フレームデータ
を参照させ、前記動き補償処理部がフレーム記憶部に記
憶されていないフレームデータを参照する必要がある場
合、前記DC成分データを参照してエラー補償処理を行
わせることを特徴としている。
【0030】請求項12記載の発明によれば、動き補償
処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレームデ
ータを参照する必要がある場合にも、前フレームのDC
成分データに基づいて、より正確な動き補償処理を行う
ことができる。請求項13記載の発明は、請求項9また
は10記載の画像信号復号装置であって、前記主記憶部
は、動き補償処理に参照される前フレームのフレームデ
ータから生成されたサブサンプルデータを記憶し、前記
アドレス管理部は、前記動き補償処理部がフレーム記憶
部に記憶されているフレームデータを参照する必要があ
る場合、当該フレームデータを参照させ、前記動き補償
処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレームデ
ータを参照する必要がある場合、前記サブサンプルデー
タ(例えば、図10のサブサンプルデータ)を参照して
エラー補償処理を行わせることを特徴としている。
【0031】請求項13記載の発明によれば、動き補償
処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレームデ
ータを参照する必要がある場合にも、前フレームのサブ
サンプルデータに基づいて、より正確な動き補償処理を
行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
画像信号復号装置の実施の形態を詳細に説明する。本発
明に係る画像信号復号装置は、MPEG−4等に基づい
て符号化されたデジタル画像信号を受信し、動き補償処
理等を含む復号処理を施して画像信号を復号する。 (第1の実施の形態)まず、構成を説明する。
【0033】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る画像信号復号装置1の構成を示す図である。図1にお
いて、画像信号復号装置1は、復号処理部10と、共通
部20と、復号処理部10と共通部20との間での信号
の送受信に伴う処理を行うインターフェース(以下、
「I/F」)30とを含んで構成される。
【0034】復号処理部10は、さらに、バッファ11
と、可変長復号部(以下、「VLD」と言う。)12
と、データ変換部13と、動き補償メモリ14と、動き
補償処理部15と、加算器16と、フォーマット変換部
17と、D/Aコンバータ18とを含んで構成される。
復号処理部10の各構成部分のうち、バッファ11と、
VLD12と、加算器16と、フォーマット変換部17
と、D/Aコンバータ18の構成は、従来の画像信号復
号装置100の対応する部分と同様なため、説明を省略
する。なお、バッファ11に入力される信号は、後述す
る共通部20の通信装置23からI/F30を介して入
力される。また、加算器16の加算結果は、I/Fを介
してメインメモリ22のフレームメモリ22aあるいは
フレームメモリ22bに出力される。
【0035】データ変換部13は、AC/DCプレディ
クト部と、逆量子化部と、逆DCT部とを含んで構成さ
れ、これらの各構成部分は、それぞれ従来の画像信号復
号装置100におけるAC/DCプレディクト部10
3、逆量子化部104、逆DCT部105とそれぞれ同
様の機能を有する。即ち、データ変換部13は、VLD
12から入力された可変長復号データのAC成分および
DC成分について、フレーム間あるいはフレーム内にお
ける予測を行い、逆量子化した後、逆離散コサイン変換
を施して加算器16に出力する。
【0036】動き補償メモリ14は、1ライン(マクロ
ブロックの横一列の並び)分の処理が終了する毎に、動
き補償処理部15の指示に従って、メインメモリ22の
フレームメモリ22a,22bのうち、現在復号処理さ
れているフレームの前フレームデータが記憶されている
フレームメモリから読み出された所定の1ライン分のフ
レームデータを記憶する。そして、動き補償メモリ14
は、動き補償処理部15に対し、動き補償処理に使用す
るフレームデータを出力する。
【0037】ここで、動き補償メモリ14に記憶される
フレームデータについて説明する。動き補償メモリに記
憶されるフレームデータは、前フレームデータにおい
て、現在復号処理されているマクロブロックに対応する
アドレスから所定範囲内のアドレス(以下、「周辺アド
レス」と言う。)に含まれるデータであり、一般的に動
き補償処理の際に使用される可能性の高いデータであ
る。図2は、種々の画像サンプルデータにおける動きベ
クトルの分布の一例を示す図である。図2において、動
きベクトルは、一般的に垂直および水平方向に、高い確
率で±16ライン以内の範囲に分布している。したがっ
て、動き補償メモリ15には、周辺アドレスとして、±
16ラインのアドレス範囲内以上の広い範囲、例えば、
±16ラインあるいは±32ラインといったアドレス範
囲内に含まれるデータが記憶される。
【0038】また、1ラインの動き補償処理が終了した
場合、動き補償メモリ14には、新たに周辺アドレスに
含まれることとなる1ライン分のフレームデータが一時
