JP2003299101A - 動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、動画像符号化プログラム、動画像復号プログラム、動画像符号化プログラムを記録した記録媒体、動画像復号プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、動画像符号化プログラム、動画像復号プログラム、動画像符号化プログラムを記録した記録媒体、動画像復号プログラムを記録した記録媒体

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JP2003299101A JP2002100747A JP2002100747A JP2003299101A JP 2003299101 A JP2003299101 A JP 2003299101A JP 2002100747 A JP2002100747 A JP 2002100747A JP 2002100747 A JP2002100747 A JP 2002100747A JP 2003299101 A JP2003299101 A JP 2003299101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化効率を最も高くして動画像を符号化す
る。 【解決手段】 マクロブロックを、フレーム内符号化
(102)するのか、通常の動き補償で符号化(11
0)するのか、グローバル動きベクトルからブロック毎
に動きベクトルを算出して符号化(105)するのか、
グローバル動きベクトルから画素毎に動きベクトルを算
出して符号化(106)するのか、一旦画素グローバル
動き補償により作成した予測画像内を再探索して符号化
(108)するのか、のいずれかから最も符号化効率が
高くなるように選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像の符号化と
復号に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像の符号化方法には、画面全体の動
きベクトル(グローバル動きベクトルと呼ぶ)を使って
フレーム間予測符号化をするグローバル動き補償符号化
方法がある。マクロブロック毎の動きベクトルを使う通
常の動き補償符号化方法に対して、この方法ではパンや
ズームと言ったカメラパラメータをグローバル動きベク
トルで表現できるため、カメラパラメータのある動画像
を符号化する際に、マクロブロック毎の動きベクトルを
まとめてグローバル動きベクトルとして符号化でき、符
号化効率を向上できる。
【0003】グローバル動きベクトルとしては、例えば
画面の四頂点の動きベクトルを符号化する方法や、“上
倉、渡辺著「動画像符号化におけるグローバル動き補償
法」信学論(B-I)、Vol.J76-B-I,No.12,pp.944-952(199
3)”に記載されるようなカメラパラメータ(x,y,
z)を符号化する方法が挙げられる。
【0004】画面の四頂点の動きベクトルを符号化する
方法では、画面全体が一様に横方向にパンする画像の場
合、四頂点の動きベクトルを画面が横方向にパンするよ
うに符号化すれば良い。画面全体で動きベクトルをまと
めて符号化するためマクロブロック毎の動きベクトルは
0ベクトルとなり動きベクトルを符号化しない。動きベ
クトルは、画素毎あるいは複数の画素で構成されるブロ
ック毎にグローバル動きベクトルから求めることが出来
る。ブロック毎に求める場合には、例えばブロック左上
の画素の動きベクトルをグローバル動きベクトルから算
出し、ブロック内のすべての画素の動きベクトルを、算
出した左上の画素と同じものにする。
【0005】図5に示すように、画面四隅のグローバル
動きベクトル((x1,y1)、(x2,y2)、(x
3,y3)、(x4,y4))から各画素の動きベクト
ル(X,Y)は以下の式(1)に従って求めることがで
きる。式中、MまたはNは画面縦横方向の画素数を示
す。p,qは画素の画面左上からの縦横方向の位置を示
す。
【0006】
【数1】
【0007】また、カメラパラメータを求める方法とし
て、撮影時のカメラの状態を使う方法もあるが、動画像
の画像情報から求める方法もある。例えば、まず全マク
ロブロックの動きベクトルを求め、画面全体で最も多い
動きベクトルをグローバル動きベクトルとする方法もあ
る。マクロブロックの動きベクトルを求める方法として
は、マクロブロック内画素と参照画像画素との絶対値差
分和が最小となる位置を動きベクトルとする方法等が挙
げられる。
【0008】グローバル動き補償符号化方法では、さら
にマクロブロック毎にグローバル動きベクトルを使って
符号化するかどうかを選択することが可能である。これ
は、画面内に異なる動きを持つ背景と前景がある場合に
有効である。例えば、背景領域のマクロブロックはグロ
ーバル動きベクトルを使い、前景領域のマクロブロック
はグローバル動きベクトルを使わずにマクロブロックの
動きベクトルを使うことができる。
【0009】また、画素やブロックの動きベクトルに、
グローバル動きベクトルから求められる値をそのまま使
うのではなく、グローバル動きベクトルから得られる値
に更に補正値を加算して動きベクトルを求める方法もあ
る。この方法では、一旦グローバル動き補償により作成
した予測画像内を再探索して、より予測誤差や予測誤差
の変化の少ない動きベクトルを求める。この動きベクト
ルによって予測画像を作成する方法をグローバル動き再
補償方法と呼ぶこととする。この方法を使う場合の各画
素の動きベクトルは式(2)によって計算される。式
中、(mvx,mvy)は再探索によって求めた動きベ
クトルである。rまたはsは式(2−3)または式(2
−4)で計算される。
【0010】
【数2】
【0011】これにより、グローバル動き補償だけでは
予測誤差が多く発生する場合に、より予測誤差を低減す
ることが可能である。また、この場合グローバル動き補
償によって拡大や回転された画像内を探索するため、通
常の動き補償方式のように平行移動によって作成される
予測画像よりも、予測誤差の少ない予測画像を作成する
ことが可能である。この方法は撮影時のカメラパラメー
タが得られず正確なグローバル動きベクトルが得られな
い場合に、より予測誤差の少ない探索位置を求めること
ができ符号化効率を向上することができる。
【0012】なお、式(2)に従って動きベクトルを求
めるのではなく、参照画像から一旦グローバル動き補償
した画像を作り、その画像上で動きベクトル(mvx,
mvy)が示す画像情報を予測画像に使う方法もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】グローバル動き再補償
方法は、グローバル動き補償方法では予測誤差の多い場
合に、より予測誤差の少ない位置を探索できるため、グ
ローバル動き補償では予測誤差が多く発生する場合に符
号化効率を向上することができる。他方、グローバル動
き再探索方法では、必ずマクロブロック等の領域毎に動
きベクトルを符号化するため、グローバル動き補償方法
で予測誤差が十分に少ない場合には、動きベクトルを符
号化することによる冗長度が増加し、グローバル動き補
償方法よりも符号化効率が低下する。
【0014】また、グローバル動き補償方法において、
グローバル動きベクトルから求められる各画素における
動きベクトルが、その画素の動き情報を正しく表現して
いない場合には、画素毎に動きベクトルをグローバル動
きベクトルから求める方法は、ブロック毎の動きベクト
ルを求める方法よりも予測誤差が大きくなり符号化効率
が低下する。逆に、画素毎の動きベクトルが正しく表現
されている場合には、ブロック単位で動きベクトルを求
める方法は、画素毎に動きベクトルを求める方法より
も、ブロック単位の予測誤差が大きくなり符号化効率が
低下する。
【0015】本発明の目的は、符号化効率を最も高くし
て画像を符号化できる動画像符号化装置、動画像符号化
方法、動画像復号装置、動画像復号方法、これらのプロ
