JP2003298637A - Ip網における音声通話の品質保証システム、及びip網における音声通話の品質保証方法 - Google Patents

Ip網における音声通話の品質保証システム、及びip網における音声通話の品質保証方法

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JP2003298637A
JP2003298637A JP2002095079A JP2002095079A JP2003298637A JP 2003298637 A JP2003298637 A JP 2003298637A JP 2002095079 A JP2002095079 A JP 2002095079A JP 2002095079 A JP2002095079 A JP 2002095079A JP 2003298637 A JP2003298637 A JP 2003298637A
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Masaru Okuzaki
賢 奥崎
Seiji Tanaka
誠二 田中
Hisashi Sakamaki
尚志 坂牧
Kazuhiro Mizote
一浩 溝手
Kentaro Takagi
謙太郎 高木
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のIP網による「音声通話」では、予め
割り当てられた帯域に対し、使用帯域がそれを超えない
よう発呼を制限し、接続された呼の品質を保証してい
る。しかし、この方法では、予め帯域を固定的に割り当
てており、限られた帯域を有効利用していなかった。 【解決手段】 回線設計機能2は、網内の各対地毎のト
ラヒックを算出し、各対地毎に該トラヒックと呼損率を
基に最適なバーチャルトランク数を算出し、該トラヒッ
クを基にリンク毎にポリシー値を算出する。また、回線
実装機能3は、算出されたポリシー値を網内の各機器へ
設定する。また、呼接続機能4は実際の発呼をカウント
し、バーチャルトランク数以上の時は呼損とし、また、
品質管理機能5はテストパケットを網内で送受信させて
品質を測定し、ポリシー管理者1は品質測定結果と呼損
情報のデイリーレポートを基に、網内の状況とポリシー
値の算出結果とを比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP網における音
声通話の品質保証システム、及びIP網における音声通
話の品質保証方法に関し、特に限られた帯域を有効利用
すると共に、音声通話の品質保証を可能にする、IP網
における音声通話の品質保証システム、及びIP網にお
ける音声通話の品質保証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、VoIP(Voice over IP)技術
により、IP網により音声通話を行うことが多くなって
いるが、一般にIP網では「音声通話」と「音声通話以
外」が同一帯域内に存在し、その中で「音声通話」に対
して各種の優先制御を行っている。例えば、あらかじめ
割当てられた帯域に対して、使用帯域がそれを超えない
よう発呼を制限し、接続されている呼の品質を保証す
る。すなわち、「発呼を制限して接続呼の品質を保証」
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のIP網における
「音声通話」では、あらかじめ割当てられた帯域に対し
て、使用帯域がそれを超えないよう発呼を制限し、接続
されている呼の品質を保証している。しかし、この方法
では、予め帯域を固定的に割り当てており、限られた帯
域を有効利用しているとは言えなかった。本発明は、上
記課題に鑑みてなされたものであり、限られた帯域を有
効利用すると共に、音声通話の品質保証を可能にする、
IP網における音声通話の品質保証システム、及びIP
網における音声通話の品質保証方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決すべくなされたもので、本発明のIP網における
音声通話の品質保証システムは、音声通話データと音声
通話以外のデータを同一帯域内でパケット伝送すると共
に、ポリシーを定義して対地毎に機能設定を行うIP網
における音声通話の品質保証システムにおいて、IP網
内の各対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該予測呼
量と呼損率を基に対地毎にバーチャルトランク数を算出
し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算出する
と共に、IP網から収集した品質測定結果と呼損情報を
基に管理者に報告するためのデイリーレポートを作成す
る回線設計手段と、前記算出されたポリシー値を実際の
IP網内の各機器へ設定する回線実装手段と、実際の発
呼をカウントし、バーチャルトランク数以上の時は呼損
として接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知する呼接
続手段と、テストパケットを網内で送受信させて品質を
測定し、前記回線設計手段へ通知する品質管理手段と、
前記デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により
算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
うためのポリシー管理手段とを具備することを特徴とす
る。
【0005】これにより、音声通話を「呼数」で管理す
ることができるので、IP網の音声通話に対しても既存
の電話網のトラヒック理論を適用することができる。こ
のため、日々のトラヒックのデータを収集し、それを用
いて音声通話帯域の最適網設計(バーチャルトランク数
及びポリシーの算出)を行うことができる。また、これ
らの最適網設計データの算出を自動的に行うことができ
る。またさらに、限られた帯域において、「音声通話帯
域」が常に最適化されていることから、「音声通話帯域
以外」も有効利用されていることになる。つまり、リソ
ースの有効活用と同時に音声通話の品質保証が可能とな
る。
【0006】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、前記回線設計手段により予測呼量
を求める際には、各対地における過去2ヶ月分の日別の
最繁時呼量を求める手段と、前記過去2ヶ月分の最繁時
呼量を基に、所定の基準により予測呼量を算出する手段
とをさらに具備することを特徴とする。これにより、対
地毎に日別の最繁時呼量のデータを収集し、それを基に
対地毎に適切な予測呼量を算出することができる。
【0007】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、前記回線設計手段によりバーチャ
ルトランク数を求める際には、所定の呼損率を定め、ア
ーランB式を基に対地毎の回線数を算出し、該回線数を
バーチャルトランク数として求める手段をさらに具備す
ることを特徴とする。これにより、IP網の音声通話に
対しても既存の電話網のトラヒック理論を適用すること
が出来る。