に記憶される。図1に戻り、動き補償処理部15は、V
LD12から入力された可変長復号データおよび動き補
償メモリ14から入力された所定のフレームデータに基
づいて、マクロブロック単位で動き補償処理を行い、処
理結果を加算器16に出力する。
【0039】次に、共通部20について説明する。共通
部20は、さらに、CPU(Central Processing Uni
t)21と、メインメモリ22と、通信装置23と、ユ
ーザインタフェース(以下、「ユーザI/F」と言う。)
とを含んで構成される。なお、これらの各部分およびI
/F30は、それぞれバスによって接続されている。
【0040】CPU21は、画像信号復号装置1全体の
制御を行う。また、CPU21は、処理対象となるフレ
ームが変更される毎に、現在フレームデータの記憶先と
してフレームメモリ22a,22bを交互に切り換え
る。さらに、CPU21は、動き補償処理部15の指示
に従って、フレームデータの1ライン分の処理が終了す
る毎に、フレームメモリ22aあるいはフレームメモリ
22bから動き補償メモリ14に前フレームデータの1
ライン分の所定フレームデータを出力させる。
【0041】メインメモリ22は、CPU21が種々の
処理を行う際に、これらの処理に関するデータを一時的
に記憶するワークエリアを形成する。また、メインメモ
リ22は、さらにフレームメモリ22a,22bを含ん
で構成される。フレームメモリ22a,22bは、それ
ぞれCPU21の指示に従って、I/F30を介して加
算器16から入力された現在フレームデータを記憶す
る。このとき、フレームメモリ22a,22bには、現
在フレームデータが、1フレーム毎に交互に記憶され
る。したがって、フレームメモリ22a,22bの一方
には、現在フレームデータが記憶され、他方には、前フ
レームデータが記憶されることとなる。
【0042】通信装置23は、通信ネットワークを介し
て送信された画像信号を受信する。ユーザI/F23
は、キーボード、マイク、スピーカ等の入出力装置と画
像信号復号装置1との間で信号を送受信するための信号
処理を行う。次に、動作を説明する。画像信号復号装置
1が受信する画像信号は、最先に受信するフレームに関
しては、フレーム内においてのみ符号化されており、フ
レーム全体に関するデータが含まれている。第2番目の
フレーム以降は、前フレームとの間でも符号化されてお
り、前フレームとの間でフレーム間符号化されたデータ
(動きベクトル、残差成分等)が送信される。
【0043】そして、画像信号復号装置1は、フレーム
メモリ22a,22bの一方に復号されたフレームデー
タ(前フレームデータ)を記憶し、このフレームデータ
を参照しつつ、現在受信している画像のフレームデータ
(現在フレームデータ)を復号する。以下、前フレーム
データがフレームメモリ22aに記憶されており、現在
フレームデータがフレームメモリ22bに記憶される場
合を例に挙げて説明する。
【0044】画像信号復号装置1において、通信装置2
3によって受信された画像信号は、バス、I/F30を
介してバッファ11に入力される。次に、VLD12に
よって可変長復号され、動き補償処理部15によって、
受信信号に含まれる動きベクトルおよび前フレームデー
タを参照して動き補償処理が行われる。このとき、動き
補償処理部15は、動き補償処理に使用する前フレーム
のデータを動き補償メモリ14から読み出し、動き補償
処理を行う。したがって、復号処理部10外部に設けら
れたメインメモリ22にアクセスして動き補償処理を行
う場合に比べ、高速な動き補償処理が実現できる。
【0045】次に、動き補償処理されたデータとデータ
変換部13によって処理されたデータが加算器16によ
って加算された後、フォーマット変換部17によって所
定のデータ形式に変換される。また、加算器16によっ
て加算されたデータは、現在フレームデータを記憶する
フレームメモリ22bに記憶され、次のフレームが復号
される際に、前フレームデータとして参照される。
【0046】そして、所定のフォーマットに変換された
データは、D/Aコンバータ18によってアナログ信号
に変換されて、画像信号が復号される。以上のように、
本第1の実施の形態における画像信号復号装置1は、復
号処理に使用する前フレームデータを共通部20に設け
られたメインメモリ22のフレームメモリ22a,22
bに記憶すると共に、動き補償処理に使用する可能性の
高いフレームデータを復号処理部10に設けられた動き
補償メモリ14に記憶する。
【0047】したがって、メインメモリ22を共用する
ことによって、現在フレームデータおよび前フレームデ
ータを記憶する専用のフレームメモリをそれぞれ復号処
理部10内部に設ける場合に比べ、画像信号復号装置1
の製造コストを軽減できる。また、フレームメモリを専
用に設ける場合に比べ、復号処理時の消費電力を削減で
きる。 (第2の実施の形態)図3は、本発明の第2の実施の形
態における画像信号復号装置2の構成を示す図である。
【0048】図3において、画像信号復号装置2は、復
号処理部10と、共通部20と、I/F30とを含んで
構成される。なお、画像信号復号装置2において、復号
処理部10の動き補償メモリ14、加算器16およびポ
ストフィルタ19以外の部分は、画像信号復号装置1と
