JP2003288600A - 歩行者認識装置及び認識方法 - Google Patents

歩行者認識装置及び認識方法

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JP2003288600A JP2002091792A JP2002091792A JP2003288600A JP 2003288600 A JP2003288600 A JP 2003288600A JP 2002091792 A JP2002091792 A JP 2002091792A JP 2002091792 A JP2002091792 A JP 2002091792A JP 2003288600 A JP2003288600 A JP 2003288600A
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Toshio Ito
敏夫 伊東
Motoi Masuda
基 増田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ容量の増大を招くことなく、精度よく歩
行者を認識することが可能な歩行者認識装置及び方法を
提供する。 【解決手段】CCDカメラにより歩行者などの対象物を
含む自車の前側方或いは後側方を撮像し、CPUによ
り、実際に得られた撮像画像を処理して対象物の各点の
動きベクトルを抽出し(S1)、抽出した各点の動きベ
クトルの水平方向ベクトルに対してパラメトリック固有
空間法を適用して固有空間上に投影し(S2)、固有空
間上に投影される対象投影点と、メモリに記憶されてい
る参照曲線とを比較し、この対象投影点が参照曲線に近
似するかどうかを判断する(S3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像手段により
撮像された歩行者を含む画像を処理して歩行者を認識す
る歩行者認識装置及び認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の安全走行や歩行者の安全
確保の観点から、自動車に搭載或いは交差点に設置され
たCCDカメラ等の撮像手段により、歩行者を含む画像
を撮像し、撮像された画像を処理して歩行者を認識する
ことが行われている。
【0003】このとき、例えば撮像画像から歩行者の候
補領域を抽出し、抽出した候補領域と、予め求めていた
歩行者の代表的なパターン画像とを比較、照合すること
で、その候補領域が歩行者に該当するかどうか判断する
手法が、従来、主として採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の従来手
法では、歩行者のパターン画像を基準としているため、
多種多様なパターン画像を多数準備する必要がある。具
体的には、男性、女性の性別ごとに身長や体型の異なる
パターン画像を準備したり、同一人物であっても服装に
よってパターンが違うことから、服装ごとのパターン画
像を準備してメモリに蓄積しておかなければならず、パ
ターン画像の種類が非常に多くなってその準備に手間を
要し、これらのパターン画像データを蓄積しておくメモ
リとして非常に容量の大きなものが必要になってコスト
の上昇を招くという問題点があった。
【0005】一方、メモリの容量を少なくしてパターン
画像を低減すると、照合の基準データが少ないために、
歩行者の認識精度が低下することになる。
【0006】そこで、本発明は、メモリ容量の増大を招
くことなく、精度よく歩行者を認識することが可能な歩
行者認識装置及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明にかかる歩行者認識装置は、撮像手段に
より撮像された歩行者を含む画像を処理して歩行者を認
識する歩行者認識装置において、前記撮像画像から対象
物の動きベクトルを抽出し、前記動きベクトルに対して
パラメトリック固有空間法を適用して固有空間上に投影
して得られる参照曲線との照合により歩行者かどうかを
判断する処理手段を備えていることを特徴としている
(請求項1)。
【0008】このような構成によれば、歩行者の場合、
その動きは性別や体型等に関係なく類似していることか
ら、撮像画像を処理して得られる動きベクトルに対して
パラメトリック固有空間法を適用することにより、従来
のように多数のパターン画像を準備する必要がなく、メ
モリも固有空間を保有できる程度の少ない容量で済むこ
とから、従来のパターン画像との比較による手法に比
べ、メモリは小容量でよく、安価な構成により簡単にか
つ精度よく歩行者を認識することができる。
【0009】また、本発明にかかる歩行者認識装置は、
前記処理手段が、前記撮像手段による撮像画像を処理し
て対象物の各点の動きベクトルを抽出する抽出部と、前
記抽出部により抽出された前記各点の動きベクトルの所
定の一方向への1次元ベクトルに対してパラメトリック
