JP2003303346A - 目標追跡方法、目標追跡装置、目標追跡プログラム、並びにこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

目標追跡方法、目標追跡装置、目標追跡プログラム、並びにこのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003303346A
JP2003303346A JP2002105980A JP2002105980A JP2003303346A JP 2003303346 A JP2003303346 A JP 2003303346A JP 2002105980 A JP2002105980 A JP 2002105980A JP 2002105980 A JP2002105980 A JP 2002105980A JP 2003303346 A JP2003303346 A JP 2003303346A
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probability distribution
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histogram
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JP2002105980A
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Satoshi Nanbu
聡 南部
Yukinobu Taniguchi
行信 谷口
Haruhiko Kojima
治彦 児島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追跡する目標と特徴量が類似した物体や背景
が存在する場合および特徴量の分布が変化した場合にお
いても精度のよい追跡を可能にする。 【解決手段】 画像系列の中から基準画像および基準画
像上の目標領域を指定し、画像を色相と彩度と明度のH
SV表現で表されたHSV画像へ変換し、この画像中の
目標領域における彩度成分と明度成分のヒストグラムを
作成し、このヒストグラムを用いて彩度成分と明度成分
の値による最小しきい値と最大しきい値から雑音除去す
る画素を決定し、雑音除去後の画像から目標領域および
目標領域を含む領域における色相成分と彩度成分のヒス
トグラムを作成し、これらヒストグラムから色相成分と
彩度成分の事後確率分布を求め、この事後確率分布を基
に確率分布画像を作成し、確率分布画像と目標領域とを
用いて画像中の目標領域の更新によって目標領域を特定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像中に写ってい
る目標(例えば、人物や顔)を追跡する目標追跡方法、
装置、プログラム、並びにこのプログラムを記録した記
録媒体に関するものである。例えば、追跡する目標を映
像中の人物とすることにより、その人物の登場区間、画
像上での位置や大きさといった情報を特定することがで
き、人物情報の登録に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、目標追跡装置として、カメラで撮
影された映像の中の物体を目標として設定し、カメラを
動かしながら、これを追跡するようになされたものがあ
る(例えば、特許番号第2976171号「目標抽出方
法および目標抽出装置および目標位置取得装置および目
標追跡装置」など)。図12に、歩行者をカメラで撮影
している様子を示す。図13に、撮影によって得られた
画像系列(I0,I1,I 2,…)を示す。
【0003】図13から明らかなように、画像上におけ
る目標(図13の例においては、歩行者の顔)は、ある
位置と大きさを持った領域(R0,R1,R2,…)とし
て表すことができる。カメラを動かすか否かに関わら
ず、このように目標追跡とは、目標を表す領域を、連続
する画像系列の中で順次特定していくことであると言え
る。
【0004】領域の特定には、目標を表す領域の画素値
の分布を用いてブロックマッチングを行ったり、また、
領域の画素値のヒストグラムを用いて目標に類似した画
素を抽出するなどの方法がある。
【0005】これらを大きくまとめると、目標追跡は、
画像中の目標と目標以外とを判別するための特徴量を設
定し、ブロックごと、または画素ごとに計算された特徴
量から「目標である」という確率を求め、さらに、その
確率の分布に基づいて領域を特定し、これを連続する画
像系列の中で繰り返すことによって実現されていると言
える。
【0006】特徴量としては色情報、とりわけ、色相
(H)、彩度(S)、明度(V)のHSV表現で表され
たHSV画像の利用が有効である。なぜなら、HSV画
像を用いることで、例えば、照明条件に大きく左右され
る明度を除いた、色相と彩度のみによる判別が行えるか
らである。
【0007】(従来のCAMSHIFT法) 文献“Computer Vision Face Tracking For Use in a P
erceptual User Interface"(Intel Technology Journal
Q2'98)に、HSV画像とそのヒストグラムを用いて、
映像中の人物の顔について、その位置と大きさを特定
し、追跡する方法(以下、CAMSHIFT法と呼ぶこ
とにする)が示されている。
【0008】CAMSHIFT法は、ごく簡単に言え
ば、目標を表す領域に多く存在する色を持つ画素は、目
標である確率が高い、という考えに基づいた方法であ
る。以下、図面を参照してCAMSHIFT法の概要を
説明する。
【0009】図14は、CAMSHIFT法の追跡処理
を示すフローチャートである。ここでの入力はRGB画
像Iと、目標を表す矩形領域Rである。
【0010】ステップ31では、RGB画像IからHS
V画像Jへの変換を行う。RGB画像からHSV画像へ
の変換はいくつかの方法が知られている。以降の説明の
ため、HSV画像JのH,S,V成分をそれぞれh
(x,y)、s(x,y)、v(x,y)で表す。ただ
し、h,s,vの値は、例えば0≦h,s,v≦255
の整数に正規化、かつ量子化されているものとする。
【0011】ステップ32では、S,V成分のしきい値
処理による雑音の除去を行う。HSV画像においては、
その性質からS,V成分の値が低い場合、およびV成分
の値が高い場合に雑音が多く含まれることが知られてい
る(“Computer Vision FaceTracking For Use in a Per
ceptual User Interface",Intel Technology Journal
Q2'98)。そのため、S,V成分にしきい値を設け、しき
い値処理による雑音除去を行うことで画像処理の精度を
向上させる。具体的には、次式を満たすs,vに対し
て、HSV画像Jの該当する画素にラベルを付与し、以
降の計算から除外する。
【0012】
【数1】 s<Thsmin or v<Thvmin or Thvmax<v (1) ここで、Thsmin,Thvmin,Thvmaxはしきい値を示
す定数である。
【0013】ステップ33では、領域RにおけるH成分
のヒストグラムhistRh[i](0≦i≦255)