共通するため同一番号を付すと共に説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0049】動き補償メモリ14は、1ライン分の処理
が終了する毎に、動き補償処理部15の指示に従って、
メインメモリ22のフレームメモリ22a,22bのう
ち、現在復号処理されているフレームの前フレームデー
タが記憶されているフレームメモリから読み出された所
定の1ライン分のフレームデータを記憶する。そして、
動き補償メモリ14は、動き補償処理部15に対し、動
き補償処理に使用するフレームデータを出力する。
【0050】また、動き補償メモリ14は、記憶してい
るフレームデータをポストフィルタ19に順次出力す
る。即ち、動き補償メモリ14は、前フレームデータを
動き補償処理に使用するため動き補償処理部15に出力
すると共に、画像信号復号装置2の出力信号とするため
の処理系統に出力する。加算器16は、動き補償処理さ
れたデータとデータ変換部13によって処理されたデー
タとを加算し、加算結果をI/F30を介して、現在フ
レームデータを記憶するメインメモリ22のフレームメ
モリ22aあるいはフレームメモリ22bに出力する。
【0051】ポストフィルタ19は、動き補償メモリ1
4から入力された前フレームデータのブロック間歪みや
圧縮によって生じる歪み等を軽減するための処理を行
う。即ち、ポストフィルタ19は、ブロック間歪みある
いはモスキートノイズ等を削減するものであり、一般に
9タップ程度のフィルタリング処理を行う。そのため、
フォーマット変換部17、D/Aコンバータ18の前段
で実施するポストフィルタは、現在処理中であるライン
の前後合計9ライン程度のラインバッファを使用する。
ここで、動き補償メモリ14は48ラインまたは80ラ
インのバッファを構成するため、このバッファを利用し
てポストフィルタ処理を施すことにより、効率的なフィ
ルタ処理を行うことができるだけでなく、ラインバッフ
ァに必要なコストを軽減することが可能となる。
【0052】以上のように、本第2の実施の形態におけ
る画像信号復号装置2は、動き補償メモリ14に記憶さ
れた前フレームデータが、画像信号復号装置2の出力信
号とするための処理系統(ポストフィルタ19等)に出
力される。したがって、画像信号を復号する際、ポスト
フィルタ処理を行うために、別途、メインメモリ22に
アクセスする場合に比べ、アクセス回数を減らすことが
でき、復号処理の高速化を図ることができる。また、復
号された画像信号を出力する際に、画像データを一時的
に記憶するVRAM(Video Random Access Memory)が
必要でなくなり、画像信号復号装置2の製造コストを軽
減できる。 (第3の実施の形態)図4は、本発明の第3の実施の形
態における画像信号復号装置3の構成を示す図である。
【0053】図4において、画像信号復号装置3は、復
号処理部10と、共通部20と、I/F30とを含んで
構成される。なお、画像信号復号装置3において、復号
処理部10の動き補償処理部15および共通部20のC
PU21以外の部分は、画像信号復号装置2と共通する
ため同一番号を付すと共に説明を省略し、異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0054】動き補償処理部15は、VLD12から入
力された可変長復号データおよび動き補償メモリ14か
ら入力された所定のフレームデータに基づいて、マクロ
ブロック単位で動き補償処理を行い、処理結果を加算器
16に出力する。また、動き補償処理部15は、メモリ
領域管理部15aを備えている。メモリ領域管理部15
aは、動き補償メモリ14に記憶されている前フレーム
データのアドレスを管理し、動き補償メモリ14に動き
補償処理に使用する前フレームデータが記憶されていな
いと判定した場合、メインメモリ22のフレームメモリ
22aあるいはフレームメモリ22bから動き補償処理
に使用する前フレームデータを読み出す。一方、動き補
償メモリ14に動き補償処理に使用する前フレームデー
タが記憶されていると判定した場合、メモリ領域管理部
15aは、動き補償メモリ14から動き補償処理に使用
する前フレームデータを読み出す。
【0055】図5は、動き補償処理が行われる現在フレ
ームデータのマクロブロックと、参照される前フレーム
データのマクロブロックとの関係を示す図である。図5
において、前フレームデータのうち、現在フレームデー
タの動き補償処理されているマクロブロックを含む16
ラインから上下32ライン(周辺アドレス)のフレーム
データが動き補償メモリ14に記憶されている。そし
て、動き補償処理部15が周辺アドレスに含まれている
マクロブロックMB1を参照する場合、メモリ領域管理
部15aは、動き補償メモリ14にアクセスし、マクロ
ブロックMB1を読み出す。一方、動き補償処理部15
が周辺アドレスに含まれていないマクロブロックMB2
を参照する場合、メモリ領域管理部15aは、メインメ
モリ22にアクセスし、フレームメモリ22a,22b
からマクロブロックMB2を読み出す。
【0056】図4に戻り、CPU21は、画像信号復号
装置3全体の制御を行う。また、CPU21は、処理対
象となるフレームが変更される毎に、現在フレームデー