固有空間法を適用して固有空間上に投影する投影部と、
前記撮像手段により予め歩行者を撮像して得られたサン
プル画像について前記抽出部により抽出される前記各点
の動きベクトルの前記1次元ベクトルに対して前記投影
部により前記固有空間上に投影される複数個の投影点を
結ぶ参照曲線を形成する形成部と、前記形成部よる前記
参照曲線のデータを記憶する記憶部と、前記記憶部の前
記参照曲線と、前記撮像手段により撮像される対象物の
画像について前記抽出部により抽出される前記各点の動
きベクトルの前記1次元ベクトルに対して前記投影部に
より前記固有空間上に投影される対象投影点とを比較
し、この対象投影点が前記参照曲線に近似するかどうか
により前記対象物が歩行者に該当するかどうかを判断す
る判断部とを備えていることを特徴としている(請求項
2)。
【0010】このような構成によれば、歩行者のサンプ
ル画像について抽出部により抽出される各点の動きベク
トルの1次元ベクトルに対して、投影部により固有空間
上に投影して得られる参照曲線を基準として、実際の対
象物の撮像画像における各点の動きベクトルの1次元ベ
クトルに対して、投影部により固有空間上に投影して得
られる対象投影点が参照曲線に近似するかどうか判断さ
れ、近似するときにその対象物が歩行者であると判断さ
れる。
【0011】そのため、従来のように多数のパターン画
像を準備する必要もなく、メモリも小容量で済み、安価
な構成により簡単にかつ精度よく歩行者を認識できる歩
行者認識装置を提供することができる。
【0012】また、本発明にかかる歩行者認識装置は、
前記判断部が、前記参照曲線と前記対象投影点との距離
が予め設定された距離より小さいかどうかにより近似す
るかどうかを判断することを特徴としている(請求項
3)。
【0013】このような構成によれば、対象投影点に相
当する対象物が歩行者である場合には、その動き自体は
参照曲線を構成するサンプル画像中の歩行者と極めて類
似していることから、参照曲線と対象投影点との距離を
比較して両者が所定距離にRかどうかを判断することに
より、対象投影点が前記参照曲線に近似するかどうか簡
単かつ精度よく見極めることができる。
【0014】また、本発明にかかる歩行者認識装置は、
前記撮像手段が、車両に搭載されて当該車両の周辺の画
像を撮像するものであることを特徴としている(請求項
4)。このような構成によれば、車両に搭載した撮像手
段による撮像画像を処理して歩行者を認識するため、ド
ライバの死角になる位置での歩行者の状況を的確に把握
することができ、歩行者事故を未然に防止することがで
きる。
【0015】また、本発明にかかる歩行者認識方法は、
前記撮像手段による撮像画像を処理して対象物体の各点
の動きベクトルを抽出し、予め歩行者を撮像して得られ
たサンプル画像を処理して抽出した前記各点の動きベク
トルの前記1次元ベクトルに対しパラメトリック固有空
間法を適用して固有空間上に投影して得られる複数個の
投影点を結ぶ参照曲線を形成しておき、前記撮像手段に
より撮像される対象物の画像を処理して抽出した前記各
点の動きベクトルの所定の一方向への1次元ベクトルに
対し前記固有空間上に投影し、得られた対象投影点と前
記参照曲線とを比較し前記対象投影点が前記参照曲線に
近似するかどうかにより前記対象物が歩行者に該当する
かどうかを判断することを特徴としている(請求項
5)。
【0016】このような構成によれば、歩行者のサンプ
ル画像について抽出した各点の動きベクトルの1次元ベ
クトルに対して、固有空間上に投影して得られる参照曲
線を基準として、実際の対象物の撮像画像における各点
の動きベクトルの1次元ベクトルに対して、固有空間上
に投影して得られる対象投影点が参照曲線に近似するか
どうかを判断し、近似するときにその対象物が歩行者で
あると判断するため、従来のように多数のパターン画像
を準備する必要もなく、メモリも小容量で済み、安価な
構成により簡単にかつ精度よく歩行者を認識できる歩行
者認識方法を提供することができる。
【0017】また、本発明にかかる歩行者認識方法は、
前記参照曲線と前記対象投影点との距離が予め設定され
た距離より小さいかどうかにより近似するかどうかを判
断することを特徴としている(請求項6)。
【0018】このような構成によれば、対象投影点に相
当する対象物が歩行者である場合には、その動き自体は
参照曲線を構成するサンプル画像中の歩行者と極めて類
似していることから、参照曲線と対象投影点との距離を
比較して両者が所定距離にRかどうかを判断することに
より、対象投影点が前記参照曲線に近似するかどうか簡
単かつ精度よく見極めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明を車載用に適用した場合
における一実施形態について図1ないし図4を参照して
説明する。但し、図1はブロック図、図2及び図3は動
作説明図、図4は動作説明用フローチャートである。