【0008】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、前記バーチャルトランク数を求め
る際には、aを呼量、整数nをバーチャルトランク数、
En(a)を呼損率とし、En(a)=a×En-1
(a)/(n+a×En-1(a))式により、呼損率E
n(a)が所定の値以下になる正数nを最適なバーチャ
ルトランク数nとして決定する手段をさらに具備するこ
とを特徴とする。これにより、IP網の音声通話に対し
ても既存の電話網のトラヒック理論を適用することがで
き、バーチャルトランク数を容易に求めることができ
る。
【0009】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、前記呼接続手段については、前記
バーチャルトランク数を基に、実際の接続呼数を対地ご
とに管理する手段と、前記接続呼数を、発呼メッセージ
の受信時に接続と判断した場合にカウントアップし、終
話メッセージの受信時にカウントダウンする手段とをさ
らに具備することを特徴とする。これにより、呼接続の
管理が容易になると共に、音声通話の品質保証が可能と
なる。
【0010】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、前記呼接続手段により呼接続を行
う際には、対地毎に接続呼数の閾値を所定の基準により
定める手段と、次の発呼メッセージの受信時に接続呼数
が前記閾値以上の場合には、呼損として処理する手段と
さらに具備することを特徴とする。これにより、呼接続
の管理が容易になると共に、音声通話の品質保証が可能
となる。
【0011】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、音声通話データと音声通話以外のデー
タを同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを
定義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通
話の品質保証方法において、IP網内の各対地毎の呼情
報から予測呼量を算出し、該予測呼量と呼損率を基に対
地毎にバーチャルトランク数を算出し、該予測呼量を基
にリンク毎にポリシー値を算出すると共に、IP網から
収集した品質測定結果と呼損情報を基に管理者に報告す
るためのデイリーレポートを作成する回線設計手順と、
前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ
設定する回線実装手順と、実際の発呼をカウントし、バ
ーチャルトランク数以上の時は呼損として接続を拒否
し、前記回線設計手段へ通知する呼接続手順と、テスト
パケットを網内で送受信させて品質を測定し、前記回線
設計手順へ通知する品質管理手順と、前記デイリーレポ
ートを基に、前記回線設計手段により算出されたポリシ
ー値の妥当性を判断し、その判断結果によっては設計条
件を変更して回線設計のやり直しを行うためのポリシー
管理手順とを含むことを特徴とする。
【0012】これにより、音声通話を「呼数」で管理す
ることができるので、IP網の音声通話に対しても既存
の電話網のトラヒック理論を適用することができる。こ
のため、日々のトラヒックのデータを収集し、それを用
いて音声通話帯域の最適網設計(バーチャルトランク数
及びポリシーの算出)を行うことができる。また、これ
らの最適網設計データの算出を自動的に行うことができ
る。またさらに、限られた帯域において、「音声通話帯
域」が常に最適化されていることから、「音声通話帯域
以外」も有効利用されていることになる。つまり、リソ
ースの有効活用と同時に音声通話の品質保証が可能とな
る。
【0013】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、前記回線設計手順により予測呼量を求
める際には、各対地における過去2ヶ月分の日別の最繁
時呼量を求める手順と、前記過去2ヶ月分の最繁時呼量
を基に、所定の基準により予測呼量を算出する手順とが
さらに行われることを特徴とする。これにより、対地毎
に日別の最繁時呼量のデータを収集し、それを基に対地
毎に適切な予測呼量を算出することができる。
【0014】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、前記回線設計手順によりバーチャルト
ランク数を求める際には、所定の呼損率を定め、アーラ
ンB式を基に対地毎の回線数を算出し、該回線数をバー
チャルトランク数として求める手順がさらに行われるこ
とを特徴とする。これにより、IP網の音声通話に対し
ても既存の電話網のトラヒック理論を適用することが出
来る。
【0015】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、前記バーチャルトランク数を求める際
には、aを呼量、整数nをバーチャルトランク数、En
(a)を呼損率とし、En(a)=a×En-1(a)/
(n+a×En-1(a))式により、呼損率En(a)
が所定の値以下になる正数nを最適なバーチャルトラン
ク数nとして決定する手順がさらに行われることを特徴
とする。これにより、IP網の音声通話に対しても既存
の電話網のトラヒック理論を適用することができ、バー
チャルトランク数を容易に求めることができる。
【0016】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、前記呼接続手順については、前記バー
チャルトランク数を基に、実際の接続呼数を対地ごとに
管理する手順と、前記接続呼数を、発呼メッセージの受
信時に接続と判断した場合にカウントアップし、終話メ
ッセージの受信時にカウントダウンする手順とをさらに
含むことを特徴とする。これにより、呼接続の管理が容
易になると共に、音声通話の品質保証が可能となる。
【0017】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証方法は、前記呼接続手順により呼接続を行う際
には、対地毎に接続呼数の閾値を所定の基準により定め
る手順と、次の発呼メッセージの受信時に接続呼数が前
記閾値以上の場合には、呼損として処理する手順とがさ
らに行われることを特徴とする。これにより、呼接続の
管理が容易になると共に、音声通話の品質保証が可能と
なる。
【0018】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、音声通話データと音声通話以外のデータ
を同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを定
義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通話
の品質保証システム内のコンピュータに、IP網内の各
対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該予測呼量と呼
損率を基に対地毎にバーチャルトランク数を算出し、該
予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算出すると共
