JP2003296474A

JP2003296474A - 保存情報の処理方法、および保存情報の処理装置

Info

Publication number: JP2003296474A
Application number: JP2002095517A
Authority: JP
Inventors: Shoji Aoki; 頌治青木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-03-29
Filing date: 2002-03-29
Publication date: 2003-10-17

Abstract

(57)【要約】【課題】コンピュータ関連技術の熟練者でなくても、個
人の活動を記録したコンテンツをウェブサーバに保存
し、特定の相手に閲覧可能にすること、特には、故人や
ペットの生きた証をインターネット上に閲覧可能に保存
し、思い出の物品を関連付けして保管すること。【解決手段】本発明では、プログラムＰ１に示したよう
に、各個人もしくは代理した専門の技術者が、個人やペ
ット等の生存中の活動情報を収集して編集し保存情報を
作成し、作成された保存情報をサーバに保存する。そし
て、プログラムＰ２に示したように、会員からサーバへ
のアクセスがあると認証し、アクセスに応じた保存情報
を検索して出力する。また、プログラムＰ３に示したよ
うに、個人やペット等の思い出の物品は収集されて、活
動情報と関連付けられた物品は検索可能な状態で恒久的
な施設に保管される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、個人やペット等の
生存中の映像等の情報を、生存中および死亡してからも
閲覧可能に保存する技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、個人の活動を記録した映像や
音声や文書等のいわゆるマルティメディアデータ、もし
くはコンテンツを、遠隔地の多数の人々に公開する技術
としては、インターネットによるウェブサイト（いわゆ
るホームページ）で公開する方法がある。このときのウ
ェブサーバは個人の所有及び管理にかかるサーバでもよ
いが、専門業者のサーバの一部を借りることも行われて
いる。さらに、不特定の人への公開を禁止する技術とし
ては、パスワード入力等を要求する認証手順を備えるこ
とも利用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来のウェブサイト上におけるコンテンツの作成
は、慣れていないと手間がかかる作業であるとともに、
ウェブサーバの維持管理は相当の技術と手間のかかる作
業であって、誰でもが簡単に作成・維持できるものでは
なかった。

【０００４】そこで、本発明は、コンピュータ関連技術
の熟練者でなくても、個人の活動を記録したコンテンツ
をウェブサーバに保存し、特定の相手に閲覧可能にする
ことを目的としてなされたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項１
の処理方法においては、個人の生存中の活動情報を収集
して編集し保存情報を作成する作成手順と、作成された
保存情報をサーバに保存する保存手順と、サーバに保存
された保存情報に対するアクセスを会員に許可する認証
手順と、許可された会員からのアクセスに応じた保存情
報を検索して出力する検索手順と、保存された保存情報
と関連付けられた物品を前記検索手順によって検索可能
な状態で保管する保管手順と、を含んでいることを特徴
としている。請求項２の処理装置においては、個人の生
存中の活動情報を収集して編集して作成された保存情報
を保存する保存手段と、該保存手段に保存された保存情
報に対するアクセスを会員に許可する認証手段と、許可
された会員からのアクセスに応じた保存情報を検索して
出力する検索手段と、保存された保存情報と関連付けら
れた物品を前記検索手段によって検索可能な状態で保管
する保管手段と、を具備していることを特徴としてい
る。

【０００６】

【作用】請求項１の処理方法によれば、個人の生存中の
活動情報を収集して編集し保存情報を作成する作成手順
によって、自分で作成できる人は自分で作成し、自分で
は作成できない人は代理して作成してもらう。そして、
作成された保存情報はサーバに保存される。サーバに保
存された保存情報に対するアクセスがあると、認証手順
によって正当な会員の正当なアクセスであるか否かを確
認して、正当な会員による正当なアクセスであれば許可
する。許可された会員は、検索手順によって希望する保
存情報を検索して出力する。また、保存情報と関連付け
られた物品を前記検索手順によって検索する。請求項２
の処理装置によれば、保存手段で、個人の生存中の活動
情報を収集して編集して作成された保存情報を保存し、
認証手段で、前記保存手段に保存された保存情報に対す
るアクセスを会員に許可する。検索手段は、許可された
会員からのアクセスに応じた保存情報を検索して出力
し、保管手段は、保存された保存情報と関連付けられた
物品を前記検索手段によって検索可能な状態で保管す
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる保存情報
の処理方法と装置を、その実施の形態を示した図面に基
づいて詳細に説明する。