グラム、これらプログラムを記録した記録媒体を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、以下の動画像符号化装置と動画像符号化
方法、動画像復号装置と動画像復号方法、これらのプロ
グラム、これらプログラムを記録した記録媒体を特徴と
する。
【0017】(1)請求項1に記載の発明では、入力画
像を領域に分割し符号化する動画像符号化装置におい
て、現フレームの画像を入力する画像入力部と、現フレ
ームと参照フレームとの間のグローバル動きベクトルを
求めるグローバル動き探索部と、グローバル動きベクト
ルを使って参照フレームの画像から画素毎に動きベクト
ルを算出して予測画像を作成する画素グローバル動き補
償部と、グローバル動きベクトルを使って参照フレーム
の画像から複数の画素毎に動きベクトルを算出して予測
画像を作成するブロックグローバル動き補償部と、前記
画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か前記ブロ
ックグローバル動き補償部で求めた予測画像のいずれか
を選択する予測画像選択部と、少なくとも領域をフレー
ム間予測符号化で符号化するのかフレーム内符号化で符
号化するのかを示す情報と、フレーム間予測符号化で符
号化する場合に前記予測画像選択部でいずれを選択した
のかを示す情報とを示す符号化モードを符号化する符号
化モード符号化部と、前記予測画像選択部で選択した予
測画像を使って入力画像を符号化する符号化部と、符号
化データを復号する復号部と、復号画像を蓄積する参照
画像メモリとを備えたことを特徴とする。
【0018】(2)請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の動画像符号化装置に対して、現フレームを分
割した領域毎の動きベクトルを入力する動きベクトル入
力部と、現フレームを分割した領域毎の動き補償のため
の予測画像を作成する動き補償部とを備え、前記予測画
像選択部が、前記画素グローバル動き補償部で求めた予
測画像か、前記ブロックグローバル動き補償部で求めた
予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画像のいずれ
かを選択することを特徴とする。
【0019】(3)請求項3に記載の発明では、入力画
像を領域に分割し符号化する動画像符号化装置におい
て、現フレームの画像を入力する画像入力部と、現フレ
ームと参照フレームとの間のグローバル動きベクトルを
求めるグローバル動き探索部と、グローバル動きベクト
ルを使って参照フレームの画像から画素毎に動きベクト
ルを算出して予測画像を作成する画素グローバル動き補
償部と、前記画素グローバル動き補償部で作成した予測
画像を使って、現フレームを分割した領域毎に動き探索
を行うグローバル動き再探索部と、前記グローバル動き
再探索部で求めた動きベクトルを使って、前記グローバ
ル動き補償部で作成した予測画像から、新たに予測画像
を作成するグローバル動き再補償部と、前記画素グロー
バル動き補償部で求めた予測画像か前記グローバル動き
再補償部で求めた予測画像のいずれかを選択する予測画
像選択部と、少なくとも領域をフレーム間予測符号化で
符号化するのかフレーム内符号化で符号化するのかを示
す情報と、フレーム間予測符号化で符号化する場合に前
記予測画像選択部でいずれを選択したのかを示す情報と
を示す符号化モードを符号化する符号化モード符号化部
と、前記予測画像選択部で選択した予測画像を使って入
力画像を符号化する符号化部と、符号化データを復号す
る復号部と、復号画像を蓄積する参照画像メモリとを備
えたことを特徴とする。
【0020】(4)請求項4に記載の発明では、請求項
3に記載の動画像符号化装置に対して、現フレームを分
割した領域毎の動きベクトルを入力する動きベクトル入
力部と、現フレームを分割した領域毎の動き補償のため
の予測画像を作成する動き補償部とを備え、前記予測画
像選択部が、前記画素グローバル動き補償部で求めた予
測画像か、前記グローバル動き再補償部で求めた予測画
像か、前記動き補償部で求めた予測画像のいずれかを選
択することを特徴とする。
【0021】(5)請求項5に記載の発明では、請求項
4に記載の動画像符号化装置に対して、グローバル動き
ベクトルを使って参照フレームの画像から複数の画素毎
に動きベクトルを算出して予測画像を作成するブロック
グローバル動き補償部を備え、前記予測画像選択部が、
前記画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か、前
記ブロックグローバル動き補償部で求めた予測画像か、
前記グローバル動き再補償部で求めた予測画像か、前記
動き補償部で求めた予測画像のいずれかを選択すること
を特徴とする。
【0022】(6)請求項6に記載の発明では、入力画
像を分割した領域毎に復号する動画像復号装置におい
て、グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画
像から画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作成
する画素グローバル動き補償部と、グローバル動きベク
トルを使って参照フレームの画像から複数の画素毎の動
きベクトルを算出し、予測画像を作成するブロックグロ
ーバル動き補償部と、前記画素グローバル動き補償部で
求めた予測画像か前記ブロックグローバル動き補償部で
求めた予測画像のいずれかを選択する予測画像選択部
と、少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号する
のかフレーム内符号化で復号するのかを示す情報と、フ
レーム間予測符号化で復号する場合に前記予測画像選択
部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化モ
ードを復号する符号化モード復号部と、前記予測画像選
択部で選択した予測画像を使って符号化データを復号す
る復号部と、フレーム内符号化で復号する復号するフレ
ーム内復号部と、復号画像を蓄積する参照画像メモリ
と、を備えたことを特徴とする。
【0023】(7)請求項7に記載の発明では、請求項
6に記載の動画像復号装置に対して、現フレームを分割
した領域毎の動き補償のための予測画像を作成する動き
補償部を備え、前記予測画像選択部が、前記画素グロー
バル動き補償部で求めた予測画像か、前記ブロックグロ
ーバル動き補償部で求めた予測画像か、前記動き補償部
で求めた予測画像のいずれかを選択することを特徴とす
る。
【0024】(8)請求項8に記載の発明では、入力画
像を分割した領域毎に復号する動画像復号装置におい
て、グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画
像から画素毎の動きベクトルを算出し予測画像を作成す
る画素グローバル動き補償部と、現フレームを分割した
領域毎の動きベクトルを使って、前記画素グローバル動
き補償部で作成した予測画像から、新たに予測画像を作
成するグローバル動き再補償部と、前記画素グローバル
動き補償部で求めた予測画像か前記グローバル動き再補
償部で求めた予測画像のいずれかを選択する予測画像選
択部と、少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号
するのかフレーム内符号化で復号するのかを示す情報
と、フレーム間予測符号化で復号する場合に前記予測画
像選択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符
号化モードを復号する符号化モード復号部と、前記予測
画像選択部で選択した予測画像を使って符号化データを
復号する復号部と、フレーム内符号化で復号する復号す
るフレーム内復号部と、復号画像を蓄積する参照画像メ
モリと、を備えたことを特徴とする。
【0025】(9)請求項9に記載の発明では、請求項
8に記載の動画像復号装置に対して、現フレームを分割
した領域毎の動き補償のための予測画像を作成する動き
補償部を備え、前記予測画像選択部が、前記画素グロー