に、IP網から収集した品質測定結果と呼損情報を基に
管理者に報告するためのデイリーレポートを作成する回
線設計手順と、前記算出されたポリシー値を実際のIP
網内の各機器へ設定する回線実装手順と、実際の発呼を
カウントし、バーチャルトランク数以上の時は呼損とし
て接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知する呼接続手
順と、テストパケットを網内で送受信させて品質を測定
し、前記回線設計手順へ通知する品質管理手順と、前記
デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により算出
されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果によ
っては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行うた
めのポリシー管理手順とを実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0019】また、本発明のコンピュータプログラム
は、音声通話データと音声通話以外のデータを同一帯域
内でパケット伝送すると共に、ポリシーを定義して対地
毎に機能設定を行うIP網における音声通話の品質保証
システム内のコンピュータに、IP網内の各対地毎の呼
情報から予測呼量を算出し、該予測呼量と呼損率を基に
対地毎にバーチャルトランク数を算出し、該予測呼量を
基にリンク毎にポリシー値を算出すると共に、IP網か
ら収集した品質測定結果と呼損情報を基に管理者に報告
するためのデイリーレポートを作成する回線設計手順
と、前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機
器へ設定する回線実装手順と、実際の発呼をカウント
し、バーチャルトランク数以上の時は呼損として接続を
拒否し、前記回線設計手段へ通知する呼接続手順と、テ
ストパケットを網内で送受信させて品質を測定し、前記
回線設計手順へ通知する品質管理手順と、前記デイリー
レポートを基に、前記回線設計手段により算出されたポ
リシー値の妥当性を判断し、その判断結果によっては設
計条件を変更して回線設計のやり直しを行うためのポリ
シー管理手順とを実行させるためのプログラムである。
【0020】
【発明の実施の形態】[システムの概略構成]図1は、
本発明によるIP網における音声通話の品質保証システ
ムの概略構成を説明するための図であり、本発明による
IP網における音声通話の品質保証システムは、ポリシ
ー管理者1、回線設計機能2、回線実装機能3、呼接続
機能4、及び品質管理機能5を主な構成要素としてい
る。また、各要素間で交換または通知される情報には以
下のものがある。なお、各情報の内容については後述さ
れる。 ・矢付線で示す情報は、回線設計機能2からからポリ
シー管理者1へ通知される品質測定結果や呼損情報など
についての「デイリーレポート」の情報と、ポリシー管
理者1から回線設計機能2に通知される「設計条件変
更」の情報である。 ・矢付線で示す情報は、回線設計機能2から回線実装
機能3に通知される「ポリシー値」である。 ・矢付線で示す情報は、回線設計機能2から呼接続機
能4に通知される「バーチャルトランク数」の情報であ
る。 ・矢付線で示す情報は、呼接続機能4から回線設計機
能2に通知される「呼情報」である。 ・矢付線で示す情報は、呼接続機能4から品質管理機
能5に通知される「呼損情報」である。 ・矢付線で示す情報は、品質管理機能5から回線設計
機能2に通知される「品質管理情報(品質測定結果及び
呼損情報」である。
【0021】また、各構成要素は以下の機能を有してい
る。 ・ポリシー管理者1は、デイリーレポートを見て網内の
状況を把握する。また、回線設計機能2によるバーチャ
ルトランク数やポリシー値などの算出結果を確認し、必
要に応じて設計条件を変更し回線設計をやり直す。 ・回線設計機能2は呼情報から求めたトラヒックから、
網内における最適なバーチャルトランク数とポリシー値
を算出する。また、収集した品質測定結果や呼損情報な
どからデイリーレポートを作成し、ポリシー管理者1に
通知する。 ・回線実装機能3は算出されたポリシー値を実際のIP
網内の各機器へ設定する。 ・呼接続機能4は実際の発呼をカウントし、バーチャル
トランク数以上の時は呼損とし、接続を拒否する。 ・品質管理機能5はテストパケットを網内で送受信させ
て品質を測定し、回線設計機能2を通してポリシー管理
者1へ通知する。
【0022】[システムの概略動作]また、図2はIP
網における音声通話の品質保証システムの処理の概要を
示す図であり、以下、処理の概要について説明する。
【0023】(1)IP網において、ある対地間におけ
る帯域を「音声通話帯域」と「音声通話以外帯域」と区
別する時、音声通話帯域をいくつの音声通話が同時に占
有可能であるかを算出したものを「バーチャルトランク
数」と定義する。つまり、バーチャルトランク数が音声
通話の接続呼数以上の場合には、理論的に音声品質は保
証される。
【0024】(2)回線設計機能2では、対地毎に呼情
報の収集を日々行い(ステップS11)、呼情報から、
毎日対地毎に呼量の算出を行う(ステップS12)。そ
の呼量を時間帯別にならべ、その日の量繁時呼量を求め
る。そしてアラームが発生した対地間について、2ヶ月
分の最繁時呼量をもとに予測期間における予測呼量を算
出する。
【0025】(3)更にネットワークにおける「End
−to−Endの呼損率」を定め、アーランB式を用い
てバーチャルトランク数を算出する(ステップS1
3)。また、同時に予測呼量から音声帯域を算出し、こ
れをポリシーとして回線実装機能3でIPネットワーク
内の各機器に設定を行う(ステップS14、S15)。
【0026】(4)呼接続機能4では、リアルタイムで
対地海の接続呼数を計教する(ステップS16)。発呼
要求があると、何処の対地間の接続かを検出し、呼接続
管理テーブル(後述する)を参照して、その対地間のバ
ーチャルトランク数と、現在の接続呼数の情報を収集す
る。そして、現在の接続呼数がバーチャルトランク数を
越える場合は、呼損判断条件に基づいて今回の発呼要求
については呼損とすることにし、発呼要求者にはその旨
の通知を行う(ステップS17)。
【0027】(5)呼接続機能4の接続呼数の計教につ
いては、発呼要求に対し接続とすることを判断した時点
で、呼接続管理テーブルの該当対地の呼数をカウントア
ップし、その接続呼が解放された時点でカウントダウン
し、常にリアルタイムで最新のデータのみの管理を行
う。
【0028】(6)上記(2)〜(5)のサイクルを自
動的に繰り返すことにより、常に最適な音声通話の品質
保証が可能となる。
【0029】[予測呼量とバーチャルトランク数の算
出]次に、予測呼量の算出方法について説明する。図3
は、予測呼量の求め方について説明するための図であ
り、図4に示すIP網におけるエッジルータRa、エッ
ジルータRb間の予測呼量を求めるものである。図3に
おいて、日々収集している呼情報から、毎日対地毎に呼
量の算出を行う。その呼量を時間帯別にならべ、その日
の量繁時呼量を求める。そしてアラームが発生した対地