を作成する。ここで、histRh[i]という表記
は、領域Rにおいて、h=iなる画素がhistR
h[i]個存在する、という意味である。以下の記述に
おいても、この表記法を用いる。
【0014】ステップ34では、次式を用いて確率分布
画像Kを作成する。
【0015】
【数2】 K(x,y)=histRh[h(x,y)] (2) Kの意味するところは、目標を表す領域Rに多く存在す
る色(hの値)を持つ画素は、目標である確率が高い、
ということである。
【0016】ステップ35では、確率分布画像Kと領域
Rとを用いて、目標を表す領域の位置と大きさを新たに
計算し、特定する。新たに計算された領域は、画像系列
中の次の画像を処理するための入力として必要であるた
め、領域Rをこれで更新する。領域Rの更新の概要につ
いては、図面を用いて次に説明する。
【0017】図15は、CAMSHIFT法の領域Rの
更新処理を示すフローチャートである。ここでの入力は
確率分布画像Kと、目標を表す矩形領域Rである。ここ
で、R=(x,y,w,h)とする。(x,y)は領域
の最も左上にある画素の座標値、w,hはそれぞれ領域
の幅と高さである。
【0018】ステップ41では、画像Kの領域Rにおけ
る重心(gx,gy)を計算する。
【0019】ステップ42では、次式により、領域Rの
位置の更新を行う。ただし、R’は更新された領域を示
す。
【0020】
【数3】
【0021】ステップ43では、適当な条件の終了判定
を行い、継続する場合はステップ41に戻る。適当な条
件とは、例えば計算が収束したかどうかなどである。
【0022】ステップ44では、次式により、画像Kの
領域Rにおける和mを計算する。
【0023】
【数4】
【0024】ステップ45では、次式により、領域Rの
大きさの更新を行う。
【0025】
【数5】
【0026】ここで、c1,c2は適当な定数である。
【0027】ステップ46では、適当な条件の終了判定
を行い、継続する場合はステップ41に戻る。適当な条
件とは、例えば計算が収束したかどうかなどである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には以
下のような課題がある。
【0029】(課題1)追跡する目標と特徴量が類似し
た物体や背景が存在する場合、それらを目標と誤って判
別してしまい、領域の位置を誤ったり、領域を大きく計
算し過ぎてしまうことがある。例えば、図16に示すよ
うに、人の顔とその背景が類似すると、領域R0,R1
2が大きく変化してしまう。この場合、計算を繰り返
し行ううちに、さらに領域が広がり、拡散して追跡に失
敗する。
【0030】もしくは逆に、拡散を回避しようと判別の
基準を厳しく設定した場合、目標を他の物体や背景に誤
って判別してしまい、領域の位置を誤ったり、領域を小
さく計算し過ぎてしまうことがある。この例を図17に
示す。この場合は、計算を繰り返し行ううちに、さらに
領域が小さくなり、収縮して追跡に失敗する。目標と目
標以外とを適切に判別し、これらの追跡の失敗を防ぐ必
要がある。
【0031】(課題2)(課題1)にも関係して、一般
に、目標と目標以外とを適切に判別することは難しく、
従来技術のように固定されたパラメータ(この場合は、
雑音除去のしきい値)を用いた方法では、ある画像に対
して適切に動作したとしても、別の画像に対してそのま
ま適用できるとは限らない。画像ごとに、その特徴量の
分布が異なるためである。特に、同じ映像の画像系列の
中にあっても、照明などの撮影条件の変化によって、画
像の特徴量の分布も大きく変化するため、画像ごとに自
動で、かつ適切に判別を行う必要がある。
【0032】本発明の目的は、上記の課題を解決した目
標追跡方法、目標追跡装置、目標追跡プログラム、並び
にこのプログラムを記録した記録媒体を提供することに
ある。
【0033】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)本発明
は、画像の特徴量の分布に基づいて、判別器のパラメー
タの一つである、雑音除去のしきい値を設定すること
で、(課題2)に示したような、画像ごとに特徴量の分
布が変化する場合においても、精度のよい追跡を可能に
する。
【0034】(解決手段2)本発明は、確率分布画像の
作成を行う際に事後確率分布を求めることで、(課題
1)に示したような、目標の特徴量と類似した物体や背
景が存在していた場合においても、目標と目標以外とを
適切に判別した、精度のよい追跡を可能にする。
【0035】(解決手段3)本発明は、領域の大きさの
特定に標準偏差を用いた計算を行うことで、(課題1)
に示したような、領域の拡散、収縮を抑えた、精度のよ
い追跡を可能にする。
【0036】以上のことから、本発明は、以下の目標追
跡方法、装置、プログラム、記録媒体を特徴とする。
【0037】(方法の発明) (1)入力された画像系列の中から基準画像を指定する
ステップと、前記基準画像上の目標領域を入力指定する
ステップと、入力された画像を色相と彩度と明度のHS
V表現で表されたHSV画像へ変換するステップと、前
記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成分
のヒストグラムを作成するステップと、前記ヒストグラ
ムを用いて前記彩度成分と明度成分の値による最小しき
い値と最大しきい値を求めるステップと、前記画像中の
画素がもつ彩度成分と明度成分について前記最小しきい
値未満または最大しきい値を越える画素を雑音として除
去するステップと、前記雑音除去後の画像から前記目標
領域における色相成分または彩度成分のヒストグラムを
作成するステップと、前記雑音除去後の画像から前記目
標領域を含む領域における色相成分または彩度成分のヒ
ストグラムを作成するステップと、作成されたヒストグ
ラムから色相成分または彩度成分の事後確率分布を求
め、この事後確率分布を基に確率分布画像を作成するス
テップと、前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像
中の目標領域の更新によって目標領域を特定するステッ
プとを有することを特徴とする。
【0038】(2)前記確率分布画像を作成するステッ
プは、目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒ
ストグラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩
度成分の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理
に基づく事後確率分布を求めるステップと、この事後確
率分布によって確率分布画像を作成するステップとを有
することを特徴とする。
【0039】(3)前記事後確率分布を求めるステップ
は、前記ヒストグラムの値が小さい場合は、当該ヒスト
グラムに代えて、予め定めたしきい値を使用して求める
ステップを有することを特徴とする。
【0040】(4)前記画像中の目標領域を特定するス
テップは、前記確率分布画像の前記目標領域における重
心を求めるステップと、前記重心を用いて前記目標領域
の位置を整数値化して更新を行うステップと、前記更新
前の目標領域位置と更新後の目標領域位置の距離が設定
されるしきい値を越えたか否かで更新位置が適当である