バル動き補償部で求めた予測画像か、前記グローバル動
き再補償部で求めた予測画像か、前記動き補償部で求め
た予測画像のいずれかを選択することを特徴とする。
【0026】(10)請求項10に記載の発明では、請
求項9に記載の動画像復号装置に対して、グローバル動
きベクトルを使って参照フレームの画像から複数の画素
毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作成するブロッ
クグローバル動き補償部と、現フレームを分割した領域
毎の動き補償のための予測画像を作成する動き補償部と
を備え、前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動
き補償部で求めた予測画像か、前記ブロックグローバル
動き補償部で求めた予測画像か、前記グローバル動き再
補償部で求めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予
測画像のいずれかを選択することを特徴とする。
【0027】(11)請求項11に記載の発明では、入
力画像を領域に分割し符号化する動画像符号化方法にお
いて、現フレームと参照フレームとの間のグローバル動
きベクトルを求めるグローバル動き探索過程と、グロー
バル動きベクトルを使って参照フレームの画像から画素
毎に動きベクトルを算出して予測画像を作成する画素グ
ローバル動き補償過程と、グローバル動きベクトルを使
って参照フレームの画像から複数の画素毎に動きベクト
ルを算出して予測画像を作成するブロックグローバル動
き補償過程と、前記画素グローバル動き補償過程で求め
た予測画像か前記ブロックグローバル動き補償過程で求
めた予測画像のいずれかを選択する予測画像選択過程
と、少なくとも領域をフレーム間予測符号化で符号化す
るのかフレーム内符号化で符号化するのかを示す情報
と、フレーム間予測符号化で符号化する場合に前記予測
画像選択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す
符号化モードを符号化する符号化モード符号化過程と、
前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って入力
画像を符号化する符号化過程と、符号化データを復号す
る復号過程と、復号画像を蓄積する参照画像蓄積過程
と、を有することを特徴とする。
【0028】(12)請求項12に記載の発明では、入
力画像を領域に分割し符号化する動画像符号化方法にお
いて、現フレームの画像を入力する画像入力過程と、現
フレームと参照フレームとの間のグローバル動きベクト
ルを求めるグローバル動き探索過程と、グローバル動き
ベクトルを使って参照フレームの画像から画素毎に動き
ベクトルを算出して予測画像を作成する画素グローバル
動き補償過程と、前記画素グローバル動き補償過程で作
成した予測画像を使って、現フレームを分割した領域毎
に動き探索を行うグローバル動き再探索過程と、前記グ
ローバル動き再探索過程で求めた動きベクトルを使っ
て、前記グローバル動き補償過程で作成した予測画像か
ら、新たに予測画像を作成するグローバル動き再補償過
程と、前記画素グローバル動き補償過程で求めた予測画
像か前記グローバル動き再補償過程で求めた予測画像の
いずれかを選択する予測画像選択過程と、少なくとも領
域をフレーム間予測符号化で符号化するのかフレーム内
符号化で符号化するのかを示す情報と、フレーム間予測
符号化で符号化する場合に前記予測画像選択部でいずれ
を選択したのかを示す情報とを示す符号化モードを符号
化する符号化モード符号化過程と、前記予測画像選択過
程で選択した予測画像を使って入力画像を符号化する符
号化過程と、符号化データを復号する復号過程と、復号
画像を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有することを特
徴とする。
【0029】(13)請求項13に記載の発明では、請
求項11または請求項12に記載の動画像符号化方法に
対して、現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを
入力する動きベクトル入力過程と、現フレームを分割し
た領域毎の動き補償のための予測画像を作成する動き補
償過程とを有し、前記予測画像選択過程が、前記動き補
償過程で求めた予測画像も選択できることを特徴とす
る。
【0030】(14)請求項14に記載の発明では、入
力画像を分割した領域毎に復号する動画像復号方法にお
いて、グローバル動きベクトルを使って参照フレームの
画像から画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作
成する画素グローバル動き補償過程と、グローバル動き
ベクトルを使って参照フレームの画像から複数の画素毎
の動きベクトルを算出し、予測画像を作成するブロック
グローバル動き補償過程と、前記画素グローバル動き補
償過程で求めた予測画像か前記ブロックグローバル動き
補償過程で求めた予測画像のいずれかを選択する予測画
像選択過程と、少なくとも領域をフレーム間予測符号化
で復号するのかフレーム内符号化で復号するのかを示す
情報と、フレーム間予測符号化で復号する場合に前記予
測画像選択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示
す符号化モードを復号する符号化モード復号過程と、前
記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って符号化
データを復号する復号過程と、フレーム内符号化で復号
する復号するフレーム内復号過程と、復号画像を蓄積す
る参照画像蓄積過程と、を有することを特徴とする。
【0031】(15)請求項15に記載の発明では、入
力画像を分割した領域毎に復号する動画像復号方法にお
いて、グローバル動きベクトルを使って参照フレームの
画像から画素毎の動きベクトルを算出し予測画像を作成
する画素グローバル動き補償過程と、現フレームを分割
した領域毎の動きベクトルを使って、前記画素グローバ
ル動き補償過程で作成した予測画像から、新たに予測画
像を作成するグローバル動き再補償過程と、前記画素グ
ローバル動き補償過程で求めた予測画像か前記グローバ
ル動き再補償過程で求めた予測画像のいずれかを選択す
る予測画像選択過程と、少なくとも領域をフレーム間予
測符号化で復号するのかフレーム内符号化で復号するの
かを示す情報と、フレーム間予測符号化で復号する場合
に前記予測画像選択部でいずれを選択したのかを示す情
報とを示す符号化モードを復号する符号化モード復号過
程と、前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使っ
て符号化データを復号する復号過程と、フレーム内符号
化で復号する復号するフレーム内復号過程と、復号画像
を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有することを特徴と
する。
【0032】(16)請求項16に記載の発明では、請
求項14または請求項15に記載の動画像復号方法に対
して、現フレームを分割した領域毎の動き補償のための
予測画像を作成する動き補償過程を有し、前記予測画像
選択過程が、前記動き補償過程で求めた予測画像も選択
できることを特徴とする。
【0033】(17)請求項17に記載の発明では、請
求項1〜5のいずれか1項に記載の動画像符号化装置、
または請求項11〜13のいずれか1項に記載の動画像
符号化方法を、コンピュータで実行可能なプログラムと
して構成したことを特徴とする。
【0034】(18)請求項18に記載の発明では、請
求項6〜10のいずれか1項に記載の動画像復号装置、
または請求項14〜16のいずれか1項に記載の動画像
復号方法を、コンピュータで実行可能なプログラムとし
て構成したことを特徴とする。
【0035】(19)請求項19に記載の発明では、請
求項1〜5のいずれか1項に記載の動画像符号化装置、
または請求項11〜13のいずれか1項に記載の動画像
