JP2003303183A - スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム - Google Patents

スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム

Info

Publication number
JP2003303183A
JP2003303183A JP2002108100A JP2002108100A JP2003303183A JP 2003303183 A JP2003303183 A JP 2003303183A JP 2002108100 A JP2002108100 A JP 2002108100A JP 2002108100 A JP2002108100 A JP 2002108100A JP 2003303183 A JP2003303183 A JP 2003303183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
description
style sheet
document
unit
format
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002108100A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Moriguchi
修 森口
Makoto Imamura
誠 今村
Katsushi Suzuki
克志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002108100A priority Critical patent/JP2003303183A/ja
Publication of JP2003303183A publication Critical patent/JP2003303183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタイルシート言語の文法の知識がなくても
容易にスタイルシートを設計できるようにする。 【解決手段】 文書設計端末装置1で、フォーム部品提
示選択部11は、構造化文書を整った体裁で表示する形
式に変換するための制御ルールをフォーム記述言語で記
述したフォーム記述を部品化したフォーム部品の候補を
GUI適合形式で文書設計者に提示する。提示されたフ
ォーム部品の候補から文書設計者がフォーム部品を選択
すると、フォーム記述作成部12はフォーム部品を組み
合わせてフォーム記述を作成する。スタイルシート作成
部13は、フォーム記述をスタイルシート記述形式に変
換することによってスタイルシートを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、構造化文書をコ
ンピュータの表示装置に整った体裁で表示する形式に変
換するためのスタイルシートを作成するスタイルシート
作成装置、スタイルシート作成方法およびそのためのプ
ログラム、ならびにスタイルシートの作成に供されるフ
ォーム部品を登録するフォーム部品登録方法およびその
ためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴ない、インタ
ーネットを活用した新たなビジネス形態として、eビジ
ネスが注目されている。eビジネスのコンセプトは、E
DI(Electronic Data Interchange)やCALS(Cont
inuous Acquisition and Lifecycle Support)をルーツ
としており、顧客と企業の間または企業間の取引をオン
ラインで行うeコマース(電子商取引)だけでなく、情
報提供やマーケティングなどネットワークベースで行わ
れる業務活動全般を含む。
【0003】eビジネスにおける業務活動は、企業間で
業務文書を交換/共有することにより行なわれる。とこ
ろが、それぞれの企業が保有する情報システムは、異な
るメーカが供給する計算機システムに基づいていること
がある。また、一般に異なる企業では、業務文書のデー
タ形式や入出力インタフェースは統一されていない。
【0004】そこで、異なる計算機システム間でのデー
タの授受を実現するため、業務文書の形式の標準になり
つつあるのが、XML(eXtensible Markup Language)
である。XMLは、W3C(World Wide Web Consortiu
m)によって策定された標準的な構造化文書記述言語で
あり、CALSで採用された構造化文書記述言語である
SGML(Standard Generalized Markup Language)を
基にして、インターネットで取り扱いしやすいような仕
様を有する。XMLは、「<」と「>」で括ったタグで
文書を構成する文字列を区切ることにより、文書を機械
可読な階層データとして表現可能であること、階層デー
タの構造を任意に定義可能であること、テキストファイ
ルとして人間が可読であること等を特徴とする。
【0005】例えば、特開2000−259640号公
報は、サーバ装置から供給されたXMLで記述された構
造化文書をクライアント端末装置がカスタマイズして表
示する方法が開示されている。図20は、この公報に開
示されたシステムを示すブロック図である。図におい
て、100はサーバ装置、110は文書入力部、120
は文書管理部、130はダウンロード部、200はクラ
イアント装置、210は取得部、220は文書管理部、
230は表示部、240は表示制御部を示す。文書管理
部120は、文書入力部110から入力された構造化文
書ファイル(XMLで記述)、スタイルシートファイ
ル、および複数のスタイルシート部品ファイルを保存す
る。スタイルシートファイルは、SGMLやXMLとい
った構造化文書を表示装置に整った体裁で表示するため
の制御を行うために使われ、スタイルシート部品ファイ
ルはスタイルシートを構成する部品を記述する。
【0006】文書管理部120に保存されたこれらのフ
ァイルは、ダウンロード部130により、クライアント
装置200の取得部210にダウンロードされ、さらに
文書管理部220に保存される。表示制御部240は、
文書管理部220に格納された構造化文書をスタイルシ
ートを用いて表示部230に表示する。また、クライア
ント装置200は、スタイルシート部品を組み合わせて
新たなスタイルシートを任意に作成し、文書管理部22
0にこれを保存することができる。従って、複数のスタ
イルシートを使うことによって、同一の構造化文書を多
様な形式で表示することが可能である。
【0007】スタイルシートは、例えばXSL(eXtend
ed Stylesheet Language)やDSSSL(Document Sty
le Semantics and Specification Language)といった
規格化されたスタイルシート言語で記述される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタイルシート
は以上のように作成されてきているので、スタイルシー
トの設計には、スタイルシート言語の文法についての知
識が必要である。従って、スタイルシートの設計者は、
スタイルシートを記述するための文法を熟知した人間に
限定されるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、スタイルシートを記述するための
文法に関する知識がなくても容易にスタイルシートを設
計できるようにするスタイルシート作成装置、スタイル
シート作成方法およびそのためのプログラム、ならびに
スタイルシートの作成に供されるフォーム部品を登録す
るフォーム部品登録方法およびそのためのプログラムを
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスタイル
シート作成装置は、構造化文書をコンピュータの表示装
置に整った体裁で表示する形式に変換するための制御ル
ールをフォーム記述言語で記述したフォーム記述を部品
化したフォーム部品の候補をGUI適合形式で文書設計
者に提示するフォーム部品提示部と、フォーム部品提示
部に提示されたフォーム部品の候補のうち、文書設計者
が選択したフォーム部品を組み合わせてフォーム記述を
作成するフォーム記述作成部と、フォーム記述をスタイ
ルシート記述形式に変換することによってスタイルシー
トを作成するスタイルシート作成部とを備えたものであ
る。
【0011】この発明に係るスタイルシート作成装置
は、フォーム部品は構造化文書を構成する要素を含んで
おり、スタイルシート作成部はフォーム記述から構造化
文書の雛形を作成するものである。
【0012】この発明に係るスタイルシート作成装置
は、フォーム記述作成部が作成したフォーム記述をGU
I適合形式で文書設計者に提示するフォーム記述提示部
と、文書設計者の修正指示に応じて、フォーム記述を修
正するフォーム記述修正部とをさらに備えるものであ
る。
【0013】この発明に係るスタイルシート作成装置
は、フォーム部品の候補を示すデータ部分とフォーム部
品の種別を示すデータ部分を階層型の格納構造で格納す
る格納部をさらに備え、フォーム部品提示部は、格納部
に格納されたフォーム部品の種別を示すデータ部分に基
づいて、フォーム部品の種別をGUI適合形式で文書設
計者に提示し、フォーム部品の種別のうち文書設計者が
選択したフォーム部品の種別に関連するフォーム部品の
候補を示すデータ部分に基づいて、フォーム部品の候補
をGUI適合形式で文書設計者に提示するものである。
【0014】この発明に係るスタイルシート作成装置
は、既存のフォーム記述をGUI適合形式で文書設計者
に提示する第2のフォーム記述提示部と、文書設計者の
選択に従って、既存のフォーム記述の部分を選択し、選
択された既存のフォーム記述の部分をフォーム部品とし
て格納部に格納するフォーム部品登録部とをさらに備え
るものである。
【0015】この発明に係るスタイルシート作成装置
は、フォーム部品の候補を示すデータ部分とフォーム部
品の種別を示すデータ部分を格納する格納部をさらに備
え、フォーム部品登録部は、フォーム部品の種別を示す
データ部分中の各種別をフォーム部品の候補を示すデー
タ部分に関連づけて、階層型の格納構造で、フォーム部
品の候補を示すデータ部分とフォーム部品の種別を示す
データ部分を格納部に格納するものである。
【0016】この発明に係るスタイルシート作成方法
は、構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁
で表示する形式に変換するための制御ルールをフォーム
記述言語で記述したフォーム記述を部品化したフォーム
部品の候補をGUI適合形式でフォーム部品提示部が文
書設計者に提示する工程と、フォーム部品提示部に提示
されたフォーム部品の候補のうち、文書設計者が選択し
たフォーム部品をフォーム記述作成部が組み合わせてフ
ォーム記述を作成する工程と、スタイルシート作成部が
フォーム記述をスタイルシート記述形式に変換すること
によってスタイルシートを作成する工程とを備えたもの
である。
【0017】この発明に係るスタイルシート作成方法
は、フォーム部品は構造化文書を構成する要素を含んで
おり、スタイルシート作成部がフォーム記述から構造化
文書の雛形を作成する工程をさらに備えるものである。
【0018】この発明に係るプログラムは、コンピュー
タに、構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体
裁で表示する形式に変換するための制御ルールをフォー
ム記述言語で記述したフォーム記述を部品化したフォー
ム部品の候補をGUI適合形式でフォーム部品提示部が
文書設計者に提示する工程と、フォーム部品提示部に提
示されたフォーム部品の候補のうち、文書設計者が選択
したフォーム部品をフォーム記述作成部が組み合わせて
フォーム記述を作成する工程と、スタイルシート作成部
がフォーム記述をスタイルシート記述形式に変換するこ
とによってスタイルシートを作成する工程とを実行させ
るためのものである。
【0019】この発明に係るフォーム部品登録方法は、
構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表