かを判断するステップと、前記目標領域の位置更新が、
設定される反復回数を超えたかどうか、また、収束した
かどうかを判断し、どちらも満たされない場合は前記重
心を求める処理に戻るステップと、前記位置更新処理が
前記反復回数未満であり収束したとき、目標領域におけ
る標準偏差を求めるステップと、前記標準偏差を基に前
記目標領域の大きさの更新を行うステップと、前記大き
さの更新された目標領域の大きさが設定されるしきい値
を越えたか否かで更新位置が適当であるかを判断するス
テップと、前記目標領域の大きさの更新が、設定される
反復回数を超えたかどうか、また、収束したかどうかを
判断し、どちらも満たされない場合は前記重心を求める
処理に戻るステップと、を有することを特徴とする。
【0041】(装置の発明) (5)入力された画像系列の中から基準画像を指定する
手段と、前記基準画像上の目標領域を入力指定する手段
と、入力された画像を色相と彩度と明度のHSV表現で
表されたHSV画像へ変換する手段と、前記HSV画像
中の目標領域における彩度成分と明度成分のヒストグラ
ムを作成する手段と、前記ヒストグラムを用いて前記彩
度成分と明度成分の値による最小しきい値と最大しきい
値を求める手段と、前記画像中の画素がもつ彩度成分と
明度成分について前記最小しきい値未満または最大しき
い値を越える画素を雑音として除去する手段と、前記雑
音除去後の画像から前記目標領域における色相成分また
は彩度成分のヒストグラムを作成する手段と、前記雑音
除去後の画像から前記目標領域を含む領域における色相
成分または彩度成分のヒストグラムを作成する手段と、
作成されたヒストグラムから色相成分または彩度成分の
事後確率分布を求め、この事後確率分布を基に確率分布
画像を作成する手段と、前記確率分布画像と目標領域と
を用いて画像中の目標領域の更新によって目標領域を特
定する手段とを有することを特徴とする。
【0042】(6)前記確率分布画像を作成する手段
は、目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒス
トグラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩度
成分の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理に
基づく事後確率分布を求める手段と、この事後確率分布
によって確率分布画像を作成する手段とを有することを
特徴とする。
【0043】(7)前記事後確率分布を求める手段は、
前記ヒストグラムの値が小さい場合は、当該ヒストグラ
ムに代えて、予め定めたしきい値を使用して求める手段
を有することを特徴とする。
【0044】(8)前記画像中の目標領域を特定する手
段は、前記確率分布画像の前記目標領域における重心を
求める手段と、前記重心を用いて前記目標領域の位置を
整数値化して更新を行う手段と、前記更新前の目標領域
位置と更新後の目標領域位置の距離が設定されるしきい
値を越えたか否かで更新位置が適当であるかを判断する
手段と、前記目標領域の位置更新が、設定される反復回
数を超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断
し、どちらも満たされない場合は前記重心を求める処理
に戻る手段と、前記位置更新処理が前記反復回数未満で
あり収束したとき、目標領域における標準偏差を求める
手段と、前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさの更
新を行う手段と、前記大きさの更新された目標領域の大
きさが設定されるしきい値を越えたか否かで更新位置が
適当であるかを判断する手段と、前記目標領域の大きさ
の更新が、設定される反復回数を超えたかどうか、ま
た、収束したかどうかを判断し、どちらも満たされない
場合は前記重心を求める処理に戻る手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0045】(プログラムの発明) (9)入力された画像系列の中から基準画像を指定する
ステップと、前記基準画像上の目標領域を入力指定する
ステップと、入力された画像を色相と彩度と明度のHS
V表現で表されたHSV画像へ変換するステップと、前
記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成分
のヒストグラムを作成するステップと、前記ヒストグラ
ムを用いて前記彩度成分と明度成分の値による最小しき
い値と最大しきい値を求めるステップと、前記画像中の
画素がもつ彩度成分と明度成分について前記最小しきい
値未満または最大しきい値を越える画素を雑音として除
去するステップと、前記雑音除去後の画像から前記目標
領域における色相成分または彩度成分のヒストグラムを
作成するステップと、前記雑音除去後の画像から前記目
標領域を含む領域における色相成分または彩度成分のヒ
ストグラムを作成するステップと、作成されたヒストグ
ラムから色相成分または彩度成分の事後確率分布を求
め、この事後確率分布を基に確率分布画像を作成するス
テップと、前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像
中の目標領域の更新によって目標領域を特定するステッ
プとを有し、前記確率分布画像を作成するステップは、
目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒストグ
ラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩度成分
の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理に基づ
く事後確率分布を求めるステップと、この事後確率分布
によって確率分布画像を作成するステップとを有し、前
記事後確率分布を求めるステップは、前記ヒストグラム
の値が小さい場合は、当該ヒストグラムに代えて、予め
定めたしきい値を使用して求めるステップを有し、前記
画像中の目標領域を特定するステップは、前記確率分布
画像の前記目標領域における重心を求めるステップと、
前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化して更
新を行うステップと、前記更新前の目標領域位置と更新
後の目標領域位置の距離が設定されるしきい値を越えた
か否かで更新位置が適当であるかを判断するステップ
と、前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数を
超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、ど
ちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻る
ステップと、前記位置更新処理が前記反復回数未満であ
り収束したとき、目標領域における標準偏差を求めるス
テップと、前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさの
更新を行うステップと、前記大きさの更新された目標領
域の大きさが設定されるしきい値を越えたか否かで更新