符号化方法を、コンピュータで実行可能にしたプログラ
ムを、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録したこ
とを特徴とする。
【0036】(20)請求項20に記載の発明では、請
求項6〜10のいずれか1項に記載の動画像復号装置、
または請求項14〜16のいずれか1項に記載の動画像
復号方法を、コンピュータで実行可能にしたプログラム
を、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録したこと
を特徴とする。
【0037】以上までの各項において、請求項1等に記
載の発明によれば、グローバル動きベクトルから画素毎
に動きベクトルを算出するのか、複数の画素毎に動きベ
クトルを算出するのかを、領域毎に選択することができ
る。グローバル動きベクトルから算出される画素毎の動
きベクトルが画素毎の動き情報を正しく表現している場
合には、その領域では画素グローバル動き補償を行い、
正しく表現していない場合には、ブロックグローバル動
き補償を行うことができる。従って領域毎に、より予測
誤差の少ない方法を選択することができる。どちらを選
択したのかを示す情報は符号化モードで示すことができ
る。
【0038】請求項2等に記載の発明によれば、請求項
1等に記載の発明に対して、通常の動き補償によって求
めた予測画像と、画素グローバル動き補償によって求め
た予測画像と、ブロックグローバル動き補償によって求
めた予測画像とから、最も予測誤差の少ない方法を選択
することが可能である。前景と背景がある画像では、画
素グローバル動き補償とブロックグローバル動き補償は
背景領域の符号化に使い、通常の動き補償を前景領域の
符号化に使うことにより、より符号化効率を向上するこ
とが可能である。
【0039】請求項3等に記載の発明によれば、画素グ
ローバル動き補償方法とグローバル動き再補償方法のう
ち、より予測誤差の少ない方法を領域毎に選択すること
ができる。例えばグローバル動き補償後の予測誤差の大
小と、符号化する動きベクトル情報の符号量の大小に従
って選択すれば、より符号化効率の高い方を選択するこ
とができる。どちらを選択したのかを示す情報は符号化
モードで示すことができる。
【0040】請求項4等に記載の発明によれば、請求項
3等に記載の発明に対して、通常の動き補償によって求
めた予測画像と、画素グローバル動き補償によって求め
た予測画像と、グローバルー動き再補償によって求めた
予測画像とから、最も予測誤差の少ない方法を選択する
ことが可能である。前景と背景がある画像では、画素グ
ローバル動き補償とグローバル動き再補償は背景領域の
符号化に使い、通常の動き補償を前景領域の符号化に使
うことにより、より符号化効率を向上することが可能で
ある。
【0041】請求項5等に記載の発明によれば、請求項
4等に記載の発明に対して、通常の動き補償によって求
めた予測画像と、画素グローバル動き補償によって求め
た予測画像と、ブロックグローバル動き補償によって求
めた予測画像と、グローバル動き再補償によって求めた
予測画像とから、最も予測誤差の少ない方法を選択する
ことが可能である。前景と背景がある画像では、画素グ
ローバル動き補償とブロックグローバル動き補償とグロ
ーバル動き再補償は背景領域の符号化に使い、通常の動
き補償を前景領域の符号化に使うことにより、より符号
化効率を向上することが可能である。
【0042】なお、グローバル動き探索部とグローバル
動き再探索部では、参照フレームとして過去の入力画像
を使用する方法と、参照画像メモリに蓄積した復号画像
を使用する方法のいずれかを用いることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明の実施形態を
説明する。
【0044】本実施形態は、マクロブロック単位に、通
常の動き補償と画素グローバル動き補償とブロックグロ
ーバル動き補償とグローバル動き再補償とフレーム内符
号化のいずれかを選択する。予測誤差やフレーム内符号
化で符号化する画像情報はマクロブロック単位にDCT
(離散コサイン変換)するものとする。
【0045】まず、動画像符号化装置の説明を行う。図
1に装置のブロック構成図を示す。画像入力部101、
符号化部103、復号部115、グローバル動き探索部
104、画素グローバル動き補償部106、ブロックグ
ローバル動き補償部105、グローバル動き再探索部1
07、グローバル動き再補償部108、参照画像メモリ
116、動きベクトル入力部109、動き補償部11
0、予測画像選択部111、符号化モード符号化部11
3の他に、フレーム内符号化選択部112とフレーム内
符号化部102とフレーム内復号部114を備える。
【0046】ブロックグローバル動き補償部105では
縦横8画素のブロック毎に、ブロックの左上の画素の動
きベクトルを算出するものとする。このブロック内のす
べての画素は、左上の画素で算出した動きベクトルを使
うものとする。
【0047】予測画像選択部111では、動き補償部1
10と画素グローバル動き補償部106とブロックグロ
ーバル動き補償部105とグローバル動き再補償部10
8で作成された予測画像と、現画像との差分を計算し、
差分をDCTする時の符号量評価値を求め、評価値が最
も小さい値となる予測画像を符号化で使う予測画像に選
択する。
【0048】フレーム内符号化選択部112では、現画
像をフレーム内符号化し、DCTするときの符号量評価
値を求め、予測画像選択部111で得られる最も小さい
差分をDCTするときの符号量評価値と比較してフレー
ム内符号化するかどうかを選択する。
【0049】フレーム内符号化部102はマクロブロッ
クをフレーム内符号化し、フレーム内復号部114はフ
レーム内復号する。符号化モードは可変長符号化される
とする。割り当てられる可変長符号を図2に示す。
【0050】予測画像選択部111での差分の符号量評
価値はマクロブロック内の画素の絶対値差分和Wで計算
し、フレーム内符号化選択部112での符号量評価値は
マクロブロック内の画素の和Iで計算する。動き補償部
110で作成される予測画像をLとし、ブロックグロー
バル動き補償部105で作成される予測画像をBとし、
画素グローバル動き補償部106で作成される予測画像
をCとし、グローバル動き再補償部108で作成される
予測画像をGで表すものとする。
【0051】動きベクトル入力部109から入力される
動きベクトルをMVLとし、グローバル動き再探索部1
07で求める動きベクトルをMVRGで表すものとす
る。グローバル動きベクトルは画面四頂点P,Q,R,
Sの動きベクトル(PX,PY),(QX,QY),
(RX,RY),(SX,SY)の組で表すものとし、
ここでは簡略化するためグローバル動きベクトルGMV
に対してそれぞれの値をGMV1〜GMV8で表すもの
とする。
【0052】グローバル動き探索部104では、動きベ
クトル入力部109から得られるマクロブロック毎の動
きベクトルのヒストグラムを作り、最も使用頻度の高い
動きベクトルをグローバル動きベクトルとするものとす
る。グローバル動き探索部104、ブロックグローバル
動き補償部105、画素グローバル動き補償部106、
グローバル動き再探索部107、グローバル動き再補償
部108、動き補償部110で使用する参照画像として
は、参照画像メモリ116に蓄積してある復号画像を使
用するものとする。
【0053】このような前提で現画像は次のように符号
化される。まず、グローバル動き探索部104はグロー
バル動きベクトルGMVを求める。これがGMV1=
2,GMV2=2,GMV3=2,GMV4=2,GM
V5=2,GMV6=2,GMV7=2,GMV8=2
であったとする。ブロックグローバル動き補償部105
と画素グローバル動き補償部106はグローバル動きベ
クトルGMVを使って参照画像からそれぞれ予測画像B
と予測画像Cを作る。画素グローバル動き補償部106
における作成方法の概略を図3に示す。画面内の画像情
報が得られない領域(図3における領域A)では、画像
情報の得られる領域(図3における領域B)の外周画素