示する形式に変換するための制御ルールをフォーム記述
言語で記述した既存のフォーム記述をGUI適合形式で
第2のフォーム記述提示部が文書設計者に提示する工程
と、文書設計者の選択に従って、既存のフォーム記述の
部分を選択し、選択された既存のフォーム記述の部分を
フォーム部品としてフォーム部品登録部が格納部に格納
する工程とを備えたものである。
【0020】この発明に係るプログラムは、コンピュー
タに、構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体
裁で表示する形式に変換するための制御ルールをフォー
ム記述言語で記述した既存のフォーム記述を第2のフォ
ーム記述提示部がGUI適合形式で文書設計者に提示す
る工程と、文書設計者の選択に従って、既存のフォーム
記述の部分を選択し、選択された既存のフォーム記述の
部分をフォーム部品としてフォーム部品登録部が格納部
に格納する工程とを実行させるためのものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
スタイルシート作成装置を有する構造化文書処理システ
ムの構成を示すブロック図である。図において、1は文
書設計端末装置(スタイルシート作成装置)、2は構造
化文書処理サーバ装置、3は通信網、4はクライアント
端末装置(構造化文書編集装置兼スタイルシート作成装
置)を示す。
【0022】文書設計端末装置1は、フォーム部品提示
選択部(フォーム部品提示部)11、フォーム記述作成
部(フォーム記述提示部、フォーム記述修正部)12、
スタイルシート作成部13、フォーム部品登録部(第2
のフォーム記述提示部)18、および格納部7を備え
る。フォーム部品提示選択部11、フォーム記述作成部
12、スタイルシート作成部13、およびフォーム部品
登録部18は、プログラムに従ってコンピュータの中央
演算処理装置が行う動作のモジュールを表しており、こ
れらは実際には一体として中央演算処理装置を構成す
る。
【0023】文書設計端末装置1には、GUI(Graphi
cal User Interface)としての表示部5および入力部6
が接続されている。表示部5は、コンピュータのディス
プレイであり、文書設計端末装置1によって制御され
る。一つのブロックで表された入力部6は、コンピュー
タのマンマシンインタフェースであって、実際にはキー
ボード、およびマウスまたはタッチパッドなどのポイン
ティングデバイスを有する。表示部5はGUI適合形式
で情報を表示することができる。ここでいう「GUI適
合形式」とは、入力部のポインティングデバイスでポイ
ントおよびクリック可能なアイコン、ボタン、入力枠の
ような画面要素を表示画面に表示して、利用者の指示の
入力を容易にするとともに、ポインティングデバイスの
操作に応じて内部処理が進められる形式を意味する。
【0024】構造化文書処理サーバ装置2は、サーバデ
ータ送受信部14、構造化文書保存部17および格納部
8を備える。
【0025】クライアント端末装置4は、クライアント
データ送受信部15、制御部16、ならびにGUIとし
ての表示部9および入力部10を備える。表示部9は、
コンピュータのディスプレイであり、中央演算処理装置
としての制御部16によって制御される。一つのブロッ
クで表された入力部10は、コンピュータのマンマシン
インタフェースであって、実際にはキーボード、および
マウスまたはタッチパッドなどのポインティングデバイ
スを有する。表示部9はGUI適合形式で情報を表示す
ることができる。
【0026】次に動作について説明する。文書設計端末
装置1の格納部7には、フォーム部品ファイル21とフ
ォーム記述ファイル22を格納することができる。フォ
ーム部品ファイル21にはフォーム部品の候補が表さ
れ、フォーム記述ファイル22にはフォーム記述が表さ
れている。フォーム記述とは、例えばXMLまたはSG
MLで記載された構造化文書をコンピュータの表示装置
に整った体裁で表示する形式に変換するための制御ルー
ルをフォーム記述言語で記述したものである。フォーム
部品とはフォーム記述を分解して、フォーム記述を再組
立可能なように部品化したものである。
【0027】この実施の形態に係る文書設計端末装置1
は、既存のフォーム部品を組み合わせてフォーム記述を
作成し、フォーム記述をスタイルシート記述形式に変換
することによってスタイルシートを作成する。また、こ
の実施の形態では、フォーム部品は構造化文書を構成す
る要素を含んでおり、文書設計端末装置1はフォーム部
品を組み合わせたフォーム記述から構造化文書の雛形も
作成することが可能である。
【0028】図2は、この発明の実施の形態1によるス
タイルシートおよび構造化文書の作成処理を示すフロー
チャートである。この作成処理は文書設計端末装置1が
参照するプログラムに基づいて実行することができる。
【0029】この処理においては、まずステップST1
で、フォーム部品提示選択部11が格納部7から既存の
フォーム部品ファイル21を読み出して、それに表され
たフォーム部品の候補をGUI適合形式で表示部5に表
示することにより文書設計者に提示する。これにより、
文書設計者は入力部6のポインティングデバイスを操作
して、所望のフォーム部品を選択する指示を入力するこ
とができる。
【0030】ステップST2では、フォーム部品提示選
択部11はフォーム部品の選択が完了したか否かを判断
し、完了した場合には、処理はステップST3に進む。
ステップST3で、フォーム記述作成部12は、文書設
計者による選択に基づいて、フォーム部品ファイル21
から選択されたフォーム部品を抽出し、これらのフォー
ム部品を組み合わせてフォーム記述を作成する。
【0031】さらにステップST4で、フォーム記述作
成部12はフォーム記述提示部として機能し、自身で作
成したフォーム記述をGUI適合形式で表示部5に表示
することにより文書設計者に提示する。これにより、文
書設計者は入力部6のポインティングデバイスおよびキ
ーボードを操作して、提示されたフォーム記述を修正す
る指示を入力することができる。ここで「フォーム記述
を修正すること」という概念は、フォーム部品の組み合
わせだけでは不足した要素をフォーム記述に付加するこ
とも含む。
【0032】ステップST5で、フォーム記述作成部1
2は、フォーム記述修正部として機能し、入力部6から
文書設計者の修正指示を受け付けて、修正指示に応じて
フォーム記述を修正する。次に、ステップST6で、フ
ォーム記述作成部12は、入力部6からフォーム記述の
完成を示す指示がされたか否かを判断し、完成が指示さ
れた場合には、処理はステップST7に進む。入力部6
の判断が否定的であれば、処理はステップST5に戻
り、フォーム記述作成部12はフォーム記述修正指示を
再び受け付ける。
【0033】ステップST7で、フォーム記述作成部1
2は完成したフォーム記述を表すフォーム記述ファイル
22を格納部7に格納する。また、スタイルシート作成
部13は、構造化文書ファイル23を格納部8から読み
出して、フォーム記述をスタイルシート記述形式に変換
することによってスタイルシートを作成する。
【0034】さらに、ステップST8で、スタイルシー
ト作成部13は、フォーム記述を構造化文書に変換す
る。ステップST8で作成される構造化文書は、構造化
文書の雛形であって、XMLに準拠したタグのみを有す
る。構造化文書の雛形は、スタイルシートに基づいて、
利用者のコンピュータ画面にGUI適合形式で提示さ
れ、利用者はGUIを用いて、その構造化文書の雛形に
文字列を加えることができる。
【0035】その後、スタイルシート作成部13は、作
成されたスタイルシートと構造化文書をそれぞれ表すス
タイルシートファイル24および構造化文書ファイル2
3を格納部7に保存する。スタイルシート作成部13
は、構造化文書ファイル23とスタイルシートファイル
24を構造化文書処理サーバ装置2に転送してもよい。
【0036】逆に、文書設計端末装置1は既存のフォー
ム記述からフォーム部品を抽出して登録することもでき
る。図3は、この発明の実施の形態1によるフォーム部
品の抽出・登録処理を示すフローチャートである。この
抽出・登録処理は文書設計端末装置1が参照するプログ
ラムに基づいて実行することができる。
【0037】この処理においては、まずステップST1
1で、フォーム部品登録部18が第2のフォーム記述提
示部として機能し、格納部7から既存のフォーム記述フ
ァイル22を読み出して、それに表されたフォーム記述
をGUI適合形式で表示部5に表示することにより文書
設計者に提示する。これにより、文書設計者は入力部6
のポインティングデバイスを操作して、フォーム記述の
うち所望の部分を選択する指示を入力することができ
る。
【0038】ステップST12では、フォーム部品登録
部18はフォーム記述の部分の選択が完了したか否かを
判断し、完了した場合には、処理はステップST13に
進む。ステップST13で、フォーム部品登録部18
は、文書設計者による選択に基づいて、フォーム記述フ
ァイル22から選択されたフォーム記述の部分を抽出す
る。
【0039】さらにステップST14で、フォーム部品
登録部18は、抽出されたフォーム記述の部分を記述し
たフォーム部品ファイルをフォーム記述を再組立可能な
形態で作成し、このフォーム部品ファイルを格納部7に
登録すなわち格納する。ここで登録されたフォーム部品
は、元のフォーム記述とは異なるフォーム記述を作成す
るために使用することが可能である。
【0040】上述のスタイルシートおよび構造化文書の
作成処理(図2)で作成された構造化文書ファイル23
およびスタイルシートファイル24は、構造化文書処理
サーバ装置2の格納部8に格納することができる。これ
らの構造化文書ファイル23およびスタイルシートファ
イル24は文書設計端末装置1から通信技術によって構
造化文書処理サーバ装置2に送信されて格納部8に格納
されうる。あるいは、構造化文書ファイル23およびス
タイルシートファイル24は、携帯可能な記憶媒体(例
えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ディ
ジタルバーサタイルディスク)に格納された後、記憶媒
体から格納部8に転送されてもよい。
【0041】構造化文書ファイル23およびスタイルシ
ートファイル24は、構造化文書処理サーバ装置2から
クライアント端末装置4に送信され、クライアント端末
装置4は構造化文書ファイル23を書き換えて構造化文
書処理サーバ装置2に返信することができる。図4は、
この発明の実施の形態1による構造化文書処理サーバ装
置2とクライアント端末装置4で実現される通信処理を
示すフローチャートである。
【0042】この処理においては、まずステップST2
1で、構造化文書処理サーバ装置2のサーバデータ送受
信部14は、構造化文書ファイル23とスタイルシート
ファイル24を通信網3を介してクライアント端末装置
4に送信する。
【0043】ステップST22では、クライアント端末
装置4におけるクライアントデータ送受信部15は、通
信網3から構造化文書ファイル23とスタイルシートフ
ァイル24を受信し、制御部16に渡す。ステップST
23で、制御部16はスタイルシートファイル24に基
づいて構造化文書ファイル23の内容を整った体裁で
(GUI適合形式で)表示部9に表示する。
【0044】ステップST24で、クライアント端末装
置4の利用者は、表示部9に表示された構造化文書を視
認しながら、入力部10で構造化文書ファイル23を編
集する。例えば、この構造化文書が、物品の配送を依頼
するための発注書の雛形であれば、利用者は発注書に必
要事項を入力する。ここでいう「構造化文書ファイル2
3への編集」とは、このような文書の入力を表す概念で
ある。
【0045】次にステップST25で、編集された構造
化文書ファイル23は、制御部16からクライアントデ
ータ送受信部15に渡され、クライアントデータ送受信
部15は通信網3を介して構造化文書処理サーバ装置2
にこれを送信する。ステップST26で、構造化文書処
理サーバ装置2のサーバデータ送受信部14は、編集さ
れた構造化文書ファイル23を受信して、これを構造化
文書保存部17に渡す。ステップST27で、構造化文
書保存部17は編集された構造化文書ファイル23を更