間について、2ヶ月分の最繁時呼量をもとに予測期間に
おける予測呼量を算出する。この例では、予測呼量が
3.5アーランであるとする。更にネットワークにおけ
る「End−to−End」の呼損率を0.01に設定
し、以下のように、アーランB式を用いてバーチャルト
ランク数を算出する。 ・アーランB式
【数1】 ・バーチャルトランク数の計算 呼損率:0.01、呼量:3.5[erl]の場合、バ
ーチャルトランク数は次のように計算される。すなわ
ち、バーチャルトランク数“n”を1から順に式に代
入し、呼損率と比較して条件が合った時点のnが必要バ
ーチャルトランク数となる。
【数2】 これにより、E9<0.01<E8となることから、条件
の呼損率、呼量を満たすバーチャルトランク数は“9”
となる。
【0030】また図5は、呼接続機能4内の呼接続管理
テーブルの例を示す図であり、バーチャルトランク数A
と接続呼数Bの関係を示す図であり、 A>B ならば 接続許容 A=B ならば 呼損 A<B ならば 呼損 とする。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
6は、本発明によるIP網における音声通話の品質保証
システムの構成例を示す図であり、本例のシステムは、
IP−QoS(Quality of Service)アドミニストレー
ションシステム(単に、「アドミニストレーションサー
バ」ともいう)10、アドミニストレーションサーバ1
0に接続されるパーソナルコンピュータ(PC)などの
管理者端末20、管理者端末20を操作するポリシー管
理者21、VoIP(Voice over IP)リアルタイム音
声品質監視システム30、メディアサーバ40、ソフト
スイッチ(交換機)50、ルータ60から構成されてい
る。
【0032】・また、IP−QoS(Quality of Servi
ce)アドミニストレーションシステム(サーバ)10に
は、以下の機能が含まれる。 ・回線設計機能11は、予測呼量を算出し、該予測呼量
と呼損率を基に対地毎に最適なバーチャルトランク数を
算出し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算出
する。また、収集した品質測定結果や呼損情報などから
デイリーレポートを作成する。 ・回線実装機能12は、算出されたポリシー値を実際の
IP網内の各機器へ設定する。 ・呼接続機能13は、呼損の判断機能を有し、実際の発
呼をカウントし、バーチャルトランク数を超えた時は呼
損とし、接続させない。 ・データ収集機能14は、IP網内のルータ60のMI
B情報の収集を行う。
【0033】また、VoIP(Voice over IP)リアル
タイム音声品質監視システム30には、品質管理機能3
1が含まれ、品質管理機能31は、テストパケットを網
内で送受信させて品質を測定する。また、ソフトスイッ
チ(交換機)50には、呼接続機能51が含まれ、接続
呼数の計数と、呼情報の収集機能を有している。また、
管理者端末20には、デイリーレポートが表示され、ポ
リシー管理者21がポリシー値を確定する。
【0034】[全体の処理フロ−]図7は、図6に示す
システムの全体の処理の流れを示す図であり、本例の処
理は以下の基本ステップから構成される。なお、各ステ
ップの詳細な内容については後述する。 (1)(予測)呼量の算出(ステップS1) (2)バーチャルトランク数の算出(ステップS2) (3)ポリシー算出(ステップS3) (4)デイリーレポート表示(ステップS4) (5)ポリシー設定(ステップS5) (6)接続呼数計数(ステップS6) (7)呼損判断(ステップS7) (8)(網内)データ収集(ステップS8) (9)呼情報収集(ステップS9) (10)品質測定結果収集(ステップS10)
【0035】上記ステップ中、ステップS1〜ステップ
S5は、デイリー処理であり、ステップS6及びステッ
プS7は、呼毎のリアルタイム処理であり、ステップS
8及びステップS9は時間毎の定時刻処理である。
【0036】また、図7中の、矢付線の情報は以下の情
報出力である。 ・矢付線a1は、予測呼量の算出情報である。 ・矢付線a2及び矢付線a3は、バーチャルトランク数
の算出情報である。 ・矢付線a4は、ポリシー値の算出情報である。 ・矢付線a5は、変更した設計条件の入力情報である。 ・矢付線a6は、ポリシー値の表示情報である。 ・矢付線a7は、収集した呼損情報である。 ・矢付線a8は、収集したMIB情報である。 ・矢付線a9は、収集した呼情報である。 ・矢付線a10は、測定した品質測定結果情報である。
【0037】[(予測)呼量算出処理の処理フロー]図
8から図11は、図7のステップS1に示す(予測)呼
量の算出処理の詳細フローを示している。以下、この
(予測)呼量の算出処理のフローについて説明する。 (1)図8のステップS101:対地間毎に、呼情報か
ら前日分の音声3分トラヒックを編集し、DBへ登録す
る。なお、480データが得られる。 (2)図8のステップS102:時間帯毎に音声3分ト
ラヒックの平均値を算出し、DBへ登録する。なお、2
4データが得られる。 (3)図8のステップS103:時間帯別音声3分トラ
ヒック平均値の最大値を算出し、DBへ登録する。な
お、1データが得られ、これを音声サービスリンク最繁
時呼量とする。 (4)図8のステップS104:音声サービスリンク最
繁時呼量の異常データを判定する。異常時は、ステップ
S101に戻る。 (5)図8のステップS105:過去2ヶ月分の音声サ
ービスリンク最繁時呼量を収集し、予測傾向特性式を求
める。 (6)図8のステップS106:また、ステップS10
3〜S105の処理と同時に、時間帯別音声3分トラヒ
ックの平均値を各リンクへ割り付け、DBへ登録する。 (7)図9のステップS107:リンク単位に割り付け
られた時間帯別音声3分トラヒックの平均値をリンク毎
に合計し、DBへ登録する。なお、24データが得られ
る。 (8)図9のステップS108:時間帯別音声3分トラ
ヒック平均値の最大値を算出し、DBへ登録する。な
お、1データが得られ、これを音声リンク最繁時呼量と
する。 (9)図9のステップS109:音声リンク最繁時呼量
の異常データを判定する。異常な場合には、ステップS
107に戻る。 (10)図9のステップS110:過去2ヶ月分の音声
リンク最繁時呼量を収集し、予測傾向特性式を求める。 (11)図9のステップS111:また、ステップS1
08〜S110の処理と同時に、MIBデータ(音声+
音声以外)から時間帯別音声3分トラヒックの平均値を
差し引いて、時間帯別一般パケットデータ量の平均値を
算出し、DBへ登録する。なお、24データが得られ
る。 (12)図9のステップS112:時間帯別一般パケッ
トデータ量平均値の代表値5つの平均値を算出し、DB
へ登録する。なお、1データが得られ、これを一般パケ
ット代表平均データ量とする。 (13)図9のステップS113:一般パケット代表値
平均データ量の異常データを判定する。異常な場合に
は、ステップS107に戻る。 (14)図9のステップS114:各2ヶ月分の一般パ
ケット代表値平均データを収集し、予測傾向特性式を求
める。 (15)図10のステップS115:音声サービスリン
ク上限閾値による判定を行う。閾値超過の場合は、ステ
