JP2003294430A - 耐火物厚さ計測装置 - Google Patents

耐火物厚さ計測装置

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JP2003294430A
JP2003294430A JP2002099114A JP2002099114A JP2003294430A JP 2003294430 A JP2003294430 A JP 2003294430A JP 2002099114 A JP2002099114 A JP 2002099114A JP 2002099114 A JP2002099114 A JP 2002099114A JP 2003294430 A JP2003294430 A JP 2003294430A
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JP
Japan
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refractory
thickness
probe
wave
reflected
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JP2002099114A
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English (en)
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Akira Noma
野間  彰
Ichiro Yamashita
一郎 山下
Keita Inoue
敬太 井上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉の運転中に耐火レンガの厚さを計測するこ
との可能な耐火物厚さ計測装置を提供する。 【解決手段】 発振器23で発振されたマイクロ波であ
る送信波は導波管22及びサーキュレータ21を介して
プローブ112に導かれる。プローブは水ジャケット1
11を貫通して直接耐火物であるスタンプ材109に接
触する。送信波はスタンプ材及び耐火レンガ108を伝
播し、スラグ106で反射される。反射波は耐火レンガ
及びスタンプ材を伝播してプローブで検出される。反射
波はサーキュレータ及び導波管24を介して受信器25
に導かれ、受信器は送信波と反射波に基づいて耐火物の
厚さを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火物厚さ計測装置
に係り、特に炉の運転中に耐火レンガの厚さを計測する
ことの可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】灰溶融プラズマアーク炉のような内部が
高温となる溶融炉では炉壁内周に耐火レンガ等の耐火物
を設置して熱を遮蔽し、溶融物から炉を保護することが
必要である。
【0003】耐火物は高温により劣化するだけでなく溶
融物の流動による浸食が発生するため、溶融炉の安全運
転を確保するためには耐火物の厚さが所定以上であるこ
とが必要となる。
【0004】しかし、炉内は高温雰囲気であるだけでな
く粉塵も多量に存在するためテレビカメラ等で耐火物内
面を観察することは困難であるので、従来は炉を停止し
十分な冷却期間後に人が炉内に入りメジャー等を使用し
て耐火物の厚さを計測していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炉を停
止することは炉の運用効率を低下させるだけでなく、間
欠的な炉の停止時の耐火物の厚さ計測によっては耐火物
の品質のバラツキに起因する予想外の浸食を検出するこ
とは困難であった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、炉の運転中に耐火レンガの厚さを計測することの
可能な耐火物厚さ計測装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の発明に係る耐火物
厚さ計測装置は、マイクロ波である送信波を発振する送
信波発振手段と、送信波発振手段で発振された送信波を
耐火物の一方端から耐火物内に放射するとともに送信波
が前記耐火物他方端に存在する導電体によって反射され
て生じる反射波を検出するプローブと、プローブによっ
て検出された反射波と送信波発振手段で発振された送信
波に基づいて耐火物の厚さを決定する厚さ決定手段を具
備する。
【0008】本発明にあっては、耐火物の一方端から放
射された送信波と、耐火物の他端に存在する導電体によ
る反射によって生成された反射波に基づいて耐火物の厚
さが決定される。
【0009】第二の発明に係る耐火物厚さ計測装置は、
プローブが耐火物の一方端の外側に配置された導電材を
貫通する導電材貫通手段をさらに具備する。
【0010】本発明にあっては、プローブは耐火物の一
方端の外側に存在する導電材を貫通して耐火物の一方端
に直接接触する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る耐火物厚さ計
測装置及び方法が適用される灰溶融プラズマアーク炉の
断面図であって、(ロ)は垂直断面図であり、(イ)は
X−X断面図である。
【0012】炉100内には炉上部に設置された灰ホッ
パ101からスクリュー102によって灰が供給され
る。灰は炉頂から炉内に挿入された負電極103と炉底
から炉内に挿入された正電極104間に直流電力を供給
してプラズマ化され溶融状態となる。
【0013】溶融された灰は金属成分105とスラグ1
06に分離し、比重の大きい金属成分は炉底部に沈殿
し、スラグは金属成分の上に滞留する。滞留量が増加す
るとスラグはオーバーフロー口107から流出して回収
される。
【0014】炉1の下部は耐火レンガ108及びスタン
プ材109で、上部はキャスタブル110で熱遮蔽さ
れ、さらにスタンプ材109及びキャスタブル110の
外側に設置された水ジャケット111により水冷され
る。
【0015】上記構成を有する炉1にあっては、スラグ
106はオーバーフロー口107に向かって流れるた
め、オーバーフロー口107の両側の耐火レンガ108
には特に浸食が発生しやすい。
【0016】従って本発明に係る耐火物の厚さ計測装置
112及び113はオーバーフロー口107の両側に設
置されることが望ましい。