新保存する。従って、この構造化文書が物品の配送を依
頼するための発注書の雛形であれば、構造化文書処理サ
ーバ装置2の管理者はクライアント端末装置4の利用者
が発注した物品を知ることができる。
【0046】次に、この実施の形態の文書設計端末装置
1に係る各種のファイルおよびGUI適合形式で表示さ
れる画面の例を説明する。
【0047】図5は、フォーム部品ファイル21の一例
のデータ構造を示す。図5のフォーム部品ファイル21
は、構造化文書としての物品の配送を依頼するための発
注書の雛形と、その構造化文書のためのスタイルシート
の素材である。フォーム部品ファイル21はXMLに適
したフォーム記述言語で記述されており、最終目的の構
造化文書の雛形はXMLで記述されることになる。具体
的には、フォーム部品ファイル21を記述するフォーム
記述言語は、XMLに準拠して出願人が開発したもので
ある。
【0048】図5において、行4−1はこのフォーム部
品ファイル21がXML文書形式であることを宣言する
XML宣言である。行4−2はこのファイルがフォーム
部品ファイル21であることを示すFORM.COMPONENTS
(フォーム部品)要素の記述開始タグ、行4−15はFO
RM.COMPONENTS要素の記述終了タグを示す。
【0049】行4−3は、このフォーム部品ファイル2
1のうちの一つのフォーム部品となるFORM.COMPONENT要
素の記述開始タグ、行4−6はそのFORM.COMPONENT要素
の記述終了タグを示す。つまり、フォーム部品ファイル
21で、「<FORM.COMPONENT」から「</FORM.COMPONENT
>」までが、一つのフォーム部品を表す。
【0050】行4−3から行4−6は、最終製品である
構造化文書の雛形に「SEND.TO」というタグを設けて、
同じく最終製品であるスタイルシートにその「SEND.T
O」タグに相当する見出しおよび入力枠を設けるために
使われる。行4−3のmatch 属性は条件式を表してお
り、行4−3から行4−6に記述されたフォーム部品が
SEND.TO 要素(構造化文書での「SEND.TO」タグ)に適用
されることを示す。行4−4および行4−5はこのフォ
ーム部品の内容(「SEND.TO」タグに適用されるルー
ル)であり、行4−4はSEND.TO 要素の見出しが「宛
先」であることを示し、行4−5はSEND.TO 要素につい
て画面上のサイズが24桁で、最大64桁までテキスト
形式で入力可能であることを示す。
【0051】スタイルシートに基づいて表示されるコン
ピュータの表示装置の画面を図15に示す。この画面に
対応するスタイルシートのファイルのフォーマットが図
13および図14に示され、構造化文書が図16に示さ
れている。図15中の「宛先」とその右隣の入力枠が行
4−3から行4−6で実現される部分である。この表示
画面を利用して、入力枠の内部に利用者が語句を入力す
ると、その語句が構造化文書の「SEND.TO」のタグ間に取
り込まれる。
【0052】同様に、行4−7から行4−14は、最終
製品である構造化文書での「PRODUCT.NAME」というタグ
を設けて、最終製品であるスタイルシートにその「PROD
UCT.NAME」タグに相当する入力枠を設けるために使われ
る一つのフォーム部品である。図15の「品名」とその
下の複数の入力枠が、行4−7から行4−14で実現さ
れる。
【0053】行4−7は、行4−7から行4−14に記
述されたフォーム部品がPRODUCT.NAME要素(構造化文書
での「PRODUCT.NAME」タグ)に適用されることを示す。
行4−8から行4−13は、構造化文書に利用者が入力
する語句を検証する検証規則となるCHECK.RULES 要素で
あり、行4−9から行4−12は一つの検証規則となる
CHECK.RULE要素である。行4−9のTYPE属性値は、この
検証規則が警告タイプであることを示し、timing属性値
は、この検証規則がPRODUCT.NAME要素の値を変更したタ
イミングで評価されることを示す。行4−10は、この
検証規則の条件部となるCHECK.CONDITION 要素であり、
HasInvalidCharacter(".")は、この検証規則の適用対
象であるPRODUCT.NAME要素の値に不正な文字が含まれて
いれば真となる関数である。行4−11は、この検証規
則の条件部を評価した結果が真となった場合に提示する
メッセージを示すCHECK.MESSAGE要素であり、この例で
は「品名に不正な文字が含まれています。」というメッ
セージを提示する。
【0054】従って、図15の表示画面を利用して、
「品名」の下の入力枠の内部に利用者が"." を入力する
と、「品名に不正な文字が含まれています。」という警
告メッセージが提示される。このように、フォーム部品
ファイル21には、複数のフォーム部品が含まれてい
る。
【0055】図6は図5に例示されたフォーム部品ファ
イル21に基づいて文書設計端末装置1の表示部5でG
UI適合形式で表示される画面の例を示す。すなわち、
図2のスタイルシートおよび構造化文書の作成処理のス
テップST1では、このような画面が表示される。この
画面中には、複数のクリック可能な選択ボタン62が設
けられている。フォーム部品提示選択部11は、図5の
フォーム部品ファイル21中の<TITLE>と</TITLE> で挟
まれた行を見いだして、これらの行に基づいてこのよう
な選択ボタン62を提示する。また、フォーム部品提示
選択部11は、この画面にクリック可能な設定ボタン6
4および取消ボタン65を設けるように、表示部5を制
御する。
【0056】文書設計者は、文書設計者は入力部6のポ
インティングデバイスを操作して、この画面の所望のフ
ォーム部品を表す選択ボタン62をクリックすることに
よって、所望のフォーム部品を選択する。その後、設定
ボタン64をクリックすることによって、所望のフォー
ム部品を選択する指示をフォーム部品提示選択部11に
入力することができる。これによりフォーム部品の選択
が完了して、図2のステップST2の判断結果が肯定的
になり、フォーム記述作成部12は選択されたフォーム
部品からフォーム記述を組み立てる。他方、取消ボタン
65をクリックすると、処理はキャンセルされる。
【0057】上述したフォーム部品の提示(図2のステ
ップST1)にあたっては、以下のように段階的にフォ
ーム部品の種別とフォーム部品の候補を文書設計者に提
示するのが好ましい。図7を参照しながら、このような
段階的な提示を説明する。
【0058】格納部7には、フォーム部品ファイル21
が階層型の構造で格納されている。フォーム部品ファイ
ル21は、フォーム部品の候補を示すデータ部分と、フ
ォーム部品の種別を示すデータ部分を有する。スタイル
シートおよび構造化文書の作成処理(図2)のステップ
ST1では、かかる階層型の構造に従って、フォーム部
品提示選択部11がまずフォーム部品の種別を示すデー
タ部分に従って、フォーム部品の種別をGUI適合方式
で表示部5に表示して文書設計者に提示する。
【0059】例えば、まず、図7に示すように、フォー
ム部品提示選択部11は、表示部5に第1層の画面50
をGUI適合形式で提示する。第1層の画面50は、文
書設計者が作成しようとするスタイルシートが適用され
る構造型文書に関する業務分野の候補(営業、調達等)
をフォーム部品の種別として表示する。この画面で文書
設計者が候補ボタン50a(例えば「調達」と記載した
候補ボタン50a)を入力部6のポインティングデバイ
スでクリックすると、フォーム部品提示選択部11はこ
れに応じて第2層の画面51をGUI適合形式で表示部
5に提示する。
【0060】第2層の画面51は、スタイルシートが適
用される構造化文書の種類の候補をフォーム部品の種別
および候補として表示する。この画面で文書設計者が候
補ボタン51a(例えば「発注書」と記載した候補ボタ
ン51a)をクリックすると、フォーム部品提示選択部
11はこれに応じて第3層の画面52をGUI適合形式
で表示部5に提示する。
【0061】第3層の画面52は、スタイルシートが適
用される文書に存在しうる文書中の見出しに相当する文
書部品群の候補をフォーム部品の種別および候補として
表示する。この画面で文書設計者が候補ボタン52a
(例えば「書誌情報」と記載した候補ボタン52a)を
クリックすると、フォーム部品提示選択部11はこれに
応じて第4層の画面53aをGUI適合形式で表示部5
に提示する。
【0062】第4層の画面53aは、「書誌情報」とい
う文書部品(見出し)が含みうる文書要素の候補をフォ
ーム部品の候補として表示する。この画面は、各文書要
素用のチェックボックス54と、全選択用のチェックボ
ックス55と、設定ボタン56と、取消ボタン57を有
する。文書設計者は、1つ以上の任意のチェックボック
ス54を選択してクリックしてそこにチェックマークを
付けるか、全選択用のチェックボックス55をクリック
してそこにチェックマークを付けることができる。チェ
ックマークが付けられると、文書設計者は設定ボタン5
6をクリックすることができ、これによって選択した文
書要素が確定する。同時に、文書設計者が画面50〜5
2で「調達」、「発注書」、および「書誌情報」を選択
したことも確定し、フォーム部品提示選択部11にその
事実が通知される。
【0063】また、第3層の画面52で文書設計者が
「品目表(家電)」と記載した候補ボタン52aをクリ
ックすると、フォーム部品提示選択部11はこれに応じ
て第4層の画面53bをGUI適合形式で表示部5に提
示する。第4層の画面53bは、「品目表(家電)」と
いう文書部品(見出し)が含みうる文書要素の候補を表
示する。この画面の構成は、第4層の画面53aと同様
である。
【0064】画面50〜52,53a,53bには、取
消ボタン57が設けられており、文書設計者がこれをク
リックすると、画面表示が上位層の画面に戻るか、フォ
ーム部品構造の提示が中止されるようになっている。
【0065】複数の文書部品の文書要素を選択するた
め、第3層の画面52で複数の候補を選択することがで
きる。このため、第3層の画面52と選択された候補に
対応する全ての第4層の画面を同時にGUI適合形式で
表示するようにしてもよいし、一つの第4層の画面での
文書要素の選択が終了するたびに(設定ボタン56がク
リックされるたびに)、第3層の画面52を再び表示す
るようにしてもよい。
【0066】図7に関連して、格納部7に格納されたフ
ォーム部品ファイル21では、第1層、第2層、第3層
および第4層の画面を表示するための各データ部分が階
層型の構造になるように設けられており、階層型の構造
に基づいてフォーム部品提示選択部11は上述したよう
な画面間のハイパーリンクが可能なように画面を提示す
る。フォーム部品提示選択部11は、文書設計者の選択
に基づいて、第2層のデータ部分から構造化文書の種類
の候補(例えば発注書)、第3層のデータ部分から文書
部品群の候補(例えば書誌情報)、および第4層のデー
タ部分から文書要素の候補を抽出する。そして、フォー
ム記述作成部12は、これらの層の選択された候補をフ
ォーム部品として、フォーム部品からフォーム記述を組
み立てる。
【0067】図8および図9は、図7に示されるよう
な、段階的なフォーム部品の種別とフォーム部品の候補
の提示を実現するため階層化されたフォーム部品ファイ
ル21の一例を示す。行5−1は、このフォーム部品フ
ァイル21がXML文書形式であることを宣言するXM
L宣言である。その他、図5と共通する行については、
図5に関する説明を参照することにより明らかになる。
【0068】図8のデータ部分5−10は、第2層の画
面51用のデータ部分に相当するフォーム部品である。
このデータ部分5−10は、最終製品である構造化文書
に「PURCHACE.ORDER」というタグを設けて、同じく最終
製品であるスタイルシートにその「PURCHACE.ORDER」タ
グに相当する見出しを設けるために使われる一つのフォ
ーム部品である。図15の見出し「発注書」が、データ
部分5−10で実現される。また、データ部分5−10
中のデータ部分5−11は、階層的な従属関係を表して
おり、<CHILD> のタグによって、PURCHACE.ORDER要素の
下位にDOC.INFO要素(書誌情報に相当)およびPRODUCT.