タの記憶先としてフレームメモリ22a,22bを交互
に切り換える。さらに、CPU21は、動き補償処理部
15の指示に従って、フレームデータの1ライン分の処
理が終了する毎に、フレームメモリ22aあるいはフレ
ームメモリ22bから動き補償メモリ14に前フレーム
データの1ライン分の所定フレームデータを出力させ
る。
【0057】また、CPU21は、メモリ領域管理部1
5aによって動き補償に使用する所定のフレームデータ
の読み込みが行われた場合、当該データをフレームメモ
リ22aあるいはフレームメモリ22bから動き補償処
理部15に出力させる。以上のように、本第3の実施の
形態における画像信号復号装置3は、動き補償メモリ1
4に動き補償処理に必要な前フレームデータが記憶され
ていない場合、動き補償処理部15に備えられたメモリ
領域管理部15aによって、メインメモリ22のフレー
ムメモリ22a,22bから必要な前フレームデータが
読み出され、動き補償処理が行われる。したがって、動
き補償メモリ14に記憶されたフレームデータによって
高速に動き補償処理を行いつつ、必要に応じて、メイン
メモリ22から所定のフレームデータを読み出し、正確
な動き補償処理を行うことができる。 (第4の実施の形態)図6は、本発明の第4の実施の形
態における画像信号復号装置4の構成を示す図である。
【0058】図6において、画像信号復号装置4は、復
号処理部10と、共通部20と、I/F30とを含んで
構成される。なお、画像信号復号装置4において、復号
処理部10の動き補償処理部15および共通部20のC
PU21、メインメモリ22以外の部分は、画像信号復
号装置2と共通するため同一番号を付すと共に説明を省
略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0059】動き補償処理部15は、VLD12から入
力された可変長復号データおよび動き補償メモリ14か
ら入力された所定のフレームデータに基づいて、マクロ
ブロック単位で動き補償処理を行い、処理結果を加算器
16に出力する。また、動き補償処理部15は、メモリ
領域管理部15aと、エラー補償部15bとを備えてい
る。メモリ領域管理部15aは、動き補償メモリ14に
記憶されているフレームデータのアドレスを管理し、動
き補償メモリ14に動き補償処理に使用するフレームデ
ータが記憶されていると判定した場合、動き補償メモリ
14から動き補償処理に使用する前フレームデータを読
み出す。一方、動き補償メモリ14に動き補償処理に使
用する前フレームデータが記憶されていないと判定した
場合、メモリ領域管理部15aは、以下のように動作す
る。
【0060】動き補償処理に使用するフレームデータが
フレームメモリ22aに保持されている場合、メモリ領
域管理部15aは、そのフレームデータ(以下、「下方
向領域データ」と言う。)を読み出し、動き補償処理に
使用するフレームデータがフレームメモリ22aに保持
されていない、即ち、既に現在フレームデータが上書き
されている場合、メモリ領域管理部15aは、エラー補
償部15bにMPEG−4に規格されているエラー補償
処理を行うよう指示する。
【0061】例えば、図5において、マクロブロックM
B1を参照する場合、メモリ領域管理部15aは、動き
補償メモリ14からマクロブロックMB1を読み出す。
一方、動きベクトルがマクロブロックMB2(下方向領
域データ)を参照するものである場合、マクロブロック
MB2は前フレームデータが保持されているものである
ことから、メモリ領域管理部15aは、マクロブロック
MB2を読み出す。さらに、動きベクトルが周辺アドレ
スより上位アドレス(現在フレームデータが上書きされ
ており、周辺アドレスを既に脱したアドレス)のマクロ
ブロックを参照するものである場合、前フレームデータ
は参照できないことから、メモリ制御部15aは、エラ
ー補償部15bにMPEG−4に規格されたエラー補償
処理を行う旨を指示する。
【0062】エラー補償部15bは、動き補償処理に使
用する前フレームデータが参照できない場合に、MPE
G−4に規格されたエラー補償処理を行う。図6に戻
り、CPU21は、画像信号復号装置4全体の制御を行
う。また、CPU21は、現在フレームデータが加算器
16から入力されると、フレームメモリ22aの所定ア
ドレスに、その現在フレームデータを記憶する。さら
に、CPU21は、動き補償処理部15の指示に従っ
て、フレームデータの1ライン分の処理が終了する毎
に、フレームメモリ22aから動き補償メモリ14に前
フレームデータの1ライン分の所定フレームデータを出
力させる。
【0063】また、CPU21は、メモリ領域管理部1
5aによって動き補償処理に使用する所定のフレームデ
ータの読み込みが行われた場合、当該データをフレーム
メモリ22aから動き補償処理部15に出力させる。メ
インメモリ22は、CPU21が種々の処理を行う際
に、これらの処理に関するデータを一時的に記憶するワ
ークエリアを形成する。また、メインメモリ22は、さ
らにフレームメモリ22aを含んで構成される。フレー
ムメモリ22aは、CPU21の指示に従って、I/F
30を介して加算器16から入力された現在フレームデ
ータを記憶する。このとき、フレームメモリ22aにお
いて、現在フレームデータ(マクロブロック)が、順次