【0020】図1に示すように、自車に撮像手段として
の単眼CCDカメラ1が搭載され、このCCDカメラ1
により自車の前側方或いは後側方が撮像され、得られた
各時刻毎のフレーム画像がCPU2によりVRAM等か
ら成るメモリ3に保存される。そして、CPU2は各フ
レーム画像を処理して画像中の対象物のオプティカルフ
ローを計算してその移動量を求める。尚、図1に示すよ
うに、例えばLCD(液晶ディスプレイ)から成りCP
U2の制御により各種の表示を行う表示手段4が設けら
れている。
【0021】CPU2は、例えばフレーム画像をm×n
個のマトリクス状の複数ユニットに分割する。このユニ
ットはそれぞれ、複数画素から構成される。更に、CP
U2は、例えば勾配法により動きベクトルであるオプテ
ィカルフローを抽出する。つまり、時刻tにおけるフレ
ーム画像の各ユニットにおける各画素の輝度値分布を次
のフレーム画像でも保持していると仮定し、連立拘束式
を解いてオプティカルフローを算出する。より詳細に
は、各画素の輝度値の空間的微分値Ex,Ey及び時間
的微分値Etにより、Ex・u+Ey・v+Et=0と
表わされる拘束式を用い、時間的に異なる2つのフレー
ム画像における局所近傍領域ではオプティカルフローが
同一であるとの仮定のもとに、オプティカルフローの連
立拘束式を立て、これを解いてオプティカルフローを抽
出するというものである。
【0022】ここで、フレーム画像の水平方向をX軸、
これに直交する方向をY軸として、Exはフレーム画像
におけるある画素の明るさのX軸方向の微分値、Eyは
Y軸方向の微分値、Etは時間方向の微分値であり、
u,vはそれぞれX軸、Y軸方向の動き量であり、
(u,v)がオプティカルフローつまり対象物のある点
の動きベクトルである。このCPU2によるオプティカ
ルフローの抽出処理が、本発明における抽出部に相当す
る。
【0023】ところで、CPU2は、CCDカメラ1に
よる撮像画像から、上記したようにして対象物の動きベ
クトル(オプティカルフロー)を抽出し、抽出した動き
ベクトルに対して画像認識の分野では周知となっている
パラメトリック固有空間法を適用して固有空間上に投影
して得られる参照曲線との照合により歩行者かどうかを
判断する。ここで、パラメトリック固有空間法による動
画像認識について簡単に説明する。
【0024】パラメトリック固有空間法による動画像認
識の手法は、例えば「電子情報通信学会論文誌 D−I
I Vol.J77−D−II No.11 pp21
79−2187 1994年11月/“2次元照合によ
る3次元物体認識−パラメトリック空間法−村瀬 洋
シュリー・ナイヤー”」等に記載されており、人間の歩
行動作には一定の規則性があり、しかも性別や体型等に
関係なく類似性がある。例えば、図2に示すように、人
間の歩行の動画像から背景差分により人物領域を抽出
し、歩行のシルエット動画像を形成する。図2は左から
順に毎秒30フレームで取り込んだ時系列パターンを示
している。図中のtは時刻を表わす。
【0025】更に、このシルエット動画像に対して大き
さと位置の正規化を行い、固有空間上に投影すると、図
3に示すような点の時系列が得られ、これらの離散点を
結ぶことにより閉曲線状の参照曲線が得られ、この参照
曲線を基準にして、対象物の固有空間上への投影点と参
照曲線との距離が所定値より大きいかどうかでその対象
物が歩行者かどうか判定できるというものである。尚、
図3中のe1 ,e2 ,e3 は固有ベクトル、t=1,t
=2は連続する時刻を表わす。
【0026】そこで、本発明では、処理を更に簡素化す
るために、フレーム画像そのものを用いるのではなく、
上記したようにフレーム画像を処理して対象物の動きベ
クトル(オプティカルフロー)を抽出し、抽出した動き
ベクトルの1次元ベクトル、つまり歩行者の動きの特徴
が最もよく表われる水平方向ベクトルに対してパラメト
リック固有空間法を適用する。
【0027】そのために、CCDカメラ1により予め歩
行者を撮像しておき、CPU2により、得られた歩行者
のサンプル画像を処理して各点の動きベクトルを抽出
し、抽出した各点の動きベクトルの水平方向(1次元)
ベクトルに対してパラメトリック固有空間法を適用して
固有空間上に投影し、投影した複数個の投影点を結ぶ図
3に示すような参照曲線を形成し、この参照曲線をメモ
リ3に予め記憶しておく。尚、参照曲線は、図1には示
されていない他のメモリに記憶するようにしても構わな
い。
【0028】ここで、CPU2による各点の動きベクト
ルの固有空間上への投影処理が、本発明における投影部
に相当し、CPU2による参照曲線の形成処理が本発明
における形成部に相当し、参照曲線を記憶するメモリ3
等が記憶部に相当する。
【0029】そして、図4のフローチャートに示すよう
に、CCDカメラ1により歩行者などの対象物を含む自
車の前側方或いは後側方を撮像し、CPU2により、実