TABLE 要素(品目表に相当)があることが示される。フ
ォーム部品提示選択部11は、このデータ部分5−11
に基づいて、第2層の画面51で「発注書」が選択され
ると、ハイパーリンクにより第3層の画面52を提示す
る。
【0069】第1層の画面50用のデータ部分の図示は
省略するが、階層的な従属関係を表しており、その従属
関係に基づいて、フォーム部品提示選択部11は、ハイ
パーリンクにより第2層の画面51を提示する。
【0070】データ部分5−12は、第3層の画面52
用のデータ部分に相当するフォーム部品である。このデ
ータ部分5−12は、最終製品である構造化文書に「DO
C.INFO」というタグを設けて、同じく最終製品であるス
タイルシートにその「DOC.INFO」タグに相当する見出し
および表を設けるために使われる一つのフォーム部品で
ある。図15の見出し「書誌情報」とその下の表が、デ
ータ部分5−12で実現される。
【0071】また、データ部分5−12中のデータ部分
5−13は、階層的な従属関係を表しており、<CHILD>
のタグによって、DOC.INFO要素の下位にSEND.TO 要素
(宛先に相当)、WRITER要素(作成者)、CREATE.DATE
要素(作成日)、DELIVERY.DATE(納期)、DELIVERY.PLA
CE(納品場所)、およびPAYMENT 要素(支払方法)があ
ることを示す。フォーム部品提示選択部11は、このデ
ータ部分5−13に基づいて、第3層の画面52で「書
誌情報」が選択されると、ハイパーリンクにより第4層
の画面53aを提示する。
【0072】データ部分5−14は、第3層の画面52
用のデータ部分に相当するフォーム部品である。データ
部分5−14は、PURCHACE.ORDER要素の下位要素である
PRODUCT.TABLE 要素に適用するフォーム部品である。図
15の見出し「品目表」とその下の表が、データ部分5
−14で実現される。
【0073】データ部分5−14中の行5−4はPRODUC
T.TABLE 要素の下位要素がPRODUCT.LIST要素であり、PR
ODUCT.LIST要素は1回以上、30回以内、初期状態では
5回繰返し出現することを示す。これは図15の品目表
の中に、複数の列が存在しうることを定義する。
【0074】データ部分5−15は、PRODUCT.LIST要素
に適用するフォーム部品である。データ部分5−15
は、階層的な従属関係を表しており、<CHILD> のタグに
よって、PRODUCT.LIST要素の下位にPRODUCT.NAME要素
(品名に相当)、PRODUCT.ID要素(型番)、PRODUCT.QU
ANTITY要素(数量)、PRODUCT.UNIT要素(単位)、PROD
UCT.UNIT.PRICE要素(単価)、PRODUCT.SUM.PRICE 要素
(金額)、PRODUCT.SPEC要素(仕様)があることが示さ
れる。フォーム部品提示選択部11は、このデータ部分
5−15に基づいて、第3層の画面52で「品目表(家
電品)」が選択されると、ハイパーリンクにより第4層
の画面53bを提示する。
【0075】なお、図8および図9のフォーム部品ファ
イル21は、図5に示すフォーム部品も含んでいる。例
えば、図5に示す行4−3から行4−6の「SEND.TO」
要素(宛先)のフォーム部品は、図8のデータ部分5−
13から明らかなように、DOC.INFO要素(書誌情報)の
下位のフォーム部品である。行4−7から行4−14の
「PRODUCT.NAME」要素(品名)のフォーム部品は、図8
のデータ部分5−15から明らかなように、PRODUCT.LI
ST要素の下位のフォーム部品である。
【0076】フォーム部品提示選択部11は、図5、図
8および図9のフォーム部品ファイル21中の<TITLE>
と</TITLE>で挟まれた行を見いだして、これらの行に基
づいて候補ボタン51a,52a,チェックボックス5
4を提示する。そして、最下位層の第4層の画面53
a,53b中で文書設計者が選択したボタンに基づい
て、フォーム部品提示選択部11は、選択されたボタン
に対応するフォーム部品(例えば、図5に示す行4−3
から行4−6、行4−7から行4−14)を抽出し、階
層的な従属関係に基づいて、さらにその上位のフォーム
部品を抽出する。そして、フォーム記述作成部12は、
階層的な従属関係をコンピュータで判断できる形式で、
フォーム部品からフォーム記述を組み立てる。
【0077】図10および図11は、フォーム記述作成
部12で作成されたフォーム記述ファイル22の一例を
示す。図10において、行8−1はこのフォーム記述フ
ァイル22がXML文書形式であることを宣言するXM
L宣言である。行8−2はこのファイルがフォーム記述
ファイル22であることを示すFORM.DESCRIPTION(フォ
ーム記述)要素の記述開始タグ、図11の行8−18は
FORM.DESCRIPTION要素の記述終了タグを示す。
【0078】図10の行8−3はフォーム記述のうちの
一つのフォーム記述テンプレートとなるFORM.TEMPLATE
要素の記述開始タグ、行8−5はFORM.TEMPLATE 要素の
記述終了タグを示す。つまり、フォーム記述ファイル2
2で、「<FORM.TEMPLATE」から「</FORM.TEMPLATE>」ま
でが、一つのフォーム記述テンプレートを表す。
【0079】行8−3から行8−5のフォーム記述テン
プレートは、最終製品である構造化文書の雛形に「PURC
HACE.ORDER」というタグを設けて、同じく最終製品であ
るスタイルシートにその「PURCHACE.ORDER」タグに相当
する見出しを設けるために使われる。行8−3のmatch
属性は条件式を表しており、この行8−3から行8−5
に記述されたフォーム記述テンプレートがPURCHACE.ORD
ER要素(構造化文書での「PURCHACE.ORDER」タグ)に適
用されることを示す。行8−4は、このフォーム記述テ
ンプレートの内容(「PURCHACE.ORDER」タグに適用され
るルール)であり、PURCHACE.ORDER要素の見出しが「発
注書」であり、その行8−4のindex 属性(true)は構
造化文書中の目次から見出しへのハイパーリンク参照を
行なうことを示す。図10の行8−3から行8−5は、
図8のデータ部分5−10から作成される。
【0080】行8−6から行8−15のフォーム記述テ
ンプレートは、構造化文書の雛形に「PURCHACE.ORDER」
の下位層の「DOC.INFO」というタグを設けて、スタイル
シートにその「DOC.INFO」タグに相当する見出しや入力
枠といったレイアウトを設けるために使われる。行8−
6のmatch 属性は条件式を表しており、行8−6から行
8−15に記述されたフォーム記述テンプレートが「PU
RCHACE.ORDER」の下位層のDOC.INFO要素(構造化文書で
の「DOC.INFO」タグ)に適用されることを示す。行8−
7および行8−14はこのフォーム記述テンプレートの
内容(「DOC.INFO」タグに適用されるルール)であり、
行8−7はDOC.INFO要素の見出しが「書誌情報」である
ことを示す。
【0081】行8−8から行8−14は、構造化文書の
PURCHACE.ORDER要素を先頭とするDOC.INFO要素に相当す
る部分構造の画面上のレイアウトを指定するLAYOUT要素
である。行8−8のtype属性値はTABLE_TYPE1 型の表組
みレイアウトであることを示し、target属性値はレイア
ウトの出力先となる画面フレーム名を示し、direction
属性値はレイアウトの方向を示し、cellpadding属性値
は表組みした各セル内のマージンを示し、cellspacing
属性値は表組みした各セル間の間隔を示し、border属性
値は表組みの罫線の太さを示し、bgcolortitleは見出し
を表示するセルの背景色を示し、bgcolorvalueは要素の
値を表示するセルの背景色を示す。
【0082】行8−9から行8−13は、TABLE_TYPE1
型の表組みレイアウト内の配置と下位要素との対応関係
を示すTABLE 要素である。行8−10から行8−12は
表組みレイアウト内の1行目を示し、行8−11は表組
みレイアウト内の1行目かつ1列目にSEND.TO 要素を配
置することを示す。
【0083】スタイルシートに基づいて表示されるコン
ピュータの表示装置の画面(図15)において、「書誌
情報」が行8−7で実現される部分であり、その下の表
が行8−8から行8−14で実現される部分である。す
なわち、行8−11から行8−13の<COLUMN>SEND.TO<
/COLUMN>は図15の「宛先」、<COLUMN>WRITER</COLUMN
> は「作成者」、<COLUMN>CREATE.DATE</COLUMN>は「作
成日」、<COLUMN>DELIVERY.DATE</COLUMN>は「納期」、
<COLUMN>DELIVERY.PLACE</COLUMN>は「納品場所」、<CO
LUMN>PAYMENT</COLUMN>は「支払方法」に相当する。そ
して、図15の画面を利用してこの表の入力枠の内部に
利用者が語句を入力すると、それらの語句が、構造化文
書の「SEND.TO」のタグ間、「WRITER」のタグ間、「CREA
TE.DATE」のタグ間、「DELIVERY.DATE」のタグ間、「DEL
IVERY.PLACE」のタグ間、および「PAYMENT」のタグ間に
取り込まれる。
【0084】行8−6は、図8のデータ部分5−11の
従属関係により作成される。また、行8−7から行8−
14は、図8のデータ部分5−12から作成される。
【0085】行8−16から行8−16Aは、SEND.TO
要素(構造化文書の「SEND.TO」タグ)に適用されるフォ
ーム記述テンプレートである。図15に示すスタイルシ
ート上の「宛先」とその右隣の入力枠が行8−16から
行8−16Aで実現される部分である。行8−16から
行8−16Aは、図5に示す行4−3から行4−6のフ
ォーム部品から作成される。具体的には、フォーム記述
作成部12は、行4−3と行4−6の「FORM.COMPONEN
T」を「FORM.TEMPLATE」と置き換えて、行4−3と行4
−6を行8−16から行8−16Aにコピーする。
【0086】行8−19から行8−19Dのフォーム記
述テンプレートは、構造化文書の雛形に「PURCHACE.ORD
ER」の下位層の「PRODUCT.TABLE」というタグを設け
て、スタイルシートにその「PRODUCT.TABLE」タグに相
当する見出しや入力枠といったレイアウトを設けるため
に使われる。
【0087】スタイルシートに基づいて表示されるコン
ピュータの表示装置の画面(図15)において、「品目
表」が行8−19Aで実現される部分であり、その下の
表が行8−19Bから行8−19Cで実現される部分で
ある。すなわち、行8−19Bから行8−19Cの<COL
UMN>PRODUCT.NAME</COLUMN>は図15の「品名」、<COLU
MN>PRODUCT.ID</COLUMN>は「型番」、<COLUMN>PRODUCT.
QUANTITY</COLUMN>は「数量」、<COLUMN>PRODUCT.UNIT<
/COLUMN>は「単位」、<COLUMN>PRODUCT.SPEC</COLUMN>
は「仕様」、<COLUMN>PRODUCT.NOTE</COLUMN>は「備
考」に相当する。そして、図15の画面を利用して、こ
の表の入力枠の内部に利用者が語句を入力すると、それ
らの語句が、構造化文書の「PRODUCT.NAME」のタグ間、
「PRODUCT.ID」のタグ間、「PRODUCT.QUANTITY」のタグ
間、「PRODUCT.UNIT」のタグ間、「PRODUCT.SPEC」のタ
グ間、および「PRODUCT.NOTE」のタグ間に取り込まれ
る。
【0088】行8−17から行8−17Aは、PRODUCT.