【０００８】本発明にかかる保存情報の処理方法に用い
る装置は、３つのサーバ群と１つの物品保存施設とから
構成されている。図１、２において、第１のサーバ群は
メモリー企画システムＭＫであり、個人の活動情報を収
集して編集し保存すべき保存情報を作成するように構成
されたコンピュータネットワークである。第２のサーバ
群はメモリーバンクシステムＭＢであり、前記保存情報
をメモリー企画システムＭＣから受け取って保存し、会
員からのアクセスに対して認証して正当なアクセスに対
しては保存された保存情報の閲覧を許可するように構成
されたサーバコンピュータである。第３のサーバ群はメ
モリーカプセルシステムＭＣであり、故人や志望したペ
ット等のマルチメディア情報を保存するサーバコンピュ
ータであり、顧客の要求に応じてマルチメディア情報を
配信する。前記マルチメディア情報は、ネットワークを
経由して配信することもできるが、種々の記録媒体に書
き込んで配布することも含んでいる。また、サーバコン
ピュータに保存できない遺品等は個別のカプセル状の保
存容器に収納して保存する。物品保存施設はメモリーカ
プセルメモリアル施設ＭＣＭであり、前記メモリーカプ
セルシステムＭＣに保存されていた情報や遺品等を永久
的に保存するための施設である。

【０００９】前記メモリー企画システムＭＫは、会員が
自分で作成し編集した保存情報をアップロードして保存
することのできるサーバコンピュータを備えている。こ
れらのアップロードは会員が個人のパソコンＰＣからイ
ンターネットを経由して行うこともできるが、各地に解
説されたメモリー企画システムＭＫの支店サーバから行
うこともできる。即ち、各メモリー企画システムＭＫの
支店サーバどうしとメモリー企画システムの本店サーバ
とは高速回線を用いたＬＡＮで相互に接続されている。
また、メモリー企画システムＭＫのサーバ群はファイア
ーウォール機能が設定されており高度なセキュリティが
確保されている。また、個人で保存情報の作成を行うこ
とのできない会員のために、メモリー企画システムＭＫ
の担当者が会員の自宅等へ出向いて、出張撮影したり、
活動記録等の情報を受け取って保存情報の編集・作成・
アップロードを代行することができる。また、保存情報
の編集・作成のために種々の企画を提案して作業するこ
とができる。また、各種イベントのための設営作業や、
監視作業や、遺言の記録手続や、各種活動結果の証明手
続や、それらの情報の編集作業を行うこともできる。ま
た、会員もしくは故人の活動記録を参考にしたドラマを
企画して映像を作成・保存したり、会員の現在の活動も
しは将来の活動希望等を参考にしたプロモーションビデ
オを作成することもできる。

【００１０】前記メモリーバンクシステムＭＢは、前記
メモリー企画システムＭＫにて作成・保存された保存情
報を閲覧可能な状態で保存するサーバコンピュータを含
んでいる。前記保存情報は、映像情報、音声情報、文字
情報、印刷物等の画像情報等の電子化可能な情報であ
る。デジタルデータに変換したものが好ましいがアナロ
グデータのまま保存することも可能である。以上は、図
３のフローチャートのプログラムＰ１（作成手順、及び
保存手順）に対応している。また、顧客・会員からのア
クセスが発生すると、正当な会員からのアクセスである
か否かを認証し、正当なアクセスであれば前記メモリー
バンクシステムＭＢ、メモリーカプセルシステムＭＣの
各サーバを検索して保存情報を検索する。発見された保
存情報は各種通信機器や記録媒体に出力される。以上
は、図３のフローチャートのプログラムＰ２（認証手
順、及び検索手順）に対応している。

【００１１】前記メモリーカプセルシステムＭＣは、故
人や死亡したペット等の保存情報や遺品等の物品を収集
して保管・保存する施設であり、故人や死亡したペット
等の大切な情報・資料を保管・保存する。保管する物品
は検索可能なように、保存情報と関連付けして保管され
る。電子化可能な情報は、当該メモリーカプセルシステ
ムＭＣから、顧客の要望に応じて顧客の自宅へ配達した
り、画像表示機能を備えた携帯電話ＨＰやＰＤＡ機器Ｐ
ＤＡに送出したり、テレビ受像装置ホームシアター装置
を用いて表示することができる。また、ＤＶＤ，ＣＤ−
ＲＯＭ，ＤＶＤ−ＲＡＭ，ＣＤ−Ｒ／ＲＷ，メモリース
ティック、等の種々の記録媒体に保存することができ
る。以上は、図３のフローチャートのプログラムＰ３
（保管手順）に対応している。前記メモリーバンクシス
テムＭＢのサーバに記録していた情報を、個人の死亡と
ともに、メモリーカプセルシステムＭＣのサーバに転送
することができる。