上位アドレスから、記憶している前フレームデータに上
書きされる。即ち、フレームメモリ22aは、前フレー
ムデータを記憶する役割と、復号処理された現在フレー
ムデータを記憶する役割を兼ねている。
【0064】以上のように、本第4の実施の形態におけ
る画像信号復号装置4は、メインメモリ22にフレーム
データを記憶するフレームメモリ22aを1つ備え、こ
のフレームメモリ22aに前フレームデータを記憶する
と共に、復号処理された現在フレームデータを前フレー
ムデータの対応するアドレスに上書きする。したがっ
て、画像信号復号装置4は、フレームメモリをメインメ
モリ22内に1つ備えればよいため、リソースを効率的
に使用できる。
【0065】また、画像信号復号装置4は、動き補償メ
モリ14に記憶されていないフレームデータの参照が行
われた場合、そのフレームデータが上書きされずにフレ
ームメモリ22aに記憶されているときは、フレームメ
モリ22aからそのデータを読み出し、これを参照して
動き補償処理を行う。したがって、フレームメモリの数
を1つとしつつ、前フレームデータが上書きされずにフ
レームメモリ22aに記憶されている場合には正確な動
き補償を行うことが可能となる。 (第5の実施の形態)図7は、本発明の第5の実施の形
態における画像信号復号装置5の構成を示す図である。
【0066】図7において、画像信号復号装置5は、復
号処理部10と、共通部20と、I/F30とを含んで
構成される。なお、画像信号復号装置5において、復号
処理部10の動き補償処理部15および共通部20のC
PU21、メインメモリ22以外の部分は、画像信号復
号装置4と共通するため同一番号を付すと共に説明を省
略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0067】動き補償処理部15は、VLD12から入
力された可変長復号データおよび動き補償メモリ14か
ら入力された所定のフレームデータに基づいて、マクロ
ブロック単位で動き補償処理を行い、処理結果を加算器
16に出力する。また、動き補償処理部15は、メモリ
領域管理部15aと、エラー補償部15bとを備えてい
る。メモリ領域管理部15aは、動き補償メモリ14に
記憶されているフレームデータのアドレスを管理し、動
き補償メモリ14に動き補償処理に使用するフレームデ
ータが記憶されていると判定した場合、動き補償メモリ
14から動き補償処理に使用する前フレームデータを読
み出す。一方、動き補償メモリ14に動き補償処理に使
用する前フレームデータが記憶されていないと判定した
場合、メモリ領域管理部15aは、以下のように動作す
る。
【0068】動き補償処理に使用するフレームデータが
フレームメモリ22aに保持されている場合、メモリ領
域管理部15aは、そのフレームデータを読み出し、動
き補償処理に使用するフレームデータがフレームメモリ
22aに保持されていない、即ち、既に現在フレームデ
ータが上書きされている場合、メモリ領域管理部15a
は、メインメモリ22から前フレームデータのDC(Di
rect Current)成分データを読み出し、エラー補償部1
5bに、前フレームデータのDC成分データに基づいて
エラー補償処理を行う旨を指示する。
【0069】例えば、図5において、マクロブロックM
B1を参照する場合、メモリ領域管理部15aは、動き
補償メモリ14からマクロブロックMB1を読み出す。
一方、動きベクトルがマクロブロックMB2を参照する
ものである場合、マクロブロックMB2は前フレームデ
ータが保持されているものであることから、メモリ領域
管理部15aは、マクロブロックMB2を読み出す。さ
らに、動きベクトルが周辺アドレスより上位アドレス
(現在フレームデータが上書きされており、周辺アドレ
スを既に脱したアドレス)のマクロブロックを参照する
ものである場合、前フレームデータは参照できないこと
から、メモリ制御部15aは、メインメモリ22aに記
憶された前フレームデータのDC成分データを読み出
し、エラー補償部15bに、このデータを用いてエラー
補償処理を行う旨を指示する。
【0070】エラー補償部15bは、動き補償処理に使
用する前フレームデータが参照できない場合に、メイン
メモリ22に記憶された前フレームデータのDC成分デ
ータに基づいて、エラー補償処理を行う。即ち、参照す
る前フレームデータの代わりに、前フレームデータのD
C成分データを参照して動き補償処理を行う。図7に戻
り、CPU21は、画像信号復号装置5全体の制御を行
う。また、CPU21は、現在フレームデータが加算器
16から入力されると、フレームメモリ22aの所定ア
ドレスに、その現在フレームデータを記憶する。さら
に、CPU21は、動き補償処理部15の指示に従っ
て、フレームデータの1ライン分の処理が終了する毎
に、フレームメモリ22aから動き補償メモリ14に前
フレームデータの1ライン分の所定フレームデータを出
力させる。
【0071】また、CPU21は、メモリ領域管理部1
5aによって動き補償処理に使用する所定のフレームデ
ータの読み込みが行われた場合、当該データをフレーム
メモリ22aから動き補償処理部15に出力させる。な
お、CPU21は、メモリ領域管理部15aによって動
き補償処理に使用する所定のフレームデータの読み込み