NAME要素(構造化文書の「PRODUCT.NAME」タグ)に適用
されるフォーム記述テンプレートである。図15に示す
スタイルシート上の「品名」とその下の複数の入力枠が
行8−17から行8−17Aで実現される部分である。
行8−17から行8−17Aは、図5に示す行4−7か
ら行4−14のフォーム部品から作成される。具体的に
は、フォーム記述作成部12は、行4−7と行4−14
の「FORM.COMPONENT」を「FORM.TEMPLATE」と置き換え
て、行4−7と行4−14を行8−17から行8−17
Aにコピーする。
【0089】図12は、図10および図11のフォーム
記述ファイル22に対応する、ステップST4(図2)
で文書設計端末装置1の表示部5でGUI適合形式で表
示される画面の例を示す。文書設計者はこの画面を利用
して、入力部6のキーボードやマウスを用いて、ステッ
プST5(図2)でフォーム記述を修正することができ
る。
【0090】図において、列81は最終目的の構造化文
書(図16)中の開始タグの出現順序を表す行番号を示
す。列82は構造化文書の各要素に付与されたタグ名を
示す。列83は構造化文書の先頭要素の深さを1とした
各要素の深さを示し、深さ「#」は最下位要素であるこ
とを示す。列81および列82の行番号およびタグ名
は、図10および図11のフォーム記述中の「<FORM.TE
MPLATE macth」の行に基づいてスタイルシート作成部1
3で提示される。列83の深さは、フォーム部品選択の
際のデータ部分の層に対応しており、上述したフォーム
部品の従属関係を表す。例えば第2層の画面51で選択
した要素の深さは「1」であり、第3層の画面52で選
択した要素の深さは「2」であり、第4層の画面53
a,53bで選択した要素の深さは「#」である。
【0091】列84は構造化文書の各要素の繰返し有無
を示し、繰返し有りの場合は要素出現数の下限と上限を
カンマで区切って示す。列85は構造化文書の要素が繰
返し有りの場合の要素出現数の初期値を示す。列84お
よび列85の要素出現数および初期値は、図8のフォー
ム部品中の行5−4等に基づいている。これらは、例え
ば図15の品目表の複数の列を表示するためのものであ
る。
【0092】なお、列82から列85は、W3Cにより
勧告されたXMLスキーマに準拠し、それより右の列は
出願人が独自に開発した規格に準拠する。
【0093】列86は構造化文書の各要素を画面に表示
する場合のスタイルシート上の見出しを示す。列86の
見出しは、フォーム記述中の<TITLE> と</TITLE>で挟ま
れた行に基づいてスタイルシート作成部13で提示され
る。列87は構造化文書ファイル中のハイパーリンクで
きる目次を示し、列87のチェックマークはその行の構
造化文書の要素に対応した見出しを構造化文書の目次か
らハイパーリンク参照することを示す。かかるチェック
マークはフォーム記述中のindex 属性(true)の行に基
づいてスタイルシート作成部13で提示される。
【0094】列88は構造化文書中の親見出しを示す。
親見出しの列88が複数あるのは、構造化文書中で複数
の親見出しに同一の要素が含まれることがあるためであ
る。列89は構造化文書内で階層関係を有する複数の要
素で構成された部分構造に対するスタイルシート画面上
のレイアウトパターンを示す(TABはTABLE TYPEの略であ
る)。かかるレイアウトパターンはフォーム記述中のTA
BLE TYPE1(行8−8)等の記述にに基づいてスタイルシ
ート作成部13で提示される。
【0095】列90はこのレイアウトパターンに対して
罫線の太さや背景色等の詳細設定を行なうボタンを示
す。図12の画面で列90のボタンをクリックすると、
詳細設定用の画面がポップアップする。つまり、フォー
ム記述のうちの行8−8等で規定された罫線の太さや背
景色等の属性が別画面で表示されるようになっており、
これらの属性を修正するために列90のボタンがクリッ
クされる。
【0096】列91は構造化文書の各最下位要素に対し
て値の入力方法(例えばキーボードでのテキスト入力ま
たはポインティングデバイスでの選択入力)を設定する
ボタンを示す。列92は構造化文書の各最下位要素に入
力された値に対する制約条件と制約条件に違反した場合
の動作を規定した検証規則を設定するためのボタンを示
す。図中の「0」「1」が検証規則を表す。列92のボ
タンは、フォーム記述のうちの行8−17から行8−1
7A等に規定されたCHECK.RULES要素を表しており、こ
れらの検証規則を修正するために列92のボタンがクリ
ックされる。
【0097】列93はアクセス権表示を示す。アクセス
権表示は、一つのフォーム記述に基づいて、利用者が異
なる複数のスタイルシートを作成する場合に使われる。
アクセス権表示の各欄にはプルダウンリストが設けら
れ、プルダウンリストによって「表示」、「入力」、ま
たは「無視」の設定ができる。つまり、文書設計者は、
構造化文書の利用者に応じて、構造化文書の要素を表示
する場合には「表示」、表示しない場合には「無視」、
利用者による入力を許容する場合には「入力」を選択す
る。ここでの設定により、各利用者の役割に応じた適切
なアクセス権が定められた複数のスタイルシートが設計
されうる。
【0098】図12の画面を利用して修正されたフォー
ム記述に基づいて、スタイルシートおよび構造化文書の
作成処理(図2)中のステップST7およびステップS
T8では、スタイルシート作成部13がスタイルシート
および構造化文書の雛形が作成される。
【0099】図13および図14は、スタイルシート作
成部13が作成するスタイルシートを表すスタイルシー
トファイル24のフォーマットの例を示す。スタイルシ
ート記述形式の代表的なものとして、W3C規格である
XSLT(Extensible Stylesheet Language Transform
ations)がある。図13および図14に示されたスタイ
ルシートはXSLTに準拠する。
【0100】また、構造化文書を表す構造化文書ファイ
ル23の例を図16に示す。但し、スタイルシート作成
部13が作成するのは、XMLに準拠したタグのみを有
する構造化文書の雛形であって、図16のタグ間の語
句、例えば「三菱電機株式会社御中」等は、図15の画
面を利用して利用者が入力したものである。
【0101】図15は、図16の構造化文書を、図13
および図14のスタイルシートに基づいて表示したコン
ピュータの表示装置の画面を示す。スタイルシートを解
釈実行した結果出力される画面形式の代表的なものとし
て、W3C規格であるXHTML(Extensible HyperTe
xt Markup Language)がある。図15の画面はXHTM
Lに準拠する。
【0102】図13は構造化文書(図16)のDOC.INFO
要素で示す「書誌情報」部分を画面(図15)で表示す
るためのスタイルシートファイル24を示し、図14は
構造化文書のPRODUCT.TABLE 要素で示す「品目表」部分
を画面(図15)で表示するためのスタイルシートファ
イル24を示す。
【0103】図13において、行12−1はこのスタイ
ルシートファイル24がXML文書形式であることを宣
言するXML宣言である。行12−2はこのファイルが
スタイルシートファイル24であることを示すstyleshe
et(スタイルシート)要素の記述開始タグ、行12−1
00はstylesheet要素の記述終了タグを示す。
【0104】行12−2のversion 属性値はXSLT規
格のバージョンを示し、xmlns:xsl属性はXSLT規格
の名前空間を示す。スタイルシート内に名前空間名「xs
l:」が付いたタグ名で示される要素は、XSLT規格で
定められた要素であり、コンピュータにおいて構造変換
命令として解釈される。名前空間名「xsl:」が付かない
タグ名で示される要素は、コンピュータにおいて画面出
力のために、XHTMLに従って解釈される要素であ
る。
【0105】行12−3はスタイルシートのうちの一つ
のスタイルシートテンプレートとなるxsl:template要素
の記述開始タグ、行12−7はxsl:template要素の記述
終了タグを示す。つまり、スタイルシートファイル24
で、「<xsl:template」から「</xsl:template>」まで
が、一つのスタイルシートテンプレートを表す。
【0106】行12−3のmatch 属性は条件式を表して
おり、この行12−3から行12−7に記述されたスタ
イルシートテンプレートがルート要素に適用されること
を示す。ルート要素とは、任意の要素から上位要素を辿
った場合に最終的に辿り着く共通の要素であり、「/」
で示す。行12−4は、ルート要素の変換処理を開始す
る場合に出力するXHTMLのタグを示し、行12−6
はルート要素の変換処理を終了する場合に出力するXH
TMLのタグを示す。行12−5はルート要素のすべて
の下位要素を処理するスタイルシートテンプレートを適
用することを示す。
【0107】行12−8から行12−11のスタイルシ
ートテンプレートは、PURCHACE.ORDER要素(構造化文書
での「PURCHACE.ORDER」タグ)に適用される。行12−
8はスタイルシートテンプレートの記述開始、行12−
11は記述終了を示す。行12−9は、PURCHACE.ORDER
要素の変換処理を開始する場合に出力するXHTMLの
タグを示し、このタグによって図15の画面上に見出し
「発注書」が表示される。また、行12−10はルート
要素のすべての下位要素を処理するスタイルシートテン
プレートを適用することを示す。行12−8から行12
−11のスタイルシートテンプレートは、図10の行8
−3から行8−5のフォーム記述テンプレートから作成
される。
【0108】行12−12から行12−12Dのスタイ
ルシートテンプレートは、PURCHACE.ORDER要素の下位の
DOC.INFO要素(構造化文書での「DOC.INFO」タグ)に適
用される。行12−12Aは、DOC.INFO要素の変換処理
を開始する場合に出力するXHTMLのタグを示し、こ
のタグによって図15の画面上に見出し「書誌情報」が
表示される。また、行12B−12Dは、図15の見出
し「書誌情報」の下の表の見出しの文字を着色して表示
するための部分である。例えば、行12−12Cは、DO
C.INFO要素の変換処理において、select属性で指定した
DOC.INFO要素の下位要素であるSEND.TO要素に対応した
スタイルシートテンプレートを適用することを示す。す
なわち、図15の「宛先」は構造化文書のSEND.TO要
素、「作成者」はWRITER要素、「作成日」はCREATE.DAT
E要素、「納期」はDELIVERY.DATE要素、「納品場所」は
DELIVERY.PLACE要素、「支払方法」はPAYMENT要素に相
当する。行12−12から行12−12Dのスタイルシ
ートテンプレートは、図10の行8−6から行8−15
のフォーム記述テンプレートから作成される。
【0109】行12−13から行12−13Bのスタイ
ルシートテンプレートは、図15の見出し「書誌情報」
の下の表の「宛先」の右隣の入力枠を着色して表示する
ためのものである。行12−13Aは、select属性で指
定したInputControlという名称のスタイルシートテンプ
レートを、引数「'../SEND.TO'」を付与して適用するこ
とを示し、入力画面上にSEND.TO 要素の値を入力するた
めの入力枠が表示される。行12−13から行12−3
Bのスタイルシートテンプレートは、図10の行8−6
から行8−15のフォーム記述テンプレート、特に行8
−8および行8−11から作成される。
【0110】このようにして、図13のスタイルシート
ファイル24は、主にフォーム記述ファイル22中の図
10で示された部分によって作成される。図14のスタ
イルシートファイル24は、主にフォーム記述ファイル
22中の図11で示された部分によって作成される。
【0111】図16に示す構造化文書ファイル23にお
いて、行15−1はこの構造化文書ファイル23がXM
L文書形式であることを宣言するXML宣言である。行
15−2と行15−7は、それぞれ構造化文書ファイル
23中の先頭要素であるPURCHACE.ORDERの開始タグと終
了タグを示す。
【0112】行15−3と行15−5はそれぞれ、書誌
情報要素であるDOC.INFO要素の開始タグと終了タグを示
し、行15−4は書誌情報要素を構成する下位要素の1
つであるSEND.TO 要素の開始タグ、終了タグおよび利用
者が入力したタグの値を示す。また、行15−6等のPR
ODUCT.LISTは、繰り返して出現する。このような繰り返
しは図12の列84および列85の要素出現数および繰
返数初期値に対応する。
【0113】次に、フォーム部品の抽出・登録処理(図
3)の詳細を説明する。この処理では、上述のように、
フォーム部品登録部18がステップST11で既存のフ
ォーム記述ファイル22を読み出して、それに表された
フォーム記述をGUI適合形式で表示部5に表示する。
いま、ステップST11で読み出されるフォーム記述フ
ァイル22が図10および図11に示されたフォーム記
述ファイル22であって、これに基づいて表示部5に表
示された画面が図12に示された画面であると仮定す
る。
【0114】この図12中の画面について、行番号11
の列82,84〜86,88〜92を文書設計者が範囲
選択してクリックすると仮定する。行番号11では列8