ップS116に移行し、閾値以内の場合には、X3に移
行する。 (16)図10のステップS116:当初設定(または
変更入力)した予測期間と予測傾向特性式から音声サー
ビスリンク予測呼量を算出し、DBへ登録する。 (17)図10のステップS117:呼損率と音声サー
ビスリンク予測呼量をもとに、既存システムで対地間毎
の音声サービスリンク予測必要帯域を算出し、DBへ登
録する。 (18)図10のステップS118:音声サービスリン
ク予測呼量から音声サービスリンク上限閾値値を算出
し、DBへ登録する。変更入力時には、ステップS11
6〜ステップS118を対地間毎に締り返し、当初設定
時には、ステップS115〜ステップS118を対地間
毎に繰り返す。 (19)図11のステップS119:音声リンク上限閾
値による判定を行う。閾値以内であれば、ステップS1
20に移行し、閾値超過であれば、ステップS122に
移行する。 (20)図11のステップS120:音声リンク下限閾
値による判定を行う。閾値以内であれば、ステップS1
26に移行する。閾値超過であれば、ステップS121
に移行する。 (21)図11のステップS121:音声リンクの一部
を一般パケットに割り当てる。 (22)図11のステップS122:当初設定(または
変更入力)した予測期間と予測傾向特性式から音声リン
ク予測呼量を算出し、DBへ登録する。 (23)図11のステップS123:呼損率と音声リン
ク予測呼量をもとに、既存システムでリンク毎の音声リ
ンク予測必要帯域を算出し、DBへ登録する。 (24)図11のステップS124:音声リンク予測呼
量から音声リンク上限閾値と音声リンク下限閾値を算出
し、DBへ登録する。 (25)図11のステップS125:また、ステップS
119〜S124の処理と同時に、当初設定(または変
更入力)した予測期間と予測傾向特性式をもとに、既存
システムでリンク毎の一般パケット予測必要帯域を算出
し、DBへ登録する。 (26)図11のステップS126:同一リンクの音声
予測必要帯域と一般パケット予測必要帯域合算し、これ
を「物理回線使用帯域幅」とする。 (27)図11のステップS127:物理回線使用帯域
幅の閾値による判定を行う。閾値超過の場合は、ステッ
プS128に移行する。閾値以内の場合は、リンク毎に
以上の処理を繰り返す。 (28)図11のステップS128:デイリーレポート
で管理者へ物理回線増設アラームを発出する。以上、ス
テップS119〜ステップS128までの処理をリンク
毎に繰り返す。
【0038】[バーチャルトランク数の算出処理フロ
ー]図12は、図7のステップS2に示すバーチャルト
ランク数の算出処理の詳細フローを示している。以下、
このバーチャルトランク数の算出処理のフローについて
説明する。 (1)先の音声サービスリンク上限閾値判定結果により
閾値を超過した場合は、呼損率と対地間毎に算出された
音声サービスリンク予測呼量をアーランB式に代入して
対地間毎のバーチャルトランク数を算出し、DBへ登録
する(ステップS131)。 (2)先の音声サービスリンク上限閾値判定結果により
閾値以内の場合は、バーチャルトランク数の算出は行わ
ない。
【0039】[ポリシー算出処理フロー]図13は、図
7のステップS3に示すポリシー算出処理の詳細フロー
を示している。以下、このポリシー算出処理のフローに
ついて説明する。 (1)算出した対地間毎の予測必要帯域を確保できる各
NW(ネットワーク)機器毎のポリシー値を算出する
(ステップS141)。 (2)算出した各NW機器毎のポリシー値をDBへ登録
する(ステップS142)。
【0040】[デイリーレポート表示処理フロー]図1
4は、図7のステップS4に示すデイリーレポート表示
処理の詳細フローを示している。以下、このデイリーレ
ポート表示処理のフローについて説明する。 (1)品質測定結果から品質状況を作成する(ステップ
S151)。 (2)トラヒックとバーチャルトランク数の算出結果か
ら、重負荷回線アラーム、バーチャルリンク変更提案、
トラヒック交流状況、トラヒック傾向、呼損率推移など
のデータ作成する(ステップS152)。 (3)各種データをレポート表示し、管理者がその内容
のチェックを実施する(ステップS153)。チェック
結果がOKの場合は、ステップS155に移行し、チェ
ック結果がNGの場合は、ステップS154に移行す
る。 (4)チェック結果がNGの場合は、予測期間などのシ
ステムパラメータ値を変更入力する(ステップS15
4)。 (5)チェック結果がOKの場合は、算出したポリシー
値を確定する(ステップS155)。
【0041】[ポリシー設定処理フロー]図15は、図
7のステップS5に示すポリシー設定の詳細な処理フロ
ーを示している。以下、このポリシー設定の処理フロー
について説明する。 (1)確定したポリシー値をシステムに入力する(ステ
ップS161)。 (2)網内の各NW機器へポリシー値を配信する(ステ
ップS162)。
【0042】[呼損判断処理フロー]図16は、図7の
ステップS7に示す呼損判断の詳細な処理フローを示し
ている。以下、この呼損判断の詳細な処理フローについ
て説明する (1)ソフトスイッチで発呼/切断メッセージ受信する
(ステップS171)。 (2)発呼/切断メッセージをもとに発着アドレスを収
集する(ステップS172)。なお、算出されたバーチ
ャルトランク数を収集し、呼接続管理テーブル更新する
(ステップS173)。 (3)切断時には、発着アドレスで呼接続管理テーブル
を索引し、索引箇所の接続呼数をカウントダウンし、切
断処理を実施する(ステップS175)。 (4)発呼時には、発着アドレスで呼接続管理テーブル
を索引し、索引箇所の「バーチャルトランク数」と「接
続呼数」を比較し、呼損判断を行う。(ステップS17
4)。接続時には、ステップS178に移行する。呼損
時には、ステップS176に移行する。 (5)ステップS174において、呼損時には、発呼者
への呼損を通知し、リジェクト処理を実施する(ステッ
プS176)。また、呼損情報を作成し、DBへ登録更
新する(ステップS177)。 (6)ステップS174において、接続時には、索引箇
所の接続呼数をカウントアップし、接続処理を実施する
(ステップS178)。
【0043】[(網内)データ収集処理フロー]図17
は、図7のステップS8に示す(網内)データ収集の詳
細な処理フローを示している。以下、この(網内)デー
タ収集の詳細な処理フローについて説明する。 (1)網内の各NW機器から全体帯域(音声+音声以
外)のMIBデータを収集する(ステップS181)。 (2)収集したMIBデータをDBへ登録する(ステッ
プS182)。
【0044】[呼情報収集処理フロー]図18は、図7
のステップS9に示す呼情報収集の詳細な処理フローを
示している。以下、この呼情報収集の処理フローについ
て説明する。 (1)ソフトスイッチから呼情報(音声)を収集する
(ステップS191)。 (2)収集した呼情報をDBへ登録更新する(ステップ
S192)。
【0045】[品質測定結果収集処理フロー]図19
は、図7のステップS10に示す品質測定結果収集処理
の詳細な処理フローを示している。以下、この品質測定
結果収集処理の処理フローについて説明する。 (1)DBから呼損情報を収集、また網内の各NW機器