の画像情報と同じ値で縦横方向に埋めて、画像情報を作
成するものとする。
【0054】続いて、マクロブロック毎に次のように符
号化する。グローバル動き再探索部107は、マクロブ
ロック毎に、予測画像C内をブロックマッチング方法に
より探索し、動きベクトルMVRGを求める。グローバ
ル動き再補償部108は動きベクトルMVRGを使って
予測画像Gを作成する。動き補償部110は入力される
動きベクトルを使って予測画像Lを作成する。予測画像
選択部111は、予測画像L,B,CまたはGを選択
し、それぞれの予測画像に対して現画像との絶対値差分
和WL,WB,WCとWGを求め、これら絶対値差分和
の大小関係を求め、絶対値差分和の値の小さい方の画像
を予測画像に選択する。
【0055】次に、フレーム内符号化選択部112は、
現画像マクロブロック内画素の和Iを求め、予測画像選
択部で算出した絶対値差分和と比較する。和Iが絶対値
差分和よりも小さい場合には、フレーム内符号化部10
2がフレーム内符号化し、フレーム内復号部114が符
号化データを復号する。和Iが絶対値差分和よりも大き
い場合には、符号化部103が予測画像を使って符号化
し、復号部115が符号化データを復号する。
【0056】符号化モード符号化部113は、フレーム
内符号化したのか、動き補償部110の予測画像を使っ
てフレーム間符号化したのか、ブロックグローバル動き
補償部105の予測画像を使ってフレーム間符号化した
のか、画素グローバル動き補償部106の予測画像を使
ってフレーム間符号化したのか、グローバル動き再補償
部108の予測画像を使ってフレーム間符号化したの
か、を示す符号化モードを符号化する。また、動き補償
部110からの予測画像が使われた場合には動きベクト
ルMVLを符号化データに含め、グローバル動き再補償
部108からの予測画像が使われた場合には動きベクト
ルMVRGを符号化データに含める。なお、グローバル
動きベクトルGMVはフレーム毎に符号化データに含め
る。また、フレーム内復号部114と復号部115で復
号された画像は参照画像メモリ116に蓄積される。
【0057】以上の手順をすべてのマクロブロックに対
して繰り返し処理する。
【0058】次に、復号装置の説明を行う。図4に装置
のブロック構成図を示し、上記の図1に示す符号化装置
で得られた符号化データを復号する。なお、符号化装置
と同じものは同一符号で示す。
【0059】まず、符号化データの中からグローバル動
きベクトルGMVを復号し、ブロックグローバル動き補
償部105と画素グローバル動き補償部106は参照画
像メモリ116に蓄積した画像からそれぞれ予測画像B
と予測画像Cを作成する。作成方法は動画像符号化装置
と同様である。
【0060】続いて、マクロブロック毎に次のように復
号される。まず、符号化モード復号部117は符号化モ
ードを復号する。続いて、符号化モードに従って復号す
るが、以下に5例の復号手順を示す。
【0061】(1)符号化モードがフレーム内符号化を
示す場合。
【0062】フレーム内復号部114は符号化データを
復号する。復号画像を参照画像メモリ116に蓄積す
る。
【0063】(2)符号化モードが通常の動き補償を示
す場合。
【0064】符号化データ中から動きベクトルMVLを
復号する。動き補償部110は動きベクトルMVLを使
って予測画像Lを作成する。予測画像選択部111は予
測画像Lを復号部115の予測画像に選択する。復号部
115は設定された予測画像を使って符号化データを復
号する。復号画像を参照画像メモリ116に蓄積する。
【0065】(3)符号化モードがブロックグローバル
動き補償を示す場合。
【0066】予測画像選択部111は予測画像Bを復号
部の予測画像に選択する。復号部115は設定された予
測画像を使って符号化データを復号する。復号画像を参
照画像メモリ116に蓄積する。
【0067】(4)符号化モードが画素グローバル動き
補償を示す場合。
【0068】予測画像選択部111は予測画像Cを復号
部115の予測画像に選択する。復号部115は設定さ
れた予測画像を使って符号化データを復号する。復号画
像を参照画像メモリ116に蓄積する。
【0069】(5)符号化モードがグローバル動き再補
償を示す場合。
【0070】符号化データ中から動きベクトルMVRG
を復号する。グローバル動き再補償部108は予測画像
Cから、動きベクトルMVRGを使って予測画像Gを作
成する。予測画像選択部111は予測画像Gを復号部の
予測画像に選択する。復号部115は設定された予測画
像を使って符号化データを復号する。復号画像を参照画
像メモリ116に蓄積する。
【0071】以上の手順をすべてのマクロブロックに対
して繰り返し処理する。
【0072】なお、ブロックグローバル動き補償と画素
グローバル動き補償によれば参照画像画面全体の拡大や
回転を行って予測誤差を求めることも可能である。例え
ば、拡大を伴うグローバル動き探索方法としては、”上
倉、渡辺著「動画像符号化におけるグローバル動き補償
法」信学論(B-I)、Vol.J76-B-I,No.12,pp.944-952(199
3)。”に記載の方法が挙げられる。
【0073】また,本実施形態では、符号化モードがグ
ローバル動き再補償を示す場合に、予測画像Cから予測
画像Gを作成したが、参照画像から直接予測画像Gを求
めることも可能である。この場合には前記の式(2)に
従って動きベクトルを算出する。
【0074】また、本実施形態では予測画像選択部11
1は、通常の動き補償とブロックグローバル動き補償と
画素グローバル動き補償とグローバル動き再補償で作成
される予測画像から選択したが、(a)通常の動き補償
とブロックグローバル動き補償と画素グローバル動き補
償で作成される予測画像から、または(b)ブロックグ
ローバル動き補償と画素グローバル動き補償で作成され
る予測画像から、または(c)通常の動き補償と画素グ
ローバル動き補償とグローバル動き再補償で作成される
予測画像から、または(d)画素グローバル動き補償と
グローバル動き再補償で作成される予測画像から、選択
するような構成にすることも可能である。
【0075】(e)画素グローバル動き補償とブロック
グローバル動き補償とグローバル動き補償で作成される
予測画像から、または(f)ブロックグローバル動き補
償とグローバル動き再補償で作成される予測画像から、
選択するような構成とすることも可能である。
【0076】また、ブロックグローバル動き補償部10
5では縦横8画素のブロック毎に動きベクトルを算出し
たが、これに限るものではなく、縦横2画素や4画素や
16画素毎に動きベクトルを算出してもよい。
【0077】また、本実施形態では通常の動き補償とし
て、マクロブロック毎に1つの動きベクトルを使った
が、マクロブロックを複数のブロックに分割してブロッ
ク毎に動きベクトルを使う方法も可能である。例えば、
マクロブロックに1つの動きベクトルを使う場合と縦横
8画素のブロック毎に1つの動きベクトルを使う場合を
符号化モードによって切り替える方法も可能であり、こ
の場合には、予測画像選択部111は、マクロブロック
に1つの動きベクトルの動き補償と、ブロックに1つの
動きベクトルの動き補償と、ブロックグローバル動き補
償と、画素グローバル動き補償と、グローバル動き再補
償で作成される予測画像から選択する。
【0078】また、通常の動き補償とグローバル動き再
補償において、マクロブロックまたはブロック毎に平行
移動だけではなく、回転や拡大を行うことも好適であ
る。例えば、文献「石川ら、“マルチパラメータ動き補
償を用いた動画像の3D/2Dハイブリッド符号化、”
信学技報IE2001-76,pp.15-22,2001」では、回転運動に
対して回転角度を示す情報によって予測画像を作成して
回転角度情報を符号化する方法や、拡大運動に対して拡
大率を示す情報によって予測画像を作成して拡大率情報
を符号化する方法を用いている。
【0079】また、本実施形態では画像情報と予測誤差
をDCTしたが、例えばアダマール変換やWavele
t変換等のほかの直交変換や、ベクトル量子化を用いて