3の深さが#であるので、この行のPRODUCT.NAME要素の
タグは最下位要素であって、その下位の要素は存在しな
い。このような場合、選択された行に係る選択された列
の情報のみがフォーム部品登録部18によって抽出され
る。図17は、これにより抽出された部分を含む画面表
示を示す。フォーム部品登録部18は、タグ名がPRODUC
T.NAME要素の繰返し有無、繰返数初期値、見出し、レイ
アウト、入力方法および入力値の検証規則を、フォーム
記述ファイル22から抽出して、抽出した部分を記述し
たフォーム部品ファイルを作成し、このフォーム部品フ
ァイルを格納部7に登録する。
【0115】フォーム部品の抽出・登録処理で、フォー
ム部品登録部18は、階層型の格納構造で、フォーム部
品の候補を示すデータ部分とフォーム部品の種別を示す
データ部分を表したフォーム部品ファイル21を格納部
7に格納することもできる。この際には、フォーム部品
登録部18は、フォーム部品の種別を示すデータ部分の
うちの各フォーム部品の種別をフォーム部品の候補を示
すデータ部分に関連づける。例えば、図12中の画面に
ついて、行番号9の全体の列を文書設計者が範囲選択し
てクリックすると仮定する。行番号9では列83の深さ
が2であるので、この行のPRODUCT.LISTのタグの下位層
には、行番号11〜16の要素が含まれる。このような
場合、選択された行だけでなく、その行の上位層(深さ
1)、同位層(深さ2)および下位層(深さ#)に相当
する行に係る選択された列の情報がフォーム部品登録部
18によって抽出される。
【0116】従って、選択された行番号10と、上位層
に相当する行番号1と、同位層に相当する行番号2と、
下位層に相当する行番号11〜16に係る選択された列
の情報がフォーム部品登録部18によって抽出される。
図18は、これにより抽出された部分を含む画面表示で
ある。図18の例では、PRODUCT.NAMEやPRODUCT.ID等が
文書部品を構成する文書要素であり、その上位要素であ
るPRODUCT.TABLEがその上位の文書部品である。
【0117】フォーム部品登録部18は、これらの選択
された部分に対応する部分をフォーム記述ファイル22
から抽出して、抽出した部分を記述したフォーム部品フ
ァイルを作成し、このフォーム部品ファイルを格納部7
に登録する。フォーム部品ファイルを作成する際には、
上述した従属関係に基づいて、図8および図9に示すデ
ータ部分5−13およびデータ部分5−15のような階
層的な従属関係を表すデータ部分も作成する。従って、
図10および図11に示すようなフォーム記述ファイル
22から図5、図8および図9に示すようなフォーム部
品ファイル21の一部に相当するフォーム部品ファイル
が作成される。
【0118】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁
で表示する形式に変換するための制御ルールをフォーム
記述言語で記述したフォーム記述を部品化したフォーム
部品の候補をGUI適合形式で文書設計者に提示して、
文書設計者が選択したフォーム部品を組み合わせてフォ
ーム記述を作成して、フォーム記述をスタイルシート記
述形式に変換することによってスタイルシートを作成す
る。従って、文書設計者は、GUI適合方式で提示され
たフォーム部品の候補から所望のフォーム部品を選択す
ることによって、XSLやDSSSLといったスタイル
シートを記述するための文法に関する知識がなくても容
易にスタイルシートを設計できるなどの効果が得られ
る。
【0119】また、この実施の形態によれば、フォーム
部品は構造化文書を構成する要素を含んでおり、スタイ
ルシート作成部13はフォーム記述から構造化文書の雛
形を作成する。従って、GUI適合方式で提示されたフ
ォーム部品の候補から所望のフォーム部品を選択するこ
とによって、XMLやSGML等の構造化文書を構造化
文書に関する知識を有さない設計者であっても容易に設
計することができる。
【0120】さらにこの実施の形態によれば、フォーム
記述作成部12が作成したフォーム記述をGUI適合形
式で文書設計者にフォーム記述作成部12が提示して、
文書設計者の修正指示に応じて、フォーム記述作成部1
2がフォーム記述を修正する。これにより、文書設計者
は、GUI適合形式を利用して、フォーム記述を容易に
修正することができる。従って、XSLやDSSSLと
いったスタイルシートを記述するための文法に関する知
識がなくても容易にスタイルシートを修正して完成でき
る。
【0121】さらにまた、この実施の形態によれば、フ
ォーム部品の種別をGUI適合形式で文書設計者に提示
し、フォーム部品の種別のうち文書設計者が選択したフ
ォーム部品の種別に関連するフォーム部品の候補をGU
I適合形式で文書設計者に提示する。従って、文書設計
者はフォーム部品を容易に参照することができ、スタイ
ルシートの設計を効率よく行なうことができる。
【0122】さらにまた、この実施の形態によれば、既
存のフォーム記述から作成された新たなフォーム部品を
作成することができる。よって、さらに別のフォーム記
述、ひいてはスタイルシートを作成することができる。
従って、スタイルシートの設計をさらに効率よく行なう
ことができる。また、既存のフォーム記述から新たなフ
ォーム部品を作成するにあたっても、既存のフォーム記
述をGUI適合形式で文書設計者に提示するので、構造
化文書に関する知識を有さない設計者であっても容易に
フォーム部品を作成できる。
【0123】さらに、既存のフォーム記述から作成され
た新たなフォーム部品を作成する際に、フォーム部品登
録部18は、フォーム部品の種別を示すデータ部分中の
各種別をフォーム部品の候補を示すデータ部分に関連づ
けて、階層型の格納構造で、フォーム部品の候補を示す
データ部分とフォーム部品の種別を示すデータ部分を格
納部7に格納する。よって、格納されたフォーム部品の
種別を示すデータ部分とフォーム部品の候補を示すデー
タ部分を利用してフォーム記述を作成する際に、文書設
計者はフォーム部品を容易に参照することができる。従
って、スタイルシートの設計を効率よく行なうことがで
きる。
【0124】実施の形態2.上述した実施の形態1で
は、文書設計端末装置1が、フォーム部品からフォーム
記述を作成し、フォーム記述からスタイルシートと構造
化文書の雛形を作成する。また、文書設計端末装置1が
既存のフォーム記述からフォーム部品を作成する。そし
て、構造化文書処理サーバ装置2が、構造化文書をスタ
イルシートとともにクライアント端末装置4に送信す
る。
【0125】しかし、この発明の実施の形態2として、
個々のクライアント端末装置4が、既存のフォーム部品
からフォーム記述を作成し、フォーム記述からスタイル
シートを作成してもよい。また、クライアント端末装置
4が既存のフォーム記述からフォーム部品を作成しても
よい。かかる既存のフォーム部品およびフォーム記述
は、どのような形態で、クライアント端末装置4に供給
してもよいが、例えば構造化文書処理サーバ装置2から
クライアント端末装置4にこれらを送信するようにして
もよい。
【0126】この実施の形態2においては、個々のクラ
イアント端末装置4がスタイルシート作成装置として機
能する。クライアント端末装置4には、スタイルシート
および構造化文書の作成処理を行うためのプログラム
(図2)およびフォーム部品の抽出・登録処理を行うた
めのプログラム(図3)がインストールされる。そし
て、クライアント端末装置4の中央演算処理装置である
制御部16が、プログラムに従って、フォーム部品提示
選択部(フォーム部品提示部)11、フォーム記述作成
部(フォーム記述提示部、フォーム記述修正部)12、
スタイルシート作成部13、およびフォーム部品登録部
(第2のフォーム記述提示部)18として動作する。
【0127】クライアント端末装置4で作成されたフォ
ーム記述、スタイルシートおよびフォーム部品は、クラ
イアント端末装置4の付属の図示しない格納装置に格納
される。このようにして、各クライアント端末装置4で
は、フォーム部品に基づいて、独自にフォーム記述を組
み立てて、スタイルシートを作成することが可能であ
る。すなわちクライアント端末装置4の利用者が所望す
る一つまたは複数のスタイルシートを任意に作成するこ
とができる。そして、構造化文書処理サーバ装置2から
構造化文書ファイル23をクライアント端末装置4が受
信すると、利用者はその構造化文書ファイル23に適し
た任意のスタイルシートを用いて表示部9に任意の形式
で構造化文書を表示させることが可能である。
【0128】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、クライアント端末装置4の利用者は文書設計者とし
て、GUI適合方式で提示されたフォーム部品の候補か
ら所望のフォーム部品を選択することによって、XSL
やDSSSLといったスタイルシートを記述するための
文法に関する知識がなくても容易にスタイルシートを設
計できるなどの効果が得られる。このため、利用者自ら
が独自に構造化文書の入力画面を容易に変更することが
できる。従って、本来の構造化文書設計者は利用者毎に
個別に構造化文書設計を行なわなくてもよい。
【0129】実施の形態3.図19は、この発明の実施
の形態3によるスタイルシート作成装置を有する構造化
文書処理システムの構成を示すブロック図である。図に
おいて、4a,4bはそれぞれ別のクライアント端末装
置、32はワークフローサーバ装置、34はサーバデー
タ送受信部を示す。図19において、図1と共通する構
成要素を示すには同一の参照符号が用いられており、そ
れらの詳細な説明は省略する。
【0130】この構造化文書処理システムでは、構造化
文書処理サーバ装置としてワークフローサーバ装置32
が設けられている。また、ワークフローサーバ装置32
の格納部8には、複数のスタイルシートファイル24が
格納されている。図12の列93に関して上述したよう
に、文書設計端末装置1のスタイルシート作成部13
は、各利用者の役割に応じてアクセス権の異なる複数の
スタイルシートを作成することができる。格納部8に格
納された複数のスタイルシートファイル24は、このよ
うなアクセス権が異なるスタイルシートをそれぞれ表し
ている。
【0131】これらの複数のスタイルシートファイル2
4を用いれば、同一の構造化文書ファイル23を別個の
形式でコンピュータの画面に表示することができる。個
々のクライアント端末装置4a,4bには、構造化文書
ファイル23とともに、それぞれ別個のスタイルシート
ファイル24がサーバデータ送受信部34から送信され
る。
【0132】ワークフローサーバ装置32に設けられた
サーバデータ送受信部34は、予め定められたワークフ
ローに従った順序および経路に則って、構造化文書ファ
イル23およびスタイルシートファイル24の送信を行
う。
【0133】次に動作について説明する。この実施の形
態については、通信処理のみを説明する。スタイルシー
トおよび構造化文書の作成処理およびフォーム部品の抽
出・登録処理は実施の形態1と同じである。通信処理で
は、ワークフローサーバ装置32のサーバデータ送受信
部34は、まず構造化文書ファイル23とともにクライ
アント端末装置4aのためのスタイルシートファイル2
4をクライアント端末装置4aに送信する。クライアン
ト端末装置4aの利用者は、クライアント端末装置4a
のためのスタイルシートファイル24に基づいて表示部
9に表示された構造化文書を視認しながら、自身に編集
するアクセス権のある部分について入力部10で構造化
文書ファイル23を編集する。
【0134】クライアント端末装置4aで編集された構
造化文書ファイル23はクライアントデータ送受信部1
5からワークフローサーバ装置32のサーバデータ送受
信部34に送信され、構造化文書保存部17は編集され
た構造化文書ファイル23を更新保存する。
【0135】次に、サーバデータ送受信部34は、クラ
イアント端末装置4aで更新された構造化文書ファイル
23とともにクライアント端末装置4bのためのスタイ
ルシートファイル24をクライアント端末装置4bに送
信する。クライアント端末装置4bの利用者は、クライ
アント端末装置4bのためのスタイルシートファイル2
4に基づいて表示部9に表示された構造化文書を視認し
ながら、自身に編集するアクセス権のある部分について
入力部10で構造化文書ファイル23を編集する。
【0136】クライアント端末装置4bでさらに編集さ
れた構造化文書ファイル23はクライアントデータ送受
信部15からワークフローサーバ装置32のサーバデー
タ送受信部34に送信され、構造化文書保存部17は編
集された構造化文書ファイル23を更新保存する。
【0137】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ワークフローサーバ装置32によって、所定の経路
で、構造化文書を回覧することが可能になり、文書利用
者の役割りや操作に依存して、スタイルシートファイル
24を変更することにより、クライアント端末装置4
a,4bの表示部9に表示する構造化文書の入力画面の
形式を変更することができる。
【0138】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、構造
化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表示す