からMIBデータを収集する(ステップS201)。 (2)設定した任意の対地間で疑似パケットを送受信
し、品質測定を実施する(ステップS202)。 (3)品質(音声品質、接続品質)測定結果を編集し、
DBへ登録する(ステップS203)。
【0046】以上、本発明によるIP網における音声通
話の品質保証システムの実施例について説明したが、図
6におけるIP−QoSアドミニストレーションシステ
ム10やVoIPリアルタイム音声品質監視システム3
0などの機能を実現するためのプログラムをコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に
記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込
ませ、実行することによりIP−QoSアドミニストレ
ーションシステム10やVoIPリアルタイム音声品質
監視システム30の処理を行ってもよい。なお、ここで
いう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等
のハードウェアを含むものとする。
【0047】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)を含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−
ROM等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時
間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体な
いしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとな
るコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、
一定時間プログラムを保持しているものも含むものとす
る。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現
するためのものであっても良く、さらに前述した機能を
コンピュータシステムにすでに記録されているプログラ
ムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファ
イル(差分プログラム)であっても良い。
【0048】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システムは、上述の図示例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のIP網に
おける音声通話の品質保証システム及びIP網における
音声通話の品質保証方法においては、IP網内の各対地
毎の呼情報からトラヒックを算出し、各対地毎に最適な
バーチャルトランク数とポリシー値を算出すると共に、
算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ設定
する。また、実際の発呼をカウントし、バーチャルトラ
ンク数以上の時は呼損とし、また、テストパケットを網
内で送受信させて品質を測定した結果と呼損情報からデ
イリーレポートを作成し、このデイリーレポートを基に
算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
うようにしたので、これにより、音声通話を「呼数」で
管理することができるので、IP網の音声通話に対して
も既存の電話網のトラヒック理論を適用することができ
る。このため、日々のトラヒックのデータを収集し、そ
れを用いて音声通話帯域の最適網設計(バーチャルトラ
ンク数及びポリシーの算出)を行うことができる。ま
た、これらの最適網設計データの算出を自動的に行うこ
とがきる。またさらに、限られた帯域において、「音声
通話帯域」が常に最適化されていることから、「音声通
話帯域以外」も有効利用されていることになる。つま
り、リソースの有効活用と同時に音声通話の品質保証が
可能となる。
【0050】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システム及びIP網における音声通話の品質保
証方法においては、トラヒックを求める際には、各対地
における過去2ヶ月分の日別の最繁時呼量を求め、過去
2ヶ月分の最繁時呼量を基に、所定の基準により予測呼
量を算出するようにしたので、これにより、対地毎に日
別の最繁時呼量のデータを収集し、それを基に対地毎に
適切な予測呼量を算出することができる。
【0051】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システム及びIP網における音声通話の品質保
証方法においては、バーチャルトランク数を求める際に
は、所定の呼損率を定め、アーランB式を基に、対地毎
の回線数を算出し、該回線数をバーチャルトランク数と
して求めるようにしたので、これにより、IP網の音声
通話に対しても既存の電話網のトラヒック理論を適用す
ることが出来る。
【0052】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システム及びIP網における音声通話の品質保
証方法においては、バーチャルトランク数を求める際に
は、aを呼量、整数nをバーチャルトランク数、En
(a)を呼損率とし、En(a)=a×En-1(a)/
(n+a×En-1(a))式により、呼損率En(a)
が所定の値以下になる正数nを最適なバーチャルトラン
ク数nとして決定するので、これにより、IP網の音声
通話に対しても既存の電話網のトラヒック理論を適用す
ることができ、バーチャルトランク数を容易に求めるこ
とができる。
【0053】また、本発明のIP網における音声通話の
品質保証システム及びIP網における音声通話の品質保
証方法においては、呼接続を行う場合に、バーチャルト
ランク数を基に、実際の接続呼数を対地毎に管理し、接
続呼数を、発呼メッセージの受信時に接続と判断した場
合にカウントアップし、終話メッセージの受信時にカウ
ントダウンするようにしたので、これにより、呼接続の
管理が容易になると共に、音声通話の品質保証が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるIP網における音声通話の品質
保証システムの概略構成を説明するための図である。
【図2】 IP網における音声通話の品質保証システム
の処理の概要を示す図である。
【図3】 予測呼量の求め方について説明するための図
である。
【図4】 対地間の呼量と呼損率の例を示す図である。
【図5】 呼接続機能内の呼接続管理テーブルの例を示
す図である。
【図6】 本発明によるIP網における音声通話の品質
保証システムの構成例を示す図である。
【図7】 図6に示すシステムの全体の処理の流れを示
す図である。
【図8】 予測呼量の算出処理の詳細フローを示す図そ
の1である。
【図9】 予測呼量の算出処理の詳細フローを示す図そ
の2である。
【図10】 予測呼量の算出処理の詳細フローを示す図
その3である。
【図11】 予測呼量の算出処理の詳細フローを示す図
その4である。