【００１２】前記メモリーカプセルメモリアルシステム
ＭＣＭは、故人や死亡したペット等の保存情報や遺品等
の物品の最終的な保管・保存施設であり、永久的に保管
・保存するものとする。会員の遺族等の要求に応じて、
保存情報を閲覧させたり、遺品等の物品を閲覧させるこ
とが可能である。ここでは、故人や死亡したペット等の
保存情報や遺品等の物品等をカプセル状の容器に収納し
て個別に保存することができる。なお、メモリー企画シ
ステムＭＫ，メモリーバンクシステムＭＢ，メモリーカ
プセルシステムＭＣの各サーバは、保存手段、認証手
段、検索手段に対応している。メモリーカプセルメモリ
アルシステムＭＣＭの施設は保管手段に対応している。

【００１３】以上のシステムにより、生まれたばかりの
子供や、生まれたばかりのペット達の活動記録を逐次記
録・保存することができる。自分で記録・保存できない
場合には、その作業を代行することができる。また、す
でに亡くなっている個人やペット達の場合も、生前の記
録を集積し、調査の依頼があれば調査を代行して情報を
収集し、それぞれの記録や、過去の事柄の証明情報等を
収集して記録し、管理・保存する。このように保存した
保存情報は、所定の会員であれば随時閲覧することが可
能である。また、要望によっては、種々の企画を提案し
て、映像情報等を編集・加工して保存することもでき、
人生を終えた人やペット達の記録を半永久的に保管・保
存することができる。

【００１４】また、本発明によって、人及びペット達が
生存したことの証を、後々に役立つように、個人的な情
報を保管・保存することができるのである。保存情報と
しては、生前の活動情報や遺品等に加えて、故人の遺伝
子情報や、脳や生体組織の一部を保存することができ
る。特に、電子情報に変換することが困難な物品等は、
後日検索が可能なように、電子情報である保存情報と関
連付けして所定の恒久的な保管施設に保管する。本シス
テムによる記録・保存方法には、最新の技術を採用して
適切な保存を行うようにする。更には、ペットの体内に
埋め込んで利用されているＩＤチップや、ＩＤチップに
類似であって、人体に埋め込んで使用するベリチップ等
のデバイスの記憶容量を拡大したものを使用して、個人
の活動情報を収集するようにすると、活動情報の収集・
データ化作業の手間が省ける。

【００１５】以上のように、本発明のシステムによれ
ば、保存してある保存情報を必要に応じて随時取り出し
て閲覧、出力等することができる。そのために、会員で
あるか否かを認証するためにパスワードや声紋等による
認証システムを備えるとともに、所定の情報を抽出する
ための検索システムを備えている。そして、個人や会員
にとっては、生存中の各個人や自分の保存情報を閲覧、
出力できるとともに、亡くなった親族や友人の保存情報
を閲覧、出力できるのである。また、当該発明のシステ
ムの提供事業者にとっては、上記効果を各人に提供する
ことができるとともに、各サーバを介して広告宣伝費用
や物品販売による利益を上げることもできる。なお、故
人や死亡したペット達の命日や法事等の日が近づいたと
きに、予め登録された関係者へ、電子メールや郵便等の
通信手段によってその旨を通知する通知手段を備えても
よい。

【００１６】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自分で
保存情報を作成できる人も、できない人も、個人の活動
を記録した保存情報をウェブサーバに保存し、特定の相
手に閲覧させることができる。そして、上述したよう
に、保存してある保存情報を必要に応じて随時取り出し
て閲覧、出力等することができるという効果が得られ
る。また、個人や会員にとっては、生存中の各個人や自
分の保存情報を閲覧、出力できるとともに、亡くなった
親族や友人の保存情報を閲覧、出力できるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる保存情報の処理方法と装置の実
施の形態の構成図である。

【図２】前記構成図の要部を示した構成図である。

【図３】本発明の保存情報の処理方法を説明するフロー
チャートである。

【符号の説明】

ＭＫメモリー企画システム、保存手段、認証手段、検
索手段ＭＢメモリーバンクシステム、保存手段、認証手段、
検索手段ＭＣメモリーカプセルシステム、保存手段、認証手
段、検索手段ＭＣＭメモリーカプセルメモリアルシステム、保管手
段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】個人の生存中の活動情報を収集して編集し
保存情報を作成する作成手順と、作成された保存情報を
サーバに保存する保存手順と、サーバに保存された保存
情報に対するアクセスを会員に許可する認証手順と、許
可された会員からのアクセスに応じた保存情報を検索し
て出力する検索手順と、保存された保存情報と関連付け
られた物品を前記検索手順によって検索可能な状態で保
管する保管手順と、を含んでいることを特徴とする保存
情報の処理方法。
【請求項２】個人の生存中の活動情報を収集して編集し
て作成された保存情報を保存する保存手段と、該保存手
段に保存された保存情報に対するアクセスを会員に許可
する認証手段と、許可された会員からのアクセスに応じ
た保存情報を検索して出力する検索手段と、保存された
保存情報と関連付けられた物品を前記検索手段によって
検索可能な状態で保管する保管手段と、を具備している
ことを特徴とする保存情報の処理装置。