位置が適当であるかを判断するステップと、前記目標領
域の大きさの更新が、設定される反復回数を超えたかど
うか、また、収束したかどうかを判断し、どちらも満た
されない場合は前記重心を求める処理に戻るステップと
を有する目標追跡方法を、コンピュータで実行可能なプ
ログラムとして構成したことを特徴とする。
【0046】(記録媒体の発明 (10)入力された画像系列の中から基準画像を指定す
るステップと、前記基準画像上の目標領域を入力指定す
るステップと、入力された画像を色相と彩度と明度のH
SV表現で表されたHSV画像へ変換するステップと、
前記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成
分のヒストグラムを作成するステップと、前記ヒストグ
ラムを用いて前記彩度成分と明度成分の値による最小し
きい値と最大しきい値を求めるステップと、前記画像中
の画素がもつ彩度成分と明度成分について前記最小しき
い値未満または最大しきい値を越える画素を雑音として
除去するステップと、前記雑音除去後の画像から前記目
標領域における色相成分または彩度成分のヒストグラム
を作成するステップと、前記雑音除去後の画像から前記
目標領域を含む領域における色相成分または彩度成分の
ヒストグラムを作成するステップと、作成されたヒスト
グラムから色相成分または彩度成分の事後確率分布を求
め、この事後確率分布を基に確率分布画像を作成するス
テップと、前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像
中の目標領域の更新によって目標領域を特定するステッ
プとを有し、前記確率分布画像を作成するステップは、
目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒストグ
ラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩度成分
の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理に基づ
く事後確率分布を求めるステップと、この事後確率分布
によって確率分布画像を作成するステップとを有し、前
記事後確率分布を求めるステップは、前記ヒストグラム
の値が小さい場合は、当該ヒストグラムに代えて、予め
定めたしきい値を使用して求めるステップを有し、前記
画像中の目標領域を特定するステップは、前記確率分布
画像の前記目標領域における重心を求めるステップと、
前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化して更
新を行うステップと、前記更新前の目標領域位置と更新
後の目標領域位置の距離が設定されるしきい値を越えた
か否かで更新位置が適当であるかを判断するステップ
と、前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数を
超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、ど
ちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻る
ステップと、前記位置更新処理が前記反復回数未満であ
り収束したとき、目標領域における標準偏差を求めるス
テップと、前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさの
更新を行うステップと、前記大きさの更新された目標領
域の大きさが設定されるしきい値を越えたか否かで更新
位置が適当であるかを判断するステップと、前記目標領
域の大きさの更新が、設定される反復回数を超えたかど
うか、また、収束したかどうかを判断し、どちらも満た
されない場合は前記重心を求める処理に戻るステップと
を有する目標追跡方法を、コンピュータで実行可能に構
成したプログラムを記録したことを特徴とする。
【0047】なお、本発明は、上記の(1)〜(10)
におけるHSV画像に代えて、カラーテレビジョンの標
準表色系であるYIQ表色系、Luv表色系、Lab表
色系などの表色系画像を利用することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0049】図1を参照すると、目標追跡装置は、処理
制御部71と画像バッファ72と画像入力部73と領域
入力部74と領域出力部75とで構成されている。具体
例としては、処理制御部71はコンピュータのCPU、
画像バッファ72はハードディスクやメモリなどの記憶
装置、画像入力部73はカメラやVTRの映像信号をデ
ジタル化する装置もしくは記憶装置から情報を読み出す
装置、領域入力部74はマウスやキーボードなどの入力
装置、領域出力部75はディスプレイなどの出力装置で
ある。それぞれの装置はバスによって互いに接続されて
いる。
【0050】図2は目標追跡装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【0051】ステップ81では、処理を行う映像の画像
系列の中から最初の一枚を指定して入力する(図3のI
0)。この画像を特に基準画像と呼ぶ。基準画像は画像
系列の時間軸上における先頭の画像である必要はなく、
どの画像を基準画像とするかはオペレータが指定できる
ものとする。この場合、図4に示すように画像系列を一
覧表示するなどして、基準画像の指定が容易に行えるよ
うにしておくことが好ましい。
【0052】ステップ82では、基準画像上の目標領域
(図3のR0)を一つ、または複数入力する。領域は画
素単位で表されるものとし、最も簡単な場合は矩形や楕
円を近似した形で表される。ここでは矩形で表されるも
のとする。領域の指定は、ディスプレイに表示された画
像に対して、オペレータがマウスなどの入力装置を用い
て行うことが可能である。もしくは、例えば特開平9−
50528号公報「人物検出装置」に開示された技術な
どの画像解析技術を利用して自動的に行うことも可能で
ある。
【0053】ステップ83では、追跡処理を行い、追跡
処理の成否と、追跡処理が成功した場合は追跡された領
域を出力する。追跡処理の詳細については図5のフロー
チャートを参照して後述する。
【0054】ステップ84では、ステップ83での追跡
処理が失敗した場合は処理を終了する。
【0055】ステップ85では、例えばディスプレイ
や、記憶装置などに領域を出力する。
【0056】ステップ86では、すべての画像系列が処
理された場合は処理を終了する。
【0057】ステップ87では、画像と領域を更新して
入力し、ステップ83に戻る。画像の更新は、画像系列
の時間軸順に限らず、逆も可能である。また、一定時間
間隔でサンプリングすることも可能である。
【0058】図5は目標追跡装置の追跡処理の動作を示
すフローチャートである。
【0059】ここで、図2のステップ81、ステップ8
2、もしくはステップ87で入力される画像をI、領域
をRとする。画像Iは、例えばRGB256階調で表現
され、画像IのR,G,B成分をそれぞれr(x,
y)、g(x,y)、b(x,y)(0≦r,g,b≦
255)とする。以下、各ステップについて詳細に説明
する。
【0060】(A)RGB画像からHSV画像への変換 ステップ111では、RGB画像IのHSV画像Jへの