【図12】 バーチャルトランク数の算出処理の詳細フ
ローを示す図である。
【図13】 ポリシー算出処理の詳細フローを示す図で
ある。
【図14】 デイリーレポート表示処理の詳細フローを
示す図である。
【図15】 ポリシー設定の詳細な処理フローを示す図
である。
【図16】 呼損判断の詳細な処理フローを示す図であ
る。
【図17】 (網内)データ収集の詳細な処理フローを
示す図である。
【図18】 呼情報収集の詳細な処理フローを示す図で
ある。
【図19】 品質測定結果収集処理の詳細な処理フロー
を示す図である。
【符号の説明】
1 ポリシー管理者 2 回線設計機能 3 回線実装機能 4 呼接続機能 5 品質管理機能 10 IP−QoSアドミニストレーションシステム 11 回線設計機能 12 回線実装機能 13 呼接続機能 14 データ収集機能 20 管理者端末 21 ポリシー管理者 30 VoIPリアルタイム音声品質監視システム 31 品質管理機能 40 メディアサーバ 50 ソフトスイッチ 60 ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂牧 尚志 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 溝手 一浩 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 高木 謙太郎 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 HB01 JT01 KA16 LC06 LC16 MB02 MB04 5K051 AA01 BB01 CC02 FF02 FF03 FF11 KK02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声通話データと音声通話以外のデータ
    を同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを定
    義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通話
    の品質保証システムにおいて、 IP網内の各対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該
    予測呼量と呼損率を基に対地毎にバーチャルトランク数
    を算出し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算
    出すると共に、IP網から収集した品質測定結果と呼損
    情報を基に管理者に報告するためのデイリーレポートを
    作成する回線設計手段と、 前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ
    設定する回線実装手段と、 実際の発呼をカウントし、バーチャルトランク数以上の
    時は呼損として接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知
    する呼接続手段と、 テストパケットを網内で送受信させて品質を測定し、前
    記回線設計手段へ通知する品質管理手段と、 前記デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により
    算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
    によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
    うためのポリシー管理手段とを具備することを特徴とす
    るIP網における音声通話の品質保証システム。
  2. 【請求項2】 前記回線設計手段により予測呼量を求め
    る際には、 各対地における過去2ヶ月分の日別の最繁時呼量を求め
    る手段と、 前記過去2ヶ月分の最繁時呼量を基に、所定の基準によ
    り予測呼量を算出する手段とをさらに具備することを特
    徴とする請求項1記載のIP網における音声通話の品質
    保証システム。
  3. 【請求項3】 前記回線設計手段によりバーチャルトラ
    ンク数を求める際には、 所定の呼損率を定め、アーランB式を基に対地毎の回線
    数を算出し、該回線数をバーチャルトランク数として求
    める手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のIP網における音声通話の品質保証
    システム。
  4. 【請求項4】 前記バーチャルトランク数を求める際に
    は、aを呼量、整数nをバーチャルトランク数、En
    (a)を呼損率とし、 En(a)=a×En-1(a)/(n+a×En-1
    (a))式により、 呼損率En(a)が所定の値以下になる正数nを最適な
    バーチャルトランク数nとして決定する手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載のIP網における音声通話の品質保証システム。
  5. 【請求項5】 前記呼接続手段については、 前記バーチャルトランク数を基に、実際の接続呼数を対
    地ごとに管理する手段と、 前記接続呼数を、発呼メッセージの受信時に接続と判断
    した場合にカウントアップし、終話メッセージの受信時
    にカウントダウンする手段とをさらに具備することを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のIP網にお
    ける音声通話の品質保証システム。
  6. 【請求項6】 前記呼接続手段により呼接続を行う際に
    は、 対地毎に接続呼数の閾値を所定の基準により定める手段
    と、 次の発呼メッセージの受信時に接続呼数が前記閾値以上
    の場合には、呼損として処理する手段とさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のI
    P網における音声通話の品質保証システム。
  7. 【請求項7】 音声通話データと音声通話以外のデータ
    を同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを定
    義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通話
    の品質保証方法において、 IP網内の各対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該
    予測呼量と呼損率を基に対地毎にバーチャルトランク数
    を算出し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算
    出すると共に、IP網から収集した品質測定結果と呼損
    情報を基に管理者に報告するためのデイリーレポートを
    作成する回線設計手順と、 前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ
    設定する回線実装手順と、 実際の発呼をカウントし、バーチャルトランク数以上の
    時は呼損として接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知
    する呼接続手段と、 テストパケットを網内で送受信させて品質を測定し、前
    記回線設計手順へ通知する品質管理手順と、 前記デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により
    算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
    によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
    うためのポリシー管理手順とを含むことを特徴とするI
    P網における音声通話の品質保証方法。
  8. 【請求項8】 前記回線設計手順により予測呼量を求め
    る際には、 各対地における過去2ヶ月分の日別の最繁時呼量を求め
    る手順と、 前記過去2ヶ月分の最繁時呼量を基に、所定の基準によ
    り予測呼量を算出する手順とがさらに行われることを特
    徴とする請求項7記載のIP網における音声通話の品質
    保証方法。
  9. 【請求項9】 前記回線設計手順によりバーチャルトラ
    ンク数を求める際には、 所定の呼損率を定め、アーランB式を基に対地毎の回線
    数を算出し、該回線数をバーチャルトランク数として求
    める手順がさらに行われることを特徴とする請求項7又
    は請求項8に記載のIP網における音声通話の品質保証
    方法。
  10. 【請求項10】 前記バーチャルトランク数を求める際
    には、aを呼量、整数nをバーチャルトランク数、En
    (a)を呼損率とし、 En(a)=a×En-1(a)/(n+a×En-1
    (a))式により、 呼損率En(a)が所定の値以下になる正数nを最適な
    バーチャルトランク数nとして決定する手順がさらに行
    われることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記
    載のIP網における音声通話の品質保証方法。
  11. 【請求項11】 前記呼接続手順については、 前記バーチャルトランク数を基に、実際の接続呼数を対
    地ごとに管理する手順と、 前記接続呼数を、発呼メッセージの受信時に接続と判断
    した場合にカウントアップし、終話メッセージの受信時
    にカウントダウンする手順とをさらに含むことを特徴と
    する請求項7から10のいずれかに記載のIP網におけ
    る音声通話の品質保証方法。
  12. 【請求項12】 前記呼接続手順により呼接続を行う際
    には、 対地毎に接続呼数の閾値を所定の基準により定める手順
    と、 次の発呼メッセージの受信時に接続呼数が前記閾値以上
    の場合には、呼損として処理する手順とがさらに行われ
    ることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載
    のIP網における音声通話の品質保証方法。
  13. 【請求項13】 音声通話データと音声通話以外のデー
    タを同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを
    定義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通
    話の品質保証システム内のコンピュータに、 IP網内の各対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該
    予測呼量と呼損率を基に対地毎にバーチャルトランク数
    を算出し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算
    出すると共に、IP網から収集した品質測定結果と呼損
    情報を基に管理者に報告するためのデイリーレポートを
    作成する回線設計手順と、 前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ
    設定する回線実装手順と、 実際の発呼をカウントし、バーチャルトランク数以上の
    時は呼損として接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知
    する呼接続手段と、 テストパケットを網内で送受信させて品質を測定し、前
    記回線設計手順へ通知する品質管理手順と、 前記デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により
    算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
    によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
    うためのポリシー管理手順とを実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 音声通話データと音声通話以外のデー
    タを同一帯域内でパケット伝送すると共に、ポリシーを
    定義して対地毎に機能設定を行うIP網における音声通
    話の品質保証システム内のコンピュータに、 IP網内の各対地毎の呼情報から予測呼量を算出し、該
    予測呼量と呼損率を基に対地毎にバーチャルトランク数
    を算出し、該予測呼量を基にリンク毎にポリシー値を算
    出すると共に、IP網から収集した品質測定結果と呼損
    情報を基に管理者に報告するためのデイリーレポートを
    作成する回線設計手順と、 前記算出されたポリシー値を実際のIP網内の各機器へ
    設定する回線実装手順と、 実際の発呼をカウントし、バーチャルトランク数以上の
    時は呼損として接続を拒否し、前記回線設計手段へ通知
    する呼接続手段と、 テストパケットを網内で送受信させて品質を測定し、前
    記回線設計手順へ通知する品質管理手順と、 前記デイリーレポートを基に、前記回線設計手段により
    算出されたポリシー値の妥当性を判断し、その判断結果
    によっては設計条件を変更して回線設計のやり直しを行
    うためのポリシー管理手順とを実行させるためのプログ
    ラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7890450B2 (en) 2007-03-16 2011-02-15 Fujitsu Limited Policy creating apparatus, policy creating method, and computer product
JP2011101126A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トラフィック制御装置及びシステム及び方法及びプログラム及びプログラム記録媒体

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