際に得られた撮像画像を処理して対象物の各点の動きベ
クトルを抽出し(S1)、抽出した各点の動きベクトル
の水平方向ベクトルに対してパラメトリック固有空間法
を適用して固有空間上に投影し(S2)、固有空間上に
投影される対象投影点と、メモリ3等に記憶されている
参照曲線とを比較し、この対象投影点が参照曲線に近似
するかどうかを判断する(S3)。
【0030】このとき、参照曲線と対象投影点との距離
が、予め設定された距離より小さいかどうかにより、そ
の対象物が歩行者に近似するかどうかを判断する。つま
り、対象物が歩行者であれば、その動きは性別や体型等
に関係なく類似していることから、固有空間上で距離が
近いほどその類似性は高いと判断することができるた
め、参照曲線と対象投影点との距離が、予め設定された
距離より小さいかどうかにより、撮像した対象物が歩行
者に該当するかどうかを判断するのである。このような
CPU2による判断処理が本発明における判断部に相当
し、CPU2及びメモリ3により処理手段が構成されて
いる。
【0031】ここで、基準となる固有空間上における参
照曲線とある投影点との距離は、予め実験により、複数
の歩行者の画像を処理することで最適値を求め、この基
準距離をCPU2の内蔵ROMなどに格納しておき、参
照曲線と対象投影点との距離を判断する際にROMから
読み出して対比すればよい。
【0032】このように、歩行者のサンプル画像につい
て、CPU2により抽出される各点の動きベクトル(オ
プティカルフロー)の水平方向(1次元)ベクトルに対
して固有空間上に投影して得られる参照曲線を基準とし
て、実際の対象物の撮像画像における各点の動きベクト
ルの1次元ベクトルに対して固有空間上に投影して得ら
れる対象投影点が、参照曲線に近似するかどうか判断さ
れ、近似するときにその対象物が歩行者であると判断さ
れる。
【0033】従って、上記した実施形態によれば、歩行
者の場合、その動きは性別や体型等に関係なく類似して
いることから、撮像画像を処理して得られる動きベクト
ル(オプティカルフロー)に対してパラメトリック固有
空間法を適用することにより、従来のように多数のパタ
ーン画像を準備する必要もなく、メモリ3も小容量で済
み、安価な構成により簡単にかつ精度よく歩行者を認識
することができる。
【0034】また、車両に搭載したCCDカメラ1によ
る撮像画像を処理して歩行者を認識するため、特にドラ
イバの死角になる位置での歩行者の状況を的確に把握す
ることが可能になり、歩行者事故を未然に防止すること
ができる。
【0035】なお、上記した実施形態では、撮像手段と
してCCDカメラ1を使用した場合について説明した
が、撮像手段はCCDカメラ1に限定されるものでない
のは勿論である。
【0036】更に、上記した実施形態では、車載用に本
発明を適用した場合について説明したが、本発明の適用
範囲は車載用に限定されるものではなく、例えば交差点
に設置されたCCDカメラ等の撮像手段による撮像画像
を処理することで、交差点における歩行者の動向監視に
も適用することができ、上記した実施形態と同等の効果
を得ることができる。
【0037】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、歩行者の場合、その動きは性別や体型等に関係
なく類似していることから、撮像画像を処理して得られ
る動きベクトルに対してパラメトリック固有空間法を適
用することにより、従来のように多数のパターン画像を
準備する必要がなく、メモリも固有空間を保有できる程
度の少ない容量で済むことから、従来のパターン画像と
の比較による手法に比べ、小容量のメモリでよく、安価
な構成により簡単にかつ精度よく歩行者を認識すること
が可能になる。
【0039】また、請求項2、5に記載の発明によれ
ば、歩行者のサンプル画像について抽出した各点の動き
ベクトルの1次元ベクトルに対して、固有空間上に投影
して得られる参照曲線を基準として、実際の対象物の撮
像画像における各点の動きベクトルの1次元ベクトルに
対して、固有空間上に投影して得られる対象投影点が参
照曲線に近似するかどうかを判断し、近似するときにそ
の対象物が歩行者であると判断するため、従来のように
多数のパターン画像を準備する必要もなく、メモリも小
容量で済み、安価な構成により簡単にかつ精度よく歩行
者を認識できる歩行者認識装置及び方法を提供すること
が可能になる。
【0040】また、請求項3、6に記載の発明によれ
ば、対象投影点に相当する対象物が歩行者である場合に
は、その動き自体は参照曲線を構成するサンプル画像中
の歩行者と極めて類似していることから、参照曲線と対
象投影点との距離を比較して両者が所定距離にRかどう
かを判断することにより、対象投影点が前記参照曲線に
近似するかどうか簡単かつ精度よく見極めることが可能
になる。
【0041】また、請求項4に記載の発明によれば、車
両に搭載した撮像手段による撮像画像を処理して歩行者