も良い。さらに、複数フレーム分の画像情報をまとめて
直交変換しても良い。例えば、文献「石川ら、“マルチ
パラメータ動き補償を用いた動画像の3D/2Dハイブ
リッド符号化、”信学技報IE2001-76,pp.15-22,2001」
のように、複数フレーム分の画像情報をDCTしたり、
文献「J.-R.Ohm,"Three-dimentional subbandcoding wi
th motion compensation,"IEEE Trans.,Image Proces
s.,vol.3,pp.559-571,1994」のように複数フレーム分の
画像情報をWavelet変換しても良い。 このよう
に、本実施形態によれば、マクロブロックを、フレーム
内符号化するのか、通常の動き補償で符号化するのか、
グローバル動きベクトルからブロック毎に動きベクトル
を算出して符号化するのか、グローバル動きベクトルか
ら画素毎に動きベクトルを算出して符号化するのか、一
旦画素グローバル動き補償により作成した予測画像内を
再探索して符号化するのか、のいずれかから最も符号化
効率が高くなるように選択することができる。いずれを
選択したのかを示す情報は符号化モードで示すことがで
きる。
【0080】なお、本発明は、図1等に示した装置また
は方法の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構
成してコンピュータを用いて実現することができる。ま
た、コンピュータでその各部の処理機能を実現するため
のプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を
実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読
み取り可能な記録媒体、例えば、FD(フロッピーディ
スク:登録商標)、MO、ROM、メモリカード、C
D、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保
存したり、提供したりすることが可能であり、また、イ
ンターネットのような通信ネットワークを介して配布し
たりすることが可能である。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、領域を、フレーム内符
号化するのか、通常の動き補償で符号化するのか、グロ
ーバル動きベクトルから複数の画素毎に動きベクトルを
算出して符号化するのか、グローバル動きベクトルから
画素毎に動きベクトルを算出して符号化するのか、一旦
画素グローバル動き補償により作成した予測画像内を再
探索して符号化するのか、のいずれかから最も符号化効
率が高くなるように選択することができる。
【0082】いずれを選択したのかを示す情報は符号化
モードで示すことができる。
【0083】前景と背景がある画像では、背景をグロー
バル動きベクトルから複数の画素毎に、または画素毎に
動きベクトルを算出して符号化し、前景を通常の動き補
償で符号化することにより、より符号化効率を向上する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す動画像符号化装置のブ
ロック図。
【図2】実施形態における符号化モードの符号例。
【図3】画素グローバル動き補償による予測画像の作成
方法の例。
【図4】実施形態における画像復号装置のブロック図。
【図5】グローバル動きベクトルから動きベクトルを算
出する例。
【符号の説明】
101…画像入力部 102…フレーム内符号化部 103…符号化部 104…グローバル動き探索部 105…ブロックグローバル動き補償部 106…画素グローバル動き補償部 107…グローバル動き再探索部 108…グローバル動き再補償部 109…動きベクトル入力部 110…動き補償部 111…予測画像選択部 112…フレーム内符号化選択部 113…符号化モード符号化部 114…フレーム内復号部 115…復号部 116…参照画像メモリ 117…符号化モード復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 直樹 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA04 MA05 MA23 MC11 MC38 ME01 NN03 NN08 NN27 NN28 NN29 NN45 PP04 RC12 RC16 TA23 TA61 TB04 TB07 TB10 TC12 TD06 TD11 UA02 UA05 UA33 (54)【発明の名称】 動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、動画像符号化プログ ラム、動画像復号プログラム、動画像符号化プログラムを記録した記録媒体、動画像復号プログ ラムを記録した記録媒体

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を領域に分割し符号化する動画
    像符号化装置において、 現フレームの画像を入力する画像入力部と、 現フレームと参照フレームとの間のグローバル動きベク
    トルを求めるグローバル動き探索部と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償部と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償部と、 前記画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か前記
    ブロックグローバル動き補償部で求めた予測画像のいず
    れかを選択する予測画像選択部と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で符号化するの
    かフレーム内符号化で符号化するのかを示す情報と、フ
    レーム間予測符号化で符号化する場合に前記予測画像選
    択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化
    モードを符号化する符号化モード符号化部と、 前記予測画像選択部で選択した予測画像を使って入力画
    像を符号化する符号化部と、 符号化データを復号する復号部と、 復号画像を蓄積する参照画像メモリと、を備えたことを
    特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動画像符号化装置に対
    して、 現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを入力する
    動きベクトル入力部と、現フレームを分割した領域毎の
    動き補償のための予測画像を作成する動き補償部とを備
    え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記ブロックグローバル動き補償
    部で求めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画
    像のいずれかを選択することを特徴とする動画像符号化
    装置。
  3. 【請求項3】 入力画像を領域に分割し符号化する動画
    像符号化装置において、 現フレームの画像を入力する画像入力部と、 現フレームと参照フレームとの間のグローバル動きベク
    トルを求めるグローバル動き探索部と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償部と、 前記画素グローバル動き補償部で作成した予測画像を使
    って、現フレームを分割した領域毎に動き探索を行うグ
    ローバル動き再探索部と、 前記グローバル動き再探索部で求めた動きベクトルを使
    って、前記グローバル動き補償部で作成した予測画像か
    ら、新たに予測画像を作成するグローバル動き再補償部
    と、 前記画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か前記
