JP2003291867A

JP2003291867A - 折りたたみ式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車のロッカー型利用管理システム付駐輪装置。

Info

Publication number: JP2003291867A
Application number: JP2002098258A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Nakazawa; 喜之中澤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-04-01
Filing date: 2002-04-01
Publication date: 2003-10-15

Abstract

(57)【要約】【課題】鉄道の駅周辺やバスの停留所周辺、並びに集
合住宅等の建造物の空きスペースに設置可能な折りたた
み式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車の利用
管理システム付駐輪装置を提供する。【解決手段】折りたたみ式自転車、または折りたたみ
式原動機付自転車を収納可能なロッカー型の扉付き箱型
筐体に、利用管理と装置制御の目的で設けたコンピュー
タ機器と、コンピュータからの命令信号によって開閉す
る扉施錠装置を設けて、利用管理システム付駐輪装置と
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、折りたたみ式自転
車、または折りたたみ式原動機付自転車の利用管理シス
テム付駐輪装置に関する。

【０００２】

【従来技術】従来の駐輪装置においては、例えば折りた
たみ式自転車を収納する場合であっても、駐輪装置の構
成上の制約から、標準的な折りたたみ式ではない自転車
と同様に、折りたたまずに収納する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の駐輪装置にあっ
ては、屋外へ設置する場合には駐輪装置とは別に雨よけ
用の屋根や壁などが必要となり、駐輪装置よりも大きな
スペースが必要となり、さらには風雨や塵埃の影響で、
駐輪装置ならびに搭載している自転車の部品劣化や汚れ
の付着により寿命が短くなる上、自転車が外部に露出し
ている為に盗難に遭い易いという問題点があった。

【０００４】また、自転車を収納する際に、収納位置を
規制する目的で設けられた、車輪案内用レールが構成さ
れている駐輪装置にあっては、折りたたみ式自転車であ
っても、標準的な折りたたみ式ではない自転車と同様
に、折りたたまずに収納する必要があり、折りたたみ式
自転車の利点が有効に活用できないという問題点があっ
た。

【０００５】また、鉄道の駅周辺やバスの停留所周辺、
並びに集合住宅等の建造物では、駐輪スペースが不足し
ている為に放置自転車が多く、通行者の障害となった
り、美観を乱す等の問題点があった。

【０００６】さらには、例えばレンタル自転車などの共
同利用目的の自転車および原動機付自転車の場合には、
利用管理を行う為に駐輪装置とは別に利用管理システム
の設置が必要であった。また、利用管理システムを設置
しない場合には、利用管理者を駐輪装置の周辺に常時待
機させておく必要があった。

【０００７】本発明は、鉄道の駅周辺やバスの停留所周
辺、並びに集合住宅等の建造物の空きスペースに設置可
能で、屋外へ設置する場合に雨よけ用の屋根や壁が不要
で、風雨や塵埃の影響から自転車を保護して、部品劣化
や汚れの付着を防止し、また、盗難の防止が可能な、折
りたたみ式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車
の駐輪装置であって、荷物用のロッカーと置き換えが可
能なサイズの利用管理システム付駐輪装置を提供するこ
とを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロッカー型利用管理システム付駐輪装置に
おいては、折りたたみ式自転車、または折りたたみ式原
動機付自転車を収納する装置を箱型筐体とすることで、
風雨ならびに塵埃から折りたたみ式自転車または折りた
たみ式原動機付自転車を保護すると伴に、折りたたみ式
自転車、または折りたたみ式原動機付自転車の出入口に
扉を設け、且つこの扉に駐輪装置の利用状況管理と装置
制御をするために設けられた利用管理システムの命令信
号を基に開閉する扉施錠装置を設けることで、折りたた
み式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車の盗難
を防止することができるように構成したものである。

【０００９】また、鉄道の駅周辺やバスの停留所周辺、
並びに集合住宅等の建造物の狭小な空きスペースに設置
できるように、また、荷物用コインロッカーとの置き換
えが可能な装置サイズに構成することが効果的である。

【００１０】さらに、折りたたみ式自転車、または折り
たたみ式原動機付自転車の利用状況を管理するために、
例えばコンピュータ機器を内蔵した利用管理システムを
駐輪装置に取り付けて構成するとよい。