る形式に変換するための制御ルールをフォーム記述言語
で記述したフォーム記述を部品化したフォーム部品の候
補をGUI適合形式で文書設計者に提示するフォーム部
品提示部と、フォーム部品提示部に提示されたフォーム
部品の候補のうち、文書設計者が選択したフォーム部品
を組み合わせてフォーム記述を作成するフォーム記述作
成部と、フォーム記述をスタイルシート記述形式に変換
することによってスタイルシートを作成するスタイルシ
ート作成部とを備えるように構成したので、文書設計者
は、XSLやDSSSLといったスタイルシートを記述
するための文法に関する知識がなくても容易にスタイル
シートを設計できるなどの効果がある。
【0139】この発明によれば、フォーム部品は構造化
文書を構成する要素を含んでおり、スタイルシート作成
部はフォーム記述から構造化文書の雛形を作成するよう
に構成したので、XMLやSGML等の構造化文書を構
造化文書に関する知識を有さない設計者であっても容易
に設計することができるなどの効果がある。
【0140】この発明によれば、フォーム記述作成部が
作成したフォーム記述をGUI適合形式で文書設計者に
提示するフォーム記述提示部と、文書設計者の修正指示
に応じて、フォーム記述を修正するフォーム記述修正部
とをさらに備えるように構成したので、文書設計者は、
GUI適合形式を利用して、フォーム記述を容易に修正
することができる。従って、XSLやDSSSLといっ
たスタイルシートを記述するための文法に関する知識が
なくても容易にスタイルシートを修正して完成できるな
どの効果がある。
【0141】この発明によれば、フォーム部品の候補を
示すデータ部分とフォーム部品の種別を示すデータ部分
を階層型の格納構造で格納する格納部をさらに備え、フ
ォーム部品提示部は、格納部に格納されたフォーム部品
の種別を示すデータ部分に基づいて、フォーム部品の種
別をGUI適合形式で文書設計者に提示し、フォーム部
品の種別のうち文書設計者が選択したフォーム部品の種
別に関連するフォーム部品の候補を示すデータ部分に基
づいて、フォーム部品の候補をGUI適合形式で文書設
計者に提示するように構成したので、文書設計者はフォ
ーム部品を容易に参照することができ、スタイルシート
の設計を効率よく行なうことができるなどの効果があ
る。
【0142】この発明によれば、既存のフォーム記述を
GUI適合形式で文書設計者に提示する第2のフォーム
記述提示部と、文書設計者の選択に従って、既存のフォ
ーム記述の部分を選択し、選択された既存のフォーム記
述の部分をフォーム部品として格納部に格納するフォー
ム部品登録部とをさらに備えるように構成したので、既
存のフォーム記述から作成された新たなフォーム部品に
よって、さらに別のフォーム記述、ひいてはスタイルシ
ートを作成することができる。従って、スタイルシート
の設計をさらに効率よく行なうことができるなどの効果
がある。また、既存のフォーム記述から新たなフォーム
部品を作成するにあたっても、既存のフォーム記述をG
UI適合形式で文書設計者に提示するので、構造化文書
に関する知識を有さない設計者であっても容易にフォー
ム部品を作成できるなどの効果がある。
【0143】この発明によれば、フォーム部品の候補を
示すデータ部分とフォーム部品の種別を示すデータ部分
を格納する格納部をさらに備え、フォーム部品登録部
は、フォーム部品の種別を示すデータ部分中の各種別を
フォーム部品の候補を示すデータ部分に関連づけて、階
層型の格納構造で、フォーム部品の候補を示すデータ部
分とフォーム部品の種別を示すデータ部分を格納部に格
納するように構成したので、格納されたフォーム部品の
種別を示すデータ部分とフォーム部品の候補を示すデー
タ部分を利用してフォーム記述を作成する際に、文書設
計者はフォーム部品を容易に参照することができる。従
って、スタイルシートの設計を効率よく行なうことがで
きるなどの効果がある。
【0144】この発明によれば、構造化文書をコンピュ
ータの表示装置に整った体裁で表示する形式に変換する
ための制御ルールをフォーム記述言語で記述したフォー
ム記述を部品化したフォーム部品の候補をGUI適合形
式でフォーム部品提示部が文書設計者に提示する工程
と、フォーム部品提示部に提示されたフォーム部品の候
補のうち、文書設計者が選択したフォーム部品をフォー
ム記述作成部が組み合わせてフォーム記述を作成する工
程と、スタイルシート作成部がフォーム記述をスタイル
シート記述形式に変換することによってスタイルシート
を作成する工程とを備えるように構成したので、文書設
計者は、XSLやDSSSLといったスタイルシートを
記述するための文法に関する知識がなくても容易にスタ
イルシートを設計できるなどの効果がある。
【0145】この発明によれば、フォーム部品は構造化
文書を構成する要素を含んでおり、スタイルシート作成
部がフォーム記述から構造化文書の雛形を作成する工程
をさらに備えるように構成したので、XMLやSGML
等の構造化文書を構造化文書に関する知識を有さない設
計者であっても容易に設計することができるなどの効果
がある。
【0146】この発明によれば、コンピュータに、構造
化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表示す
る形式に変換するための制御ルールをフォーム記述言語
で記述したフォーム記述を部品化したフォーム部品の候
補をGUI適合形式でフォーム部品提示部が文書設計者
に提示する工程と、フォーム部品提示部に提示されたフ
ォーム部品の候補のうち、文書設計者が選択したフォー
ム部品をフォーム記述作成部が組み合わせてフォーム記
述を作成する工程と、スタイルシート作成部がフォーム
記述をスタイルシート記述形式に変換することによって
スタイルシートを作成する工程とを実行させるように構
成したので、文書設計者は、XSLやDSSSLといっ
たスタイルシートを記述するための文法に関する知識が
なくても容易にスタイルシートを設計できるなどの効果
がある。
【0147】この発明によれば、構造化文書をコンピュ
ータの表示装置に整った体裁で表示する形式に変換する
ための制御ルールをフォーム記述言語で記述した既存の
フォーム記述をGUI適合形式で第2のフォーム記述提
示部が文書設計者に提示する工程と、文書設計者の選択
に従って、既存のフォーム記述の部分を選択し、選択さ
れた既存のフォーム記述の部分をフォーム部品としてフ
ォーム部品登録部が格納部に格納する工程とを備えるよ
うに構成したので、既存のフォーム記述から作成された
新たなフォーム部品によって、さらに別のフォーム記
述、ひいてはスタイルシートを作成することができる。
従って、スタイルシートの設計をさらに効率よく行なう
ことができるなどの効果がある。また、既存のフォーム
記述から新たなフォーム部品を作成するにあたっても、
既存のフォーム記述をGUI適合形式で文書設計者に提
示するので、構造化文書に関する知識を有さない設計者
であっても容易にフォーム部品を作成できるなどの効果
がある。
【0148】この発明によれば、コンピュータに、構造
化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表示す
る形式に変換するための制御ルールをフォーム記述言語
で記述した既存のフォーム記述を第2のフォーム記述提
示部がGUI適合形式で文書設計者に提示する工程と、
文書設計者の選択に従って、既存のフォーム記述の部分
を選択し、選択された既存のフォーム記述の部分をフォ
ーム部品としてフォーム部品登録部が格納部に格納する
工程とを実行させるように構成したので、既存のフォー
ム記述から作成された新たなフォーム部品によって、さ
らに別のフォーム記述、ひいてはスタイルシートを作成
することができる。従って、スタイルシートの設計をさ
らに効率よく行なうことができるなどの効果がある。ま
た、既存のフォーム記述から新たなフォーム部品を作成
するにあたっても、既存のフォーム記述をGUI適合形
式で文書設計者に提示するので、構造化文書に関する知
識を有さない設計者であっても容易にフォーム部品を作
成できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるスタイルシー
ト作成装置を有する構造化文書処理システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】 実施の形態1によるスタイルシートおよび構
造化文書の作成処理を示すフローチャートである。
【図3】 実施の形態1によるフォーム部品の抽出・登
録処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態1による通信処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】 実施の形態1で使われるフォーム部品ファイ
ルの一例のデータ構造を示す図表である。
【図6】 図5に例示されたフォーム部品ファイルに基
づいてGUI適合形式で表示される画面の例を示す概略
図である。
【図7】 実施の形態1において、フォーム部品の選択
のために、GUI適合形式で段階的に表示される画面の
例を示す概略図である。
【図8】 実施の形態1で使われる階層化されたフォー
ム部品ファイルの一例を示す図表である。
【図9】 図8と協同で、階層化されたフォーム部品フ
ァイルの一例を示す図表である。
【図10】 実施の形態1で作成されたフォーム記述フ
ァイルの一例を示す図表である。
【図11】 図10と協同で、フォーム記述ファイルの
一例を示す図表である。
【図12】 図10および図11のフォーム記述ファイ
ルに対応する、GUI適合形式で表示される画面の例を
示す概略図である。
【図13】 実施の形態1で作成されたスタイルシート
ファイルの一部分を示す図表である。
【図14】 実施の形態1で作成されたスタイルシート
ファイルの他の部分を示す図表である。
【図15】 図16の構造化文書を、図13および図1
4のスタイルシートに基づいて表示したコンピュータの
表示装置の画面を示す概略図である。
【図16】 実施の形態1で雛形が作成された構造化文
書ファイルを示す図表である。
【図17】 実施の形態1で、フォーム部品の抽出・登
録処理により抽出された部分を表した画面表示を示す概
略図である。
【図18】 実施の形態1で、フォーム部品の抽出・登
録処理により抽出された他の部分を表した画面表示を示
す概略図である。
【図19】 この発明の実施の形態3によるスタイルシ
ート作成装置を有する構造化文書処理システムの構成を
示すブロック図である。
【図20】 従来の技術による構造化文書を扱うシステ
ムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 文書設計端末装置(スタイルシート作成装置)、2
構造化文書処理サーバ装置、3 通信網、4 クライ
アント端末装置(構造化文書編集装置兼スタイルシート
作成装置)、4a,4b クライアント端末装置、5
表示部、6 入力部、7 格納部、8 格納部、9 表
示部、10 入力部、11 フォーム部品提示選択部
(フォーム部品提示部)、12 フォーム記述作成部
(フォーム記述提示部、フォーム記述修正部)、13
スタイルシート作成部、14 サーバデータ送受信部、
15 クライアントデータ送受信部、16 制御部、1
7 構造化文書保存部、18 フォーム部品登録部(第
2のフォーム記述提示部)、21 フォーム部品ファイ
ル、22 フォーム記述ファイル、23 構造化文書フ
ァイル、24 スタイルシートファイル、32 ワーク
フローサーバ装置、34サーバデータ送受信部、50
第1層の画面、50a,51a,52a 候補ボタン、
51 第2層の画面、52 第3層の画面、53a,5
3b 第4層の画面、54,55 チェックボックス、
56,64 設定ボタン、57,65取消ボタン、62
選択ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B009 NA04 NA06 NA14 ND01 TB03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書をコンピュータの表示装置に
    整った体裁で表示する形式に変換するための制御ルール
    をフォーム記述言語で記述したフォーム記述を部品化し
    たフォーム部品の候補をGUI適合形式で文書設計者に
    提示するフォーム部品提示部と、 前記フォーム部品提示部に提示された前記フォーム部品
    の候補のうち、文書設計者が選択したフォーム部品を組
    み合わせてフォーム記述を作成するフォーム記述作成部
    と、 前記フォーム記述をスタイルシート記述形式に変換する
    ことによってスタイルシートを作成するスタイルシート
    作成部とを備えたスタイルシート作成装置。
  2. 【請求項2】 フォーム部品は構造化文書を構成する要
    素を含んでおり、スタイルシート作成部はフォーム記述
    から構造化文書の雛形を作成することを特徴とする請求
    項1記載のスタイルシート作成装置。
  3. 【請求項3】 フォーム記述作成部が作成したフォーム
    記述をGUI適合形式で文書設計者に提示するフォーム
    記述提示部と、 文書設計者の修正指示に応じて、前記フォーム記述を修
    正するフォーム記述修正部とをさらに備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のスタイルシート作