変換と雑音除去を行う。RGB画像からHSVへの変換
はいくつかの方法が知られている(画像解析ハンドブッ
ク、東京大学出版会、pp.485-491)。例えば、Rai
nesの定義に基づく変換では、以下の変換式を用い
る。ただし、画像JのH,S,V成分をそれぞれh
(x,y)、s(x,y)、v(x,y)とする。
【0061】
【数6】
【0062】この時、h,s,vの各変数は0≦h≦2
π、0≦s≦2/3、0≦v≦3の値をとる。
【0063】ここで、h,s,vの値の信頼性が低いと
考えられる場合(g−b=2r−g−b=0など)は、
画像Jの該当する画素にラベルを付与し、以降の計算か
ら除外する。
【0064】次に、以下の方法により、HSV画像Jを
256階調に変換した画像J’を作成する。J’のH,
S,V成分をそれぞれh'(x,y)、s'(x,y)、
v'(x,y)で表す。h’,s’,v’は0〜255
の整数値をとり、非整数を代入する場合は四捨五入をし
て整数にするものとする。ここで、hmax,hmin,s
max,smin,vmax,vminはそれぞれHSV画像Jの領
域RにおけるH,S,V成分の最大値、最小値とする。
【0065】
【数7】
【0066】ただし、「値なし」の場合は、画像J’の
該当する画素にラベルを付与し、以降の計算から除外す
る。
【0067】なお、上記のHSV画像に代えて、カラー
テレビジョンの標準表色系であるYIQ表色系、Luv
表色系、Lab表色系などの表色系画像を利用すること
ができる。
【0068】(B)S,V成分のヒストグラムに基づく
しきい値の計算 ステップ112では、ステップ111で作成されたHS
V画像J’の領域RにおけるS,V成分のヒストグラム
histRs[i]、histRv[i](0≦1≦2
55)を作成する。
【0069】ステップ113では、ステップ112で作
成されたヒストグラムhistRs[i]、his
Rv[i]を用いて、次式により、S,V成分のしき
い値Th smin,Thvmin,Thvmaxを計算する。ただ
し、表記は、括弧内の不等号を満たす最大、または最小
のnという意味である、
【0070】
【数8】
【0071】ここで、Thsmin,Thvmin,Thvmax
言わばS,V成分の値によるしきい値、Thsminrate
Thvminrate,Thvmaxrate(0≦Thsminrate≦1,
0≦Thvminrate≦Thvmaxrate≦1)はS,V成分の
分布の割合によるしきい値であり、Thsminrate,Th
vminrate,Thvmaxrateはあらかじめ定められた定数と
する。
【0072】従来技術ではS,V成分の値に対して固定
されたしきい値Thsmin,Thvmin,Thvmaxのみを用
いていたため、画像ごとのS,V成分の分布の変化に対
応することができなかった。例えば、図6と図7に示し
た分布の例では、同じ値によるしきい値を用いても、そ
の意味するところは大きく異なることが分かる。例え
ば、図6では、暗い場面で計算した輝度(V)のヒスト
グラムを表す。図7は逆に明るい場面であり、輝度が高
い画素が多い。本実施形態においては、S,V成分の分
布の変化を考慮したしきい値を計算することで、これを
改善する。
【0073】ステップ114では、ステップ113で計
算されたS,V成分のしきい値Th smin,Thvmin,T
vmaxを用いて、雑音除去を行う。具体的には、次式を
満たすs’,v’に対して、画像J’の該当する画素に
ラベルを付与し、以降の計算から除外する。
【0074】
【数9】 s’<Thsmin or v’<Thvmin or Thvmax<v’ (9) ステップ115、および116では、ステップ111で
作成されたHSV画像J’の領域R、および領域A(図
8を参照)におけるH,S成分のヒストグラムhist
Rh[i]、histRs[i]およびhistA
h[i]、hist As[i](0≦i≦255)を作
成する。領域Aは領域Rを含む、より大きな領域で、例
えば画像J’全体などである。ここで、histR
s[i]に関してはステップ112で作成したものがあ
るが、しきい値Thsmin,Thvmin,Th vmaxを考慮し
て新たに作成し直す。表記はステップ112と同じくh
istRs[i]とする。
【0075】(C)確率分布画像の作成 ステップ117、および118では、ステップ115、
および116で作成されたヒストグラムhistR
h[i]、histRs[i]およびhistA
h[i]、histAs[i]を用いて、次式により、
確率分布画像Kを作成する。
【0076】
【数10】
【0077】ただし、Thhisthmin,Thhistsminはあ
らかじめ定められた定数である。また、Phmax,Psmax
はそれぞれph[i],ps[i]の最大値とする。
【0078】ここで、式(10)の意味するところの詳
細を、図9および図10を参照して説明する。hist
Rh[i]はHSV画像J’の領域RにおけるH成分の
ヒストグラムで、ある画素が目標であるという確率P
(ω)と、目標であった場合のH成分の確率分布p(h
i|ω)との積P(ω)p(hi|ω)を表している。な
ぜなら、領域Rの領域Aに占める割合そのものがP
(ω)であり、histRh[i]は、その中でのH成
分の確率分布を表しているからである。ただし、hi
hの値であり、hi=iとする。
【0079】一方でhistAh[i]は目標であるな
いに関わらず、H成分の確率分布p(hi)を表してい
る。よって
【0080】
【数11】
【0081】はベイズの定理に基づく事後確率分布、す
なわち、ある画素のH成分がiであった場合に、その画
素が目標であるという確率を表していることに他ならな
い。ある画素のとる色相の値hiが、目標領域Rに出現
する確率p(hi|ω)が高く、かつ、背景領域Aに現
れる確率p(hi)が低い場合に、その画素が目標であ
る確率P(ω|hi)が高いと判断するわけである。ps
[i]についても同様である。
【0082】この確率の原理に基づいた本実施形態の方
法によれば、目標と特徴量が近似した物体や背景が存在
する場合でも精度よく追跡を行うことができる。
【0083】ただし、histAh[i]やhis
As[i]の値が小さい場合はph[i],ps[i]
の値が誤差の影響を受けやすいため、適当なしきい値T
histh min,Thhistsminを用いて例外処理を行う。
【0084】式(11)は実施の一例であり、例えば、
CAMSHIFT法のようにH成分のみに着目したり、
また、式(11)の右辺の平方根をとるなど、他の方法
でもよい。
【0085】(D)領域の更新 ステップ119では、ステップ118で作成された確率
分布画像Kと領域Rとを用いて、領域Rを更新した領域
R’の計算を行う。ただし、更新処理が失敗した場合は
その旨を出力する。領域R’の計算の詳細については図
11を参照して説明する。
【0086】図11は目標追跡装置の領域Rの更新処理
を示すフローチャートである。領域R’の計算は主にC
AMSHIFT法に準ずる。
【0087】図2のステップ82、もしくはステップ8
7で入力される領域をR=(x,y,w,h)とする。
(x,y)は領域の最も左上にある画素の座標値、w,
hはそれぞれ領域の幅と高さである。
【0088】ステップ171では、次式により、画像K