が行われた際、そのフレームデータが既に上書きされて
フレームメモリ22aに保持されていない場合、メイン
メモリ22に記憶された前フレームデータのDC成分デ
ータを動き補償処理部15に出力させる。
【0072】メインメモリ22は、CPU21が種々の
処理を行う際に、これらの処理に関するデータを一時的
に記憶するワークエリアを形成する。また、メインメモ
リ22は、さらにフレームメモリ22aを含んで構成さ
れる。フレームメモリ22aは、CPU21の指示に従
って、I/F30を介して加算器16から入力された現
在フレームデータを記憶する。このとき、フレームメモ
リ22aにおいて、現在フレームデータ(マクロブロッ
ク)が、順次上位アドレスから、記憶している前フレー
ムデータに上書きされる。即ち、フレームメモリ22a
は、前フレームデータを記憶する役割と、復号処理され
た現在フレームデータを記憶する役割を兼ねている。
【0073】さらに、メインメモリ22は、エラー補償
処理に使用するエラー補償データとして、前フレームデ
ータのDC成分データを記憶している。そして、メモリ
領域管理部15aが、このDC成分データの読み込みを
行った場合、動き補償処理部15に、このDC成分デー
タが出力される。ここで、DC成分データとは、図8に
示すフレームデータに含まれる全画素を平均化して得ら
れるデータである。図9は、フレームデータ内の全ての
データが、DC成分からなるDC成分フレームのイメー
ジを示している。
【0074】以上のように、本第5の実施の形態におけ
る画像信号復号装置5は、メインメモリ22にフレーム
データを記憶するフレームメモリ22aを1つ備え、こ
のフレームメモリ22aに前フレームデータを記憶する
と共に、復号処理された現在フレームデータを前フレー
ムデータの対応するアドレスに上書きする。したがっ
て、画像信号復号装置5は、フレームメモリをメインメ
モリ22内に1つ備えればよいため、リソースを効率的
に使用できる。
【0075】また、画像信号復号装置5は、動き補償メ
モリ14に記憶されていないフレームデータを参照する
必要がある場合、そのフレームデータが上書きされずに
フレームメモリ22aに記憶されているときは、フレー
ムメモリ22aからそのデータを読み出し、これを参照
して動き補償処理を行う。したがって、フレームメモリ
の数を1つとしつつ、前フレームデータが上書きされず
にフレームメモリ22aに記憶されている場合には正確
な動き補償を行うことが可能となる。
【0076】さらに、画像信号復号装置5は、動き補償
メモリ14およびフレームメモリ22aに記憶されてい
ない前フレームデータを参照する必要がある場合、エラ
ー補償データ(前フレームデータのDC成分データ)に
基づいて、エラー補償処理を行う。したがって、エラー
補償処理を行う場合に参照されるデータが、前フレーム
データに近いものとなり、より正確にエラー補償処理を
行うことができる。
【0077】また、本実施の形態において、エラー補償
データとして前フレームデータのDC成分データを使用
することとしたが、DC成分データの代わりに、サブサ
ンプルデータを使用してエラー補償処理を行うこととし
てもよい。ここで、サブサンプルデータとは、図10に
示すように、前フレームデータに含まれる画素を一定画
素数単位で平均化して得られるデータである。なお、図
10は、2×2=4画素を単位として平均化したデータ
からなるサブサンプルフレームのイメージを示してい
る。
【0078】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明によれば、動き
補償処理に用いるフレームデータが、主記憶部に記憶さ
れ、主記憶部に記憶されたフレームデータのうち、参照
される可能性の高いアドレスのフレームデータのみが専
用記憶部に記憶される。したがって、フレームデータの
全体を記憶する専用メモリを備える場合に比べ、製造コ
ストを軽減することができる。また、復号処理時の消費
電力を削減することができる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、16ライン
分、即ち、一連の動き補償処理の区切り毎にフレーム記
憶部にアクセスする。そのため、ランダムにアクセスす
る場合等に比べ、効率的にフレームデータを読み込める
と共に、読み込みに要する消費電力を低減できる。請求
項5および請求項6記載の発明によれば、動き補償処理
部が動き補償処理のために主記憶部からフレームデータ
を読み出すと共に、別途、継続復号部が処理対象データ
を主記憶部から読み出す場合に比べ、主記憶部にアクセ
スする回数を減らすことができ、復号処理を高速に行う
ことができる。また、復号した画像信号を出力するため
に、データを一時的に記憶する記憶装置を専用に設ける
必要がなく、製造コストを軽減することができる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、専用記憶部
に参照するフレームデータが記憶されていない場合、フ
レーム記憶部から参照するフレームデータが読み出さ
れ、動き補償処理が行われる。したがって、専用記憶部
に参照するフレームデータが記憶されていない場合に
も、正確な動き補償処理を行うことができる。請求項8
記載の発明によれば、比較的記憶容量に余裕のある主記