【0017】図2は本発明に係る耐火物厚さ計測装置の
構成図であって、プローブは図1(イ)のY−Y軸に沿
う断面図として示す。
【0018】即ちプローブ112はマイクロ波を伝播可
能なケーブル(例えばBNCケーブル)であり、ジャケ
ット111を貫通してプローブ112の一方の端面が直
接スタンプ材109に接触するように設置される。な
お、プローブ112の一部をジャケット111で覆い、
プローブ112を水冷するようにしてもよい。
【0019】プローブ112の他端はサーキュレータ2
1に接続され、サーキュレータ21には導波管22を介
して発振器23及び導波管24を介して受信器25が接
続されている。
【0020】発振器23で発振されたマイクロ波(送信
波)は導波管22及びサーキュレータ21を介してプロ
ーブ112に導かれる。マイクロ波はプローブを伝播し
て、スタンプ材109との接触面に到達する。
【0021】プローブ112の一方の端面では、マイク
ロ波を伝播する導体が直接スタンプ材109に接触して
いるため、この部分がアンテナとして機能し、マイクロ
波はスタンプ材109及び耐火レンガ108の中に漏洩
する。
【0022】スタンプ材109及び耐火レンガ108は
非導電性であるため、マイクロ波はスタンプ材109及
び耐火レンガ108中を伝播し、耐火レンガ108とス
ラグ106の接触面に至る。
【0023】スラグ106は導電性であるため送信波は
接触面で反射され、反射波は耐火レンガ108及びスタ
ンプ材109を伝播してプローブ112で検出され、サ
ーキュレータ21に至る。
【0024】反射波はサーキュレータ21及び導波管2
4を介して受信器25に導かれる。
【0025】そして、受信器25において発振器23で
発生された送信波と反射波に基づいて耐火物(スタンプ
材109及び耐火レンガ)の厚さを検出する。
【0026】例えば、送信波と反射波の振幅を比較する
ことにより耐火物の厚さを検出してもよく、送信波と反
射波の位相差から耐火物の厚さを検出してもよく、ある
いは送信波と反射波の干渉により耐火物内に発生する定
在波の周波数により耐火物の厚さを検出してもよい。
【0027】
【発明の効果】第一の発明に係る耐火物厚さ測定装置に
よれば、耐火物の内側が高温かつ粉塵の多い雰囲気であ
っても耐火物の厚さを連続的に測定することが可能とな
る。
【0028】第二の発明に係る耐火物厚さ測定装置によ
れば、耐火物の外側に導電材が配置されている場合であ
っても耐火物の厚さを計測することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】灰溶融プラズマアーク炉の断面図である。
【図2】本発明に係る耐火物厚さ計測装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
105…溶融金属 106…スラグ 108…耐火レンガ 109…スタンプ材 111…水ジャケット 112…プローブ 21…サーキュレータ 22…導波管 23…発振器 24…導波管 25…受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 敬太 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2F067 AA27 BB06 BB27 CC00 DD08 DD10 EE19 HH02 JJ02 KK08 UU12 UU17 4K051 BH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波である送信波を発振する送信
    波発振手段と、 前記送信波発振手段で発振された送信波を耐火物の一方
    端から耐火物内に放射するとともに、前記送信波が前記
    耐火物他方端に存在する導電体によって反射されて生じ
    る反射波を検出するプローブと、 前記プローブによって検出された反射波と前記送信波発
    振手段で発振された送信波に基づいて前記耐火物の厚さ
    を決定する厚さ決定手段を具備する耐火物厚さ計測装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プローブが、前記耐火物の一方端の
    外側に配置された導電材を貫通する導電材貫通手段をさ
    らに具備する請求項1に記載の耐火物厚さ計測装置。
  3. 【請求項3】 溶融炉で使用されている耐火物の厚さ計
    測装置であって、 マイクロ波である送信波を発振する送信波発振手段と、 前記送信波発振手段で発振された送信波を耐火物の外面
    から耐火物内に放射するとともに、前記送信波が前記耐
    火物内側に存在する溶融灰によって反射されて生じる反
    射波を検出するプローブと、 前記プローブによって検出された反射波と前記送信波発
    振手段で発振された送信波に基づいて前記耐火物の厚さ
    を決定する厚さ決定手段を具備する耐火物厚さ計測装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プローブが、前記耐火物の外面のさ
    らにの外側に配置された水ジャケットを構成する金属及
    び水を貫通して前記耐火物の外面に直接接触する請求項
    3に記載の耐火物厚さ計測装置。
JP2002099114A 2002-04-01 2002-04-01 耐火物厚さ計測装置 Withdrawn JP2003294430A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210114A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Takuma Co Ltd 溶融炉のレベル測定方法及びその装置
JP2012013512A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Agc Ceramics Co Ltd 溶融鋳造耐火物の残厚測定方法及び測定装置
JP2012163524A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Jfe Steel Corp レンガ厚み測定方法

Cited By (3)

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Effective date: 20050607