の領域Rにおける重心(gx,gy)を計算する。
【0089】
【数12】
【0090】ステップ172では、ステップ171で計
算された重心(gx,gy)を用いて、次式により、領域
Rの位置の更新を行う。ただし、R’=(x',y',
w,h)の値が整数値から外れる場合は、適宜四捨五入
をするなどして整数値に丸めるか、もしくは画像Kの画
素値を補間して以降の計算を行う。他のステップにおい
ても同様である。
【0091】
【数13】
【0092】ステップ173では、ステップ172で計
算されたR’の値が適当であるかを判断し、適当でない
場合はその旨を出力して処理を終了する、適当であるか
ないかの判断は例えば、d=(x−x')2+(y−
y')2の値がしきい値Thd1を超えるかどうかによる。
【0093】ステップ174では、ステップ172の計
算が、ある反復回数N1を超えたかどうか、また、収束
したかどうかを判断し、どちらも満たされない場合はス
テップ171に戻る。計算が収束したかどうかの判断は
例えば、d=(x−x')2+(y−y')2の値がしきい
値Thd2を超えるかどうかによる。
【0094】ステップ175では、次式により、画像K
の領域Rにおける標準偏差(σx,σy)を計算する。
【0095】
【数14】
【0096】ステップ176では、ステップ175で計
算された標準偏差(σx,σy)を用いて、次式により、
領域Rの大きさの更新を行う。
【0097】
【数15】
【0098】ここで、a,bは適当な定数である。本実
施形態における方法によればCAMSHIFT法におけ
る大きさの更新に比較して、領域Rの大きさが発散する
ことを抑制することができる。
【0099】ステップ177では、ステップ176で計
算されたR’の値が適当であるかを判断し、適当でない
場合はその旨を出力して処理を終了する。適当であるか
ないかの判断は例えば、e=(w−w')2+(h−
h')2の値がしきい値The1を超えるかどうかによる。
【0100】ステップ178では、ステップ176の計
算が、ある反復回数N2を超えたかどうか、また、収束
したかどうかを判断し、どちらも満たされない場合はス
テップ171に戻る。計算が収束したかどうかの判断は
例えばe=(w−w')2+(h−h')2の値がしきい値
The2を超えるかどうかによる。
【0101】以上は、実施の一例であり、例えば終了判
定として、(x',y')が画像中心から大きく外れた
り、w',h’の値が画像の大きさに比較して、大き
く、または小さくなり過ぎた場合に終了したり、もしく
は、領域Rにおける特徴量のヒストグラムが、前回に処
理した時に比較して限度を超えて変化した場合も終了の
条件として考えられる。
【0102】なお、本発明は、図2等に示した方法又は
装置の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成
してコンピュータを用いて実現することができる。ま
た、コンピュータでその各部の処理機能を実現するため
のプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を
実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読
み取り可能な記録媒体、例えば、FD(フロッピーディ
スク:登録商標)、MO、ROM、メモリカード、C
D、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保
存したり、提供したりすることが可能であり、また、イ
ンターネットのような通信ネットワークを介して配布し
たりすることが可能である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
追跡する目標と特徴量が類似した物体や背景が存在する
場合においても精度のよい追跡を行うことができる。ま
た、画像ごとに特徴量の分布が変化した場合において
も、精度のよい追跡を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における目標追跡装置の構成
図。
【図2】実施形態における目標追跡装置の基本動作を示
すフローチャート。
【図3】実施形態における基準画像と目標領域について
の説明図。
【図4】実施形態におけるユーザインタフェースの一例
を示す図。
【図5】実施形態における追跡処理を示すフローチャー
ト。
【図6】実施形態におけるヒストグラムの分布の一例を
示す図。
【図7】実施形態におけるヒストグラムの分布の別の一
例を示す図。
【図8】実施形態における領域についての説明図。
【図9】実施形態における領域ごとのヒストグラムの一
例を示す図。
【図10】実施形態における事後確率分布についての説
明図。
【図11】実施形態における領域の更新処理を示すフロ
ーチャート。
【図12】撮影についての説明図。
【図13】目標追跡についての説明図。
【図14】CAMSHIFT法の追跡処理を示すフロー
チャート。
【図15】CAMSHIFT法の領域の更新処理を示す
フローチャート。
【図16】領域の拡散についての説明図。
【図17】領域の収縮についての説明図。
【符号の説明】
71…処理制御部 72…画像バッファ 73…画像入力部 74…領域入力部 75…領域出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児島 治彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B057 DA08 DB02 DB06 DB09 DC03 DC04 DC06 DC19 DC23 DC25 5L096 AA02 AA06 CA04 CA24 EA05 EA27 FA33 FA35 FA37 FA59 FA60 FA64 FA66 FA69 GA30 GA40 GA41 GA51 HA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像系列の中から基準画像を
    指定するステップと、 前記基準画像上の目標領域を入力指定するステップと、 入力された画像を色相と彩度と明度のHSV表現で表さ
    れたHSV画像へ変換するステップと、 前記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成
    分のヒストグラムを作成するステップと、 前記ヒストグラムを用いて前記彩度成分と明度成分の値
    による最小しきい値と最大しきい値を求めるステップ
    と、 前記画像中の画素がもつ彩度成分と明度成分について前
    記最小しきい値未満または最大しきい値を越える画素を
    雑音として除去するステップと、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域における色相成
    分と彩度成分のヒストグラムを作成するステップと、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域を含む領域にお
    ける色相成分または彩度成分のヒストグラムを作成する
    ステップと、 作成されたヒストグラムから色相成分または彩度成分の
    事後確率分布を求め、この事後確率分布を基に確率分布