    成装置。
  4. 【請求項4】 フォーム部品の候補を示すデータ部分と
    フォーム部品の種別を示すデータ部分を階層型の格納構
    造で格納する格納部をさらに備え、 フォーム部品提示部は、前記格納部に格納された前記フ
    ォーム部品の種別を示すデータ部分に基づいて、フォー
    ム部品の種別をGUI適合形式で文書設計者に提示し、 前記フォーム部品の種別のうち文書設計者が選択したフ
    ォーム部品の種別に関連するフォーム部品の候補を示す
    データ部分に基づいて、前記フォーム部品の候補をGU
    I適合形式で文書設計者に提示することを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のスタイ
    ルシート作成装置。
  5. 【請求項5】 既存のフォーム記述をGUI適合形式で
    文書設計者に提示する第2のフォーム記述提示部と、 文書設計者の選択に従って、前記既存のフォーム記述の
    部分を選択し、選択された前記既存のフォーム記述の部
    分をフォーム部品として格納部に格納するフォーム部品
    登録部とをさらに備えることを特徴とする請求項1から
    請求項3のうちのいずれか1項記載のスタイルシート作
    成装置。
  6. 【請求項6】 フォーム部品の候補を示すデータ部分と
    フォーム部品の種別を示すデータ部分を格納する格納部
    をさらに備え、 フォーム部品登録部は、前記フォーム部品の種別を示す
    データ部分中の各種別をフォーム部品の候補を示すデー
    タ部分に関連づけて、階層型の格納構造で、前記フォー
    ム部品の候補を示すデータ部分と前記フォーム部品の種
    別を示すデータ部分を前記格納部に格納することを特徴
    とする請求項5記載のスタイルシート作成装置。
  7. 【請求項7】 構造化文書をコンピュータの表示装置に
    整った体裁で表示する形式に変換するための制御ルール
    をフォーム記述言語で記述したフォーム記述を部品化し
    たフォーム部品の候補をGUI適合形式でフォーム部品
    提示部が文書設計者に提示する工程と、 前記フォーム部品提示部に提示された前記フォーム部品
    の候補のうち、文書設計者が選択したフォーム部品をフ
    ォーム記述作成部が組み合わせてフォーム記述を作成す
    る工程と、 スタイルシート作成部が前記フォーム記述をスタイルシ
    ート記述形式に変換することによってスタイルシートを
    作成する工程とを備えたスタイルシート作成方法。
  8. 【請求項8】 フォーム部品は構造化文書を構成する要
    素を含んでおり、スタイルシート作成部がフォーム記述
    から構造化文書の雛形を作成する工程をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項7記載のスタイルシート作成方
    法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、 構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表
    示する形式に変換するための制御ルールをフォーム記述
    言語で記述したフォーム記述を部品化したフォーム部品
    の候補をGUI適合形式でフォーム部品提示部が文書設
    計者に提示する工程と、 前記フォーム部品提示部に提示された前記フォーム部品
    の候補のうち、文書設計者が選択したフォーム部品をフ
    ォーム記述作成部が組み合わせてフォーム記述を作成す
    る工程と、 スタイルシート作成部が前記フォーム記述をスタイルシ
    ート記述形式に変換することによってスタイルシートを
    作成する工程とを実行させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 構造化文書をコンピュータの表示装置
    に整った体裁で表示する形式に変換するための制御ルー
    ルをフォーム記述言語で記述した既存のフォーム記述を
    GUI適合形式で第2のフォーム記述提示部が文書設計
    者に提示する工程と、 文書設計者の選択に従って、前記既存のフォーム記述の
    部分を選択し、選択された前記既存のフォーム記述の部
    分をフォーム部品としてフォーム部品登録部が格納部に
    格納する工程とを備えたフォーム部品登録方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 構造化文書をコンピュータの表示装置に整った体裁で表
    示する形式に変換するための制御ルールをフォーム記述
    言語で記述した既存のフォーム記述を第2のフォーム記
    述提示部がGUI適合形式で文書設計者に提示する工程
    と、 文書設計者の選択に従って、前記既存のフォーム記述の
    部分を選択し、選択された前記既存のフォーム記述の部
    分をフォーム部品としてフォーム部品登録部が格納部に
    格納する工程とを実行させるためのプログラム。
JP2002108100A 2002-04-10 2002-04-10 スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム Pending JP2003303183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002108100A JP2003303183A (ja) 2002-04-10 2002-04-10 スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002108100A JP2003303183A (ja) 2002-04-10 2002-04-10 スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003303183A true JP2003303183A (ja) 2003-10-24

Family

ID=29391961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002108100A Pending JP2003303183A (ja) 2002-04-10 2002-04-10 スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003303183A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196743A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Fuji Electric Systems Co Ltd 電子納品チェック装置/システム、チェック方法、プログラム
JP2007133680A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 電子機器及びその設定項目の初期化方法
US7956277B2 (en) 2006-03-31 2011-06-07 Kyocera Corporation Thermoelectric module
JP2014209314A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 トッパン・フォームズ株式会社 帳票出力システム及び帳票出力方法
US9330065B2 (en) 2010-09-26 2016-05-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Generating variable document templates

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196743A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Fuji Electric Systems Co Ltd 電子納品チェック装置/システム、チェック方法、プログラム
JP4626283B2 (ja) * 2003-12-08 2011-02-02 富士電機システムズ株式会社 電子納品チェックシステム、チェック方法、プログラム
JP2007133680A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 電子機器及びその設定項目の初期化方法
US8086966B2 (en) 2005-11-10 2011-12-27 Sony Corporation Electronic apparatus and method of initializing setting items thereof
US7956277B2 (en) 2006-03-31 2011-06-07 Kyocera Corporation Thermoelectric module
US9330065B2 (en) 2010-09-26 2016-05-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Generating variable document templates
JP2014209314A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 トッパン・フォームズ株式会社 帳票出力システム及び帳票出力方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230105237A1 (en) Document processor program having document-type dependent user interface
Møller et al. An introduction to XML and Web technologies
US8055997B2 (en) System and method for implementing dynamic forms
US8688747B2 (en) Schema framework and method and apparatus for normalizing schema
US7200816B2 (en) Method and system for automating creation of multiple stylesheet formats using an integrated visual design environment
US8407585B2 (en) Context-aware content conversion and interpretation-specific views
US7562307B2 (en) Automated creation of web page to XML translation servers
US20020065852A1 (en) Online guided resume creation system that allows dynamic style formatting
CN103136317A (zh) 工程管理系统工程合同在线审批信息化实现方法
WO2006051958A1 (ja) 情報配信システム
US8381099B2 (en) Flows for variable-data printing
Salminen et al. Communicating with XML
WO2007081017A1 (ja) 文書処理装置
US20100269036A1 (en) System and method for designing and generating online stationery
EP2318950A1 (en) System and method for designing and generating online stationery
JP2003303183A (ja) スタイルシート作成装置、スタイルシート作成方法、フォーム部品登録方法およびプログラム
World Wide Web Consortium Cascading style sheets level 2 revision 1 (CSS 2.1) specification
JP2007183849A (ja) 文書処理装置
Lenz et al. Office 2003 XML: Integrating Office with the Rest of the World
Petiya Building a Semantic Web of Comics: Publishing Linked Data in HTML/RDFa Using a Comic Book Ontology and Metadata Application Profiles
JP2004178426A (ja) 構造化文書処理装置
Wesley Pro JQuery in Oracle Application Express
Jacobs Foundation XML and E4X for Flash and Flex
Yeo Translation is not enough
Blansit Basic Components of XML