【００１１】駐輪装置に収納する折りたたみ式自転車、
または折りたたみ式原動機付自転車が、例えばレンタル
自転車などの共同利用目的の場合には、仕様を共通にし
てサイズや形状を統一することで管理を容易にし、装置
構成を簡略化できる。

【００１２】上記のように構成された駐輪装置を、利用
管理システムによって利用状況の管理を行うために、予
め利用者に配布されたＩＣカードや磁気カード等の利用
者識別手段や鍵と、利用者個別に提供された利用者識別
用の暗証番号を、利用者が折りたたみ式自転車や、折り
たたみ式原動機付自転車の利用を開始する前に利用管理
システムに入力することで、駐輪装置の利用状況管理が
容易になる。

【００１３】また、利用管理システムに入力するため
に、予め利用者に配布された鍵が、利用者が使用する折
りたたみ式自転車や、折りたたみ式原動機付自転車に設
置された鍵と共用できるようにすることで、利用者が複
数の鍵を携帯しなくて済む。

【００１４】さらに、利用状況管理と装置制御の目的に
設置されたコンピュータ機器に情報検索のための機能を
持たせることで、駐輪装置利用者が地図やタウンガイド
などを容易に入手可能になる。

【００１５】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１において、本発明の
ロッカー型の箱型筐体２に収納されていた折りたたみ式
自転車１を利用するために、出入口の扉３を開けて箱型
筐体２から取り出して、折りたたみ可能な荷物用の棚９
をセットした。

【００１６】図２に示されたタッチパネル４と、カード
リーダー７を使用して、図７のフローチャートに示した
手順によって、本発明の駐輪装置を利用する。

【００１７】図３に示された本発明のロッカー型の箱型
筐体２に、折りたたみ可能な荷物用棚９を収納位置に移
動させて、折りたたみ式自転車１を箱型筐体内に収納し
て出入口の扉３を閉じた。

【００１８】図４に示された本発明のロッカー型の箱型
筐体２に収納されていた折りたたみ式自転車１を利用す
るために、出入口の扉３を開けて箱型筐体２から取り出
す際、自転車支持台８をスライダー１２で引き出した。

【００１９】図５には従来型の駐輪装置例を示す。

【００２０】図６には本発明の駐輪装置を複数拠点で利
用する場合の利用例の説明を示す。

【００２１】図７には本発明の駐輪装置の利用手順例を
示す。

【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を発揮す
る。

【００２２】駐輪装置をロッカー型の箱型筐体にすると
伴に、折りたたみ式自転車、または折りたたみ式原動機
付自転車の出入口に扉を設けることで、風雨や塵埃から
折りたたみ式自転車、または折りたたみ式原動機付自転
車を保護できる。

【００２３】また、折りたたみ式自転車、または折りた
たみ式原動機付自転車の出入口に設けた扉に施錠装置を
取り付けることで、駐輪装置内に収納された折りたたみ
式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車の盗難を
防止できる。

【００２４】駐輪装置に収納する折りたたみ式自転車、
または折りたたみ式原動機付自転車の仕様を共通にする
ことで、駐輪装置の小型化と構造の簡略化ができる。

【００２５】駐輪装置に利用管理システムを取り付ける
ことで、駐輪装置の利用管理が容易に行うことができ
る。

【００２６】駐輪装置に設置された利用管理システムの
コンピュータ機器を利用して、利用者が目的地の地図な
どを画面に表示し、欲しい情報をプリントアウトするこ
とで、観光地などの訪問先で有効に利用できる。

【００２７】また、利用管理システムと折りたたみ式自
転車、または折りたたみ式原動機付自転車に設けられた
鍵を共通化することで、利用者が複数の鍵を携帯しなく
ても済むようにできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】折りたたみ式自転車を収納するロッカー型利用
管理システム付駐輪装置側面の断面図であって、折りた
たみ式自転車を筐体から取り出して、乗車可能にセット
し、筐体の内部にある折りたたみ可能な荷物用の棚を使
用位置にセットした状態を示す図である。