    画像を作成するステップと、 前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像中の目標領
    域の更新によって目標領域を特定するステップと、を有
    することを特徴とする目標追跡方法。
  2. 【請求項2】 前記確率分布画像を作成するステップ
    は、 目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒストグ
    ラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩度成分
    の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理に基づ
    く事後確率分布を求めるステップと、この事後確率分布
    によって確率分布画像を作成するステップとを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の目標追跡方法。
  3. 【請求項3】 前記事後確率分布を求めるステップは、
    前記ヒストグラムの値が小さい場合は、当該ヒストグラ
    ムに代えて、予め定めたしきい値を使用して求めるステ
    ップを有することを特徴とする請求項1または2に記載
    の目標追跡方法。
  4. 【請求項4】 前記画像中の目標領域を特定するステッ
    プは、 前記確率分布画像の前記目標領域における重心を求める
    ステップと、 前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化して更
    新を行うステップと、 前記更新前の目標領域位置と更新後の目標領域位置の距
    離が設定されるしきい値を越えたか否かで更新位置が適
    当であるかを判断するステップと、 前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数を超え
    たかどうか、また、収束したかどうかを判断し、どちら
    も満たされない場合は前記重心を求める処理に戻るステ
    ップと、 前記位置更新処理が前記反復回数未満であり収束したと
    き、目標領域における標準偏差を求めるステップと、 前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさの更新を行う
    ステップと、 前記大きさの更新された目標領域の大きさが設定される
    しきい値を越えたか否かで更新位置が適当であるかを判
    断するステップと、 前記目標領域の大きさの更新が、設定される反復回数を
    超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、ど
    ちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻る
    ステップと、を有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の目標追跡方法。
  5. 【請求項5】 入力された画像系列の中から基準画像を
    指定する手段と、 前記基準画像上の目標領域を入力指定する手段と、 入力された画像を色相と彩度と明度のHSV表現で表さ
    れたHSV画像へ変換する手段と、 前記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成
    分のヒストグラムを作成する手段と、 前記ヒストグラムを用いて前記彩度成分と明度成分の値
    による最小しきい値と最大しきい値を求める手段と、 前記画像中の画素がもつ彩度成分と明度成分について前
    記最小しきい値未満または最大しきい値を越える画素を
    雑音として除去する手段と、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域における色相成
    分または彩度成分のヒストグラムを作成する手段と、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域を含む領域にお
    ける色相成分または彩度成分のヒストグラムを作成する
    手段と、 作成されたヒストグラムから色相成分または彩度成分の
    事後確率分布を求め、この事後確率分布を基に確率分布
    画像を作成する手段と、 前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像中の目標領
    域の更新によって目標領域を特定する手段と、を有する
    ことを特徴とする目標追跡装置。
  6. 【請求項6】 前記確率分布画像を作成する手段は、 目標領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒストグ
    ラムと、目標領域を含む領域の色相成分または彩度成分
    の特徴量のヒストグラムとを用いてベイズの定理に基づ
    く事後確率分布を求める手段と、この事後確率分布によ
    って確率分布画像を作成する手段とを有することを特徴
    とする請求項5に記載の目標追跡装置。
  7. 【請求項7】 前記事後確率分布を求める手段は、前記
    ヒストグラムの値が小さい場合は、当該ヒストグラムに
    代えて、予め定めたしきい値を使用して求める手段を有
    することを特徴とする請求項5または6に記載の目標追
    跡装置。
  8. 【請求項8】 前記画像中の目標領域を特定する手段
    は、 前記確率分布画像の前記目標領域における重心を求める
    手段と、 前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化して更
    新を行う手段と、 前記更新前の目標領域位置と更新後の目標領域位置の距
    離が設定されるしきい値を越えたか否かで更新位置が適
    当であるかを判断する手段と、 前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数を超え
    たかどうか、また、収束したかどうかを判断し、どちら
    も満たされない場合は前記重心を求める処理に戻る手段
    と、 前記位置更新処理が前記反復回数未満であり収束したと
    き、目標領域における標準偏差を求める手段と、 前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさの更新を行う
    手段と、 前記大きさの更新された目標領域の大きさが設定される
    しきい値を越えたか否かで更新位置が適当であるかを判
    断する手段と、 前記目標領域の大きさの更新が、設定される反復回数を
    超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、ど
    ちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻る
    手段と、を有することを特徴とする請求項5〜7のいず
    れか1項に記載の目標追跡装置。
  9. 【請求項9】 入力された画像系列の中から基準画像を
    指定するステップと、 前記基準画像上の目標領域を入力指定するステップと、 入力された画像を色相と彩度と明度のHSV表現で表さ