    グローバル動き再補償部で求めた予測画像のいずれかを
    選択する予測画像選択部と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で符号化するの
    かフレーム内符号化で符号化するのかを示す情報と、フ
    レーム間予測符号化で符号化する場合に前記予測画像選
    択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化
    モードを符号化する符号化モード符号化部と、 前記予測画像選択部で選択した予測画像を使って入力画
    像を符号化する符号化部と、 符号化データを復号する復号部と、 復号画像を蓄積する参照画像メモリと、を備えたことを
    特徴とする動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の動画像符号化装置に対
    して、 現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを入力する
    動きベクトル入力部と、現フレームを分割した領域毎の
    動き補償のための予測画像を作成する動き補償部とを備
    え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記グローバル動き再補償部で求
    めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画像のい
    ずれかを選択することを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の動画像符号化装置に対
    して、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償部を備え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記ブロックグローバル動き補償
    部で求めた予測画像か、前記グローバル動き再補償部で
    求めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画像の
    いずれかを選択することを特徴とする動画像符号化装
    置。
  6. 【請求項6】 入力画像を分割した領域毎に復号する動
    画像復号装置において、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償部と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償部と、 前記画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か前記
    ブロックグローバル動き補償部で求めた予測画像のいず
    れかを選択する予測画像選択部と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号するのか
    フレーム内符号化で復号するのかを示す情報と、フレー
    ム間予測符号化で復号する場合に前記予測画像選択部で
    いずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化モード
    を復号する符号化モード復号部と、 前記予測画像選択部で選択した予測画像を使って符号化
    データを復号する復号部と、 フレーム内符号化で復号する復号するフレーム内復号部
    と、 復号画像を蓄積する参照画像メモリと、を備えたことを
    特徴とする動画像復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の動画像復号装置に対し
    て、 現フレームを分割した領域毎の動き補償のための予測画
    像を作成する動き補償部を備え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記ブロックグローバル動き補償
    部で求めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画
    像のいずれかを選択することを特徴とする動画像復号装
    置。
  8. 【請求項8】 入力画像を分割した領域毎に復号する動
    画像復号装置において、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎の動きベクトルを算出し予測画像を作成する画
    素グローバル動き補償部と、 現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを使って、
    前記画素グローバル動き補償部で作成した予測画像か
    ら、新たに予測画像を作成するグローバル動き再補償部
    と、 前記画素グローバル動き補償部で求めた予測画像か前記
    グローバル動き再補償部で求めた予測画像のいずれかを
    選択する予測画像選択部と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号するのか
    フレーム内符号化で復号するのかを示す情報と、フレー
    ム間予測符号化で復号する場合に前記予測画像選択部で
    いずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化モード
    を復号する符号化モード復号部と、 前記予測画像選択部で選択した予測画像を使って符号化
    データを復号する復号部と、 フレーム内符号化で復号する復号するフレーム内復号部
    と、復号画像を蓄積する参照画像メモリと、 を備えたことを特徴とする動画像復号装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の動画像復号装置に対し
    て、 現フレームを分割した領域毎の動き補償のための予測画
    像を作成する動き補償部を備え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記グローバル動き再補償部で求
    めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画像のい
    ずれかを選択することを特徴とする動画像復号装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の動画像復号装置に対
    して、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償部と、現フレームを
    分割した領域毎の動き補償のための予測画像を作成する
    動き補償部とを備え、 前記予測画像選択部が、前記画素グローバル動き補償部
    で求めた予測画像か、前記ブロックグローバル動き補償
    部で求めた予測画像か、前記グローバル動き再補償部で
    求めた予測画像か、前記動き補償部で求めた予測画像の
    いずれかを選択することを特徴とする動画像復号装置。
  11. 【請求項11】 入力画像を領域に分割し符号化する動
    画像符号化方法において、 現フレームと参照フレームとの間のグローバル動きベク
    トルを求めるグローバル動き探索過程と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償過程と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償過程と、 前記画素グローバル動き補償過程で求めた予測画像か前
    記ブロックグローバル動き補償過程で求めた予測画像の
    いずれかを選択する予測画像選択過程と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で符号化するの
    かフレーム内符号化で符号化するのかを示す情報と、フ
    レーム間予測符号化で符号化する場合に前記予測画像選