【図２】ロッカー型利用管理システム付駐輪装置の正面
外観図である。

【図３】折りたたみ式自転車を収納するロッカー型利用
管理システム付駐輪装置側面の断面図であって、折りた
たみ式自転車を収納した状態を示す図である。

【図４】折りたたみ式自転車を収納するロッカー型利用
管理システム付駐輪装置側面の断面図であって、折りた
たみ式自転車を筐体から取り出すために、自転車支持台
をスライドさせた状態を示す図である。

【図５】従来の自転車駐輪装置の側面図である。

【図６】本発明のロッカー型利用管理システム付駐輪装
置を複数拠点で利用する場合の利用説明図である。

【図７】本発明のロッカー型利用管理システム付駐輪装
置を利用する場合の手順例を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１折りたたみ式自転車２筐体３扉４タッチパネル５コンピュータ６制御ユニット７カードリーダー８自転車支持台９荷物棚１０施錠装置１１プリンター１２スライダー２１車輪案内用レール付自転車支持台２２屋根用支柱２３屋根

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】折りたたみ式自転車を収納可能なロッカ
ー型の扉付き箱型筐体、または折りたたみ式原動機付自
転車を収納可能なロッカー型の扉付き箱型筐体と、駐輪
装置の利用状況を管理する目的と駐輪装置を制御する目
的に設けられたコンピュータ機器から構成される利用管
理システムと、利用管理システムの命令信号を基に開閉
する扉用施錠装置から構成されたことを特徴とするロッ
カー型利用管理システム付駐輪装置。
【請求項２】請求項１において、ロッカー型の扉付き
箱型筐体の内部に折りたたみ可能な棚を設けて、折りた
たみ式自転車または折りたたみ式原動機付自転車を筐体
から取り出した後、棚を所定位置にセットして鞄などの
荷物を置くことが可能に構成されたことを特徴とするロ
ッカー型利用管理システム付駐輪装置。
【請求項３】請求項１、請求項２において、ロッカー
型の扉付き箱型筐体の内部に折りたたみ可能な棚を設け
て、折りたたみ式自転車または折りたたみ式原動機付自
転車を筐体から取り出した後、棚を所定位置にセットし
て鞄などの荷物を置くことが可能に構成されたことを特
徴とするロッカー型利用管理システム付駐輪装置であっ
て、折りたたみ可能な棚と折りたたみ式自転車または折
りたたみ式原動機付自転車の支持台が一対に構成され、
ロッカー型の扉付き箱型筐体の内部にスライド可能に設
けられたことを特徴とするロッカー型利用管理システム
付駐輪装置。
【請求項４】請求項１、請求項２、請求項３におい
て、ロッカー型利用管理システム付駐輪装置の利用管理
に予め利用者に配布されたＩＣカードまたは磁気カード
等の利用者識別手段または鍵と、利用者個別に提供され
た利用者識別用の暗証番号を利用管理システムに入力す
ることで利用可能なロッカー型利用管理システム付駐輪
装置であって、利用者が複数拠点に設置されたロッカー
型利用管理システム付駐輪装置を同一のＩＣカードまた
は磁気カード等の利用者識別手段または鍵と、利用者個
別に提供された利用者識別用の暗証番号を使用して利用
可能にする目的で利用管理システムに記憶装置を設ける
か、もしくは通信機器を設けて、ロッカー型利用管理シ
ステム付駐輪装置の利用状況を一元管理する目的で設け
られた利用管理情報記憶装置に接続できることを特徴と
するロッカー型利用管理システム付駐輪装置。
【請求項５】請求項１、請求項２、請求項３、請求項
４において、レンタル自転車などの共同利用目的の折り
たたみ式自転車、または折りたたみ式原動機付自転車を
対象としたことを特徴とするロッカー型利用管理システ
ム付駐輪装置。
【請求項６】請求項１、請求項２、請求項３、請求項
４、請求項５において、駐輪装置の利用状況管理と駐輪
装置制御の目的に設けられたコンピュータ機器を利用し
て、利用者が地図やタウンガイドなどの情報を表示機器
の画面に表示でき、かつ必要に応じて駐輪装置に設置さ
れたプリンターを利用してプリントアウトできるように
機能付加したことを特徴とするロッカー型利用管理シス
テム付駐輪装置。