    れたHSV画像へ変換するステップと、 前記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成
    分のヒストグラムを作成するステップと、 前記ヒストグラムを用いて前記彩度成分と明度成分の値
    による最小しきい値と最大しきい値を求めるステップ
    と、 前記画像中の画素がもつ彩度成分と明度成分について前
    記最小しきい値未満または最大しきい値を越える画素を
    雑音として除去するステップと、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域における色相成
    分または彩度成分のヒストグラムを作成するステップ
    と、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域を含む領域にお
    ける色相成分または彩度成分のヒストグラムを作成する
    ステップと、 作成されたヒストグラムから色相成分または彩度成分の
    事後確率分布を求め、この事後確率分布を基に確率分布
    画像を作成するステップと、 前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像中の目標領
    域の更新によって目標領域を特定するステップとを有
    し、 前記確率分布画像を作成するステップは、目標領域の色
    相成分または彩度成分の特徴量のヒストグラムと、目標
    領域を含む領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒ
    ストグラムとを用いてベイズの定理に基づく事後確率分
    布を求めるステップと、この事後確率分布によって確率
    分布画像を作成するステップとを有し、前記事後確率分
    布を求めるステップは、前記ヒストグラムの値が小さい
    場合は、当該ヒストグラムに代えて、予め定めたしきい
    値を使用して求めるステップを有し、 前記画像中の目標領域を特定するステップは、前記確率
    分布画像の前記目標領域における重心を求めるステップ
    と、前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化し
    て更新を行うステップと、前記更新前の目標領域位置と
    更新後の目標領域位置の距離が設定されるしきい値を越
    えたか否かで更新位置が適当であるかを判断するステッ
    プと、前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数
    を超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、
    どちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻
    るステップと、前記位置更新処理が前記反復回数未満で
    あり収束したとき、目標領域における標準偏差を求める
    ステップと、前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさ
    の更新を行うステップと、前記大きさの更新された目標
    領域の大きさが設定されるしきい値を越えたか否かで更
    新位置が適当であるかを判断するステップと、前記目標
    領域の大きさの更新が、設定される反復回数を超えたか
    どうか、また、収束したかどうかを判断し、どちらも満
    たされない場合は前記重心を求める処理に戻るステップ
    とを有する目標追跡方法を、 コンピュータで実行可能なプログラムとして構成したこ
    とを特徴とする目標追跡プログラム。
  10. 【請求項10】 入力された画像系列の中から基準画像
    を指定するステップと、 前記基準画像上の目標領域を入力指定するステップと、 入力された画像を色相と彩度と明度のHSV表現で表さ
    れたHSV画像へ変換するステップと、 前記HSV画像中の目標領域における彩度成分と明度成
    分のヒストグラムを作成するステップと、 前記ヒストグラムを用いて前記彩度成分と明度成分の値
    による最小しきい値と最大しきい値を求めるステップ
    と、 前記画像中の画素がもつ彩度成分と明度成分について前
    記最小しきい値未満または最大しきい値を越える画素を
    雑音として除去するステップと、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域における色相成
    分または彩度成分のヒストグラムを作成するステップ
    と、 前記雑音除去後の画像から前記目標領域を含む領域にお
    ける色相成分または彩度成分のヒストグラムを作成する
    ステップと、 作成されたヒストグラムから色相成分または彩度成分の
    事後確率分布を求め、この事後確率分布を基に確率分布
    画像を作成するステップと、 前記確率分布画像と目標領域とを用いて画像中の目標領
    域の更新によって目標領域を特定するステップとを有
    し、 前記確率分布画像を作成するステップは、目標領域の色
    相成分または彩度成分の特徴量のヒストグラムと、目標
    領域を含む領域の色相成分または彩度成分の特徴量のヒ
    ストグラムとを用いてベイズの定理に基づく事後確率分
    布を求めるステップと、この事後確率分布によって確率
    分布画像を作成するステップとを有し、 前記事後確率分布を求めるステップは、前記ヒストグラ
    ムの値が小さい場合は、当該ヒストグラムに代えて、予
    め定めたしきい値を使用して求めるステップを有し、 前記画像中の目標領域を特定するステップは、前記確率
    分布画像の前記目標領域における重心を求めるステップ
    と、前記重心を用いて前記目標領域の位置を整数値化し
    て更新を行うステップと、前記更新前の目標領域位置と
    更新後の目標領域位置の距離が設定されるしきい値を越
    えたか否かで更新位置が適当であるかを判断するステッ
    プと、前記目標領域の位置更新が、設定される反復回数
    を超えたかどうか、また、収束したかどうかを判断し、
    どちらも満たされない場合は前記重心を求める処理に戻
    るステップと、前記位置更新処理が前記反復回数未満で
    あり収束したとき、目標領域における標準偏差を求める
    ステップと、前記標準偏差を基に前記目標領域の大きさ
    の更新を行うステップと、前記大きさの更新された目標
    領域の大きさが設定されるしきい値を越えたか否かで更
    新位置が適当であるかを判断するステップと、前記目標
    領域の大きさの更新が、設定される反復回数を超えたか
    どうか、また、収束したかどうかを判断し、どちらも満
    たされない場合は前記重心を求める処理に戻るステップ
    とを有する目標追跡方法を、 コンピュータで実行可能に構成したプログラムを記録し
    たことを特徴とする記録媒体。
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