    択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化
    モードを符号化する符号化モード符号化過程と、 前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って入力
    画像を符号化する符号化過程と、 符号化データを復号する復号過程と、 復号画像を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有すること
    を特徴とする動画像符号化方法。
  12. 【請求項12】 入力画像を領域に分割し符号化する動
    画像符号化方法において、 現フレームの画像を入力する画像入力過程と、 現フレームと参照フレームとの間のグローバル動きベク
    トルを求めるグローバル動き探索過程と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎に動きベクトルを算出して予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償過程と、 前記画素グローバル動き補償過程で作成した予測画像を
    使って、現フレームを分割した領域毎に動き探索を行う
    グローバル動き再探索過程と、 前記グローバル動き再探索過程で求めた動きベクトルを
    使って、前記グローバル動き補償過程で作成した予測画
    像から、新たに予測画像を作成するグローバル動き再補
    償過程と、 前記画素グローバル動き補償過程で求めた予測画像か前
    記グローバル動き再補償過程で求めた予測画像のいずれ
    かを選択する予測画像選択過程と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で符号化するの
    かフレーム内符号化で符号化するのかを示す情報と、フ
    レーム間予測符号化で符号化する場合に前記予測画像選
    択部でいずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化
    モードを符号化する符号化モード符号化過程と、 前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って入力
    画像を符号化する符号化過程と、 符号化データを復号する復号過程と、 復号画像を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有すること
    を特徴とする動画像符号化方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    動画像符号化方法に対して、 現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを入力する
    動きベクトル入力過程と、現フレームを分割した領域毎
    の動き補償のための予測画像を作成する動き補償過程と
    を有し、 前記予測画像選択過程が、前記動き補償過程で求めた予
    測画像も選択できることを特徴とする動画像符号化方
    法。
  14. 【請求項14】 入力画像を分割した領域毎に復号する
    動画像復号方法において、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作成する
    画素グローバル動き補償過程と、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら複数の画素毎の動きベクトルを算出し、予測画像を作
    成するブロックグローバル動き補償過程と、 前記画素グローバル動き補償過程で求めた予測画像か前
    記ブロックグローバル動き補償過程で求めた予測画像の
    いずれかを選択する予測画像選択過程と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号するのか
    フレーム内符号化で復号するのかを示す情報と、フレー
    ム間予測符号化で復号する場合に前記予測画像選択部で
    いずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化モード
    を復号する符号化モード復号過程と、 前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って符号
    化データを復号する復号過程と、 フレーム内符号化で復号する復号するフレーム内復号過
    程と、 復号画像を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有すること
    を特徴とする動画像復号方法。
  15. 【請求項15】 入力画像を分割した領域毎に復号する
    動画像復号方法において、 グローバル動きベクトルを使って参照フレームの画像か
    ら画素毎の動きベクトルを算出し予測画像を作成する画
    素グローバル動き補償過程と、 現フレームを分割した領域毎の動きベクトルを使って、
    前記画素グローバル動き補償過程で作成した予測画像か
    ら、新たに予測画像を作成するグローバル動き再補償過
    程と、 前記画素グローバル動き補償過程で求めた予測画像か前
    記グローバル動き再補償過程で求めた予測画像のいずれ
    かを選択する予測画像選択過程と、 少なくとも領域をフレーム間予測符号化で復号するのか
    フレーム内符号化で復号するのかを示す情報と、フレー
    ム間予測符号化で復号する場合に前記予測画像選択部で
    いずれを選択したのかを示す情報とを示す符号化モード
    を復号する符号化モード復号過程と、 前記予測画像選択過程で選択した予測画像を使って符号
    化データを復号する復号過程と、 フレーム内符号化で復号する復号するフレーム内復号過
    程と、 復号画像を蓄積する参照画像蓄積過程と、を有すること
    を特徴とする動画像復号方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15に記載の
    動画像復号方法に対して、 現フレームを分割した領域毎の動き補償のための予測画
    像を作成する動き補償過程を有し、 前記予測画像選択過程が、前記動き補償過程で求めた予
    測画像も選択できることを特徴とする動画像復号方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    動画像符号化装置、または請求項11〜13のいずれか
    1項に記載の動画像符号化方法を、コンピュータで実行
    可能なプログラムとして構成したことを特徴とする動画
    像符号化プログラム。
  18. 【請求項18】 請求項6〜10のいずれか1項に記載
    の動画像復号装置、または請求項14〜16のいずれか
    1項に記載の動画像復号方法を、コンピュータで実行可
    能なプログラムとして構成したことを特徴とする動画像
    復号プログラム。
  19. 【請求項19】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    動画像符号化装置、または請求項11〜13のいずれか
    1項に記載の動画像符号化方法を、コンピュータで実行
    可能にしたプログラムを、コンピュータが読取可能な記
    録媒体に記録したことを特徴とする動画像符号化プログ
    ラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項6〜10のいずれか1項に記載
    の動画像復号装置、または請求項14〜16のいずれか
    1項に記載の動画像復号方法を、コンピュータで実行可
    能にしたプログラムを、コンピュータが読取可能な記録
    媒体に記録したことを特徴とする動画像復号プログラム
    を記録した記録媒体。
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