憶部に備えられたフレーム記憶部に2フレーム分のフレ
ームデータが記憶されるため、リソースを効率的に使用
できると共に、専用記憶部の容量を削減することができ
る。また、動き補償処理部によって出力された処理結果
および動き補償処理を行うためのフレームデータが別々
に記憶されるため、常時、動き補償処理を行うためのフ
レームデータの参照が可能となり、正確な動き補償処理
を行うことできる。
【0081】請求項9記載の発明によれば、主記憶部に
フレーム記憶部を1つ備えればよいため、リソースを効
率的に使用できる。請求項10記載の発明によれば、フ
レーム記憶部に上書きされずに保持されているフレーム
データを利用して、正確な動き補償処理を行うことがで
きる。請求項11記載の発明によれば、参照する必要が
あるフレームデータが記憶されていない場合にも、一定
の対処を行って画像信号を復号することができる。
【0082】請求項12記載の発明によれば、動き補償
処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレームデ
ータを参照する必要がある場合にも、前フレームのDC
成分データに基づいて、より正確な動き補償処理を行う
ことができる。請求項13記載の発明によれば、動き補
償処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレーム
データを参照する必要がある場合にも、前フレームのサ
ブサンプルデータに基づいて、より正確な動き補償処理
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像信号復
号装置1の構成を示す図である。
【図2】種々の画像サンプルデータにおける動きベクト
ルの分布の一例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における画像信号復
号装置2の構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における画像信号復
号装置3の構成を示す図である。
【図5】動き補償処理が行われる現在フレームデータの
マクロブロックと、参照される前フレームデータのマク
ロブロックとの関係を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における画像信号復
号装置4の構成を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態における画像信号復
号装置5の構成を示す図である。
【図8】フレームデータの画素構成を示すイメージ図で
ある。
【図9】フレームデータ内の全てのデータが、DC成分
からなるDC成分フレームのイメージ図である。
【図10】2×2=4画素を単位として平均化したデー
タからなるサブサンプルフレームのイメージ図である。
【図11】従来用いられている画像信号復号装置100
の構成を示す図である。
【図12】FIFO型のメモリを備えた画像信号復号装
置200の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,100,200 画像信号復号装
置 10 復号処理部 11,101 バッファ 12,102 VLD 13 データ変換部 103 AC/DCプレディクト部 104 逆量子化部 105 逆DCT部 206a FIFO型メモリ 22a,22b,106a,106b,206b フレ
ームメモリ 14 動き補償メモリ 15,107 動き補償処理部 15a メモリ領域管理部 15b エラー補償部 16,108 加算器 17,109 フォーマット変換部 18,110 D/Aコンバータ 19 ポストフィルタ 20 共通部 21 CPU 22 メインメモリ 23 通信装置 24 ユーザI/F 30 I/F
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK07 KK08 KK49 MA00 MA04 MA05 MA23 MC11 MC33 MC35 MC38 ME01 NN21 PP04 UA05 UA11 UA33 UA36 5J064 AA02 BC01 BC07 BC08 BC16 BD01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号復号装置全体の制御に使用され
    る主記憶部と、画像信号の復号処理における動き補償処
    理に使用される専用記憶部と、画像信号に動き補償処理
    を施す動き補償処理部とを備える画像信号復号装置であ
    って、 前記主記憶部は、動き補償処理を行うためのフレームデ
    ータを記憶するフレーム記憶部を備え、 前記専用記憶部には、前記フレーム記憶部に記憶された
    フレームデータのうち、動き補償処理の際に参照される
    可能性の高い所定アドレスのフレームデータを記憶し、 前記動き補償処理部は、前記専用記憶部に記憶されたフ
    レームデータを参照して動き補償処理を行うことを特徴
    とする画像信号復号装置。
  2. 【請求項2】 前記専用記憶部は、動き補償処理されて
    いるフレームデータを含むラインの近傍80ライン分の