を認識するため、ドライバの死角になる位置での歩行者
の状況を的確に把握することができ、歩行者事故を未然
に防止することが可能になり、車両の安全走行の補助と
して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【符号の説明】 1 CCDカメラ(撮像手段) 2 CPU(処理手段、抽出部、投影部、形成部、判
断部) 3 メモリ(処理手段、記憶部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 340 G06T 1/00 340B G08G 1/01 G08G 1/01 F // G08G 1/04 1/04 D 1/16 1/16 C Fターム(参考) 5B057 AA16 BA02 DA07 DA12 DB02 DC05 DC34 DC36 5H180 AA21 BB15 CC04 EE15 FF33 LL01 5L096 BA02 BA04 CA04 CA14 DA03 FA34 GA04 HA04 JA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段により撮像された歩行者を含む
    画像を処理して歩行者を認識する歩行者認識装置におい
    て、 前記撮像画像から対象物の動きベクトルを抽出し、前記
    動きベクトルに対してパラメトリック固有空間法を適用
    して固有空間上に投影して得られる参照曲線との照合に
    より歩行者かどうかを判断する処理手段を備えているこ
    とを特徴とする歩行者認識装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段が、 前記撮像手段による撮像画像を処理して対象物の各点の
    動きベクトルを抽出する抽出部と、 前記抽出部により抽出された前記各点の動きベクトルの
    所定の一方向への1次元ベクトルに対してパラメトリッ
    ク固有空間法を適用して固有空間上に投影する投影部
    と、 前記撮像手段により予め歩行者を撮像して得られたサン
    プル画像について前記抽出部により抽出される前記各点
    の動きベクトルの前記1次元ベクトルに対して前記投影
    部により前記固有空間上に投影される複数個の投影点を
    結ぶ参照曲線を形成する形成部と、 前記形成部よる前記参照曲線のデータを記憶する記憶部
    と、 前記記憶部の前記参照曲線と、前記撮像手段により撮像
    される対象物の画像について前記抽出部により抽出され
    る前記各点の動きベクトルの前記1次元ベクトルに対し
    て前記投影部により前記固有空間上に投影される対象投
    影点とを比較し、この対象投影点が前記参照曲線に近似
    するかどうかにより前記対象物が歩行者に該当するかど
    うかを判断する判断部とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の歩行者認識装置。
  3. 【請求項3】 前記判断部が、前記参照曲線と前記対象
    投影点との距離が予め設定された距離より小さいかどう
    かにより近似するかどうかを判断することを特徴とする
    請求項2に記載の歩行者認識装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段が、車両に搭載されて当該
    車両の周辺の画像を撮像するものであることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の歩行者認識装置。
  5. 【請求項5】 撮像手段により撮像された歩行者を含む
    画像を処理して歩行者を認識する歩行者認識方法におい
    て、 前記撮像手段による撮像画像を処理して対象物体の各点
    の動きベクトルを抽出し、 予め歩行者を撮像して得られたサンプル画像を処理して
    抽出した前記各点の動きベクトルの前記1次元ベクトル
    に対しパラメトリック固有空間法を適用して固有空間上
    に投影して得られる複数個の投影点を結ぶ参照曲線を形
    成しておき、 前記撮像手段により撮像される対象物の画像を処理して
    抽出した前記各点の動きベクトルの所定の一方向への1
    次元ベクトルに対し前記固有空間上に投影し、 得られた対象投影点と前記参照曲線とを比較し前記対象
    投影点が前記参照曲線に近似するかどうかにより前記対
    象物が歩行者に該当するかどうかを判断することを特徴
    とする歩行者認識方法。
  6. 【請求項6】 前記参照曲線と前記対象投影点との距離
    が予め設定された距離より小さいかどうかにより近似す
    るかどうかを判断することを特徴とする請求項5に記載
    の歩行者認識方法。
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