    フレームデータを記憶することを特徴とする請求項1記
    載の画像信号復号装置。
  3. 【請求項3】 前記専用記憶部は、動き補償処理されて
    いるフレームデータを含むラインの近傍48ライン分の
    フレームデータを記憶することを特徴とする請求項1記
    載の画像信号復号装置。
  4. 【請求項4】 前記専用記憶部は、16ライン分のフレ
    ームデータについて動き補償処理が終了する毎に、後続
    の動き補償処理に使用する所定の16ライン分のデータ
    を前記フレーム記憶部から読み込むことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の画像信号復号装置。
  5. 【請求項5】 前記専用記憶部は、記憶されたフレーム
    データを、動き補償処理部と、継続する復号処理を施す
    継続復号部とに供給可能であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の画像信号復号装置。
  6. 【請求項6】 前記継続復号部における処理は、データ
    の歪みを軽減するためのポストフィルタ処理を含むこと
    を特徴とする請求項5記載の画像信号復号装置。
  7. 【請求項7】 前記動き補償処理部は、前記専用記憶部
    に記憶されているフレームデータのアドレスを管理する
    アドレス管理部を備え、 前記動き補償処理部が参照するアドレスのフレームデー
    タが前記専用記憶部に記憶されていない場合、前記アド
    レス管理部は、前記フレーム記憶部に記憶されている該
    フレームデータを前記動き補償処理部に読み出し、前記
    動き補償処理部は、読み出されたフレームデータを参照
    して動き補償処理を行うことを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の画像信号復号装置。
  8. 【請求項8】 前記フレーム記憶部は、それぞれ1フレ
    ーム分のフレームデータを記憶可能な第1および第2の
    記憶部を備え、前記第1の記憶部は、前記動き補償処理
    部によって出力された処理結果を記憶し、前記第2の記
    憶部は、動き補償処理を行うためのフレームデータとを
    記憶することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の画像信号復号装置。
  9. 【請求項9】 前記フレーム記憶部は、1フレーム分の
    フレームデータを記憶し、前記動き補償処理部によって
    出力された処理結果を、記憶しているフレームデータの
    対応するアドレスに上書きすることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載の画像信号復号装置。
  10. 【請求項10】 前記アドレス管理部は、前記動き補償
    処理部が前記フレーム記憶部において前記動き補償処理
    部の処理結果が上書きされていない所定アドレスに記憶
    されているフレームデータを参照する必要がある場合、
    当該フレームデータを参照させることを特徴とする請求
    項9記載の画像信号復号装置。
  11. 【請求項11】 前記アドレス管理部は、前記動き補償
    処理部がフレーム記憶部に記憶されていないフレームデ
    ータを参照する必要がある場合、規定された所定のエラ
    ー補償処理を行わせることを特徴とする請求項9または
    10記載の画像信号復号装置。
  12. 【請求項12】 前記主記憶部は、動き補償処理に参照
    される前フレームのフレームデータのDC(Direct Cur
    rent)成分データを記憶し、前記アドレス管理部は、前
    記動き補償処理部がフレーム記憶部に記憶されているフ
    レームデータを参照する必要がある場合、当該フレーム
    データを参照させ、前記動き補償処理部がフレーム記憶
    部に記憶されていないフレームデータを参照する必要が
    ある場合、前記DC成分データを参照してエラー補償処
    理を行わせることを特徴とする請求項9または10記載
    の画像信号復号装置。
  13. 【請求項13】 前記主記憶部は、動き補償処理に参照
    される前フレームのフレームデータから生成されたサブ
    サンプルデータを記憶し、前記アドレス管理部は、前記
    動き補償処理部がフレーム記憶部に記憶されているフレ
    ームデータを参照する必要がある場合、当該フレームデ
    ータを参照させ、前記動き補償処理部がフレーム記憶部
    に記憶されていないフレームデータを参照する必要があ
    る場合、前記サブサンプルデータを参照してエラー補償
    処理を行わせることを特徴とする請求項9または10記
    載の画像信号復号装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010088122A (ja) * 2004-05-14 2010-04-15 Panasonic Corp 動き補償装置、動き補償方法、および集積回路

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